JPH1093192A - 窒化ガリウム系化合物半導体レーザ及びその製造方法 - Google Patents
窒化ガリウム系化合物半導体レーザ及びその製造方法Info
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- JPH1093192A JPH1093192A JP18993097A JP18993097A JPH1093192A JP H1093192 A JPH1093192 A JP H1093192A JP 18993097 A JP18993097 A JP 18993097A JP 18993097 A JP18993097 A JP 18993097A JP H1093192 A JPH1093192 A JP H1093192A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 活性層へのキャリア注入を効率的に行うと共
に、電極コンタクト等での電圧降下を抑制することがで
き、低しきい値、低電圧で動作し、高い信頼性を達成す
る。 【解決手段】 窒化ガリウム系化合物半導体レーザは、
サファイア基板10上に、活性層14をクラッド層1
3、15で挟んだダブルヘテロ接合構造を有する。p−
クラッド層15の上にストライプ状の開口部を有するG
aN電流ブロック層16が形成される。更に、電流ブロ
ック層16の開口部へ電流を注入し、該開口部よりも面
積の広いp−GaNの埋込み層17及びコンタクト層1
8が形成される。活性層14はバンドギャップエネルギ
ーが異なり、それぞれの厚さが10nm以下の2種類の
InGaAlN層の繰り返しで構成される周期構造から
なる多重量子井戸(MQW)構造を有する。
に、電極コンタクト等での電圧降下を抑制することがで
き、低しきい値、低電圧で動作し、高い信頼性を達成す
る。 【解決手段】 窒化ガリウム系化合物半導体レーザは、
サファイア基板10上に、活性層14をクラッド層1
3、15で挟んだダブルヘテロ接合構造を有する。p−
クラッド層15の上にストライプ状の開口部を有するG
aN電流ブロック層16が形成される。更に、電流ブロ
ック層16の開口部へ電流を注入し、該開口部よりも面
積の広いp−GaNの埋込み層17及びコンタクト層1
8が形成される。活性層14はバンドギャップエネルギ
ーが異なり、それぞれの厚さが10nm以下の2種類の
InGaAlN層の繰り返しで構成される周期構造から
なる多重量子井戸(MQW)構造を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窒化ガリウム系化
合物半導体を用いた半導体素子及び製造技術に関し、特
に窒化ガリウム系化合物半導体レーザとその製造方法、
更には窒化ガリウム系化合物半導体装置の製造方法に関
する。
合物半導体を用いた半導体素子及び製造技術に関し、特
に窒化ガリウム系化合物半導体レーザとその製造方法、
更には窒化ガリウム系化合物半導体装置の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、GaN、InGaN、GaAl
N、InGaAlN等の窒化ガリウム系化合物半導体が
青色半導体レーザの材料として注目されている。これら
の材料による半導体レーザでは、短波長化により小さな
ビームに絞ることが可能となり、光ディスク等高密度情
報処理用の光源として期待されている。
N、InGaAlN等の窒化ガリウム系化合物半導体が
青色半導体レーザの材料として注目されている。これら
の材料による半導体レーザでは、短波長化により小さな
ビームに絞ることが可能となり、光ディスク等高密度情
報処理用の光源として期待されている。
【0003】この種の半導体レーザには各種の構造及び
製造方法が提案されているが、窒化ガリウム系化合物半
導体層の結晶成長が難しいことから、いずれにおいても
満足できる特性は得られていない。即ち、窒化ガリウム
系化合物半導体層を結晶成長しても良質の結晶を得るこ
とができず、結晶品質が悪いため活性層へのキャリア注
入を効率的に行うことができない。また、電流ブロック
層にストライプ開口を有する構造では、ストライプ開口
形成のエッチングを行った後の再成長層の結晶品質が低
下し、これが電極コンタクト等での電圧降下を招く要因
となっている。このように従来、光ディスク等への実用
に供する低しきい値、低電圧で動作し、高い信頼性を有
する青色半導体レーザを実現するためには、活性層への
キャリア注入を効率的に行うと共に、電極コンタクト等
での電圧降下の抑制が重要であるが、未だこれらを満足
する構成は得られていないのが現状である。
製造方法が提案されているが、窒化ガリウム系化合物半
導体層の結晶成長が難しいことから、いずれにおいても
満足できる特性は得られていない。即ち、窒化ガリウム
系化合物半導体層を結晶成長しても良質の結晶を得るこ
とができず、結晶品質が悪いため活性層へのキャリア注
入を効率的に行うことができない。また、電流ブロック
層にストライプ開口を有する構造では、ストライプ開口
形成のエッチングを行った後の再成長層の結晶品質が低
下し、これが電極コンタクト等での電圧降下を招く要因
となっている。このように従来、光ディスク等への実用
に供する低しきい値、低電圧で動作し、高い信頼性を有
する青色半導体レーザを実現するためには、活性層への
キャリア注入を効率的に行うと共に、電極コンタクト等
での電圧降下の抑制が重要であるが、未だこれらを満足
する構成は得られていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】窒化ガリウム系化合物
半導体を用いた半導体レーザにおいては、該材料の結晶
成長が難しいことから良質の結晶層を得ることが難し
く、またストライプ開口形成のエッチングを行った後の
再成長層の結晶品質は更に低下する。このため、活性層
へのキャリア注入を効率良く行うことができず、しかも
電極コンタクト等での電圧降下を生じ、光ディスク等へ
の実用に供する低しきい値、低電圧で動作し、高い信頼
性を有する素子を実現することは困難であった。
半導体を用いた半導体レーザにおいては、該材料の結晶
成長が難しいことから良質の結晶層を得ることが難し
く、またストライプ開口形成のエッチングを行った後の
再成長層の結晶品質は更に低下する。このため、活性層
へのキャリア注入を効率良く行うことができず、しかも
電極コンタクト等での電圧降下を生じ、光ディスク等へ
の実用に供する低しきい値、低電圧で動作し、高い信頼
性を有する素子を実現することは困難であった。
【0005】また、窒化ガリウム系化合物半導体層を一
旦エッチングした後の再成長を良好に行うことができな
い点は、半導体レーザに限らず、窒化ガリウム系化合物
半導体を用いた各種の半導体素子について同様に言える
ことである。
旦エッチングした後の再成長を良好に行うことができな
い点は、半導体レーザに限らず、窒化ガリウム系化合物
半導体を用いた各種の半導体素子について同様に言える
ことである。
【0006】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、活性層へのキャリア注
入を効率的に行うと共に、電極コンタクト等での電圧降
下を抑制することができ、光ディスク等への実用に供す
る低しきい値、低電圧で動作し、高い信頼性を有する窒
化ガリウム系化合物半導体レーザ及びその製造方法を提
供することにある。
ので、その目的とするところは、活性層へのキャリア注
入を効率的に行うと共に、電極コンタクト等での電圧降
下を抑制することができ、光ディスク等への実用に供す
る低しきい値、低電圧で動作し、高い信頼性を有する窒
化ガリウム系化合物半導体レーザ及びその製造方法を提
供することにある。
【0007】また本発明の他の目的は、窒化ガリウム系
化合物半導体層を一旦エッチングした後の再成長を良好
に行うことができ、各種半導体素子の特性向上等に寄与
し得る窒化ガリウム系化合物半導体装置の製造方法を提
供することにある。
化合物半導体層を一旦エッチングした後の再成長を良好
に行うことができ、各種半導体素子の特性向上等に寄与
し得る窒化ガリウム系化合物半導体装置の製造方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の視点は、
窒化ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、2種類以
上の半導体層の繰り返しで構成される周期構造を有する
活性層と、ダブルヘテロ接合構造を形成するように前記
活性層を挟んで配設された、それぞれ第1及び第2導電
型の第1及び第2クラッド層と、前記第1及び第2クラ
ッド層に接続された第1及び第2電極と、前記第2電極
と前記第2クラッド層との間に配設され、前記ダブルヘ
テロ接合構造に対する電流を狭窄するためのストライプ
状の開口部を有する電流ブロック層と、前記第2電極と
前記電流ブロック層との間及び前記開口部内に配設さ
れ、前記開口部よりも広い面積を有する電流注入層と、
前記活性層、前記第1及び第2クラッド層、電流ブロッ
ク層、及び電流注入層の夫々は、下記の組成式で表され
る材料から基本的になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記電流ブロック層の厚さをTA、前記電流ブロック層
と前記活性層との間の距離をTBとした時、TB<TA
の条件を満足することと、を具備することを特徴とす
る。
窒化ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、2種類以
上の半導体層の繰り返しで構成される周期構造を有する
活性層と、ダブルヘテロ接合構造を形成するように前記
活性層を挟んで配設された、それぞれ第1及び第2導電
型の第1及び第2クラッド層と、前記第1及び第2クラ
ッド層に接続された第1及び第2電極と、前記第2電極
と前記第2クラッド層との間に配設され、前記ダブルヘ
テロ接合構造に対する電流を狭窄するためのストライプ
状の開口部を有する電流ブロック層と、前記第2電極と
前記電流ブロック層との間及び前記開口部内に配設さ
れ、前記開口部よりも広い面積を有する電流注入層と、
前記活性層、前記第1及び第2クラッド層、電流ブロッ
ク層、及び電流注入層の夫々は、下記の組成式で表され
る材料から基本的になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記電流ブロック層の厚さをTA、前記電流ブロック層
と前記活性層との間の距離をTBとした時、TB<TA
の条件を満足することと、を具備することを特徴とす
る。
【0009】本発明の第2の視点は、第1の視点の窒化
ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、2TB<TA
の条件を満足することを特徴とする。
ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、2TB<TA
の条件を満足することを特徴とする。
【0010】本発明の第3の視点は、第2の視点の窒化
ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、2TB<TA
<10TBの条件を満足することを特徴とする。
ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、2TB<TA
<10TBの条件を満足することを特徴とする。
【0011】本発明の第4の視点は、第1の視点の窒化
ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、前記開口部内
を除く前記電流注入層の厚さをTCとした時、TC<T
Aの条件を満足することを特徴とする。
ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、前記開口部内
を除く前記電流注入層の厚さをTCとした時、TC<T
Aの条件を満足することを特徴とする。
【0012】本発明の第5の視点は、第1の視点の窒化
ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、前記開口部内
を除く前記電流注入層の厚さをTCとした時、TB<T
Cの条件を満足することを特徴とする。
ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、前記開口部内
を除く前記電流注入層の厚さをTCとした時、TB<T
Cの条件を満足することを特徴とする。
【0013】本発明の第6の視点は、第1の視点の窒化
ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、前記電流ブロ
ック層は、ドープされた第2導電型の不純物を含有する
ことを特徴とする。
ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、前記電流ブロ
ック層は、ドープされた第2導電型の不純物を含有する
ことを特徴とする。
【0014】本発明の第7の視点は、第1の視点の窒化
ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、前記開口部の
側壁と、前記電流ブロック層と前記電流注入層との界面
とが,45°から90°の角度をなすことを特徴とす
る。
ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、前記開口部の
側壁と、前記電流ブロック層と前記電流注入層との界面
とが,45°から90°の角度をなすことを特徴とす
る。
【0015】本発明の第8の視点は、窒化ガリウム系化
合物半導体レーザにおいて、2種類以上の半導体層の繰
り返しで構成される周期構造を有する活性層と、ダブル
ヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで配
設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第2
クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続され
た第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラッ
ド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に対
する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有す
る電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロック
層との間及び前記開口部内に配設され、前記開口部より
も広い面積を有する電流注入層と、前記活性層、前記第
1及び第2クラッド層、電流ブロック層、及び電流注入
層の夫々は、下記の組成式で表される材料から基本的に
なることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記電流ブロック層の厚さをTA、前記開口部内を除く
前記電流注入層の厚さをTCとした時、TC<TAの条
件を満足することと、を具備することを特徴とする。
合物半導体レーザにおいて、2種類以上の半導体層の繰
り返しで構成される周期構造を有する活性層と、ダブル
ヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで配
設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第2
クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続され
た第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラッ
ド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に対
する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有す
る電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロック
層との間及び前記開口部内に配設され、前記開口部より
も広い面積を有する電流注入層と、前記活性層、前記第
1及び第2クラッド層、電流ブロック層、及び電流注入
層の夫々は、下記の組成式で表される材料から基本的に
なることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記電流ブロック層の厚さをTA、前記開口部内を除く
前記電流注入層の厚さをTCとした時、TC<TAの条
件を満足することと、を具備することを特徴とする。
【0016】本発明の第9の視点は、第8の視点の窒化
ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、前記開口部の
上方で前記電流注入層の表面にストライプ状でV字型の
溝が形成され、前記第2電極が前記溝内で前記電流注入
層にコンタクトする部分を有することを特徴とする。
ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、前記開口部の
上方で前記電流注入層の表面にストライプ状でV字型の
溝が形成され、前記第2電極が前記溝内で前記電流注入
層にコンタクトする部分を有することを特徴とする。
【0017】本発明の第10の視点は、第9の視点の窒
化ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、前記開口部
の深さをd1、前記開口部の上部及び下部の幅をそれぞ
れW1、W2とした時、24<(W1+W2)×d1/
TCの条件を満足することを特徴とする。
化ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、前記開口部
の深さをd1、前記開口部の上部及び下部の幅をそれぞ
れW1、W2とした時、24<(W1+W2)×d1/
TCの条件を満足することを特徴とする。
【0018】本発明の第11の視点は、窒化ガリウム系
化合物半導体レーザにおいて、2種類以上の半導体層の
繰り返しで構成される周期構造を有する活性層と、ダブ
ルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで
配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第
2クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続さ
れた第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラ
ッド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に
対する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有
する電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロッ
ク層との間に配設され、前記開口部よりも広い面積を有
する電流注入層と、前記活性層、前記第1及び第2クラ
ッド層、電流ブロック層、及び電流注入層の夫々は、下
記の組成式で表される材料から基本的になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記電流ブロック層と前記活性層との間の距離をTB、
前記開口部内を除く前記電流注入層の厚さをTCとした
時、TB<TCの条件を満足することと、を具備するこ
とを特徴とする。
化合物半導体レーザにおいて、2種類以上の半導体層の
繰り返しで構成される周期構造を有する活性層と、ダブ
ルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで
配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第
2クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続さ
れた第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラ
ッド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に
対する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有
する電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロッ
ク層との間に配設され、前記開口部よりも広い面積を有
する電流注入層と、前記活性層、前記第1及び第2クラ
ッド層、電流ブロック層、及び電流注入層の夫々は、下
記の組成式で表される材料から基本的になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記電流ブロック層と前記活性層との間の距離をTB、
前記開口部内を除く前記電流注入層の厚さをTCとした
時、TB<TCの条件を満足することと、を具備するこ
とを特徴とする。
【0019】本発明の第12の視点は、窒化ガリウム系
化合物半導体レーザにおいて、2種類以上の半導体層の
繰り返しで構成される周期構造を有する活性層と、ダブ
ルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで
配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第
2クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続さ
れた第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラ
ッド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に
対する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有
する電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロッ
ク層との間及び前記開口部内に配設され、前記開口部よ
りも広い面積を有する電流注入層と、前記活性層、前記
第1及び第2クラッド層、電流ブロック層、及び電流注
入層の夫々は、下記の組成式で表される材料から基本的
になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記活性層に近接する前記電流注入層の部分は、前記活
性層の発光波長に対応するバンドギャップより大きなバ
ンドギャップを有すると共に、前記電流ブロック層より
大きな屈折率を有することと、を具備することを特徴と
する。
化合物半導体レーザにおいて、2種類以上の半導体層の
繰り返しで構成される周期構造を有する活性層と、ダブ
ルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで
配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第
2クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続さ
れた第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラ
ッド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に
対する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有
する電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロッ
ク層との間及び前記開口部内に配設され、前記開口部よ
りも広い面積を有する電流注入層と、前記活性層、前記
第1及び第2クラッド層、電流ブロック層、及び電流注
入層の夫々は、下記の組成式で表される材料から基本的
になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記活性層に近接する前記電流注入層の部分は、前記活
性層の発光波長に対応するバンドギャップより大きなバ
ンドギャップを有すると共に、前記電流ブロック層より
大きな屈折率を有することと、を具備することを特徴と
する。
【0020】本発明の第13の視点は、第12の視点の
窒化ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、前記第2
クラッド層と前記電流ブロック層とは、略等しい屈折率
を有することを特徴とする。
窒化ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、前記第2
クラッド層と前記電流ブロック層とは、略等しい屈折率
を有することを特徴とする。
【0021】本発明の第14の視点は、第12の視点の
窒化ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、前記活性
層に近接する前記電流注入層の部分と前記第2クラッド
層とは、略等しい屈折率を有することを特徴とする。
窒化ガリウム系化合物半導体レーザにおいて、前記活性
層に近接する前記電流注入層の部分と前記第2クラッド
層とは、略等しい屈折率を有することを特徴とする。
【0022】本発明の第15の視点は、窒化ガリウム系
化合物半導体レーザにおいて、2種類以上の半導体層の
繰り返しで構成される周期構造を有する活性層と、ダブ
ルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで
配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第
2クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続さ
れた第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラ
ッド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に
対する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有
する電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロッ
ク層との間及び前記開口部内に配設され、前記開口部よ
りも広い面積を有する電流注入層と、前記活性層、前記
第1及び第2クラッド層、電流ブロック層、及び電流注
入層の夫々は、下記の組成式で表される材料から基本的
になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記電流ブロック層は、前記活性層の発光波長に対応す
るバンドギャップより大きなバンドギャップを有すると
共に、前記活性層に近接する前記電流注入層の部分より
大きな屈折率を有することと、を具備することを特徴と
する。
化合物半導体レーザにおいて、2種類以上の半導体層の
繰り返しで構成される周期構造を有する活性層と、ダブ
ルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで
配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第
2クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続さ
れた第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラ
ッド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に
対する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有
する電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロッ
ク層との間及び前記開口部内に配設され、前記開口部よ
りも広い面積を有する電流注入層と、前記活性層、前記
第1及び第2クラッド層、電流ブロック層、及び電流注
入層の夫々は、下記の組成式で表される材料から基本的
になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記電流ブロック層は、前記活性層の発光波長に対応す
るバンドギャップより大きなバンドギャップを有すると
共に、前記活性層に近接する前記電流注入層の部分より
大きな屈折率を有することと、を具備することを特徴と
する。
【0023】本発明の第16の視点は、窒化ガリウム系
化合物半導体レーザにおいて、2種類以上の半導体層の
繰り返しで構成される周期構造を有する活性層と、ダブ
ルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで
配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第
2クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続さ
れた第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラ
ッド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に
対する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有
する電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロッ
ク層との間及び前記開口部内に配設され、前記開口部よ
りも広い面積を有する電流注入層と、前記活性層、前記
第1及び第2クラッド層、電流ブロック層、及び電流注
入層の夫々は、下記の組成式で表される材料から基本的
になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記活性層に近接する前記電流注入層の部分は、前記活
性層の発光波長に対応するバンドギャップより大きなバ
ンドギャップを有すると共に、前記電流ブロック層は、
前記活性層の発光波長に対応するバンドギャップより小
さなバンドギャップを有することと、を具備することを
特徴とする。
化合物半導体レーザにおいて、2種類以上の半導体層の
繰り返しで構成される周期構造を有する活性層と、ダブ
ルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで
配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第
2クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続さ
れた第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラ
ッド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に
対する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有
する電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロッ
ク層との間及び前記開口部内に配設され、前記開口部よ
りも広い面積を有する電流注入層と、前記活性層、前記
第1及び第2クラッド層、電流ブロック層、及び電流注
入層の夫々は、下記の組成式で表される材料から基本的
になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記活性層に近接する前記電流注入層の部分は、前記活
性層の発光波長に対応するバンドギャップより大きなバ
ンドギャップを有すると共に、前記電流ブロック層は、
前記活性層の発光波長に対応するバンドギャップより小
さなバンドギャップを有することと、を具備することを
特徴とする。
【0024】本発明の第17の視点は、窒化ガリウム系
化合物半導体レーザにおいて、2種類以上の半導体層の
繰り返しで構成される周期構造を有する活性層と、ダブ
ルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで
配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第
2クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続さ
れた第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラ
ッド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に
対する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有
する電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロッ
ク層との間及び前記開口部内に配設され、前記開口部よ
りも広い面積を有する電流注入層と、前記活性層、前記
第1及び第2クラッド層、電流ブロック層、及び電流注
入層の夫々は、下記の組成式で表される材料から基本的
になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記第2クラッド層の表面に前記開口部と連続するスト
ライプ状の溝が形成され、前記電流注入層は、前記溝内
で前記第2クラッド層と接するように配設されること
と、を具備することを特徴とする。
化合物半導体レーザにおいて、2種類以上の半導体層の
繰り返しで構成される周期構造を有する活性層と、ダブ
ルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで
配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第
2クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続さ
れた第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラ
ッド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に
対する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有
する電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロッ
ク層との間及び前記開口部内に配設され、前記開口部よ
りも広い面積を有する電流注入層と、前記活性層、前記
第1及び第2クラッド層、電流ブロック層、及び電流注
