JPH1082202A - 耐震架構構造 - Google Patents
耐震架構構造Info
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- JPH1082202A JPH1082202A JP23553096A JP23553096A JPH1082202A JP H1082202 A JPH1082202 A JP H1082202A JP 23553096 A JP23553096 A JP 23553096A JP 23553096 A JP23553096 A JP 23553096A JP H1082202 A JPH1082202 A JP H1082202A
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 42
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 29
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 29
- 239000003351 stiffener Substances 0.000 claims abstract description 11
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- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブレース構造を用いた耐震架構構造におい
て、通常鋼を用いてせん断抵抗材を形成しても、せん断
抵抗材の板面外に座屈することなく、かつ、良好な断塑
性性状を示すようにする。また、せん断抵抗材のさらに
安定した弾塑性挙動を確保する。 【解決手段】 耐震架構構造1は、柱2、2と梁3、3
とで形成されている架構の内側にブレース4、4が配置
されている。各ブレース4、4は、その軸心線4a、4
aが交叉点4bで交叉し、この交叉点4bは梁3の軸心
線3a上に位置している。ブレース4、4の各他端部側
はつなぎ材5に固定されて、このつなぎ材5と梁3と
は、せん断抵抗部6により垂直方向に連結されている。
また、このせん断抵抗部6の両側部にはリンクプレート
7、7が配置され、このリンクプレート7、7もつなぎ
材5と梁3とを垂直方向に連結している。せん断抵抗部
6は、通常鋼(SS400)からなるせん断パネル(せ
ん断抵抗材)を備えている。また、スチフナを、せん断
パネル両面側に取り付けて座屈補剛している。
て、通常鋼を用いてせん断抵抗材を形成しても、せん断
抵抗材の板面外に座屈することなく、かつ、良好な断塑
性性状を示すようにする。また、せん断抵抗材のさらに
安定した弾塑性挙動を確保する。 【解決手段】 耐震架構構造1は、柱2、2と梁3、3
とで形成されている架構の内側にブレース4、4が配置
されている。各ブレース4、4は、その軸心線4a、4
aが交叉点4bで交叉し、この交叉点4bは梁3の軸心
線3a上に位置している。ブレース4、4の各他端部側
はつなぎ材5に固定されて、このつなぎ材5と梁3と
は、せん断抵抗部6により垂直方向に連結されている。
また、このせん断抵抗部6の両側部にはリンクプレート
7、7が配置され、このリンクプレート7、7もつなぎ
材5と梁3とを垂直方向に連結している。せん断抵抗部
6は、通常鋼(SS400)からなるせん断パネル(せ
ん断抵抗材)を備えている。また、スチフナを、せん断
パネル両面側に取り付けて座屈補剛している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中高層建築物な
どに用いられる耐震架構構造に関する。
どに用いられる耐震架構構造に関する。
【0002】
【従来の技術】中高層建築物などの地震や風などの抵抗
要素として、ブレース構造を用いた架構が従来より広く
用いられているが、近年、柱、梁、ブレースの軸材心を
一致させず、建物に安定した弾塑性挙動を付加すること
ができる偏心ブレースとして、Y型ブレース、ハ型ブレ
ースなどが提案されている。かかる技術は、ブレース上
端部と梁とを垂直な束材(せん断抵抗材)を介して結合
し、地震などのエネルギの吸収を可能としている。
要素として、ブレース構造を用いた架構が従来より広く
用いられているが、近年、柱、梁、ブレースの軸材心を
一致させず、建物に安定した弾塑性挙動を付加すること
ができる偏心ブレースとして、Y型ブレース、ハ型ブレ
ースなどが提案されている。かかる技術は、ブレース上
