JPH1083934A5 - - Google Patents

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JPH1083934A5
JPH1083934A5 JP1997204686A JP20468697A JPH1083934A5 JP H1083934 A5 JPH1083934 A5 JP H1083934A5 JP 1997204686 A JP1997204686 A JP 1997204686A JP 20468697 A JP20468697 A JP 20468697A JP H1083934 A5 JPH1083934 A5 JP H1083934A5
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Description

【書類名】明細書
【発明の名称】キャパシタを具える構成部品
【特許請求の範囲】
【請求項1】
− 少なくとも1層のガラス基板層と、
− 少なくとも1層の抗反応層と、
− 少なくとも2層の電極層と、および
− 少なくとも1層の誘電体層と
を有するキャパシタを具える構成部品において、
前記抗反応層に用いる材料が、TiO2 ,ZrO2 ,HfO2 ,SrTiO3 ,CaTiO3 ,BaTiO3 ,BaZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1),PbZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1),Ta2 5 ,Nb2 5 ,MgO,BeO,Al2 3 ,MgAl2 4 ,ZrTiO4 ,BaF2 ,TiB2 ,MgF2 ,Y2 3 ,Sc2 3 ,La2 3 およびPr2 3のようなLn2 3 (ただし、Lnはランタニドを示す)からなる群から選択した少なくとも1種の物質であることを特徴とするキャパシタを具える構成部品。
【請求項2】
前記電極層に用いる材料が、Ti/Pt,Ta/Pt,Ti/Pd/Pt,Ir,IrOx ,IrO2 /Ir,ZrO2 /Pt,Ti/Cu,Ti/Ni,Ti/NiAl,Ti/(Ni,Al,Cr),Ti/(Ni,Al,Fe),Ti/(Ni,Fe,Cr),Ti/(Ni,Al,Cr,Fe),Ti/(Ni,Fe,Cr,Si),Ti/(Co,Ni,Fe,Cr),Ptx Al1-x /Pt,Pt/IrO2 ,TiO2 /Pt,導電性酸化物、少なくとも1種の導電性酸化物と貴金属とのハイブリッド、および少なくとも1種の貴金属と卑金属とのハイブリッドからなる群から選択した少なくとも1種の物質であることを特徴とする請求項1記載のキャパシタを具える構成部品。
【請求項3】
前記誘電体層として、厚さ10nm〜2μmの強誘電材料層を使用することを特徴とする請求項1または2記載のキャパシタを具える構成部品。
【請求項4】
− 少なくとも1層のAl2 3 基板層と、
− 少なくとも1層のレベリング層と、
− 少なくとも2層の電極層と、および
− 少なくとも1層の誘電体層と
を有するキャパシタを具える構成部品において、
前記レベリング層の材料として、TiO2 ,ZrO2 ,HfO2 ,SrTiO3 ,CaTiO3 ,CaZrO3 ,BaTiO3 ,BaZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1),PbZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1),Ta2 5 ,Nb2 5 ,MgO,BeO,Al2 3 ,MgAl2 4 ,ZrTiO4 ,BaF2 ,MgF2 ,Y2 3 ,Sc2 3 ,La2 3 およびPr2 3 のようなLn2 3 (ただし、Lnはランタニドを示す)からなる群から選択した少なくとも1種の物質が添加されているかあるいは添加されていない非結晶性ガラスが使用されていることを特徴とするキャパシタを具える構成部品。
【請求項5】
前記電極層に用いる材料が、Ti/Pt,Ta/Pt,Ti/Pd/Pt,Ir,IrOx ,IrO2 /Ir,ZrO2 /Pt,Ti/Cu,Ti/Ni,Ti/NiAl,Ti/(Ni,Al,Cr),Ti/(Ni,Al,Fe),Ti/(Ni,Fe,Cr),Ti/(Ni,Al,Cr,Fe),Ti/(Ni,Fe,Cr,Si),Ti/(Co,Ni,Fe,Cr),Ptx Al1-x /Pt,Pt/IrO2 ,TiO2 /Pt、導電性酸化物、少なくとも1種の導電性酸化物と貴金属とのハイブリッド、および少なくとも1種の貴金属と卑金属とのハイブリッドからなる群から選択した少なくとも1種の物質であることを特徴とする請求項4記載のキャパシタを具える構成部品。
【請求項6】
前記誘電層として、厚さ10nm〜2μmの強誘電材料層が使用されていることを特徴とする請求項4または5記載のキャパシタを具える構成部品。
【請求項7】
前記電極層に用いる材料が、Agx Pt1-x (ただし、x=0〜1),Agx Pd1-x (ただし、x=0〜1),Ag,Cu,Niおよびこれらの金属の粉末に少量の接着性ガラスが添加されているものからなる群から選択したペースト形態の少なくとも1種の金属粉末であることを特徴とする請求項4記載のキャパシタを具える構成部品。
【請求項8】
前記誘電体層として、厚さ10nm〜2μmの強誘電材料層が使用されていることを特徴とする請求項4または7記載のキャパシタを具える構成部品。
【請求項9】
少なくとも1層の有機または無機の保護層が設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つの項に記載のキャパシタを具える構成部品。
【請求項10】
