JPH108410A - コンクリート製或いはレンガ製ブロック - Google Patents

コンクリート製或いはレンガ製ブロック

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JPH108410A
JPH108410A JP16030096A JP16030096A JPH108410A JP H108410 A JPH108410 A JP H108410A JP 16030096 A JP16030096 A JP 16030096A JP 16030096 A JP16030096 A JP 16030096A JP H108410 A JPH108410 A JP H108410A
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JP
Japan
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block
water
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concrete
block main
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JP16030096A
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English (en)
Inventor
Tomotaka Yanagida
友隆 柳田
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SEIBUTSU SHIGEN KK
Original Assignee
SEIBUTSU SHIGEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 浸透性の高いブロック本体30の上面側
を除いてすべての面を透水係数が10−3cm/sec
以下の膜からなる収納容器40によって覆うようにした
ので、雨水は収納容器40に収納されているブロック本
体30の上面側から内部に浸透した保持されることによ
り、日照時においては保持されていた水が徐々に蒸発さ
れ、その気化熱によってブロック本体30表面の温度が
下げられる。 したがって、ブロック本体30の上面側
から浸透した雨水がブロック本体30内部に十分に保持
されることにより、ブロック本体30表面の減温化が長
期にわたって維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨水等の浸透性の
高いブロック本体を、不透水性膜からなる収納容器に収
納させたコンクリートブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、都市部の高温化の要因の一つ
として、コンクリート、アスファルト等で覆われたドラ
イな部分が多くなることによる熱蓄積の増大が上げられ
る。
【0003】一方、これらコンクリート、アスファルト
等で地表が覆われることにより、雨水等が直接的に河川
や放水路等へ流れ込んでしまい、災害等を被るため、透
水性舗装、或は透水性ブロック等によってその災害等を
回避する手段も構じられている。
【0004】ところが、このような透水性舗装、或は透
水性ブロック等によって地表を覆った場合であっても、
従前のコンクリートやアスファルトと同様に、日射によ
って暖められると、夏期には表面温度が50〜60℃ま
で上がり、夜間でも30〜40℃に達する熱蓄積がある
ため、減温化の解消に至っていないのが実状である。
【0005】ちなみに、このような不具合を解消するた
めに、たとえば特開平3−63301号公報には、保水
部によって雨水等の水を吸収し、保水部で吸収されなか
った余剰水分を透水部を透過して地層に浸透させるよう
にした地表敷設用ブロックが開示されている。
【0006】また、特開平4−80401号公報には、
表面の水を下層に透過する透水用貫通孔と、表面の水を
内部に保有する非貫通の保水穴とを多数穿設し、ブロッ
ク自体及び保水穴が雨水等の水を吸収することで保水状
態を維持するようにした地表敷設用ブロックが開示され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した前
者の先行技術では、保水部によって雨水等の水を吸収す
ることができるものの、たとえば曇りのとき等のよう
に、保水された水の蒸発もなく、しかも雨が降らず保水
部における水の吸収が行われないとき、保水部に吸収さ
れている水の一部が透水部を透過して地層に浸透してし
まうことになるため、結果的にブロック表面温度の減温