端部と梁とを垂直な束材(せん断抵抗材)を介して結合
し、地震などのエネルギの吸収を可能としている。
【0003】また、前記束材として、極低降伏点鋼で形
成された鋼板を用いる技術も提案されている(特開平8
−135250号公報、特開平8−135251号公
報、鋼構造論文集第1巻第1号41〜52頁「低降伏応
力度鋼のK型制振ブレースへの適用について」〔199
4年3月〕など参照)。
成された鋼板を用いる技術も提案されている(特開平8
−135250号公報、特開平8−135251号公
報、鋼構造論文集第1巻第1号41〜52頁「低降伏応
力度鋼のK型制振ブレースへの適用について」〔199
4年3月〕など参照)。
【0004】図3に示すように、ハ型ブレースを用いた
従来の一般的な架構構造は、柱11、11と梁12とで
形成されている架構の内側にブレース13、13をハ型
に配置している。すなわち、この両ブレース13、13
は一端部がつなぎ材14の両端側に各々固定されてい
る。つなぎ材14は、長さ方向を水平方向としていて、
このつなぎ材14と梁12とは、一対のせん断抵抗材1
5、15で連結されている。
従来の一般的な架構構造は、柱11、11と梁12とで
形成されている架構の内側にブレース13、13をハ型
に配置している。すなわち、この両ブレース13、13
は一端部がつなぎ材14の両端側に各々固定されてい
る。つなぎ材14は、長さ方向を水平方向としていて、
このつなぎ材14と梁12とは、一対のせん断抵抗材1
5、15で連結されている。
【0005】このような架構構造の建物が揺れを受ける
と、せん断抵抗材15、15が、その弾塑性により揺れ
のエネルギを吸収する。
と、せん断抵抗材15、15が、その弾塑性により揺れ
のエネルギを吸収する。
【0006】また、図4に示すように、Y型ブレースを
用いた従来の一般的な架構構造は、柱21、21と梁2
2とで形成されている架構の内側にブレース23、23
をY型に配置している。すなわち、この両ブレース2
3、23は各々一端側がせん断抵抗材24の一端側に固
定されている。
用いた従来の一般的な架構構造は、柱21、21と梁2
2とで形成されている架構の内側にブレース23、23
をY型に配置している。すなわち、この両ブレース2
3、23は各々一端側がせん断抵抗材24の一端側に固
定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では以下のような問題があった。
術では以下のような問題があった。
【0008】すなわち、極低降伏点鋼とは、降伏応力度
が5〜20kg/mm2程度、伸びが30%程度以上の鋼材
として従来より知られているが、高価な材料であり、よ
り安価な材料で同様の高価を奏する技術が求められてい
た。
が5〜20kg/mm2程度、伸びが30%程度以上の鋼材
として従来より知られているが、高価な材料であり、よ
り安価な材料で同様の高価を奏する技術が求められてい
た。
【0009】極低降伏点鋼を、せん断抵抗材として用い
るのは、低応力度で降伏し、弾塑性性状を示しやすいか
らである。
るのは、低応力度で降伏し、弾塑性性状を示しやすいか
らである。
【0010】そこで、通常鋼で同様の弾塑性性状を示す
ようにするには、比較的板厚の薄いせん断抵抗材を形成
すればよい。
ようにするには、比較的板厚の薄いせん断抵抗材を形成
すればよい。
【0011】しかしながら、このようなせん断抵抗材
は、板厚の薄さから、板面外に座屈しやすいという問題
がある。
は、板厚の薄さから、板面外に座屈しやすいという問題
がある。
【0012】そこで、この発明の目的は、ブレース構造
を用いた耐震架構構造において、通常鋼を用いてせん断
抵抗材を形成しても、せん断抵抗材の板面外に座屈する
ことなく、かつ、良好な断塑性性状を示すようにするこ
とにある。
を用いた耐震架構構造において、通常鋼を用いてせん断
抵抗材を形成しても、せん断抵抗材の板面外に座屈する
ことなく、かつ、良好な断塑性性状を示すようにするこ
とにある。
【0013】また、この発明の別の目的は、せん断抵抗
材のさらに安定した弾塑性挙動を確保することにある。
材のさらに安定した弾塑性挙動を確保することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段を、後述する発明の実施の形態における対応す
る部材や符号もカッコ書きで付記して説明する。
めの手段を、後述する発明の実施の形態における対応す
る部材や符号もカッコ書きで付記して説明する。
【0015】(1)請求項1に記載の発明は、建築物の柱
