JPH1088461A - 刺繍データ処理装置および処理方法,刺繍用記録媒体,刺繍ミシン - Google Patents
刺繍データ処理装置および処理方法,刺繍用記録媒体,刺繍ミシンInfo
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- JPH1088461A JPH1088461A JP9084171A JP8417197A JPH1088461A JP H1088461 A JPH1088461 A JP H1088461A JP 9084171 A JP9084171 A JP 9084171A JP 8417197 A JP8417197 A JP 8417197A JP H1088461 A JPH1088461 A JP H1088461A
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- embroidery data
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- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B19/00—Program-controlled sewing machines
- D05B19/02—Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
- D05B19/04—Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by memory aspects
- D05B19/10—Arrangements for selecting combinations of stitch or pattern data from memory ; Handling data in order to control stitch format, e.g. size, direction, mirror image
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】予め定められた条件に適合しつつ糸換え回数を
少なくし得る刺繍データ処理装置および処理方法,刺繍
用記憶媒体,刺繍ミシンを提供することを目的とする。 【解決手段】コンポーネントx,y,zに刺繍を施すの
に際して、各コンポーネントx,y,zを、エレメント
102,106,110,112,104,108に分
けると共に、それぞれのエレメント102〜112にカ
ラーコードを付与し、各エレメント102〜112の縫
順を予め定められた条件(上下関係)を保ちつつ糸換え
回数が最も少なくなるように決定する。その決定された
縫順に従って刺繍を施すことにより、品質は保ったまま
糸換え時の作業能率の向上を図り得る。
少なくし得る刺繍データ処理装置および処理方法,刺繍
用記憶媒体,刺繍ミシンを提供することを目的とする。 【解決手段】コンポーネントx,y,zに刺繍を施すの
に際して、各コンポーネントx,y,zを、エレメント
102,106,110,112,104,108に分
けると共に、それぞれのエレメント102〜112にカ
ラーコードを付与し、各エレメント102〜112の縫
順を予め定められた条件(上下関係)を保ちつつ糸換え
回数が最も少なくなるように決定する。その決定された
縫順に従って刺繍を施すことにより、品質は保ったまま
糸換え時の作業能率の向上を図り得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刺繍データを処理
する刺繍データ処理装置および処理方法,刺繍データを
処理するための刺繍データ処理用プログラムが格納され
た刺繍用記録媒体,刺繍データが格納された刺繍用記録
媒体,刺繍データに従って刺繍を施す刺繍ミシン等に関
するものである。
する刺繍データ処理装置および処理方法,刺繍データを
処理するための刺繍データ処理用プログラムが格納され
た刺繍用記録媒体,刺繍データが格納された刺繍用記録
媒体,刺繍データに従って刺繍を施す刺繍ミシン等に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、(a) 同じ糸で連続的に刺繍を
施し得るエレメントを1つ以上含むコンポーネントに刺
繍を施すためのコンポーネント刺繍データを複数順序付
けて記憶する刺繍データ記憶手段と、(b) その刺繍デー
タ記憶手段に記憶された複数のコンポーネント刺繍デー
タを合わせて成るパターン刺繍データに対応するパター
ンに含まれるすべてのエレメントに刺繍を施す順番であ
る縫順を決定する縫順決定手段とを含む刺繍データ処理
装置が知られている。ここで、刺繍により形成されるパ
ターンは複数個のコンポーネントを含むものであり、コ
ンポーネントは1つ以上のエレメントを含むものであ
る。そして、パターンについての刺繍データがパターン
刺繍データであり、コンポーネントについて刺繍データ
がコンポーネント刺繍データで、エレメントについての
それがエレメント刺繍データである。パターン刺繍デー
タには、複数のコンポーネント刺繍データが含まれ、コ
ンポーネント刺繍データには1つ以上のエレメント刺繍
データが含まれる。エレメントは同じ糸で連続的に刺繍
を施し得る領域であるが、その領域は、1つの閉領域で
あっても、2つ以上の閉領域から成るものであってもよ
い。2つ以上の閉領域が縫目で連結されてよければ、同
じ糸で連続的に刺繍を施すことができるのである。
施し得るエレメントを1つ以上含むコンポーネントに刺
繍を施すためのコンポーネント刺繍データを複数順序付
けて記憶する刺繍データ記憶手段と、(b) その刺繍デー
タ記憶手段に記憶された複数のコンポーネント刺繍デー
タを合わせて成るパターン刺繍データに対応するパター
ンに含まれるすべてのエレメントに刺繍を施す順番であ
る縫順を決定する縫順決定手段とを含む刺繍データ処理
装置が知られている。ここで、刺繍により形成されるパ
ターンは複数個のコンポーネントを含むものであり、コ
ンポーネントは1つ以上のエレメントを含むものであ
る。そして、パターンについての刺繍データがパターン
刺繍データであり、コンポーネントについて刺繍データ
がコンポーネント刺繍データで、エレメントについての
それがエレメント刺繍データである。パターン刺繍デー
タには、複数のコンポーネント刺繍データが含まれ、コ
ンポーネント刺繍データには1つ以上のエレメント刺繍
データが含まれる。エレメントは同じ糸で連続的に刺繍
を施し得る領域であるが、その領域は、1つの閉領域で
あっても、2つ以上の閉領域から成るものであってもよ
い。2つ以上の閉領域が縫目で連結されてよければ、同
じ糸で連続的に刺繍を施すことができるのである。
【0003】刺繍データ記憶手段には、コンポーネント
刺繍データが順序付けて記憶されており、この順序は原
則としてオペレータによる入力または選択順に対応する
順序であるが、編集によって順序を変えることが可能で
ある。この従来の刺繍データ処理装置を含む刺繍ミシン
においては、刺繍実行プログラムが、パターンに含まれ
るすべてのコンポーネントおよびエレメントを、コンポ
ーネント刺繍データおよびエレメント刺繍データが刺繍
データ記憶手段に記憶されている順に刺繍するように作
成されており、また、一般に、刺繍はパターン内におけ
るコンポーネントの並び順に行われることが望ましいた
め、オペレータは、最終的には刺繍データ記憶手段にコ
ンポーネントの並び順にコンポーネント刺繍データが順
序付けられて記憶されるようにするのが普通である。
刺繍データが順序付けて記憶されており、この順序は原
則としてオペレータによる入力または選択順に対応する
順序であるが、編集によって順序を変えることが可能で
ある。この従来の刺繍データ処理装置を含む刺繍ミシン
においては、刺繍実行プログラムが、パターンに含まれ
るすべてのコンポーネントおよびエレメントを、コンポ
ーネント刺繍データおよびエレメント刺繍データが刺繍
データ記憶手段に記憶されている順に刺繍するように作
成されており、また、一般に、刺繍はパターン内におけ
るコンポーネントの並び順に行われることが望ましいた
め、オペレータは、最終的には刺繍データ記憶手段にコ
ンポーネントの並び順にコンポーネント刺繍データが順
序付けられて記憶されるようにするのが普通である。
【0004】図13に示すパターン300は、赤色の糸
の刺繍によりキャラクタが形成された後、青色の糸の刺
繍により縁取りが形成される例であり、各キャラクタ自
体とそれの縁取りとがそれぞれエレメント302〜31
2となっている。刺繍データ記憶手段には、コンポーネ
ント刺繍データがコンポーネントx,y,zの順に記憶
される。コンポーネント刺繍データに含まれる1つ以上
のエレメント刺繍データの各々は、針位置関連データ
と、各々のエレメントに刺繍を施すべき糸の種類(色)
を指定する糸指定データとを含むものであり、各コンポ
ーネント内におけるエレメントの縫順に格納されてい
る。
の刺繍によりキャラクタが形成された後、青色の糸の刺
繍により縁取りが形成される例であり、各キャラクタ自
体とそれの縁取りとがそれぞれエレメント302〜31
2となっている。刺繍データ記憶手段には、コンポーネ
ント刺繍データがコンポーネントx,y,zの順に記憶
される。コンポーネント刺繍データに含まれる1つ以上
のエレメント刺繍データの各々は、針位置関連データ
と、各々のエレメントに刺繍を施すべき糸の種類(色)
を指定する糸指定データとを含むものであり、各コンポ
ーネント内におけるエレメントの縫順に格納されてい
る。
【0005】コンポーネントxについてのコンポーネン
ト刺繍データには、エレメント302についての針位置
関連データおよび赤色の糸を指定する赤糸指定データ
と、エレメント304についての針位置関連データおよ
び青色の糸を指定する青糸指定データとが含まれ、エレ
メント302,304の順に格納されることにより、エ
レメント302の縫順が1番目,エレメント304の縫
順が2番目とされている。コンポーネントy,zについ
てのコンポーネント刺繍データにも、同様に、エレメン
ト306,308およびエレメント310,312につ
いてのエレメント刺繍データが含まれるが、いずれも赤
色の糸で刺繍されるべきエレメント306,310のエ
レメント刺繍データが先、青色の糸で刺繍されるべきエ
レメント308,312のエレメント刺繍データが後に
記憶されている。したがって、縫順がエレメント30
2,304,306,308,310,312の順とな
り、糸の色が(赤,青,赤,青,赤,青)の順に指定さ
れることになる。このパターン刺繍データに従って刺繍
が施されれば、糸換え回数が5回となる。
ト刺繍データには、エレメント302についての針位置
関連データおよび赤色の糸を指定する赤糸指定データ
と、エレメント304についての針位置関連データおよ
び青色の糸を指定する青糸指定データとが含まれ、エレ
メント302,304の順に格納されることにより、エ
レメント302の縫順が1番目,エレメント304の縫
順が2番目とされている。コンポーネントy,zについ
てのコンポーネント刺繍データにも、同様に、エレメン
ト306,308およびエレメント310,312につ
いてのエレメント刺繍データが含まれるが、いずれも赤
色の糸で刺繍されるべきエレメント306,310のエ
レメント刺繍データが先、青色の糸で刺繍されるべきエ
レメント308,312のエレメント刺繍データが後に
記憶されている。したがって、縫順がエレメント30
2,304,306,308,310,312の順とな
り、糸の色が(赤,青,赤,青,赤,青)の順に指定さ
れることになる。このパターン刺繍データに従って刺繍
が施されれば、糸換え回数が5回となる。
【0006】次に、図6に示すパターン100に含まれ
るエレメント102〜112の縫順について説明する。
上述のパターン300と同様に、各コンポーネントx,
y,zについてのコンポーネント刺繍データがx,y,
zの順にそれぞれ記憶されているが、コンポーネント
x,zについては、それぞれ赤色の糸が指定されたエレ
メント102,104の縫順が1番目で、青色の糸が指
定されたエレント106,108の縫順が2番目とされ
ており、コンポーネントyについては、青色の糸が指定
されたエレメント110の縫順が1番目で、赤色の糸が
指定されたエレント112が2番目とされている。した
がって、縫順はエレメント102,106,110,1
12,104,108の順となり、糸が(赤,青,青,
赤,赤,青)の順に指定される。このパターン刺繍デー
タに従って刺繍を施せば、糸換え回数は3回となる。
るエレメント102〜112の縫順について説明する。
上述のパターン300と同様に、各コンポーネントx,
y,zについてのコンポーネント刺繍データがx,y,
zの順にそれぞれ記憶されているが、コンポーネント
x,zについては、それぞれ赤色の糸が指定されたエレ
メント102,104の縫順が1番目で、青色の糸が指
定されたエレント106,108の縫順が2番目とされ
ており、コンポーネントyについては、青色の糸が指定
されたエレメント110の縫順が1番目で、赤色の糸が
指定されたエレント112が2番目とされている。した
がって、縫順はエレメント102,106,110,1
12,104,108の順となり、糸が(赤,青,青,
赤,赤,青)の順に指定される。このパターン刺繍デー
タに従って刺繍を施せば、糸換え回数は3回となる。
【0007】刺繍ミシンにおいて糸を変える場合には、
一旦刺繍ミシンを停止させ、糸を切り、針棒支持装置等
を移動させなければならず、時間がかかる。すなわち、
次に指定された種類の糸が通された縫針が取り付けられ
た針棒が使用位置にくるように針棒支持装置等を移動さ
せなければならないのであり、そのため、糸換え回数が
多くなると縫製能率が悪くなる。そこで、同じ種類の糸
が指定されたエレメントには連続して刺繍が施されるよ
うに縫順を決定する同糸連続縫順決定手段を備えた刺繍
データ処理装置が提案されている。この同糸連続縫順決
定手段によれば、上述のパターン300については、赤
色の糸が指定されたエレメントに連続して先に刺繍が施
され、後に、青色の糸が指定されたエレメントに連続し
て刺繍が施されるように、縫順がエレメント302,3
06,310,304,308,312の順に決定され
る。その結果、糸換え回数が1回となり、縫製能率を向
上させることが可能となる。
一旦刺繍ミシンを停止させ、糸を切り、針棒支持装置等
を移動させなければならず、時間がかかる。すなわち、
次に指定された種類の糸が通された縫針が取り付けられ
た針棒が使用位置にくるように針棒支持装置等を移動さ
せなければならないのであり、そのため、糸換え回数が
多くなると縫製能率が悪くなる。そこで、同じ種類の糸
が指定されたエレメントには連続して刺繍が施されるよ
うに縫順を決定する同糸連続縫順決定手段を備えた刺繍
データ処理装置が提案されている。この同糸連続縫順決
定手段によれば、上述のパターン300については、赤
色の糸が指定されたエレメントに連続して先に刺繍が施
され、後に、青色の糸が指定されたエレメントに連続し
て刺繍が施されるように、縫順がエレメント302,3
06,310,304,308,312の順に決定され
る。その結果、糸換え回数が1回となり、縫製能率を向
上させることが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記同糸連続
縫順決定手段によって決定された縫順に従って刺繍を施
すことが適切でない場合がある。パターン300のよう
に、すべてのコンポーネントx,y,zにおいて、縫順
が先のエレメント302,306,310については赤
色の糸が指定され、縫順が後のエレメント304,30
8,312については青色の糸が指定されている場合に
は、パターンを忠実に再現することが可能であるが、パ
ターン100のように、赤色の糸が指定されたエレメン
トの縫順が先にされているコンポーネントx,zと、青
色の糸が指定されたエレメントの縫順が先にされている
コンポーネントyとの両方を含むものの場合には、パタ
ーンを忠実に再現することができないのである。コンポ
ーネントyのように、縫順が先のエレメント110につ
いて青色の糸が指定されているものにおいて、赤色の糸
が指定されているエレメント112に先に刺繍が施され
ると、エレメント110,112の重なり部114にお
いては赤色の糸が上になるはずが青色の糸が上になって
しまい、図14に示すようなコンポーネントが形成され
てしまうのである。
縫順決定手段によって決定された縫順に従って刺繍を施
すことが適切でない場合がある。パターン300のよう
に、すべてのコンポーネントx,y,zにおいて、縫順
が先のエレメント302,306,310については赤
色の糸が指定され、縫順が後のエレメント304,30
8,312については青色の糸が指定されている場合に
は、パターンを忠実に再現することが可能であるが、パ
ターン100のように、赤色の糸が指定されたエレメン
トの縫順が先にされているコンポーネントx,zと、青
色の糸が指定されたエレメントの縫順が先にされている
コンポーネントyとの両方を含むものの場合には、パタ
ーンを忠実に再現することができないのである。コンポ
ーネントyのように、縫順が先のエレメント110につ
いて青色の糸が指定されているものにおいて、赤色の糸
が指定されているエレメント112に先に刺繍が施され
ると、エレメント110,112の重なり部114にお
いては赤色の糸が上になるはずが青色の糸が上になって
しまい、図14に示すようなコンポーネントが形成され
てしまうのである。
【0009】また、通常、刺繍を施す場合には、渡り縫
いが長くなることは望ましくない。しかし、同糸連続縫
順決定手段により縫順が決定された刺繍データに従って
刺繍が施される場合には、コンポーネント毎に刺繍が施
されるように縫順が決定された刺繍データに従って刺繍
が施される場合より、渡り縫いが長くなる部分が生じ
る。例えば、上述のパターン300のコンポーネント
x,y,zにおいて、仮に、コンポーネントx,zのエ
レメント304,312は青色であるが、コンポーネン
トyのエレメント308が黄色であるとすれば、同糸連
続縫順決定手段により縫順が決定された刺繍データに従
って刺繍が施される場合には、青色の糸でエレメント3
04から310へ移る場合に渡り縫いが長くなる。この
渡り縫いが余りに長いと糸の無駄が多くなったり、縫製
能率が低下したりする等の問題が生じる。
いが長くなることは望ましくない。しかし、同糸連続縫
順決定手段により縫順が決定された刺繍データに従って
刺繍が施される場合には、コンポーネント毎に刺繍が施
されるように縫順が決定された刺繍データに従って刺繍
が施される場合より、渡り縫いが長くなる部分が生じ
る。例えば、上述のパターン300のコンポーネント
x,y,zにおいて、仮に、コンポーネントx,zのエ
レメント304,312は青色であるが、コンポーネン
トyのエレメント308が黄色であるとすれば、同糸連
続縫順決定手段により縫順が決定された刺繍データに従
って刺繍が施される場合には、青色の糸でエレメント3
04から310へ移る場合に渡り縫いが長くなる。この
渡り縫いが余りに長いと糸の無駄が多くなったり、縫製
能率が低下したりする等の問題が生じる。
【0010】そこで、本発明の課題は、刺繍によりパタ
ーンを忠実に再現し得るようにすることや渡り縫いが設
定長さ以上にならないこと等の予め定められた条件に適
合しつつ糸換え回数が少なくなるようにエレメントの縫
順を決定し得る刺繍データ処理装置および処理方法を得
ること、そのようにエレメントの縫順を決定する適合縫
順決定プログラムが格納されたコンピュータにより読み
取り可能な刺繍用記録媒体、そのように縫順が決定され
た縫順決定済刺繍データが格納されたコンピュータによ
り読み取り可能な刺繍用記録媒体を得ること、そのよう
に縫順が決定された縫順決定済刺繍データに従って刺繍
を施し得る刺繍ミシンを得ることである。
ーンを忠実に再現し得るようにすることや渡り縫いが設
定長さ以上にならないこと等の予め定められた条件に適
合しつつ糸換え回数が少なくなるようにエレメントの縫
順を決定し得る刺繍データ処理装置および処理方法を得
ること、そのようにエレメントの縫順を決定する適合縫
順決定プログラムが格納されたコンピュータにより読み
取り可能な刺繍用記録媒体、そのように縫順が決定され
た縫順決定済刺繍データが格納されたコンピュータによ
り読み取り可能な刺繍用記録媒体を得ること、そのよう
に縫順が決定された縫順決定済刺繍データに従って刺繍
を施し得る刺繍ミシンを得ることである。
【0011】具体的には、第一発明の課題(第一課題と
称する。他の第二,第三,・・・発明の課題についても
同様に第二,第三,・・・課題と称する)は、上記刺繍
データ処理装置を得ることであり、第二発明の課題は、
第一発明の刺繍データ処理装置において糸換え回数を最
も少なくすることであり、第三発明の課題は、第一また
は第二発明の刺繍データ処理装置において刺繍データの
作成を容易にすることであり、第四,第五発明の課題
は、上述のように縫順が決定された刺繍データを有効に
利用し得るようにすることである。また、第六,第七発
明の課題は、第一ないし第五発明のいずれかに係る刺繍
データ処理装置において、エレメント毎に指定された糸
の種類に基づいて縫順が決定されるようにすることであ
り、第八発明の課題は、パターンに含まれる複数個のコ
ンポーネントの相対位置を容易にあるいは任意に決定し
得るようにすることである。第九発明の課題は、第一発
明の課題を解決するための望ましい手段を得ることであ
る。また、第十発明の課題は、各コンポーネント内のエ
レメントの縫順が変わらないようにしつつ糸換え回数を
少なくすることであり、第十一発明の課題は、第十発明
の課題を解決するための望ましい手段を得ることであ
る。さらに、第十二,第十三発明の課題は、パターンを
忠実に再現し得るようにしつつ糸の色替え回数が少なく
なるようにエレメントの縫順を決定し得る刺繍データ処
理装置を得ることであり、第十四,第十五発明の課題
は、刺繍データの望ましい態様を得ることである。第十
六発明の課題は、前述の刺繍データ処理方法を得ること
であり、第十七発明の課題は、第十六発明の刺繍データ
処理方法において各コンポーネント内のエレメントの縫
順が変わらないようにすることである。
称する。他の第二,第三,・・・発明の課題についても
同様に第二,第三,・・・課題と称する)は、上記刺繍
データ処理装置を得ることであり、第二発明の課題は、
第一発明の刺繍データ処理装置において糸換え回数を最
も少なくすることであり、第三発明の課題は、第一また
は第二発明の刺繍データ処理装置において刺繍データの
作成を容易にすることであり、第四,第五発明の課題
は、上述のように縫順が決定された刺繍データを有効に
利用し得るようにすることである。また、第六,第七発
明の課題は、第一ないし第五発明のいずれかに係る刺繍
データ処理装置において、エレメント毎に指定された糸
の種類に基づいて縫順が決定されるようにすることであ
り、第八発明の課題は、パターンに含まれる複数個のコ
ンポーネントの相対位置を容易にあるいは任意に決定し
得るようにすることである。第九発明の課題は、第一発
明の課題を解決するための望ましい手段を得ることであ
る。また、第十発明の課題は、各コンポーネント内のエ
レメントの縫順が変わらないようにしつつ糸換え回数を
少なくすることであり、第十一発明の課題は、第十発明
の課題を解決するための望ましい手段を得ることであ
る。さらに、第十二,第十三発明の課題は、パターンを
忠実に再現し得るようにしつつ糸の色替え回数が少なく
なるようにエレメントの縫順を決定し得る刺繍データ処
理装置を得ることであり、第十四,第十五発明の課題
は、刺繍データの望ましい態様を得ることである。第十
六発明の課題は、前述の刺繍データ処理方法を得ること
であり、第十七発明の課題は、第十六発明の刺繍データ
処理方法において各コンポーネント内のエレメントの縫
順が変わらないようにすることである。
【0012】第十八,第十九発明の課題は、前述の適合
縫順決定プログラムが格納された刺繍用記録媒体を得る
ことであり、第二十発明の課題は、縫順が前述のように
決定された刺繍データが格納された刺繍用記録媒体を得
ることである。第二十一〜第二十四発明の課題は、前述
の刺繍ミシンを得ることである。特に、第二十二課題
は、前述の縫順が決定された刺繍データを記録媒体から
読み込むことにより刺繍を行い得る刺繍ミシンを得るこ
とであり、第二十三課題は、自身で前述の縫順決定を行
い得る刺繍ミシンを得ることである。第二十四課題は、
第二十一〜二十三発明のいずれかに係る刺繍ミシンにお
いて、相対移動装置が単純な構造のもので済むようにす
ることである。
縫順決定プログラムが格納された刺繍用記録媒体を得る
ことであり、第二十発明の課題は、縫順が前述のように
