JPH1086218A - インフレーションフィルムおよび該フィルムの製造方法 - Google Patents
インフレーションフィルムおよび該フィルムの製造方法Info
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- JPH1086218A JPH1086218A JP24934696A JP24934696A JPH1086218A JP H1086218 A JPH1086218 A JP H1086218A JP 24934696 A JP24934696 A JP 24934696A JP 24934696 A JP24934696 A JP 24934696A JP H1086218 A JPH1086218 A JP H1086218A
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Abstract
遮光性フィルムを提供すること。 【解決手段】 (イ)密度が0.86〜0.97g/c
m3 、(ロ)メルトフローレート0.01〜100g/
10分、(ハ)分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜
5.0、(ニ)組成分布パラメーターCbが2.00以
下の要件を満足するエチレン(共)重合体からなるイン
フレーションフィルムであって、フィルム表面の結晶ラ
メラの集積体からなる同心円塊の結晶粒径が0.5〜8
μm、フィルムの引裂強度が、縦(MD)方向で20K
gf/cm以上、横(TD)方向で60Kgf/cm以
上、フィルムの外部ヘイズが20%以上であることを特
徴とするインフレーションフィルム。
Description
材料として使用するに適するインフレーションフィルム
および該フィルムの製造方法に関し、特に高強度と縦・
横の強度バランスが良く、半透明のパール状インフレー
ションフィルムおよびその製造方法に関する。
用するインフレーションフィルムとして高圧ラジカル法
低密度ポリエチレン(LDPE)が汎用されている。し
かしLDPEは、透明性等の光学的性質に優れるもの
の、耐衝撃性、引裂強度等の機械的性質に劣るという欠
点を有している。一方、チーグラー系触媒等を用いるイ
オン重合で得られる高密度ポリエチレン(HDPE)、
直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超低密度ポ
リエチレン(VLDPE)は直鎖状の分子構造を有し、
前記LDPEと比較すると耐衝撃性、引裂強度等の機械
的性質に優れるという利点を有している。特に密度0.
94g/cm3 以下のLLDPEは、エチレンとコモノ
マーである炭素数3〜20のα−オレフィンとの共重合
体からなり、前記HDPEと比較して柔軟性、耐衝撃
性、耐クリープ性等に優れ、またLDPEと比較して耐
衝撃性、耐クリープ性等に優れるため、包装材料、特に
フィルム、ラミネーションなどの分野で広く用いられて
いる。しかしながら、フィルム材料としてのLLDPE
は、HDPE、LDPEと比較して溶融時における流動
性が悪く、成形加工性に劣るという問題を有している。
すなわち、LLDPEは、流動時のニュートン性が極め
て高く、高せん断性速度領域において、せん断応力が大
きく成形時にメルトフラクチャーを生じ易く、高速成形
性に劣るとともに、成形加工時に流動のための所要エネ
ルギーが大きいという問題がある。また、LLDPE
は、溶融伸長変形時の抵抗力、すなわち、溶融張力(メ
ルトテンション)が極めて小さく、このためインフレー
ション成形時にバブルを安定的に膨張することができな
いという欠点を有している。このような問題点を解決す
るためにLLDPEに10〜30重量%のLDPEを配
合してフィルム成形が行なわれている。しかしながら、
LLDPEにLDPEを配合すると流動性あるいはメル
トテンションは多少改善されるものの、流動方向への結
晶配向が著しく進行することおよび両ポリエチレン分子
の混和性、分散性の低下により、LLDPEが本来有し
ている機械的強度や、縦・横方向の強度バランスが得ら
れないという新たな問題点が生じる。また、精密機械部
品、医療製品等を保護するような用途およびプライバシ
ーを保護するような分野においては遮光性のあるフィル
ムが要望されている。従来このような遮光性フィルムと
しては、TiO2 等の顔料やカーボンブラック等を配合
したフィルムが提供されていたが、上記精密機械部品、
医療製品等の分野(ハイテク、マイクロエレクトロニク
ス、マルチメディア、バイオメディカル等)ではコンタ
ミネーション(汚濁、汚染等)の原因となるこれら添加
剤を樹脂に配合することを嫌う傾向が波及しつつあり、
これらの添加剤を含まない遮光性フィルムの開発が要望
されている。
解決するためになされたもので、高い強度と縦・横方向
の強度バランスに優れ、パール状で半透明性の遮光性に
優れたインフレーションフィルムおよび該フィルムの製
造方法を提供するものである。
密度が0.86〜0.97g/cm3 、(ロ)メルトフ
ローレート0.01〜100g/10分、(ハ)分子量
分布(Mw/Mn)が1.5〜5.0、(ニ)組成分布
パラメーターCbが2.00以下の要件を満足するエチ
レン(共)重合体からなるインフレーションフィルムで
あって、該フィルム表面の結晶ラメラの集積体からなる
同心円塊の結晶粒径が0.5〜8μm、フィルムの引裂
強度が、縦(MD)方向で20Kgf/cm以上、横
(TD)方向で60Kgf/cm以上、フィルムの外部
ヘイズが20%以上であることを特徴とするインフレー
