JPH1083043A - レンズ付きフイルムユニット用カートリッジ取出し装置 - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット用カートリッジ取出し装置

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JPH1083043A
JPH1083043A JP30213996A JP30213996A JPH1083043A JP H1083043 A JPH1083043 A JP H1083043A JP 30213996 A JP30213996 A JP 30213996A JP 30213996 A JP30213996 A JP 30213996A JP H1083043 A JPH1083043 A JP H1083043A
Authority
JP
Japan
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cartridge
film
winding
lid
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP30213996A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Imamura
孝 今村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像所でのカートリッジの取り出し作業を簡
略化する。 【解決手段】 カートリッジ収納室を下にして立てた姿
勢でレンズ付きフイルムユニット1を装置40の筒体4
1に挿入する。装置40は、フイルム巻き上げ機構、蓋
開閉機構、カートリッジ取出し機構、及びイジェクト機
構で構成されている。フイルム巻き上げ機構は、レンズ
付きフイルムユニット1のセットを検出した後に、巻き
上げノブをフイルム巻き上げ方向に回転させて写真フイ
ルムをカートリッジの内部に収納する。蓋開閉機構は、
フイルム巻き上げ完了後に底蓋23を開放するととも
に、カートリッジの取り出し後に底蓋23を閉める。カ
ートリッジ取り出し機構は、底蓋開放後、カートリッジ
をカートリッジ収納室からスプール軸方向に沿って取り
出す。イジェクト機構は、底蓋23を閉めた後にレンズ
付きフイルムユニット1を筒体41から押し上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像所等で、レン
ズ付きフイルムユニットからカートリッジを取り出すと
きに用いるカートリッジ取出し装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】通常のカメラを所持しなくても手軽に写
真撮影を楽しむことができるように、本出願人からレン
ズ付きフイルムユニット(以下、単にフイルムユニット
という)が市販されている。フイルムユニットは、簡単
な撮影機構を備えたユニット本体に、予めカートリッジ
付き写真フイルムを内蔵させたもので、撮影毎に行われ
るフイルム巻き上げ操作により露光済みの写真フイルム
をカートリッジに巻き込み、撮影し終わった後には全て
の写真フイルムがカートリッジの内部に収納された状態
となる。このカートリッジは、底面に設けられた蓋を開
けることで取り出すことができる。蓋の開放は、現像所
で行われる。そして、カートリッジを取り出したフイル
ムユニットは、工場に回収される。
【0003】環境保全や産業廃棄物の削減等を図るため
に、フイルムユニットはリサイクルが行われており、外
カバー等に用いられている樹脂部材等は溶解して樹脂ペ
レットにして再生利用される。また、外カバーで保護さ
れている内部部品等は、検査を行い、良好なものをその
まま再利用、又、不良品は不良箇所を修正して再利用す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現像所には、全ての写
真フイルムがカートリッジの内部に巻き込まれていない
形態でフイルムユニットが提出されるケースがある。こ
の場合には、一々巻き上げノブをフイルム巻き上げ方向
に回転操作して、全ての写真フイルムをカートリッジの
内部に巻き込む手作業が必要となる。
【0005】また、蓋を開くときには、蓋とユニット本
体との間の隙間に、ドライバーを突っ込んで底蓋を開け
ている。このとき、ドライバーの先端を奥に突っ込み過
ぎると、再利用できる内部部品にまで損傷並びに破損を
生じさせる結果となり、リサイクル効率が低下する問題
点があった。
【0006】さらに、単に蓋を開けただけでは、カート
リッジを容易には取り出せないのである。というのは、
カートリッジ収納室の内部ではスプールに巻き上げノブ
のフォークが係合しているためである。そこで、現像所
では、フォークとスプールとの係合を解除するために、
フイルムユニットをスプール軸方向に沿って振ってカー
トリッジを取り出している。このとき、カートリッジが
行きよく飛び出してしまい、カートリッジの破損等の不
都合が生じる恐れがある。
【0007】本発明は上記事情を考慮して鑑みなされた
もので、第1の目的としては、現像所でのカートリッジ
の取り出し作業の簡略化を図ることにある。また第2の
目的としては、内部部品やカートリッジの損傷や破損を
防止することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカートリッジ取出し用蓋開放装置には、レ
ンズ付きフイルムユニットを位置決めした状態で保持す
る保持手段と、保持されたレンズ付きフイルムユニット
のシャッタボタンを押下し、この状態を維持するシャッ
タ押下機構と、巻き上げノブに係合し、前記シャッタ押
下機構がシャッタボタンを押下した後に、巻き上げノブ
をフイルム巻き上げ方向に回転させ、撮影済みの写真フ
イルムをカートリッジの内部に巻き込んだ後に巻き上げ
ノブの回転を停止するフイルム巻き上げ機構と、前記巻
き上げノブの回転が停止した後に、前記蓋を開放する蓋
開放機構とを備えたものである。
【0009】フイルムユニットは、現像所に提出される
もの全てが、写真フイルムの全部をカートリッジに巻き
込んだ状態でとは限らない。そこで、フイルム巻き上げ
機構により撮影済みの写真フイルムをカートリッジに巻
き込む。このとき、フイルムユニットのフイルム巻き止
め機構が作動してフイルム巻き上げが阻止されなように
