JPH108348A - ポリエステル防塵衣 - Google Patents

ポリエステル防塵衣

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JPH108348A
JPH108348A JP8162854A JP16285496A JPH108348A JP H108348 A JPH108348 A JP H108348A JP 8162854 A JP8162854 A JP 8162854A JP 16285496 A JP16285496 A JP 16285496A JP H108348 A JPH108348 A JP H108348A
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denier
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賢二 山田
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隆 塩谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリエステル系フィラメント糸の特性である
形態安定性、強度保持性を具備しながら、低発塵性と防
塵性に優れ、かつ快適な着用感を与えることができるポ
リエステル防塵衣を提供する。 【解決手段】 吸放湿パラメーターΔMRが1%以上で
あるポリエステル系フィラメント糸と導電糸とを含有す
る織物からなり、該織物の吸放湿パラメーターΔMRが
1%以上、JIS L 1094 B法による摩擦帯電
圧が3kv未満、かつ発塵量が20個/ft3 ・100
cm2 以下である防塵衣である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエステル防塵衣
に関し、さらに詳しくは、低発塵性、高通塵捕集効率お
よび制電性有し、かつ吸湿性を有することにより優れた
使用快適性を有するポリエステル防塵衣に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、電子産業や医療の進展により、そ
の製造現場や医療現場における微細な粉塵や静電気が障
害になるため、それら現場環境のクリーン化が進められ
ている。それらの一環として、クリーンな環境に対応で
きる防塵衣の開発も進められている。
【0003】例えば、電子産業におけるICやLSIの
製造では、集積度の高密度化に比例して製造現場をクリ
ーン度の高いクリーンルームにする必要がある。それに
伴って、クリーンルームのクリーン度を維持するため、
クリーンルーム内で着用する衣服に防塵性能の高いもの
が求められている。一般に防塵衣には、形態安定性、機
械強度、耐薬品性、耐熱性、洗濯耐久性などに優れてい
ることから、ポリエステル繊維が中心的に使用されてい
る。しかし、ポリエステル繊維は吸湿率が低い上に、埃
の生地通過を防止する目的で高密度の織物が使用される
ため、長時間にわたって着用していると、発汗によりム
レやベタツキなどを生じやすく、さらに静電気を帯びや
すいため、空気中の埃を吸着したり、放電衝撃による不
快感や電子製品への障害を起こしやすくする問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ポリ
エステル系フィラメント糸の特性である形態安定性、強
度保持性を具備しながら、低発塵性と防塵性に優れ、か
つ快適な着用感を与えることができるポリエステル防塵
衣を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明のポリエステル防塵衣は、吸放湿パラメーターΔMR
が1%以上であるポリエステル系フィラメント糸と導電
糸とを含有する織物からなり、該織物の吸放湿パラメー
ターΔMRが1%以上、JIS L 1094B法によ
る摩擦帯電圧が3kv未満、かつ発塵量が20個/ft
3 ・100cm 2 以下であることを特徴とするものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のポリエステル防塵衣は、
吸放湿パラメーターΔMRが1%以上のポリエステル系
フィラメント糸から構成された織物からなり、好ましく
はポリエステル系フィラメント糸100%の織物から構
成されている。かかるポリエステル系フィラメント糸か
ら構成されることにより、織物としてのJIS L 1
094B法(摩擦帯電圧測定法)による摩擦帯電圧が3
kv未満、より好ましくは1kv以下であり、かつ同じ
く織物としての吸放湿パラメーターΔMRも1%以上に
なる。
【0007】このような構成によって低発塵性と防塵性
に優れ、かつ快適な着用感を与えることができる。織物
としての吸放湿パラメーターΔMRが1%に満たない
と、吸湿率が低いため肌からの発汗によるムレやベタツ
キなどを発生し、着用不快感を防止することが難しくな
る。また、摩擦帯電圧が3kvを超えると静電気による
空気中の埃付着を防止することが難しくなる。
