JPH1086771A - 自動車の車室内における衝撃エネルギ吸収構造 - Google Patents
自動車の車室内における衝撃エネルギ吸収構造Info
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- JPH1086771A JPH1086771A JP8263818A JP26381896A JPH1086771A JP H1086771 A JPH1086771 A JP H1086771A JP 8263818 A JP8263818 A JP 8263818A JP 26381896 A JP26381896 A JP 26381896A JP H1086771 A JPH1086771 A JP H1086771A
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- rib
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 荷重が加わる部位の違いによるエネルギ吸収
のばらつきを少なくすること。 【解決手段】 閉じ断面に形成される構造部材と、この
構造部材のインナパネルから車室内方へ間隔をおいた内
装材と、間隔内に配置される樹脂製のエネルギ吸収材
(40)とを備える、自動車の車室内における衝撃エネ
ルギ吸収構造である。エネルギ吸収材(40)は、構造
部材の長手方向へ伸びる複数の縦リブ(42,42A,
42B)と、これら縦リブと交差する方向へ伸びる複数
の横リブ(44)とによって格子状に形成されている。
複数の縦リブは、1つの横リブを介在して長手方向にお
いて隣り合せに位置する縦リブ(42,42A)相互
が、また縦リブ(42A,42B)相互が千鳥状となる
ように配列されている。
のばらつきを少なくすること。 【解決手段】 閉じ断面に形成される構造部材と、この
構造部材のインナパネルから車室内方へ間隔をおいた内
装材と、間隔内に配置される樹脂製のエネルギ吸収材
(40)とを備える、自動車の車室内における衝撃エネ
ルギ吸収構造である。エネルギ吸収材(40)は、構造
部材の長手方向へ伸びる複数の縦リブ(42,42A,
42B)と、これら縦リブと交差する方向へ伸びる複数
の横リブ(44)とによって格子状に形成されている。
複数の縦リブは、1つの横リブを介在して長手方向にお
いて隣り合せに位置する縦リブ(42,42A)相互
が、また縦リブ(42A,42B)相互が千鳥状となる
ように配列されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車室内にお
ける衝撃エネルギ吸収構造に関し、特に、閉じ断面構造
の構造部材と、この構造部材のインナパネルから車室内
方へエネルギ吸収に必要な間隔をおいて配置される内装
材と、前記間隔内に配置される樹脂製の格子状のエネル
ギ吸収材とを備える衝撃エネルギ吸収構造に関する。
ける衝撃エネルギ吸収構造に関し、特に、閉じ断面構造
の構造部材と、この構造部材のインナパネルから車室内
方へエネルギ吸収に必要な間隔をおいて配置される内装
材と、前記間隔内に配置される樹脂製の格子状のエネル
ギ吸収材とを備える衝撃エネルギ吸収構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車体のピラーのインナパネルから車室内
方へエネルギ吸収に必要な間隔をおいてピラーガーニッ
シュを配置し、前記間隔内に樹脂製の格子状エネルギ吸
収材を配置した衝撃エネルギ吸収構造が提案されている
(特開平8-119047号公報の特に図17〜図27)。この
衝撃エネルギ吸収構造によれば、エネルギ吸収材が縦リ
ブ及び横リブを有する樹脂製の格子状のものであるた
め、材料を選定することにより、また縦リブや横リブの
数量、厚み、高さ、縦リブと横リブとの接合部の形状な
どを選定することにより、所望のエネルギ吸収特性を有
する衝撃エネルギ吸収構造を設計できるため、設計の自
由度が高く、自動車に組み付けた後には理想的な又はこ
れに近いエネルギ吸収特性の発現が期待できる。
方へエネルギ吸収に必要な間隔をおいてピラーガーニッ
シュを配置し、前記間隔内に樹脂製の格子状エネルギ吸
収材を配置した衝撃エネルギ吸収構造が提案されている