入層の夫々は、下記の組成式で表される材料から基本的
になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記第2クラッド層の表面に前記開口部と連続するスト
ライプ状の溝が形成され、前記電流注入層は、前記溝内
で前記第2クラッド層と接するように配設されること
と、を具備することを特徴とする。
【0025】本発明の第18の視点は、活性層と、ダブ
ルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで
配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第
2クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続さ
れた第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラ
ッド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に
対する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有
する電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロッ
ク層との間及び前記開口部内に配設され、前記開口部よ
りも広い面積を有する電流注入層と、前記活性層、前記
第1及び第2クラッド層、電流ブロック層、及び電流注
入層の夫々は、下記の組成式で表される材料から基本的
になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 を具備する窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方
法であって、支持基板上に前記ダブルヘテロ構造を有す
る積層膜を形成する工程と、前記積層膜上に前記電流ブ
ロック層と表面保護層とを積層する工程と、前記表面保
護層及び前記電流ブロック層の一部をエッチングしてス
トライプ状の前記開口部を形成する工程と、前記表面保
護層を気相中の高温放置による結晶の再蒸発によって除
去した後、前記開口部内及び前記電流ブロック層上に前
記電流注入層を形成する工程と、を具備することを特徴
とする。
ルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで
配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第
2クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続さ
れた第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラ
ッド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に
対する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有
する電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロッ
ク層との間及び前記開口部内に配設され、前記開口部よ
りも広い面積を有する電流注入層と、前記活性層、前記
第1及び第2クラッド層、電流ブロック層、及び電流注
入層の夫々は、下記の組成式で表される材料から基本的
になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 を具備する窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方
法であって、支持基板上に前記ダブルヘテロ構造を有す
る積層膜を形成する工程と、前記積層膜上に前記電流ブ
ロック層と表面保護層とを積層する工程と、前記表面保
護層及び前記電流ブロック層の一部をエッチングしてス
トライプ状の前記開口部を形成する工程と、前記表面保
護層を気相中の高温放置による結晶の再蒸発によって除
去した後、前記開口部内及び前記電流ブロック層上に前
記電流注入層を形成する工程と、を具備することを特徴
とする。
【0026】本発明の第19の視点は、活性層と、ダブ
ルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで
配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第
2クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続さ
れた第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラ
ッド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に
対する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有
する電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロッ
ク層との間及び前記開口部内に配設され、前記開口部よ
りも広い面積を有する電流注入層と、前記活性層、前記
第1及び第2クラッド層、電流ブロック層、及び電流注
入層の夫々は、下記の組成式で表される材料から基本的
になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 を具備する窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方
法であって、支持基板上に前記ダブルヘテロ構造を有す
る積層膜を形成する工程と、前記積層膜上に前記電流ブ
ロック層を形成する工程と、前記電流ブロック層の一部
をドライエッチングしてストライプ状の前記開口部を形
成する工程と、前記支持基板、前記積層膜、及び前記電
流ブロック層を100℃以上に加熱したHNO3 :HC
l=3:1の溶液中に漬けた後、前記開口部内及び前記
電流ブロック層上に前記電流注入層を形成する工程と、
を具備することを特徴とする。
ルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで
配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第
2クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続さ
れた第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラ
ッド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に
対する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有
する電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロッ
ク層との間及び前記開口部内に配設され、前記開口部よ
りも広い面積を有する電流注入層と、前記活性層、前記
第1及び第2クラッド層、電流ブロック層、及び電流注
入層の夫々は、下記の組成式で表される材料から基本的
になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 を具備する窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方
法であって、支持基板上に前記ダブルヘテロ構造を有す
る積層膜を形成する工程と、前記積層膜上に前記電流ブ
ロック層を形成する工程と、前記電流ブロック層の一部
をドライエッチングしてストライプ状の前記開口部を形
成する工程と、前記支持基板、前記積層膜、及び前記電
流ブロック層を100℃以上に加熱したHNO3 :HC
l=3:1の溶液中に漬けた後、前記開口部内及び前記
電流ブロック層上に前記電流注入層を形成する工程と、
を具備することを特徴とする。
【0027】本発明の第20の視点は、活性層と、ダブ
ルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで
配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第
2クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続さ
れた第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラ
ッド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に
対する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有
する電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロッ
ク層との間及び前記開口部内に配設され、前記開口部よ
りも広い面積を有する電流注入層と、前記活性層、前記
第1及び第2クラッド層、電流ブロック層、及び電流注
入層の夫々は、下記の組成式で表される材料から基本的
になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 を具備する窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方
法であって、支持基板上に前記ダブルヘテロ構造を有す
る積層膜を形成する工程と、前記積層膜上に前記電流注
入層を形成する工程と、前記第2クラッド層及び前記電
流注入層のいずれか一方または双方からなる被選択層に
部分的に不純物を導入し、ストライプ状の前記開口部を
有する前記電流ブロック層を形成する工程と、を具備す
ることを特徴とする。
ルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟んで
配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及び第
2クラッド層と、前記第1及び第2クラッド層に接続さ
れた第1及び第2電極と、前記第2電極と前記第2クラ
ッド層との間に配設され、前記ダブルヘテロ接合構造に
対する電流を狭窄するためのストライプ状の開口部を有
する電流ブロック層と、前記第2電極と前記電流ブロッ
ク層との間及び前記開口部内に配設され、前記開口部よ
りも広い面積を有する電流注入層と、前記活性層、前記
第1及び第2クラッド層、電流ブロック層、及び電流注
入層の夫々は、下記の組成式で表される材料から基本的
になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 を具備する窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方
法であって、支持基板上に前記ダブルヘテロ構造を有す
る積層膜を形成する工程と、前記積層膜上に前記電流注
入層を形成する工程と、前記第2クラッド層及び前記電
流注入層のいずれか一方または双方からなる被選択層に
部分的に不純物を導入し、ストライプ状の前記開口部を
有する前記電流ブロック層を形成する工程と、を具備す
ることを特徴とする。
【0028】本発明の第21の視点は、第20の視点の
窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方法におい
て、前記被選択層がMg及びAlのいずれか一方または
双方を含有し、前記不純物がOであることを特徴とす
る。
窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方法におい
て、前記被選択層がMg及びAlのいずれか一方または
双方を含有し、前記不純物がOであることを特徴とす
る。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す
断面図である。なお、以下の説明において、ほぼ同じ機
能及び構成を有する部分には、同一符号を付し、重複説
明については必要に応じて行なう。
る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す
断面図である。なお、以下の説明において、ほぼ同じ機
能及び構成を有する部分には、同一符号を付し、重複説
明については必要に応じて行なう。
【0030】サファイア基板上10に、GaNのバッフ
ァ層11、SiドープGaNのn−コンタクト層12、
SiドープGaAlNのn−クラッド層13、MQW活
性層14、MgドープGaAlNのp−クラッド層1
5、ノンドープのGaNの電流ブロック層16が積層形
成され、電流ブロック層16はストライプ状にエッチン
グされる。活性層14は、バンドギャップエネルギーが
異なり、それぞれの厚さが10nm以下の2種類のIn
GaAlN層の繰り返しで構成される周期構造からなる
多重量子井戸(MQW)構造からなる。
ァ層11、SiドープGaNのn−コンタクト層12、
SiドープGaAlNのn−クラッド層13、MQW活
性層14、MgドープGaAlNのp−クラッド層1
5、ノンドープのGaNの電流ブロック層16が積層形
成され、電流ブロック層16はストライプ状にエッチン
グされる。活性層14は、バンドギャップエネルギーが
異なり、それぞれの厚さが10nm以下の2種類のIn
GaAlN層の繰り返しで構成される周期構造からなる
多重量子井戸(MQW)構造からなる。
【0031】電流ブロック層16のエッチングにより露
出したp−クラッド層15及び電流ブロック層16上に
は、MgドープGaNのp−埋込み層17、Mgドープ
GaNのp−コンタクト層18が積層される。そして、
p−コンタクト層18からn−コンタクト層12の途中
まで部分的にエッチングされ、露出したn−コンタクト
層12の表面にはn側電極21が形成され、p−コンタ
クト層18の表面にはp側電極22が形成される。
出したp−クラッド層15及び電流ブロック層16上に
は、MgドープGaNのp−埋込み層17、Mgドープ
GaNのp−コンタクト層18が積層される。そして、
p−コンタクト層18からn−コンタクト層12の途中
まで部分的にエッチングされ、露出したn−コンタクト
層12の表面にはn側電極21が形成され、p−コンタ
クト層18の表面にはp側電極22が形成される。
【0032】このように本実施の形態では、バンドエネ
ルギーが異なり、それぞれの厚さが10nm以下の2種
類のInGaAlN層の繰り返しで構成される周期構造
を、MQW活性層14として用い、その上に電流狭窄構
造形成のための再成長を行う構成としている。このた
め、再成長界面及び再成長層で発生すると考えられてい
た結晶欠陥を低減すると共に、平坦な再成長表面が得ら
れ、p側電極22でのコンタクト抵抗が低く、動作電圧
の低い素子を得ることが可能になる。
ルギーが異なり、それぞれの厚さが10nm以下の2種
類のInGaAlN層の繰り返しで構成される周期構造
を、MQW活性層14として用い、その上に電流狭窄構
造形成のための再成長を行う構成としている。このた
め、再成長界面及び再成長層で発生すると考えられてい
た結晶欠陥を低減すると共に、平坦な再成長表面が得ら
れ、p側電極22でのコンタクト抵抗が低く、動作電圧
の低い素子を得ることが可能になる。
【0033】また、周期構造を用いて結晶欠陥を低減で
きることから、活性層14へのキャリアの注入を効率良
く行うことができる。更に、サファイア基板10上に素
子部に必要な各層を直接形成するのではなくバッファ層
11を介在させることにより、素子部の各層の結晶品質
の向上をはかることができ、これによってもキャリアの
注入効率の向上やコンタクト抵抗の低減に寄与すること
ができる。
きることから、活性層14へのキャリアの注入を効率良
く行うことができる。更に、サファイア基板10上に素
子部に必要な各層を直接形成するのではなくバッファ層
11を介在させることにより、素子部の各層の結晶品質
の向上をはかることができ、これによってもキャリアの
注入効率の向上やコンタクト抵抗の低減に寄与すること
ができる。
【0034】次に、図1図示の窒化ガリウム系化合物半
導体レーザの製造方法について説明する。
導体レーザの製造方法について説明する。
【0035】まず、図2(a)に示すように、サファイ
ア基板10上に、有機金属気相成長法(MOCVD法)
によりGaN、AlN、AlGaN等からなるバッファ
層11を10〜200nm程度の膜厚で成長し、その上
にSiドープGaNのn−コンタクト層12をMOCV
D法で4μmの膜厚で成長する。続いて、SiドープG
a0.8 Al0.2 Nのn−クラッド層13をMOCVD法
で250nmの膜厚で成長する。なお、以下では成長方
法については述べないが、全てMOCVD法を用いるも
のとする。
ア基板10上に、有機金属気相成長法(MOCVD法)
によりGaN、AlN、AlGaN等からなるバッファ
層11を10〜200nm程度の膜厚で成長し、その上
にSiドープGaNのn−コンタクト層12をMOCV
D法で4μmの膜厚で成長する。続いて、SiドープG
a0.8 Al0.2 Nのn−クラッド層13をMOCVD法
で250nmの膜厚で成長する。なお、以下では成長方
法については述べないが、全てMOCVD法を用いるも
のとする。
【0036】次に、ノンドープのGaNの厚さ200n
mの光ガイド層、厚さ1.5nmのノンドープIn0.25
Ga0.75N及び厚さ3nmのノンドープIn0.05Ga
0.95Nの2種類のInGaAlN層を50周期繰り返し
て構成される多重量子井戸(MQW)構造、そしてノン
ドープGaNの厚さ200nmの光ガイド層、を積層成
長してなるMQW活性層14を形成する。
mの光ガイド層、厚さ1.5nmのノンドープIn0.25
Ga0.75N及び厚さ3nmのノンドープIn0.05Ga
0.95Nの2種類のInGaAlN層を50周期繰り返し
て構成される多重量子井戸(MQW)構造、そしてノン
ドープGaNの厚さ200nmの光ガイド層、を積層成
長してなるMQW活性層14を形成する。
【0037】次に、MgドープGa0.8 Al0.2 Nのp
−クラッド層15を成長し、続いて電流ブロック層16
としてノンドープGaNの層を0.6μm成長する。更
に、表面保護層31としてノンドープIn0.15Ga0.85
Nよりなる層を0.2μm成長させる。このとき、表面
保護層31は、窒素ガス及びアンモニアガスを主成分と
する雰囲気で、900℃以下の温度で成長させる。
−クラッド層15を成長し、続いて電流ブロック層16
としてノンドープGaNの層を0.6μm成長する。更
に、表面保護層31としてノンドープIn0.15Ga0.85
Nよりなる層を0.2μm成長させる。このとき、表面
保護層31は、窒素ガス及びアンモニアガスを主成分と
する雰囲気で、900℃以下の温度で成長させる。
【0038】次に、ウェハを成長装置から取出し、図2
(b)に示すように、表面保護層31及び電流ブロック
層16の一部を幅5μmのストライプ状に反応性イオン
エッチング(RIE)でエッチングして開口部を形成
し、p−クラッド層15を露出させる。
(b)に示すように、表面保護層31及び電流ブロック
層16の一部を幅5μmのストライプ状に反応性イオン
エッチング(RIE)でエッチングして開口部を形成
し、p−クラッド層15を露出させる。
【0039】次に、再びウェハを成長装置に入れ、窒素
ガス、アンモニアガスの他に水素ガスを主成分とする雰
囲気で、900℃より高い温度に晒すことによって、図
2(c)に示すように表面保護層31を蒸発させ、清浄
な電流ブロック層表面を形成する。
ガス、アンモニアガスの他に水素ガスを主成分とする雰
囲気で、900℃より高い温度に晒すことによって、図
2(c)に示すように表面保護層31を蒸発させ、清浄
な電流ブロック層表面を形成する。
【0040】次に、図3(a)に示すように、電流ブロ
ック層16上及び露出したp−クラッド層15上に、M
gドープGaNの厚さ0.8μmのp−埋込み層17
と、この埋込み層17より更に高い濃度までMgをドー
プしたp+ −GaNの厚さ0.2μmのp−コンタクト
層18を順次成長する。
ック層16上及び露出したp−クラッド層15上に、M
gドープGaNの厚さ0.8μmのp−埋込み層17
と、この埋込み層17より更に高い濃度までMgをドー
プしたp+ −GaNの厚さ0.2μmのp−コンタクト
層18を順次成長する。
【0041】次に、ウェハを成長装置から取出し、図3
(b)に示すように、p−コンタクト層18からn−コ
ンタクト層12の途中までRIEで部分的にエッチング
し、n側電極21を形成すべきn−コンタクト層12を
露出させる。
(b)に示すように、p−コンタクト層18からn−コ
ンタクト層12の途中までRIEで部分的にエッチング
し、n側電極21を形成すべきn−コンタクト層12を
露出させる。
【0042】次に、n−コンタクト層12上にTi−A
uからなるn側電極21を形成する。また、p−コンタ
クト層18上に、Pd−Auよりなるp側電極22を、
電流ブロック層16のストライプ状の開口部の直上を含
み、より広い面積になるように形成する。これにより、
前記図1に示す構造が得られる。なお、p側電極22は
Pt−Au、Ni−Au等でもよい。
uからなるn側電極21を形成する。また、p−コンタ
クト層18上に、Pd−Auよりなるp側電極22を、
電流ブロック層16のストライプ状の開口部の直上を含
み、より広い面積になるように形成する。これにより、
前記図1に示す構造が得られる。なお、p側電極22は
Pt−Au、Ni−Au等でもよい。
【0043】これ以降は、図4に示すように、サファイ
ア基板10の裏面を80μm以下になるように研磨した
後、裏面金属膜35としてTi−Au、Cr−Au等を
形成し、裏面からスクライブすることにより、レーザ端
面及びチップ化を行い、ダイヤモンド、銅等からなるヒ
ートシンク36にAu−Sn、Pd−Sn、In等の融
着金属37を用いてサファイア基板側をヒートシンク3
6にマウントする。そして、n側電極21、p側電極2
2のそれぞれにワイヤ38のボンディングを行うことで
レーザ素子を得る。
ア基板10の裏面を80μm以下になるように研磨した
後、裏面金属膜35としてTi−Au、Cr−Au等を
形成し、裏面からスクライブすることにより、レーザ端
面及びチップ化を行い、ダイヤモンド、銅等からなるヒ
ートシンク36にAu−Sn、Pd−Sn、In等の融
着金属37を用いてサファイア基板側をヒートシンク3
6にマウントする。そして、n側電極21、p側電極2
2のそれぞれにワイヤ38のボンディングを行うことで
レーザ素子を得る。
【0044】以上のようにして得た半導体レーザは42
0nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温度は
80℃で、50℃、3mWの条件で連続100時間以上
の動作が確認できた。上記実施の形態において、表面保
護層31としてノンドープIn0.15Ga0.85Nよりなる
層を形成しなくてもレーザ発振動作は得られるが、最高
発振温度は50℃にとどまった。この違いは、表面保護
層31を用いることによって、再成長が容易になると共
に再成長層の結晶品質を高めることができるためであ
る。
0nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温度は
80℃で、50℃、3mWの条件で連続100時間以上
の動作が確認できた。上記実施の形態において、表面保
護層31としてノンドープIn0.15Ga0.85Nよりなる
層を形成しなくてもレーザ発振動作は得られるが、最高
発振温度は50℃にとどまった。この違いは、表面保護
層31を用いることによって、再成長が容易になると共
に再成長層の結晶品質を高めることができるためであ
る。
【0045】本実施の形態の製造方法では、サファイア
基板10上にn−コンタクト層12、n−クラッド層1
3、MQW活性層14、p−クラッド層15、電流ブロ
ック層16及び表面保護層31を形成した後、RIE等
により表面保護層31と電流ブロック層16の一部を除
去してp−クラッド層15を露出させる。この後、MO
CVD法により埋込み層17を形成する直前に、基板温
度1100℃に保持し、アンモニアガス、水素ガス、窒
素ガスを混合したガス流雰囲気に15分晒すことにより
表面保護層31を蒸発させ、電流ブロック層16の清浄
な表面を得る。これによって、埋込み層17との界面で
の欠陥発生が抑制され、これに引き続き積層されるp−
コンタクト層18の表面の平坦化が促進される。従っ
て、p−コンタクト層18の表面に形成されるp側電極
22との良好なコンタクトが形成され、動作電圧の低い
素子を得ることが可能になる。
基板10上にn−コンタクト層12、n−クラッド層1
3、MQW活性層14、p−クラッド層15、電流ブロ
ック層16及び表面保護層31を形成した後、RIE等
により表面保護層31と電流ブロック層16の一部を除
去してp−クラッド層15を露出させる。この後、MO
CVD法により埋込み層17を形成する直前に、基板温
度1100℃に保持し、アンモニアガス、水素ガス、窒
素ガスを混合したガス流雰囲気に15分晒すことにより
表面保護層31を蒸発させ、電流ブロック層16の清浄
な表面を得る。これによって、埋込み層17との界面で
の欠陥発生が抑制され、これに引き続き積層されるp−
コンタクト層18の表面の平坦化が促進される。従っ
て、p−コンタクト層18の表面に形成されるp側電極
22との良好なコンタクトが形成され、動作電圧の低い
素子を得ることが可能になる。
【0046】このような効果を更に促進するには、電流
ブロック層の表面部を再蒸発しにくいAl組成の高いI
nGaAlNとし、表面保護層を再蒸発しやすいAl組
成の低い、又はAlを含まないInGaAlNとするこ
とで容易に構成することができる。
ブロック層の表面部を再蒸発しにくいAl組成の高いI
nGaAlNとし、表面保護層を再蒸発しやすいAl組
成の低い、又はAlを含まないInGaAlNとするこ
とで容易に構成することができる。
【0047】図5は本発明の別の実施の形態に係る窒化
ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面
図、図6(a)〜(c)はその製造工程を示す断面図で
ある。本実施の形態が先に説明した図1図示の実施の形
態と異なる点は、電流狭窄部の構造と作り方、更にはパ
ッシベーション膜を新たに設けた点にある。
ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面
図、図6(a)〜(c)はその製造工程を示す断面図で
ある。本実施の形態が先に説明した図1図示の実施の形
態と異なる点は、電流狭窄部の構造と作り方、更にはパ
ッシベーション膜を新たに設けた点にある。
【0048】図5図示の実施の形態では図1図示の実施
の形態と同様に、サファイア基板10上にバッファ層1
1、n−コンタクト層12、n−クラッド層13、MQ
W活性層14、p−クラッド層15を形成した後に、図
6(a)に示すように、p−クラッド層15上に第1の
表面保護層51としてノンドープIn0.15Ga0.85Nよ
りなる層を0.2μm成長させる。続いて、電流ブロッ
ク層16としてノンドープGaNの層を0.6μm成長
させる。更に、第2の表面保護層52としてノンドープ
In0.15Ga0.85Nよりなる層を0.2μm成長させ
る。このとき、第1及び第2の表面保護層51、52
は、窒素ガス及びアンモニアガスを主成分とする雰囲気
で、900℃以下の温度で成長させる。
の形態と同様に、サファイア基板10上にバッファ層1
1、n−コンタクト層12、n−クラッド層13、MQ
W活性層14、p−クラッド層15を形成した後に、図
6(a)に示すように、p−クラッド層15上に第1の
表面保護層51としてノンドープIn0.15Ga0.85Nよ
りなる層を0.2μm成長させる。続いて、電流ブロッ
ク層16としてノンドープGaNの層を0.6μm成長
させる。更に、第2の表面保護層52としてノンドープ
In0.15Ga0.85Nよりなる層を0.2μm成長させ
る。このとき、第1及び第2の表面保護層51、52
は、窒素ガス及びアンモニアガスを主成分とする雰囲気
で、900℃以下の温度で成長させる。
【0049】次に、ウェハを成長装置から取出し、図6
(b)に示すように、第2の表面保護層52及び電流ブ
ロック層16の一部を幅5μmのストライプ状にエッチ
ングして開口部を形成し、第1の表面保護層51を露出
させる。
(b)に示すように、第2の表面保護層52及び電流ブ
ロック層16の一部を幅5μmのストライプ状にエッチ
ングして開口部を形成し、第1の表面保護層51を露出
させる。
【0050】次に、再びウェハを成長装置に入れ、窒素
ガス、アンモニアガスの他に水素ガスを主成分とする雰
囲気で、900℃より高い温度に晒すことによって、図
6(c)に示すように、第1の表面保護層51の前記開
口部に露出した部分及び第2の表面保護層52を蒸発さ
せ、清浄なクラッド層表面及び電流ブロック層表面を得
る。
ガス、アンモニアガスの他に水素ガスを主成分とする雰
囲気で、900℃より高い温度に晒すことによって、図
6(c)に示すように、第1の表面保護層51の前記開
口部に露出した部分及び第2の表面保護層52を蒸発さ
せ、清浄なクラッド層表面及び電流ブロック層表面を得
る。
【0051】次に、電流ブロック層16上及び露出した
p−クラッド層15上に、MgドープGaNのp−埋込
み層17、p+ −GaNのp−コンタクト層18を順次
成長する。その後、ウェハを成長装置から取出し、エッ
チングによりn側電極21を形成すべきn−コンタクト
層12を露出させる。このとき、電流ブロック層16の
ストライプ状の開口部が、メサの中心よりn側電極21
を形成する側になるよう配置することで、n−コンタク
ト層12を横方向に流れる電流の直列抵抗を低減でき、
動作が低減できる。
p−クラッド層15上に、MgドープGaNのp−埋込
み層17、p+ −GaNのp−コンタクト層18を順次
成長する。その後、ウェハを成長装置から取出し、エッ
チングによりn側電極21を形成すべきn−コンタクト
層12を露出させる。このとき、電流ブロック層16の
ストライプ状の開口部が、メサの中心よりn側電極21
を形成する側になるよう配置することで、n−コンタク
ト層12を横方向に流れる電流の直列抵抗を低減でき、
動作が低減できる。
【0052】次に、電極コンタクトを形成する開口部を
除き、SiO2 からなるパッシベーション膜55を形成
することにより、メサ側面等を流れるリーク電流の低減
をはかる。パッシベーション膜55のp側電極22に対
する開口部は、電流狭窄のストライプ状の開口部の直上
を含み、より広い面積になるように形成する。
除き、SiO2 からなるパッシベーション膜55を形成
することにより、メサ側面等を流れるリーク電流の低減
をはかる。パッシベーション膜55のp側電極22に対
する開口部は、電流狭窄のストライプ状の開口部の直上
を含み、より広い面積になるように形成する。
【0053】次に、Ti−Auからなるn側電極21、
Pd−Auよりなるp側電極22を形成する。なお、p
側電極22はPt−Au、Ni−Au等でもよい。n側
電極21、p側電極22は、パッシベーション膜55上
に配置し、電流ブロック層16のストライプ状開口部側
のメサ側面からそれぞれの電極コンタクト部に対し遠い
側に配置するボンディングパッドに連結させる。これに
よって、ワイヤボンディングのダメージが発光部に及び
にくくすることができる。
Pd−Auよりなるp側電極22を形成する。なお、p
側電極22はPt−Au、Ni−Au等でもよい。n側
電極21、p側電極22は、パッシベーション膜55上
に配置し、電流ブロック層16のストライプ状開口部側
のメサ側面からそれぞれの電極コンタクト部に対し遠い
側に配置するボンディングパッドに連結させる。これに
よって、ワイヤボンディングのダメージが発光部に及び
にくくすることができる。
【0054】更に、図1図示の実施の形態と同様に、サ
ファイア基板10の裏面研磨、裏面金属膜35の形成、
レーザ端面形成及びチップ化を行い、ヒートシンク36
に融着金属37を用いてサファイア基板10側をマウン
トし、n側電極21、p側電極22のそれぞれにワイヤ
ボンディングを行うことでレーザ素子を得る。
ファイア基板10の裏面研磨、裏面金属膜35の形成、
レーザ端面形成及びチップ化を行い、ヒートシンク36
に融着金属37を用いてサファイア基板10側をマウン
トし、n側電極21、p側電極22のそれぞれにワイヤ
ボンディングを行うことでレーザ素子を得る。
【0055】以上のようにして得たレーザ素子は420
nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温度は9
0℃で、50℃、3mWの条件で連続1000時間以上
の動作が確認できた。
nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温度は9
0℃で、50℃、3mWの条件で連続1000時間以上
の動作が確認できた。
【0056】図7は、本発明の更に別の実施の形態に係
る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す
断面図である。
る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す
断面図である。
【0057】図7図示の実施の形態が図1図示の実施の
形態と異なる点は、電流ブロック層をAlNで形成した
点にある。
形態と異なる点は、電流ブロック層をAlNで形成した
点にある。
【0058】即ち、図7図示の実施の形態では図1図示
の実施の形態と同様に、サファイア基板10上に、バッ
ファ層11、n−コンタクト層12、n−クラッド層1
3、MQW活性層14、p−クラッド層15を形成した
後、p−クラッド層15上に電流ブロック層62として
ノンドープAlNよりなる層を30nm成長させる。更
に、図示しない表面保護層として、ノンドープGaNよ
りなる層を0.1μm成長させる。このとき、表面保護
層は、窒素ガス及びアンモニアガスを主成分とする雰囲
気で成長させる。
の実施の形態と同様に、サファイア基板10上に、バッ
ファ層11、n−コンタクト層12、n−クラッド層1
3、MQW活性層14、p−クラッド層15を形成した
後、p−クラッド層15上に電流ブロック層62として
ノンドープAlNよりなる層を30nm成長させる。更
に、図示しない表面保護層として、ノンドープGaNよ
りなる層を0.1μm成長させる。このとき、表面保護
層は、窒素ガス及びアンモニアガスを主成分とする雰囲
気で成長させる。
【0059】次に、ウェハを成長装置から取出し、表面
保護層及び電流ブロック層62の一部を幅5μmのスト
ライプ状にエッチングして開口部を形成し、p−クラッ
ド層15を露出させる。次に、再びウェハを成長装置に
入れ、表面保護層形成時の雰囲気よりも、相対的に水素
ガスが多い、又はアンモニアガスが少ない雰囲気で、少
なくとも表面保護層を形成した温度よりも高い温度に晒
