JPH1090147A - 顕微鏡標本の自動染色装置 - Google Patents
顕微鏡標本の自動染色装置Info
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- JPH1090147A JPH1090147A JP8249542A JP24954296A JPH1090147A JP H1090147 A JPH1090147 A JP H1090147A JP 8249542 A JP8249542 A JP 8249542A JP 24954296 A JP24954296 A JP 24954296A JP H1090147 A JPH1090147 A JP H1090147A
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Landscapes
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 停電時に染色籠を吊り下げた吊下腕27が下
降し、スライドガラスが余計な薬液中に浸漬されるのを
防止する。又、吊下腕27を移動させるトルクが過大に
なる事を防止して、染色籠が何らかの部分に引っ掛かっ
た場合にも、この染色籠並びにスライドガラスの破損を
防止する。 【解決手段】 吊下腕27を上下移動させる為の駆動ケ
ーブル8の一部にバランスウェイト28を設ける。バラ
ンスウェイト28の分、静止トルク及び駆動トルクの小
さな電動モータを使用しても、停電時に上記吊下腕が下
降するのを防止できる。又、吊下腕27を移動させるト
ルクを小さくできる。
降し、スライドガラスが余計な薬液中に浸漬されるのを
防止する。又、吊下腕27を移動させるトルクが過大に
なる事を防止して、染色籠が何らかの部分に引っ掛かっ
た場合にも、この染色籠並びにスライドガラスの破損を
防止する。 【解決手段】 吊下腕27を上下移動させる為の駆動ケ
ーブル8の一部にバランスウェイト28を設ける。バラ
ンスウェイト28の分、静止トルク及び駆動トルクの小
さな電動モータを使用しても、停電時に上記吊下腕が下
降するのを防止できる。又、吊下腕27を移動させるト
ルクを小さくできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明に係る顕微鏡標本の自
動染色装置は、病医院や各種研究所に於いて、組織片或
は細胞(本明細書に於いては、これらをまとめて試料と
する。)を顕微鏡観察すべく、染色処理するのに利用さ
れる顕微鏡標本の自動染色装置の改良に関する。
動染色装置は、病医院や各種研究所に於いて、組織片或
は細胞(本明細書に於いては、これらをまとめて試料と
する。)を顕微鏡観察すべく、染色処理するのに利用さ
れる顕微鏡標本の自動染色装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】病医院に於いて、患部から切除した試料
を顕微鏡により観察し、病気の診断をする事が広く行な
われている。この様な顕微鏡観察による病気の診断を容
易に行なえる様にする為、スライドガラスに貼着した試
料を染色する事が行なわれており、この染色作業を自動
的に行なう自動染色装置も種々提供されている。
を顕微鏡により観察し、病気の診断をする事が広く行な
われている。この様な顕微鏡観察による病気の診断を容
易に行なえる様にする為、スライドガラスに貼着した試
料を染色する事が行なわれており、この染色作業を自動
的に行なう自動染色装置も種々提供されている。
【0003】図4は、この様な自動染色装置の1例とし
て、実開平5−66543号公報に記載されたものを示
している。キャビネット1の上部に水平方向に設けた基
板の上面には、染色処理に必要な各種薬液又は洗浄用の
水を貯溜した、上方が開口した多数の貯液容器2、2を
整列させた状態で載置している。貯液容器2、2の上方
には、基板の左右方向(図4のa方向)に亙る水平移動
自在な移動梁3と、この移動梁3に沿う移動を自在とす
る事により、基板の前後方向(図4のb方向)に亙る水
平移動自在な移動柱4と、この移動柱4に沿って昇降自
在な吊下腕5とから成る三次元駆動装置を設けている。
この吊下腕5には、顕微鏡標本とすべき試料を貼着した
スライドガラスを複数枚収納自在な染色籠(図4には省
略)を係脱自在である。そして、吊下腕5に染色籠を吊
り下げた状態でこの吊下腕5を下降させる事により、こ
の染色籠に収納した上記複数枚のスライドガラスを、上
記各貯液容器2、2内に貯溜した薬液又は洗浄水に浸漬
自在である。
て、実開平5−66543号公報に記載されたものを示
している。キャビネット1の上部に水平方向に設けた基
板の上面には、染色処理に必要な各種薬液又は洗浄用の
水を貯溜した、上方が開口した多数の貯液容器2、2を
整列させた状態で載置している。貯液容器2、2の上方
には、基板の左右方向(図4のa方向)に亙る水平移動
自在な移動梁3と、この移動梁3に沿う移動を自在とす
る事により、基板の前後方向(図4のb方向)に亙る水
平移動自在な移動柱4と、この移動柱4に沿って昇降自
在な吊下腕5とから成る三次元駆動装置を設けている。
この吊下腕5には、顕微鏡標本とすべき試料を貼着した
スライドガラスを複数枚収納自在な染色籠(図4には省
略)を係脱自在である。そして、吊下腕5に染色籠を吊
り下げた状態でこの吊下腕5を下降させる事により、こ
の染色籠に収納した上記複数枚のスライドガラスを、上
記各貯液容器2、2内に貯溜した薬液又は洗浄水に浸漬