ションフィルムである。本発明の第2は、下記(イ)〜
(ヘ)の要件を満足するエチレン(共)重合体からなる
インフレーションフィルムであって、フィルム表面の結
晶ラメラの集積体からなる同心円塊の結晶粒径が0.5
〜8μm、フィルムの引裂強度が、縦(MD)方向で2
0Kgf/cm以上、横(TD)方向で60Kgf/c
m以上、フィルムの外部ヘイズが20%以上であること
を特徴とするインフレーションフィルムである。 (イ)密度が0.86〜0.97g/cm3 (ロ)メルトフローレート0.01〜100g/10分 (ハ)分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜5.0 (ニ)組成分布パラメーターCbが1.08〜2.00 (ホ)連続昇温溶出分別法(TREF)による溶出温度
−溶出量曲線のピークが実質的に複数個存在すること (ヘ)25℃におけるオルソジクロロベンゼン(ODC
B)可溶分量X(wt%)と密度d及びMFR(メルト
フローレート)が次の関係を満足すること a)d−0.008 logMFR≧0.93の場合 X<2.0 b)d−0.008 logMFR<0.93の場合 X<9.8 ×103 ×(0.9300−d+0.008 log
MFR)2+2.0 本発明の第3は、前記エチレン(共)重合体が、少なく
とも共役二重結合を持つ有機環状化合物と周期律表第IV
族の遷移金属化合物を含む触媒の存在下にエチレンまた
はエチレンとα−オレフィンを(共)重合させて得られ
るエチレン(共)重合体を使用することを特徴とするイ
ンフレーションフィルムである。本発明の第4は、下記
(イ)〜(ニ)の要件を満足するエチレン(共)重合体
を用いて、引取速度を20〜120m/分、ブローアッ
プ比2〜4、フロストライン100〜700mmでイン
フレーションフィルム成形を行なうことを特徴とするイ
ンフレーションフィルムの製造方法を提供するものであ
る。 (イ)密度が0.86〜0.97g/cm3 (ロ)メルトフローレート0.01〜100g/10分 (ハ)分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜5.0 (ニ)組成分布パラメーターCbが2.00以下 本発明の第5は、前記エチレン(共)重合体が、少なく
とも共役二重結合を持つ有機環状化合物と周期律表第IV
族の遷移金属化合物を含む触媒の存在下にエチレンまた
はエチレンとα−オレフィンを(共)重合させて得られ
るエチレン(共)重合体を用いることを特徴とするイン
フレーションフィルムの製造方法を提供するものであ
る。
チレン(共)重合体とは、エチレン単独重合体またはエ
チレンとα−オレフィンとの共重合体であって、エチレ
ンまたはエチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンと
を(共)重合させることにより得られる下記(イ)〜
(ニ)の要件、 (イ)密度が0.86〜0.97g/cm3 (ロ)メルトフローレート0.01〜100g/10分 (ハ)分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜5.0 (ニ)組成分布パラメーターCbが2.00以下 を満足するエチレン(共)重合体である。
オレフィンとは、炭素数が3〜20、好ましくは3〜1
2のものであり、具体的にはプロピレン、1−ブテン、
1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセンなどが挙
げられる。また、これらのα−オレフィンの含有量は、
合計で通常30モル%以下、好ましくは3〜20モル%
以下の範囲で選択されることが望ましい。
(イ)密度は0.86〜0.97g/cm3 、好ましく
は0.89〜0.95g/cm3 、さらに好ましくは
0.90〜0.94g/cm3 の範囲であり、(ロ)メ
ルトフロレート(以下MFRと称す)は0.01〜10
0g/10分、好ましくは0.1〜50g/10分、さ
らに好ましくは0.5〜40g/10分の範囲である。
密度が0.86g/cm3 未満のものは柔らかすぎて、
剛性、耐熱性が不良となり、抗ブロッキング性が劣るも
のとなる。また0.97g/cm3 を超えると硬すぎ
て、引裂強度、衝撃強度等が低くなる。MFRが0.0
1g/10分未満では加工性が不良となり、100g/
10分を越えると強度が弱いものとなる。
w/Mnは、1.5〜5.0の範囲、好ましくは1.6
〜4.5、さらに好ましくは1.7〜4.0の範囲であ
る。上記Mw/Mnが1.5未満では成形加工性が劣
り、5.0を超えるものは耐衝撃性が劣る。一般にエチ
レン(共)重合体の分子量分布(Mw/Mn)は、ゲル
パーミエイションクロマトグラフィー(GPC)により
重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)を求
め、それらの比(Mw/Mn)を算出することにより求
めることができる。
成分布パラメーター(Cb)は2.00以下であり、組
成分布パラメーター(Cb)が2.00より大きいとブ
ロッキングしやすく、ヒートシール性も不良となり、ま
た低分子量あるいは高分岐度成分の樹脂表面へのにじみ
出しが多く衛生上の問題が生じる。
成分布パラメーター(Cb)の測定法は下記の通りであ
る。すなわち、酸化防止剤を加えたオルソジクロルベン
ゼン(ODCB)に試料を濃度が0.2重量%となるよ
うに135℃で加熱溶解した後、けい藻土(セライト5
45)を充填したカラムに移送した後、0.1℃/mi
nの冷却速度で25℃まで冷却し、共重合体試料をセラ
