JPH1082308A - 油圧アクチュエータの駆動装置 - Google Patents

油圧アクチュエータの駆動装置

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JPH1082308A
JPH1082308A JP23662096A JP23662096A JPH1082308A JP H1082308 A JPH1082308 A JP H1082308A JP 23662096 A JP23662096 A JP 23662096A JP 23662096 A JP23662096 A JP 23662096A JP H1082308 A JPH1082308 A JP H1082308A
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喜義 古森
Naoki Takayama
尚樹 高山
Tetsuya Hasebe
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 オイルポンプ駆動のためのエネルギー消費を
最小限に抑えながら油圧アクチュエータを確実に駆動す
る。 【解決手段】 エンジンにより駆動される第1オイルポ
ンプ27は、エンジンの潤滑系に対するオイルの供給だ
けでなく、油圧アクチュエータ11(気筒休止機構)に
対するオイルの供給に使用される。油圧センサS1 及び
油温センサS2 で検出した油圧及び油温に基づいて、第
1オイルポンプ27の油圧が油圧アクチュエータ11を
確実に作動させ得る油圧に満たないと判断されると、第
1オイルポンプ27に対して並列に配置された第2オイ
ルポンプ32を電気モータ31で駆動することにより、
第2オイルポンプ32の油圧で第1オイルポンプ27の
油圧をアシストして油圧アクチュエータ11を確実に作
動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンにより駆
動される潤滑油供給用のオイルポンプで油圧アクチュエ
ータに油圧を供給する油圧アクチュエータの駆動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】オイルポンプからエンジンの各潤滑部に
供給するオイルを利用して、エンジンのバルブタイミン
グを調整するための油圧アクチュエータを駆動するもの
が、特開平7−109907号公報により公知である。
このものは、エンジンの始動直後であってオイルポンプ
から供給される油圧が充分に高まっていないとき、油圧
アクチュエータの作動を禁止して潤滑部に供給されるオ
イル量を確保するようになっている。
【0003】また、エンジンにより駆動される潤滑油供
給用の第1オイルポンプとは別個に、油圧アクチュエー
タを駆動するための電動の第2オイルポンプを備えたも
のも公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、油圧アクチ
ュエータ駆動用の第2オイルポンプを備えた上記従来の
ものは、エンジン回転数が充分に高くて第1オイルポン
プが油圧アクチュエータを駆動するのに充分なだけの油
圧供給能力がある場合でも、第2オイルポンプが常時駆
動されているためにエネルギーロスが大きくなる問題が
ある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、オイルポンプ駆動のためのエネルギー消費を最小限
に抑えながら油圧アクチュエータを確実に駆動すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明では、オイルポンプだけでは油圧アクチュエータを確
実に作動させるために必要な油圧を確保できない場合
に、補助オイルポンプが駆動されて前記必要な油圧が確
保される。またオイルポンプの油圧だけで油圧アクチュ
エータを確実に作動させることができる場合に補助オイ
ルポンプの駆動が停止されるので、補助オイルポンプを
常時駆動する必要が無くなってエネルギーが節減され、
しかも補助オイルポンプによるアシストが可能な分だけ
オイルポンプを小型化することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】図1〜図5は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は車両に搭載されたエンジンの平面図、図2は
右バンクのシリンダヘッドの平面図、図3は図2の要部
拡大図、図4は作用を説明するフローチャート、図5は
第2オイルポンプの駆動領域の説明図である。
【0009】図1に示すように、自動車の車体前部に縦
置きに搭載されたエンジンEはV型6気筒エンジンであ