【0008】さらに、本発明において、服地としての吸
放湿パラメーターΔMRは、着用地の快適性、制電性、
製織性の観点から1.5〜10%が好ましく、さらに好
ましくは3〜10%であるのがよい。また、摩擦帯電圧
としては、下限が実質的に0kvであることが好まし
い。また、本発明において、服地としての吸放湿パラメ
ーターΔMRは、洗濯耐久性に対しても5回洗濯後の値
が洗濯前の70%以内であることが好ましい。また、摩
擦帯電圧についても、洗濯5回後の摩擦帯電圧が3kv
未満であり、より好ましくは1kv未満であるのがよ
い。
【0009】ここで、洗濯1回とは、市販の自動反転う
ずまき式電気洗濯機の洗濯槽に40±2℃の0.2%弱
アルカリ性合成洗剤液25リットルを入れ、試験布と追
加布の合計重量が約500gとなるように調整した後、
洗濯5分、脱水30秒、すすぎ2分、脱水30秒、すす
ぎ2分、脱水30秒という手順で行ったもののことをい
う。また、すすぎは常温水を用い、オーバーフローさせ
ながら行う。
【0010】本発明における吸放湿パラメーターΔMR
とは、30×90%RHにおける吸湿率MR2 と20℃
×65%RHにおける吸湿率MR1 との差(ΔMR
(%)=MR2 −MR1 )で表される値のことをいう。
この吸放湿パラメーターΔMRは衣服着用時の衣服内の
湿気を外気に放出することにより快適性を得るためのド
ライビングフォースのパラメーターであり、軽〜中作業
あるいは軽〜中運動を行った際の30℃×90%RHに
代表される衣服内温度と20℃×65%RHに代表され
る外気温湿度との吸湿率差を表わしている。吸放湿パラ
メーターΔMRは大きければ大きいほど吸放湿力が高
く、着用時の快適性が良好であることを表わしている。
【0011】本発明において、上記吸放湿パラメーター
ΔMRが1%以上の性能を有するポリエステル系フィラ
メント糸としては特に限定はされるものでないが、製糸
性、製織性、染色性および糸性能の耐久性などの観点か
ら、次の繊維を用いることが好ましい。その一つは、親
水性化合物(A)を共重合した共重合ポリエステルであ
って、その共重合ポリエステルに極性基含有化合物
(B)および架橋剤(C)のうち少なくともいずれかを
含有する共重合ポリエステル(D)を5%重量以上含ん
でいる複合繊維またはブレンド繊維であり、また他の一
つは、ポリエーテルエステルアミド(E)もしくはポリ
エーテルエステルアミドと他の熱可塑性樹脂(F)との
混合物を5重量%以上含んでいる複合繊維またはブレン
ド繊維を用いることである。
【0012】以下、それぞれの繊維について詳細に説明
する。まず、前者の共重合ポリエステル(D)を含む繊
維について説明すると、この共重合ポリエステル(D)
において、親水性化合物(A)としては、エステル形成
基を1個以上含有する化合物であるのが好ましく、特に
限定されないが、代表的な化合物としてポリオキシアル
キレン化合物、ポリオキサゾリン類、ポリアクリルアミ
ドとその誘導体などを用いることができる。その中で
も、ポリオキシアルキレン化合物が好ましく、ポリオキ
シエチレン化合物はさらに好ましい。さらに、ポリオキ
シエチレン化合物の中でも、ポリエチレングリコール化
合物が好ましく、結晶化抑制因子を含むポリエチレング
リコールが特に好ましい。
【0013】ここで、結晶性抑制因子とは、分子鎖中あ
るいは末端に存在し、ポリエチレングリコールの繰り返
し単位の対称性を乱すような有機残基のことをいう。結
晶化抑制とは、示鎖走査熱分析(DSC、昇温条件16
℃/分)によって求めた融点が同じ分子量のポリエチレ
ングリコールの融点より低くなることをいう。親水性化
合物(A)の分子量は、ポリエステルとの相溶性および
ポリエステル中における分散性の観点から600〜20
000であることが好ましく、より好ましくは、100
0〜10000であり、さらに好ましくは、2000〜
6000である。また、親水性化合物(A)の共重合の
割合は特に限定はされないが、紡糸性の観点から、全ポ
リマー重量に対して40〜99重量%であることが好ま
しい。
【0014】これらの化合物は、大部分がポリエステル
中に共重合されているのが好ましいが、一部については
ポリマー中に分散した状態で存在していてもよい。次
に、共重合ポリエステル(D)中に含有させる極性基含
有化合物(B)としては、特に限定はされないが、下記
一般式(I) Yi −R1 −Xn (I) (ただし、式中R1 は有機残基、Xはエステル形成性基
でありnは1以上の正数、Yi はアミノ基、スルホン
基、カルボキシル基、水酸基、アミド基およびホスホン
酸基などの誘導体の中から選ばれる1つ以上の極性基を
示す(i≧1の整数)。)で表される極性基を有する化
合物が好ましい。
【0015】ここで、含有とは、ポリエステル中に分散
または共重合した状態のことをいうが、特に共重合して
いる状態であるのが好ましい。化合物としては、特にス
ルホン酸塩基を有する化合物が好ましい。極性基含有化
合物(B)を含有させることにより、ポリマーの吸湿率
がさらに高まるばかりか、ポリマー中に水素結合やイオ