イト表面に沈着する。次に、この試料が沈着されている
カラムにODCBを一定流量で流しながら、カラム温度
を5℃きざみに120℃まで段階的に昇温して行く。す
ると各温度に対応した溶出成分を含んだ溶液が採取され
る。この溶液にメタノールを加え、試料を沈澱後、ろ
過、乾燥し、各温度における溶出試料を得る。各試料
の、重量分率および分岐度(炭素数1000個あたりの
分岐数)を測定する。分岐度は13C−NMRで測定し求
める。
した各フラクションについては次のような、分岐度の補
正を行う。すなわち、溶出温度に対して測定した分岐度
をプロットし、相関関係を最小自乗法で直線に近似し、
検量線を作成する。この近似の相関係数は十分大きい。
この検量線により求めた値を各フラクションの分岐度と
する。なお、溶出温度95℃以上で採取したフラクショ
ンについては溶出温度と分岐度に必ずしも直線関係が成
立しないのでこの補正は行わない。
i を、溶出温度5℃当たりの分岐度bi の変化量(bi
−bi-1 )で割って相対濃度ci を求め、分岐度に対し
て相対濃度をプロットし、組成分布曲線を得る。この組
成分布曲線を一定の幅で分割し、次式より組成分布パラ
メーターCbを算出する。
分の相対濃度と分岐度である。組成分布パラメーターC
bは試料の組成が均一である場合に1.0となり、組成
分布が広がるに従って値が大きくなる。
の組成分布を表現する方法は多くの提案がなされてい
る。例えば特開昭60−88016号では、試料を溶剤
分別して得た各分別試料の分岐数に対して、累積重量分
率が特定の分布(対数正規分布)をすると仮定して数値
処理を行い、重量平均分岐度(Cw)と数平均分岐度
(Cn)の比を求めている。この近似計算は、試料の分
岐数と累積重量分率が対数正規分布からずれると精度が
下がり、市販のLLDPEについて測定を行うと相関係
数R2 はかなり低く、値の精度は充分でない。また、こ
のCw/Cnの測定法および数値処理法は、本発明のC
bのそれと異なるが、あえて数値の比較を行えば、Cw
/Cnの値は、Cbよりかなり大きくなる。
(イ)〜(ニ)のパラメータを満足することにより、本
発明の目的とするインフレーションフィルムとして良好
な性能を発揮するが、より好ましくは、下記(イ)〜
(ヘ)の要件 (イ)密度が0.86〜0.96g/cm3 (ロ)メルトフローレート0.01〜100g/10分 (ハ)分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜5.0 (ニ)組成分布パラメーターCbが1.08〜2.00 (ホ)連続昇温溶出分別法(TREF)による溶出温度
−溶出量曲線のピークが実質的に複数個存在すること (ヘ)25℃におけるオルソジクロロベンゼン(ODC
B)可溶分量X(wt%)と密度d及びMFR(メルト
フローレート)が次の関係 a)d−0.008 logMFR≧0.93の場合 X<2.0 b)d−0.008 logMFR<0.93の場合 X<9.8 ×103 ×(0.9300−d+0.008 log
MFR)2+2.0 を満足するエチレン(共)重合体を使用することが望ま
しい。
前記エチレン(共)重合体の(イ)〜(ハ)の要件にさ
らに(ニ)〜(ヘ)の要件を満足するものである。該特
殊なエチレン(共)重合体の(ニ)組成分布パラメータ
ーCbは、1.08〜2.00の範囲であり、好ましく
は1.10〜1.18、より好ましくは1.15〜1.
17の範囲であることが望ましい。
F)による溶出温度−溶出量曲線のピークが実質的に複
数個存在し、この複数のピークは望ましくは85℃から
100℃の間に存在することが特に望ましい。このピー
クが存在することにより製品の耐熱性が向上する。
に示されるような連続昇温溶出分別法(TREF)によ
り求めた溶出温度−溶出量曲線において実質的にピーク
が複数個の特殊な新規エチレン(共)重合体であり、図
2に示されるようなメタロセン系触媒、すなわち、シク
ロペンタジエニル骨格を有する配位子と周期律表第IV族
の遷移金属化合物を含む少なくとも1種の触媒下の存在
下で得られるエチレン(共)重合体である連続昇温溶出
分別法(TREF)により求めた溶出温度−溶出量曲線
において実質的にピークを1個有するエチレン(共)重
合体とは明確に区別される。
の通りである。試料を酸化防止剤(例えば、ブチルヒド
ロキシトルエン)を加えたODCBに試料濃度が0.0
5重量%となるように加え、135℃で加熱溶解する。
この試料溶液5mlを、ガラスビーズを充填したカラム
に注入し、0.1℃/分の冷却速度で25℃まで冷却
し、試料をガラスビーズ表面に沈着する。次に、このカ
ラムにODCBを一定流量で流しながら、カラム温度を
50℃/hrの一定速度で昇温しながら、試料を順次溶
出させる。この際、溶剤中に溶出する試料の濃度は、メ
チレンの非対称伸縮振動の波数2925cm-1に対する
吸収を赤外検出機で測定することにより連続的に検出さ
れる。この値から、溶液中のエチレン・α−オレフィン
共重合体の濃度を定量分析し、溶出温度と溶出速度の関
係を求める。TREF分析によれば、極少量の試料で、
温度変化に対する溶出速度の変化を連続的に分析出来る
ため、分別法では検出できない比較的細かいピークの検
出が可能である。
5℃におけるオルソジクロロベンゼン(ODCB)可溶
分量X(wt%)と密度dおよびMFR(メルトフロー
レート)の関係は、dおよびMFRの値が、d−0.0
08 logMFR≧0.93を満たす場合は、Xは2重量
%未満、好ましくは1重量%未満、d−0.008 log