(特開平8-119047号公報の特に図17〜図27)。この
衝撃エネルギ吸収構造によれば、エネルギ吸収材が縦リ
ブ及び横リブを有する樹脂製の格子状のものであるた
め、材料を選定することにより、また縦リブや横リブの
数量、厚み、高さ、縦リブと横リブとの接合部の形状な
どを選定することにより、所望のエネルギ吸収特性を有
する衝撃エネルギ吸収構造を設計できるため、設計の自
由度が高く、自動車に組み付けた後には理想的な又はこ
れに近いエネルギ吸収特性の発現が期待できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、次のような
問題があるため、実際に得られるエネルギ吸収特性はば
らついたものとなっている。従来の格子状のエネルギ吸
収材10は、図5に示すように、ピラーの長手方向へ伸
びる複数の縦リブ11と、縦リブ11と交差する方向へ
伸びる複数の横リブ12とを有する。各縦リブ11は1
つの平面に含まれ、各横リブ12は1つの平面に含まれ
ている。そのため、縦リブ11と横リブ12とがそれぞ
れ交差する隅部13では、この回りに2つのリブ部があ
り、側端にある縦リブ11又は上端若しくは下端にある
横リブ12の中間の端部14では、この回りに3つのリ
ブ部があり、さらに、側端や上端、下端以外の交差部1
5では、この回りに4つのリブ部がある結果となってい
る。
問題があるため、実際に得られるエネルギ吸収特性はば
らついたものとなっている。従来の格子状のエネルギ吸
収材10は、図5に示すように、ピラーの長手方向へ伸
びる複数の縦リブ11と、縦リブ11と交差する方向へ
伸びる複数の横リブ12とを有する。各縦リブ11は1
つの平面に含まれ、各横リブ12は1つの平面に含まれ
ている。そのため、縦リブ11と横リブ12とがそれぞ
れ交差する隅部13では、この回りに2つのリブ部があ
り、側端にある縦リブ11又は上端若しくは下端にある
横リブ12の中間の端部14では、この回りに3つのリ
ブ部があり、さらに、側端や上端、下端以外の交差部1
5では、この回りに4つのリブ部がある結果となってい
る。
【0004】前記した隅部13や端部14は本来荷重が
加わる可能性の少ない所であり、荷重は主として交差部
15やリブ部の何もない中間部に加わる。インナパネル
16とピラーガーニッシュ17との間に配置したエネル
ギ吸収材10に荷重が加わる状態を模式的に示す図6及
び図7を参照すると、被衝撃体18が車室外方Aへ向く
所定以上の荷重を受け、図6の(a)のように交差部1
5においてエネルギ吸収材10と干渉するとき、交差部
15の回りの4つのリブ部19が図6の(b)のように
変形してエネルギ吸収する。このときの変形はリブ部の
座屈又は破断(せん断)であり、変形形態として好まし
いとされている。これに対し、図7の(a)に示すよう
に、被衝撃体18が交差部15と端部14との間のリブ
なしの中間部において車室外方Aへ向く所定以上の荷重
を受けてエネルギ吸収材10と干渉するとき、交差部1
5の回りのリブ部19や端部14の回りのリブ部19が
図7の(b)のように曲げ変形又は引っ張り変形し、リ
ブ部の一部が座屈又は破断(せん断)変形する。曲げ変
形又は引っ張り変形の破断強度は、座屈又は破断(せん
断)変形の破断強度とは異なるため、エネルギ吸収に差
が生じている。
加わる可能性の少ない所であり、荷重は主として交差部
15やリブ部の何もない中間部に加わる。インナパネル
16とピラーガーニッシュ17との間に配置したエネル
ギ吸収材10に荷重が加わる状態を模式的に示す図6及
び図7を参照すると、被衝撃体18が車室外方Aへ向く
所定以上の荷重を受け、図6の(a)のように交差部1
5においてエネルギ吸収材10と干渉するとき、交差部
15の回りの4つのリブ部19が図6の(b)のように
変形してエネルギ吸収する。このときの変形はリブ部の
座屈又は破断(せん断)であり、変形形態として好まし
いとされている。これに対し、図7の(a)に示すよう
に、被衝撃体18が交差部15と端部14との間のリブ
なしの中間部において車室外方Aへ向く所定以上の荷重
を受けてエネルギ吸収材10と干渉するとき、交差部1
5の回りのリブ部19や端部14の回りのリブ部19が
図7の(b)のように曲げ変形又は引っ張り変形し、リ
