JPH108178A - アルミ製トルクロッド及びその製造方法 - Google Patents
アルミ製トルクロッド及びその製造方法Info
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- JPH108178A JPH108178A JP17711296A JP17711296A JPH108178A JP H108178 A JPH108178 A JP H108178A JP 17711296 A JP17711296 A JP 17711296A JP 17711296 A JP17711296 A JP 17711296A JP H108178 A JPH108178 A JP H108178A
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- extruded
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- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/41—Elastic mounts, e.g. bushings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
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- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2206/00—Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
- B60G2206/01—Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
- B60G2206/10—Constructional features of arms
- B60G2206/11—Constructional features of arms the arm being a radius or track or torque or steering rod or stabiliser end link
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60G2206/71—Light weight materials
- B60G2206/7102—Aluminium alloys
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- B60G2206/82—Joining
- B60G2206/8201—Joining by welding
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Extrusion Of Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 トラックのサスペンションに装備されるトル
クロッド等として使用され、両端にリング状のエンド部
材が設けられたアルミ製トルクロッド。 【解決手段】 環状部4に連結部5が一体化された断面
をもつアルミ押出し形材を輪切りにして作製したエンド
1,2にアルミ押出しパイプ製の連結棒3を溶接又は圧
接したトルクレッドにおいて、アルミ押出し形材及びア
ルミ押出しパイプが、重量%で、Zn:4.0〜6.
5,Mg:0.5〜2.0,Cu:0.01〜0.2,
Mn:0.2〜0.7,Cr:0.05〜0.3,Z
r:0.05〜0.25,Fe:0.01〜0.4を含
む組成をもつアルミ合金で、押し出し後、430〜48
0℃に加熱し、空冷又は炉冷したトルクロッド。
クロッド等として使用され、両端にリング状のエンド部
材が設けられたアルミ製トルクロッド。 【解決手段】 環状部4に連結部5が一体化された断面
をもつアルミ押出し形材を輪切りにして作製したエンド
1,2にアルミ押出しパイプ製の連結棒3を溶接又は圧
接したトルクレッドにおいて、アルミ押出し形材及びア
ルミ押出しパイプが、重量%で、Zn:4.0〜6.
5,Mg:0.5〜2.0,Cu:0.01〜0.2,
Mn:0.2〜0.7,Cr:0.05〜0.3,Z
r:0.05〜0.25,Fe:0.01〜0.4を含
む組成をもつアルミ合金で、押し出し後、430〜48
0℃に加熱し、空冷又は炉冷したトルクロッド。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラックのサスペンシ
ョンに装備されるトルクロッド等として使用され、両端
にリング状のエンド部材が設けられたアルミ製トルクロ
ッド及びその製造方法に関する。
ョンに装備されるトルクロッド等として使用され、両端
にリング状のエンド部材が設けられたアルミ製トルクロ
ッド及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】トラック等の後部サスペンションの構成
部品の一つであるトルクロッドは、棒状又はパイプ状の
両端部にリング状のエンドが設けられた構造を持ってい
る。トルクロッドとしては、鍛造によって一体に作られ
た鉄系材料が従来から使用されてきた。しかし、近年の
過積載規制の問題からトラック及びトラック部品の軽量
化が求められており、トルクロッドもその例外ではな
い。そこで、図1及び図2に示すように、トルクロッド
を二つのエンド1,2及び連結棒3に三分割した軽量化
構造が検討されている。この構造では、軽量化を図るた
めに連結棒3を鉄製の薄肉パイプで作製し、この連結棒
3に鉄鍛造製エンド1,2を溶接又は圧接している。
部品の一つであるトルクロッドは、棒状又はパイプ状の
両端部にリング状のエンドが設けられた構造を持ってい
る。トルクロッドとしては、鍛造によって一体に作られ
た鉄系材料が従来から使用されてきた。しかし、近年の
過積載規制の問題からトラック及びトラック部品の軽量
化が求められており、トルクロッドもその例外ではな
い。そこで、図1及び図2に示すように、トルクロッド
を二つのエンド1,2及び連結棒3に三分割した軽量化
構造が検討されている。この構造では、軽量化を図るた
めに連結棒3を鉄製の薄肉パイプで作製し、この連結棒
3に鉄鍛造製エンド1,2を溶接又は圧接している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図1,2に示したトル
クロッドは、連結棒3に薄肉の鉄製パイプを使用してい
るので、従来の鋳鍛造でできた中実のトルクロッドに比
較すると軽くなっている。しかし、素材として鉄を使用
していることから、軽量化には限界がある。更なる軽量
化を図るためには、鉄に匹敵する強度をもち、しかも鉄
よりも軽い素材を使用する必要がある。また、サスペン
ションは車体に対して車軸を保持する機能を受け持つ部
品であることから、その構成部品の一つであるトルクロ
ッドとしても、ただ単に軽い材料だけでは要求特性が満
足されない。すなわち、所定の寸法及び形状をもつ製品
として、強度,伸び,耐応力腐食割れ性等の要求特性を
満足する必要がある。具体的には、現在使用されている
鉄製トルクロッドとしては、エンド1,2の中心間距離
が522mmのもので、32,000kgf以上の引張
り強さ及び圧縮強度、±6,000kgfの繰返し負荷
に2×106 回以上耐える引張り・圧縮疲労強度及び1
0%以上の伸びをもつことが要求される。本発明は、こ
のような要求特性を満足するAl材料を使用してトルク
ロッドを作製することにより、トルクロッドを軽量化す
ることを目的とする。
クロッドは、連結棒3に薄肉の鉄製パイプを使用してい
るので、従来の鋳鍛造でできた中実のトルクロッドに比
較すると軽くなっている。しかし、素材として鉄を使用
していることから、軽量化には限界がある。更なる軽量
化を図るためには、鉄に匹敵する強度をもち、しかも鉄
よりも軽い素材を使用する必要がある。また、サスペン
ションは車体に対して車軸を保持する機能を受け持つ部
品であることから、その構成部品の一つであるトルクロ
ッドとしても、ただ単に軽い材料だけでは要求特性が満
足されない。すなわち、所定の寸法及び形状をもつ製品
として、強度,伸び,耐応力腐食割れ性等の要求特性を
満足する必要がある。具体的には、現在使用されている
鉄製トルクロッドとしては、エンド1,2の中心間距離
が522mmのもので、32,000kgf以上の引張
り強さ及び圧縮強度、±6,000kgfの繰返し負荷
に2×106 回以上耐える引張り・圧縮疲労強度及び1
0%以上の伸びをもつことが要求される。本発明は、こ
のような要求特性を満足するAl材料を使用してトルク
ロッドを作製することにより、トルクロッドを軽量化す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のトルクロッド
は、その目的を達成するため、環状部に連結部が一体化
された断面をもつアルミ押出し形材の輪切りにより作製
されてエンドを、アルミ合金の押出しパイプから作製さ
れた連結棒の両端部に溶接又は圧接している。アルミ押
出し形材及びアルミ押出しパイプとしては、Zn:4.