MFR<0.93の場合は、 X<9.8 ×103 ×(0.9300−d+0.008log
MFR)2+2.0 好ましくは、 X<7.4 ×103 ×(0.9300−d+0.008log
MFR)2+1.0 より好ましくは、 X<5.6 ×103 ×(0.9300−d+0.008log
MFR)2+0.5 の関係を満足していることが望ましい。
は、下記の方法により測定する。試料0.5gを20m
lのODCBにて135℃で2時間加熱し、試料を完全
に溶解した後、25℃まで冷却する。この溶液を25℃
で一晩放置後、テフロン製フィルターでろ過してろ液を
採取する。このろ液のメチレンの非対称伸縮振動の波数
2925cm-1付近の吸収ピーク面積を求め、予め作成
した検量線により試料濃度を算出する。この値より、2
5℃におけるODCB可溶分量が求まる。
ン・α−オレフィン共重合体に含まれる高分岐度成分お
よび低分子量成分であり、衛生性の問題や成形品内面の
ブロッキングの原因となる為、この含有量は少ないこと
が望ましい。ODCB可溶分の量は、コモノマーの含有
量および分子量に影響される。従ってこれらの指標であ
る密度およびMFRとODCB可溶分の量が上記の関係
を満たすことは、共重合体全体に含まれるα−オレフィ
ンの偏在が少ないことを示す。
記特定のパラメーターを満足すれば触媒、製造方法等に
特に限定されるものではないが、好ましくは少なくとも
共役二重結合を持つ有機環状化合物と周期律表第IV族の
遷移金属化合物を含む触媒の存在下にエチレンまたはエ
チレンと炭素数3〜20のα−オレフィンを(共)重合
させて得られるエチレン(共)重合体であることが望ま
しい。
特に以下のa1〜a4の化合物を混合して得られる触媒
で重合することが望ましい。 a1:一般式Me1 R1 p R2 q (OR3 )r X1
4-p-q-rで表される化合物(式中Me1 はジルコニウ
ム、チタン、ハフニウムを示し、R1 およびR3 はそれ
ぞれ炭素数1〜24の炭化水素基、R2 は、2.4−ペ
ンタンジオナト配位子またはその誘導体、ベンゾイルメ
タナト配位子、ベンゾイルアセトナト配位子またはその
誘導体、X1 はハロゲン原子を示し、p、qおよびrは
それぞれ0≦p≦4、0≦q≦4、0≦r≦4、0≦p
+q+r≦4の範囲を満たす整数である) a2:一般式Me2 R4 m (OR5 )n X2 z-m-n で表
される化合物(式中Me2 は周期律表第I〜III 族元
素、R4 およびR5 はそれぞれ炭素数1〜24の炭化水
素基、X2 はハロゲン原子または水素原子(ただし、X
2 が水素原子の場合はMe2 は周期律表第III 族元素の
場合に限る)を示し、zはMe2 の価数を示し、mおよ
びnはそれぞれ0≦m≦z、0≦n≦zの範囲を満たす
整数であり、かつ、0≦m+n≦zである) a3:共役二重結合を持つ有機環状化合物 a4:Al−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム
オキシ化合物および/またはホウ素化合物
の一般式Me1 R1 p R2 q (OR3 )r X1 4-p-q-rで
表される化合物の式中、Me1 はジルコニウム、チタ
ン、ハフニウムを示し、これらの遷移金属の種類は限定
されるものではなく、複数を用いることもできるが、共
重合体の耐候性の優れるジルコニウムが含まれることが
特に好ましい。R1 およびR3 はそれぞれ炭素数1〜2
4の炭化水素基で、好ましくは炭素数1〜12、さらに
好ましくは1〜8である。具体的にはメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基などのアル
キル基;ビニル基、アリル基などのアルケニル基;フェ
ニル基、トリル基、キシリル基、メシチル基、インデニ
ル基、ナフチル基などのアリール基;ベンジル基、トリ
チル基、フェネチル基、スチリル基、ベンズヒドリル
基、フェニルブチル基、ネオフイル基などのアラルキル
基などが挙げられる。これらは分岐があってもよい。R
2 は、2.4−ペンタンジオナト配位子またはその誘導
体、ベンゾイルメタナト配位子、ベンゾイルアセトナト
配位子またはその誘導体を示す。X1 はフッ素、ヨウ
素、塩素および臭素などのハロゲン原子を示す。pおよ
びqはそれぞれ0≦p≦4、0≦q≦4、0≦r≦4、
0≦p+q+r≦4の範囲を満たす整数である。
物の例としては、テトラメチルジルコニウム、テトラエ
チルジルコニウム、テトラベンジルジルコニウム、テト
ラプロポキシジルコニウム、トリプロポキシモノクロロ
ジルコニウム、テトラブトキシジルコニウム、テトラブ
トキシチタン、テトラブトキシハフニウムなどが挙げら
れ、特にテトラプロポキシジルコニウム、テトラブトキ
シジルコニウムなどのZr(OR)4 化合物が好まし
く、これらを2種以上混合して用いても差し支えない。
また、前記2,4−ペンタンジオナト配位またはその誘
導体、ベンゾイルメタナト配位子、ベンゾイルアセトナ
ト配位子またはその誘導体の具体例としたは、テトラ
(2,4−ペンタンジオナト)ジルコニウム、トリ
(2,4−ペンタンジオナト)クロライドジルコニウ
ム、ジ(2,4−ペンタンジオナト)ジクロライドジル
コニウム、(2,4−ペンタンジオナト)トリクロライ
ドジルコニウム、ジ(2,4−ペンタンジオナト)ジエ
トキサイドジルコニウム、ジ(2,4−ペンタンジオナ
ト)ジ−n−プロポキサイドジルコニウム、ジ(2,4
−ペンタンジオナト)ジ−n−ブトキサイドジルコニウ
ム、ジ(2,4−ペンタンジオナト)ジベンジルジルコ
ニウム、ジ(2,4−ペンタンジオナト)ジネオフイル