決定された刺繍データが格納された刺繍用記録媒体を得
ることである。第二十一〜第二十四発明の課題は、前述
の刺繍ミシンを得ることである。特に、第二十二課題
は、前述の縫順が決定された刺繍データを記録媒体から
読み込むことにより刺繍を行い得る刺繍ミシンを得るこ
とであり、第二十三課題は、自身で前述の縫順決定を行
い得る刺繍ミシンを得ることである。第二十四課題は、
第二十一〜二十三発明のいずれかに係る刺繍ミシンにお
いて、相対移動装置が単純な構造のもので済むようにす
ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段,作用および発明の効果】
第一課題は、前記(a) の刺繍データ記憶手段および(b)
の縫順決定手段を含む刺繍データ処理装置において、縫
順決定手段を、縫順を、予め定められた条件に適合しつ
つ、刺繍データ記憶手段において順序付けられている通
りの順番で刺繍を施す場合より糸換え回数が少なくなる
ように決定する適合縫順決定手段を含むものとすること
によって解決される。上記「予め定められた条件」は、
例えば、各コンポーネント内においてエレメントの縫順
が変わらないこと、部分的に重なり合っている複数のエ
レメントの上下関係が変わらないこと、渡り縫いが設定
長さ以上にならないこと等とすることができる。また、
「糸換え」は、糸の色,太さ,材質,光沢等広く糸の種
類を変えることである。
第一課題は、前記(a) の刺繍データ記憶手段および(b)
の縫順決定手段を含む刺繍データ処理装置において、縫
順決定手段を、縫順を、予め定められた条件に適合しつ
つ、刺繍データ記憶手段において順序付けられている通
りの順番で刺繍を施す場合より糸換え回数が少なくなる
ように決定する適合縫順決定手段を含むものとすること
によって解決される。上記「予め定められた条件」は、
例えば、各コンポーネント内においてエレメントの縫順
が変わらないこと、部分的に重なり合っている複数のエ
レメントの上下関係が変わらないこと、渡り縫いが設定
長さ以上にならないこと等とすることができる。また、
「糸換え」は、糸の色,太さ,材質,光沢等広く糸の種
類を変えることである。
【0014】第一発明の刺繍データ処理装置において
は、適合縫順決定手段によって、各々のエレメントに刺
繍を施すべき順番が、予め定められた条件に適合しつつ
糸換え回数が少なくなるように決定される。例えば、実
施形態において詳述するように、図6に示すパターン1
00について、縫順が、エレメント102,104,1
08,110,106,112の順に決定されれば、糸
の色が(赤,赤,青,青,青,赤)の順に指定されるこ
とになり、必要な糸換え回数は2回となる。前述のよう
に、刺繍データ記憶手段に記憶された通りの順番で刺繍
が施されるように縫順が決定された場合の糸換え回数
(3回)より少なくなるのである。しかも、コンポーネ
ントyについても、2つのエレメント110,112の
重なり部114において上の糸の色が元のパターンにお
ける色と変わることがない。この場合の「予め定められ
た条件」は各コンポーネント内においてエレメントの縫
順が変わらないことなのであり、この刺繍データに従っ
て刺繍が施されれば、予定通りのパターンを忠実に再現
し得、かつ、縫製能率を向上させることができる。糸換
え回数が1回少なくなっただけでも、同様な刺繍が大量
に施される場合等には、大きな縫製能率向上の効果が得
られるのである。各コンポーネント内においてエレメン
トの縫順が変わらないことという条件の代わりに、また
はその条件と共に、渡り縫いが設定長さ以上になる場合
には、それらエレメントには連続して刺繍が施されない
ように縫順が決定されるようにすることもできる。
は、適合縫順決定手段によって、各々のエレメントに刺
繍を施すべき順番が、予め定められた条件に適合しつつ
糸換え回数が少なくなるように決定される。例えば、実
施形態において詳述するように、図6に示すパターン1
00について、縫順が、エレメント102,104,1
08,110,106,112の順に決定されれば、糸
の色が(赤,赤,青,青,青,赤)の順に指定されるこ
とになり、必要な糸換え回数は2回となる。前述のよう
に、刺繍データ記憶手段に記憶された通りの順番で刺繍
が施されるように縫順が決定された場合の糸換え回数
(3回)より少なくなるのである。しかも、コンポーネ
ントyについても、2つのエレメント110,112の
重なり部114において上の糸の色が元のパターンにお
ける色と変わることがない。この場合の「予め定められ
た条件」は各コンポーネント内においてエレメントの縫
順が変わらないことなのであり、この刺繍データに従っ
て刺繍が施されれば、予定通りのパターンを忠実に再現
し得、かつ、縫製能率を向上させることができる。糸換
え回数が1回少なくなっただけでも、同様な刺繍が大量
に施される場合等には、大きな縫製能率向上の効果が得
られるのである。各コンポーネント内においてエレメン
トの縫順が変わらないことという条件の代わりに、また
はその条件と共に、渡り縫いが設定長さ以上になる場合
には、それらエレメントには連続して刺繍が施されない
ように縫順が決定されるようにすることもできる。
【0015】第二課題は、第一発明の刺繍データ処理装
置における適合縫順決定手段を、縫順を糸換え回数が最
も少なくなるように決定する糸換え回数最少縫順決定手
段を含むものとすることによって解決される。この第二
発明に係る刺繍データ処理装置においては、予め定めら
れた条件に適合する範囲内において、糸換え回数が最も
少なくなるように縫順が決定される。例えば、指定され
た糸の種類がパターン全体で2種類であれば、他の条件
を満たす必要がなければ最少糸換え回数は1回となる
が、予め定められた条件に適合するために2回以上にな
るように縫順が決定される場合もあるのである。それで
も、予め定められた条件に適合する範囲内においては最
高の縫製能率が得られるのであり、その意味で、糸換え
回数最少縫順決定手段を縫順最適決定手段と称すること
もできる。
置における適合縫順決定手段を、縫順を糸換え回数が最
も少なくなるように決定する糸換え回数最少縫順決定手
段を含むものとすることによって解決される。この第二
発明に係る刺繍データ処理装置においては、予め定めら
れた条件に適合する範囲内において、糸換え回数が最も
少なくなるように縫順が決定される。例えば、指定され
た糸の種類がパターン全体で2種類であれば、他の条件
を満たす必要がなければ最少糸換え回数は1回となる
が、予め定められた条件に適合するために2回以上にな
るように縫順が決定される場合もあるのである。それで
も、予め定められた条件に適合する範囲内においては最
高の縫製能率が得られるのであり、その意味で、糸換え
回数最少縫順決定手段を縫順最適決定手段と称すること
もできる。
【0016】第三課題は、第一発明または第二発明の該
刺繍データ処理装置を、さらに、コンポーネント刺繍デ
ータが複数記憶されているコンポーネント刺繍データ記
憶手段と、そのコンポーネント刺繍データ記憶手段に記
憶されている複数のコンポーネント刺繍データの中から
2つ以上を選択して読み出す選択読出手段とを含むもの
とし、かつ、刺繍データ記憶手段を、選択読出手段によ
り読み出された2つ以上のコンポーネント刺繍データを
順序付けて記憶するものとすることによって解決され
る。ここで、「コンポーネント刺繍データ記憶手段」
は、複数のコンポーネント刺繍データが予め格納されて
いる内蔵のハードディスクやフロッピディスク,ROM
カード等取り外し可能な記録媒体であっても、ホストコ
ンピュータ等他の装置から供給された複数のコンポーネ
ント刺繍データを一時的に記憶しているRAM等であっ
てもよい。
刺繍データ処理装置を、さらに、コンポーネント刺繍デ
ータが複数記憶されているコンポーネント刺繍データ記
憶手段と、そのコンポーネント刺繍データ記憶手段に記
憶されている複数のコンポーネント刺繍データの中から
2つ以上を選択して読み出す選択読出手段とを含むもの
とし、かつ、刺繍データ記憶手段を、選択読出手段によ
り読み出された2つ以上のコンポーネント刺繍データを
順序付けて記憶するものとすることによって解決され
る。ここで、「コンポーネント刺繍データ記憶手段」
は、複数のコンポーネント刺繍データが予め格納されて
いる内蔵のハードディスクやフロッピディスク,ROM
カード等取り外し可能な記録媒体であっても、ホストコ
ンピュータ等他の装置から供給された複数のコンポーネ
ント刺繍データを一時的に記憶しているRAM等であっ
てもよい。
【0017】この第三発明の刺繍データ処理装置におい
ては、コンポーネント刺繍データ記憶手段に記憶されて
いるコンポーネント刺繍データから2以上が選択されて
読み出され、刺繍データ記憶手段に順序付けて記憶され
る。そのため、オペレータが各コンポーネント刺繍デー
タをいちいち入力する必要がなく、刺繍データの作成を
容易に迅速に行うことができる。
ては、コンポーネント刺繍データ記憶手段に記憶されて
いるコンポーネント刺繍データから2以上が選択されて
読み出され、刺繍データ記憶手段に順序付けて記憶され
る。そのため、オペレータが各コンポーネント刺繍デー
タをいちいち入力する必要がなく、刺繍データの作成を
容易に迅速に行うことができる。
【0018】第四課題は、第一ないし第三発明のいずれ
かに係る刺繍データ処理装置を、さらに、エレメントの
縫順が決定された縫順決定済パターン刺繍データを、取
り外し可能な記録媒体に記録する刺繍データ記録装置を
含むものとすることによって解決される。ここで、「取
り外し可能な記録媒体」には、ROMカード,フロッピ
ディスク等磁気的に刺繍データが記録される媒体や、コ
ンパクトディスク等光学的に記録される媒体等が含まれ
る。
かに係る刺繍データ処理装置を、さらに、エレメントの
縫順が決定された縫順決定済パターン刺繍データを、取
り外し可能な記録媒体に記録する刺繍データ記録装置を
含むものとすることによって解決される。ここで、「取
り外し可能な記録媒体」には、ROMカード,フロッピ
ディスク等磁気的に刺繍データが記録される媒体や、コ
ンパクトディスク等光学的に記録される媒体等が含まれ
る。
【0019】本第四発明の刺繍データ処理装置において
は、縫順が決定された縫順決定済パターン刺繍データ
が、刺繍データ記録装置によって取り外し可能な記録媒
体に記録される。したがって、記録媒体から刺繍データ
を読み込む刺繍データ読込装置を備えた刺繍ミシンであ
れば、適合縫順決定手段によって縫順が決定された縫順
決定済パターン刺繍データに従って刺繍を施すことが可
能となる。刺繍ミシンが刺繍データ処理装置を備えてい
ないものであっても、刺繍データ処理装置からケーブル
等により刺繍データが直接供給され得ないものであって
も差し支えないのである。このように、縫順決定済パタ
ーン刺繍データを記録媒体に記録すれば、多くの刺繍ミ
シンにおいて縫順決定済パターン刺繍データに従って刺
繍を施すことが可能となる。
は、縫順が決定された縫順決定済パターン刺繍データ
が、刺繍データ記録装置によって取り外し可能な記録媒
体に記録される。したがって、記録媒体から刺繍データ
を読み込む刺繍データ読込装置を備えた刺繍ミシンであ
れば、適合縫順決定手段によって縫順が決定された縫順
決定済パターン刺繍データに従って刺繍を施すことが可
能となる。刺繍ミシンが刺繍データ処理装置を備えてい
ないものであっても、刺繍データ処理装置からケーブル
等により刺繍データが直接供給され得ないものであって
も差し支えないのである。このように、縫順決定済パタ
ーン刺繍データを記録媒体に記録すれば、多くの刺繍ミ
シンにおいて縫順決定済パターン刺繍データに従って刺
繍を施すことが可能となる。
【0020】第五課題は、第一ないし第四発明のいずれ
かに係る刺繍データ処理装置を、エレメントの縫順が決
定された縫順決定済パターン刺繍データを刺繍ミシンに
供給する刺繍データ供給手段を含むものとすることによ
って解決される。ここで、刺繍データ供給手段は、刺繍
データを一度に供給するものであっても、複数回に分け
て供給するものであってもよく、刺繍ミシンにおいて刺
繍が施されるのと並行して供給するものであってもよ
い。
かに係る刺繍データ処理装置を、エレメントの縫順が決
定された縫順決定済パターン刺繍データを刺繍ミシンに
供給する刺繍データ供給手段を含むものとすることによ
って解決される。ここで、刺繍データ供給手段は、刺繍
データを一度に供給するものであっても、複数回に分け
て供給するものであってもよく、刺繍ミシンにおいて刺
繍が施されるのと並行して供給するものであってもよ
い。
【0021】本第五発明の刺繍データ処理装置において
は、縫順決定済パターン刺繍データが刺繍データ供給手
段によって刺繍ミシンに供給される。したがって、刺繍
ミシンが刺繍データ供給手段から送られる刺繍データを
受け取り得る刺繍データ受取手段を備えたものであれ
ば、その刺繍ミシンにおいて適合縫順決定手段によって
縫順が決定されたパターン刺繍データに従って刺繍を施
すことが可能となる。刺繍データ処理装置を備えていな
くても、取り外し可能な記録媒体から刺繍データを読み
込む刺繍データ読込装置を備えていなくても差し支えな
いのである。
は、縫順決定済パターン刺繍データが刺繍データ供給手
段によって刺繍ミシンに供給される。したがって、刺繍
ミシンが刺繍データ供給手段から送られる刺繍データを
受け取り得る刺繍データ受取手段を備えたものであれ
ば、その刺繍ミシンにおいて適合縫順決定手段によって
縫順が決定されたパターン刺繍データに従って刺繍を施
すことが可能となる。刺繍データ処理装置を備えていな
くても、取り外し可能な記録媒体から刺繍データを読み
込む刺繍データ読込装置を備えていなくても差し支えな
いのである。
【0022】第六課題は、第一ないし第五発明のいずれ
かに係る刺繍データ処理装置の刺繍データ記憶手段を、
各エレメントに刺繍を施す糸の種類を指定する糸指定デ
ータを記憶する糸指定データ記憶手段を含むものとし、
適合縫順決定手段を、糸指定データ記憶手段に記憶され
た糸指定データに基づいてエレメントの縫順を決定する
糸指定データ対応縫順決定手段を含むものとすることに
よって解決され、糸指定データを、刺繍を施す糸の色を
指定する色指定データを含むこととすれば第七課題が解
決される。第六発明の刺繍データ処理装置においては、
パターンに含まれるすべてのエレメントについて、エレ
メント毎に刺繍を施す糸の種類が糸指定データによって
指定される。そして、エレメントの縫順が、糸指定デー
タに基づいて糸指定データ対応縫順決定手段により決定
される。エレメントの縫順を糸指定データに基づいて決
定すれば、容易に糸換え回数を少なくし得る。第七発明
の刺繍データ処理装置においては、エレメント毎に糸の
色が色指定データによって指定され、その色指定データ
に基づいて縫順が決定される。
かに係る刺繍データ処理装置の刺繍データ記憶手段を、
各エレメントに刺繍を施す糸の種類を指定する糸指定デ
ータを記憶する糸指定データ記憶手段を含むものとし、
適合縫順決定手段を、糸指定データ記憶手段に記憶され
た糸指定データに基づいてエレメントの縫順を決定する
糸指定データ対応縫順決定手段を含むものとすることに
よって解決され、糸指定データを、刺繍を施す糸の色を
指定する色指定データを含むこととすれば第七課題が解
決される。第六発明の刺繍データ処理装置においては、
パターンに含まれるすべてのエレメントについて、エレ
メント毎に刺繍を施す糸の種類が糸指定データによって
指定される。そして、エレメントの縫順が、糸指定デー
タに基づいて糸指定データ対応縫順決定手段により決定
される。エレメントの縫順を糸指定データに基づいて決
定すれば、容易に糸換え回数を少なくし得る。第七発明
の刺繍データ処理装置においては、エレメント毎に糸の
色が色指定データによって指定され、その色指定データ
に基づいて縫順が決定される。
【0023】第八課題は、第一ないし第七発明のいずれ
かに係る刺繍データ処理装置を、記憶された2つ以上の
コンポーネントの相対位置を決定するコンポーネント配
置決定手段を含むものとすることによって解決されるの
である。本第八発明の刺繍データ処理装置においては、
コンポーネントの相対位置がコンポーネント相対位置決
定手段により決定される。例えば、2つ以上のコンポー
ネントが一列に並んで成るパターンにおいて、オペレー
タが隣接するコンポーネント間の間隔を入力すれば、そ
の間隔に基づいて各コンポーネントの基準点(例えば左
上端の点)の座標が自動で決定されるようにすることが
できる。このようにすれば、オペレータが各コンポーネ
ントの基準点の座標をいちいち入力する必要がなくな
り、その分、操作を容易にし得る。また、複数のコンポ
ーネントを一列に並ぶ形態以外の配置にすることを可能
とすることもでき、変化に富んだパターンの刺繍が可能
になる。
かに係る刺繍データ処理装置を、記憶された2つ以上の
コンポーネントの相対位置を決定するコンポーネント配
置決定手段を含むものとすることによって解決されるの
である。本第八発明の刺繍データ処理装置においては、
コンポーネントの相対位置がコンポーネント相対位置決
定手段により決定される。例えば、2つ以上のコンポー
ネントが一列に並んで成るパターンにおいて、オペレー
タが隣接するコンポーネント間の間隔を入力すれば、そ
の間隔に基づいて各コンポーネントの基準点(例えば左
上端の点)の座標が自動で決定されるようにすることが
できる。このようにすれば、オペレータが各コンポーネ
ントの基準点の座標をいちいち入力する必要がなくな
り、その分、操作を容易にし得る。また、複数のコンポ
ーネントを一列に並ぶ形態以外の配置にすることを可能
とすることもでき、変化に富んだパターンの刺繍が可能
になる。
【0024】第九課題は、前記パターンがコンポーネン
トが一列に複数個並べられたものである場合に、刺繍デ
ータ記憶手段を、コンポーネント刺繍データをコンポー
ネントの並び順と対応付けて記憶するものとし、かつ、
適合縫順決定手段を、(c) 複数種類の糸の各々を順次指
定する糸指定手段と、(d) 複数個のコンポーネントの各
々が糸指定手段により現在指定されている糸により刺繍
されるべきエレメントであってかつ予め定められた条件
を満たすものを有しているか否かを調査し、その調査の
結果を肯定にするエレメントの順に縫順を決定する調査
手段と、(e) その調査手段による調査の順序を複数個の
コンポーネントの並び順とそれとは逆の順とに交互に変
更するとともに糸指定手段による指定糸の種類を変更す
る調査制御手段とを含むものとすることによって解決さ
れる。
トが一列に複数個並べられたものである場合に、刺繍デ
ータ記憶手段を、コンポーネント刺繍データをコンポー
ネントの並び順と対応付けて記憶するものとし、かつ、
適合縫順決定手段を、(c) 複数種類の糸の各々を順次指
定する糸指定手段と、(d) 複数個のコンポーネントの各
々が糸指定手段により現在指定されている糸により刺繍
されるべきエレメントであってかつ予め定められた条件
を満たすものを有しているか否かを調査し、その調査の
結果を肯定にするエレメントの順に縫順を決定する調査
手段と、(e) その調査手段による調査の順序を複数個の
コンポーネントの並び順とそれとは逆の順とに交互に変
更するとともに糸指定手段による指定糸の種類を変更す
る調査制御手段とを含むものとすることによって解決さ
れる。
【0025】第九発明の刺繍データ処理装置において
は、上述のように、複数個のコンポーネントの各々が順
に、現在指定されている糸により刺繍されるべきエレメ
ントであってかつ予め定められた条件を満たすものを有
しているか否かが調査され、その調査の結果を肯定にす
るエレメントが次に刺繍されるべきエレメントとされ
る。そして、その調査の向きが、複数個のコンポーネン
トの並び順とそれとは逆の順とに交互に変更され、調査
の向きが変更される場合には指定糸の種類も変更され
る。例えば、図6に示すパターン100においては、調
査が、コンポーネントx→y→z,z→y→x,x→y
→・・・の順に行われる。また、コンポーネントx→y
→zの順の調査からコンポーネントz→y→xの順の調
査にというように調査の向きが変更される毎に指定糸の
種類が変更される。このように、調査の向きが複数個の
コンポーネントの並び順とそれとは逆の順とに交互に変
更されるため、本発明の刺繍データ処理装置において縫
順が決定された刺繍データに従って刺繍が施される場合
は、同じ種類の糸による刺繍が調査の順と同じ順序で行
われる。例えば、コンポーネントx,y,zのすべて
が、同じ糸で刺繍されるべきエレメントであってかつ予
め定められた条件を満たすものを有していると仮定すれ
ば、コンポーネントxのエレメント→コンポーネントy
のエレメント→コンポーネントzのエレメントの順に刺
繍されるのである。それに対して、調査の向きが常にコ
ンポーネントの並び順に固定されている刺繍データ処理
装置(それとは逆の順に固定されている場合も同様)に
おいて縫順が決定された刺繍データに従って刺繍が施さ
れる場合には、必ずコンポーネントzのエレメント→コ
ンポーネントxのエレメントと、中間のコンポーネント
を飛ばして刺繍が行われるため、必ず長い渡り縫いが行
われることとなり、中間のコンポーネントの数が多い場
合には、この渡り縫いの長さがきわめて長くなる。調査
の向きが交互に変更される場合でも、あるコンポーネン
トが現在指定されている糸により刺繍されるべきエレメ
ントであってかつ予め定められた条件を満たすものを有
していない場合には、そのコンポーネントを飛ばす渡り
縫いが行われるのであるが、その確率が調査の向きが固
定されている場合に比較して小さくなるのである。
は、上述のように、複数個のコンポーネントの各々が順
に、現在指定されている糸により刺繍されるべきエレメ
ントであってかつ予め定められた条件を満たすものを有
しているか否かが調査され、その調査の結果を肯定にす
るエレメントが次に刺繍されるべきエレメントとされ
る。そして、その調査の向きが、複数個のコンポーネン
トの並び順とそれとは逆の順とに交互に変更され、調査
の向きが変更される場合には指定糸の種類も変更され
る。例えば、図6に示すパターン100においては、調
査が、コンポーネントx→y→z,z→y→x,x→y
→・・・の順に行われる。また、コンポーネントx→y
→zの順の調査からコンポーネントz→y→xの順の調
査にというように調査の向きが変更される毎に指定糸の
種類が変更される。このように、調査の向きが複数個の
コンポーネントの並び順とそれとは逆の順とに交互に変
更されるため、本発明の刺繍データ処理装置において縫
順が決定された刺繍データに従って刺繍が施される場合
は、同じ種類の糸による刺繍が調査の順と同じ順序で行
われる。例えば、コンポーネントx,y,zのすべて
が、同じ糸で刺繍されるべきエレメントであってかつ予
め定められた条件を満たすものを有していると仮定すれ
ば、コンポーネントxのエレメント→コンポーネントy
のエレメント→コンポーネントzのエレメントの順に刺
繍されるのである。それに対して、調査の向きが常にコ
ンポーネントの並び順に固定されている刺繍データ処理
装置(それとは逆の順に固定されている場合も同様)に
おいて縫順が決定された刺繍データに従って刺繍が施さ
れる場合には、必ずコンポーネントzのエレメント→コ
ンポーネントxのエレメントと、中間のコンポーネント
を飛ばして刺繍が行われるため、必ず長い渡り縫いが行
われることとなり、中間のコンポーネントの数が多い場
合には、この渡り縫いの長さがきわめて長くなる。調査
の向きが交互に変更される場合でも、あるコンポーネン
トが現在指定されている糸により刺繍されるべきエレメ
ントであってかつ予め定められた条件を満たすものを有
していない場合には、そのコンポーネントを飛ばす渡り
縫いが行われるのであるが、その確率が調査の向きが固
定されている場合に比較して小さくなるのである。
【0026】第十課題は、第一ないし第九発明のいずれ
かに係る刺繍データ処理装置の刺繍データ記憶手段を、
コンポーネントの各々に含まれるエレメントに刺繍を施
す順番である縫順を特定可能な状態で前記コンポーネン
ト刺繍データを記憶するものとし、かつ、予め定められ
た条件を、各コンポーネントにおけるエレメントの縫順
が変わらないこととすることによって解決される。
かに係る刺繍データ処理装置の刺繍データ記憶手段を、
コンポーネントの各々に含まれるエレメントに刺繍を施
す順番である縫順を特定可能な状態で前記コンポーネン
ト刺繍データを記憶するものとし、かつ、予め定められ
た条件を、各コンポーネントにおけるエレメントの縫順
が変わらないこととすることによって解決される。
【0027】本第十発明に係る刺繍データ処理装置にお
ける刺繍データ記憶手段には、コンポーネント刺繍デー
タが各コンポーネントのエレメントに刺繍を施す順番で
ある縫順を特定可能な状態で記憶されている。例えば、
各エレメントについてのエレメント刺繍データがそれら