すことによって、表面保護層を蒸発させ、清浄な電流ブ
ロック層表面を形成する。ここで、AlN等Al組成の
高いInGaAlNは再蒸発が起こりにくいこと、電流
注入を阻止するための厚さが薄くて良いことから、再成
長界面に極端な段差を形成する必要がなく、良好な再成
長結晶が得やすい。
保護層及び電流ブロック層62の一部を幅5μmのスト
ライプ状にエッチングして開口部を形成し、p−クラッ
ド層15を露出させる。次に、再びウェハを成長装置に
入れ、表面保護層形成時の雰囲気よりも、相対的に水素
ガスが多い、又はアンモニアガスが少ない雰囲気で、少
なくとも表面保護層を形成した温度よりも高い温度に晒
すことによって、表面保護層を蒸発させ、清浄な電流ブ
ロック層表面を形成する。ここで、AlN等Al組成の
高いInGaAlNは再蒸発が起こりにくいこと、電流
注入を阻止するための厚さが薄くて良いことから、再成
長界面に極端な段差を形成する必要がなく、良好な再成
長結晶が得やすい。
【0060】次に、電流ブロック層62上及び露出した
p−クラッド層15上に、MgドープGaNのp−埋込
み層17、p+ −GaNのp−コンタクト層18を図1
図示の実施の形態と同様に積層する。
p−クラッド層15上に、MgドープGaNのp−埋込
み層17、p+ −GaNのp−コンタクト層18を図1
図示の実施の形態と同様に積層する。
【0061】このようにして得られたウェハを図1図示
の実施の形態と同様にレーザ素子化し、特性評価したと
ころ、420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の
最高温度は90℃で、50℃、3mWの条件で連続10
00時間以上の動作が確認できた。
の実施の形態と同様にレーザ素子化し、特性評価したと
ころ、420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の
最高温度は90℃で、50℃、3mWの条件で連続10
00時間以上の動作が確認できた。
【0062】図7図示の実施の形態では、p−クラッド
層15と電流ブロック層62との間には表面保護層を設
けていない場合を記したが、例えばp−GaN等からな
る表面保護層を設けても良いのは勿論である。
層15と電流ブロック層62との間には表面保護層を設
けていない場合を記したが、例えばp−GaN等からな
る表面保護層を設けても良いのは勿論である。
【0063】図8は、本発明の更に別の実施の形態に係
る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す
断面図である。
る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す
断面図である。
【0064】図8図示の実施の形態が図1図示の実施の
形態と異なる点は、電流ブロック層を基板側に設けたこ
とにある。
形態と異なる点は、電流ブロック層を基板側に設けたこ
とにある。
【0065】即ち、図8図示の実施の形態では図1図示
の実施の形態と同様に、サファイア基板上10にMOC
VD法により、バッファ層11、n−コンタクト層12
を形成した後、n−コンタクト層12上に電流ブロック
層64としてノンドープ又はMgをドープしたAlNよ
りなる層を30nm成長させる。更に、図示しない表面
保護層としてノンドープGaNよりなる層を0.1μm
成長させる。このとき、表面保護層は、窒素ガス、水素
ガス及びアンモニアガスを主成分とする雰囲気で成長さ
せる。
の実施の形態と同様に、サファイア基板上10にMOC
VD法により、バッファ層11、n−コンタクト層12
を形成した後、n−コンタクト層12上に電流ブロック
層64としてノンドープ又はMgをドープしたAlNよ
りなる層を30nm成長させる。更に、図示しない表面
保護層としてノンドープGaNよりなる層を0.1μm
成長させる。このとき、表面保護層は、窒素ガス、水素
ガス及びアンモニアガスを主成分とする雰囲気で成長さ
せる。
【0066】次に、ウェハを成長装置から取出し、表面
保護層及び電流ブロック層64の一部を幅5μmのスト
ライプ状にエッチングして開口部を形成し、n−コンタ
クト層12を露出させる。
保護層及び電流ブロック層64の一部を幅5μmのスト
ライプ状にエッチングして開口部を形成し、n−コンタ
クト層12を露出させる。
【0067】次に、再びウェハを成長装置に入れ、表面
保護層形成時の雰囲気よりも、相対的に水素ガスが多
い、又はアンモニアガスが少ない雰囲気で、少なくとも
表面保護層を形成した温度よりも高い温度に晒すことに
よって、表面保護層を蒸発させ、清浄な電流ブロック層
表面を得る。電流ブロック層は再蒸発が起こりにくく、
電流注入を阻止しやすい材料であればAlNでなくても
良く、例えばAl組成の高いInGaAlNであればよ
い。
保護層形成時の雰囲気よりも、相対的に水素ガスが多
い、又はアンモニアガスが少ない雰囲気で、少なくとも
表面保護層を形成した温度よりも高い温度に晒すことに
よって、表面保護層を蒸発させ、清浄な電流ブロック層
表面を得る。電流ブロック層は再蒸発が起こりにくく、
電流注入を阻止しやすい材料であればAlNでなくても
良く、例えばAl組成の高いInGaAlNであればよ
い。
【0068】次に、電流ブロック層64上及び露出した
n−コンタクト層12上に、SiドープGa0.8 Al
0.2 Nのn−クラッド層13を250nmの膜厚で形成
する。続いて、図1図示の実施の形態と同様な周期構造
からなる多重量子井戸構造のMQW活性層14を形成す
る。次に、MgドープGa0.8 Al0.2 Nのp−クラッ
ド層15を形成する。更に、Mgドープp−GaNから
なりる厚さ0.8μmの埋込み層17を成長し、その上
に埋込み層17より更に高い濃度までMgをドープした
p+ −GaNの厚さ0.2μmのp−コンタクト層18
を成長する。
n−コンタクト層12上に、SiドープGa0.8 Al
0.2 Nのn−クラッド層13を250nmの膜厚で形成
する。続いて、図1図示の実施の形態と同様な周期構造
からなる多重量子井戸構造のMQW活性層14を形成す
る。次に、MgドープGa0.8 Al0.2 Nのp−クラッ
ド層15を形成する。更に、Mgドープp−GaNから
なりる厚さ0.8μmの埋込み層17を成長し、その上
に埋込み層17より更に高い濃度までMgをドープした
p+ −GaNの厚さ0.2μmのp−コンタクト層18
を成長する。
【0069】このようにして得られたウェハを図1図示
の実施の形態と同様にレーザ素子化し、特性評価したと
ころ、420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の
最高温度は90℃で、50℃、3mWの条件で連続10
00時間以上の動作が確認できた。また、屈曲した活性
層構造に起因するとみられる、横方向の光ガイド効果に
より、非点隔差10μm以下と、小さなスポットに絞る
上で有利な特性が得られた。
の実施の形態と同様にレーザ素子化し、特性評価したと
ころ、420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の
最高温度は90℃で、50℃、3mWの条件で連続10
00時間以上の動作が確認できた。また、屈曲した活性
層構造に起因するとみられる、横方向の光ガイド効果に
より、非点隔差10μm以下と、小さなスポットに絞る
上で有利な特性が得られた。
【0070】図9は、本発明の更に別の実施の形態に係
る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す
断面図である。
る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す
断面図である。
【0071】図9図示の実施の形態は、図1図示の実施
の形態の構成に加え、ダブルヘテロ接合構造の基板と反
対側にも周期構造を形成したものである。
の形態の構成に加え、ダブルヘテロ接合構造の基板と反
対側にも周期構造を形成したものである。
【0072】即ち、図1図示の構成に加え、電流ブロッ
ク層16及び該電流ブロック層16の開口部に露出する
p−クラッド層15とp−埋込み層17との間に、それ
ぞれの層の厚さが10nm以下で、2種類以上の窒化ガ
リウム系化合物半導体層の繰り返しで構成される周期構
造部66が形成される。
ク層16及び該電流ブロック層16の開口部に露出する
p−クラッド層15とp−埋込み層17との間に、それ
ぞれの層の厚さが10nm以下で、2種類以上の窒化ガ
リウム系化合物半導体層の繰り返しで構成される周期構
造部66が形成される。
【0073】より具体的には周期構造部66は、共にM
gドープのp型結晶で、厚さが共に2.5nmの(クラ
ッド側)GaN/In0.2 Ga0.8 N(コンタクト側)
の50ペアから、または共にMgドープのp型結晶であ
り、厚さが共に2.5nmの(クラッド側)GaN/G
a0.8 Al0.2 N(コンタクト側)の50ペアから構成
される。
gドープのp型結晶で、厚さが共に2.5nmの(クラ
ッド側)GaN/In0.2 Ga0.8 N(コンタクト側)
の50ペアから、または共にMgドープのp型結晶であ
り、厚さが共に2.5nmの(クラッド側)GaN/G
a0.8 Al0.2 N(コンタクト側)の50ペアから構成
される。
【0074】このような構成であれば、図1図示の実施
の形態で述べたようなMQW活性層14による結晶欠陥
の低減効果に加え、周期構造部66によっても結晶欠陥
の低減をはかることができる。特に、周期構造部66が
電流ブロック層16よりも上層にあるので、電流ブロッ
ク層16のエッチングによって生じた欠陥をも低減する
ことができ、コンタクト抵抗の低減に寄与することが可
能となる。
の形態で述べたようなMQW活性層14による結晶欠陥
の低減効果に加え、周期構造部66によっても結晶欠陥
の低減をはかることができる。特に、周期構造部66が
電流ブロック層16よりも上層にあるので、電流ブロッ
ク層16のエッチングによって生じた欠陥をも低減する
ことができ、コンタクト抵抗の低減に寄与することが可
能となる。
【0075】なお、図1乃至図9を参照して述べた実施
の形態においては、周期構造部を活性層中のMQWとし
ている。しかし、周期構造を形成することでコンタクト
層表面が平坦化され、動作電圧低減、高信頼化がはかれ
る構造であれば、電極コンタクト部から活性層に亘る少
なくともいずれかの部分に周期構造が形成されていれば
よい。また、MQW構造の詳細は、発振波長、動作電
流、ノイズ特性等により変化し得るが、コンタクト層表
面の平坦化が促進される条件を満たしていればよい。
の形態においては、周期構造部を活性層中のMQWとし
ている。しかし、周期構造を形成することでコンタクト
層表面が平坦化され、動作電圧低減、高信頼化がはかれ
る構造であれば、電極コンタクト部から活性層に亘る少
なくともいずれかの部分に周期構造が形成されていれば
よい。また、MQW構造の詳細は、発振波長、動作電
流、ノイズ特性等により変化し得るが、コンタクト層表
面の平坦化が促進される条件を満たしていればよい。
【0076】また、電流ブロック層はノンドープの高抵
抗層としたが、これに限らず各種の変形が可能である。
例えば、Sn、Se、Te、Ge、S等をドープしたn
−電流ブロック層を形成し、逆接合により電流狭窄を行
ってもよい。更に、Zn、P、Oをドープして深い準位
を形成、又はMgをドープしてヘテロ界面による障壁を
形成して電流狭窄を行ってもよい。
抗層としたが、これに限らず各種の変形が可能である。
例えば、Sn、Se、Te、Ge、S等をドープしたn
−電流ブロック層を形成し、逆接合により電流狭窄を行
ってもよい。更に、Zn、P、Oをドープして深い準位
を形成、又はMgをドープしてヘテロ界面による障壁を
形成して電流狭窄を行ってもよい。
【0077】図1乃至図9を参照して述べた実施の形態
によれば、電極コンタクト部から活性層に亘る少なくと
もいずれかの部分に周期構造部を形成することにより、
結晶成長時に生じた欠陥等の影響をなくして結晶性の向
上をはかることができる。より具体的には、結晶成長時
に生じた欠陥は周期構造部を形成することにより埋もれ
てしまい、結果として結晶品質の向上をはかることがで
きる。このため、活性層におけるキャリアの注入効率の
向上をはかると共に、電極コンタクト等での電圧降下を
抑制することができ、低しきい値化及び信頼性の向上を
はかることが可能となる。
によれば、電極コンタクト部から活性層に亘る少なくと
もいずれかの部分に周期構造部を形成することにより、
結晶成長時に生じた欠陥等の影響をなくして結晶性の向
上をはかることができる。より具体的には、結晶成長時
に生じた欠陥は周期構造部を形成することにより埋もれ
てしまい、結果として結晶品質の向上をはかることがで
きる。このため、活性層におけるキャリアの注入効率の
向上をはかると共に、電極コンタクト等での電圧降下を
抑制することができ、低しきい値化及び信頼性の向上を
はかることが可能となる。
【0078】また、前述の製造方法においては、再成長
の下地となる下地薄膜(例えば電流ブロック層)の上に
予め表面保護層を設けておき、下地薄膜に対する所望の
エッチング後に表面保護層を気相中の高温放置により再
蒸発させて除去する。これにより、下地薄膜の清浄表面
を得ることができ、更にこれを大気等に晒すことなく、
連続して次の層を成長することができる。従って、その
後の再成長を容易にすると共に、再成長層の結晶品質を
高めることにつながり、半導体レーザは勿論のこと、窒
化ガリウム系化合物半導体を用いた各種半導体素子の素
子特性の向上に寄与することが可能となる。
の下地となる下地薄膜(例えば電流ブロック層)の上に
予め表面保護層を設けておき、下地薄膜に対する所望の
エッチング後に表面保護層を気相中の高温放置により再
蒸発させて除去する。これにより、下地薄膜の清浄表面
を得ることができ、更にこれを大気等に晒すことなく、
連続して次の層を成長することができる。従って、その
後の再成長を容易にすると共に、再成長層の結晶品質を
高めることにつながり、半導体レーザは勿論のこと、窒
化ガリウム系化合物半導体を用いた各種半導体素子の素
子特性の向上に寄与することが可能となる。
【0079】図10は、本発明の更に別の実施の形態に
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。
【0080】図10図示の実施の形態において、サファ
イア基板10上に、GaNのバッファ層11、Siドー
プGaNのn−コンタクト層12、SiドープGaAl
Nのn−クラッド層13、多重量子井戸(MQW)構造
等からなる活性層14、MgドープGaAlNのp−ク
ラッド層15、SiドープGaNの電流ブロック層16
が積層形成され、電流ブロック層16はストライプ状に
エッチングされる。
イア基板10上に、GaNのバッファ層11、Siドー
プGaNのn−コンタクト層12、SiドープGaAl
Nのn−クラッド層13、多重量子井戸(MQW)構造
等からなる活性層14、MgドープGaAlNのp−ク
ラッド層15、SiドープGaNの電流ブロック層16
が積層形成され、電流ブロック層16はストライプ状に
エッチングされる。
【0081】電流ブロック層16のエッチングにより露
出したp−クラッド層15及び電流ブロック層16上に
は、MgドープGaNのp−下部電流注入層17、高濃
度にMgドープしたp+ −GaNのp−上部電流注入層
(p−コンタクト層)18が積層される。そして、p−
コンタクト層18からn−コンタクト層12の途中まで
部分的にエッチングされ、露出したn−コンタクト層1
2の表面にはn側電極21が形成され、p−コンタクト
層18の表面にはp側電極22が形成される。次に、図
10図示の窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方
法及びその構造の詳細について説明する。
出したp−クラッド層15及び電流ブロック層16上に
は、MgドープGaNのp−下部電流注入層17、高濃
度にMgドープしたp+ −GaNのp−上部電流注入層
(p−コンタクト層)18が積層される。そして、p−
コンタクト層18からn−コンタクト層12の途中まで
部分的にエッチングされ、露出したn−コンタクト層1
2の表面にはn側電極21が形成され、p−コンタクト
層18の表面にはp側電極22が形成される。次に、図
10図示の窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方
法及びその構造の詳細について説明する。
【0082】まず、サファイア基板10上に、有機金属
気相成長法(MOCVD法)等によりGaN、AlN、
GaAlN等からなるバッファ層11を10〜200n
m程度の膜厚で成長し、その上にSiドープGaNのn
−コンタクト層12を4μmの膜厚で形成する。続い
て、SiドープGa0.85A10.15Nのn−クラッド層1
3を300nmの膜厚で形成する。なお、以下では成長
方法については述べてないが、全てMOCVD法を用い
るものとする。
気相成長法(MOCVD法)等によりGaN、AlN、
GaAlN等からなるバッファ層11を10〜200n
m程度の膜厚で成長し、その上にSiドープGaNのn
−コンタクト層12を4μmの膜厚で形成する。続い
て、SiドープGa0.85A10.15Nのn−クラッド層1
3を300nmの膜厚で形成する。なお、以下では成長
方法については述べてないが、全てMOCVD法を用い
るものとする。
【0083】次に、ノンドープGaNからなり、厚さ1
00nmの光ガイド層、厚さ2nmのノンドープIn
0.2 Ga0.8 N、及び厚さ4nmのノンドープIn0.05
Ga0. 95Nの2種類のInGaAlN層を10周期繰り
返して構成される多重量子井戸(MQW)構造、Mgド
ープAl0.2 Ga0.8 Nからなり、厚さ40nmのp−
キャップ層、そしてMgドープGaNからなり、厚さ1
00nmのp−光ガイド層、を積層成長してなる活性層
14を形成する。
00nmの光ガイド層、厚さ2nmのノンドープIn
0.2 Ga0.8 N、及び厚さ4nmのノンドープIn0.05
Ga0. 95Nの2種類のInGaAlN層を10周期繰り
返して構成される多重量子井戸(MQW)構造、Mgド
ープAl0.2 Ga0.8 Nからなり、厚さ40nmのp−
キャップ層、そしてMgドープGaNからなり、厚さ1
00nmのp−光ガイド層、を積層成長してなる活性層
14を形成する。
【0084】次に、MgドープGa0.85Al0.15Nのp
−クラッド層15を300nmの膜厚で形成し、続い
て、電流ブロック層16としてSiドープGaNよりな
る層を1.5μm成長させる。
−クラッド層15を300nmの膜厚で形成し、続い
て、電流ブロック層16としてSiドープGaNよりな
る層を1.5μm成長させる。
【0085】次に、ウエハを成長装置から取り出し、電
流ブロック層16の一部を幅3μmのストライプ状に反
応性イオンエッチング(RIE)でエッチングして開口
部を形成し、p−クラッド層15を露出させる。
流ブロック層16の一部を幅3μmのストライプ状に反
応性イオンエッチング(RIE)でエッチングして開口
部を形成し、p−クラッド層15を露出させる。
【0086】次に、再びウエハを成長装置に入れ、電流
ブロック層16上及び露出したp−クラッド層15上
に、Mgドープp−GaNからなり、厚さ800nmの
p−下部電流注入層17、高濃度にMgドープしたp+
−GaNからなり、厚さ200nmのp−上部電流注入
層(p−コンタクト層)18を積層する。
ブロック層16上及び露出したp−クラッド層15上
に、Mgドープp−GaNからなり、厚さ800nmの
p−下部電流注入層17、高濃度にMgドープしたp+
−GaNからなり、厚さ200nmのp−上部電流注入
層(p−コンタクト層)18を積層する。
【0087】次に、ウエハを成長装置から取り出し、p
−コンタクト層18からn−コンタクト層12の途中ま
でRIEで部分的にエッチングし、n側電極を形成すべ
きn−コンタクト層を露出させる。
−コンタクト層18からn−コンタクト層12の途中ま
でRIEで部分的にエッチングし、n側電極を形成すべ
きn−コンタクト層を露出させる。
【0088】次に、n−コンタクト層12上にAl−T
i−Auからなるn側電極21を形成する。また、p−
コンタクト層18上に、Pt−Ti−Pt−Auよりな
るp側電極22を、電流ブロック層のストライプ状の開
口部の直上を含み、より広い面積になるように形成す
る。これにより、図10に示す構造が得られる。
i−Auからなるn側電極21を形成する。また、p−
コンタクト層18上に、Pt−Ti−Pt−Auよりな
るp側電極22を、電流ブロック層のストライプ状の開
口部の直上を含み、より広い面積になるように形成す
る。これにより、図10に示す構造が得られる。
【0089】以上のようにして得たレーザ素子は420
nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温度は1
00℃で、50℃、3mWの条件で連続1000時間以
上の動作が確認できた。
nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温度は1
00℃で、50℃、3mWの条件で連続1000時間以
上の動作が確認できた。
【0090】このような素子特性が得られるための構成
要件としては、電流ブロック層16の厚さをTA、p−
クラッド層15の厚さ(電流ブロック層16と活性層1
4との間のp−層の厚さ)TB、p−下部電流注入層1
7及びp−上部電流注入層18の厚さの総和即ち電流注
入層の厚さ(電流ブロック層16と電極22との間のp
−層の厚さ)をTCとすると、それぞれの厚さの関係
が、 TB<TA …(1) TC<TA …(2) TB<TC …(3) を満足するように設定されることにある。
要件としては、電流ブロック層16の厚さをTA、p−
クラッド層15の厚さ(電流ブロック層16と活性層1
4との間のp−層の厚さ)TB、p−下部電流注入層1
7及びp−上部電流注入層18の厚さの総和即ち電流注
入層の厚さ(電流ブロック層16と電極22との間のp
−層の厚さ)をTCとすると、それぞれの厚さの関係
が、 TB<TA …(1) TC<TA …(2) TB<TC …(3) を満足するように設定されることにある。
【0091】図10図示の実施の形態では、電流ブロッ
ク層16の厚さをp−クラッド層15の厚さ即ち電流ブ
ロック層と活性層14との距離よりも厚くしておくこ
と、電流ブロック層16の厚さを電流注入層の厚さより
も厚くしておくこと、電流注入層の厚さを電流ブロック
層16と活性層14との距離よりも厚くすることとして
いる。しかし、これらの厚さの関係は、少なくともどれ
か一つが成り立つことのような条件であっても良好な電
流狭窄効果が得られた。また、これらの構成要件のう
ち、複数、あるいはすべてが満たされることによって、
その素子特性を与える効果はより大きくなった。
ク層16の厚さをp−クラッド層15の厚さ即ち電流ブ
ロック層と活性層14との距離よりも厚くしておくこ
と、電流ブロック層16の厚さを電流注入層の厚さより
も厚くしておくこと、電流注入層の厚さを電流ブロック
層16と活性層14との距離よりも厚くすることとして
いる。しかし、これらの厚さの関係は、少なくともどれ
か一つが成り立つことのような条件であっても良好な電
流狭窄効果が得られた。また、これらの構成要件のう
ち、複数、あるいはすべてが満たされることによって、
その素子特性を与える効果はより大きくなった。
【0092】更に上述の効果は、 2TB<TA …(4) とすることによって、後述するメモリ効果によるp型不
純物混入を、更に抑制することができるため、更に良好
な電流狭窄効果が得られた。ただし、電流ブロック層1
6の厚さが、電流ブロック層16と活性層14との距離
の10倍よりも厚くなると、電流ブロック層16の開口
部を制御性よく形成することが困難になり、歩留まりが
低下した。
純物混入を、更に抑制することができるため、更に良好
な電流狭窄効果が得られた。ただし、電流ブロック層1
6の厚さが、電流ブロック層16と活性層14との距離
の10倍よりも厚くなると、電流ブロック層16の開口
部を制御性よく形成することが困難になり、歩留まりが
低下した。
【0093】また、上述の効果は 1.2TC<TA …(5) とすることによって、拡散によるp型不純物混入を更に
抑制することができるため、更に良好な電流狭窄効果が
得られた。ただし、電流ブロック層16の厚さが、電流
注入層の厚さの2倍よりも厚くなると、電流注入層を電
流ブロック層16の開口部に形成する部分での結晶性が
十分得られず、電流注入層上部に形成される電極コンタ
クトが不十分となり動作電圧の増加を引き起こした。
抑制することができるため、更に良好な電流狭窄効果が
得られた。ただし、電流ブロック層16の厚さが、電流
注入層の厚さの2倍よりも厚くなると、電流注入層を電
流ブロック層16の開口部に形成する部分での結晶性が
十分得られず、電流注入層上部に形成される電極コンタ
クトが不十分となり動作電圧の増加を引き起こした。
【0094】更に、 1.7TB<TC<5TB …(6) とすることが望ましい。ここで、電流注入層の厚さがp
−クラッド層15の厚さに対して、上記の範囲よりも大
きくなると、直列抵抗が増大して動作電圧が増加し、逆
に上記の範囲よりも小さくなると、光の閉じ込めが不十
分になる。
−クラッド層15の厚さに対して、上記の範囲よりも大
きくなると、直列抵抗が増大して動作電圧が増加し、逆
に上記の範囲よりも小さくなると、光の閉じ込めが不十
分になる。
【0095】なお、図10図示の実施の形態では、活性
層はMQWを有するものについて記載したが、単一の量
子井戸(SQW)や量子効果のない厚膜層、あるいは量
子効果のない層をバンドギャップの大きな層で隔てて複
数積層したような構造であってもよい。
層はMQWを有するものについて記載したが、単一の量
子井戸(SQW)や量子効果のない厚膜層、あるいは量
子効果のない層をバンドギャップの大きな層で隔てて複
数積層したような構造であってもよい。
【0096】また、活性層と電流ブロック層の間にp−
クラッド層以外のp−層を挿入した場合は、同p−層の
厚さをp−クラッド層15の厚さTBの一部として考慮
して、上述の条件を満足するように設定する。
クラッド層以外のp−層を挿入した場合は、同p−層の
厚さをp−クラッド層15の厚さTBの一部として考慮
して、上述の条件を満足するように設定する。
【0097】図11は、本発明の更に別の実施の形態に
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。図12は、図11図示の実施の形態の
電流狭窄部周辺の不純物ドーピングのプロファイルを示
す。
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。図12は、図11図示の実施の形態の
電流狭窄部周辺の不純物ドーピングのプロファイルを示
す。
【0098】図11図示の実施の形態において、サファ
イア基板10上に、バッファ層11、n−コンタクト層
12、n−クラッド層13、活性層14、p−クラッド
層15、SiドープGaNの電流ブロック層16が積層
形成され、電流ブロック層16はストライプ状にエッチ
ングされる。
イア基板10上に、バッファ層11、n−コンタクト層
12、n−クラッド層13、活性層14、p−クラッド
層15、SiドープGaNの電流ブロック層16が積層
形成され、電流ブロック層16はストライプ状にエッチ
ングされる。
【0099】電流ブロック層16のエッチングにより露
出したp−クラッド層15及び電流ブロック層16上に
は、p−下部電流注入層17、p−上部電流注入層(p
−コンタクト層)18が積層される。そして、p−コン
タクト層18からn−コンタクト層12の途中まで部分
的にエッチングされ、露出したn−コンタクト層12の
表面にはn側電極21が形成され、p−コンタクト層1
8の表面にはp側電極22が形成される。
出したp−クラッド層15及び電流ブロック層16上に
は、p−下部電流注入層17、p−上部電流注入層(p
−コンタクト層)18が積層される。そして、p−コン
タクト層18からn−コンタクト層12の途中まで部分
的にエッチングされ、露出したn−コンタクト層12の
表面にはn側電極21が形成され、p−コンタクト層1
8の表面にはp側電極22が形成される。
【0100】次に、図11図示の窒化ガリウム系化合物
半導体レーザの製造方法及びその構造の詳細を特に電流
ブロック層16の周辺について説明する。
半導体レーザの製造方法及びその構造の詳細を特に電流
ブロック層16の周辺について説明する。
【0101】活性層14上にMgを3×1019cm-3ド
ープしたp−Ga0.85Al0.15Nのp−クラッド層15
を300nmの膜厚で形成し、続いて、電流ブロック層
16としてSiを3×1018cm-3ドープしたGaNよ
りなる電流ブロック層16を1.5μm成長させる。次
に、ウエハを成長装置から取り出し、電流ブロック層1
6の一部を幅3μmのストライプ状に反応性イオンエッ
チング(RIE)でエッチングして開口部を形成し、p
−クラッド15を露出させる。次に、再びウエハを成長
装置に入れ、電流ブロック層16上及び露出したp−ク
ラッド層15上に、Mgを3×1019cm-3ドープした
p−GaNからなり、厚さ800nmのp−下部電流注
入層17、Mgを8×1019cm-3ドープしたp+ −G
aNからなり、厚さ200nmのp−上部電流注入層
(p−コンタクト層)18を積層する。次に、図10図
示の実施の形態と同様の電極形成プロセスを経て、図1
1に示す構造が得られる。
ープしたp−Ga0.85Al0.15Nのp−クラッド層15
を300nmの膜厚で形成し、続いて、電流ブロック層
16としてSiを3×1018cm-3ドープしたGaNよ
りなる電流ブロック層16を1.5μm成長させる。次
に、ウエハを成長装置から取り出し、電流ブロック層1
6の一部を幅3μmのストライプ状に反応性イオンエッ
チング(RIE)でエッチングして開口部を形成し、p
−クラッド15を露出させる。次に、再びウエハを成長
装置に入れ、電流ブロック層16上及び露出したp−ク
ラッド層15上に、Mgを3×1019cm-3ドープした
p−GaNからなり、厚さ800nmのp−下部電流注
入層17、Mgを8×1019cm-3ドープしたp+ −G
aNからなり、厚さ200nmのp−上部電流注入層
(p−コンタクト層)18を積層する。次に、図10図
示の実施の形態と同様の電極形成プロセスを経て、図1
1に示す構造が得られる。
【0102】電流ブロック層16内には、図11に示す
ように、p型または高抵抗のi型を示す領域16a、n
型を示す領域16b、p型または高抵抗のi型を示す領
域16cが形成される。p型または高抵抗のi型を示す
領域16aは、電流ブロック層16とその下層であるp
−クラッド層15の界面に近接して形成される。また、
p型または高抵抗のi型を示す領域16cは、電流ブロ
ック層16とp−下部電流注入層17の界面に近接して
形成される。この構造は、後述する効果、及び拡散効果
を活用して電流ブロック層にp型不純物であるMgを所
望のプロファイルになるように混入させることにより形
成することができる。なお、領域16a、16cの典型
的な厚さはそれぞれ600nm、200nm程度であ
る。
ように、p型または高抵抗のi型を示す領域16a、n
型を示す領域16b、p型または高抵抗のi型を示す領
域16cが形成される。p型または高抵抗のi型を示す
領域16aは、電流ブロック層16とその下層であるp
−クラッド層15の界面に近接して形成される。また、
p型または高抵抗のi型を示す領域16cは、電流ブロ
ック層16とp−下部電流注入層17の界面に近接して
形成される。この構造は、後述する効果、及び拡散効果
を活用して電流ブロック層にp型不純物であるMgを所
望のプロファイルになるように混入させることにより形
成することができる。なお、領域16a、16cの典型
的な厚さはそれぞれ600nm、200nm程度であ
る。
【0103】電流ブロック層16とその下層のp−層の
界面、あるいは電流ブロック層16とp−電流注入層の
界面には微小な穴等の欠陥が発生しやすい。これら界面
とpn接合面が略等しく位置すると、pn接合面に存在
する欠陥が引き起こす発生再結合による無効電流を発生
する原因となり、電流狭窄性が阻害される。これに対
し、図11図示の実施の形態のように電流ブロック層内
におけるpn接合面と結晶層の界面とを積極的にずらす
ことにより、pn接合面に存在する欠陥が引き起こす発
生再結合による無効電流が低減される。これにより、低
しきい値化、低電圧化、及び信頼性の向上をはかること
が可能となる。特に本実施の形態に示したように、Al
を含む結晶層に接して、電流ブロック層を形成する場合
は、界面近傍の電流ブロック層に欠陥が生成しやすく、
本発明の効果は顕著に現れる。
界面、あるいは電流ブロック層16とp−電流注入層の
界面には微小な穴等の欠陥が発生しやすい。これら界面
とpn接合面が略等しく位置すると、pn接合面に存在
する欠陥が引き起こす発生再結合による無効電流を発生
する原因となり、電流狭窄性が阻害される。これに対
し、図11図示の実施の形態のように電流ブロック層内
におけるpn接合面と結晶層の界面とを積極的にずらす
ことにより、pn接合面に存在する欠陥が引き起こす発
生再結合による無効電流が低減される。これにより、低
しきい値化、低電圧化、及び信頼性の向上をはかること
が可能となる。特に本実施の形態に示したように、Al
を含む結晶層に接して、電流ブロック層を形成する場合
は、界面近傍の電流ブロック層に欠陥が生成しやすく、
本発明の効果は顕著に現れる。
【0104】実際、以上のようにして得たレーザ素子は
420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温
度は120℃、50℃、3mWの条件で連続3000時
間以上の動作が確認できた。
420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温
度は120℃、50℃、3mWの条件で連続3000時
間以上の動作が確認できた。
【0105】図11図示の実施の形態に示したn型でな
い領域は、欠陥が発生しやすい電流ブロック層とその下
層の界面、及び電流ブロック層とp−電流注入層の界面
の両方に設けている。しかし、どちらか一方の界面のみ
に形成されていても効果がある。また、n型でない領域
は、電流ブロック層以外の層を形成する際に用いたMg
等のp型不純物を混入することで形成される。しかし、
p型不純物を意図的に電流ブロック層形成中にドーピン
グすることによって形成してもよい。
い領域は、欠陥が発生しやすい電流ブロック層とその下
層の界面、及び電流ブロック層とp−電流注入層の界面
の両方に設けている。しかし、どちらか一方の界面のみ
に形成されていても効果がある。また、n型でない領域
は、電流ブロック層以外の層を形成する際に用いたMg
等のp型不純物を混入することで形成される。しかし、
p型不純物を意図的に電流ブロック層形成中にドーピン
グすることによって形成してもよい。
【0106】図13は、本発明の更に別の実施の形態に