少なくとも2個の端部接点が設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つの項に記載のキャパシタを具える構成部品。
【請求項11】
− 少なくとも1層のガラス基板層と、
− 少なくとも1層の抗反応層と、
− 少なくとも2層の電極層と、および
− 少なくとも1層の誘電体層と
を有するキャパシタにおいて、
前記抗反応層に用いる材料が、TiO2 ,ZrO2 ,HfO2 ,SrTiO3 ,CaTiO3 ,BaTiO3 ,BaZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1),PbZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1),Ta2 5 ,Nb2 5 ,MgO,BeO,Al2 3 ,MgAl2 4 ,ZrTiO4 ,BaF2 ,TiB2 ,MgF2 ,Y2 3 ,Sc2 3 ,La2 3 およびPr2 3のようなLn2 3 (ただし、Lnはランタニドを示す)からなる群から選択した少なくとも1種の物質であることを特徴とするキャパシタ。
【請求項12】
− 少なくとも1層のAl2 3 基板層と、
− 少なくとも1層のレベリング層と、
− 少なくとも2層の電極層と、および
− 少なくとも1層の誘電体層と
を有するキャパシタにおいて、
前記レベリング層の材料として、TiO2 ,ZrO2 ,HfO2 ,SrTiO3 ,CaTiO3 ,CaZrO3 ,BaTiO3 ,BaZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1),PbZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1),Ta2 5 ,Nb2 5 ,MgO,BeO,Al2 3 ,MgAl2 4 ,ZrTiO4 ,BaF2 ,MgF2 ,Y2 3 ,Sc2 3 ,La2 3 およびPr2 3 のようなLn2 3 (ただし、Lnはランタニドを示す)からなる群から選択した少なくとも1種の物質が添加されているかあるいは添加されていない非結晶性ガラスが使用されていることを特徴とするキャパシタ。
【請求項13】
− 少なくとも1層のガラス基板層を使用できるようにする工程と、
− 前記基板層に少なくとも1層の抗反応層を被着させる工程と、
− 前記抗反応層に少なくとも1層の第1電極層を被着させる工程と、
− 前記第1電極層を、少なくとも1個の第1電極を形成するように構成する工程と、
− 前記第1電極の上に少なくとも1層の誘電体層を設ける工程と、
− 前記誘電体層の上に少なくとも1層の第2電極層を設ける工程と、および
− 前記第2電極層を、少なくとも1個の第2電極を形成するように構成する工程と
を有する、キャパシタを具える構成部品の製造方法において、
前記抗反応層に用いる材料が、TiO2 ,ZrO2 ,HfO2 ,SrTiO3 ,CaTiO3 ,BaTiO3 ,BaZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1),PbZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1),Ta2 5 ,Nb2 5 ,MgO,BeO,Al2 3 ,MgAl2 4 ,ZrTiO4 ,BaF2 ,TiB2 ,MgF2 ,Y2 3 ,Sc2 3 ,La2 3 およびPr2 3のようなLn2 3 (ただし、Lnはランタニドを示す)からなる群から選択した少なくとも1種の物質であることを特徴とするキャパシタを具える構成部品の製造方法。
【請求項14】
− 少なくとも1層のAl2 3 基板層を使用できるようにする工程と、
− 前記基板層に少なくとも1層のレベリング層を被着させる工程と、
− 前記レベリング層に少なくとも1層の第1電極層を被着させる工程と、
− 前記第1電極層を、少なくとも1個の第1電極を形成するように構成する工程と、
− 前記第1電極の上に少なくとも1層の誘電体層を設ける工程と、
− 前記誘電体層の上に少なくとも1層の第2電極層を設ける工程と、および
− 前記第2電極層を、少なくとも1個の第2電極を形成するように構成する工程と
を有する、キャパシタを具える構成部品を製造する方法において、
前記レベリング層の材料として、TiO2 ,ZrO2 ,HfO2 ,SrTiO3 ,CaTiO3 ,CaZrO3 ,BaTiO3 ,BaZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1),PbZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1),Ta2 5 ,Nb2 5 ,MgO,BeO,Al2 3 ,MgAl2 4 ,ZrTiO4 ,BaF2 ,MgF2 ,Y2 3 ,Sc2 3 ,La2 3 およびPr2 3 のようなLn2 3 (ただし、Lnはランタニドを示す)からなる群から選択した少なくとも1種の物質が添加されているかあるいは添加されていない非結晶性ガラスを使用することを特徴とするキャパシタを具える構成部品の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも1層のガラスまたはAl2 3 の基板層と、少なくとも1層の抗反応層またはレベリング層と、少なくとも2層の電極層と、少なくとも1層の誘電体層とを有するキャパシタを具える構成部品、特に集積または分離構造体素子、ならびにこのようなキャパシタに関するものである。また、本発明は、ガラス基板および抗反応層を有するか、あるいはAl2 3基板およびレベリング層を有する、キャパシタを具える上述の構成部品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
