JPH1084768A - 培地体、鑑賞用植物、栽培装置及び栽培方法 - Google Patents
培地体、鑑賞用植物、栽培装置及び栽培方法Info
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- JPH1084768A JPH1084768A JP8240511A JP24051196A JPH1084768A JP H1084768 A JPH1084768 A JP H1084768A JP 8240511 A JP8240511 A JP 8240511A JP 24051196 A JP24051196 A JP 24051196A JP H1084768 A JPH1084768 A JP H1084768A
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- repellent
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- plant
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- Y02P60/216—
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- Cultivation Of Plants (AREA)
- Hydroponics (AREA)
- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 苔や藻の発生を抑制した培地体、鑑賞用植
物、栽培装置及び栽培方法を提供する。 【解決手段】 植物(10)が植え付けられる通水性及
び通気性を有する本体部(4)の外表面部の一部を撥水
面(6)とした培地体(2)であって、この培地体の撥
水面(6)によって水分がはじかれる結果、藻や苔の繁
殖や微生物の発生が防止でき、撥水面を清浄に維持する
ことができる。
物、栽培装置及び栽培方法を提供する。 【解決手段】 植物(10)が植え付けられる通水性及
び通気性を有する本体部(4)の外表面部の一部を撥水
面(6)とした培地体(2)であって、この培地体の撥
水面(6)によって水分がはじかれる結果、藻や苔の繁
殖や微生物の発生が防止でき、撥水面を清浄に維持する
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロックウール等の
通水性及び通気性を持つ培地体、その培地体を用いて栽
培される鑑賞用植物、その栽培装置及び栽培方法に関す
る。
通水性及び通気性を持つ培地体、その培地体を用いて栽
培される鑑賞用植物、その栽培装置及び栽培方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、鑑賞用植物は、ロックウール等の
通水性及び通気性を持つ固形培地で栽培され、その固形
培地とともに商品化される傾向がある。いわゆる根付き
植物の商品化である。
通水性及び通気性を持つ固形培地で栽培され、その固形
培地とともに商品化される傾向がある。いわゆる根付き
植物の商品化である。
【0003】固形培地で植物を栽培する場合、養液栽培
が適当であり、周知のように養液栽培は固形培地に養液
を滴下し、又は培地を養液に浸漬する方法が取られる。
このため、培地には適当な水分、温度及び日光により、
苔や藻が発生する。
が適当であり、周知のように養液栽培は固形培地に養液
を滴下し、又は培地を養液に浸漬する方法が取られる。
このため、培地には適当な水分、温度及び日光により、
苔や藻が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
根付き植物を培地とともに商品として提供する場合、培
地の露出部分に発生した苔や藻が商品価値を損なう。ま
た、藻や苔が植物と整合している場合でも、培地の表面
に触れると、苔や藻が手に付着し、不快感を生じさせる
おそれがある。また、栽培上、苔や藻の繁殖に注意を払
い、その除去を行なう作業を余儀なくされ、これが栽培
コストの上昇や生育管理を複雑化するという欠点があっ
た。
根付き植物を培地とともに商品として提供する場合、培
地の露出部分に発生した苔や藻が商品価値を損なう。ま
た、藻や苔が植物と整合している場合でも、培地の表面