(2、2)と梁(3、3)とで形成されている架構を有
し、この架構の内側には一対のブレース(4、4)が配
置され、この一対のブレースは各々の一端側が何れも所
定のつなぎ材(5)に固定されており、(スチフナ6
4、64により)座屈捕剛された鋼板であるせん断抵抗
材(61)により前記つなぎ材と前記梁とは連結されて
いて、このせん断抵抗材は所定の地震揺れを受けると、
その弾塑性により前記架構の揺れを吸収するものであ
る、耐震架構構造(1)である。
(2、2)と梁(3、3)とで形成されている架構を有
し、この架構の内側には一対のブレース(4、4)が配
置され、この一対のブレースは各々の一端側が何れも所
定のつなぎ材(5)に固定されており、(スチフナ6
4、64により)座屈捕剛された鋼板であるせん断抵抗
材(61)により前記つなぎ材と前記梁とは連結されて
いて、このせん断抵抗材は所定の地震揺れを受けると、
その弾塑性により前記架構の揺れを吸収するものであ
る、耐震架構構造(1)である。
【0016】請求項1に記載の耐震架構構造によれば、
所定の地震揺れを受けると、ブレースが座屈する前にせ
ん断抵抗材の弾塑性挙動で揺れを吸収する。
所定の地震揺れを受けると、ブレースが座屈する前にせ
ん断抵抗材の弾塑性挙動で揺れを吸収する。
【0017】また、通常鋼を用いて比較的板厚の薄いせ
ん断抵抗材を形成しても、補剛をしたことによりせん断
抵抗材の板面外に座屈することなく、かつ、板厚を比較
的薄くしたことにより極低降伏点鋼を用いた場合と同様
の良好な断塑性性状を示すようにすることができる。
ん断抵抗材を形成しても、補剛をしたことによりせん断
抵抗材の板面外に座屈することなく、かつ、板厚を比較
的薄くしたことにより極低降伏点鋼を用いた場合と同様
の良好な断塑性性状を示すようにすることができる。
【0018】(2)請求項2に記載の発明は、前記せん断
抵抗材の両側には前記つなぎ材と前記梁とを連結する案
内部材(リンクプレート7、7)が配置され、この案内
部材は前記地震揺れのときに前記つなぎ材を水平方向に
挙動するよう案内する、請求項1に記載の耐震架構構造
である。
抵抗材の両側には前記つなぎ材と前記梁とを連結する案
内部材(リンクプレート7、7)が配置され、この案内
部材は前記地震揺れのときに前記つなぎ材を水平方向に
挙動するよう案内する、請求項1に記載の耐震架構構造
である。
【0019】請求項2に記載の耐震架構構造によれば、
架構が揺れを受けたときに案内部材がつなぎ材を水平方
向に挙動するよう案内するから、局部的な曲げがせん断
抵抗材に加わることを防止でき、もって、せん断抵抗材
は安定した弾塑性挙動を示す。
架構が揺れを受けたときに案内部材がつなぎ材を水平方
向に挙動するよう案内するから、局部的な曲げがせん断
抵抗材に加わることを防止でき、もって、せん断抵抗材
は安定した弾塑性挙動を示す。
【0020】(3)請求項3に記載の発明は、前記両ブレ
ースの軸心線(4a、4a)が交叉する位置(交叉点4
b)は前記梁の軸芯線(3a)上にある、請求項1又は
請求項2に記載の耐震架構構造である。
ースの軸心線(4a、4a)が交叉する位置(交叉点4
b)は前記梁の軸芯線(3a)上にある、請求項1又は
請求項2に記載の耐震架構構造である。
【0021】請求項3に記載の耐震架構構造によれば、
一対のブレースの軸芯線が交叉する位置は梁の軸芯線上
にあるから、ブレースと枠体の梁との間に介在させるせ
ん断抵抗材に曲げが生じず、せん断力のみ作用すること
が可能であるため、せん断抵抗性能を従来より向上させ
ることができる。
一対のブレースの軸芯線が交叉する位置は梁の軸芯線上
にあるから、ブレースと枠体の梁との間に介在させるせ
ん断抵抗材に曲げが生じず、せん断力のみ作用すること
が可能であるため、せん断抵抗性能を従来より向上させ
ることができる。
【0022】(4)前記座屈補剛は、例えば、次のように
行うことができる。
行うことができる。
【0023】すなわち、前記せん断抵抗材は、板面方向
を垂直方向とする鋼板であり、その端縁部には前記つな
ぎ材及び前記梁に取り付けるためのフランジ部(フラン
ジ鋼板62、62、63、63)が形成されており、前
記座屈補剛を行っている部材は、前記せん断抵抗材の両
面に固定され、この両面から各々垂直に延出している一
対のスチフナ(64、64)であり、この一対のスチフ
ナは各々前記フランジ部(フランジ鋼板63、63)に
固定されている、請求項1〜請求項3の何れかに記載の
耐震架構構造(請求項4)とすることにより行うことが
できる。