ブ部の一部が座屈又は破断(せん断)変形する。曲げ変
形又は引っ張り変形の破断強度は、座屈又は破断(せん
断)変形の破断強度とは異なるため、エネルギ吸収に差
が生じている。
【0005】本発明は、荷重が加わる部位の違いによる
エネルギ吸収のばらつきを少なくすることができる、自
動車の車室内における衝撃エネルギ吸収構造を提供す
る。
エネルギ吸収のばらつきを少なくすることができる、自
動車の車室内における衝撃エネルギ吸収構造を提供す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、アウタパネル
及びインナパネルによって閉じ断面構造に形成される構
造部材と、前記インナパネルから車室内方へエネルギ吸
収に必要な間隔をおいて配置される内装材と、前記間隔
内に配置される樹脂製のエネルギ吸収材とを備える、自
動車の車室内における衝撃エネルギ吸収構造である。前
記エネルギ吸収材は、前記構造部材の実質的に長手方向
へ伸びる複数の縦リブと、これら縦リブと交差する方向
へ伸びる複数の横リブとによって格子状に形成されてい
る。前記複数の縦リブと前記複数の横リブとは、1つの
前記横リブを介在して前記長手方向において隣り合せに
位置する縦リブ相互が千鳥状となるように配列される
か、又は1つの前記縦リブを介在して前記長手方向に交
差する方向において隣り合せに位置する横リブ相互が千
鳥状となるように配列される。
及びインナパネルによって閉じ断面構造に形成される構
造部材と、前記インナパネルから車室内方へエネルギ吸
収に必要な間隔をおいて配置される内装材と、前記間隔
内に配置される樹脂製のエネルギ吸収材とを備える、自
動車の車室内における衝撃エネルギ吸収構造である。前
記エネルギ吸収材は、前記構造部材の実質的に長手方向
へ伸びる複数の縦リブと、これら縦リブと交差する方向
へ伸びる複数の横リブとによって格子状に形成されてい
る。前記複数の縦リブと前記複数の横リブとは、1つの
前記横リブを介在して前記長手方向において隣り合せに
位置する縦リブ相互が千鳥状となるように配列される
か、又は1つの前記縦リブを介在して前記長手方向に交
差する方向において隣り合せに位置する横リブ相互が千
鳥状となるように配列される。
【0007】
【作用および効果】車室外方へ向く所定以上の荷重が内
装材を経て加わるとき、縦リブ相互が千鳥状であるか、
又は横リブ相互が千鳥状であり、見掛けのリブピッチが
小さくなっているため、荷重は縦リブと横リブとが交差
する箇所においてエネルギ吸収材に加わるようになる。
これによって、荷重が加わる箇所の回りの3つのリブ部
が実質的に座屈又は破断(せん断)変形する。
装材を経て加わるとき、縦リブ相互が千鳥状であるか、
又は横リブ相互が千鳥状であり、見掛けのリブピッチが
小さくなっているため、荷重は縦リブと横リブとが交差
する箇所においてエネルギ吸収材に加わるようになる。
これによって、荷重が加わる箇所の回りの3つのリブ部
が実質的に座屈又は破断(せん断)変形する。
【0008】縦リブ相互のリブピッチ又は横リブ相互の
リブピッチが従来のものと同じであっても、見掛けのリ
ブピッチが小さくなっている結果、縦リブと横リブとの
交差箇所を多くすることができる。したがって、荷重が
どの方向から加わっても、またどの部位に加わっても、
エネルギ吸収材の縦リブと横リブとが交差する箇所で実
質的に荷重を受け止め、エネルギ吸収材の3つのリブ部
の座屈又は破断(せん断)によってエネルギ吸収できる
ため、荷重の方向や荷重の加わる部位の違いによるエネ
ルギ吸収のばらつきを少なくすることができる。
リブピッチが従来のものと同じであっても、見掛けのリ
ブピッチが小さくなっている結果、縦リブと横リブとの
交差箇所を多くすることができる。したがって、荷重が
どの方向から加わっても、またどの部位に加わっても、
エネルギ吸収材の縦リブと横リブとが交差する箇所で実
質的に荷重を受け止め、エネルギ吸収材の3つのリブ部
の座屈又は破断(せん断)によってエネルギ吸収できる
ため、荷重の方向や荷重の加わる部位の違いによるエネ
ルギ吸収のばらつきを少なくすることができる。
【0009】荷重が加わる箇所の回りの3つのリブ部を
座屈又は破断(せん断)させることができるため、リブ
厚を大きくすることが可能である。これによって、エネ
