JPH1092329A - 陰極線管の陰極構体 - Google Patents
陰極線管の陰極構体Info
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- JPH1092329A JPH1092329A JP24446596A JP24446596A JPH1092329A JP H1092329 A JPH1092329 A JP H1092329A JP 24446596 A JP24446596 A JP 24446596A JP 24446596 A JP24446596 A JP 24446596A JP H1092329 A JPH1092329 A JP H1092329A
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- heater
- metal
- ray tube
- metal base
- cathode ray
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的高精度で、かつ、安価に、電子放射物
質層15の加熱温度を所定値に維持できるとともに、ヒ
ータ芯線16の絶縁層17にストレスを与えることがな
い陰極線管の陰極構体を提供する。 【解決手段】 金属スリーブ13と、スリーブ13の一
端に嵌合され、表面に電子放射物質層15を被着した金
属基体14と、スリーブ13に内挿保持されたヒータ1
6と、電子銃に固定配置された電極支持体21及びヒー
タ16の端部に結合された断面略コ字型のヒータサポー
ト19とからなる陰極線管の陰極構体において、ヒータ
サポート19を熱膨張係数を異にする複数の金属材料1
9a、19bの張り合わせで構成し、陰極線管の動作中
に、ヒータサポート19の温度が上昇したとき、金属基
体14と金属基体14に対向するヒータ16との間隔S
が拡がるように、複数の金属材料19a、19bとその
張り合わせ状態を選択する。
質層15の加熱温度を所定値に維持できるとともに、ヒ
ータ芯線16の絶縁層17にストレスを与えることがな
い陰極線管の陰極構体を提供する。 【解決手段】 金属スリーブ13と、スリーブ13の一
端に嵌合され、表面に電子放射物質層15を被着した金
属基体14と、スリーブ13に内挿保持されたヒータ1
6と、電子銃に固定配置された電極支持体21及びヒー
タ16の端部に結合された断面略コ字型のヒータサポー
ト19とからなる陰極線管の陰極構体において、ヒータ
サポート19を熱膨張係数を異にする複数の金属材料1
9a、19bの張り合わせで構成し、陰極線管の動作中
に、ヒータサポート19の温度が上昇したとき、金属基
体14と金属基体14に対向するヒータ16との間隔S
が拡がるように、複数の金属材料19a、19bとその
張り合わせ状態を選択する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管の陰極構
体に係わり、特に、陰極線管の動作時に陰極構体が温度
上昇しても、金属基体と金属基体に対向するヒータとの
間隔を常時ほぼ一定に保持させることが可能な陰極線管
の陰極構体に関する。
体に係わり、特に、陰極線管の動作時に陰極構体が温度
上昇しても、金属基体と金属基体に対向するヒータとの
間隔を常時ほぼ一定に保持させることが可能な陰極線管
の陰極構体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、テレビジョン受像機に用いるカ
ラー受像管やディスプレイに用いるモニタカラー受像管
等の陰極線管においては、ヒータを内包した金属スリー
ブと、金属スリーブの一端に嵌合され、表面に電子放射
物質層が被着された帽状金属基体等を具備する傍熱型陰
極構体が用いられている。
ラー受像管やディスプレイに用いるモニタカラー受像管
等の陰極線管においては、ヒータを内包した金属スリー
ブと、金属スリーブの一端に嵌合され、表面に電子放射
物質層が被着された帽状金属基体等を具備する傍熱型陰
極構体が用いられている。
【0003】ここで、図4は、かかる既知の傍熱型陰極
構体の構成の一例を示す断面図である。
構体の構成の一例を示す断面図である。
【0004】図4に示すように、傍熱型陰極40は、少
なくとも、ニクロム等の高融点金属からなる円筒状金属
スリーブ41と、同じ高融点金属、例えばニッケルから
なる帽状金属基体42と、電子放射物質層43と、ヒー
タ芯線44と、アルミナ等の絶縁層45と、タングステ
ン微粉末等のダークコート被覆層46と、一対の断面略
コ字型のヒータサポート47と、金属スリーブ41を保
持する金属製のスリーブ受け48と、陰極線管の電子銃
に固定配置された電極支持体49とからなっている。
なくとも、ニクロム等の高融点金属からなる円筒状金属
スリーブ41と、同じ高融点金属、例えばニッケルから
なる帽状金属基体42と、電子放射物質層43と、ヒー
タ芯線44と、アルミナ等の絶縁層45と、タングステ
ン微粉末等のダークコート被覆層46と、一対の断面略
コ字型のヒータサポート47と、金属スリーブ41を保
持する金属製のスリーブ受け48と、陰極線管の電子銃
に固定配置された電極支持体49とからなっている。
【0005】そして、円筒状金属スリーブ41は、一端
に帽状金属基体42が嵌合され、他端が金属製のスリー
ブ受け48によって保持されている。帽状金属基体42
は、表面に電子放射物質層43が被着されている。ヒー
タ芯線44は、表面に絶縁層45が被覆され、その上
に、熱輻射効率を高めるダークコート被覆層46が被覆
されており、中央部分が金属スリーブ41に内挿されて