0〜6.5重量%,Mg:0.5〜2.0重量%,C
u:0.01〜0.2重量%,Mn:0.2〜0.7重
量%,Cr:0.05〜0.3重量%,Zr:0.05
〜0.25重量%,Fe:0.01〜0.4重量%を含
む組成をもつアルミ合金で、押出し後、430〜480
℃に加熱し、空冷又は炉冷したものが使用される。或い
は、アルミ合金を430〜480℃で押し出した後、空
冷又は炉冷したものを使用することもできる。合金組成
には、更にTi:0.005〜0.2重量%,B:0.
0001〜0.05重量%及びV:0.01〜0.1重
量%の1種又は2種以上を含ませることができる。空冷
又は炉冷後に、110〜130℃に23〜25時間保持
する時効処理、又は115〜125℃に3〜6時間保持
した後で170〜180℃に6〜8時間保持する時効処
理を施すことが好ましい。アルミ押出し形材の輪切り
は、熱処理前,熱処理中又は熱処理後の何れの段階で行
っても良い。
は、その目的を達成するため、環状部に連結部が一体化
された断面をもつアルミ押出し形材の輪切りにより作製
されてエンドを、アルミ合金の押出しパイプから作製さ
れた連結棒の両端部に溶接又は圧接している。アルミ押
出し形材及びアルミ押出しパイプとしては、Zn:4.
0〜6.5重量%,Mg:0.5〜2.0重量%,C
u:0.01〜0.2重量%,Mn:0.2〜0.7重
量%,Cr:0.05〜0.3重量%,Zr:0.05
〜0.25重量%,Fe:0.01〜0.4重量%を含
む組成をもつアルミ合金で、押出し後、430〜480
℃に加熱し、空冷又は炉冷したものが使用される。或い
は、アルミ合金を430〜480℃で押し出した後、空
冷又は炉冷したものを使用することもできる。合金組成
には、更にTi:0.005〜0.2重量%,B:0.
0001〜0.05重量%及びV:0.01〜0.1重
量%の1種又は2種以上を含ませることができる。空冷
又は炉冷後に、110〜130℃に23〜25時間保持
する時効処理、又は115〜125℃に3〜6時間保持
した後で170〜180℃に6〜8時間保持する時効処
理を施すことが好ましい。アルミ押出し形材の輪切り
は、熱処理前,熱処理中又は熱処理後の何れの段階で行
っても良い。
【0005】
【作用】本発明では、Al−Mg−Si系のアルミ合金
押出し形材をエンドに、Al−Mg−Si系のアルミ合
金押出しパイプ材を及び連結棒の材料として使用する。
エンドは、図3に示すように、連結部5が環状部4に一
体化された断面形状をもつアルミ押出し形材の輪切りに
より作製される。このエンド1,2を図4に示すように
連結棒3に接続すると、押出し形材の押出し方向は、ト
ルクロッドのエンド部に加わる引張り力・圧縮力に方向
に対して直角に交差する方向になる。そのため、環状部
4に連結部5が一体化された断面をもつ押出し形材の機
械的性質は、押出し方向に直交する方向に関する機械的
性質が重要になる。この点、環状部4に連結部5が一体
化された断面をもつ押出し形材を間接押出しで作ること
が好ましい。間接押出しされた押出し形材は、押出し方
向に走る均質な繊維組織のみでできている。押出し方向
に直交する方向の機械的性質は、押出し方向に機械的性
質に比較して、伸びが若干劣るだけで、その他の性質は
ほぼ同じである。他方、直接押出しで作られた図3のよ
うなホロー材は、融着組織のため、押出し方向に直交す
る方向の機械的性質が押出し方向の機械的性質に比較し
て劣っている。しかし、直接押出し材であっても、設計
値を満足する場合にはエンド材として使用可能である。
押出し形材をエンドに、Al−Mg−Si系のアルミ合
金押出しパイプ材を及び連結棒の材料として使用する。
エンドは、図3に示すように、連結部5が環状部4に一
体化された断面形状をもつアルミ押出し形材の輪切りに
より作製される。このエンド1,2を図4に示すように
連結棒3に接続すると、押出し形材の押出し方向は、ト
ルクロッドのエンド部に加わる引張り力・圧縮力に方向
に対して直角に交差する方向になる。そのため、環状部
4に連結部5が一体化された断面をもつ押出し形材の機
械的性質は、押出し方向に直交する方向に関する機械的
性質が重要になる。この点、環状部4に連結部5が一体
化された断面をもつ押出し形材を間接押出しで作ること
が好ましい。間接押出しされた押出し形材は、押出し方
向に走る均質な繊維組織のみでできている。押出し方向
に直交する方向の機械的性質は、押出し方向に機械的性
質に比較して、伸びが若干劣るだけで、その他の性質は
ほぼ同じである。他方、直接押出しで作られた図3のよ
うなホロー材は、融着組織のため、押出し方向に直交す
る方向の機械的性質が押出し方向の機械的性質に比較し
て劣っている。しかし、直接押出し材であっても、設計
値を満足する場合にはエンド材として使用可能である。
【0006】本発明で使用されるアルミ合金は、微細な
Mg2 Siの析出によって必要な強度が確保される。ま
た、溶接又は圧接したとき熱影響部が自然時効によって
母材に近い強度に回復するため、優れた継手強度が得ら
れる。このようなAl−Zn−Mg系の特徴を活用し、
この系統の合金でよりトルクロッドに適したアルミ合
金、換言すればより高い強度をもつアルミ合金を得るた
めには、ZnやMgを増量し、Zn−Mg系析出物を増
量させることが考えられる。しかし、それに伴って耐応
力腐食割れ性や溶接性が劣化する。本発明者等は、Zn
−Mg系析出物の強度向上に与える影響と優れた溶接性
及び耐応力腐食割れ性を両立させるためには、合金成
分,その含有量及び熱処理条件等を相互の関連を考慮し
ながら定める必要があるとの結論に至った。以下、本発
明で使用されるアルミ押出し形材,アルミ押出しパイプ
材(以下、アルミ押出し材で総称する)の合金成分,含
有量等について説明する。
Mg2 Siの析出によって必要な強度が確保される。ま
た、溶接又は圧接したとき熱影響部が自然時効によって
母材に近い強度に回復するため、優れた継手強度が得ら
れる。このようなAl−Zn−Mg系の特徴を活用し、
この系統の合金でよりトルクロッドに適したアルミ合
金、換言すればより高い強度をもつアルミ合金を得るた
めには、ZnやMgを増量し、Zn−Mg系析出物を増