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。
【0107】図13図示の実施の形態において、サファ
イア基板10上に、バッファ層11、n−コンタクト層
12、n−クラッド層13、活性層14、第1p−クラ
ッド層15、電流ブロック層16が積層形成され、電流
ブロック層16はストライプ状にエッチングされる。
イア基板10上に、バッファ層11、n−コンタクト層
12、n−クラッド層13、活性層14、第1p−クラ
ッド層15、電流ブロック層16が積層形成され、電流
ブロック層16はストライプ状にエッチングされる。
【0108】電流ブロック層16のエッチングにより露
出した第1p−クラッド層15及び電流ブロック層16
上には、p−下部電流注入層(第2p−クラッド層)1
7、p−上部電流注入層(p−コンタクト層)18が積
層される。そして、p−コンタクト層18からn−コン
タクト層12の途中まで部分的にエッチングされ、露出
したn−コンタクト層12の表面にはn側電極21が形
成され、p−コンタクト層18の表面にはp側電極22
が形成される。
出した第1p−クラッド層15及び電流ブロック層16
上には、p−下部電流注入層(第2p−クラッド層)1
7、p−上部電流注入層(p−コンタクト層)18が積
層される。そして、p−コンタクト層18からn−コン
タクト層12の途中まで部分的にエッチングされ、露出
したn−コンタクト層12の表面にはn側電極21が形
成され、p−コンタクト層18の表面にはp側電極22
が形成される。
【0109】次に、図13図示の窒化ガリウム系化合物
半導体レーザの製造方法及びその構造の詳細を特に電流
ブロック層16の周辺について説明する。
半導体レーザの製造方法及びその構造の詳細を特に電流
ブロック層16の周辺について説明する。
【0110】活性層14は、ノンドープGaNからな
り、厚さ100nmの光ガイド層、厚さ2nmのノンド
ープIn0.2 Ga0.8 N、及び厚さ4nmのノンドープ
In0. 05Ga0.95Nの2種類のInGaAlN層を10
周期繰り返して構成される多重量子井戸(MQW)構
造、MgドープAl0.2 Ga0.8 Nからなり、厚さ40
nmのp−キャップ層、そしてMgドープGaNからな
り、厚さ100nmのp−光ガイド層、を積層成長して
なる。活性層14上にはMgドープGa0.85Al0. 15N
の第1p−クラッド層15を100nmの膜厚で形成
し、次に、SiドープGa0.8 Al0.2 Nの電流ブロッ
ク層を300nm成長させる。電流ブロック層16を3
μm幅のストライプ状にエッチングした後、Mgドープ
Ga0.85Al0. 15Nの第2p−クラッド層17を300
nm形成する。次に、Mgを高濃度にドープしたp+ −
GaNからなり、厚さ200nmのp−上部電流注入層
(p−コンタクト層)18を積層する。次に、図10図
示の実施の形態と同様の電極形成プロセスを経て、図1
3に示す構造が得られる。
り、厚さ100nmの光ガイド層、厚さ2nmのノンド
ープIn0.2 Ga0.8 N、及び厚さ4nmのノンドープ
In0. 05Ga0.95Nの2種類のInGaAlN層を10
周期繰り返して構成される多重量子井戸(MQW)構
造、MgドープAl0.2 Ga0.8 Nからなり、厚さ40
nmのp−キャップ層、そしてMgドープGaNからな
り、厚さ100nmのp−光ガイド層、を積層成長して
なる。活性層14上にはMgドープGa0.85Al0. 15N
の第1p−クラッド層15を100nmの膜厚で形成
し、次に、SiドープGa0.8 Al0.2 Nの電流ブロッ
ク層を300nm成長させる。電流ブロック層16を3
μm幅のストライプ状にエッチングした後、Mgドープ
Ga0.85Al0. 15Nの第2p−クラッド層17を300
nm形成する。次に、Mgを高濃度にドープしたp+ −
GaNからなり、厚さ200nmのp−上部電流注入層
(p−コンタクト層)18を積層する。次に、図10図
示の実施の形態と同様の電極形成プロセスを経て、図1
3に示す構造が得られる。
【0111】図13図示の実施の形態に示す構造では、
電流注入層の少なくとも活性層に近接する部分に相当す
る第2p−クラッド層17が、活性層14の発光波長4
20nmに対応するバンドギャップより大きなバンドギ
ャップを有している。更に、第2p−クラッド層17の
屈折率は電流ブロック層16の屈折率より大きい。
電流注入層の少なくとも活性層に近接する部分に相当す
る第2p−クラッド層17が、活性層14の発光波長4
20nmに対応するバンドギャップより大きなバンドギ
ャップを有している。更に、第2p−クラッド層17の
屈折率は電流ブロック層16の屈折率より大きい。
【0112】これにより、接合に平行方向の実効的な屈
折率が電流注入されるストライプ状の開口部で高い光の
導波機構が形成でき、基本横モードを安定化し、光の吸
収損失、回折損失によるしきい電流の増加を抑えると共
に、導波される光の波面を平坦にし、光ディスク用のレ
ーザとして不可欠な小さな非点隔差を実現することがで
きた。
折率が電流注入されるストライプ状の開口部で高い光の
導波機構が形成でき、基本横モードを安定化し、光の吸
収損失、回折損失によるしきい電流の増加を抑えると共
に、導波される光の波面を平坦にし、光ディスク用のレ
ーザとして不可欠な小さな非点隔差を実現することがで
きた。
【0113】実際、以上のようにして得たレーザ素子は
420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温
度は120℃で、50℃、5mWの条件で連続1000
時間以上の動作が確認できた。また、その非点隔差は3
μm以下と小さな値が得られた。
420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温
度は120℃で、50℃、5mWの条件で連続1000
時間以上の動作が確認できた。また、その非点隔差は3
μm以下と小さな値が得られた。
【0114】図13図示の実施の形態においては、第1
p−クラッド層15及び第2p−クラッド層17を同じ
材料で形成することにより、略等しい屈折率の層になる
ようにしてある。しかし、本発明の骨子である電流注入
層の少なくとも活性層に近接する部分が、活性層の発光
波長に対応するバンドギャップより大きなバンドギャッ
プであると共に、その屈折率が電流ブロック層より大き
いことを満たしていれば同様の効果が得られる。
p−クラッド層15及び第2p−クラッド層17を同じ
材料で形成することにより、略等しい屈折率の層になる
ようにしてある。しかし、本発明の骨子である電流注入
層の少なくとも活性層に近接する部分が、活性層の発光
波長に対応するバンドギャップより大きなバンドギャッ
プであると共に、その屈折率が電流ブロック層より大き
いことを満たしていれば同様の効果が得られる。
【0115】図14は、本発明の更に別の実施の形態に
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。
【0116】図14図示の実施の形態において、サファ
イア基板10上に、バッファ層11、n−コンタクト層
12、n−クラッド層13、活性層14、第1p−クラ
ッド層15、電流ブロック層16が積層形成され、電流
ブロック層16はストライプ状にエッチングされる。
イア基板10上に、バッファ層11、n−コンタクト層
12、n−クラッド層13、活性層14、第1p−クラ
ッド層15、電流ブロック層16が積層形成され、電流
ブロック層16はストライプ状にエッチングされる。
【0117】電流ブロック層16のエッチングにより露
出した第1p−クラッド層15及び電流ブロック層16
上には、p−下部電流注入層(第2p−クラッド層)1
7、p−上部電流注入層(p−コンタクト層)18が積
層される。そして、p−コンタクト層18からn−コン
タクト層12の途中まで部分的にエッチングされ、露出
したn−コンタクト層12の表面にはn側電極21が形
成され、p−コンタクト層18の表面にはp側電極22
が形成される。
出した第1p−クラッド層15及び電流ブロック層16
上には、p−下部電流注入層(第2p−クラッド層)1
7、p−上部電流注入層(p−コンタクト層)18が積
層される。そして、p−コンタクト層18からn−コン
タクト層12の途中まで部分的にエッチングされ、露出
したn−コンタクト層12の表面にはn側電極21が形
成され、p−コンタクト層18の表面にはp側電極22
が形成される。
【0118】次に、図14図示の窒化ガリウム系化合物
半導体レーザの製造方法及びその構造の詳細を特に電流
ブロック層16の周辺について説明する。
半導体レーザの製造方法及びその構造の詳細を特に電流
ブロック層16の周辺について説明する。
【0119】活性層14は、ノンドープGaNからな
り、厚さ100nmの光ガイド層、厚さ2nmのノンド
ープIn0.2 Ga0.8 N、及び厚さ4nmのノンドープ
In0. 05Ga0.95Nの2種類のInGaAlN層を10
周期繰り返して構成される多重量子井戸(MQW)構
造、MgドープAl0.2 Ga0.8 Nからなり、厚さ40
nmのp−キャップ層、そしてMgドープGaNからな
り、厚さ100nmのp−光ガイド層、を積層成長して
なる。活性層14上にはMgドープGa0.85Al0. 15N
の第1p−クラッド層15を100nmの膜厚で形成
し、次に、SiドープGa0.85Al0.15Nの電流ブロッ
ク層を300nm成長させる。電流ブロック層16を3
μm幅のストライプ状にエッチングした後、Mgドープ
Ga0.9 Al0. 1 Nの第2p−クラッド層17を300
nm形成する。次に、Mgを高濃度にドープしたp+ −
GaNからなり、厚さ200nmのp−上部電流注入層
(p−コンタクト層)18を積層する。次に、図10図
示の実施の形態と同様の電極形成プロセスを経て、図1
4に示す構造が得られる。
り、厚さ100nmの光ガイド層、厚さ2nmのノンド
ープIn0.2 Ga0.8 N、及び厚さ4nmのノンドープ
In0. 05Ga0.95Nの2種類のInGaAlN層を10
周期繰り返して構成される多重量子井戸(MQW)構
造、MgドープAl0.2 Ga0.8 Nからなり、厚さ40
nmのp−キャップ層、そしてMgドープGaNからな
り、厚さ100nmのp−光ガイド層、を積層成長して
なる。活性層14上にはMgドープGa0.85Al0. 15N
の第1p−クラッド層15を100nmの膜厚で形成
し、次に、SiドープGa0.85Al0.15Nの電流ブロッ
ク層を300nm成長させる。電流ブロック層16を3
μm幅のストライプ状にエッチングした後、Mgドープ
Ga0.9 Al0. 1 Nの第2p−クラッド層17を300
nm形成する。次に、Mgを高濃度にドープしたp+ −
GaNからなり、厚さ200nmのp−上部電流注入層
(p−コンタクト層)18を積層する。次に、図10図
示の実施の形態と同様の電極形成プロセスを経て、図1
4に示す構造が得られる。
【0120】図14図示の実施の形態に示す構造では、
電流ブロック層16が、活性層14の発光波長に対応す
るバンドギャップより大きなバンドギャップを有してい
る。更に、電流ブロック層16の屈折率は、電流注入層
の少なくとも活性層に近接する部分に相当する第2p−
クラッド層17の屈折率より大きい。
電流ブロック層16が、活性層14の発光波長に対応す
るバンドギャップより大きなバンドギャップを有してい
る。更に、電流ブロック層16の屈折率は、電流注入層
の少なくとも活性層に近接する部分に相当する第2p−
クラッド層17の屈折率より大きい。
【0121】これにより、接合に平行方向の実効的な屈
折率が電流注入されるストライプ状の開口部で低い光の
導波機構が形成でき、基本横モードを安定化し、光の吸
収損失によるしきい電流の増加を抑えると共に、導波さ
れる光の波面を平坦にし、光ディスク用のレーザとして
不可欠な小さな非点隔差を実現することができた。
折率が電流注入されるストライプ状の開口部で低い光の
導波機構が形成でき、基本横モードを安定化し、光の吸
収損失によるしきい電流の増加を抑えると共に、導波さ
れる光の波面を平坦にし、光ディスク用のレーザとして
不可欠な小さな非点隔差を実現することができた。
【0122】実際、以上のようにして得たレーザ素子は
420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温
度は100℃で、50℃、5mWの条件で連続1000
時間以上の動作が確認できた。また、その非点隔差は3
μm以下と小さな値が得られた。
420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温
度は100℃で、50℃、5mWの条件で連続1000
時間以上の動作が確認できた。また、その非点隔差は3
μm以下と小さな値が得られた。
【0123】図14図示の実施の形態においては、第1
p−クラッド層15及び電流ブロック層16を導電型の
異なる同じ材料で形成することにより、略等しい屈折率
の層になるようにしてある。しかし、本発明の骨子であ
る電流ブロック層が、活性層の発光波長に対応するバン
ドギャップより大きなバンドギャップであると共に、そ
の屈折率が、電流注入層の少なくとも活性層に近接する
部分より大きいことを満たしていれば同様の効果が得ら
れる。
p−クラッド層15及び電流ブロック層16を導電型の
異なる同じ材料で形成することにより、略等しい屈折率
の層になるようにしてある。しかし、本発明の骨子であ
る電流ブロック層が、活性層の発光波長に対応するバン
ドギャップより大きなバンドギャップであると共に、そ
の屈折率が、電流注入層の少なくとも活性層に近接する
部分より大きいことを満たしていれば同様の効果が得ら
れる。
【0124】図15は、本発明の更に別の実施の形態に
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。
【0125】図15図示の実施の形態において、サファ
イア基板10上に、バッファ層11、n−コンタクト層
12、n−クラッド層13、活性層14、第1p−クラ
ッド層15、電流ブロック層16が積層形成され、電流
ブロック層16はストライプ状にエッチングされる。
イア基板10上に、バッファ層11、n−コンタクト層
12、n−クラッド層13、活性層14、第1p−クラ
ッド層15、電流ブロック層16が積層形成され、電流
ブロック層16はストライプ状にエッチングされる。
【0126】電流ブロック層16のエッチングにより露
出した第1p−クラッド層15及び電流ブロック層16
上には、p−下部電流注入層(第2p−クラッド層)1
7、p−上部電流注入層(p−コンタクト層)18が積
層される。そして、p−コンタクト層18からn−コン
タクト層12の途中まで部分的にエッチングされ、露出
したn−コンタクト層12の表面にはn側電極21が形
成され、p−コンタクト層18の表面にはp側電極22
が形成される。
出した第1p−クラッド層15及び電流ブロック層16
上には、p−下部電流注入層(第2p−クラッド層)1
7、p−上部電流注入層(p−コンタクト層)18が積
層される。そして、p−コンタクト層18からn−コン
タクト層12の途中まで部分的にエッチングされ、露出
したn−コンタクト層12の表面にはn側電極21が形
成され、p−コンタクト層18の表面にはp側電極22
が形成される。
【0127】次に、図15図示の実施の形態の窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの製造方法及びその構造の詳
細を特に電流ブロック層16の周辺について説明する。
ウム系化合物半導体レーザの製造方法及びその構造の詳
細を特に電流ブロック層16の周辺について説明する。
【0128】活性層14は、ノンドープGaNからなり
厚さ100nmの光ガイド層、厚さ2nmのノンドープ
In0.2 Ga0.8 N、及び厚さ4nmのノンドープIn
0.05Ga0.95Nの2種類のInGaAlN層を10周期
繰り返して構成される多重量子井戸(MQW)構造、M
gドープAl0.2 Ga0.8 Nからなり、厚さ40nmの
p−キャップ層、そしてMgドープGaNからなり、厚
さ100nmのp−光ガイド層、を積層成長してなる。
活性層14上にはMgドープp−Ga0.85Al0.15Nの
第1p−クラッド層15を100nmの膜厚で形成し、
次に、SiドープIn0.25Ga0.75Nの電流ブロック層
を300nm成長させる。電流ブロック層16を3μm
幅のストライプ状にエッチングした後、MgドープGa
0.85Al0.15Nの第2p−クラッド層17を300nm
形成する。次に、Mgを高濃度にドープしたp+ −Ga
Nからなり、厚さ200nmのp−上部電流注入層(p
−コンタクト層)18を積層する。次に、図10図示の
実施の形態と同様の電極形成プロセスを経て、図15に
示す構造が得られる。
厚さ100nmの光ガイド層、厚さ2nmのノンドープ
In0.2 Ga0.8 N、及び厚さ4nmのノンドープIn
0.05Ga0.95Nの2種類のInGaAlN層を10周期
繰り返して構成される多重量子井戸(MQW)構造、M
gドープAl0.2 Ga0.8 Nからなり、厚さ40nmの
p−キャップ層、そしてMgドープGaNからなり、厚
さ100nmのp−光ガイド層、を積層成長してなる。
活性層14上にはMgドープp−Ga0.85Al0.15Nの
第1p−クラッド層15を100nmの膜厚で形成し、
次に、SiドープIn0.25Ga0.75Nの電流ブロック層
を300nm成長させる。電流ブロック層16を3μm
幅のストライプ状にエッチングした後、MgドープGa
0.85Al0.15Nの第2p−クラッド層17を300nm
形成する。次に、Mgを高濃度にドープしたp+ −Ga
Nからなり、厚さ200nmのp−上部電流注入層(p
−コンタクト層)18を積層する。次に、図10図示の
実施の形態と同様の電極形成プロセスを経て、図15に
示す構造が得られる。
【0129】図15図示の実施の形態に示す構造では、
電流注入層の少なくとも活性層に近接する部分に相当す
る第2p−クラッド層17のバンドギャップが、活性層
の発光波長に対応するバンドギャップより大きい。更
に、電流ブロック層16のバンドギャップが、活性層の
発光波長に対応するバンドギャップより小さい。
電流注入層の少なくとも活性層に近接する部分に相当す
る第2p−クラッド層17のバンドギャップが、活性層
の発光波長に対応するバンドギャップより大きい。更
に、電流ブロック層16のバンドギャップが、活性層の
発光波長に対応するバンドギャップより小さい。
【0130】これにより、接合に平行方向の実効的な屈
折率が電流注入されるストライプ状の開口部で高い光の
導波機構が形成できると共に、高次横モードに対しての
吸収損失を大きくすることができるので、基本横モード
を安定化し、光の回折損失によるしきい電流の増加を抑
えると共に、導波される光の波面を平坦にし、光ディス
ク用のレーザとして不可欠な小さな非点隔差を実現する
ことができた。
折率が電流注入されるストライプ状の開口部で高い光の
導波機構が形成できると共に、高次横モードに対しての
吸収損失を大きくすることができるので、基本横モード
を安定化し、光の回折損失によるしきい電流の増加を抑
えると共に、導波される光の波面を平坦にし、光ディス
ク用のレーザとして不可欠な小さな非点隔差を実現する
ことができた。
【0131】実際、以上のようにして得たレーザ素子は
420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温
度は100℃で、50℃、7mWの条件で連続1000
時間以上の動作が確認できた。また、その非点隔差は7
μm以下と小さな値が得られた。
420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温
度は100℃で、50℃、7mWの条件で連続1000
時間以上の動作が確認できた。また、その非点隔差は7
μm以下と小さな値が得られた。
【0132】図15図示の実施の形態においては、第1
p−クラッド層15及び第2p−クラッド層17を同じ
材料で形成することにより、略等しい屈折率の層になる
ようにしてある。しかし、本発明の骨子である電流注入
層の少なくとも活性層に近接する部分のバンドギャップ
が活性層の発光波長に対するバンドギャップより大き
く、電流ブロック層のバンドギャップが、活性層の発光
波長に対応するバンドギャップより小さいことを満たし
ていれば同様の効果が得られる。
p−クラッド層15及び第2p−クラッド層17を同じ
材料で形成することにより、略等しい屈折率の層になる
ようにしてある。しかし、本発明の骨子である電流注入
層の少なくとも活性層に近接する部分のバンドギャップ
が活性層の発光波長に対するバンドギャップより大き
く、電流ブロック層のバンドギャップが、活性層の発光
波長に対応するバンドギャップより小さいことを満たし
ていれば同様の効果が得られる。
【0133】図16は、本発明の更に別の実施の形態に
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。
【0134】図16図示の実施の形態において、サファ
イア基板10上にバッファ層11、n−コンタクト層1
2、n−クラッド層13、活性層14、p−クラッド層
15、電流ブロック層16が積層形成され、電流ブロッ
ク層16及びp−クラッド層15はストライプ状にエッ
チングされ、その断面形状はV字状になっている。
イア基板10上にバッファ層11、n−コンタクト層1
2、n−クラッド層13、活性層14、p−クラッド層
15、電流ブロック層16が積層形成され、電流ブロッ
ク層16及びp−クラッド層15はストライプ状にエッ
チングされ、その断面形状はV字状になっている。
【0135】電流ブロック層16及びp−クラッド層1
5のエッチングにより露出したp−クラッド層15のV
溝部及び電流ブロック層16上には、p−下部電流注入
層17、p−上部電流注入層(p−コンタクト層)18
が積層される。そして、p−コンタクト層18からn−
コンタクト層12の途中まで部分的にエッチングされ、
露出したn−コンタクト層12の表面にはn側電極21
が形成され、p−コンタクト層18の表面にはp側電極
22が形成される。
5のエッチングにより露出したp−クラッド層15のV
溝部及び電流ブロック層16上には、p−下部電流注入
層17、p−上部電流注入層(p−コンタクト層)18
が積層される。そして、p−コンタクト層18からn−
コンタクト層12の途中まで部分的にエッチングされ、
露出したn−コンタクト層12の表面にはn側電極21
が形成され、p−コンタクト層18の表面にはp側電極
22が形成される。
【0136】次に、図16図示の実施の形態の窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの製造方法及びその構造の詳
細を特に電流ブロック層16の周辺について説明する。
ウム系化合物半導体レーザの製造方法及びその構造の詳
細を特に電流ブロック層16の周辺について説明する。
【0137】活性層は、ノンドープGaNからなり厚さ
100nmの光ガイド層、厚さ2nmのノンドープIn
0.2 Ga0.8 N、及び厚さ4nmのノンドープIn0.05
Ga0.95Nの2種類のInGaAlN層を10周期繰り
返して構成される多重量子井戸(MQW)構造、Mgド
ープAl0.2 Ga0.8 Nからなり、厚さ40nmのp−
キャップ層、そしてMgドープGaNからなり、厚さ1
00nmのp−光ガイド層、を積層成長してなる。活性
層14上にはMgドープGa0.85Al0.15Nのp−クラ
ッド層15を300nmの膜厚で形成し、次に、Siを
ドープしたGaNの電流ブロック層を1.5μm形成す
る。電流ブロック層16を2μm幅のストライプ状にエ
ッチングすることにより、p−クラッド層15に達する
V字状の溝部を形成した後、MgドープGaNのp−下
部電流注入層17を800nm形成する。次に、Mgを
高濃度にドープしたp+ −GaNからなり、厚さ200
nmのp−上部電流注入層(p−コンタクト層)18を
積層する。次に、図10図示の実施の形態と同様の電極
形成プロセスを経て、図16に示す構造が得られる。
100nmの光ガイド層、厚さ2nmのノンドープIn
0.2 Ga0.8 N、及び厚さ4nmのノンドープIn0.05
Ga0.95Nの2種類のInGaAlN層を10周期繰り
返して構成される多重量子井戸(MQW)構造、Mgド
ープAl0.2 Ga0.8 Nからなり、厚さ40nmのp−
キャップ層、そしてMgドープGaNからなり、厚さ1
00nmのp−光ガイド層、を積層成長してなる。活性
層14上にはMgドープGa0.85Al0.15Nのp−クラ
ッド層15を300nmの膜厚で形成し、次に、Siを
ドープしたGaNの電流ブロック層を1.5μm形成す
る。電流ブロック層16を2μm幅のストライプ状にエ
ッチングすることにより、p−クラッド層15に達する
V字状の溝部を形成した後、MgドープGaNのp−下
部電流注入層17を800nm形成する。次に、Mgを
高濃度にドープしたp+ −GaNからなり、厚さ200
nmのp−上部電流注入層(p−コンタクト層)18を
積層する。次に、図10図示の実施の形態と同様の電極
形成プロセスを経て、図16に示す構造が得られる。
【0138】図16図示の実施の形態に示す構造では、
p−下部電流注入層17を、ストライプ状の開口部にお
いて、電流注入層と活性層14に挟まれたp−クラッド
層15に形成された溝部に接するように形成している。
また、この溝部の形状をV字型にしているところに特徴
がある。
p−下部電流注入層17を、ストライプ状の開口部にお
いて、電流注入層と活性層14に挟まれたp−クラッド
層15に形成された溝部に接するように形成している。
また、この溝部の形状をV字型にしているところに特徴
がある。
【0139】これにより、電流をストライプ中央部に集
中させることが可能になり、電流広がりによる無効な電
流を抑制することができた。更に、p−下部電流注入層
17の抵抗率を、p−クラッド層15の抵抗率よりも低
くすることが、より顕著な無効電流狭窄効果をもたらし
ていると考えられる。この場合、同時にV字溝の埋め込
む材料の屈折率がp−クラッド層の屈折率よりも高いこ
とから、接合に平行方向の実効的な屈折率が電流注入さ
れるストライプ状の開口部のV字部分で高い光の導波機
構が形成でき、基本横モードを安定化し、光の吸収損
失、回折損失によるしきい電流の増加を抑えると共に、
導波される光の波面を平坦にし、光ディスク用のレーザ
として不可欠な小さな非点隔差を実現することができ
た。
中させることが可能になり、電流広がりによる無効な電
流を抑制することができた。更に、p−下部電流注入層
17の抵抗率を、p−クラッド層15の抵抗率よりも低
くすることが、より顕著な無効電流狭窄効果をもたらし
ていると考えられる。この場合、同時にV字溝の埋め込
む材料の屈折率がp−クラッド層の屈折率よりも高いこ
とから、接合に平行方向の実効的な屈折率が電流注入さ
れるストライプ状の開口部のV字部分で高い光の導波機
構が形成でき、基本横モードを安定化し、光の吸収損
失、回折損失によるしきい電流の増加を抑えると共に、
導波される光の波面を平坦にし、光ディスク用のレーザ
として不可欠な小さな非点隔差を実現することができ
た。
【0140】実際、以上のようにして得たレーザ素子は
420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温
度は110℃で、50℃、3mWの条件で連続1000
時間以上の動作が確認できた。また、その非点隔差は7
μm以下と小さな値が得られた。
420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温
度は110℃で、50℃、3mWの条件で連続1000
時間以上の動作が確認できた。また、その非点隔差は7
μm以下と小さな値が得られた。
【0141】図16図示の実施の形態では、p−下部電
流注入層17として、p−クラッド層15より屈折率の
高い層を用いている。しかし、p−クラッド層15より
抵抗率が低くければ、必ずしも屈折率の高い層ばかりで
なく、略等しい屈折率を持つ材料や、屈折率の低い材料
を用いてもよい。
流注入層17として、p−クラッド層15より屈折率の
高い層を用いている。しかし、p−クラッド層15より
抵抗率が低くければ、必ずしも屈折率の高い層ばかりで
なく、略等しい屈折率を持つ材料や、屈折率の低い材料
を用いてもよい。
【0142】図17は、本発明の更に別の実施の形態に
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。
【0143】図17図示の実施の形態において、サファ
イア基板10上に、バッファ層11、n−コンタクト層
12、n−クラッド層13、活性層14、p−クラッド
層15、電流ブロック層16が積層形成され、電流ブロ
ック層16及びp−クラッド層15はストライプ状にエ
ッチングされ、その断面形状は溝底部で平坦になってい
る。
イア基板10上に、バッファ層11、n−コンタクト層
12、n−クラッド層13、活性層14、p−クラッド
層15、電流ブロック層16が積層形成され、電流ブロ
ック層16及びp−クラッド層15はストライプ状にエ
ッチングされ、その断面形状は溝底部で平坦になってい
る。
【0144】電流ブロック層16及びp−クラッド層1
5のエッチングにより露出したp−クラッド層15の溝
部及び電流ブロック層16上には、p−下部電流注入層
17、p−上部電流注入層(p−コンタクト層)18が
積層される。そして、p−コンタクト層18からn−コ
ンタクト層12の途中まで部分的にエッチングされ、露
出したn−コンタクト層12の表面にはn側電極21が
形成され、p−コンタクト層18の表面にはp側電極2
2が形成される。
5のエッチングにより露出したp−クラッド層15の溝
部及び電流ブロック層16上には、p−下部電流注入層
17、p−上部電流注入層(p−コンタクト層)18が
積層される。そして、p−コンタクト層18からn−コ
ンタクト層12の途中まで部分的にエッチングされ、露
出したn−コンタクト層12の表面にはn側電極21が
形成され、p−コンタクト層18の表面にはp側電極2
2が形成される。
【0145】次に、図17図示の窒化ガリウム系化合物
半導体レーザの製造方法及びその構造の詳細を特に電流
ブロック層16の周辺について説明する。
半導体レーザの製造方法及びその構造の詳細を特に電流
ブロック層16の周辺について説明する。
【0146】活性層は、ノンドープGaNからなり厚さ
100nmの光ガイド層、厚さ2nmのノンドープIn
0.2 Ga0.8 N、及び厚さ4nmのノンドープIn0.05
Ga0.95Nの2種類のInGaAlN層を10周期繰り
返して構成される多重量子井戸(MQW)構造、Mgド
ープAl0.2 Ga0.8 Nからなり、厚さ40nmのp−
キャップ層、そしてMgドープGaNからなり、厚さ1
00nmのp−光ガイド層、を積層成長してなる。活性
層14上にはMgドープGa0.85Al0.15Nのp−クラ
ッド層15を300nmの膜厚で形成し、次に、Siド
ープGaNの電流ブロック層を1.5μm形成する。電
流ブロック層16を3μm幅のストライプ状にエッチン
グすることにより、p−クラッド層15に達し、その断
面形状が溝底部で平坦になっている溝部を形成した後、
MgドープGaNのp−下部電流注入層17を800n
m形成する。次に、Mgを高濃度にドープしたp+ −G
aNからなり、厚さ200nmのp−上部電流注入層
(p−コンタクト層)18を積層する。次に、図10図
示の実施の形態と同様の電極形成プロセスを経て、図1
7に示す構造が得られる。
100nmの光ガイド層、厚さ2nmのノンドープIn
0.2 Ga0.8 N、及び厚さ4nmのノンドープIn0.05
Ga0.95Nの2種類のInGaAlN層を10周期繰り
返して構成される多重量子井戸(MQW)構造、Mgド
ープAl0.2 Ga0.8 Nからなり、厚さ40nmのp−
キャップ層、そしてMgドープGaNからなり、厚さ1
00nmのp−光ガイド層、を積層成長してなる。活性
層14上にはMgドープGa0.85Al0.15Nのp−クラ
ッド層15を300nmの膜厚で形成し、次に、Siド
ープGaNの電流ブロック層を1.5μm形成する。電
流ブロック層16を3μm幅のストライプ状にエッチン
グすることにより、p−クラッド層15に達し、その断
面形状が溝底部で平坦になっている溝部を形成した後、
MgドープGaNのp−下部電流注入層17を800n
m形成する。次に、Mgを高濃度にドープしたp+ −G
aNからなり、厚さ200nmのp−上部電流注入層
(p−コンタクト層)18を積層する。次に、図10図
示の実施の形態と同様の電極形成プロセスを経て、図1
7に示す構造が得られる。
【0147】図17図示の実施の形態に示す構造では、
p−下部電流注入層17を、ストライプ状の開口部にお
いて、電流注入層と活性層14に挟まれたp−クラッド
層15に形成された溝部に接するように形成している。
また、この溝部の形状をその断面形状が溝底部で平坦に
なるようにしているところに特徴がある。
p−下部電流注入層17を、ストライプ状の開口部にお
いて、電流注入層と活性層14に挟まれたp−クラッド
層15に形成された溝部に接するように形成している。
また、この溝部の形状をその断面形状が溝底部で平坦に
なるようにしているところに特徴がある。
【0148】これにより、電流注入の幅、光の導波機構
の幅を略一致させることができる。これは非点隔差の小
さなレーザを作るのに有効である。溝を埋め込む材料の
屈折率がp−クラッド層の屈折率よりも高いことから、
接合に平行方向の実効的な屈折率が電流注入されるスト
ライプ状の開口部で高い光の導波機構が形成でき、基本
横モードを安定化し、光の吸収損失、回折損失によるし
きい電流の増加を抑えると共に、導波される光の波面を
平坦にし、光ディスク用のレーザとして不可欠な小さな
非点隔差を実現することができた。
の幅を略一致させることができる。これは非点隔差の小
さなレーザを作るのに有効である。溝を埋め込む材料の
屈折率がp−クラッド層の屈折率よりも高いことから、
接合に平行方向の実効的な屈折率が電流注入されるスト
ライプ状の開口部で高い光の導波機構が形成でき、基本
横モードを安定化し、光の吸収損失、回折損失によるし
きい電流の増加を抑えると共に、導波される光の波面を
平坦にし、光ディスク用のレーザとして不可欠な小さな
非点隔差を実現することができた。
【0149】実際、以上のようにして得たレーザ素子は
420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温
度は110℃で、50℃、5mWの条件で連続1000
時間以上の動作が確認できた。また、その非点隔差は5
μm以下と小さな値が得られた。
420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温
度は110℃で、50℃、5mWの条件で連続1000
時間以上の動作が確認できた。また、その非点隔差は5
μm以下と小さな値が得られた。