ルギ吸収材の成形性を向上できる。また、縦リブと横リ
ブとの交差箇所で実質的に荷重を受けることで全体のエ
ネルギ吸収量を高めうるため、エネルギ吸収に必要な変
位量を小さくすることが可能であり、省スペースを図る
ことができる。
座屈又は破断(せん断)させることができるため、リブ
厚を大きくすることが可能である。これによって、エネ
ルギ吸収材の成形性を向上できる。また、縦リブと横リ
ブとの交差箇所で実質的に荷重を受けることで全体のエ
ネルギ吸収量を高めうるため、エネルギ吸収に必要な変
位量を小さくすることが可能であり、省スペースを図る
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】エネルギ吸収材は、ポリプロピレ
ンその他の硬質樹脂を成形して作ることができるもの
で、ピラーのような構造部材の実質的に長手方向へ伸び
る複数の縦リブと、これら縦リブと交差する方向へ伸び
る複数の横リブとによって格子状に形成される。エネル
ギ吸収材は内装材とは別個に形成することが好ましい。
成形に際し、1つの横リブを介在して長手方向において
隣り合せに位置する縦リブ相互が千鳥状となるように配
列するか、又は1つの縦リブを介在して長手方向に交差
する方向において隣り合せに位置する横リブ相互が千鳥
状となるように配列する。ここで、千鳥状とは、1つの
リブとこのリブに隣り合せて位置する別のリブとが間隔
をおいた別々の面に含まれる関係をいう。リブの厚みは
1 〜3 mmに定めることができる。構造部材に対面する部
位での縦リブ相互の間隔は10〜30mmとすることができ、
横リブ相互の間隔は10〜30mmとすることができる。前記
間隔を保ちつつ、1つの列のリブに対してこのリブに隣
り合せて位置する別の列のリブを前記間隔の半分だけず
らして千鳥状とする。
ンその他の硬質樹脂を成形して作ることができるもの
で、ピラーのような構造部材の実質的に長手方向へ伸び
る複数の縦リブと、これら縦リブと交差する方向へ伸び
る複数の横リブとによって格子状に形成される。エネル
ギ吸収材は内装材とは別個に形成することが好ましい。
成形に際し、1つの横リブを介在して長手方向において
隣り合せに位置する縦リブ相互が千鳥状となるように配
列するか、又は1つの縦リブを介在して長手方向に交差
する方向において隣り合せに位置する横リブ相互が千鳥
状となるように配列する。ここで、千鳥状とは、1つの
リブとこのリブに隣り合せて位置する別のリブとが間隔
をおいた別々の面に含まれる関係をいう。リブの厚みは
1 〜3 mmに定めることができる。構造部材に対面する部
位での縦リブ相互の間隔は10〜30mmとすることができ、
横リブ相互の間隔は10〜30mmとすることができる。前記
間隔を保ちつつ、1つの列のリブに対してこのリブに隣
り合せて位置する別の列のリブを前記間隔の半分だけず
らして千鳥状とする。
【0011】構造部材はアウタパネル及びインナパネル
によって閉じ構造に形成されるフロントピラー、センタ
ピラー、リヤピラーの他、ルーフサイドレールであり、
内装材はピラーガーニッシュ又は天井トリムである。内
装材は構造部材のインナパネルから10〜30mmのエネルギ
吸収に必要な間隔をおいて配置され、エネルギ吸収材が
前記間隔内に配置される。
によって閉じ構造に形成されるフロントピラー、センタ
ピラー、リヤピラーの他、ルーフサイドレールであり、
内装材はピラーガーニッシュ又は天井トリムである。内
装材は構造部材のインナパネルから10〜30mmのエネルギ
吸収に必要な間隔をおいて配置され、エネルギ吸収材が
前記間隔内に配置される。
【0012】
【実施例】自動車の車室内における衝撃エネルギ吸収構
造は、水平の仮想面で切断した断面を示す図4を参照す
ると、アウタパネル30及びインナパネル32によって
閉じ断面構造に形成される構造部材34と、インナパネ
ル32から車室内方へエネルギ吸収に必要な間隔36を
おいて配置される内装材38と、間隔36内に配置され
る樹脂製のエネルギ吸収材40とを備える。構造部材3
4は、図示の実施例ではフロントピラーであり、内装材
40はピラーガーニッシュである。
造は、水平の仮想面で切断した断面を示す図4を参照す
ると、アウタパネル30及びインナパネル32によって
