JPH1081833A - イソインドレニンアミド染料 - Google Patents

イソインドレニンアミド染料

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JPH1081833A
JPH1081833A JP9156037A JP15603797A JPH1081833A JP H1081833 A JPH1081833 A JP H1081833A JP 9156037 A JP9156037 A JP 9156037A JP 15603797 A JP15603797 A JP 15603797A JP H1081833 A JPH1081833 A JP H1081833A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高分子量材料、特に自動車用カバー生地の染
色および印刷で用いるに非常に適切なイソインドレニン
アミド染料の提供。 【解決手段】 式(I) 【化1】 [式中、Aは、Nまたはシアノメチレン基を表し、B
は、S、OまたはNHを表し、そしてR1、R2、R3
よびxは、説明の中で与える意味を有する]で表される
化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はイソインドレニンアミド染料、そ
れの製造方法およびそれを疎水性合成材料の染色で用い
ることに関する。
【0002】式(I)で表されるイソインドレニンアミ
ド染料に類似した染料は既にドイツ特許出願公開第1,
670,748号に開示されているが、そのような染料
は実用の点でまだ欠点を有する。実用の点で欠点を有す
るということは、例えばポリエステル染色におけるエキ
ゾースト性(exhaustion)またはビルドアッ
プ(build−up)特性が劣っているか或は光堅牢
度、特に熱光堅牢度、即ちそのような染料で染色した織
物を自動車分野で用いる時に要求される特性などが劣っ
ていることを意味するとして理解する。
【0003】式(I)
【0004】
【化8】
【0005】[式中、Aは、Nまたはシアノメチレン基
を表し、Bは、S、OまたはNHを表し、R1は、アル
コキシ、アシルオキシ、ハロゲン、CN、アリール、特
にフェニルから成る群から選択される1つ以上の同一も
しくは異なる置換基で置換されているか或は未置換であ
りそして/または酸素原子が1個以上割り込んでいるか
或は割り込んでいないC原子数が1から12、特にC原
子数が1から10の飽和もしくは不飽和脂肪族もしくは
環状脂肪族基を表し、R2は、水素またはアリールを表
すか或はR1で与えた意味の1つを取り、ここで、R1
2は同じか或は異なっていてもよく、或はR1とR
2は、それらが結合しているN原子と一緒になって、複
素環式環を形成しており、R3は、ハロゲン、特にC
l、FおよびBrを表すか、或はC1−C4−アルキルを
表すか、或はC原子数が1から4の飽和もしくは不飽和
脂肪族アルコキシ基、特にC1−C4−アルコキシを表
し、ここで、これはC1−C4−アルコキシ、CNまたは
NO2で置換されているか或は未置換であり、そしてx
は、0から4の数を表す]で表されるか或はそれの互変
異性形態に相当するイソインドレニンアミド類を見い出
した。
【0006】適切な基R1およびR2の例は、メチル、エ
チル、n−プロピル、アリル、n−ブチル、n−ペンチ
ル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−
デシル、n−ドデシル、2−アセトキシ−エチル、2−
プロピオニルオキシ−エチル、2−アセトキシ−プロピ
ル、2−メトキシ−エチル、2−エトキシ−エチル、2
−ブトキシ−エチル、3−メトキシ−プロピル、3−エ
トキシ−プロピル、3−ブトキシ−プロピル、3−アリ
ルオキシ−プロピル、2−エチル−ヘキシル、3−(2
−エチル−ヘキシルオキシ)−プロピル、フェニル、ベ
ンジルおよびシクロヘキシルである。適切な分枝基R1
は、好適には、メチル側鎖を有する基、例えばイソ−ブ
チルまたはイソ−ペンチルなどである。好適な複素環式
環の例は5員、6員または7員の脂肪族環である。
【0007】式Iで表される好適な化合物は、基R1
2がそれらが結合しているN原子と一緒になって以下
に示す第二級アミンを形成している化合物である:ジエ
チルアミン、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミ
ン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミン、メチル−ブ
