JPH1087548A - 1,3−シクロヘキサンジオン化合物の新規製造法 - Google Patents

1,3−シクロヘキサンジオン化合物の新規製造法

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JPH1087548A
JPH1087548A JP9207539A JP20753997A JPH1087548A JP H1087548 A JPH1087548 A JP H1087548A JP 9207539 A JP9207539 A JP 9207539A JP 20753997 A JP20753997 A JP 20753997A JP H1087548 A JPH1087548 A JP H1087548A
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Varadaraj Elango
エランゴ バラダラズ
Rajagopal Sakamuri
サカムリ ラジャゴパル
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Hoechst Celanese Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/006Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by hydrogenation of aromatic hydroxy compounds

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1,3−シクロヘキサンジオン化合物の新規
な製造法を提供する。 【解決手段】 レゾルシノール等の1,3−ジヒドロキ
シベン化合物を金属触媒の存在下に水素供与体により還
元し、次いでこれを酸により中和して1,3−シクロヘ
キサンジオン化合物を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は1,3−シクロヘキ
サンジオン化合物の新規な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1,3−シクロヘキサンジオン(CH
D)及びその置換誘導体は(1,3−シクロヘキサンジ
オン化合物と称する)は種々の医薬及び農薬生成物の製
造に有用である。伝統的にCHD化合物の製造は種々の
方法で達成された。たとえば1つの方法は独国特許第
2,749,437号(スタミカーボン)、及び米国特
許第3,922,307号、第3,932,510号及
び第4,028,417号(ヘキスト アー ゲー)に
記載されているエチル又はメチル5−オキシヘキサノエ
ートのアルカリ性環化である。他の方法は種々の条件下
でのラネーニッケルを使用するレゾルシノール及びその
誘導体(1,3−ジヒドロキシベンゼン化合物と称す
る)の水素化である。これらの例として次の文献に記載
されているものがあげられる。Thompron,R.
B.Organic Synthesis,Coll.
Vol.3:278(1955);欧州特許出願33
1,422(三井石油化学);GrobらのHelv.
Chem.Acta.48(4):799(196
5);欧州特許出願219,282(住友化学)(担体
上のルテニウム及びロジウムのような他の触媒の作用も
記載されている);MeehらのJ.Chem.So
c.,811(1953);KuhnらのAnn.61
1:57(1958);米国特許第2,829,166
号;米国特許第3,067,810号;Meklerら
のOrganic Synthesis,Coll.V
ol.41:56(1961);及びTamalenら
のJ.Am.Chem.Soc.,78:4405(1
956)。上記の文献のすべては高圧およびアルカリ性
の条件を使用して1,3−ジヒドロキシベンゼン化合物
の還元を行なうことを述べている。
【0003】CHD化合物を製造する更に別の方法は、