自在である。
【0004】上述した様な自動染色装置を用いて試料の
染色処理を行なう場合、先ず、染色すべき試料を貼着し
たスライドガラスを1乃至複数枚収納した染色籠を、吊
下腕5に係合させる。尚、周知の様に、染色籠に収納し
た状態で各スライドガラスは、鉛直方向に向く。染色籠
を吊下腕5に係合させたならば、次いで、上記三次元駆
動装置を駆動する。そして、この三次元駆動装置を構成
する移動梁3及び移動柱4、並びに吊下腕5が、図示し
ない制御器からの信号に基づいて移動し、上記染色籠
を、所定の順番に従って所定の時間ずつ貯液容器2、2
内の薬液又は洗浄水に浸漬する。この様な作業を所定回
数繰り返す事により、試料を染色する。尚、図4に示し
た例は、上記各貯液容器2、2内に貯溜された薬液のう
ち、使用頻度の高い薬液を自動的に入れ替えるべく、前
記キャビネット1内に入れ替え用の薬液を貯留したタン
ク34、34を収納した構造を示している。但し、この
様なタンク34、34は、必ずしも必要ではない。この
様なタンク34、34を収納するキャビネット1を必要
としない顕微鏡標本の自動染色装置の場合には、特公平
6−100522号公報に記載された顕微鏡標本の自動
染色装置の様に、机の上に於ける程度の高さ寸法に構成
できる。
染色処理を行なう場合、先ず、染色すべき試料を貼着し
たスライドガラスを1乃至複数枚収納した染色籠を、吊
下腕5に係合させる。尚、周知の様に、染色籠に収納し
た状態で各スライドガラスは、鉛直方向に向く。染色籠
を吊下腕5に係合させたならば、次いで、上記三次元駆
動装置を駆動する。そして、この三次元駆動装置を構成
する移動梁3及び移動柱4、並びに吊下腕5が、図示し
ない制御器からの信号に基づいて移動し、上記染色籠
を、所定の順番に従って所定の時間ずつ貯液容器2、2
内の薬液又は洗浄水に浸漬する。この様な作業を所定回
数繰り返す事により、試料を染色する。尚、図4に示し
た例は、上記各貯液容器2、2内に貯溜された薬液のう
ち、使用頻度の高い薬液を自動的に入れ替えるべく、前
記キャビネット1内に入れ替え用の薬液を貯留したタン
ク34、34を収納した構造を示している。但し、この
様なタンク34、34は、必ずしも必要ではない。この
様なタンク34、34を収納するキャビネット1を必要
としない顕微鏡標本の自動染色装置の場合には、特公平
6−100522号公報に記載された顕微鏡標本の自動
染色装置の様に、机の上に於ける程度の高さ寸法に構成
できる。
【0005】ところで、上記吊下腕5を三次元方向に移
動させる為の三次元駆動装置は、例えば実開昭63−9
7858号公報に記載されている様に、キャビネット1
の一部に支持固定した電動モータと、この電動モータに
より循環される駆動ケーブルとにより構成する場合が多
い。上記駆動ケーブルは、上記電動モータにより回転駆
動する駆動プーリの他、多数のガイドプーリに案内する
と共に、その一部に上記移動梁3、移動柱4、吊下腕5
の基端部を結合する。従って、この吊下腕5に三次元方
向に亙って自由な動きをさせる為には、3個の電動モー
タと3本の駆動ケーブルとが必要になる。
動させる為の三次元駆動装置は、例えば実開昭63−9
7858号公報に記載されている様に、キャビネット1
の一部に支持固定した電動モータと、この電動モータに
より循環される駆動ケーブルとにより構成する場合が多
い。上記駆動ケーブルは、上記電動モータにより回転駆
動する駆動プーリの他、多数のガイドプーリに案内する
と共に、その一部に上記移動梁3、移動柱4、吊下腕5
の基端部を結合する。従って、この吊下腕5に三次元方
向に亙って自由な動きをさせる為には、3個の電動モー
タと3本の駆動ケーブルとが必要になる。
【0006】図5は、上記移動柱4に沿って上記吊下腕
5を上下方向に移動させる機構を簡略化して示してい
る。上側プーリ6は、左右方向に移動自在な左右移動部
分である移動柱4の上部に設置している。又、下側プー
リ7は、この移動柱4の下部に設置している。そして、
これら上側プーリ6と下側プーリ7との間に掛け渡した
駆動ケーブル8を、図示しない電動モータへの通電に伴
って循環自在としている。上記吊下腕4の基端部は、上
記駆動ケーブル8の中間部に結合して、この駆動ケーブ
ル8の循環に伴って、上下移動自在としている。
5を上下方向に移動させる機構を簡略化して示してい
る。上側プーリ6は、左右方向に移動自在な左右移動部
分である移動柱4の上部に設置している。又、下側プー
リ7は、この移動柱4の下部に設置している。そして、
これら上側プーリ6と下側プーリ7との間に掛け渡した
駆動ケーブル8を、図示しない電動モータへの通電に伴
って循環自在としている。上記吊下腕4の基端部は、上
記駆動ケーブル8の中間部に結合して、この駆動ケーブ
ル8の循環に伴って、上下移動自在としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に構成され作
用する従来から知られている顕微鏡標本の自動染色装置
の場合、染色籠に収納したスライドガラスの破損防止
と、停電時このスライドガラスが予期しない薬液中に浸
漬される事の防止とを両立させる事ができなかった。こ
の理由は、次の通りである。停電時に上記染色籠は、染
色籠及びスライドガラスの重量の他、吊下腕5の重量に
基づいて下降する傾向となる。停電時に上記染色籠が何
らかの薬液を貯溜した貯液容器2の上方に位置し、その
まま上記スライドガラスがこの薬液中に浸漬された場
合、このスライドガラスに貼着した大事な試料を損傷
