JPH1091497A - ファイル先読みシステムおよび方法 - Google Patents

ファイル先読みシステムおよび方法

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JPH1091497A
JPH1091497A JP8241829A JP24182996A JPH1091497A JP H1091497 A JPH1091497 A JP H1091497A JP 8241829 A JP8241829 A JP 8241829A JP 24182996 A JP24182996 A JP 24182996A JP H1091497 A JPH1091497 A JP H1091497A
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徹 永田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファイル装置の読み出し速度の性能を向上さ
せる。 【解決手段】 入出力パラメータ保持手段に格納された
読み出し命令の履歴を保持する物理位置履歴記憶手段4
と、物理位置履歴記憶手段4に格納された物理位置情報
を元にして次に読み出す物理位置を予測する物理位置予
測手段5と、入出力パラメータ保持手段に読み出し命令
が格納された時、読み出し命令の命令レジスタの物理位
置と、出力データ保持手段に格納されているデータの物
理位置とを比較する物理位置比較手段6と、ファイル装
置の読み出し処理が完了し、次の命令を受信する期間
に、次に読み出す論理ボリュームの物理位置を予測し、
予め読み出しを行うことで、速度を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイル装置内の
データを読み出すための高速化されたファイル先読みシ
ステムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のファイル装置のデータを
読み出す処理方式の構成を示すブロック図である。
【0003】この方式は、入出力パラメータ保持手段1
と、論理ボリューム2と、出力データ保持手段3によっ
てファイル装置が構成され、読み出し命令を入出力パラ
メータ保持手段1へ入力し、ファイル装置が論理ボリュ
ーム2から、連結したデータを1ブロックとして、1ブ
ロックのデータを出力データ保持手段3へ転送し、さら
に出力データ保持手段3に格納しているデータを、入出
力パラメータ保持手段1を通じて出力することで、ファ
イル装置に記憶済みのデータを読み出すことが可能であ
る。
【0004】従来のデータ転送の速度の性能を向上させ
る方式として、特開平01−082239号公報に記載
された「ディスクキャッシュ効率化方式」があり、これ
は実際の読み込み命令によって指定された論理ボリュー
ムの物理位置から数ブロック分の連続したデータを1度
に読み出し、読み出したデータをキャッシュバッファに
格納することで論理ボリュームから読み出す回数を軽減
し、さらに前回読み込んだデータと同一物理位置のデー
タを取り出す読み込み命令を受信した場合、キャッシュ
バッファからデータを取り出すことでデータ転送速度を
向上させる。
【0005】また、先読みの性能の向上とメモリの効率
的な使用を可能とする方式として、特開平03−102
443号公報に記載された「データ先読み制御方式」が
あり、先読みする際、所定回数のアクセス履歴を元にシ
ーケンシャルアクセスリードとランダムアクセスリード
とを判別することで、シーケンシャルアクセスリードに
おける先読みの性能の向上と、キャッシュメモリの効率
的な使用を可能としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平01−
082239号公報に記載された「ディスクキャッシュ
効率化方式」においては、ファイル装置において一連の
読み出し処理が完了してから次の命令を受信するまでの
期間、論理ボリュームへのアクセスがない無駄な時間を
発生させていた。
【0007】また、特開平03−102443号公報に