って、右バンクBR に♯1気筒C1 、♯2気筒C2 、♯
3気筒C3 を備えるとともに、左バンクBL に♯4気筒
4 、♯5気筒C5 、♯6気筒C6 を備える。エンジン
Eの低負荷時には、右バンクBR の♯1気筒C1 、♯2
気筒C2 、♯3気筒C3 の運転を休止して左バンクBL
の♯4気筒C4 、♯5気筒C5 、♯6気筒C6 だけを運
転する休筒運転が行われ、エンジンEの高負荷時には、
♯1気筒C1 〜♯6気筒C6 の全てを運転する全筒運転
が行われる。
【0010】次に、図2及び図3に基づいて右バンクB
R の♯1気筒C1 、♯2気筒C2 、♯3気筒C3 の動弁
機構の構造を説明する。
【0011】図2に示すように、右バンクBR の♯1気
筒C1 、♯2気筒C2 、♯3気筒C 3 にはそれぞれ気筒
休止機構11…が設けられているが、その構造は同一で
あるため、代表として#1気筒C1 の気筒休止機構11
について説明する。シリンダヘッドの長手方向に沿って
配置されたカムシャフト12は、図示せぬクランクシャ
フトに接続されて該クランクシャフトの2分の1の回転
数で駆動される。カムシャフト12の左右両側には、吸
気ロッカーシャフト13iと排気ロッカーシャフト13
eとが平行に支持される。
【0012】図3から明らかなように、カムシャフト1
2には吸気カム14iと排気カム14eとが隣接して設
けられており、それら吸気カム14i及び排気カム14
eの両側にベース円のみを有する一対の休止用カム1
5,15が設けられる。吸気ロッカーシャフト13iに
は吸気ロッカーアーム16iと、その両側に位置する一
対の休止用ロッカーアーム17,17とが揺動自在に枢
支されており、吸気ロッカーアーム16iの基端に前記
吸気カム14iに当接可能なローラ18iが設けられる
とともに、休止用ロッカーアーム17,17の基端に休
止用カム15,15に当接可能なローラ19,19が設
けられる。そして一対の休止用ロッカーアーム17,1
7の先端は、#1気筒C1 の一対の吸気弁20i,20
iのステムエンドに当接する。
【0013】吸気ロッカーアーム16i及び一対の休止
用ロッカーアーム17,17を同軸に貫通するシリンダ
孔の内部に、各2個の第1ピストン21,21、第2ピ
ストン22,22及びストッパピン23,23が摺動自
在に支持される。第1ピストン21,21は吸気ロッカ
ーアーム16iのシリンダ孔の内部に背中合わせに配置
され、吸気ロッカーシャフト13iに内部に形成した油
路24iから供給される油圧によって相互に離反する方
向に駆動される。第1ピストン21,21の外側に配置
された一対の第2ピストン22,22は、吸気ロッカー
アーム16iのシリンダ孔及び休止用ロッカーアーム1
7,17のシリンダ孔に跨がる連結位置と、吸気ロッカ
ーアーム16iのシリンダ孔から休止用ロッカーアーム
17,17のシリンダ孔に押し出された連結解除位置と
の間を移動可能である。第2ピストン22,22の更に
外側に配置されて休止用ロッカーアーム17,17のシ
リンダ孔内に収納された一対のストッパピン23,23
は、それぞれスプリング25,25で第2ピストン2
2,22に当接する方向に付勢される。
【0014】排気ロッカーアーム16e及び一対の休止
用ロッカーアーム17,17を同軸に貫通するシリンダ
孔の内部に、各2個の第1ピストン21,21、第2ピ
ストン22,22及びストッパピン23,23が摺動自
在に支持される。第1ピストン21,21は排気ロッカ
ーアーム16eのシリンダ孔の内部に背中合わせに配置
され、排気ロッカーシャフト13eに内部に形成した油
路24eから供給される油圧によって相互に離反する方
向に駆動される。第1ピストン21,21の外側に配置
された一対の第2ピストン22,22は、排気ロッカー
アーム16eのシリンダ孔及び休止用ロッカーアーム1
7,17のシリンダ孔に跨がる連結位置と、吸気ロッカ
ーアーム16iのシリンダ孔から休止用ロッカーアーム
17,17のシリンダ孔に押し出された連結解除位置と
の間を移動可能である。第2ピストン22,22の更に
外側に配置されて休止用ロッカーアーム17,17のシ
リンダ孔内に収納された一対のストッパピン23,23
は、それぞれスプリング25,25で第2ピストン2
2,22に当接する方向に付勢される。
【0015】尚、吸気ロッカーシャフト13i及び排気
ロッカーシャフト13e内に設けられた油路26i,2
6eは、油圧タペットに給油する油路である。
【0016】上記構成により、吸気ロッカーシャフト1
3iの油路24iに油圧が供給されていないとき、スプ
リング25,25の弾発力で付勢された一対の第2ピス
トン22,22は図示した連結位置にあり、吸気ロッカ