(顕微鏡観察不能に)する可能性がある。
用する従来から知られている顕微鏡標本の自動染色装置
の場合、染色籠に収納したスライドガラスの破損防止
と、停電時このスライドガラスが予期しない薬液中に浸
漬される事の防止とを両立させる事ができなかった。こ
の理由は、次の通りである。停電時に上記染色籠は、染
色籠及びスライドガラスの重量の他、吊下腕5の重量に
基づいて下降する傾向となる。停電時に上記染色籠が何
らかの薬液を貯溜した貯液容器2の上方に位置し、その
まま上記スライドガラスがこの薬液中に浸漬された場
合、このスライドガラスに貼着した大事な試料を損傷
(顕微鏡観察不能に)する可能性がある。
【0008】これに対して、上記吊下腕5を昇降させる
電動モータとして、組み込んだ永久磁石の磁力が大き
く、非通電時の静止トルクが大きなものを使用して、停
電時に上記染色籠の下降を防止する事が考えられる。と
ころが、静止トルクの大きな電動モータは、駆動トルク
も大きい為、何らかの原因で上記染色籠が貯液容器2の
一部等に引っ掛かった場合に、上記染色籠並びにこの染
色籠に収納したスライドガラスを破損する可能性が生じ
る。スライドガラスに貼着した試料は非常に大切なもの
が多く、非常時にしても、スライドガラスの破損は防止
しなければならない。
電動モータとして、組み込んだ永久磁石の磁力が大き
く、非通電時の静止トルクが大きなものを使用して、停
電時に上記染色籠の下降を防止する事が考えられる。と
ころが、静止トルクの大きな電動モータは、駆動トルク
も大きい為、何らかの原因で上記染色籠が貯液容器2の
一部等に引っ掛かった場合に、上記染色籠並びにこの染
色籠に収納したスライドガラスを破損する可能性が生じ
る。スライドガラスに貼着した試料は非常に大切なもの
が多く、非常時にしても、スライドガラスの破損は防止
しなければならない。
【0009】この様な相反する要求を満たす為には、静
止トルク及び駆動トルクが小さな電動モータを使用し
て、しかも停電時に上記染色籠が下降しない構造を実現
する必要がある。本発明の顕微鏡標本の自動染色装置
は、この様な事情に鑑みて発明したものである。
止トルク及び駆動トルクが小さな電動モータを使用し
て、しかも停電時に上記染色籠が下降しない構造を実現
する必要がある。本発明の顕微鏡標本の自動染色装置
は、この様な事情に鑑みて発明したものである。
【0010】
【課題を解決する為の手段】本発明の顕微鏡標本の自動
染色装置は、前述した従来装置と同様に、基板の上面に
載置した複数の貯液容器と、顕微鏡標本とすべき試料を
貼着したスライドガラスを複数枚収納自在な染色籠と、
この染色籠を係脱自在で上下左右方向に移動自在な吊下
腕を有する駆動装置とを備える。そして、この駆動装置
により上記染色籠を、所定の順番に従って所定の時間ず
つ上記貯液容器内に進入させる事により上記試料を貯液
容器内の液体に浸漬し、この試料を染色する。又、本発
明の顕微鏡標本の自動染色装置に於いては、上記吊下腕
を上下方向に移動させる機構は、左右方向に移動自在な
左右移動部分の上部に設置した上側プーリと、この左右
移動部分の下部に設置した下側プーリと、これら上側プ
ーリと下側プーリとの間に少なくともその一部を掛け渡
した駆動ケーブルと、電動モータへの通電に伴ってこの
駆動ケーブルを循環させる為のケーブル駆動装置とを備
える。そして、上記吊下腕はその基端部を上記駆動ケー
ブルの一部で上記上側プーリと下側プーリとの間部分に
結合する事により、上記駆動ケーブルの循環に伴って上
下移動自在としている。特に、本発明の顕微鏡標本の自
動染色装置に於いては、上記駆動ケーブルの残部でこの
駆動ケーブルを上下方向に亙り配設している部分に、上
記吊下腕の重量に見合うバランスウェイトを結合してい
る。そして、上記電動モータへの非通電時に上記吊下腕
が自重により下降する事を、上記バランスウェイトによ
り防止している。
染色装置は、前述した従来装置と同様に、基板の上面に
載置した複数の貯液容器と、顕微鏡標本とすべき試料を
貼着したスライドガラスを複数枚収納自在な染色籠と、
この染色籠を係脱自在で上下左右方向に移動自在な吊下
腕を有する駆動装置とを備える。そして、この駆動装置
により上記染色籠を、所定の順番に従って所定の時間ず
つ上記貯液容器内に進入させる事により上記試料を貯液
容器内の液体に浸漬し、この試料を染色する。又、本発
明の顕微鏡標本の自動染色装置に於いては、上記吊下腕
を上下方向に移動させる機構は、左右方向に移動自在な
左右移動部分の上部に設置した上側プーリと、この左右
移動部分の下部に設置した下側プーリと、これら上側プ
ーリと下側プーリとの間に少なくともその一部を掛け渡
した駆動ケーブルと、電動モータへの通電に伴ってこの
駆動ケーブルを循環させる為のケーブル駆動装置とを備
える。そして、上記吊下腕はその基端部を上記駆動ケー
ブルの一部で上記上側プーリと下側プーリとの間部分に
結合する事により、上記駆動ケーブルの循環に伴って上
下移動自在としている。特に、本発明の顕微鏡標本の自
動染色装置に於いては、上記駆動ケーブルの残部でこの
駆動ケーブルを上下方向に亙り配設している部分に、上
記吊下腕の重量に見合うバランスウェイトを結合してい
る。そして、上記電動モータへの非通電時に上記吊下腕
が自重により下降する事を、上記バランスウェイトによ
り防止している。
【0011】
【作用】上述の様に構成される、本発明の顕微鏡標本の
自動染色装置により、染色籠に収納した複数枚のスライ
ドガラスに添着した試料を染色する際の作用は、前述し