するために、シャッタ押下機構を備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】レンズ付きフイルムユニット(以
下「フイルムユニット」と称す。)1は、図2に示すよ
うに、写真フイルムカートリッジや各種撮影機構が内蔵
されたユニット本体2とこれを収納する外装体3とから
構成されている。外装体3は、ユニット本体2に組み込
まれた巻上げノブ4、ストロボ発光窓5、ストロボ充電
ボタン6、及びシャッタボタン7等を露呈させるような
輪郭となっており、また、フイルム枚数表示用の表示窓
8、撮影レンズ9、及びファインダレンズ10等を外部
に露出させるための穴が設けられている。
【0011】ユニット本体2は、図3に示すように、本
体基部11、後カバー12、前カバー13、露光ユニッ
ト14、ストロボユニット15、及び写真フイルムカー
トリッジ16とから構成されている。
【0012】本体基部11の前面には、露光ユニット1
4が着脱自在に取り付けられる。露光ユニット14は、
撮影レンズ9、シャッタ機構、フイルム巻き止め機構、
及びシャッタチャージ機構等が組み込まれており、これ
らはユニット化されている。後カバー12は、本体基部
11の背後に着脱自在に取り付けられ、本体基部11と
の間で写真フイルムカートリッジ16を光密に収納す
る。
【0013】本体基部11には、カートリッジ17を収
納するためのカートリッジ収納室18と、カートリッジ
17から全部引き出した未露光の写真フイルム19をフ
イルムロール19aの形態で収納するためのフイルムロ
ール室20とが一体成形されている。なお、巻芯に巻い
たフイルムール19aをフイルムロール室20に収納す
るようにしてもよい。
【0014】巻き上げノブ4は、カートリッジ収納室1
8の上面に回動自在に配置され、カートリッジ17のス
プール21に係合している。この巻き上げノブ4は、一
部が後カバー12の開口22から露呈しており、露呈し
た一部をフイルム巻き上げ方向(同図に示す反時計方
向)に回転させることにより、スプール21がフイルム
巻き取り方向に回転して露光済みの写真フイルム19を
カートリッジ17の内部に巻き取る。
【0015】カートリッジ収納室18とフイルムロール
室20との底は開口となっており、写真フイルムカート
リッジ16を装填した後に、後カバー12に一体に設け
たプルトップ式の底蓋23,24によってそれぞれ塞が
れる。底蓋23は、カートリッジ17をスプール21の
軸方向に沿って取り出す際に開かれる蓋である。この底
蓋23は、先端側に弾性自在な爪25,26が一体に形
成されており、カートリッジ収納室18の底を塞いだと
きに前カバー13の内壁に係止され、閉じた状態に維持
される。
【0016】カートリッジ収納室18とフイルムロール
室20との間には、暗箱27が設けられている。暗箱2
7の背面側には露光開口(アパーチャー)が形成されて
いる。この露光開口によって写真フイルム19に撮影コ
マが二点鎖線で示した範囲に露光される。暗箱27の前
面側には、開口28が形成されている。この開口28
は、露光ユニット14が取り付けられた際に撮影レンズ
9を透過した被写体光を露光開口に導くためのもであ
る。なお、暗箱27を露光ユニット14に設けてもよ
い。また、暗箱27を分割して一部を露光ユニット14
に、他部を本体基部11に設け、露光ユニット14を本
体基部11に取り付けることで暗箱27が形成されるよ
うにしてもよい。
【0017】前カバー13は、本体基部11の前面に着
脱自在に取り付けられ、本体基部11との間で露光ユニ
ット14とストロボユニット15とを挟装する。この前
カバー13は、撮影レンズ9周りを覆う面29がカート
リッジ収納室18の前面を覆う面30よりも一段低くし
て薄型化を図っている。このカートリッジ収納室18の
前面を覆う面30は、グリップ部とされる。上面には、
一部を切り欠いて弾性自在に形成したシャッタボタン7
が設けられている。このシャッタボタン7の押下操作
は、露光ユニット14のシャッタ機構に伝達され、押下
操作に応答してシャッタ機構等を作動させるとともに、
フイルム巻き止め機構の作動を解除させる。
【0018】写真フイルムカートリッジ16は、未使用
時にフイルム先端までカートリッジ17の内部に収納さ
れており、スプール21のフイルム送り出し方向への回
転によりフイルム先端から写真フイルム19をカートリ
ッジ17の外部に送り出す構造とされている。カートリ
ッジ17には、フイルム送出口の内部に開閉自在な蓋部
材31が内蔵されている。この蓋部材31は、内部遮光
用の蓋であり、この両端には、キー溝が形成されてい
る。これらのキー溝は、スプール21の軸方向に沿った
カートリッジ両側面から外部に各々露呈されている。露
光ユニット14とカートリッジ収納室18との間には、
底蓋23の開き動作に連動して蓋部材31を閉じる蓋部
材閉じ機構が内蔵されている。
【0019】図4に示すように、蓋部材閉じ機構は、捩
じりバネ33、駆動軸34、連結棒35、及び底蓋23
に形成された係止爪36とで構成されている。駆動軸3
4は、カートリッジ収納室18の上面に形成した開口3
7を通して、カートリッジ17の蓋部材31のキー溝に
係合し、蓋部材31を開閉する。捩じりバネ33は、一
端が本体基部11のバネ受けに、また他端が駆動軸34
のバネ受けにそれぞれ引っ掛けられ、蓋部材31が閉じ
位置となる方向に向けて駆動軸34を付勢する。
【0020】連結棒35は、カートリッジ収納室18の
外側で暗箱27の横に組み込まれ、上端35aが駆動軸
34の回転軌跡内に臨む上昇位置と回転軌跡内から退避
する下降位置との間で移動する。連結棒35は、最初は
上昇位置で組み込まれる。連結棒35の上端35aは、
上昇位置のときに、蓋部材31を開いた位置で駆動軸3
4に当接してその回転を阻止している。この上昇位置の
ときに連結棒35の下端35bは、カートリッジ収納室
18の底を閉じた状態の底蓋23の係止爪36に係合し
ている。
【0021】底蓋23を開けると、これに連動して連結
棒35が下降位置に向けて移動し、駆動軸34の回転軌
跡内から連結棒35の上端35aが退避する。これによ
り、駆動軸34がバネ33の付勢により回転し、カート
リッジ17の蓋部材31が閉じられる。底蓋23がある
程度開かれると、連結棒35の下端35bと係止爪36
との係合が解除され、連結棒35は下降位置の状態で保
持される。
