JPH1082213A - 膜端定着部の支持構造及び同構造に用いる定着ボルト - Google Patents

膜端定着部の支持構造及び同構造に用いる定着ボルト

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JPH1082213A
JPH1082213A JP26026796A JP26026796A JPH1082213A JP H1082213 A JPH1082213 A JP H1082213A JP 26026796 A JP26026796 A JP 26026796A JP 26026796 A JP26026796 A JP 26026796A JP H1082213 A JPH1082213 A JP H1082213A
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JP
Japan
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fixing bolt
film
fixing
bolt
film material
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JP26026796A
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English (en)
Inventor
Shinji Nanami
伸二 名波
Hidenari Matsumoto
秀成 松本
Toshiaki Shimada
敏秋 島田
Yuichi Kawabe
裕一 川辺
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HATSUKU LTD KK
Taiyo Kogyo Co Ltd
Original Assignee
HATSUKU LTD KK
Taiyo Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工場製作が容易で、使用時のメンテナンス、
見栄えも良い膜端定着部の支持構造を提供する。 【解決手段】 膜材52と、梁部材51の一部に設けら
れ膜材52の端部52aが定着されるクランプベース2
0と、クランプベース20に形成された取付孔21に、
軸部の軸方向の一部の周面に形成されたローレット12
を圧入して固定された定着ボルト10とを備え、膜材5
2が所定の張力を保持した状態で、膜材52の端部52
aに形成された孔部を定着ボルト10に係止させ膜材5
2を支持させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は膜端定着部の支持構
造及び同構造に用いる定着ボルトに係り、特に膜構造屋
根等に用いられる膜材端部の定着部において、展開され
た膜材の張力を負担する膜端定着部の支持構造および同
構造に用いる定着ボルトに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に大規模な膜構造屋根の膜材(以
後、屋根膜と記す。)の端部は、屋根鉄骨の一部に設け
られた膜端定着部に固定され支持されるようになってい
る。図5は、屋根膜52の端部が屋根鉄骨51の一部に
設けられた膜端定着部50を示したものである。図5を
参照して屋根膜52及びフラップ膜57が定着される膜
端定着部50の構成について説明する。膜端定着部50
は、H形鋼からなる屋根鉄骨51のフランジの上面の両
端に設けられている。以下、この上側のフランジを利用
した膜端定着部50の支持ベース部材をクランプベース
54と呼ぶ。クランプベース54上面には合成ゴムから
なるベースゴム58が貼着されている。展開された屋根
膜52の縁端部52aは所定の張力でベースゴム58の
位置まで引き寄せられて定着されている。この張力を定
着部で均一に負担できるように、エッジロープ59が用
いられている。エッジロープ59は袋状に折り返された
縁端部52aに収容されている。折り返し部分60はカ
バーゴム56とベースゴム58とで挟持され、さらに膜
定着プレート61で押さえられ、ナット53の締め込み
により、クランプベース54上面に定着される。
【0003】ここで、固定ボルト55およびこの固定ボ
ルト55をクランプベース54に取り付ける方法につい
て説明する。屋根鉄骨51のクランプベース54には長
手方向に対して200mmピッチで2列の固定ボルト5
5が列設されている。この固定ボルト55は中ボルトと
呼ばれる通常の六角ボルトである。たとえば、呼び径M
12程度のメートルネジが使用されている。材質は屋根
鉄骨51に使用する鋼材と同等の一般構造用圧延鋼材で
あり、一般にJIS規格のSS400が使用されてい
る。固定ボルト55は、あらかじめ工場でクランプベー
ス54のボルト取付丸孔に挿入されて溶接によりクラン
プベース54に固定され、現場に搬入される。膜材の定
着に際しては、縁端部52aに形成された孔を固定ボル
ト55に差し込み、ベースゴム58、カバーゴム56で
両側から挟持するように仮留めし、さらに膜定着プレー
ト61で押さえ、座金を介してナット53で締め込むこ
とにより確実に固定させる。このとき固定ボルト55の
ボルト頭は3箇所程度の点付け溶接Wによってフランジ
表面に固定されている。また、溶接作業により塗装の剥
がれた箇所には後処理としてタッチアップ塗装が施され