セラミック多層コンデンサは粉末技術によって製造するのが普通である。このために、水溶液からの沈殿生成のような湿式化学的方法又は混合酸化物方法によって粉末を製造する。所望の組成を有する粉末に結合剤を添加し、処理して例えば箔を形成する。形成した箔は電極ペーストにより印刷し、次いでこれらの箔を積み重ねる。結合剤を低温でバーンアウトし、材料系および材料組成に応じた約1250℃〜1300℃の範囲の温度でキャパシタを焼結して緻密な製品にする。従来方法によって製造したセラミックキャパシタは、厚さ約10〜15μmの誘電体層を有する。粉末技術の進歩によって、厚さ約3〜5μmの誘電体層を有するキャパシタを製造することができるようになった。
【0003】
使用される箔およびスクリーン印刷技術のため、また箔の積み重ねが70〜100層に及ぶことがあるため、それぞれ1×0.5mm2 および0.5×0.25mm2 に相当するキャパシタ寸法0402および0201に対して、外部寸法を小型にするために技術的に極めて多くの費用が必要となる。従来方法によって製造したキャパシタは、代表的には、約150〜250μmの漏洩路を示す。従って0402または0201の側方寸法を有するキャパシタは、狭い活性キャパシタ表面しか有していない。
【0004】
ドイツ国特許公開第3414808号明細書「比較的安価で品質の良い薄膜コンデンサを製造する方法およびこの方法によって製造したコンデンサ(Verfahren zur Herstellung eines Preiswerten Dunnfilmkondensators und danach hergestellter Kondensators) 」には、基板、好ましくはガラス板に、約3%のリンを含有するリン富化二酸化ケイ素基材層を設けることが開示されている。前記リン富化二酸化ケイ素層には、電極を規定するために構造化される、導電材料、好ましくはアルミニウムまたはニッケルの層を設ける。次いで、このような処理を行なった基板を、誘電率K=3.97、厚さ1.155μmの二酸化ケイ素層で被覆する。このためドイツ国特許公開第3414808号明細書に記載されているのは、表面キャパシタンスの極めて小さい薄膜キャパシタについてである。基板にはガラスを使用し、電極材料にはアルミニウムを使用している。これらの条件下では、誘電体層として上述のSiO2 層のような簡単な酸化物層を使用することができる。これらの層は極めて小さい誘電率Kを有し、従って極めて小さい表面キャパシタンスを生じる。これらの誘電層を使用した場合には、100〜500pFを有するキャパシタを製造することができるにすぎない。大きいキャパシタンスを得るには、K>50の誘電体材料を薄い層として基板の上に堆積させる必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、高い表面キャパシタンス、薄い厚さおよび小さい公差を有する、費用効率が良く表面実装が可能なキャパシタを製造することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、ガラス基板を有するコンデンサを具える構成部品が、抗反応層に用いる材料として、TiO2 ,ZrO2 ,HfO2 ,SrTiO3 ,CaTiO3 ,BaTiO3 ,BaZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1),PbZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1),Ta2 5 ,Nb2 5 ,MgO,BeO,Al2 3 ,MgAl2 4 ,ZrTiO4 ,BaF2 ,TiB2 ,MgF2 ,Y2 3 ,Sc2 3 ,La2 3 およびPr2 3 のようなLn2 3 (ただし、Lnはランタニドを示す)からなる群から選択した少なくとも1種の物質を有することを特徴とすることにより、上述の目的を達成する。特に、費用を低減するために、ガラス基板を石英ガラス(SiO2 )の代りにケイ酸塩ガラスから作ることができる。小さい寸法で大きいキャパシタンスを得るには、誘電率K>10の誘電体材料を採用し、この誘電体材料から薄膜処理によって充分に大きいキャパシタンスを有する薄肉誘電体層を製造する必要がある。
【0007】
誘電体材料とガラス基板との反応を防止する抗反応層を設けると、これらの誘電体材料を費用効率の良いガラス基板上に使用できるようになる。さらに、前記抗反応層は、ガラス基板と誘電体層との熱膨脹係数の差に起因する亀裂の生成をも防止する。ガラス基板に上述の物質の1種または数種の組み合わせからなる抗反応層を設けると、充分に大きいキャパシタンスを達成することができる誘電体層を前記抗反応層に設けることができる。抗反応層を堆積する好適な方法には、Ti/Pt層のような複合層を設け、次いで反応性イオンエッチングによってPtを構造化し、その後酸素雰囲気中でTiを酸化してTiO2 を形成する処理も含まれる。
【0008】
本発明の好適例においては、電極層に用いる材料は、Ti/Pt,Ta/Pt,Ti/Pd/Pt,Ir,IrOx ,IrO2 /Ir,ZrO2 /Pt,Ti/Cu,Ti/Ni,Ti/NiAl,Ti/(Ni,Al,Cr),Ti/(Ni,Al,Fe),Ti/(Ni,Fe,Cr),Ti/(Ni,Al,Cr,Fe),Ti/(Ni,Fe,Cr,Si),Ti/(Co,Ni,Fe,Cr),Ptx Al1-x /Pt,Pt/IrO2 ,TiO2 /Pt、導電性酸化物、少なくとも1種の導電性酸化物と貴金属とのハイブリッド(混成体)、および少なくとも1種の貴金属と卑金属とのハイブリッドからなる群から選択した少なくとも1種の物質である。電極材料には貴金属層または卑金属層を使用し、例えば、リソグラフィー法と湿式エッチング工程または乾式エッチング工程とを組み合わせることにより、これらの層を、電極を形成するように構造化する。導電性酸化物には、例えば、RuOx ,SrRuO3 、または他の化合物を使用することができる。導電性酸化物と貴金属とのハイブリッド組み合わせには、例えば、RuOx /Ptのような組み合わせを使用することができる。特に、貴金属と卑金属とのハイブリッド電極としては、Ti/Cu/Pt,Ti/Ni/PtおよびTi/(Ni,Cr,Al,Fe)/Ptならびに同様な化合物の組み合わせを好適に使用することができる。
