JPH1090166A - 分光分析装置 - Google Patents

分光分析装置

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JPH1090166A
JPH1090166A JP8243089A JP24308996A JPH1090166A JP H1090166 A JPH1090166 A JP H1090166A JP 8243089 A JP8243089 A JP 8243089A JP 24308996 A JP24308996 A JP 24308996A JP H1090166 A JPH1090166 A JP H1090166A
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light
sample
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analysis
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Application number
JP8243089A
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English (en)
Inventor
Seiichi Takizawa
精一 瀧澤
Chiaki Sakai
千明 酒井
Keisuke Igarashi
慶介 五十嵐
Masayuki Kashiyuu
政幸 加洲
Ryogo Yamauchi
良吾 山内
Nobuya Morimoto
信矢 森本
Susumu Uenaka
進 上中
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成及び容易な操作にて、外乱光によ
る影響を防止する状態で試料の成分の分析をすることが
できる分光分析装置を提供する。 【解決手段】 測定対象の試料を支持する支持手段Pa
と、その支持手段Paに支持されている試料に測定用光
線を照射する光源1と、試料からの反射光又は透過光の
分光スペクトルを得て、得られた分光スペクトルに基づ
いて、試料に含まれる成分を分析する分光分析手段Mが
設けられた分光分析装置であって、支持手段Paが固定
設置され、測定用光線の波長と同一波長の外乱光を遮断
するように構成された覆い部Kが、外乱光が試料に照射
されるのを防止し、且つ、外乱光が分光分析手段Mの受
光部Iに受光されるのを防止するように設けられ、その
覆い部Kが、試料の出し入れが自在なように開閉自在に
構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定対象の試料を
支持する支持手段と、その支持手段に支持されている試
料に測定用光線を照射する光源と、試料からの反射光又
は透過光の分光スペクトルを得て、得られた分光スペク
トルに基づいて、試料に含まれる成分を分析する分光分
析手段が設けられた分光分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる分光分析装置において、従来は、
支持手段を固定設置するとともに、その支持手段にて、
試料を開放状態で支持するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、外乱光が試料に照射されるとともに、外乱光が、試
料からの反射光又は透過光とともに、分光分析手段の受
光部に受光されるので、分析精度が悪いという問題があ
った。
【0004】そこで、上記の問題を解決するために、以
下のように外乱光による影響に対して対策を講じたもの
があった。即ち、外乱光を遮断するように構成した測定
室を設けるとともに、その測定室に開口部を備え、試料
を支持した状態で、支持手段を前記測定室の開口部を通
じて出し入れ自在に構成し、支持手段が前記測定室内に
入った状態で、前記開口部を閉じる蓋部材を設けてい
た。そして、前記測定室内に位置する支持手段に支持さ
れた試料に測定用光線を照射するとともに、試料からの
反射光又は透過光を前記受光部にて受光するように構成
していた。従って、外乱光が試料に照射されるのを防止
することができるとともに、外乱光が前記受光部に受光
されるのを防止することができるので、分析精度を向上
することができる。しかしながら、上記のように外乱光
による影響に対して対策を講じたものでは、支持手段を
前記測定室に対して出し入れ自在にするための機構が複
雑となる。又、試料に対して測定用光線を適正に照射す
るとともに、試料からの反射光又は透過光を適正に受光
するために、支持手段を前記測定室に入れる際には、支