量させることが考えられる。しかし、それに伴って耐応
力腐食割れ性や溶接性が劣化する。本発明者等は、Zn
−Mg系析出物の強度向上に与える影響と優れた溶接性
及び耐応力腐食割れ性を両立させるためには、合金成
分,その含有量及び熱処理条件等を相互の関連を考慮し
ながら定める必要があるとの結論に至った。以下、本発
明で使用されるアルミ押出し形材,アルミ押出しパイプ
材(以下、アルミ押出し材で総称する)の合金成分,含
有量等について説明する。
【0007】Zn:4.0〜6.5重量% Mgと共にZn−Mg系の微細な析出物を形成し、アル
ミ合金の強度を向上させる合金元素である。このような
強度向上の効果は、Zn含有量4.0重量%以上で顕著
になる。しかし、6.5重量%を超える多量のZnが含
まれると、耐応力腐食割れ性や加工性が劣化する。 Mg:0.5〜2.0重量% Znと同様に強度向上に不可欠の合金元素であり、0.
5重量%以上の含有量で十分な強度が得られる。しか
し、2.0重量%を超える多量のMgが含まれると、耐
応力腐食割れ性や加工性が劣化する。 Cu:0.01〜0.2重量% 耐応力腐食割れ性を改善する合金元素であり、0.01
重量%以上でCuの添加効果が顕著になる。しかし、C
u含有量が0.2重量%を超えると、却って耐応力腐食
割れ性が劣化し、また溶接性も劣化する。
ミ合金の強度を向上させる合金元素である。このような
強度向上の効果は、Zn含有量4.0重量%以上で顕著
になる。しかし、6.5重量%を超える多量のZnが含
まれると、耐応力腐食割れ性や加工性が劣化する。 Mg:0.5〜2.0重量% Znと同様に強度向上に不可欠の合金元素であり、0.
5重量%以上の含有量で十分な強度が得られる。しか
し、2.0重量%を超える多量のMgが含まれると、耐
応力腐食割れ性や加工性が劣化する。 Cu:0.01〜0.2重量% 耐応力腐食割れ性を改善する合金元素であり、0.01
重量%以上でCuの添加効果が顕著になる。しかし、C
u含有量が0.2重量%を超えると、却って耐応力腐食
割れ性が劣化し、また溶接性も劣化する。
【0008】Mn:0.2〜0.7重量% 組織の安定化を図り、強度を向上させる作用を呈する。
Mnの添加効果は、0.2重量%以上の含有量で顕著に
なる。しかし、0.7重量%を超える多量のMnが含ま
れると、巨大化合物が生成し、靭性や加工性を劣化させ
る虞れがある。 Cr:0.05〜0.3重量% Mnと同様に組織安定化のために有効な合金元素であ
り、0.05重量%以上の含有量でCuの添加効果が顕
著になる。しかし、0.3重量%を超える多量のCr含
有は、組織安定化効果が飽和するばかりでなく、靭性や
加工性に有害な巨大化合物を生成させる原因となる。 Zr:0.05〜0.25重量% Mnと同様に組織の安定化に有効な合金元素であり、
0.05重量%以上の含有量でZrの添加効果が顕著に
なる。しかし、0.25重量%をこえる多量のZrを含
有させると、組織安定化効果が飽和するばかりでなく、
靭性や加工性に有害な巨大化合物を生成させる原因とな
る。
Mnの添加効果は、0.2重量%以上の含有量で顕著に
なる。しかし、0.7重量%を超える多量のMnが含ま
れると、巨大化合物が生成し、靭性や加工性を劣化させ
る虞れがある。 Cr:0.05〜0.3重量% Mnと同様に組織安定化のために有効な合金元素であ
り、0.05重量%以上の含有量でCuの添加効果が顕
著になる。しかし、0.3重量%を超える多量のCr含
有は、組織安定化効果が飽和するばかりでなく、靭性や
加工性に有害な巨大化合物を生成させる原因となる。 Zr:0.05〜0.25重量% Mnと同様に組織の安定化に有効な合金元素であり、
0.05重量%以上の含有量でZrの添加効果が顕著に
なる。しかし、0.25重量%をこえる多量のZrを含
有させると、組織安定化効果が飽和するばかりでなく、
靭性や加工性に有害な巨大化合物を生成させる原因とな
る。
【0009】Fe:0.01〜0.4重量% 組織を安定化させ、耐応力腐食割れ性を改善する合金元
素である。このような効果は、0.01重量%以上の含
有量で顕著になる。しかし、0.4重量%を超える多量
のFe含有量は、却って靭性や加工性を劣化させる。 Ti:0.005〜0.2重量% 必要に応じて添加される合金元素であり、組織の安定化
を図り、溶接部又は圧接部の機械的性質を向上させる作
用を呈する。このような効果は、0.005重量%以上
の含有量で顕著になる。しかし、0.2重量%を超える
多量のTi含有量は、靭性や加工性に有害な巨大化合物
を生成させる原因となる。 B:0.0001〜0.05重量% 必要に応じて添加される合金元素であり、0.0001
重量%以上のB添加で組織安定化の効果が顕著になる。
しかし、0.05重量%を超えて過剰に添加しても、B
の添加効果が飽和するばかりでなく、靭性や加工性に有
害な巨大化合物を生成させる原因となる。 V:0.01〜0.1重量% 必要に応じて添加される合金元素であり、耐応力腐食割
れ性を改善する作用を呈する。このような添加効果は、
0.01重量%以上で顕著になる。しかし、0.1重量
%を超える過剰添加は、却って加工性及び靭性を劣化さ
せる。
素である。このような効果は、0.01重量%以上の含
有量で顕著になる。しかし、0.4重量%を超える多量
のFe含有量は、却って靭性や加工性を劣化させる。 Ti:0.005〜0.2重量% 必要に応じて添加される合金元素であり、組織の安定化
を図り、溶接部又は圧接部の機械的性質を向上させる作
用を呈する。このような効果は、0.005重量%以上
の含有量で顕著になる。しかし、0.2重量%を超える
多量のTi含有量は、靭性や加工性に有害な巨大化合物
を生成させる原因となる。 B:0.0001〜0.05重量% 必要に応じて添加される合金元素であり、0.0001
重量%以上のB添加で組織安定化の効果が顕著になる。
しかし、0.05重量%を超えて過剰に添加しても、B
の添加効果が飽和するばかりでなく、靭性や加工性に有
害な巨大化合物を生成させる原因となる。 V:0.01〜0.1重量% 必要に応じて添加される合金元素であり、耐応力腐食割
れ性を改善する作用を呈する。このような添加効果は、