【0009】
本発明の構成部品の他の有利な例においては、誘電体層として厚さ10nm〜2μmの強誘電材料層を使用する。抗反応層により、損率の小さい薄肉の強誘電性誘電体層を費用効率の良く基板に被着させることができるので、薄膜技術によって大容量のキャパシタンスを有するキャパシタを製造することができる。このキャパシタは表面実装可能(SMD)であり、極めて正確に製造することができる。厚さ10nm〜2μmの薄層には、下記の誘電体材料を使用するのが好ましい:
【0010】
PbZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1)で、過剰量の鉛を含有するもの、あるいは含有しないもの
被ドープPbZrx Ti1-x 3 、例えば、Nbをドープしたもの
Pb1-αyLayZrxTi1-x3(ただし、x=0〜1、y=0〜0.20、α=1.3〜1.5)で、過剰量の鉛を含有するもの、あるいは含有しないもの
Pb1-αyLayTiO3(ただし、y=0〜0.28、α=1.3〜1.5)で、過剰量の鉛を含有するもの、あるいは含有しないもの
(Pb,Ca)TiO3
BaTiO3 で、ドーパントを含有するもの、あるいは含有しないもの
CeをドープしたBaTiO3
Nbおよび/またはCoをドープしたBaTiO3
BaZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1)
Ba1-x Srx TiO3 (ただし、x=0〜1)
被ドープSrTiO3 、例えば、La,Nb,Fe,Mnをドープしたもの
SrZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1)で、Mnドーパントを含有するもの、あるいは含有しないもの
【0011】
CaOx ZnOy ( Nb2 5)z (ただし、x=0.01〜0.05;y=0.43〜0.55;z=0.44〜0.52)
(BaTiO30.18-0.27 +(Nd2 30.316-0.355 +(TiO20.276-0.355 +(Bi2 30.025-0.081 +ZnO
Nb,Y,La,Pr,NiをドープしたMgO−TiO2 −CaO−Al2 3 −SiO2
Al2 3
Ba2 Ti9 20
Nb2 5
TiO2
CaTiO3
CaTiO3 +CaTiSiO5
(Sr,Ca)(Ti,Zr)O3
(Sr,Ca,M)(Ti,Zr)O3 ,M=MgまたはZn
(Sr,Ca,Mg,Zn)(Ti,Zr,Si)O3
(Sr,Ca,Cu,Mn,Pb)TiO3 +Bi2 3
【0012】
BaO−SrO−CaO−Nd2 3 −Gd2 3 −Nb2 5-TiO2
SiO2 ,MnO2 ,PbOが添加されている(Bi2 3x (Nb2 51-x
Nb2 5 ,CoO,MnO2 ,CeO2 ,ZnOをドープしたBaTiO3
MnO,MgOおよび希土類酸化物が添加されている(BaTiO3 +CaZrO3
(Ba,Ca)TiO3 +Nb2 5 ,Co2 3 ,MnO2
Zr(Ti,Sn)O4
BaO−PbO−Nd2 3 −Pr2 3 −Bi2 3 −TiO2
Ba(Zn,Ta)O3
Ta2 5
CaZrO3
(Ba,Nd)(Ti,Zr)O3 +Ceドーパント
(Ba,Ca,Sr)(Ti,Zr)O3 +Li2 O,SiO2,B2 3
【0013】
PbO−Nb2 3 −ZrO2 −SnO2 −TiO2
〔Pb(Mg1/3 Nb2/3 )O3 x −〔PbTiO3 1-x (ただし、x=0〜1)で、過剰量の鉛を含有するもの、および含有しないもの、ドーパントを含有するもの、および含有しないもの
(Pb,Ba,Sr)(Mg1/3 Nb2/3x Tiy (Zn1/3 Nb2/31-x-y 3
i)Pb(Mg1/2 1/2)O3
ii) Pb(Fe1/2 Nb1/2)O3
iii)Pb(Fe2/3 1/3)O3
iv) Pb(Ni1/3 Nb2/3)O3
v)Pb(Zn1/3 Nb2/3)O3
化合物i)〜v)とPbTiO3 およびPb(Mg1/3 Nb2/3)O3 との組み合わせ
Pb(Sc1/2 Ta1/2)O3
【0014】
あるいは、前記化合物の個々の層を複数構成した層構造、例えば、チタン含有量の大きいPZT層の上にPLZT層が設けられている層構造を使用することができ、これにより特に層の電気特性が改善される。
【0015】
また、本発明においては、少なくともAl2 3 の基板層を有するキャパシタを具える構成部品において、レベリング層の材料として、非結晶性ガラスであって、TiO2 ,ZrO2 ,HfO2 ,SrTiO3 ,CaTiO3 ,CaZrO3 ,BaTiO3 ,BaZrx Ti1-x3 (ただし、x=0〜1),PbZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1),Ta2 5 ,Nb2 5 ,MgO,BeO,Al2 3 ,MgAl2 4 ,ZrTiO4 ,BaF2 ,MgF2 ,Y2 3 ,Sc2 3 ,La2 3 およびPr2 3 のようなLn2 3 (ただし、Lnはランタニドを示す)からなる群から選択した少なくとも1種の物質が添加されているかあるいは添加されていない非結晶性ガラスを含んでいることを特徴とすることによっても、本発明の目的を達成する。ガラス基板および抗反応層を有する本発明のキャパシタと同様に、この場合にも、誘電率K>10の誘電体材料を使用して小さい寸法で大きいキャパシタンスが得られる。これらの材料を費用効率の良いAl2 3 基板の上に使用するには、レベリング層を設ける必要があり、これは、誘電体層とAl23 との反応を防ぐ必要があるほか大きな表面粗さに起因するキャパシタの短絡を防止する必要があるからである。さらに、熱膨脹係数の差に起因する誘電体層における亀裂の発生が回避される。