化を長期にわたって維持することが不可能となってしま
うという不具合がある。
【0008】一方、後者の先行技術では、非貫通の保水
穴に表面の水を蓄積することによってブロック表面の減
温化が図れるものの、ブロックの耐久性や美観等を考慮
した場合には保水穴の数や寸法等に限度があり、よって
水の保水力が極めて少なくなってしまうたことから、上
記同様に、ブロック表面の減温化を長期にわたって維持
することが不可能となってしまうという不具合がある。
【0009】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、ブロック表面の減温化を長期にわたって維
持することができるコンクリートブロックを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
間隙率の高いブロック本体が、上面側が開口とされた不
透水性膜からなる収納容器に収納されてなり、前記ブロ
ック本体の上面側から浸透した雨水が、前記収納容器内
部のブロック本体に保持されるとともに、降雨後には、
前記ブロック本体に保持されている雨水が除々に蒸発さ
れることを特徴とする。
【0011】請求項1記載の発明では、間隙率の高いブ
ロック本体の上面側を除いた全ての面を不透水性膜から
なる収納容器によって覆うようにしたので、雨水は収納
容器に収納されているブロック本体の上面側から内部に
浸透して保持されることになり、降雨後においては保持
された水が除々に蒸発され、その気化熱によってブロッ
ク本体表面の温度が下げられる。
【0012】したがって、ブロック本体の上面側から浸
透した雨水が外部に透水することなくブロック本体内部
に十分に保持されることになり、ブロック本体表面の減
温化が長期にわたって維持される。
【0013】請求項2記載の発明は、前記ブロック本体
の上面側は、前記収納容器の開口部を閉塞するととも
に、前記ブロック本体よりも緻密度の高い透水性舗装用
コンクリートからなるブロック上板によって覆われてい
ることを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明では、緻密度の高い透
水性舗装用コンクリートからなるブロック上板によって
ブロック本体の上面側を覆っているため、コンクリート
ブロックが歩道や車道に敷きつめられた場合であって
も、摩擦による消耗が抑制され、耐久性が向上する。
【0015】請求項3記載の発明は、前記ブロック上板
の上面側には、複数の溝が形成されていることを特徴と
する。
【0016】請求項3記載の発明では、ブロック上板の
上面側に形成されている複数の溝によって水の溜りを形
成することができ、ブロック本体内部への水の浸透効率
が高められる。
【0017】請求項4記載の発明は、前記不透水性膜か
らなる収納容器は、プラスチックフィルム、プラスチッ
ク板、不透水性コンクリート層によって形成されている
ことを特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明では、不透水性膜から
なる収納容器は、プラスチックフィルム、プラスチック
板、不透水性コンクリート層によって形成されているた
め、ブロック本体内部に保持されている水の外部への透
水が阻止され、ブロック本体内部における水の保有率が
高められる。
【0019】請求項5記載の発明は、前記不透水性膜か
らなる収納容器は、樹脂膜を不織布によって挟んだラミ
ネート構造とされていることを特徴とする。
【0020】請求項5記載の発明では、不織布の耐摩耗
性によって不透水性膜の耐久性が高められる。
【0021】請求項6記載の発明は、前記ブロック本体
は、多孔質礫状材料からなる骨材がセメントによって固
められた構成とされており、孔隙は20〜90%となる
ように構成されていることを特徴とする。
【0022】請求項6記載の発明では、孔隙が20〜9
0%となるように構成されているため、ブロック本体の
保水力が十分なものとなり、ブロック本体表面の減温化
が長期にわたって維持される。
【0023】請求項7記載の発明は、前記収納容器内部
には、複数の仕切り壁によって仕切られた小空間が設け
られているとともに、これらの小空間内部には前記多孔
質礫状材料からなる骨材が充填されていることを特徴と
する。
【0024】請求項7記載の発明では、仕切り壁によっ
て仕切られたブロック本体内部の空間に多孔質礫状材料
からなる骨材を充填するようにしたので、骨材自体の多
孔質性に加え、骨材間の隙間の形成によってブロック本
体内部に更に多量の水が保有される。
【0025】請求項8記載の発明は、前記骨材中に殺
菌、殺藻物質を除々に溶出させる素材を混入したことを
特徴とする。
【0026】請求項8記載の発明では、骨材中に殺菌、