た従来の顕微鏡標本の自動染色装置と同様である。特
に、本発明の顕微鏡標本の自動染色装置の場合には、一
部に吊下腕の基端部を結合した駆動ケーブルの残部でこ
の駆動ケーブルを上下方向に亙って配設している部分に
結合したバランスウェイトにより、電動モータへの非通
電時に上記吊下腕が自重により下降する事を防止してい
る為、特に静止トルクの大きな電動モータを使用しなく
ても、停電時に染色籠が下降する事を防止できる。即
ち、本発明の場合に上記電動モータの静止トルクは、染
色籠及びこの染色籠に収納したスライドガラスの下降を
阻止できる程度であれば良い。従って、(吊下腕の重量
を支える必要がなくなる分)静止トルク及び駆動トルク
の小さな電動モータを使用できる。この結果、何らかの
原因で上記染色籠が貯液容器の一部等に引っ掛かった場
合に、上記染色籠並びにこの染色籠に収納したスライド
ガラスを破損する事を防止できる。
自動染色装置により、染色籠に収納した複数枚のスライ
ドガラスに添着した試料を染色する際の作用は、前述し
た従来の顕微鏡標本の自動染色装置と同様である。特
に、本発明の顕微鏡標本の自動染色装置の場合には、一
部に吊下腕の基端部を結合した駆動ケーブルの残部でこ
の駆動ケーブルを上下方向に亙って配設している部分に
結合したバランスウェイトにより、電動モータへの非通
電時に上記吊下腕が自重により下降する事を防止してい
る為、特に静止トルクの大きな電動モータを使用しなく
ても、停電時に染色籠が下降する事を防止できる。即
ち、本発明の場合に上記電動モータの静止トルクは、染
色籠及びこの染色籠に収納したスライドガラスの下降を
阻止できる程度であれば良い。従って、(吊下腕の重量
を支える必要がなくなる分)静止トルク及び駆動トルク
の小さな電動モータを使用できる。この結果、何らかの
原因で上記染色籠が貯液容器の一部等に引っ掛かった場
合に、上記染色籠並びにこの染色籠に収納したスライド
ガラスを破損する事を防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜3は、本発明の実施の形態
の1例を示している。キャビネット9は、フレームの上
面、左右両側面、並びに背面(後面)をパネルにより覆
うと共に、下面を下板10で塞ぐ事により、前面のみが
開口した直方体状に形成している。又、上記キャビネッ
ト9の上下方向中間部分には上板11を、上記下板10
と平行に固定している。そして、これら下板10及び上
板11の上面に、それぞれが貯液容器である、複数の水
洗容器12と薬液容器13、13とを載置している。
の1例を示している。キャビネット9は、フレームの上
面、左右両側面、並びに背面(後面)をパネルにより覆
うと共に、下面を下板10で塞ぐ事により、前面のみが
開口した直方体状に形成している。又、上記キャビネッ
ト9の上下方向中間部分には上板11を、上記下板10
と平行に固定している。そして、これら下板10及び上
板11の上面に、それぞれが貯液容器である、複数の水
洗容器12と薬液容器13、13とを載置している。
【0013】このうちの水洗容器12の下部内側には、
洗浄水を供給する為のノズル14を挿入している。この
為に上記水洗容器12の壁面で上記ノズル14と整合す
る部分には、挿入孔(図示省略)を設けている。上記水
洗容器12を上記下板10上に載置する際には上記ノズ
ル14を、上記挿入孔を通じて上記水洗容器12の下部
内側に挿入する。挿入した状態でこのノズル14の基端
部外周面と上記挿入孔の内周縁との間の水密は、この挿
入孔の内周縁部に係止したOリングにより保持する。
尚、上記ノズル14の側面には、このノズル14の長さ
方向に亙って多数のノズル孔を形成している。上記水洗
容器12内に染色籠15(後述する図3参照)を進入さ
せた状態でこのノズル孔からは、上記水洗容器12の下
部内面に向けて水を噴出し、この水洗容器12内に水流
を惹起させる。これに対して、上記各薬液容器13、1
3には、染色籠15に収納したスライドガラスに貼着し
た試料を染色処理する為に必要な薬液を貯溜している。
洗浄水を供給する為のノズル14を挿入している。この
為に上記水洗容器12の壁面で上記ノズル14と整合す
る部分には、挿入孔(図示省略)を設けている。上記水
洗容器12を上記下板10上に載置する際には上記ノズ
ル14を、上記挿入孔を通じて上記水洗容器12の下部
内側に挿入する。挿入した状態でこのノズル14の基端
部外周面と上記挿入孔の内周縁との間の水密は、この挿
入孔の内周縁部に係止したOリングにより保持する。
尚、上記ノズル14の側面には、このノズル14の長さ
方向に亙って多数のノズル孔を形成している。上記水洗
容器12内に染色籠15(後述する図3参照)を進入さ
せた状態でこのノズル孔からは、上記水洗容器12の下
部内面に向けて水を噴出し、この水洗容器12内に水流
を惹起させる。これに対して、上記各薬液容器13、1
3には、染色籠15に収納したスライドガラスに貼着し
た試料を染色処理する為に必要な薬液を貯溜している。
【0014】尚、図示の例では、上記ノズル14は、上
記下板10の上面奥端部に水平方向に配設し、水道等の
給水設備に通じさせた給水マニホルド16の前面に、袋
ナット17により、着脱自在に設けている。即ち、上記
給水マニホルド16の前面には、複数(図示の例では5
個所)の吐出口を設け、各吐出口に上記ノズル14を着
脱自在としている。又、ノズル14を装着しない吐出口
は、底部を塞がれた袋ナット状のプラグ18、18によ
り塞ぎ、当該吐出口の前方に、上記薬液容器11を載置