記載された「データ先読み制御方式」においては、ラン
ダムアクセスリードからシーケンシャルアクセスリード
へ切り替わってから所定回数内のアクセス中にランダム
アクセスリードへ切り替わってしまった場合、シーケン
シャルアクセスリードを行っているにもかかわらず、先
読み処理が全く行われない場合があった。
【0008】従って、本発明の目的は、上述した従来の
方式における問題点を解消すべく、ファイル装置におい
て、データの読み出し速度を向上させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力する読み
出し命令と現在実行中あるいは実行後の論理ボリューム
の物理位置情報とを有するパラメータデータと、ファイ
ル装置の実行結果とを保持する入出力パラメータ保持手
段と、入出力パラメータ保持手段に格納されている読み
出し命令に従って指定された物理位置から保持している
データを取り出すことが可能であり、データを取り出し
中に処理を中断することが可能な論理ボリュームと、論
理ボリュームから取り出したデータを、物理位置情報と
ともに保持する出力データ保持手段とを備えた読み出し
可能なファイル先読みシステムにおいて、入出力パラメ
ータ保持手段に格納された読み出し命令の履歴を保持す
る物理位置履歴記憶手段と、物理位置履歴記憶手段に格
納された物理位置情報を元にして次に読み出す物理位置
を予測する物理位置予測手段と、入出力パラメータ保持
手段に読み出し命令が格納された時、読み出し命令の命
令レジスタの物理位置と、出力データ保持手段に格納さ
れているデータの物理位置とを比較する物理位置比較手
段とをさらに備えることを特徴とするファイル先読みシ
ステムデータある。
【0010】また、物理位置記憶手段が、過去2回の物
理位置情報を履歴として記憶し、記憶した物理位置情報
の個数が2個あるかないかの信号を出力する機能を有す
ると好ましい。
【0011】さらに、物理位置予測手段が、直前より1
つ前に実行された論理ボリュームの物理位置から、直前
に実行された命令の物理位置物理位置に向かう方向を読
み出し方向と決定し、直前に読み出された物理位置の読
み出し方向に向かって次のブロックの物理位置を次に読
み出される物理位置と決定すると好ましい。
【0012】またさらに、物理位置比較手段が、比較し
た結果を記憶する機能を有することと好ましい。
【0013】また、入力する読み出し命令と現在実行中
あるいは実行後の論理ボリュームの物理位置情報を含む
パラメータデータと、ファイル装置の実行結果とを保持
する入出力パラメータ保持手順と、入出力パラメータ保
持手順により格納された読み出し命令に従って指定され
た物理位置から保持しているデータを取り出し、データ
を取り出し中に処理を中断する論理手順と、論理手順に
より取り出したデータを、物理位置情報とともに保持す
る出力データ保持手順とを含む、読み出し可能なファイ
ル先読み方法において、入出力パラメータ保持手順によ
り格納された読み出し命令の履歴を保持する物理位置履
歴記憶手順と、物理位置履歴記憶手順に格納された物理
位置情報を元にして次に読み出す物理位置を予測する物
理位置予測手順と、入出力パラメータ保持手順により読
み出し命令が格納される時、読み出し命令の命令レジス
タの物理位置と、出力データ保持手順により格納されて
いるデータの物理位置とを比較する物理位置比較手順と
さらに含み、物理位置予測手順が、物理位置情報のう
ち、直前の2個を取り出すステップと、読み出し命令の
読み出し方向を決定するステップと、物理位置情報のう
ちの一番直前に読み出された物理位置から、読み出し方
向に向かって次の物理位置を読み出し開始の物理位置と
するステップとを含むことを特徴とするファイル先読み
方法であれば望ましい。
【0014】本発明のファイル先読みシステムは、特
に、ファイル装置が過去に実行した読み込み命令を履歴
情報として蓄積していき、実際に受信した命令に従った
ファイル装置の動作が完了した直後、蓄積した履歴情報
から次に読み出される論理ボリュームの物理位置を予測
し、この予測した論理ボリュームの物理位置から1ブロ
ック分のデータを読み出し、そのデータをファイル装置
