JPH1090971A - 帯電部材 - Google Patents

帯電部材

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JPH1090971A
JPH1090971A JP24663996A JP24663996A JPH1090971A JP H1090971 A JPH1090971 A JP H1090971A JP 24663996 A JP24663996 A JP 24663996A JP 24663996 A JP24663996 A JP 24663996A JP H1090971 A JPH1090971 A JP H1090971A
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Kiyotaka Yamaguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーや紙粉が部材表面に付着しにくく、実
装すると画像欠陥のない良好な画像を与える帯電部材を
提供する。 【解決手段】 感光体に接触する表面層を備える帯電部
材において、該表面層にその全重量の0.01〜30%
の融点40℃以上を有する固体シリコーン系化合物を含
有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置等の
画像形成装置に用いられる帯電部材に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置等の画像形成装置におい
て、電子写真感光体、静電記録誘電体等の像担体の帯電
(除電も含む)手段としては、近年、接触帯電方式のも
のが用いられてきている。接触帯電方式は、電圧を印加
した帯電部材(導電性部材)を被帯電体に接触させるこ
とで被帯電体面を所定の極性、電位に帯電させるもの
で、非接触帯電方式と比較すると電源の低圧化が可能で
あり、オゾン等のコロナ生成物の発生が少ない、構造が
簡単で低コスト化が図れる等の利点がある。
【0003】しかしながら、従来の帯電部材は、特に感
光体の周速が高速であるような電子写真装置で繰り返し
用いた場合には、帯電部材や感光体にトナーや紙粉など
が付着し易く、画像欠陥を生じ易いという問題があっ
た。
【0004】そこでこれを解決するために、特公平8−
20794に開示されているように、帯電部材の表面層
にシリコーンオイルを含有させる技術が提案された。こ
の技術は、トナーや紙粉等の付着の問題をある程度解決
したものの、添加するシリコーンオイルが部材の表面に
ブリードしやすく、表面にオイルが付き、感光体表面を
汚染するという欠点を引き起こした。結果として、複写
または印刷した際、画像欠陥(画像を乱す)を与えるこ
とになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来技
術に従い帯電部材の表面層にシリコーンオイルを含ませ
ると、トナーや紙粉の帯電部材あるいは感光体に対する
付着は防止されるが、一方で感光体の汚染の問題があっ
た。
【0006】本発明の目的は、高速機で繰り返し使用し
ても、トナーや紙粉等を表面に吸着しにくく、画像欠陥
のない良質な画像が得られるような帯電部材を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光体に接触
する表面層を備える帯電部材において、該表面層がその
全重量の0.01〜30%の融点40℃以上を有する固
体シリコーン系化合物を含有することを特徴とする。
【0008】前記帯電部材において、好ましくは、固体
シリコーン系化合物が固体シリコーンまたはシリコーン
改質樹脂である。
【0009】さらに好ましくは、シリコーン改質樹脂が
シリコーン−ポリアクリレート系グラフト共重合体であ
る。
【0010】本発明者らは、上記構成に基づいて、帯電
部材の表面層にシリコーン系化合物を固体状で含ませる
とトナーや紙粉の帯電部材あるいは感光体に対する付着
が防止されるとともに、シリコーン系化合物が表面層か
らブリードしない帯電部材が得られることを見出し、本
発明を完成した。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を図面を参照して
詳しく説明する。
【0012】図1,2に本発明に係る帯電部材の一例で
ある帯電ローラの断面図が示されている。図中、1は芯
金を、2は発泡ゴム層を、3は中間層を、4は表面層
を、5,6は帯電ローラを表す。
【0013】帯電ローラ5,6の軸心に位置する芯金1
は、たとえば鉄やアルミニウム、各種ステンレス鋼等の
金属や導電性を有する合成樹脂等から成る。
【0014】芯金1の外周に設けられる発泡ゴム層2を
構成する導電性を有するゴムの材料としては、導電剤を
配合した発泡ゴム組成物を用いることができる。この発