【0022】底蓋23には、閉じ状態のときに、ユニッ
ト本体2の底面38との間に隙間が空くように撮影光軸
と平行に切り欠いた切り欠き部39が端部に形成されて
いる。この切り欠き部39には、詳しくは後述する装置
の引っ掛け爪が入り込む。また、この切り欠き部39に
は、底蓋23が閉じ位置のときに、前カバー13の下面
の一部を一段凹んで形成した凹部13a(図3参照)に
臨んでいる。この凹部13aは、外装体3により覆われ
ており、外装体3を突き破って入り込む前述した引っ掛
け爪を切り欠き部39に導くためのものである。なお、
外装体3には、底蓋23を覆う部分に、底蓋23の輪郭
に沿ってミシン目3a(図1参照)が設けられている。
【0023】
【実施例】図1は、現像所で用いられるカートリッジ取
出し装置40を示している。装置40は、大別して保持
機構、シャッタ押下機構、フイルム巻き上げ機構、蓋開
閉機構、カートリッジ取出し機構、及びイジェクト機構
等から構成されており、保持機構を構成する断面矩形の
筒体41の内部に、グリップ部30を下にした状態で、
且つ撮影レンズ9を正面に向けた姿勢でフイルムユニッ
ト1が上方から挿入される。挿入後には保持機構がフイ
ルムユニット1を保持し、シャッタ押下機構がシャッタ
ボタン7を押下する。
【0024】シャッタボタン7を押下後には、フイルム
巻き上げ機構が作動してフイルム巻き上げが行われ、そ
の後に、蓋開閉機構が作動して底蓋23を開放し、開放
後にカートリッジ取り出し機構が作動してカートリッジ
17を取り出す。取り出したカートリッジ17は取り出
し口42に排出される。取り出し後には、再び蓋開閉機
構が作動して底蓋23を閉じる。蓋23を閉じた後には
イジェクト機構が作動してフイルムユニット1を筒体4
1から上方に向けて僅かに押し出す。これにより、作業
が完了したことを知ることができる。
【0025】図5及び図6に示すように、保持機構43
は、筒体41に固定された押さえ板バネ49、フイルム
ユニットのセットを検出するスイッチS1等から構成さ
れる。筒体41は、フイルムユニットの輪郭を取り囲む
大きさとされており、底面にはフイルムユニット1を受
ける支持板50が設けられている。
【0026】押さえ板バネ49は、上方側が自由端とさ
れており、この自由端を筒体41の正面板41aに設け
た開口51から内部に入り込むように折り曲げた断面形
状とされている。この自由端は、フイルムユニット1が
筒体41にセットされたときにグリップ部30で押し広
げられ、フイルムユニット1が支持板50に当接したと
きにグリップ部30を乗り越えて一段凹んだ面29を押
さえる。この板バネ49の作用によりフイルムユニット
1は、背面側が筒体41の背面板41bの内壁に圧接さ
れるとともに、且つ筒体41から上方に向けての抜けが
防止される。
【0027】シャッタ押下機構44は、バネ板52と、
バネ板52の先端に固定された半球体53とから構成さ
れている。バネ板52は、筒体41の左側板41cの外
側に片持ちで固定されている。半球体53は、バネ板5
2の自由端側で、左側板41cに形成された開口54を
通して筒体41の内部に突出して固定されており、セッ
トされたフイルムユニット1のシャッタボタン7を板バ
ネ52のバネ力で押下し、押下した状態を維持する。こ
の板バネ52の作用によりフイルムユニット1は、底面
が筒体41の右側板41dの内壁に圧接される。また、
半球板53のシャッタボタン7の押下により、フイルム
ユニット1はフイルム巻き止め機構の作動を解除した状
態となる。
【0028】スイッチS1は、支持板50に設けられて
おり、セットされたフイルムユニット1の左側面に当接
してONし、セット完了の信号を送出する。
【0029】図7に示すように、巻き上げ機構45は、
筒体41の背面板41bに形成した開口55(図6参
照)を通して筒体41の内部に入り込んで配置された巻
き上げギヤ56と、モータM1の回転を巻き上げギヤ5
6に伝達するギヤ列57とから構成されている。巻き上
げギヤ56は、フイルムユニット1がセットされること
で巻き上げノブ4に噛合し、モータM1の一方向(同図
に示す矢印A方向)の回転を利用して巻き上げノブ4を
フイルム巻き上げ方向に回転させる。この巻き上げギヤ
56は、歯面がゴム部材56aで形成されており、図8
に示すように、噛合位置が巻き上げノブ4の露呈された
外周の斜め下側の位置、すなわち、巻き上げノブ4の回
転軸4aを通る水平線上よりもフイルム巻き上げ方向
(同図に示す矢印方向)側に寄った位置で行われいる。
しかも、噛合形態は、僅かに食い込むように噛合してお
り歯飛びの防止が図られている。
【0030】モータM1の停止制御は、モータMIのト
ルク変動、又はモータM1の負荷電流の変動に基づいて
フイルム巻き上げ完了を検出する。例えば、モータM1
の消費電流の変動を検出する場合には、電流監視回路4
5aを用いる。電流監視回路45aは、電流センサー
と、この電流センサーから得られる信号に基づいて、写
真フイルム19をカートリッジ17に巻き込んでいない
ときのフイルム巻き上げ状態と、巻き込んだ後のフイル
ム巻き上げ完了状態とを検出し、フイルム巻き上げ完了
状態を検出しときに、モータM1の駆動を停止する回路
とで構成すればよい。なお、フイルム巻き上げ完了の検
出は、例えばフイルムユニット1のフイルムカウンタの
終了表示を検出して行うようにしてもよい。また、巻き
上げノブ4が所定の回転数に達した時点で停止するよう
にしてもよい。このときの所定の回転数の管理は、モー
タM1の駆動時間を一定に制御して行ってもよい。
【0031】図9に示すように、蓋開閉機構46は、モ
ータM2、ギヤ列58、引っ掛け爪59、第1回転板6
0、第2回転部材61、連結板62、スライド棒63、
及び回転規制板64等で構成されており、フイルム巻き
上げ機構45のモータM1とは別のモータM2の回転を
利用して引っ掛け爪59をセットされたフイルムユニッ
ト1の底蓋23の切り欠き部39に直線的に入り込ま
せ、その後に引っ掛け爪59を回転させて底蓋23を開
閉させる。筒体41の右側板41dには、底蓋23に対
応した位置に開口65(図5参照)が形成されている。
この開口65を通して引っ掛け爪59が挿入される。
【0032】モータM2の回転は、ギヤ列58を介して
フイルムユニット1の挿入方向と平行に配置された軸6
6に伝達される。軸66には、摩擦クラッチ付き軸受け
67,68を介して第2回転部材61と第1回転板60