内部で保持し、ファイル装置が実際の読み込み命令を受
信した際、読み出し命令の物理位置と予測した物理位置
とが仮に一致しない場合、論理ボリュームに対してリセ
ットを行うことで過った先読みのアクセスを中断した
後、通常の論理ボリュームをアクセスする読み出し処理
に切り替えて読み出し処理を行い、予測した論理ボリュ
ームの物理位置が一致する場合は、論理ボリュームをア
クセスせず、保持しているデータを出力することで、フ
ァイル装置において、データの読み出し速度を向上させ
ている。
【0015】このようにして、ファイル装置が過去に実
行した読み込み命令を入出力パラメータ保持手段から履
歴情報として物理位置履歴記憶手段に蓄積していき、実
際に受信した読み出し命令に従ったファイル装置の動作
が完了した直後、物理位置履歴記憶手段に蓄積した物理
位置履歴情報から次に読み出される論理ボリュームの物
理位置を予知し、予測した論理ボリュームの物理位置を
読み出し命令に変換し入出力パラメータ保持手段へ格納
し、論理ボリュームは入出力パラメータ保持手段に格納
した命令に従って1ブロック分を出力データ保持手段へ
転送する。実際の読み込み命令を入出力パラメータ保持
手段に受信した際、入出力パラメータ保持手段に格納し
た読み出し命令の物理位置と出力データ保持手段のデー
タの物理位置とを物理位置比較手段によって比較を行
い、一致しない場合、読み出し動作中の論理ボリューム
に対してはリセットを行うことで過った先読みのアクセ
スを中断した後、入出力パラメータ保持手段に格納して
いる読み出し命令に従って論理ボリュームからデータを
読み出す処理に切り替えて読み出し処理を行い、論理ボ
リュームからデータを出力データ保持手段へ転送し、入
出力パラメータ保持手段を通して読み出しデータを出力
し、入出力パラメータ保持手段に格納した読み出し命令
の物理位置と予測した論理ボリュームの物理位置が一致
する場合、論理ボリュームのアクセスは行わず、出力デ
ータ保持手段のデータを入出力パラメータ保持手段を通
して出力することで、ファイル装置においてデータの読
み出し速度を向上させることが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実
施例について説明する。
【0017】図1は、本発明のファイル先読みシステム
の構成を示すブロック図である。
【0018】このシステムは、入出力パラメータ保持手
段1と、論理ボリューム2と、出力データ保持手段3
と、物理位置履歴記憶手段4と、物理位置予測手段5
と、物理位置比較手段6とからなる。
【0019】各手段について説明する。ここで物理位置
情報とはシリンダ番号,トラック番号,セクタ番号を示
す。
【0020】入出力パラメータ保持手段1はファイル装
置と外部とのインターフェース部であり、読み出し動作
を指示する命令コードと、論理ボリューム2の物理位置
を示す物理位置情報と、出力データ保持手段3から転送
される出力データとを保持する機能を有する。構成とし
ては、ファイル装置の読み出し動作を指示する命令コー
ドを記憶するレジスタと、データを読み出す論理ボリュ
ーム2の物理位置情報と、出力データ保持手段3のデー
タをファイル装置の外部へ出力する際一時的にデータを
記憶するレジスタからなる(図1の1)。
【0021】論理ボリューム2はデータを保持し、読み
出し命令とその命令に伴う物理位置情報を入力すること
によって指定された物理位置のデータを出力データ保持
手段3へ転送する。論理ボリューム2が動作中にリセッ
ト信号を受信した場合、論理ボリューム2が動作中の処
理を停止し、次の読み出し命令を受信可能な状態にする
機能を有する。論理ボリューム2はデータを記憶する磁
気ディスクである(図1の2)。
【0022】出力データ保持手段3は論理ボリューム2
から転送されてくるデータとその物理位置情報とを一時
的に保持し、現在データを保持しているかいないかの保
持状況を通知する機能を有する。すなわち、論理ボリュ
ーム2から読み出すデータとその物理位置情報を一時的
に記憶する機能を有するランダムアクセスメモリであ
り、データを記憶しているかどうかの状況を示すフラグ