チル−アミン、メチル−(2−アセトキシエチル)−ア
ミン、エチル−(2−アセトキシエチル)−アミン、メ
チル−(2−アセトキシプロピル)−アミン、ビス−
(2−アセトキシエチル)−アミン、ビス−(2−アセ
トキシプロピル)−アミン、ピロリジン、ピペリジン、
2−メチルピペリジン、4−メチルピペリジン、ヘキサ
メチレンイミン、モルホリン、ベンジル−メチルアミン
およびシクロヘキシル−メチルアミン。
【0008】好適な基R3は塩素、メチル、メトキシお
よびエトキシである。
【0009】式(I)で表される特に好適な染料はxが
0または1を表す染料である。
【0010】非常に特に好適な染料は、式(II)
【0011】
【化9】
【0012】[式中、AおよびR1−R3は上述した意味
を有し、xは、好適には0を表す]で表されるか或はそ
れの互変異性形態に相当する染料である。
【0013】式(I)で表される好適なイソインドレニ
ンアミド類は、AがNを表すイソインドレニンアミド類
である。
【0014】本出願に記述する式全部において、互変異
性形態がいくつか存在し得る場合でも当該化合物(類)
をただ1つの互変異性形態で表すが、それらは存在し得
る全互変異性形態の1例である。
【0015】更にまた1つの式で記述するEまたはZ異
性体の場合も、特に環外二重結合(類)に関して、各場
合とも他の異性体を包含する。特に明記しない限り、こ
れを適用する。
【0016】更にまた本発明は式(I)で表される化合
物の製造方法も提供し、この方法は、式(III)
【0017】
【化10】
【0018】で表される化合物を式(IV)
【0019】
【化11】
【0020】で表される化合物[これは式IVaまたは
IVb
【0021】
【化12】
【0022】で表されるか或はそれらの互変異性形態で
表される化合物の形態で存在する]と一緒に縮合させる
か或は式(V)
【0023】
【化13】
【0024】で表されるアミノイソインドレニンを式
(VI)
【0025】
【化14】
【0026】で表されるシアノアセトアミドと一緒に縮
合させることを特徴とし、ここで、R1、R2、R3
A、Bおよびxは、上述した意味を有する。
【0027】式(III)で表される化合物の個々の例
は、式(Va)および(Vb)
【0028】
【化15】
【0029】で表されるか或はそれの互変異性式で表さ
れ得る。
【0030】式(III)で表される化合物は、ドイツ
特許出願公開第1,670,748号またはドイツ特許
出願公開第2,041,999号に記述されている類似
化合物の方法と同様な方法で製造可能である。
【0031】この式(III)で表される特に好適な化
合物は、R2が水素でない化合物である。この種類の化
合物は新規である。
【0032】これの製造方法では、アミノ−イミノ−イ
ソインドリンを式(VI)で表されるシアノアセトアミ
ドと反応させるが、この反応を好適には極性溶媒、特に
親水性の有機溶媒中で実施する。また、水および水と溶
媒の混合物も適切である。極性溶媒の例には、アミド
類、例えばジメチルホルムアミド、ホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、N−メチルピロリドン、更にジメチ
ルスルホキサイド、アセトニトリル、酢酸、或は好適に
はアルコール類、例えばメタノール、エタノール、プロ
パノール、イソプロパノール、ブタノール、メチルグリ
コールまたはエチルグリコールなどが含まれる。加うる
にまた上記溶媒の混合物も使用可能である。
【0033】必要な反応温度は約0から100℃、好適
には20から80℃である。
【0034】式(III)で表される化合物の別の製造
方法では、最初に触媒としてアルコキサイドを存在させ
てアルコールにフタロジニトリルによる付加反応を受け
させることで中間体を生じさせる(I. Chembrier およ
び M. J. Cook, J. Chem. Research, 322 (1990) およ
び F. Baumann 他, Angew. Chem., 68, 133 (1956) お
よびヨーロッパ特許第510,436号参照)。次に、
前以て単離することなく上記中間体を更に式(VI)で
表されるシアノアセトアミドと反応させてもよく、ここ
で有機酸を添加すると反応が助長され得る。適切なアル
コールは特に低級アルコール、例えばメタノール、エタ
ノール、プロパノールおよびイソプロパノールなどであ
る。必要な反応温度は好適には20から80℃である。