できる様にしている。尚、上記ノズル14から上記水洗
容器12内に噴出し、この水洗容器12から溢れ出た水
は、上記下板10の上面に流れ出し、図示しない排水管
を通じて、排水設備に排出する。
記下板10の上面奥端部に水平方向に配設し、水道等の
給水設備に通じさせた給水マニホルド16の前面に、袋
ナット17により、着脱自在に設けている。即ち、上記
給水マニホルド16の前面には、複数(図示の例では5
個所)の吐出口を設け、各吐出口に上記ノズル14を着
脱自在としている。又、ノズル14を装着しない吐出口
は、底部を塞がれた袋ナット状のプラグ18、18によ
り塞ぎ、当該吐出口の前方に、上記薬液容器11を載置
できる様にしている。尚、上記ノズル14から上記水洗
容器12内に噴出し、この水洗容器12から溢れ出た水
は、上記下板10の上面に流れ出し、図示しない排水管
を通じて、排水設備に排出する。
【0015】本例に使用する染色籠15は、図3に示す
様に、上記スライドガラスを収納自在な収納部19と、
この収納部19の上部にその基端部を枢支した把手部2
0とから成る。周知の様に上記収納部19は、複数枚の
スライドガラスを、それぞれ鉛直方向に立て、隣り合う
スライドガラス同士の間に隙間を介在させた状態で収納
自在である。又、この収納部19は、スライドガラスを
支持できるだけの枠状構造で、液体を貯溜した貯液容器
中に進入させる事により、収納したスライドガラスをこ
の液体に浸漬自在である。更に、上記把手部20は、上
記収納部19の外側面上端部にそれぞれの基端部を枢支
した1対の揺動腕部21、21と、これら両揺動腕部2
1、21同士の間に掛け渡した係止腕部22とから成
る。この係止腕部22の両端部は、それぞれ上記収納部
19の長さ方向両端面から突出している。又、この係止
腕部22の両端部下面には、それぞれ係止突起23、2
3を形成している。
様に、上記スライドガラスを収納自在な収納部19と、
この収納部19の上部にその基端部を枢支した把手部2
0とから成る。周知の様に上記収納部19は、複数枚の
スライドガラスを、それぞれ鉛直方向に立て、隣り合う
スライドガラス同士の間に隙間を介在させた状態で収納
自在である。又、この収納部19は、スライドガラスを
支持できるだけの枠状構造で、液体を貯溜した貯液容器
中に進入させる事により、収納したスライドガラスをこ
の液体に浸漬自在である。更に、上記把手部20は、上
記収納部19の外側面上端部にそれぞれの基端部を枢支
した1対の揺動腕部21、21と、これら両揺動腕部2
1、21同士の間に掛け渡した係止腕部22とから成
る。この係止腕部22の両端部は、それぞれ上記収納部
19の長さ方向両端面から突出している。又、この係止
腕部22の両端部下面には、それぞれ係止突起23、2
3を形成している。
【0016】上述の様な染色籠15の収納部19にスラ
イドガラスを出し入れする際には、上記各揺動腕部2
1、21をその基端部を中心に揺動させる事により、上
記係止腕部22を上記収納部19の上端開口部から側方
に退避させる。これに対して、上記収納部19に試料を
貼着したスライドガラスを収納し、この試料の染色処理
を行なう際には、図3に示す様に、上記係止腕部22を
上記収納部19の上端開口の上方に位置させる。
イドガラスを出し入れする際には、上記各揺動腕部2
1、21をその基端部を中心に揺動させる事により、上
記係止腕部22を上記収納部19の上端開口部から側方
に退避させる。これに対して、上記収納部19に試料を
貼着したスライドガラスを収納し、この試料の染色処理
を行なう際には、図3に示す様に、上記係止腕部22を
上記収納部19の上端開口の上方に位置させる。
【0017】一方、前記キャビネット9内には、上記染
色籠15をこのキャビネット9内で、上下左右方向に移
動させる為の駆動装置24を設けている。本例の場合に
この駆動装置24は、上記キャビネット9の奥端部にこ
のキャビネット9の左右方向に亙り配置したガイドレー
ル25に沿って水平移動自在な移動柱26と、この移動
柱26に沿って昇降自在な吊下腕27とから成る。これ
ら移動柱26を水平移動させたり、吊下腕27を昇降さ
せる機構は、それぞれ駆動プーリと従動プーリとの間に
掛け渡した各ケーブルの中間部を移動柱26或は吊下腕
27に結合する事により構成する。この様に各ケーブル
により移動柱26或は吊下腕27を平行移動させる機構
は、例えば前述の実開昭63−97858号公報に記載
された機構を利用する。
色籠15をこのキャビネット9内で、上下左右方向に移
動させる為の駆動装置24を設けている。本例の場合に
この駆動装置24は、上記キャビネット9の奥端部にこ
のキャビネット9の左右方向に亙り配置したガイドレー
ル25に沿って水平移動自在な移動柱26と、この移動
柱26に沿って昇降自在な吊下腕27とから成る。これ
ら移動柱26を水平移動させたり、吊下腕27を昇降さ
せる機構は、それぞれ駆動プーリと従動プーリとの間に
掛け渡した各ケーブルの中間部を移動柱26或は吊下腕
27に結合する事により構成する。この様に各ケーブル
により移動柱26或は吊下腕27を平行移動させる機構
は、例えば前述の実開昭63−97858号公報に記載
された機構を利用する。
【0018】図2は、左右方向に移動自在な左右移動部
分である上記移動柱26に、上記吊下腕27を昇降自在
に支持する部分の機構を模式的に示している。上側プー
リ6は上記移動柱26の上部に、下側プーリ7はこの移
動柱26の下部に、それぞれ回転自在に支持している。
そして、これら上側プーリ6と下側プーリ7とに、駆動