エレメントの縫順で記憶されていたり、縫順を表す縫順
指定データと対応付けて記憶されていたりするのであ
る。そして、本刺繍データ処理装置においては、パター
ンに含まれるすべてのエレメントの縫順が、コンポーネ
ント内のエレメントの縫順が変わらないように決定され
る。したがって、本刺繍データ処理装置において処理さ
れた刺繍データに従って刺繍が施されれば、2つ以上の
エレメントの重なり部分における糸の上下関係が予定の
パターンにおけるそれと変わることがない。例えば、図
6に示すパターン100については各々のエレメントの
縫順が、エレメント102,104,108,110,
106,112の順とされるが、コンポーネントyにお
いては、青色の糸が指定されたエレメント110の縫順
が4番目(コンポーネントy内においては1番目)で、
赤色の糸が指定されたエレメント112が6番目(2番
目)であり、コンポーネントy内における縫順は変わら
ない。エレメント112の縫順がエレメント110の縫
順より先にされることはないのである。
ける刺繍データ記憶手段には、コンポーネント刺繍デー
タが各コンポーネントのエレメントに刺繍を施す順番で
ある縫順を特定可能な状態で記憶されている。例えば、
各エレメントについてのエレメント刺繍データがそれら
エレメントの縫順で記憶されていたり、縫順を表す縫順
指定データと対応付けて記憶されていたりするのであ
る。そして、本刺繍データ処理装置においては、パター
ンに含まれるすべてのエレメントの縫順が、コンポーネ
ント内のエレメントの縫順が変わらないように決定され
る。したがって、本刺繍データ処理装置において処理さ
れた刺繍データに従って刺繍が施されれば、2つ以上の
エレメントの重なり部分における糸の上下関係が予定の
パターンにおけるそれと変わることがない。例えば、図
6に示すパターン100については各々のエレメントの
縫順が、エレメント102,104,108,110,
106,112の順とされるが、コンポーネントyにお
いては、青色の糸が指定されたエレメント110の縫順
が4番目(コンポーネントy内においては1番目)で、
赤色の糸が指定されたエレメント112が6番目(2番
目)であり、コンポーネントy内における縫順は変わら
ない。エレメント112の縫順がエレメント110の縫
順より先にされることはないのである。
【0028】第十一課題は、前記パターンがコンポーネ
ントが一列に複数個並べられたものである場合に、刺繍
データ記憶手段を、コンポーネント刺繍データをコンポ
ーネントの並び順と対応付けて記憶するものとし、か
つ、適合縫順決定手段を、(f)上述の糸指定手段と、(g)
複数個のコンポーネントの未だ縫順が決定されていな
いエレメントのうちで縫順が最も先のものの糸指定デー
タにより指定されている糸が、糸指定手段により現在指
定されている糸と一致しているか否かを調査し、調査結
果を肯定にするエレメントの順に縫順を決定する調査手
段と、(h) その調査手段による調査の順序を前記複数の
コンポーネントの並び順とそれとは逆の順とに交互に変
更するとともに糸指定手段による指定糸の種類を変更す
る調査制御手段とを含むものとすることによって解決さ
れる。
ントが一列に複数個並べられたものである場合に、刺繍
データ記憶手段を、コンポーネント刺繍データをコンポ
ーネントの並び順と対応付けて記憶するものとし、か
つ、適合縫順決定手段を、(f)上述の糸指定手段と、(g)
複数個のコンポーネントの未だ縫順が決定されていな
いエレメントのうちで縫順が最も先のものの糸指定デー
タにより指定されている糸が、糸指定手段により現在指
定されている糸と一致しているか否かを調査し、調査結
果を肯定にするエレメントの順に縫順を決定する調査手
段と、(h) その調査手段による調査の順序を前記複数の
コンポーネントの並び順とそれとは逆の順とに交互に変
更するとともに糸指定手段による指定糸の種類を変更す
る調査制御手段とを含むものとすることによって解決さ
れる。
【0029】第十一発明の刺繍データ処理装置において
は、第九発明の刺繍データ処理装置におけるように、エ
レメントについての調査の向きがコンポーネント毎に並
び順とそれとは逆の順とに交互に変更されて行われる。
本刺繍データ処理装置においては、調査対象のエレメン
トが、各コンポーネントに含まれる未だ縫順が決定され
ていないエレメントのうちで縫順が最も先のものとさ
れ、調査内容が、そのエレメントについて糸指定データ
により指定されている糸が、糸指定手段により現在指定
されている糸と一致しているか否かとされる。例えば、
図6に示すパターン100のコンポーネントxにおい
て、エレメント102,106の縫順がいずれも決定さ
れていない場合には、調査対象のエレメントがコンポー
ネントx内の縫順が先のエレメント102とされ、エレ
メント102についての縫順が決定されている場合に
は、調査対象のエレメントはエレメント106とされ
る。また、エレメントについて指定されている糸の種類
(赤い糸)と、糸指定手段により指定されている糸の種
類(糸の色)とが一致するか否かの調査が行われるので
ある。コンポーネント内の縫順が後のエレメントが先の
エレメントより先に縫順が決定されることが回避される
ため、コンポーネント内の縫順を変えることなく、パタ
ーンに含まれるすべてのエレメントの縫順が決定される
こととなる。
は、第九発明の刺繍データ処理装置におけるように、エ
レメントについての調査の向きがコンポーネント毎に並
び順とそれとは逆の順とに交互に変更されて行われる。
本刺繍データ処理装置においては、調査対象のエレメン
トが、各コンポーネントに含まれる未だ縫順が決定され
ていないエレメントのうちで縫順が最も先のものとさ
れ、調査内容が、そのエレメントについて糸指定データ
により指定されている糸が、糸指定手段により現在指定
されている糸と一致しているか否かとされる。例えば、
図6に示すパターン100のコンポーネントxにおい
て、エレメント102,106の縫順がいずれも決定さ
れていない場合には、調査対象のエレメントがコンポー
ネントx内の縫順が先のエレメント102とされ、エレ
メント102についての縫順が決定されている場合に
は、調査対象のエレメントはエレメント106とされ
る。また、エレメントについて指定されている糸の種類
(赤い糸)と、糸指定手段により指定されている糸の種
類(糸の色)とが一致するか否かの調査が行われるので
ある。コンポーネント内の縫順が後のエレメントが先の
エレメントより先に縫順が決定されることが回避される
ため、コンポーネント内の縫順を変えることなく、パタ
ーンに含まれるすべてのエレメントの縫順が決定される
こととなる。
【0030】第十二課題は、刺繍データ処理装置を、
(i) 同じ糸で連続的に刺繍を施し得るエレメントを各々
1つ以上含む複数のコンポーネントに刺繍を施すための
複数のコンポーネント刺繍データの中から任意の複数を
選択する選択手段と、(j) その選択手段により選択され
た複数の選択コンポーネント刺繍データの中に少なくと
も1回以上の糸の色替えを指示する色替データが含まれ
る場合に、その選択コンポーネント刺繍データをそのま
ま実行する場合より色替え回数を少なくする色替え回数
減少手段と、(k) その色替え回数減少手段による色替え
回数の減少時に、エレメント単位で縫製順序の適合性を
確保する適合性確保手段とを含むものとすることによっ
て解決される。ここにおいて、「エレメント単位で縫製
順序の適合性を確保する」とは、例えば、「2個のエレ
メントが少なくとも一部において重なり合う場合のよう
に、それらエレメント間で縫順が変えられれば意図通り
のパターンが得られなくなる場合には、それらエレメン
ト間では縫順が変えられないようにする」ことである。
また、色替データは、糸の色を替えることを直接指示す
るデータであっても、間接的に指示するデータであって
もよい。例えば、各エレメント毎に刺繍を施す糸の色が
色指定データにより指定されている場合において、その
色指定データが変われば、間接的に色替えが指示される
ことになるのである。
(i) 同じ糸で連続的に刺繍を施し得るエレメントを各々
1つ以上含む複数のコンポーネントに刺繍を施すための
複数のコンポーネント刺繍データの中から任意の複数を
選択する選択手段と、(j) その選択手段により選択され
た複数の選択コンポーネント刺繍データの中に少なくと
も1回以上の糸の色替えを指示する色替データが含まれ
る場合に、その選択コンポーネント刺繍データをそのま
ま実行する場合より色替え回数を少なくする色替え回数
減少手段と、(k) その色替え回数減少手段による色替え
回数の減少時に、エレメント単位で縫製順序の適合性を
確保する適合性確保手段とを含むものとすることによっ
て解決される。ここにおいて、「エレメント単位で縫製
順序の適合性を確保する」とは、例えば、「2個のエレ
メントが少なくとも一部において重なり合う場合のよう
に、それらエレメント間で縫順が変えられれば意図通り
のパターンが得られなくなる場合には、それらエレメン
ト間では縫順が変えられないようにする」ことである。
また、色替データは、糸の色を替えることを直接指示す
るデータであっても、間接的に指示するデータであって
もよい。例えば、各エレメント毎に刺繍を施す糸の色が
色指定データにより指定されている場合において、その
色指定データが変われば、間接的に色替えが指示される
ことになるのである。
【0031】第十二発明の刺繍データ処理装置において
は、色替え回数減少手段により刺繍データ中の色替デー
タの数が減少させられるため、その刺繍データの実行時
における縫製能率が向上する効果が得られる。しかも、
適合性確保手段により縫製順序の適合性がエレメント単
位で確保されるため、得られたパターンが意図とは異な
るものとなってしまうことが回避される。
は、色替え回数減少手段により刺繍データ中の色替デー
タの数が減少させられるため、その刺繍データの実行時
における縫製能率が向上する効果が得られる。しかも、
適合性確保手段により縫製順序の適合性がエレメント単
位で確保されるため、得られたパターンが意図とは異な
るものとなってしまうことが回避される。
【0032】第十三課題は、第十二発明の刺繍データ処
理装置における色替え回数減少手段を、色替え回数を最
少化する色替え回数最少化手段を含むものとすることに
よって解決される。本第十三発明の刺繍データ処理装置
においては、縫製順序の適合性は確保された上で色替え
回数が最少とされるため、第十二発明に係る発明の効果
を特に有効に享受することができる。なお、第十二発明
または第十三発明に係る刺繍データ処理装置について
も、第四発明ないし第十一発明を適用することができ
る。
理装置における色替え回数減少手段を、色替え回数を最
少化する色替え回数最少化手段を含むものとすることに
よって解決される。本第十三発明の刺繍データ処理装置
においては、縫製順序の適合性は確保された上で色替え
回数が最少とされるため、第十二発明に係る発明の効果
を特に有効に享受することができる。なお、第十二発明
または第十三発明に係る刺繍データ処理装置について
も、第四発明ないし第十一発明を適用することができ
る。
【0033】また、第一発明ないし第十三発明のいずれ
かに係る刺繍データ処理装置において処理されるエレメ
ント刺繍データを、エレメントのアウトラインを規定す
るアウトライン規定データを含むものとすれば、第十四
課題が解決され、実際の針落ち点を規定する一針データ
の集合を含むものとすれば、第十五課題が解決される。
ここで、アウトライン規定データには、エレメントのア
ウトライン(直線や曲線を含む)を表す1以上の数式の
データや、アウトラインを構成する各セグメントを表す
複数のベクトルデータや、エレメントの形状を規定する
複数の規定点のデータ等が含まれる。例えば、エレメン
トが円形である場合には、そのエレメントのアウトライ
ンは、その円の中心データおよび半径データ等を含む規
定点データで表すことも、数式データで表すこともでき
る。第十四発明におけるように、エレメント刺繍データ
がアウトライン規定データを含むものであれば、エレメ
ント刺繍データのデータ量が少なくて済むため、処理後
の刺繍データを記憶する記憶手段の容量が小さくて済む
利点がある。それに対して、第十五発明においては、処
理後の刺繍データが一針データまで展開されているた
め、刺繍ミシンはその一針データをそのまま実行すれば
よく、データ処理機能が比較的低い刺繍ミシンでも使用
可能となる利点がある。
かに係る刺繍データ処理装置において処理されるエレメ
ント刺繍データを、エレメントのアウトラインを規定す
るアウトライン規定データを含むものとすれば、第十四
課題が解決され、実際の針落ち点を規定する一針データ
の集合を含むものとすれば、第十五課題が解決される。
ここで、アウトライン規定データには、エレメントのア
ウトライン(直線や曲線を含む)を表す1以上の数式の
データや、アウトラインを構成する各セグメントを表す
複数のベクトルデータや、エレメントの形状を規定する
複数の規定点のデータ等が含まれる。例えば、エレメン
トが円形である場合には、そのエレメントのアウトライ
ンは、その円の中心データおよび半径データ等を含む規
定点データで表すことも、数式データで表すこともでき
る。第十四発明におけるように、エレメント刺繍データ
がアウトライン規定データを含むものであれば、エレメ
ント刺繍データのデータ量が少なくて済むため、処理後
の刺繍データを記憶する記憶手段の容量が小さくて済む
利点がある。それに対して、第十五発明においては、処
理後の刺繍データが一針データまで展開されているた
め、刺繍ミシンはその一針データをそのまま実行すれば
よく、データ処理機能が比較的低い刺繍ミシンでも使用
可能となる利点がある。
【0034】第十六課題は、刺繍データ処理方法を、
(l) 複数のコンポーネントの各々に刺繍を施すためのコ
ンポーネント刺繍データを順序付けて複数含むパターン
刺繍データを刺繍データ記憶手段に記憶させるパターン
刺繍データ記憶工程と、(m) その記憶されたパターン刺
繍データに対応するパターンに含まれるすべてのエレメ
ントに刺繍を施す順番である縫順を、予め定められた条
件に適合しつつ、パターン刺繍データ内で順序付けられ
ている通りの順序で刺繍を施す場合より糸換え回数が少
なくなるように決定する縫順決定工程とを含むものとす
ることによって解決される。本第十六発明の刺繍データ
処理方法によれば、一つのパターンに含まれるすべての
エレメントの縫順が、予め定められた条件に適合しつつ
糸換え回数が少なくなるように決定される。本刺繍デー
タ処理方法は、例えば、第一ないし第十一発明のいずれ
か1つの刺繍データ処理装置において実施され得る。次
の第十七発明が代表的な一例である。
(l) 複数のコンポーネントの各々に刺繍を施すためのコ
ンポーネント刺繍データを順序付けて複数含むパターン
刺繍データを刺繍データ記憶手段に記憶させるパターン
刺繍データ記憶工程と、(m) その記憶されたパターン刺
繍データに対応するパターンに含まれるすべてのエレメ
ントに刺繍を施す順番である縫順を、予め定められた条
件に適合しつつ、パターン刺繍データ内で順序付けられ
ている通りの順序で刺繍を施す場合より糸換え回数が少
なくなるように決定する縫順決定工程とを含むものとす
ることによって解決される。本第十六発明の刺繍データ
処理方法によれば、一つのパターンに含まれるすべての
エレメントの縫順が、予め定められた条件に適合しつつ
糸換え回数が少なくなるように決定される。本刺繍デー
タ処理方法は、例えば、第一ないし第十一発明のいずれ
か1つの刺繍データ処理装置において実施され得る。次
の第十七発明が代表的な一例である。
【0035】第十七課題は、第十六発明の刺繍データ処
理方法におけるコンポーネント刺繍データの各々におい
て、それら各コンポーネント刺繍データに属するすべて
のエレメント刺繍データの縫順が決まっているものと
し、予め定められた条件を、各コンポーネント刺繍デー
タ内における前記エレメント刺繍データの縫順が変わら
ないこととすることによって解決される。本第十七発明
の刺繍データ処理方法によれば、各コンポーネント刺繍
データ内におけるエレメントの縫順が変わらないように
パターン全体のエレメントの縫順が決定される。そのた
め、本刺繍データ処理方法によって処理された刺繍デー
タに従って刺繍が施されれば、2つ以上のエレメントの
重なり部分における糸の上下関係が元のパターンにおけ
るそれと変わることが回避される。
理方法におけるコンポーネント刺繍データの各々におい
て、それら各コンポーネント刺繍データに属するすべて
のエレメント刺繍データの縫順が決まっているものと
し、予め定められた条件を、各コンポーネント刺繍デー
タ内における前記エレメント刺繍データの縫順が変わら
ないこととすることによって解決される。本第十七発明
の刺繍データ処理方法によれば、各コンポーネント刺繍
データ内におけるエレメントの縫順が変わらないように
パターン全体のエレメントの縫順が決定される。そのた
め、本刺繍データ処理方法によって処理された刺繍デー
タに従って刺繍が施されれば、2つ以上のエレメントの
重なり部分における糸の上下関係が元のパターンにおけ
るそれと変わることが回避される。
【0036】第十八課題は、記録媒体に、同じ糸で連続
的に刺繍を施し得るエレメントを1つ以上含むコンポー
ネントを複数含むパターンに含まれるすべてのエレメン
トに刺繍を施す順番である縫順を、予め定められた条件
に適合しつつ、コンポーネント毎に順次刺繍を完結する
場合より糸換え回数が少なくなるように決定するように
コンピュータを制御する適合縫順決定プログラムを格納
することによって解決され、第十九課題は、第十八発明
の刺繍用記録媒体に記憶されている適合縫順決定プログ
ラムを、パターンが複数のコンポーネントが一列に並べ
られたものである場合に、その刺繍用記録媒体に縫順
を、複数のコンポーネントの並び順通りに刺繍を施す場
合より糸換え回数が少なくなるように決定するものとす
ることによって解決される。それに対して、第二十課題
は、記録媒体に、複数のコンポーネントを含み、それら
複数のコンポーネントのうちの少なくとも2つが同じ糸
で連続的に刺繍を施し得る複数のエレメントをそれぞれ
含むパターンに刺繍を施すべくコンピュータを制御する
ための刺繍データであって、そのパターンに含まれるす
べてのエレメントに刺繍を施す順番である縫順が、2つ
のコンポーネントに関して、互いに同じ糸で刺繍が施さ
れるべき少なくとも2つのエレメントの縫順が互いに異
なり、かつ、パターン全体として、コンポーネント毎に
順次刺繍が完結される場合より糸換え回数が少なくなる
ように決定されたものを格納することによって解決され
る。
的に刺繍を施し得るエレメントを1つ以上含むコンポー
ネントを複数含むパターンに含まれるすべてのエレメン
トに刺繍を施す順番である縫順を、予め定められた条件
に適合しつつ、コンポーネント毎に順次刺繍を完結する
場合より糸換え回数が少なくなるように決定するように
コンピュータを制御する適合縫順決定プログラムを格納
することによって解決され、第十九課題は、第十八発明
の刺繍用記録媒体に記憶されている適合縫順決定プログ
ラムを、パターンが複数のコンポーネントが一列に並べ
られたものである場合に、その刺繍用記録媒体に縫順
を、複数のコンポーネントの並び順通りに刺繍を施す場
合より糸換え回数が少なくなるように決定するものとす
ることによって解決される。それに対して、第二十課題
は、記録媒体に、複数のコンポーネントを含み、それら
複数のコンポーネントのうちの少なくとも2つが同じ糸
で連続的に刺繍を施し得る複数のエレメントをそれぞれ
含むパターンに刺繍を施すべくコンピュータを制御する
ための刺繍データであって、そのパターンに含まれるす
べてのエレメントに刺繍を施す順番である縫順が、2つ
のコンポーネントに関して、互いに同じ糸で刺繍が施さ
れるべき少なくとも2つのエレメントの縫順が互いに異
なり、かつ、パターン全体として、コンポーネント毎に
順次刺繍が完結される場合より糸換え回数が少なくなる
ように決定されたものを格納することによって解決され
る。
【0037】第十八ないし第二十発明に係る刺繍用記録
媒体は、コンピュータにより読み取り可能なものであれ
ばどのようなものであってもよく、例えば、ROMチッ
プ,EPROMチップ,ハードディスク等刺繍データ処
理装置等に固定的に設けられるものであっても、ROM
カード,フロッピディスク,コンパクトディスク等取り
外し可能なものであってもよい。第十八,十九発明の刺
繍用記録媒体は、パターンに含まれるすべてのエレメン
トの縫順を、予め定められた条件に適合しつつ糸換え回
数が少なくなるように決定する適合縫順決定プログラム
が格納されたものであり、刺繍データ処理プログラム記
録媒体と称することができるのに対し、第二十発明の刺
繍用記録媒体は処理された結果の刺繍データか格納され
たものであり、刺繍データ記録媒体と称することができ
る。
媒体は、コンピュータにより読み取り可能なものであれ
ばどのようなものであってもよく、例えば、ROMチッ
プ,EPROMチップ,ハードディスク等刺繍データ処
理装置等に固定的に設けられるものであっても、ROM
カード,フロッピディスク,コンパクトディスク等取り
外し可能なものであってもよい。第十八,十九発明の刺
繍用記録媒体は、パターンに含まれるすべてのエレメン
トの縫順を、予め定められた条件に適合しつつ糸換え回
数が少なくなるように決定する適合縫順決定プログラム
が格納されたものであり、刺繍データ処理プログラム記
録媒体と称することができるのに対し、第二十発明の刺
繍用記録媒体は処理された結果の刺繍データか格納され
たものであり、刺繍データ記録媒体と称することができ
る。
【0038】第十八,十九発明に係る刺繍用記録媒体が
ROMチップ等である場合には、適合縫順決定手段を備
えた刺繍データ処理装置を容易に製造することができ
る。また、刺繍用記録媒体がフロッピディスク等である
場合には、通常のパーソナルコンピュータ等(適合縫順
決定プログラムが内蔵のROM等に記憶されていないパ
ーソナルコンピュータ等)においても、適合縫順決定プ
ログラムの実行によりエレメントの縫順を決定すること
ができる。これら刺繍用記録媒体の適合縫順決定プログ
ラムに従って縫順が決定される刺繍データ処理装置の一
例が、第一ないし第十五発明のいずれか1つの刺繍デー
タ処理装置であり、これら刺繍用記録媒体の適合縫順決
定プログラムに従って縫い順が決定されれば、第十六ま
たは第十七発明の刺繍データ処理方法が実施されたこと
になる。
ROMチップ等である場合には、適合縫順決定手段を備
えた刺繍データ処理装置を容易に製造することができ
る。また、刺繍用記録媒体がフロッピディスク等である
場合には、通常のパーソナルコンピュータ等(適合縫順
決定プログラムが内蔵のROM等に記憶されていないパ
ーソナルコンピュータ等)においても、適合縫順決定プ
ログラムの実行によりエレメントの縫順を決定すること
ができる。これら刺繍用記録媒体の適合縫順決定プログ
ラムに従って縫順が決定される刺繍データ処理装置の一
例が、第一ないし第十五発明のいずれか1つの刺繍デー
タ処理装置であり、これら刺繍用記録媒体の適合縫順決
定プログラムに従って縫い順が決定されれば、第十六ま
たは第十七発明の刺繍データ処理方法が実施されたこと
になる。
【0039】第十八発明に係る刺繍用記録媒体を、第
二,第六,第七,第十,第十二,第十三発明の各々の刺
繍データ処理装置における処理にそれぞれ対応する糸換
え回数最少縫順決定プログラム,糸指定データ対応縫順
決定プログラム,色指定データ対応縫順決定プログラ
ム,同一コンポーネント内縫順不変適合縫順決定プログ
ラム,適合性確保色替え回数減少プログラム,色替え回
数最少化プログラム等が格納されたものとしたり、上記
プログラムの他に、第三〜第五および第八発明の各々の
刺繍データ処理装置における処理にそれぞれ対応する刺
繍データ編集プログラム,刺繍データ記録プログラム、
刺繍データ供給プログラム,コンポーネント相対位置決
定プログラム等も格納されたものとしたりすることがで
きる。また、刺繍によって形成されるパターンが複数個
のコンポーネントが一列に並んで成るものである場合に
は、記録媒体に格納された適合縫順決定プログラムを、
第十九発明におけるように、並び順通りに刺繍が施され
る場合より糸換え回数が少なくなるように縫順を決定す
るものとすることができる。この場合、コンポーネント
相対位置決定プログラムも格納されていることが望まし
い。
二,第六,第七,第十,第十二,第十三発明の各々の刺
繍データ処理装置における処理にそれぞれ対応する糸換
え回数最少縫順決定プログラム,糸指定データ対応縫順
決定プログラム,色指定データ対応縫順決定プログラ
ム,同一コンポーネント内縫順不変適合縫順決定プログ
ラム,適合性確保色替え回数減少プログラム,色替え回
数最少化プログラム等が格納されたものとしたり、上記