殺藻物質、たとえば銅或は銀イオン等を除々に溶出させ
る素材を混入させることで、細菌或は藻類の発生が抑制
されるため、長期にわたって雨水の浸透性や美観を維持
することができる。
【0027】請求項9記載の発明は、前記ブロック本体
内部には感温性高吸水樹脂が混入されていることを特徴
とする。
【0028】請求項9記載の発明では、ブロック本体に
混入した感温性高吸水樹脂は、温度条件によって、吸水
特性がクリティカルに変化する吸水性ポリマーであるた
め、ブロック本体内部に浸透した水の一部が感温性高吸
水樹脂にも保有されることになり、必要に応じて感温性
高吸水樹脂による水の吸着又は脱水が行われることか
ら、ブロック本体内部に保有された水の蒸発を効率よく
行わせることができる。
【0029】請求項10記載の発明は、浸透性の高いブ
ロック本体の上面側を除いた残りの面には、塗膜防水剤
が塗布されており、前記塗膜防水剤によって外部への透
水が阻止された状態で、前記ブロック本体の上面側から
浸透した雨水が前記ブロック本体内部に保持されること
を特徴とする。
【0030】請求項10記載の発明では、塗膜防水剤を
ブロック本体の上面側を除いた側面及び底面側に塗布す
ることによっても、上記同様に、ブロック本体内部に保
持されている水の外部への透水が阻止され、ブロック本
体内部における水の保有率が高められる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の詳細
を図面に基づいて説明する。図1乃至図3は、本発明の
コンクリートブロックの一実施の形態を示すものであ
る。
【0032】同図に示すコンクリートブロック10は、
不透水性膜からなる上面開口の収納容器40内部に水の
浸透性を有するブロック本体30が収容され、更にその
上面側に同じく水の浸透性を有するとともに、収納容器
40の上面開口側を閉塞するブロック上板20が積層さ
れた構成とされている。これにより、ブロック本体30
の上面側を除いた側面及び底面側は不透水性膜で構成さ
れた収納容器40によって覆われることになるため、ブ
ロック上板20を経てブロック本体30内部に浸透した
雨水等は収納容器40によって外部への透水が阻止さ
れ、ブロック本体30内部に保持される。
【0033】また、ブロック上板20には、深さが0.
5cm、幅が1cm程度の溝21が形成されており、雨
水等は一旦その溝21に溜められるため、ブロック上板
20からブロック本体30への雨水等の浸透性が助長さ
れるようになっている。
【0034】更に、ブロック本体30は、軽石或はパー
ライト、多孔質セラミック、多孔質プラスチック等の多
孔質礫状材料からなる骨材31がセメントによって固め
られた構成とされており、また孔隙は20〜90%とな
るように設定されている。
【0035】更にまた、上記の収納容器40を構成する
不透水性膜は、プラスチックフィルム、プラスチック板
等で構成されている。
【0036】なお、このような収納容器40を構成する
不透水性膜にあっては、これらプラスチックフィルム、
プラスチック板等に限らず、塗膜防水剤を塗布したり、
ブロック本体30の上述した対応箇所所を不透水性コン
クリート層としてもよい。これら塗膜防水剤を塗布した
り、不透水性コンクリート層としたりすることにより、
収納容器40を設けない場合であっても、収納容器40
を設けた場合と同様に、ブロック本体30に保持された
雨水等の外部への透水を阻止することができる。
【0037】このような構成のコンクリートブロック1
0は、次のようにして製造される。すなわち、乾燥嵩比
重が0.25のパーライト4.5リットルにセメント
1.2kgを混合し、厚さ5cm、縦横30cmの平板
状のブロック本体30を形成する。
【0038】次いで、上述した収納容器40にブロック
本体30を組み込み、その上面側に等水性があり、しか
も深さが0.5cm、幅が1cm程度の溝21が形成さ
れているブロック上板20をセメントによって積層し
た。
【0039】そして、このようにして製造されたコンク
リートブロック10の乾燥重量は、3.52kgであっ
た。また、このようなコンクリートブロック10に対し
て水を十分に浸透させた場合の重量は、7.12kgで
あった。したがって、コンクリートブロック10に保有
される水の重量は、3.6kgである。
【0040】続いて、このようにして製造されたコンク
リートブロック10の作用を、図4を用いて説明する。
【0041】同図は、従来のコンクリートブロックと本
実施の形態のコンクリートブロックとを対比させたもの
であって、両者の寸法等は略同一のものとなっている。
また、測定条件においては、両者に水を十分に保有させ
た状態(本実施の形態の場合は、上記のように3.6k