泡ゴム組成物のゴム成分としては、具体的にはクロロプ
レンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、エチレンプロピ
レンゴム、ブチルゴム、アクリロニトリル−ブタジエン
ゴム、イソプレンゴム、シリコンゴム等およびこれらの
ゴムの単量体を共重合して得られるゴムが挙げられる。
これらの合成ゴムおよび天然ゴムのうちいずれか1種か
ら成る単体、もしくは2種以上の混合物を使用する。
【0015】ゴム組成物に配合する導電剤としては、カ
ーボンブラック、グラファイト、金属、導電性の金属酸
化物(たとえば、酸化錫、酸化チタン)等の粒子が挙げ
られる。
【0016】さらに、ゴム組成物に配合する発泡剤とし
ては、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、アゾジカ
ルボンアミド、パラトルエンスルフォニルヒドラジン、
アゾビスイソブチロニトリル、4,4’−オキシビスベ
ンゼンスルフォニルヒドラジン等の有機発泡剤、または
重炭酸ソーダ等の無機発泡剤が挙げられる。
【0017】ゴム組成物には、ゴム、導電剤、発泡剤以
外に必要に応じて、公知の加硫剤、加硫助剤、軟化剤、
充填剤、加工助剤等の各種配合剤や添加剤等を添加、混
合して使用できる。
【0018】図2は、発泡ゴム層2の外側にさらに中間
層3が形成されている帯電ローラ6を示す。この中間層
3は、発泡ゴム層2と同様に発泡ゴムから成っていても
よいが、好ましくは非発泡ゴムから形成される。いずれ
の場合も、中間層3を構成する導電性を有するゴム材料
には、前述のゴム成分のいずれをも用いることができ、
そして発泡ゴム層2のゴム成分と同一のものであっても
よい。中間層3が発泡ゴムから成るとき、このゴムの発
泡倍率を内側の発泡ゴム層2の発泡倍率より小さく設定
することが好ましいが、これは各層を与える発泡ゴム組
成物に配合される発泡剤の量を適宜、制御することによ
って達成される。
【0019】帯電ローラ5,6の表面には、表面層4が
設けられる。この表面層4は、導電剤を分散した塗工液
(熱可塑性樹脂、たとえばウレタン等を溶剤に溶解し
た)を用いて、発泡ゴム層2あるいは中間層3上に浸漬
コーティング法などにより塗布、形成することができ
る。
【0020】本発明の特徴は、表面層4に固体シリコー
ン系化合物が含有されていることである。本発明に使用
できる固体シリコーン系化合物は、融点が40℃以上
(すなわち環境温度40℃以下で固体状で存在し)であ
り、好ましくは固体シリコーンあるいはシリコーン改質
樹脂である。重量平均分子量が約100万以上のシリコ
ーンは樹脂状であり、前記条件を満たす。
【0021】シリコーン改質樹脂とは、樹脂材料をシリ
コーンで改質したものを指し、本発明に適した代表例と
しては、シリコーン−ポリアクリレート系グラフト共重
合体(特に、シリコーン−PMMAグラフト共重合体)
が挙げられる。
【0022】本発明に用いられる固体シリコーン系化合
物の添加量は、表面層の全重量に対し、0.01〜30
%の範囲にあることが好ましい。添加量が0.01%未
満であると、添加しても本発明の効果である感光体汚染
の防止効果が認められない。一方、30%を超えると帯
電ローラ5,6の抵抗(体積抵抗率)を安定的に半導電
抵抗領域内(106〜1011Ωcm)に調整することが
難しい。
【0023】本発明に従えば、このように固体シリコー
ン系化合物を表面層に添加することにより、固体シリコ
ーン系化合物が有する耐汚染性が表面層に付与され、本
発明の効果を発揮する。
【0024】本発明の帯電ローラ5は、前記発泡ゴム組
成物を用いて、たとえば次のようにして製造される。す
なわち、芯金1の外周面に発泡ゴム組成物をチューブ状
に押出し成形する。次いで、適当な寸法(発泡による膨
張を考慮した)円筒形状のキャビティを有する金型に設
置し、加熱して発泡、加硫する。
【0025】本発明の別の実施の形態である帯電ローラ
6は、たとえば特開平7−295331に開示されてい
るように、様々な押出成形方法によって製造される。こ
れらのうち特に好適な押出成形方法は、共押出が可能な
押出成形機を用い、内側の発泡ゴム層2を形成する発泡
ゴム組成物と、外側の中間層3を形成するゴム組成物と
を芯金1とともに同時に押出し、連続した円筒状の積層
体を得る方法である。芯金1を備える前記の積層体を円
筒形状のキャビティを有する金型に配置する。その後、
加熱による加硫、発泡を行って、内側の発泡ゴム層2、
中間層3、および芯金1を一体化させ、金型の内周面に
沿った形状を有する目的の帯電ローラ6を得る。
【0026】さらに、帯電ローラ表面に表面層4を前述
のように常法を用いてコーティングする。
【0027】本発明は、帯電部材、たとえば帯電ローラ
に適用するのが最適であるが、OA関連機器に用いられ
る転写ローラ、現像ローラ、転写ベルト等にも使用可能
である。