レジスタを有し、フラグレジスタはデータが格納されて
いない初期状態では0を記憶し、データが格納されてか
らは1を記憶し続ける(図1の3)。
【0023】物理位置履歴記憶手段4は、入出力パラメ
ータ保持手段1に記憶されている物理位置情報を記憶す
る記憶装置で、過去数回の物理位置情報を履歴として記
憶し、記憶した物理位置の個数が2個以上あるかないか
の信号を出力する機能を有する。すなわち、物理位置履
歴記憶手段4は、入出力パラメータ保持手段1に記憶さ
れている物理位置情報を記憶するFIFO構造のランダ
ムアクセスメモリである。(図1の4)。
【0024】物理位置予測手段5は物理位置履歴記憶手
段4に保持されている過去の物理位置情報の履歴を元に
次に読み出される物理位置を予測する機能と、予測した
物理位置を保持する機能を有する。すなわち、物理位置
予測手段5は、予測した物理位置を記憶するランダムア
クセスメモリを有している(図1の5)。
【0025】物理位置比較手段6は入出力パラメータ保
持手段1が保持している物理位置情報、もしくは物理位
置予測手段5が保持している物理位置と、出力データ保
持手段3が保持している物理位置情報との比較を行い、
同一でない場合、リセット信号を論理ボリューム2へ出
力する権能を有する。次に読み出される物理位置の予測
方法として、物理位置履歴記憶手段4に記憶されている
物理位置のうち、直前より1つ前に実行された命令の論
理ボリューム2の物理位置から、直前に実行された命令
の物理位置に向かう方向を読み出し方向と決定し、直前
に読み出された物理位置の読み出し方向に向かって次の
ブロックの物理位置を次に読み出される物理位置と決定
する。すなわち、物理位置比較手段6は、人出カバラメ
一夕保持手段1が記憶している物理位置情報、もしくは
物理位置予測手段5が記憶している物理位置情報と、出
力データ保持手段3が記憶している物理位置情報との比
較を行う機能を有する比較回路である。また、比較した
結果を記憶する機能を有する(図1の6)。
【0026】次に、図3は、本発明のファイル先読みシ
ステムの読み出し動作を示すフローチャートである。以
下、各ステップ毎に説明する。
【0027】まず、入出力パラメータ保持手段1に読み
出し命令と、読み出しを行う論理ボリューム2の物理位
置とが外部から入力されると、物理位置履歴記憶手段4
へ物理位置情報を入力し、物理位置履歴記憶手段4は入
力された物理位置情報を記憶する(ステップ3−1,3
−2)。
【0028】次に、出力データ保持手段3にデータを格
納しているかいないかの保持状況を問い合わせる(ステ
ップ3−3)。この際、出力データ保持手段3のフラグ
レジスタを参照し、データの格納状況を取得する。
【0029】出力データ保持手段3にデータを記憶して
いる場合、物理位置比較手段6は出力データ保持手投3
に保持されているデータの物理位置情報と、入力された
入出力パラメータ保持手段1に格納されている論理ボリ
ューム2の物理位置情報との比較を行う(ステップ3−
4)。
【0030】ここで物理位置が異なる場合は、論理ボリ
ューム2にリセット信号を出力し、論理ボリューム2を
リセット状態にする(ステップ3−5)。
【0031】出力データ保持手段3にデータが格納され
ていない場合、比較動作およびリセット動作を行わない
(ステップ3−6)。
【0032】入出力パラメータ保持手段1に保持してい
る物理位置情報と読み込み命令とを論理ボリューム2に
入力し、論理ボリューム2は入力された物理位置情報の
データを出力データ保持手段3ヘデータを出力する。出
力データ保持手段3は、データを記憶する(ステップ3
−7,3−8)。
【0033】最後に出力データ保持手段3から入出力パ
ラメータ保持手段1へデータを順次出力することでこの
装置の読み出し動作が完了する(ステップ3−10)。
【0034】ステップ3−4での物理位置の比較結果が
同一である場合、出力データ保持手段3に保持されてい
るデータを入出力パラメータ保持手段1へデータを順次
出力することでこの装置の読み出し動作が完了する(ス
テップ3−9,3−10)。
【0035】次に、図4は、本発明の特徴である、次に
