JPH1088628A - 建設機械用無線式報知装置 - Google Patents

建設機械用無線式報知装置

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JPH1088628A
JPH1088628A JP26525596A JP26525596A JPH1088628A JP H1088628 A JPH1088628 A JP H1088628A JP 26525596 A JP26525596 A JP 26525596A JP 26525596 A JP26525596 A JP 26525596A JP H1088628 A JPH1088628 A JP H1088628A
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JP
Japan
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communication radio
radio wave
construction machine
cab
receiving
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Application number
JP26525596A
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English (en)
Inventor
Toshio Tanaka
敏夫 田中
Yasuhisa Yabuki
泰久 矢吹
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業現場の騒音が大きい場合でも、建設機械
の運転室内にいる作業者に作業合図等を確実に伝達でき
るようにする。 【解決手段】 油圧ショベル1には、操作スイッチと、
操作スイッチを閉成することにより通信電波を送信する
送信機とからなる送信装置3を設け、油圧ショベル1と
共同作業を行うダンプ車12には、送信装置3から送信
された通信電波を受信する受信機と、受信機が通信電波
を受信したことを報知するスピーカとからなる受信装置
14を設ける。これにより、油圧ショベルの運転者から
ダンプ車の運転者へ、通信電波を介して作業合図等を送
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、油圧ショ
ベル、油圧クレーン、ホイールローダ、ダンプ車等の建
設機械に用いて好適な建設機械用無線式報知装置に関
し、さらに詳しくは、複数の建設機械間で通信電波を送
受信し、作業合図等の伝達を行う建設機械用無線式報知
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉱山、土木作業現場、建設作業現場等で
は、複数の作業者が油圧ショベル、ダンプ車等の複数の
建設機械を運転、操作しながら共同作業を行う。このた
め、例えば、作業を開始するとき、油圧ショベルからダ
ンプ車へ土砂や資材を積み終えたとき等に、各作業者は
互いに作業合図を出し合って、作業の進行を確認し合
う。
【0003】この場合、油圧ショベル、ダンプ車等に
は、一般に警音器が設けられており、作業者は、運転室
に設けられた警音スイッチを押下して警音を発生させる
ことにより、相手方に作業合図を送るようにしている。
【0004】ところが、鉱山、土木作業現場、建設作業
現場等では、油圧ショベル等により土砂を崩す音や、建
設資材等を移動するときの音等、非常に大きな騒音が連
続的に発生している。このため、油圧ショベル、ダンプ
車等の警音器から警音を発生させても、その警音が周囲
の騒音にかき消されてしまい、作業者が警音を聞き取る
ことができないという問題があった。
【0005】そこで、かかる問題を解決すべく、油圧シ
ョベルのアーム先端に警音器を設けることにより、警音
器を作業相手であるダンプ車等に接近させ、該警音器か
ら発せられる警音を相手方に聞き取り易くしたものが知
られている(特開平6−49868号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によっても、鉱山等の騒音が非常に激しい作業現
場では、警音器による警音が周囲の騒音によってかき消
されてしまい、作業合図等を相手方に確実に伝達できな
いという問題がある。
【0007】また、作業者は、暑さを避ける等のために
油圧ショベル、ダンプ車の運転室の窓を閉めきって作業
している場合がある。このような場合には、警音が運転