0.01重量%以上で顕著になる。しかし、0.1重量
%を超える過剰添加は、却って加工性及び靭性を劣化さ
せる。
【0010】本発明で使用するアルミ合金押出し材は、
以上の合金元素の他に、不純物として0.3重量%未満
のSi、単独で0.05重量%未満の他の元素を含むこ
とが許容される。これら不純物元素を許容範囲に規制し
ておくとき、トルクロッドとしての要求特性が満足され
る。 熱処理及び押出しの条件:前述した組成をもつアルミ合
金押出し材の強度を向上させるためには、先ず強度改善
元素を完全に固溶させる必要がある。そのためには、押
出し後に少なくとも430℃以上の温度にアルミ合金押
出し材を加熱することが必要となる。しかし、480℃
を超える温度では、部分的な溶融が生じ、欠陥が発生す
る。或いは、430℃以上の温度で押し出すことが必要
になる。しかし、480℃を超える押出し温度では、部
分的な溶融が生じ、欠陥が発生する。溶体化処理後又は
高温押出し後のアルミ合金押出し材は、水冷のような急
冷を施すと、内部歪みが大きくなりすぎて応力腐食割れ
の原因となることから、空冷又は炉冷により冷却され
る。
以上の合金元素の他に、不純物として0.3重量%未満
のSi、単独で0.05重量%未満の他の元素を含むこ
とが許容される。これら不純物元素を許容範囲に規制し
ておくとき、トルクロッドとしての要求特性が満足され
る。 熱処理及び押出しの条件:前述した組成をもつアルミ合
金押出し材の強度を向上させるためには、先ず強度改善
元素を完全に固溶させる必要がある。そのためには、押
出し後に少なくとも430℃以上の温度にアルミ合金押
出し材を加熱することが必要となる。しかし、480℃
を超える温度では、部分的な溶融が生じ、欠陥が発生す
る。或いは、430℃以上の温度で押し出すことが必要
になる。しかし、480℃を超える押出し温度では、部
分的な溶融が生じ、欠陥が発生する。溶体化処理後又は
高温押出し後のアルミ合金押出し材は、水冷のような急
冷を施すと、内部歪みが大きくなりすぎて応力腐食割れ
の原因となることから、空冷又は炉冷により冷却され
る。
【0011】冷却されたアルミ合金押出し材は、合金元
素が過飽和で固溶した状態にある。このアルミ合金は、
室温に保持しておくとZn−Mg系の微細な析出物が形
成され、品質が安定して目標とする強度が得られる。し
かし、このような自然時効は1か月以上の長期間が必要
とされる。そこで、Zn−Mg系微細析出物の生成を促
進させるため、110〜130℃に23〜25時間保持
する人工時効、又は115〜125℃に3〜6時間保持
した後で170〜180℃に6〜8時間保持する人工時
効によって、早期に品質を安定化させることが好まし
い。また、高温押出しし、溶体化処理を省略した押出し
材では、Zn−Mg系の微細化合物を均一に析出させる
と共に、応力腐食割れの原因になることもある押出し加
工時の内部歪みを除去する上でも時効処理が有効であ
る。時効温度及び保持時間が前述した範囲を外れると、
時効効果が十分でなく、或いは過時効による問題が発生
する。このようにして成分・組成が調整され、押出し後
に熱処理されたアルミ合金押出し材は、32kgf/m
m2 以上の引張り強さ及び11%以上の伸びを示し、ト
ルクロッドのエンドや連結棒としての要求特性を十分に
満足する。エンドの製法としては、押出し材を鍛造する
ことも可能であるが、本発明に従った押出し法のみでも
十分に設計条件を満足するため、鍛造品に比較して安価
なトルクロッドが得られる。
素が過飽和で固溶した状態にある。このアルミ合金は、
室温に保持しておくとZn−Mg系の微細な析出物が形
成され、品質が安定して目標とする強度が得られる。し
かし、このような自然時効は1か月以上の長期間が必要
とされる。そこで、Zn−Mg系微細析出物の生成を促
進させるため、110〜130℃に23〜25時間保持
する人工時効、又は115〜125℃に3〜6時間保持
した後で170〜180℃に6〜8時間保持する人工時
効によって、早期に品質を安定化させることが好まし
い。また、高温押出しし、溶体化処理を省略した押出し
材では、Zn−Mg系の微細化合物を均一に析出させる
と共に、応力腐食割れの原因になることもある押出し加
工時の内部歪みを除去する上でも時効処理が有効であ
る。時効温度及び保持時間が前述した範囲を外れると、
時効効果が十分でなく、或いは過時効による問題が発生
する。このようにして成分・組成が調整され、押出し後
に熱処理されたアルミ合金押出し材は、32kgf/m
m2 以上の引張り強さ及び11%以上の伸びを示し、ト
ルクロッドのエンドや連結棒としての要求特性を十分に
満足する。エンドの製法としては、押出し材を鍛造する
ことも可能であるが、本発明に従った押出し法のみでも
十分に設計条件を満足するため、鍛造品に比較して安価
なトルクロッドが得られる。
【0012】
【実施例】表1に示した組成をもつ各種アルミ合金を押
出しし、環状部に連結部を一体化した断面をもつ押出し
形材(図3)を作製した後、熱処理を施し、図4の
(a)及び(b)に示すように外径φ1 =130mm,
内径φ2 =105mm及び幅W=51mmのエンド1,
2を作製した。エンド1,2の環状部4の一側に、曲率
半径50mmで立ち上がった先端径60mmの連結部5
を形成した。他方、連結棒3としては、熱処理した同様
なアルミ合金押出し材から作製された外径60mm,内
径40mmのパイプを使用した。連結部5の端面に連結
棒3を押し当て、MIG溶接又は摩擦圧接によって接合
部6を形成し、エンド1,2を連結棒3に一体化した。
MIG溶接条件は、溶接棒A5356を使用し、電圧2
8V,電流280A,溶接速度1m/分に設定した。摩
擦圧接には、加熱圧力550kgf/cm2 ,加熱時間
6秒,アプセット圧力1000kgf/cm2 及びアプ
セット量10mmを採用した。
出しし、環状部に連結部を一体化した断面をもつ押出し
形材(図3)を作製した後、熱処理を施し、図4の
(a)及び(b)に示すように外径φ1 =130mm,
内径φ2 =105mm及び幅W=51mmのエンド1,
2を作製した。エンド1,2の環状部4の一側に、曲率