【0035】この式(III)で表される化合物は中間
体として単離可能である。しかしながら、また、これに
縮合を直接受けさせることも可能であり、この縮合を、
望まれるならば反応バッチで得た中間体に更に溶媒およ
び/または水を添加した後に行う。
【0036】式(Va)および(Vb)で表される化合
物もまたドイツ特許出願公開第1,670,748号に
記述されている。
【0037】式(I)で表される化合物の製造を行う本
発明に従う方法の好適な態様では、縮合を水中でか、或
は極性溶媒、特に親水性有機溶媒中でか、或はそれらの
混合物中で実施する。
【0038】極性溶媒の例には、アミド類、例えばジメ
チルホルムアミド、ホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、N−メチルピロリドン、更にジメチルスルホキサイ
ド、アセトニトリル、酢酸、或は好適にはアルコール
類、例えばメタノール、エタノール、ブタノール、メチ
ルグリコールまたはエチルグリコールなどが含まれる。
加うるにまた上記溶媒の混合物も使用可能である。
【0039】特に好適には、本発明に従う方法を有機酸
の存在下で実施する。有機酸を存在させると反応が促進
され、そしてまたしばしば、結果として収率が高くなり
かつ純度が高くなる。適切な有機酸の例は、低級脂肪族
の飽和もしくは不飽和モノ−もしくはジカルボン酸、例
えば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、しゅう酸、フマ
ル酸、マレイン酸、こはく酸、グルタル酸、アジピン酸
などばかりでなくまた芳香族酸、例えば安息香酸、フタ
ル酸、フェニル酢酸、イソフタル酸およびテレフタル酸
などである。この酸を0.2−3モル当量、好適には1
−2モル当量の量で加える。しかしながら、また、より
多い量で酸を用いることも可能であり、好適には酸、例
えば酢酸などをまた溶媒として使用する場合には、より
多い量で用いることができる。
【0040】これらの成分は当量でか或は過剰量で使用
可能である。
【0041】本発明に従う方法の反応温度は、好適には
10から140℃、特に20から120℃であり、出発
材料の反応性に応じて多様であり得る。
【0042】式(III)で表される化合物と式(IV
a)で表される化合物の反応を、好適には90から14
0℃の温度で実施し、好ましくは反応温度またはそれ以
上の温度で沸騰する有機溶媒中で実施する。
【0043】式(III)で表される化合物と式(IV
b)で表される化合物の反応そして式(Va)または
(Vb)で表される化合物と式(VI)で表される化合
物の反応を好適には10から100℃の温度で実施し、
好ましくは水中でか或は水と有機溶媒の混合物中で縮合
を実施する。
【0044】この反応を水中でか或は水を含有する反応
媒体中で実施すると、染料の単離が容易になり、かつか
なり多い量で有機溶媒を処理する必要性が回避される。
このような変法では、この反応を、水含有量が使用する
反応媒体の量を基準にして好適には20から100%、
特に50から100%になるように実施する。
【0045】この使用する反応媒体が水であるか或は主
に水系の媒体である場合、表面活性を示す物質、例えば
界面活性剤、分散剤、乳化剤および湿潤剤などを添加す
るのが有利である。適切な薬剤には公知のノニオン、ア
ニオンおよびカチオン助剤が含まれる。このような化合
物の例には、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル
フェノールスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン
酸塩、フェノールスルホン酸類とホルムアルデヒドと尿
素の縮合生成物の塩、リグノスルホン酸塩、エチレンオ
キサイドおよび/またはプロピレンオキサイドとアルカ
ノール類、アルカンジオール類、フェノール類、カルボ
ン酸類、アミン類、カルボキサミド類および/またはそ
れらの硫酸モノエステルとの付加体などが含まれ、ま
た、上記化合物の混合物を用いることも可能である。し
かしながら、リグノスルホン酸塩、例えばWestva
coから入手可能なReaxクラフトリグニン類または
Borregaardから入手可能なUfoxaneス
ルファイトリグニン類などが特に好適である。
【0046】本発明は更に式(I)で表される化合物を
完全合成もしくは半合成高分子量材料の染色で用いるこ
とにも関する。これらは特に合成繊維材料、特に芳香族
ポリエステルおよび/または酢酸セルロースで作られた