ケーブル8を掛け渡している。この駆動ケーブル8は、
図示しない電動モータへの通電に伴って循環する。上記
吊下腕27は、その基端部を上記駆動ケーブル8の一部
で上記上側プーリ6と下側プーリ7との間部分に結合す
る事により、上記駆動ケーブル8の循環に伴って上下移
動自在としている。尚、図示は省略したが、上記吊下腕
27の基端部は、上下方向に配置した図示しないガイド
レールに係合させて、この吊下腕27が、水平状態のま
ま上下移動する様にしている。
分である上記移動柱26に、上記吊下腕27を昇降自在
に支持する部分の機構を模式的に示している。上側プー
リ6は上記移動柱26の上部に、下側プーリ7はこの移
動柱26の下部に、それぞれ回転自在に支持している。
そして、これら上側プーリ6と下側プーリ7とに、駆動
ケーブル8を掛け渡している。この駆動ケーブル8は、
図示しない電動モータへの通電に伴って循環する。上記
吊下腕27は、その基端部を上記駆動ケーブル8の一部
で上記上側プーリ6と下側プーリ7との間部分に結合す
る事により、上記駆動ケーブル8の循環に伴って上下移
動自在としている。尚、図示は省略したが、上記吊下腕
27の基端部は、上下方向に配置した図示しないガイド
レールに係合させて、この吊下腕27が、水平状態のま
ま上下移動する様にしている。
【0019】更に、本発明の顕微鏡標本の自動染色装置
の場合には、上記駆動ケーブル8の残部でこの駆動ケー
ブル8を上下方向に亙って配設している部分(図示の例
では、上記吊下腕27と反対側で、上側プーリ6と下側
プーリ7との間に位置する部分)に、上記吊下腕27の
重量に見合うバランスウェイト28を結合している。こ
のバランスウェイト28の重量は、上記吊下腕27の重
量とほぼ等しくしている。そして、これらバランスウェ
イト28の重量と吊下腕27の重量とを釣り合わせる事
により、上記電動モータへの非通電時に上記吊下腕27
が自重により下降する事を防止している。
の場合には、上記駆動ケーブル8の残部でこの駆動ケー
ブル8を上下方向に亙って配設している部分(図示の例
では、上記吊下腕27と反対側で、上側プーリ6と下側
プーリ7との間に位置する部分)に、上記吊下腕27の
重量に見合うバランスウェイト28を結合している。こ
のバランスウェイト28の重量は、上記吊下腕27の重
量とほぼ等しくしている。そして、これらバランスウェ
イト28の重量と吊下腕27の重量とを釣り合わせる事
により、上記電動モータへの非通電時に上記吊下腕27
が自重により下降する事を防止している。
【0020】上述の様な機構を組み込んだ前記駆動装置
24は、上記移動柱26と吊下腕27との一方又は双方
を移動させる事により上記染色籠15を、所定の順番に
従って所定の時間ずつ、前記下板10及び上板11の上
面に載置した上記薬液容器13、13、水洗容器12内
に進入させる。そして、これら各容器13、12内に貯
溜した薬液或は洗浄水に上記染色籠15に収納したスラ
イドガラスに貼着した試料を浸漬し、この試料を染色す
る。
24は、上記移動柱26と吊下腕27との一方又は双方
を移動させる事により上記染色籠15を、所定の順番に
従って所定の時間ずつ、前記下板10及び上板11の上
面に載置した上記薬液容器13、13、水洗容器12内
に進入させる。そして、これら各容器13、12内に貯
溜した薬液或は洗浄水に上記染色籠15に収納したスラ
イドガラスに貼着した試料を浸漬し、この試料を染色す
る。
【0021】尚、上記吊下腕27の前後両端部には、そ
れぞれ上記染色籠15の係止腕部22の両端部を係止自
在な鉤部29、29を設けている。この様な吊下腕27
により上記染色籠15を吊り上げる際には、この吊下腕
27を上記係止腕部22の下側にまで移動させた状態
で、上記各鉤部29、29をこの係止腕部22の両端部
で前記各係止突起23、23よりも端部寄り部分に進入
させる。次いで、上記吊下腕27を上昇させれば、上記
染色籠15を吊り上げる事ができる。この吊下腕27か
ら染色籠15を外す場合の動作は、これと逆に行なう。
れぞれ上記染色籠15の係止腕部22の両端部を係止自
在な鉤部29、29を設けている。この様な吊下腕27
により上記染色籠15を吊り上げる際には、この吊下腕
27を上記係止腕部22の下側にまで移動させた状態
で、上記各鉤部29、29をこの係止腕部22の両端部
で前記各係止突起23、23よりも端部寄り部分に進入
させる。次いで、上記吊下腕27を上昇させれば、上記
染色籠15を吊り上げる事ができる。この吊下腕27か
ら染色籠15を外す場合の動作は、これと逆に行なう。
【0022】この様に、上記下板10及び上板11の上
面に載置した上記薬液容器13、13、水洗容器12内
に上記染色籠15を進入させるべく、上記下板10の上
面に載置した水洗容器12及び薬液容器13、13の上
端部と上記上板8の下面との間には、下側移動空間30
を設けている。この下側移動空間30の高さ寸法H
30は、上記染色籠15を吊した上記吊下腕27を、この
染色籠15の下端部を上記各容器13、12の上端部に
衝突させる事なく左右方向に移動自在なだけの大きさを
有する。又、上記上板11の上面に載置した薬液容器1
3、13と、前記キャビネット9の上面を仕切る天板3
1の下面との間には、上側移動空間32を設けている。
この上側移動空間32の高さ寸法H32も、上記染色籠1
5を吊した上記吊下腕27を、この染色籠15の下端部
を上記各容器13、12の上端部に衝突させる事なく左
右方向に移動自在なだけの大きさを有する。更に、上記