半径50mmで立ち上がった先端径60mmの連結部5
を形成した。他方、連結棒3としては、熱処理した同様
なアルミ合金押出し材から作製された外径60mm,内
径40mmのパイプを使用した。連結部5の端面に連結
棒3を押し当て、MIG溶接又は摩擦圧接によって接合
部6を形成し、エンド1,2を連結棒3に一体化した。
MIG溶接条件は、溶接棒A5356を使用し、電圧2
8V,電流280A,溶接速度1m/分に設定した。摩
擦圧接には、加熱圧力550kgf/cm2 ,加熱時間
6秒,アプセット圧力1000kgf/cm2 及びアプ
セット量10mmを採用した。
【0013】
【0014】実施例1:合金番号1のアルミ合金を間接
押出しし、450℃に加熱し、空冷し、次いで120℃
に24時間保持した材料でエンドを作製した。連結棒
は、合金番号1のアルミ合金を所定寸法に押し出し、エ
ンドと同じ熱処理を施すことにより作製した。これらエ
ンド及び連結棒をMIG溶接して得られたトルクロッド
は、引張り強さ38,000kgf,圧縮強度37,0
00kgf,エンド部の伸び11.0%,連結棒部の伸
び14.1%,接合部の伸び13.0%で、±6,00
0kgfの繰返し負荷を2×06 回与えた後でも疲労に
より破損することがなかった。また、接合されたトルク
ロッドから試験片を切り出し、JIS H8711に準
拠した応力腐食割れ試験に供した。すなわち、耐力の7
5%を加えた状態で3.5%NaCl溶液に浸漬し、1
0分浸漬→50分乾燥の繰返しを30日間継続させた。
そして、試験後のトルクロッドを観察したところ、エン
ド部,連結棒部,接合部共に応力腐食割れが検出されな
かった。他方、摩擦圧接によって連結棒にエンドを接合
したトルクロッドは、引張り強さ38,500kgf,
圧縮強度37,000kgf,エンド部の伸び10.8
%,連結棒部の伸び14.0%,接合部の伸び12.5
%で、±6,000kgfの繰返し負荷を2×06 回与
えた後でも疲労により破損することがなかった。また、
同様な応力腐食割れ試験の結果では、エンド部,連結棒
部,接合部共に応力腐食割れが検出されなかった。
押出しし、450℃に加熱し、空冷し、次いで120℃
に24時間保持した材料でエンドを作製した。連結棒
は、合金番号1のアルミ合金を所定寸法に押し出し、エ
ンドと同じ熱処理を施すことにより作製した。これらエ
ンド及び連結棒をMIG溶接して得られたトルクロッド
は、引張り強さ38,000kgf,圧縮強度37,0
00kgf,エンド部の伸び11.0%,連結棒部の伸
び14.1%,接合部の伸び13.0%で、±6,00
0kgfの繰返し負荷を2×06 回与えた後でも疲労に
より破損することがなかった。また、接合されたトルク
ロッドから試験片を切り出し、JIS H8711に準
拠した応力腐食割れ試験に供した。すなわち、耐力の7
5%を加えた状態で3.5%NaCl溶液に浸漬し、1
0分浸漬→50分乾燥の繰返しを30日間継続させた。
そして、試験後のトルクロッドを観察したところ、エン
ド部,連結棒部,接合部共に応力腐食割れが検出されな
かった。他方、摩擦圧接によって連結棒にエンドを接合
したトルクロッドは、引張り強さ38,500kgf,
圧縮強度37,000kgf,エンド部の伸び10.8
%,連結棒部の伸び14.0%,接合部の伸び12.5
%で、±6,000kgfの繰返し負荷を2×06 回与
えた後でも疲労により破損することがなかった。また、
同様な応力腐食割れ試験の結果では、エンド部,連結棒
部,接合部共に応力腐食割れが検出されなかった。
【0015】実施例2:合金番号1のアルミ合金を45
0℃で熱間押出しし、空冷し、120℃に4時間保持し
た後、次いで175℃に7時間保持した材料でエンドを
作製した。連結棒も、合金番号1のアルミ合金から同様
な工程によって製造した。これらエンド及び連結棒をM
IG溶接して得られたトルクロッドは、引張り強さ3
7,000kgf,圧縮強度37,000kgf,エン
ド部の伸び11.0%,連結棒部の伸び14.5%,接
合部の伸び13.0%で、±6,000kgfの繰返し
負荷を2×06 回与えた後でも疲労により破損すること
がなかった。また、実施例1と同じ応力腐食割れ試験に
供したところ、エンド部,連結棒部,接合部共に応力腐
食割れが検出されなかった。他方、摩擦圧接によって連
結棒にエンドを接合したトルクロッドは、引張り強さ3
7,500kgf,圧縮強度37,000kgf,エン
ド部の伸び10.7%,連結棒部の伸び14.5%,接
合部の伸び12.5%で、±6,000kgfの繰返し
負荷を2×06 回与えた後でも疲労により破損すること
がなかった。また、同様な応力腐食割れ試験の結果で
は、エンド部,連結棒部,接合部共に応力腐食割れが検
出されなかった。
0℃で熱間押出しし、空冷し、120℃に4時間保持し
た後、次いで175℃に7時間保持した材料でエンドを
作製した。連結棒も、合金番号1のアルミ合金から同様
な工程によって製造した。これらエンド及び連結棒をM
IG溶接して得られたトルクロッドは、引張り強さ3
7,000kgf,圧縮強度37,000kgf,エン
ド部の伸び11.0%,連結棒部の伸び14.5%,接
合部の伸び13.0%で、±6,000kgfの繰返し
負荷を2×06 回与えた後でも疲労により破損すること
がなかった。また、実施例1と同じ応力腐食割れ試験に
供したところ、エンド部,連結棒部,接合部共に応力腐
食割れが検出されなかった。他方、摩擦圧接によって連
結棒にエンドを接合したトルクロッドは、引張り強さ3
7,500kgf,圧縮強度37,000kgf,エン
ド部の伸び10.7%,連結棒部の伸び14.5%,接
合部の伸び12.5%で、±6,000kgfの繰返し
負荷を2×06 回与えた後でも疲労により破損すること
がなかった。また、同様な応力腐食割れ試験の結果で
は、エンド部,連結棒部,接合部共に応力腐食割れが検
出されなかった。
【0016】実施例3:合金番号2のアルミ合金を間接
押出しし、450℃に加熱し、炉冷した材料でエンドを
作製した。連結棒も、合金番号2のアルミ合金から同様
な工程によって製造した。これらエンド及び連結棒をM