ン性相互結合作用を生じ、繊維とした場合に経時的な物
性の変化が生じにくいという効果が得られる。
【0016】極性基含有化合物(B)の含有量は、糸切
れの発生を防止し、かつ経時的な変化を生じにくくする
観点から、全ポリマーを構成する酸成分に対して0〜5
0モル%であるのが好ましく、さらに好ましくは2〜1
5モルである。また、共重合ポリエステル(D)中に含
有させる架橋剤(C)としては、ポリエステルと反応
し、架橋構造を形成する化合物であれば、特に限定はさ
れないが、下記一般式(II) (R3O)n2 (COOR4)m (II) (ただし、式中R2 は3〜6価の有機残基、R3 は水素
あるいはアセチル基、R4 は水素あるいはアルキル基、
3≦m+n≦6。)で表される多官能化合物を用いるこ
とが好ましい。
【0017】ここで、含有とは、ポリエステル中に分散
している状態のことをいうが、共重合により架橋構造で
ある状態は好ましい。化合物としては、トリメリット
酸、ピロメリット酸などの多官能カルボン酸、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールな
どのポリオールが好ましいが、特に好ましいのはトリメ
リット酸である。架橋剤(C)を含有させることで、ポ
リマーの吸湿性がさらに高まるばかりでなく、ポリマー
中に架橋構造が形成され、繊維とした場合に経時的な物
性の変化が生じにくいという効果が得られる。
【0018】架橋剤(C)の割合は、全ポリマーを構成
する酸成分に対して0〜30モル%が好ましく、さらに
好ましくは1〜15モル%、特に好ましくは、2〜10
モル%である。このような範囲とすることにより、吸湿
性を高く保持し、製糸性が良好になり、強度等の繊維物
性が向上するので好ましい。共重合ポリエステル(D)
には、上述した極性基含有化合物(B)と架橋剤(C)
との少なくともいずれか一方が含有されるが、好ましく
はこの極性基含有化合物(B)と架橋剤(C)との両者
を含んでいることがよい。
【0019】また、共重合ポリエステル(D)には、本
発明の目的を損なわない範囲で、酸化チタン、カーボン
ブラックなどの顔料、アルキルベンゼンスルホン酸塩な
どの界面活性剤、各種の抗酸化剤、着色防止剤、耐光
剤、帯電防止剤などが添加されていてももちろんよい。
次に、前述した後者のポリエーテルエステルアミド
(E)またはポリエーテルエステルアミドと他の熱可塑
性樹脂(F)との混合物を含む繊維について説明する。
【0020】ポリエーテルエステルアミド(E)とは、
同一分子鎖内にエーテル結合、エステル結合を持つブロ
ック共重合体のことをいう。より具体的には、ラクタ
ム、アミノカルボン酸、ジアミンとジカルボン酸の塩か
ら選ばれた、1種もしくは2種以上のポリアミド形成性
成分(G)およびジカルボン酸とポリ(アルキレンオキ
シド)グリコールからなるポリエーテルエステル形成性
成分(H)を重縮合反応させて得られるブロック共重合
体ポリマーを好ましく用いることができる。
【0021】ポリエーテルエステルアミドのポリアミド
形成性成分(G)としては、ラクタム類、ω−アミノカ
ルボン酸、ナイロン塩類などを用いることができ、これ
らを、1種または2種以上混合して用いることができ
る。好ましいポリアミド形成性成分としては、ε−カプ
ロラクタム、ナイロン66塩である。一方、ポリエーテ
ルエステルアミドのソフトセグメントを構成するポリエ
ーテルエステル成分(H)としては、炭素数4〜20の
ジカルボン酸とポリ(アルキレンオキシド)グリコール
が好ましい。
【0022】炭素数4〜20のジカルボン酸としては、
脂肪族、芳香族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン酸など
を用いることができ、1種または2種以上混合して用い
ることができる。好ましいジカルボン酸は、アジピン
酸、セバポリグリシンなどのポリアミド、ポリエステ
ル、ポリオレフィンなどの汎用熱可塑性樹脂シン酸、デ
カジ酸、テレフタル酸、イソフタル酸などである。
【0023】また、ポリ(アルキレンオキシド)グリコ
ールとしては、ポリエチレングリコール、ポリ(1,2
−プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(1,3−プ
ロピレンオキシド)グリコール、ポリテトラメチレンオ
キシドグリコール、ポリヘキサメチレンオキシドグリコ
ール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドまたは、
テトラヒドロフランとのランダムまたはブロック共重合
などを用いることができ、特にポリエチレングリコール
が好ましい。ポリ(アルキレンオキシド)グリコールの
数平均分子量は300〜10000であるのが好まし
く、より好ましくは、500〜4000の範囲である。
【0024】ポリエーテルエステルアミドブロック共重
合体は、上記したポリアミド形成性成分(G)とポリエ
ーテルエステル形成性成分(H)を重縮合することによ
って得られる。ポリエーテルエステルアミドと混合物に