【0150】図17図示の実施の形態では、p−下部電
流注入層17として、p−クラッド層15より屈折率の
高いGaNを用いているが、図18に示すようにp−ク
ラッド層15と同等、あるいは低い屈折率を持つ第2p
−クラッド層17a等を用いてもよい。
流注入層17として、p−クラッド層15より屈折率の
高いGaNを用いているが、図18に示すようにp−ク
ラッド層15と同等、あるいは低い屈折率を持つ第2p
−クラッド層17a等を用いてもよい。
【0151】図19は、本発明の更に別の実施の形態に
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。図19図示の実施の形態は、p−クラ
ッド層に形成される溝部が、2段階になっており、溝部
の幅をストライプ状の開口部の幅より狭くなっている点
のみで、図17図示の実施の形態と相違する。
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。図19図示の実施の形態は、p−クラ
ッド層に形成される溝部が、2段階になっており、溝部
の幅をストライプ状の開口部の幅より狭くなっている点
のみで、図17図示の実施の形態と相違する。
【0152】このような構成にすることにより、電流注
入の幅を光の導波機構の幅より狭くすることができる。
これは活性層の電流注入される部分の両脇の非注入部分
での吸収の発生を促し、過飽和吸収体とすることによ
り、セルフパルセーションを起こす低ノイズレーザとす
るのに有効である。
入の幅を光の導波機構の幅より狭くすることができる。
これは活性層の電流注入される部分の両脇の非注入部分
での吸収の発生を促し、過飽和吸収体とすることによ
り、セルフパルセーションを起こす低ノイズレーザとす
るのに有効である。
【0153】実際、以上のようにして得たレーザ素子は
420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温
度は90℃で、50℃、5mWの条件で連続1000時
間以上の動作が確認できた。また、その非点隔差は7μ
m以下と小さな値が得られた。またセルフパルセーショ
ンを起こす低ノイズの特性が得られた。
420nmの波長で室温連続発振し、連続動作の最高温
度は90℃で、50℃、5mWの条件で連続1000時
間以上の動作が確認できた。また、その非点隔差は7μ
m以下と小さな値が得られた。またセルフパルセーショ
ンを起こす低ノイズの特性が得られた。
【0154】図19図示の実施の形態では、p−下部電
流注入層として、p−クラッド層より屈折率の高い層を
用いている。しかし、p−クラッド層15より抵抗率が
低くければ、必ずしも屈折率の高い層ばかりでなく、略
等しい屈折率を持つ材料や、屈折率の低い材料を用いて
も構わない。
流注入層として、p−クラッド層より屈折率の高い層を
用いている。しかし、p−クラッド層15より抵抗率が
低くければ、必ずしも屈折率の高い層ばかりでなく、略
等しい屈折率を持つ材料や、屈折率の低い材料を用いて
も構わない。
【0155】図10乃至図19図示の実施の形態によれ
ば、次のような効果を得ることができる。
ば、次のような効果を得ることができる。
【0156】従来の電流ブロック層にストライプ開口を
有する半導体レーザ素子では、Si等のn型不純物をド
ープし、Mg等のp型不純物を意図的にはドープせずに
形成する電流ブロック層の結晶成長中に、Mg等のp型
不純物原料が電流ブロック層結晶中に取り込まれるとい
う現象が見られる。これは、電流ブロック層と活性層と
の間に位置するクラッド層等を形成する際にドープする
Mg等のp型不純物原料が結晶成長装置の反応炉内壁、
配管等に付着し、これが、電流ブロック層の結晶成長中
に、Mg等のp型不純物原料が結晶成長装置の反応炉内
壁、配管等から脱離するためのと考えられる(メモリ効
果)。
有する半導体レーザ素子では、Si等のn型不純物をド
ープし、Mg等のp型不純物を意図的にはドープせずに
形成する電流ブロック層の結晶成長中に、Mg等のp型
不純物原料が電流ブロック層結晶中に取り込まれるとい
う現象が見られる。これは、電流ブロック層と活性層と
の間に位置するクラッド層等を形成する際にドープする
Mg等のp型不純物原料が結晶成長装置の反応炉内壁、
配管等に付着し、これが、電流ブロック層の結晶成長中
に、Mg等のp型不純物原料が結晶成長装置の反応炉内
壁、配管等から脱離するためのと考えられる(メモリ効
果)。
【0157】また、電流ブロック層と活性層との間に位
置するクラッド層等、あるいは電流ブロック層上に形成
する電流注入層にドープしたMg等の不純物が、結晶成
長や、素子構造形成プロセスを行う間の熱処理により、
電流ブロック層に拡散する。これらの影響により、電流
ブロック層は意図しない不純物が入り込んだ結晶性の低
いものとならざるを得ない。特に、本来n型にすること
により良好な電流狭窄性をいたらしめる電流ブロック層
が、p型不純物の混入によりn型でなくなり、電流狭窄
性が損なわれ、無効な電流を発生していた。また、混入
するp型不純物よりも多量なn型不純物をドープするこ
とで、n型を保持しようとすると、大量のn型ドーピン
グにより結晶性が損なわれ、無効電流の原因となってい
た。
置するクラッド層等、あるいは電流ブロック層上に形成
する電流注入層にドープしたMg等の不純物が、結晶成
長や、素子構造形成プロセスを行う間の熱処理により、
電流ブロック層に拡散する。これらの影響により、電流
ブロック層は意図しない不純物が入り込んだ結晶性の低
いものとならざるを得ない。特に、本来n型にすること
により良好な電流狭窄性をいたらしめる電流ブロック層
が、p型不純物の混入によりn型でなくなり、電流狭窄
性が損なわれ、無効な電流を発生していた。また、混入
するp型不純物よりも多量なn型不純物をドープするこ
とで、n型を保持しようとすると、大量のn型ドーピン
グにより結晶性が損なわれ、無効電流の原因となってい
た。
【0158】これに対して本発明によれば、図10図示
の実施の形態において述べたように、電流ブロック層の
厚さを、電流ブロック層と活性層との間のp−層の厚さ
よりも厚くすることにより上記の問題を解消することが
できる。即ち、この構造により、上述のような影響で意
図的にはドーブしないp型不純物が電流ブロック層に混
入しても、少なくとも一部にn型領域を残すことができ
るため電流狭窄効果が向上する。これはメモリ効果によ
る反応炉や配管に付着/脱離する不純物原料の量が、層
を形成する時間即ち層の厚さに依存して増えることを考
慮したものである。電流ブロック層と活性層との間のp
−層の厚さにしたがって電流ブロック層の厚さを厚くす
ることにより、少なくとも一部にn型領域を残すことが
できる。これにより、無効電流が低減され、低しきい値
化、低電圧化、及び信頼性の向上をはかることが可能と
なる。
の実施の形態において述べたように、電流ブロック層の
厚さを、電流ブロック層と活性層との間のp−層の厚さ
よりも厚くすることにより上記の問題を解消することが
できる。即ち、この構造により、上述のような影響で意
図的にはドーブしないp型不純物が電流ブロック層に混
入しても、少なくとも一部にn型領域を残すことができ
るため電流狭窄効果が向上する。これはメモリ効果によ
る反応炉や配管に付着/脱離する不純物原料の量が、層
を形成する時間即ち層の厚さに依存して増えることを考
慮したものである。電流ブロック層と活性層との間のp
−層の厚さにしたがって電流ブロック層の厚さを厚くす
ることにより、少なくとも一部にn型領域を残すことが
できる。これにより、無効電流が低減され、低しきい値
化、低電圧化、及び信頼性の向上をはかることが可能と
なる。
【0159】更に、本発明によれば、電流ブロック層の
厚さを、電流ブロック層と活性層の距離の2倍よりも厚
くすることにより、メモリ効果によるp型不純物混入を
更に抑制することができる。このため、n型ドーピング
量を過剰に多くすることなく、良好な電流狭窄効果が得
られ、さらなる低しきい値化、低電圧化、及び信頼性の
向上をはかることが可能となる。ただし、電流ブロック
層の厚さが、電流ブロック層と活性層との距離の10倍
よりも厚くなると、電流ブロック層の開口部を制御性よ
く形成することが困難になり、歩留まりが低下すること
から、実質的な厚さの上限があることになる。
厚さを、電流ブロック層と活性層の距離の2倍よりも厚
くすることにより、メモリ効果によるp型不純物混入を
更に抑制することができる。このため、n型ドーピング
量を過剰に多くすることなく、良好な電流狭窄効果が得
られ、さらなる低しきい値化、低電圧化、及び信頼性の
向上をはかることが可能となる。ただし、電流ブロック
層の厚さが、電流ブロック層と活性層との距離の10倍
よりも厚くなると、電流ブロック層の開口部を制御性よ
く形成することが困難になり、歩留まりが低下すること
から、実質的な厚さの上限があることになる。
【0160】また、本発明によれば、電流ブロック層の
厚さを、電流注入層の厚さよりも厚くすることにより、
意図的にはドープしないp型不純物が電流注入層形成中
に電流ブロック層へ拡散により混入しても、少なくとも
一部にn型領域を残すことができるため電流狭窄効果が
向上する。これは拡散するp型不純物の量が、電流注入
層を形成する時間即ち厚さに依存して増えるため、それ
にしたがって電流ブロック層の厚さを厚くすることによ
り、少なくとも一部にn型領域を残すことができること
による。これにより、無効電流が低減され、低しきい値
化、低電圧化、及び信頼性の向上をはかることが可能と
なる。
厚さを、電流注入層の厚さよりも厚くすることにより、
意図的にはドープしないp型不純物が電流注入層形成中
に電流ブロック層へ拡散により混入しても、少なくとも
一部にn型領域を残すことができるため電流狭窄効果が
向上する。これは拡散するp型不純物の量が、電流注入
層を形成する時間即ち厚さに依存して増えるため、それ
にしたがって電流ブロック層の厚さを厚くすることによ
り、少なくとも一部にn型領域を残すことができること
による。これにより、無効電流が低減され、低しきい値
化、低電圧化、及び信頼性の向上をはかることが可能と
なる。
【0161】更に、本発明によれば、電流ブロック層の
厚さを、電流注入層の厚さの1.2倍よりも厚くするこ
とにより、拡散によるp型不純物混入を更に抑制するこ
とができる。このため、n型ドーピング量を過剰に多く
することなく、良好な電流狭窄効果が得られ、さらなる
低しきい値化、低電圧化、及び信頼性の向上をはかるこ
とが可能となる。ただし、電流ブロック層の厚さが、電
流注入層の厚さの2倍よりも厚くなると、電流注入層を
電流ブロック層の開口部に形成する部分での結晶性が十
分得られず、電流注入層上部に形成される電極コンタク
トが不十分となり動作電圧の増加を引き起こすことか
ら、実質的な厚さの上限があることになる。
厚さを、電流注入層の厚さの1.2倍よりも厚くするこ
とにより、拡散によるp型不純物混入を更に抑制するこ
とができる。このため、n型ドーピング量を過剰に多く
することなく、良好な電流狭窄効果が得られ、さらなる
低しきい値化、低電圧化、及び信頼性の向上をはかるこ
とが可能となる。ただし、電流ブロック層の厚さが、電
流注入層の厚さの2倍よりも厚くなると、電流注入層を
電流ブロック層の開口部に形成する部分での結晶性が十
分得られず、電流注入層上部に形成される電極コンタク
トが不十分となり動作電圧の増加を引き起こすことか
ら、実質的な厚さの上限があることになる。
【0162】また本発明によれば、電流注入層の厚さ
は、電流ブロック層と活性層との距離よりも厚くするこ
とにより、素子化プロセスにおける熱処理で電流ブロッ
ク層と活性層との間に位置するクラッド層の歪みが緩和
し、結晶中にクラック(ひび割れ)を発生することを防
ぐことができる。このため、良好な電流狭窄効果が得ら
れ、低しきい値化、低電圧化、及び信頼性の向上をはか
ることが可能となる。ただし、電流注入層の厚さは、電
流ブロック層と活性層との距離の1.7倍から5倍の間
の大きさであることが望ましい。ここで、電流注入層の
厚さが電流ブロック層と活性層との距離(p−クラッド
層の厚さ)に対して、上記の範囲よりも大きくなると、
直列抵抗が増大して動作電圧が増加し、逆に上記の範囲
よりも小さくなると、光の閉じ込めが不十分になる。
は、電流ブロック層と活性層との距離よりも厚くするこ
とにより、素子化プロセスにおける熱処理で電流ブロッ
ク層と活性層との間に位置するクラッド層の歪みが緩和
し、結晶中にクラック(ひび割れ)を発生することを防
ぐことができる。このため、良好な電流狭窄効果が得ら
れ、低しきい値化、低電圧化、及び信頼性の向上をはか
ることが可能となる。ただし、電流注入層の厚さは、電
流ブロック層と活性層との距離の1.7倍から5倍の間
の大きさであることが望ましい。ここで、電流注入層の
厚さが電流ブロック層と活性層との距離(p−クラッド
層の厚さ)に対して、上記の範囲よりも大きくなると、
直列抵抗が増大して動作電圧が増加し、逆に上記の範囲
よりも小さくなると、光の閉じ込めが不十分になる。
【0163】一方、従来の電流ブロック層にストライプ
開口を有する窒化ガリウム系半導体レーザ素子では、n
−電流ブロック層とその下層のp−層の界面、あるいは
電流ブロック層とp−電流注入層との界面には微小な穴
等の欠陥が発生しやすい。これらの層の界面とpn接合
面とが略等しく位置するため、pn接合面に存在する欠
陥が引き起こす発生結合による無効電流を発生する原因
となり、電流狭窄性を阻害する要因となっていた。
開口を有する窒化ガリウム系半導体レーザ素子では、n
−電流ブロック層とその下層のp−層の界面、あるいは
電流ブロック層とp−電流注入層との界面には微小な穴
等の欠陥が発生しやすい。これらの層の界面とpn接合
面とが略等しく位置するため、pn接合面に存在する欠
陥が引き起こす発生結合による無効電流を発生する原因
となり、電流狭窄性を阻害する要因となっていた。
【0164】これに対し本発明によれば、Si等のn型
の不純物がドープされた電流ブロック層内に少なくとも
n型でない領域を形成し、pn接合面と結晶層の界面を
積極的にずらす。これにより、pn接合界面に存在する
欠陥が引き起こす発生再結合による無効電流が低減さ
れ、低しきい値化、低電圧化、及び信頼性の向上をはか
ることが可能となる。
の不純物がドープされた電流ブロック層内に少なくとも
n型でない領域を形成し、pn接合面と結晶層の界面を
積極的にずらす。これにより、pn接合界面に存在する
欠陥が引き起こす発生再結合による無効電流が低減さ
れ、低しきい値化、低電圧化、及び信頼性の向上をはか
ることが可能となる。
【0165】上記n型でない領域は、欠陥が発生しやす
い電流ブロック層とその下層の界面、あるいは電流ブロ
ック層とp型の電流注入層の界面、あるいはその両方に
設けることが望ましい。また、上記n型でない領域は、
Mg等のp型不純物が添加され、低濃度のp型、あるい
は高抵抗のi型に形成されることが望ましい。また、そ
のキャリア濃度プロファイルは、連続的に変化すること
により、電界が局所的に集中せず、無効電流を更に抑制
することができる。
い電流ブロック層とその下層の界面、あるいは電流ブロ
ック層とp型の電流注入層の界面、あるいはその両方に
設けることが望ましい。また、上記n型でない領域は、
Mg等のp型不純物が添加され、低濃度のp型、あるい
は高抵抗のi型に形成されることが望ましい。また、そ
のキャリア濃度プロファイルは、連続的に変化すること
により、電界が局所的に集中せず、無効電流を更に抑制
することができる。
【0166】他方、従来の電流ブロック層にストライプ
開口を有する窒化ガリウム系半導体レーザ素子では、接
合に平行方向の実効的な屈折率が一定で、光の導波機構
や、基本横モードの安定化機構が形成されていない。こ
のため高次横モードが発生したり、吸収損失、回折損失
によるしきい電流の増加や、導波される光波面の湾曲に
よる大きな非点隔差等が生じ、光ディスク用のレーザと
して不可欠な特性を実現することが困難であった。
開口を有する窒化ガリウム系半導体レーザ素子では、接
合に平行方向の実効的な屈折率が一定で、光の導波機構
や、基本横モードの安定化機構が形成されていない。こ
のため高次横モードが発生したり、吸収損失、回折損失
によるしきい電流の増加や、導波される光波面の湾曲に
よる大きな非点隔差等が生じ、光ディスク用のレーザと
して不可欠な特性を実現することが困難であった。
【0167】これに対し本発明によれば、電流注入層の
少なくとも活性層に近接する部分を、活性層の発光波長
に対応するバンドギャップより大きなバンドギャップと
すると共に、電流ブロック層より大きな屈折率とするこ
とができる。これにより、接合に平行方向の実効的な屈
折率が電流注入されるストライプ状の開口部で高い光の
導波機構が形成でき、基本横モードを安定化し、光の吸
収損失、回折損失によるしきい電流の増加を抑えると共
に、導波される光の波面を平坦にし、光ディスク用のレ
ーザとして不可欠な小さな非点隔差を実現することが可
能となる。
少なくとも活性層に近接する部分を、活性層の発光波長
に対応するバンドギャップより大きなバンドギャップと
すると共に、電流ブロック層より大きな屈折率とするこ
とができる。これにより、接合に平行方向の実効的な屈
折率が電流注入されるストライプ状の開口部で高い光の
導波機構が形成でき、基本横モードを安定化し、光の吸
収損失、回折損失によるしきい電流の増加を抑えると共
に、導波される光の波面を平坦にし、光ディスク用のレ
ーザとして不可欠な小さな非点隔差を実現することが可
能となる。
【0168】また、上述の構造では、電流注入層と活性
層の間にあるクラッド層の屈折率と、電流ブロック層の
屈折率、あるいは、電流注入層の少なくとも活性層に近
接する部分の屈折率を略等しくすることができる。これ
により、屈折率の微妙な違いを制御する必要がなくな
り、製造が容易になり、再現性、歩留まりの高い半導体
レーザを提供することができる。
層の間にあるクラッド層の屈折率と、電流ブロック層の
屈折率、あるいは、電流注入層の少なくとも活性層に近
接する部分の屈折率を略等しくすることができる。これ
により、屈折率の微妙な違いを制御する必要がなくな
り、製造が容易になり、再現性、歩留まりの高い半導体
レーザを提供することができる。
【0169】また、本発明によれば、電流ブロック層
を、活性層の発光波長に対応するバンドギャップより大
きなバンドギャップとすると共に、電流注入層の少なく
とも活性層に近接する部分より大きな屈折率とすること
ができる。これにより、接合に平行方向の実効的な屈折
率が電流注入されるストライプ状の開口部で低い光の導
波機構が形成でき、基本横モードを安定化し、光の吸収
損失によるしきい電流の増加を抑えると共に、導波され
る光の波面を平坦にし、光ディスク用のレーザとして不
可欠な小さな非点隔差を実現することが可能となる。
を、活性層の発光波長に対応するバンドギャップより大
きなバンドギャップとすると共に、電流注入層の少なく
とも活性層に近接する部分より大きな屈折率とすること
ができる。これにより、接合に平行方向の実効的な屈折
率が電流注入されるストライプ状の開口部で低い光の導
波機構が形成でき、基本横モードを安定化し、光の吸収
損失によるしきい電流の増加を抑えると共に、導波され
る光の波面を平坦にし、光ディスク用のレーザとして不
可欠な小さな非点隔差を実現することが可能となる。
【0170】上述の構造においても、電流注入層と活性
層の間にあるクラッド層の屈折率と、電流ブロック層の
屈折率、あるいは、電流注入層の少なくとも活性層に近
接する部分の屈折率を略等しくすることにより、屈折率
の微妙な違いを制御する必要がなくなり、製造が容易に
なり、再現性、歩留まりの高い半導体レーザを提供する
ことができる。
層の間にあるクラッド層の屈折率と、電流ブロック層の
屈折率、あるいは、電流注入層の少なくとも活性層に近
接する部分の屈折率を略等しくすることにより、屈折率
の微妙な違いを制御する必要がなくなり、製造が容易に
なり、再現性、歩留まりの高い半導体レーザを提供する
ことができる。
【0171】また、本発明によれば、電流注入層の少な
くとも活性層に近接する部分のバンドギャップを、活性
層の発光波長に対応するバンドギャップより大きくする
と共に、電流ブロック層のバンドギャップを活性層の発
光波長に対応するバンドギャップより小さくすることが
できる。これにより、接合に平行方向の実効的な屈折率
が電流注入されるストライプ状の開口部で高い光の導波
機構が形成できると共に、高次横モードに対しての吸収
損失を大きくすることができる。このため、基本横モー
ドを安定化し、光の回折損失によるしきい電流の増加を
抑えると共に、導波される光の波面を平坦にし、光ディ
スク用のレーザとして不可欠な小さな非点隔差を実現す
ることが可能となる。
くとも活性層に近接する部分のバンドギャップを、活性
層の発光波長に対応するバンドギャップより大きくする
と共に、電流ブロック層のバンドギャップを活性層の発
光波長に対応するバンドギャップより小さくすることが
できる。これにより、接合に平行方向の実効的な屈折率
が電流注入されるストライプ状の開口部で高い光の導波
機構が形成できると共に、高次横モードに対しての吸収
損失を大きくすることができる。このため、基本横モー
ドを安定化し、光の回折損失によるしきい電流の増加を
抑えると共に、導波される光の波面を平坦にし、光ディ
スク用のレーザとして不可欠な小さな非点隔差を実現す
ることが可能となる。
【0172】他方、従来の電流ブロック層にストライプ
開口を有する窒化ガリウム系半導体レーザ素子では、活
性層と電流ブロック層の間に形成されるクラッド層等の
厚さが接合方向に均一であることから、電流の広がりに
より、発振に寄与しない無効な電流を生じるという問題
があった。
開口を有する窒化ガリウム系半導体レーザ素子では、活
性層と電流ブロック層の間に形成されるクラッド層等の
厚さが接合方向に均一であることから、電流の広がりに
より、発振に寄与しない無効な電流を生じるという問題
があった。
【0173】これに対し、本発明によれば、電流注入層
を、ストライプ状の開口部において、電流注入層と活性
層に挟まれたクラッド層に形成された溝部に接するよう
に形成することにより、電流をストライプ中央部に集中
させることが可能になり、電流広がりによる無効な電流
を抑制することが可能となる。このような構造は電流注
入層の少なくともクラッド層溝部に接する部分の抵抗率
をクラッド層の抵抗率よりも低くすることにより顕著に
行うことが可能となる。
を、ストライプ状の開口部において、電流注入層と活性
層に挟まれたクラッド層に形成された溝部に接するよう
に形成することにより、電流をストライプ中央部に集中
させることが可能になり、電流広がりによる無効な電流
を抑制することが可能となる。このような構造は電流注
入層の少なくともクラッド層溝部に接する部分の抵抗率
をクラッド層の抵抗率よりも低くすることにより顕著に
行うことが可能となる。
【0174】また、上述の構造において、電流注入層の
少なくとも活性層に近接する部分の屈折率を、クラッド
層の屈折率より大きくする、あるいは小さくすることに
よって、接合に平行方向の実効的な屈折率が電流注入さ
れる部分において高い、あるいは低い光の導波機構が形
成できる。これにより、基本横モードを安定化し、光の
吸収損失や回折損失によるしきい電流の増加を抑えると
共に、導波される光の波面を平坦にし、光ディスク用の
レーザとして不可欠な小さな非点隔差を実現することが
可能となる。
少なくとも活性層に近接する部分の屈折率を、クラッド
層の屈折率より大きくする、あるいは小さくすることに
よって、接合に平行方向の実効的な屈折率が電流注入さ
れる部分において高い、あるいは低い光の導波機構が形
成できる。これにより、基本横モードを安定化し、光の
吸収損失や回折損失によるしきい電流の増加を抑えると
共に、導波される光の波面を平坦にし、光ディスク用の
レーザとして不可欠な小さな非点隔差を実現することが
可能となる。
【0175】また、上述の構造において、クラッド層に
形成される溝部の形状を制御することにより、電流注入
の幅、光の導波機構の幅を個別に制御することが可能と
なる。クラッド層の溝部をV字状にすることによって、
中央に電流を集中させることができる。これはしきい電
流低いレーザを作るのに有効である。また、クラッド層
の溝部の底部を平坦とすることによって、電流注入の
幅、光の導波機構の幅を略一致させることができる。こ
れは非点隔差の小さなレーザを作るのに有効である。ま
た、クラッド層の溝部の幅をストライプ状の開口部の幅
より狭くすることにより、電流注入の幅を光の導波機構
の幅より狭くすることができる。これは活性層の電流注
入される部分の両脇の非注入部分での吸収の発生を促
し、過飽和吸収体とすることにより、セルフパルセーシ
ョンを起こす低ノイズレーザとするのに有効である。
形成される溝部の形状を制御することにより、電流注入
の幅、光の導波機構の幅を個別に制御することが可能と
なる。クラッド層の溝部をV字状にすることによって、
中央に電流を集中させることができる。これはしきい電
流低いレーザを作るのに有効である。また、クラッド層
の溝部の底部を平坦とすることによって、電流注入の
幅、光の導波機構の幅を略一致させることができる。こ
れは非点隔差の小さなレーザを作るのに有効である。ま
た、クラッド層の溝部の幅をストライプ状の開口部の幅
より狭くすることにより、電流注入の幅を光の導波機構
の幅より狭くすることができる。これは活性層の電流注
入される部分の両脇の非注入部分での吸収の発生を促
し、過飽和吸収体とすることにより、セルフパルセーシ
ョンを起こす低ノイズレーザとするのに有効である。
【0176】図20は、本発明の更に別の実施の形態に
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。この実施の形態は、電流狭窄構造の開
口部において、開口部の側壁と、電流ブロック層16と
電流注入層(層17+層18)との界面とが、45°か
ら90°の角度をなすことを特徴とする。図20図示の
半導体レーザの製造方法の実施例について、図21
(a)〜(c)及び図22(a)〜(c)を参照して説
明する。
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。この実施の形態は、電流狭窄構造の開
口部において、開口部の側壁と、電流ブロック層16と
電流注入層(層17+層18)との界面とが、45°か
ら90°の角度をなすことを特徴とする。図20図示の
半導体レーザの製造方法の実施例について、図21
(a)〜(c)及び図22(a)〜(c)を参照して説
明する。
【0177】まず、サファイア基板10上に有機金属気
相成長法(MOCVD法)によりGaNのバッファ層1
1を10〜200nm程度の膜厚で成長し、その上にS
iドープGaNのn−コンタクト層12を4μmの膜厚
で成長した。続いてSiドープGa0.8 Al0.2 Nのn
−クラッド層13を250nmの膜厚で成長した。次
に、ノンドープのGaNの厚さ200nmの光ガイド
層、厚さ1.5nmのノンドープIn0.25Ga0.75N及
び厚さ3nmのノンドープIn0.05Ga0.95Nの2種類
のInGaN層を50周期繰り返して構成される多重量
子井戸(MQW)構造、そしてノンドープGaNの厚さ
200nmの光ガイド層を積層成長してなるMQW活性
層14を形成した。次に、MgドープGa0.8 Al0.2
Nのp−クラッド層15を成長し、続いて厚さ0.6μ
mのMgドープGaNのp−エッチングストップ層7
2、SiドープGaNのn−電流ブロック層16を厚さ
1.0μmを順次積層した(図21(a))。
相成長法(MOCVD法)によりGaNのバッファ層1
1を10〜200nm程度の膜厚で成長し、その上にS
iドープGaNのn−コンタクト層12を4μmの膜厚
で成長した。続いてSiドープGa0.8 Al0.2 Nのn
−クラッド層13を250nmの膜厚で成長した。次
に、ノンドープのGaNの厚さ200nmの光ガイド
層、厚さ1.5nmのノンドープIn0.25Ga0.75N及
び厚さ3nmのノンドープIn0.05Ga0.95Nの2種類
のInGaN層を50周期繰り返して構成される多重量
子井戸(MQW)構造、そしてノンドープGaNの厚さ
200nmの光ガイド層を積層成長してなるMQW活性
層14を形成した。次に、MgドープGa0.8 Al0.2
Nのp−クラッド層15を成長し、続いて厚さ0.6μ
mのMgドープGaNのp−エッチングストップ層7
2、SiドープGaNのn−電流ブロック層16を厚さ
1.0μmを順次積層した(図21(a))。
【0178】次に、図21(b)図示の如く、電流ブロ
ック層16上に無機材料層74として熱CVD法により
SiO2 膜を400nm堆積した。引き続きレジスト層
(AZ4330)76を厚さ3μm塗布し、光露光プロ
セスにより、ストライプパターンを転写した。次に、現
像後ウエハを150℃の窒素雰囲気のオーブンに20分
間入れレジストの硬化処理を行った。
ック層16上に無機材料層74として熱CVD法により
SiO2 膜を400nm堆積した。引き続きレジスト層
(AZ4330)76を厚さ3μm塗布し、光露光プロ
セスにより、ストライプパターンを転写した。次に、現
像後ウエハを150℃の窒素雰囲気のオーブンに20分
間入れレジストの硬化処理を行った。
【0179】この処理において、温度が高いほどレジス
トは硬化し、ドライエッチング時のプラズマ耐性が増加
した。100℃以上でプラズマ耐性の上昇が見られた。
また、温度が高い方では、250℃以上では、エッチン
グ後のレジストの剥離が困難となった。このため、実質
的には100℃から250℃の範囲での処理が有効であ
った。
トは硬化し、ドライエッチング時のプラズマ耐性が増加
した。100℃以上でプラズマ耐性の上昇が見られた。
また、温度が高い方では、250℃以上では、エッチン
グ後のレジストの剥離が困難となった。このため、実質
的には100℃から250℃の範囲での処理が有効であ
った。
【0180】現像直後はレジスト層76の側壁はレジス
ト層76と電流ブロック層16との界面に対してほぼ垂
直であるが、このレジスト硬化処理により、レジストの
リフロー現象が生じ、図21(c)図示の如く、レジス
ト層76のマスクの側壁にテーパ78を形成することが
できた。このような、レジストの側壁のテーパにより、
ドライエッチング時にスパッタリングによりレジスト層
76の後退が生じた。その結果、図22(a)図示の如
く、窒化ガリウム系化合物半導体エッチング部の側壁に
テーパ79を形成することができた。なお、テーパ79
の角度はレジストの硬化処理時の温度とレジスト層76
及び無機材料層74の厚さとで制御することができる。
ト層76と電流ブロック層16との界面に対してほぼ垂
直であるが、このレジスト硬化処理により、レジストの
リフロー現象が生じ、図21(c)図示の如く、レジス
ト層76のマスクの側壁にテーパ78を形成することが
できた。このような、レジストの側壁のテーパにより、
ドライエッチング時にスパッタリングによりレジスト層
76の後退が生じた。その結果、図22(a)図示の如
く、窒化ガリウム系化合物半導体エッチング部の側壁に
テーパ79を形成することができた。なお、テーパ79
の角度はレジストの硬化処理時の温度とレジスト層76
及び無機材料層74の厚さとで制御することができる。
【0181】以上のように形成した無機材料層74及び
レジスト層76の2層のマスクを用いて、電流ブロック
層16の一部を塩素ガスを用いた反応性イオンビームエ
ッチング(RIBE)法により、ストライプ状にエッチ
ングストップ層72が露出するまでエッチングした。電
流ブロック層16のエッチング条件は、塩素圧力0.4
mTorr、マイクロ波パワー200W、イオン加速電
圧500Vとした。この結果、幅5μm、深さ1.7μ
mで、エッチング側壁の電流ブロック層とマスクとの界
面とのなす角度が約50°の開口部が作製できた。
レジスト層76の2層のマスクを用いて、電流ブロック
層16の一部を塩素ガスを用いた反応性イオンビームエ
ッチング(RIBE)法により、ストライプ状にエッチ
ングストップ層72が露出するまでエッチングした。電
流ブロック層16のエッチング条件は、塩素圧力0.4
mTorr、マイクロ波パワー200W、イオン加速電
圧500Vとした。この結果、幅5μm、深さ1.7μ
mで、エッチング側壁の電流ブロック層とマスクとの界
面とのなす角度が約50°の開口部が作製できた。
【0182】ドライエッチングの後にウエハを硫酸:過
水:水の混合液、次に弗酸中で処理し、図22(b)図
示の如く、エッチングマスクを除去した。更に、100
℃以上に加熱したHNO3 :HCl=3:1の溶液中に
30分間浸した後、純水でリンスした。
水:水の混合液、次に弗酸中で処理し、図22(b)図
示の如く、エッチングマスクを除去した。更に、100
℃以上に加熱したHNO3 :HCl=3:1の溶液中に
30分間浸した後、純水でリンスした。
【0183】以上に述べた処理の後に、図22(c)図
示の如く、MgドープGaNの第1p−コンタクト層1
7を1.0μm、及び第1p−コンタクト層17よりも
更に高い濃度までMgをドープしたp+ −GaNの第2
p−コンタクト層17を0.2μm、MOCVDにより
再成長した。
示の如く、MgドープGaNの第1p−コンタクト層1
7を1.0μm、及び第1p−コンタクト層17よりも
更に高い濃度までMgをドープしたp+ −GaNの第2
p−コンタクト層17を0.2μm、MOCVDにより
再成長した。
【0184】次に、電流ブロック層16の開口部のスト
ライプから外れた位置で、同ストライプと平行にn−コ
ンタクト層12まで再びRIBEにより部分的にエッチ
ングした。これにより、ダブルヘテロ構造及び電流狭窄
構造を有するメサを形成すると共に、その横にn−コン
タクト層12を吐出部を形成した。次に、露出したn−
コンタクト層12の表面にn側電極21を形成し、p−
コンタクト層18の表面にp側電極22を形成した。更
に素子分離工程を行い、図20図示の窒化ガリウム系半
導体レーザ素子を作製した。
ライプから外れた位置で、同ストライプと平行にn−コ
ンタクト層12まで再びRIBEにより部分的にエッチ
ングした。これにより、ダブルヘテロ構造及び電流狭窄
構造を有するメサを形成すると共に、その横にn−コン
タクト層12を吐出部を形成した。次に、露出したn−
コンタクト層12の表面にn側電極21を形成し、p−
コンタクト層18の表面にp側電極22を形成した。更
に素子分離工程を行い、図20図示の窒化ガリウム系半
導体レーザ素子を作製した。
【0185】図23にp−コンタクト層(第1及び第2
p−コンタクト層17、18を1つの層として見たも
の、以下同じ)再成長後の開口部周辺の走査電子顕微鏡
写真図を示す。図示の如く、再成長後の表面は良好な平
坦性であった。また、再成長層と電流ブロック層の開口
部底面との界面、及び再成長層と電流ブロック層の側面
との界面における結晶性の劣化は観察されなかった。
p−コンタクト層17、18を1つの層として見たも
の、以下同じ)再成長後の開口部周辺の走査電子顕微鏡
写真図を示す。図示の如く、再成長後の表面は良好な平
坦性であった。また、再成長層と電流ブロック層の開口
