JPH1093237A - 電子基板 - Google Patents

電子基板

Info

Publication number
JPH1093237A
JPH1093237A JP9214390A JP21439097A JPH1093237A JP H1093237 A JPH1093237 A JP H1093237A JP 9214390 A JP9214390 A JP 9214390A JP 21439097 A JP21439097 A JP 21439097A JP H1093237 A JPH1093237 A JP H1093237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
power supply
ground
heat
layers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9214390A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatsugu Kametani
雅嗣 亀谷
Kazuhiro Umekita
和弘 梅北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9214390A priority Critical patent/JPH1093237A/ja
Publication of JPH1093237A publication Critical patent/JPH1093237A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、その上に実装している電子回
路が正常に動作できるように、放熱手段をコンパクトに
備えた電子基板又は実装電子基板を提供することにあ
る。 【解決手段】配線層1,4、グランド層2、電源層3が
それぞれの層の間に絶縁層5を介して多層に配置されて
いる電子基板において、グランド層2又は電源層3の厚
さが前記配線層1,4の厚さよりも大きく構成され、前
記グランド層2又は前記電源層3に電子回路を内蔵した
チップのピンを接続するスルーホール6〜8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放熱性にすぐれたコ
ンパクトな構造をもつ電子基板、その実装電子基坂およ
び電子基板の実装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】作動中の電子回路チツプは熱を発生する
が、これを冷却しないままにしておくと、電子回路の温
度が上昇して、ついには正常動作しなくなる。そこで、
電子回路が正常に動作するよう、チツプを冷却する必要
があるが、電子回路チツプは電子基坂上に実装されて用
いられるのがー般的である。
【0003】従来電子基板に実装された電子回路チツプ
を冷却する方法として、電子回路パツケージにフインを
取付け、このフインを空冷または水冷する方法の他、特
開昭60‐35598号公報、特開昭61‐24850
0号公報に記載のように、電子基板の外側に冷却板を取
りつけることによつて、電子回路バツケージを冷却した
り、特開昭62−198200号公報に記載のように、
電子基板の裏面又は内部に冷却液を封入した箱形形状の
ヒートパネルを密着または挿入して冷却していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は冷却設
備に要するスペースとコストについての配慮がされてお
らず、電子回路チツプを実装した電子基板を高密度実装
することが困難な上、一電子基板当りのコストが高いと
いう問題があった。
【0005】本発明の目的は、その上に実装している電
子回路が正常に動作できるように、放熱手段をコンパク
トに備えた電子基板又は実装電子基板を提供することに
ある。
【0006】本発明の他の目的は、放熱又は冷却のため
の構造を備えた電子基板に部品をハンダ付けするのに際
して、良好なハンダ付けを可能にする実装方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子基板は、配線層,グランド層,電源層
がそれぞれの層の間に絶縁層を介して多層に配置されて
いる電子基板において、前記配線層は両側に前記グラン
ド層又は前記電源層が配置されている層を含めて複数層
配されている。また上記目的を達成するために、本発明