読み出される物理位置を予測し、論理ボリュームからデ
ータを先読みする動作についてのフローチャートであ
る。
【0036】まず、上述した読み出し動作が完了するこ
とをもって、この動作を開始する(ステップ4−1)。
【0037】まず、物理位置履歴記憶手段4にデータ、
すなわち物理位置情報が2個以上あるかどうか問い合わ
せる(ステップ4−2)。
【0038】次に、物理位置履歴記憶手段4にデータが
2個未満である場合、処理を完了する(ステップ4−
7)。
【0039】物理位置履歴記憶手段4に記憶されたデー
タが2個以上ある場合、物理位置予測手段5は、物理位
置履歴記憶手段4に記憶された物理位置情報を入力し、
次に読み出される物理位置を予測し、予測した物理位置
を記憶する。次に読み出される物理位置の予測方法とし
て、直前より1つ前に実行された命令の論理ボリューム
2の物理位置から、直前に実行された命令の物理位置に
向かう方向を読み出し方向と決定し、直前に読み出され
た物理位置の読み出し方向に向かって次のブロックの物
理位置を次に読み出される物理位置と決定する(ステッ
プ4−3)。
【0040】物理位置比較手段6は、物理位置履歴記憶
手段4が保持している予測した物理位置と、出力データ
保持手段3が保持しているデータの物理位置との比較を
行う(ステップ4−4)。
【0041】ここで、出力データ保持手段3にデータが
存在することは、物理位置履歴記憶手段4に物理位置情
報のデータが2個以上あることから、自明である。
【0042】比較の結果、物理位置が同一である場合、
ここで処理を完了する(ステップ4−7)。
【0043】比較の結果、物理位置が異なる場合、論理
ボリューム2に予測した物理位置情報と読み出し命令と
を論理ボリューム2に入力し、論理ボリューム2は指定
された物理位置のデータを出力データ保持手段3へデー
タを出力することでこの装置の次に読み出される物理位
置を予測した先読み動作を完了する(ステップ4−5,
ステップ4−6)。
【0044】以上、本発明のファイル先読みシステムの
構成および動作について述べてきたが、ここで、特開平
01−082239号公報に記載の「ディスクキャッシ
ュ効率化方式」の先読み方式と対比しながら、本発明の
先読みシステムの優れた点を説明する。
【0045】「ディスクキャッシュ効率化方式」によれ
ば、あるブロックの読み出し要求が発生した場合、その
ブロックを先頭として数ブロックの連続したブロックを
磁気ディスク装置から読み出し、ディスクキャッシュバ
ッファに数ブロック分のデータをまとめて記憶する。次
に読み出し要求があった時、キャッシュヒット判定手段
によりキャッシュヒット判定を行い、ヒットすれば、デ
ィスクキャッシュバッファからデータを読み出すこと
で、磁気ディスク装置からの読み出し回数を減少させ、
入出力効率を向上させている。ここで、磁気ディスク装
置、キャッシュヒット判定手段、ディスクキャッシュバ
ッファは、本発明のファイル先読みシステムではそれぞ
れ、論理ボリューム2,物理位置比較手段6,出力デー
タ保持手段3に相当する。
【0046】対比に際して、論理ボリュームの1ブロッ
ク長のデータの出力時間が一定であること、読み出すデ
ータがシーケンシャルファイルであり、データが存在す
るブロックは全て連続していること、読み出すデータは
十分に大きいこと、双方の発明で対応する装置の処理速
度性能は同一であることとし、さらにデータの読み出し
処理が完了してから次に読み出し命令を受信する時間を
一定にする条件を付加する。これは「ディスクキャッシ
ュ効率化方式」と本発明である「ファイル先読みシステ
ム」の双方で最も効率的なデータの読み出しを保証し、
使用する回路の性能を同一条件にするためである。
【0047】図5に「ディスクキャッシュ効率化方式」
と、本発明である「ファイル先読みシステム」の読み出
し時間とを対比した図を示す。(A)は「ディスクキャ
ッシュ効率化方式」におけるデータの読み出し時間を示
し、(B)は「ファイル先読みシステム」の読み出し時
間を示し、(C)は(A)および(B)で使用された記
号を説明したものである。
【0048】キャッシュヒット判定時間をA,磁気ディ