いる。一対のヒータサポート47は、断面略コ字型の一
方の側辺が電極支持体49に点溶接されており、断面略
コ字型の他方の側辺がヒータ芯線44の対応する端部に
溶接されている。
に帽状金属基体42が嵌合され、他端が金属製のスリー
ブ受け48によって保持されている。帽状金属基体42
は、表面に電子放射物質層43が被着されている。ヒー
タ芯線44は、表面に絶縁層45が被覆され、その上
に、熱輻射効率を高めるダークコート被覆層46が被覆
されており、中央部分が金属スリーブ41に内挿されて
いる。一対のヒータサポート47は、断面略コ字型の一
方の側辺が電極支持体49に点溶接されており、断面略
コ字型の他方の側辺がヒータ芯線44の対応する端部に
溶接されている。
【0006】この場合、一対のヒータサポート47を通
して、ヒータ芯線44に加熱電力を供給すると、ヒータ
芯線44が発熱し、その熱が金属スリーブ41や金属基
体42に伝わった後、電子放射物質層43に伝達され、
電子放射物質層43から熱電子を放射させる。
して、ヒータ芯線44に加熱電力を供給すると、ヒータ
芯線44が発熱し、その熱が金属スリーブ41や金属基
体42に伝わった後、電子放射物質層43に伝達され、
電子放射物質層43から熱電子を放射させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような傍熱型陰極
構体において、電子放射物質層43から所定量の熱電子
放射を持続させるためには、電子放射物質層43の加熱
温度をほぼ一定に保持する必要がある。この場合、電子
放射物質層43の加熱温度は、金属基体42と金属基体
42に対向するヒータ芯線44との間隔(ギャップ)S
に依存するもので、ヒータ芯線44を金属スリーブ41
に内挿固定したときに、間隔Sが広過ぎる場合には、ヒ
ータ芯線44の発熱量が充分に電子放射物質層43に伝
達されないため、電子放射物質層43が所定の加熱温度
に達しないことになり、一方、間隔Sが狭過ぎて殆んど
接触したような状態にある場合には、ヒータ芯線44の
熱膨張によって、金属基体42に対向するヒータ芯線4
4が金属基体42に押し付けられ、その際にヒータ芯線
44を被覆しているアルミナの絶縁層45にストレスが
加わり、絶縁層45にクラックが生じるようになる。
構体において、電子放射物質層43から所定量の熱電子
放射を持続させるためには、電子放射物質層43の加熱
温度をほぼ一定に保持する必要がある。この場合、電子
放射物質層43の加熱温度は、金属基体42と金属基体
42に対向するヒータ芯線44との間隔(ギャップ)S
に依存するもので、ヒータ芯線44を金属スリーブ41
に内挿固定したときに、間隔Sが広過ぎる場合には、ヒ
ータ芯線44の発熱量が充分に電子放射物質層43に伝
達されないため、電子放射物質層43が所定の加熱温度
に達しないことになり、一方、間隔Sが狭過ぎて殆んど
接触したような状態にある場合には、ヒータ芯線44の
熱膨張によって、金属基体42に対向するヒータ芯線4
4が金属基体42に押し付けられ、その際にヒータ芯線
44を被覆しているアルミナの絶縁層45にストレスが
加わり、絶縁層45にクラックが生じるようになる。
【0008】そこで、従来の傍熱型陰極構体において
は、金属基体42と金属基体42に対向するヒータ芯線
44との間隔Sを所定値になるように設定し、電子放射
物質層43の温度を所定の加熱温度に維持させるととも
に、ヒータ芯線44の絶縁層45に加わるストレスを低
減して絶縁層45にクラックが生じるのを防ぐために、
幾つかの手段が既に提案されている。
は、金属基体42と金属基体42に対向するヒータ芯線
44との間隔Sを所定値になるように設定し、電子放射
物質層43の温度を所定の加熱温度に維持させるととも
に、ヒータ芯線44の絶縁層45に加わるストレスを低
減して絶縁層45にクラックが生じるのを防ぐために、
幾つかの手段が既に提案されている。
【0009】その第1の手段は、実開平3−10456
号に開示されたもの(考案の名称:電子銃のヒータ支持
構造体)で、金属基体と金属基体に対向するヒータとの
間隔を所定値に精度良く設定するために、位置決め用突
起を目安にしてヒータの位置決めを行い、即ち、間隔を
所定値に設定してから、ヒータサポートに溶接固定する
ようにしたものである。
号に開示されたもの(考案の名称:電子銃のヒータ支持
構造体)で、金属基体と金属基体に対向するヒータとの
間隔を所定値に精度良く設定するために、位置決め用突
起を目安にしてヒータの位置決めを行い、即ち、間隔を
所定値に設定してから、ヒータサポートに溶接固定する
ようにしたものである。
【0010】また、その第2の手段は、特開昭63−8
1728号に開示されたもの(発明の名称:傍熱型陰極
構体の製造方法)で、金属基体と金属基体に対向するヒ
ータとの間隔を適切に設定するために、陰極構体の近傍
に熱分解物質を設け、その熱分解物質を目安にして間隔
を所定値に設定し、その後の陰極線管の製造工程におい
て、この熱分解物質を除去するようにしたものである。
1728号に開示されたもの(発明の名称:傍熱型陰極
構体の製造方法)で、金属基体と金属基体に対向するヒ
ータとの間隔を適切に設定するために、陰極構体の近傍
に熱分解物質を設け、その熱分解物質を目安にして間隔
を所定値に設定し、その後の陰極線管の製造工程におい
て、この熱分解物質を除去するようにしたものである。
【0011】しかるに、前記第1の手段は、位置決め用
突起を設ける際に、突起の設置精度にばらつきがあっ
て、金属基体と金属基体に対向するヒータとの間隔を所
定値にすることが難しく、その上に、突起の設置精度を