ている。さらに固定ボルト55の先端には膜保護キャッ
プ64が被着され、膜端定着部50全体を覆うようにフ
ラップ膜57が取り付けられている。
【0004】一方、クランプベース54となっているフ
ランジの幅方向の中央位置には下地角材65が固着され
ている。この下地角材65の全高は固定ボルト55に被
着された膜保護キャップ64の頂部高さとほぼ等しい。
フラップ膜57の中央位置はネジ67で下地角材65に
固定された固定金物66で押さえられている。
【0005】図6は屋根梁71の膜端定着部70を拡大
して示した部分断面図である。このアルミニウムパイプ
からなる屋根梁71にはアルミニウム製クランプベース
73が固着されている。このクランプベース73はリブ
プレート72を介して屋根梁71に支持されている。ク
ランプベース73の一端73aは屋根梁71の表面に溶
接されている。このクランプベース73のボルト取付孔
73bには固定ボルト55に螺合可能な雌ネジ加工がさ
れ、固定ボルト55はクランプベース73に螺着される
ようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の膜端
定着部で鋼製のクランプベースを使用した場合、塗装工
程等が必要となるため取付工程が多くなる。このため、
工事コストが高くなるという問題がある。また、クラン
プベースに固定ボルトを点付け溶接した箇所では塗膜が
十分確保できないので、溶接箇所から錆が発生するとい
う問題がある。さらに、溶接によってボルトの一部が溶
融して見栄えが悪くなったり、余盛部分と膜面とが擦れ
て膜面を傷めるおそれもある。一方、アルミニウム製の
クランプベースを使用した場合、錆の発生等の問題はな
い。しかし、膜材を定着する作業において、固定ボルト
をクランプベースにネジ止めしているため、固定ボルト
のナットを締め込む際にボルトの共回りを防止する必要
がある。このため、ボルト位置の膜材を挟んだ内外位置
に締め付け作業を行う人員を配置する必要がある。この
ため、人工数が増加してしまうとともに作業効率が悪い
という問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は上述した従来の技
術が有する問題点を解消し、工場等における製作時に、
膜材を定着する定着ボルトを容易に加工することができ
るようにした膜端定着部の支持構造及び同構造に用いる
定着ボルトを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は膜材と、梁部材の一部に設けられ前記膜材
の端部が定着される支持ベース板と、該支持ベース板に
形成された取付孔に、軸部の軸方向の一部の周面に形成
されたローレット加工部を圧入して固定された定着ボル
トとを備え、前記膜材が所定の張力を保持した状態で、
前記膜材の端部に形成された孔部を前記定着ボルトに係
止させ前記膜材を支持することを特徴とするものであ
る。
【0009】また、前記定着ボルトは、軸部の軸方向の
一部の周面にローレット加工部が形成され、該ローレッ
ト加工部を母材の取付孔に圧入させ、母材に前記軸部を
固定するようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の膜端定着部の支持
構造の一実施の形態について、添付図面を参照して説明
する。図1は、本発明の膜屋根構造の膜端定着部を拡大
して示した部分拡大断面図である。同図に示した膜端定
着部は、固定ボルト10、クランプベース20の構成以
外は図5に示した膜端定着部の構成と同一である。それ
らには図5にある符号と同一の符号を付してある。固定
ボルト10の詳細構成を図3に示した。図3(a)に示
したように、本発明の定着ボルトとしての固定ボルト1
0はメートルネジの六角ボルトからなり、軸部のボルト
頭11から軸方向に沿って所定の範囲に、その外径が雄
ネジ部分13の外径より僅かに大きいローレット加工部
12(以下、ローレット12と記す。)が形成されてい
る。このローレット12の断面形は図2に示したよう
に、凸状多角形断面からなる。本実施の形態では、山角
度が約60°をなすように設定され、外周にピッチが約
1.84mmで23個の凸状部が形成されている。ま
た、呼び径M12に対してローレット12の外径はφ=
13.3〜13.5mmの精度となっている。図2に示
した凸状部のクレスト12aは僅かに面取りされている
が、面取は必須ではない。ローレット12、雄ネジ部1
3は公知技術である切削、冷間鍛造によって形成するこ
とができる。
【0011】本実施の形態では、固定ボルト10の材質
としてクロムモリブデン鋼(JIS規格種類SCM43
5)が使用されている。このクロムモリブデン鋼はボル
トを取り付ける母材となるクランプベースを構成する一
般構造用圧延鋼材(SS400程度)の強度に対して引
張強度が約1.6倍程度ある。したがって、本発明では
この強度比を利用して図2、図3(b)に示したよう
に、固定ボルト10のローレット12の外径φ1に対
し、クランプベース20に形成する取付孔21の直径φ
2(2点鎖線)を僅かに小さくかつ固定ボルト10の雄
ネジ13の外径およびローレット12の谷の直径より僅
かに大きい範囲に設定してある。したがって、雄ネジ部
13は取付孔21を容易に通過するが、ローレット12
は通過できない。そこで、ローレット12を取付孔21
に圧入するために、本実施の形態では油圧圧入装置(図