【0016】
Al2 3 基板に上述の物質の1種または数種の組み合わせからなるレベリング層を設ける場合には、充分に大きいキャパシタンスを達成することができる誘電体層を前記レベリング層に設けることができる。表面粗さの著しく大きい基板、例えば、厚膜状Al2 3 基板の場合には、設けるレベリング層の厚さは数ミクロンとする。このレベリング層は、例えば、鉛ケイ酸塩ガラス層とすることができ、あるいは温度安定性を増大するためにTiO2 ,ZrO2 またはPbTiO3 あるいは上述の添加物質のいずれかを富化したガラス層とすることができる。厚さ数ミクロンの層を堆積させる方法として、例えば、スクリーン印刷法のような厚膜法を使用することができる。
【0017】
Al2 3 基板を有する本発明のキャパシタの好適例においては、電極層の材料は、Ti/Pt,Ta/Pt,Ti/Pd/Pt,Ir,IrOx ,IrO2/Ir,ZrO2 /Pt,Ti/Cu,Ti/Ni,Ti/NiAl,Ti/(Ni,Al,Cr),Ti/(Ni,Al,Fe),Ti/(Ni,Fe,Cr),Ti/(Ni,Al,Cr,Fe),Ti/(Ni,Fe,Cr,Si),Ti/(Co,Ni,Fe,Cr),Ptx Al1-x /Pt,Pt/IrO2 ,TiO2 /Pt,導電性酸化物、少なくとも1種の導電性酸化物と貴金属とのハイブリッド、および少なくとも1種の貴金属と卑金属とのハイブリッドからなる群から選択した少なくとも1種の物質である。導電性酸化物には、例えば、化合物RuOx ,SrRuO3 または他の化合物を使用することができる。導電性酸化物と貴金属とのハイブリッド組み合わせには、例えば、RuOx /Ptのような組み合わせを使用することができる。特に、貴金属と卑金属とのハイブリッド電極としては、組み合わせTi/Cu/Pt,Ti/Ni/PtおよびTi/(Ni,Cr,Al,Fe)/Ptならびに類似の化合物を使用することができる。
【0018】
本発明の他の有利な例においては、誘電体層を厚さ10nm〜2μmの強誘電性材料からなる1層とする。この場合にも、レベリング層を使用して、損率の小さい薄肉の強誘電性誘電体層を費用効率の良い基板に被着させることができ、この誘電体層により、薄膜技術によって容量の大きいキャパシタンスを有するキャパシタの製造を可能にし、このキャパシタは表面実装可能(SMD)であり、高い精度で製造することができる。誘電体材料には、上述の物質を使用するのが好ましく、上述の物質をガラス基板に10nm〜2μmの層厚で被着させる。
【0019】
しかし、厚膜技術によって製造される本発明のキャパシタの他の例においては、電極層の材料は、Agx Pt1-x (ただし、x=0〜1),Agx Pd1-x (ただし、x=0〜1),Ag,Cu,Niであって、これらそれぞれの金属の粉末に少量の接着性ガラスが添加されているものからなる群から選択したペースト形態の少なくとも1種の金属粉末である。
【0020】
Al2 3 基板についての薄膜の例のほか、厚さ2μm〜20μmの強誘電材料層を誘電体層として使用するのも有利である。約2μm〜20μmの層厚とするには、誘電体材料として、粉末状の下記の成分を含有するペーストを使用するのが好ましい。
【0021】
PbZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1)で、過剰量の鉛(例えば、PbWO3 )を含有するもの、あるいは含有しないもの
被ドープPbZrx Ti1-x 3 ,液相
Pb1-αyLayZrxTi1-x3(ただし、x=0〜1、y=0〜0.20、α=1.3〜1.5)
Pb1-αyLayTiO3(ただし、y=0〜0.28、α=1.3〜1.5)
(Pb,Ca)TiO3
BaTiO3
CeをドープしたBaTiO3
BaTiO3 で、Nbおよび/またはCoドーパントを含有するもの、あるいは含有しないもの
BaZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1)
Ba1-x Srx TiO3 (ただし、x=0〜1)
被ドープSrTiO3 、例えば、La,Nb,Fe,Mnをドープしたもの
SrZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1)で、Mnドーパントを含有するもの、あるいは含有しないもの
【0022】
CaOx ZnOy (Nb2 5z (ただし、x=0.01〜0.05;y=0.43〜0.55;z=0.44〜0.52)
(BaTiO30.18-0.27 +(Nd2 30.316-0.355 +(TiO20.276-0.355 +(Bi2 3 0.025-0.081+ZnO
CaTiO3 +CaTiSiO5
(Sr,Ca)(Ti,Zr)O3
(Sr,Ca,M)(Ti,Zr)O3 で,M=MgまたはZn
(Sr,Ca,Mg,Zn)(Ti,Zr,Si)O3
(Sr,Ca,Cu,Mn,Pb)TiO3 +Bi2 3
【0023】
BaO−SrO−CaO−Nd2 3 −Gd2 3 −Nb2 5 −TiO2
SiO2 ,MnO2 ,PbOが添加されている(Bi2 3 x (Nb2 51-x
Nb2 5 ,CoO,MnO2 ,CeO2 ,ZnOをドープしたBaTiO3