する熱可塑性樹脂(F)としては、例えば、ナイロン6
6、ナイロン6のようなポリアミド、ポリエステル、ポ
リオレフィンのうち1種または2種以上を用いることが
できる。特に、ナイロン66、ナイロン6、スルホネー
ト化合物を共重合した変性ポリエチレンテレフタレート
などがポリエーテルエステルアミドと相溶性が良好で、
相互に微分散が可能であり、また、熱水による膨潤が小
さいため好ましい。
【0025】ここで変性ポリエステルの共重合成分とし
て好ましいスルホネート化合物として、5−ナトリウム
スルホイソフタル酸、5−(テトラアルキル)ホスソニ
ウムスルホイソフタル酸およびそれらのエステル誘導
体、p−ヒドロキシエトキシベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、2,5−ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンス
ルホン酸カリウムなどを用いることができる。
【0026】このスルホネート化合物の共重合量はポリ
エーテルエステルアミドとの相溶性と、得られるブレン
ド繊維の物性との兼ね合いから酸成分に対して0.1〜
7モル%であるのが好ましく、より好ましくは0.2〜
6モル%、さらに好ましくは、0.5〜5モル%であ
る。ポリエーテルエステルアミドと熱可塑性樹脂(F)
との混合比率は、十分な吸湿特性を得ることや、染色加
工工程のような熱水雰囲気下で、膨潤による繊維表面の
割れを防ぐという観点から、5〜50重量%が好まし
く、より好ましくは7〜45重量%であり、さらに好ま
しくは10〜40重量%である。
【0027】本発明において、前述した吸湿性成分であ
る共重合ポリエステル(D)、ポリエーテルエステルア
ミド(E)、またはポリエーテルエステルアミドと熱可
塑性樹脂(F)との混合物を含む複合繊維またはブレン
ド繊維とする為に併用する繊維形成性重合体としては、
ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、
ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなど
のポリエステルなどを用いることができるが、これらに
限定されるものではない。衣料用合成繊維としてもっと
も汎用性の高い、ポリエチレンテレフタレートを主体と
するポリエステルを用いることは好ましい。
【0028】複合繊維の形態としては特に限定はされな
いが、図1に示すような芯部1と鞘部2からなる芯鞘型
複合繊維、図2に示すような芯部1と鞘部2と中空部3
からなる芯鞘型複合中空繊維、図3に示すような島部1
aと海部2aからなる海島型複合繊維、図4に示すよう
な張り合わせ部1b,2bからなる張り合わせ型複合繊
維などを用いることができる。
【0029】例えば、図1の芯鞘型複合繊維および図2
の芯鞘型複合中空繊維の場合には、芯部に共重合ポリエ
ステル(D)、ポリエーテルエステルアミド(E)また
はポリエーテルエステルアミドと他の熱可塑性樹脂
(F)との混合物などの吸湿性ポリマーを用い、繊維形
成性重合体を鞘部に用いることができる。芯鞘断面形状
は、同心円状や偏心円状でもよく、繊維形状は円形、多
角形、H形などの異形断面でもよい。
【0030】この場合の複合比率(重量%)は芯/鞘=
5/95〜90/10が好ましく、さらに好ましくは7
/93〜50/50、特に好ましくは10/90〜30
/70である。芯部の複合比率の下限は、十分な吸湿性
を付与する目的から適宜設定され、また上限は、紡糸性
の低下や繊維物性の低下を防ぐ観点から適宜設定され得
る。
【0031】また、図3の海島型複合繊維および図4の
張り合わせ型複合繊維の場合には、島部または張り合わ
せ部に共重合ポリエステル(D)、ポリエーテルエステ
ルアミド(E)またはポリエーテルエステルアミドと他
の熱可塑性樹脂(F)との混合物などの吸湿性ポリマー
を用い、海部または他方の張り合わせ部に繊維形成性重
合体を用いることができる。
【0032】上記島部または一方の張り合わせ部の繊維
形成性重合体に対する複合比率は5〜90重量%が好ま
しい。さらに好ましくは7〜50重量%、特に好ましく
は10〜30重量%である。この島部または一方の張り
合わせ部の複合比率の下限は、十分な吸湿性を付与する
目的から適宜設定され、上限は、紡糸性の低下や繊維物
性の低下を防ぐ観点から適宜設定される。
【0033】ブレンド繊維の場合には、繊維形成性重合
体に対する共重合ポリエステル(D)、ポリエーテルエ
ステルアミド(E)またはポリエーテルエステルアミド
と他の熱可塑性樹脂(F)との混合物などの吸湿性ポリ
マーの配合比率は、全ポリマー量に対して5〜80重量
%が好ましく、より好ましくは5〜35重量%、さらに
好ましくは7〜30重量%である。
【0034】配合比率の下限は十分な吸湿性を付与する
目的から適宜設定され、配合比率の上限は、紡糸性の低
下や繊維物性の低下を防ぐ観点から適宜設定される。上
記繊維形成重合体には、本発明の目的を損なわない範囲