に触れると、苔や藻が手に付着し、不快感を生じさせる
おそれがある。また、栽培上、苔や藻の繁殖に注意を払
い、その除去を行なう作業を余儀なくされ、これが栽培
コストの上昇や生育管理を複雑化するという欠点があっ
た。
【0005】そこで、本発明は、苔や藻等の繁殖を抑制
した培地体、鑑賞用植物、栽培装置及び栽培方法を提供
することを目的とする。
した培地体、鑑賞用植物、栽培装置及び栽培方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の培地体は、図1
及び図2に例示するように、植物(10)が植え付けら
れる通水性及び通気性を有する本体部(4)の外表面部
の一部を撥水面(6)としたことを特徴とする。この培
地体では、撥水面(6)によって水分がはじかれる結
果、藻や苔の繁殖や微生物の発生が防止でき、撥水面を
清浄に維持することができる。
及び図2に例示するように、植物(10)が植え付けら
れる通水性及び通気性を有する本体部(4)の外表面部
の一部を撥水面(6)としたことを特徴とする。この培
地体では、撥水面(6)によって水分がはじかれる結
果、藻や苔の繁殖や微生物の発生が防止でき、撥水面を
清浄に維持することができる。
【0007】本発明の鑑賞用植物は、図1に例示するよ
うに、通水性及び通気性を有する培地体(2)に植物
(10)が植え付けられ、前記培地体の露出面側を撥水
面としたことを特徴とする。撥水面(6)によって水分
がはじかれる結果、藻や苔の生育が妨げられて、撥水面
が清浄に維持される結果、培地側の不快感を防止でき
る。
うに、通水性及び通気性を有する培地体(2)に植物
(10)が植え付けられ、前記培地体の露出面側を撥水
面としたことを特徴とする。撥水面(6)によって水分
がはじかれる結果、藻や苔の生育が妨げられて、撥水面
が清浄に維持される結果、培地側の不快感を防止でき
る。
【0008】本発明の栽培装置は、図1〜図3に例示す
るように、外表面に選択的に撥水面と非撥水面とを形成
した通水性及び通気性を有する培地体(2)と、この培
地体の前記非撥水面から養液(28)を吸収させる養液
供給手段(養液供給装置27)とを備えたことを特徴と
する。植物が植え付けられる培地体に対し、非撥水面側
から養液を吸収させることができるとともに、撥水面側
は清浄に維持することができる。また、撥水面が形成さ
れているため、養液の蒸発を抑制できる。
るように、外表面に選択的に撥水面と非撥水面とを形成
した通水性及び通気性を有する培地体(2)と、この培
地体の前記非撥水面から養液(28)を吸収させる養液
供給手段(養液供給装置27)とを備えたことを特徴と
する。植物が植え付けられる培地体に対し、非撥水面側
から養液を吸収させることができるとともに、撥水面側
は清浄に維持することができる。また、撥水面が形成さ
れているため、養液の蒸発を抑制できる。
【0009】本発明の栽培方法は、図1〜図3に例示す
るように、外表面に選択的に撥水面(6)と非撥水面
(8)とを形成した通水性及び通気性を有する培地体
(2)の前記撥水面側に植物(10)を植え付け、前記
培地体の前記非撥水面側から養液を浸透させることによ
り、前記植物に養液を供給することを特徴とする。植物
が植え付けられる培地体に対し、非撥水面側から養液を
吸収させることができるとともに、撥水面側は清浄に維
持することができ、しかも、撥水面が形成されているた
め、養液の蒸発を抑制できるので、養液管理や清浄化管
理が容易化する。
るように、外表面に選択的に撥水面(6)と非撥水面
(8)とを形成した通水性及び通気性を有する培地体
(2)の前記撥水面側に植物(10)を植え付け、前記
培地体の前記非撥水面側から養液を浸透させることによ
り、前記植物に養液を供給することを特徴とする。植物
が植え付けられる培地体に対し、非撥水面側から養液を
吸収させることができるとともに、撥水面側は清浄に維
持することができ、しかも、撥水面が形成されているた
め、養液の蒸発を抑制できるので、養液管理や清浄化管
理が容易化する。
【0010】また、本発明の培地体、鑑賞用植物、栽培
装置又は栽培方法において、図1に例示するように、前
記培地体の前記撥水面は通水性及び通気性を有する培地
体又は前記本体部の表面に撥水層(60)を形成し、前
記非撥水面は前記培地体又は前記本体部の露出面とした
ことを特徴とする。撥水面について、培地体又はその本