持手段を分光分析手段の照射部及び受光部に対して位置
合わせする必要があり、その操作が複雑なものとなって
いた。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、簡単な構成及び容易な操作に
て、外乱光による影響を防止する状態で試料の成分の分
析をすることができる分光分析装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、試料に対して測定用光線を適正に照射する
とともに、試料からの反射光又は透過光を適正に受光す
るように、支持手段は、分光分析手段の照射部及び受光
部に対して適正な位置に位置合わせした状態で、固定設
置してある。そして、覆い部を開き状態にして、試料を
支持手段に支持した後、覆い部を閉じ状態にする。そし
て、支持手段に支持されている試料に測定用光線を照射
し、試料からの反射光又は透過光を受光部にて受光し
て、試料の成分を分析する。その際、覆い部によって、
測定用光線と同一波長の外乱光が試料に照射されるのが
防止されるとともに、測定用光線と同一波長の外乱光が
分光分析手段の受光部に受光されるのが防止される。従
って、外乱光による影響に対して対策を講じた上述の従
来装置において必要とされた、支持手段を前記測定室に
対して出し入れ自在にするための機構が不要となり、
又、支持手段を前記測定室に入れる際の支持手段の位置
合わせも不要となるので、装置構成を簡略化するととも
に、操作も簡略化することができるようになった。又、
外乱光による影響を防止することができるので、分析精
度を向上することができるようになった。
【0007】請求項2に記載の特徴構成によれば、前回
の分析が終了したときには、覆い部は自動的に開き状態
になっているので、次の分析を行う際には、測定対象の
試料を支持手段に支持することができる。そして、指令
手段にて分析開始を指令すると、覆い部は自動的に閉じ
状態となって、分光分析手段による分析が実行され、分
析が終了すると、覆い部は自動的に開き状態になって、
試料を取り出すことができる。従って、覆い部の開閉操
作が不要となるので、操作を一層簡略化することができ
るようになった。
【0008】請求項3に記載の特徴構成によれば、本体
部材の開口部は、少なくとも、試料の出し入れが容易に
できる程度の大きさにすればよいので、開閉部材の大き
さを小さくすることができる。そして、その開閉部材を
開閉することにより、覆い部を開閉自在に構成すること
ができる。従って、覆い部を開閉自在にするための機構
を簡略化することができるとともに、駆動手段として、
駆動出力の小さいものや駆動範囲の狭いものを採用する
ことができるので、本発明を実施するためのコストを低
減することができるようになった。
【0009】請求項4に記載の特徴構成によれば、測定
用光線の波長とは異なる波長の可視光が覆い部を透過す
るので、覆い部の内部を視認することができる。従っ
て、例えば、試料が位置ずれを起こして、測定用光線が
適正に照射されないような状態や、試料からの反射光又
は透過光が適正に受光されないような状態を発見して、
対策を講じることができるので、分析精度を一層向上す
ることができるようになった。
【0010】請求項5に記載の特徴構成によれば、試料
を支持手段に載置すると、規制手段によって試料の移動
が規制される。従って、試料を支持手段に支持するため
の操作としては、単に、試料を載置するだけの操作でよ
く、しかも、試料の形状(例えば、ボール形状)にかか
わらず、試料を確実に静止状態で支持することができる
ので、操作を一層簡略化しながら、試料の形状にかかわ
らず分析を確実に行うことができるようになった。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を青果物に含まれる
成分に基づく品質情報の測定用に適用した場合の実施の
形態について、図面に基づいて説明する。図1に示すよ
うに、分光分析装置は、測定対象の青果物を載置状態で
支持する支持手段としての測定台Paと、その測定台P
aに載置支持されている青果物に測定用光線を照射する
光源部1と、青果物からの拡散反射光の分光スペクトル
を得て、得られた分光スペクトルに基づいて、青果物に
含まれる成分に基づく品質情報を求める分光分析手段と
しての分光分析部Mと、その分光分析部Mにて求められ
た結果を表示する液晶ディスプレイ11及びプリンタ1
2と、マイクロコンピュータにて構成されて、分光分析
装置の各種制御を司る制御部Cと、その制御部Cに対し
て各種制御情報を指令する操作パネルSとを、キャスタ
にて移動自在なケーシングPを用いて、移動自在な状態
に一体的にユニット化してある。
【0012】更に、測定台Paは、ケーシングPの上面