gの水が保有されている)で、夏期に約19日間、屋外
に放置し、同じ条件のもとで測定した結果を示してい
る。
【0042】但し、測定期間中は、両者に雨水等が掛か
らないようにするとともに、日照時間は両者とも同一条
件としている。また、測定日は一日置きとし、測定時間
は午後一時とした。
【0043】そして、これらの条件のもとにして測定し
た結果から分かるとおり、両者の表面温度には19〜6
℃の範囲で差を生じていることが分かる。
【0044】このように、この実施の形態では、浸透性
の高いブロック本体30の上面側を除いた全ての面を不
透水性膜からなる収納容器40によって覆うようにした
ので、雨水は収納容器40に収納されているブロック本
体30の上面側から内部に浸透して保持されることにな
り、日照時においては保持された水が除々に蒸発され、
その気化熱によってブロック上板20の表面の温度が下
げられる。
【0045】したがって、ブロック本体30の上面側か
ら浸透した雨水が外部に透水することなくブロック本体
30内部に十分に保持されることになり、ブロック本体
30表面の減温化が長期にわたって維持される。
【0046】また、この実施の形態では、緻密度の高い
透水性舗装用コンクリートからなるブロック上板20に
よってブロック本体30の上面側を覆っているため、コ
ンクリートブロックが歩道や車道に敷きつめられた場合
であっても、摩擦による消耗が抑制され、耐久性が向上
する。
【0047】更に、この実施の形態では、ブロック上板
20の上面側に形成されている複数の溝21によって水
の溜りを形成することができ、ブロック本体30内部へ
の水の浸透効率が高められる。
【0048】更にまた、この実施の形態では、不透水性
膜からなる収納容器40を、プラスチックフィルム、プ
ラスチック板、不透水性コンクリート層によって形成し
ているため、ブロック本体30内部に保持されている水
の外部への透水が阻止され、ブロック本体30内部にお
ける水の保有率が高められる。
【0049】また、この実施の形態では、ブロック本体
30は、多孔質礫状材料からなる骨材31がセメントに
よって固められた構成とされており、孔隙は80%とな
るように構成されているため、ブロック本体30の保水
力が十分なものとなり、ブロック上板20の表面の減温
化が長期にわたって維持される。なお、ブロック本体3
0を製造するに際し、ブロック本体30の底部側を緻密
度の高いコンクリート層とすることにより、コンクリー
トブロック10自体の強度を上げることが可能となる。
【0050】図5は、図1のコンクリートブロック10
の構成を変えた場合の他の実施の形態を示すものであ
る。
【0051】すなわち、同図に示すように、不透水性膜
からなる収納容器40の内部は、仕切り壁32によって
ハニカム形状とされており、これらの仕切り壁32によ
って形成された空間内部には上記の軽石或はパーライ
ト、多孔質セラミック、多孔質プラスチック等の多孔質
礫状材料からなる骨材31が充填されている。但し、こ
の場合には、上述したセメントによる固化が行われず、
単に充填された構成とされている。
【0052】またこの場合、ブロック本体30の内部は
仕切り壁32によってハニカム形状とされているため、
強度は十分に保たれるようになっている。また保有され
た水は、多孔質材料の毛細管力によってブロック上板2
0が乾燥したとき、上方に供給される。
【0053】したがって、この実施の形態では、仕切り
壁32によって仕切られたブロック本体30内部の空間
に多孔質礫状材料からなる骨材31を充填するようにし
たので、骨材31自体の多孔質性に加え、骨材31間の
隙間の形成によってブロック本体30内部に更に多量の
水が保有される。
【0054】図6は、図5の構成を変えた場合の他の実
施の形態を示すものであり、仕切り壁32によってブロ
ック本体30の内部が升目状に形成されている。また、
これらの仕切り壁32によって形成された空間内部に
は、上記の骨材31が充填されている。この場合も、セ
メントによる固化が行われず、単に充填された構成とさ
れている。
【0055】したがって、この実施の形態では、ブロッ
ク本体30の内部は仕切り壁32によって升目状とされ
ているため、上記同様に、強度は十分に保たれるととも
に、骨材31自体の多孔質性に加え、骨材31間の隙間
の形成によってブロック本体30内部に更に多量の水が
保有される。
【0056】図7は、上記のプラスチックフィルム、プ
ラスチック板等で構成されてい不透水性膜からなる収納
容器40の形成及び装着方法を示すものである。
【0057】すなわち、同図に示す型枠50は、上記の
ブロック本体30を成型するものであって、ブロック本
体30を成型するに先立ち、不透水性膜40を予め型枠
50内に嵌め込んでおき、この状態で上記の骨材31と