貴金属触媒を使用して圧力下にアルカリ条件下で水素ガ
スを使用する1,3−ジヒドロキシベンゼン化合物の水
素化である。次の文献を参照されたい。Eschらの
J.Am.Pharm.Assoc.Sience E
d.49:786(1960)、これはアルカリ中での
Rh/Al2 3 及びPd/Cの使用を教示している;
SmithらのJ.Am.Chem.Soc.83:2
739(1961)、これはアルカリでの5%Rh/A
2 3 の使用を教示している;及びMokotoff
らのJ.Org.Chem.39:409(197
4)、これは55ポンド/平方インチ(ゲージ)の圧力
でアルカリ中で5%Rh/Al2 3 を使用して3,5
−ジヒドロキシフェニル酢酸を水素化することを教示し
ている。
【0004】然し、これの方法のうちで満足すべきもの
はなく、それぞれの方法は1以上の望ましからざる結果
に悩ませられた。これらの望ましからざる結果として次
のものがあげられる。望ましくない副生物の生成;低収
率でのみCHDの取得;良好な品質のCHDを単離する
ための更なる精製工程の必要性;及び強塩基および高圧
反応条件の使用の必要性。従って、これらの問題を克服
する1,3−シクロヘキサンジオン化合物の別の製造法
の必要性が依然として存在する。
【0005】一般に、接触移動水素化/加水素分解は有
機化学において有用である。一般に次の文献を参照され
たい。JohnstoneらのChem.Rev.,8
5:129−170(1985);Rajagopal
らのJ.Org.Chem.60:1347−1355
(1995);Rajagopalらの“Cataly
tic Transfer Hydrogenatio
n and Hydrogenolysis by F
ormic Acid and Its Salt
s”,PEPTIDES−Design,Synthe
sis and Biological Actiri
ty(Birkhauser,Boston1994)
Basavaら(編集者)pages 11−26;H
odgesら(編集者)のPEPTIDES−Chem
istry,Structureand Biolog
y,(ESCOM,Leiden 1994),Raj
agopalらの報文、pages 190−192,
“Mechanisticstudies on th
e hydrodeclorination reac
tion using sodium formate
catalytic transfer hydro
genation”;及びBurliらの“Hydro
gen Transfer Reduction of
Nitro Aromatic Compound
s”,Specialty Chemicals,13
(6);346−348(1993)。然し、このよう
な術はレゾルシノールからの1,3−シクロヘキサンジ
オンの製造の問題に応用されることはなかった。
【0006】分子状水素を使用する接触還元との比較に
おいて、移動水素化は多くの利点をもつ。分子状水素は
かなりな危険を示すので、これを回避することが、特に
大規模で使用するとき、望ましい。圧力装置の代りに通
常の反応器を使用するのが更に有利であり、すぐれた収
率及び選択率を得るのが有利である。
【0007】この問題を解決する試みにおいて、1,3
−シクロヘキサンジオン化合物それ自体は不安定である
ことに注目すべきである。それは通常空気への露出で劣
化し、短時間しか貯蔵することができず、触媒の存在下
で高温で自己縮合生成物を与える傾向が増大する。1,
3−シクロヘキサンジオン化合物の貯蔵は不活性雰囲気
下にあることが好ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は1,3−シク
ロヘキサンジオン化合物の新規製造法に関する。接触移
動水素化を使用することによって過酷な反応条件の必要
なしにすぐれた収率及び純度で1,3−シクロヘキサン
ジオン化合物を製造する技術が発見された。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は1,3−ジヒド