で、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
カーボネートなどを含んでいてもよい。また、繊維形成
性重合体には、本発明の目的を損なわない範囲で、酸化
チタン、カーボンブラックなどの顔料、各種の抗酸化
剤、着色防止剤、耐光剤、帯電防止剤などが添加されて
いてももちろんよい。
【0035】本発明の防塵衣は、上述した吸湿性ポリエ
ステル系フィラメント糸の織物から構成されるが、その
ポリエステル織物の組織は、平組織、綾組織、朱子組織
およびそれらの変化組織など防塵衣織物として通常使用
されている組織であれば、特に限定されるものではな
い。上記織物の染色加工工程は、リラックス精錬−中間
セット−染色−仕上げセットの通常の防塵衣織物の加工
工程で何等問題はない。なお、このポリエステル織物の
アルカリ処理、帯電防止、消臭、撥水、防汚および防カ
ビ加工などの機能性付与加工は発塵の原因となるため好
ましくない。
【0036】防塵衣を構成する織物は、上述したポリエ
ステル系フィラメント糸からなる経糸および緯糸の織密
度が、それぞれ50〜230本/インチであることが好
ましい。また、経糸および緯糸に使用するポリエステル
系フィラメント糸は、少なくともいずれかの単糸繊度が
0.5〜5デニール、総繊度が75〜150デニールで
あり、さらに経糸および/または緯糸に導電糸を用いる
ことが好ましい。また、このポリエステル織物は、発塵
量が20個/ft3 ・100cm2 以下であることが好ま
しい。
【0037】織物の経糸および緯糸の織密度が50本/
インチに満たないと、縫目ずれや着用時の目ずれが起き
やすくなる傾向がある。他方、経糸および緯糸の織密度
が230本/インチを越えると、防塵衣が厚くかつ粗硬
となり、軽量感が損なわれる傾向がある。また、経糸お
よび緯糸のうちの少なくともいずれかの単糸繊度が5デ
ニールより太いと、布帛の風合いが硬くなると共に、防
塵性が低下し、防塵衣織物として使用することが困難と
なる。また、0.5デニール未満であると着用摩擦によ
り毛羽を発生しやすくなる。また、経糸および/または
緯糸は、製織性や織物強度の観点からも単糸繊度が0.
5デニール以上であることが好ましい。また、単糸繊度
が異なる異繊度フィラメント糸の混繊糸などを用いても
よく、ソフトで張りのある作業服地を作製する観点から
好ましい。この場合、太繊度のフィラメント糸に吸湿性
ポリエステル系フィラメント糸を用いると、吸湿率が高
く、かつソフトで張りのある防塵衣を作製することがで
きる。
【0038】経糸および緯糸のうち少なくともいずれか
一方の総繊度が75デニールに満たない場合は、はりの
ない薄い作業服地となる傾向がある。また、総繊度が1
50デニールより大きくなると地厚な布帛となり、また
布帛の風合いが硬くなり、防塵衣織物として使用するこ
とが困難になる。本発明の防塵衣を構成するポリエステ
ル織物には、金属酸化物、カーボン、セラミックなどを
含む導電糸が経糸および/または緯糸に併用される。こ
の導電糸は、経糸および/または緯糸に8mm以下のピ
ッチ、より好ましくは5mm以下のピッチで挿入するこ
とが好ましく、さらに好ましくは経糸および緯糸の両方
に配置することが望ましい。
【0039】また、ポリエステル織物の発塵量を20個
/ft3 ・100cm2 以下とするものである。発塵量が
多いとクリーンルーム等のクリーン環境を汚染し、電子
産業等においては生産性などに悪影響をたらすようにな
る。ここで発塵量とは、空気中の埃が1ft3 当たり
0.1μm以上の粒子が10個以下であるクリーンルー
ムにおいて、JIS B9923 光散乱式粒子計数器
法のシェーキング法に既定された条件に従い、回転数5
0rpm、回転角400°、上下動作14.5cm、サ
ンプルサイズ31×23cmのサンプルホルダーを持っ
た試験機を用い、作動時間5分間でJIS B9921
に規定される光散乱式粒子計数器によって、0.5μm
以上の粒子について計数し、1ft3 ・100cm2 当た
りの粒子数を算出する。
【0040】なお、テスト布には、予め空気中の埃が1
ft3 当たり0.1μm以上の粒子が10個以下である
クリーンルームに併設されているドライクリーニング機
で、蒸留回収したパークロールエチレン液を用い、新液
洗い10分、脱液、新液洗い10分、脱液、乾燥10分
のドライクリーニング条件で1回処理をしたものを用い
る。
【0041】
【実施例】以下に説明する実施例において使用する各評
価は次の測定方法により求めたものである。 〔吸放湿性パラメーターΔMR〕原糸または布帛1〜3
gを用い、絶乾時の重量Woと20℃×65%RHおよ
び30℃×90%RHの雰囲気下に市販の恒温恒湿器中
に24時間放置後の重量W1 およびW2 をそれぞれ測定
し、次式によって20℃×65%RHでの吸湿率MR1
と30℃×90%RHでの吸湿率MR2 を算出する。
【0042】 MR1 (%)=[(W1 −Wo)/Wo]×100 MR2 (%)=[(W2 −Wo)/Wo]×100 次いで、上記吸湿率MR1 ,MR2 から、次式によって
