JPH1088022A - 顔料セットおよび画像形成系 - Google Patents

顔料セットおよび画像形成系

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JPH1088022A
JPH1088022A JP9224085A JP22408597A JPH1088022A JP H1088022 A JPH1088022 A JP H1088022A JP 9224085 A JP9224085 A JP 9224085A JP 22408597 A JP22408597 A JP 22408597A JP H1088022 A JPH1088022 A JP H1088022A
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cyan
magenta
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pigments
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Elizabeth Mcinerney
マキネニー エリザベス
David Joseph Oldfield
ジョセフ オールドフィールド デビッド
Douglas Eugene Bugner
ユージーン バグナー ダグラス
Alexandra Dilauro Bermel
ディラウロ バーマル アレクサンドラ
Domenic Santilli
サンティリ ドメニック
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/40Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing

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  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の顔料セットと比べて、色域を拡大する
ことができるシアン顔料およびマゼンタ顔料を含む顔料
セットを提供することを目的とする。 【解決手段】 マゼンタ顔料、イエロー顔料およびシア
ン顔料を含んでなる顔料セットであって、シアン顔料の
標準化分光透過濃度分布曲線が600nmに0.66〜
0.94の濃度そして610nmに0.83〜1.0の濃
度を有し、マゼンタ顔料の標準化分光透過濃度分布曲線
が520nmに0.25〜0.93の濃度、540nmに
0.9〜1.0の濃度そして560nmに0.9〜1.0
の濃度を有する顔料セット並びに画像形成系。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成系のため
のシアン顔料およびマゼンタ顔料に関する。さらに詳細
には、特定の透過スペクトルを有する、シアン顔料およ
びマゼンタ顔料を用いる顔料セットであって、その組合
せが色域をできるだけ拡大するものに関する。
【0002】
【従来の技術】色域(color gamut)は、カ
ラープリントおよび画像形成系の重要な特徴である。色
域は、顔料の所定の組合せを用いて形成することができ
るカラー範囲の目安である。色域はできるだけ大きいこ
とが望ましい。画像形成系の色域は、主に画像を形成す
るのに用いる顔料セットの吸収特性により制御される。
減色画像形成系は典型的に3種以上の顔料、典型的に、
例えば、少なくともシアン、マゼンタおよびイエローを
用いる。このような形成系では、アクロマチック(中性
濃度)顔料、例えば、ブラックを含むことも普通であ
る。
【0003】画像は、絵画、グラフ、テキストまたはそ
れらの2種以上の複合体を題材として含むことができ
る。任意の特定カラーを含む画像形成能は、その形成系
の色域および画像形成に用いる材料により限定される。
したがって、画像再現および原画の創作の両者に利用で
きるカラー範囲は、その形成系および材料が形成できる
色域により限定される。
【0004】インクジェットプリントは、デジタル信号
に応じて、基材(紙、透明フィルム、布等)上にインク
液滴を付着させることにより画像を形成する非インパク
ト法である。インクジェットプリンターは、広い用途が
あり、工業上のラベリングからデスクトップの書類およ
び絵画像への短時間プリントまでの範囲の市場に及ぶ。
使用インクは、着色剤として顔料または色素を利用す
る。インクジェットプリントのための顔料セットから得
られる色域を最大にしたいという要望にも拘らず、それ
らの結果はすべて満足のできるものではなかった。
【0005】色域は、いわゆる“ブロック色素”を使用
することにより最大となると考えられることが多い。Th
e Peproduction of Color ,第4版,R.W.G. Hunt, Pp
135〜144 には、最適色域は、3種類の理論的ブロック
色素を用いる減色3色法であって、それらのブロックが
約490nmと580nmで分離されている方法を用いて得
ることができることを示唆している。この提案は興味深
いが、各種の理由から満足できるものではない。特に提
案されたブロック色素に対応する実存の着色剤が存在し
ない。
【0006】ブロック色素という考え方の各種態様は、
Clarkson,M.,E.,およびVickers
taff,T.の "Brightness and Hue of Present-Da
y Dyes in Relation to Colour Photography", Photo.
J. 88b, 26 (1948) により進歩した。3種の例示形、ブ
ロック、台形、および三角形がClarksonおよび
Vickerstaffにより与えられた。その著者は
Huntの教示に反して、台形(trapezoida
l)吸収スペクトルは垂直側面ブロック色素より好まし
いと結論づけている。ここでも再びこれらの台形スペク
トル形を有する色素は、理論上のものであり、実際には
入手不能である。
【0007】最終的に、市販の色素と理論上の色素の両
者は、 "The Color Gamut Obtainable by the Combinat
ion of Substractive Color Dyes. Optimum Absorption
Bands as Defined by Nonlinear Optimization Techni
que". J. Imaging Science,30, 9 〜12において研究さ
れた。その著者、N.Ohtaは、実在の着色剤を主題
としており、その刊行物に示されているように典型的な
シアン色素およびマゼンタ色素の実在の曲線が、色域の
観点からシアン色素およびマゼンタ色素の最適の吸収曲
線であると指摘している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】色域に関する前記教示
にもかかわらず、画像形成に用いられるシアンおよびマ
ゼンタ顔料を含む顔料セットは、現在の画像形成に望ま
しい色域範囲を提供していない。したがって、画像形成
に従来用いられてきた顔料セットと比較して、色域を拡
大することができる所定のスペクトル曲線を有するシア
ン顔料およびマゼンタ顔料を含む顔料セットを提供する
ことが解決すべき課題である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、マゼンタ顔
料、イエロー顔料およびシアン顔料を含んでなる顔料セ
ットであって、シアン顔料の標準化分光透過濃度分布曲
線が、600nmに0.66〜0.94の濃度および61
0nmに0.83〜1.0の濃度を有し、マゼンタ顔料が
520nmに0.25〜0.93の濃度、540nmの0.