とが連結されている。第1回転板61は、同図に示した
位置とこれから軸66を中心として反時計方向に回転し
て当たりピン69に当接する位置との間で回転する。こ
の当たりピン69は、第2回転部材61に固定されてい
る。第2回転部材61は、断面コ字状とされており、内
部には軸66と直交する方向に沿ってスライド軸63が
固定されている。スライド軸63には、ベッド70が挿
通されている。ベッド70には、底面側に引っ掛け爪5
9が固定されている。
【0033】第1回転板60には、連結板62の一端6
2aがリンクされている。連結板62の他端62bは、
第2回転部材61に形成されたスライド開口61aにリ
ンクされている。また、この他端62bは、上方に配置
した回転規制板64に形成した切り欠き部64aに係合
している。切り欠き部64aは、スライド開口61aの
長さに相当する範囲で形成されており、この間で第2回
転部材61の回転を阻止して、連結板62の他端62b
をスライド開口61aに沿って直線的に移動させる。さ
らに、連結板62の他端62bは、スライド開口61a
を通してベッド70にリンクされている。
【0034】回転規制板64は、連結板62の他端62
bの回転を止めている。このため、軸66が反時計方向
に回転すると最初は第1回転板60だけが回転する。第
1回転板60の回転により連結板62の他端62bがス
ライド開口61aに沿って直線的に移動する。連結板6
2の他端62bの移動に連動して引っ掛け爪59は、図
10に示した状態から図11に示した状態まで移動し、
フイルムユニット1の切り欠き部39に入り込む。引っ
掛け爪59は、スライド移動方向の先端が鋭利状とされ
ており、外装体3を突き破ることができる。また、回転
するときに底蓋23の端部の内側を引っ掛けるために引
っ掛け爪59には、L字状の折り曲げ部が形成されてい
る。
【0035】第1回転板60が当たりピン69に当接し
た後には、連結板62の他端62bが回転規制板64切
り欠き部64aから脱するため、第2回転部材61が軸
66を中心として反時計方向に回転する。この回転によ
り引っ掛け爪59が図12に示した状態から図13に示
した状態まで回転し、底蓋23を開く。また、カートリ
ッジ取出し機構47が作動した後には、モータM2が逆
転駆動され、引っ掛け爪59は、前述したと逆の順番で
移動して元の位置に戻される。このとき、第2回転部材
61に下方に向けて折り曲げて形成した押し込み板71
が底蓋23を閉じる。
【0036】モータM2の停止制御は、第2回転部材6
1の回転位置を透過型フォトインタラプタS2,S3で
検出することで行っている。フォトインタラプタS2
は、第2回転部材61が図10に示す初期位置のとき
に、第2回転部材61に設けた遮光板61bを検出し、
またフォトインタラプタS3は、第2回転部材61が図
13に示す回転位置に達したときに、遮光板61bを検
出する。
【0037】なお、図10及び図13に示した符号S4
は、底蓋23が例えば90度を越えて開いた開放状態に
なっているか否かを検出するための透過型の光電センサ
であり、投光器と受光器とをぞれぞれ示している。受光
器S4は、開放状態にある底蓋23だけを検出する。こ
の検出が得られなかった場合には、図1に符号72で示
した異常ランプを点灯させて外部に異常を表示するとと
もに、装置40の作動を停止する。また、符号S5も投
光器と受光器とからなる光電センサであり、引っ掛け爪
59が途中で底蓋23から外れた場合、途中に残された
底蓋23を検出して外部に異常を表示することと装置4
0の作動停止とを行う。これらの検出タイミングは、第
2回転部材61が図13に示した状態、すなわち蓋13
を開放する動作が完了したときに行われる。なお、これ
らのセンサS4、S5との両方の検出結果を基づいて外
部異常表示と装置40の作動停止とを行っていよい。
【0038】カートリッジ取出し機構47は、図14に
示すように、フイルム巻き上げ機構45のモータM1、
ギヤ列74、モータM1の回転を利用して摩擦抵抗取り
出しピン75をスプール軸方向に移動させる往復スベリ
子回転機構76等で構成されている。モータM1の回転
は、ギヤ列74を介して円板77に伝達される。円板7
7の外周にはリンク部材78の一端78aが連結されて
いる。リンク部材78の他端78bは、直線ガイド棒7
9にガイドされたスライドベッド80に連結されてい
る。直線ガイド棒79は、フイルムユニット1の挿入方
向と直交する方向、すなわちスプール軸方向に沿って配
置されている。摩擦抵抗取り出しピン75は、表面が弾
性自在な材料で、且つ、先細りのテーパ形状、又は段階
的に径を細くした形状とされ、スライドベッド79の上
方に取り付けられている。
【0039】円板77が一回転する間でリンク部材78
の作用によりスライドベッド80が直線ガイド棒に沿っ
て往復移動する。この往復移動に連動して摩擦抵抗取り
出しピン75は、図15に示すようにカートリッジ収納
室18に入り込んでスプール21のキー溝に圧入される
圧入位置と、図16に示すようにこれから外部にスプー
ル21の軸方向に沿って退避した退避位置との間で直線
的に移動する。この摩擦抵抗取り出しピン75は、筒体
41の開口65を通って挿脱される。摩擦抵抗取り出し
ピン75の移動軌跡の上方には、取り出したカートリッ
ジ17だけに当接し、摩擦抵抗取り出しピン75からカ
ートリッジ17を引き抜く引抜き板81が配置されてい
る。落ちたカートリッジ17は、スベリ板82によって
取り出し口42に排出される。
【0040】フイルム巻き上げ機構45とカートリッジ
取出し機構47との作動切り替えは、モータM1の回転
方向を変えることで行っている。すなわち、モータM1
の回転を図14に示す矢印A方向に駆動(以下、「正転
駆動」と称す。)したときにはフイルム巻き上げ機構4
5が作動し、また、モータM1の回転を同図に示す矢印
B方向に駆動(以下、「逆転駆動」と称す。)したとき
にはカートリッジ取出し機構74を作動させる。このた
め、カートリッジ取出し機構47のギヤ列74の入力ギ
ヤ74aには、モータM1の逆転駆動だけを伝達するた
めの一方向クラッチ74bが、また、フイルム巻き上げ
機構45のギヤ列57の入力ギヤ57aには、モータM
1の正転駆動だけを伝達するための一方向クラッチ57
bがそれぞれ組み込まれている。
【0041】モータM1の逆転駆動は、摩擦抵抗取り出