体部の表面部に撥水性とすることは撥水性樹脂の表面部
含浸等、種々の方法があるが、その一例として撥水層を
形成したものである。撥水層は撥水膜で形成してもよ
い。また、この撥水層は、着色又は透明であってもよ
い。
装置又は栽培方法において、図1に例示するように、前
記培地体の前記撥水面は通水性及び通気性を有する培地
体又は前記本体部の表面に撥水層(60)を形成し、前
記非撥水面は前記培地体又は前記本体部の露出面とした
ことを特徴とする。撥水面について、培地体又はその本
体部の表面部に撥水性とすることは撥水性樹脂の表面部
含浸等、種々の方法があるが、その一例として撥水層を
形成したものである。撥水層は撥水膜で形成してもよ
い。また、この撥水層は、着色又は透明であってもよ
い。
【0011】また、本発明の培地体、鑑賞用植物、栽培
装置又は栽培方法において、図5に例示するように、前
記撥水層は、シリコーン樹脂、フッ素系エマルジョン等
の撥水性樹脂であることを特徴とする。撥水層は、種々
の撥水性樹脂で形成できるが、栽培植物への影響を考慮
することは当然のことである。
装置又は栽培方法において、図5に例示するように、前
記撥水層は、シリコーン樹脂、フッ素系エマルジョン等
の撥水性樹脂であることを特徴とする。撥水層は、種々
の撥水性樹脂で形成できるが、栽培植物への影響を考慮
することは当然のことである。
【0012】そして、本発明の培地体、鑑賞用植物、栽
培装置又は栽培方法において、前記撥水層は、液化して
いる撥水性樹脂を前記培地体又は前記本体部の表面に塗
布し、硬化させて形成したことを特徴とする。これは撥
水層の形成方法であり、種々の形成方法があるが、その
一例として液化樹脂の塗布及び硬化は容易にかつ確実に
撥水層が形成でき、藻や苔の発生を防止できる。
培装置又は栽培方法において、前記撥水層は、液化して
いる撥水性樹脂を前記培地体又は前記本体部の表面に塗
布し、硬化させて形成したことを特徴とする。これは撥
水層の形成方法であり、種々の形成方法があるが、その
一例として液化樹脂の塗布及び硬化は容易にかつ確実に
撥水層が形成でき、藻や苔の発生を防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
形態を参照して詳細に説明する。
形態を参照して詳細に説明する。
【0014】図1ないし図4は、本発明の培地体、鑑賞
用植物、栽培装置及び栽培方法の一実施形態を示してい
る。
用植物、栽培装置及び栽培方法の一実施形態を示してい
る。
【0015】培地体2は、図1に示すように、ロックウ
ール等の鉱物や樹脂等を材料として形成された固定培地
として本体部4を備えており、この本体部4の一部に撥
水面6と、非撥水面8とを形成したものである。図1に
示す実施形態では、鑑賞用植物10が植立する面部を撥
水面6とし、他の面部を非撥水面8としたものである。
撥水面6は、シリコーン樹脂やフッ素系エマルジョン等
の撥水性樹脂からなる撥水層60で形成されている。
ール等の鉱物や樹脂等を材料として形成された固定培地
として本体部4を備えており、この本体部4の一部に撥
水面6と、非撥水面8とを形成したものである。図1に
示す実施形態では、鑑賞用植物10が植立する面部を撥
水面6とし、他の面部を非撥水面8としたものである。
撥水面6は、シリコーン樹脂やフッ素系エマルジョン等
の撥水性樹脂からなる撥水層60で形成されている。
【0016】撥水面6には開孔12が形成され、その開
孔12を通して植物10が本体部4に植え付けられてい
る。また、培地体2の側面部には、根の突出を防止する
ための防根手段として防根シート14が巻き付けられて
いる。したがって、培地体2の底面部は、養液を浸透さ
せるための手段として本体部4を露出させた露出面とさ
れている。
孔12を通して植物10が本体部4に植え付けられてい
る。また、培地体2の側面部には、根の突出を防止する
ための防根手段として防根シート14が巻き付けられて
いる。したがって、培地体2の底面部は、養液を浸透さ
せるための手段として本体部4を露出させた露出面とさ
れている。
【0017】そして、培地体2は、吸水性部材である吸
水性マット24上に防根シート18を介在させて設置さ
れている。養液は、この吸水性マット24上に供給さ
れ、毛細管現象により、培地体2に吸い込まれ、植物1
0の根20に吸収される。