室内まで到達せず、運転室内の作業者が警音を聞き取る
ことができないという問題がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、作業現場の騒音が大きい場合でも、建設
機械の運転室内にいる作業者に作業合図等を確実に伝達
することができる建設機械用無線式報知装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1に係る発明は、第1の建設機械に設けら
れ通信電波を送信する送信手段と、第2の建設機械に設
けられ該送信手段から送信された通信電波を受信する受
信手段とを備え、前記送信手段は、第1の建設機械の運
転室に設けられた操作スイッチと、該操作スイッチを閉
成することにより通信電波を送信する送信機とから構成
し、前記受信手段は、前記送信手段から送信された通信
電波を受信する受信機と、前記第2の建設機械の運転室
に設けられ該受信機が通信電波を受信したことを報知す
る報知手段とから構成したことにある。
【0010】上記構成より、第1の建設機械の運転室内
で作業をしている作業者が、第2の建設機械の運転室内
で作業をしている作業者に対して、作業合図を送るとき
には、第1の建設機械の運転室で作業している作業者
が、該運転室に設けられた操作スイッチを閉成する。こ
れにより、第1の建設機械に設けられた送信機が外部に
向けて通信電波を送信する。
【0011】そして、第2の建設機械に設けられた受信
機は、第1の建設機械の送信機から送信された通信電波
を受信する。これにより、第2の建設機械の運転室に設
けられた報知手段が作動し、第2の建設機械の運転室内
で作業している作業者に作業合図または警報を報知す
る。
【0012】請求項2に係る発明は、送信手段に、通信
電波の送信距離を変更する送信距離変更手段を設けたこ
とにある。
【0013】上記構成より、第1の建設機械に設けられ
た送信機から送信される通信電波の送信距離を、送信距
離変更手段により変更することができる。これにより、
例えば、送信距離変更手段により、通信電波の送信距離
を所定範囲に限定すれば、第1の建設機械から所定距離
範囲内にある第2の建設機械に対してのみ、通信電波を
送信することができる。
【0014】請求項3に係る発明は、受信手段に、通信
電波の受信感度を変更する受信感度変更手段を設けたこ
とにある。
【0015】上記構成より、第2の建設機械に設けられ
た受信機の受信感度を、受信感度変更手段により変更す
ることができる。これにより、例えば、受信感度変更手
段により受信感度を所定の感度に設定すれば、第2の建
設機械を基準として所定距離範囲内にある第1の建設機
械から送信された通信電波のみを受信することができ
る。
【0016】請求項4に係る発明は、操作スイッチを、
第1の建設機械の運転室に設けられた警音スイッチと兼
用する構成としたことにある。
【0017】上記構成より、第1の建設機械の運転室内
で作業をしている作業者が、警音スイッチを押下すると
同時に、操作スイッチが閉成され、送信機から通信電波
が送信される。
【0018】請求項5に係る発明は、報知手段を、第2
の建設機械の運転室にスピーカを設け、受信機が通信電
波を受信したときに、該スピーカから警音を発生させる
構成としたことにある。
【0019】上記構成より、第2の建設機械に設けられ
た受信機が、第1の建設機械の送信手段から送信された
通信電波を受信すると、第2の建設機械の運転室内でス
ピーカが鳴り、運転室内に警音が発せられる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳述する。
【0021】ここで、図1ないし図4は本発明の第1の
実施例による建設機械用無線式報知装置を油圧ショベル
とダンプ車に適用した場合を例に挙げて示している。
【0022】1は第1の建設機械としての油圧ショベル
であり、該油圧ショベル1の運転室2には、通信電波を
送信する送信手段として送信装置3が設けられている。
【0023】ここで、送信装置3は、油圧ショベル1の
運転室2に設けられた操作スイッチ4と、該操作スイッ
チ4を閉成することにより通信電波を送信する送信機5
とから構成されている。
【0024】さらに、前記操作スイッチ4について図3
に基づいて詳説すると、図3中、6は運転室2内に設け
られた運転席であり、運転席6の左側には箱状のコント
ロールボックス7が配設され、該コントロールボックス
7の上部には、制御用レバー8が設けられている。さら
に、該制御用レバー8の上端は握り部8Aとなってい