しピン75が再び退避位置に移動し、近接スイッチS6
でスライドベッド80の接近を検出した時点で停止され
る。
【0042】イジェクト機構48は、図17に示すよう
に、ソレノイド83、バネ84、及びレバー85で構成
されている。ソレノイド83は、プランジャー86が垂
直方向に移動するように配置されている。プランジャー
86は、バネ84によりコイル部から上方に突出する方
向に向けて付勢されている。プランジャー86の先端に
は、レバー85の一端85aが連結されている。レバー
85は、プランジャー86の移動方向と直交する方向に
沿って配置されており、一端85aと他端85bとの間
の部分は、軸87により回転自在に支持されている。プ
ランジャー86は、ソレノイド83の励磁によりバネ8
4の付勢に抗してプランジャー86がコイル部の内部に
向けて吸引される。この移動に連動してレバー85が軸
87を中心に反時計方向に回転し、他端85bが上方に
向けて回転する。この他端85bは、支持板50の下方
に配置されており、上方に向けて回転したときには支持
板50の開口88を通ってフイルムユニット1を押し上
げる。この押し上げにより、フイルムユニット1は、グ
リップ部30が板バネ49を乗り越える高さまで筒体4
1から突出する。
【0043】次の上記構成の作用を説明する。図1に符
号89で示した電源スイッチをONすると、装置40が
初期状態か否かを確認し、初期状態の場合に符号90で
示した運転ランプが点灯する。蓋開閉機構46の初期状
態は、図10に示したように、第2回転部材61の遮光
板61bがフォトインタラプタS2で検出した状態とさ
れている。
【0044】カートリッジ取出し機構47の初期状態
は、図14に示した如く、近接スイッチS6でスライド
ベッド80の接近が検出された状態とされており、摩擦
抵抗取り出しピン75が退避位置の状態とされている。
【0045】初期状態が確認されると、図18に示すよ
うに、装置40の制御部はフォトインタラプタS1の信
号を監視して、フイルムユニット1のセットがなされた
否かを監視する。なお、初期状態でない場合には、異常
ランプ72を点灯させて外部に異常を表示する。
【0046】フイルムユニット1のセットは、カートリ
ッジ収納室18を下にして立てた姿勢で筒体41に上方
から挿入する。この挿入は、グリップ部30が板バネ4
9を乗り越えてフイルムユニット1の右側面が支持板5
0に当接するまで行う。これにより、板バネ49は、撮
影レンズ9周りの一段凹んだ面29を押さえる。この板
バネ49の作用によりフイルムユニット1は、背面側が
筒体41の背面板41bの内壁に当接した状態になると
ともに、上方向への抜けも阻止された状態となる。これ
により、フイルムユニット1は、右側面が支持板50に
配置したスイッチS1をONし、また、半球体53がバ
ネ板52の付勢によりシャッタボタン7を押下し、さら
には巻き上げノブ4に巻き上げギヤ56が噛み込んだ状
態に維持される。このとき、板バネ49がカートリッジ
収納室18に対応するグリップ部30を避けて一段凹ん
だ面29を押さえているから、カートリッジ収納室18
を変形させることがなく、したがって、その後のカート
リッジ17の取り出しを容易にする効果がある。
【0047】スイッチS1がONされると、これから所
定時間経過後にモータM1が正転駆動する。この正転駆
動は一方向クラッチ57b,74bの作用によりフイル
ム巻き上げ機構45のみに伝達される。これにより、巻
き上げギヤ56が巻き上げノブ4をフイルム巻き上げ方
向に回転させる。フイルムユニット1は、表示窓8の残
数表示が「0」となっている場合、フイルムカウンタが
フイルム巻き止め機構の作動を阻止しているから、シャ
ッタボタン7の押下に係わりなく、写真フイルム19の
全てをスムーズに巻き込むことができる。
【0048】また、未露光の撮影コマが残ったフイルム
ユニット1の場合には、シャッタボタン7が押下されて
いることから、フイルム巻き上げによりチャージされて
はシャッタ機構が作動する一連の動作が繰り返し行わ
れ、残った撮影コマに連続的に露光が行われる。このと
き、残った撮影コマに何らかの画像が写されると、写真
プリンターでその撮影コマがプリントされてしまうのに
対し、本装置40では、板バネ49で撮影レンズ9の前
面を覆った状態としているので、シャッタ機構が作動し
ても何も写らず、したがって撮影者が撮影した以外の撮
影コマをプリントするような不都合を防止することがで
きる。
【0049】フイルム巻き上げ機構45が作動中には、
電流監視回路45aがモータM1の負荷電流を監視して
いる。そして、フイルム巻き上げ完了を検出した時点
で、モータM1の駆動を停止する。このモータM1の駆
動停止直後、又はモータM1の駆動停止から所定時間経
過後に蓋開閉機構46のモータM2を作動する。
【0050】モータM2の駆動は、図9に矢印Cで示し
た方向に向けて回転される。この駆動は、ギヤ列58を
介して軸66に伝達され、軸66が図10に矢印Dで示
した方向に回転する。このとき、第2回転部材61は、
連結板62の他端62bを介して回転規制部材64によ
り回転が規制されている。このため、第2回転部材61
は摩擦クラッチ付き軸受け67の作用により回転せず
に、第1回転板60だけが軸66と一緒に回転する。
【0051】第1回転部材65が回転すると、連結板6
2の一端62aがこの回転に追従し、他端62bがスラ
イド開口61aに沿って直線的に移動する。この移動に
連動してベッド70がスライド棒63に沿って移動す
る。引っ掛け爪59は、このベッド70の移動に一緒に
移動することで、筒体41の開口65を介してフイルム
ユニット1の外装体3を突き破り、前カバー13の側の
凹部13aを通って底蓋23の切り欠き部39に入り込
み、図11に示した状態となる。この状態になると、引
っ掛け爪59の折り曲げ部が底蓋23の端部の内側に挿
入されており、また、この折り曲げ部と押し込み板71
との間で底蓋23を挟装した状態となる。なお、第1回
転板60は当たりピン69に当接した状態となってい
る。
【0052】さらに、図11に示した状態のときには、
連結板62の他端62bが回転規制板64の切り欠き部
64aから脱している。従って、モータM2の回転が継
続されると、第1回転板60が当たりピン69に当接し
た状態のまま、第2回転部材61が軸66を中心に反時
計方向に回転する。これにより、引っ掛け爪59は、底