9〜1.0の濃度、および560nmに0.9〜1.0の
濃度を有する顔料セットを提供する。本発明はさらに前
記の顔料セットを含む画像形成系およびそれらを用いる
画像形成方法をも含む。
【0010】本発明の顔料セットによれば、従来用いら
れていた顔料セットに比べて色域が拡大する。
【0011】
【発明の実施の形態】前節では、本発明を要約した。本
発明の顔料セットは減色カラー画像形成を用いる。この
ような画像形成では、カラー画像は、それぞれ赤色光、
緑色光および青色光の露光量に比例してシアン、マゼン
タおよびイエロー着色剤の組合せを発生させることによ
り形成される。本発明の目的は、観測者が満足できる再
現性を提供することである。再現画像の各色は、シア
ン、マゼンタおよびイエロー画像着色剤の組合せからな
る。原色と再現色との関係は多くの要因の組合せであ
る。しかしながら、この関係は、最終画像を形成するの
に用いられるシアン、マゼンタおよびイエロー着色剤の
多数の組合せにより達成しうる色域により制限される。
【0012】個々の着色剤の特性に加えて、互いに好ま
しい吸収極大を有し、かつ最適の全色域を与えるように
共に機能する吸収バンド形状を有する、シアン、マゼン
タおよびイエロー着色剤が必要である。CIELAB表
色系のa* ,b* およびL* は、それらを組合せて特定
すると、その物体が赤であるか、緑であるか、青である
か(一定の視覚条件の下で)、その物体の色を表す。a
* ,b* およびL* の測定は多くの文献に記載されてお
り、現在では色測定の国際標準となっている(周知の色
測定CIE表色系は、1931年国際照明委員会により
定められ、さらに1971年に改訂された。色測定につ
いてのさらに完全な文献としては、 "Principles of Co
lor Technology,第2版,F. Billmeyer, Jr. およびM.
Salzman. J. Wiley and Sons 発行,1981年を参照され
たい)。
【0013】簡単に述べれば、a* は、その色がどの程
度の緑色もしくはマゼンタであるか(これらは反対色で
あるから)の目安であり、b* はその色がどの程度の青
色もしくはイエローであるかの目安である。数学的に、
* およびb* は以下のように定められる: a* =500{(X/Xn )1/3−(Y/Yn )1/3} b* =200{(Y/Yn )1/3−(Z/Zn )1/3} 式中、X,YおよびZは、物体の可視反射スペクトル、
照射光源(すなわち、5000°K)および標準観測者
関数の組合せから得られる3刺激値である。
【0014】簡単に述べれば、L* は、その色がどの程
度に明るいか暗いかの目安である。L* =100は白色
である。L* =0は黒色である。L* の値は3刺激値Y
の関数であり、 L* =116(Y/Yn )1/3−16 である。
【0015】本明細書において用いるものとして、着色
剤セットの色域は、試験に供される着色材または着色材
セットの9L* スライス(L* =10,20,30,4
0,50,60,70,80および90)のa* ×b*
領域の合計として表される表色空間の9個のスライスの
総合計である。色域は、大量のカラーパッチ試料の測定
および評価から得られるか(極めて冗長な時間を費やす
作業)、または、本願においては、J. Photographic Sc
ience, 38, 163 (1990) に記載の技法を用いて個々の着
色剤の吸収特性の測定値から算出することができる。
【0016】所定の着色剤の吸収特性は、着色剤の量
(転写濃度)の変動に伴ってある程度変動するであろ
う。このことは、測定フレア、着色剤−着色剤の相互作
用、着色剤受容体相互作用、着色剤濃度効果、および媒
体中のカラー不純物の存在のような要因による。しかし
ながら特性ベクトル分析(主成分分析または固有ベクト
ル分析と称することがある)を用いることにより、全波
長に亘る、着色剤の吸収特性を表す特性吸収曲線および
問題の濃度範囲を定めることができる。この技法は、Jo
urnal of the Optical Society of America, 53 (8), 9
68〜974 (1963 年)にJ.L.Simondsにより記
載されている。
【0017】各着色剤についての特性ベクトルは、極大
高さを1.0に標準化した、光透過濃度と波長の二次元
配列である。この特性ベクトルは、100%の塗布量
(Dma x )および0%の塗布量(Dmin )を含む着色剤
の各種の濃度もしくは塗布量(%)のパッチについての
試験画像の反射スペクトルを先ず第一に測定することに
より得る。次にDmin のスペクトル(分光)反射濃度を
各カラーパッチのスペクトル反射濃度から差し引く。濃
度データをDR/DT曲線を通過させることにより、こ
のようにして得られたDmin を差引いた反射濃度を透過
濃度に変換する。その後、特性ベクトル分析を用いて、
各着色剤についての1つの透過濃度曲線を求め、透過濃
度空間でスケールを表す場合には、反射濃度に変換し次
いでDminに加算すると、測定スペクトル反射率データ
に最もよく合致したものが得られる。本願では、この特
性ベクトルを、着色剤の分光吸収特性を特定するため
と、着色剤を用いる各画像形成系の色域を算出するため
の両者に使用する。
【0018】用語“顔料”および“色素”は、異なるタ
イプの着色剤を区別するものとして使用されることが多
いが、しかしこれら二つの区別は常に明らかである訳で
はない。この明細書では、顔料とは、基材に接着するた
めにバインダーを必要とする分散性固体粒子着色剤を意
味する。用語“色素”は、この定義による顔料ではない
すべての着色剤を含むものとみなされる。
【0019】本明細書で顔料とされるものの多くは、Co
lor Index ("CI"), 第3版,the Society of Dyes abd
Colorists. Research Triangle Park, North Carolina,
U.S.Aに示されているものに相当する顔料名により同定
される。課題を解決するための手段において述べたよう
に、マゼンタ顔料は、520nmに0.25〜0.93の
濃度、540nmで0.9〜1.0の濃度そして560nm
に0.9〜1.0の濃度を有する。好ましい実施態様に
おいて、濃度は、510nmで0.25〜0.86の濃
度、最も好ましくは500nmで0.25〜0.79であ
る。シアン顔料は、600nmで0.66〜0.94の濃
度、610nmで0.83〜1.0の濃度を有する。好ま
しい実施態様において、シアン顔料は、590nmで0.