コンクリートとの混合物を流し込み、更に緻密度の高い
透水性舗装用コンクリートからなるブロック上板20を
積層することにより、ブロック本体30及びブロック上
板20と不透水性膜からなる収納容器40とが一体成型
される。
【0058】またここで、不透水性膜からなる収納容器
40にあっては、同図に示すように、ポリエチレンやポ
リプロピレン等の樹脂フィルム41を不織布42によっ
て貼り合わせたラミネート構造としてもよく、この場合
には不織布42の耐摩耗性によって不透水性膜40の耐
久性が高められる。
【0059】また、不透水性膜からなる収納容器40を
ブロック本体30に固着させる方法として、図8に示す
ような方式を採用してもよい。
【0060】すなわち、同図(a)に示すように、平坦
状の不透水性膜からなる収納容器40をブロック本体3
0の下面側から押し当てた状態で熱を加えつつ、同図
(b)に示すように、不透水性膜からなる収納容器40
をブロック本体30の形状に沿って変形させるパッキン
溶着を行うようにしてもよい。
【0061】なお、以上の実施の形態においては、ブロ
ック本体30の骨材31を軽石或はパーライト、多孔質
セラミック、多孔質プラスチック等の多孔質礫状材料と
した場合について説明したが、この例に限らず、骨材3
1中に殺菌、殺藻物質、たとえば銅或は銀イオン等を除
々に溶出させる素材、たとえば金属銅或は銀イオン含有
溶解性ガラス(AGガラス 三菱レイヨン・エンジニア
リング┷製)を混入するようにしてもよい。
【0062】この場合、ブロック本体30に水分が長期
にわたって保有されると、細菌或は藻類が発生してしま
い、雨水の浸透性を劣化させてしまうことになるが、上
記のように、骨材31中に殺菌、殺藻物質、たとえば銅
或は銀イオン等を除々に溶出させる素材を混入させるこ
とで、細菌或は藻類の発生が抑制されるため、長期にわ
たって雨水の浸透性や美観を維持することができる。
【0063】また、ブロック本体30に感温性高吸水樹
脂(サーモゲル ┷興人製)を混入するようにしてもよ
い。ここで、感温性高吸水樹脂であるサーモゲルは、温
度条件によって、吸水特性がクリティカルに変化する吸
水性ポリマーである。
【0064】ちなみに、その吸水特性の変化は、たとえ
ば図9(a)〜(c)に示すように、それぞれの感温度
15〜20℃,20〜25℃,30〜40℃の値で、吸
水倍率が変化するものであり、同図(c)に示す30〜
40℃の値の感温性高吸水樹脂をブロック本体30に混
入することで、次のような作用が奏せられる。
【0065】すなわち、夏期においても降雨中は40℃
以下であるので、間隙中に浸透した水の一部は樹脂中に
貯えられる。これらの水は、40℃以下のときは樹脂中
に吸着しているので、蒸発しにくい。敷石が熱せられ熱
くならない間は蒸発は少なく無駄に水分が消費されるこ
とはない。しかし、敷石の表面部分が太陽に熱せられ4
0℃を超えると樹脂が脱水し、その水が骨材31の毛細
管力によって上昇し、気化することにより、その気化熱
で敷石は図4で説明したように、冷やされる。
【0066】また、貯水された水は所定温度以下での蒸
発量が少ないため、長期にわたってのブロック上板20
の表面温度を所定温度以下に保つことが可能となる。
【0067】なお、上述したようなコンクリートブロッ
ク10を冷寒地で使用する場合には、水分の膨張率を考
慮してブロック本体30に10%程度の余裕をもたせて
形成することにより、水分が凍った場合のひび割れ等の
発生を容易に回避することもできる。
【0068】また、上述したようなコンクリートブロッ
ク10においては、ブロック本体30に保有された雨水
等を不透水性膜からなる収納容器40により、外部に透
水させないようにした場合について説明したが、このよ
うなコンクリートブロック10をたとえば歩道に敷きつ
めた場合等においては、コンクリートブロック10同士
の接合部分から余分な雨水等が地中に浸透することがで
きるため、雨水等を直接的に河川や放水路等に流れ込む
ことによる不具合も解消されるようになっている。
【0069】更に、上記の各実施の形態においては、ブ
ロック上板20の材料として水分を毛細管力で上昇移動
させることができるコンクリート製品を使用した場合に
ついて説明したが、この例に限らず、この能力が低いレ
ジンコンクリートを用いてもよく、この場合にはブロッ
ク上板20からの水分の蒸発を抑制することができるの
で、水分の蒸発量を少なくすることができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンクリ
ートブロックによれば、浸透性の高いブロック本体の上
面側を除いた全ての面を不透水性膜からなる収納容器に
よって覆うようにしたので、雨水は収納容器に収納され