る。9は制御用レバー8の握り部8A上端に配設された
警音スイッチを示し、該警音スイッチ9を押下すると、
油圧ショベル1に設けられた警音器が作動し、油圧ショ
ベル1の周囲に向けて警音を発するようになっている。
【0025】そして、該警音スイッチ9は前記操作スイ
ッチ4を兼用している。即ち、警音スイッチ9を押下す
ると、警音器が作動すると同時に、操作スイッチ4が閉
成し、送信機5から通信電波が送信される。
【0026】なお、10は運転室2の床面に設けられた
操作ペダル、11は運転室2の床側から上向きに伸長し
た走行用レバーである。
【0027】また、送信装置3の送信機5は、発振回
路、増幅回路等から構成され、例えば、油圧ショベル1
の運転室2内に設けられたコントロールボックス7内に
内設されている。また、該送信機5には送信用アンテナ
5Aが設けられ、該送信用アンテナ5Aは、例えば運転
室2内に設けられている。そして、運転室2内の作業者
が警音スイッチ9が押下することにより操作スイッチ4
を閉成すると、送信機5の送信用アンテナ5Aから、通
信電波が送信される。
【0028】ここで、送信機5の送信出力は、図1に示
すように、通信電波の送信距離範囲が、油圧ショベル1
の位置Qを中心として半径d1の円内となるように予め
設定されている。例えば、土砂、岩石等の掘削作業を共
同して行う場合には、油圧ショベル1の位置Qを中心と
して半径100m程度の範囲に通信電波を送信できれば
通常十分である。このため、半径d1が約100mとな
るように、送信機5の送信出力が予め設定されている。
【0029】また、送信機5には所定の送信周波数が予
め設定されている。これにより、送信機5からは所定周
波数の通信電波が出力される。なお、該送信機5に送信
周波数可変手段を設け、通信電波の周波数を変更できる
ようにしてもよい。
【0030】一方、12は第2の建設機械としてのダン
プ車であり、該ダンプ車12の運転室13には、送信装
置3から送信された通信電波を受信する受信手段として
の受信装置14が設けられている。
【0031】ここで、受信装置14は、送信装置3から
送信された通信電波を受信する受信機15と、ダンプ車
12の運転室13に設けられ、受信機15が通信電波を
受信したことを報知する報知手段としてのスピーカ16
とから構成されている。
【0032】前記受信機15は、増幅回路、検波回路等
から構成され、例えば、図4に示す運転室13のコント
ロール部18に内設されている。また、該受信機15に
は受信用アンテナ15Aが設けられ、該受信用アンテナ
15Aは、例えば運転室13内に設けられている。そし
て、受信機15は、送信装置3から送信された通信電波
を受信用アンテナ15Aにより受信する。
【0033】ここで、受信機15の受信感度は、通信電
波の受信距離範囲が所定範囲となるように予め設定され
ている。例えば、土砂、岩石等の掘削作業を共同して行
う場合には、ダンプ車12の位置を中心として半径10
0m程度の円内で通信電波を受信できれば通常十分であ
る。このため、通信電波の受信距離範囲がダンプ車12
の位置を中心として例えば半径100m程度の範囲とな
るように、受信機15の受信感度が予め設定されてい
る。
【0034】さらに、受信機15には、送信機5に設定
された送信周波数と同一の受信周波数が予め設定されて
いる。これにより、送信機5から送信される通信電波の
みを受信し、他の周波数の電波を受信しない。なお、該
受信機15に受信周波数可変手段を設け、受信周波数を
変更できるようにしてもよい。
【0035】また、スピーカ16について図4に基づい
て詳説すると、図4中、17はダンプ車12の運転室1
3内に設けられた運転席を示し、該運転席17の前方に
は、ダンプ車12を操作するための計器類が備えられた
コントロール部18が設けられている。また、該コント
ロール部18には、運転席17と対向する位置にハンド
ル19が設けられている。そして、前記スピーカ16
は、ハンドル19の近傍に位置してコントロール部18
上に設けられている。
【0036】また、該スピーカ16は、受信機15の出
力側に接続され、受信機15が送信装置3から送信され
た通信電波を受信すると、例えば、「ブッ、ブー」とい
ったブザー音を発する。
【0037】本実施例による建設機械用無線式報知装置
は上述のような構成を有するもので、次に、その動作に
ついて説明する。
【0038】例えば、鉱山で土砂、岩石の掘削作業等を
開始するとき、または、図1に示すように、油圧ショベ
ル1からダンプ車12へ土砂の積み込みが終了したとき