【0028】実施例および比較例を用いて、本発明の実
施の形態をさらに説明するが、これらは本発明の範囲を
限定するものではない。すべての部は特に示す以外、重
量基準である。
【0029】(実施例1)エチレン−プロピレン−ジエ
ン三元共重合体(EPDM)100部に対して、カーボ
ンブラック60部、発泡剤としてアゾジカルボンアミド
(ADCA)、15部、その他加硫剤等の添加剤を適宜
配合して、オープンロールで混練し、発泡ゴム層用のゴ
ム組成物を調製した。
【0030】このゴム組成物をφ6ステンレス製芯金の
周囲に外形φ12になるように加硫、成形し、導電性発
泡EPDMゴムローラを製造した。
【0031】さらに、下記の組成を有する塗工液を調製
し、これを前記ゴムローラにコーティングし、110℃
で1時間加熱乾燥して膜厚約100μmの表面層を形成
した。
【0032】 塗工液の組成 ポリエステルポリウレタン レザミンME−3119 (大日精化社製、固形分34%) 100部 ファーネス系カーボンブラック 5部 シリコーン−PMMAくし型共重合体 サイラプレーンXA−100 (チッソ社製) 5部 メチルエチルケトン 110部 ジメチルフォルムアミド 59部 シリコーン−PMMAくし型共重合体の添加量は、表面
層の全重量に対して12.5%であった。
【0033】(実施例2〜9)固体シリコーン系化合物
として、表1に記載のものを所定の添加量で配合し、塗
工液を調製した以外は、実施例1と全く同様に、表面層
を備える導電性発泡EPDMゴムローラを製造した。
【0034】(比較例1〜2)固体シリコーン系化合物
として、表1に記載のものを所定の添加量で配合し、塗
工液を調製した以外は、実施例1と全く同様に、表面層
を備える導電性発泡EPDMゴムローラを製造した。
【0035】(比較例3〜6)固体シリコーン系化合物
の代わりに、表1に記載のシリコーンオイルを所定の添
加量で配合し、塗工液を調製した以外は、実施例1と全
く同様に、表面層を備える導電性発泡EPDMゴムロー
ラを製造した。
【0036】
【表1】
【0037】評価試験 実施例および比較例で得られたそれぞれの導電性発泡E
PDMゴムローラについて、実機(LBPキャノンL
X)に装着し、複写(4000枚)を実行した後、得ら
れた画像の評価を行った。
【0038】さらに、複写終了後、感光体ドラムの汚染
度を肉眼で観察した。これらの結果を表2に示す。
【0039】
【表2】
【0040】表1の試験結果から、従来技術のシリコー
ンオイルを表面層に配合した帯電ゴムローラでは、シリ
コーンオイル量を一定量(0.01%)以上とすると、
良好な画像特性が得られるものの、シリコーンオイルが
表面層から接触する感光体ドラムへ移行してドラム表面
が汚染された。一方、本発明の帯電ゴムローラでは、良
好な画像特性が得られる固体シリコーン系化合物の添加
範囲でも、感光体ドラム汚染は全くなかった。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、感光体に
接触する表面層を備える帯電部材において、表面層に所
定量の固体シリコーン系化合物を配合したことにより、
帯電部材を接触帯電装置に用いるとトナー、紙粉などの
帯電部材や感光体への付着が発生しない。さらに固体シ
リコーン系化合物は表面層からブリードして接触する感
光体を汚染することもない。したがって、本発明の帯電
部材を高速画像形成装置で繰り返し使用しても画像欠陥
のない良好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態である帯電ゴムロー
ラの断面図である。
【図2】本発明の別の実施の形態である帯電ゴムローラ
の断面図である。
【符号の説明】
1 芯金 2 発泡ゴム層 3 中間層 4 表面層 5,6 帯電ゴムローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に接触する表面層を備える帯電部
    材において、該表面層がその全重量の0.01〜30%
    の融点40℃以上を有する固体シリコーン系化合物を含
    有することを特徴とする帯電部材。
  2. 【請求項2】 前記固体シリコーン系化合物は、固体シ
    リコーンまたはシリコーン改質樹脂であることを特徴と
    する請求項1記載の帯電部材。
  3. 【請求項3】 前記シリコーン改質樹脂は、シリコーン
    −ポリアクリレート系グラフト共重合体であることを特
    徴とする請求項2記載の帯電部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109709781A (zh) * 2018-12-12 2019-05-03 东莞市沃顿橡塑新材料有限公司 一种eco离子导电型充电辊及其制备方法
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