IG溶接して得られたトルクロッドは、引張り強さ3
8,000kgf,圧縮強度36,000kgf,エン
ド部の伸び11.1%,連結棒部の伸び13.5%,接
合部の伸び12.5%で、±6,000kgfの繰返し
負荷を2×06 回与えた後でも疲労により破損すること
がなかった。また、実施例1と同じ応力腐食割れ試験に
供したところ、エンド部,連結棒部,接合部共に応力腐
食割れが検出されなかった。他方、摩擦圧接によって連
結棒にエンドを接合したトルクロッドは、引張り強さ3
8,000kgf,圧縮強度36,000kgf,エン
ド部の伸び11.0%,連結棒部の伸び13.5%,接
合部の伸び12.0%で、±6,000kgfの繰返し
負荷を2×06 回与えた後でも疲労により破損すること
がなかった。また、同様な応力腐食割れ試験の結果で
は、エンド部,連結棒部,接合部共に応力腐食割れが検
出されなかった。
押出しし、450℃に加熱し、炉冷した材料でエンドを
作製した。連結棒も、合金番号2のアルミ合金から同様
な工程によって製造した。これらエンド及び連結棒をM
IG溶接して得られたトルクロッドは、引張り強さ3
8,000kgf,圧縮強度36,000kgf,エン
ド部の伸び11.1%,連結棒部の伸び13.5%,接
合部の伸び12.5%で、±6,000kgfの繰返し
負荷を2×06 回与えた後でも疲労により破損すること
がなかった。また、実施例1と同じ応力腐食割れ試験に
供したところ、エンド部,連結棒部,接合部共に応力腐
食割れが検出されなかった。他方、摩擦圧接によって連
結棒にエンドを接合したトルクロッドは、引張り強さ3
8,000kgf,圧縮強度36,000kgf,エン
ド部の伸び11.0%,連結棒部の伸び13.5%,接
合部の伸び12.0%で、±6,000kgfの繰返し
負荷を2×06 回与えた後でも疲労により破損すること
がなかった。また、同様な応力腐食割れ試験の結果で
は、エンド部,連結棒部,接合部共に応力腐食割れが検
出されなかった。
【0017】実施例4:合金番号1のアルミ合金を熱間
押出しし、460℃に加熱,空冷,次いで120℃に2
4時間保持した材料でエンドを作製した。連結棒は、合
金番号2のアルミ合金から同様な工程によって製造し
た。これらエンド及び連結棒をMIG溶接して得られた
トルクロッドは、引張り強さ38,000kgf,圧縮
強度36,500kgf,エンド部の伸び11.1%,
連結棒部の伸び14.2%,接合部の伸び13.0%
で、±6,000kgfの繰返し負荷を2×06 回与え
た後でも疲労により破損することがなかった。また、実
施例1と同じ応力腐食割れ試験に供したところ、エンド
部,連結棒部,接合部共に応力腐食割れが検出されなか
った。他方、摩擦圧接によって連結棒にエンドを接合し
たトルクロッドは、引張り強さ38,000kgf,圧
縮強度36,500kgf,エンド部の伸び11.0
%,連結棒部の伸び14.0%,接合部の伸び12.5
%で、±6,000kgfの繰返し負荷を2×06 回与
えた後でも疲労により破損することがなかった。また、
同様な応力腐食割れ試験の結果では、エンド部,連結棒
部,接合部共に応力腐食割れが検出されなかった。
押出しし、460℃に加熱,空冷,次いで120℃に2
4時間保持した材料でエンドを作製した。連結棒は、合
金番号2のアルミ合金から同様な工程によって製造し
た。これらエンド及び連結棒をMIG溶接して得られた
トルクロッドは、引張り強さ38,000kgf,圧縮
強度36,500kgf,エンド部の伸び11.1%,
連結棒部の伸び14.2%,接合部の伸び13.0%
で、±6,000kgfの繰返し負荷を2×06 回与え
た後でも疲労により破損することがなかった。また、実
施例1と同じ応力腐食割れ試験に供したところ、エンド
部,連結棒部,接合部共に応力腐食割れが検出されなか
った。他方、摩擦圧接によって連結棒にエンドを接合し
たトルクロッドは、引張り強さ38,000kgf,圧
縮強度36,500kgf,エンド部の伸び11.0
%,連結棒部の伸び14.0%,接合部の伸び12.5
%で、±6,000kgfの繰返し負荷を2×06 回与
えた後でも疲労により破損することがなかった。また、
同様な応力腐食割れ試験の結果では、エンド部,連結棒
部,接合部共に応力腐食割れが検出されなかった。
【0018】比較例1:合金番号3のアルミ合金を直接
押出しし、450℃に加熱し、空冷し、次いで120℃
に24時間保持した材料でエンドを作製した。連結棒
も、合金番号3から同様な工程により製造した。これら
エンド及び連結棒をMIG溶接して得られたトルクロッ
ドは、引張り強さ39,000kgf,圧縮強度35,
000kgfの値を示したものの、エンド部の伸びが
5.0%と不足していた。また、±6,000kgfの
繰返し負荷を2×06 回与えたところ、疲労により破損
した。そのため、トルクロッドとして不適当であった。
押出しし、450℃に加熱し、空冷し、次いで120℃
に24時間保持した材料でエンドを作製した。連結棒
も、合金番号3から同様な工程により製造した。これら
エンド及び連結棒をMIG溶接して得られたトルクロッ
ドは、引張り強さ39,000kgf,圧縮強度35,
000kgfの値を示したものの、エンド部の伸びが
5.0%と不足していた。また、±6,000kgfの
繰返し負荷を2×06 回与えたところ、疲労により破損
した。そのため、トルクロッドとして不適当であった。
【0019】比較例2:合金番号4のアルミ合金を間接
押出しし、450℃に加熱し、炉冷した材料でエンドを
作製した。連結棒も、合金番号4から同様な工程により
製造した。これらエンド及び連結棒をMIG溶接して得
られたトルクロッドは、伸びがエンド部で13.5%,
連結棒部で16.0%,接合部で14.0%の値を示し
たものの、引張り強さが29,000kgf,圧縮強度
が28,000kgfと不足していた。また、±6,0
00kgfの繰返し負荷を2×06 回与えた後では、疲
労により破損が発生した。そのため、トルクロッドとし
て不適当であった。他方、摩擦圧接によって連結棒にエ
ンドを接合したトルクロッドは、伸びがエンド部で1
3.5%,連結棒部で16.1%,接合部で13.0%