プログラムの他に、第三〜第五および第八発明の各々の
刺繍データ処理装置における処理にそれぞれ対応する刺
繍データ編集プログラム,刺繍データ記録プログラム、
刺繍データ供給プログラム,コンポーネント相対位置決
定プログラム等も格納されたものとしたりすることがで
きる。また、刺繍によって形成されるパターンが複数個
のコンポーネントが一列に並んで成るものである場合に
は、記録媒体に格納された適合縫順決定プログラムを、
第十九発明におけるように、並び順通りに刺繍が施され
る場合より糸換え回数が少なくなるように縫順を決定す
るものとすることができる。この場合、コンポーネント
相対位置決定プログラムも格納されていることが望まし
い。
【0040】第二十発明の刺繍用記録媒体には、縫順が
決定された刺繍データが格納されている。この刺繍デー
タは、パターンに含まれるすべてのエレメントの縫順
が、複数のコンポーネントのうちの少なくとも2つに関
して、互いに同じ糸で刺繍が施されるべき少なくとも2
つのエレメントの縫順が互いに異なっており、かつ、コ
ンポーネント毎に順次刺繍が完結される場合より糸換え
回数が少なくなるように決定されたものである。すなわ
ち、単に、同じ種類の糸が指定されたエレメントをまと
めて、これらに連続して刺繍が施されるように縫順が決
定されたものではないのであり、他に、例えば、元のパ
ターンを忠実に再現し得ること等の条件に適合するよう
に決定されたものなのである。
決定された刺繍データが格納されている。この刺繍デー
タは、パターンに含まれるすべてのエレメントの縫順
が、複数のコンポーネントのうちの少なくとも2つに関
して、互いに同じ糸で刺繍が施されるべき少なくとも2
つのエレメントの縫順が互いに異なっており、かつ、コ
ンポーネント毎に順次刺繍が完結される場合より糸換え
回数が少なくなるように決定されたものである。すなわ
ち、単に、同じ種類の糸が指定されたエレメントをまと
めて、これらに連続して刺繍が施されるように縫順が決
定されたものではないのであり、他に、例えば、元のパ
ターンを忠実に再現し得ること等の条件に適合するよう
に決定されたものなのである。
【0041】したがって、本発明の刺繍用記録媒体を利
用すれば、記録媒体から刺繍データを読み込む刺繍デー
タ読込装置を備えた刺繍ミシンにおいて、上述のように
縫順が決定された刺繍データに従って刺繍を施すことが
可能となり、縫製能率を向上させること等が可能とな
る。なお、本刺繍用記録媒体を、第一ないし第十五発明
のいずれか1つの刺繍データ処理装置によって縫順が決
定された刺繍データが格納されたものとしたり、第十
六,十七発明の刺繍データ処理方法の実施により得られ
た刺繍データが格納されたものとしたり、第十八,十九
発明の刺繍用記録媒体に格納されている適合縫順決定プ
ログラムの実行によって縫順が決定された刺繍データが
格納されたものとしたりすることもできる。
用すれば、記録媒体から刺繍データを読み込む刺繍デー
タ読込装置を備えた刺繍ミシンにおいて、上述のように
縫順が決定された刺繍データに従って刺繍を施すことが
可能となり、縫製能率を向上させること等が可能とな
る。なお、本刺繍用記録媒体を、第一ないし第十五発明
のいずれか1つの刺繍データ処理装置によって縫順が決
定された刺繍データが格納されたものとしたり、第十
六,十七発明の刺繍データ処理方法の実施により得られ
た刺繍データが格納されたものとしたり、第十八,十九
発明の刺繍用記録媒体に格納されている適合縫順決定プ
ログラムの実行によって縫順が決定された刺繍データが
格納されたものとしたりすることもできる。
【0042】第二十一課題は、被縫製物に縫目を形成す
る縫目形成装置と、その被縫製物と縫目形成装置とを被
縫製物の表面に平行な方向に相対移動させる相対移動装
置と、それら縫目形成装置と相対移動装置とを制御する
刺繍制御装置とを含む刺繍ミシンにおいて、刺繍制御装
置を、相対移動装置に、複数のコンポーネントを含み、
それら複数のコンポーネントのうちの少なくとも2つが
同じ糸で連続的に刺繍を施し得る複数のエレメントをそ
れぞれ含むパターンに刺繍を施すための刺繍データを供
給する刺繍データ供給手段を含むものとし、その刺繍デ
ータ供給手段が供給する刺繍データを、パターンに含ま
れるすべてのエレメントに刺繍を施す順番である縫順
が、2つのコンポーネントに関して、互いに同じ糸で刺
繍が施されるべき少なくとも2つのエレメントの縫順が
互いに異なり、かつ、パターン全体として、コンポーネ
ント毎に順次刺繍が完結される場合より糸換え回数が少
なくなるように決定された刺繍データとすることによっ
て解決される。ここで、相対移動装置は、被縫製物の表
面に平行な方向に、縫目形成装置のみを移動させるもの
であっても、被縫製物のみを移動させるものであって
も、これら縫目形成装置と被縫製物との両方を移動させ
るものであってもよい。
る縫目形成装置と、その被縫製物と縫目形成装置とを被
縫製物の表面に平行な方向に相対移動させる相対移動装
置と、それら縫目形成装置と相対移動装置とを制御する
刺繍制御装置とを含む刺繍ミシンにおいて、刺繍制御装
置を、相対移動装置に、複数のコンポーネントを含み、
それら複数のコンポーネントのうちの少なくとも2つが
同じ糸で連続的に刺繍を施し得る複数のエレメントをそ
れぞれ含むパターンに刺繍を施すための刺繍データを供
給する刺繍データ供給手段を含むものとし、その刺繍デ
ータ供給手段が供給する刺繍データを、パターンに含ま
れるすべてのエレメントに刺繍を施す順番である縫順
が、2つのコンポーネントに関して、互いに同じ糸で刺
繍が施されるべき少なくとも2つのエレメントの縫順が
互いに異なり、かつ、パターン全体として、コンポーネ
ント毎に順次刺繍が完結される場合より糸換え回数が少
なくなるように決定された刺繍データとすることによっ
て解決される。ここで、相対移動装置は、被縫製物の表
面に平行な方向に、縫目形成装置のみを移動させるもの
であっても、被縫製物のみを移動させるものであって
も、これら縫目形成装置と被縫製物との両方を移動させ
るものであってもよい。
【0043】第二十二課題は、第二十一発明に係る刺繍
ミシンの刺繍制御装置を、刺繍データを取り外し可能な
記録媒体から読み込む刺繍データ読込装置を含むものと
することによって解決され、第二十三課題は、第二十一
または二十二発明に係る刺繍ミシンを、同じ糸で連続的
に刺繍を施し得るエレメントを1つ以上含むコンポーネ
ントに刺繍を施すためのコンポーネント刺繍データを複
数順序付けて記憶する刺繍データ記憶手段と、その刺繍
データ記憶手段に記憶された複数個のコンポーネント刺
繍データを合わせて成るパターン刺繍データに対応する
パターンに含まれるすべてのエレメントに刺繍を施す順
番である縫順を決定する縫順決定手段とを含む刺繍デー
タ処理装置を含むものとし、かつ、縫順決定手段を、縫
順を、予め定められた条件に適合しつつ、前記刺繍デー
タ記憶手段に記憶されている順番通りに刺繍を施す場合
より糸換え回数が少なくなるように決定する適合縫順決
定手段を含むものとすることによって解決される。さら
に、第二十四課題は、第二十一ないし第二十三発明のい
ずれかに係る刺繍ミシンの刺繍データ供給手段を、相対
移動装置に、縫目形成装置と被縫製物との相対移動量を
指示する相対移動量データを供給する相対移動量データ
供給手段を含むものとすることによって解決される。
ミシンの刺繍制御装置を、刺繍データを取り外し可能な
記録媒体から読み込む刺繍データ読込装置を含むものと
することによって解決され、第二十三課題は、第二十一
または二十二発明に係る刺繍ミシンを、同じ糸で連続的
に刺繍を施し得るエレメントを1つ以上含むコンポーネ
ントに刺繍を施すためのコンポーネント刺繍データを複
数順序付けて記憶する刺繍データ記憶手段と、その刺繍
データ記憶手段に記憶された複数個のコンポーネント刺
繍データを合わせて成るパターン刺繍データに対応する
パターンに含まれるすべてのエレメントに刺繍を施す順
番である縫順を決定する縫順決定手段とを含む刺繍デー
タ処理装置を含むものとし、かつ、縫順決定手段を、縫
順を、予め定められた条件に適合しつつ、前記刺繍デー
タ記憶手段に記憶されている順番通りに刺繍を施す場合
より糸換え回数が少なくなるように決定する適合縫順決
定手段を含むものとすることによって解決される。さら
に、第二十四課題は、第二十一ないし第二十三発明のい
ずれかに係る刺繍ミシンの刺繍データ供給手段を、相対
移動装置に、縫目形成装置と被縫製物との相対移動量を
指示する相対移動量データを供給する相対移動量データ
供給手段を含むものとすることによって解決される。
【0044】第二十一発明の刺繍ミシンにおいては、刺
繍制御装置によって相対移動装置に刺繍データが供給さ
れ、この刺繍データに基づいて縫目形成装置と被縫製物
とが相対移動させられて縫目が形成される。この刺繍デ
ータは、外部装置から供給されたものであっても、刺繍
制御装置において処理されたものであってもよい。前者
の外部装置から供給されたものである場合には、通信回
線等を経て受信したものであっても、取り外し可能な記
録媒体から読み込んだものであってもよい。これらの場
合には、刺繍制御装置を、刺繍データを受信し得る刺繍
データ受信手段や、第二十二発明のように、記録媒体か
ら刺繍データを読み込み得る刺繍データ読込手段等を備
えたものとする。また、後者の刺繍制御装置において処
理されたものである場合には、第二十三発明のように、
刺繍データ処理装置等を備えたものとする。いずれにし
ても、本刺繍ミシンによれば、縫製能率を向上させるこ
と等が可能となる。刺繍制御装置を、第二十二発明にお
けるように、記録媒体から刺繍データを読み込む刺繍デ
ータ読込装置を備えたものとする場合には、その記録媒
体を、例えば、第二十発明に係る刺繍用記録媒体とする
こともできる。
繍制御装置によって相対移動装置に刺繍データが供給さ
れ、この刺繍データに基づいて縫目形成装置と被縫製物
とが相対移動させられて縫目が形成される。この刺繍デ
ータは、外部装置から供給されたものであっても、刺繍
制御装置において処理されたものであってもよい。前者
の外部装置から供給されたものである場合には、通信回
線等を経て受信したものであっても、取り外し可能な記
録媒体から読み込んだものであってもよい。これらの場
合には、刺繍制御装置を、刺繍データを受信し得る刺繍
データ受信手段や、第二十二発明のように、記録媒体か
ら刺繍データを読み込み得る刺繍データ読込手段等を備
えたものとする。また、後者の刺繍制御装置において処
理されたものである場合には、第二十三発明のように、
刺繍データ処理装置等を備えたものとする。いずれにし
ても、本刺繍ミシンによれば、縫製能率を向上させるこ
と等が可能となる。刺繍制御装置を、第二十二発明にお
けるように、記録媒体から刺繍データを読み込む刺繍デ
ータ読込装置を備えたものとする場合には、その記録媒
体を、例えば、第二十発明に係る刺繍用記録媒体とする
こともできる。
【0045】第二十三発明におけるように、刺繍制御装
置を、刺繍データ処理装置を備えたものとすれば、その
刺繍データ処理装置において処理された刺繍データに従
って刺繍が施されることとなる。刺繍データ処理装置
は、例えば、第一ないし第十五発明のいずれか1つの刺
繍データ処理装置とすることができる。また、第十八,
十九発明の刺繍用記録媒体から読み出された適合縫順決
定プログラムの実行によって縫順が決定される装置であ
っても、第十六,十七発明の刺繍データ処理方法が実施
され得る装置であってもよい。なお、刺繍制御装置を、
第二十二発明の刺繍データ読込装置と第二十三発明の刺
繍データ処理装置との両方を備えたものとすることもで
きる。また、第二十四発明におけるように、相対移動装
置に相対移動量を指示する相対移動量データが供給され
れば、相対移動装置は単にその相対移動量データに従っ
て縫目形成装置と被縫製物とを相対移動させ得るもので
あればよいことになる。
置を、刺繍データ処理装置を備えたものとすれば、その
刺繍データ処理装置において処理された刺繍データに従
って刺繍が施されることとなる。刺繍データ処理装置
は、例えば、第一ないし第十五発明のいずれか1つの刺
繍データ処理装置とすることができる。また、第十八,
十九発明の刺繍用記録媒体から読み出された適合縫順決
定プログラムの実行によって縫順が決定される装置であ
っても、第十六,十七発明の刺繍データ処理方法が実施
され得る装置であってもよい。なお、刺繍制御装置を、
第二十二発明の刺繍データ読込装置と第二十三発明の刺
繍データ処理装置との両方を備えたものとすることもで
きる。また、第二十四発明におけるように、相対移動装
置に相対移動量を指示する相対移動量データが供給され
れば、相対移動装置は単にその相対移動量データに従っ
て縫目形成装置と被縫製物とを相対移動させ得るもので
あればよいことになる。
【0046】
【発明の補足説明】本発明は、上記請求項に記載された
態様の他、以下の態様でも実施することができる。実施
の態様は、便宜上、請求項と同じ形式の実施態様項とし
て記載する。 (1)前記刺繍データ記憶手段が、前記コンポーネント
の各々における前記エレメントの縫順を指定する縫順指
定データを記憶する縫順指定データ記憶手段を含み、前
記適合縫順決定手段が、その縫順指定データ記憶手段に
記憶されている各コンポーネント毎の縫順指定データが
表す縫順が変わらないように、前記パターンに含まれる
すべてのエレメントの縫順を決定する同一コンポーネン
ト内縫順不変縫順決定手段を含む請求項1〜9のいずれ
か1つに記載の刺繍データ処理装置。 (2)前記パターンが前記コンポーネントが一列に複数
個並べられたものであり、前記刺繍データ記憶手段が、
前記コンポーネント刺繍データをコンポーネントの並び
順と対応付けて記憶するものであり、かつ、前記適合縫
順決定手段が、複数種類の糸の各々を順次指定する糸指
定手段と、前記複数のコンポーネントの各々が前記糸指
定手段により現在指定されている糸により刺繍されるべ
きエレメントであってかつ前記予め定められた条件を満
たすものを有しているか否かを前記複数のコンポーネン
トの並び順に従って調査し、その調査の結果を肯定にす
るエレメントの順に縫順を決定する正順調査手段と、前
記調査を前記コンポーネントの並び順とは逆の順に行う
逆順調査手段と、これら正順調査手段と逆順調査手段と
を交互に作動させるとともに前記糸指定手段に指定糸の
種類を変更させる交互作動手段とを含む請求項1ないし
8,10のいずれか1つに記載の刺繍データ処理装置。 (3)前記パターンが前記コンポーネントが一列に複数
個並べられたものであり、前記刺繍データ記憶手段が、
前記コンポーネント刺繍データをコンポーネントの並び
順と対応付けて記憶するものであり、かつ、前記適合縫
順決定手段が、複数種類の糸の各々を順次指定する糸指
定手段と、前記複数のコンポーネントの未だ縫順が決定
されていないエレメントのうちで縫順が最も先のものの
前記糸指定データにより指定されている糸が、前記糸指
定手段により現在指定されている糸と一致しているか否
かを前記複数のコンポーネントの並び順に調査し、調査
結果を肯定にするエレメントの順に縫順を決定する正順
調査手段と、前記調査を前記複数のコンポーネントの並
び順とが逆の順に行う逆順調査手段と、これら正順調査
手段と逆順調査手段とを交互に作動させるとともに前記
糸指定手段に指定糸の種類を変更させる交互作動手段と
を含むものとした請求項1〜8,10に記載の刺繍デー
タ処理装置。また、本態様の刺繍データ処理装置に、調
査対象のエレメントを順番に指定する調査対象エレメン
ト指定手段を含ませることも可能である。 (4)前記コンポーネント刺繍データが、各コンポーネ
ントに含まれるエレメントの縫順を指定するエレメント
縫順指定データを含み、前記縫順決定工程が、各コンポ
ーネント内においてはエレメント縫順指定データの表す
縫順が変わらないように縫順を決めるコンポーネント内
縫順不変縫順決定工程を含む請求項16に記載の刺繍デ
ータ処理方法。 (5)請求項1〜15,実施態様項1〜3のいずれか1
つに記載の刺繍データ処理装置において実施される刺繍
データ処理方法。 (6)請求項1〜15,実施態様項1〜3のいずれか1
つに記載の刺繍データ処理装置において処理された刺繍
データが格納されたコンピュータにより読み取り可能な
刺繍データ記録媒体。 (7)請求項16,17,実施態様項4のいずれか1つ
に記載の刺繍データ処理方法の実施によって処理された
刺繍データが格納されたコンピュータにより読み取り可
能な刺繍データ記録媒体。 (8)請求項1〜15,実施態様項1〜3のいずれか1
つに記載の刺繍データ処理装置における処理に対応する
刺繍データ処理プログラムが格納されたコンピュータに
より読み取り可能な刺繍データ処理プログラム記録媒
体。この刺繍データ処理プログラム記録媒体には、刺繍
データ処理装置に固定的に設けられる(内蔵の)ROM
チップ,ハードディスク等や、フロッピディスク,RO
Mカード等等取り外し可能な記録媒体が該当する。 (9)請求項1〜15,実施態様項1〜3のいずれか1
つに記載の刺繍データ処理装置を備えた刺繍ミシン。 (10)取り外し可能な記録媒体から刺繍データ処理プ
ログラムを読み込む刺繍データ処理プログラム読込装置
と、請求項18または請求項19に記載の刺繍用記録媒
体とを含む刺繍データ処理装置。 (11)同じ糸で連続的に刺繍を施し得るエレメントを
1個以上含むコンポーネントを複数個含むパターンに刺
繍を施す方法であって、前記複数のコンポーネントの各
々に刺繍を施すためのコンポーネント刺繍データを順序
付けて複数含むパターン刺繍データを刺繍データ記憶手
段に記憶させるパターン刺繍データ記憶工程と、その記
憶されたパターン刺繍データに対応するパターンに含ま
れるすべてのエレメントに刺繍を施す順番である縫順
を、予め定められた条件に適合しつつ、前記パターン刺
繍データ内で順序付けられている通りの順序で刺繍を施
す場合より糸換え回数が少なくなるように決定する縫順
決定工程と、その縫順が決定されたパターン刺繍データ
に基づいて、被縫製物とその被縫製物に縫目を形成する
縫目形成装置とを、被縫製物の表面に平行な方向に互い
に相対移動させつつ縫目を形成する縫目形成工程とを含
む刺繍方法。
態様の他、以下の態様でも実施することができる。実施
の態様は、便宜上、請求項と同じ形式の実施態様項とし
て記載する。 (1)前記刺繍データ記憶手段が、前記コンポーネント
の各々における前記エレメントの縫順を指定する縫順指
定データを記憶する縫順指定データ記憶手段を含み、前
記適合縫順決定手段が、その縫順指定データ記憶手段に
記憶されている各コンポーネント毎の縫順指定データが
表す縫順が変わらないように、前記パターンに含まれる
すべてのエレメントの縫順を決定する同一コンポーネン
ト内縫順不変縫順決定手段を含む請求項1〜9のいずれ
か1つに記載の刺繍データ処理装置。 (2)前記パターンが前記コンポーネントが一列に複数
個並べられたものであり、前記刺繍データ記憶手段が、
前記コンポーネント刺繍データをコンポーネントの並び
順と対応付けて記憶するものであり、かつ、前記適合縫
順決定手段が、複数種類の糸の各々を順次指定する糸指
定手段と、前記複数のコンポーネントの各々が前記糸指
定手段により現在指定されている糸により刺繍されるべ
きエレメントであってかつ前記予め定められた条件を満
たすものを有しているか否かを前記複数のコンポーネン
トの並び順に従って調査し、その調査の結果を肯定にす
るエレメントの順に縫順を決定する正順調査手段と、前
記調査を前記コンポーネントの並び順とは逆の順に行う
逆順調査手段と、これら正順調査手段と逆順調査手段と
を交互に作動させるとともに前記糸指定手段に指定糸の
種類を変更させる交互作動手段とを含む請求項1ないし
8,10のいずれか1つに記載の刺繍データ処理装置。 (3)前記パターンが前記コンポーネントが一列に複数
個並べられたものであり、前記刺繍データ記憶手段が、
前記コンポーネント刺繍データをコンポーネントの並び
順と対応付けて記憶するものであり、かつ、前記適合縫
順決定手段が、複数種類の糸の各々を順次指定する糸指
定手段と、前記複数のコンポーネントの未だ縫順が決定
されていないエレメントのうちで縫順が最も先のものの
前記糸指定データにより指定されている糸が、前記糸指
定手段により現在指定されている糸と一致しているか否
かを前記複数のコンポーネントの並び順に調査し、調査
結果を肯定にするエレメントの順に縫順を決定する正順
調査手段と、前記調査を前記複数のコンポーネントの並
び順とが逆の順に行う逆順調査手段と、これら正順調査
手段と逆順調査手段とを交互に作動させるとともに前記
糸指定手段に指定糸の種類を変更させる交互作動手段と
を含むものとした請求項1〜8,10に記載の刺繍デー
タ処理装置。また、本態様の刺繍データ処理装置に、調
査対象のエレメントを順番に指定する調査対象エレメン
ト指定手段を含ませることも可能である。 (4)前記コンポーネント刺繍データが、各コンポーネ
ントに含まれるエレメントの縫順を指定するエレメント
縫順指定データを含み、前記縫順決定工程が、各コンポ
ーネント内においてはエレメント縫順指定データの表す
縫順が変わらないように縫順を決めるコンポーネント内
縫順不変縫順決定工程を含む請求項16に記載の刺繍デ
ータ処理方法。 (5)請求項1〜15,実施態様項1〜3のいずれか1
つに記載の刺繍データ処理装置において実施される刺繍
データ処理方法。 (6)請求項1〜15,実施態様項1〜3のいずれか1
つに記載の刺繍データ処理装置において処理された刺繍
データが格納されたコンピュータにより読み取り可能な
刺繍データ記録媒体。 (7)請求項16,17,実施態様項4のいずれか1つ
に記載の刺繍データ処理方法の実施によって処理された
刺繍データが格納されたコンピュータにより読み取り可
能な刺繍データ記録媒体。 (8)請求項1〜15,実施態様項1〜3のいずれか1
つに記載の刺繍データ処理装置における処理に対応する
刺繍データ処理プログラムが格納されたコンピュータに
より読み取り可能な刺繍データ処理プログラム記録媒
体。この刺繍データ処理プログラム記録媒体には、刺繍
データ処理装置に固定的に設けられる(内蔵の)ROM
チップ,ハードディスク等や、フロッピディスク,RO
Mカード等等取り外し可能な記録媒体が該当する。 (9)請求項1〜15,実施態様項1〜3のいずれか1
つに記載の刺繍データ処理装置を備えた刺繍ミシン。 (10)取り外し可能な記録媒体から刺繍データ処理プ
ログラムを読み込む刺繍データ処理プログラム読込装置
と、請求項18または請求項19に記載の刺繍用記録媒
体とを含む刺繍データ処理装置。 (11)同じ糸で連続的に刺繍を施し得るエレメントを
1個以上含むコンポーネントを複数個含むパターンに刺
繍を施す方法であって、前記複数のコンポーネントの各
々に刺繍を施すためのコンポーネント刺繍データを順序
付けて複数含むパターン刺繍データを刺繍データ記憶手
段に記憶させるパターン刺繍データ記憶工程と、その記
憶されたパターン刺繍データに対応するパターンに含ま
れるすべてのエレメントに刺繍を施す順番である縫順
を、予め定められた条件に適合しつつ、前記パターン刺
繍データ内で順序付けられている通りの順序で刺繍を施
す場合より糸換え回数が少なくなるように決定する縫順
決定工程と、その縫順が決定されたパターン刺繍データ
に基づいて、被縫製物とその被縫製物に縫目を形成する
縫目形成装置とを、被縫製物の表面に平行な方向に互い
に相対移動させつつ縫目を形成する縫目形成工程とを含
む刺繍方法。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、第二十一ないし第二十四発
明に共通の一実施形態である刺繍ミシンについて図面に
基づいて詳細に説明する。この刺繍ミシンが備えている
刺繍データ処理装置としてのパーソナルコンピュータ
は、第一ないし第十三,第十五発明に共通の一実施形態
でもある。また、この刺繍データ処理装置においては、
第十六および第十七発明の一実施形態である刺繍データ
処理方法が実施される。図1において、刺繍ミシンは、
縫製部10とパーソナルコンピュータ12とを含むもの
であり、縫製部10にはケーブル14を介してパーソナ
ルコンピュータ12が接続されている。縫製部10は、
よく知られたものであり、その一例が、米国特許第5,
159,888号明細書に記載されているため、詳細な
説明を省略する。縫製部10においては、パーソナルコ
ンピュータ12からケーブル14を経て供給された刺繍
データに従って刺繍が施される。
明に共通の一実施形態である刺繍ミシンについて図面に
基づいて詳細に説明する。この刺繍ミシンが備えている
刺繍データ処理装置としてのパーソナルコンピュータ
は、第一ないし第十三,第十五発明に共通の一実施形態
でもある。また、この刺繍データ処理装置においては、
第十六および第十七発明の一実施形態である刺繍データ
処理方法が実施される。図1において、刺繍ミシンは、