部に固定設置するとともに、測定用光線の波長と同一波
長の外乱光を遮断するように構成した覆い部Kを、前記
外乱光が青果物に照射されるのを防止し、且つ、前記外
乱光が分光分析部Mの受光部Iに受光されるのを防止す
るように設けてあり、その覆い部Kを、青果物の出し入
れが自在なように開閉自在に構成してある。又、ケーシ
ングPの上面部には、青果物を一時ストックしておくた
めのストック皿Pbを設けてある。
【0013】分光分析部Mは、測定用光線を測定対象の
青果物に照射する照射部O、及び、青果物からの拡散反
射光を受光する受光部Iのみを、測定台Paの測定用開
口部に臨ませた状態で、ケーシングP内に設けてある。
又、光源部1及び制御部Cも、ケーシングP内に設けて
ある。液晶ディスプレイ11及び操作パネルSは、ケー
シングPに組み付けてある。又、プリンタ12は、図示
しないが、ケーシングPの側面部から外方に張り出した
操作状態と、ケーシングP内に収納される収納状態とに
切り換え自在に構成してあり、不要なときは、邪魔にな
らないように前記収納状態に切り換えられるように構成
してある。
【0014】図2にも示すように、操作パネルSには、
制御部Cに対して、測定対象の青果物の品種情報及び分
析の開始を指令する指令手段としてのスイッチ手段8
と、そのスイッチ手段8にて選択される各選択状態に対
応させる状態で指令情報を表示する指令情報表示手段9
を備えさせてある。そして、分光分析部Mは、制御部C
からの指令に基づいて、スイッチ手段8にて指令された
品種情報に対応するように、分光スペクトルに基づいて
品質情報を求めるための演算式を設定して、その設定し
た演算式に基づいて品質情報を求めるように構成してあ
る。
【0015】つまり、本発明による分光分析装置は、例
えば、店内を移動させて、任意の場所に設置できるよう
に構成してある。前回の分析が終了したときには、図3
(イ)に示すように、覆い部Kは自動的に開き状態にな
っているので、青果物Fを測定台Paに載置可能になっ
ている。消費者等が、自分の好みの青果物Fを陳列台か
ら取り出して、測定台Pa上に載せ、スイッチ手段8に
て、測定台Pa上に載せた青果物Fの品種に対応する品
種情報、及び、分析の開始を指令すると、図3(ロ)に
示すように、覆い部Kが自動的に閉じ状態になって分析
が行わる。そして、分析が終了すると、求められた品質
情報が液晶ディスプレイ11に表示されるとともに、図
3(イ)に示すように、覆い部Kは自動的に開き状態に
なって、青果物Fを取り出すことができるようになる。
又、必要に応じて、印字スイッチ(図示せず)を操作す
ると、求められた品質情報がプリンタ12にプリントア
ウトされるようになっている。
【0016】以下、図1及び図3に基づいて、覆い部K
について説明を加える。覆い部Kは、青果物の出し入れ
のための開口部13aを備えた本体部材13と、開口部
13aを開閉自在な開閉部材14を備えて構成してあ
る。本体部材13は、ケーシングPの上面部に、測定台
Paを覆う状態で固定設置してある。開閉部材14は、
軸芯A周りに揺動自在に本体部材13に支持してある。
そして、開閉部材14を揺動させることにより、開口部
13aを開閉自在にしてあり、それによって、覆い部K
を青果物の出し入れが可能なように開閉自在に構成して
ある。本体部材13は光を遮断するように構成してあ
り、開閉部材14は、測定用光線の波長範囲(後述する
ように、測定用光線は赤外線であるので、赤外線の波長
範囲)の光は遮断し、測定用光線の波長範囲外の可視光
は透過させるように構成してあるので、開閉部材14を
通して、内部を視認することができる。開閉部材14
は、例えば、透明な部材に赤外光を遮断するフィルムを
貼付したり、あるいは、透明な部材に赤外光を遮断する
膜を形成することにより形成する。
【0017】更に、開閉部材14を軸芯A周りに揺動さ
せることにより、開閉部材14を開閉駆動する駆動手段
としての電動モータ15を設けてある。
【0018】図1、図3及び図5に示すように、測定台
Pa上には、2本の角柱状の柔軟性部材16,17を、
照射部O及び受光部Iの両側に対向する状態で設けてあ
る。一方の柔軟性部材16の高さは他方の柔軟性部材1
7の高さよりも高く、高い方の柔軟性部材16におけ
る、照射部O及び受光部I側には、凹曲面状の凹部16
aを設けてある。尚、柔軟性部材16,17は、例えば
スポンジにて形成してある。つまり、柔軟性部材16の
凹部16aと柔軟性部材17とにわたらせて載せること
により、リンゴ、ミカン、ジャガイモ等の種々の大きさ
及びボール形状の青果物を静止状態で載置支持できるよ
うにしてある。又、バナナやキュウリ等の長尺形状の青