材料の染色または印刷で用いるに適切である。その結果
として生じる染物は高い色強度を有しかつ優れた光堅牢
度、特に高熱光堅牢度を示し、このことから、これらは
自動車用織物材料の染色および印刷そしてミクロ繊維の
染色で用いるに特に適切である。これらはまた織物およ
び非織物基質の伝熱印刷(thermal trans
fer printing)、例えば画像記録用のD2
T2染料拡散伝熱方法などで用いるにも適切である。更
に、本染料は、プラスチック、例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネートおよび
プラスチックブレンド物、例えばABSなどの大量彩色
(mass coloration)でも使用可能であ
る。本染料のいくつか、特にAがシアノメチレン基を表
す染料は蛍光を示し、このことからこれらは蛍光染料と
して用いるに適切である。
【0047】本発明に従う染料でポリエステル織物材料
を染色する時、スピン染色(spin−dyeing)
で用いられる手順が利用可能であるが、好適には水懸濁
液を用いてこれの染色を行う。この目的で、本染料を、
一般に知られている方法を用い、例えば分散剤および/
または充填材存在下の水中で製粉を行うことなどで、染
料調合物に変換する。任意に真空乾燥またはスプレー乾
燥を行うことも可能であり、このようにして乾燥させた
調合物に水を添加した後、これを短浴(short l
iquor)または長浴(long liquor)中
で行う染色、埋め込み(padding)または印刷な
どで用いることができる。
【0048】製造を行っている間か或は分散度合を改良
する目的で、表面活性を示す薬剤またはそのような助剤
の混合物を添加してもよく、これらは合成中か或は製粉
中に添加可能である。勿論、合成中または合成後に行う
製粉処理、例えばパールミル(pearl mill)
を用いた湿式製粉などで、本染料の粒子サイズに所望通
りの影響を与えてこれを要求値に調整することも可能で
ある。
【0049】適切な分散剤はアニオン型またはノニオン
型の分散剤である。1つの群または他の群由来の分散剤
とは別に、また、分散剤の混合物を用いることも可能で
あり、このことは主にノニオン分散剤とアニオン分散剤
の混合物を意味する、と言うのは、アニオン分散剤とカ
チオン分散剤を互いに混合すると沈澱物の生成がもたら
されるからである。
【0050】アニオン分散剤の中でも特に芳香族スルホ
ン酸とホルムアルデヒドの縮合生成物、例えばホルムア
ルデヒドとアルキルナフタレンスルホン酸の縮合生成
物、またはホルムアルデヒドとナフタレンスルホン酸と
ベンゼンスルホン酸の縮合生成物など、そして置換もし
くは未置換フェノールとホルムアルデヒドと重亜硫酸ナ
トリウムの縮合生成物が有効であることを確かめた。
【0051】他の適切な化合物は特にリグノスルホン酸
塩、例えばスルファイトまたはクラフト方法で得られる
リグノスルホン酸塩である。これらは、好適には、部分
的に加水分解、酸化、プロポキシル化または脱スルホン
化を受けさせそして公知方法、例えば分子量またはスル
ホン化度などで分別した生成物である。スルファイトリ
グニン類とクラフトリグノスルホン酸塩の混合物もまた
非常に有効である。
【0052】特に適切なリグノスルホン酸塩は、平均分
子量が1000から100,000で活性リグノスルホ
ン酸塩含有量が少なくとも80%で好適には多価カチオ
ン含有量が低いリグノスルホン酸塩である。
【0053】幅広い範囲に渡ってスルホン化度を変化さ
せることができる。
【0054】ノニオン分散剤または乳化剤の例には、ア
ルキレンオキサイドとアルキル化可能化合物、例えば脂
肪アルコール類、脂肪アミン類、脂肪酸類、フェノール
類、アルキルフェノール類、アリールアルキルフェノー
ル類およびカルボキサミド類などとの反応生成物が含ま
れる。
【0055】これらは、例えば、エチレンオキサイドを a)C原子数が6から20の飽和および/または不飽和
脂肪アルコール類とか、或は b)アルキル基中のC原子数が4から12のアルキルフ
ェノール類とか、或は c)C原子数が14から20の飽和および/または不飽
和脂肪アミン類とか、或は d)C原子数が14から20の飽和および/または不飽
和脂肪酸とか、或は e)水添および/または未水添樹脂酸と、反応させた生
成物の種類のエチレンオキサイド付加体であってもよ
い。
【0056】個々のエチレンオキサイド付加体には、 a)C原子数が6から20の飽和および/または不飽和
脂肪アルコール類を5から30モルのエチレンオキサイ