上板11の左右方向中央部には、上記染色籠15を吊し
た上記吊下腕27を、この染色籠15ごと上下方向に亙
って通過自在な、矩形の通路34を設けている。
面に載置した上記薬液容器13、13、水洗容器12内
に上記染色籠15を進入させるべく、上記下板10の上
面に載置した水洗容器12及び薬液容器13、13の上
端部と上記上板8の下面との間には、下側移動空間30
を設けている。この下側移動空間30の高さ寸法H
30は、上記染色籠15を吊した上記吊下腕27を、この
染色籠15の下端部を上記各容器13、12の上端部に
衝突させる事なく左右方向に移動自在なだけの大きさを
有する。又、上記上板11の上面に載置した薬液容器1
3、13と、前記キャビネット9の上面を仕切る天板3
1の下面との間には、上側移動空間32を設けている。
この上側移動空間32の高さ寸法H32も、上記染色籠1
5を吊した上記吊下腕27を、この染色籠15の下端部
を上記各容器13、12の上端部に衝突させる事なく左
右方向に移動自在なだけの大きさを有する。更に、上記
上板11の左右方向中央部には、上記染色籠15を吊し
た上記吊下腕27を、この染色籠15ごと上下方向に亙
って通過自在な、矩形の通路34を設けている。
【0023】上述の様に構成される本発明の顕微鏡標本
の自動染色装置を用いて、染色籠15に収納した複数枚
のスライドガラスに添着した試料を染色するには、先
ず、このスライドガラスを収納した染色籠15を、上記
吊下腕27に係合させる。この係合作業は、例えば何れ
かの水洗容器12に上記染色籠15を挿入した状態で、
上記吊下腕27をこの染色籠15の上方に移動させる事
により行なう。次いで、駆動装置を構成する前記移動柱
26と上記吊下腕27とを適宜駆動して上記染色籠15
を、所定の順番に従って所定の時間ずつ薬液容器13、
13内の薬液又は水洗容器12内の洗浄水に浸漬する。
この様な作業を所定回数繰り返す事により、試料を染色
する。
の自動染色装置を用いて、染色籠15に収納した複数枚
のスライドガラスに添着した試料を染色するには、先
ず、このスライドガラスを収納した染色籠15を、上記
吊下腕27に係合させる。この係合作業は、例えば何れ
かの水洗容器12に上記染色籠15を挿入した状態で、
上記吊下腕27をこの染色籠15の上方に移動させる事
により行なう。次いで、駆動装置を構成する前記移動柱
26と上記吊下腕27とを適宜駆動して上記染色籠15
を、所定の順番に従って所定の時間ずつ薬液容器13、
13内の薬液又は水洗容器12内の洗浄水に浸漬する。
この様な作業を所定回数繰り返す事により、試料を染色
する。
【0024】即ち、上記吊下腕27は、下側移動空間3
0又は上側移動空間32を左右方向に移動しつつ、所定
の水洗容器12又は薬液容器13の上方で昇降する事に
より上記染色籠15を、下板10の上面に載置した水洗
容器12又は薬液容器13、13、或は上板11の上面
に載置した薬液容器13、13内の薬液に浸漬する。こ
の様にして行なう染色行程の進行に伴って上記染色籠1
5を、上記上板11の上面に載置した薬液容器13内の
薬液から上記下板10の上面に載置した水洗容器12内
の洗浄水又は薬液容器13内の薬液に、或は上記下板1
0の上面に載置した水洗容器12内の洗浄水又は薬液容
器13内の薬液から上記上板11の上面に載置した薬液
容器13内の薬液に、それぞれ移し替える必要が生じ
る。この際に上記吊下腕27は、上記染色籠15を吊り
下げたまま、上記上板11の左右方向中央部に設けた前
記通路29を通過して、上記下側移動空間30と上側移
動空間32との間を行き来する。
0又は上側移動空間32を左右方向に移動しつつ、所定
の水洗容器12又は薬液容器13の上方で昇降する事に
より上記染色籠15を、下板10の上面に載置した水洗
容器12又は薬液容器13、13、或は上板11の上面
に載置した薬液容器13、13内の薬液に浸漬する。こ
の様にして行なう染色行程の進行に伴って上記染色籠1
5を、上記上板11の上面に載置した薬液容器13内の
薬液から上記下板10の上面に載置した水洗容器12内
の洗浄水又は薬液容器13内の薬液に、或は上記下板1
0の上面に載置した水洗容器12内の洗浄水又は薬液容
器13内の薬液から上記上板11の上面に載置した薬液
容器13内の薬液に、それぞれ移し替える必要が生じ
る。この際に上記吊下腕27は、上記染色籠15を吊り
下げたまま、上記上板11の左右方向中央部に設けた前
記通路29を通過して、上記下側移動空間30と上側移
動空間32との間を行き来する。
【0025】特に、本発明の顕微鏡標本の自動染色装置
の場合には、一部に吊下腕27の基端部を結合した駆動
ケーブル8の残部でこの駆動ケーブル8を上下方向に亙
って配設している部分に結合したバランスウェイト28
により、電動モータへの非通電時に上記吊下腕27が自
重により下降する事を防止している。この為、上記吊下
腕27を上下移動させるべく、前記駆動装置24に組み
込む電動モータとして特に大きな静止トルクを有するも
のを使用しなくても、停電時に染色籠が下降する事を防
止できる。従って、上記吊下腕27の重量を支える必要
がなくなる分だけ、静止トルク及び駆動トルクの小さな
電動モータを使用できる。この結果、何らかの原因で上
記染色籠15が水洗容器12、薬液容器13、13の一
部、或は前記通路34の端縁等に引っ掛かった場合に、
上記染色籠15並びにこの染色籠15に収納したスライ
ドガラスを破損する事を防止できる。
の場合には、一部に吊下腕27の基端部を結合した駆動