果物は、2本の柔軟性部材16,17の間に位置させ
て、照射部O及び受光部Iに近接させて載置することが
できる。従って、柔軟性部材16,17が、規制手段と
して機能する。
【0019】次に、図4に基づいて、光源部1について
説明を加える。光源部1は、赤外線光を測定用光線とし
て放射するタングステン−ハロゲン1aと、そのタング
ステン−ハロゲン1aからの測定用光線を平行光線束に
成形するレンズ1bにより構成してある。
【0020】次に、図4に基づいて、分光分析部Mにつ
いて説明を加える。分光分析部Mは、照射部O及び受光
部Iを備えた投受光アダプタ3と、受光部Iで受光した
拡散反射光の分光スペクトルを得る分光部4と、その分
光部4にて得られた分光スペクトルに基づいて、青果物
Fに含まれる成分に基づく品質情報を求める成分演算部
5と、光源部1からの測定用光線が青果物に照射される
照射状態と照射されない非照射状態とに切り換え自在な
シャッタ部6を備えて構成してある。光源部1、投受光
アダプタ3及び分光部4は、光源部1からの測定用光線
を照射部Oに導くとともに、受光部Iで受光した拡散反
射光を分光部4に導く測定用プローブ2にて接続してあ
る。
【0021】測定用プローブ2は、照射用光ファイバ2
aと、受光用光ファイバ2bとを備えて構成してある。
照射用光ファイバ2aと受光用光ファイバ2bとは、照
射用光ファイバ2aにおける測定用光線の入射端部側及
び受光用光ファイバ2bにおける拡散反射光の出射端部
側を除いた部分を、環状の照射用光ファイバ2aの内部
に受光用光ファイバ2bが位置する同軸状に形成してあ
り、同軸状の先端面では、照射用光ファイバ2aの環状
の先端面とその内部の受光用光ファイバ2bの円状の先
端面が面一になっている。
【0022】図5にも示すように、投受光アダプタ3
は、測定用プローブ2の先端に取り付けられ、外筒体3
aと、その外筒体3aの内部にその外筒体3aと間隔を
隔てて同軸状に位置する内筒体3bと、外筒体3aと内
筒体3bとを連結する連結部材3cと、外筒体3aの一
端部に外嵌状に固着した取り付け筒体3dと、その取り
付け筒体3dに螺挿したネジ3eを備えて構成してあ
る。そして、取り付け筒体3dを測定用プローブ2に外
嵌してネジ3eを締め付けることにより、投受光アダプ
タ3を測定用プローブ2に接続する。尚、図中の3f
は、投受光アダプタ3を、その先端部を露出させた状態
で内装するプローブケーシングである。
【0023】内筒体3bは、筒内径及び筒外径が基端側
のファイバ接続部に近づくほど小径となる截頭円錐形状
に形成するとともに、周壁の厚みが測定用プローブ2に
近づくほど小となるように形成してある。更に、内筒体
3bは、その基端側のファイバ接続部においては、内径
を受光用光ファイバ2bの円状の先端面の直径と略同一
とし、周壁の厚みを受光用光ファイバ2bの先端面と照
射用光ファイバ2aの先端面との間隔と略同一としてあ
る。又、内筒体3bの内周面及び外周面は光の反射が可
能な鏡面に仕上げてある。外筒体3aは、筒内径及び筒
外径が基端側のファイバ接続部に近づくほど小径となる
截頭円錐形状に形成してある。更に、外筒体3aは、そ
の基端側のファイバ接続部においては、内径を受光用光
ファイバ2aの環状の先端面の外径と略同一としてあ
る。又、外筒体3aの内周面は、光の反射が可能な鏡面
に仕上げてある。
【0024】つまり、内筒体3bにおける基端側のファ
イバ接続部の開口部の形状が受光用光ファイバ2bの先
端面の形状と略同一となるとともに、内筒体3bの基端
部と外筒体3aの基端部により形成される環状の開口部
の形状が、照射用光ファイバ2aの環状の先端面の形状
と略同一となるようにしてある。又、投受光アダプタ3
を測定用プローブ2の先端に接続すると、内筒体3bの
開口部が受光用光ファイバ2bの先端面と対向した状態
で位置し、且つ、内筒体3bと外筒体3aとに形成され
る開口部が受光用光ファイバ2aの先端面と対向した状
態で位置するように構成してある。更に、投受光アダプ
タ3の先端部は、中央部が最も深くなる凹曲面状に形成
してある。
【0025】上述のように構成した投受光アダプタ3
を、その先端を測定台Paの測定用開口部に臨ませた状
態で、測定台Paの直下に設けてある。
【0026】シャッタ部6は、レンズ1bと測定用プロ
ーブ2における測定用光線の入射端部との間において、
測定用光線を遮光する遮光状態と遮光しない非遮光状態
とに移動自在に支持されたシャッタ板6aと、そのシャ
ッタ板6aを移動駆動する電磁ソレノイド6bとを備え
て構成してある。シャッタ部6を非遮光状態に切り換え
ることにより、前記照射状態となり、遮光状態に切り換
えることにより前記非照射状態となる。
【0027】そして、測定台Pa上に青果物Fに載置し