部底面との界面、及び再成長層と電流ブロック層の側面
との界面における結晶性の劣化は観察されなかった。
【0186】この製造方法によれば、電流ブロック層1
6の開口部の側壁と電流ブロック層16の上面とp−コ
ンタクト層との界面とのなす角度θ(図21(c))を
制御することができる。しかし、この角度が小さ過ぎる
場合には、ドライエッチング時のマスクの後退が著しく
なるため、電流ブロック層16の開口部の幅の制御が困
難となる。また、図24に示すように、n−GaN電流
ブロック層16中へは、第1回目の結晶成長中あるいは
再成長工程中にp−GaNエッチングストップ層72や
p−GaNコンタクト層からのMgの拡散が生じると共
に、成長中の反応管周辺のMgの汚染に起因するn−G
aN層16中へのMgの取り込まれがある。このため、
n−GaN層16とp−GaN層界面にはi−GaNあ
るいは、p- −GaNの領域が形成されており、実効的
な厚さが薄くなっている。このため、電流ブロック層1
6の開口部の側壁と電流ブロック層16の上面とコンタ
クト層との界面とのなす角度が小さい場合には、電流狭
窄効果を示しうるn−GaN電流ブロック層16の開口
部の幅が広くなってしまうと共に、幅の制御性も悪くな
る。従って、実用的な角度としては、45°以上が良
い。
6の開口部の側壁と電流ブロック層16の上面とp−コ
ンタクト層との界面とのなす角度θ(図21(c))を
制御することができる。しかし、この角度が小さ過ぎる
場合には、ドライエッチング時のマスクの後退が著しく
なるため、電流ブロック層16の開口部の幅の制御が困
難となる。また、図24に示すように、n−GaN電流
ブロック層16中へは、第1回目の結晶成長中あるいは
再成長工程中にp−GaNエッチングストップ層72や
p−GaNコンタクト層からのMgの拡散が生じると共
に、成長中の反応管周辺のMgの汚染に起因するn−G
aN層16中へのMgの取り込まれがある。このため、
n−GaN層16とp−GaN層界面にはi−GaNあ
るいは、p- −GaNの領域が形成されており、実効的
な厚さが薄くなっている。このため、電流ブロック層1
6の開口部の側壁と電流ブロック層16の上面とコンタ
クト層との界面とのなす角度が小さい場合には、電流狭
窄効果を示しうるn−GaN電流ブロック層16の開口
部の幅が広くなってしまうと共に、幅の制御性も悪くな
る。従って、実用的な角度としては、45°以上が良
い。
【0187】図25(a)〜(c)及び図26(a)〜
(c)は、本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの製造方法の実施例を示す図
である。
(c)は、本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの製造方法の実施例を示す図
である。
【0188】電流狭窄効果を高めるためには、電流ブロ
ック層16の開口部の幅を3μm以下まで狭くする必要
がある。このような狭い開口部を得るためには、レジス
ト層76のパターン側壁の角度を垂直に近くし、ドライ
エッチングにより形成される電流ブロック層の開口部の
側壁も垂直に近くする必要がある。
ック層16の開口部の幅を3μm以下まで狭くする必要
がある。このような狭い開口部を得るためには、レジス
ト層76のパターン側壁の角度を垂直に近くし、ドライ
エッチングにより形成される電流ブロック層の開口部の
側壁も垂直に近くする必要がある。
【0189】まず、図21(a)を参照して説明したも
のと同じ工程により、n−GaN電流ブロック層16ま
での積層構造を成長した(図25(a))。次に、図2
5(b)図示の如く、n−GaN電流ブロック層にSi
O2 層74を熱CVDにより0.4μm堆積した。引き
続きレジスト層(AZ4330)76を厚さ3μm塗布
した。その後、ウエハを250℃の窒素雰囲気のオーブ
ンに20分間入れレジストの硬化処理を行った。
のと同じ工程により、n−GaN電流ブロック層16ま
での積層構造を成長した(図25(a))。次に、図2
5(b)図示の如く、n−GaN電流ブロック層にSi
O2 層74を熱CVDにより0.4μm堆積した。引き
続きレジスト層(AZ4330)76を厚さ3μm塗布
した。その後、ウエハを250℃の窒素雰囲気のオーブ
ンに20分間入れレジストの硬化処理を行った。
【0190】その後、TiまたはAl層82を100〜
200nm電子ビーム蒸着装置により蒸着した。更にレ
ジスト層(AZ4110)84を厚さ1μm塗布し、光
露光プロセスにより、ストライプパターンをレジスト層
84に転写した(図25(c))。現像後、塩素ガスを
用いた反応性イオンビームエッチングによりTiまたは
Al層82をエッチングし、ストライプパターンを作製
した(図26(a))。更に、酸素ガスを用いたRIB
Eにより、TiまたはAl層82をマスクとして、レジ
スト層76をエッチングしストライプパターンを転写し
た(図26(b))。
200nm電子ビーム蒸着装置により蒸着した。更にレ
ジスト層(AZ4110)84を厚さ1μm塗布し、光
露光プロセスにより、ストライプパターンをレジスト層
84に転写した(図25(c))。現像後、塩素ガスを
用いた反応性イオンビームエッチングによりTiまたは
Al層82をエッチングし、ストライプパターンを作製
した(図26(a))。更に、酸素ガスを用いたRIB
Eにより、TiまたはAl層82をマスクとして、レジ
スト層76をエッチングしストライプパターンを転写し
た(図26(b))。
【0191】この工程により、ほぼ垂直の側壁を有する
レジスト層76を作製することができた。レジスト層7
6は既に250℃でレジストの硬化処理を行っているた
め、塩素プラズマに対する耐性は良好であった。SiO
2 層74を選択的にエッチング除去した後、レジスト層
76及びSiO2 層74の二層マスクにより電流ブロッ
ク層16の開口部のエッチングを行った。その結果、幅
1μmで垂直な側壁を有する電流ブロック層16の開口
部が作製できた。
レジスト層76を作製することができた。レジスト層7
6は既に250℃でレジストの硬化処理を行っているた
め、塩素プラズマに対する耐性は良好であった。SiO
2 層74を選択的にエッチング除去した後、レジスト層
76及びSiO2 層74の二層マスクにより電流ブロッ
ク層16の開口部のエッチングを行った。その結果、幅
1μmで垂直な側壁を有する電流ブロック層16の開口
部が作製できた。
【0192】図20乃至図26を参照して述べた実施の
形態によれば、次のような効果を得ることができる。ま
ず、再成長するコンタクト層17が薄くても、電流ブロ
ック層16の開口部を平坦に埋め込むことができる。ま
た、電流ブロック層16の開口部の底面と再成長コンタ
クト層17との界面及び開口部側面と再成長コンタクト
層17との界面での結晶性の劣化を抑制することができ
る。従って、これらの界面でのリーク電流を抑制するこ
とができ、電流の狭窄及び活性層への均一な電流注入を
行うことができる。このため、低しきい値化及び信頼性
の向上をはかることが可能となる。したがって、光ディ
スク等への実用に供する高い信頼性を有する窒化ガリウ
ム系化合物半導体レーザを実現することが可能となる。
形態によれば、次のような効果を得ることができる。ま
ず、再成長するコンタクト層17が薄くても、電流ブロ
ック層16の開口部を平坦に埋め込むことができる。ま
た、電流ブロック層16の開口部の底面と再成長コンタ
クト層17との界面及び開口部側面と再成長コンタクト
層17との界面での結晶性の劣化を抑制することができ
る。従って、これらの界面でのリーク電流を抑制するこ
とができ、電流の狭窄及び活性層への均一な電流注入を
行うことができる。このため、低しきい値化及び信頼性
の向上をはかることが可能となる。したがって、光ディ
スク等への実用に供する高い信頼性を有する窒化ガリウ
ム系化合物半導体レーザを実現することが可能となる。
【0193】図27(a)〜(c)は、本発明の更に別
の実施の形態に係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザ
の製造方法の実施例を示す図である。なお、この実施例
の製造方法は、図21(a)〜(c)及び図22(a)
〜(c)を参照して説明したものと実質的に同じである
ため、その概略のみを説明する。
の実施の形態に係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザ
の製造方法の実施例を示す図である。なお、この実施例
の製造方法は、図21(a)〜(c)及び図22(a)
〜(c)を参照して説明したものと実質的に同じである
ため、その概略のみを説明する。
【0194】まず、サファイア基板10上に、GaNの
10〜200nm程度の膜厚のバッファ層11、Siド
ープn−GaNの4μmの膜厚のn−コンタクト層1
2、Siドープn−Ga0.8 Al0.2 Nの250nmの
膜厚のn−クラッド層13、多層構造のMQW活性層1
4、MgドープGa0.8 Al0.2 Nのp−クラッド層1
5、MgドープGaNの厚さ0.6μmのp−エッチン
グストップ層72、SiドープGaNの厚さ1.0μm
のn−電流ブロック層16を順次積層した(図27
(a))。
10〜200nm程度の膜厚のバッファ層11、Siド
ープn−GaNの4μmの膜厚のn−コンタクト層1
2、Siドープn−Ga0.8 Al0.2 Nの250nmの
膜厚のn−クラッド層13、多層構造のMQW活性層1
4、MgドープGa0.8 Al0.2 Nのp−クラッド層1
5、MgドープGaNの厚さ0.6μmのp−エッチン
グストップ層72、SiドープGaNの厚さ1.0μm
のn−電流ブロック層16を順次積層した(図27
(a))。
【0195】次に、電流ブロック層16上に厚さ400
nmのSiO2 無機材料層74及び厚さ3μmのレジス
ト層(AZ4330)76を形成した。光露光プロセス
により、レジスト層76にストライプパターンを転写し
た後、現像後ウエハを150℃の窒素雰囲気のオーブン
に20分間入れレジストの硬化処理を行った。このレジ
スト硬化処理により、レジストのリフロー現象が生じ、
レジスト層76の側壁にはテーパを形成することができ
た。
nmのSiO2 無機材料層74及び厚さ3μmのレジス
ト層(AZ4330)76を形成した。光露光プロセス
により、レジスト層76にストライプパターンを転写し
た後、現像後ウエハを150℃の窒素雰囲気のオーブン
に20分間入れレジストの硬化処理を行った。このレジ
スト硬化処理により、レジストのリフロー現象が生じ、
レジスト層76の側壁にはテーパを形成することができ
た。
【0196】窒化ガリウム系化合物半導体のエッチング
では、レジストマスクとの選択比がほぼ1と小さい。こ
のため、レジスト層76のマスクの側壁にテーパがある
場合には、エッチングにともなうマスク後退のために、
窒化ガリウム系化合物半導体のエッチング部の側壁へテ
ーパを形成することができる。このテーパの角度はレジ
ストの硬化処理時の温度とレジスト層76及び無機材料
層74の厚さとで制御することができる。なお、無機マ
スク層はSiO2 である必要はなくSiNxを用いても
よい。
では、レジストマスクとの選択比がほぼ1と小さい。こ
のため、レジスト層76のマスクの側壁にテーパがある
場合には、エッチングにともなうマスク後退のために、
窒化ガリウム系化合物半導体のエッチング部の側壁へテ
ーパを形成することができる。このテーパの角度はレジ
ストの硬化処理時の温度とレジスト層76及び無機材料
層74の厚さとで制御することができる。なお、無機マ
スク層はSiO2 である必要はなくSiNxを用いても
よい。
【0197】以上のように形成した無機材料層74及び
レジスト層76の2層のマスクを用いて、電流ブロック
層16の一部を塩素ガスを用いた反応性イオンビームエ
ッチング(RIBE)法により、ストライプ状にエッチ
ングストップ層72が露出するまでエッチングした。こ
の結果、幅5μm、深さ1.7μmで、エッチング側壁
の電流ブロック層とマスクとの界面とのなす角度が約5
0°の開口部77が作製できた(図27(b))。
レジスト層76の2層のマスクを用いて、電流ブロック
層16の一部を塩素ガスを用いた反応性イオンビームエ
ッチング(RIBE)法により、ストライプ状にエッチ
ングストップ層72が露出するまでエッチングした。こ
の結果、幅5μm、深さ1.7μmで、エッチング側壁
の電流ブロック層とマスクとの界面とのなす角度が約5
0°の開口部77が作製できた(図27(b))。
【0198】ドライエッチングの後にウエハを硫酸:過
水:水の混合液、次に弗酸中で処理し、エッチングマス
クを除去した。更に100℃以上に加熱したHNO3 :
HCl=3:1の溶液中に30分間浸した後、純水でリ
ンスした。100℃以上に加熱したHNO3 :HCl=
3:1の溶液中に30分間浸すことにより、開口部77
及び電流ブロック層16表面を約4nmエッチングし、
ドライエッチングによるエッチング残さや結晶中のダメ
ージ層を除去した。この処理によるモホロジーの劣化は
無く、後述するように良好な埋め込みが可能であった。
水:水の混合液、次に弗酸中で処理し、エッチングマス
クを除去した。更に100℃以上に加熱したHNO3 :
HCl=3:1の溶液中に30分間浸した後、純水でリ
ンスした。100℃以上に加熱したHNO3 :HCl=
3:1の溶液中に30分間浸すことにより、開口部77
及び電流ブロック層16表面を約4nmエッチングし、
ドライエッチングによるエッチング残さや結晶中のダメ
ージ層を除去した。この処理によるモホロジーの劣化は
無く、後述するように良好な埋め込みが可能であった。
【0199】通常GaNのエッチャントとしては、KO
HやNaOHが知られているが、これらを用いたエッチ
ングでは例えば、M.S.Minskyら(Appl.
Phys.Lett.Vol.68 No.11(19
96)p.1531)の報告に見られるように、モホロ
ジーの劣化が顕著であり、良好な再成長は不可能である
と考えられる。また、本発明で用いたHNO3 :HCl
=3:1溶液は、S.J.Peartonら(Mate
rials Science and Enginee
ring B31(1995)p.309)に報告され
るように、従来GaNをエッチングしないと言われてい
る。
HやNaOHが知られているが、これらを用いたエッチ
ングでは例えば、M.S.Minskyら(Appl.
Phys.Lett.Vol.68 No.11(19
96)p.1531)の報告に見られるように、モホロ
ジーの劣化が顕著であり、良好な再成長は不可能である
と考えられる。また、本発明で用いたHNO3 :HCl
=3:1溶液は、S.J.Peartonら(Mate
rials Science and Enginee
ring B31(1995)p.309)に報告され
るように、従来GaNをエッチングしないと言われてい
る。
【0200】これに対して、本発明は、HNO3 :HC
l=3:1溶液を100℃以上に加熱することにより、
GaNが約0.13nm/minのエッチング速度でエ
ッチングされることを見出し、窒化ガリウム系化合物半
導体レーザの製造工程に適用したものである。これによ
り、モホロジーの劣化が無く、かつ微小なエッチング量
の制御が可能であり、再成長工程においても、界面のホ
モロジーの荒れに起因するような、界面での転位の導
入、再成長層表面のモホロジーの荒れ等は観察されなか
った。
l=3:1溶液を100℃以上に加熱することにより、
GaNが約0.13nm/minのエッチング速度でエ
ッチングされることを見出し、窒化ガリウム系化合物半
導体レーザの製造工程に適用したものである。これによ
り、モホロジーの劣化が無く、かつ微小なエッチング量
の制御が可能であり、再成長工程においても、界面のホ
モロジーの荒れに起因するような、界面での転位の導
入、再成長層表面のモホロジーの荒れ等は観察されなか
った。
【0201】以上に述べた処理の後に、図27(c)図
示の如く、MgドープGaNのp−の第1コンタクト層
17、及び第1コンタクト層17よりも更に高い濃度ま
でMgをドープしたp+ −GaNの第2コンタクト層1
8をMOCVDにより再成長した。
示の如く、MgドープGaNのp−の第1コンタクト層
17、及び第1コンタクト層17よりも更に高い濃度ま
でMgをドープしたp+ −GaNの第2コンタクト層1
8をMOCVDにより再成長した。
【0202】次に、n−コンタクト層12まで再びRI
BEにより部分的にエッチングし、ダブルヘテロ構造及
び電流狭窄構造を有するメサを形成すると共に、その横
にn−コンタクト層12を吐出部を形成した。次に、露
出したn−コンタクト層12の表面にn側電極21を形
成し、p−コンタクト層18の表面にp側電極22を形
成した。更に素子分離工程を行い、図20図示の窒化ガ
リウム系半導体レーザ素子を作製した。
BEにより部分的にエッチングし、ダブルヘテロ構造及
び電流狭窄構造を有するメサを形成すると共に、その横
にn−コンタクト層12を吐出部を形成した。次に、露
出したn−コンタクト層12の表面にn側電極21を形
成し、p−コンタクト層18の表面にp側電極22を形
成した。更に素子分離工程を行い、図20図示の窒化ガ
リウム系半導体レーザ素子を作製した。
【0203】図23にp−コンタクト層(第1及び第2
コンタクト層17、18を1つの層として見たもの、以
下同じ)再成長後の開口部周辺の走査電子顕微鏡写真図
を示す。図示の如く、再成長後の表面は良好な平坦性で
あった。
コンタクト層17、18を1つの層として見たもの、以
下同じ)再成長後の開口部周辺の走査電子顕微鏡写真図
を示す。図示の如く、再成長後の表面は良好な平坦性で
あった。
【0204】図28(a)は、p−コンタクト層の再成
長後における開口部77周辺の拡大図である。図28
(b)は、ドライエッチングで形成した開口部77の上
部の幅W1と再成長後のp−コンタクト層表面の溝の深
さd4との関係を、開口部77の深さd1を変数として
示す図である。即ち、図28(b)は、開口部77の幅
W1及び深さd1に対する、p−コンタクト層表面の平
坦性の依存性を示す。
長後における開口部77周辺の拡大図である。図28
(b)は、ドライエッチングで形成した開口部77の上
部の幅W1と再成長後のp−コンタクト層表面の溝の深
さd4との関係を、開口部77の深さd1を変数として
示す図である。即ち、図28(b)は、開口部77の幅
W1及び深さd1に対する、p−コンタクト層表面の平
坦性の依存性を示す。
【0205】再成長するコンタクト層の厚さd2が1.
2μmの場合、開口部77の深さd1が2.3μmでは
開口部77の幅W1が5μm以下で平坦に埋め込まれ、
また深さd1が1.6μmでは幅W1が7.5μm以下
で平坦に埋め込まれた。即ち、開口部の幅W1が狭い場
合には、開口部の深さd1よりも薄い再成長層の厚さに
おいても平坦に埋め込むことが可能であった。一方、開
口部の幅W1が広い場合には、再成長後の表面にV字型
の溝(深さd4)が形成され、平坦には埋め込まれなか
った。
2μmの場合、開口部77の深さd1が2.3μmでは
開口部77の幅W1が5μm以下で平坦に埋め込まれ、
また深さd1が1.6μmでは幅W1が7.5μm以下
で平坦に埋め込まれた。即ち、開口部の幅W1が狭い場
合には、開口部の深さd1よりも薄い再成長層の厚さに
おいても平坦に埋め込むことが可能であった。一方、開
口部の幅W1が広い場合には、再成長後の表面にV字型
の溝(深さd4)が形成され、平坦には埋め込まれなか
った。
【0206】開口部77を再成長層で平坦に埋め込むに
は、開口部77における再成長層の成長速度が、非開口
部における成長速度より大きく、非開口部のウエハに垂
直方向にd2だけ成長する間に、開口部77の体積に相
当する部分が余分に埋め込まれる必要がある。窒化ガリ
ウム系化合物半導体のMOCVDでは、表面拡散の寄与
が大きいため、原料が表面拡散により非開口部から開口
部へ供給される。また、電流ブロック層16の開口部側
壁部への原料の取り込まれの速さは、電流ブロック層1
6の上面に比べ速い。例えば、再成長コンタクト層の厚
さd2が1.2μmで、開口部の深さd1が1.6μm
の場合、開口部77側壁における横方向への成長が約
4.5μm生じた。即ち、開口部77における方が非開
口部におけるよりも成長速度が速く、この成長速度の差
により電流ブロック層の開口部の体積に相当する部分を
補うことができれば、平坦に埋め込むことが可能であ
る。
は、開口部77における再成長層の成長速度が、非開口
部における成長速度より大きく、非開口部のウエハに垂
直方向にd2だけ成長する間に、開口部77の体積に相
当する部分が余分に埋め込まれる必要がある。窒化ガリ
ウム系化合物半導体のMOCVDでは、表面拡散の寄与
が大きいため、原料が表面拡散により非開口部から開口
部へ供給される。また、電流ブロック層16の開口部側
壁部への原料の取り込まれの速さは、電流ブロック層1
6の上面に比べ速い。例えば、再成長コンタクト層の厚
さd2が1.2μmで、開口部の深さd1が1.6μm
の場合、開口部77側壁における横方向への成長が約
4.5μm生じた。即ち、開口部77における方が非開
口部におけるよりも成長速度が速く、この成長速度の差
により電流ブロック層の開口部の体積に相当する部分を
補うことができれば、平坦に埋め込むことが可能であ
る。
【0207】ここで、更に、開口部77の下部の幅をW
2、開口部77のストライプの長さをLとすると、コン
タクト層を厚さd2だけ成長する間に、電流ブロック層
の開口部では約2×(4.5×1.6)×d2/1.2
×Lだけ非開口部よりも余分に埋め込まれる。電流ブロ
ック層の開口部の断面を台形で近似すると、開口部の体
積は(W1+W2)×d1/2×Lとなる。従って、 12×d2×L≧(w1+w2)×d1/2×L であり、即ち、 (W1+W2)×d1/d2≦24 …(11) を満たせば、平滑に埋め込むことができる。この式で、
d2即ちp−コンタクト層を厚くすれば、必ず平坦な埋
め込みが可能となる。しかし、コンタクト層、即ちp−
GaN層は抵抗が大きいため、あまり厚くし過ぎれば、
素子抵抗を上げることとなり、電流狭窄構造のデバイス
特性を打ち消して、逆に劣化させることとなる。従っ
て、p−GaNコンタクト層の厚さd2は電流ブロック
層16の開口部77の深さ以下とするのが望ましい。即
ち、 d2≦d1 …(12) を満たすのが望ましい。
2、開口部77のストライプの長さをLとすると、コン
タクト層を厚さd2だけ成長する間に、電流ブロック層
の開口部では約2×(4.5×1.6)×d2/1.2
×Lだけ非開口部よりも余分に埋め込まれる。電流ブロ
ック層の開口部の断面を台形で近似すると、開口部の体
積は(W1+W2)×d1/2×Lとなる。従って、 12×d2×L≧(w1+w2)×d1/2×L であり、即ち、 (W1+W2)×d1/d2≦24 …(11) を満たせば、平滑に埋め込むことができる。この式で、
d2即ちp−コンタクト層を厚くすれば、必ず平坦な埋
め込みが可能となる。しかし、コンタクト層、即ちp−
GaN層は抵抗が大きいため、あまり厚くし過ぎれば、
素子抵抗を上げることとなり、電流狭窄構造のデバイス
特性を打ち消して、逆に劣化させることとなる。従っ
て、p−GaNコンタクト層の厚さd2は電流ブロック
層16の開口部77の深さ以下とするのが望ましい。即
ち、 d2≦d1 …(12) を満たすのが望ましい。
【0208】図27(a)〜(c)を参照して説明した
実施の形態によれば、電流ブロック層16の開口部77
を、p−コンタクト層を厚くすることなく、完全に平坦
に埋め込む事ができるため、素子抵抗の上昇を招くこと
がない。また、電流ブロック層16による効果的な電流
の狭窄効果が得られるため、活性層14への電流の均一
で効率的な注入が可能となる。
実施の形態によれば、電流ブロック層16の開口部77
を、p−コンタクト層を厚くすることなく、完全に平坦
に埋め込む事ができるため、素子抵抗の上昇を招くこと
がない。また、電流ブロック層16による効果的な電流
の狭窄効果が得られるため、活性層14への電流の均一
で効率的な注入が可能となる。
【0209】図29は、本発明の更に別の実施の形態に
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。図29図示の半導体レーザの製造方法
の実施例について、図30(a)〜(c)を参照して説
明する。
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。図29図示の半導体レーザの製造方法
の実施例について、図30(a)〜(c)を参照して説
明する。
【0210】この実施の形態が、図27(a)〜(c)
の実施の形態と異なる点は、電流ブロック層16の開口
部77の形成におけるエッチングストップ層72として
InGaNを用いたことである。この実施の形態の途中
の工程までは、図27(a)〜(c)の実施の形態と同
じであるために詳細は省略する。
の実施の形態と異なる点は、電流ブロック層16の開口
部77の形成におけるエッチングストップ層72として
InGaNを用いたことである。この実施の形態の途中
の工程までは、図27(a)〜(c)の実施の形態と同
じであるために詳細は省略する。
【0211】本実施の形態では、p−クラッド層15の
上にノンドープIn0.15Ga0.85Nよりなるエッチング
ストップ層72を0.2μm成長させ、続いてn−Ga
N電流ブロック層16を1.5μm成長させた(図30
(a))。
上にノンドープIn0.15Ga0.85Nよりなるエッチング
ストップ層72を0.2μm成長させ、続いてn−Ga
N電流ブロック層16を1.5μm成長させた(図30
(a))。
【0212】その後、SiO2 層74を熱CVD法によ
り0.3μm堆積させ、レジスト層76を塗布した。光
露光及び現像を行い、ストライプパターンを形成した。
次に窒素雰囲気のオーブン中で150℃に加熱し、レジ
ストの硬化処理を行った。引き続き反応性イオンビーム
エッチングにより、電流ブロック層16の一部をノンド
ープIn0.15Ga0.85Nよりなるエッチングストップ層
72が露出するまでエッチングし開口部77を形成し
た。その後、ウエハを硫酸:過水:水の混合液、次に弗
酸中に浸け、エッチングマスクであるレジスト層76及
びSiO2 層74を除去した(図30(b))。
り0.3μm堆積させ、レジスト層76を塗布した。光
露光及び現像を行い、ストライプパターンを形成した。
次に窒素雰囲気のオーブン中で150℃に加熱し、レジ
ストの硬化処理を行った。引き続き反応性イオンビーム
エッチングにより、電流ブロック層16の一部をノンド
ープIn0.15Ga0.85Nよりなるエッチングストップ層
72が露出するまでエッチングし開口部77を形成し
た。その後、ウエハを硫酸:過水:水の混合液、次に弗
酸中に浸け、エッチングマスクであるレジスト層76及
びSiO2 層74を除去した(図30(b))。
【0213】次に、再び成長装置内に入れ、窒素ガス、
アンモニアガスの他に水素ガスを主成分とする雰囲気
で、900℃より高い温度に晒すことにより、エッチン
グストップ層72であるIn0.15Ga0.85N層を蒸発さ
せ、清浄なp−クラッド層15表面及び電流ブロック層
表面を得た。次に、電流ブロック層16上及び露出した
p−クラッド層15上に、MgドープGaNの第1p−
コンタクト層17及びp+ −GaNの第2p−コンタク
ト層18を順次成長した(図30(c))。その後は、
図27(a)〜(c)の製造方法と同じ工程を行い、図
29図示の窒化ガリウム系化合物半導体レーザを作製し
た。
アンモニアガスの他に水素ガスを主成分とする雰囲気
で、900℃より高い温度に晒すことにより、エッチン
グストップ層72であるIn0.15Ga0.85N層を蒸発さ
せ、清浄なp−クラッド層15表面及び電流ブロック層
表面を得た。次に、電流ブロック層16上及び露出した
p−クラッド層15上に、MgドープGaNの第1p−
コンタクト層17及びp+ −GaNの第2p−コンタク
ト層18を順次成長した(図30(c))。その後は、
図27(a)〜(c)の製造方法と同じ工程を行い、図
29図示の窒化ガリウム系化合物半導体レーザを作製し
た。
【0214】この製造方法において、開口部77におけ
る電流ブロック層16上部からp−クラッド層15の上
部までの距離をd1、再成長するp−コンタクト層(層
17+層18)の厚さをd2、開口部77の上部の幅を
W1、下部の幅をW2とすると、 (W1+W2)×d1/d2≦24 …(11) を満たすように電流ブロック層16の開口部77を設計
することにより、平滑に埋め込むことができる。また、
素子抵抗の低減のためにはp−GaNコンタクト層の厚
みを薄くする必要があり、開口部77の深さ以下とする
のが望ましい。即ち、 d2≦d1 …(12) を満たすのが望ましい。
る電流ブロック層16上部からp−クラッド層15の上
部までの距離をd1、再成長するp−コンタクト層(層
17+層18)の厚さをd2、開口部77の上部の幅を
W1、下部の幅をW2とすると、 (W1+W2)×d1/d2≦24 …(11) を満たすように電流ブロック層16の開口部77を設計
することにより、平滑に埋め込むことができる。また、
素子抵抗の低減のためにはp−GaNコンタクト層の厚
みを薄くする必要があり、開口部77の深さ以下とする
のが望ましい。即ち、 d2≦d1 …(12) を満たすのが望ましい。
【0215】図29、図30(a)〜(c)を参照して
説明した実施の形態によれば、ドライエッチングにより
損傷を受けるInGaNエッチングストップ層72を除
去するため、清浄な界面が得られ、界面でのリーク電流
の低減を図ることができる。また、p−クラッド層15
の上に、p−GaNコンタクト層を直接作製できるた
め、電流ブロック層の開口部でのp−GaNの実効的な
厚さを薄くでき、素子抵抗を低減することができる。
説明した実施の形態によれば、ドライエッチングにより
損傷を受けるInGaNエッチングストップ層72を除
去するため、清浄な界面が得られ、界面でのリーク電流
の低減を図ることができる。また、p−クラッド層15
の上に、p−GaNコンタクト層を直接作製できるた
め、電流ブロック層の開口部でのp−GaNの実効的な
厚さを薄くでき、素子抵抗を低減することができる。
【0216】図31は、本発明の更に別の実施の形態に
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。図31図示の半導体レーザの製造方法
の実施例について、図32(a)〜(c)を参照して説
明する。
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。図31図示の半導体レーザの製造方法
の実施例について、図32(a)〜(c)を参照して説
明する。
【0217】この実施の形態が、図27(a)〜(c)
の実施の形態と異なる点は、電流ブロック層16の開口
部77の形成におけるエッチングストップ層72がない
ことである。この実施の形態の途中の工程までは、図2
7(a)〜(c)の実施の形態と同じであるために詳細
は省略する。
の実施の形態と異なる点は、電流ブロック層16の開口
部77の形成におけるエッチングストップ層72がない
ことである。この実施の形態の途中の工程までは、図2
7(a)〜(c)の実施の形態と同じであるために詳細
は省略する。
【0218】本実施の形態では、p−クラッド層15の
上に直接n−GaN電流ブロック層16を1.5μm成
長させた(図32(a))。
上に直接n−GaN電流ブロック層16を1.5μm成
長させた(図32(a))。
【0219】その後、SiO2 層74を熱CVD法によ
り0.3μm堆積させ、レジスト層76を塗布した。光
露光及び現像を行い、ストライプパターンを形成した。
次に窒素雰囲気のオーブン中で150℃に加熱し、レジ
ストの硬化処理を行った。引き続き反応性イオンビーム
エッチングにより、電流ブロック層16の一部をp−ク
ラッド層15が露出するまでエッチングし開口部77を
形成した。その後、ウエハを硫酸:過水:水の混合液、
次に弗酸中に浸け、エッチングマスクであるレジスト層
76及びSiO2 層74を除去した(図32(b))。
り0.3μm堆積させ、レジスト層76を塗布した。光
露光及び現像を行い、ストライプパターンを形成した。
次に窒素雰囲気のオーブン中で150℃に加熱し、レジ
ストの硬化処理を行った。引き続き反応性イオンビーム
エッチングにより、電流ブロック層16の一部をp−ク
ラッド層15が露出するまでエッチングし開口部77を
形成した。その後、ウエハを硫酸:過水:水の混合液、
次に弗酸中に浸け、エッチングマスクであるレジスト層
76及びSiO2 層74を除去した(図32(b))。
【0220】更に、100℃以上に加熱したHNO3 :
HCl=3:1の溶液中に30分間浸した後、純水でリ
ンスした。100℃以上に加熱したHNO3 :HCl=
3:1の溶液中に30分間浸すことにより、開口部及び
電流ブロック層表面を約4nmエッチングし、ドライエ
ッチングによるエッチング残さや結晶中のダメージ層を
除去した。
HCl=3:1の溶液中に30分間浸した後、純水でリ
ンスした。100℃以上に加熱したHNO3 :HCl=
3:1の溶液中に30分間浸すことにより、開口部及び
電流ブロック層表面を約4nmエッチングし、ドライエ
ッチングによるエッチング残さや結晶中のダメージ層を
除去した。
【0221】次に、再び成長装置内に入れ、電流ブロッ
ク層16上及び露出したp−クラッド層15上に、Mg
ドープGaNの第1p−コンタクト層17及びp+ −G
aNの第2p−コンタクト層18を順次成長した(図3
2(c))。その後は、図27(a)〜(c)の製造方
法と同じ工程を行い、図31図示の窒化ガリウム系化合
物半導体レーザを作製した。
ク層16上及び露出したp−クラッド層15上に、Mg
ドープGaNの第1p−コンタクト層17及びp+ −G
aNの第2p−コンタクト層18を順次成長した(図3
2(c))。その後は、図27(a)〜(c)の製造方
法と同じ工程を行い、図31図示の窒化ガリウム系化合
物半導体レーザを作製した。
【0222】この製造方法において、電流ブロック層1
6の開口部77の深さd1は、電流ブロック層16の厚
さと同じになる。再成長するp−コンタクト層(層17
+層18)の厚さをd2、開口部77の上部の幅をW
1、下部の幅をW2とすると、 (W1+W2)×d1/d2≦24 …(11) を満たすように電流ブロック層16の開口部77を設計
することにより、平滑に埋め込むことができる。また、
素子抵抗の低減のためにはp−GaNコンタクト層の厚
みを薄くする必要があり、開口部77の深さ以下とする
のが望ましい。即ち、 d2≦d1 …(12) を満たすのが望ましい。
6の開口部77の深さd1は、電流ブロック層16の厚
さと同じになる。再成長するp−コンタクト層(層17
+層18)の厚さをd2、開口部77の上部の幅をW
1、下部の幅をW2とすると、 (W1+W2)×d1/d2≦24 …(11) を満たすように電流ブロック層16の開口部77を設計
することにより、平滑に埋め込むことができる。また、
素子抵抗の低減のためにはp−GaNコンタクト層の厚
みを薄くする必要があり、開口部77の深さ以下とする
のが望ましい。即ち、 d2≦d1 …(12) を満たすのが望ましい。