縫製部10とパーソナルコンピュータ12とを含むもの
であり、縫製部10にはケーブル14を介してパーソナ
ルコンピュータ12が接続されている。縫製部10は、
よく知られたものであり、その一例が、米国特許第5,
159,888号明細書に記載されているため、詳細な
説明を省略する。縫製部10においては、パーソナルコ
ンピュータ12からケーブル14を経て供給された刺繍
データに従って刺繍が施される。
【0048】縫製部10は、図2に示すように、CPU
20,RAM21,ROM22,バス23等を含むコン
ピュータを主体とする刺繍制御装置24を備えている。
刺繍制御装置24には、I/F26を介して主軸モータ
30,X軸モータ32,Y軸モータ34が図示しない駆
動回路を介して接続されている。主軸モータ30の駆動
により、針棒36(図1参照)が上下動させられ、X軸
モータ32,Y軸モータ34の駆動により、被縫製物を
保持する刺繍枠38がX軸方向,Y軸方向にそれぞれ移
動させられる。縫製部10においては、刺繍枠38が被
縫製物の表面に平行な方向に移動させられ、縫目形成装
置の一構成要素である針棒36が上下方向に移動させら
れることによって縫目が形成される。したがって、X軸
モータ32,Y軸モータ34等により相対移動装置が構
成されることになる。なお、ROM22には、図3のフ
ローチャートで表される刺繍実行プログラムが格納され
ている。
20,RAM21,ROM22,バス23等を含むコン
ピュータを主体とする刺繍制御装置24を備えている。
刺繍制御装置24には、I/F26を介して主軸モータ
30,X軸モータ32,Y軸モータ34が図示しない駆
動回路を介して接続されている。主軸モータ30の駆動
により、針棒36(図1参照)が上下動させられ、X軸
モータ32,Y軸モータ34の駆動により、被縫製物を
保持する刺繍枠38がX軸方向,Y軸方向にそれぞれ移
動させられる。縫製部10においては、刺繍枠38が被
縫製物の表面に平行な方向に移動させられ、縫目形成装
置の一構成要素である針棒36が上下方向に移動させら
れることによって縫目が形成される。したがって、X軸
モータ32,Y軸モータ34等により相対移動装置が構
成されることになる。なお、ROM22には、図3のフ
ローチャートで表される刺繍実行プログラムが格納され
ている。
【0049】I/F26には、その他、色替えモータ4
0,糸切りソレノイド42等が図示しない駆動回路を介
して接続されている。色替えモータ40の駆動により、
複数本の針棒36を支持する針棒支持ケース44が移動
させられ、指定された色の糸が通されている縫針が取り
付けられた針棒36が使用位置にくるように移動させら
れる。色替えモータ40は針棒支持ケースを移動させる
モータであり、色替えモータ40の駆動により使用位置
に位置する針棒36が変えられるため、針棒交換モータ
と称することも可能である。糸切りソレイノイド42が
励磁されると、ベッド45内に設けられた図示しない切
刃が回動させられ、上糸および下糸が切断される。I/
F26にはパネル46,通信用I/F48も接続されて
いる。パネル46の操作により、縫製部10の作動の開
始,終了等を指示することができるが、パネル46を操
作しなくても、パーソナルコンピュータ12から供給さ
れるデータに基づいて作動の開始,終了等が指示され
る。通信用I/F48には前記ケーブル14を介してパ
ーソナルコンピュータ12の通信用I/F50が接続さ
れており、パーソナルコンピュータ12から送信された
後述する刺繍データがこの通信用I/F48において受
信される。
0,糸切りソレノイド42等が図示しない駆動回路を介
して接続されている。色替えモータ40の駆動により、
複数本の針棒36を支持する針棒支持ケース44が移動
させられ、指定された色の糸が通されている縫針が取り
付けられた針棒36が使用位置にくるように移動させら
れる。色替えモータ40は針棒支持ケースを移動させる
モータであり、色替えモータ40の駆動により使用位置
に位置する針棒36が変えられるため、針棒交換モータ
と称することも可能である。糸切りソレイノイド42が
励磁されると、ベッド45内に設けられた図示しない切
刃が回動させられ、上糸および下糸が切断される。I/
F26にはパネル46,通信用I/F48も接続されて
いる。パネル46の操作により、縫製部10の作動の開
始,終了等を指示することができるが、パネル46を操
作しなくても、パーソナルコンピュータ12から供給さ
れるデータに基づいて作動の開始,終了等が指示され
る。通信用I/F48には前記ケーブル14を介してパ
ーソナルコンピュータ12の通信用I/F50が接続さ
れており、パーソナルコンピュータ12から送信された
後述する刺繍データがこの通信用I/F48において受
信される。
【0050】パーソナルコンピュータ12は、CPU6
0,ROM61,RAM62,バス63等を含む制御部
64の他、I/F65,ディスプレイ66,キーボード
68,マウス70,ハードディスクドライブ72,フロ
ッピディスクドライブ74,上記通信用I/F50等を
備えたものであり、これらディスプレイ66,キーボー
ド68,マウス70,ハードディスクドライブ72,フ
ロッピディスクドライブ74等が図示しない駆動回路,
I/F65を介して制御部64に接続されている。ディ
スプレイ66は、パーソナルコンピュータ12の作動状
況やオペレータによるキーボード68,マウス70の操
作状況等を表示するものであり、キーボード68やマウ
ス70は、パーソナルコンピュータ12の作動指示,刺
繍データの入力,選択等を行う場合に操作される。この
オペレータのキーボード68やマウス70の操作によっ
て入力された刺繍データはハードディスクドライブ72
を介して図示しない刺繍用記録媒体としてのハードディ
スクに記録される。また、ハードディスクドライブ72
やフロッピディスクドライブ74によってハードディス
クやフロッピディスクに当該パーソナルコンピュータ1
2において処理された刺繍データを記録したり、これら
ハードディスク,フロッピディスクに格納されている刺
繍データや刺繍データ処理プログラム等を読み込んだり
することが可能である。
0,ROM61,RAM62,バス63等を含む制御部
64の他、I/F65,ディスプレイ66,キーボード
68,マウス70,ハードディスクドライブ72,フロ
ッピディスクドライブ74,上記通信用I/F50等を
備えたものであり、これらディスプレイ66,キーボー
ド68,マウス70,ハードディスクドライブ72,フ
ロッピディスクドライブ74等が図示しない駆動回路,
I/F65を介して制御部64に接続されている。ディ
スプレイ66は、パーソナルコンピュータ12の作動状
況やオペレータによるキーボード68,マウス70の操
作状況等を表示するものであり、キーボード68やマウ
ス70は、パーソナルコンピュータ12の作動指示,刺
繍データの入力,選択等を行う場合に操作される。この
オペレータのキーボード68やマウス70の操作によっ
て入力された刺繍データはハードディスクドライブ72
を介して図示しない刺繍用記録媒体としてのハードディ
スクに記録される。また、ハードディスクドライブ72
やフロッピディスクドライブ74によってハードディス
クやフロッピディスクに当該パーソナルコンピュータ1
2において処理された刺繍データを記録したり、これら
ハードディスク,フロッピディスクに格納されている刺
繍データや刺繍データ処理プログラム等を読み込んだり
することが可能である。
【0051】制御部64の記録媒体としてのROM61
には、図4のフローチャートで表される刺繍データ処理
プログラム(図8のフローチャートで表される適合縫順
決定プログラム)、フローチャートの図示は省略する
が、オペレータによって選択されたコンポーネントの基
準点を表す座標(各コンポーネントの左上端を表す座
標)を決定するコンポーネント相対位置決定プログラム
等が記憶されている。RAM62には、オペレータの選
択に基づいてハードディスクから読み込まれたコンポー
ネント刺繍データ等が一時的に格納される。コンポーネ
ントがキャラクタa〜z等比較的利用頻度が高いもので
ある場合には、すべてのキャラクタa〜zについてのコ
ンポーネント刺繍データが予め入力され、ハードディス
ク等に記憶されているのである。したがって、オペレー
タはこれらキャラクタa〜zからパターンを構成するキ
ャラクタ(キャラクタはコンポーネントに含まれる一態
様であるため、キャラクタとして区別しないでコンポー
ネントと称することとする)を適宜選択して、パターン
刺繍データを作成することができる。
には、図4のフローチャートで表される刺繍データ処理
プログラム(図8のフローチャートで表される適合縫順
決定プログラム)、フローチャートの図示は省略する
が、オペレータによって選択されたコンポーネントの基
準点を表す座標(各コンポーネントの左上端を表す座
標)を決定するコンポーネント相対位置決定プログラム
等が記憶されている。RAM62には、オペレータの選
択に基づいてハードディスクから読み込まれたコンポー
ネント刺繍データ等が一時的に格納される。コンポーネ
ントがキャラクタa〜z等比較的利用頻度が高いもので
ある場合には、すべてのキャラクタa〜zについてのコ
ンポーネント刺繍データが予め入力され、ハードディス
ク等に記憶されているのである。したがって、オペレー
タはこれらキャラクタa〜zからパターンを構成するキ
ャラクタ(キャラクタはコンポーネントに含まれる一態
様であるため、キャラクタとして区別しないでコンポー
ネントと称することとする)を適宜選択して、パターン
刺繍データを作成することができる。
【0052】本パーソナルコンピュータ12において
は、後述するが、縫順が決定された後の縫順決定済パタ
ーン刺繍データがフロッピディスクドライブ74によっ
て図5に示すフロッピディスク76に記録されるととも
にハードディスクドライブ72によってハードディスク
に記録される。ハードディスクに記録された刺繍データ
は、通信用I/F50,ケーブル14を介して縫製部1
0に送信される。縫製部10の通信用I/F48におい
て受信された刺繍データはRAM21に格納され、その
刺繍データに基づいて駆動回路が制御され、刺繍が施さ
れる。本実施形態においては、刺繍データのうちの針位
置関連データが、刺繍枠38の移動量を指示する相対移
動量データ(一針データ)であるため、相対移動量デー
タに従って、X軸モータ32,Y軸モータ34等が駆動
されることになる。また、縫順決定済パターン刺繍デー
タをフロッピディスク76のように、取り外し可能な記
録媒体に格納すれば、パーソナルコンピュータ12から
刺繍データが供給されない刺繍ミシンであっても、記録
媒体から刺繍データを読み込む刺繍データ読込装置を備
えているものであれば、適合縫順決定プログラムの実行
により縫順が決定されたパターン刺繍データに従って刺
繍を施すことが可能となる。なお、適合縫順決定プログ
ラム,コンポーネント相対位置決定プログラム,刺繍デ
ータ処理プログラム等は、必ずしもROM61に格納し
ておかなくても、ハードディスクに格納しておいてもフ
ロッピディスク78に格納しておいてもよい。ハードデ
ィスクやフロッピディスク78等に格納しておけば、R
OM61をその分記憶容量の小さなものとすることがで
きる。また、同じフロッピディスクに刺繍データおよび
刺繍データ処理プログラム等を格納することもできる。
は、後述するが、縫順が決定された後の縫順決定済パタ
ーン刺繍データがフロッピディスクドライブ74によっ
て図5に示すフロッピディスク76に記録されるととも
にハードディスクドライブ72によってハードディスク
に記録される。ハードディスクに記録された刺繍データ
は、通信用I/F50,ケーブル14を介して縫製部1
0に送信される。縫製部10の通信用I/F48におい
て受信された刺繍データはRAM21に格納され、その
刺繍データに基づいて駆動回路が制御され、刺繍が施さ
れる。本実施形態においては、刺繍データのうちの針位
置関連データが、刺繍枠38の移動量を指示する相対移
動量データ(一針データ)であるため、相対移動量デー
タに従って、X軸モータ32,Y軸モータ34等が駆動
されることになる。また、縫順決定済パターン刺繍デー
タをフロッピディスク76のように、取り外し可能な記
録媒体に格納すれば、パーソナルコンピュータ12から
刺繍データが供給されない刺繍ミシンであっても、記録
媒体から刺繍データを読み込む刺繍データ読込装置を備
えているものであれば、適合縫順決定プログラムの実行
により縫順が決定されたパターン刺繍データに従って刺
繍を施すことが可能となる。なお、適合縫順決定プログ
ラム,コンポーネント相対位置決定プログラム,刺繍デ
ータ処理プログラム等は、必ずしもROM61に格納し
ておかなくても、ハードディスクに格納しておいてもフ
ロッピディスク78に格納しておいてもよい。ハードデ
ィスクやフロッピディスク78等に格納しておけば、R
OM61をその分記憶容量の小さなものとすることがで
きる。また、同じフロッピディスクに刺繍データおよび
刺繍データ処理プログラム等を格納することもできる。
【0053】以上のように構成された刺繍ミシンの作動
について説明する。パーソナルコンピュータ12におい
ては、図4のフローチャートで表される刺繍データ処理
プログラムの実行に従って刺繍データが処理される。こ
こでは、本発明に関連の深い部分のみについて説明す
る。ステップ100(以下、S100と略称する。他の
ステップについても同様とする)において、オペレータ
によって選択されたコンポーネントが一列に並べられる
ことによりパターン刺繍データが作成され、S200に
おいて、そのパターン刺繍データに対応するパターンに
含まれるすべてのエレメントの縫順が決定され、S30
0において、縫順決定済パターン刺繍データが作成さ
れ、S400において、その縫順決定済パターン刺繍デ
ータがハードディスクに格納されるとともに、縫製部1
0に送信される。それに対して、縫製部10において
は、図3のフローチャートで表される刺繍実行プログラ
ムの実行に従って刺繍が施される。S500において、
受信した縫順決定済パターン刺繍データがRAM21に
格納され、S800において、その刺繍データに従っ
て、X軸モータ32,Y軸モータ34,色替えモータ4
0等が駆動回路を介して制御され、刺繍が施されるので
ある。
について説明する。パーソナルコンピュータ12におい
ては、図4のフローチャートで表される刺繍データ処理
プログラムの実行に従って刺繍データが処理される。こ
こでは、本発明に関連の深い部分のみについて説明す
る。ステップ100(以下、S100と略称する。他の
ステップについても同様とする)において、オペレータ
によって選択されたコンポーネントが一列に並べられる
ことによりパターン刺繍データが作成され、S200に
おいて、そのパターン刺繍データに対応するパターンに
含まれるすべてのエレメントの縫順が決定され、S30
0において、縫順決定済パターン刺繍データが作成さ
れ、S400において、その縫順決定済パターン刺繍デ
ータがハードディスクに格納されるとともに、縫製部1
0に送信される。それに対して、縫製部10において
は、図3のフローチャートで表される刺繍実行プログラ
ムの実行に従って刺繍が施される。S500において、
受信した縫順決定済パターン刺繍データがRAM21に
格納され、S800において、その刺繍データに従っ
て、X軸モータ32,Y軸モータ34,色替えモータ4
0等が駆動回路を介して制御され、刺繍が施されるので
ある。
【0054】以下、各ステップにおける実行を具体的に
説明する。コンポーネントの選択はキーボード68やマ
ウス70等の操作により行われるが、上記S100にお
いては、その選択されたコンポーネントに対応するコン
ポーネント刺繍データが、ハードディスクから順に読み
出され、左端から順に一列に並べられる。また、選択さ
れたコンポーネント間の間隔がオペレータによって入力
され、その間隔に基づいて、その選択された複数のコン
ポーネントの基準点を表す座標がコンポーネント相対位
置決定プログラムの実行により決定される。パターンが
複数個のコンポーネントが一列に並べられたものである
場合には、オペレータが各コンポーネントの基準点の座
標をいちいち入力しなくても自動で決定されるのであ
る。このようにして作成されたパターン刺繍データが適
合縫順未定パターン刺繍データであり、RAM62に格
納される。この適合縫順未定パターン刺繍データに含ま
れる各々のコンポーネント刺繍データはオペレータの選
択順(パターンにおける並び順と同じであり、以下、こ
の並び順を表す番号をコンポーネント番号Mと称する)
と対応付けて格納されている。
説明する。コンポーネントの選択はキーボード68やマ
ウス70等の操作により行われるが、上記S100にお
いては、その選択されたコンポーネントに対応するコン
ポーネント刺繍データが、ハードディスクから順に読み
出され、左端から順に一列に並べられる。また、選択さ
れたコンポーネント間の間隔がオペレータによって入力
され、その間隔に基づいて、その選択された複数のコン
ポーネントの基準点を表す座標がコンポーネント相対位
置決定プログラムの実行により決定される。パターンが
複数個のコンポーネントが一列に並べられたものである
場合には、オペレータが各コンポーネントの基準点の座
標をいちいち入力しなくても自動で決定されるのであ
る。このようにして作成されたパターン刺繍データが適
合縫順未定パターン刺繍データであり、RAM62に格
納される。この適合縫順未定パターン刺繍データに含ま
れる各々のコンポーネント刺繍データはオペレータの選
択順(パターンにおける並び順と同じであり、以下、こ
の並び順を表す番号をコンポーネント番号Mと称する)
と対応付けて格納されている。
【0055】本実施形態においては、パターンは複数個
のコンポーネントが一列に並べられたものであり、コン
ポーネントは2つ以上のエレメントを含むものである。
パターンに刺繍を施すための刺繍データをパターン刺繍
データと称し、コンポーネントについてのそれをコンポ
ーネント刺繍データ、エレメントに対応するそれをエレ
メント刺繍データと称する。パターン刺繍データは複数
のコンポーネント刺繍データを含むものであり、コンポ
ーネント刺繍データは2以上のエレメント刺繍データを
含むものである。
のコンポーネントが一列に並べられたものであり、コン
ポーネントは2つ以上のエレメントを含むものである。
パターンに刺繍を施すための刺繍データをパターン刺繍
データと称し、コンポーネントについてのそれをコンポ
ーネント刺繍データ、エレメントに対応するそれをエレ
メント刺繍データと称する。パターン刺繍データは複数
のコンポーネント刺繍データを含むものであり、コンポ
ーネント刺繍データは2以上のエレメント刺繍データを
含むものである。
【0056】エレメント刺繍データは、そのエレメント
に刺繍を施すべき糸の種類を指定する糸指定コードと、
そのエレメントに刺繍を施すための針位置関連データと
を含むものであり、そのコンポーネント内の縫順(本実
施形態においては、以下、エレメント番号Nとして表す
ことにする。)と対応付けて記憶されている。糸指定コ
ードは、糸の種類を直接指定するコードであってもよい
が、本実施形態においては、糸の種類の区別を表す一般
的なコードであり、そのコードが表す内容(色,太さ,
光沢等)がオペレータのキーボード68やマウス70の
操作によって適宜決められる。
に刺繍を施すべき糸の種類を指定する糸指定コードと、
そのエレメントに刺繍を施すための針位置関連データと
を含むものであり、そのコンポーネント内の縫順(本実
施形態においては、以下、エレメント番号Nとして表す
ことにする。)と対応付けて記憶されている。糸指定コ
ードは、糸の種類を直接指定するコードであってもよい
が、本実施形態においては、糸の種類の区別を表す一般
的なコードであり、そのコードが表す内容(色,太さ,
光沢等)がオペレータのキーボード68やマウス70の
操作によって適宜決められる。
【0057】S200におけるオペレータのコンポーネ
ントの選択により作成されるパターンに含まれるすべて
のエレメントの縫順は、図8のフローチャートで表され
る縫順決定プログラムの実行により決定される。本実施
形態においては、刺繍により形成されたパターンが元の
パターンを忠実に再現し得るように、すなわち、2個の
エレメントが少なくとも一部において重なり合う場合の
ように、それらエレメント間で縫順が変えられれば意図
通りのパターンが得られなくなる場合には,それらエレ
メント間では縫順が変えられないように、かつ、糸換え
回数がコンポーネント毎にオペレータによって選択され
た順番(並び順)に刺繍が施される場合より少なくなる
ように縫順が決定される。具体的には、同一のコンポー
ネント内におけるエレメント番号Nが表す順番が変わら
ないように、かつ、同じ種類の糸が指定されたエレメン
トには上記条件を満たす範囲内で連続して刺繍が施され
るように縫順が決定されるのである。
ントの選択により作成されるパターンに含まれるすべて
のエレメントの縫順は、図8のフローチャートで表され
る縫順決定プログラムの実行により決定される。本実施
形態においては、刺繍により形成されたパターンが元の
パターンを忠実に再現し得るように、すなわち、2個の
エレメントが少なくとも一部において重なり合う場合の
ように、それらエレメント間で縫順が変えられれば意図
通りのパターンが得られなくなる場合には,それらエレ
メント間では縫順が変えられないように、かつ、糸換え
回数がコンポーネント毎にオペレータによって選択され
た順番(並び順)に刺繍が施される場合より少なくなる
ように縫順が決定される。具体的には、同一のコンポー
ネント内におけるエレメント番号Nが表す順番が変わら
ないように、かつ、同じ種類の糸が指定されたエレメン
トには上記条件を満たす範囲内で連続して刺繍が施され
るように縫順が決定されるのである。
【0058】S1において、図9に示すように、各デー
タの初期化が行われる。パターンに含まれる全コンポー
ネント数SC および全エレメント数SE が入力され、コ
ンポーネント各々に含まれる全エレメント数EM (M=
1,2・・・)がそれぞれ入力される。また、パターン
に含まれる全エレメント各々の縫順コードRMNが0とさ
れ、各コンポーネントの縫順決定番号PM が0とされ
る。縫順コードRMNは、コンポーネント番号M,エレメ
ント番号Nで規定されるエレメントについての縫順Qを
示すコードであり、未定の場合には0であるが、決定さ
れた場合にはその縫順Qが代入される。最初は、パター
ンに含まれるすべてのエレメントについての縫順Qが決
定されていないため、0とされるのである。縫順決定番
号PM は、コンポーネント番号Mで規定されるコンポー
ネント内において縫順Qが決定されたエレメントの個数
を表す数字であり、コンポーネント内において縫順Qが
決定されたエレメントのうちの最大のエレメント番号N
と一致する。この縫順決定番号PM が、そのコンポーネ
ントに含まれる全エレメント数EM と一致すれば、その
コンポーネントに含まれるすべてのエレメントの縫順Q
が決定されたことがわかる。また、その場合には、その
コンポーネントに含まれるすべてのエレメントの縫順コ
ードRMNには縫順Qが代入されている。
タの初期化が行われる。パターンに含まれる全コンポー
ネント数SC および全エレメント数SE が入力され、コ
ンポーネント各々に含まれる全エレメント数EM (M=
1,2・・・)がそれぞれ入力される。また、パターン
に含まれる全エレメント各々の縫順コードRMNが0とさ
れ、各コンポーネントの縫順決定番号PM が0とされ
る。縫順コードRMNは、コンポーネント番号M,エレメ
ント番号Nで規定されるエレメントについての縫順Qを
示すコードであり、未定の場合には0であるが、決定さ
れた場合にはその縫順Qが代入される。最初は、パター
ンに含まれるすべてのエレメントについての縫順Qが決
定されていないため、0とされるのである。縫順決定番
号PM は、コンポーネント番号Mで規定されるコンポー
ネント内において縫順Qが決定されたエレメントの個数
を表す数字であり、コンポーネント内において縫順Qが
決定されたエレメントのうちの最大のエレメント番号N
と一致する。この縫順決定番号PM が、そのコンポーネ
ントに含まれる全エレメント数EM と一致すれば、その
コンポーネントに含まれるすべてのエレメントの縫順Q
が決定されたことがわかる。また、その場合には、その
コンポーネントに含まれるすべてのエレメントの縫順コ
ードRMNには縫順Qが代入されている。
【0059】ここで、前述のように、コンポーネント番
号Mは、パターン内におけるコンポーネントの並び順に
対応する番号であり、エレメント番号Nは、コンポーネ
ント内におけるエレメントの縫順を表す番号である。コ
ンポーネント番号M,エレメント番号Nによってすべて
のエレメントを各々規定することができる。コンポーネ