を垂直方向とする鋼板であり、その端縁部には前記つな
ぎ材及び前記梁に取り付けるためのフランジ部(フラン
ジ鋼板62、62、63、63)が形成されており、前
記座屈補剛を行っている部材は、前記せん断抵抗材の両
面に固定され、この両面から各々垂直に延出している一
対のスチフナ(64、64)であり、この一対のスチフ
ナは各々前記フランジ部(フランジ鋼板63、63)に
固定されている、請求項1〜請求項3の何れかに記載の
耐震架構構造(請求項4)とすることにより行うことが
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】まず、構成について説明する。
【0025】図1に示すように、この発明の実施の一形
態である耐震架構構造1は、柱2、2と梁3、3とで形
成されている架構の内側にブレース4、4が配置されて
いる。各ブレース4、4は柱2と梁3との連結部分に一
端部が固定され、他端部は斜め上方に延出している。そ
して、ブレース4、4の軸心線4a、4aは交叉点4b
で交叉し、この交叉点4bは梁3の軸心線3a上の中央
部に位置している。
態である耐震架構構造1は、柱2、2と梁3、3とで形
成されている架構の内側にブレース4、4が配置されて
いる。各ブレース4、4は柱2と梁3との連結部分に一
端部が固定され、他端部は斜め上方に延出している。そ
して、ブレース4、4の軸心線4a、4aは交叉点4b
で交叉し、この交叉点4bは梁3の軸心線3a上の中央
部に位置している。
【0026】ブレース4、4の各他端部側は水平方向を
長さ方向とするつなぎ材5に固定されている。このつな
ぎ材5の長さ方向中央部と梁3とは、せん断抵抗部6に
より垂直方向に連結されている。また、このせん断抵抗
部6の両側部にはリンクプレート7、7が配置され、こ
のリンクプレート7、7もつなぎ材5と梁3とを垂直方
向に連結している。
長さ方向とするつなぎ材5に固定されている。このつな
ぎ材5の長さ方向中央部と梁3とは、せん断抵抗部6に
より垂直方向に連結されている。また、このせん断抵抗
部6の両側部にはリンクプレート7、7が配置され、こ
のリンクプレート7、7もつなぎ材5と梁3とを垂直方
向に連結している。
【0027】前記せん断抵抗部6は、図2に示すよう
に、通常鋼(例えばSS400)からなる矩形板状のせ
ん断パネル(せん断抵抗材)61を備えている。せん断
パネル61の左右上下辺には矩形のフランジ鋼板62、
62、63、63を取り付けている。また、矩形状のス
チフナ64、64を、せん断パネル61の両面側に取り
付けて座屈補剛している。すなわち、せん断パネル61
の各面側において、スチフナ64の長辺の一方をせん断
パネル61に取付け、このパネル61の両面から各々垂
直に延出しており、スチフナ64の両短辺はフランジ鋼
板63、63に各々取り付けている。なお、梁2及びつ
なぎ材5に対するせん断抵抗部6の固定は、上下のフラ
ンジ鋼板62、62を、各々、梁2、つなぎ材5にボル
ト留めすることにより行っている。
に、通常鋼(例えばSS400)からなる矩形板状のせ
ん断パネル(せん断抵抗材)61を備えている。せん断
パネル61の左右上下辺には矩形のフランジ鋼板62、
62、63、63を取り付けている。また、矩形状のス
チフナ64、64を、せん断パネル61の両面側に取り
付けて座屈補剛している。すなわち、せん断パネル61
の各面側において、スチフナ64の長辺の一方をせん断
パネル61に取付け、このパネル61の両面から各々垂
直に延出しており、スチフナ64の両短辺はフランジ鋼
板63、63に各々取り付けている。なお、梁2及びつ
なぎ材5に対するせん断抵抗部6の固定は、上下のフラ
ンジ鋼板62、62を、各々、梁2、つなぎ材5にボル
ト留めすることにより行っている。
【0028】次に、作用について説明する。
【0029】この耐震架構構造1によれば、所定の地震
揺れを受けると、ブレース4、4が座屈する前にせん断
抵抗材61の弾塑性挙動で揺れを吸収する。
揺れを受けると、ブレース4、4が座屈する前にせん断
抵抗材61の弾塑性挙動で揺れを吸収する。
【0030】また、通常鋼を用いて比較的板厚の薄いせ
ん断抵抗材61を形成しても、スチフナ64、64で補
剛をしたことにより、せん断抵抗材61の板面外に座屈
することなく、かつ、板厚を比較的薄くしたことにより
極低降伏点鋼を用いた場合と同様の良好な断塑性性状を
示すようにすることができる。
ん断抵抗材61を形成しても、スチフナ64、64で補
剛をしたことにより、せん断抵抗材61の板面外に座屈