ロキシベンゼン化合物を(a)白金、パラジウム、ロジ
ウム及びルテニウムからなる群から選ばれた金属触媒及
び(b)溶媒の存在下に水素供与体で還元して対応する
1,3−ジケトン化合物の塩を製造し、次いで該ジケト
ンを酸で中和して対応する1,3−シクロヘキサンジオ
ン化合物に変換する移動水素化法からなることを特徴と
する1,3−シクロヘキサンジオン化合物の製造法であ
る。
【0010】本発明で得られる1,3−シクロヘキサン
ジオン化合物は典型的には式Iをもつ。
【0011】
【化5】
【0012】ただしR、R1 、R2 及びR3 のそれぞれ
は水素;C1 −C6 アルキル(好ましくはメチル、エチ
ル、プロピル);C3 −C6 環状アルキル;C1 −C6
アルコキシ(好ましくはメトキシ及びエトキシ);フル
オロ;トリフルオロメチル;−(CH2 n −COOR
5 (nは0−6でR5 はH又はC1 −C6 アルキル);
及びフェニルからなる群から独立にえらばれる基であ
り、該基は本発明の還元法に不活性な置換基(たとえば
上記のR、R1 、R2 及びR3 からえらばれた置換基)
によって置換されていてもよい。
【0013】本発明の方法は次の反応式Iによって表す
ことができる。
【0014】
【化6】
【0015】式IIの化合物を使用して式Iの化合物を
得ることができる。ただし式II中のR、R1 、R2
びR3 は前記のとおりである。
【0016】本発明の反応に好ましく使用される水素供
与体は、C3 −C6 二級アルコール(たとえばイソプロ
パノール)、シクロヘキセン、ヒドラジン、ホスフィン
酸、ナトリウムハイポホスファイト、カリウムハイポホ
スファイト、インドリン、ギ酸、及びギ酸塩(アンモニ
ア、トリエチルアミン、アルカリ又はアルカリ土類元素
から誘導される、特にナトリウム及びカリウムから誘導
される)からなる群からえらばれる。水素供与体の中
で、ギ酸およびその塩が好ましく、ギ酸ナトリウム及び
ギ酸アンモニウムが更に好ましい。ギ酸またはその塩の
使用は環境上やさしいCO2 を副生物として与え、そし
て水素の寄与は非可逆的である。反応試剤(式IIの化
合物及び水素供与体)は等モル量で混合することがで
き、又は水素供与体は過剰に使用することができる。好
ましくは、やや過剰の、代表的に5〜25モル過剰の、
最も好ましくは5〜15モル%過剰の水素供与体を使用
して反応を駆動し完了させる。
【0017】触媒は、担体付きの又は担体のない、いず
れかの通常の水素化−脱水素化触媒でありうる。このよ
うな触媒の例はルテニウム、ロジウム、白金、及びパラ
ジウムからなる群からえらばれた金属触媒である。触媒
の担体として炭素、アルミナ、シリカ、シリカ−アルミ
ナ、粘土、ゼオライトなどをあげることができる。好ま
しくは担体付き金属触媒、最も好ましくは炭素上のパラ
ジウムを触媒量で本発明に使用する。触媒担体上の金属
の濃度は広い範囲で変わりうるが、代表的に3〜20
%、好ましくは3〜5%の触媒担体上の金属触媒が使用
される。担体上の金属触媒は、使用する式IIの化合物
の量を基準にして、約0.001〜20重量%、好まし
くは約0.1〜10重量%の量で使用される。
【0018】反応に好適な溶媒は水、C1 −C6 アルコ
ール、及び反応条件に不活性なすべての溶媒である。好
ましくは、水またはアルコール、またはそれらの混合物
が使用される。好適なアルコール溶媒としてメタノー
ル、エタノール、イソプロパノールなどがあげられる。
アルコール/水混合物として1:10〜10:1の範囲
のアルコール:水の比をもつものがあげられる。溶媒は
式IIの化合物の1部当たり約1.0〜10.0部、好
ましくは約1.0〜4.0部の比で使用される。
【0019】反応は酸性からアルカリ性までの条件下
で、たとえば4〜14の好ましくは5〜11の、最も好
ましくは5〜9のpHで、行われる。反応はpHを保つ
ために水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、及び重炭酸カ