の電子基板は、配線層,グランド層,電源層がそれぞれ
の層の間に絶縁層を介して多層に配置されている電子基
板において、前記配線層を両側に前記グランド層又は前
記電源層が配置されている層を含めて複数層配し、前記
グランド層又は前記電源層の少なくともー層の厚さを前
記配線層の厚さよりも大きく構成し、前記グランド層又
は前記電源層に電子回路を内蔵したチップのピンを接続
するスルーホールを設けた。また上記目的を達成するた
めに、本発明の実装電子基板は、配線層,グランド層,
電源層がそれぞれの層の間に絶縁層を介して多層に配置
されている電子基板に電子回路部品を実装した実装電子
基板において、前記配線層を両側に前記グランド層又は
前記電源層が配置されている層を含めて複数層配し、前
記グランド層又は前記電源層の少なくともー層の厚さを
前記配線層の厚さよりも大きく構成し、前記グランド層
又は前記電源層に電子回路を内蔵したチップのピンを接
続するスルーホールを設けた。また上記目的を達成する
ために、本発明の電子基板は、配線層,グランド層,電
源層がそれぞれの層の間に絶縁層を介して多層に配置さ
れている電子基板において、グランド層又は電源層の厚
さが前記配線層の厚さよりも大きく構成され、前記グラ
ンド層又は前記電源層に電子回路を内蔵したチップのピ
ンを接続するスルーホールを設けたことを特徴とする電
子基板。また上記目的を達成するために、本発明の実装
電子基板は、配線層,グランド層,電源層がそれぞれの
層の間に絶縁層を介して多層に配置されている電子基板
に電子回路部品を実装した実装電子基板において、グラ
ンド層又は電源層の厚さを前記配線層の厚さよりも大き
く構成し、前記グランド層又は前記電源層に電子回路を
内蔵したチップのピンを接続するスルーホールを設け
た。また上記目的を達成するために、本発明の電子基板
の実装方法は、配線層,グランド層,電源層がそれぞれ
の層の間に絶縁層を介して多層に配置され、グランド層
又は電源層の厚さが前記配線層の厚さよりも大きく構成
された電子基板を予め加熱し、前記前記グランド層又は
前記電源層の温度を上げた状態で、前記グランド層又は
前記電源層に電気的に接続されたスルーホールに電子回
路を内蔵したチップのピンを挿入し、前記スルーホール
と前記ピンをハンダ付けする。上記手段によれば、電子
回路を内蔵したチップで発生する熱をチップのピンを通
じて配線層よりも厚く構成したグランド層又は電源層に
良好に伝達し、基板の広い範囲に速やかに熱を拡散さ
せ、基板表面から放熱できるので、放熱手段をコンパク
トに構成することができる。また、グランド層,電源層
等の熱伝導性のよい層を予め加熱しておくことにより、
これらの層とハンダの融点との温度差が小さくなつて、
ハンダ付けの際に該スルーホールから熱を逃げにくくす
ることができるので良好にハンダ付けを行うことができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例を図
1により説明する。
【0009】第1実施例の電子基板は配線層1,4、グ
ランド層2、電源層3、絶縁層5から成っており、スル
ーホール6はグランド層2に、スルーホール7は配線層
1,4に、スルーホール8は電源層3にそれぞれ接続さ
れている。グランド層2および電源層3は電気抵抗が小
さくかつ熱伝導率のよい物質、例えば銅で構成されてお
り、電子基板一面に広がっている。また、スルーホール
による切欠穴、スルーホールからの逃げ穴等の切欠部は
コストとのかね合いを図りながらなるべく小さくし、導
体面積を大きくしている。また、電子回路チツプ12か
らグランドピン9、信号ピン10、電源ピン11が出て
おり、グランドピン9はスルーホール6に、信号ピン1
0はスルーホール7に、電源ピン11はスルーホール8
に熱抵抗が小さくなる方法で接続されている。
【0010】以上のような電子基坂において、電子回路
チツプ12から発する熱は次のようにして運ばれ、電子
回路チツプ12は冷却される。電子回路チツプ12で発
生した熱はー方でグランドピン9を伝わつてグランド層
2に運ばれ、他方で電源ピン11を伝わって電源層3に
運ばれる。グランド層2および電源層3は電気抵抗が小
さくかつ熱伝導率の艮い物質で構成されているので、こ
れらの層に伝わった熱は内層であるこれらの層を伝わっ
て、主に次の3つの方法で冷却される。1つは、グラン
ド層2および電源層3の先に設けられた冷却部で冷却さ