5〜0.89、そして580nmで0.33〜0.83の
濃度を有する。
【0020】本願においては、スペクトルが400〜5
00nmに吸収極大を有するならば、イエローであると考
えられ、500〜600nmに吸収極大を有するならば、
マゼンタであると考えられ、600〜700nmに極大を
有するならばシアンであると考えられる。曲線形状は、
多くの要因の関数であり、単に特定の着色剤もしくは顔
料化合物の選択の結果ではない。さらにスペクトル(分
光)曲線は2種以上の化合物の複合吸収を表すことがあ
る。例えば、ある特定化合物が所望のスペクトル曲線を
与えるならば、同一色のさらなる化合物を添加すると、
所望範囲内にとどまっている複合曲線を与えるかもしれ
ない。このように、特定色を有する2種以上の着色剤も
しくは顔料を用いる場合、“マゼンタ”、“イエロー”
または“シアン”着色剤のスペクトル曲線は、本発明の
目的のためには、これらの2種以上の着色剤から得た複
合曲線を意味する。
【0021】前記のように、所定顔料のスペクトル曲線
は、粒子サイズおよび他の顔料系成分(溶媒、分散剤
等)により影響を受けることがある。これらのパラメー
ターを選択して所望のスペクトル曲線を得る。好ましく
は、本発明顔料の粒子サイズは、平均粒子サイズが90
nm以下であり、粒子の少なくとも90%が150nm未満
である。望ましくは、粒子の90%が50nm未満であ
り、50%が20nm未満であり、そして10%が15nm
未満である。
【0022】本発明に有用なマゼンタ顔料は、CI P
igment Red 122、キナクリドンである。
比較のマゼンタ顔料の化学表示は、属性上同じである
が、本発明顔料と同一の分光濃度を示さない。この差異
は、この場合粒子サイズ分布の差異のためであると考え
られる。本発明のシアン顔料の1群は、米国特許第4,
311,775号に記載されているような架橋化(ブリ
ッジ化)アルミニウムフタロシアニンであり、この特許
の内容は引用することにより本明細書中に含める。これ
らの顔料は以下の式により表される: PcAl−O−〔SiR2 −O〕n −AlPc PcAl−O−〔POR〕n −AlPc 前記式中、Pcは置換もしくは非置換のフタロシアニン
環を表し、Rはアルキル、アリールもしくはアラルキル
基を表し、nは0〜4の整数を表す。これらの顔料およ
びそれらの製造についてのさらに完全な文献としては、
米国特許第4,311,775号を参照されたい。有用
なシロキサン架橋化アルミニウムフタロシアニンはビス
(フタロシアニルアルミノ)テトラフェニルジシロキサ
ン(Pcは非置換であり、Rはフェニルであり、nは2
である)である。ビス(フタロシアニルアルミノ)テト
ラフェニルジシロキサンと、銅フタロシアニン、ヒドロ
キシアルミニウムフタロシアニンのいずれか、またはそ
の両者との混合物は、ビス(フタロシアニルアルミノ)
テトラフェニルジシロキサンがその混合物の少なくとも
80重量%を占めるならば、用いることができる。
【0023】顔料からインクを調製する方法には、通
常、二工程が含まれる;(a)顔料を細分して主粒子と
するための分散もしくは粉砕工程、および(b)粉砕顔
料濃縮物をキャリアおよび他の添加物で希釈して、使用
強度のインクとする希釈工程。粉砕工程では、顔料は通
常、硬い不活性粉砕媒体と共にキャリア(典型的に最終
インク中のものと同一のキャリア)中に懸濁する。機械
的エネルギーをこの顔料分散体に供給し、そして粉砕媒
体と顔料の間の衝突により顔料の解凝集を引起してその
主粒子とする。分散剤もしくは安定剤、またはその両者
を通常、顔料分散体へ添加して原顔料を解凝集して、コ
ロイド状粒子安定性を維持し、そして粒子の再凝結およ
び沈降を遅延させる。
【0024】粉砕媒体として用いることができる、多く
の各種タイプの材料、例えば、ガラス、セラミックス、
金属およびプラスチックがある。有用な実施態様におい
て、粉砕媒体は、粒子、好ましくは形状が実質的に球状
の粒子、例えば、ポリマー樹脂から本質的になるビー
ズ、を含むことができる。一般に、粉砕媒体として用い
るのに適切なポリマー樹脂は、化学的および物理的に不
活性で、実質的に金属溶媒そしてモノマーを含まず、粉
砕中にそれらがチップ化されたり破砕されるのを回避す
ることが可能な程に十分な硬度と脆砕性を有するもので
ある。適切なポリマー粒子としては、架橋化ポリスチレ
ン、例えば、ジビニルベンゼンで架橋したポリスチレ
ン、スチレンコポリマー、ポリアクリレート、例えば、
ポリ(メチルメタクリレート)、ポリカーボネート、ポ
リアセタール、例えば、Derlinae、塩化ビニル
ポリマーおよびコポリマー、ポリウレタン、ポリアミ
ド、ポリ(テトラフルオロエチレン)、例えば、Tef
lonae、並びに他のフルオロポリマー、高密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン、セルロースエーテルおよび
エステル、例えば、セルロースアセテート、ポリ(ヒド
ロキシエチルメタクリレート)、ポリ(ヒドロキシエチ
ルアクリレート)、シリコーン含有ポリマー、例えば、
ポリシロキサン等が挙げられる。このポリマーは生物分
解性であることができる。生物分解性ポリマーの例とし
てはポリ(ラクタイド)、ラクタイドとグリコシドのポ