等には、油圧ショベル1の運転室2内に設けられた運転
席6に座して作業している作業者(以下、「送信側作業
者」という)は、ダンプ車12の運転室13内に設けら
れた運転席17に座して作業している作業者(以下、
「受信側作業者」という)に向けて作業合図を送る。ま
た、作業中の安全を未然に防ぐために、送信側作業者か
ら受信側作業者に向けて警報を発する場合もある。
【0039】このようなときに、送信側作業者は、油圧
ショベル1の運転室2内に設けられた警音スイッチ9を
押下する。これにより、送信装置3の操作スイッチ4が
閉成され、送信機5から通信電波が送信される。
【0040】そして、油圧ショベル1から通信電波が送
信されると、ダンプ車12では、受信装置14の受信機
15がこの通信電波を受信する。これにより、ダンプ車
12の運転室13内に設けられたスピーカ16が警音を
発する。従って、ダンプ車12の運転室13内で作業し
ている受信側作業者は、スピーカ16から発せられる警
音を聞き取り、送信側作業者からの作業合図または警報
を確認することができる。
【0041】かくして、本実施例によれば、油圧ショベ
ル1に送信装置3を設け、ダンプ車12に受信装置14
を設け、送信装置3から受信装置14に向けて通信電波
を送信することにより、ダンプ車12の運転室13内に
設けたスピーカ16から警音を鳴らす構成としたから、
油圧ショベル1の運転室2内で作業している送信側作業
者からダンプ車12の運転室13内で作業している受信
側作業者に向けて、作業合図または警報を確実に伝達す
ることができる。
【0042】即ち、送信側作業者が油圧ショベル1の警
音スイッチ9を押下すると、ダンプ車12の運転室13
内に設けられたスピーカ16から警音が発するため、ダ
ンプ車12の運転室13内で作業している受信側作業者
は、スピーカ16から発する警音を直接的に聞き取るこ
とができる。従って、作業現場の周囲の騒音が非常に激
しい場合、受信側作業者が運転室13の窓を閉めきって
作業している場合でも、受信側作業者は、送信側作業者
から送られた作業合図または警報を確実に聞き取ること
ができ、作業の円滑化および作業の安全性の向上を図る
ことができる。
【0043】また、送信装置3の操作スイッチ4を油圧
ショベル1の運転室2に設けられた警音スイッチ9と兼
用する構成としたから、下記の効果を奏する。
【0044】油圧ショベル1の運転室2内で作業してい
る送信側作業者は、従来から作業合図または警報を発す
るときには、警音スイッチ9を押下して油圧ショベルに
設けられた警音器を鳴らしていた。このため、送信側作
業者にとって、作業合図または警報を発するときに警音
スイッチ9を押下するという動作は、従来から慣れ親し
んだ動作である。即ち、操作スイッチ4を警音スイッチ
9と兼用する構成としたことにより、送信側作業者は、
従来と同様の動作で送信装置3を作動させ、通信電波を
介してダンプ車12に向けて直接、作業合図または警報
を発することができる。従って、新たな動作を習得する
必要がないため、従来から油圧ショベルを運転、操作で
きる作業者ならば、送信装置3を利用して作業合図また
は警報を容易に送信することができる。
【0045】次に、本発明の第2の実施例による建設機
械用無線式報知装置を油圧ショベルとダンプ車に適用し
た場合を例に挙げ、図5および図6を参照しつつ説明す
る。本実施例の特徴は、送信手段に通信電波の送信距離
を変更する送信距離変更手段を設けると共に、受信手段
に通信電波の受信感度を変更する受信感度変更手段を設
けたことにある。なお、本実施例では、前述した第1の
実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明
を省略するものとする。
【0046】21は通信電波を送信する送信手段として
送信装置を示し、該送信装置21は、第1の建設機械と
しての油圧ショベル1に設けられている。また、該送信
装置21は、油圧ショベル1の運転室2に設けられた操
作スイッチ4と、該操作スイッチ4を閉成することによ
り通信電波を送信する送信機5とを備え、操作スイッチ
4は油圧ショベル1の警音スイッチ9を兼用している。
【0047】以上の点については前述した第1の実施例
による送信装置3と同様であるが、本実施例による送信
装置21には、送信機5から送信される通信電波の送信
出力を変更することにより、通信電波の送信距離を変更
する送信距離変更手段としての送信出力調節部22が設
けられている点で、第1の実施例による送信装置3と異
なる。
【0048】即ち、送信出力調節部22は、送信機5に