ているブロック本体の上面側から内部に浸透して保持さ
れることになり、日照時においては保持された水が除々
に蒸発され、その気化熱によってブロック本体表面の温
度が下げられる。
【0071】したがって、ブロック本体の上面側から浸
透した雨水がブロック本体内部に十分に保持されること
になり、ブロック本体表面の減温化が長期にわたって維
持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリートブロックの一実施の形態
を示す斜視図である。
【図2】図1のコンクリートブロックを示すa−a線断
面図である。
【図3】図1のコンクリートブロックのブロック上板を
示す平面図である。
【図4】図1のコンクリートブロックの作用を説明する
ための図である。
【図5】図1のコンクリートブロックの構成を変えた場
合の多の実施の形態を示す平面図である。
【図6】図5のコンクリートブロックの構成を変えた場
合の多の実施の形態を示す平面図である。
【図7】図1の不透水性膜の装着方法を示す図である。
【図8】図1の不透水性膜の他の装着方法を示す図であ
る。
【図9】図1の感温性高吸水樹脂の特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 コンクリートブロック 20 ブロック上板 21 溝 30 ブロック本体 31 骨材 32 仕切り壁 40 不透水性膜 50 型枠
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月23日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 コンクリート製或いはレンガ製ブ
ロック
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨水等の浸透性の
高いブロック本体を、透水係数が10−3cm/sec
以下の膜からなる収納容器に収納させたコンクリート製
或いはレンガ製ブロックに関する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、ブロック表面の減温化を長期にわたって維
持することができるコンクリート製或いはレンガ製ブロ
ックを提供することを目的とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
孔隙率の高いブロック本体が、上面側が開口とされた
水係数が10−3cm/sec以下の膜からなる収納容
器に収納されており、前記ブロックの上面側から浸透し
た雨水が、前記収納容器内部のブロック本体に保持され
るとともに、降雨後には、前記ブロック本体に保持され
ている雨水が徐々に蒸発されることを特徴とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項1記載の発明は、孔隙率の高いブロ
ック本体の上面側を除いてすべての面を透水係数が10
−3cm/sec以下の膜からなる収納容器によって覆
うようにしたので、雨水は収納容器に収納されているブ
ロック本体の上面側から内部に浸透した保持されること
により、降雨後においては保持されていた水が徐々に蒸
発され、その気化熱によってブロック本体表面の温度が
下げられる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】請求項4記載の発明は、前記透水係数が1
−3cm/sec以下の膜からなる収納容器は、プラ
スチックフィルム、プラスチック板、不透水性コンクリ
ート層によって形成されること或いは排水口が設けられ
ていることを特徴とする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】請求項4記載の発明は、透水係数が10
−3cm/sec以下の膜からなる収納容器は、プラス
チックフィルム、プラスチック板、コンクリート層、不
織布などによって形成され、ブロック本体内部に保持さ
れている水の外部への自由な透水が阻止される。排水口
が設けられる場合は、ブロック本体内部における水の保
有率が調整される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】請求項6記載の発明は、前記ブロック本体
は、多孔質礫状材料からなる骨材がセメントによって固
められた構成とされており、大小空洞の孔隙率は20〜
90%となるように構成されていることおよび通気孔、
通水孔を有することを特徴とする。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】更に、上記の各実施の形態においては、ブ
ロック上板20の材料として水分を毛細管力で上昇移動