閉じ断面構造に形成される構造部材34と、インナパネ
ル32から車室内方へエネルギ吸収に必要な間隔36を
おいて配置される内装材38と、間隔36内に配置され
る樹脂製のエネルギ吸収材40とを備える。構造部材3
4は、図示の実施例ではフロントピラーであり、内装材
40はピラーガーニッシュである。
【0013】エネルギ吸収材40は、構造部材34の実
質的に長手方向へ伸びる複数の縦リブ42と、これら縦
リブ42と交差する方向へ伸びる複数の横リブ44とに
よって格子状に、内装材38とは別個に形成されてい
る。このように、別個に形成することによって、材料の
選択の自由度の他、縦リブ42や横リブ44の傾斜の向
きなどを選定する自由度を高めることができる。横リブ
44は、たとえば、横リブ44が縦リブ42に実質的に
直交するように、又はエネルギ吸収材40を傾斜するフ
ロントピラーに組み付けたとき、横リブ44が実質的に
水平となるように縦リブ42と交差させることができ
る。図示の実施例では、構造部材34がフロントピラー
であるため、フロントピラーの前方にあるウインドシー
ルドガラス46の近傍では車室外方へ向く所定以上の荷
重が加わりにくいのに対して、オープニングトリム48
の側では荷重が加わることから、エネルギ吸収材40は
ウインドシールドガラス46の近傍には配置されていな
い。
質的に長手方向へ伸びる複数の縦リブ42と、これら縦
リブ42と交差する方向へ伸びる複数の横リブ44とに
よって格子状に、内装材38とは別個に形成されてい
る。このように、別個に形成することによって、材料の
選択の自由度の他、縦リブ42や横リブ44の傾斜の向
きなどを選定する自由度を高めることができる。横リブ
44は、たとえば、横リブ44が縦リブ42に実質的に
直交するように、又はエネルギ吸収材40を傾斜するフ
ロントピラーに組み付けたとき、横リブ44が実質的に
水平となるように縦リブ42と交差させることができ
る。図示の実施例では、構造部材34がフロントピラー
であるため、フロントピラーの前方にあるウインドシー
ルドガラス46の近傍では車室外方へ向く所定以上の荷
重が加わりにくいのに対して、オープニングトリム48
の側では荷重が加わることから、エネルギ吸収材40は
ウインドシールドガラス46の近傍には配置されていな
い。
【0014】エネルギ吸収材は、斜視状態を示す図1又
は図2の形態で形成することができる。図1の実施例で
は、エネルギ吸収材40の複数の縦リブ42,42A,
42Bと複数の横リブ44とは、1つの横リブ44を介
在して長手方向において隣り合せに位置する縦リブ4
2,42A相互が、さらに縦リブ42A,42B相互が
千鳥状となるように配列されている。すなわち、1つの
縦リブ42は1つの面に含まれ、隣り合せに位置する別
の1つの縦リブ42Aは縦リブ42とは異なる別の1つ
の面に含まれている。同様に、1つの縦リブ42Aと隣
り合せに位置する別の1つの縦リブ42Bとは異なる面
に含まれている。この場合、縦リブ42と縦リブ42B
とが同じ面に含まれる関係にあってもよく、異なる面に
含まれる関係にあってもよい。この実施例では、各横リ
ブ44は1つの面に含まれている。
は図2の形態で形成することができる。図1の実施例で
は、エネルギ吸収材40の複数の縦リブ42,42A,
42Bと複数の横リブ44とは、1つの横リブ44を介
在して長手方向において隣り合せに位置する縦リブ4
2,42A相互が、さらに縦リブ42A,42B相互が
千鳥状となるように配列されている。すなわち、1つの
縦リブ42は1つの面に含まれ、隣り合せに位置する別
の1つの縦リブ42Aは縦リブ42とは異なる別の1つ
の面に含まれている。同様に、1つの縦リブ42Aと隣
り合せに位置する別の1つの縦リブ42Bとは異なる面
に含まれている。この場合、縦リブ42と縦リブ42B
とが同じ面に含まれる関係にあってもよく、異なる面に
含まれる関係にあってもよい。この実施例では、各横リ
ブ44は1つの面に含まれている。
【0015】図2の実施例では、エネルギ吸収材50の
複数の縦リブ52と複数の横リブ54,54Aとは、1
つの縦リブ52を介在して長手方向に交差する方向にお
いて隣り合せに位置する横リブ54,54A相互が千鳥
状となるように配列されている。すなわち、1つの横リ