リウムからなる群からえらばれた塩基の添加を任意に含
むことができる。有効な反応温度は約10℃〜約100
℃、好ましくは約20℃〜約70℃であるが、溶媒の沸
点に応じてより高温を使用することができる。反応は式
IIの化合物の殆どが、HPLC又はガスクロマトグラ
フが示すように、消費されるまで、代表的に進行させら
れる。
【0020】式IIの出発物質の殆どが消費(約98
%)されたとき、反応混合物を濾過などの通常の手段に
よって触媒から分離する。反応混合物を次いでHCl及
びH2SO4 などの鉱酸で好ましくはHClでpHが少
なくとも3に低下するまで中和して式Iの化合物を作
る。通常の分離手段、たとえば遠心分離、クロマトグラ
フ分離又は結晶化とこれに続く濾過、を利用して式II
の化合物を単離することができる。好ましくは結晶化と
これに続く濾過が使用される。
【0021】特に好ましい態様の一つは次の反応式II
によって示される。
【0022】
【化7】
【0023】1,3−シクロヘキサンジオンは、レゾル
シノールを水中のギ酸ナトリウムと、水中の炭素上の5
%パラジウムを使用して5−11のpHで混合すること
によって製造される。ギ酸ナトリウムを1.0−1.2
5モル当量の量で、Pd/C触媒の0.5−10重量%
(更に好ましくは1−5%)と共に加え、反応温度40
−70℃で1−15時間反応させる。反応の完了後に、
触媒を濾過によって分離する。次いで、十分量の濃HC
lを加えて混合物のpHを約3に下げ、そして反応を更
に0.5−4.0時間冷却し攪拌する。任意に、塩化ナ
トリウムを加えて1,3−シクロヘキサンジオンの回収
を促進させることができる。次いで生成物を濾過によっ
て回収し89%以上の収率を得る。
【0024】反応式I及びIIにおいて、最終生成物I
は2つの活性カーボニル基の間に非常に反応性のメチレ
ン基をもつことに特徴がある、ということに注目すべき
である。その結果として、1,3−シクロジケトンがエ
ノール型の平衡混合物として存在する。平衡の分布は構
造と溶媒と共に変わる。
【0025】特定の実例において、式Iの化合物、ただ
しR、R1 、R2 及びR3 は独立に水素;C1 −C6
ルキル;C3 −C6 環状アルキル、C1 −C6 アルコキ
シ;フルオロ;トリフルオロメチル;−(CH2 n
COOR5 (nは0−6でR 5 はH又はC1 −C6 アル
キル);及びフェニルからなる群から独立にえらばれる
基であり、該基はR、R1 、R2 及びR3 について定義
した群からえらばれた置換基によって置換されていても
よい;が製造される。その方法は式IIの1,3−ジヒ
ドロキシベンゼン化合物
【0026】
【化8】
【0027】を貴金属触媒および溶媒の存在下に水素供
与体で還元して対応する1,3−ジケトンの塩を作り、
このジケトンを次いで酸による中和によって式Iの化合
物に変換すると共に、式IIの化合物の少なくとも98
%が消費されたとき、反応混合物を(a)濾過して触媒
を除き、そして少なくとも3のpHに酸性化する移動水
素化法からなる。
【0028】
【実施例】次の実施例は本発明の説明のためのものであ
って、本発明を限定するものと解すべきではない。他に
特別の記載のない限り、すべての化学記号、略号及び命
名はそれらの通常の慣用上の意味をもつ。%は重量%で
あり、温度は℃で測定される。
【0029】実施例1 メカニカル スターラー、熱電対、ガス入口、及び還流
コンデンサーを備えた500mlの4ッ口フラスコに、
125mlの水、55.0gのレゾルシノール、及び4
0.8gのギ酸ナトリウムを充填した。この反応混合物
を攪拌しながら40℃に加熱し、窒素ガスで20分間反
応媒質をパージした。この温度で50%湿潤の5%Pd
/C触媒2.0gを加え、3時間保持した。次いで反応
混合物を更に3.0時間50℃に加熱した。反応物をH
PLCによって分析したところ、98%以上の転化率及
び96%以上の選択率を示した。反応の終わりに混合物
を熱いまま濾過して触媒を除いた。濃塩酸でpHを3.