水性マット24上に防根シート18を介在させて設置さ
れている。養液は、この吸水性マット24上に供給さ
れ、毛細管現象により、培地体2に吸い込まれ、植物1
0の根20に吸収される。
【0018】次に、図2に示すように、培地体2は、円
柱形や角柱体に構成されており、ロックウール等の鉱物
や樹脂等を材料として形成された固定培地を以て本体部
4が形成され、その上面部を撥水面6を撥水層60を以
て構成している。本体部4は、一定の保形性を有する。
撥水層60には、本体部4の上面部に開孔12が設けら
れており、この開孔12から本体部4に播種や挿穂等を
経て植物10(図1)が植え付けられる。
柱形や角柱体に構成されており、ロックウール等の鉱物
や樹脂等を材料として形成された固定培地を以て本体部
4が形成され、その上面部を撥水面6を撥水層60を以
て構成している。本体部4は、一定の保形性を有する。
撥水層60には、本体部4の上面部に開孔12が設けら
れており、この開孔12から本体部4に播種や挿穂等を
経て植物10(図1)が植え付けられる。
【0019】次に、図3は、培地体2を用いた栽培装置
の一例を示している。この栽培装置では、通水性基台と
して通水性スラブ16が設置され、この通水性スラブ1
6は、通水性を有する板状部材である、例えば、ロック
ウール等で形成される。この通水性スラブ16の上に
は、吸水性を持つ部材として吸水性マット24が設置さ
れている。この吸水性マット24は、通水性スラブ16
の上面を覆うように例えば、通水性スラブ16の上面と
同一形状、同一面積で設定されている。
の一例を示している。この栽培装置では、通水性基台と
して通水性スラブ16が設置され、この通水性スラブ1
6は、通水性を有する板状部材である、例えば、ロック
ウール等で形成される。この通水性スラブ16の上に
は、吸水性を持つ部材として吸水性マット24が設置さ
れている。この吸水性マット24は、通水性スラブ16
の上面を覆うように例えば、通水性スラブ16の上面と
同一形状、同一面積で設定されている。
【0020】この吸水性マット24上には、防根部材と
して防根シート18が被せられ、この防根シート18
は、吸水性マット24の上面を覆うとともに、通水性ス
ラブ16の側面部側に垂下されている。即ち、通水性ス
ラブ16の側面部は、防根シート18によって覆われて
いる。
して防根シート18が被せられ、この防根シート18
は、吸水性マット24の上面を覆うとともに、通水性ス
ラブ16の側面部側に垂下されている。即ち、通水性ス
ラブ16の側面部は、防根シート18によって覆われて
いる。
【0021】そして、防根シート18の上面には、ブロ
ック状を成す1つ又は複数の培地体2が設置される。こ
の実施形態では、複数の培地体2が一定の間隔Dを設け
て設置され、間隔D内には防根シート18上に養液供給
装置27から養液28が供給される。ここで、養液28
とは、水分、養分又はこれら双方である。養液28を培
地体2側に導く手段として複数の給水管30が設置され
ている。各給水管30には、電磁弁等の制御弁32を介
して養液タンク34が連結され、養液28が一定の時間
間隔で所定量だけ供給される。
ック状を成す1つ又は複数の培地体2が設置される。こ
の実施形態では、複数の培地体2が一定の間隔Dを設け
て設置され、間隔D内には防根シート18上に養液供給
装置27から養液28が供給される。ここで、養液28
とは、水分、養分又はこれら双方である。養液28を培
地体2側に導く手段として複数の給水管30が設置され
ている。各給水管30には、電磁弁等の制御弁32を介
して養液タンク34が連結され、養液28が一定の時間
間隔で所定量だけ供給される。
【0022】また、培地体2の上方には、水分等の噴霧
手段としてミストノズル36が設置されている。このミ
ストノズル36には、給水管38が電磁弁等の制御弁4
0及びポンプ42を介して連結され、この実施形態では
養液タンク34から養液28が導かれている。他の方法
としては、別の水源からミストノズル36に水を圧送す
るようにしてもよく、図3に示す装置に切換弁を設けて
水の供給が可能なようにしてもよい。
手段としてミストノズル36が設置されている。このミ
ストノズル36には、給水管38が電磁弁等の制御弁4
0及びポンプ42を介して連結され、この実施形態では
養液タンク34から養液28が導かれている。他の方法
としては、別の水源からミストノズル36に水を圧送す