リ(グリコシド)コポリマー、ホリアンハイドライド、
ポリ(イミドカルボネート)、ポリ(N−アシルヒドロ
キシプロリン)エステル、ポリ(N−パルミトイルヒド
ロキシプロリノ)エステル、エチレン−ビニルアセテー
トコポリマー、ポリ(オルソエステル)、ポリ(カプロ
ラクトン)およびポリ(ホスファゼン)が挙げられる。
これらのポリマー樹脂は0.9〜3.0g/cm3 の密度
を有することができる。密度が高い樹脂は、それらが有
効な粒子サイズ低下をもたらすと信じられている限り特
に有用である。特に有用なものは、スチレンベースの架
橋ポリマー媒体もしくは非架橋ポリマー媒体である。
【0025】粉砕は、任意の適切な粉砕ミルを用いて行
う。適切なミルとしては、エアジェットミル、ローラー
ミル、ボールミル、アトリッターミルおよびビードミル
が挙げられる。高速ミルが特に有用である。高速ミルと
は、粉砕媒体を1秒当り約5mより速い速度に加速でき
る粉砕装置を意味する。このミルは1個以上の羽根車を
有する回転シャフトを含むことができる。このようなミ
ルでは、媒体に与えられる速度は、羽根車の周辺速度と
ほぼ等しく、その羽根車の1分間当りの回転数πと、羽
根車の直径の積となる。例えば、40mmの直径のCow
lesタイプののこぎり形羽根車を9,000rpm で作
動させると、十分な粉砕媒体速度が達成される。粉砕媒
体、顔料、液状分散媒体および分散剤の有用比は広範囲
に変動させることができ、例えば、選択された特定の材
料並びに粉砕媒体のサイズおよび濃度に依存する。粉砕
工程は連続方式またはバッチ方式で実施できる。バッチ粉砕方式 <100mmの粉砕媒体、液体、顔料および分散剤のスラ
リーを、単に混合することにより調製する。このスラリ
ーを従来の高エネルギーバッチ粉砕方式、例えば、高速
アトリッター粉砕、振動粉砕、ボール粉砕等で粉砕する
ことができる。このスラリーを一定時間粉砕すれば、有
効材料を最少粒子サイズまで微粉砕することができる。
粉砕完了後、有効材料の分散体を、単にふるいにかける
かろ過することにより、粉砕媒体から分離する。連続媒体再循環粉砕 <100mmの粉砕媒体、液体、顔料および分散剤のスラ
リーを、保持容器から通常の媒体ミルを通って連続的に
再循環させることができ、このミルは媒体が循環回路を
自由に通過できるように>100mmに調整した媒体セパ
レータースクリーンを有するものである。粉砕完了後、
有効材料の分散体を単にふるいにかけるかまたはろ過す
ることにより粉砕媒体から分離する。
【0026】前記方式のいずれについても、粉砕成分の
有用量および比率は、特定の材料および意図する用途次
第で大きく変動する。粉砕混合物の内容物は粉砕物と粉
砕媒体を含む。粉砕物は、顔料、分散剤および液状キャ
リア、例えば、水である。水性インクジェットインクで
は、顔料は通常1〜50重量%(粉砕媒体を除いて)で
粉砕物中に存在する。顔料の分散剤に対する重量比は2
0:1〜1:2である。高速ミルは、高撹拌装置、例え
ば、Morehouse−Cowles,Hockme
yer et al製のものである。
【0027】分散剤は、粉砕物のもう1つの重量な成分
である。水性インクジェットインクに有用な分散剤とし
ては、ナトリウム ドデシルサルフェート、アクリルお
よびスチレン−アクリルコポリマー、例えば、米国特許
第5,085,698号および第5,172,133号
に開示されているもの、スルホン化ポリエステルおよび
スチレン系のもの、例えば、米国特許第4,597,7
94号に開示されているものが挙げられる。顔料の入手
可能性との関連で先に言及した他の特許もまた、選択で
きる広範囲の分散剤を開示している。実施例に用いた分
散剤はナトリウムN−メチル−N−オレイルタウリンエ
ステル(Taurate)(OMT)である。
【0028】粉砕時間は広く変動し、選択された顔料、
機械的手段および滞留条件、初期粒子サイズおよび所望
の最終粒子等に依存する。前記の有用な顔料、分散剤お
よび粉砕媒体を用いる水性粉砕物については、粉砕時間
は典型的に1〜100時間の範囲である。粉砕された、
顔料濃縮物はろ過により粉砕媒体から分離するのが好ま
しい。
【0029】水性キャリア媒体は水または水と少なくと
も1種類の水混和性共溶媒の混合物である。適切な混合
物の選択は、特定の用途要件、例えば、所望の表面張力
および粘度、選ばれた顔料、顔料化インクジェットイン
クの乾燥時間、およびそのインクをプリントする紙のタ
イプに依存する。選択可能な水混和性共溶媒の代表例と
しては(1)アルコール、例えば、メチルアルコール、
エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロ
ピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチ
ルアルコール、t−ブチルアルコール、iso−ブチル
アルコール、フルフリールアルコールおよびテトラヒド
ロフルフリールアルコール;(2)ケトンまたはケトア
ルコール、例えば、アセトン、メチルエチルケトンおよ
びジアセトンアルコール;(3)エーテル、例えば、テ
トラヒドロフランおよびジオキサン;(4)エステル、
例えば、エチルアセテート、エチルラクテート、エチレ
ンカルボネートおよびプロピレンカーボネート;(5)