MnO,MgOおよび希土類酸化物が添加されているBaTiO3 +CaZrO3
(Ba,Ca)TiO3 +Nb2 5 ,Co2 3 ,MnO2
Nb,Y,La,Pr,NiをドープしたMgO−TiO2 −CaO−Al23 −SiO2
Ba2 Ti9 20
Zr(Ti,Sn)O4
BaO−PbO−Nd2 3 −Pr2 3 −Bi2 3 −TiO2
Ba(Zn,Ta)O3
(Ba,Nd)(Ti,Zr)O3 +Ceドーパント
CaZrO3
(Ba,Ca,Sr)(Ti,Zr)O3 +Li2 O,SiO2 ,B2 3
【0024】
PbO−Nb2 3 −ZrO2 −SnO2 −TiO2
[Pb(Mg1/3 Nb2/3 3 )]x −[PbTiO3 1-x +液相、(ただし、x=0〜1)
(Pb,Ba,Sr)(Mg1/3 Nb2/3 x Tiy (Zn1/3 Nb2/3 1-x-y 3
i)Pb(Mg1/2 1/2 )O3
ii) Pb(Fe1/2 Nb1/2 )O3
iii) Pb(Fe2/3 1/3 )O3
iv) Pb(Ni1/3 Nb2/3 )O3
v)Pb(Zn1/3 Nb2/3 )O3
化合物i)〜v)とPbTiO3 およびPb(Mg1/3 Nb2/3 )O3+液相との組み合わせ
Pb(Sc1/2 Ta1/2 )O3
液相としてPbWO3 を含有する[Pb(Mg1/3 Nb2/3 )O3 x −[PbTiO31-x (ただし、x=0〜1)
【0025】
さらに、特に適当なペーストは、粉末状の上述の成分を含有し、かつ処理温度を低下するためにゲル状のガラスまたは無機結合剤を混合したものである。
【0026】
本発明の構成部品の実施形態においては、少なくとも1種の有機または無機保護層を設けるのが有利である。例えば、機械的応力に対する保護を提供する特に適当な保護層は、重合体の保護層または無機物質の保護層またはこれらの組み合わせ、例えば、SiO2 +ポリイミドである。あるいは、キャパシタを具える構成部品を、無機または重合体保護層に他の基板、例えば、ガラス基板を接着するように構成することができる。
【0027】
さらに、少なくとも2個の端部接点を設けるのが好ましい。端部接点の位置で、本発明の構成部品を外部の構成部品に電気的に結合することができる。用途に応じて、構成の異なる端部接点を使用するのが有利であることがある。従って、5個の面が接触する通常の端部接点のほかに、特定の用途または特定の構成部品実装方法にいっそう適した他の例も使用することができる。例えば、次の端部接点を使用することができる:
a)5個より少ない接触面を有するSMD端部接点、
b)U字形接点を形成する3個の面からなる端部接点、
c)L字形接点を形成する2個の面から成る端部接点、
d)5個以下の接触面を有し、上側および下側の両電極層が上記から接触しているSMD端部接点。
【0028】
さらに、本発明においては、
− 少なくとも1層のガラス基板層を使用できるようにする工程と、
− 前記基板層に少なくとも1層の抗反応層を被着させる工程と、
− 前記抗反応層に少なくとも1層の第1電極層を被着させる工程と、
−前記第1電極層を、少なくとも1個の第1電極を形成するように構成する工程と、
− 前記第1電極の上に少なくとも1層の誘電体層を設ける工程と、
− 前記誘電体層の上に少なくとも1層の第2電極層を設ける工程と、および
− 前記第2電極層を、少なくとも1個の第2電極を形成するように構成する工程と
を有する、キャパシタを具える構成部品を製造する方法において、前記抗反応層に用いる材料が、TiO2 ,ZrO2 ,HfO2 ,SrTiO3 ,CaTiO3,BaTiO3 ,BaZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1)、PbZrxTi1-x 3 (ただし、x=0〜1)、Ta2 5 ,Nb2 5 ,MgO,BeO,Al2 3 ,MgAl2 4 ,ZrTiO4 ,BaF2 ,TiB2 ,MgF2 ,Y2 3 ,Sc2 3 ,La2 3 およびPr2 3 のようなLn2 3 (ただし、Lnはランタニドを示す)からなる群から選択した少なくとも1種の物質であることを特徴とすることによって、本発明の目的を達成する。
【0029】
誘電体層を製造するには、特に次の堆積方法を使用するのが適当である:スパッタリング法、電子ビーム蒸着法、レーザーアブレーション法、化学的気相堆積法または湿式化学的方法、例えば、ゾル−ゲル法。抗反応層を製造するには、次の堆積方法を使用するのが有利である:湿式化学的方法、例えば、遠心法、浸漬被覆法、吹付け法あるいはスパッタリング法、化学的気相堆積法またはレーザーアブレーション法。
【0030】
本発明においては、
− 少なくとも1層のAl2 3 基板層を使用できるようにする工程と、
− 前記基板層に少なくとも1層のレベリング層を被着させる工程、
− 前記レベリング層に少なくとも1層の第1電極層を被着させる工程と、
− 前記第1電極層を、少なくとも1個の第1電極を形成するように構成する工程と、
− 前記第1電極の上に少なくとも1層の誘電体層を設ける工程と、
− 前記誘電体層の上に少なくとも1個の第2電極層を設ける工程と、
− 前記第2電極層を、少なくとも1個の第2電極を形成するように構成する工程と
を有する、キャパシタを具える構成部品を製造する方法において、前記レベリング層の材料として、TiO2 ,ZrO2 ,HfO2 ,SrTiO3 ,CaTiO3,BaTiO3 ,BaZrx Ti1-x 3 (ただし、x=0〜1)、PbZrxTi1-x 3 (ただし、x=0〜1)、Ta2 5 ,Nb2 5 ,MgO,BeO,Al2 3 ,MgAl2 4 ,ZrTiO4 ,BaF2 ,TiB2 ,MgF2 ,Y2 3 ,Sc2 3 ,La2 3 およびPr2 3 のようなLn2 3 (ただし、Lnはランタニドを示す)からなる群から選択した少なくとも1種の物質が添加されているかあるいは添加されていない非結晶性ガラスを使用することを特徴とすることによって、本発明の目的を達成する。