ント番号M,エレメント番号Nの初期値はそれぞれ1で
ある。また、コンポーネント番号M,エレメント番号N
で規定されるエレメントのカラーコードはカラーコード
CMNと表されるが、最初は、エレメント102について
のカラーコードC11が現カラーコードCとされる。後述
するが、カラーコードCMNと現カラーコードCとが一致
するか否かが判定され、一致する場合には縫順Qが決定
され、一致しない場合には決定されないのである。この
ように、カラーコードCMNと現カラーコードCとが一致
するか否かを判定することを、カラーコードについての
調査を行うと称することもできる。
号Mは、パターン内におけるコンポーネントの並び順に
対応する番号であり、エレメント番号Nは、コンポーネ
ント内におけるエレメントの縫順を表す番号である。コ
ンポーネント番号M,エレメント番号Nによってすべて
のエレメントを各々規定することができる。コンポーネ
ント番号M,エレメント番号Nの初期値はそれぞれ1で
ある。また、コンポーネント番号M,エレメント番号N
で規定されるエレメントのカラーコードはカラーコード
CMNと表されるが、最初は、エレメント102について
のカラーコードC11が現カラーコードCとされる。後述
するが、カラーコードCMNと現カラーコードCとが一致
するか否かが判定され、一致する場合には縫順Qが決定
され、一致しない場合には決定されないのである。この
ように、カラーコードCMNと現カラーコードCとが一致
するか否かを判定することを、カラーコードについての
調査を行うと称することもできる。
【0060】現カラーコードCは色替えフラグFがセッ
トされた場合に変更されるが、リセット状態にある場合
には一定である。また、現カラーコードの変更は、カラ
ーコードについての調査を行う方向を変更する場合に行
われるため、色替えフラグFを、調査方向切換フラグF
と称することもできる。エレメントについてのカラーコ
ードが現カラーコードと一致するか否かが調査されるの
であり、この調査は、コンポーネントの並び順(コンポ
ーネント番号Mの小さい順のことであり、以下、並び順
と略称する)に従って行われる場合と、並び順とは逆の
順(コンポーネント番号Mの大きい順のことであり、以
下、逆順と略称する)に従って行われる場合とがある。
調査が並び順に行われている場合と逆順に行われている
場合には色替えフラグ(調査方向切換フラグ)Fはリセ
ット状態に保たれるが、並び順に行われていた調査が逆
順に切り換えられる場合、すなわち、調査方向が変更さ
れる場合にセット状態にされるのである。色替えフラグ
Fは、最初はリセット状態にある。また、調査方向指示
コードDIRは、上述の調査方向を並び順と逆順とのい
ずれか一方に指示するコードであり、上述の並び順を指
示する場合にはFORWARDを表す例えば0とされ、
逆順を指示する場合にはBACKWARDを表す1とさ
れる。この調査方向指示コードDIRは、最初は0(F
ORWARD)とされる。さらに、縫順Qは初期設定に
おいて1とされる。最初のS2以降の実行により、縫順
が1番目のエレメントが決定されるのである。
トされた場合に変更されるが、リセット状態にある場合
には一定である。また、現カラーコードの変更は、カラ
ーコードについての調査を行う方向を変更する場合に行
われるため、色替えフラグFを、調査方向切換フラグF
と称することもできる。エレメントについてのカラーコ
ードが現カラーコードと一致するか否かが調査されるの
であり、この調査は、コンポーネントの並び順(コンポ
ーネント番号Mの小さい順のことであり、以下、並び順
と略称する)に従って行われる場合と、並び順とは逆の
順(コンポーネント番号Mの大きい順のことであり、以
下、逆順と略称する)に従って行われる場合とがある。
調査が並び順に行われている場合と逆順に行われている
場合には色替えフラグ(調査方向切換フラグ)Fはリセ
ット状態に保たれるが、並び順に行われていた調査が逆
順に切り換えられる場合、すなわち、調査方向が変更さ
れる場合にセット状態にされるのである。色替えフラグ
Fは、最初はリセット状態にある。また、調査方向指示
コードDIRは、上述の調査方向を並び順と逆順とのい
ずれか一方に指示するコードであり、上述の並び順を指
示する場合にはFORWARDを表す例えば0とされ、
逆順を指示する場合にはBACKWARDを表す1とさ
れる。この調査方向指示コードDIRは、最初は0(F
ORWARD)とされる。さらに、縫順Qは初期設定に
おいて1とされる。最初のS2以降の実行により、縫順
が1番目のエレメントが決定されるのである。
【0061】上述のような初期設定終了後、S2におい
て、コンポーネント番号1,エレメント番号1で規定さ
れるエレメントのカラーコードC11が現カラーコードC
(=C11)と等しいか否かが判定される。S2が最初に
実行される場合には、判定は必ずYESとなるため、S
3が実行される。縫順1のエレメントがコンポーネント
番号1,エレメント番号1で規定されるエレメントであ
ると決定されたのであり、その旨が格納される。縫順コ
ードR11が縫順1を表す1とされ、コンポーネント1の
縫順決定番号P1 に縫順Qが決定されたエレメントのエ
レメント番号1(縫順Qが決定されたエレメントの個
数)が代入され、縫順Qが1増加させられて2とされ
る。以後、縫順2のエレメントが決められるのである。
S4において、縫順Qが全エレメント数SE より大きい
か否かが判定される。最初にS4が実行される場合に
は,判定はNOとなるためS5以降が実行されるが、パ
ターンに含まれるすべてのエレメントについての縫順Q
が決定されると、縫順Qは、全エレメント数SE より1
だけ大きくなるため、判定がYESとなりプログラムの
実行が終了させられるのである。
て、コンポーネント番号1,エレメント番号1で規定さ
れるエレメントのカラーコードC11が現カラーコードC
(=C11)と等しいか否かが判定される。S2が最初に
実行される場合には、判定は必ずYESとなるため、S
3が実行される。縫順1のエレメントがコンポーネント
番号1,エレメント番号1で規定されるエレメントであ
ると決定されたのであり、その旨が格納される。縫順コ
ードR11が縫順1を表す1とされ、コンポーネント1の
縫順決定番号P1 に縫順Qが決定されたエレメントのエ
レメント番号1(縫順Qが決定されたエレメントの個
数)が代入され、縫順Qが1増加させられて2とされ
る。以後、縫順2のエレメントが決められるのである。
S4において、縫順Qが全エレメント数SE より大きい
か否かが判定される。最初にS4が実行される場合に
は,判定はNOとなるためS5以降が実行されるが、パ
ターンに含まれるすべてのエレメントについての縫順Q
が決定されると、縫順Qは、全エレメント数SE より1
だけ大きくなるため、判定がYESとなりプログラムの
実行が終了させられるのである。
【0062】以下S5〜9,11,13〜15において
は、次に、カラーコードについての調査を行う対象であ
るエレメントを規定するコンポーネント番号M,エレメ
ント番号Nが決められる。そして、決められた番号M,
Nによって規定されるエレメントのカラーコードCMNが
S2において読み込まれ、現カラーコードCと一致する
か否か判定され、一致すれば、縫順Qのエレメントがコ
ンポーネント番号M,エレメント番号Nで規定されるエ
レメントであると決定されるのである。S5において、
調査方向指示コードDIRがFORWARD(0)か否
かが判定される。FORWARDの場合には、カラーコ
ードについての調査が行われる毎に、コンポーネント番
号が1増やされる(S7)が、BACKWARDの場合
には、1減らされる(S14)。最初は、FORWAR
Dとされているため、S6において、現在のコンポーネ
ント番号Mが全コンポーネント数SC 以上か否かが判定
される。最初にS6が実行される場合には、コンポーネ
ント番号Mは1であるため、判定はNOとなり、S7に
おいて、コンポーネント番号Mが1増やされて2とされ
る。次にカラーコードについての調査が行われるエレメ
ントは、コンポーネント番号2で規定されるコンポーネ
ントに属するものなのである。
は、次に、カラーコードについての調査を行う対象であ
るエレメントを規定するコンポーネント番号M,エレメ
ント番号Nが決められる。そして、決められた番号M,
Nによって規定されるエレメントのカラーコードCMNが
S2において読み込まれ、現カラーコードCと一致する
か否か判定され、一致すれば、縫順Qのエレメントがコ
ンポーネント番号M,エレメント番号Nで規定されるエ
レメントであると決定されるのである。S5において、
調査方向指示コードDIRがFORWARD(0)か否
かが判定される。FORWARDの場合には、カラーコ
ードについての調査が行われる毎に、コンポーネント番
号が1増やされる(S7)が、BACKWARDの場合
には、1減らされる(S14)。最初は、FORWAR
Dとされているため、S6において、現在のコンポーネ
ント番号Mが全コンポーネント数SC 以上か否かが判定
される。最初にS6が実行される場合には、コンポーネ
ント番号Mは1であるため、判定はNOとなり、S7に
おいて、コンポーネント番号Mが1増やされて2とされ
る。次にカラーコードについての調査が行われるエレメ
ントは、コンポーネント番号2で規定されるコンポーネ
ントに属するものなのである。
【0063】S8において、コンポーネント番号Mで規
定されるコンポーネントについての縫順決定番号PM が
全エレメント数EM と一致するか否かが判定される。コ
ンポーネント番号2で規定されるコンポーネントについ
てはいずれのエレメントについても縫順Qが決定されて
いないため、判定はNOとなる。プログラムの実行に従
って、そのコンポーネントに含まれるすべてのエレメン
トについての縫順Qが決定されれば、判定はYESとな
り、S5に戻され、S7においてコンポーネント番号M
が1増加させられる。すべてのエレメントについて縫順
Qが決定されれば、そのコンポーネントは、カラーコー
ドについての調査対象であるエレメントを含まないもの
なのである。このように、S7(S14)において、調
査対象であるエレメントが属するコンポーネントのコン
ポーネント番号Mが決められ、そのコンポーネントが妥
当か否かがS8において判定されるのである。このよう
に、S7(S14),8を実行する部分等によりコンポ
ーネント指定手段が構成されると考えることができる。
定されるコンポーネントについての縫順決定番号PM が
全エレメント数EM と一致するか否かが判定される。コ
ンポーネント番号2で規定されるコンポーネントについ
てはいずれのエレメントについても縫順Qが決定されて
いないため、判定はNOとなる。プログラムの実行に従
って、そのコンポーネントに含まれるすべてのエレメン
トについての縫順Qが決定されれば、判定はYESとな
り、S5に戻され、S7においてコンポーネント番号M
が1増加させられる。すべてのエレメントについて縫順
Qが決定されれば、そのコンポーネントは、カラーコー
ドについての調査対象であるエレメントを含まないもの
なのである。このように、S7(S14)において、調
査対象であるエレメントが属するコンポーネントのコン
ポーネント番号Mが決められ、そのコンポーネントが妥
当か否かがS8において判定されるのである。このよう
に、S7(S14),8を実行する部分等によりコンポ
ーネント指定手段が構成されると考えることができる。
【0064】S9において、次にカラーコードについて
の調査対象であるエレメントのエレメント番号Nが決め
られる。エレメント番号Nは、上記コンポーネント番号
Mの縫順決定番号PM に1加えられた値とされる。縫順
決定番号PM に対応するエレメント番号で規定されるエ
レメントについてはすでに縫順Qが決定されているが、
その次のエレメント番号のエレメントについては未だ縫
順Qが決定されていないのである。換言すれば、エレメ
ント番号(PM +1)で規定されるエメレントは、縫順
Qが決定されていないエレメントのうちの最小のエレメ
ント番号のものである。このように、カラーコードにつ
いての調査対象とされるエレメントは、エレメント番号
(PM +1)で規定されるエレメントであり、エレメン
ト番号(PM +1)より大きい番号で規定されるエレメ
ントが、調査対象とされることはない。エレメント番号
(PM +1)より大きい番号で規定されるエレメントに
ついてのカラーコードが仮に現カラーコードCと一致し
ていても縫順Qが決定されることがないのであり、その
ため、コンポーネント内におけるエレメント番号Nの表
す順番が変わることなく縫順Qが決定されるのである。
S9を実行する部分等により調査対象エレメント指定手
段が構成されると考えることができる。最初にS9が実
行される場合には、コンポーネント番号2で規定される
コンポーネントの縫順決定番号P2 は0であるため、エ
レメント番号Nは1とされる。S10において、色替え
フラグFがリセット状態にあるか否かが判定されるが、
リセット状態にあるため判定はYESとなり、S2の実
行に戻される。
の調査対象であるエレメントのエレメント番号Nが決め
られる。エレメント番号Nは、上記コンポーネント番号
Mの縫順決定番号PM に1加えられた値とされる。縫順
決定番号PM に対応するエレメント番号で規定されるエ
レメントについてはすでに縫順Qが決定されているが、
その次のエレメント番号のエレメントについては未だ縫
順Qが決定されていないのである。換言すれば、エレメ
ント番号(PM +1)で規定されるエメレントは、縫順
Qが決定されていないエレメントのうちの最小のエレメ
ント番号のものである。このように、カラーコードにつ
いての調査対象とされるエレメントは、エレメント番号
(PM +1)で規定されるエレメントであり、エレメン
ト番号(PM +1)より大きい番号で規定されるエレメ
ントが、調査対象とされることはない。エレメント番号
(PM +1)より大きい番号で規定されるエレメントに
ついてのカラーコードが仮に現カラーコードCと一致し
ていても縫順Qが決定されることがないのであり、その
ため、コンポーネント内におけるエレメント番号Nの表
す順番が変わることなく縫順Qが決定されるのである。
S9を実行する部分等により調査対象エレメント指定手
段が構成されると考えることができる。最初にS9が実
行される場合には、コンポーネント番号2で規定される
コンポーネントの縫順決定番号P2 は0であるため、エ
レメント番号Nは1とされる。S10において、色替え
フラグFがリセット状態にあるか否かが判定されるが、
リセット状態にあるため判定はYESとなり、S2の実
行に戻される。
【0065】S2においては、上述のように決められた
コンポーネント番号M,エレメント番号Nで規定される
エレメントのカラーコードCMNが読み込まれ、現カラー
コードCと一致するか否かが判定される。ここでは、コ
ンポーネント番号Mが2,エレメント番号Nが1とされ
ているため、カラーコードC21が読み込まれ、現カラー
コードCと一致するか否かが判定される。一致する場合
には、縫順2のエレメントがコンポーネント番号2,エ
レメント番号1で規定されるものであると決定され(縫
順コードR21が2とされ)、上述と同様な実行が行わ
れ、次には、コンポーネント番号3,エレメント番号1
で規定されるエレメントのカラーコードC 31が現カラー
コードCと一致するか否かが判定される。それに対し
て、カラーコードC21と現カラーコードCとが異なる場
合には、判定がNOとなり、縫順Qが1増加させられる
ことなく、S5〜S7が実行され、コンポーネント番号
Mが1増加させられて3とされる。コンポーネント番号
2,エレメント番号1で規定されるエレメントの縫順Q
が決定されることなく、コンポーネント番号3,エレメ
ント番号1で規定されるエレメントのカラーコードにつ
いての調査が行われるのである。
コンポーネント番号M,エレメント番号Nで規定される
エレメントのカラーコードCMNが読み込まれ、現カラー
コードCと一致するか否かが判定される。ここでは、コ
ンポーネント番号Mが2,エレメント番号Nが1とされ
ているため、カラーコードC21が読み込まれ、現カラー
コードCと一致するか否かが判定される。一致する場合
には、縫順2のエレメントがコンポーネント番号2,エ
レメント番号1で規定されるものであると決定され(縫
順コードR21が2とされ)、上述と同様な実行が行わ
れ、次には、コンポーネント番号3,エレメント番号1
で規定されるエレメントのカラーコードC 31が現カラー
コードCと一致するか否かが判定される。それに対し
て、カラーコードC21と現カラーコードCとが異なる場
合には、判定がNOとなり、縫順Qが1増加させられる
ことなく、S5〜S7が実行され、コンポーネント番号
Mが1増加させられて3とされる。コンポーネント番号
2,エレメント番号1で規定されるエレメントの縫順Q
が決定されることなく、コンポーネント番号3,エレメ
ント番号1で規定されるエレメントのカラーコードにつ
いての調査が行われるのである。
【0066】このように、現カラーコードCとコンポー
ネント番号M,エレメント番号Nで規定されるエレメン
トのカラーコードCMNとが一致するか否かが順次判定さ
れることにより、エレメントの縫順Q(縫順Qのエレメ
ント)が決定されるのである。S2〜10が繰り返し行
われることにより、コンポーネント番号Mが全コンポー
ネント数Sc 以上になれば、S6における判定がYES
となり、S11において、調査方向指示コードDIRが
BACKWARDとされ、色替えフラグFがセットされ
る。色替えフラグFがセットされるため、S10におけ
る判定がNOとなり、S12において、コンポーネント
番号M(=Sc ),エレメント番号Nで規定されるエレ
メントのカラーコードCMNが読み込まれ、現カラーコー
ドCとされる。現カラーコードCが変えられたのであ
る。また、色替えフラグFがリセットされ、S2の実行
に戻される。
ネント番号M,エレメント番号Nで規定されるエレメン
トのカラーコードCMNとが一致するか否かが順次判定さ
れることにより、エレメントの縫順Q(縫順Qのエレメ
ント)が決定されるのである。S2〜10が繰り返し行
われることにより、コンポーネント番号Mが全コンポー
ネント数Sc 以上になれば、S6における判定がYES
となり、S11において、調査方向指示コードDIRが
BACKWARDとされ、色替えフラグFがセットされ
る。色替えフラグFがセットされるため、S10におけ
る判定がNOとなり、S12において、コンポーネント
番号M(=Sc ),エレメント番号Nで規定されるエレ
メントのカラーコードCMNが読み込まれ、現カラーコー
ドCとされる。現カラーコードCが変えられたのであ
る。また、色替えフラグFがリセットされ、S2の実行
に戻される。
【0067】S2においては、再度、コンポーネント番
号M(=Sc ),エレメント番号Nで規定されるエレメ
ントのカラーコードCMNが読み込まれ、現カラーコード
Cと一致するか否かが判定されるが、判定は当然YES
となる。また、ここでは調査方向指示コードDIRがB
ACKWARDとされているため、S5における判定は
NOとなり、S13においてコンポーネント番号Mが1
か否かが判定される。ここでは、コンポーネント番号M
は全コンポーネント数SC であるため、判定はNOとな
り、S14において、コンポーネント番号Mが1減らさ
れ、S8以降が同様に実行される。コンポーネント番号
Mが1づつ減らされて同様の実行が繰り返し行われるの
である。
号M(=Sc ),エレメント番号Nで規定されるエレメ
ントのカラーコードCMNが読み込まれ、現カラーコード
Cと一致するか否かが判定されるが、判定は当然YES
となる。また、ここでは調査方向指示コードDIRがB
ACKWARDとされているため、S5における判定は
NOとなり、S13においてコンポーネント番号Mが1
か否かが判定される。ここでは、コンポーネント番号M
は全コンポーネント数SC であるため、判定はNOとな
り、S14において、コンポーネント番号Mが1減らさ
れ、S8以降が同様に実行される。コンポーネント番号
Mが1づつ減らされて同様の実行が繰り返し行われるの
である。
【0068】コンポーネント番号Mが1になると、S1
3における判定がYESとなり、S15において、調査
方向指示コードDIRがFORWARDとされ、色替え
フラグFがセットされる。その結果、S10における判
定がNOとなり、S12において、コンポーネント番号
1,エレメント番号N(縫順決定番号P1 +1)のカラ
ーコードC1Nが読み込まれ、現カラーコードCとされ
る。このように、コンポーネント番号Mが1から全コン
ポーネント数SC まで増加させられた後、全コンポーネ
ント数SC から1まで減少させられることにより、コン
ポーネント番号Mで規定される各々のコンポーネントに
含まれるエレメントについてのカラーコードの調査が行
われ、縫順Qが順次決定されるのである。調査が、並び
順と逆順とに交互に行われるのであり、並び順と逆順と
で調査方向が切り換えられる時点において現カラーコー
ドが変更されることになる。なお、並び順と逆順とに調
査方向が交互に換えられるため、本実施形態における調
査を往復調査または折返調査と称することもできる。
3における判定がYESとなり、S15において、調査
方向指示コードDIRがFORWARDとされ、色替え
フラグFがセットされる。その結果、S10における判
定がNOとなり、S12において、コンポーネント番号
1,エレメント番号N(縫順決定番号P1 +1)のカラ
ーコードC1Nが読み込まれ、現カラーコードCとされ
る。このように、コンポーネント番号Mが1から全コン
ポーネント数SC まで増加させられた後、全コンポーネ
ント数SC から1まで減少させられることにより、コン
ポーネント番号Mで規定される各々のコンポーネントに
含まれるエレメントについてのカラーコードの調査が行
われ、縫順Qが順次決定されるのである。調査が、並び
順と逆順とに交互に行われるのであり、並び順と逆順と
で調査方向が切り換えられる時点において現カラーコー
ドが変更されることになる。なお、並び順と逆順とに調
査方向が交互に換えられるため、本実施形態における調
査を往復調査または折返調査と称することもできる。
【0069】このように、調査方向が並び順と逆順とに
交互に変更されることによって調査が行われることによ
って縫順が決定された刺繍データに従って刺繍が施され
る場合と、いずれか一方の方向で調査が行われることに
よって縫順が決定された刺繍データに従って刺繍が施さ
れる場合とでは、前者における方が、渡り縫いが長くな
る部分を少なくすることができる。刺繍糸の無駄を少な
くすることができ、縫製能率を向上させることができ
る。そして、すべてのエレメントの縫順が決定されれ
ば、S4における判定がYESとなり、プログラムの実
行が終了させられる。
交互に変更されることによって調査が行われることによ
って縫順が決定された刺繍データに従って刺繍が施され
る場合と、いずれか一方の方向で調査が行われることに
よって縫順が決定された刺繍データに従って刺繍が施さ
れる場合とでは、前者における方が、渡り縫いが長くな
る部分を少なくすることができる。刺繍糸の無駄を少な
くすることができ、縫製能率を向上させることができ
る。そして、すべてのエレメントの縫順が決定されれ
ば、S4における判定がYESとなり、プログラムの実
行が終了させられる。
【0070】次に、具体的に、刺繍により図6に示すパ
ターン100を形成する場合について説明する。オペレ
ータはコンポーネントx,y,zをx,y,zの順で選
択し、これらの間隔を入力する。各コンポーネントx,
y,zの基準点の座標が決定され、コンポーネントx,
y,zにそれぞれ対応するコンポーネント刺繍データが
コンポーネント番号Mと対応付けてRAM62に格納さ
れる。
ターン100を形成する場合について説明する。オペレ
ータはコンポーネントx,y,zをx,y,zの順で選
択し、これらの間隔を入力する。各コンポーネントx,
y,zの基準点の座標が決定され、コンポーネントx,
y,zにそれぞれ対応するコンポーネント刺繍データが
コンポーネント番号Mと対応付けてRAM62に格納さ
れる。
【0071】コンポーネントxは、図6,7に示すよう
に、エレメント102,106を含むものであり、エレ
メント102についてのエレメント刺繍データは、図1
0に示すように、糸の色を指定するコードとしてのカラ
ーコード001と、エレメント102に刺繍を施すため
の針位置関連データとしての刺繍枠38の移動量を指示
する相対移動量データとを含むものであり、エレメント
番号1(コンポーネントx内における縫順1)に対応付
けられて記憶されている。エレメント106についての
エレメント刺繍データは、カラーコード002と、針位
置関連データとを含むものであり、エレメント番号2に
対応付けられている。そして、これらエレメント刺繍デ