れ、2つめは電子基板の表面へと伝わつて表面でそこを
流れる流体によって冷却される。3つめは、この内層グ
ランド層,電源層よりも温度の低い低発熱チツプのグラ
ンドピン,電源ピンを伝わつて低発熱チツプ表面へと伝
わり、ピンおよびチツプ表面でそこを流れる流体によっ
て冷却される。このとき、チツプ実装時のピンおよびチ
ツプの表面積は、非実装時の基板表面積より大きくなる
ので伝熱面積が広がり冷却に有利である。
【0011】この他、内層を経由せずに発熱チツプから
該チツプ表面へと伝わり、チツプ表面で冷却される熱、
および該チツプのピン表面に伝わりそこで冷却される熱
がある。
【0012】さらに、各表面からの輻射,対流によって
冷却される効果もある。このような方法によって電子回
路チツプ12を冷却することができる。以上のようにす
れば、グランド電位を電子回路チツプ12に供給する機
能をもつグランド層2に電子回路チツプ12から発生す
る熱を伝導するという機能を付加することができ、電源
電位を電子回路チツプ12に供給する機能をもつ電源層
3に電子回路チツプ12から発生する熱を伝導するとい
う機能を付加することができる。つまり、本提案の電子
基板においては、グランド層2,電源層3に各電位供給
と熱の伝導という2つの機能をもたせている上、これら
各層は基坂内にあり基板の外側に附属設備をつけないた
め、従来技術より低コストで、よりコンパクトなチツプ
中の電子回路を正常動作させるに十分な冷却機能をもっ
た電子基板を得ることができる。また、図1では、グラ
ンド層を2、電源層を3としたが、電源層を2、グラン
ド層を3としても、所定のピンを所定の層につなぎかえ
れば同等の効果が得られる。
【0013】また、本実施例では、グランド層、電源層
を一層ずつとしたが、これら各層の層数を増せば、、こ
れら各層を伝わることのできる熱量は、各層一層ずつの
場合に比べて増し、冷却により効果的である。
【0014】また、電源層,グランド層数を各一層ずつ
の場合より増すことにより、電源層,グランド層そのも
ののインピーダンスを小さくすることができ、高周波成
分を多く含む動作に対する電源電位,グランド電位の変
動を基板内で小さく抑えることができる。
【0015】また、グランド層,電源層を通ることので
きる熱量を増すためには、これら各層の厚みを増すこと
も効果的である。例えば、グランド層,電源層の厚みを
50〜70μm程度にすることは通常の工程に特別な工
程を加えることなく行うことができて、これにより冷却
効果を得ることができる。
【0016】図2は本発明の第2の実施例を示してい
る。第2実施例の電子基板は本発明の電子基板を8層で
構成した例であり、配線層13,15,18,20、グ
ランド層14,19、電源層16,17、絶縁層500
から成っている。また、配線21,22は配線層18上
の配線である。配線層13側が部品面側であり、配線層
20側が半田面側であつて電子回路チツプおよびこのチ
ツプから出ているグランドピン,電源ピン,信号ピンは
図2には示していないが、図1同様、各ピンとも該当層
に熱抵抗が小さくなる方法で接続されている。
【0017】以上のような電子基板においては、第1実
施例と同様にして、電子回路チツプを冷却できる上、次
のような動作が可能である。
【0018】ー般に、配線層上である区間を平行に走る
配線はその間で静電結合を結成し、クロストークによる
ノイズを生じる心配があるが、図2に示す如く、配線層
の絶縁層を介した隣りにグランド層または電源層を配
し、電線層と絶縁物を介して隣接するグランド層または
電源層との距離を小さくすれば、配線層における配線の
インピーダンスを小さくできるので、平行な配線間の静
電結合によるクロストークによるノイズを低減すること
ができる。この効果は、配線層の絶縁層を介した隣りに
グランド層を配した時の方が、電源層を配した時より効
果的で、クロストークによるノイズをより低減すること
ができる。また、配線層13上を平行に走る配線間の距
離のうち最小のものをl1、配線層13とグランド層1
4の表面間距離をd1とし、配線層20上を平行に走る
配線間の距離のうち最小のものをl2、配線層20とグ
ランド層19の表面間距離をd2とした時、l1>d
1,l2>d2とすればより効果的に配線層13,20
上の配線に生じるクロストークによるノイズを低減でき
る。
【0019】また、本実施例の電子基板においては、電
源層,グランド層を多層に設けたことにより、電源層,