接続されており、操作スイッチ4が閉成したときに送信
機5から出力される通信電波の出力を変更するものあ
る。また、該送信出力調節部22の調節は、例えば、回
転式またはスライド式の可変抵抗器等により構成された
調節用つまみ等を操作することにより行い、この調節用
つまみ等は油圧ショベル1の運転室2内に設けられてい
る。
【0049】ここで、送信装置21から送信される通信
電波の送信距離範囲は、油圧ショベル1の位置Qを中心
としてほぼ円形に形成される。そして、送信出力調節部
22により、送信機5から出力される通信電波の出力を
増加させると、通信電波の送信距離範囲が拡がる。逆
に、送信機5から出力される通信電波の出力を減少させ
ると、通信電波の送信距離範囲が狭められる。
【0050】また、土砂、岩石等の掘削作業を共同して
行う場合、通信電波の送信距離範囲は油圧ショベル1の
位置Qを中心として最大半径100m程度で十分であ
る。このため、送信出力調節部22により送信機5の送
信出力を変更することによって、通信電波の送信距離範
囲を、油圧ショベル1の位置Qを中心として例えば半径
1m〜100mの間で自由に変更することができるよう
になっている。
【0051】一方、23は送信装置21から送信された
通信電波を受信する受信手段としての受信装置を示し、
該受信装置23は、第2の建設機械としてのダンプ車1
2に設けられている。また、該受信装置23は、送信装
置21から送信された通信電波を受信する受信機15
と、ダンプ車12の運転室13に設けられ、受信機15
が通信電波を受信したことを報知する報知手段としての
スピーカ16とから構成されている。
【0052】以上の点については前述した第1の実施例
による受信装置14と同様であるが、本実施例による受
信装置23には、受信機15の受信感度を変更する受信
感度調節手段としての受信感度調節部24が設けられて
いる点で、第1の実施例による受信装置14と異なる。
【0053】即ち、受信感度調節部24は、受信機15
に接続されており、通信電波を受信感度を変更すること
により、受信機15の受信距離範囲(受信領域)を変更
するものである。また、該受信感度調節部24の調節
は、例えば、回転式またはスライド式の可変抵抗器等に
より構成された調節用つまみ等を操作することにより行
い、この調節用つまみ等はダンプ車12の運転室13内
に設けられている。
【0054】ここで、受信装置23が受信できる通信電
波の受信距離は、ダンプ車12を中心にしてほぼ円形に
形成される。そして、受信感度調節部24により、受信
機15の受信感度を増加させると、通信電波の受信距離
範囲が拡がる。逆に、受信機15の受信感度を減少させ
ると、通信電波の受信距離範囲が狭められる。
【0055】さらに、土砂、岩石等の掘削作業を共同し
て行う場合、通信電波の受信距離範囲は、ダンプ車12
の位置を中心として最大半径100m程度範囲で十分で
ある。このため、受信感度調節部24により受信機15
の受信感度を変更することによって、通信電波の受信距
離範囲を、ダンプ車12の位置を中心として例えば半径
1m〜100mの間で自由に変更することができるよう
になっている。
【0056】本実施例による建設機械用無線式報知手段
は上述したような構成を有するもので、その基本的な動
作は、前述した第1の実施例によるものと同様である。
【0057】然るに、本実施例では、送信装置21に送
信出力調節部22を設けることにより、送信機5から送
信される通信電波の送信距離を変更することができ、ま
た、受信装置23に受信感度調節部24を設けることに
より、受信機15の受信距離範囲を変更することができ
る。
【0058】これにより、作業現場で、多数の油圧ショ
ベル、ダンプ車等の建設機械が作業している場合でも、
作業者は、送信装置21の送信距離範囲または受信装置
23の受信距離範囲をそれぞれ適宜に設定することによ
り、油圧ショベル1から所定距離範囲内に存在するダン
プ車12に対してのみ通信電波を介して作業合図または
警報を送ることができる。
【0059】例えば、図5に示すように、油圧ショベル
1、ダンプ車12および他のダンプ車31が同一の作業
現場に存在している場合を想定する。そして、油圧ショ
ベル1とダンプ車12とは共同作業をしいるため、油圧
ショベル1とダンプ車の距離は50m以下であるとす
る。一方、油圧ショベル1とダンプ車31は互いに無関
係な作業をしているため、油圧ショベル1とダンプ車3
1との距離は約100mであるとする。
【0060】この場合、油圧ショベル1の運転室2内に
いる送信側作業者が、送信出力調節部22を調節して送