ケーブル8の残部でこの駆動ケーブル8を上下方向に亙
って配設している部分に結合したバランスウェイト28
により、電動モータへの非通電時に上記吊下腕27が自
重により下降する事を防止している。この為、上記吊下
腕27を上下移動させるべく、前記駆動装置24に組み
込む電動モータとして特に大きな静止トルクを有するも
のを使用しなくても、停電時に染色籠が下降する事を防
止できる。従って、上記吊下腕27の重量を支える必要
がなくなる分だけ、静止トルク及び駆動トルクの小さな
電動モータを使用できる。この結果、何らかの原因で上
記染色籠15が水洗容器12、薬液容器13、13の一
部、或は前記通路34の端縁等に引っ掛かった場合に、
上記染色籠15並びにこの染色籠15に収納したスライ
ドガラスを破損する事を防止できる。
【0026】
【発明の効果】本発明の顕微鏡標本の自動染色装置は、
以上に述べた通り構成され作用するので、停電時に大事
な試料を貼着したスライドガラスを余計な薬液に浸漬し
たり、或は染色籠が何らかの部位に引っ掛かった場合
に、この染色籠に収納したスライドガラスを破損したり
する事を防止できる。
以上に述べた通り構成され作用するので、停電時に大事
な試料を貼着したスライドガラスを余計な薬液に浸漬し
たり、或は染色籠が何らかの部位に引っ掛かった場合
に、この染色籠に収納したスライドガラスを破損したり
する事を防止できる。
【図1】本発明の実施の形態の1例を示す、自動染色装
置全体の略斜視図。
置全体の略斜視図。
【図2】同じく吊下腕を上下移動させる部分の機構を示
す模式図。
す模式図。
【図3】同じく染色籠の略斜視図。
【図4】従来装置の1例を示す斜視図。
【図5】従来装置で吊下腕を上下移動させる部分の機構
を示す模式図。
を示す模式図。
1 キャビネット 2 貯液容器 3 移動梁 4 移動柱 5 吊下腕 6 上側プーリ 7 下側プーリ 8 駆動ケーブル 9 キャビネット 10 下板 11 上板 12 水洗容器 13 薬液容器 14 ノズル 15 染色籠 16 給水マニホルド 17 袋ナット 18 プラグ 19 収納部 20 把手部 21 揺動腕部 22 係止腕部 23 係止突起 24 駆動装置 25 ガイドレール 26 移動柱 27 吊下腕 28 バランスウェイト 29 鉤部 30 下側移動空間 31 天板 32 上側移動空間 33 通路 34 タンク
Claims (1)
- 【請求項1】 基板の上面に載置した複数の貯液容器
と、顕微鏡標本とすべき試料を貼着したスライドガラス
を複数枚収納自在な染色籠と、この染色籠を係脱自在で
上下左右方向に移動自在な吊下腕を有する駆動装置とを
備え、この駆動装置により上記染色籠を、所定の順番に
従って所定の時間ずつ上記貯液容器内に進入させる事に
より上記試料を貯液容器内の液体に浸漬し、この試料を
染色する顕微鏡標本の自動染色装置に於いて、上記吊下
腕を上下方向に移動させる機構は、左右方向に移動自在
な左右移動部分の上部に設置した上側プーリと、この左
右移動部分の下部に設置した下側プーリと、これら上側
プーリと下側プーリとの間に少なくともその一部を掛け
渡した駆動ケーブルと、電動モータへの通電に伴ってこ
の駆動ケーブルを循環させる為のケーブル駆動装置とを
備え、上記吊下腕はその基端部を上記駆動ケーブルの一
部で上記上側プーリと下側プーリとの間部分に結合する
事により、上記駆動ケーブルの循環に伴って上下移動自
在としており、上記駆動ケーブルの残部でこの駆動ケー
ブルを上下方向に亙り配設している部分には、上記吊下
腕の重量に見合うバランスウェイトを結合しており、上
記電動モータへの非通電時に上記吊下腕が自重により下
降する事を、上記バランスウェイトにより防止している
事を特徴とする顕微鏡標本の自動染色装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8249542A JPH1090147A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 顕微鏡標本の自動染色装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8249542A JPH1090147A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 顕微鏡標本の自動染色装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1090147A true JPH1090147A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17194546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8249542A Pending JPH1090147A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 顕微鏡標本の自動染色装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1090147A (ja) |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP8249542A patent/JPH1090147A/ja active Pending
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