示せず)を用いている。この油圧圧入装置は所定の固定
部に反力をとりながら、ラムを油圧動作によって伸長さ
せることができる。本実施の形態では、クランプベース
20の一部に反力をとり、固定ボルト10のボルト頭を
押圧してローレット12を取付孔21に押し込むように
動作させることができる。このときボルト硬度はクラン
プベース20の母材硬度より大きいため、取付孔21の
孔周縁部分は塑性変形して取付孔21とローレット12
の谷部との間にあった空間に押し出される。これによ
り、ローレット12の周面と塑性変形した取付孔21と
は完全に密着して図3(b)のように固定ボルト10は
クランプベース20に対して完全に固定される。
【0012】図4は、皿状のボルト頭を有する固定ボル
ト10を示したものである。ボルト頭14を同図(a)
に示した形状にすることにより、クランプベース20に
固定ボルト10を固定した際にボルト頭14が座グリさ
れたクランプベース20内にはまり込み、クランプベー
ス20の表面はフラットになる。ボルト頭14は突出せ
ず、梁回りの見栄えがよくなるという利点がある。固定
ボルト10はクランプベース20に固定された状態では
図5、図6中に矢印で示したように、膜材の張力に起因
するせん断力に対して抵抗する部材として機能する。し
たがって、ボルト頭13、14に引き抜き抵抗力を期待
する必要がないため、図4に示した皿状以外にボルト頭
のないボルトとすることも可能である。
【0013】また、クランプベース20がアルミニウム
製で固定ボルト10がクロムモリブデン鋼の異種金属と
なる場合、電食が生じるおそれがある。このような異種
金属の直接の接触を防止するために固定ボルト10の表
面に両者の中間電位差を示す金属をメッキする等の処理
を施すことが好ましい。なお、ボルト強度が母材強度よ
り大きくとれる鋼材であれば、たとえばボルト材質とし
て快削鋼としてのボロン鋼(ASBo)、機械構造用炭
素鋼材(例えばS45C、S35C)等を使用すること
ができる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、工場製作が容易で使用時のメンテナンス、見
栄えも良い膜端定着部の支持構造を提供できるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による膜端定着部の支持構造の一実施の
態様を示した拡大断面図。
【図2】本発明の膜端定着部の支持構造に用いる定着ボ
ルトのローレット部分の断面形状の一例を示し断面図。
【図3】定着ボルトの形状及び取り付け状態を示した正
面図及び説明図。
【図4】他の実施の形態による定着ボルトの形状及び取
り付け状態を示した正面図及び説明図。
【図5】従来の膜端定着部の支持構造の一例を示した部
分断面図。
【図6】従来の膜端定着部の支持構造の一例を示した部
分断面図。
【符号の説明】
10 固定ボルト 11,14 ボルト頭 12 ローレット 13 雄ネジ部 20 クランプベース 21 取付孔
フロントページの続き (72)発明者 松本 秀成 東京都目黒区東山3−22−1 太陽工業株 式会社内 (72)発明者 島田 敏秋 東京都目黒区東山3−22−1 太陽工業株 式会社内 (72)発明者 川辺 裕一 東京都台東区東上野3−15−12 株式会社 ハックリミッテッド内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】膜材と、梁部材の一部に設けられ前記膜材
    の端部が定着される支持ベース板と、該支持ベース板に
    形成された取付孔に、軸部の軸方向の一部の周面に形成
    されたローレット加工部を圧入して固定された定着ボル
    トとを備え、前記膜材が所定の張力を保持した状態で、
    前記膜材の端部に形成された孔部を前記定着ボルトに係
    止させ前記膜材を支持することを特徴とする膜端定着部
    の支持構造。
  2. 【請求項2】軸部の軸方向の一部の周面にローレット加
    工部が形成され、該ローレット加工部を母材の取付孔に
    圧入させ、母材に前記軸部を固定するようにしたことを
    特徴とする膜端定着部の支持構造に用いる定着ボルト。
JP26026796A 1996-09-09 1996-09-09 膜端定着部の支持構造及び同構造に用いる定着ボルト Pending JPH1082213A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100788720B1 (ko) 2006-05-09 2007-12-26 주식회사 타이가 에어돔 설치구조
KR101533675B1 (ko) * 2014-02-13 2015-07-06 주식회사 타이가 지붕막의 연결부위 방수장치
KR102247753B1 (ko) * 2020-09-10 2021-05-04 (주)타이가 지붕막의 연결장치
CN113404200A (zh) * 2021-06-18 2021-09-17 中国建筑第八工程局有限公司 单层拉索式屋面膜结构构造及其施工方法
JP2026017677A (ja) * 2024-07-24 2026-02-05 ミサワホーム株式会社 居住設備及び挟み具

Cited By (6)

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