蓋23の端を引っ掛けた状態のまま軸66を中心として
反時計方向に向けて回転する。この引っ掛け爪59の回
転により底蓋23は、係止爪25,26又は前カバー1
3の内壁が撓んで前カバー13の内壁との係止が解除さ
れる。そして、さらに開かれることで、フイルムユニッ
ト1の内部では、底蓋23の係止爪36と連結棒35の
下端35bとの係合により連結棒35が下降位置に向け
て移動され、連結棒35の上端35aが駆動軸34の回
転軌跡内から退避する。
【0053】これにより、駆動軸34がバネ33の付勢
により回転し、カートリッジ17の蓋部材31が閉じら
れる。その後、底蓋23の係止爪36と連結棒35の下
端35bとの係合が解除されて連結棒35を下降位置に
残して底蓋23だけが開かれる。このとき、外装体3
は、底蓋23の開きによりミシン目に沿って破かれるか
ら、底蓋23の開き動作を邪魔することがない。また、
底蓋23の係止爪36と連結棒35の下端35bとの係
合が解除されるときに、例えば係止爪36が破損して
も、フイルムユニット1がカートリッジ収納室18を下
にして立てた状態でセットされているので、破損した係
止爪36がそのまま装置40の下に落ち、フイルムユニ
ット1の内部に残るような不都合が生じることはない。
【0054】第2回転部材61の回転が継続され、遮光
板61bがフォトインタラプタS3で検出された時点
で、モータM2の駆動が停止される。これにより、底蓋
23がフイルムユニット1の底面から約90度を越えて
開いた開放状態、すなわち、図13に示した状態とな
る。
【0055】モータM2の駆動が停止した後には、底蓋
23が開放された否かを確認する。この確認は、光電セ
ンサS4で底蓋23を検出していること、及び光電セン
サS5で底蓋23を検出していないこととの二つの条件
が得られたか否かで判断する。
【0056】確認がとれた後には、モータM1を逆転駆
動させてカートリッジ取出し機構47を作動させる。モ
ータM1が逆転駆動すると、この駆動は円板77に伝達
され、円板77が図14に示す矢印E方向に回転する。
これにより、リンク部材78の一端78aが円板77の
回転に追従し、リンク部材78の他端78bがスライド
ベッド80を直線ガイド棒79に沿って移動させ、摩擦
抵抗取り出しピン75を筒体41の開口65に向けて直
線的に移動させる。そして、円板77が半回転した時点
で摩擦抵抗取り出しピン75がカートリッジ17のスプ
ール21のキー溝に圧入される。
【0057】その後、円板77が一回転する間で摩擦抵
抗取り出しピン75がカートリッジ17をスプール21
の軸方向に沿って抜き出し、再び元の位置に戻る。この
間にカートリッジ17は、カートリッジ収納室18の外
部に露呈された時点で引抜き板81に当接し、摩擦抵抗
取り出しピン75から引き抜かれて落ちる。落ちたカー
トリッジ17は、スベリ台82により取り出し口42に
排出される。
【0058】一方、摩擦抵抗取り出しピン75が元の位
置に戻ると、近接スイッチS6がスライドベッド80の
接近を検出する。この検出によりモータM1の逆転駆動
が停止される。そして、モータM1が停止した直後、又
は所定時間経過後に、蓋開閉機構46のモータM2を逆
転駆動して底蓋23を閉じる。
【0059】このときの蓋開閉機構46の状態は、前述
したように、第2回転部材61が図13に示した回転位
置で停止している。したがって、モータM2の逆転駆動
により軸66は、図13において時計方向に回転し、こ
の軸66の回転により第1回転板60及び第2回転部材
61が一緒に回転する。第1回転板60が回転すること
で、連結板62の他端62bがスライド開口61aに沿
って移動して引っ掛け爪59を元の位置に向けて移動さ
せる。また、第2回転部材61が回転することで押し込
み板71が底蓋23を閉じる方向に向けて押す。これら
の移動は、並列的に行われ、第2回転部材61が図10
に示した状態となった時点で遮光板61bがフォトイン
タラプタS2で検出され、モータM2の駆動が停止す
る。これにより、底蓋23は、押し込み板71によって
前カバー13との間で係合する位置に押し込まれ、カー
トリッジ収納室18の底を閉じる。なお、このとき、回
転規制板64がバネ64bの付勢に抗して上方に逃げて
連結板62の他端62bの切り欠き部64aへの入り込
みを許容する。
【0060】取り出し口42に排出されたカートリッジ
17は、従来どおりに現像及び焼付け処理が施される。
このように処理を行った後に、ユーザーにプリント写真
とネガフイルムとが返却される。そして、空のフイルム
ユニット1は工場に回収されリサイクルされる。
【0061】図19は、フイルム巻き上げ機構の別の例
を示したのもである。この機構100では、モータM1
の正転駆動を巻き上げギヤ56に伝達するギヤ列のうち
ギヤ101,102,103がギヤ101の回転軸と同
軸101aを中心として回転自在に配置された回転板1
04に取り付けられている。回転板104は、バネ10
5によりギヤ103が巻き上げギヤ56に噛合する方向
に向けて付勢されている。フイルムユニット1の巻き上
げノブ4が何らかの原因でロックした場合、バネ105
の付勢に抗して回転板104がバネの付勢に抗して逃
げ、ギヤ103と巻き上げギヤ56との噛合を解除す
る。このときに、回転板104の側面がスイッチS7を
ONしてモータM1の駆動を停止して外部に異常を表示
する。これによれば、強引にフイルム巻き上げを行って
巻き上げノブ4が破損する、又は写真フイルム19を損
傷させること等の不都合を未然に防止することができ
る。
【0062】図20は、段落番号0030で説明したよ
うに、巻き上げ機構45のモータM1の駆動停止を、巻
き上げノブ4の一定の回転数検出後、又は一定時間経過
後に停止するようにした他の例の装置のフォローチャー
ト図である。
【0063】前者の方は、巻き上げギヤ56、又はギヤ
列56のうちの何れかのギヤと一緒に回転する羽根車と
この羽根車のスリットを検出するフォトレフレクターと
から構成されるエンコーダーを用い、エンコーダーから
得られるパスル数をカウントし、このカウント値が予め
決められた値に達した時点でモータM1の駆動を停止す
る。この予め決められる値は、最大規定枚数の写真フイ
ルム19の1本分の長さを巻き上げるのに必要な巻き上
げノブ4の回転数に応じて決められる。
【0064】また、後者の方は、モータM1を駆動して
フイルム巻き上げを開始してから計時回路で計時を行