るようにしてもよく、図3に示す装置に切換弁を設けて
水の供給が可能なようにしてもよい。
【0023】この栽培装置を用いた栽培方法について説
明する。培地体2には、種、移植苗、挿し穂、球根等の
形態で栽培すべき植物10が植え付けられる。この実施
形態では、バラの挿し木を示している。
明する。培地体2には、種、移植苗、挿し穂、球根等の
形態で栽培すべき植物10が植え付けられる。この実施
形態では、バラの挿し木を示している。
【0024】育苗期には、培地体2に植え付けられた植
物10に対してミストによる生育を基本とし、ミストノ
ズル36を通して灌水を行う。この場合、給水管38を
通して水を供給し、植物10の乾燥を防止する。この結
果、植物10は湿潤状態に保持され、豊かな生育が促進
される。この育苗には、植物10によって種、移植苗、
挿し穂、球根等の各種の形態があるが、何れの場合に
も、育苗には遮光を行って極度な乾燥による枯死を防止
する。
物10に対してミストによる生育を基本とし、ミストノ
ズル36を通して灌水を行う。この場合、給水管38を
通して水を供給し、植物10の乾燥を防止する。この結
果、植物10は湿潤状態に保持され、豊かな生育が促進
される。この育苗には、植物10によって種、移植苗、
挿し穂、球根等の各種の形態があるが、何れの場合に
も、育苗には遮光を行って極度な乾燥による枯死を防止
する。
【0025】発根期、発芽期又は根張り期には、育苗期
と同様の処理で植物10に対して給水管30による養液
供給を行うとともに、適当な遮光を行う。十分な根張り
が生じた場合には、培地体2の下面側に養液28を求め
て図1に示すように根20が伸び、防根シート18上に
成長する。培地体2の下面側は防根シート18との間に
僅かな隙間44があるため、根20が成長する。この根
20の成長は、植物10の生育上重要な要素となる。な
お、挿し木の場合、遮光によって発根を促すことができ
る。
と同様の処理で植物10に対して給水管30による養液
供給を行うとともに、適当な遮光を行う。十分な根張り
が生じた場合には、培地体2の下面側に養液28を求め
て図1に示すように根20が伸び、防根シート18上に
成長する。培地体2の下面側は防根シート18との間に
僅かな隙間44があるため、根20が成長する。この根
20の成長は、植物10の生育上重要な要素となる。な
お、挿し木の場合、遮光によって発根を促すことができ
る。
【0026】また、成長期及び開花期には、植物10の
成長期から開花期に向かって給水管30による養液供給
を行い、その結果、培地体2の底面側の非撥水面8から
の養液28の吸収を促進する。この場合、培地体2の下
面側には、植物10の根20が成長して防根シート18
上に伸び、防根シート18上に吸水性マット24から染
みだしている養液28を吸収する。そして、乾燥期に
は、湿度環境に対応してミストノズル36による水の噴
霧を併用することにより、萎凋や枯死が防止できる。
成長期から開花期に向かって給水管30による養液供給
を行い、その結果、培地体2の底面側の非撥水面8から
の養液28の吸収を促進する。この場合、培地体2の下
面側には、植物10の根20が成長して防根シート18
上に伸び、防根シート18上に吸水性マット24から染
みだしている養液28を吸収する。そして、乾燥期に
は、湿度環境に対応してミストノズル36による水の噴
霧を併用することにより、萎凋や枯死が防止できる。
【0027】そして、スペーシング処理及び間引き処理
を行なう。植物10が育苗期から成長期に至る過程で
は、植物10の間隔Dを開けるスペーシングが必要とな
る。この場合、培地体2は可搬性があるので、培地体2
を単位として植物10を防根シート18上を移動させ、
適当な間隔Dを開ける。
を行なう。植物10が育苗期から成長期に至る過程で
は、植物10の間隔Dを開けるスペーシングが必要とな
る。この場合、培地体2は可搬性があるので、培地体2
を単位として植物10を防根シート18上を移動させ、
適当な間隔Dを開ける。
【0028】複数の培地体2間では栽培された植物10
に生育の不揃いが生じるが、その場合には、等級等を付
して培地体2を単位として植物10の配列を組み替え、
生育状態の揃った植物10群を形成する。この結果、栽
培される植物10の均一性を栽培床で調整できる。
に生育の不揃いが生じるが、その場合には、等級等を付