させることができるコンクリート製品を使用した場合に
ついて説明したが、この例に限らず、レンガおよびこの
能力が低いレジンコンクリートを用いてもよく、この場
合にはブロック上板20からの水分の蒸発を抑制するこ
とができるので、水分の蒸発量を少なくすることができ
る。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンクリ
ート製或いはレンガ製ブロックによれば、浸透性の高い
ブロック本体の上面側を除いてすべての面を透水係数が
10−3cm/sec以下の膜からなる収納容器によっ
て覆うようにしたので、雨水は収納容器に収納されてい
るブロック本体の上面側から内部に浸透した保持される
ことにより、日照時においては保持されていた水が徐々
に蒸発され、その気化熱によってブロック本体表面の温
度が下げられる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【符号の説明】 10 コンクリートブロック 20 ブロック上板 21 溝 30 ブロック本体 31 骨材 32 仕切り壁 35 空洞 36 通水口 40 不透水膜 50 型枠
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隙率の高いブロック本体が、上面側が
    開口とされた不透水性膜からなる収納容器に収納されて
    なり、 前記ブロック本体の上面側から浸透した雨水が、前記収
    納容器内部のブロック本体に保持されるとともに、降雨
    後には、前記ブロック本体に保持されている雨水が除々
    に蒸発されることを特徴とするコンクリートブロック。
  2. 【請求項2】 前記ブロック本体の上面側は、前記収納
    容器の開口部を閉塞するとともに、前記ブロック本体よ
    りも緻密度の高い透水性舗装用コンクリートからなるブ
    ロック上板によって覆われていることを特徴とする請求
    項1記載のコンクリートブロック。
  3. 【請求項3】 前記ブロック上板の上面側には、複数の
    溝が形成されていることを特徴とする請求項2記載のコ
    ンクリートブロック。
  4. 【請求項4】 前記不透水性膜からなる収納容器は、プ
    ラスチックフィルム、プラスチック板、不透水性コンク
    リート層によって形成されていることを特徴とする請求
    項1、2又は3記載のコンクリートブロック。
  5. 【請求項5】 前記不透水性膜からなる収納容器は、樹
    脂膜を不織布によって挟んだラミネート構造とされてい
    ることを特徴とする請求項1、2又は3記載のコンクリ
    ートブロック。
  6. 【請求項6】 前記ブロック本体は、多孔質礫状材料か
    らなる骨材がセメントによって固められた構成とされて
    おり、孔隙は20〜90%となるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のコ
    ンクリートブロック。
  7. 【請求項7】 前記収納容器内部には、複数の仕切り壁
    によって仕切られた小空間が設けられているとともに、
    これらの小空間内部には前記多孔質礫状材料からなる骨
    材が充填されていることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5又は6記載の記載のコンクリートブロック。
  8. 【請求項8】 前記骨材中に殺菌、殺藻物質を除々に溶
    出させる素材を混入したことを特徴とする請求項6又は
    7記載の記載のコンクリートブロック。
  9. 【請求項9】 前記ブロック本体内部には感温性高吸水
    樹脂が混入されていることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7又は8記載の記載のコンクリートブ
    ロック。
  10. 【請求項10】 浸透性の高いブロック本体の上面側を
    除いた残りの面には、塗膜防水剤が塗布されており、 前記塗膜防水剤によって外部への透水が阻止された状態
    で、前記ブロック本体の上面側から浸透した雨水が前記
    ブロック本体内部に保持されることを特徴とするコンク
    リートブロック。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002294891A (ja) * 2001-04-02 2002-10-09 Takenaka Komuten Co Ltd 水分蒸発冷却屋根・壁体構造
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