吸放湿性パラメーターΔMRを算出した。 ΔMR(%)=MR2 −MR1 〔着用時の快適性〕それぞれの織物からオーバオール型
防塵衣を縫製し、30℃×65%の恒温恒湿室内で時速
8kmの軽い運動を15分行った後の、被験者の官能試
験によるムレ感やベトツキ感の快適性を評価した。その
評価結果は、不快:×、やや快適:△、快適:○、非常
に快適:◎で表示した。
【0043】実施例1 ジメチルテレフタル酸194部、エチレングリコール1
35部、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル2
6.6部、トリメリット酸トリメチル7.5部およびテ
トラブチルチタネート0.1部を加え、エステル交換反
応を行った後、分子量4000のポリエチレングリコー
ル328部を加え、重合を行い共重合ポリエステルを製
造した。
【0044】得られた共重合ポリエステルを芯成分と
し、ポリエチレンテレフタレートを鞘成分として、共重
合ポリエステルが繊維全重量の20重量%となる、75
デニール、96フィラメントと75デニール、36フィ
ラメントの同心円芯鞘複合繊維マルチフィラメント糸を
得た。これらポリエステル系マルチフィラメント糸のΔ
MRは3.4%であった。
【0045】経糸に上記75デニール、96フィラメン
トのポリエステル系フィラメント糸と導電糸とを用い
(導電糸はポリエステル系フィラメント糸40本に対し
て1本の割合で配置)、緯糸に上記75デニール36フ
ィラメントのポリエステル系フィラメント糸を用い、織
物組織が2/2綾、経密度が172本/インチ、緯密度
が105本/インチの生機を作製した。この生機を防塵
衣用織物の通常の染色加工法で仕上げ、仕上経密度が1
85本/インチ、緯密度が113本/インチの織物を得
た。
【0046】得られた織物の吸放湿パラメーターΔMR
は3.4%、5回洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRは
3.3%、摩擦帯電圧は0.1kvであり、発塵量は
4.5個/ft3 ・100cm2 であった。快適性試験で
は非常に快適(◎)であり、洗濯5回後の快適性試験も
非常に快適(◎)であった。評価結果を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】実施例2 実施例1において、吸湿性共重合ポリエステルを繊維全
重量に対して10重量%の比率に変えた以外は,同様に
して75デニール、96フィラメントと100デニー
ル、48フィラメントとの複合繊維マルチフィラメント
糸を製糸し、100デニール、48フィラメントのポリ
エステル系フィラメント糸の方を通常の仮撚加工を行っ
て仮撚加工糸にした。ポリエステル系マルチフィラメン
ト糸の吸放湿パラメーターΔMRは1.6%であった。
【0049】経糸に上記75デニール96フィラメント
のポリエステル系フィラメント糸と導電糸とを用い(導
電糸はポリエステル系フィラメント糸40本に対し1本
の割合で配置)、緯糸に上記100デニール、48フィ
ラメントの仮撚加工糸を用いて、織物組織が2/3綾、
経密度が174本/インチ、緯密度が100本/インチ
の生機を作製した。この生機を実施例1と同様に染色加
工を行い、仕上経密度が196本/インチ、緯密度が1
10本/インチの織物を得た。
【0050】実施例1と同様の評価を行った。評価結果
を表1に示す。 実施例3 実施例1において、吸湿性共重合ポリエステルを繊維全
重量に対して7重量%の比率に変えた以外は、同様にし
て75デニール、36フィラメントと100デニール、
48フィラメントとの複合繊維マルチフィラメント糸を
製糸した。これらポリエステル系マルチフィラメント糸
の吸放湿パラメーターΔMRは1.2%であった。
【0051】経糸に上記75デニール、36フィラメン
トのポリエステル系フィラメント糸と導電糸とを用い
(導電糸はポリエステル系フィラメント糸40本に対し
て1本の割合で配置)、緯糸に上記100デニール、4
8フィラメントのポリエステル系フィラメント糸を用
い、織物組織が2/2綾、経密度が185本/インチ、
緯密度が90本/インチの生機を作製した。この生機を
防塵衣用織物の通常の染色加工法で仕上げ、仕上経密度
が197本/インチ、緯密度が96本/インチの織物を
得た。
【0052】実施例1と同様の評価を行った。評価結果
を表1に示す。 比較例1 実施例1において、吸湿性共重合ポリエステルを繊維全
重量に対して3重量%の比率にした以外は、同様にして
75デニール、96フィラメントと75デニール、36
フィラメントの複合繊維マルチフィラメント糸を製糸し
た。これらのポリエステル系マルチフィラメント糸の吸
放湿パラメーターΔMRは0.6%であった。
【0053】実施例1と同条件で製織、染色加工を行
い、実施例1と同密度の織物を得、この織物を実施例1
と同様の評価を行った。評価繊維を表1に示す。 比較例2 経糸にポリエステル100%の75デニール、96フィ
ラメントのマルチフィラメント糸、緯糸にポリエステル
100%の100デニール、48フィラメントの仮撚加