て、シャッタ部6を非遮光状態に切り換える。すると、
照射用光ファイバ2aにて導かれた光源部1からの測定
用光線は、照射用光ファイバ2aの先端面から内筒体3
bと外筒体3aの間の空間内に入射して、前記空間内を
通過し、内筒体3bの先端部と外筒体3aの先端部とに
より形成される環状の照射部Oから青果物Fに対して出
射する。そして、青果物Fからの拡散反射光は、内筒体
3bの先端開口部にて機能させる受光部Iから、内筒体
3b内に入射して、内筒体3b内を通過し、受光用光フ
ァイバ2bの先端面に対して出射して、受光用光ファイ
バ2bにて、分光部4へと導かれる。
【0028】上述のように、測定用プローブ2の先端に
投受光アダプタ3を接続することにより、青果物に対す
る測定用光線の照射部Oと、青果物からの反射光の受光
部Iとの間隔を広くすることができるので、青果物から
の拡散反射光を受光することができるのである。
【0029】分光部4は、受光用光ファイバ2bにて導
かれた拡散反射光を反射する反射鏡4aと、反射鏡4a
により反射された拡散反射光を分光反射する凹面回折格
子4bと、凹面回折格子4bにより分光反射された各波
長毎の光線束強度を検出するアレイ型受光素子4cとを
備えている。アレイ型受光素子4cは、凹面回折格子4
bにて分光反射された拡散反射光を、同時に波長毎に受
光するとともに波長毎の信号に変換して出力する。又、
アレイ型受光素子4cは、波長が0.7〜2.5μmの
範囲の近赤外線光を検出するように構成にしてある。反
射鏡4a、凹面回折格子4b及びアレイ型受光素子4c
は、外部からの光を遮光するアルミニウム製の暗箱4d
内に配置してあり、受光用光ファイバ2bにて導かれた
拡散反射光は、暗箱4dに形成した入射孔4eを通じて
暗箱4d内に導くように構成してある。
【0030】成分演算部5について説明を加える。成分
演算部5は、マイクロコンピュータを利用して構成して
あり、アレイ型受光素子4cからの出力信号を処理し
て、吸光度スペクトル、及び、吸光度スペクトルの波長
領域での二次微分値を得るとともに、その二次微分値に
基づいて、青果物に含まれる成分に基づく品質情報を算
出する。成分演算部5は、下記の演算式(以下、検量式
と称する)による重回帰分析に基づいて、青果物Fに含
まれる成分に基づく品質情報を算出する。 Y=K0 +K1 ×A(λ1 )+K2 ×A(λ2 )+K3
×A(λ3 )…… 但し、 Y ;成分量 K0 ,K1 ,K2 ,K3 …… ;係数 A(λ1 ),A(λ2 ),A(λ3 )……;特定波長λ
における吸光度スペクトルの二次微分値
【0031】成分演算部5には、青果物の品種夫々につ
いて、品質情報の項目毎に、特定の検量式を設定してあ
る。つまり、上記検量式において、青果物の品種夫々に
ついて、品質情報の項目毎に特定の係数K0 ,K1 ,K
2 ,K3 ……、波長λ1 ,λ 2 ,λ3 ……を設定してあ
る。そして、成分演算部5は、スイッチ手段8にて指令
された品種情報に対応するように、上記検量式を設定し
て、その設定した検量式に基づいて品質情報を求めるよ
うに構成してある。
【0032】青果物に含まれる成分に基づく品質情報の
項目として、糖度、酸度、硬度、着色度、デンプン量、
水分量等が含まれる。
【0033】尚、例えば、品質情報の測定対象の青果物
がトマトの場合、品質情報の項目としては、糖度、酸度
を用いる。酸度はクエン酸の含有量にて示される。糖度
を測定する場合の、上記検量式における特定波長λは、
例えば、750nm,830nm,915nm,103
0nm,1080nm,1205nm,1260nm,
1380nmに設定する。クエン酸の含有量を測定する
場合の、上記検量式における特定波長λは、例えば、7
75nm,1005nm,1060nm,1170n
m,1240nm,1375nmに設定する。
【0034】次に、図1及び図2に基づいて、操作パネ
ルSについて説明を加える。スイッチ手段8としての1
1個の押圧式のスイッチ8a,8b,8c,8d,8
e,8f,8g,8h,8i,8j,8kと、各スイッ
チ8a〜8kにて指令される指令情報を表示する11個
の液晶表示パネル9a,9b,9c,9d,9e,9
f,9g,9h,9i,9j,9k(指令情報表示手段
に相当する)を備えて構成してある。11個のスイッチ
8a〜8kは、パネル面に分散配置して設けるととも
に、各スイッチ8a〜8kの上部に位置させて、各液晶
表示パネル9a〜9kを、各スイッチ8a〜8kを押圧
操作可能なように、前記パネル面に垂直な方向に往復移
動自在に支持して設けてある。
【0035】各液晶表示パネル9a〜9kには、詳細は
後述するが、制御部Cの制御によって、複数の異なる指