上げようとしたときには、設置のために多くのコストが
必要になる等の問題を有している。
突起を設ける際に、突起の設置精度にばらつきがあっ
て、金属基体と金属基体に対向するヒータとの間隔を所
定値にすることが難しく、その上に、突起の設置精度を
上げようとしたときには、設置のために多くのコストが
必要になる等の問題を有している。
【0012】また、前記第2の手段は、陰極線管の製造
工程において、熱分解物質を除去する際に、熱分解物質
から放出されるガスによって電子放射物質層の特性に悪
影響を与える等の問題を有している。
工程において、熱分解物質を除去する際に、熱分解物質
から放出されるガスによって電子放射物質層の特性に悪
影響を与える等の問題を有している。
【0013】本発明は、かかる問題点を解決するもの
で、その目的は、比較的高精度で、かつ、安価に、電子
放射物質層の加熱温度を所定値に維持できるとともに、
ヒータ芯線の絶縁層にストレスを与えることがない陰極
線管の陰極構体を提供することにある。
で、その目的は、比較的高精度で、かつ、安価に、電子
放射物質層の加熱温度を所定値に維持できるとともに、
ヒータ芯線の絶縁層にストレスを与えることがない陰極
線管の陰極構体を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による陰極線管の陰極構体は、ヒータサポー
トを、熱膨張係数を異にする複数の金属材料の張り合わ
せ、即ち、熱によって変位するバイメタル材によって構
成した手段を具備している。
に、本発明による陰極線管の陰極構体は、ヒータサポー
トを、熱膨張係数を異にする複数の金属材料の張り合わ
せ、即ち、熱によって変位するバイメタル材によって構
成した手段を具備している。
【0015】前記手段によれば、陰極線管の動作時にお
いて、ヒータ芯線の熱膨張によりヒータ芯線の金属基体
に対向する部分が金属基体側に押し付けられる際、バイ
メタル材からなるヒータサポートが熱変形し、ヒータ芯
線の金属基体に対向する部分と金属基体との間隔が拡が
るので、ヒータ芯線の絶縁層に加わるストレスが大きく
軽減される。
いて、ヒータ芯線の熱膨張によりヒータ芯線の金属基体
に対向する部分が金属基体側に押し付けられる際、バイ
メタル材からなるヒータサポートが熱変形し、ヒータ芯
線の金属基体に対向する部分と金属基体との間隔が拡が
るので、ヒータ芯線の絶縁層に加わるストレスが大きく
軽減される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態において、陰
極線管の陰極構体は、金属スリーブと、金属スリーブの
一端に嵌合され、表面に電子放射物質層を被着した帽状
金属基体と、金属スリーブに内挿保持されたヒータと、
電子銃に固定配置された電極支持体及びヒータの端部に
それぞれ結合された断面略コ字型のヒータサポートとか
らなる陰極線管の陰極構体において、ヒータサポートを
熱膨張係数を異にする複数の金属材料の張り合わせによ
って構成し、陰極線管の動作中に、ヒータサポートの温
度が上昇したとき、帽状金属基体と帽状金属基体に対向
するヒータとの間隔が拡がる方向に変位するように、複
数の金属材料及びそれらの張り合わせ状態を選択したも
のである。
極線管の陰極構体は、金属スリーブと、金属スリーブの
一端に嵌合され、表面に電子放射物質層を被着した帽状
金属基体と、金属スリーブに内挿保持されたヒータと、
電子銃に固定配置された電極支持体及びヒータの端部に
それぞれ結合された断面略コ字型のヒータサポートとか
らなる陰極線管の陰極構体において、ヒータサポートを
熱膨張係数を異にする複数の金属材料の張り合わせによ
って構成し、陰極線管の動作中に、ヒータサポートの温
度が上昇したとき、帽状金属基体と帽状金属基体に対向
するヒータとの間隔が拡がる方向に変位するように、複
数の金属材料及びそれらの張り合わせ状態を選択したも
のである。
【0017】本発明の実施の形態の一例において、ヒー
タサポートは、その長手方向に沿って、断面略コ字型の
一端縁から外側に屈曲した折曲部と、断面略コ字型の一
方の外側壁から突出した隆起部とを有しているものであ
る。
タサポートは、その長手方向に沿って、断面略コ字型の
一端縁から外側に屈曲した折曲部と、断面略コ字型の一
方の外側壁から突出した隆起部とを有しているものであ
る。
【0018】また、本発明の実施の形態の好適例とし
て、ヒータサポートは、熱膨張係数を異にする2つの金
属材料として、高熱膨張係数を持つものがニッケル・ク
ロム・鉄(ステンレス)合金からなり、低熱膨張係数を
持つものがニッケル・鉄合金(42%Ni、即ち、アン
バー)からなるものである。
て、ヒータサポートは、熱膨張係数を異にする2つの金
属材料として、高熱膨張係数を持つものがニッケル・ク
ロム・鉄(ステンレス)合金からなり、低熱膨張係数を
持つものがニッケル・鉄合金(42%Ni、即ち、アン
バー)からなるものである。
【0019】本発明の実施の形態によれば、陰極構体の
製造時においては、ヒータサポートが何等変形していな
い常温状態のもとで、ヒータ芯線をヒータサポートに比
較的高精度で溶接固定することが可能であり、また、完
成した陰極線管においては、ヒータ芯線に通電が行われ
た際、ヒータ芯線の熱膨張によってヒータ芯線の金属基
体に対向する部分が金属基体側に押し付けられ、ヒータ
芯線の絶縁層にストレスが加わる状態になると、熱膨張
係数を異にする複数の金属材料を張り合わせて構成した
ヒータサポートの熱変形によって、ヒータ芯線の金属基
体に対向する部分と金属基体との間隔が拡がるので、ヒ
ータ芯線の絶縁層に加わるストレスが大幅に軽減される
ようになる。
製造時においては、ヒータサポートが何等変形していな
い常温状態のもとで、ヒータ芯線をヒータサポートに比
較的高精度で溶接固定することが可能であり、また、完
成した陰極線管においては、ヒータ芯線に通電が行われ
た際、ヒータ芯線の熱膨張によってヒータ芯線の金属基
体に対向する部分が金属基体側に押し付けられ、ヒータ
芯線の絶縁層にストレスが加わる状態になると、熱膨張
係数を異にする複数の金属材料を張り合わせて構成した
ヒータサポートの熱変形によって、ヒータ芯線の金属基
体に対向する部分と金属基体との間隔が拡がるので、ヒ
ータ芯線の絶縁層に加わるストレスが大幅に軽減される
ようになる。
【0020】また、本発明の実施の形態によれば、ヒー
タサポートの熱変形に伴うヒータ芯線の金属基体に対向
する部分と金属基体との間隔の拡がりは、ばらつきのな
い一定のものにすることができるばかりか、電子放射物
質層の加熱温度を低下させる程大きいものでないので、
電子放射物質層の電子放射特性に何等の悪影響を与える
ことがない。
タサポートの熱変形に伴うヒータ芯線の金属基体に対向
する部分と金属基体との間隔の拡がりは、ばらつきのな
い一定のものにすることができるばかりか、電子放射物
質層の加熱温度を低下させる程大きいものでないので、
電子放射物質層の電子放射特性に何等の悪影響を与える
ことがない。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0022】図1は、本発明に係わる陰極構体を備えた
陰極線管の一実施例の構成を示す断面図であって、陰極
線管がカラー受像管を構成している例を示すものであ
る。
陰極線管の一実施例の構成を示す断面図であって、陰極
線管がカラー受像管を構成している例を示すものであ
る。
【0023】図1において、1はパネル部、2はネック
部、3はファンネル部、4は螢光膜、5はシャドウマス
ク、6は内部磁気シールド、7は偏向ヨーク、8はピュ
リテイ調整用マグネット、9はセンタービームスタティ
ックコンバーゼンス調整用マグネット、10はサイドビ
ームスタティックコンバーゼンス調整用マグネット、1
1は電子銃、12は電子ビームである。
部、3はファンネル部、4は螢光膜、5はシャドウマス
ク、6は内部磁気シールド、7は偏向ヨーク、8はピュ
リテイ調整用マグネット、9はセンタービームスタティ
ックコンバーゼンス調整用マグネット、10はサイドビ
ームスタティックコンバーゼンス調整用マグネット、1
1は電子銃、12は電子ビームである。
【0024】そして、カラー陰極線管を構成する管体
(ガラスバルブ)は、前面側に配置され、フロントパネ
ルの内面に螢光膜4が形成されたパネル部1と、後部側
に配置され、電子銃11を収納している細長形状のネッ
ク部2と、パネル部1及びネック部2を連結する略漏斗
形状のファンネル部3とからなっている。シャドウマス
ク5は、パネル部1の内側に固定配置され、螢光膜4に
対向した状態に保持される。略台形状の内部磁気シール
ド6は、パネル部1とファンネル部3との連結部分の管
体の内側に配置される。偏向ヨーク7は、ファンネル部
3とネック部2の連結部分の管体の外側に装着される。
ピュリテイ調整用マグネット8、センタービームスタテ
ィックコンバーゼンス調整用マグネット9、サイドビー
ムスタティックコンバーゼンス調整用マグネット10
は、ともに、ネック部2の外側に並設配置され、電子銃
11から放射された3本の電子ビーム12(図1には1
本だけが示されている)は、偏向ヨーク7が発生する磁
界により所定方向に偏向された後、シャドウマスク5に
設けてある多くの電子ビーム透過孔(図示なし)を通し
て螢光膜4における対応する色の画素に到達するように
構成されている。
(ガラスバルブ)は、前面側に配置され、フロントパネ
ルの内面に螢光膜4が形成されたパネル部1と、後部側
に配置され、電子銃11を収納している細長形状のネッ
ク部2と、パネル部1及びネック部2を連結する略漏斗
形状のファンネル部3とからなっている。シャドウマス
ク5は、パネル部1の内側に固定配置され、螢光膜4に
対向した状態に保持される。略台形状の内部磁気シール
ド6は、パネル部1とファンネル部3との連結部分の管
体の内側に配置される。偏向ヨーク7は、ファンネル部
3とネック部2の連結部分の管体の外側に装着される。
ピュリテイ調整用マグネット8、センタービームスタテ
ィックコンバーゼンス調整用マグネット9、サイドビー
ムスタティックコンバーゼンス調整用マグネット10
は、ともに、ネック部2の外側に並設配置され、電子銃
11から放射された3本の電子ビーム12(図1には1
本だけが示されている)は、偏向ヨーク7が発生する磁
界により所定方向に偏向された後、シャドウマスク5に
設けてある多くの電子ビーム透過孔(図示なし)を通し
て螢光膜4における対応する色の画素に到達するように
構成されている。
【0025】前記構成によるカラー受像管における動
作、即ち、画像表示動作は、既知のカラー受像管におけ
る画像表示動作と全く同じであるので、このカラー受像
管における画像表示動作については、その説明を省略す
る。
作、即ち、画像表示動作は、既知のカラー受像管におけ
る画像表示動作と全く同じであるので、このカラー受像
管における画像表示動作については、その説明を省略す
る。
【0026】次いで、図2は、図1に図示されたカラー
受像管の傍熱型陰極構体、即ち、本発明による陰極構体
の構成の一例を示す断面図であって、(a)はヒータサ
ポートが熱変形していない状態のとき、(b)はヒータ
サポートが熱変形したときの状態を示すものである。
受像管の傍熱型陰極構体、即ち、本発明による陰極構体
の構成の一例を示す断面図であって、(a)はヒータサ
ポートが熱変形していない状態のとき、(b)はヒータ
サポートが熱変形したときの状態を示すものである。
【0027】図2(a)、(b)において、13はモリ
ブデン等の高融点金属からなる円筒状の金属スリーブ、
14は同じ高融点金属からなる帽状金属基体、15は電
子放射物質層、16はヒータ芯線、17はアルミナ等の
絶縁層、18はタングステン微粉末等のダークコート被
覆層、19は一対の断面略コ字型のヒータサポート、2
0は金属スリーブ13を保持する金属製のスリーブ受
け、21は電子銃11に固定配置された電極支持体であ
る。
ブデン等の高融点金属からなる円筒状の金属スリーブ、
14は同じ高融点金属からなる帽状金属基体、15は電
子放射物質層、16はヒータ芯線、17はアルミナ等の
絶縁層、18はタングステン微粉末等のダークコート被
覆層、19は一対の断面略コ字型のヒータサポート、2
0は金属スリーブ13を保持する金属製のスリーブ受
け、21は電子銃11に固定配置された電極支持体であ
る。
【0028】そして、円筒状金属スリーブ13は、一端
に帽状金属基体14が嵌合され、他端が金属製のスリー
ブ受け20によって保持されている。帽状金属基体14
は、表面に電子放射物質層15が被着されている。ヒー
タ芯線16は、表面に絶縁層17が被覆され、その上
に、熱輻射効率を高めるダークコート被覆層18が被覆
されており、中央部分が金属スリーブ13に内挿されて
いる。一対のヒータサポート19は、低熱膨張係数を有
する板状金属、例えば、鉄・ニッケル合金(42%ニッ
ケル・鉄合金、即ち、アンバー材)19aと高熱膨張係
数を有する板状金属、例えば、ニッケル・クロム・鉄合
金(ステンレス)19bとを板厚方向に張り合わせて構
成したもので、断面略コ字型に形成されているものであ
る。一対のヒータサポート19は、断面略コ字型の一方
の側辺が電極支持体21に点溶接され、断面略コ字型の
他方の側辺にヒータ芯線16の対応する端部が溶接され
ている。また、金属製のスリーブ受け20は、図示され
ない保持部材によって電子銃11に固定配置されてい
る。このように、本実施例の陰極構体は、一対のヒータ
サポート19の構成を除けば、図4に図示された既知の
陰極構体と同じ構成になっている。
に帽状金属基体14が嵌合され、他端が金属製のスリー
ブ受け20によって保持されている。帽状金属基体14
は、表面に電子放射物質層15が被着されている。ヒー
タ芯線16は、表面に絶縁層17が被覆され、その上
に、熱輻射効率を高めるダークコート被覆層18が被覆
されており、中央部分が金属スリーブ13に内挿されて
いる。一対のヒータサポート19は、低熱膨張係数を有
する板状金属、例えば、鉄・ニッケル合金(42%ニッ
ケル・鉄合金、即ち、アンバー材)19aと高熱膨張係
数を有する板状金属、例えば、ニッケル・クロム・鉄合
金(ステンレス)19bとを板厚方向に張り合わせて構
成したもので、断面略コ字型に形成されているものであ
る。一対のヒータサポート19は、断面略コ字型の一方
の側辺が電極支持体21に点溶接され、断面略コ字型の
他方の側辺にヒータ芯線16の対応する端部が溶接され
ている。また、金属製のスリーブ受け20は、図示され
ない保持部材によって電子銃11に固定配置されてい
る。このように、本実施例の陰極構体は、一対のヒータ
サポート19の構成を除けば、図4に図示された既知の
陰極構体と同じ構成になっている。
【0029】前記構成による本実施例の陰極構体は、次
のように動作する。
のように動作する。
【0030】始めに、カラー受像管に電力が供給され
ず、カラー受像管が非動作状態にあるとき、即ち、一対
のヒータサポート19を介してヒータ芯線16に電力が
供給されないとき、陰極構体の温度は常温に近い状態に
なっており、ヒータ芯線16及び一対のヒータサポート
19も常温に近い状態にある。この状態のとき、図2
(a)に示されるように、ヒータ芯線16が熱膨張せ
ず、ヒータサポート19も熱変形しないので、一対のヒ
ータサポート19は、断面形状がきちんとした略コ字型
を示しており、金属基体14と金属基体14に対向する
ヒータ芯線16との間隔Sはほぼゼロになっているもの
の、ヒータ芯線16が金属基体14側に押し付けられる
ことはないので、ヒータ芯線16を被覆している絶縁層
17にストレスが加わらない。
ず、カラー受像管が非動作状態にあるとき、即ち、一対
のヒータサポート19を介してヒータ芯線16に電力が
供給されないとき、陰極構体の温度は常温に近い状態に
なっており、ヒータ芯線16及び一対のヒータサポート
19も常温に近い状態にある。この状態のとき、図2
(a)に示されるように、ヒータ芯線16が熱膨張せ
ず、ヒータサポート19も熱変形しないので、一対のヒ
ータサポート19は、断面形状がきちんとした略コ字型
を示しており、金属基体14と金属基体14に対向する
ヒータ芯線16との間隔Sはほぼゼロになっているもの
の、ヒータ芯線16が金属基体14側に押し付けられる
ことはないので、ヒータ芯線16を被覆している絶縁層
17にストレスが加わらない。
【0031】次に、カラー受像管に電力が供給され、カ
ラー受像管が動作状態に入ると、一対のヒータサポート
19を介してヒータ芯線16に電力が供給され、陰極構
体の金属スリーブ13や金属基体14等の温度は所定の
加熱温度に近い高温状態になり、それに伴ってヒータ芯
線16及び一対のヒータサポート19も同じ高温状態に
なる。この状態になると、図2(b)に示されるよう
に、ヒータ芯線16が熱膨張することにより、金属基体
14に対向するヒータ芯線16が金属基体14側に押し
付けられ、ヒータ芯線16を被覆している絶縁層17に
ストレスが加わるようになるが、同時に、ヒータサポー
ト19が熱変形を生じ、断面形状がきちんとした略コ字
型から若干開口部分が狭まった略コ字型のものになるの
で、ヒータ芯線16全体が金属基体14から離間する方
向に僅かに移動し、金属基体14と金属基体14に対向
するヒータ芯線16との間隔Sが拡がるようになる。こ
の場合、この間隔Sは、最大50μm程度になるよう
に、低熱膨張係数を有する板状金属19aと高熱膨張係
数を有する板状金属19bの寸法や板厚を選定している
ので、間隔Sが最大50μm程度拡がった状態において
も、電子放射物質層15の加熱温度を低下させることが
なく、電子放射物質層15の電子放射特性に何等の悪影
響を与えることがない。
ラー受像管が動作状態に入ると、一対のヒータサポート
19を介してヒータ芯線16に電力が供給され、陰極構
体の金属スリーブ13や金属基体14等の温度は所定の
加熱温度に近い高温状態になり、それに伴ってヒータ芯
線16及び一対のヒータサポート19も同じ高温状態に
なる。この状態になると、図2(b)に示されるよう
に、ヒータ芯線16が熱膨張することにより、金属基体
14に対向するヒータ芯線16が金属基体14側に押し
付けられ、ヒータ芯線16を被覆している絶縁層17に
ストレスが加わるようになるが、同時に、ヒータサポー
ト19が熱変形を生じ、断面形状がきちんとした略コ字
型から若干開口部分が狭まった略コ字型のものになるの
で、ヒータ芯線16全体が金属基体14から離間する方
向に僅かに移動し、金属基体14と金属基体14に対向
するヒータ芯線16との間隔Sが拡がるようになる。こ
の場合、この間隔Sは、最大50μm程度になるよう
に、低熱膨張係数を有する板状金属19aと高熱膨張係
数を有する板状金属19bの寸法や板厚を選定している
ので、間隔Sが最大50μm程度拡がった状態において
も、電子放射物質層15の加熱温度を低下させることが
なく、電子放射物質層15の電子放射特性に何等の悪影
響を与えることがない。
【0032】また、カラー受像管が動作状態から非動作
状態になると、陰極構体の温度の低下により、ヒータサ
ポート19は、図2(a)に示されるように、熱変形し
た状態から熱変形しない状態に形状変化し、断面形状が
きちんとした略コ字型管になるので、金属基体14と金
属基体14に対向するヒータ芯線16との間隔Sは再び
ほぼゼロになる。
状態になると、陰極構体の温度の低下により、ヒータサ
ポート19は、図2(a)に示されるように、熱変形し
た状態から熱変形しない状態に形状変化し、断面形状が
きちんとした略コ字型管になるので、金属基体14と金
属基体14に対向するヒータ芯線16との間隔Sは再び
ほぼゼロになる。
【0033】このように、本実施例の陰極構体によれ
ば、カラー受像管の動作時において、ヒータ芯線16の
熱膨張によってヒータ芯線16の金属基体14に対向す
る部分が金属基体14側に押し付けられる際に、低熱膨
張係数を有する板状金属19aと高熱膨張係数を有する
板状金属19bとを張り合わせた構成、いわゆるバイメ
タル材からなるヒータサポート19が熱変形し、ヒータ
芯線16の金属基体14に対向する部分と金属基体14
側との間隔Sが拡がるので、金属基体14に対向するヒ
ータ芯線16が金属基体14側に押し付けられることは
殆んどなくなり、ヒータ芯線16を被覆している絶縁層
17にストレスが加わるのを大幅に軽減させることがで
きる。
ば、カラー受像管の動作時において、ヒータ芯線16の
熱膨張によってヒータ芯線16の金属基体14に対向す
る部分が金属基体14側に押し付けられる際に、低熱膨
張係数を有する板状金属19aと高熱膨張係数を有する
板状金属19bとを張り合わせた構成、いわゆるバイメ
タル材からなるヒータサポート19が熱変形し、ヒータ
芯線16の金属基体14に対向する部分と金属基体14
側との間隔Sが拡がるので、金属基体14に対向するヒ
ータ芯線16が金属基体14側に押し付けられることは
殆んどなくなり、ヒータ芯線16を被覆している絶縁層
17にストレスが加わるのを大幅に軽減させることがで
きる。
【0034】次いで、図3は、本実施例の陰極構体に用
いられるヒータサポート19の他の構成例を示す斜視図
である。
いられるヒータサポート19の他の構成例を示す斜視図
である。
【0035】図3において、19cは折曲部、19dは
隆起部であって、その他、図2に示された構成要素と同
じ構成要素については同じ符号を付けている。
隆起部であって、その他、図2に示された構成要素と同
じ構成要素については同じ符号を付けている。
【0036】そして、折曲部19cは、ヒータサポート
19の長手方向に沿って、断面略コ字型の一端縁からほ
ぼ直角方向に外側に屈曲したものであり、隆起部19d
は、ヒータサポート19の長手方向に沿って、断面略コ
字型の一方の外側壁から若干突出したものである。
19の長手方向に沿って、断面略コ字型の一端縁からほ
ぼ直角方向に外側に屈曲したものであり、隆起部19d
は、ヒータサポート19の長手方向に沿って、断面略コ
字型の一方の外側壁から若干突出したものである。
【0037】この場合、折曲部19cを設けている理由
は、陰極構体の製造工程において、ヒータサポート19
を電極支持部21に溶接する際に、ヒータサポート19
の熱変形の発生を防止する折曲げ補強部材として設けた
ものであり、また、隆起部19dを設けている理由は、
カラー受像管の製造工程において、脱ガスを行うための
熱処理、例えば、1000℃の水素雰囲気中の処理中に
バイメタル材からなるヒータサポート19が永久変形を
防止するための補強用部材として設けたものである。
は、陰極構体の製造工程において、ヒータサポート19
を電極支持部21に溶接する際に、ヒータサポート19
の熱変形の発生を防止する折曲げ補強部材として設けた
ものであり、また、隆起部19dを設けている理由は、
カラー受像管の製造工程において、脱ガスを行うための
熱処理、例えば、1000℃の水素雰囲気中の処理中に
バイメタル材からなるヒータサポート19が永久変形を
防止するための補強用部材として設けたものである。
【0038】このヒータサポート19の構成例において
も、低熱膨張係数を有する板状金属、例えば、鉄・ニッ
ケル合金(42%ニッケル・鉄合金、即ち、アンバー
材)19aと高熱膨張係数を有する板状金属、例えば、
ニッケル・クロム・鉄合金(ステンレス)19bとを板
厚方向に張り合わせて構成したもの、即ち、バイメタル
材からなるもので、図2(a)、(b)に用いられてい
るヒータサポート19と同様に用いることができ、同様
の作用効果を得ることができるものである。
も、低熱膨張係数を有する板状金属、例えば、鉄・ニッ
ケル合金(42%ニッケル・鉄合金、即ち、アンバー
材)19aと高熱膨張係数を有する板状金属、例えば、
ニッケル・クロム・鉄合金(ステンレス)19bとを板
厚方向に張り合わせて構成したもの、即ち、バイメタル
材からなるもので、図2(a)、(b)に用いられてい
るヒータサポート19と同様に用いることができ、同様
の作用効果を得ることができるものである。
【0039】なお、前記実施例においては、陰極線管が
カラー受像管である場合を例に挙げて説明したが、本発
明による陰極線管はカラー受像管に限られるものでな
く、他の類似の陰極線管、例えば、モニタ用ディスプレ
イ受像管等にも同様に適用できるものである。
カラー受像管である場合を例に挙げて説明したが、本発
明による陰極線管はカラー受像管に限られるものでな
く、他の類似の陰極線管、例えば、モニタ用ディスプレ
イ受像管等にも同様に適用できるものである。
【0040】また、前記実施例においては、ヒータサポ
ート19が低熱膨張係数を有する板状金属19aとし
て、鉄・ニッケル合金(42%ニッケル・鉄合金、即
ち、アンバー材)であり、高熱膨張係数を有する板状金
属19bとして、ニッケル・クロム・鉄合金(ステンレ
ス)である場合を例に挙げて説明したが、本発明におけ
るヒータサポート19の構成材料はかかるアンバー材と
ステンレスとの組み合わせに限られず、かかるアンバー
材とステンレスとに類似の他の金属材料を用いてバイメ
タル材を構成してもよいことは勿論である。
ート19が低熱膨張係数を有する板状金属19aとし
て、鉄・ニッケル合金(42%ニッケル・鉄合金、即
ち、アンバー材)であり、高熱膨張係数を有する板状金
属19bとして、ニッケル・クロム・鉄合金(ステンレ
ス)である場合を例に挙げて説明したが、本発明におけ
るヒータサポート19の構成材料はかかるアンバー材と
ステンレスとの組み合わせに限られず、かかるアンバー
材とステンレスとに類似の他の金属材料を用いてバイメ
タル材を構成してもよいことは勿論である。
【0041】さらに、前記実施例においては、ヒータサ
ポート19が低熱膨張係数を有する板状金属19aと高
熱膨張係数を有する板状金属19bとの2層構造である
場合を例に挙げて説明したが、本発明におけるヒータサ
ポート19は2層構造である場合に限られず、3層構造
または4層構造のものであってもよい。
ポート19が低熱膨張係数を有する板状金属19aと高
熱膨張係数を有する板状金属19bとの2層構造である
場合を例に挙げて説明したが、本発明におけるヒータサ
ポート19は2層構造である場合に限られず、3層構造
または4層構造のものであってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、陰極線
管の動作時に、即ち、ヒータ芯線に通電が行われた際、
ヒータ芯線の熱膨張によってヒータ芯線の金属基体に対
向する部分が金属基体側に押し付けられ、ヒータ芯線の
絶縁層にストレスが加わる状態になるったとき、熱膨張
係数を異にする複数の金属材料を張り合わせて構成した
ヒータサポートの熱変形によって、ヒータ芯線の金属基
体に対向する部分と金属基体との間隔が拡がるので、ヒ
ータ芯線の絶縁層に加わるストレスが大幅に軽減され、
絶縁層の剥離を防ぐことができるという効果がある。
管の動作時に、即ち、ヒータ芯線に通電が行われた際、
ヒータ芯線の熱膨張によってヒータ芯線の金属基体に対
向する部分が金属基体側に押し付けられ、ヒータ芯線の
絶縁層にストレスが加わる状態になるったとき、熱膨張
係数を異にする複数の金属材料を張り合わせて構成した
ヒータサポートの熱変形によって、ヒータ芯線の金属基
体に対向する部分と金属基体との間隔が拡がるので、ヒ
ータ芯線の絶縁層に加わるストレスが大幅に軽減され、
絶縁層の剥離を防ぐことができるという効果がある。
【0043】また、本発明によれば、ヒータサポートの
熱変形に伴うヒータ芯線の金属基体に対向する部分と金
属基体との間隔の拡がりは、ヒータサポートを適宜構成
することによってばらつきのない一定のものにすること
ができ、しかも、電子放射物質層の加熱温度を低下させ
る程大きいものでないので、電子放射物質層の電子放射
特性に何等の悪影響を与えることがないという効果があ
る。
熱変形に伴うヒータ芯線の金属基体に対向する部分と金
属基体との間隔の拡がりは、ヒータサポートを適宜構成
することによってばらつきのない一定のものにすること
ができ、しかも、電子放射物質層の加熱温度を低下させ
る程大きいものでないので、電子放射物質層の電子放射
特性に何等の悪影響を与えることがないという効果があ
る。
【0044】さらに、本発明によれば、陰極構体を製造
する際のヒータ芯線の金属スリーブ内の位置決めは、ヒ
ータ芯線の金属基体に対向する部分が金属基体に接触す
る位置に定めればよいので、簡単、かつ、正確に、しか
も、高価な部材を用いることなく行えるという効果もあ
る。
する際のヒータ芯線の金属スリーブ内の位置決めは、ヒ
ータ芯線の金属基体に対向する部分が金属基体に接触す
る位置に定めればよいので、簡単、かつ、正確に、しか
も、高価な部材を用いることなく行えるという効果もあ
る。
【図1】本発明に係わる陰極構体を備えた陰極線管の一
実施例の構成を示す断面図である。
実施例の構成を示す断面図である。
【図2】図1に図示されたカラー受像管の傍熱型陰極構
体、即ち、本発明による陰極構体の構成の一例を示す断
面図である。
体、即ち、本発明による陰極構体の構成の一例を示す断
面図である。
【図3】図2に図示された陰極構体におけるヒータサポ
ートの他の構成例を示す斜視図である。
ートの他の構成例を示す斜視図である。
【図4】従来の陰極構体の構成の一例を示す断面図であ
る。
る。
1 パネル部 2 ネック部 3 ファンネル部 4 螢光膜 5 シャドウマスク 6 内部磁気シールド 7 偏向ヨーク 8 ピュリテイ調整用マグネット 9 センタービームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット 10 サイドビームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット 11 電子銃 12 電子ビーム 13 金属スリーブ 14 帽状金属基体 15 電子放射物質層 16 ヒータ芯線 17 絶縁層 18 ダークコート被覆層 19 ヒータサポート 19a 低熱膨張係数を有する板状金属 19b 高熱膨張係数を有する板状金属 19c 折曲部 19d 隆起部 20 スリーブ受け 21 電極支持体
マグネット 10 サイドビームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット 11 電子銃 12 電子ビーム 13 金属スリーブ 14 帽状金属基体 15 電子放射物質層 16 ヒータ芯線 17 絶縁層 18 ダークコート被覆層 19 ヒータサポート 19a 低熱膨張係数を有する板状金属 19b 高熱膨張係数を有する板状金属 19c 折曲部 19d 隆起部 20 スリーブ受け 21 電極支持体
Claims (3)
- 【請求項1】 金属スリーブと、前記金属スリーブの一
端に嵌合され、表面に電子放射物質層を被着した帽状金
属基体と、前記金属スリーブに内挿保持されたヒータ
と、電子銃に固定配置された電極支持体及び前記ヒータ
の端部にそれぞれ結合された断面略コ字型のヒータサポ
ートとからなる陰極線管の陰極構体において、前記ヒー
タサポートを熱膨張係数を異にする複数の金属材料の張
り合わせによって構成し、前記陰極線管の動作中に、前
記ヒータサポートの温度が上昇したとき、前記帽状金属
基体と前記帽状金属基体に対向する前記ヒータとの間隔
が拡がる方向に変位するように、前記複数の金属材料及
びそれらの張り合わせ状態を選択していることを特徴と
する陰極線管の陰極構体。 - 【請求項2】 前記ヒータサポートは、その長手方向に
沿って、前記断面略コ字型の一端縁から外側に屈曲した
折曲部と、前記断面略コ字型の一方の外側壁から突出し
た隆起部の少なくとも一方を有していることを特徴とす
る請求項1に記載の陰極線管の陰極構体。 - 【請求項3】 前記ヒータサポートは、熱膨張係数を異
にする2つの金属材料として、高熱膨張係数を持つもの
がニッケル・クロム・鉄合金であり、低熱膨張係数を持
つものがニッケル・鉄合金であることを特徴とする請求
項1乃至2に記載の陰極線管の陰極構体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24446596A JPH1092329A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 陰極線管の陰極構体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24446596A JPH1092329A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 陰極線管の陰極構体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1092329A true JPH1092329A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17119058
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24446596A Pending JPH1092329A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 陰極線管の陰極構体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1092329A (ja) |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP24446596A patent/JPH1092329A/ja active Pending
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