ジルコニウム、テトラ(ジベンゾイルメタナト)ジルコ
ニウム、ジ(ジベンゾイルメタナト)ジエトキサイドジ
ルコニウム、ジ(ジベンゾイルメタナト)ジ−n−プロ
ポキサイドジルコニウム、ジ(ジベンゾイルメタナト)
ジ−n−ブトキサイドジルコニウム、ジ(ベンゾイルア
セトナト)ジエトキサイドジルコニウム、ジ(ベンゾイ
ルアセトナト)ジ−n−プロポキサイドジルコニウム、
ジ(ベンゾイルアセトナト)ジ−n−ブトキサイドジル
コニウム等があげられる。
4 m (OR5 )n X2 z-m-n で表される化合物の式中M
e2 は周期律表第I〜III 族元素を示し、リチウム、ナ
トリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜
鉛、ホウ素、アルミニウムなどである。R4 およびR5
はそれぞれ炭素数1〜24の炭化水素基、好ましくは炭
素数1〜12、さらに好ましくは1〜8であり、具体的
にはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基などのアルキル基;ビニル基、アリル基な
どのアルケニル基;フェニル基、トリル基、キシリル
基、メシチル基、インデニル基、ナフチル基などのアリ
ール基;ベンジル基、トリチル基、フェネチル基、スチ
リル基、ベンズヒドリル基、フェニルブチル基、ネオフ
イル基などのアラルキル基などが挙げられる。これらは
分岐があってもよい。X2 はフッ素、ヨウ素、塩素およ
び臭素などのハロゲン原子または水素原子を示すもので
ある。ただし、X2 が水素原子の場合はMe2 はホウ
素、アルミニウムなどに例示される周期律表第III 族元
素の場合に限るものである。また、zはMe2 の価数を
示し、mおよびnはそれぞれ、0≦m≦z、0≦n≦z
の範囲を満たす整数であり、かつ、0≦m+n≦zであ
る。
物の例としては、メチルリチウム、エチルリチウムなど
の有機リチウム化合物;ジメチルマグネシウム、ジエチ
ルマグネシウム、メチルマグネシウムクロライド、エチ
ルマグネシウムクロライドなどの有機マグネシウム化合
物;ジメチル亜鉛、ジエチル亜鉛などの有機亜鉛化合
物;トリメチルボロン、トリエチルボロンなどの有機ボ
ロン化合物;トリメチルアルミニウム、トリエチルアル
ミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシル
アルミニウム、トリデシルアルミニウム、ジエチルアル
ミニウムクロライド、エチルアルミニウムジクロライ
ド、エチルアルミニウムセスキクロライド、ジエチルア
ルミニウムエトキサイド、ジエチルアルミニウムハイド
ライドなどの有機アルミニウム化合物等の誘導体が挙げ
られる。
機環状化合物は、環状で共役二重結合を2個以上、好ま
しくは2〜4個、さらに好ましくは2〜3個有する環を
1個または2個以上もち、全炭素数が4〜24、好まし
くは4〜12である環状炭化水素化合物;前記環状炭化
水素化合物が部分的に1〜6個の炭化水素残基(典型的
には、炭素数1〜12のアルキル基またはアラルキル
基)で置換された環状炭化水素化合物;共役二重結合を
2個以上、好ましくは2〜4個、さらに好ましくは2〜
3個有する環を1個または2個以上もち、全炭素数が4
〜24、好ましくは4〜12である環状炭化水素基を有
する有機ケイ素化合物;前記環状炭化水素基が部分的に
1〜6個の炭化水素残基またはアルカリ金属塩(ナトリ
ウムまたはリチウム塩)で置換された有機ケイ素化合物
が含まれる。特に好ましくは分子中のいずれかにシクロ
ペンタジエン構造をもつものが望ましい。
タジエン、インデン、アズレンまたはこれらのアルキ
ル、アリール、アラルキル、アルコキシまたはアリール
オキシ誘導体などが挙げられる。また、これらの化合物
がアルキレン基(その炭素数は通常2〜8、好ましくは
2〜3)を介して結合(架橋)した化合物も好適に用い
られる。
は、下記一般式で表示することができる。 AL SiR4-L ここで、Aはシクロペンタジエニル基、置換シクロペン
タジエニル基、インデニル基、置換インデニル基で例示
される前記環状水素基を示し、Rはメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基などのアル
キル基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブト
キシ基などのアルコキシ基;フェニル基などのアリール
基;フェノキシ基などのアリールオキシ基;ベンジル基
などのアラルキル基で示され、炭素数1〜24、好まし
くは1〜12の炭化水素残基または水素を示し、Lは1
≦L≦4、好ましくは1≦L≦3である。
具体例として、シクロペンタジエン、メチルシクロペン
タジエン、エチルシクロペンタジエン、1,3−ジメチ
ルシクロペンタジエン、インデン、4−メチル−1−イ
ンデン、4,7−ジメチルインデン、シクロヘプタトリ
エン、メチルシクロヘプタトリエン、シクロオクタテト
ラエン、アズレン、フルオレン、メチルフルオレンのよ
うな炭素数5〜24のシクロポリエンまたは置換シクロ
ポリエン、モノシクロペンタジエニルシラン、ビスシク
ロペンタジエニルシラン、トリスシクロペンタジエニル
シラン、モノインデニルシラン、ビスインデニルシラ
ン、トリスインデニルシランなどが挙げられる。
変性有機アルミニウムオキシ化合物とは、アルキルアル
ミニウム化合物と水とを反応させることにより、通常ア
ルミノキサンと称される変性有機アルミニウムオキシ化
合物が得られ、分子中に通常1〜100個、好ましくは
1〜50個のAl−O−Al結合を含有する。また、変