ドと反応させた生成物、 b)C原子数が4から12のアルキルフェノール類を5
から20モルのエチレンオキサイドと反応させた生成
物、 c)C原子数が14から20の飽和および/または不飽
和脂肪アミン類を5から20モルのエチレンオキサイド
と反応させた生成物、 d)C原子数が14から20の飽和および/または不飽
和脂肪酸を5から20モルのエチレンオキサイドと反応
させた生成物、が含まれる。
【0057】好適なさらなる分散剤はアルコキシル化ス
チレン/フェノール縮合生成物であり、これらは任意に
それらの無機エステルとの混合物の状態で使用可能であ
り、このような混合物は、上記アルコキシル化スチレン
/フェノール縮合生成物を無機酸、例えばスルファミン
酸などと反応させると得られる。
【0058】特にポリエステルの染色ではまた上記式
(I)で表される染料の混合物も適切であり、このよう
な混合物を用いると、恐らくは、結果として染料のエキ
ゾースト性およびビルドアップ性が向上しかつ分散性が
向上するであろう。
【0059】この新規な染料混合物は以下に示す如きい
ろいろな方法で調製可能である: 1. 個別に製造して仕上げした個々の染料成分を混合
する方法、 2. 個別に製造した個々の成分を一緒にして仕上げを
行う方法、 3. 例えばxが0または1を表す式(I)で表される
染料と式(II)で表される染料の混合物を異なる前駆
体の混合物から一緒に合成する方法。
【0060】本染料の混合を有利には適切なミル、例え
ばボールミルまたはサンドミルなど中で実施する。しか
しながら、また、個別に仕上げした個々の染料を染浴に
撹拌しながら入れることでこれらを混合することも可能
である。
【0061】基R1とR2のみが異なる式(I)で表され
る染料混合物が特に適切である。
【0062】しかしながら、本染料は、また、これを他
の分散染料と一緒にして、例えば繊維に褐色、灰色また
は緑色の色合いをもたらす混合物の調製で用いるにも非
常に適切である。
【0063】本発明の好適なさらなる態様は、上記式
(I)で表される1種以上の染料と自動車カバー生地用
ポリエステル繊維またはポリエステル織物材料の染色で
通常用いられる1種以上の染料との混合物に関する。自
動車用カバー生地の染色で用いられる染料は、特にア
ゾ、ジスアゾ、アントラキノン、ニトロ、ナフタルイミ
ドおよびテレナフタルイミド染料であり得る。この種類
の混合物で用いるに特に好適な染料の例は、カラーイン
デックス染料のイエロー23、 42、51、59、6
5、71、86、108、122、163、182、2
11、オレンジ29、30、32、41、44、45、
61、73、レッド60、82、86、91、92、1
27、134、138、159、167、191、20
2、258、279、284、302、323、ブルー
27、54、56、60、73、77、79、79:
1、87、266、333、361、バイオレット2
7、28、57および95であり、このような染料混合
物の重量比は望まれる色合いに依存する。
【0064】
【実施例】実施例1: 800mlのメタノールに、撹拌しながら、
純度が92.8%の工業グレードのアミノ−イミノ−イ
ソインドレニンを234.7g(1.5モル)入れ、そ
してR1とR2が一緒になってペンタメチレン基を形成し
ている式(VI)で表されるシアノアセトピペリジドを
228.2g入れ、その結果として生じた混合物を室温
に6時間維持した後、5時間還流させた。沈澱してきた
物質を室温で吸引濾別した後、メタノールそして水で洗
浄した。乾燥後、式
【0065】
【化16】
【0066】で表される生成物を199.8g(理論値
の87.5%)得た。
【0067】実施例2:100mlのN−メチル−ピロ
リドンに実施例1で得た生成物を28g(0.1モ
ル)、2−シアノ−メチルベンゾトリアゾールを17.
4g(0.1モル)そして氷酢酸を6ml入れて室温で
一晩撹拌した。次に、メタノールを50ml加えた後、
そのバッチを更に3時間還流させた。沈澱してきた生成
物を室温で吸引濾別した後、水そしてメタノールで洗浄
することにより、式
【0068】
【化17】
【0069】で表される染料を29.8g得た。この染
料はポリエステル繊維を優れた光堅牢度で蛍光黄色色合
いに染める。
【0070】実施例3:132ml(1.5モル)のシ
アノ酢酸メチルと182ml(1.575モル)のメチ
ル−ブチルアミンを8時間還流させた後、メタノールを
400mlそして純度が92.8%の工業グレードのア
ミノ−イミノ−イソインドレニンを234.7g(1.