多価アルコール、例えば、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、プロピレン
グリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレン
グリコール、グリセロール、2−メチル−2,4−ペン
タンジオール、1,2,6−ヘキサントリオールおよび
チオグリコール;(6)アルキレングリコールから誘導
される低級アルキルモノ−もしくはジ−エーテル、例え
ば、エチレングリコールモノ−メチル(もしくは−エチ
ル)エーテル、ジエチレングリコールモノ−メチル(も
しくは−エチル)エーテル、プロピレングリコールモノ
メチル(もしくは−エチル)エーテル、トリエチレング
リコールモノメチル(もしくは−エチル)エーテルおよ
びジエチレングリコールジメチル(もしくは−エチル)
エーテル;(7)窒素含有環状化合物、例えば、ピロリ
ドン、N−メチル−2−ピロリドンおよび1,3−ジメ
チル−2−イミダゾリジノン;並びに(8)イオウ含有
化合物、例えば、ジメチルスルホキシドおよびテトラメ
チレンスルホンが挙げられる。インク調製 一般に、濃縮粉砕物の状態で顔料化インクジェットイン
クを調製し、それを後に適切な濃度まで希釈してインク
ジェットプリント方式に用いることが望ましい。この技
法によれば、その装置から大量の顔料化インクを調製で
きる。もし粉砕物が溶媒中に調製されるならば、それを
水、場合によって他の溶媒で希釈して適切な濃度にす
る。もし水中に調製されるならば、水をさらに加えるか
または水混和性溶媒で希釈して所望濃度にする。希釈に
より、インクは特定用途に望ましい粘度、カラー色相、
飽和濃度およびプリントエリア塗布量に調整する。
【0030】有機顔料の場合、インクは約30重量%ま
での顔料を含有することができるが、一般には大部分の
サーマルインクジェットプリント用途については、総イ
ンク組成の約0.1〜10%、好ましくは約0.1〜5
%である。無機顔料が選ばれた場合は、有機顔料を用い
る匹敵するインクの場合と比較してさらに高重量%の顔
料を含有する傾向があり、ある場合には約75%の高い
重量%であってもよい。これは無機顔料が一般に有機顔
料より比重が高いからである。
【0031】水性キャリア媒体の量は、インクの総重量
に基づいて約70〜98重量%、好ましくは約90〜9
8重量%の範囲である。水と多価アルコール、例えば、
ジエチレングリコールの混合物は、水性キャリア媒体と
して有用である。水とジエチレングリコールの混合物の
場合、水性キャリア媒体は通常約30%の水/70%の
ジエチレングリコール〜約95%水/5%ジエチレング
リコールを含有する。有用な比率は約60%水/40%
ジエチレングリコール〜約95%水/5%ジエチレング
リコールである。これらの%は水性キャリア媒体の総重
量に基づく。
【0032】本発明に用いることができる適切なブロッ
クコポリマーは、粉砕物にすでに含まれていなければ、
前記のように0.2〜5重量%の濃度で添加する。例と
しては以下のコポリマーからなる群より選ばれる、エチ
レンオキシドとプロピレンオキシドのブロックコポリマ
ーである:
【0033】
【化1】
【0034】(数平均分子量が4,000〜15,00
0でありn/mの比が5〜10である。)
【0035】
【化2】
【0036】(数平均分子量が4,000〜9,000
であり、n/mの比が8〜15である。)
【0037】
【化3】
【0038】(数平均分子量が5,000〜40,00
0であり、n/mの比が5〜10である。)
【0039】
【化4】
【0040】(数平均分子量が8,000〜20,00
0であり、n/mの比が8〜15である。)この構造は
線状のトリブロック(ABAまたはBAB)形であっ
て、Aがポリエチレンオキシドを表し、Bがポリプロピ
レンオキシドを表す。有用なブロックコポリマーとして
は、エチレンジアミンに、プロピレンオキシドおよびエ
チレンオキシドを逐次添加することにより誘導される、
枝状(ABまたはBA)四官能性タイプのコポリマーも
挙げられる。
【0041】先に表示した分子量並びにポリエチレンオ
キシドおよびポリプロピレンオキシドのブロックを有す
る固相ブロックコポリマー(A)(B)(C)および
(D)は、BASFコーポレーションからPluron
ic(登録商標)およびTetronic(登録商標)
界面活性剤の名称の下に市販されている。インク中のブ
ロックコポリマー濃度は、インク組成物の総重量に基づ
いて0.2〜5重量%が最も有用である。0.2重量%
未満の濃度では効果がない。5%より高い濃度では画質
が低下する。
【0042】有用なブロックコポリマーの例を、それら
の各々のPluronic(登録商標)商標名、数平均
分子量、各ブロックコポリマー単位の数およびそのブロ
ックコポリマー中のそれらの相対比と共に以下に示す。
構造AのABAブロックコポリマーの例としては以下が
挙げられる:
【0043】
【表1】
【0044】構造BのBABブロックコポリマーの例と
しては以下が挙げられる:
【0045】
【表2】
【0046】枝状(ABまたはBA)のブロックコポリ
マーは、商標名TETRONICの下にBASF Co
rporationから入手可能である。構造(C)お