0に調節しながら外部手段によって濾液を0−5℃に冷
却した。次いで塩化ナトリウム(40g)を20分かけ
て加えた。沈澱固体を濾過によって分離し、乾燥して5
2gの1,3−シクロヘキサンジオン(収率91%)を
えた。
【0030】実施例2 500mlのフラスコに125gの水、20gの50%
水酸化ナトリウム、55gのレゾルシノール、及び4
0.8gのギ酸ナトリウムを充填した。この反応混合物
を攪拌しながら40℃に加熱し、反応媒質を窒素ガスで
20分間パージした。2gの50%湿潤5%Pd/C触
媒を加え、3時間保持した。次いで反応混合物を更に
3.0時間50℃に加熱した。反応物をHPLCによっ
て分析したところ、98%以上の転化率および96%以
上の選択率を示した。反応の終わりに、混合物を熱いま
ま濾過して触媒を除いた。濃塩酸でpHを3.0に調節
しながら濾液を外部手段によって0−5℃に冷却した。
次いで塩化ナトリウム(30g)を20分かけて加え
た。沈澱固体を濾過によって分離した(収率90%)。
【0031】実施例3 125mlの水と、55.0gのレゾルシノールと、4
0.8gのギ酸ナトリウムと、25gの37.5%塩酸
水溶液との混合物を、攪拌しながら30℃に加熱し、反
応媒質を窒素ガスでパージした。この温度で、2.0g
の50%湿潤5%Pd/C触媒を加え、4時間保持し
た。反応物を分析したところ、98%以上の転化率およ
び96%以上の選択率を示した。反応混合物を清澄にし
て触媒を除いた。濃塩酸でpHを3.0に調節しながら
外部手段によって濾液を0−5℃に冷却した。次いで塩
化ナトリウム(35g)を加えた。沈澱した固体を濾過
によって分離した(収率89%)。
【0032】実施例4 反応を実施例1と同じ方法で実施した。ただし50%湿
潤5%Pd/C粉末を50%湿潤5%Pd/C卵殻型触
媒に交換した。反応物をHPLCによって分析したとこ
ろ、98%以上の転化率および96%以上の選択率を示
した。分離した1,3−シクロヘキサンジオンの収率は
90%であった。
【0033】実施例5 反応を実施例1と同じ方法で実施した。ただし5%Pd
/SiO2 を触媒として使用した。反応物をHPLCに
よって分析したところ、98%以上の転化率および96
%以上の選択率を示した。分離した1,3−シクロヘキ
サンジオンの収率は91%であった。
【0034】実施例6 メカニカルスターラー、熱電対、ガス入口、及び還流コ
ンデンサーを備えた500mlのフラスコに、125m
lの水、55.0gのレゾルシノール、及び37.8g
のギ酸アンモニウムを充填した。反応混合物を攪拌しな
がら30℃に加熱し、反応媒質を窒素で20分間パージ
した。この温度で、2.0gの50%湿潤5%Pd/C
触媒を加え、3時間保持した。次いで反応混合物を40
℃に1.0時間加熱した。反応物をHPLCによって分
析したところ98%以上の転化率および96%以上の選
択率を示した。反応の完了後に、生成物を実施例1と同
様に分離して90%収率をえた。
【0035】実施例7 水の代わりにエタノールを溶媒として使用し、反応を実
施例6と同様に行った。反応の完了後に、触媒を濾過し
て除き、濾液を液体クロマトグラフによって分析した。
レゾルシノールの転化率は99%であり、1,3−シク
ロヘキサン選択率は96%以上であった。
【0036】実施例8 1部の水(50%)を溶媒としてのエタノールに代え、
反応を実施例6と同様に行った。反応の完了後に、触媒
を濾過によって除き、濾液を液体クロマトグラフによっ
て分析した。レゾルシノールの転化率は98%であり、
1,3−シクロヘキサンジオンの選択率は96%以上で
あった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 62/24 C07C 62/24 67/303 67/303 67/313 67/313 69/716 69/716 Z 69/757 69/757 C // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 ラジャゴパル サカムリ アメリカ合衆国ロード アイランド州 02886 ワーウイック ポスト ロード 3595

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1,3−ジヒドロキシベンゼン化合物を
    (a)白金、パラジウム、ロジウム及びルテニウムから
    なる群から選ばれた金属触媒及び(b)溶媒の存在下に
    水素供与体で還元して対応する1,3−ジケトン化合物
    の塩を製造し、次いで該ジケトンを酸で中和して対応す
    る1,3−シクロヘキサンジオン化合物に変換する移動