性有機アルミニウムオキシ化合物は線状でも環状でもい
ずれでもよい。
性炭化水素中で行われる。該不活性炭化水素としては、
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の脂肪族、脂環族、芳香族
炭化水素が好ましい。水と有機アルミニウム化合物との
反応比(水/Alモル比)は通常0.25/1〜1.2
/1、好ましくは0.5/1〜1/1であることが望ま
しい。
ルオロフェニル)ホウ酸トリエチルアルミニウム(トリ
エチルアンモニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、テトラ(ペンタフルオロフェニル)ホウ酸ジ
メチルアニリニウム(ジメチルアニリニウムテトラ(ペ
ンタフルオロフェニル)ボレート、ブチルアンモニウム
テトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−
ジメチルアニリニウムテトラ(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラ
(3,5−ジフルオロフェニル)ボレート等が挙げられ
る。
用しても良いが、好ましくは無機担体および/または粒
子状ポリマー担体(a5)に担持させて使用することが
望ましい。該無機担体および/または粒子状ポリマー担
体(a5)とは、炭素質物、金属、金属酸化物、金属塩
化物、金属炭酸塩またはこれらの混合物あるいは熱可塑
性樹脂、熱硬化性樹脂等が挙げられる。該無機物担体に
用いることができる好適な金属としては、鉄、アルミニ
ウム、ニッケルなどが挙げられる。具体的にはSi
O2 、Al2 O3 、MgO、ZrO2 、TiO2 、B2
O3 、CaO、ZnO、BaO、ThO2 等またはこれ
らの混合物が挙げられ、SiO 2 −Al2 O3 、SiO
2 −V2 O5 、SiO2 −TiO2 、SiO2 −V2 O
5 、SiO2 −MgO、SiO2 −Cr2 O3 等が挙げ
られる。これらの中でもSiO2 およびAl2 O3 から
なる群から選択された少なくとも1種の成分を主成分と
するものが好ましい。また、有機化合物としては、熱可
塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれも使用でき、具体的に
は、粒子状のポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリ塩化ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、
ポリスチレン、ポリノルボルネン、各種天然高分子およ
びこれらの混合物等が挙げられる。
マー担体は、このまま使用することもできるが、好まし
くは予備処理としてこれらの担体を有機アルミニウム化
合物やAl−O−Al結合を含む変性有機アルミニウム
オキシ化合物などに接触処理させた後に成分a5として
用いることもできる。
量分布および組成分布が比較的狭いため、機械的強度が
強く、ヒートシール性、抗ブロッキング性に優れ、しか
も耐熱性の良い重合体であり、重合時の触媒成分を実質
的に塩素等のハロゲンを含まないものとすると、得られ
る重合体にもこれらハロゲンが含まれず、したがって化
学的安定性、衛生性が優れ、特に食品包装材、医療用包
装材等に有用される。
は、前記触媒の存在下、実質的に溶媒の存在しない気相
重合法、スラリー重合法、溶液重合法等で製造され、実
質的に酸素、水等を断った状態で、ブタン、ペンタン、
ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、シクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素等に例示
される不活性炭化水素溶媒の存在下または不存在下で製
造される。重合条件は特に限定されないが、重合温度は
通常15〜350℃、好ましくは20〜200℃、さら
に好ましくは50〜110℃であり、重合圧力は低中圧
法の場合通常常圧〜70kg/cm2 G、好ましくは常
圧〜20kg/cm2 Gであり、高圧法の場合通常15
00kg/cm2 G以下が望ましい。重合時間は低中圧
法の場合通常3分〜10時間、好ましくは5分〜5時間
程度が望ましい。高圧法の場合、通常1分〜30分、好
ましくは2分〜20分程度が望ましい。また、重合は一
段重合法はもちろん、水素濃度、モノマー濃度、重合圧
力、重合温度、触媒等の重合条件が互いに異なる2段階
以上の多段重合法など特に限定されるものではない。
(共)重合体からなるインフレーションフィルムであっ
て、該フィルム表面の結晶ラメラの集積体からなる同心
円塊の結晶粒径が0.5〜8μm、より好ましくは1〜
7μm、さらに好ましくは2〜5μmの範囲である。こ
の範囲であれば、強度が高く、フィルムの縦(MD)方
向の引裂強度が20Kgf/cm以上、横(TD)方向
の引裂強度が60Kgf/cm以上の強度バランスのよ
いフィルムができ、かつ半透明の遮蔽性の良いフィルム
を得ることが可能となる。上記同心円塊の結晶粒径が
0.5μm未満では、フィルム強度(縦方向が弱くな
り、横方向が強くなる)が低下し、強度バランスも悪く
なる。一方、同心円塊の結晶が8μm以上のものをイン
フレーション成形で成長させることは難しく、とりわけ
生産速度が極端に低下し実用的でない。
ーション成形によりフィルム表面の結晶ラメラ集積体が
フィブリルとなって生長して形成されるものであって、
同心円塊の結晶粒径Lは、走査電子顕微鏡JEOL−T
330A(日本電子(株)製)により測定できる。この