よび(D)に含まれる商標名としてはTETRONIC
707,1107および1508が挙げられる。ジェ
ット速度、液滴の分離長、液滴サイズおよび流体安定性
は、インクの表面張力および粘度により大きく影響され
る。インクジェットプリント系に用いるのに適した顔料
化インクジェットは、約20ダイン/cm〜約60ダイン
/cm、好ましくは30ダイン/cm〜約50ダイン/cmの
範囲の表面張力を有するべきである。水性インクの表面
張力の調整は、少量の界面活性剤を添加することにより
行う。界面活性剤の使用レベルは簡単な試行錯誤法によ
り決定できる。米国特許第5,324,349号;第
4,156,616号および第5,279,654号に
開示されているもの、並びにインクジェットインク技術
分野において知られている多くの他の界面活性剤から、
アニオン系およびカチオン系の界面活性剤を選ぶことが
できる。市販の界面活性剤としてはAir Produ
cts製のSurfynols(登録商標);DuPo
nt製のZonyls(登録商標)および3M製のFl
uorads(登録商標)が挙げられる。
【0047】許容可能な粘度は室温で20センチポアズ
以下、好ましくは約1.0〜10.0、さらに好ましく
は1.0〜5.0センチポアズの範囲である。インク
は、広範囲の噴出条件、すなわち、サーマルジェットプ
リント装置用の駆動電位およびパルス幅、ドロップオン
デイマンド装置または連続装置のいずれかのためのピエ
ゾ素子の駆動振動数、並びにノズルの形状およびサイズ
と適合可能な物性を有する。
【0048】他の成分もまたインクジェットインクに通
常添加される。保湿剤、または共溶媒は、プリントヘッ
ドのオリフィス中でインクが乾燥または固化するのを防
止する助けとなるように通常添加する。浸透剤も特に受
容基材が高度にサイジングされた紙である場合に、その
基材へのインクの浸透を助けるために場合により添加さ
れる。殺生剤、例えば、Proxel(登録商標)GX
L(Zeneca Colour製)を、時間経過と共
にインク中に発生する可能性がある望ましくない微生物
の生長を防止するために0.05〜0.5重量%の濃度
で添加することができる。インクジェットインク中に場
合により存在してもよい追加の添加剤としては、増量
剤、導電率高揚剤、コゲーション(kogation)
防止剤、乾燥剤および消泡剤が挙げられる。
【0049】本発明により提供されるインクジェットイ
ンクは、インクジェットプリンターのプリントヘッドの
複数のノズルから、もしくはオリフィスからインク液滴
を噴射させることにより、制御された方法で液状インク
液滴をインク受容層基材に施すインクジェットプリント
に用いられる。市販のインクジェットプリンターは、各
種スキームを用いてインク液滴の付着を制御している。
このようなスキームは一般に、連続ストリーム法および
ドロップ−オン−ディマンド法の2タイプがある。
【0050】ドロップ−オン−ディマンド法では、例え
ば、ピエゾ電気装置、音響装置により圧力を加えること
により、またはデジタルデータ信号に応じてサーマルプ
ロセス制御することにより、インク液滴をオリフィスか
ら直接、インク受容層上のある位置に噴射させる。イン
ク液滴は、必要がなければ、プリントヘッドのオリフィ
スを介して発生噴射しない。インクジェットプリント法
および関連するプリンターは市販されており、詳細に述
べる必要はないであろう。
【0051】本発明の顔料の3種類もしくは4種類(無
色、通常ブラックの顔料も含めて)のセットは、サーマ
ルもしくはピエゾ電気によるドロップ−オン−ディマン
ドプリンターおよび連続インクジェットプリンターをは
じめとする、普及しているインクジェットプリント方式
のいずれにおいても使用できる。当然のことながら、具
体的なインク配合物は、インクジェットプリント方式の
タイプに依って変動する。
【0052】本発明のインクは、写真用品質のインクジ
ェット印画紙、例えば、Eastman Kodak
Companyにより製造販売されているものと関連づ
けて最も有利に使用される。これは、本発明インクは、
このタイプの印画紙上に付着すると光学濃度および色域
が高められるからである。しかしながら、これらのイン
クは各種の透明フィルムおよび半透明フィルムにプリン
トする場合、そしていわゆる無地紙(plain pa
per)にプリントする場合でも有用である。
【0053】本発明の顔料セットは、他の顔料画像形成
系、例えば、感熱顔料転写と組合せて用いることができ
る。 Research Disclosure, 1989年3月, Item 29963は
このような画像形成系を詳細に記載している。本発明の
シアン顔料およびマゼンタ顔料と組合せて使用しうる適
切なイエロー顔料の例を第I表に示す。イエロー顔料は
典型的に非−ベンジジンイエロー、例えば、CIイエロ
ー74,138,139,154,180または185
である。イエロー顔料は450nmに0.9〜1.0の、
そして470nmに0.8〜1.0の標準化透過濃度を有
することが適切である。好ましくは、イエロー濃度は4
90nmで0.5〜0.9の濃度である。
【0054】以下の例により本発明をさらに説明する。
【0055】
【実施例】以下の実施例は本発明を説明するのに役立つ
であろう。顔料を第I表に示す。