【0223】図31、図32(a)〜(c)を参照して
説明した実施の形態によれば、p−クラッド層15と電
流ブロック層16との界面でのドライエッチングを停止
させる必要があり、プロセスの面では困難な点もある。
しかし、pクラッド層15のオーバエッチング分を見込
んだ設計とすることにより、光の閉じ込め効率等を犠牲
にすることは抑制できる。また、p−クラッド層15の
上に、p−GaNコンタクト層を直接作製できるため、
電流ブロック層16の開口部77でのp−GaNの実効
的な厚さを薄くでき、素子抵抗を低減することができ
る。
説明した実施の形態によれば、p−クラッド層15と電
流ブロック層16との界面でのドライエッチングを停止
させる必要があり、プロセスの面では困難な点もある。
しかし、pクラッド層15のオーバエッチング分を見込
んだ設計とすることにより、光の閉じ込め効率等を犠牲
にすることは抑制できる。また、p−クラッド層15の
上に、p−GaNコンタクト層を直接作製できるため、
電流ブロック層16の開口部77でのp−GaNの実効
的な厚さを薄くでき、素子抵抗を低減することができ
る。
【0224】図33は、本発明の更に別の実施の形態に
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。
係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの素子構造を示
す断面図である。
【0225】この実施の形態は、電流ブロック層16の
開口部77の上部のコンタクト層表面に、V字型の溝8
6を形成することを特徴とする。このため、電流ブロッ
ク層16の開口部77の深さをd1、再成長するコンタ
クト層(層17+層18)の厚さをd2、開口部77の
上部の幅をW1、下部の幅をW2とすると、 24<(W1+W2)×d1/d2 …(13) を満たすように電流ブロック層の開口部を設計すれば、
開口部上部のコンタクト層表面にはV字型の溝が形成さ
れる。また、素子抵抗の低減のためにはp−GaNコン
タクト層の厚みを薄くする必要があり、開口部77の深
さ以下とするのが望ましい。即ち、 d2≦d1 …(12) を満たすのが望ましい。
開口部77の上部のコンタクト層表面に、V字型の溝8
6を形成することを特徴とする。このため、電流ブロッ
ク層16の開口部77の深さをd1、再成長するコンタ
クト層(層17+層18)の厚さをd2、開口部77の
上部の幅をW1、下部の幅をW2とすると、 24<(W1+W2)×d1/d2 …(13) を満たすように電流ブロック層の開口部を設計すれば、
開口部上部のコンタクト層表面にはV字型の溝が形成さ
れる。また、素子抵抗の低減のためにはp−GaNコン
タクト層の厚みを薄くする必要があり、開口部77の深
さ以下とするのが望ましい。即ち、 d2≦d1 …(12) を満たすのが望ましい。
【0226】次に、図33図示の半導体レーザの製造方
法の実施例について、図34(a)〜(c)を参照して
説明する。なお、この実施の形態の途中の工程までは、
図27(a)〜(c)の実施の形態と同じであるために
詳細は省略する。
法の実施例について、図34(a)〜(c)を参照して
説明する。なお、この実施の形態の途中の工程までは、
図27(a)〜(c)の実施の形態と同じであるために
詳細は省略する。
【0227】まず、MOCVDによりn−GaN電流ブ
ロック層16まで成長させた(図34(a))。
ロック層16まで成長させた(図34(a))。
【0228】その後、SiO2 層74を熱CVD法によ
り0.3μm堆積させ、レジスト層76を塗布した。光
露光及び現像を行い、ストライプパターンを形成した。
次に窒素雰囲気のオーブン中で150℃に加熱し、レジ
ストの硬化処理を行った。引き続き反応性イオンビーム
エッチングにより、電流ブロック層16の一部をp−G
aNエッチングストップ層72が露出するまでエッチン
グし開口部77を形成した。その後、ウエハを硫酸:過
水:水の混合液、次に弗酸中に浸け、エッチングマスク
であるレジスト層76及びSiO2 層74を除去した
(図34(b))。
り0.3μm堆積させ、レジスト層76を塗布した。光
露光及び現像を行い、ストライプパターンを形成した。
次に窒素雰囲気のオーブン中で150℃に加熱し、レジ
ストの硬化処理を行った。引き続き反応性イオンビーム
エッチングにより、電流ブロック層16の一部をp−G
aNエッチングストップ層72が露出するまでエッチン
グし開口部77を形成した。その後、ウエハを硫酸:過
水:水の混合液、次に弗酸中に浸け、エッチングマスク
であるレジスト層76及びSiO2 層74を除去した
(図34(b))。
【0229】更に、100℃以上に加熱したHNO3 :
HCl=3:1の溶液中に30分間浸した後、純水でリ
ンスした。100℃以上に加熱したHNO3 :HCl=
3:1の溶液中に30分間浸すことにより、開口部及び
電流ブロック層表面を約4nmエッチングし、ドライエ
ッチングによるエッチング残さや結晶中のダメージ層を
除去した。
HCl=3:1の溶液中に30分間浸した後、純水でリ
ンスした。100℃以上に加熱したHNO3 :HCl=
3:1の溶液中に30分間浸すことにより、開口部及び
電流ブロック層表面を約4nmエッチングし、ドライエ
ッチングによるエッチング残さや結晶中のダメージ層を
除去した。
【0230】次に、再び成長装置内に入れ、電流ブロッ
ク層16上及び露出したp−GaNエッチングストップ
層72上に、MgドープGaNの第1p−コンタクト層
17及びp+ −GaNの第2p−コンタクト層18を順
次成長した(図34(c))。その後は、図27(a)
〜(c)の製造方法と同じ工程を行い、図33図示の窒
化ガリウム系化合物半導体レーザを作製した。
ク層16上及び露出したp−GaNエッチングストップ
層72上に、MgドープGaNの第1p−コンタクト層
17及びp+ −GaNの第2p−コンタクト層18を順
次成長した(図34(c))。その後は、図27(a)
〜(c)の製造方法と同じ工程を行い、図33図示の窒
化ガリウム系化合物半導体レーザを作製した。
【0231】本実施の形態において、電流ブロック層1
6の開口部77の幅W1を12μm、深さd1を2.3
μmとし、p−GaNコンタクト層(層17+層18)
の厚さd2を1.2μmで再成長した。その結果、図3
5の走査電子顕微鏡写真図に示すように、電流ブロック
層16の開口部77の上部のp−GaNコンタクト層の
表面に幅4μm、深さ2μmのV字型の溝86を形成す
ることができた。
6の開口部77の幅W1を12μm、深さd1を2.3
μmとし、p−GaNコンタクト層(層17+層18)
の厚さd2を1.2μmで再成長した。その結果、図3
5の走査電子顕微鏡写真図に示すように、電流ブロック
層16の開口部77の上部のp−GaNコンタクト層の
表面に幅4μm、深さ2μmのV字型の溝86を形成す
ることができた。
【0232】また、V字型の溝86を覆うようにp側の
電極22を形成したところ、溝86の側面と電極22と
のコンタクト抵抗は、コンタクト層表面でのコンタクト
抵抗より低くなり、素子抵抗の低減を図ることができ
た。また、注入電流についても、溝底部からの注入が最
も大きくなるような分布を持たせることができるため、
電流ブロック層のみの狭窄効果よりも更に効率的な電流
狭窄効果が期待できる。図34(a)〜(c)の実施の
形態おいては、エッチングストップ層72としてp−G
aNを用いた場合について説明したが、他の実施の形態
のように、エッチングストップ層72としてInGaN
を用いたり、エッチングストップ層72を用いない場合
でも本実施の形態は適用できる。図36は、エッチング
ストップ層72としてInGaNを用いた場合の完成素
子構造を示し、図37はエッチングストップ層72を用
いない場合の完成素子構造を示す。
電極22を形成したところ、溝86の側面と電極22と
のコンタクト抵抗は、コンタクト層表面でのコンタクト
抵抗より低くなり、素子抵抗の低減を図ることができ
た。また、注入電流についても、溝底部からの注入が最
も大きくなるような分布を持たせることができるため、
電流ブロック層のみの狭窄効果よりも更に効率的な電流
狭窄効果が期待できる。図34(a)〜(c)の実施の
形態おいては、エッチングストップ層72としてp−G
aNを用いた場合について説明したが、他の実施の形態
のように、エッチングストップ層72としてInGaN
を用いたり、エッチングストップ層72を用いない場合
でも本実施の形態は適用できる。図36は、エッチング
ストップ層72としてInGaNを用いた場合の完成素
子構造を示し、図37はエッチングストップ層72を用
いない場合の完成素子構造を示す。
【0233】次に、図38乃至図42を参照して、本発
明の更に別の実施の形態について説明する。これらの実
施の形態は、Mgドープした六方晶のp型半導体層の少
なくとも一部に、酸素(O)を導入(イオン注入または
拡散)することにより同一平面内にp領域とi領域とが
混在する構造を形成することを特徴とする。
明の更に別の実施の形態について説明する。これらの実
施の形態は、Mgドープした六方晶のp型半導体層の少
なくとも一部に、酸素(O)を導入(イオン注入または
拡散)することにより同一平面内にp領域とi領域とが
混在する構造を形成することを特徴とする。
【0234】GaN等のIII 族窒化物化合物半導体は、
材料として固いため、ドライエッチングを利用して加工
を行なっている。この時に、反応性ガスにより活性層等
の半導体層がダメージを受けるという問題がある。そこ
で、これらの実施の形態では、Mgドープp型半導体層
の一部にOを導入することにより、同p型層内にMgO
を形成する。これにより、エッチング、再成長等の過程
を踏むことなく同一平面内にp領域とi領域とが混在す
る構造を作ることができる。
材料として固いため、ドライエッチングを利用して加工
を行なっている。この時に、反応性ガスにより活性層等
の半導体層がダメージを受けるという問題がある。そこ
で、これらの実施の形態では、Mgドープp型半導体層
の一部にOを導入することにより、同p型層内にMgO
を形成する。これにより、エッチング、再成長等の過程
を踏むことなく同一平面内にp領域とi領域とが混在す
る構造を作ることができる。
【0235】典型的には、後述するようにMgドープG
aAlNのp−クラッド層15やMgドープGaNのp
−コンタクト層92(層17+層18)の一部にOを導
入することにより、高抵抗の電流ブロック層93、94
を形成すれば、電流狭窄構造を作ることができる。この
ようにして形成した電流ブロック層93、94は、Mg
Oを含むため、元の層に対して屈折率差が現れ、光閉じ
込めに関しても効果を示す。そのため、発振しきい値の
低く、モードが制御された半導体レーザ装置が得られ
る。
aAlNのp−クラッド層15やMgドープGaNのp
−コンタクト層92(層17+層18)の一部にOを導
入することにより、高抵抗の電流ブロック層93、94
を形成すれば、電流狭窄構造を作ることができる。この
ようにして形成した電流ブロック層93、94は、Mg
Oを含むため、元の層に対して屈折率差が現れ、光閉じ
込めに関しても効果を示す。そのため、発振しきい値の
低く、モードが制御された半導体レーザ装置が得られ
る。
【0236】図38図示の実施の形態の半導体レーザに
おいては、六方晶の基板、例えばサファイア基板10上
に、アンドープGaNのバッファ層11、SiドープG
aNのn−コンタクト層12、SiドープGaAlNの
n−クラッド層13、活性層14、MgドープGaAl
Nのp−クラッド層15、及びMgドープ低抵抗GaN
のp−コンタクト層92が順に積層される。活性層14
は、アンドープGaNの光ガイド層14a、InGaN
/InGaNの量子井戸層14b、及びp−GaNの光
ガイド層14cの積層構造を有する。
おいては、六方晶の基板、例えばサファイア基板10上
に、アンドープGaNのバッファ層11、SiドープG
aNのn−コンタクト層12、SiドープGaAlNの
n−クラッド層13、活性層14、MgドープGaAl
Nのp−クラッド層15、及びMgドープ低抵抗GaN
のp−コンタクト層92が順に積層される。活性層14
は、アンドープGaNの光ガイド層14a、InGaN
/InGaNの量子井戸層14b、及びp−GaNの光
ガイド層14cの積層構造を有する。
【0237】MgドープGaNのp−コンタクト層92
には、部分的にOがイオン注入され、且つ熱処理が施さ
れることにより、高抵抗GaNの電流ブロック層94が
形成される。電流ブロック層94は3μmの幅のストラ
イプ状の開口部を有し、これにより電流狭窄構造が作ら
れる。また、p−コンタクト層92からn−コンタクト
層12の途中までが部分的にエッチングされ、露出した
n−コンタクト層12の表面にはn側電極21が配設さ
れ、p−コンタクト層92の表面にはp側電極22が配
設される。この構造のレーザのしきい値は、1kA/c
m2 であり、従来の1/5以下となっている。
には、部分的にOがイオン注入され、且つ熱処理が施さ
れることにより、高抵抗GaNの電流ブロック層94が
形成される。電流ブロック層94は3μmの幅のストラ
イプ状の開口部を有し、これにより電流狭窄構造が作ら
れる。また、p−コンタクト層92からn−コンタクト
層12の途中までが部分的にエッチングされ、露出した
n−コンタクト層12の表面にはn側電極21が配設さ
れ、p−コンタクト層92の表面にはp側電極22が配
設される。この構造のレーザのしきい値は、1kA/c
m2 であり、従来の1/5以下となっている。
【0238】図39図示の実施の形態の半導体レーザに
おいては、六方晶の基板、例えばSiC基板90上に、
SiドープGaNのn−コンタクト層12、Siドープ
GaAlNのn−クラッド層13、図38図示の実施の
形態と同じ構造の活性層14、MgドープGaAlNの
p−クラッド層15、及びMgドープ低抵抗GaNのp
−コンタクト層92が順に積層される。
おいては、六方晶の基板、例えばSiC基板90上に、
SiドープGaNのn−コンタクト層12、Siドープ
GaAlNのn−クラッド層13、図38図示の実施の
形態と同じ構造の活性層14、MgドープGaAlNの
p−クラッド層15、及びMgドープ低抵抗GaNのp
−コンタクト層92が順に積層される。
【0239】MgドープGaAlNのp−クラッド層1
5及びMgドープGaNのp−コンタクト層92には、
部分的にOがイオン注入され、且つ熱処理が施されるこ
とにより、高抵抗GaAlNの電流ブロック層93及び
高抵抗GaNの電流ブロック層94が形成される。電流
ブロック層93、94は3μmの幅のストライプ状の開
口部を有し、これにより電流狭窄構造が作られる。ま
た、p−コンタクト層92からn−コンタクト層12の
途中までが部分的にエッチングされ、露出したn−コン
タクト層12の表面にはn側電極21が配設され、p−
コンタクト層92の表面にはp側電極22が配設され
る。この構造のレーザのしきい値は、1kA/cm2 で
あり、従来の1/5以下となっている。
5及びMgドープGaNのp−コンタクト層92には、
部分的にOがイオン注入され、且つ熱処理が施されるこ
とにより、高抵抗GaAlNの電流ブロック層93及び
高抵抗GaNの電流ブロック層94が形成される。電流
ブロック層93、94は3μmの幅のストライプ状の開
口部を有し、これにより電流狭窄構造が作られる。ま
た、p−コンタクト層92からn−コンタクト層12の
途中までが部分的にエッチングされ、露出したn−コン
タクト層12の表面にはn側電極21が配設され、p−
コンタクト層92の表面にはp側電極22が配設され
る。この構造のレーザのしきい値は、1kA/cm2 で
あり、従来の1/5以下となっている。
【0240】図40図示の実施の形態は、図39図示の
実施の形態と類似するが、n側電極21がSiCからな
る基板90の裏面に配設される。
実施の形態と類似するが、n側電極21がSiCからな
る基板90の裏面に配設される。
【0241】図41図示の実施の形態は、図38図示の
実施の形態と類似するが、GaN電流ブロック層94
が、p−クラッド層15とp−コンタクト層92との界
面まで延びている。
実施の形態と類似するが、GaN電流ブロック層94
が、p−クラッド層15とp−コンタクト層92との界
面まで延びている。
【0242】図42図示の実施の形態は、図39及び図
41図示の2つの実施の形態が組合わされたもので、基
板としてサファイア基板10が使用される。Mgドープ
GaAlNのp−クラッド層15及びMgドープGaN
のp−コンタクト層92には、部分的にOがイオン注入
され、且つ熱処理が施されることにより、高抵抗GaA
lNの電流ブロック層93及び高抵抗GaNの電流ブロ
ック層94が形成される。
41図示の2つの実施の形態が組合わされたもので、基
板としてサファイア基板10が使用される。Mgドープ
GaAlNのp−クラッド層15及びMgドープGaN
のp−コンタクト層92には、部分的にOがイオン注入
され、且つ熱処理が施されることにより、高抵抗GaA
lNの電流ブロック層93及び高抵抗GaNの電流ブロ
ック層94が形成される。
【0243】次に、図43乃至図46を参照して、本発
明の更に別の実施の形態について説明する。これらの実
施の形態は、Alを構成元素として含む六方晶の半導体
層の少なくとも一部に、酸素(O)を導入(イオン注入
または拡散)することにより、同一平面内に低抵抗領域
と高抵抗領域とが混在する構造を形成することを特徴と
する。
明の更に別の実施の形態について説明する。これらの実
施の形態は、Alを構成元素として含む六方晶の半導体
層の少なくとも一部に、酸素(O)を導入(イオン注入
または拡散)することにより、同一平面内に低抵抗領域
と高抵抗領域とが混在する構造を形成することを特徴と
する。
【0244】GaN等のIII 族窒化物化合物半導体は、
材料として固いため、ドライエッチングを利用して加工
を行なっている。このため、微細加工を必要とするよう
な素子構造を作りにくいという問題がある。そこで、こ
れらの実施の形態では、Alを構成元素として含む半導
体層の一部にOを導入することにより、同層内にAlx
Oy を形成する。これにより、エッチング、再成長等の
過程を踏むことなく同一平面内に低抵抗領域と高抵抗領
域とが混在する構造を作ることができる。特に面型の素
子では、微小共振器内に更に、屈折率差と電流狭窄とを
導入することが可能となり、性能を大きく向上させ、た
とえば、レーザでは発振しきい値の大幅な低減が期待で
きる。
材料として固いため、ドライエッチングを利用して加工
を行なっている。このため、微細加工を必要とするよう
な素子構造を作りにくいという問題がある。そこで、こ
れらの実施の形態では、Alを構成元素として含む半導
体層の一部にOを導入することにより、同層内にAlx
Oy を形成する。これにより、エッチング、再成長等の
過程を踏むことなく同一平面内に低抵抗領域と高抵抗領
域とが混在する構造を作ることができる。特に面型の素
子では、微小共振器内に更に、屈折率差と電流狭窄とを
導入することが可能となり、性能を大きく向上させ、た
とえば、レーザでは発振しきい値の大幅な低減が期待で
きる。
【0245】典型的には、後述するように、GaAlN
のn−及びp−クラッド層13、15等の層の一部にO
を導入することにより、高抵抗の電流ブロック層106
を形成すれば、電流狭窄構造を作ることができる。この
ようにして形成した電流ブロック層106は、Alx O
y を含むため、層中もっとも屈折率の低い部分となり、
光閉じ込めに関しても効果を示す。そのため、発振しき
い値の低く、モードが制御された半導体レーザ装置が得
られる。
のn−及びp−クラッド層13、15等の層の一部にO
を導入することにより、高抵抗の電流ブロック層106
を形成すれば、電流狭窄構造を作ることができる。この
ようにして形成した電流ブロック層106は、Alx O
y を含むため、層中もっとも屈折率の低い部分となり、
光閉じ込めに関しても効果を示す。そのため、発振しき
い値の低く、モードが制御された半導体レーザ装置が得
られる。
【0246】図43図示の実施の形態の半導体レーザに
おいては、六方晶の基板、例えばサファイア基板10上
に、アンドープGaNのバッファ層11、SiドープG
aNのn−コンタクト層12、GaN/GaAlNのn
−反射鏡層102、SiドープGaAlNのn−クラッ
ド層13、活性層14、MgドープGaAlNのp−ク
ラッド層15、GaN/GaAlNのp−反射鏡層10
4、及びMgドープ低抵抗GaNのp−コンタクト層9
2が順に積層される。活性層14は、アンドープGaN
の光ガイド層14a、InGaN/InGaNの量子井
戸層14b、及びp−GaN層14cの積層構造を有す
る。
おいては、六方晶の基板、例えばサファイア基板10上
に、アンドープGaNのバッファ層11、SiドープG
aNのn−コンタクト層12、GaN/GaAlNのn
−反射鏡層102、SiドープGaAlNのn−クラッ
ド層13、活性層14、MgドープGaAlNのp−ク
ラッド層15、GaN/GaAlNのp−反射鏡層10
4、及びMgドープ低抵抗GaNのp−コンタクト層9
2が順に積層される。活性層14は、アンドープGaN
の光ガイド層14a、InGaN/InGaNの量子井
戸層14b、及びp−GaN層14cの積層構造を有す
る。
【0247】n−及びp−クラッド層13、15とn−
及びp−反射鏡層102、104とには、部分的にOが
イオン注入されることにより、Alx Oy を含む高抵抗
の電流ブロック層106が形成される。電流ブロック層
106は直径3μmの電流注入領域の外周部に形成さ
れ、これにより電流狭窄構造が作られる。また、p−コ
ンタクト層92からn−コンタクト層12の途中までが
部分的にエッチングされ、露出したn−コンタクト層1
2の表面にはn側電極21が配設され、p−コンタクト
層92の表面にはp側電極22が配設される。この構造
のレーザは、積層方向に光を出射するいわゆる面発光型
のレーザとなり、そのしきい値は、0.3kA/cm2
であり、従来の1/5以下となっている。
及びp−反射鏡層102、104とには、部分的にOが
イオン注入されることにより、Alx Oy を含む高抵抗
の電流ブロック層106が形成される。電流ブロック層
106は直径3μmの電流注入領域の外周部に形成さ
れ、これにより電流狭窄構造が作られる。また、p−コ
ンタクト層92からn−コンタクト層12の途中までが
部分的にエッチングされ、露出したn−コンタクト層1
2の表面にはn側電極21が配設され、p−コンタクト
層92の表面にはp側電極22が配設される。この構造
のレーザは、積層方向に光を出射するいわゆる面発光型
のレーザとなり、そのしきい値は、0.3kA/cm2
であり、従来の1/5以下となっている。
【0248】図44図示の実施の形態の半導体レーザに
おいては、六方晶の基板、例えばSiC基板90上に、
SiドープGaNのn−コンタクト層12、Siドープ
GaAlNのn−クラッド層13、図43図示の実施の
形態と同じ構造の活性層14、MgドープGaAlNの
p−クラッド層15、Mgドープ低抵抗GaNのp−コ
ンタクト層92が順に積層される。基板90は部分的に
裏面からエッチングされ、露出したn−コンタクト層1
2の表面及びp−コンタクト層92の上面の上にSiO
/TiO反射鏡層108、108がそれぞれ配設され
る。
おいては、六方晶の基板、例えばSiC基板90上に、
SiドープGaNのn−コンタクト層12、Siドープ
GaAlNのn−クラッド層13、図43図示の実施の
形態と同じ構造の活性層14、MgドープGaAlNの
p−クラッド層15、Mgドープ低抵抗GaNのp−コ
ンタクト層92が順に積層される。基板90は部分的に
裏面からエッチングされ、露出したn−コンタクト層1
2の表面及びp−コンタクト層92の上面の上にSiO
/TiO反射鏡層108、108がそれぞれ配設され
る。
【0249】n−及びp−クラッド層13、15には、
部分的にOがイオン注入されることにより、Alx Oy
を含む高抵抗の電流ブロック層106が形成される。電
流ブロック層106は直径3μmの電流注入領域の外周
部に形成され、これにより電流狭窄構造が作られる。ま
た、SiC基板90の裏面にはn側電極21が配設さ
れ、p−コンタクト層92の上面にはp側電極22が配
設される。この構造の面発光型レーザのしきい値は、1
kA/cm2 であり、従来の1/5以下となっている。
部分的にOがイオン注入されることにより、Alx Oy
を含む高抵抗の電流ブロック層106が形成される。電
流ブロック層106は直径3μmの電流注入領域の外周
部に形成され、これにより電流狭窄構造が作られる。ま
た、SiC基板90の裏面にはn側電極21が配設さ
れ、p−コンタクト層92の上面にはp側電極22が配
設される。この構造の面発光型レーザのしきい値は、1
kA/cm2 であり、従来の1/5以下となっている。
【0250】図45図示の実施の形態の半導体レーザに
おいては、六方晶の基板、例えばサファイア基板10上
に、アンドープGaNのバッファ層11、SiドープG
aNのn−コンタクト層12、SiドープGaAlNの
n−クラッド層13、図43図示の実施の形態と同じ構
造の活性層14、MgドープGaAlNのp−クラッド
層15、及びMgドープ低抵抗GaNのp−コンタクト
層92が順に積層される。
おいては、六方晶の基板、例えばサファイア基板10上
に、アンドープGaNのバッファ層11、SiドープG
aNのn−コンタクト層12、SiドープGaAlNの
n−クラッド層13、図43図示の実施の形態と同じ構
造の活性層14、MgドープGaAlNのp−クラッド
層15、及びMgドープ低抵抗GaNのp−コンタクト
層92が順に積層される。
【0251】p−クラッド層15には、部分的にOがイ
オン注入されることにより、AlxOy を含む高抵抗の
電流ブロック層106が形成される。電流ブロック層1
06は3μmの幅のストライプ状の開口部を有し、これ
により電流狭窄構造が作られる。また、p−コンタクト
層92からn−コンタクト層12の途中までが部分的に
エッチングされ、露出したn−コンタクト層12の表面
にはn側電極21が配設され、p−コンタクト層92の
表面にはp側電極22が配設される。この構造のレーザ
のしきい値は、1kA/cm2 であり、従来の1/5以
下となっている。
オン注入されることにより、AlxOy を含む高抵抗の
電流ブロック層106が形成される。電流ブロック層1
06は3μmの幅のストライプ状の開口部を有し、これ
により電流狭窄構造が作られる。また、p−コンタクト
層92からn−コンタクト層12の途中までが部分的に
エッチングされ、露出したn−コンタクト層12の表面
にはn側電極21が配設され、p−コンタクト層92の
表面にはp側電極22が配設される。この構造のレーザ
のしきい値は、1kA/cm2 であり、従来の1/5以
下となっている。
【0252】図46図示の実施の形態の半導体レーザに
おいては、例えばn型GaAs基板110上に、AlG
aAs/AlGaAs/AlAs/AlGaAs/Al
GaAsのn−DBR(Distributed Bragg Reflector
)層112、AlGaAsのn−クラッド層113、
活性層114、AlGaAsのp−クラッド層115、
AlGaAs/AlGaAs/AlAs/AlGaAs
/AlGaAsのp−DBR層117、GaAsのp−
コンタクト層118が順に積層される。活性層114
は、アンドープGaAsの光ガイド層114a、AlG
aAs/GaAsの量子井戸層114b、及びp−Ga
Asの光ガイド層114cの積層構造を有する。
おいては、例えばn型GaAs基板110上に、AlG
aAs/AlGaAs/AlAs/AlGaAs/Al
GaAsのn−DBR(Distributed Bragg Reflector
)層112、AlGaAsのn−クラッド層113、
活性層114、AlGaAsのp−クラッド層115、
AlGaAs/AlGaAs/AlAs/AlGaAs
/AlGaAsのp−DBR層117、GaAsのp−
コンタクト層118が順に積層される。活性層114
は、アンドープGaAsの光ガイド層114a、AlG
aAs/GaAsの量子井戸層114b、及びp−Ga
Asの光ガイド層114cの積層構造を有する。
【0253】p−クラッド層115及びp−DBR層1
17には、部分的にOがイオン注入されることにより、
Alx Oy を含む高抵抗の電流ブロック層116が形成
される。電流ブロック層116は直径3μmの電流注入
領域の外周部に形成され、これにより電流狭窄構造が作
られる。また、GaAs基板110の裏面にはn側電極
121が配設され、p−コンタクト層118の上面には
p側電極122が配設される。この構造の面発光型レー
ザのしきい値は、1kA/cm2 であり、従来の1/5
以下となっている。
17には、部分的にOがイオン注入されることにより、
Alx Oy を含む高抵抗の電流ブロック層116が形成
される。電流ブロック層116は直径3μmの電流注入
領域の外周部に形成され、これにより電流狭窄構造が作
られる。また、GaAs基板110の裏面にはn側電極
121が配設され、p−コンタクト層118の上面には
p側電極122が配設される。この構造の面発光型レー
ザのしきい値は、1kA/cm2 であり、従来の1/5
以下となっている。
【0254】次に、図47乃至図50を参照して、本発
明の更に別の実施の形態について説明する。これらの実
施の形態は、六方晶の半導体層の少なくとも一部に、不
純物を導入することにより同一平面内にp領域、n領
域、及びi領域のいずれか2つが混在する構造を形成す
ることを特徴とする。
明の更に別の実施の形態について説明する。これらの実
施の形態は、六方晶の半導体層の少なくとも一部に、不
純物を導入することにより同一平面内にp領域、n領
域、及びi領域のいずれか2つが混在する構造を形成す
ることを特徴とする。
【0255】GaN等のIII 族窒化物化合物半導体は、
材料として固いため、ドライエッチングを利用して加工
を行なっている。この時に、反応性ガスにより活性層等
の半導体層がダメージを受けるという問題がある。そこ
で、これらの実施の形態では、半導体層の少なくとも一
部に不純物を導入する。これにより、エッチング、再成
長等の過程を踏むことなく同一平面内にp領域、n領
域、及びi領域のいずれか2つが混在する構造を作るこ
とができる。これにより、例えば、電流狭窄構造、電極
引出し部等を形成することが可能となる。
材料として固いため、ドライエッチングを利用して加工
を行なっている。この時に、反応性ガスにより活性層等
の半導体層がダメージを受けるという問題がある。そこ
で、これらの実施の形態では、半導体層の少なくとも一
部に不純物を導入する。これにより、エッチング、再成
長等の過程を踏むことなく同一平面内にp領域、n領
域、及びi領域のいずれか2つが混在する構造を作るこ
とができる。これにより、例えば、電流狭窄構造、電極
引出し部等を形成することが可能となる。
【0256】また、Mgドープp型半導体層において
は、温度上昇と共にキャリアが増大する。これに対し
て、不純物を導入(イオン注入または拡散)して発熱層
を設けることにより、動作時に局所的に熱を発生させる
ことができるため、発振しきい値の低い半導体レーザ装
置が得られる。また、発熱層を用いることにより、十分
なキャリアが生成され、特に紫外域の受光に適する受光
素子が可能となる。
は、温度上昇と共にキャリアが増大する。これに対し
て、不純物を導入(イオン注入または拡散)して発熱層
を設けることにより、動作時に局所的に熱を発生させる
ことができるため、発振しきい値の低い半導体レーザ装
置が得られる。また、発熱層を用いることにより、十分
なキャリアが生成され、特に紫外域の受光に適する受光
素子が可能となる。
【0257】図47図示の実施の形態の半導体レーザに
おいては、六方晶の基板、例えばサファイア基板10上
に、アンドープGaNのバッファ層11、SiドープG
aNのn−コンタクト層12、SiドープGaAlNの
n−クラッド層13、活性層14、及びMgドープGa
AlNのp−クラッド層15が順に積層される。活性層
14は、アンドープGaNの光ガイド層14a、InG
aN/InGaNの量子井戸層14b、及びp−GaN
の光ガイド層14cの積層構造を有する。
おいては、六方晶の基板、例えばサファイア基板10上
に、アンドープGaNのバッファ層11、SiドープG
aNのn−コンタクト層12、SiドープGaAlNの
n−クラッド層13、活性層14、及びMgドープGa
AlNのp−クラッド層15が順に積層される。活性層
14は、アンドープGaNの光ガイド層14a、InG
aN/InGaNの量子井戸層14b、及びp−GaN
の光ガイド層14cの積層構造を有する。
【0258】p−クラッド層15上には、低抵抗GaN
のp−層131、高抵抗GaNの電流ブロック層13
2、高抵抗GaNのp−層133、GaNのp−層13
4、GaNのp−コンタクト層135が順に積層され
る。電流ブロック層132は3μmの幅のストライプ状
の開口部を有し、これにより電流狭窄構造が作られる。
のp−層131、高抵抗GaNの電流ブロック層13
2、高抵抗GaNのp−層133、GaNのp−層13
4、GaNのp−コンタクト層135が順に積層され
る。電流ブロック層132は3μmの幅のストライプ状
の開口部を有し、これにより電流狭窄構造が作られる。
【0259】p−コンタクト層135からn−クラッド
層13を超えてn−コンタクト層12に至るように、部
分的にSiが不純物としてイオン注入され、低抵抗のn
−電極引出し層136が形成される。n−電極引出し層
136の表面にはn側電極21が配設され、p−コンタ
クト層135の表面にはp側電極22が配設される。こ
の構造のレーザのしきい値は、1kA/cm2 であり、
従来の1/5以下となっている。
層13を超えてn−コンタクト層12に至るように、部
分的にSiが不純物としてイオン注入され、低抵抗のn
−電極引出し層136が形成される。n−電極引出し層
136の表面にはn側電極21が配設され、p−コンタ
クト層135の表面にはp側電極22が配設される。こ
の構造のレーザのしきい値は、1kA/cm2 であり、
従来の1/5以下となっている。
【0260】図48図示の実施の形態の半導体レーザに
おいては、六方晶の基板、例えばサファイア基板10上
に、アンドープGaNのバッファ層11、SiドープG
aNのn−コンタクト層12、SiドープGaAlNの
n−クラッド層13、図47図示の実施の形態と同じ構
造の活性層14、MgドープGaAlNのp−クラッド
層15、MgドープGaNのp−電流注入層17、及び
Mgドープ低抵抗GaNのp−コンタクト層18が順に
積層される。
おいては、六方晶の基板、例えばサファイア基板10上
に、アンドープGaNのバッファ層11、SiドープG
aNのn−コンタクト層12、SiドープGaAlNの
n−クラッド層13、図47図示の実施の形態と同じ構
造の活性層14、MgドープGaAlNのp−クラッド
層15、MgドープGaNのp−電流注入層17、及び
Mgドープ低抵抗GaNのp−コンタクト層18が順に
積層される。
【0261】p−電流注入層17には、部分的にSiが
イオン注入されることにより、高抵抗GaNの電流ブロ
ック層137が形成される。電流ブロック層137は3
μmの幅のストライプ状の開口部を有し、これにより電
流狭窄構造が作られる。また、p−コンタクト層18か
らn−コンタクト層12の途中までが部分的にエッチン
グされ、露出したn−コンタクト層12の表面にはn側
電極21が配設され、p−コンタクト層18の表面には
p側電極22が配設される。この構造のレーザのしきい
値は、1kA/cm2 であり、従来の1/5以下となっ
ている。
イオン注入されることにより、高抵抗GaNの電流ブロ
ック層137が形成される。電流ブロック層137は3
μmの幅のストライプ状の開口部を有し、これにより電
流狭窄構造が作られる。また、p−コンタクト層18か
らn−コンタクト層12の途中までが部分的にエッチン
グされ、露出したn−コンタクト層12の表面にはn側
電極21が配設され、p−コンタクト層18の表面には
p側電極22が配設される。この構造のレーザのしきい
値は、1kA/cm2 であり、従来の1/5以下となっ
ている。
【0262】図49図示の実施の形態の半導体レーザに
おいては、六方晶の基板、例えばサファイア基板10上
に、アンドープGaNのバッファ層11、SiドープG
aNのn−コンタクト層12、SiドープGaAlNの
n−クラッド層13、図47図示の実施の形態と同じ構
造の活性層14、及びMgドープGaAlNのp−クラ
ッド層15が順に積層される。
おいては、六方晶の基板、例えばサファイア基板10上
に、アンドープGaNのバッファ層11、SiドープG
aNのn−コンタクト層12、SiドープGaAlNの
n−クラッド層13、図47図示の実施の形態と同じ構
造の活性層14、及びMgドープGaAlNのp−クラ
ッド層15が順に積層される。
【0263】p−クラッド層15上には、低抵抗GaN
のp−層141、低抵抗GaNのp−層144、及びG
aNのp−コンタクト層145が順に積層される。低抵
抗GaNのp−層141内には、部分的にSiが不純物
として拡散導入されることにより、高抵抗GaNの電流
ブロック層142が形成される。電流ブロック層142
は3μmの幅のストライプ状の開口部を有し、これによ
り電流狭窄構造が作られる。また、低抵抗GaNのp−
層141の表面内には、全面的にSiが不純物として拡
散導入されることにより、高抵抗GaNのp−層143
が形成される。p−コンタクト層145からn−クラッ
ド層13を超えてn−コンタクト層12に至るように、
部分的にSiが不純物としてイオン注入され、低抵抗の
n−電極引出し層146が形成される。n−電極引出し
層146の表面にはn側電極21が配設され、p−コン
タクト層135の表面にはp側電極22が配設される。
この構造のレーザのしきい値は、1kA/cm2 であ
り、従来の1/5以下となっている。
のp−層141、低抵抗GaNのp−層144、及びG
aNのp−コンタクト層145が順に積層される。低抵
抗GaNのp−層141内には、部分的にSiが不純物
として拡散導入されることにより、高抵抗GaNの電流
ブロック層142が形成される。電流ブロック層142
は3μmの幅のストライプ状の開口部を有し、これによ
り電流狭窄構造が作られる。また、低抵抗GaNのp−
層141の表面内には、全面的にSiが不純物として拡
散導入されることにより、高抵抗GaNのp−層143
が形成される。p−コンタクト層145からn−クラッ
ド層13を超えてn−コンタクト層12に至るように、
部分的にSiが不純物としてイオン注入され、低抵抗の
n−電極引出し層146が形成される。n−電極引出し
層146の表面にはn側電極21が配設され、p−コン
タクト層135の表面にはp側電極22が配設される。
この構造のレーザのしきい値は、1kA/cm2 であ
り、従来の1/5以下となっている。
【0264】図50図示の実施の形態の半導体受光素子
においては、六方晶の基板、例えばサファイア基板15
0上に、アンドープGaNのバッファ層151、GaN
のn−コンタクト層152、低抵抗GaNのp−層15
4、及びGaNのp−コンタクト層156が順次積層さ
れる。n−コンタクト層152の表面内に部分的に不純
物を導入することにより、高抵抗GaNの電流ブロック
層153が形成される。p−層154の表面内に不純物
を導入することにより、高抵抗GaNの発熱層155が
形成される。
においては、六方晶の基板、例えばサファイア基板15
0上に、アンドープGaNのバッファ層151、GaN
のn−コンタクト層152、低抵抗GaNのp−層15
4、及びGaNのp−コンタクト層156が順次積層さ
れる。n−コンタクト層152の表面内に部分的に不純
物を導入することにより、高抵抗GaNの電流ブロック
層153が形成される。p−層154の表面内に不純物
を導入することにより、高抵抗GaNの発熱層155が
形成される。
【0265】また、p−コンタクト層156からn−コ
ンタクト層152の途中までが部分的にエッチングさ
れ、露出したn−コンタクト層152の表面にはn側電
極157が配設され、p−コンタクト層156の表面に
はp側電極158が配設される。この構造によれば、発
熱層155により、動作時に局所的に熱を発生させるこ
とができるため、十分なキャリアを供給することができ
る。
ンタクト層152の途中までが部分的にエッチングさ
れ、露出したn−コンタクト層152の表面にはn側電
極157が配設され、p−コンタクト層156の表面に
はp側電極158が配設される。この構造によれば、発
熱層155により、動作時に局所的に熱を発生させるこ
とができるため、十分なキャリアを供給することができ
る。
【0266】なお、以上説明した実施の形態では具体的
な材料、組成、厚さ等を示しているが、これらは、本発
明の主旨に沿う範囲で変更することができる。特に、窒
化ガリウム系化合物半導体としては、Inx Gay Al
z N(x+y+z=1、0≦x、y、z≦1)の組成式
の範囲で種々変更することができる。また、支持基板と
しては、サファイア基板の他、SiC、GaAs、S
i、GaN、AlN、MgO、GaP、MgAl2 O4
等を使用することができる。
な材料、組成、厚さ等を示しているが、これらは、本発
明の主旨に沿う範囲で変更することができる。特に、窒
化ガリウム系化合物半導体としては、Inx Gay Al
z N(x+y+z=1、0≦x、y、z≦1)の組成式
の範囲で種々変更することができる。また、支持基板と
しては、サファイア基板の他、SiC、GaAs、S
i、GaN、AlN、MgO、GaP、MgAl2 O4
等を使用することができる。
【0267】また、以上説明した実施の形態では主とし
て半導体レーザに適用した例を説明したが、本発明は半
導体レーザに限らず、窒化ガリウム系化合物半導体材料
を用いた各種の半導体素子に適用することも可能であ
る。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変
形して実施することができる。
て半導体レーザに適用した例を説明したが、本発明は半
導体レーザに限らず、窒化ガリウム系化合物半導体材料
を用いた各種の半導体素子に適用することも可能であ
る。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変
形して実施することができる。
【0268】
【発明の効果】本発明によれば、活性層へのキャリア注
入を効率的に行うと共に、電極コンタクト等での電圧降
下を抑制することができ、光ディスク等への実用に供す
る低しきい値、低電圧で動作し、高い信頼性を有する窒
化ガリウム系化合物半導体レーザを実現することが可能
となる。
入を効率的に行うと共に、電極コンタクト等での電圧降
下を抑制することができ、光ディスク等への実用に供す
る低しきい値、低電圧で動作し、高い信頼性を有する窒
化ガリウム系化合物半導体レーザを実現することが可能
となる。
【図1】本発明の実施の形態に係る窒化ガリウム系化合
物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図2】(a)〜(c)は、図1図示の半導体レーザの
製造方法の前半を示す断面図。
製造方法の前半を示す断面図。
【図3】(a)、(b)は、図1図示の半導体レーザの
製造方法の後半を示す断面図。
製造方法の後半を示す断面図。
【図4】図1図示の半導体レーザのマウント状態を示す
断面図。
断面図。
【図5】本発明の別の実施の形態に係る窒化ガリウム系
化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図6】(a)〜(c)は、図5図示の半導体レーザの
製造方法を示す断面図。
製造方法を示す断面図。
【図7】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリウ
ム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図8】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリウ
ム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図9】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリウ
ム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図10】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図11】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図12】図11図示の半導体レーザの電流ブロック層
付近における不純物濃度プロファイルを示す図。
付近における不純物濃度プロファイルを示す図。
【図13】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図14】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図15】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図16】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図17】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図18】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図19】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図20】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図21】(a)〜(c)は、図20図示の半導体レー
ザの製造方法の前半を示す断面図。
ザの製造方法の前半を示す断面図。
【図22】(a)〜(c)は、図20図示の半導体レー
ザの製造方法の後半を示す断面図。
ザの製造方法の後半を示す断面図。
【図23】図20図示の半導体レーザにおいて、p−コ
ンタクト層を再成長した後の開口部周辺を示す走査電子
顕微鏡写真図。
ンタクト層を再成長した後の開口部周辺を示す走査電子
顕微鏡写真図。
【図24】図20図示の半導体レーザの開口部周辺を示
す拡大断面図。
す拡大断面図。
【図25】(a)〜(c)は、本発明の更に別の実施の
形態に係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方
法の前半を示す断面図。
形態に係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方
法の前半を示す断面図。
【図26】(a)〜(c)は、図25(a)〜(c)に
続く、半導体レーザの製造方法の後半を示す断面図。
続く、半導体レーザの製造方法の後半を示す断面図。
【図27】(a)〜(c)は、本発明の更に別の実施の
形態に係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方
法の前半を示す断面図。
形態に係る窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方
法の前半を示す断面図。
【図28】(a)は、図27(a)〜(c)図示の半導
体レーザにおいて、p−コンタクト層を再成長した後の
開口部周辺を示す拡大断面図、(b)は、開口部の上部
の幅とp−コンタクト層表面の溝の深さとの関係を、開
口部の深さを変数として示すグラフ。
体レーザにおいて、p−コンタクト層を再成長した後の
開口部周辺を示す拡大断面図、(b)は、開口部の上部
の幅とp−コンタクト層表面の溝の深さとの関係を、開
口部の深さを変数として示すグラフ。
【図29】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図30】(a)〜(c)は、図29図示の半導体レー
ザの製造方法を示す断面図。
ザの製造方法を示す断面図。
【図31】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図32】(a)〜(c)は、図31図示の半導体レー
ザの製造方法を示す断面図。
ザの製造方法を示す断面図。
【図33】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図34】(a)〜(c)は、図33図示の半導体レー
ザの製造方法を示す断面図。
ザの製造方法を示す断面図。
【図35】図33図示の半導体レーザにおいて、p−コ
ンタクト層を再成長すると共に電極を形成した後の開口
部周辺を示す走査電子顕微鏡写真図。
ンタクト層を再成長すると共に電極を形成した後の開口
部周辺を示す走査電子顕微鏡写真図。
【図36】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図37】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図38】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図39】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図40】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図41】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図42】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図43】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図44】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図45】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図46】本発明の更に別の実施の形態に係るガリウム
砒素系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
砒素系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図47】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図48】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図49】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体レーザの素子構造を示す断面図。
【図50】本発明の更に別の実施の形態に係る窒化ガリ
ウム系化合物半導体受光素子の素子構造を示す断面図。
ウム系化合物半導体受光素子の素子構造を示す断面図。
【符号の説明】 10…サファイア基板 11…ノンドープGaNバッファ層 12…n−GaNコンタクト層 13…n−GaAlNクラッド層 14…MQW活性層 15…p−GaAlNクラッド層 16…GaN電流ブロック層 17…p−GaN埋込み層 18…p−GaNコンタクト層 21…n側電極 22…p側電極 31、51、52…InGaN表面保護層 35…裏面金属膜 36…ヒートシンク 37…融着金属 55…パッシベーション膜 62、64…AlN電流ブロック層 66…周期構造部 72…エッチングストップ層 74…SiO2 層 76…レジスト層 77…開口部 82…TiまたはAl層 84…レジスト層 90…SiC基板 92…p−GaNコンタクト層(電流注入層) 93、94、106、116、132、137、142
…電流ブロック層 136、146…電極引出し層
…電流ブロック層 136、146…電極引出し層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 譲司 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 波多腰 玄一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 藤本 英俊 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内
Claims (21)
- 【請求項1】2種類以上の半導体層の繰り返しで構成さ
れる周期構造を有する活性層と、 ダブルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟
んで配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及
び第2クラッド層と、 前記第1及び第2クラッド層に接続された第1及び第2
電極と、 前記第2電極と前記第2クラッド層との間に配設され、
前記ダブルヘテロ接合構造に対する電流を狭窄するため
のストライプ状の開口部を有する電流ブロック層と、 前記第2電極と前記電流ブロック層との間及び前記開口
部内に配設され、前記開口部よりも広い面積を有する電
流注入層と、 前記活性層、前記第1及び第2クラッド層、電流ブロッ
ク層、及び電流注入層の夫々は、下記の組成式で表され
る材料から基本的になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記電流ブロック層の厚さをTA、前記電流ブロック層
と前記活性層との間の距離をTBとした時、TB<TA
の条件を満足することと、を具備することを特徴とする
窒化ガリウム系化合物半導体レーザ。 - 【請求項2】2TB<TAの条件を満足することを特徴
とする請求項1に記載の窒化ガリウム系化合物半導体レ
ーザ。 - 【請求項3】2TB<TA<10TBの条件を満足する
ことを特徴とする請求項2に記載の窒化ガリウム系化合
物半導体レーザ。 - 【請求項4】前記開口部内を除く前記電流注入層の厚さ
をTCとした時、TC<TAの条件を満足することを特
徴とする請求項1に記載の窒化ガリウム系化合物半導体
レーザ。 - 【請求項5】前記開口部内を除く前記電流注入層の厚さ
をTCとした時、TB<TCの条件を満足することを特
徴とする請求項1に記載の窒化ガリウム系化合物半導体
レーザ。 - 【請求項6】前記電流ブロック層は、ドープされた第2
導電型の不純物を含有することを特徴とする請求項1に
記載の窒化ガリウム系化合物半導体レーザ。 - 【請求項7】前記開口部の側壁と、前記電流ブロック層
と前記電流注入層との界面とが,45°から90°の角
度をなすことを特徴とする請求項1に記載の窒化ガリウ
ム系化合物半導体レーザ。 - 【請求項8】2種類以上の半導体層の繰り返しで構成さ
れる周期構造を有する活性層と、 ダブルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟
んで配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及
び第2クラッド層と、 前記第1及び第2クラッド層に接続された第1及び第2
電極と、 前記第2電極と前記第2クラッド層との間に配設され、
前記ダブルヘテロ接合構造に対する電流を狭窄するため
のストライプ状の開口部を有する電流ブロック層と、 前記第2電極と前記電流ブロック層との間及び前記開口
部内に配設され、前記開口部よりも広い面積を有する電
流注入層と、 前記活性層、前記第1及び第2クラッド層、電流ブロッ
ク層、及び電流注入層の夫々は、下記の組成式で表され
る材料から基本的になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記電流ブロック層の厚さをTA、前記開口部内を除く
前記電流注入層の厚さをTCとした時、TC<TAの条
件を満足することと、を具備することを特徴とする窒化
ガリウム系化合物半導体レーザ。 - 【請求項9】前記開口部の上方で前記電流注入層の表面
にストライプ状でV字型の溝が形成され、前記第2電極
が前記溝内で前記電流注入層にコンタクトする部分を有
することを特徴とする請求項8に記載の窒化ガリウム系
化合物半導体レーザ。 - 【請求項10】前記開口部の深さをd1、前記開口部の
上部及び下部の幅をそれぞれW1、W2とした時、24
<(W1+W2)×d1/TCの条件を満足することを
特徴とする請求項9に記載の窒化ガリウム系化合物半導
体レーザ。 - 【請求項11】2種類以上の半導体層の繰り返しで構成
される周期構造を有する活性層と、 ダブルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟
んで配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及
び第2クラッド層と、 前記第1及び第2クラッド層に接続された第1及び第2
電極と、 前記第2電極と前記第2クラッド層との間に配設され、
前記ダブルヘテロ接合構造に対する電流を狭窄するため
のストライプ状の開口部を有する電流ブロック層と、 前記第2電極と前記電流ブロック層との間に配設され、
前記開口部よりも広い面積を有する電流注入層と、 前記活性層、前記第1及び第2クラッド層、電流ブロッ
ク層、及び電流注入層の夫々は、下記の組成式で表され
る材料から基本的になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記電流ブロック層と前記活性層との間の距離をTB、
前記開口部内を除く前記電流注入層の厚さをTCとした
時、TB<TCの条件を満足することと、を具備するこ
とを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体レーザ。 - 【請求項12】2種類以上の半導体層の繰り返しで構成
される周期構造を有する活性層と、 ダブルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟
んで配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及
び第2クラッド層と、 前記第1及び第2クラッド層に接続された第1及び第2
電極と、 前記第2電極と前記第2クラッド層との間に配設され、
前記ダブルヘテロ接合構造に対する電流を狭窄するため
のストライプ状の開口部を有する電流ブロック層と、 前記第2電極と前記電流ブロック層との間及び前記開口
部内に配設され、前記開口部よりも広い面積を有する電
流注入層と、 前記活性層、前記第1及び第2クラッド層、電流ブロッ
ク層、及び電流注入層の夫々は、下記の組成式で表され
る材料から基本的になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記活性層に近接する前記電流注入層の部分は、前記活
性層の発光波長に対応するバンドギャップより大きなバ
ンドギャップを有すると共に、前記電流ブロック層より
大きな屈折率を有することと、を具備することを特徴と
する窒化ガリウム系化合物半導体レーザ。 - 【請求項13】前記第2クラッド層と前記電流ブロック
層とは、略等しい屈折率を有することを特徴とする請求
項12に記載の窒化ガリウム系化合物半導体レーザ。 - 【請求項14】前記活性層に近接する前記電流注入層の
部分と前記第2クラッド層とは、略等しい屈折率を有す
ることを特徴とする請求項12に記載の窒化ガリウム系
化合物半導体レーザ。 - 【請求項15】2種類以上の半導体層の繰り返しで構成
される周期構造を有する活性層と、 ダブルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟
んで配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及
び第2クラッド層と、 前記第1及び第2クラッド層に接続された第1及び第2
電極と、 前記第2電極と前記第2クラッド層との間に配設され、
前記ダブルヘテロ接合構造に対する電流を狭窄するため
のストライプ状の開口部を有する電流ブロック層と、 前記第2電極と前記電流ブロック層との間及び前記開口
部内に配設され、前記開口部よりも広い面積を有する電
流注入層と、 前記活性層、前記第1及び第2クラッド層、電流ブロッ
ク層、及び電流注入層の夫々は、下記の組成式で表され
る材料から基本的になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記電流ブロック層は、前記活性層の発光波長に対応す
るバンドギャップより大きなバンドギャップを有すると
共に、前記活性層に近接する前記電流注入層の部分より
大きな屈折率を有することと、を具備することを特徴と
する窒化ガリウム系化合物半導体レーザ。 - 【請求項16】2種類以上の半導体層の繰り返しで構成
される周期構造を有する活性層と、 ダブルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟
んで配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及
び第2クラッド層と、 前記第1及び第2クラッド層に接続された第1及び第2
電極と、 前記第2電極と前記第2クラッド層との間に配設され、
前記ダブルヘテロ接合構造に対する電流を狭窄するため
のストライプ状の開口部を有する電流ブロック層と、 前記第2電極と前記電流ブロック層との間及び前記開口
部内に配設され、前記開口部よりも広い面積を有する電
流注入層と、 前記活性層、前記第1及び第2クラッド層、電流ブロッ
ク層、及び電流注入層の夫々は、下記の組成式で表され
る材料から基本的になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記活性層に近接する前記電流注入層の部分は、前記活
性層の発光波長に対応するバンドギャップより大きなバ
ンドギャップを有すると共に、前記電流ブロック層は、
前記活性層の発光波長に対応するバンドギャップより小
さなバンドギャップを有することと、を具備することを
特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体レーザ。 - 【請求項17】2種類以上の半導体層の繰り返しで構成
される周期構造を有する活性層と、 ダブルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟
んで配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及
び第2クラッド層と、 前記第1及び第2クラッド層に接続された第1及び第2
電極と、 前記第2電極と前記第2クラッド層との間に配設され、
前記ダブルヘテロ接合構造に対する電流を狭窄するため
のストライプ状の開口部を有する電流ブロック層と、 前記第2電極と前記電流ブロック層との間及び前記開口
部内に配設され、前記開口部よりも広い面積を有する電
流注入層と、 前記活性層、前記第1及び第2クラッド層、電流ブロッ
ク層、及び電流注入層の夫々は、下記の組成式で表され
る材料から基本的になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 前記第2クラッド層の表面に前記開口部と連続するスト
ライプ状の溝が形成され、前記電流注入層は、前記溝内
で前記第2クラッド層と接するように配設されること
と、を具備することを特徴とする窒化ガリウム系化合物
半導体レーザ。 - 【請求項18】活性層と、 ダブルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟
んで配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及
び第2クラッド層と、 前記第1及び第2クラッド層に接続された第1及び第2
電極と、 前記第2電極と前記第2クラッド層との間に配設され、
前記ダブルヘテロ接合構造に対する電流を狭窄するため
のストライプ状の開口部を有する電流ブロック層と、 前記第2電極と前記電流ブロック層との間及び前記開口
部内に配設され、前記開口部よりも広い面積を有する電
流注入層と、 前記活性層、前記第1及び第2クラッド層、電流ブロッ
ク層、及び電流注入層の夫々は、下記の組成式で表され
る材料から基本的になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 を具備する窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方
法であって、 支持基板上に前記ダブルヘテロ構造を有する積層膜を形
成する工程と、 前記積層膜上に前記電流ブロック層と表面保護層とを積
層する工程と、 前記表面保護層及び前記電流ブロック層の一部をエッチ
ングしてストライプ状の前記開口部を形成する工程と、 前記表面保護層を気相中の高温放置による結晶の再蒸発
によって除去した後、前記開口部内及び前記電流ブロッ
ク層上に前記電流注入層を形成する工程と、を具備する
ことを特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体レーザの
製造方法。 - 【請求項19】活性層と、 ダブルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟
んで配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及
び第2クラッド層と、 前記第1及び第2クラッド層に接続された第1及び第2
電極と、 前記第2電極と前記第2クラッド層との間に配設され、
前記ダブルヘテロ接合構造に対する電流を狭窄するため
のストライプ状の開口部を有する電流ブロック層と、 前記第2電極と前記電流ブロック層との間及び前記開口
部内に配設され、前記開口部よりも広い面積を有する電
流注入層と、 前記活性層、前記第1及び第2クラッド層、電流ブロッ
ク層、及び電流注入層の夫々は、下記の組成式で表され
る材料から基本的になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 を具備する窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方
法であって、 支持基板上に前記ダブルヘテロ構造を有する積層膜を形
成する工程と、 前記積層膜上に前記電流ブロック層を形成する工程と、 前記電流ブロック層の一部をドライエッチングしてスト
ライプ状の前記開口部を形成する工程と、 前記支持基板、前記積層膜、及び前記電流ブロック層を
100℃以上に加熱したHNO3 :HCl=3:1の溶
液中に漬けた後、前記開口部内及び前記電流ブロック層
上に前記電流注入層を形成する工程と、を具備すること
を特徴とする窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造
方法。 - 【請求項20】活性層と、 ダブルヘテロ接合構造を形成するように前記活性層を挟
んで配設された、それぞれ第1及び第2導電型の第1及
び第2クラッド層と、 前記第1及び第2クラッド層に接続された第1及び第2
電極と、 前記第2電極と前記第2クラッド層との間に配設され、
前記ダブルヘテロ接合構造に対する電流を狭窄するため
のストライプ状の開口部を有する電流ブロック層と、 前記第2電極と前記電流ブロック層との間及び前記開口
部内に配設され、前記開口部よりも広い面積を有する電
流注入層と、 前記活性層、前記第1及び第2クラッド層、電流ブロッ
ク層、及び電流注入層の夫々は、下記の組成式で表され
る材料から基本的になることと、 Inx Gay Alz N、ここでx+y+z=1、0≦
x,y,z≦1 を具備する窒化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方
法であって、 支持基板上に前記ダブルヘテロ構造を有する積層膜を形
成する工程と、 前記積層膜上に前記電流注入層を形成する工程と、 前記第2クラッド層及び前記電流注入層のいずれか一方
または双方からなる被選択層に部分的に不純物を導入
し、ストライプ状の前記開口部を有する前記電流ブロッ
ク層を形成する工程と、を具備することを特徴とする窒
化ガリウム系化合物半導体レーザの製造方法。 - 【請求項21】前記被選択層がMg及びAlのいずれか
一方または双方を含有し、前記不純物がOであることを
特徴とする請求項20に記載の窒化ガリウム系化合物半
導体レーザの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18993097A JPH1093192A (ja) | 1996-07-26 | 1997-07-15 | 窒化ガリウム系化合物半導体レーザ及びその製造方法 |
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|---|---|---|---|
| JP19785696 | 1996-07-26 | ||
| JP8-197856 | 1996-07-26 | ||
| JP18993097A JPH1093192A (ja) | 1996-07-26 | 1997-07-15 | 窒化ガリウム系化合物半導体レーザ及びその製造方法 |
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Family
ID=26505770
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|---|---|---|---|
| JP18993097A Pending JPH1093192A (ja) | 1996-07-26 | 1997-07-15 | 窒化ガリウム系化合物半導体レーザ及びその製造方法 |
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|---|---|
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