走査顕微鏡は電子線を試料表面に衝突させ、発生する2
次電子を利用するもので、回折した電子を検出すること
により試料表面を画像化するものである。
本発明の密度0912g/cm3 の気相法の特定のエチ
レン−1−ヘキセン共重合体をプラコー製押出機:スク
リュー径55mmφ、ダイス:70mmφ、成形温度1
80℃、フィルム幅:300mm、ブロー比:2.7の
成形条件で成形したインフレーションフィルムを上記の
走査電子顕微鏡で測定した電顕写真(写真1は倍率35
000倍、写真2は倍率5000倍で測定)であり、フ
ィルム表面の結晶ラメラの集積体がフィブリル状に生長
し、同心円状に結晶塊が形成され、粒径がLが本発明の
範囲である0.5〜8μmであることが解る。一方、図
5(写真3)(倍率3500倍)および図6(写真4)
(倍率5000倍)は、市販のチーグラー触媒による密
度0917g/cm3 の気相法のエチレン−1−ヘキセ
ン共重合体(LLDPE)を本発明と同条件で成形して
測定した結果を示したものであり、市販の気相法LLD
PEは粒径Lが100〜300nmと粒径が本発明のも
のより小さいことが解る。
フィルムは、従来のLLDPEフィルムに比較して、結
晶粒径が同心円状で、結晶塊が大きく、フィルム強度が
高いものとなる。また、フィルム内部の微結晶も、結晶
ラメラの集積体がフィブリルとなって生長し、同心円状
塊の粒径も同時に大きくなるので、フィルムの内部ヘイ
ズ値をも大きくすることができる。このような大きな粒
径で、かつ同心円状塊の結晶形態により、ラメラ間を結
ぶタイ分子(tie moulecules)の密度が
高くなり、また、異方性も少なくなることから、縦・横
の強度バランスもよくなるものと考察している。さら
に、該フィルム表面は凹凸であり、フィルムの外部ヘイ
ズが20%以上となり、目的とする遮蔽性の良好なフィ
ルムの提供を可能とするものである。
本発明の目的を損なわない範囲で、必要に応じて帯電防
止剤、酸化防止剤、滑剤、抗ブロッキング剤、防曇剤、
有機あるいは無機系顔料、紫外線防止剤、分散剤などの
公知の添加剤を添加することができる。
般的にはその扱い易さから10〜200μm、好ましく
は30〜100μmの範囲で選択される。
には120〜250℃の温度で押出機によりサーキュラ
ーダイを通して押し出し、空冷式エアーリングより吹き
出す空気に接触させて急冷し、固化させてピンチロール
で引き取った後、枠に巻き取ることにより行なわれる。
該成形条件としては、フィルムの引取速度20〜120
m/分とし、ブローアップ比は2.0〜4.0、好まし
くは2.2〜3.0の範囲で選択される。ブローアップ
比が2.0未満では樹脂の流れに対して垂直な方向(T
D方向)に十分な配向が得られず、樹脂の流れ方向(M
D方向)に結晶ラメラの集積体がフィブリルとなって生
長が急激に増大する。その結果、同心円状塊の結晶が得
られず、その結晶塊の粒径が0.5〜8μmの範囲にす
ることが困難となる。特に、粒径が8μm以上の樹脂の
流れ方向(MD方向)に長い、異方性のある結晶塊とな
り、優れた強度、縦・横の強度バランスを発現すること
ができない。一方、ブローアップ比が4.0を超えると
成形時にバブルの振動が大きくなり、成形安定性が失わ
れる。
ライン高さは100mm〜700mm、好ましくは30
0〜600mmの範囲である。フロストライン高さが、
100mm未満では強い風量の冷却エアーが必要とな
り、成形時のバブルの振動が大きくなり、成形安定性が
失われる。さらには、急冷却のため、同心円状塊の結晶
の粒径が0.5μm以上に生長させることが困難とな
る。また、フィルムの外部ヘイズが20以下となり、遮
光性が低下することになる。フロストライン高さが70
0mmを超えると弱い風量の冷却エアーでバブルが徐冷
されるため、同心円状塊の結晶の粒径を0.5〜8μm
の範囲にすることが困難となる。特に8μm以上の粒径
になり、フィルム表面が粗面化され、ちり、ほこり等の
付着の原因となる。
の方法で重合した。 (固体触媒の調製)窒素下で電磁誘導攪拌機付き触媒調
製器(No.1)に精製トルエンを加え、ついでジプロ
ポキシジクロロジルコニウム(Zr(OPr)2 C
l2 )28gおよびメチルシクロペンタジエン48gを
加え、0℃に系を保持しながらトリデシルアルミニウム
を45gを滴下し、滴下終了後、反応系を50℃に保持
して16時間攪拌した。この溶液をA液とする。次に窒
素下で別の攪拌器付き触媒調製器(No.2)に精製ト
ルエンを加え、前記A溶液と、ついでメチルアルミノキ
サン6.4molのトルエン溶液を添加し反応させた。
これをB液とする。次に、窒素下で攪拌器付き調製器
(No.1)に精製トルエンを加え、ついであらかじめ
400℃で所定時間焼成処理したシリカ(富士デビソン
社製、グレード#952、表面積300m2 /g)14
00gを加えた後、前記B溶液の全量を添加し、室温で
攪拌した。ついで窒素ブローにて溶媒を除去して流動性
の良い固体触媒粉末を得た。これを触媒Cとする。
装置を用い、重合温度70℃、全圧20kgf/cm2
Gでエチレンと1−ブテンあるいは1−ヘキセンの共重
合を行った。前記触媒Cを連続的に供給して重合を行な
い、系内のガス組成を一定に保つため、各ガスを連続的
に供給しながら重合を行った。
分 分子量分布(Mw/Mn)=2.7 組成分布パラメーター(Cb)=1.24 d− 0.008 logMFR=0.912 ODCB可溶分(%)=3.0 <9.8 ×103 ×(0.9300-d+
0.008logMFR)2+2.0 TREFピーク温度=70.3℃、75.1℃、95.