【0031】
この場合に、誘電体層を製造するのに用いる堆積方法としては、印刷法、例えば、スクリーン印刷法や、フレキソ印刷法、或いは遠心法、浸漬被覆法、ドクターブレード被覆法またはカーテン被覆法が好ましい。レベリング層は、印刷法、例えば、スクリーン印刷法や、フレキソ印刷法、或いは遠心法、浸漬被覆法、ドクターブレード被覆法またはカーテン被覆法のような方法により堆積させるのが好ましい。
【0032】
一般にこれらの生成物は消費者に使用される多量生産製品であるので、費用効率の極めて良い製造方法を使用する必要がある。キャパシタンスの値がK>10である薄肉の誘電体層を堆積させる費用効率の極めて良い方法の一例は、湿式化学的薄膜法、例えば、ゾル−ゲル法である。この方法は、例えば、400〜700℃の温度においてPbZrx Ti1-x 3 層をセラミック層の形態で生成することができる。
【0033】
これらの処理温度は、緻密なセラミックのPbZrx Ti1-x 3 焼結体の製造に用いられる対応する温度より500〜600℃低い。これらの方法、例えば湿式化学的方法を使用することにより、低温において10nm以下の厚さの層を堆積させることができる。このような低い温度は、ガラス基板またはAl2 3 基板のような費用効率の良い基板の上に極めて薄い層を生成するのに必要である。極めて薄いコンデンサを製造するには、厚さ約200〜500μmの薄い基板を使用する。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明の上述の及び他の観点を以下に説明する具体例から明らかなものとする。
以下に、本発明を図面を参照して例について説明する。しかし当業者にとって本発明の範囲内において多くの変更が可能である。
図1に示す構成部品において、符号1は基板層、例えば、ガラスまたはAl23 の基板層を示し、符号2は抗反応層またはレベリング層を示し、符号3は第1電極を示し、符号4は誘電体層を示し、符号5は第2電極を示し、符号6は保護層を示し、符号7は2個の端部接点を示し、これらの接点はそれぞれ構成部品の両端に設けられている。構成部品の5個の面が接触する通常の端部接点のほかに、他の例も可能である。
【0035】
【実施例】
実施例1
ガラス基板1(Corning 7059(商品名))の上にスパッタリングによって薄いTi層2を設け、その後この層を酸化した。次いで、Ti/Pt層3をスパッタリングによって設けた。この電極層を、機械的マスクを介したスパッタリングにより構造化した。この基板の上にPbZr0.35Ti0.653 層4を設けた。このPbZr0.35Ti0.653 層4は、酢酸鉛三水和物を60gのエチレングリコールモノメチルエーテルに溶解した溶液を使用して堆積させた。この溶液には、8.62gのチタン−テトラ−n−ブチレートおよび7.51gのジルコニウム−テトラ−n−ブチレートを添加した。この溶液を、0.2μmの大きさの細孔を有する酢酸セルロースフィルタに通した。
【0036】
PZT層4を堆積させるために、上述のようにして構成したPt電極3を有するガラス基板1を使用した。この基板に、約1mlのPb−Ti−Zr溶液を2500rpmの遠心処理によって被膜にして設けた。この被膜を酸素雰囲気中で100℃/秒の速度で550℃に加熱し、次いでこの温度で焼結した。この処理を数回繰り返して、厚さ約0.3〜1μmの層を形成した。このPZT層4の上に、第2Pt電極5を、機械的マスクを介してスパッタリングによって設けた。厚さ0.5μmのSiO2 層および有機保護層6を堆積させた後に、基板を細条に分割し、次いで端部接点7を設けた。
【0037】
実施例2
ガラス基板1(Shcott AF45(商品名))の上にスパッタリングによって薄いTi層2を設け、その後この層を熱酸化した。次いで、Ti/Pt層3をスパッタリングによって設けた。電極を反応性イオンエッチングによって構成した。この基板の上にPbZr0.35Ti0.653 層4を設けた。このPbZr0.35Ti0.653 層4は、酢酸鉛三水和物を60gのエチレングリコールモノメチルエーテルに溶解した溶液を使用して堆積させた。この溶液には、8.62gのチタン−テトラ−n−ブチレートおよび7.51gのジルコニウム−テトラ−n−ブチレートを添加した。この溶液を、0.2μmの大きさの細孔を有する酢酸セルロースフィルタに通した。
【0038】
PZT層4を堆積させるために、上述のようにして構成したPt電極3を有するガラス基板1を使用した。この基板に、約1mlのPb−Ti−Zr溶液を2500rpmの遠心処理によって被膜にして設けた。この被膜を酸素雰囲気中で100℃/秒の速度で550℃に加熱し、次いでこの温度で焼結した。この処理を数回繰り返して、厚さ約0.2〜1μmの層を形成した。PZT層4の上にPt電極5をスパッタリングによって設け、次いで反応性イオンエッチングによって構造化した。実施例1に記載したのと同様にして、キャパシタ構成部品を形成するのに必要な他の処理工程を行った。
【0039】
実施例3
実施例2に記載したのと同様にして、ガラス基板1(Corning 1737(商品名))の上にスパッタリングによって薄いTi層2およびTi/Pt層3を設け、次いで構造化した。この基板の上に、酢酸鉛三水和物を60gのエチレングリコールモノメチルエーテルに溶解した溶液を使用して、PbZr0.35Ti0.653 層4を堆積させた。この溶液には、8.62gのチタン−テトラ−n−ブチレートおよび7.51gのジルコニウム−テトラ−n−ブチレートを添加した。この溶液を、0.2μmの大きさの細孔を有する酢酸セルロースフィルタに通した。