ーアーム16iを一対の休止用ロッカーアーム17,1
7に一体に結合している。従って、カムシャフト12に
設けた吸気カム14iにローラ18iを当接させた吸気
ロッカーアーム16iが吸気ロッカーシャフト13i回
りに揺動すると、それと一体に結合された一対の休止用
ロッカーアーム17,17が揺動して吸気弁20i,2
0iを開閉駆動する。吸気弁20i,20iがリフトす
るとき、休止用ロッカーアーム17,17のローラ1
9,19は、ベース円よりなる休止用カム15,15か
ら離反する。
【0017】吸気ロッカーシャフト13iの油路24i
に油圧を供給すると、第1ピストン21,21、第2ピ
ストン22,22及びストッパピン23,23がスプリ
ング25,25に抗して外側の鎖線位置に移動し、第2
ピストン22,22が連結解除位置に達して吸気ロッカ
ーアーム16iと休止用ロッカーアーム17,17との
連結が解除される。その結果、吸気ロッカーアーム16
iの揺動は休止用ロッカーアーム17,17に伝達され
なくなり、ベース円のみを備えた休止用カム15,15
にローラ19,19を当接させた休止用ロッカーアーム
17,17は揺動を停止し、吸気弁20i,20iは閉
弁状態に保持される。
【0018】以上、吸気弁20i,20iの作動につい
て説明したが、排気弁20e,20eの作動も実質的に
同一であるため、その重複する説明は省略する。
【0019】図1から明らかなように、エンジンEによ
り駆動される第1オイルポンプ27は、エンジンE各部
の潤滑系に連なる油路28と、気筒休止機構11…の油
路24i,24eに連なる油路29と、油圧タペットの
油路26i,26eに連なる油路30とに給油する。電
気モータ31により駆動される第2オイルポンプ32が
第1オイルポンプ27と油路29とをバイパスするよう
に設けられており、第1オイルポンプ27から延びる油
路29と第2オイルポンプ32から延びる油路33との
合流部の上流側に、それぞれチェック弁34,35が設
けられる。油路29から二股に分岐して吸気ロッカーシ
ャフト13iの油路24i及び排気ロッカーシャフト1
3eの油路24eに連なる油路29i,29eに、それ
ぞれソレノイドバルブ36i,36eが設けられる。ソ
レノイドバルブ36i,36eは常閉弁よりなり、ソレ
ノイドを励磁すると開弁して気筒休止機構11…が作動
し、#1気筒C1 〜#3気筒C3 の作動を休止すること
ができる。
【0020】第1オイルポンプ27が吐出するオイルの
油圧POIL を検出する油圧検出手段S1 からの信号と、
第1オイルポンプ27が吐出するオイルの油温TOIL
検出する油温検出手段S2 からの信号と、エンジン回転
数Neを検出するエンジン回転数検出手段S3 からの信
号とがマイクロコンピュータよりなる電子制御ユニット
Uに入力され、電子制御ユニットUは前記油圧POIL
油温TOIL 及びエンジン回転数Neに基づいて第2オイ
ルポンプ32の作動及びソレノイドバルブ36i,36
eの作動を制御する。
【0021】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0022】エンジンEは高負荷時の方が低負荷時より
も熱効率が高い運転が可能であるため、高負荷時には左
右のバンクBL ,BR の#1気筒C1 〜#6気筒C6
全てを運転する全筒運転を行い、低負荷時には右バンク
R の♯1気筒C1 、♯2気筒C2 、♯3気筒C3 の運
転を休止して左バンクBL の♯4気筒C4 、♯5気筒C
5 、♯6気筒C6 だけを運転することにより、前記♯4
気筒C4 、♯5気筒C 5 、♯6気筒C6 が負担する負荷
の割合を増加させる休筒運転を行い、全体としてエンジ
ンEの熱効率の向上を図ることができる。本実施例にお
いて休筒運転を行う領域は、エンジン回転数Neが10
00rpm以上、3500rpm以下の領域とされる。
【0023】次に、第2オイルポンプ32の制御を、図
4のフローチャートを参照しながら説明する。
【0024】先ず、ステップS1でエンジン回転数検出
手段S3 によりエンジン回転数Neを検出する。ステッ
プS2でエンジン回転数Neが1000rpm以上、3
500rpm以下であれば、エンジンEが休筒運転領域
にあるとして、ステップS3で第2オイルポンプ32を
駆動するとともに、ソレノイドバルブ36i,36eに
通電して気筒休止機構11…を作動させ、右バンクBR
の#1気筒C1 〜#3気筒C3 の作動を休止する。続く
ステップS4で油圧検出手段S1 及び油温検出手段S2
により、第1オイルポンプ27が吐出するオイルの油圧
OIL 及び油温TOIL を検出する。
【0025】図5に示すように、気筒休止機構11…を
確実に作動させるには、休筒領域内において油圧POIL