5モル)加えた。このバッチを室温に1時間維持した
後、更に5時間還流させた。氷浴中で冷却した後、沈澱
してきた物質を吸引濾別し、氷冷メタノールそして水で
洗浄した。乾燥後、下記の式
【0071】
【化18】
【0072】で表される生成物を325g(理論値の7
6.9%)得た。
【0073】実施例4:実施例3で得た生成物28.2
g(0.1モル)、2−シアノメチルベンゾチアゾール
17.4g(0.1モル)、氷酢酸100mlおよび水
50mlを室温で2時間そして50℃で更に4時間撹拌
した。沈澱してきた生成物を室温で吸引濾別した後、水
そしてメタノールで洗浄することにより、式
【0074】
【化19】
【0075】で表される染料を32.5g得た。この染
料も同様にポリエステル繊維を優れた光堅牢度で蛍光黄
色色合いに染める。
【0076】実施例5:2−シアノメチルベンゾチアゾ
ールの代わりに2−シアノメチルベンズイミダゾールを
用いる以外は実施例4の手順を繰り返すことにより、式
【0077】
【化20】
【0078】で表される染料を34.3g得た。この染
料も同様にポリエステル繊維を優れた光堅牢度で黄色色
合いに染める。
【0079】実施例6:実施例3で得た物質28.2g
(0.1モル)、2−アミノベンゾチアゾール17g
(0.11モル)、氷酢酸6mlおよびn−ブタノール
150mlを7時間還流させた。室温に冷却した後、沈
澱してきた染料を濾別し、メタノールそして水で洗浄す
ることにより、下記の式
【0080】
【化21】
【0081】で表される染料を26.7g得た。この染
料も同様にポリエステル繊維を優れた堅牢特性で緑がか
った黄色色合いに染める。
【0082】実施例7:メチル−ブチルアミンの代わり
に(2−ヒドロキシエチル)−メチルアミンを用いる以
外は実施例3の手順を繰り返すことにより、式
【0083】
【化22】
【0084】で表される生成物を匹敵する収率で得た。
【0085】実施例8:実施例7で得た生成物27g
(0.1モル)を実施例6の手順で2−アミノベンゾチ
アゾールと反応させた後、その結果として生じた生成物
を単離した。その乾燥させた物質を150mlの氷酢酸
と12mlの無水酢酸に入れて80℃で5時間加熱し
た。室温に冷却した後、水を少量添加することで沈澱を
完結させ、その沈澱物を吸引濾別し、水で洗浄すること
により、式
【0086】
【化23】
【0087】で表される染料を19.3g得た。この染
料は実施例6で得た染料のそれに類似した特性を示す。
【0088】実施例9:159.7g(1.1モル)の
アミノ−イミノ−イソインドレニンと150.2g
(1.0モル)の2−アミノベンゾチアゾールと750
mlのメタノールを24時間還流させた。室温に冷却し
た後、沈澱してきた生成物を吸引濾別し、エタノールそ
して水で洗浄した。70℃で乾燥後、式:
【0089】
【化24】
【0090】で表される生成物を226.9g(理論値
の81.5%)得た。
【0091】実施例10:150mlのメチルグリコー
ルに、撹拌しながら、実施例9で調製した化合物を2
7.8g(0.1モル)入れ、そしてシアノ酢酸メチル
とヘキサメチレンイミンの反応生成物を16.7g
(0.1モル)入れ、その結果として生じた混合物を1
10℃で10時間加熱した。単離することで下記の式:
【0092】
【化25】
【0093】で表される染料を30.3g得た。この染
料もポリエステル繊維を実施例5で得た染料のそれに匹
敵する堅牢特性で同様な色合いに染める。
【0094】実施例11:シアノアセトピペリジドをシ
アノ酢酸メチルとヘキサメチレンイミンの類似反応生成
物で置き換える以外は実施例1の手順を繰り返すことに
より、式:
【0095】
【化26】
【0096】で表される生成物を匹敵する収率で得た。
【0097】実施例12:実施例11で調製した化合物
29.4g(0.1モル)、2−シアノメチル−ベンゾ
チアゾール17.4gおよび氷酢酸150mlを室温で
2時間そして50℃で4時間撹拌した。その生成物を室
温で吸引濾別し、メタノールそして水で洗浄した。この
ようにして、式
【0098】
【化27】
【0099】で表される染料を34.7g単離した。
【0100】この染料はポリエステル繊維を蛍光黄色色
合いに染める。
【0101】以下の表に挙げる実施例の染料も同様に調