【0040】
PZT層4を堆積させるために、上述のようにして構成したPt電極3を有するガラス基板1を使用した。この基板に約1mlのPb−Ti−Zr溶液を2500rpmの遠心処理によって被膜にして設けた。この被膜を酸素雰囲気中で300℃/分の速度で600℃に加熱し、次いでこの温度で焼結した。
【0041】
この被膜の上に組成物:PbZr0.53Ti0.473 の第2層を設ける。このために、酢酸鉛をメトキシエタノールに溶解する。メトキシエタノールに、4.204gのチタン−テトラ−n−ブチレートおよび5.076gのジルコニウム−テトラ−n−ブチレートを溶解した。このチタンおよびジルコニウムを含有する溶液を酢酸鉛溶液にかきまぜながら添加した。さらに、水と濃HNO3 とメトキシエタノールとから加水分解溶液を作った。この加水分解溶液を、鉛、チタンおよびジルコニウムを含有する溶液に添加した。
【0042】
上述の被覆基板に約1mlのこのPb−Ti−Zr溶液を被着させ、この溶液を2500rpmの遠心処理によって被膜にした。この被膜を酸素雰囲気中で300℃/分の速度で600℃に加熱し、次いでこの温度で焼結した。この処理を数回繰り返した。最後の被覆処理では、650℃の加熱温度を使用した。このPZT層4の上にPt電極5をスパッタリングによって設け、次いで反応性イオンエッチングによって構造化した。実施例1に記載したのと同様にして、キャパシタ構成部品を形成するのに必要な他の処理を行った。
【0043】
実施例4
ガラス基板1(実施例1,2または3に記載したガラス基板に相当する)の上に10nmのTiおよび140nmのPtを含有する薄いTi/Pt層2,3をスパッタリングによって設けた。連続するPt電極3を反応性イオンエッチングによって構造化した。次いで、連続するTi層を酸素流中で450℃において熱処理して前記Ti層を緻密なTiO2 層2に転化することにより、基板1の上にTiO2 からなる抗反応層2を形成した。この基板の上に、LaをドープしたPbZr0.53Ti0.473 層4及びPbZr0.35Ti0.653 層を設けた。Pb−La−Ti−Zr溶液の調製を実施例1,2または3に記載した溶液の調製と同様にして行った。
【0044】
上述のようにして抗反応層2で被覆したガラス基板1を使用してPb−Ti−Zr層およびPb−La−Zr−Ti層4を堆積させた。この層構造の堆積は実施例3に記載したと同様にして行った。このPZT層4の上にPt層をスパッタリングによって設けた。上側電極5を反応性イオンエッチングによって構造化した。次いで、0.5μmのSiO2 を有する保護層6を化学的堆積法によって被着させ、この層を構造化した。このSiO2 層にポリイミドの形態の厚さ10μmのポリマー層を設け、次いでこの層を構造化した。このガラス基板を細条に分割した。NiCr端部接点7をスパッタリングによって設け、NiPbSn端部接点7を電気めっき浴中で成長させた。
【0045】
実施例5
ガラス基板1(Schott AF45(商品名))の底面に印刷法で端部接点を設けた。次いで、このガラス基板に、抗反応層2として作用する薄いZrO2 層を遠心法によっで被着させた。リフトオフ法によって、この抗反応層2の上に、10nmのTiおよび140nmのPtを含有する構造化された薄いTi/Pt層2,3を設けた。この基板に、PbZr0.35Ti0.653 層とLaをドープしたPbZr0.53Ti0.473 層とからなる層構造4を被着させた。
【0046】
この被覆処理は実施例4に記載したと同様にして行った。キャパシタを製造するために、PLZT層4の上にPt層5を設けた。この上側電極5をリフトオフ法によって構造化した。次いで、0.5μmのSi3 4 を有する保護層6をPECVD法によって堆積させた。このSi3 4 層を構成した後に、厚さ約10μmのポリイミド層を設け、この層を構造化した。細条に分割した後に、スパッタリングによってNiCr端部接点7を設けた。個々の製品に完全に分割した後に、NiPbSn端部接点7を電気めっき浴中で成長させた。
【0047】
実施例6
Al2 3 基板1(厚膜状)の下面に印刷法によって端部接点を設けた。次いで、レベリング層2として作用するケイ酸鉛層を追加の印刷処理によって設ける。このために、ケイ酸鉛粉末をイソプロパノール中に分散させた。粗粒状物を沈降法によって除去した。このようにして形成したスラリをドクターブレード被覆法によってAl2 3 基板1に被着させた。この基板を乾燥し、次いで900℃において焼結した。リフトオフ法を使用して、この平坦になった基板1の上に、10nmのTiと140nmのPtとからなる薄いTi/Pt層2,3をスパッタリングによって設け、次いで構造化した。
【0048】
この基板の上に、LaをドープしたPbZr0.53Ti0.473 層4を設けた。被覆処理を実施例4に記載したのと同様にして行った。キャパシタを製造するために、PLZT層4の上にPt層5を設けた。この上側電極5を印刷法およびリフトオフ法によって構造化した。次いで、低い焼結温度を有し、保護層6として作用するガラス層を印刷法によって設けた。細条に分割した後に、スパッタリングによってNiCr端部接点7を設けた。個々の製品に完全に分割した後に、NiPbSn端部接点7を電気めっき浴中で成長させた。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明によるキャパシタを具える構成部品の一例の構造を示す線図的断面図である。
【符号の説明】
1 基板層
2 坑反応層またはレベリング層
3 第1電極
4 誘電体層
5 第2電極
6 保護層
7 端部接点
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