工糸を用い、実施例2と同条件で製織、染色加工を行
い、実施例2と同密度の織物を得た。
【0054】この織物について実施例1と同様の評価を
行った。評価結果を表1に示す。 比較例3 ポリエステル100%の75デニール、36フィラメン
トのマルチフィラメント糸と、100デニール、48フ
ィラメントのマルチフィラメント糸(吸放湿パラメータ
ーΔMRは共に0%)とを用い、実施例3と同様にして
織物にし、得られた織物に帯電防止加工した布帛を作製
した。
【0055】この織物について実施例1と同様の評価を
行った。評価結果を表1に示す。 実施例4 実施例1と同様の織物を作製するにあたり、緯糸にポリ
エステル100%の75デニール、36フィラメントの
マルチフィラメント糸を用いる以外は、実施例1と同条
件で製織、染色加工を行い、実施例1と同密度の織物を
得た。
【0056】この織物を実施例1と同様の評価を行っ
た。評価結果を表1に示す。 実施例5 実施例1において、吸湿性共重合ポリエステルを繊維全
重量に対して20重量%の比率にした40デニール、1
2フィラメントにした以外は、同様にして複合繊維マル
チフィラメント糸を製糸した。このポリエステル系フィ
ラメント糸の吸放湿パラメーターΔMRは3.4%であ
った。
【0057】このポリエステル系フィラメント糸と、ポ
リエステル100%の30デニール、48フィラメント
のポリエステル系フィラメント糸とを用いて空気交絡加
工を行い、交絡混繊糸にした。この交絡混繊糸の吸放湿
パラメーターΔMRは1.8%であった。この交絡混繊
糸を用いて実施例1と同条件で製織、染色加工を行い、
実施例1と同密度の織物を得た。
【0058】この織物を実施例1と同様の評価を行っ
た。評価結果を表1に示す。 比較例4 実施例5と同様の織物を作製するにあたり、経糸にポリ
エステル100%の75デニール、96フィラメントを
用いる以外は、実施例5と同条件で製織、染色加工を行
って、同様の織物を得た。
【0059】この織物を実施例1と同様の評価を行っ
た。評価結果を表1に示す。 比較例5 実施例5と同様の空気交絡加工を行うに当たり、芯糸に
ポリエステル100%の40デニール、12フィラメン
トのマルチフィラメント糸を用いた以外は、実施例5と
同条件で製織、染色加工を行い、織物を得た。
【0060】この織物を実施例1と同様の評価を行っ
た。評価結果を表1に示す。 比較例6 実施例1において、吸湿性共重合ポリエステルを繊維全
重量に対して20重量%の比率にした以外は、同様にし
て75デニール、96フィラメントと75デニール、1
2フィラメントの同心円芯鞘複合繊維マルチフィラメン
ト糸を製糸した。これらポリエステル系マルチフィラメ
ント糸の吸放湿パラメーターΔMRは3.4%であっ
た。
【0061】経糸に上記75デニール、96フィラメン
トのポリエステル系フィラメント糸を用い、緯糸に75
デニール、12フィラメントのポリエステル系フィラメ
ント糸を用いる以外は、実施例1と同条件で製織、染色
加工を行い、実施例1と同密度の織物を得た。この織物
を実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表1に示
す。
【0062】比較例7 実施例1において、吸湿性共重合ポリエステルを繊維全
重量に対して20重量%の比率にした、150デニール
30フィラメントにした以外は、同様にして同心円芯鞘
複合繊維マルチフィラメント糸を製糸し、さらに仮撚加
工糸にした。この仮撚加工糸の吸放湿パラメーターΔM
Rは3.4%であった。
【0063】上記仮撚加工糸2本を、撚数200T/M
で撚合せた合撚糸を経糸に用い、平組織で、経密度が4
4本/インチ、緯密度が45本/インチの生機を作製し
た。なお、導電糸を合撚糸10本に対し1本配置した。
この生機を防塵衣用織物の通常の染色加工法で仕上げ、
仕上経密度が49本/インチ、緯密度が50本/インチ
の織物を得た。
【0064】この織物を実施例1と同様の評価を行っ
た。評価結果を表1に示す。 実施例6 ε−カプロラクタム340部、テレフタル酸18部、数
平均分子量が1000のポリエチレングリコール100
部を重合反応容器に仕込み、重合反応を行うことによ
り、N6成分の割合が45重量%であるポリエーテルエ
ステルアミドブロック共重合体を製造した。
【0065】得られたポリエーテルエステルアミドブロ
ック共重合体70重量部と5−ナトリウムスルホイソフ
タル酸を2モル%共重合した変性ポリエチレンテレフタ
レート30重量部をチップ状態でブレンドして芯成分と
し、ポリエチレンテレフタレートを鞘成分とし、上記ポ
リエーテルエステルアミドブロック共重合体が繊維全重
量の20重量%となる、75デニール、96フィラメン
トと75デニール、36フィラメントの同心円芯鞘複合
繊維マルチフィラメント糸を製糸した。これらポリエス
テル系マルチフィラメント糸の吸放湿パラメーターΔM
Rは2.5%であった。
【0066】上記ポリエステル系マルチフィラメント糸
を用い、実施例1と同様の織物を作製し、各評価を行っ