製し、ここで、化合物VIIの置換基は表に示す意味を
有する。
【0102】
【表1】
【0103】
【表2】
【0104】
【表3】
【0105】
【表4】
【0106】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0107】1. 式(I)
【0108】
【化28】
【0109】[式中、Aは、Nまたはシアノメチレン基
を表し、Bは、S、OまたはNHを表し、R1は、アル
コキシ、アシルオキシ、ハロゲン、CN、アリールから
成る群から選択される1つ以上の同一もしくは異なる置
換基で置換されているか或は未置換でありそして/また
は酸素原子が1個以上割り込んでいるか或は割り込んで
いないC原子数が1から12の飽和もしくは不飽和脂肪
族基を表し、R2は、水素またはアリールを表すか或は
1で与えた意味の1つを取り、ここで、R1とR2は同
じか或は異なっていてもよく、或はR1とR2は、それら
が結合しているN原子と一緒になって、複素環式環を形
成しており、R3は、ハロゲン、特にCl、FおよびB
rを表すか、或はC1−C4−アルキルを表すか、或はC
原子数が1から4の飽和もしくは不飽和脂肪族アルコキ
シ基、特にC1−C4−アルコキシを表し、ここで、これ
はC1−C4−アルコキシ、CNまたはNO2で置換され
ているか或は未置換であり、そしてxは、0から4の数
を表す]で表される化合物。
【0110】2. xが0または1を表す式(I)で表
されるか或はそれの互変異性形態に相当する第1項記載
の化合物。
【0111】3. 式(II)
【0112】
【化29】
【0113】[式中、A、R1−R3およびxが第1項で
与えた意味を有する]で表されるか或はそれの互変異性
形態に相当する第1項記載の化合物。
【0114】4. R3が塩素、メチル、メトキシまた
はエトキシを表す式(I)で表されるか或はそれの互変
異性形態に相当する第1項記載の化合物。
【0115】5. 第1項記載の化合物を製造する方法
であって、式(III)
【0116】
【化30】
【0117】で表される化合物を式(IV)
【0118】
【化31】
【0119】で表される化合物と一緒に縮合させるか或
は式(V)
【0120】
【化32】
【0121】で表されるアミノイソインドレニンを式
(VI)
【0122】
【化33】
【0123】で表されるシアノアセトアミドと一緒に縮
合させることで式(I)
【0124】
【化34】
【0125】[式中、Aは、Nまたはシアノメチレン基
を表し、Bは、S、OまたはNHを表し、R1は、アル
コキシ、アシルオキシ、ハロゲン、CN、アリールから
成る群から選択される1つ以上の同一もしくは異なる置
換基で置換されているか或は未置換でありそして/また
は酸素原子が1個以上割り込んでいるか或は割り込んで
いないC原子数が1から12の飽和もしくは不飽和脂肪
族基を表し、R2は、水素またはアリールを表すか或は
1で与えた意味の1つを取り、ここで、R1とR2は同
じか或は異なっていてもよく、或はR1とR2は、それら
が結合しているN原子と一緒になって、複素環式環を形
成しており、R3は、ハロゲン、特にCl、FおよびB
rを表すか、或はC1−C4−アルキルを表すか、或はC
原子数が1から4の飽和もしくは不飽和脂肪族アルコキ
シ基、特にC1−C4−アルコキシを表し、ここで、これ
はC1−C4−アルコキシ、CNまたはNO2で置換され
ているか或は未置換であり、そしてxは、0から4の数
を表す]で表される化合物を生じさせる方法。
【0126】6. 完全に合成か或は半合成の高分子量
材料を染色または印刷する方法であって、第1項記載の
化合物を用いる方法。
【0127】7. 自動車用カバー生地を染色または印
刷する第6項記載の方法。
【0128】8. 式(III)
【0129】
【化35】
【0130】[式中、R1は、アルコキシ、アシルオキ
シ、ハロゲン、CN、アリールから成る群から選択され
る1つ以上の同一もしくは異なる置換基で置換されてい
るか或は未置換でありそして/または酸素原子が1個以
上割り込んでいるか或は割り込んでいないC原子数が1
から12の飽和もしくは不飽和脂肪族基を表し、R
2は、アリールを表すか或はR1で与えた意味の1つを取
り、ここで、R1とR2は同じか或は異なっていてもよ