ブ54は1つの面に含まれ、隣り合せに位置する別の1
つの横リブ54Aは横リブ54とは異なる別の1つの面
に含まれている。この実施例では、各縦リブ52は1つ
の面に含まれている。
複数の縦リブ52と複数の横リブ54,54Aとは、1
つの縦リブ52を介在して長手方向に交差する方向にお
いて隣り合せに位置する横リブ54,54A相互が千鳥
状となるように配列されている。すなわち、1つの横リ
ブ54は1つの面に含まれ、隣り合せに位置する別の1
つの横リブ54Aは横リブ54とは異なる別の1つの面
に含まれている。この実施例では、各縦リブ52は1つ
の面に含まれている。
【0016】図1の形態とすることによって、エネルギ
吸収材40の縦リブと横リブとの接合部は、隅部60を
除いて3つのリブ部が交差する。図2の形態でも同様で
ある。その結果、車室外方Aへ向く所定以上の荷重が3
つのリブ部が交差する箇所61に加わるとき、図3に示
すように、この箇所61の回りの3つのリブ部61A,
61B,61Cが座屈又はせん断変形する。所定以上の
荷重がたとえば、2つの縦リブ42Bと2つの横リブ4
4との間の中間箇所62に加わるとき、横リブ44を介
在して縦リブ42Bと隣り合せて位置する縦リブ42A
が縦リブ42Bのリブピッチを短くするように存在し、
この縦リブ42Aが荷重を受けるようになるため、結
局、荷重が中間箇所62に加わるときも実質的に3つの
リブ部が座屈又は破断(せん断)変形する。図2の形態
の作用は図1のものと同じである。
吸収材40の縦リブと横リブとの接合部は、隅部60を
除いて3つのリブ部が交差する。図2の形態でも同様で
ある。その結果、車室外方Aへ向く所定以上の荷重が3
つのリブ部が交差する箇所61に加わるとき、図3に示
すように、この箇所61の回りの3つのリブ部61A,
61B,61Cが座屈又はせん断変形する。所定以上の
荷重がたとえば、2つの縦リブ42Bと2つの横リブ4
4との間の中間箇所62に加わるとき、横リブ44を介
在して縦リブ42Bと隣り合せて位置する縦リブ42A
が縦リブ42Bのリブピッチを短くするように存在し、
この縦リブ42Aが荷重を受けるようになるため、結
局、荷重が中間箇所62に加わるときも実質的に3つの
リブ部が座屈又は破断(せん断)変形する。図2の形態
の作用は図1のものと同じである。
【図1】本発明に係る自動車の車室内における衝撃エネ
ルギ吸収構造に使用するエネルギ吸収材の実施例の一部
を示す斜視図である。
ルギ吸収構造に使用するエネルギ吸収材の実施例の一部
を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る自動車の車室内における衝撃エネ
ルギ吸収構造に使用するエネルギ吸収材の別の実施例の
一部を示す斜視図である。
ルギ吸収構造に使用するエネルギ吸収材の別の実施例の
一部を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る自動車の車室内における衝撃エネ
ルギ吸収構造の作用を示す模式図である。
ルギ吸収構造の作用を示す模式図である。
【図4】本発明に係る自動車の車室内における衝撃エネ
ルギ吸収構造の実施例の水平の仮想面で切断した断面図
である。
ルギ吸収構造の実施例の水平の仮想面で切断した断面図
である。
【図5】従来の自動車の車室内における衝撃エネルギ吸
収構造に使用するエネルギ吸収材の一部を示す斜視図で
ある。
収構造に使用するエネルギ吸収材の一部を示す斜視図で
ある。
【図6】従来の自動車の車室内における衝撃エネルギ吸
収構造の作用を示す模式図で、(a)は変形前を、
(b)は変形後を示している。
収構造の作用を示す模式図で、(a)は変形前を、
(b)は変形後を示している。
【図7】従来の自動車の車室内における衝撃エネルギ吸
収構造の作用を示す模式図で、(a)は変形前を、
(b)は変形後を示している。
収構造の作用を示す模式図で、(a)は変形前を、
(b)は変形後を示している。
30 アウタパネル 32 インナパネル 34 構造部材(フロントピラー) 36 間隔 38 内装材(ピラーガーニッシュ) 40,50 エネルギ吸収材 42,42A,42B,52 縦リブ 44,54,54A 横リブ
Claims (1)
- 【請求項1】 アウタパネル及びインナパネルによって