することなく、かつ、板厚を比較的薄くしたことにより
極低降伏点鋼を用いた場合と同様の良好な断塑性性状を
示すようにすることができる。
【0031】また、柱2、2と梁3、3とで形成される
架構が揺れを受けたときにリンクプレート7、7がつな
ぎ材5を水平方向に挙動するよう案内するから、局部的
な曲げがせん断抵抗材61に加わることを防止でき、も
って、せん断抵抗材61は安定した弾塑性挙動を示す。
架構が揺れを受けたときにリンクプレート7、7がつな
ぎ材5を水平方向に挙動するよう案内するから、局部的
な曲げがせん断抵抗材61に加わることを防止でき、も
って、せん断抵抗材61は安定した弾塑性挙動を示す。
【0032】さらに、一対のブレース4、4の軸芯線4
aが交叉する交叉点4bは梁3の軸芯線3a上にあるか
ら、ブレース4、4と梁3との間に介在させるせん断抵
抗材61に曲げが生じず、せん断力のみ作用することが
可能であるため、せん断抵抗性能を従来より向上させる
ことができる。
aが交叉する交叉点4bは梁3の軸芯線3a上にあるか
ら、ブレース4、4と梁3との間に介在させるせん断抵
抗材61に曲げが生じず、せん断力のみ作用することが
可能であるため、せん断抵抗性能を従来より向上させる
ことができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ブレー
ス構造を用いた耐震架構構造において、通常鋼を用いて
比較的板厚の薄いせん断抵抗材を形成しても、せん断抵
抗材の板面外に座屈することなく、かつ、せん良好な断
塑性性状を示すことができる。
ス構造を用いた耐震架構構造において、通常鋼を用いて
比較的板厚の薄いせん断抵抗材を形成しても、せん断抵
抗材の板面外に座屈することなく、かつ、せん良好な断
塑性性状を示すことができる。
【0034】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明と同様の効果を奏するほか、局部的な曲げ
がせん断抵抗材に加わることを防止して、せん断抵抗材
の安定した弾塑性挙動を確保することができる。
に記載の発明と同様の効果を奏するほか、局部的な曲げ
がせん断抵抗材に加わることを防止して、せん断抵抗材
の安定した弾塑性挙動を確保することができる。
【0035】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明と同様の効果を奏するほか、
せん断抵抗材の曲げを防止し、せん断力のみ作用させる
ことができるので、せん断抵抗性能を従来より向上させ
ることができる。
又は請求項2に記載の発明と同様の効果を奏するほか、
せん断抵抗材の曲げを防止し、せん断力のみ作用させる
ことができるので、せん断抵抗性能を従来より向上させ
ることができる。
【0036】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3の何れかに記載の発明と同様の効果を奏する
ことができる。
〜請求項3の何れかに記載の発明と同様の効果を奏する
ことができる。
【図1】この発明の実施の一形態である耐震架構構造を
示す図。
示す図。
【図2】この発明の実施の一形態である耐震架構構造に
用いられている補剛構造を示す図であり、(a)は正面
図、(b)は側面図、(c)は平面図。
用いられている補剛構造を示す図であり、(a)は正面
図、(b)は側面図、(c)は平面図。
【図3】従来のハ型ブレースを適用した耐震架構構造を
示す図。
示す図。
【図4】従来のY型ブレースを適用した耐震架構構造を
示す図。
示す図。
1 耐震架構構造 2 柱 3 梁 3a 梁の軸心線 4 ブレース 4a ブレースの軸心線 4b 軸心線の交叉点 5 つなぎ材 6 せん断抵抗部 61 せん断パネル(せん断抵抗材) 62 フランジ鋼板 63 フランジ鋼板 64 スチフナ(補剛材) 7 リンクプレート
フロントページの続き (71)出願人 596130886 玉井 宏章 広島県東広島市鏡山2−360 広大ががら 第2宿舎3−502 (72)発明者 花井 正実 広島県東広島市西条西本町1321−1 サン スクエア東広島506 (72)発明者 近藤 一夫 広島県東広島市西条町大字下三永向原354 −66 (72)発明者 玉井 宏章 広島県東広島市鏡山2−360 広大ががら 第2宿舎3−502 (72)発明者 江口 清 東京都千代田区富士見二丁目10番26号前田 建設工業株式会社内 (72)発明者 藤波 健剛 東京都千代田区富士見二丁目10番26号前田 建設工業株式会社内 (72)発明者 山崎 達司 東京都千代田区富士見二丁目10番26号前田 建設工業株式会社内 (72)発明者 岩岡 信一 東京都千代田区富士見二丁目10番26号前田 建設工業株式会社内 (72)発明者 津田 聡史 東京都千代田区富士見二丁目10番26号前田 建設工業株式会社内 (72)発明者 龍神 弘明 東京都千代田区富士見二丁目10番26号前田 建設工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】建築物の柱と梁とで形成されている架構を