く、或はR1とR2は、それらが結合しているN原子と一
緒になって、複素環式環を形成している]で表される化
合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 417/06 209 C07D 417/06 209 417/12 209 417/12 209

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 [式中、Aは、Nまたはシアノメチレン基を表し、B
    は、S、OまたはNHを表し、R1は、アルコキシ、ア
    シルオキシ、ハロゲン、CN、アリールから成る群から
    選択される1つ以上の同一もしくは異なる置換基で置換
    されているか或は未置換でありそして/または酸素原子
    が1個以上割り込んでいるか或は割り込んでいないC原
    子数が1から12の飽和もしくは不飽和脂肪族基を表
    し、R2は、水素またはアリールを表すか或はR1で与え
    た意味の1つを取り、ここで、R1とR2は同じか或は異
    なっていてもよく、或はR1とR2は、それらが結合して
    いるN原子と一緒になって、複素環式環を形成してお
    り、R3は、ハロゲン、特にCl、FおよびBrを表す
    か、或はC1−C4−アルキルを表すか、或はC原子数が
    1から4の飽和もしくは不飽和脂肪族アルコキシ基、特
    にC1−C4−アルコキシを表し、ここで、これはC1
    4−アルコキシ、CNまたはNO2で置換されているか
    或は未置換であり、そしてxは、0から4の数を表す]
    で表される化合物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の化合物を製造する方法で
    あって、式(III) 【化2】 で表される化合物を式(IV) 【化3】 で表される化合物と縮合させるか或は式(V) 【化4】 で表されるアミノイソインドレニンを式(VI) 【化5】 で表されるシアノアセトアミドと縮合させることで式
    (I) 【化6】 [式中、Aは、Nまたはシアノメチレン基を表し、B
    は、S、OまたはNHを表し、R1は、アルコキシ、ア
    シルオキシ、ハロゲン、CN、アリールから成る群から
    選択される1つ以上の同一もしくは異なる置換基で置換
    されているか或は未置換でありそして/または酸素原子
    が1個以上割り込んでいるか或は割り込んでいないC原
    子数が1から12の飽和もしくは不飽和脂肪族基を表
    し、R2は、水素またはアリールを表すか或はR1で与え
    た意味の1つを取り、ここで、R1とR2は同じか或は異
    なっていてもよく、或はR1とR2は、それらが結合して
    いるN原子と一緒になって、複素環式環を形成してお
    り、R3は、ハロゲン、特にCl、FおよびBrを表す
    か、或はC1−C4−アルキルを表すか、或はC原子数が
    1から4の飽和もしくは不飽和脂肪族アルコキシ基、特
    にC1−C4−アルコキシを表し、ここで、これはC1
    4−アルコキシ、CNまたはNO2で置換されているか
    或は未置換であり、そしてxは、0から4の数を表す]
    で表される化合物を生じさせる方法。
  3. 【請求項3】 完全に合成か或は半合成の高分子量材料
    を染色または印刷する方法であって、請求項1記載の化
    合物を用いる方法。
  4. 【請求項4】 式(III) 【化7】 [式中、R1は、アルコキシ、アシルオキシ、ハロゲ
    ン、CN、アリールから成る群から選択される1つ以上
    の同一もしくは異なる置換基で置換されているか或は未
    置換でありそして/または酸素原子が1個以上割り込ん
    でいるか或は割り込んでいないC原子数が1から12の
    飽和もしくは不飽和脂肪族基を表し、R2は、アリール
    を表すか或はR1で与えた意味の1つを取り、ここで、
    1とR2は同じか或は異なっていてもよく、或はR1
    2は、それらが結合しているN原子と一緒になって、
    複素環式環を形成している]で表される化合物。
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