た。得られた織物の吸放湿パラメーターΔMRは2.5
%、5回洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRは2.3
%、摩擦帯電圧は0.2kvであり、発塵量は6.4個
/ft3 ・100cm2 であった。
【0067】快適性試験では快適(○)であり、洗濯5
回後の快適性試験も非常に快適(○)であった。 比較例8 実施例6で得られたポリエーテルエステルアミドブロッ
ク共重合体を芯成分とし、ポリエチレンテレフタレート
を鞘成分として、ポリエーテルエステルアミドブロック
共重合体が繊維全重量の3重量%となる、75デニール
96フィラメントと75デニール36フィラメントとの
同心円芯鞘複合繊維マルチフィラメント糸を得た。これ
らポリエステル系マルチフィラメント糸の吸放湿パラメ
ーターΔMRは0.5%であった。
【0068】上記ポリエステル系マルチフィラメント糸
を用い、実施例1と同様の織物を作製し、各評価を行っ
た。得られた織物の吸放湿パラメーターΔMRは0.5
%、5回洗濯後の吸放湿パラメーターΔMRは0.5
%、摩擦帯電圧は3.2kvであり、発塵量は6.0コ
/ft3 ・100cm2 であった。快適性試験では快適
(△)であり、洗濯5回後の快適性試験も不快(△)で
レム感の強いものであった。
【0069】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、ポリ
エステル系フィラメント糸の特性である形態安定性、強
度保持性を具備しながら、低発塵性と防塵性に優れ、か
つ快適な着用感を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる芯鞘型複合繊維の横断面を示す
モデル図である。
【図2】本発明に用いる芯鞘型複合中空繊維の横断面を
示すモデル図である。
【図3】本発明に用いる海島型複合繊維の横断面を示す
モデル図である。
【図4】本発明に用いる張り合わせ型複合繊維の横断面
を示すモデル図である。
【符号の説明】
1 芯部 2 鞘部 1a 島部 2a 海部 1b,2b 張り合わせ部 3 中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A41D 31/00 502 A41D 31/00 502B 503 503G D01F 6/86 301 D01F 6/86 301L 303 303 8/14 8/14 B D02G 3/04 D02G 3/04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸放湿パラメーターΔMRが1%以上で
    あるポリエステル系フィラメント糸と導電糸とを含有す
    る織物からなり、該織物の吸放湿パラメーターΔMRが
    1%以上、JIS L 1094 B法による摩擦帯電
    圧が3kv未満、かつ発塵量が20個/ft3 ・100
    cm2 以下であるポリエステル防塵衣。
  2. 【請求項2】 前記織物の経糸および緯糸の織密度が、
    それぞれ20〜230本/インチであり、前記経糸と緯
    糸との少なくともいずれか一方が単糸繊度0.5〜5デ
    ニール、総繊度75〜150デニールである請求項1に
    記載のポリエステル防塵衣。
  3. 【請求項3】 前記ポリエステル系フィラメント糸が、
    親水性化合物を共重合すると共に、極性基含有化合物お
    よび架橋剤のうち少なくともいずれか一方を含有する共
    重合ポリエステルを5重量%以上含む複合繊維またはブ
    レンド繊維である請求項1または2に記載のポリエステ
    ル防塵衣。
  4. 【請求項4】 前記ポリエステル系フィラメント糸が、
    ポリエーテルエステルアミドまたはポリエーテルエステ
    ルアミドと他の熱可塑性樹脂との混合物を5重量%以上
    含む複合繊維またはブレンド繊維である請求項1または
    2に記載のポリエステル防塵衣。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001248035A (ja) * 2000-02-29 2001-09-14 Teikoku Sen I Co Ltd 無塵衣用布帛
JP2002339235A (ja) * 2001-05-23 2002-11-27 Unitika Textiles Ltd 優れた制電性を有する織物の製造方法
CN102326892A (zh) * 2011-03-31 2012-01-25 苏州新纶超净技术有限公司 吸湿防静电无尘服
CN103445359A (zh) * 2013-09-16 2013-12-18 吴江市海丰喷织有限公司 一种多功能防静电面料
JP2017057513A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 東レ株式会社 耐久性に優れた制電性ポリアミド芯鞘複合繊維

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