して培地体2を単位として植物10の配列を組み替え、
生育状態の揃った植物10群を形成する。この結果、栽
培される植物10の均一性を栽培床で調整できる。
【0029】そして、栽培した植物10は、図4に示す
ように、培地体2を単位として防根シート18上から移
動させ、頒布するためのダンボール容器に移し換えて出
荷する。この場合、ダンボール容器には、培地体2とと
もに植物10が搬入され、培地体2の本体部4には適当
な養液が含浸されていることから、搬送途上や倉庫等で
保管される場合にも萎凋、枯死等の不都合は生じない。
ように、培地体2を単位として防根シート18上から移
動させ、頒布するためのダンボール容器に移し換えて出
荷する。この場合、ダンボール容器には、培地体2とと
もに植物10が搬入され、培地体2の本体部4には適当
な養液が含浸されていることから、搬送途上や倉庫等で
保管される場合にも萎凋、枯死等の不都合は生じない。
【0030】このような植物10の栽培から出荷につい
て、培地体2に撥水層60によって撥水面6が形成され
ているため、灌水による水分が撥水面6ではじかれて蒸
発し、培地体2の表面部が湿潤状態となるのを防止でき
る。その結果、苔や藻の繁殖がなく、水分を媒介とする
微生物の発生も抑制される。しかも、出荷時に撥水面6
に付着している水滴や汚れは拭い取ることができ、表面
の清浄化を図ることができる。作業上、作業者が培地体
2に触れることによる汚れの転移等の不都合を防止でき
る。
て、培地体2に撥水層60によって撥水面6が形成され
ているため、灌水による水分が撥水面6ではじかれて蒸
発し、培地体2の表面部が湿潤状態となるのを防止でき
る。その結果、苔や藻の繁殖がなく、水分を媒介とする
微生物の発生も抑制される。しかも、出荷時に撥水面6
に付着している水滴や汚れは拭い取ることができ、表面
の清浄化を図ることができる。作業上、作業者が培地体
2に触れることによる汚れの転移等の不都合を防止でき
る。
【0031】次に、培地体2の撥水面6の形成方法につ
いて説明する。培地体2の表面の一部に撥水層60を形
成するには、例えば、図5に示すように、選択的に開孔
13が形成された遮蔽板15を、成形された本体部4の
表面、即ち、撥水面6を形成すべき表面に当て、その遮
蔽板15の上から撥水性樹脂として、例えば、液化して
いるシリコーン樹脂、フッ素系エマルジョン等を塗布
し、樹脂層61を形成する。この樹脂層61は、印刷法
で形成してもよい。この樹脂層61の乾燥の度合いに応
じて遮蔽板15を取り除き、硬化させて撥水層60が形
成される。チクソ性が高い樹脂の場合には、印刷や塗布
の後、遮蔽板15を取り除いてもよい。
いて説明する。培地体2の表面の一部に撥水層60を形
成するには、例えば、図5に示すように、選択的に開孔
13が形成された遮蔽板15を、成形された本体部4の
表面、即ち、撥水面6を形成すべき表面に当て、その遮
蔽板15の上から撥水性樹脂として、例えば、液化して
いるシリコーン樹脂、フッ素系エマルジョン等を塗布
し、樹脂層61を形成する。この樹脂層61は、印刷法
で形成してもよい。この樹脂層61の乾燥の度合いに応
じて遮蔽板15を取り除き、硬化させて撥水層60が形
成される。チクソ性が高い樹脂の場合には、印刷や塗布
の後、遮蔽板15を取り除いてもよい。
【0032】また、培地体2は、板状を成す培地材料板
の表面に予め撥水層60等を形成して撥水加工を施した
後、適宜の大きさに裁断する方法でも形成することがで
きる。
の表面に予め撥水層60等を形成して撥水加工を施した
後、適宜の大きさに裁断する方法でも形成することがで
きる。
【0033】また、撥水面6ないし撥水層60は、培地
体2の表面に撥水性樹脂の含浸加工によっても実現でき
る。
体2の表面に撥水性樹脂の含浸加工によっても実現でき
る。
【0034】また、撥水面6ないし撥水層60は、培地
体2の表面に撥水性樹脂のシートを貼り付けても実現で
きる。
体2の表面に撥水性樹脂のシートを貼り付けても実現で
きる。
【0035】なお、上記実施形態について、培地体2の
側面部に巻き付けた防根シート14を撥水性樹脂シート
で形成することにより、培地体2の側面部に非撥水面を
形成することができる。その場合、防根シート14の表
面に撥水性樹脂をコーティングして撥水面加工を施して
もよい。このような防根シート14を培地体2の側面部