令情報のうちから選択自在な一つが表示されるようにな
っている。そして、液晶表示パネル9a〜9kにいずれ
かを押圧することにより、その下部に位置するスイッチ
8a〜8kを押圧操作可能なように構成してあり、押圧
した液晶表示パネル9a〜9kにそのときに表示されて
いる指令情報が指令されるように構成してある。
【0036】次に、図2に基づいて、制御部Cについて
説明を加える。制御部Cに、スイッチ8a〜8kを接続
して、スイッチ8a〜8kからの指令情報が入力される
ように構成してある。又、制御部Cには、成分演算部
5、液晶ディスプレイ11、プリンタ12、液晶表示パ
ネル9a〜9k、電磁ソレノイド6b、電動モータ15
を接続して、それらの作動を制御するように構成してあ
る。
【0037】そして、制御部Cは、スイッチ8a〜8k
からの分析の開始指令に基づいて、成分演算部5に対し
て、スイッチ8a〜8kにて指令された品種情報に対応
する検量式に基づいて品質情報を求めるように指令する
とともに、開閉部材14を閉じ駆動するように電動モー
タ15の作動を制御し、並びに、前記非遮光状態になる
ように電磁ソレノイド6bの作動を制御し、続いて、成
分演算部5による品質情報の演算の終了に伴って、前記
遮光状態になるように電磁ソレノイド6bの作動を制御
し、並びに、開閉部材14を開き駆動するように電動モ
ータ15の作動を制御するように構成してある。更に、
成分演算部5にて求められた結果を液晶ディスプレイ1
1に表示させるように構成してある。従って、制御部C
を利用して、電動モータ15の作動を制御する制御手段
を構成してある。
【0038】以下、制御部Cの制御作動について説明す
る。装置が起動スイッチ(図示せず)にて起動される
と、開閉部材14を開き駆動するように電動モータ15
の作動を制御する。続いて、液晶表示パネル9a〜9k
に、図6(イ)に示す如き、品種設定画面を表示する。
図6(イ)において、液晶表示パネル9bが押圧される
とスイッチ8bがオンし、それに基づいて、液晶表示パ
ネル9d〜9k夫々に野菜の品種情報を示す画面を表示
させ、液晶表示パネル9cが押圧されるとスイッチ8c
がオンし、それに基づいて、液晶表示パネル9d〜9k
夫々に果実の品種情報を示す画面を表示させる。尚、図
6(イ)は、液晶表示パネル9bが押圧されてスイッチ
8bがオンし、液晶表示パネル9d〜9k夫々に野菜の
品種情報を示す画面が表示されている状態を示す。
【0039】そして、液晶表示パネル9d〜9kのいず
れかが押圧されて、押圧された液晶表示パネル9d〜9
kの下部のスイッチ8d〜8kがオンすると、成分演算
部5による品質情報の演算の開始が指令されたと判断し
て、開閉部材14を閉じ駆動するように電動モータ15
の作動を制御し、並びに、前記非遮光状態になるように
電磁ソレノイド6bの作動を制御するとともに、オンし
たスイッチ8d〜8kに対応する液晶表示パネル9d〜
9kに表示されている品種情報が指令されたと判断し
て、上述のように、成分演算部5に対して指令する。例
えば、液晶表示パネル9dが押圧されて、スイッチ8d
がオンすると、品種情報としてトマトが指令されたこと
になる。つまり、一つのスイッチを操作するだけで、品
種情報の指令と測定開始の指令を同時に行うことができ
るので、操作が簡単である。
【0040】成分演算部5は、制御部Cからの指令に基
づいて、上述のように、品質情報を求める。
【0041】続いて、図6(ロ)に示すように、品質情
報を測定中であることを示す測定中画面を表示する。
【0042】続いて、成分演算部5から演算結果が入力
されると、成分演算部5による品質情報の演算が終了し
たと判断して、前記遮光状態になるように電磁ソレノイ
ド6bの作動を制御し、並びに、開閉部材14を開き駆
動するように電動モータ15の作動を制御する。更に、
図6(ハ)に示す如く、測定終了画面を表示するととも
に、測定結果を液晶ディスプレイ11に表示させる。
【0043】測定終了画面においては、図6(ハ)に示
すように、スイッチ8d〜8kにて指令された品種情報
に対応する検量式と同一の検量式に基づいて、再度品質
情報を求めることを指令する指令情報を示す画面を、液
晶表示パネル9bに表示させる。そして、液晶表示パネ
ル9bが押圧されることによりスイッチ8bがオンする
と、成分演算部5に対して、スイッチ8d〜8kにて指
令された品種情報に対応する検量式と同一の検量式に基
づいて、再度品質情報を求めることを指令する。尚、図
6(ハ)は、スイッチ8dにて品種情報としてトマトが
指令されたときの状態を示している。
【0044】又、液晶表示パネル9cには、スイッチ8
d〜8kにて指令された品種情報とは異なる品種情報の
青果物を測定することを指令する指令情報を示す画面を