閉じ断面構造に形成される構造部材と、前記インナパネ
ルから車室内方へエネルギ吸収に必要な間隔をおいて配
置される内装材と、前記間隔内に配置される樹脂製のエ
ネルギ吸収材とを備える、自動車の車室内における衝撃
エネルギ吸収構造であって、 前記エネルギ吸収材は、前記構造部材の実質的に長手方
向へ伸びる複数の縦リブと、これら縦リブと交差する方
向へ伸びる複数の横リブとによって格子状に形成されて
おり、前記複数の縦リブと前記複数の横リブとは、1つ
の前記横リブを介在して前記長手方向において隣り合せ
に位置する縦リブ相互が千鳥状となるように配列される
か、又は1つの前記縦リブを介在して前記長手方向に交
差する方向において隣り合せに位置する横リブ相互が千
鳥状となるように配列された、自動車の車室内における
衝撃エネルギ吸収構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8263818A JPH1086771A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 自動車の車室内における衝撃エネルギ吸収構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8263818A JPH1086771A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 自動車の車室内における衝撃エネルギ吸収構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1086771A true JPH1086771A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17394670
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8263818A Pending JPH1086771A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 自動車の車室内における衝撃エネルギ吸収構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1086771A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6315350B1 (en) | 1999-01-14 | 2001-11-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Impact energy absorbing structure in upper portion of motor vehicle body |
| US20220097499A1 (en) * | 2020-09-25 | 2022-03-31 | Brose Fahrzeugteile SE & Co. Kommanditgesellschaft, Coburg | Component provided for energy absorption |
-
1996
- 1996-09-13 JP JP8263818A patent/JPH1086771A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6315350B1 (en) | 1999-01-14 | 2001-11-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Impact energy absorbing structure in upper portion of motor vehicle body |
| US20220097499A1 (en) * | 2020-09-25 | 2022-03-31 | Brose Fahrzeugteile SE & Co. Kommanditgesellschaft, Coburg | Component provided for energy absorption |
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