が敷居値(280kPa)以上であることが必要であ
る。しかしながら、特に油温TOIL が高いときに、第1
オイルポンプ27が吐出するオイルだけでは休筒運転領
域に油圧POIL が敷居値に満たない領域が発生する。そ
こで、ステップS6で第1オイルポンプ27が吐出する
オイルの油圧POIL 及び油温TOIL をパラメータとして
第2オイルポンプ駆動領域を検索し、油圧POIL及び油
温TOIL が第2オイルポンプ駆動領域にあれば第2オイ
ルポンプ32の駆動を続行する。その結果、第2オイル
ポンプ32の油圧で第1オイルポンプ27の油圧をアシ
ストし、前記敷居値以上の油圧を確保して気筒休止機構
11…を確実に作動させることができる。
【0026】一方、検出した油圧POIL 及び油温TOIL
が第2オイルポンプ駆動領域になければ、第1オイルポ
ンプ27による油圧だけで前記敷居値以上の油圧が確保
されるため、ステップS7で第2オイルポンプ32の駆
動を停止する。
【0027】このように、第1オイルポンプ27の油圧
では気筒休止機構11…を確実に作動させるための油圧
を確保できない場合だけに第2オイルポンプ32を駆動
し、第1オイルポンプ27の油圧だけで気筒休止機構1
1…を確実に作動させることができる場合に第2オイル
ポンプ32の駆動を停止するので、第2オイルポンプ3
2を常時駆動する必要が無くなってエネルギーが節減さ
れる。しかも、第2オイルポンプ32によるアシストが
可能であるため、第1オイルポンプ27を小型化するこ
とができる。
【0028】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0029】例えば、実施例では第2オイルポンプ駆動
領域を検索する際に油圧POIL 及び油温TOIL をパラメ
ータとしているが、少なくとも油圧POIL をパラメータ
とすれば良い。また実施例では油圧アクチュエータとし
て気筒休止機構11を例示したが、本発明は気筒休止機
構11以外の任意の油圧アクチュエータに対して適用す
ることができる。また実施例では第2オイルポンプ32
を電気モータ31で駆動しているが、これをエンジンE
で駆動することができる。この場合、エンジンEと第2
オイルポンプ32との間にクラッチを介在させる必要が
ある。
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、オイルポンプから油圧アクチュエータに供
給される油圧を検出する油圧検出手段と、油圧アクチュ
エータに油圧を供給する補助オイルポンプと、油圧検出
手段で検出した油圧が油圧アクチュエータを作動させ得
る油圧よりも低いときに補助オイルポンプを作動させる
制御手段とを備えたことにより、オイルポンプだけでは
充分な油圧を確保できない場合にのみ補助オイルポンプ
が駆動される。これにより、補助オイルポンプを常時駆
動する必要が無くなってエネルギーを節減することがで
き、しかも補助オイルポンプによるアシストが可能にな
るためにオイルポンプを小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両に搭載されたエンジンの平面図
【図2】右バンクのシリンダヘッドの平面図
【図3】図2の要部拡大図
【図4】作用を説明するフローチャート
【図5】第2オイルポンプの駆動領域の説明図
【符号の説明】
11 気筒休止機構(油圧アクチュエータ) 27 第1オイルポンプ(オイルポンプ) 32 第2オイルポンプ(補助オイルポンプ) E エンジン POIL 油圧 S1 油圧検出手段 U 電子制御ユニット(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // F15B 11/02 F15B 11/02 B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)により駆動される潤滑油
    供給用のオイルポンプ(27)で油圧アクチュエータ
    (11)に油圧を供給する油圧アクチュエータの駆動装
    置において、 オイルポンプ(27)から油圧アクチュエータ(11)
    に供給される油圧(P OIL )を検出する油圧検出手段
    (S1 )と、 油圧アクチュエータ(11)に油圧を供給する補助オイ
    ルポンプ(32)と、 油圧検出手段(S1 )で検出した油圧が油圧アクチュエ
    ータ(11)を作動させ得る油圧よりも低いときに補助
    オイルポンプ(32)を作動させる制御手段(U)と、
    を備えたことを特徴とする油圧アクチュエータ駆動装
    置。
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