表示し、液晶表示パネル9kには、測定の終了を指令す
る指令情報を示す画面を表示する。そして、液晶表示パ
ネル9cが押圧されることによりスイッチ8cがオンす
ると、図6(イ)に示す如き品種設定画面を表示する。
又、液晶表示パネル9kが押圧されることによりスイッ
チ8kがオンすると、液晶表示パネル9a〜9kに、初
期画面(図示せず)を表示する。
【0045】上述のように、シャッタ部6が、制御部C
によって、前記遮光状態と前記非遮光状態とに自動的に
切り換えられることにより、開閉部材14が開き状態に
切り換えられているときは、照射部Oからの測定用光線
の照射が停止されるので、操作者に眩しい感じを与える
ことがない。
【0046】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明す
る。 (イ) 本体部材13の開口部13aを開閉部材13に
て開閉自在にするための開閉機構としては、上記の実施
形態において例示したもの以外に種々のものが可能であ
る。例えば、図7に示すように、本体部材13と開閉部
材14とを、アーム部材18とコイルスプリング19に
て構成されるトグル機構にて連結してもよい。アーム部
材18の一端は本体部材13に枢支され、他端は開閉部
材14に固着されている。この場合、開閉部材14を、
本体部材13の開口部13a部分に外嵌することによ
り、開口部13aを閉じるようになっているが、本体部
材13の開口部13aの周りの外周面は、上狭まりのテ
ーパ面に形成し、開閉部材14における本体部材13に
外嵌される部分の内周面は、本体部材13の開口部13
aの周りの上狭まりのテーパ面に対応した上広がりのテ
ーパ面に形成してある。そして、コイルスプリング19
によって本体部材13及び開閉部材14夫々のテーパ面
同士を密着させることにより、外乱光が入射するのを確
実に防止している。
【0047】又、本体部材13と開閉部材14とを平行
四連リンクにて連結することにより、開口部13aを開
閉部材13にて開閉自在に構成してもよい。又、開閉部
材14をスライドさせることにより、開口部13aを開
閉部材13にて開閉自在に構成してもよい。
【0048】(ロ) 開閉部材14を開閉駆動する駆動
手段としては、上記の実施形態において例示した電動モ
ータ15以外にも、前記開閉機構に応じて、シリンダ等
種々のものを採用することができる。
【0049】(ハ) 覆い部Kの具体構成としては、上
記の実施形態において例示したように、本体部材13と
開閉部材14にて構成する以外に、種々の構成が可能で
ある。例えば、測定台Paの上方を全周にわたって覆う
覆い部材を、測定台Paの上方を覆う状態と、開放する
状態とに切り換え自在に設けてもよい。この場合は、覆
い部Kを構成する部材が1個でよいので、構成を簡略化
することができる。
【0050】(ニ) 上記実施形態においては、開閉部
材14を自動的に開閉するように構成する場合について
例示したが、これに代えて、開閉部材14を手動にて開
閉するように構成してもよい。
【0051】(ホ) 上記実施形態においては、開閉部
材14は、測定用光線の波長範囲の光は遮断し、測定用
光線の波長範囲外の可視光は透過させるように構成する
場合について例示したが、測定用光線の波長範囲外の可
視光も遮断するように構成してもよい。
【0052】(ヘ) 上記の実施形態において、覆い部
Kは、複数の特定波長λを含む赤外線の波長範囲の光を
遮断するように構成する場合について例示したが、特定
波長λの光、あるいは、特定波長λを含む狭い範囲の波
長帯の光を遮断するように構成してもよい。
【0053】(ト) 支持手段における試料を支持する
構成としては、上記実施形態において例示した如き、載
置支持する構成に限定されるものではない。例えば、挟
持支持する構成でもよい。又、試料が粒状や液状の場合
は、容器に充填する構成を採用する。
【0054】(チ) 上記の実施形態では、分光分析部
Mを、青果物からの拡散反射光を得るように構成する場
合について例示したが、これに代えて、青果物からの透
過光を得るように構成してもよい。
【0055】(リ) 上記の実施形態においては、試料
として青果物を適用する場合について例示したが、試料
としては、青果物に限定されるものではなく、穀物等、
種々のものを適用することができる。
【0056】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】分光分析装置の全体構成を示す斜視図
【図2】分光分析装置の制御構成を示すブロック図
【図3】覆い部の構成を示す縦断側面図
【図4】分光分析部のブロック図
【図5】投受光アダプタにおける測定用光線の光路に沿
った断面図