有し、 この架構の内側には一対のブレースが配置され、 この一対のブレースの各々の一端側が何れも所定のつな
ぎ材に固定されており、 座屈捕剛された鋼板であるせん断抵抗材により前記つな
ぎ材と前記梁とは垂直方向に連結されていて、 前記せん断抵抗材は、その弾塑性により前記架構の揺れ
を吸収するものである、耐震架構構造。 - 【請求項2】前記せん断抵抗材の両側には前記つなぎ材
と前記梁とを連結する案内部材が配置され、 この案内部材は前記地震揺れのときに前記つなぎ材を水
平方向に挙動するよう案内する、請求項1に記載の耐震
架構構造。 - 【請求項3】前記両ブレースの軸心線が交叉する位置は
前記梁の軸芯線上にある、請求項1又は請求項2に記載
の耐震架構構造。 - 【請求項4】前記せん断抵抗材は、 板面方向を垂直方向とする鋼板であり、 その端縁部には前記つなぎ材及び前記梁に取り付けるた
めのフランジ部が形成されており、 前記座屈補剛を行っている部材は、 前記せん断抵抗材の両面に固定され、この両面から各々
垂直に延出している一対のスチフナであり、 この一対のスチフナは各々前記フランジ部に固定されて
いる、請求項1〜請求項3の何れかに記載の耐震架構構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23553096A JPH1082202A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 耐震架構構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23553096A JPH1082202A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 耐震架構構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1082202A true JPH1082202A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=16987346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23553096A Pending JPH1082202A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 耐震架構構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1082202A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012082633A (ja) * | 2010-10-13 | 2012-04-26 | Nisshin Steel Co Ltd | 木造住宅用制震装置 |
| CN116290375A (zh) * | 2023-05-24 | 2023-06-23 | 中铁城建集团第一工程有限公司 | 抗震屈曲支撑系统及其支撑方法 |
-
1996
- 1996-09-05 JP JP23553096A patent/JPH1082202A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012082633A (ja) * | 2010-10-13 | 2012-04-26 | Nisshin Steel Co Ltd | 木造住宅用制震装置 |
| CN116290375A (zh) * | 2023-05-24 | 2023-06-23 | 中铁城建集团第一工程有限公司 | 抗震屈曲支撑系统及其支撑方法 |
| CN116290375B (zh) * | 2023-05-24 | 2023-08-18 | 中铁城建集团第一工程有限公司 | 抗震屈曲支撑系统及其支撑方法 |
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