スクから1ブロック分のデータを読み出してキャッシュ
バッファにデータを格納する時間をB,キャッシュバッ
ファからデータを出力する時間をC,装置が読み出し完
了から次の読み出し命令を受信するまでの時間をD、本
発明の「ファイル先読みシステム」における物理位置予
測手段5による予測時間をE,読み出す総ブロック数を
Nとし、Nは1以上とする。ここで、「ディスクキャッ
シュ効率化方式」における磁気ディスク装置へのアクセ
ス回数を1回とし、「ディスクキャッシュ効率化方式」
のデータ読み出し効率を最大にする。
【0049】図5から「ディスクキャッシュ効率化方
式」の全アクセス時間SUM1は以下のようになる。
【0050】SUM1 = N×(A+C)+(N−
1)×(B+D)+B+D 同様に、本発明の「ファイル先読みシステム」の全アク
セス時間SUM2は以下のようになる。
【0051】SUM2 = N×(A+C)+(N−
1)×max(D、(E+B))+B+D (max(α、β):αとβの時間を比較してどちらか
大きい方を出力する演算子を示す) SUM1からSUM2を引いた時間をSUMとすると SUM/(N−1) = (SUM1 − SUM2)/(N−1) = (B+D)−max(D、(E+B)) D>(E+B)の場合は、 SUM/(N−1) = (B+D)−D = B(B
は0を越える数値)となる。
【0052】これは、SUMは常に0を越えた値である
ことを示し、常に「ファイル先読みシステム」の全アク
セス時間の方が「ディスクキャッシュ効率化方式」の全
アクセス時間に比較して、より短いことを示している。
D≦(E+B)の場合は、 SUM/(N−1) = (B+D)−(E+B) =
D−E ここで、時間DはCPUの処理時間を示し、最低1クロ
ック以上の時間である。一方、時間Eは物理位置予測手
段5の処理時間を示し、比較回路および演算回路で実現
可能であり、また、一般的にCPU内部には同様な比較
回路と演算回路とが存在するため、CPUと同じ回路素
子を使用した場合、以下のような式が成り立つ。
【0053】D−E≧0 (D−Eは0以上の数値) これは、SUMは常に0以上の値であることを示し、常
に「ファイル先読みシステム」の全アクセス時間の方が
「ディスクキャッシュ効率化方式」の全アクセス時間に
比較して同じ、もしくはより短いことを示している。
【0054】以上の結果は、「ディスクキャッシュ効率
化方式」より「ファイル先読みシステム」の読み出し時
間が短く、速度性能で優れていることを示している。そ
の原因はファイル装置が読み出し処理を完了させてから
次の読み出し命令を受信するまでの時間に、磁気ディス
ク装置から読み出し処理を開始させていることであり、
これが本発明の特徴である。
【0055】
【発明の効果】本発明は、一連の読み出し動作が完了し
てから次の命令を受信する間に、論理ボリュームの次に
読み出す物理位置を予測し、論理ボリュームから読み出
し処理を行い、次の命令が読み出し命令でかつシーケン
シャルアクセスリードである場合、予測による読み出し
たデータを即時出力することが可能である。従って、フ
ァイル装置のデータ読み出し速度を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】従来のファイル装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】本発明の実施例の読み出し動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】本発明の実施例の先読み動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】従来の方式と本発明のシステムとの読み出し時
間を比較した図である。
【符号の説明】
1 入出力パラメータ保持手段 2 論理ボリューム 3 出力データ保持手段 4 物理位置履歴記憶手段 5 物理位置予測手段 6 物理位置比較手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力する読み出し命令と現在実行中あるい