ータを含むコンポーネントxについてのコンポーネント
刺繍データは、コンポーネント番号1に対応付けて記憶
されている。なお、本実施形態においては、カラーコー
ド001が赤色の糸を指定するコードとされ、カラーコ
ード002が青色の糸を指定するコードとされている。
に、エレメント102,106を含むものであり、エレ
メント102についてのエレメント刺繍データは、図1
0に示すように、糸の色を指定するコードとしてのカラ
ーコード001と、エレメント102に刺繍を施すため
の針位置関連データとしての刺繍枠38の移動量を指示
する相対移動量データとを含むものであり、エレメント
番号1(コンポーネントx内における縫順1)に対応付
けられて記憶されている。エレメント106についての
エレメント刺繍データは、カラーコード002と、針位
置関連データとを含むものであり、エレメント番号2に
対応付けられている。そして、これらエレメント刺繍デ
ータを含むコンポーネントxについてのコンポーネント
刺繍データは、コンポーネント番号1に対応付けて記憶
されている。なお、本実施形態においては、カラーコー
ド001が赤色の糸を指定するコードとされ、カラーコ
ード002が青色の糸を指定するコードとされている。
【0072】コンポーネントyは、エレメント110,
112を含むものであり、エレメント110についての
エレメント刺繍データは、カラーコード002と、針位
置関連データとを含むものであり、エレメント番号1に
対応付けられている。同様に、エレメント112につい
てのエレメント刺繍データは、カラーコード001と、
針位置関連データとを含むものであり、エレメント番号
2に対応付けられている。このコンポーネントyについ
てのコンポーネント刺繍データのコンポーネント番号は
2である。同様に、コンポーネントzは、エレメント1
04,108を含むものであり、カラーコード001
と、針位置関連データとを含むエレメント104につい
てのエレメント刺繍データがエレメント番号1に対応付
けられ、カラーコード002と、針位置関連データとを
含むエレメント108についてのエレメント刺繍データ
がエレメント番号2に対応付けられている。これのコン
ポーネント番号は3である。
112を含むものであり、エレメント110についての
エレメント刺繍データは、カラーコード002と、針位
置関連データとを含むものであり、エレメント番号1に
対応付けられている。同様に、エレメント112につい
てのエレメント刺繍データは、カラーコード001と、
針位置関連データとを含むものであり、エレメント番号
2に対応付けられている。このコンポーネントyについ
てのコンポーネント刺繍データのコンポーネント番号は
2である。同様に、コンポーネントzは、エレメント1
04,108を含むものであり、カラーコード001
と、針位置関連データとを含むエレメント104につい
てのエレメント刺繍データがエレメント番号1に対応付
けられ、カラーコード002と、針位置関連データとを
含むエレメント108についてのエレメント刺繍データ
がエレメント番号2に対応付けられている。これのコン
ポーネント番号は3である。
【0073】そして、パターン100に含まれるすべて
のエレメント102〜112の縫順は、エレメント番号
Nが表す順番が変わらないように、かつ、同じ色の糸が
指定されたエレメントにはできる限り連続して刺繍が施
されるように決定されるのである。S1において、初期
設定が行われる。全コンポーネント数SC は3、全エレ
メント数SE は6とされ、コンポーネントx,y,z各
々に含まれる全エレメント数EM は各々2とされる。ま
た、パターン100の左端に位置するコンポーネントx
はコンポーネント番号1で規定され、コンポーネント
y,zは、それぞれコンポーネント番号2,3で規定さ
れる。カラーコードC11が現カラーコードCとされる
が、ここでは、赤色を指示する001である。
のエレメント102〜112の縫順は、エレメント番号
Nが表す順番が変わらないように、かつ、同じ色の糸が
指定されたエレメントにはできる限り連続して刺繍が施
されるように決定されるのである。S1において、初期
設定が行われる。全コンポーネント数SC は3、全エレ
メント数SE は6とされ、コンポーネントx,y,z各
々に含まれる全エレメント数EM は各々2とされる。ま
た、パターン100の左端に位置するコンポーネントx
はコンポーネント番号1で規定され、コンポーネント
y,zは、それぞれコンポーネント番号2,3で規定さ
れる。カラーコードC11が現カラーコードCとされる
が、ここでは、赤色を指示する001である。
【0074】S2において、コンポーネント番号1、エ
レメント番号1で規定されるエレメント102のカラー
コードC11が読み込まれ、現カラーコード001と一致
するか否かが判定される。ここでは、必ず一致するた
め、判定はYESとなり、S3において、エレメント1
02の縫順コードR11が1とされ、コンポーネントxの
縫順決定番号P1 が1とされ、縫順Qが2とされる。以
下、S4〜10の実行により、コンポーネント番号Mが
2、エレメント番号Nが1とされ、S2において、コン
ポーネントyのエレメント110のカラーコードC
21(002)が読み込まれ、現カラーコードC(00
1)と一致するか否かが判定される。ここでは一致しな
いため、判定がNOとなり、縫順Qはそのままとされ、
かつ、エレメント110については縫順が決定されるこ
となく(縫順コードR21は0のまま)、コンポーネント
番号が3とされる。
レメント番号1で規定されるエレメント102のカラー
コードC11が読み込まれ、現カラーコード001と一致
するか否かが判定される。ここでは、必ず一致するた
め、判定はYESとなり、S3において、エレメント1
02の縫順コードR11が1とされ、コンポーネントxの
縫順決定番号P1 が1とされ、縫順Qが2とされる。以
下、S4〜10の実行により、コンポーネント番号Mが
2、エレメント番号Nが1とされ、S2において、コン
ポーネントyのエレメント110のカラーコードC
21(002)が読み込まれ、現カラーコードC(00
1)と一致するか否かが判定される。ここでは一致しな
いため、判定がNOとなり、縫順Qはそのままとされ、
かつ、エレメント110については縫順が決定されるこ
となく(縫順コードR21は0のまま)、コンポーネント
番号が3とされる。
【0075】S2において、コンポーネントzのエレメ
ント104のカラーコードC31(001)が読み込ま
れ、現カラーコードC(001)と一致するか否かが判
定される。ここでは一致するため、判定がYESとな
り、縫順2のエレメントがエレメント104であると決
定とされ(縫順コードRC31がとされ)、コンポーネン
トzの縫順決定番号P3 が1とされ、縫順Qが3とされ
る。コンポーネント番号M(3)が全コンポーネント数
3以上になるため、S6における判定がYESとなり、
S11において、調査方向指示コードDIRがFORW
ARDからBACKWARDとされ、色替えフラグFが
セットされる。S10における判定がNOとなり、コン
ポーネントzのエレメント番号2のエレメント108の
カラーコードC32が読み込まれ、現カラーコードC(0
02)とされ、色替えフラグFがリセットされる。
ント104のカラーコードC31(001)が読み込ま
れ、現カラーコードC(001)と一致するか否かが判
定される。ここでは一致するため、判定がYESとな
り、縫順2のエレメントがエレメント104であると決
定とされ(縫順コードRC31がとされ)、コンポーネン
トzの縫順決定番号P3 が1とされ、縫順Qが3とされ
る。コンポーネント番号M(3)が全コンポーネント数
3以上になるため、S6における判定がYESとなり、
S11において、調査方向指示コードDIRがFORW
ARDからBACKWARDとされ、色替えフラグFが
セットされる。S10における判定がNOとなり、コン
ポーネントzのエレメント番号2のエレメント108の
カラーコードC32が読み込まれ、現カラーコードC(0
02)とされ、色替えフラグFがリセットされる。
【0076】次に、現カラーコードC(002)とカラ
ーコードC32とが一致するか否かが判定されるが、一致
するため、判定がYESとなり、縫順3のエレメントが
コンポーネントzのエレメント108であると決定され
る。ここでは、調査方向指示コードDIRはBACKW
ARDとされているため、S14において、コンポーネ
ント番号Mが1減らされて2とされ、S2において、コ
ンポーネントyのエレメント110のカラーコードC21
と現カラーコードCとが一致するか否かが判定される。
これらは共に002であり、一致するため、縫順4のエ
レメントがエレメント110であると決定され、次に、
コンポーネントxのエレメント106のカラーコード
(002)が現カラーコードと一致するか否かが判定さ
れるのである。コンポーネントxにおいては、縫順決定
番号P1 が1であるため、S9において、エレメント番
号Nが2とされるのである。調査対象エレメント106
のカラーコードC12は002であるため、S2における
判定がYESとなり、縫順5のエレメントがエレメント
106であると決定される。
ーコードC32とが一致するか否かが判定されるが、一致
するため、判定がYESとなり、縫順3のエレメントが
コンポーネントzのエレメント108であると決定され
る。ここでは、調査方向指示コードDIRはBACKW
ARDとされているため、S14において、コンポーネ
ント番号Mが1減らされて2とされ、S2において、コ
ンポーネントyのエレメント110のカラーコードC21
と現カラーコードCとが一致するか否かが判定される。
これらは共に002であり、一致するため、縫順4のエ
レメントがエレメント110であると決定され、次に、
コンポーネントxのエレメント106のカラーコード
(002)が現カラーコードと一致するか否かが判定さ
れるのである。コンポーネントxにおいては、縫順決定
番号P1 が1であるため、S9において、エレメント番
号Nが2とされるのである。調査対象エレメント106
のカラーコードC12は002であるため、S2における
判定がYESとなり、縫順5のエレメントがエレメント
106であると決定される。
【0077】次に、コンポーネント番号Mが1とされる
ため、S13における判定がYESとなり、S15にお
いて、調査方向指示コードDIRがFORWARDとさ
れ、色替えフラグFがセットされる。また、コンポーネ
ントxについては縫順決定番号P1 が2とされているた
め、縫順決定番号P1 (=2)がエレメント数E1 (=
2)と同じとなり、S8における判定がYESとなり、
S5の実行に戻される。コンポーネントxについてはす
べてのエレメントの縫順Qが決定されたのである。S7
において、コンポーネント番号Mが1増加させられて2
とされる。コンポーネントyにおいては、縫順決定番号
P2 が1で2より小さいため、S8における判定がNO
となり、S12において現カラーコードCがカラーコー
ドC22(001)とされる。S2において、コンポーネ
ントyのエレメント112のカラーコードC22が読み込
まれるが、カラーコードC22は現カラーコードCと一致
するため、判定がYESとなり、縫順6のエレメントが
エレメント112であると決定される。S3において、
縫順Qが7とされるが、縫順Qが全エレメント数6より
大きくなるため、S4における判定がYESとなり、縫
順決定プログラムの実行が終了させられる。
ため、S13における判定がYESとなり、S15にお
いて、調査方向指示コードDIRがFORWARDとさ
れ、色替えフラグFがセットされる。また、コンポーネ
ントxについては縫順決定番号P1 が2とされているた
め、縫順決定番号P1 (=2)がエレメント数E1 (=
2)と同じとなり、S8における判定がYESとなり、
S5の実行に戻される。コンポーネントxについてはす
べてのエレメントの縫順Qが決定されたのである。S7
において、コンポーネント番号Mが1増加させられて2
とされる。コンポーネントyにおいては、縫順決定番号
P2 が1で2より小さいため、S8における判定がNO
となり、S12において現カラーコードCがカラーコー
ドC22(001)とされる。S2において、コンポーネ
ントyのエレメント112のカラーコードC22が読み込
まれるが、カラーコードC22は現カラーコードCと一致
するため、判定がYESとなり、縫順6のエレメントが
エレメント112であると決定される。S3において、
縫順Qが7とされるが、縫順Qが全エレメント数6より
大きくなるため、S4における判定がYESとなり、縫
順決定プログラムの実行が終了させられる。
【0078】以上の実行により、パターン100に含ま
れるすべてのエレメント102〜112の縫順は、エレ
メント102,104,108,110,106,11
2の順に決定され、糸の色は(赤,赤,青,青,青,
赤)の順に指定される。コンポーネントxにおいては、
赤色の糸が指定されたエレメント102の縫順が青色の
糸が指定されたエレメント106の縫順より先である
が、コンポーネントyにおいては、赤色の糸が指定され
たエレメント112の縫順が青色の糸が指定されたエレ
メント110の縫順より後である。コンポーネントx,
yに関しては、互いに同じ色の糸で刺繍が施されるべき
少なくとも2つのエレメントの縫順(エレメント10
2,112およびエレメント106,110)が互いに
異なっているのである。また、例えば、コンポーネント
xについては、エレメント102のエレメント番号Nが
1でエレメント106のエレメント番号Nが2であり、
エレメント102の縫順Qが1でエレメント106の縫
順Qが5である。つまり、エレメント106の縫順Qが
エレメント102の縫順Qより上位になることはないの
である。
れるすべてのエレメント102〜112の縫順は、エレ
メント102,104,108,110,106,11
2の順に決定され、糸の色は(赤,赤,青,青,青,
赤)の順に指定される。コンポーネントxにおいては、
赤色の糸が指定されたエレメント102の縫順が青色の
糸が指定されたエレメント106の縫順より先である
が、コンポーネントyにおいては、赤色の糸が指定され
たエレメント112の縫順が青色の糸が指定されたエレ
メント110の縫順より後である。コンポーネントx,
yに関しては、互いに同じ色の糸で刺繍が施されるべき
少なくとも2つのエレメントの縫順(エレメント10
2,112およびエレメント106,110)が互いに
異なっているのである。また、例えば、コンポーネント
xについては、エレメント102のエレメント番号Nが
1でエレメント106のエレメント番号Nが2であり、
エレメント102の縫順Qが1でエレメント106の縫
順Qが5である。つまり、エレメント106の縫順Qが
エレメント102の縫順Qより上位になることはないの
である。
【0079】このように、縫順が決定されると、S30
0において、縫順決定済パターン刺繍データが作成され
る。図11に示すように、縫順Qに従ってエレメント刺
繍データが並べられるのであるが、コンポーネント間の
間隔(渡り縫いの長さであり、例えば、エレメント10
2の刺繍終了点からエレメント104の刺繍開始点まで
の長さ)に相当するフィード量を表すデータが付加さ
れ、刺繍糸の色替えが必要は場合には、色替えを指示す
るデータが付加される。このように処理された適合縫順
決定済パターン刺繍データは、S400において、前述
のように、フロッピディスク76に記録されるととも
に、ハードディスクに記録され、通信用I/F50,ケ
ーブル14を介して縫製部10に送信されるのである。
縫製部10においては、S500において、通信用I/
F48において適合縫順決定済パターン刺繍データが受
信され、S600において、その適合縫順決定済パター
ン刺繍データに従ってX軸モータ32,Y軸モータ3
4,色替えモータ40等が駆動回路を介して制御され、
パターン100が形成されることになる。なお、この適
合縫順決定済パターン刺繍データが記録されたフロッピ
ディスク76が、第二十発明の一実施形態である刺繍用
記録媒体なのである。
0において、縫順決定済パターン刺繍データが作成され
る。図11に示すように、縫順Qに従ってエレメント刺
繍データが並べられるのであるが、コンポーネント間の
間隔(渡り縫いの長さであり、例えば、エレメント10
2の刺繍終了点からエレメント104の刺繍開始点まで
の長さ)に相当するフィード量を表すデータが付加さ
れ、刺繍糸の色替えが必要は場合には、色替えを指示す
るデータが付加される。このように処理された適合縫順
決定済パターン刺繍データは、S400において、前述
のように、フロッピディスク76に記録されるととも
に、ハードディスクに記録され、通信用I/F50,ケ
ーブル14を介して縫製部10に送信されるのである。
縫製部10においては、S500において、通信用I/
F48において適合縫順決定済パターン刺繍データが受
信され、S600において、その適合縫順決定済パター
ン刺繍データに従ってX軸モータ32,Y軸モータ3
4,色替えモータ40等が駆動回路を介して制御され、
パターン100が形成されることになる。なお、この適
合縫順決定済パターン刺繍データが記録されたフロッピ
ディスク76が、第二十発明の一実施形態である刺繍用
記録媒体なのである。
【0080】また、縫順Qがエレメント番号Nが表す順
番が変わらないように決定されるため、縫順決定済パタ
ーン刺繍データに従って刺繍が施された場合において
も、コンポーネントxにおけるエレメント102,10
6の重なり部116や、コンポーネントyにおけるエレ
メント110,112の重なり部114における糸の上
下が元のパターンにおける場合と逆になることが回避さ
れ、パターン100が良好に再現される。さらに、糸の
色は(赤,赤,青,青,青,赤)の順に指定されるた
め、糸換え回数が2回となり、コンポーネント毎に刺繍
を施す場合(3回)より交換回数を減らすことができ
る。糸換え回数は1回少なくなっただけであるが、同様
な刺繍が大量に行われる場合には、大きな縫製能率向上
の効果が得られる。パターン100に含まれるすべての
エレメント102〜112についてのカラーコードは0
01,002の2種類であるため、糸の交換は1回でよ
いはずであるが、エレメント番号Nの順番が変わらない
ことの条件に適合する範囲内では2回交換する必要があ
るのである。したがって、2回は最少糸換え回数であ
り、最少色替え回数でもある。
番が変わらないように決定されるため、縫順決定済パタ
ーン刺繍データに従って刺繍が施された場合において
も、コンポーネントxにおけるエレメント102,10
6の重なり部116や、コンポーネントyにおけるエレ
メント110,112の重なり部114における糸の上
下が元のパターンにおける場合と逆になることが回避さ
れ、パターン100が良好に再現される。さらに、糸の
色は(赤,赤,青,青,青,赤)の順に指定されるた
め、糸換え回数が2回となり、コンポーネント毎に刺繍
を施す場合(3回)より交換回数を減らすことができ
る。糸換え回数は1回少なくなっただけであるが、同様
な刺繍が大量に行われる場合には、大きな縫製能率向上
の効果が得られる。パターン100に含まれるすべての
エレメント102〜112についてのカラーコードは0
01,002の2種類であるため、糸の交換は1回でよ
いはずであるが、エレメント番号Nの順番が変わらない
ことの条件に適合する範囲内では2回交換する必要があ
るのである。したがって、2回は最少糸換え回数であ
り、最少色替え回数でもある。
【0081】また、縫順決定済パターン刺繍データがフ
ロッピディスク76に格納されるため、本パーソナルコ
ンピュータ12から縫順決定済パターン刺繍データが供
給されない刺繍ミシンであっても、フロッピディスクド
ライブを備えたものであれば、縫順決定済刺繍データに
従って刺繍を施すことが可能となる。さらに、縫い順決
定プログラム等刺繍データ処理プログラムが格納された
フロッピディスク78を利用すれば、通常のパーソナル
コンピュータにおいても、本パーソナルコンピュータ1
2と同様な刺繍データの処理を行うことが可能となる。
フロッピディスク78,ROM61が、第十八および第
十九発明の一実施形態である刺繍用記録媒体なのであ
る。
ロッピディスク76に格納されるため、本パーソナルコ
ンピュータ12から縫順決定済パターン刺繍データが供
給されない刺繍ミシンであっても、フロッピディスクド
ライブを備えたものであれば、縫順決定済刺繍データに
従って刺繍を施すことが可能となる。さらに、縫い順決
定プログラム等刺繍データ処理プログラムが格納された
フロッピディスク78を利用すれば、通常のパーソナル
コンピュータにおいても、本パーソナルコンピュータ1
2と同様な刺繍データの処理を行うことが可能となる。
フロッピディスク78,ROM61が、第十八および第
十九発明の一実施形態である刺繍用記録媒体なのであ
る。
【0082】以上のように、パーソナルコンピュータ1
2の制御部64のRAM62,ハードディスク等によっ
て刺繍データ記憶手段が構成されるが、刺繍データ記憶
手段には、糸指定データ記憶手段が含まれる。また、制
御部64の図8のフローチャートで表される適合縫順決
定プログラムを記憶し実行する部分等により適合縫順決
定手段が構成され、そのうち、各エレメントについての
カラーコードが現カラーコードと一致するか否かを判定
し、一致する場合に順次縫順を決定する部分等により調
査手段が構成され、調査方向を指示する部分等により調
査制御手段が構成される。具体的には、図8のフローチ
ャートにおいて、S2〜9,13,14を記憶し実行す
る部分等により調査手段が構成され、S10〜12,1
5を記憶し実行する部分等により調査制御手段が構成さ
れることになる。なお、制御部64のコンポーネント相
対位置決定プログラムを記憶し、実行する部分等により
コンポーネント相対位置決定手段が構成される。本実施
形態においては、適合縫順決定手段は、糸換え回数最少
縫順決定手段,糸指定データ対応縫順決定手段でもあ
る。また、制御部64の図8のフローチャートで表され
る適合縫順決定プログラムのS1〜7,10〜12を記
憶し実行する部分等によって色替え回数減少手段が構成
され、S8,9を記憶し実行する部分等によって適合性
確保手段が構成される。さらに、パーソナルコンピュー
タ12に内蔵のハードディスク等によりコンポーネント
刺繍データ記憶手段が構成され、ハードディスクドライ
ブ72,キーボード68,マウス70,制御部64等に
より選択読出手段が構成される。また、フロッピディス
クドライブ74等により、刺繍データ記録手段が構成さ
れ、パーソナルコンピュータ12の制御部64および通
信用I/P50,ケーブル14等により刺繍データ供給
手段が構成される。
2の制御部64のRAM62,ハードディスク等によっ
て刺繍データ記憶手段が構成されるが、刺繍データ記憶
手段には、糸指定データ記憶手段が含まれる。また、制
御部64の図8のフローチャートで表される適合縫順決
定プログラムを記憶し実行する部分等により適合縫順決
定手段が構成され、そのうち、各エレメントについての
カラーコードが現カラーコードと一致するか否かを判定
し、一致する場合に順次縫順を決定する部分等により調
査手段が構成され、調査方向を指示する部分等により調
査制御手段が構成される。具体的には、図8のフローチ
ャートにおいて、S2〜9,13,14を記憶し実行す
る部分等により調査手段が構成され、S10〜12,1
5を記憶し実行する部分等により調査制御手段が構成さ
れることになる。なお、制御部64のコンポーネント相
対位置決定プログラムを記憶し、実行する部分等により
コンポーネント相対位置決定手段が構成される。本実施
形態においては、適合縫順決定手段は、糸換え回数最少
縫順決定手段,糸指定データ対応縫順決定手段でもあ
る。また、制御部64の図8のフローチャートで表され
る適合縫順決定プログラムのS1〜7,10〜12を記
憶し実行する部分等によって色替え回数減少手段が構成
され、S8,9を記憶し実行する部分等によって適合性
確保手段が構成される。さらに、パーソナルコンピュー
タ12に内蔵のハードディスク等によりコンポーネント
刺繍データ記憶手段が構成され、ハードディスクドライ
ブ72,キーボード68,マウス70,制御部64等に
より選択読出手段が構成される。また、フロッピディス
クドライブ74等により、刺繍データ記録手段が構成さ
れ、パーソナルコンピュータ12の制御部64および通
信用I/P50,ケーブル14等により刺繍データ供給
手段が構成される。
【0083】なお、上記実施形態においては、予め定め
られた条件が、元のパターンを忠実に再現し得ること、
具体的には、同一コンポーネント内のエレメント番号N
の順番が変わらないこととされていたが、他に、渡り縫
い(フィード量)が設定長さ以上にならないことを条件
としたり、これらを合わせた条件(元のパターンを忠実