グランド層そのもののインピーダンスを小さくできるの
で、高周波成分を多く含む動作に対する電源電位,グラ
ンド電位の変動を基板内で小さく抑えることができる。
【0020】さらに、本実施例の電子基板においては、
電子回路チツプからの熱が、内層のグランド層,電源層
を伝わって基板全体に広がるため、基板の温度を均一化
することができる。
【0021】本実施例の基板においては、上記2つの効
果を同時に実現できるため、基板内でグランド電位,電
源電位の変動を小さく抑えつつ、電源電位,グランド電
位、温度を基板内で均一化できるので、遅延管理等が行
いやすくなり、キメ細かなタイミング設計が可能にな
る。
【0022】以上のように、第2実施例においては、第
1実施例同様、従来技術による方法より低コストでかつ
冷却設備に要するスペースをより小さくして電子基坂上
の電子回路チツプを冷却できる上、配線に生じるクロス
トークによるノイズを低減でき、高周波成分を多く含む
動作に対する電源電位,グランド電位の変動を基板内で
小さく抑えることができ、基板の温度を均一化できる8
層基板を得ることができる。
【0023】第2実施例で述べたクロストークによるノ
イズを低減する効果は第1実施例においても認められ、
図1において特に配線層1と、グランド層2の距離,配
線層4と電源層3の距離を小さくすると効果的で、さら
に配線層1とグランド層2との表面間距離を配線層1上
を平行に走る配線間の距離のうち最短なものより小さく
し、配線層4と電源層3との表面間距離を配線層4上を
平行に走る配線間の距離のうち最短なものより小さくす
ると、さらに効果的にクロストークによるノイズを低減
できる。
【0024】また、基板の温度を均一化する効果は第1
実施例においても認められる。
【0025】また、図2に示したのは、本発明に係る電
子基板を8層で構成する場合のー例であって、配線層の
絶縁層を介した隣りには電源層またはグランド層を設け
た構造になつていれば、図2とは層構成の順序が異つて
いても、本発明に係る電子基板を構成したことになる。
この時、図2に示した実施例同様、ある配線層に絶縁層
を介して隣接するグランド層または電源層と該配線層の
距離を小さくすれば効果的にクロストークによるノイズ
を低減できる。この効果は、隣接層がグランド層である
時の方が、電源層である時よりも大きい。また、ある配
線層の平行配線間の距離のうち最小なものをl、該配線
層に絶縁層を介して隣接するグランド層又は電源層のう
ち、該配線層との距離が小さい方の層と該配線屑との距
離をdとした時、l>dとすれば、クロストークによる
ノイズの低減にさらに効果的である。
【0026】本実施例では、配線層に絶縁層を介して隣
接する層には電源層またはグランド層を配することをす
べての配線層について行つているが、これは、本発明に
係る実施例の効果を最大限に利用する場合であつて、ク
ロストークのおそれのある配線を有する配線層だけにつ
いて、それに絶縁層を介して隣接する層にグランド層ま
たは電源層を配し、その他の配線層の配置は制限しない
ようにすることもできる。例えば、図2において電源層
17の代りに配線層を配してもよい。この配線層と配線
層18上の配線の耐クロストーク性は図2の場合より下
がるが、クロストークのおそれのある信号ラインを両側
をグランド層と電源層でガードされている配線層15に
配すればよいのであつて、このような層構成においても
本発明の効果を得ることができる。この手法を用いれ
ば、配線層に絶縁層を介して隣接する層には電源層また
はグランド層を配することをすべての配線層について行
う場合に比べて、同数の配線層を有する基板を、より少
ない層数の基板で実現できるためより低コストに製造で
きる。
【0027】図3は本発明の第3の実施例を示してい
る。図3に示す電子基板は、本発明の電子基板を6層で
構成した例であり、配線層23,26,28、グランド
層24,27、電源層25、絶縁層501から構成され
ている。また、配線層23側が部品面側であり、配線層
28側が半田面側であつて、電子回路チツプおよびチツ
プから出ているグランドピン、電源ピンおよび信号ピン
は図3には示していないが、図1同様、各ピンとも該当
層に伝熱抵抗が小さくなる方法で接続されている。
【0028】以上のように構成すれば、第2実施例同
様、従来技術による方法より低コストでかつ冷却設備に
要するスペースをより小さくして電子基坂上のチツプを