やその他の面に巻付け又は貼着して撥水面を形成しても
よい。
側面部に巻き付けた防根シート14を撥水性樹脂シート
で形成することにより、培地体2の側面部に非撥水面を
形成することができる。その場合、防根シート14の表
面に撥水性樹脂をコーティングして撥水面加工を施して
もよい。このような防根シート14を培地体2の側面部
やその他の面に巻付け又は貼着して撥水面を形成しても
よい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果が得られる。 a.本発明の培地体によれば、栽培する植物の養液吸収
を妨げることなく、撥水面に付着した水を蒸発させるこ
とができるため、藻や苔の繁殖、微生物の繁殖を防止で
き、表面を清浄化できる。 b.本発明の鑑賞用植物によれば、植物を植え付けた表
面部に藻や苔等の繁殖がなく、撥水面が清浄に維持され
る結果、商品の品位を高めることができる。しかも、培
地体に水分や汚れが生じた場合にも、容易に除去でき、
鑑賞用として最適である。 c.本発明の栽培装置及び栽培方法によれば、植物が植
え付けられる培地体に対し、非撥水面側から養液を吸収
させることができるとともに、撥水面側は清浄に維持す
ることができ、しかも、撥水面が形成されているため、
養液の蒸発を抑制できるので、養液管理や清浄化管理が
容易化し、しかも、藻や苔の繁殖がないため、その除去
等の作業を簡略化できる。 d.本発明の培地体の撥水面は、本体部に撥水層を以て
容易に形成でき、所望の着色等を施すことができる。 e.撥水層は、シリコーン樹脂、フッ素系エマルジョン
等の撥水性樹脂で形成でき、容易かつ安価に実現でき
る。 f.撥水層は、液化している撥水性樹脂を前記培地体又
は前記本体部の表面に塗布し、硬化させて容易に形成で
きる。
次の効果が得られる。 a.本発明の培地体によれば、栽培する植物の養液吸収
を妨げることなく、撥水面に付着した水を蒸発させるこ
とができるため、藻や苔の繁殖、微生物の繁殖を防止で
き、表面を清浄化できる。 b.本発明の鑑賞用植物によれば、植物を植え付けた表
面部に藻や苔等の繁殖がなく、撥水面が清浄に維持され
る結果、商品の品位を高めることができる。しかも、培
地体に水分や汚れが生じた場合にも、容易に除去でき、
鑑賞用として最適である。 c.本発明の栽培装置及び栽培方法によれば、植物が植
え付けられる培地体に対し、非撥水面側から養液を吸収
させることができるとともに、撥水面側は清浄に維持す
ることができ、しかも、撥水面が形成されているため、
養液の蒸発を抑制できるので、養液管理や清浄化管理が
容易化し、しかも、藻や苔の繁殖がないため、その除去
等の作業を簡略化できる。 d.本発明の培地体の撥水面は、本体部に撥水層を以て
容易に形成でき、所望の着色等を施すことができる。 e.撥水層は、シリコーン樹脂、フッ素系エマルジョン
等の撥水性樹脂で形成でき、容易かつ安価に実現でき
る。 f.撥水層は、液化している撥水性樹脂を前記培地体又
は前記本体部の表面に塗布し、硬化させて容易に形成で
きる。
【図1】本発明の培地体及び鑑賞用植物の一実施形態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】培地体の断面図である。
【図3】本発明の栽培装置及び栽培方法の一実施形態を
示す図である。
示す図である。
【図4】本発明の鑑賞用植物の一実施形態を示す断面図
である。
である。
【図5】培地体における撥水面及び撥水層の形成方法を
示す断面図である。
示す断面図である。
2 培地体 4 本体部 6 撥水面 8 非撥水面 10 植物 27 養液供給装置(養液供給手段) 28 養液 60 撥水層 61 樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09K 101:00
Claims (7)
- 【請求項1】 植物が植え付けられる通水性及び通気性
を有する本体部の外表面部の一部を撥水面としたことを
特徴とする培地体。 - 【請求項2】 通水性及び通気性を有する培地体に植物
が植え付けられ、前記培地体の露出面部を撥水面とした
ことを特徴とする鑑賞用植物。 - 【請求項3】 外表面に選択的に撥水面と非撥水面とを
形成した通水性及び通気性を有する培地体と、 この培地体の前記非撥水面側から養液を吸収させる養液