    水素化法からなることを特徴とする1,3−シクロヘキ
    サンジオン化合物の製造法。
  2. 【請求項2】 1,3−シクロヘキサンジオン化合物が
    式I: 【化1】 (ただしR、R1 、R2 及びR3 のそれぞれは水素;C
    1 −C6 アルキル;C3−C6 環状アルキル;C1 −C
    6 アルコキシ;フルオロ;トリフルオロメチル;−(C
    2 n COOR5 (nは0−6であり、そしてR5
    H又はC1-6 アルキル);及びフェニルからなる群から
    独立にえらばれる基であり、これらの基はR、R1 、R
    2 及びR3 について上記に定義した群からえらばれた置
    換基によって置換されていてもよい)で示される化合物
    であり、1,3−ジヒドロキシベンゼン化合物が式II 【化2】 (ただしR、R1 、R2 及びR3 は前記のとおりであ
    る)で示される化合物である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 C1 −C6 アルキルがメチル、エチルま
    たはプロピルである請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 C1 −C6 アルコキシがメトキシ又はエ
    トキシである請求項2の方法。
  5. 【請求項5】 水素供与体がC3 −C6 二級アルコー
    ル;シクロヘキセン;ヒドラジン;ホスフィン酸;次亜
    リン酸塩;次亜リン酸カリウム;インドリン;ギ酸;及
    びギ酸のアンモニア、トリエチルアミン、アルカリ又は
    アルカリ土類元素の塩;からなる群からえらばれる請求
    項1の方法。
  6. 【請求項6】 二級アルコールがイソプロパノールであ
    る請求項5の方法。
  7. 【請求項7】 次亜リン酸塩がナトリウム又はカリウム
    塩である請求項5の方法。
  8. 【請求項8】 水素供与体がギ酸およびその塩からえら
    ばれる請求項5の方法。
  9. 【請求項9】 水素供与体がギ酸ナトリウム又はギ酸ア
    ンモニウムである請求項8の方法。
  10. 【請求項10】 触媒が白金、パラジウム、ロジウム、
    及びルテニウムからなる金属触媒の群からえらばれた担
    体付きの又は非担持の触媒である請求項1の方法。
  11. 【請求項11】 触媒が担体付きであり、担体が炭素、
    アルミナ、シリカ、シリカ−アルミナ、粘土、及びゼオ
    ライトからなる群からえらばれる請求項10の方法。
  12. 【請求項12】 担体上の金属触媒を約0.001〜約
    20重量%の量で使用する請求項11の方法。
  13. 【請求項13】 触媒が炭素担体上のパラジウムである
    請求項11の方法。
  14. 【請求項14】 溶媒が水、C1 −C6 アルコール、及
    び水とC1 −C6 アルコールとの混合物からなる群から
    えらばれる請求項1の方法。
  15. 【請求項15】 反応を4−14の範囲のpHで行う請
    求項1の方法。
  16. 【請求項16】 反応を5−11の範囲のpHで行う請
    求項1の方法。
  17. 【請求項17】 反応を5−9の範囲のpHで行う請求
    項1の方法。
  18. 【請求項18】 式I: 【化3】 (ただしR、R1 、R2 及びR3 のそれぞれは水素;C
    1 −C6 アルキル;C3−C6 環状アルキル;C1 −C
    6 アルコキシ;フルオロ;トリフルオロメチル;−(C
    2 n COOR5 (nは0−6であり、そしてR5
    HまたはC1 −C 6 アルキル);及びフェニルからなる
    群から独立にえらばれる基であり、これらの基はR、R
    1 、R2 及びR3 について上記に定義した群からえらば
    れた置換基によって置換されていてもよい)で示される
    化合物の製造法であって、その方法が式II: 【化4】 で示される化合物を貴金属触媒および溶媒の存在下で水
    素供与体で還元して対応する1,3−ジケトン化合物の
    塩を製造し、次いで該ジケトンを酸による中和によって
    式Iの化合物に変換すると共に、式IIの化合物の少な
    くとも98%が消費されたとき、反応混合物を(a)濾
    過して触媒を除き、そして(b)少なくとも3のpHに
    酸性化することからなる移動水素化法からなることを特
    徴とする1,3−シクロヘキサンジオン化合物の製造
    法。
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