    は実行後の論理ボリュームの物理位置情報とを有するパ
    ラメータデータと、ファイル装置の実行結果とを保持す
    る入出力パラメータ保持手段と、前記入出力パラメータ
    保持手段に格納されている前記読み出し命令に従って指
    定された物理位置から保持しているデータを取り出すこ
    とが可能であり、前記データを取り出し中に処理を中断
    することが可能な論理ボリュームと、前記論理ボリュー
    ムから取り出したデータを、前記物理位置情報とともに
    保持する出力データ保持手段とを備えた読み出し可能な
    ファイル先読みシステムにおいて、 前記入出力パラメータ保持手段に格納された読み出し命
    令の履歴を保持する物理位置履歴記憶手段と、 前記物理位置履歴記憶手段に格納された物理位置情報を
    元にして次に読み出す物理位置を予測する物理位置予測
    手段と、 前記入出力パラメータ保持手段に読み出し命令が格納さ
    れた時、前記読み出し命令の命令レジスタの物理位置
    と、前記出力データ保持手段に格納されているデータの
    物理位置とを比較する物理位置比較手段と、 をさらに備えることを特徴とするファイル先読みシステ
    ム。
  2. 【請求項2】前記物理位置記憶手段が、過去2回の物理
    位置情報を履歴として記憶し、記憶した物理位置情報の
    個数が2個あるかないかの信号を出力する機能を有する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のファイル先読みシ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記物理位置予測手段が、直前より1つ前
    に実行された論理ボリュームの物理位置から、前記直前
    に実行された命令の物理位置物理位置に向かう方向を読
    み出し方向と決定し、前記直前に読み出された物理位置
    の読み出し方向に向かって次のブロックの物理位置を次
    に読み出される物理位置と決定することを特徴とする、
    請求項1または2に記載のファイル先読みシステム。
  4. 【請求項4】前記物理位置比較手段が、前記比較した結
    果を記憶する機能を有することを特徴とする、請求項1
    〜3のいずれかに記載のファイル先読みシステム。
  5. 【請求項5】入力する読み出し命令と現在実行中あるい
    は実行後の論理ボリュームの物理位置情報を含むパラメ
    ータデータと、ファイル装置の実行結果とを保持する入
    出力パラメータ保持手順と、前記入出力パラメータ保持
    手順により格納された前記読み出し命令に従って指定さ
    れた物理位置から保持しているデータを取り出し、前記
    データを取り出し中に処理を中断する論理手順と、前記
    論理手順により取り出したデータを、前記物理位置情報
    とともに保持する出力データ保持手順とを含む、読み出
    し可能なファイル先読み方法において、 前記入出力パラメータ保持手順により格納された読み出
    し命令の履歴を保持する物理位置履歴記憶手順と、 前記物理位置履歴記憶手順に格納された物理位置情報を
    元にして次に読み出す物理位置を予測する物理位置予測
    手順と、 前記入出力パラメータ保持手順により読み出し命令が格
    納される時、前記読み出し命令の命令レジスタの物理位
    置と、前記出力データ保持手順により格納されているデ
    ータの物理位置とを比較する物理位置比較手順と、 をさらに含み、 前記物理位置予測手順が、 前記物理位置情報のうち、直前の2個を取り出すステッ
    プと、 前記読み出し命令の読み出し方向を決定するステップ
    と、 前記物理位置情報のうちの一番直前に読み出された物理
    位置から、前記読み出し方向に向かって次の物理位置を
    読み出し開始の物理位置とするステップとを含むことを
    特徴とするファイル先読み方法。
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