信距離範囲を油圧ショベル1の位置Qを中心にして半径
d2(例えば100m)に設定した場合、送信機5から
送信された通信電波は、この半径d2内にあるダンプ車
12とダンプ車31の双方に到達する。従って、送信側
作業者が共同作業しているダンプ車12に対してのみ、
作業合図または警報を送るために警報スイッチ9を押下
すると、ダンプ車12のスピーカ16から警音が発せら
れるだけでなく、無関係な作業をしているダンプ車31
のスピーカからも警音が発せられてしまう場合があり、
作業の混乱を招くおそれがある。
【0061】しかし、送信側作業者が、送信出力調節部
22を調節して送信距離範囲を油圧ショベル1の位置Q
を中心にして半径d3(例えば50m)に設定した場合
には、送信機5から送信される通信電波は、この半径d
3内にあるダンプ車12にのみ到達し、油圧ショベル1
の位置Qから半径d3外にあるダンプ車31には届かな
い。これにより、油圧ショベル1の運転室2内で作業し
ている送信側作業者は、ダンプ車12の運転室13内で
作業している受信作業者に対してのみ作業合図または警
報を送ることができる。従って、油圧ショベル1とダン
プ車12との間の作業の円滑化、安全化を図ることがで
きると共に、ダンプ車31に対しては、不要な警音が発
せられることによる作業の混乱を防止できる。
【0062】なお、前記各実施例では、受信機15が送
信装置3(21)から送信された通信電波を受信する
と、スピーカ16からブザー音を発するものとして述べ
たが、本発明はこれに限るものでなく、予めデジタル化
して保存した音声やメロディを作業合図に応じて再生す
る構成としてもよい。
【0063】また、前記各実施例では、受信機15が送
信装置3(21)から送信された通信電波を受信したと
き、スピーカ16から警音を発する構成としたが、本発
明はこれに限るものではない。例えば、第2の建設機械
の運転室に小型ランプを設け、通信電波を受信したとき
に該小型ランプを点灯させる構成としてもよい。さらに
は、小型ランプの点灯させると共に、スピーカから警音
を発する構成としてもよい。
【0064】さらに、前記各実施例では、第1の建設機
械として油圧ショベル1を例に挙げ、油圧ショベル1に
送信装置3(21)を設けるものとして述べたが、第1
の建設機械は油圧ショベルに限らず、油圧クレーン、ホ
イールローダ、ダンプ車、トラック等の他の建設機械で
もよい。また、第2の建設機械としてダンプ車12を例
に挙げ、ダンプ車12に受信装置14(23)を設ける
ものとして述べたが、第2の建設機械はダンプ車に限ら
ず、油圧ショベル、油圧クレーン、ホイールローダ、ト
ラック等の他の建設機械でもよい。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したとおり、請求項1に係る発
明によれば、第1の建設機械に設けられ通信電波を送信
する送信手段と、第2の建設機械に設けられ該送信手段
から送信された通信電波を受信する受信手段とを備え、
前記送信手段は、第1の建設機械の運転室に設けられた
操作スイッチと、該操作スイッチを閉成することにより
通信電波を送信する送信機とからなり、前記受信手段
は、前記送信手段から送信された通信電波を受信する受
信機と、前記第2の建設機械の運転室に設けられ該受信
機が通信電波を受信したことを報知する報知手段とから
なる構成としたから、騒音の非常に激しい作業現場で作
業している場合あっても、第1の建設機械の運転室内で
作業をしている作業者から発せられた作業合図を、第2
の建設機械の運転室内で作業をしている作業者に確実に
伝達することができる。
【0066】特に、報知手段が第2の建設機械の運転室
内に設けられ、送信装置から送信された通信電波によっ
て作動する構成であるため、作業者が運転室の窓を閉め
きった状態で作業をしている場合であっても、作業合図
の伝達を確実に行うことができる。
【0067】請求項2に係る発明によれば、送信手段
に、通信電波の送信距離を変更する送信距離変更手段を
設ける構成としたから、通信電波の送信距離を所定範囲
に限定することができ、第1の建設機械から所定距離範
囲内にある第2の建設機械に対してのみ、通信電波を送
信することができる。これにより、多数の建設機械を用
いて作業をしている場合でも、直接共同して作業をして
いる特定の作業者のみに対し作業合図を送ることがで
き、作業を円滑に行うことができる。
【0068】請求項3に係る発明は、受信手段に、通信
電波の受信感度を変更する受信感度変更手段を設ける構
成としたから、通信電波の受信距離を所定範囲に限定す