い、予め決められた時間となった時点でモータM1の駆
動を停止する。予め決められる時間は、最大規定枚数の
写真フイルム19の1本分の長さを巻き上げるのに必要
な時間に設定すればよい。
【0065】上記実施形態では、スプール回転で写真フ
イルムを送り出すタイプの写真フイルムカートリッジを
内蔵したフイルムユニット用の装置について説明してい
るが、本発明ではこれに限らず、135タイプの写真フ
イルムカートリッジを内蔵したフイルムユニットに対し
ても用いることができることはいうまでもない。
【0066】135タイプの写真フイルムカートリッジ
を内蔵したフイルムユニットでは、全部の写真フイルム
をカートリッジの内部に収納した形態ではなく、フイル
ム先端(フイルムリーダー)を僅かにカートリッジから
露呈した形態でカートリッジを取り出してもよい。この
場合には、図20で説明した装置を用いる。例えば、最
後のコマを撮影した後の状態のフイルムユニットの場合
には、最後のコマからフイルム先端をカートリッジから
露呈させるまでの巻き上げ長さに応じた回転数、又は時
間を予め装置に設定しておけばよい。これにより、取り
出したカートリッジからフイルム先端が僅かに露呈され
ているから、露光済みの写真フイルムの取り出しが容易
となる。
【0067】なお、装置40の蓋開放機構としては、蓋
23を開くために引っ掛け爪を利用することに限定され
ず、周知のものであれば何でもよい。また、カートリッ
ジ取り出し用の蓋をプルトップ式の蓋としているが、本
発明ではこれに限らず、例えばスライド式の蓋でもよ
い。この場合には、引っ掛け爪を蓋の端部に挿入後、単
に開き位置への方向に沿って直線的に移動させること
で、簡単に蓋を開くことができる。さらに、引っ掛け爪
の引っ掛け方法としては、引っ掛け爪を弾性自在な材料
で形成し、この引っ掛け爪を底蓋の端部に対峙する方向
から挿入し、引っ掛け爪の先端を底蓋の端部の縁に当接
させて弾性変形させることでこの縁を乗り越えさせて内
側に引っ掛けるようにしてもよい。
【0068】また、フイルム巻き上げ機構、蓋開閉機
構、及びカートリッジ取出し機構を全通した各実施形態
の機構に限ることなく、周知の技術を利用した別の機構
を利用してもよい。さらに、前述した装置は、カートリ
ッジ17を取り出し後に底蓋23を閉じるようにしてい
るが、本発明ではこれに限らず、底蓋23を開けるだけ
の装置でもよい。この場合には、カートリッジ取出し機
構47と蓋開閉機構46の底蓋23を閉じる動作とを省
略する。また、蓋開閉機構46の底蓋23を閉じる動作
を省略し、カートリッジ17の取り出しまで行う装置で
もよい。
【0069】図9並びに図14で説明した実施形態で
は、フイルム巻き上げ機構45とカートリッジ取出し機
構47とを一つのモータM1で作動させているが、これ
とは別に、蓋開閉機構46とカートリッジ取出し機構4
7とを一つのモータで作動させ、フイルム巻き上げ機構
45を別のモータの駆動で作動させるようにしてもよ
い。この場合の蓋開閉機構としては、モータの一方向の
回転だけで引っ掛け爪で蓋を開いて、その後に引っ掛け
爪又は押し込み板で蓋を閉じるメカ機構にする必要があ
る。駆動伝達の切り替えは、モータの回転方向を変える
ことで切り替えるようにしてもよいし、別途にソレノイ
ド等のアクチュエータを用いて駆動系を切り替えるよう
にしてもよい。
【0070】上記実施形態のフイルムユニット1には、
写真フイルム19の全部をカートリッジ17の内部に巻
き込んだ後に、巻き上げノブ4にロックがかかるタイプ
がある。この場合には、巻き上げノブ4にロックがかか
ることで生じるモータM1の負荷を検出手段で検出して
モータM1の駆動を停止させればよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカートリ
ッジ取出し装置では、保持手段でフイルムユニットを保
持した後にフイルム巻き上げ機構が巻き上げノブをフイ
ルム巻き上げ方向に回転せて写真フイルムをカートリッ
ジの内部に自動的に巻き込むから、従来技術で説明した
ように、一々手作業でフイルム巻き上げ操作を行わなく
て済み、作業が簡便となる。また、請求項2記載の装置
では、写真フイルム1本分の長さを巻き込むのに必要な
時間、又は回転数を検出して巻き上げノブの回転を停止
するようにしたから、例えばトルク変動や負荷電流等で
フイルム巻き上げ完了を検出するものと比較して、環境
変化や電圧変動等によって生じる誤検出が少なく、確実
にフイルム巻き上げを行うことができる。
【0072】また、請求項3記載の発明によれば、カー
トリッジ収納室を下にして立てた姿勢でレンズ付きフイ
ルムユニットを保持する保持手段を備えたから、例えば
蓋を開くときに係止爪等の部品が破損したとしても、破
損した部品が下方に落下するから、フイルムユニットの
内部に残ってリサイクル時に支障を来すような不都合を
確実に防止することができる。
【0073】請求項4記載の発明によれば、蓋開放機構
を、蓋の端部に引っ掛け爪を引っ掛けて開ける機構とし
たから、従来技術で説明したようにドライバー等の先端
を奥に突っ込み過ぎて内部部品等を損傷や破損させる不
都合を確実に防止することができ、手作業と比較して信
頼性が向上する。請求項5記載の発明によれば、カート
リッジ取出し機構を備えたから、現像所での作業の簡略
化を図ることができる。また、請求項6記載の発明によ
れば、ピン部材をスプールのキー溝に圧入してカートリ
ッジを取り出すようにしたから、カートリッジに傷や損
傷を生じさせることなく、安全に取り出すことができ
る。
【0074】請求項7記載の発明によれば、カートリッ
ジ取出し機構がカートリッジを取り出した後に、蓋開放
機構が蓋を閉じるようにしたから、現像所での作業を簡
略化することができるとともに、フイルムユニットの取
扱いが簡便となり、蓋の損傷や破損を確実に防止するこ
とができる。
【0075】請求項8記載の発明によれば、フイルム巻
き上げ機構、蓋開放機構、及びカートリッジ取出し機構
とのうち、少なくともいずれか2つの機構を、一つのモ
ータの駆動を利用して作動させるようにしたから、装置
のコストダウンを図ることができる。請求項9記載の発
明によれば、イジェクト機構を備えたから、保持手段の
保持を解除する作業が簡便となるとともに、作業完了が
容易に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカートリッジ取出し装置の外観を示す
斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【図3】ユニット本体の分解斜視図である。
【図4】ユニット本体に内蔵された蓋部材閉じ機構の要
部を示す分解斜視図である。
【図5】カートリッジ取出し装置の保持機構を示した正
面図である。
【図6】保持機構の断面図である。
【図7】カートリッジ取出し装置のフイルム巻き上機構
を示す斜視図である。
【図8】フイルム巻き上機構の巻き上げノブとの係合状
態を示す説明図である。
【図9】カートリッジ取出し装置の蓋開閉機構を示す分
解斜視図である。
【図10】蓋開閉機構の初期状態を示す平面図である。
【図11】蓋開閉機構が引っ掛け爪を底蓋の端部に挿入
した状態を示す平面図である。
【図12】蓋開閉機構が引っ掛け爪を回転させて底蓋を
僅かに開いた状態を示す平面図である。
【図13】引っ掛け爪が底蓋を完全に開いた状態を示す
平面図である。
【図14】カートリッジ取出し機構を示す斜視図であ
る。
【図15】カートリッジ取出し機構のピンがカートリッ
ジ収納室に挿入された状態を示す斜視図である。
【図16】カートリッジ取出し機構のピンがカートリッ
ジを取り出した状態を示す斜視図である。
【図17】イジェクト機構の概略を示す説明図である。
【図18】カートリッジ取出し装置のフローチャート図
である。
【図19】フイルム巻き上げ機構の別の実施例を示す説
明図である。
【図20】所定時間経過後、又は巻き上げノブの所定回
転数検出後に巻き上げノブの回転を停止するようにした
他の例のフローチャート図である。
【符号の説明】
1 レンズ付きフイルムユニット 23 底蓋 40 カートリッジ取出し装置 43 保持機構 44 シャッタ押下機構 45 フイルム巻き上げ機構 46 蓋開閉機構 47 カートリッジ取出し機構 48 イジェクト機構 59 引っ掛け爪 75 摩擦抵抗取り出しピン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未露光の写真フイルムをフイルム収納室
    から引き出すとともに、露光済みの写真フイルムをカー
    トリッジ収納室に装填されたカートリッジに巻き込むフ
    イルム巻き上げ操作を外部から行うための巻き上げノブ
    と、1コマ分の長さだけフイルム巻き上げが完了した時
    点でフイルム巻き上げ操作を阻止するとともに、シャッ
    タボタンの押下操作に応答してフイルム巻き上げ操作の
    阻止を解除するフイルム巻き止め機構と、前記カートリ
    ッジ収納室から露光済みの写真フイルムを巻き込んだカ
    ートリッジを取り出す際に開かれる蓋とを備えたレンズ
    付きフイルムユニットに用いられるカートリッジ取出し
    装置において、 前記レンズ付きフイルムユニットを位置決めした状態で
    保持する保持機構と、 保持されたレンズ付きフイルムユニットのシャッタボタ
    ンを押下し、この状態を維持するシャッタ押下機構と、 前記巻き上げノブに係合し、前記シャッタ押下機構がシ
    ャッタボタンを押下した後に、巻き上げノブをフイルム
    巻き上げ方向に回転させ、撮影済みの写真フイルムをカ
    ートリッジの内部に巻き込んだ後に巻き上げノブの回転
    を停止するフイルム巻き上げ機構と、 前記巻き上げノブの回転が停止した後に、前記蓋を開放
    する蓋開放機構とを備えたことを特徴とするレンズ付き
    フイルムユニット用カートリッジ取出し装置。
  2. 【請求項2】 前記フイルム巻き上げ機構は、写真フイ
    ルム1本分の長さを巻き取るのに必要な時間、又は巻き
    上げノブの回転数に基づいて巻き上げノブの回転を停止
    することを特徴とする請求項1記載のカートリッジ取出
    し装置。
  3. 【請求項3】 前記保持機構は、カートリッジ収納室を
    下にして立てた姿勢でレンズ付きフイルムユニットを保
    持することを特徴とする請求項1記載のカートリッジ取
    出し装置。
  4. 【請求項4】 前記蓋開放機構は、引っ掛け爪を蓋の端
    部の内側に挿入する挿入手段と、引っ掛け爪を蓋の端部
    に引っ掛けて蓋を開放する開放手段とで構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のカートリッジ取
    出し装置。
  5. 【請求項5】 前記蓋開放機構が蓋を開放した後に、前
    記カートリッジをカートリッジ収納室からスプール軸方
    向に沿った外部に取り出すカートリッジ取出し機構を備
    えたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の
    カートリッジ取出し装置。
  6. 【請求項6】 前記カートリッジ取出し機構は、カート
    リッジの一側面に露呈されたスプールのキー溝に圧入さ
    れるピン部材と、このピン部材をカートリッジ収納室と
    これからスプール軸方向に沿った外部との間で移動させ
    る移動手段とから構成されていることを特徴とする請求
    項4記載のカートリッジ取出し装置。
  7. 【請求項7】 前記蓋開放機構は、前記カートリッジ取
    出し機構がカートリッジを取り出した後に、前記蓋を閉
    じることを特徴とする請求項4又は5記載のカートリッ
    ジ取出し装置。
  8. 【請求項8】 前記フイルム巻き上げ機構、蓋開放機
    構、及びカートリッジ取出し機構とのうち、少なくとも
    いずれか2つの機構は、一つのモータの駆動を利用して
    作動し、モータの回転方向を変えることで駆動の伝達を
    切り替えるようにしたことを特徴とする請求項4ないし
    6いずれか記載のカートリッジ取出し装置。
  9. 【請求項9】 蓋を開いた後に、前記フイルムユニット
    を前記保持手段から解放するイジェクト機構を備えたこ
    とを特徴とする請求項1ないし7いずれか記載のカート
    リッジ取出し装置。
JP30213996A 1996-07-17 1996-11-13 レンズ付きフイルムユニット用カートリッジ取出し装置 Pending JPH1083043A (ja)

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