供給手段と、 を備えたことを特徴とする栽培装置。 - 【請求項4】 外表面に選択的に撥水面と非撥水面とを
形成した通水性及び通気性を有する培地体の前記撥水面
側に植物を植え付け、 前記培地体の前記非撥水面から養液を浸透させることに
より、前記植物に養液を供給することを特徴とする栽培
方法。 - 【請求項5】 前記培地体の前記撥水面は通水性及び通
気性を有する培地体又は前記本体部の表面に撥水層を形
成し、前記非撥水面は前記培地体又は前記本体部の露出
面としたことを特徴とする請求項1記載の培地体、請求
項2記載の鑑賞用植物、請求項3記載の栽培装置又は請
求項4記載の栽培方法。 - 【請求項6】 前記撥水層は、シリコーン樹脂、フッ素
系エマルジョン等の撥水性樹脂であることを特徴とする
請求項5記載の培地体、鑑賞用植物、栽培装置又は栽培
方法。 - 【請求項7】 前記撥水層は、液化している撥水性樹脂
を前記培地体又は前記本体部の表面に塗布し、硬化させ
て形成したことを特徴とする請求項6記載の培地体、鑑
賞用植物、栽培装置又は栽培方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8240511A JPH1084768A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 培地体、鑑賞用植物、栽培装置及び栽培方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8240511A JPH1084768A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 培地体、鑑賞用植物、栽培装置及び栽培方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1084768A true JPH1084768A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17060614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8240511A Withdrawn JPH1084768A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 培地体、鑑賞用植物、栽培装置及び栽培方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1084768A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002335762A (ja) * | 2001-05-23 | 2002-11-26 | Unitika Ltd | 防根資材およびそれを用いた防根容器 |
| JP2003038050A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-12 | New Agri Network Co Ltd | 薄型養液栽培装置 |
| JP2015057047A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-03-26 | ニチアス株式会社 | 無機系成形培地および無機系成形培地の製造方法 |
-
1996
- 1996-09-11 JP JP8240511A patent/JPH1084768A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002335762A (ja) * | 2001-05-23 | 2002-11-26 | Unitika Ltd | 防根資材およびそれを用いた防根容器 |
| JP2003038050A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-12 | New Agri Network Co Ltd | 薄型養液栽培装置 |
| JP2015057047A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-03-26 | ニチアス株式会社 | 無機系成形培地および無機系成形培地の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |