JPH1093019A - モノリシックマイクロ波集積回路 - Google Patents
モノリシックマイクロ波集積回路Info
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- JPH1093019A JPH1093019A JP24024496A JP24024496A JPH1093019A JP H1093019 A JPH1093019 A JP H1093019A JP 24024496 A JP24024496 A JP 24024496A JP 24024496 A JP24024496 A JP 24024496A JP H1093019 A JPH1093019 A JP H1093019A
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Abstract
及ぼす影響を最小限にして、ICチップ上の空間を有効
活用して効率よく、なるべく大容量のバイパスコンデン
サをMMIC内部に配置し、MMIC外部への信号の漏
洩を防止する。 【解決手段】半導体基板上に形成された絶縁膜の上に信
号線33と接地電極32,34が延設されている。絶縁
膜上において信号線33からスタブ42aが分岐される
とともにバイアス用パッド46が設けられている。第1
のMIMコンデンサC1は上部電極42bがスタブ42
aと接続され、高周波回路で扱う周波数領域の信号の通
過を阻止する。第2のMIMコンデンサC2は上部電極
44が第1のMIMコンデンサC1とバイアス用パッド
46との間にて接続され、高周波回路で扱う周波数より
も低い周波数領域の信号の通過を阻止する。
Description
リ波などの高周波信号を取り扱う回路を集積したモノリ
シックマイクロ波ICに関するものである。
帯の信号を扱う回路、例えば発振回路や増幅回路、逓倍
回路などを半導体基板上に集積したICであり、略して
MMIC(Monolithic Microwave Integrate Cir
cuit)と呼ばれている。MMICには例えばトランジス
タのような、高周波信号の増幅・生成等を行う能動素子
が組み込まれており、これらトランジスタを動作させる
ためにバイアス電源を外部から印加する必要がある。
イアス回路には、高周波回路から高周波信号が電源側に
漏洩するのを防止する必要があり、例えば図11,12
に示すような構造も採用されている。図11,12に示
す構造は従来から広く用いられているマイクロストリッ
プ線路を用いたMMICの例であり、スタブ60の先端
からバイアスを加える構造をとる。スタブ60の先端と
バイアス用パッド61との間には、コンデンサC、およ
び抵抗62を接続し、高周波信号のバイパスと、漏洩し
た信号の減衰を行っている。コンデンサCは一方の電極
63をスタブ60の先端に、もう一方の電極64を接地
電極に接続する必要がある。ここで、マイクロストリッ
プ線路は基板65の表面に伝送線路を、裏面に接地電極
を配置する構造をとるため、電極64は基板65にビア
ホール66を開口して接地電極67と接続している。
端に直接接続する必要があり、回路内の寸法やレイアウ
トが回路の特性に影響する高周波回路では、回路パター
ンのレイアウトの制約がある。さらにこれらのコンデン
サは、一方の電極をバイアスを供給する線路に接続し、
もう一方の電極を接地する必要がある点も問題であり、
コンデンサを配置しやすくするために例えば特開昭62
−183206号公報に記載のように、ストリップ線路
で形成したバイアス供給用線路の近傍に、接地電位の電
極を沿って配置する技術がある。
いチップ上に高周波回路を集積することを目的としてい
るが、基板表面上に接地電極を配置して、バイパスコン
デンサを接続しやすくすると、接地電極が高周波回路内
部の信号線と電磁界的に相互作用を及ぼさないよう、信
号線と、接地電極とにある程度の距離をおく必要があ
り、チップが大きくなってしまい、MMICの本来の目
的を満たさない。
端は高周波回路の内部に位置するため、容量を稼ぐため
にコンデンサの電極面積を増すと他の高周波回路素子と
干渉してしまう可能性もあり、あまり容量を増やせな
い。
と、低周波信号のIC外への漏洩は避けられず、MMI
Cの外部にさらに大容量のコンデンサを外付けし、バイ
パスする必要がある。この場合、コンデンサ実装の手間
がかかるばかりでなく、バイアス用パッドと外部に接続
するコンデンサとの接続線が、MMIC内部の高周波回
路に悪影響を及ぼす可能性もあり、外付けコンデンサを
MMICになるべく近づけて配置する必要がある。
れたものであり、MMICを形成する場合に回路のレイ
アウトに及ぼす影響を最小限にして、ICチップ上の空
間を有効活用して効率よく、なるべく大容量のバイパス
コンデンサをMMIC内部に配置し、MMIC外部への
信号の漏洩を防止することを目的とする。加えて、コン
デンサ等をMMIC内部に配置する際、新たなマスクの
追加等を行わずに、MMICの高周波回路を構成する素
子のみで形成し、コストアップや製造工程が複雑になる
のを防ぐことも目的とする。
に、コプレナー線路形成基板を用い、スタブとバイアス
用パッドとの間において、高周波回路で扱う周波数領域
の信号の通過を阻止する第1のMIMコンデンサと、高
周波回路で扱う周波数よりも低い周波数領域の信号の通
過を阻止する第2のMIMコンデンサとを直列に接続す
る。
サの接続のしやすさを考慮し、マイクロストリップでは
なくコプレナー線路を用いる。コプレナー線路は信号線
と接地電極とがいずれも基板の表面に配置されており、
信号線の両側に平行して接地電極を設けることにより、
高周波信号の伝達を行う伝送線路である。コプレナー線
路では、接地電極も含めて全ての電極が基板表面にあ
り、基板にビアホールを設ける必要がなく、しかも信号
線に沿って接地電極が配置される構造をとるため、バイ
パスコンデンサの接続に有利となる。又、信号線の幅
(Ws)と、信号線と接地電極との間隔(Wg)で線路
の特性インピーダンスが決まり、線路が形成されている
基板の厚みは、周波数で決まる適切な厚み以上の厚さで
あればインピーダンスにはほとんど影響を与えない。
コンデンサにて高周波回路で用いる周波数領域の信号の
通過が阻止されるとともに第2のMIMコンデンサにて
高周波回路で扱う周波数よりも低い周波数領域の信号の
通過が阻止される。このように2つのコンデンサをMM
IC上に配置することにより、高周波回路の設計に応じ
て長さの決まったスタブの先端には、最小限の大きさの
第1のMIMコンデンサを配置し、より大きく低周波側
の信号を阻止できる第2のMIMコンデンサはMMIC
上の余裕のある場所に配置することが可能となり、限ら
れたMMICのチップを有効に活用することができる。
よって、コンデンサのレイアウトに柔軟性を持たせるこ
とができる。
のレイアウトに及ぼす影響を最小限にして、ICチップ
上の空間を有効活用して効率よく、なるべく大容量のバ
イパスコンデンサをMMIC内部に配置し、MMIC外
部への信号の漏洩を防止することが可能となる。
だけでは、第1及び第2のMIMコンデンサを結ぶ伝送
線路が、第1のMIMコンデンサで阻止できない周波数
帯城の信号に影響を及ぼす可能性がある。
MIMコンデンサと第2のMIMコンデンサとを接続す
る部分の信号線の線幅Wsと信号線・接地電極間の間隔
Wgを異ならせると、高周波回路内と異なったインピー
ダンスにすることができ、第1のMIMコンデンサの出
口で線路の特性インピーダンスを不連続にして、信号の
第2のMIMコンデンサ側の線路への漏洩が抑制され
る。特にWsを小さく、Wgを大きくすることにより、
線路の特性インピーダンスは高くなるため、漏洩防止に
はより効果的である。
Mコンデンサと第2のMIMコンデンサとの間の接続線
路の線幅を、信号線の線幅より狭くすると、インピーダ
ンスが大きくなりスタブとインピーダンスの不整合が発
生してスタブから高周波信号が漏洩にしにくくなる。
造を採用することによりコンデンサを追加する際のコス
トアップや工程の複雑化が避けられる。この場合、請求
項4,5に示すように、MIMコンデンサの上部電極、
コンデンサ間の接続線路、コンデンサ・パッド間の接続
線路を、信号線と同一の金属層で構成し、下部電極は絶
縁膜と半導体基板との間に形成した金属層を用い、下部
電極を絶縁膜に形成したコンタクトホールを介して接地
電極と接続することにより、容易にバイパスコンデンサ
を形成することができる。
スタ等を保護する目的で形成するパッシベーション膜と
兼用し、MIMコンデンサの下部電極はトランジスタ等
のソース・ドレイン電極と兼用すれば、MIMコンデン
サの上部電極は前述の通りコプレナー線路の信号線と共
通の材質なので、特に新たにマスクを追加することな
く、従来の工程のままでMMIC上にバイパスコンデン
サを追加することができる。
内部に配置する際、新たなマスクの追加等を行わずに、
MMICの高周波回路を構成する素子のみで形成し、コ
ストアップや製造工程が複雑になるのを防ぐことが可能
となる。
題となる場合には、請求項6に記載のように第1のMI
Mコンデンサと第2のMIMコンデンサの間、あるいは
第2のMIMコンデンサとバイアス用パッドとの間に抵
抗を挿入すればよい。
のように高周波回路内のトランジスタで用いる半導体層
や、請求項7に記載のように例えばTi(チタン)など
の比抵抗の比較的高い金属を用いることにより、特にマ
スクを増やすことなく形成可能である。
面に従って説明する。本実施の形態においては、電圧制
御発振器(VCO;Voltage ContorolledOscillato
r )に具体化している。本装置は、30GHz帯のミリ
波信号を扱うMMICである。
構成を示す。VCOには電界効果トランジスタ1,2が
備えられ、発振部の電界効果トランジスタ1の出力に対
しバッファアンプ用の電界効果トランジスタ2を接続し
た構成をとっている。より詳しくは、電界効果トランジ
スタ1のゲート端子は伝送線路3が接続されている。電
界効果トランジスタ1のソース端子は伝送線路4を介し
て接地されている。電界効果トランジスタ1のドレイン
端子は伝送線路5およびコンデンサ6を介して電界効果
トランジスタ2のゲート端子と接続されている。電界効
果トランジスタ2のドレイン端子は伝送線路7と接続さ
れている。
1,2として図2に示すHEMT(高移動度電界効果ト
ランジスタ)を用いている。つまり、接地電位の金属製
キャリア18の上にMMICを構成する厚さ400nm
のInPからなる半導体基板20が実装され、半導体基
板20上にi−In0.52Al0.48As層21、厚さ16
nmのi−In0.80Ga0.20Asチャネル層22、厚さ
4nmのi−In0.53Ga0.47As層23、厚さ5nm
のi−In0.52Al0.48Asスペーサ層24、厚さ10
nmのn−In0.52Al0.48As層25、厚さ10nm
のi−In0.52Al0.48As層26、n−In0.53Ga
0.47As層27が順に積層されている。この積層体19
はHEMTの活性層に相当する。この積層体の上面には
i−In0. 52Al0.48As層26に至るリセス(凹部)
27aが形成され、このリセス27a内にはフィンガー
型ゲート電極28が形成されている。最表面のn−In
0.53Ga0.47As層27の上にはソース電極29とドレ
イン電極30とが形成されている。
は活性層19をエッチング等により除去し、半導体基板
20を露出させて使用する。図1において、電界効果ト
ランジスタ1における伝送線路3には第1のMIMコン
デンサC1の一方の電極が接続され、さらに、第2のM
IMコンデンサC2の一方の電極が接続されている。第
1および第2のMIMコンデンサC1,C2の他方の電
極は接地されている。このMIMコンデンサC1,C2
を介してゲートバイアス電圧Vg が供給される。この発
振部の電界効果トランジスタ1のゲートバイアス電圧V
g により発振周波数が制御される。又、伝送線路5とコ
ンデンサ6との間には伝送線路8を介して第1のMIM
コンデンサC1の一方の電極が接続され、さらに、第2
のMIMコンデンサC2の一方の電極が接続されてい
る。第1および第2のMIMコンデンサC1,C2の他
方の電極は接地されている。このMIMコンデンサC
1,C2を介してドレインバイアス電圧Vd が供給され
る。
2のゲート端子には伝送線路9を介して第1のMIMコ
ンデンサC1の一方の電極が接続され、さらに、第2の
MIMコンデンサC2の一方の電極が接続されている。
第1および第2のMIMコンデンサC1,C2の他方の
電極は接地されている。このコンデンサC1,C2を介
してゲートバイアス電圧Vbgが供給される。又、電界効
果トランジスタ2における伝送線路7には伝送線路10
を介して第1のMIMコンデンサC1の一方の電極が接
続され、さらに、第2のMIMコンデンサC2の一方の
電極が接続されている。第1および第2のMIMコンデ
ンサC1,C2の他方の電極は接地されている。このコ
ンデンサC1,C2を介してドレインバイアス電圧Vbd
が供給される。
むバイアス供給回路を示す斜視図であり、MMIC内に
設けたスタブの部分を拡大して表示している。又、図4
には平面図を示す。図5には図4でのA−A断面図、図
6には図4でのB−B断面図を示す。
上に半導体基板20が装着され、半導体基板20の上面
には絶縁膜31が形成されている。絶縁膜31は窒化シ
リコンよりなる。この絶縁膜31の上には、図4に示す
ように、信号線33が延設されるとともにその両側に接
地電極32,34が平行に延設されている。この信号線
33と接地電極32,34とでコプレナー線路を構成し
ている。又、接地電極34は一部が遮断され、接地電極
34aと接地電極34bとに区画されている。接地電極
34bはボンディグワイヤ35により金属製キャリア1
8と電気的に接続され、MMICの接地電極34は接地
電位のキャリア18と同電位になっている。
(27)と絶縁膜31との間には金属層(下部電極)3
6が帯状に延設され、金属層36の一端部が絶縁膜31
に形成されたコンタクトホール37を通して接地電極3
4aと接続されるとともに、金属層36の他端部が絶縁
膜31に形成されたコンタクトホール38を通して接地
電極34bと接続されている。
0の上面(27)と絶縁膜31との間には金属層(下部
電極)39が帯状に延設され、金属層39の一端部が絶
縁膜31に形成されたコンタクトホール40を通して接
地電極34aと接続されるとともに、金属層39の他端
部が絶縁膜31に形成されたコンタクトホール41を通
して接地電極34bと接続されている。
の突起部42が分岐され、突起部42は金属層36の上
方まで延びている。突起部42における分岐箇所から金
属層36に達するまでの箇所がスタブ42aであり、金
属層36の上方に位置する箇所がコンデンサ上部電極4
2bとなっている。スタブ42aは高周波回路の設計に
応じた長さとなっている。上部電極42bと絶縁膜31
と金属層36とから第1のMIMコンデンサC1が構成
されている。又、上部電極42bの先端からは帯状の接
続線路43が金属層39に向かって延びている。接続線
路43の先端には長方形の上部電極44が形成され、上
部電極44は金属層39の上方に位置している。この上
部電極44と絶縁膜31と金属層39とから第2のMI
MコンデンサC2が構成されている。
介して絶縁層31上に配置されたバイアス用パッド46
と接続されている。バイアス用パッド46はボンディグ
ワイヤ47により外部のバイアス電源と接続されてい
る。
している部分には、信号線33を流れる高周波信号の位
相が、分岐部で乱れるのを防ぐために、エアブリッジ4
8,49,50が設けられ、分岐の出入り口を同位相に
している。つまり、図3に示すように、接地電極32と
接地電極34aとを跨ぐエアブリッジ48、接地電極3
2と接地電極34bとを跨ぐエアブリッジ49、接地電
極34aと接地電極34bとを跨ぐエアブリッジ50と
を設けている。
部電極36,39には金の蒸着薄膜等が用いられ、信号
線33、接地電極32,34、スタブ42a、上部電極
42b,44、バイアス用パッド46、接続線路43,
45には金のメッキ膜が用いられる。
に、MMICの高周波回路で用いるトランジスタの活性
層19となる半導体膜積層構造体21〜27を結晶成長
にて形成し、トランジスタ部以外の不要な活性層19を
エッチング等により除去した後、トランジスタ部を製造
する各工程のうちで、図2のソース・ドレイン電極2
9,30上に中間配線電極(図2中、符号15で示す)
を形成する工程で、MIMコンデンサの下部電極(金の
蒸着薄膜等)36,39を形成する。又、窒化シリコン
からなる絶縁膜31を100nm形成した後に、コンタ
クトホール37,38,40,41を開口し、その後
に、金のメッキによりスタブ42a,上部電極42bお
よび接地電極32,34を形成する。尚、この工程では
信号線33や第2のMIMコンデンサC2の上部電極4
4、バイアス用パッド46、第1と第2のMIMコンデ
ンサの接続線路43、第2のMIMコンデンサC2とバ
イアス用パッド46との接続線路45等もすべて同一の
メッキ電極で形成する。
る。まず、信号線33の線幅Wsは50μm、信号線3
3と接地電極32,34との間隔Wgは43μmとして
いる。この場合のコプレナー線路の特性インピーダンス
は50Ωである。スタブ42aの幅は信号線幅Wsと同
一となっている。又、第1と第2のMIMコンデンサの
接続線路43は線幅を10μmと細くしている。この結
果、接続線路43の特性インピーダンスは約850Ωと
高周波回路のインピーダンスに比べて高くなり、スタブ
42aとインピーダンスの不整合が発生するために、ス
タブ42aから高周波信号が漏洩しにくくすることがで
きる。第2のMIMコンデンサC2とバイアス用パッド
46との間の接続線路45の線幅も10μmとなってい
る。
2bと下部電極36とが重なる領域は、50μm×30
μm、第2のMIMコンデンサC2の領域は100μm
×300μmとした。この場合、第1のMIMコンデン
サC1の容量は約1PF、第2のMIMコンデンサC2
の容量は約20PFである。
IMコンデンサC1で10GHz以上の信号を、第2の
MIMコンデンサC2で500MHz〜1GHzの信号
をそれぞれ接地電極にバイパスでき、バイアス電源側へ
の漏洩を阻止することができる。
はスタブ42aの延長線上に配置しているが、高周波信
号は、スタブ42a先端に配置した第1のMIMコンデ
ンサC1でバイパスされ、しかも接続線路43とのイン
ピーダンス不整合の効果により第2のMIMコンデンサ
C2側に漏洩しないために、第2のMIMコンデンサC
2はMMIC内の自由な位置に配置することができる。
回路によっては、例えば複数のスタブの間など、比較的
スペースに余裕のある場所がMMIC内に存在する場合
がある。この場合、第2のMIMコンデンサC2を余裕
のあるスペースに配置し、チップ面積を効率よく利用す
るとともに、コンデンサの電極面積をより大きくして、
容量を稼ぎ、信号の漏洩防止能力を高めることが可能で
ある。
への漏洩を防止する回路をMMIC内部に設けることが
可能になる。このため、特に外部に回路を付加しなくと
も、MMICの寄生発振等を防止することができる。
又、漏洩防止回路で用いるバイバスコンデンサをMMI
C内部に自由にレイアウトできるため、チップ面積を有
効に活用し、大容量のコンデンサを配置することが可能
となる。
する。 (イ)コプレナー線路形成基板を用い、スタブ42aと
バイアス用バッド46との間において、高周波回路で扱
う周波数領域の信号の通過を阻止する第1のMIMコン
デンサC1と、高周波回路で扱う周波数よりも低い周波
数領域の信号の通過を阻止する第2のMIMコンデンサ
C2とを直列に接続した。よって、最小限の大きさの第
1のMIMコンデンサC1を配置するとともに、より大
きく低周波側の信号を阻止できる第2のMIMコンデン
サC2をMMIC上の余裕のある場所に配置することが
可能となり、MMICを形成する場合に回路のレイアウ
トに及ぼす影響を最小限にして、ICチップ上の空間を
有効活用して効率よく、なるべく大容量のバイパスコン
デンサをMMIC内部に配置し、MMIC外部への信号
の漏洩を防止することが可能となる。 (ロ)第1のMIMコンデンサC1と第2のMIMコン
デンサC2とを接続する部分における信号線33の線幅
Wsと信号線・接地電極間の間隔Wgを異ならせて、高
周波回路内と異なったインピーダンスにすることによ
り、第1のMIMコンデンサC1の出口で線路の特性イ
ンピーダンスを不連続にして、信号の第2のMIMコン
デンサC2側の線路への漏洩を抑制することができる。 (ハ)第1のMIMコンデンサC1と第2のMIMコン
デンサC2との間の接続線路43の線幅を、信号線33
の線幅より狭くしたので、インピーダンスが大きくなり
スタブ42aとインピーダンスの不整合が発生してスタ
ブ42aから高周波信号が漏洩にしにくくなる。 (ニ)絶縁膜を上下の電極で挟んだMIM構造を採用し
てコンデンサを追加する際のコストアップや工程の複雑
化を回避するにあたり、MIMコンデンサの上部電極4
2b,44、接続線路43,45を、コプレナー線路の
信号線33と同一の金属層(Au)で構成し、下部電極
36,39は絶縁膜31と半導体基板19との間に形成
した金属層(Au)を用い、下部電極36,39の端部
を絶縁膜に形成したコンタクトホール37,38,4
0,41を介して接地電極34と接続することにより、
容易にバイパスコンデンサを形成することができる。
ンジスタ等を保護する目的で形成するパッシベーション
膜と兼用し、MIMコンデンサの下部電極36,39は
トランジスタ等のソース・ドレイン電極と兼用すれば、
MIMコンデンサの上部電極42a,44はコプレナー
線路の信号線33と共通の材質なので、特に新たにマス
クを追加することなく、従来の工程のままでMMIC上
にバイパスコンデンサを追加することができる。
内部に配置する際、新たなマスクの追加等を行わずに、
MMICの高周波回路を構成する素子のみで形成し、コ
ストアップや製造工程が複雑になるのを防ぐことが可能
となる。
MICで扱う周波数が極めて高い場合、高周波性能に優
れたトランジスタを用いることがある。このようなトラ
ンジスタは、数GHz帯で極めて高い利得を持つため、
寄生発振が生じやすく、バイアス回路への不要な信号の
漏洩をより厳密に阻止する必要がある。この場合、上述
した実施形態に加えて、信号減衰用の抵抗をMMIC内
に内蔵するとより効果的である。図7および図8にこの
ような目的で作製した実施形態を示す。
イアス用パッド46との間に抵抗51を直列に接続した
例であり、第2のMIMコンデンサC2で阻止しきれな
かったMHzオーダの信号を抵抗51で減衰させる構造
をとっている。
サC1,C2の間に抵抗52を接続した例であり、第1
のMIMコンデンサC1で阻止しきれなかった、高周波
回路で用いる周波数よりもやや低い領域の信号を抵抗5
2で減衰させる構造である。特に図8は、高周波回路で
用いる周波数が比較的低い場合や、第1のMIMコンデ
ンサC1の電極面積をあまり大きくできない場合に有効
である。
ペースの余裕がある場合を想定し、第2のMIMコンデ
ンサC2をスタブ42aの延長線上ではなく、スタブ4
2aの横に配置している例を示している。
と第2のMIMコンデンサC2の間、あるいは第2のM
IMコンデンサC2とバイアス用パッド46との間に抵
抗を挿入することにより、バイアス電源への信号の漏洩
が回避できる。尚、コンデンサ間とコンデンサ・パッド
間の両方に抵抗を挿入してもよい。
9および図10を用いて説明する。図9は抵抗体に金属
を用いた例である。半導体基板20上にTi(チタン)
の薄膜よりなる金属層56を100nm形成し、抵抗体
として用いる。この抵抗体は絶縁膜31に開口したコン
タクトホール53a,53bを介して線路54,55に
直列に接続されている。
る。基本的な構造は図9と同じであるが、抵抗体に高周
波回路内のトランジスタ等を構成するための半導体活性
層(図2の21〜27に相当)19を用いている。この
抵抗体はMMICの製造工程の中で、高周波回路内のト
ランジスタ部の素子分離を行うメサエッチング工程で、
抵抗の部分にも活性層を残すことで実現できる。
の場合も抵抗体の幅と長さとの比を変えることにより抵
抗値を調節することができるが、図9は抵抗体に金属を
用いているため、ドレインバイアス供給回路のような比
較的抵抗の少ない用途に、図10は抵抗体に半導体を用
いているため、ゲートバイアス供給回路のような比較的
抵抗の高い用途にそれぞれ適している。
内のトランジスタで用いる半導体層や、例えばTiなど
の比抵抗の比較的高い金属を用いることにより、特にマ
スクを増やすことなく形成可能となる。即ち、バイパス
コンデンサや、図9,10で示した抵抗は、MMICの
高周波回路部分で用いている電極や絶縁膜をそのまま利
用しているため、マスクの追加や製造工程の追加を行う
ことなく適用することが可能である。
の断面図。
平面図。
…接地電極、33…信号線、34…接地電極、36…下
部電極としての金属層、37…コンタクトホール、38
…コンタクトホール、39…下部電極としての金属層、
40…コンタクトホール、41…コンタクトホール、4
2a…スタブ、42b…上部電極、43…接続線路、4
5…接続線路、46…バイアス用パッド、51…抵抗、
52…抵抗、56…金属層、57…半導体層。
Claims (8)
- 【請求項1】 半導体基板上に形成された絶縁膜の上に
延設された信号線と、 前記絶縁膜上に延設された接地電極と、 前記絶縁膜上において前記信号線から分岐したスタブ
と、 前記絶縁膜上に配置され、集積回路で用いる素子にバイ
アス電圧を印加するためのバイアス用パッドと、 絶縁膜を上下の電極で挟んだMIM構造をなし、前記半
導体基板上において上部電極が前記スタブと接続される
とともに下部電極が前記接地電極と接続され、高周波回
路で扱う周波数領域の信号の通過を阻止する第1のMI
Mコンデンサと、 絶縁膜を上下の電極で挟んだMIM構造をなし、前記半
導体基板上において上部電極が前記第1のMIMコンデ
ンサと前記バイアス用パッドとの間にて接続されるとと
もに下部電極が前記接地電極と接続され、高周波回路で
扱う周波数よりも低い周波数領域の信号の通過を阻止す
る第2のMIMコンデンサとを備えたことを特徴とする
モノリシックマイクロ波集積回路。 - 【請求項2】 前記信号線の線幅と、信号線・接地電極
間の間隔とを異ならせた請求項1に記載のモノリシック
マイクロ波集積回路。 - 【請求項3】 前記第1のMIMコンデンサと第2のM
IMコンデンサとの間の接続線路の線幅を、前記信号線
の線幅より狭くした請求項1に記載のモノリシックマイ
クロ波集積回路。 - 【請求項4】 前記第1および第2のMIMコンデンサ
の上部電極、第1と第2のMIMコンデンサ間の接続線
路、第2のMIMコンデンサとバイアス用パッド間の接
続線路を、それぞれ前記信号線と同一の金属層で構成し
た請求項1に記載のモノリシックマイクロ波集積回路。 - 【請求項5】 前記第1および第2のMIMコンデンサ
の下部電極は、前記絶縁膜と前記半導体基板との間に配
置された金属層で構成され、当該下部電極は前記絶縁膜
に形成したコンタクトホールを介して前記接地電極と接
続した請求項1に記載のモノリシックマイクロ波集積回
路。 - 【請求項6】 前記第1のMIMコンデンサと第2のM
IMコンデンサの間、および第2のMIMコンデンサと
バイアス用パッドの間の内の少なくともいずれか一方に
抵抗を挿入した請求項1に記載のモノリシックマイクロ
波集積回路。 - 【請求項7】 前記抵抗は金属層からなる請求項6に記
載のモノリシックマイクロ波集積回路。 - 【請求項8】 前記抵抗は半導体層からなる請求項6に
記載のモノリシックマイクロ波集積回路。
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|---|---|---|---|
| JP24024496A JP3874210B2 (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | モノリシックマイクロ波集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24024496A JP3874210B2 (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | モノリシックマイクロ波集積回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1093019A true JPH1093019A (ja) | 1998-04-10 |
| JP3874210B2 JP3874210B2 (ja) | 2007-01-31 |
Family
ID=17056609
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24024496A Expired - Fee Related JP3874210B2 (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | モノリシックマイクロ波集積回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3874210B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009540620A (ja) * | 2006-06-12 | 2009-11-19 | フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド | 高性能分路キャパシタを有するrfパワートランジスタデバイスとその使用方法 |
| US8004063B2 (en) | 2000-09-14 | 2011-08-23 | Vishay Intertechnology, Inc. | Precision high-frequency capacitor formed on semiconductor substrate |
| JP2013118329A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Mitsubishi Electric Corp | 高周波増幅器 |
| WO2018009314A1 (en) * | 2016-07-05 | 2018-01-11 | Raytheon Company | Microwave monolithic integrated circuit (mmic) amplified having de-q'ing section with resistive via |
-
1996
- 1996-09-11 JP JP24024496A patent/JP3874210B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8004063B2 (en) | 2000-09-14 | 2011-08-23 | Vishay Intertechnology, Inc. | Precision high-frequency capacitor formed on semiconductor substrate |
| US8324711B2 (en) | 2000-09-14 | 2012-12-04 | Vishay Intertechnology, Inc. | Precision high-frequency capacitor formed on semiconductor substrate |
| JP2009540620A (ja) * | 2006-06-12 | 2009-11-19 | フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド | 高性能分路キャパシタを有するrfパワートランジスタデバイスとその使用方法 |
| JP2013118329A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Mitsubishi Electric Corp | 高周波増幅器 |
| WO2018009314A1 (en) * | 2016-07-05 | 2018-01-11 | Raytheon Company | Microwave monolithic integrated circuit (mmic) amplified having de-q'ing section with resistive via |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3874210B2 (ja) | 2007-01-31 |
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