に再現し得ること、かつ、渡り縫いの部分が設定長さ以
上にならないこと)としたりすることもできる。例え
ば、コンポーネントが一列に並べられた場合において
は、2個以上離れたコンポーネントのエレメントには縫
順を連番としないこととするのである。渡り縫いの長さ
が短くなれば、糸の無駄を少なくすることができ、縫製
効率を向上させることができる。また、上記実施形態に
おいては針位置関連データとして一針データが記憶され
ていたが、第十四発明によれば、各々のエレメントのア
ウトラインを規定するアウトライン規定データおよび糸
密度データが記憶されていてもよい。アウトライン規定
データには、アウトラインを表す数式データ、アウトラ
インセグメントを表す複数のベクトルデータ等が含まれ
る。さらに、エレメントが複数のブロックを含む場合に
は、エレメント刺繍データが複数のブロック刺繍データ
を含むものとなる。
られた条件が、元のパターンを忠実に再現し得ること、
具体的には、同一コンポーネント内のエレメント番号N
の順番が変わらないこととされていたが、他に、渡り縫
い(フィード量)が設定長さ以上にならないことを条件
としたり、これらを合わせた条件(元のパターンを忠実
に再現し得ること、かつ、渡り縫いの部分が設定長さ以
上にならないこと)としたりすることもできる。例え
ば、コンポーネントが一列に並べられた場合において
は、2個以上離れたコンポーネントのエレメントには縫
順を連番としないこととするのである。渡り縫いの長さ
が短くなれば、糸の無駄を少なくすることができ、縫製
効率を向上させることができる。また、上記実施形態に
おいては針位置関連データとして一針データが記憶され
ていたが、第十四発明によれば、各々のエレメントのア
ウトラインを規定するアウトライン規定データおよび糸
密度データが記憶されていてもよい。アウトライン規定
データには、アウトラインを表す数式データ、アウトラ
インセグメントを表す複数のベクトルデータ等が含まれ
る。さらに、エレメントが複数のブロックを含む場合に
は、エレメント刺繍データが複数のブロック刺繍データ
を含むものとなる。
【0084】また、適合縫順決定プログラムは図8のフ
ローチャートで表されるものに限らず、図12のフロー
チャートで表されるものとすることもできる。本適合縫
順決定プログラムにおいては、FORWARD,BAC
KWARDのいずれかを指示する調査方向指示コードD
IRが設けられておらず、常に並び順に調査が行われ
る。S36におけるように、コンポーネント番号Mが1
づつ増加させられ、コンポーネント番号Mが全コンポー
ネント数SC 以上になれば、S35における判定がYE
Sとなり、S40において、コンポーネント番号Mが1
に戻され、色替えフラグFがセットされるのである。な
お、本実施形態においては、色替えフラグFがセットさ
れた場合には、カラーコードについての調査対象が、コ
ンポーネント番号1で規定されるコンポーネントに属す
るエレメントにされるため、色替えフラグFを復帰フラ
グFと称することができる。本実施形態によれば、縫順
Qはエレメント102,104,106,110,10
8,112の順とされ、糸の色は(赤,赤,青,青,
青,赤)の順に指定される。その結果、糸換え回数は2
回となる。さらに、本実施形態においては、調査が常に
並び順に行われるようにされていたが、常に逆順に行わ
れるようにしてもよい。
ローチャートで表されるものに限らず、図12のフロー
チャートで表されるものとすることもできる。本適合縫
順決定プログラムにおいては、FORWARD,BAC
KWARDのいずれかを指示する調査方向指示コードD
IRが設けられておらず、常に並び順に調査が行われ
る。S36におけるように、コンポーネント番号Mが1
づつ増加させられ、コンポーネント番号Mが全コンポー
ネント数SC 以上になれば、S35における判定がYE
Sとなり、S40において、コンポーネント番号Mが1
に戻され、色替えフラグFがセットされるのである。な
お、本実施形態においては、色替えフラグFがセットさ
れた場合には、カラーコードについての調査対象が、コ
ンポーネント番号1で規定されるコンポーネントに属す
るエレメントにされるため、色替えフラグFを復帰フラ
グFと称することができる。本実施形態によれば、縫順
Qはエレメント102,104,106,110,10
8,112の順とされ、糸の色は(赤,赤,青,青,
青,赤)の順に指定される。その結果、糸換え回数は2
回となる。さらに、本実施形態においては、調査が常に
並び順に行われるようにされていたが、常に逆順に行わ
れるようにしてもよい。
【0085】また、パターンは、パターン100に限ら
ず、他のパターンであってもよい。例えば、1つのコン
ポーメントに含まれるエレメントの数は3個以上であっ
てもよく、1個のエレメントから成るコンポーネントが
含まれていてもよい。さらに、各々のエレメントの糸の
色を指示するカラーコードが3種類以上であってもよ
く、糸指定データによって糸の太さや光沢等が指定され
ていてもよい。また、パターンの形状も一列に並んだ形
状のものでなくてもよい。その場合には、コンポーネン
トの左上端の座標がオペレータによって指示されること
になる。一列に並んだ形状のものであっても、オペレー
タが指示してもよい等コンポーネント相対位置決定プロ
グラムは不可欠ではない。さらに、本パターン100に
おいては、エレメント104のように、閉領域が2つ合
わさった形状のものが含まれていたが、すべてのエレメ
ントが1つの閉領域から成るものとすることもできる。
ず、他のパターンであってもよい。例えば、1つのコン
ポーメントに含まれるエレメントの数は3個以上であっ
てもよく、1個のエレメントから成るコンポーネントが
含まれていてもよい。さらに、各々のエレメントの糸の
色を指示するカラーコードが3種類以上であってもよ
く、糸指定データによって糸の太さや光沢等が指定され
ていてもよい。また、パターンの形状も一列に並んだ形
状のものでなくてもよい。その場合には、コンポーネン
トの左上端の座標がオペレータによって指示されること
になる。一列に並んだ形状のものであっても、オペレー
タが指示してもよい等コンポーネント相対位置決定プロ
グラムは不可欠ではない。さらに、本パターン100に
おいては、エレメント104のように、閉領域が2つ合
わさった形状のものが含まれていたが、すべてのエレメ
ントが1つの閉領域から成るものとすることもできる。
【0086】また、キャラクタa〜z各々のコンポーネ
ント刺繍データはフロッピディスクに記憶されていても
よい。この場合には、オペレータの選択に基づいてフロ
ッピディスクから該当するコンポーネント刺繍データが
フロッピディスクドライブ74によって読み込まれるこ
とになる。
ント刺繍データはフロッピディスクに記憶されていても
よい。この場合には、オペレータの選択に基づいてフロ
ッピディスクから該当するコンポーネント刺繍データが
フロッピディスクドライブ74によって読み込まれるこ
とになる。
【0087】さらに、パーソナルコンピュータ12と縫
製部10とがケーブル14で接続されている必要は必ず
しもない。ケーブル14で接続されていなくても、光通
信等により刺繍データを送信・受信し得る状態にするこ
とができる。また、パーソナルコンピュータ12は、マ
ウス70およびキーボード68の両方を備えていなくて
も、いずれか一方のみでもよく、逆に、ディジタイザー
タブレット等を備えたものであってもよい等どのような
型のものであってもよい。さらに、本縫製部10におい
ては、刺繍枠38がx,y方向に移動可能に保持されて
いたが、針棒36(または針棒支持ケース44)がx,
y方向に移動させられるようにしても、針棒36と刺繍
枠38との両方が移動させられるようにしてもよい。
製部10とがケーブル14で接続されている必要は必ず
しもない。ケーブル14で接続されていなくても、光通
信等により刺繍データを送信・受信し得る状態にするこ
とができる。また、パーソナルコンピュータ12は、マ
ウス70およびキーボード68の両方を備えていなくて
も、いずれか一方のみでもよく、逆に、ディジタイザー
タブレット等を備えたものであってもよい等どのような
型のものであってもよい。さらに、本縫製部10におい
ては、刺繍枠38がx,y方向に移動可能に保持されて
いたが、針棒36(または針棒支持ケース44)がx,
y方向に移動させられるようにしても、針棒36と刺繍
枠38との両方が移動させられるようにしてもよい。
【0088】また、縫製部10およびフロッピディスク
ドライブを合わせて刺繍ミシンとすることもできる。フ
ロッピディスクドライブによってフロッピディスク76
から縫順決定済パターン刺繍データが読み込まれれば、
縫製部10においては、その縫順決定済パターン刺繍デ
ータに従って刺繍を施すことが可能となる。
ドライブを合わせて刺繍ミシンとすることもできる。フ
ロッピディスクドライブによってフロッピディスク76
から縫順決定済パターン刺繍データが読み込まれれば、
縫製部10においては、その縫順決定済パターン刺繍デ
ータに従って刺繍を施すことが可能となる。
【0089】その他、いちいち例示することはしない
が、特許請求の範囲を逸脱することなく当業者の知識に
基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明を実施
することができる。
が、特許請求の範囲を逸脱することなく当業者の知識に
基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明を実施
することができる。
【図1】本発明の一実施形態である刺繍ミシンを示す斜
視図である。
視図である。
【図2】上記刺繍ミシンのブロック図である。
【図3】上記刺繍ミシンの縫製部の制御装置のROMに
格納されている刺繍実行プログラムを表すフローチャー
トである。
格納されている刺繍実行プログラムを表すフローチャー
トである。
【図4】上記刺繍ミシンの刺繍データ処理装置のROM
に記憶されている刺繍データ処理プログラムを表すフロ
ーチャートである。
に記憶されている刺繍データ処理プログラムを表すフロ
ーチャートである。
【図5】上記刺繍データ処理装置において縫順が決定さ
れた縫順決定済パターン刺繍データが記録されたフロッ
ピディスクおよび適合縫順決定プログラムが記録された
フロッピディスクの平面図である。
れた縫順決定済パターン刺繍データが記録されたフロッ
ピディスクおよび適合縫順決定プログラムが記録された
フロッピディスクの平面図である。
【図6】上記縫製部を使用して刺繍を施すべきパターン
を示す図である。
を示す図である。
【図7】上記パターンに含まれるエレメント各々を示す
図である。
図である。
【図8】上記刺繍データ処理装置のROMに記憶されて
いる縫順決定プログラムを表すフローチャートである。
いる縫順決定プログラムを表すフローチャートである。
【図9】上記適合縫順決定プログラムの実行に使用され
る記号の説明および初期設定された状態を表として示す
図表である。
る記号の説明および初期設定された状態を表として示す
図表である。
【図10】上記刺繍データ処理装置のRAMに格納され
た刺繍データを模式的に表した図である。
た刺繍データを模式的に表した図である。
【図11】上記刺繍データ処理装置において縫順が決定
された後の縫順決定済パターン刺繍データの構成を概念
的に示す図である。
された後の縫順決定済パターン刺繍データの構成を概念
的に示す図である。
【図12】本発明の別の実施形態の刺繍データ処置装置
のROMに記憶されている縫順決定プログラムを表すフ
ローチャートである。
のROMに記憶されている縫順決定プログラムを表すフ
ローチャートである。
【図13】従来の刺繍データ処理装置において形成され
たパターンを表す図である。
たパターンを表す図である。
【図14】従来の刺繍データ処理装置において刺繍によ
り形成されたコンポーネントyを示す図である。
り形成されたコンポーネントyを示す図である。
10 縫製部 12 パーソナルコンピュータ 14 ケーブル 32 X軸モータ 34 Y軸モータ 36 針棒 40 色替えモータ 44 針棒支持ケース 48,50 通信用I/F 61 ROM 62 RAM 72 ハードディスクドライブ 74 フロッピディスクドライブ 76 フロッピィディスク 78 フロッピディスク
Claims (24)
- 【請求項1】同じ糸で連続的に刺繍を施し得るエレメン
トを1つ以上含むコンポーネントに刺繍を施すためのコ
ンポーネント刺繍データを複数順序付けて記憶する刺繍
データ記憶手段と、 その刺繍データ記憶手段に記憶された複数のコンポーネ
ント刺繍データを合わせて成るパターン刺繍データに対
応するパターンに含まれるすべてのエレメントに刺繍を
施す順番である縫順を決定する縫順決定手段とを含む刺
繍データ処理装置であって、 前記縫順決定手段が、前記縫順を、予め定められた条件
に適合しつつ、前記刺繍データ記憶手段において順序付
けられている通りの順番で刺繍を施す場合より糸換え回
数が少なくなるように決定する適合縫順決定手段を含む
ものであることを特徴とする刺繍データ処理装置。 - 【請求項2】前記適合縫順決定手段が、前記縫順を糸換
え回数が最も少なくなるように決定する糸換え回数最少
縫順決定手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の
刺繍データ処理装置。 - 【請求項3】当該刺繍データ処理装置が、さらに、前記
コンポーネント刺繍データが複数記憶されているコンポ
ーネント刺繍データ記憶手段と、そのコンポーネント刺
繍データ記憶手段に記憶されている複数のコンポーネン
ト刺繍データの中から2つ以上を選択して読み出す選択
読出手段とを含み、かつ、前記刺繍データ記憶手段が、
前記選択読出手段により読み出された2つ以上のコンポ
ーネント刺繍データを順序付けて記憶するものであるこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の刺繍データ処
理装置。 - 【請求項4】当該刺繍データ処理装置が、さらに、前記
エレメントの縫順が決定された縫順決定済パターン刺繍
データを、取り外し可能な記録媒体に記録する刺繍デー
タ記録装置を含むことを特徴とする請求項1ないし3の
いずれか1つに記載の刺繍データ処理装置。 - 【請求項5】当該刺繍データ処理装置が、さらに、前記
エレメントの縫順が決定された縫順決定済パターン刺繍
データを刺繍ミシンに供給する刺繍データ供給手段を含
むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに
記載の刺繍データ処理装置。 - 【請求項6】前記刺繍データ記憶手段が、各エレメント
に刺繍を施す糸の種類を指定する糸指定データを記憶す
る糸指定データ記憶手段を含み、前記適合縫順決定手段
が、糸指定データ記憶手段に記憶された糸指定データに
基づいて前記エレメントの縫順を決定する糸指定データ
対応縫順決定手段を含むことを特徴とする請求項1ない
し請求項5のいずれか1つに記載の刺繍データ処理装
置。 - 【請求項7】前記糸指定データが、刺繍を施す糸の色を
指定する色指定データを含むことを特徴とする請求項6
に記載の刺繍データ処理装置。 - 【請求項8】当該刺繍データ処理装置が、さらに、前記
刺繍を施すべきパターンに含まれる2つ以上のコンポー
ネントの相対位置を決定するコンポーネント相対位置決
定手段を含むことを特徴とする請求項1ないし7のいず
れか1つに記載の刺繍データ処理装置。 - 【請求項9】前記パターンが前記コンポーネントが一列
に複数個並べられたものであり、前記刺繍データ記憶手
段が、前記コンポーネント刺繍データをコンポーネント
の並び順と対応付けて記憶するものであり、かつ、前記
適合縫順決定手段が、複数種類の糸の各々を順次指定す
る糸指定手段と、前記複数個のコンポーネントの各々が
前記糸指定手段により現在指定されている糸により刺繍
されるべきエレメントであってかつ前記予め定められた
条件を満たすものを有しているか否かを調査し、その調
査の結果を肯定にするエレメントの順に縫順を決定する
調査手段と、その調査手段による調査の順序を前記複数
個のコンポーネントの並び順とそれとは逆の順とに交互
に変更するとともに前記糸指定手段による指定糸の種類
を変更する調査制御手段とを含むことを特徴とする請求
項1ないし8のいずれか1つに記載の刺繍データ処理装
置。 - 【請求項10】前記刺繍データ記憶手段が、前記コンポ
ーネントの各々に含まれるエレメントに刺繍を施す順番
である縫順を特定可能な状態で前記コンポーネント刺繍
データを記憶するものであり、かつ、前記予め定められ
た条件が、各コンポーネントにおけるエレメントの縫順
が変わらないことであることを特徴とする請求項1ない
し9のいずれか1つに記載の刺繍データ処理装置。 - 【請求項11】前記パターンが前記コンポーネントが一
列に複数個並べられたものであり、前記刺繍データ記憶
手段が、前記コンポーネント刺繍データをコンポーネン
トの並び順と対応付けて記憶するものであり、かつ、前
記適合縫順決定手段が、複数種類の糸の各々を順次指定
する糸指定手段と、前記複数個のコンポーネントの未だ
縫順が決定されていないエレメントのうちで縫順が最も
先のものの前記糸指定データにより指定されている糸
が、前記糸指定手段により現在指定されている糸と一致
しているか否かを調査し、調査結果を肯定にするエレメ
ントの順に縫順を決定する調査手段と、その調査手段に
よる調査の順序を前記複数個のコンポーネントの並び順
とそれとは逆の順とに交互に変更するとともに前記糸指
定手段による指定糸の種類を変更する調査制御手段とを
含むものとしたことを特徴とする請求項10に記載の刺
繍データ処理装置。 - 【請求項12】同じ糸で連続的に刺繍を施し得るエレメ
ントを各々1つ以上含む複数のコンポーネントに刺繍を
施すための複数のコンポーネント刺繍データの中から任
意の複数を選択する選択手段と、 その選択手段により選択された複数の選択コンポーネン
ト刺繍データの中に少なくとも1回以上の糸の色替えを
指示する色替データが含まれる場合に、その選択コンポ
ーネント刺繍データをそのまま実行する場合より色替え
回数を少なくする色替え回数減少手段と、 その色替え回数減少手段による色替え回数の減少時に、
エレメント単位で縫製順序の適合性を確保する適合性確
保手段とを含むことを特徴とする刺繍データ処理装置。 - 【請求項13】前記色替え回数減少手段が、色替え回数
を最少化する色替え回数最少化手段を含むことを特徴と
する請求項12に記載の刺繍データ処理装置。 - 【請求項14】前記エレメントを刺繍するためのエレメ
ント刺繍データが、エレメントのアウトラインを規定す
るアウトライン規定データを含むことを特徴とする請求
項1ないし13のいずれか1つに記載の刺繍データ処理
装置。 - 【請求項15】前記エレメントを刺繍するためのエレメ
ント刺繍データが、実際の針落ち点を規定する一針デー
タの集合を含むことを特徴とする請求項1ないし14の
いずれか1つに記載の刺繍データ処理装置。 - 【請求項16】同じ糸で連続的に刺繍を施し得るエレメ
ントを1つ以上含むコンポーネントを複数含むパターン
に刺繍を施すための刺繍データを処理する方法であっ
て、 前記複数のコンポーネントの各々に刺繍を施すためのコ
ンポーネント刺繍データを順序付けて複数含むパターン
刺繍データを刺繍データ記憶手段に記憶させるパターン
刺繍データ記憶工程と、 その記憶されたパターン刺繍データに対応するパターン
に含まれるすべてのエレメントに刺繍を施す順番である
縫順を、予め定められた条件に適合しつつ、前記パター
ン刺繍データ内で順序付けられている通りの順序で刺繍
を施す場合より糸換え回数が少なくなるように決定する
縫順決定工程とを含むことを特徴とする刺繍データ処理
方法。 - 【請求項17】前記コンポーネント刺繍データの各々に
おいては、それら各コンポーネント刺繍データに属する
すべてのエレメント刺繍データの縫順が決まっており、
前記予め定められた条件が、各コンポーネント刺繍デー
タ内における前記エレメント刺繍データの縫順が変わら
ないことである請求項16に記載の刺繍データ処理方
法。 - 【請求項18】同じ糸で連続的に刺繍を施し得るエレメ
ントを1つ以上含むコンポーネントを複数含むパターン
に含まれるすべてのエレメントに刺繍を施す順番である
縫順を、予め定められた条件に適合しつつ、前記コンポ
ーネント毎に順次刺繍を完結する場合より糸換え回数が
少なくなるように決定するようにコンピュータを制御す
るための適合縫順決定プログラムが格納されていること
を特徴とするコンピュータにより読み取り可能な刺繍用
記録媒体。 - 【請求項19】前記パターンが前記複数のコンポーネン
トが一列に並べられたものであり、前記適合縫順決定プ
ログラムが、前記縫順を、前記複数のコンポーネントの
並び順通りに刺繍を施す場合より糸換え回数が少なくな
るように決定するものである請求項18に記載の刺繍用
記録媒体。 - 【請求項20】複数のコンポーネントを含み、それら複
数のコンポーネントのうちの少なくとも2つがそれぞれ
同じ糸で連続的に刺繍を施し得る複数のエレメントを含
むパターンに刺繍を施すべくコンピュータを制御するた
めの刺繍データであって、そのパターンに含まれるすべ
てのエレメントに刺繍を施す順番である縫順が、前記2
つのコンポーネントに関して、互いに同じ糸で刺繍が施
されるべき少なくとも2つのエレメントの縫順が互いに
異なり、かつ、前記パターン全体として、コンポーネン
ト毎に順次刺繍が完結される場合より糸換え回数が少な
くなるように決定されたものが格納されていることを特
徴とするコンピュータにより読み取り可能な刺繍用記録
媒体。 - 【請求項21】被縫製物に縫目を形成する縫目形成装置
と、その被縫製物と縫目形成装置とを被縫製物の表面に
平行な方向に相対移動させる相対移動装置と、それら縫
目形成装置と相対移動装置とを制御する刺繍制御装置と
を含む刺繍ミシンであって、 前記刺繍制御装置が、前記相対移動装置に、複数のコン
ポーネントを含み、それら複数のコンポーネントのうち
の少なくとも2つがそれぞれ同じ糸で連続的に刺繍を施
し得る複数のエレメントを含むパターンに刺繍を施すた
めの刺繍データを供給する刺繍データ供給手段を含み、
その刺繍データ供給手段が供給する刺繍データが、前記
パターンに含まれるすべてのエレメントに刺繍を施す順
番である縫順が、前記2つのコンポーネントに関して、
互いに同じ糸で刺繍が施されるべき少なくとも2つのエ
レメントの縫順が互いに異なり、かつ、前記パターン全
体として、コンポーネント毎に順次刺繍が完結される場
合より糸換え回数が少なくなるように決定された刺繍デ
ータであることを特徴とする刺繍ミシン。 - 【請求項22】前記刺繍制御装置が、前記刺繍データを
取り外し可能な記録媒体から読み込む刺繍データ読込装
置を含む請求項21に記載の刺繍ミシン。 - 【請求項23】前記刺繍制御装置が、同じ糸で連続的に
刺繍を施し得るエレメントを1つ以上含むコンポーネン
トに刺繍を施すためのコンポーネント刺繍データを複数
順序付けて記憶する刺繍データ記憶手段と、その刺繍デ
ータ記憶手段に記憶された複数個のコンポーネント刺繍
データを合わせて成るパターン刺繍データに対応するパ
ターンに含まれるすべてのエレメントに刺繍を施す順番
である縫順を決定する縫順決定手段とを含む刺繍データ
処理装置を含み、かつ、前記縫順決定手段が、前記縫順
を、予め定められた条件に適合しつつ、前記刺繍データ
記憶手段に記憶されている順番通りに刺繍を施す場合よ
り糸換え回数が少なくなるように決定する適合縫順決定
手段を含むことを特徴とする請求項21または22に記
載の刺繍ミシン。 - 【請求項24】前記刺繍データ供給手段が、前記相対移
動装置に、前記縫目形成装置と前記被縫製物との相対移
動量を指示する相対移動量データを供給する相対移動量
データ供給手段を含む請求項21ないし23のいずれか
1つに記載の刺繍ミシン。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/711,594 US5896295A (en) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | Embroidering apparatus and method |
| US711594 | 1996-09-10 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1088461A true JPH1088461A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=24858707
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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