ることができ、第2の建設機械を基準にして所定距離範
囲内にある第1の建設機械から送信される通信電波のみ
を受信することができる。これにより、多数の建設機械
を用いて作業をしている場合でも、直接共同して作業を
している特定の作業者からの作業合図のみを受け取るこ
とができ、作業を円滑に行うことができる。
【0069】請求項4に係る発明は、操作スイッチを、
第1の建設機械の運転室に設けられた警音スイッチと兼
用する構成としたから、従来から作業合図を送るときに
用いていた警音スイッチを押下するだけで、通信電波を
相手方に送信することができる。これにより、作業者は
従来より慣れ親しんだ動作によって通信電波を送信する
ことができ、作業の簡単化を図ることができる。
【0070】請求項5に係る発明は、報知手段を、第2
の建設機械の運転室にスピーカを設け、受信機が通信電
波を受信したときに、該スピーカから警音を発生させる
構成としたから、作業現場の騒音が激しく、かつ第2の
建設機械の運転室の窓を閉めきった状態で作業している
場合であっても、警音を該運転室内にいる作業者に確実
に聞き取らせることができ、作業合図の伝達を確実に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による油圧クレーン、ダ
ンプ車が同一の作業現場で作業をしている状態を示す説
明図である。
【図2】本発明の第1の実施例による建設機械用無線式
報知装置を示すブロック回路図である。
【図3】図1中の油圧クレーンの運転室を示す拡大断面
図である。
【図4】図1中のダンプ車の運転室を示す拡大断面図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施例による油圧クレーンと複
数のダンプ車が同一の作業現場で作業をしている状態を
示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施例による建設機械用無線式
報知装置を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
1 油圧ショベル(第1の建設機械) 2,13 運転室 3,21 送信装置(送信手段) 5 送信機 9 警音スイッチ 12 ダンプ車(第2の建設機械) 14,23 受信装置(受信手段) 15 受信機 16 スピーカ(報知手段) 22 送信出力調節部(送信距離変更手段) 24 受信感度調節部(受信感度変更手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の建設機械に設けられ通信電波を送
    信する送信手段と、第2の建設機械に設けられ該送信手
    段から送信された通信電波を受信する受信手段とを備
    え、 前記送信手段は、第1の建設機械の運転室に設けられた
    操作スイッチと、該操作スイッチを閉成することにより
    通信電波を送信する送信機とから構成し、 前記受信手段は、前記送信手段から送信された通信電波
    を受信する受信機と、前記第2の建設機械の運転室に設
    けられ該受信機が通信電波を受信したことを報知する報
    知手段とから構成してなる建設機械用無線式報知装置。
  2. 【請求項2】 前記送信手段には、通信電波の送信距離
    を変更する送信距離変更手段を設けてなる請求項1に記
    載の建設機械用無線報知装置。
  3. 【請求項3】 前記受信手段には、通信電波の受信感度
    を変更する受信感度変更手段を設けてなる請求項1に記
    載の建設機械用無線式報知装置。
  4. 【請求項4】 前記操作スイッチは、第1の建設機械の
    運転室に設けられた警音スイッチを兼用する構成として
    なる請求項1に記載の建設機械用無線式報知装置。
  5. 【請求項5】 前記報知手段は、第2の建設機械の運転
    室にスピーカを設け、前記受信機が通信電波を受信した
    ときに該スピーカから警音を発生させる構成としてなる
    請求項1に記載の建設機械用無線式報知装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107620340A (zh) * 2012-07-19 2018-01-23 住友建机株式会社 挖土机
WO2022064968A1 (ja) * 2020-09-25 2022-03-31 コベルコ建機株式会社 停止指示システム

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