1℃ (A2)エチレン・1−ヘキセン共重合体 密度=0.912g/cm3 、MFR=0.7g/10
分 分子量分布(Mw/Mn)=2.6 組成分布パラメーター(Cb)=1.23 d− 0.008 logMFR=0.913 ODCB可溶分(%)=2.8 <9.8 ×103 ×(0.9300-d+
0.008logMFR)2+2.0 TREFピーク温度=69.7℃、92.1℃ (B)市販のエチレン−1−ヘキセン共重合体(気相
法) 密度0.917g/cm3 、MFR=0.8g/10分
ン成形法により以下の条件でフィルムを成形した。 <成形条件>プラコー製押出機:スクリュー径55mm
φ、ダイス:70mmφ、成形温度:180℃、フィル
ム幅:300mm、ブロー比:2.7、厚み:30μm
外部ヘイズ等を測定した結果を表1に示した。 (試験法) 結晶粒径の測定:走査電子顕微鏡JEOL−T330A
(日本電子(株)製) 引裂強度:JIS P8116 外部ヘイズ:ASTM D1003に準拠して測定し
た。 (外部ヘイズは全ヘイズより内部ヘイズを引いた値に相
当する)
特定の新規エチレン(共)重合体を使用し、フィルム表
面の結晶ラメラの集積体を制御することにより、高い強
度と縦・横方向の強度バランスに優れ、パール状で半透
明性の遮光性に優れたフィルムおよび該フィルムの製造
方法を提供することができたものである。
EF曲線。
なるインフレーションフィルムの電顕写真(倍率350
0倍)。
なるインフレーションフィルムの電顕写真(倍率500
0倍)。
キセン共重合体からなるインフレーションフィルムの電
顕写真(倍率3500倍)。
キセン共重合体からなるインフレーションフィルムの電
顕写真(倍率5000倍)。
Claims (5)
- 【請求項1】 下記(イ)〜(ニ)の要件を満足するエ
チレン(共)重合体からなるインフレーションフィルム
であって、フィルム表面の結晶ラメラの集積体からなる
同心円塊の結晶粒径が0.5〜8μm、フィルムの引裂
強度が、縦(MD)方向で20Kgf/cm以上、横
(TD)方向で60Kgf/cm以上、フィルムの外部
ヘイズが20%以上であることを特徴とするインフレー
ションフィルム。 (イ)密度が0.86〜0.97g/cm3 (ロ)メルトフローレート0.01〜100g/10分 (ハ)分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜5.0 (ニ)組成分布パラメーターCbが2.00以下 - 【請求項2】 下記(イ)〜(ヘ)の要件を満足するエ
チレン(共)重合体からなるインフレーションフィルム
であって、フィルム表面の結晶ラメラの集積体からなる
同心円塊の結晶粒径が0.5〜8μm、フィルムの引裂
強度が、縦(MD)方向で20Kgf/cm以上、横
(TD)方向で60Kgf/cm以上、フィルムの外部
ヘイズが20%以上であることを特徴とするインフレー
ションフィルム。 (イ)密度が0.86〜0.97g/cm3 (ロ)メルトフローレート0.01〜100g/10分 (ハ)分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜5.0 (ニ)組成分布パラメーターCbが1.08〜2.00 (ホ)連続昇温溶出分別法(TREF)による溶出温度
−溶出量曲線のピークが実質的に複数個存在すること (ヘ)25℃におけるオルソジクロロベンゼン(ODC
B)可溶分量X(wt%)と密度d及びMFR(メルト
フローレート)が次の関係を満足すること a)d−0.008 logMFR≧0.93の場合 X<2.0 b)d−0.008 logMFR<0.93の場合 X<9.8 ×103 ×(0.9300−d+0.008 log
MFR)2+2.0 - 【請求項3】 前記エチレン(共)重合体が、少なくと
も共役二重結合を持つ有機環状化合物と周期律表第IV族
の遷移金属化合物を含む触媒の存在下にエチレンまたは
エチレンとα−オレフィンを(共)重合させて得られる
エチレン(共)重合体である請求項1または2に記載の
インフレーションフィルム。 - 【請求項4】 下記(イ)〜(ニ)の要件を満足するエ
チレン(共)重合体を用いて、引取速度を20〜120
m/分、ブローアップ比2〜4、フロストライン100
〜700mmでインフレーションフィルム成形を行なう
ことを特徴とするインフレーションフィルムの製造方
法。 (イ)密度が0.86〜0.97g/cm3 (ロ)メルトフローレート0.01〜100g/10分 (ハ)分子量分布(Mw/Mn)が1.5〜5.0 (ニ)組成分布パラメーターCbが2.00以下 - 【請求項5】 前記エチレン(共)重合体が、少なくと
も共役二重結合を持つ有機環状化合物と周期律表第IV族
の遷移金属化合物を含む触媒の存在下にエチレンまたは
エチレンとα−オレフィンを(共)重合させて得られる
エチレン(共)重合体である請求項4に記載のインフレ
ーションフィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24934696A JP3742157B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | インフレーションフィルムおよび該フィルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24934696A JP3742157B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | インフレーションフィルムおよび該フィルムの製造方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1086218A true JPH1086218A (ja) | 1998-04-07 |
| JP3742157B2 JP3742157B2 (ja) | 2006-02-01 |
Family
ID=17191668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24934696A Expired - Lifetime JP3742157B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | インフレーションフィルムおよび該フィルムの製造方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3742157B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013112797A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Tosoh Corp | 耐ブロッキング性に優れたフィルム |
| JP2018178015A (ja) * | 2017-04-18 | 2018-11-15 | 株式会社プライムポリマー | ポリエチレンフィルム |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP24934696A patent/JP3742157B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JP2018178015A (ja) * | 2017-04-18 | 2018-11-15 | 株式会社プライムポリマー | ポリエチレンフィルム |
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