の値を示したものの、引張り強さが29,000kg
f,圧縮強度が28,000kgfと不足していた。ま
た、±6,000kgfの繰返し負荷を2×06 回与え
た後では、疲労により破損が発生した。そのため、トル
クロッドとして不適当であった。
押出しし、450℃に加熱し、炉冷した材料でエンドを
作製した。連結棒も、合金番号4から同様な工程により
製造した。これらエンド及び連結棒をMIG溶接して得
られたトルクロッドは、伸びがエンド部で13.5%,
連結棒部で16.0%,接合部で14.0%の値を示し
たものの、引張り強さが29,000kgf,圧縮強度
が28,000kgfと不足していた。また、±6,0
00kgfの繰返し負荷を2×06 回与えた後では、疲
労により破損が発生した。そのため、トルクロッドとし
て不適当であった。他方、摩擦圧接によって連結棒にエ
ンドを接合したトルクロッドは、伸びがエンド部で1
3.5%,連結棒部で16.1%,接合部で13.0%
の値を示したものの、引張り強さが29,000kg
f,圧縮強度が28,000kgfと不足していた。ま
た、±6,000kgfの繰返し負荷を2×06 回与え
た後では、疲労により破損が発生した。そのため、トル
クロッドとして不適当であった。
【0020】比較例3:合金番号5のアルミ合金を45
0℃で熱間押出しし、冷却し、120℃に4時間保持し
た後、次いで170℃に7時間保持した材料でエンドを
作製した。連結棒も、合金番号5のアルミ合金から同様
な工程により製造した。これらエンド及び連結棒をMI
G溶接して得られたトルクロッドは、引張り強さが4
0,000kgf,圧縮加重36,000kgfで、±
6,000kgfの繰返し負荷を2×06 回与えた後で
も疲労による破損が生じなかった。しかし、伸びがエン
ド部で10.1%,連結棒部で11.2%,接合部で1
3.0%と低い値を示し、応力腐食割れ試験の結果では
エンド部,連結棒部及び接合部の何れにも応力腐食割れ
が検出された。そのため、トルクロッドとして不適当で
あった。摩擦圧接によって連結棒にエンドを接合したト
ルクロッドも、引張り強さが41,000kgf,圧縮
強度37,000kgfで、±6,000kgfの繰返
し負荷を2×06 回与えた後でも疲労による破損が生じ
なかった。しかし、伸びがエンド部で10.2%,連結
棒部で11.2%,接合部で12.5%と低い値を示
し、応力腐食割れ試験の結果ではエンド部,連結棒部及
び接合部の何れにも応力腐食割れが検出された。そのた
め、トルクロッドとして不適当であった。
0℃で熱間押出しし、冷却し、120℃に4時間保持し
た後、次いで170℃に7時間保持した材料でエンドを
作製した。連結棒も、合金番号5のアルミ合金から同様
な工程により製造した。これらエンド及び連結棒をMI
G溶接して得られたトルクロッドは、引張り強さが4
0,000kgf,圧縮加重36,000kgfで、±
6,000kgfの繰返し負荷を2×06 回与えた後で
も疲労による破損が生じなかった。しかし、伸びがエン
ド部で10.1%,連結棒部で11.2%,接合部で1
3.0%と低い値を示し、応力腐食割れ試験の結果では
エンド部,連結棒部及び接合部の何れにも応力腐食割れ
が検出された。そのため、トルクロッドとして不適当で
あった。摩擦圧接によって連結棒にエンドを接合したト
ルクロッドも、引張り強さが41,000kgf,圧縮
強度37,000kgfで、±6,000kgfの繰返
し負荷を2×06 回与えた後でも疲労による破損が生じ
なかった。しかし、伸びがエンド部で10.2%,連結
棒部で11.2%,接合部で12.5%と低い値を示
し、応力腐食割れ試験の結果ではエンド部,連結棒部及
び接合部の何れにも応力腐食割れが検出された。そのた
め、トルクロッドとして不適当であった。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、成分が規制され、特定条件下で熱処理が施されたア
ルミ合金押出し材でエンド部材及び連結棒部材を作製
し、これらエンド部材及び連結棒部材を溶接又は圧接す
ることにより、従来から使用されている鉄製のトルクロ
ッドとほぼ同じ寸法・形状で鉄製に匹敵する特性をもつ
アルミ合金押出し材製のトルクロッドを得ている。特に
間接押出しによって製造されたアルミ合金押出し形材か
ら得られたエンドは、優れた性質を呈する。このアルミ
合金押出し材製トルクロッドは、鉄製に比較して55〜
60%程度に軽量化されており、しかもエンド部に圧入
するブッシュやトルクロッドを固定する部品に対する設
計変更の必要性がなく、従来の鉄製トルクロッドと同様
に使用され、トラックの軽量化に寄与する。
は、成分が規制され、特定条件下で熱処理が施されたア
ルミ合金押出し材でエンド部材及び連結棒部材を作製
し、これらエンド部材及び連結棒部材を溶接又は圧接す
ることにより、従来から使用されている鉄製のトルクロ
ッドとほぼ同じ寸法・形状で鉄製に匹敵する特性をもつ
アルミ合金押出し材製のトルクロッドを得ている。特に
間接押出しによって製造されたアルミ合金押出し形材か
ら得られたエンドは、優れた性質を呈する。このアルミ
合金押出し材製トルクロッドは、鉄製に比較して55〜
60%程度に軽量化されており、しかもエンド部に圧入
するブッシュやトルクロッドを固定する部品に対する設
計変更の必要性がなく、従来の鉄製トルクロッドと同様
に使用され、トラックの軽量化に寄与する。
【図1】 エンド及び連結棒に三分割した従来の鉄製ト
ルクロッドの側面図
ルクロッドの側面図
【図2】 同鉄製トルクロッドの平面図
【図3】 アルミ合金押出し形材の輪切りにより作製さ
れるエンド
れるエンド
【図4】 本発明実施例でアルミ合金押出し形材製エン
ド(a)をアルミ合金押出しパイプ製連結棒に溶接又は
圧接したトルクロッドの一部(b)
ド(a)をアルミ合金押出しパイプ製連結棒に溶接又は
圧接したトルクロッドの一部(b)
1,2:エンド 3:連結棒 4:環状部
5:連結部 6:MIG溶接又は摩擦圧接した接合部
5:連結部 6:MIG溶接又は摩擦圧接した接合部