【0056】
【表3】
【0057】前表中、最初の文字は、シアン(ya
n)、マゼンタ(agenta)またはイエロー(
ellow)の色を表す。シアン顔料およびマゼンタ顔
料については、適切な場合には、第二の文字は本発明
nventive)または比較(omparat
ive)を表示する。添字は、色およびタイプの試料N
o.を示す。本発明のシアン顔料はアルミニウムフタロ
シアニンまたはそれらの混合物であり、比較のシアン顔
料は銅フタロシアニン(カラーインデックスもしくは
“CI”Pigment Blue 15)であり;比
較および本発明のマゼンタ顔料は両者ともキナクリドン
もしくは“CI”Pigment Red 122であ
り;使用可能なイエロー顔料は非ベンジジン化合物、例
えば、“CI”Yellow Pigments 7
4,138,139,154,180または185およ
びそれらの混合物である。本発明による波長で試験した
顔料の標準化透過濃度を第IIA表および第IIB表に示
す。各着色剤の分光吸収曲線は、キセノンパルス化光源
および10nmの公称開口部を有するMacBeth M
odel 2145反射スペクトロメーターを用いて測
定した。反射測定は、45/0の測定幾何学を用いて3
8〜750マノメートルの波長範囲に亘って測定し、各
顔料試料についての特性ベクトル(透過濃度−対−波
長)を算出した。J. Photographic Science, 38, 163
(1990) に記載されている方法を用いて色域を算出する
ための特性ベクトルにより得られる色域を決定し、その
結果を第III 表に示した。色域は、Eastman K
odakCo.製の "Heavy Weight Photographic Qual
ity Ink Jet Paper"を使用し、光散乱を用いず、D50
00可視光源、および2.2ステータスAのDmax を使
用するものと仮定して、前記の算出方法により得た。異
なる方法、並びに任意のD min 、任意量のフレア、任意
のDmax および任意の可視光源に対して正しく保持され
る最適スペクトル域により色域を得るならば、同様の相
対結果が得られる。
【0058】所定顔料の分光特性を測定するために、以
下の成分を、1リットルの冷却水を含む容器に添加し
た: 300gのポリマービーズ、平均直径50μm(粉砕媒
体)、200gの脱イオン水(液状キャリア媒体) 16gのN−メチル−N−オレイルタウレート(OM
T:分散剤)、40gの試料顔料 この混合物を4時間、7000rpm で“Cowles”
タイプの分散ブレード(40mm直径)を用いて粉砕し
た。粉砕物を次に15μmのフィルターを通過させるこ
とにより粉砕媒体から分離した。その後粉砕物を希釈し
て、以下の最終組成の使用強度インクとした。
【0059】25.6重量%の粉砕物(4重量%の顔
料) 5重量%のジエチレングリコール 5重量%のグリセロール 0.3重量%のPluronic F−68界面活性剤 脱イオン水で100重量%とする。
【0060】得られたインクを3μmのフィルターでろ
過して、ろ液を、インクジェットプリンター中のHew
lett−Packard DeskJet(登録商
標)540Cインクジェットプリンターに用いるのに適
切なインクジェットプリントヘッドに導入した。100
%の塗布量(Dmax )を含む、各種濃度のまたは各種の
塗布%のインクのパッチについての試験画像を、 "Heav
y Weight PhotographicQuality Inkjet Paper" として
Eastman Kodak Co.から販売されてい
る光沢インクジェット紙上にプリントした。これらの画
像を用いて分布スペクトルを測定した。各インクについ
ての特性吸収曲線を、反射分布スペクトルから得て、そ
の後、透過濃度空間のピーク1.0に標準化した。この
方法を用いると、各種の試験顔料は、以下の表に示すよ
うに表示波長に標準化透過濃度を有するスペクトル曲線
を有した。
【0061】
【表4】
【0062】第IIA表は、シアン顔料CI1 のみが、6
00nmおよび610nmの両者において標準化透過濃度が
本発明範囲内に入ることを示している。好ましいシアン
はまた同様に580nmおよび590nmで範囲内になっ
た。比較のシアン顔料では、610nmおよび600nmで
所定範囲内に入るものはなかった。
【0063】
【表5】
【0064】第IIB表は、マゼンタ顔料MI1 のみが、
520nm、540nmおよび560nmにおいて標準化透過
濃度が本発明範囲内に入ることを示している。好ましい
マゼンタはまた同様に510nmおよび500nmで好まし
い範囲内に入る。比較の顔料では、いずれも520nm,
540nmおよび560nmで所定範囲内に入るものはなか
った。
【0065】
【表6】
【0066】
【表7】
【0067】第III 表では、色域値を各種マゼンタ、シ
アンおよびイエロー顔料を用いて得た。各種のマゼン
タ、シアンおよびイエロー顔料の各種セットについて、
ある特定のイエロー顔料を、(1)本発明外のマゼンタ
顔料およびシアン顔料、(2)本発明内のシアンと本発
明外のマゼンタ、(3)本発明内のマゼンタと本発明外
のシアン、および(4)シアンとマゼンタの両者が本発
明内のものと共に用いて試験した。3種類からなるセッ