【図6】操作パネルの表示画面を示す図
【図7】別実施形態における覆い部の構成を示す縦断側
面図
【符号の説明】
1 光源 8 指令手段 13 本体部材 13a 開口部 14 開閉部材 15 駆動手段 16,17 規制手段 C 制御手段 I 受光部 K 覆い部 M 分光分析手段 Pa 支持手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加洲 政幸 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内 (72)発明者 山内 良吾 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内 (72)発明者 森本 信矢 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内 (72)発明者 上中 進 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象の試料を支持する支持手段(P
    a)と、 その支持手段(Pa)に支持されている試料に測定用光
    線を照射する光源(1)と、 試料からの反射光又は透過光の分光スペクトルを得て、
    得られた分光スペクトルに基づいて、試料に含まれる成
    分を分析する分光分析手段(M)が設けられた分光分析
    装置であって、 前記支持手段(Pa)が固定設置され、 測定用光線の波長と同一波長の外乱光を遮断するように
    構成された覆い部(K)が、前記外乱光が試料に照射さ
    れるのを防止し、且つ、前記外乱光が前記分光分析手段
    (M)の受光部(I)に受光されるのを防止するように
    設けられ、 その覆い部(K)が、試料の出し入れが自在なように開
    閉自在に構成されている分光分析装置。
  2. 【請求項2】 前記分光分析手段(M)による分析の開
    始を指令する指令手段(8)と、 前記覆い部(K)を開閉駆動する駆動手段(15)が設
    けられ、 前記指令手段(8)から分析開始が指令されるに伴っ
    て、前記覆い部(K)を閉じ状態に駆動し、且つ、前記
    分光分析手段(M)による分析の終了に伴って、前記覆
    い部(K)を開き状態に駆動するように、前記駆動手段
    (15)の作動を制御する制御手段(C)が設けられて
    いる請求項1記載の分光分析装置。
  3. 【請求項3】 前記覆い部(K)が、試料の出し入れの
    ための開口部(13a)を備えた本体部材(13)と、
    前記開口部(13a)を開閉自在な開閉部材(14)と
    を備えて構成され、 前記駆動手段(15)が、前記開閉部材(14)を開閉
    駆動するように構成されている請求項2記載の分光分析
    装置。
  4. 【請求項4】 前記覆い部(K)が、前記測定用光線の
    波長とは異なる波長の可視光を透過させるように構成さ
    れている請求項1〜3のいずれか1項に記載の分光分析
    装置。
  5. 【請求項5】 前記支持手段(Pa)が、試料を載置状
    態で支持するように構成され、 前記支持手段(Pa)に載置されている試料が移動する
    のを規制する規制手段(16),(17)が設けられて
    いる請求項1〜4のいずれか1項に記載の分光分析装
    置。
JP8243089A 1996-09-13 1996-09-13 分光分析装置 Pending JPH1090166A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005111587A1 (ja) * 2004-05-18 2008-03-27 株式会社アドバンス 生体試料検出装置
WO2015056313A1 (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 富士機械製造株式会社 作業機

Cited By (3)

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JPWO2005111587A1 (ja) * 2004-05-18 2008-03-27 株式会社アドバンス 生体試料検出装置
WO2015056313A1 (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 富士機械製造株式会社 作業機
JPWO2015056313A1 (ja) * 2013-10-16 2017-03-09 富士機械製造株式会社 作業機

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