フロントページの続き (72)発明者 山田 達 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 (72)発明者 土屋 健二 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 (72)発明者 樋野 治道 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 (72)発明者 堀田 元司 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内
Claims (5)
- 【請求項1】 環状部に連結部が一体化された断面をも
つアルミ押出し形材を輪切りにして作製したエンドにア
ルミ押出しパイプ製の連結棒を溶接又は圧接したトルク
ロッドにおいて、アルミ押出し形材及びアルミ押出しパ
イプがZn:4.0〜6.5重量%,Mg:0.5〜
2.0重量%,Cu:0.01〜0.2重量%,Mn:
0.2〜0.7重量%,Cr:0.05〜0.3重量
%,Zr:0.05〜0.25重量%,Fe:0.01
〜0.4重量%を含む組成をもつアルミ合金で、押出し
後、430〜480℃に加熱し、空冷又は炉冷したもの
であるトルクロッド。 - 【請求項2】 環状部に連結部が一体化された断面をも
つアルミ押出し形材を輪切りにして作製したエンドにア
ルミ押出しパイプ製の連結棒を溶接又は圧接したトルク
ロッドにおいて、アルミ押出し形材及びアルミ押出しパ
イプがZn:4.0〜6.5重量%,Mg:0.5〜
2.0重量%,Cu:0.01〜0.2重量%,Mn:
0.2〜0.7重量%,Cr:0.05〜0.3重量
%,Zr:0.05〜0.25重量%,Fe:0.01
〜0.4重量%を含む組成をもつアルミ合金を430〜
480℃で押し出した後、空冷又は炉冷したものである
トルクロッド。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の合金組成におい
て、更にTi:0.005〜0.2重量%,B:0.0
001〜0.05重量%及びV:0.01〜0.1重量
%の1種又は2種以上を含むトルクロッド。 - 【請求項4】 空冷又は炉冷後に、110〜130℃に
23〜25時間保持する時効処理、又は115〜125
℃に3〜6時間保持した後で170〜180℃に6〜8
時間保持する時効処理を施したアルミ押出し形材製のエ
ンドをアルミ押出しパイプ製の連結棒に溶接又は圧接し
た請求項1〜3の何れかに記載のトルクロッド。 - 【請求項5】 熱処理前,熱処理中又は熱処理後のアル
ミ押出し形材を輪切りしてエンドを作製し、該エンドを
アルミ押出しパイプ製の連結棒に溶接又は圧接すること
を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のトルクロッ
ドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17711296A JPH108178A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | アルミ製トルクロッド及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17711296A JPH108178A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | アルミ製トルクロッド及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH108178A true JPH108178A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16025376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17711296A Pending JPH108178A (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | アルミ製トルクロッド及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH108178A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008044642A1 (fr) * | 2006-10-05 | 2008-04-17 | Showa Denko K.K. | Produit forgé en alliage d'aluminium et son procédé de production |
| CN112338458A (zh) * | 2020-04-20 | 2021-02-09 | 陕西德仕汽车部件(集团)有限责任公司 | 一种v型推力杆的制造工艺 |
| JP2025020369A (ja) * | 2020-06-02 | 2025-02-12 | 国立大学法人九州大学 | アルミニウム合金材およびアルミニウム合金材の水素脆化防止剤 |
-
1996
- 1996-06-17 JP JP17711296A patent/JPH108178A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008044642A1 (fr) * | 2006-10-05 | 2008-04-17 | Showa Denko K.K. | Produit forgé en alliage d'aluminium et son procédé de production |
| CN112338458A (zh) * | 2020-04-20 | 2021-02-09 | 陕西德仕汽车部件(集团)有限责任公司 | 一种v型推力杆的制造工艺 |
| JP2025020369A (ja) * | 2020-06-02 | 2025-02-12 | 国立大学法人九州大学 | アルミニウム合金材およびアルミニウム合金材の水素脆化防止剤 |
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