トに、ブラックの無色顔料を添加した場合の効果も、試
料9および10に示した。このブラックインクは、Pi
gment Black 7であると思われるカーボン
ブラックベース顔料としてGraplhcUtilit
iesより供給された。各セットについて色域を測定
し、本発明顔料でないセットと比較した。両者共、本発
明範囲内のシアンとマゼンタを選択して得られる色域の
増加は、本発明のシアン顔料とマゼンタ顔料の個々の別
個の効果の合計と比較して、色域について1〜8%の改
善が認められた。ブラック顔料を用いた場合は、その差
は17%であった。各場合に、色域は、本発明の顔料セ
ットについて最大となり、かつ個々の顔料が色域に与え
る効果に基づいて期待されるものよりさらに拡大され
た。
【0068】本発明のセットはまた、Ohtaのシアン
着色剤およびマゼンタ着色剤を用いた場合に得られるも
のと比較して、より優れた色域をもたらした。さらなる
比較のために、別のイエロー顔料(Y1 〜Y5 )を、O
htaのマゼンタ顔料およびシアン顔料(MC1 および
CC1 )のセットと組合せて使用し、得られた色域を、
本発明のマゼンタ顔料とシアン顔料を用いて得たものと
比較した。本発明の組合せを用いて得た色域の拡大は、
Ohtaの顔料を用いて得たものの少なくとも2倍であ
った。
【0069】最後に、好ましいイエロー顔料、Y6 をイ
エロー顔料Y1 の代りに用いた場合(試料4対19)、
約3%のさらなる改良が認められた。追加の実施態様 2.マゼンタ顔料の分布曲線がまた510nmに0.25
〜0.86の濃度を有する請求項1記載の顔料セット。 3.マゼンタ顔料の分布曲線がまた500nmに0.25
〜0.79の濃度を有する態様2記載の顔料セット。 4.シアン顔料の分布曲線がまた590nmに0.5〜
0.89の濃度を有する請求項1記載の顔料セット。 5.シアン顔料の分布曲線がまた580nmに0.33〜
0.83の濃度を有する態様4記載の顔料セット。 6.シアン顔料の分布曲線がまた590nmに0.5〜
0.89の濃度を有する態様3記載の顔料セット。 7.シアン顔料の分布曲線がまた580nmに0.33〜
0.83の濃度を有する態様6記載の顔料セット。 8.無色顔料をさらに含む請求1記載の顔料セット。 9.イエロー顔料が、450nmに0.9〜1.0の透過
濃度、そして470nmに0.8〜1.0の透過濃度を有
する、標準化分光透過濃度分布曲線を示す請求項1記載
の顔料セット。 10.イエロー顔料の標準化分光透過濃度分布曲線が4
90nmに0.5〜0.90の濃度を有する態様9記載の
顔料セット。 11.イエロー顔料が490nmに0.5〜0.8の濃度
を有する態様10記載の顔料セット。 12.無色顔料をさらに含む態様9記載の顔料セット。 14.態様3記載の顔料セットを含む画像形成系。 15.態様5記載の顔料セットを含む画像形成系。 16.態様8記載の顔料セットを含む画像形成系。 17.画像形成系において請求項1記載の顔料セットを
用いることを含んでなる画像形成方法。 18.請求項1記載の顔料セットを含有する貯蔵器を含
んでなる画像形成系。 19.請求項8記載の顔料セットを含有する貯蔵器を含
んでなるインクジェットプリント系。 20.請求項9記載の顔料セットを含有する貯蔵器を含
んでなるインクジェットプリント系。
【0070】本明細書において言及した各種の特許出
願、特許および他の刊行物の内容全体を引用することに
より本明細書に含める。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダグラス ユージーン バグナー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14617, ロチェスター,ハースストーン レーン 35 (72)発明者 アレクサンドラ ディラウロ バーマル アメリカ合衆国,ニューヨーク 14534, ピッツフォード,オールド ストーンフィ ールド ウェイ 85 (72)発明者 ドメニック サンティリ アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,ハイタワーウェイ 684

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マゼンタ顔料、イエロー顔料およびシア
    ン顔料を含んでなる顔料セットであって、シアン顔料の
    標準化分光透過濃度分布曲線が600nmに0.66〜
    0.94の濃度そして610nmに0.83〜1.0の濃
    度を有し、マゼンタ顔料の標準化分光透過濃度分布曲線
    が520nmに0.25〜0.93の濃度、540nmに
    0.9〜1.0の濃度そして560nmに0.9〜1.0
    の濃度を有する顔料セット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の顔料セットを含んでなる
    画像形成系。
JP9224085A 1996-08-20 1997-08-20 顔料セットおよび画像形成系 Pending JPH1088022A (ja)

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