冷却できる上、配線のクロストークによるノイズを低減
でき高周波成分を多く含む動作に対する電源電位,グラ
ンド電位の変動を基板内で小さく抑えることができ、基
板の温度を均一化できる6層電子基板を得ることができ
る。
【0029】但し、図3に示した例は、本発明の電子基
板を6層で構成する場合のー実施例であって、配線層の
絶縁層を介した両隣りにグランド層または電源層を設け
た配線層を少なくとも1層有する構造になつていれば、
図3に示した層構成とは異なつていても、本発明に係る
電子基板を構成したことになる。
【0030】また、第2実施例の場合同様、ある配線層
に絶縁層を介して隣接するグランド層または電源層と該
配線層の距離を小さくすれば効果的にクロストークによ
るノイズを低減できる。この効果は、隣接層がグランド
層である時の方が、電源層である時よりも大きい。ま
た、ある配線層の平行配線間の距離のうち最小なものを
l、該配線層に絶縁層を介して隣接するグランド層又は
電源層のうち、該配線層との距離が小さい方の層と該配
線層との距離をdとした時、l>dとすれば、クロスト
ークによるノイズの低減にさらに効果的である。
【0031】図4は、本発明の第4の実施例を示してい
る。図4に示す電子基板は、本発明の電子基板を12層
で構成した例であり、配線層29,33,38,40、
グランド層30,32,24,37,39、電源層3
1,35,36、絶縁層502から構成されている。ま
た、配線層29側が部品面側であり、配線層40側が半
田面側であつて、電子回路チツプおよびチツプから出て
いるグランドピン,電源ピン,信号ピンは図4には示し
ていないが、図1同様、各ピンが該当層に熱抵抗が小さ
くなる方法で接続されている。
【0032】以上のように構成すれば、第2実施例同
様、従来技術による方法より低コストでかつ冷却設備に
要するスペースをより小さくして電子基板上のチツプが
冷却できる上、配線のクロストークによるノイズを低減
でき、高周波動作に対する電源電位,グランド電位の変
動を基板内で小さく抑えることができ、基板の温度を均
一化できる12層基板を得ることができる。
【0033】但し、図4に示した例は、本発明の電子基
板を12層で構成する場合のー実施例であって、配線層
の両隣りに絶縁層を介してグランド層または電源層を設
けた配線層を少なくとも1層有する構成になっていれ
ば、本発明に係る電子基板を構成したことになる。
【0034】また、第2実施例の場合同様、ある配線層
に絶縁層を介して隣接するグランド層または電源層と該
配線層の距離を小さくすれば効果的にクロストークによ
るノイズを低減できる。この効果は、隣接層がグランド
層である時の方が、電源層である時よりも大きい。ま
た、ある配線層の平行配線間の距離のうち最小なものを
l、該配線層に絶縁層を介して隣接するグランド層又は
電源層のうち、該配線層との距離が小さい方の層と該配
線層との距離をdとした時、l>dとすれば、クロスト
ークによるノイズの低減にさらに効果的である。
【0035】以上、第1〜第4の実施例によって、本発
明による電子基板を4層,6層,8層,12層で構成す
る例を示した。第1〜第4の実施例で示した各電子基板
のもつ配線層数,電源層数,グランド層数をまとめたも
のが、次の表1である。
【0036】
【表1】
【0037】従って、ユーザーは必要配線層数,電源層
数,グランド層数,ノイズマージン等を考慮して、最適
な層数の電子基板を選べばよい。また、本発明に係る電
子基板を表1以外の層数で構成する場合には、配線層の
両隣りに絶縁層を介してグランド層または電源層を有す
る配線層を少なくとも1層有するというルールを守って
構成すれば本発明を実現できる。このとき、ある配線層
に絶縁層を介して隣接するグランド層または電源層と該
配線層の距離を小さくすれば効果的にクロストークによ
るノイズを低減できる。この効果は、隣接層がグランド
層である時の方が、電源層である時よりも大きい。ま
た、ある配線層の平行配線間の距離のうち最小なものを
l、該配線層に絶縁層を介して隣接するグランド層又は
電源層のうち、該配線層との距離が小さい方の層と該配
線層との距離をdとした時、l>dとすれば、クロスト
ークによるノイズの低減にさらに効果的である。また、
上記ルールを守る限り、表1に示した層数をもつ電子基
板における配線層,電源層,グランド層数は表1の値と
異なつていてもよい。
【0038】図6は本発明の第5の実施例を示してい
る。従来スルーホールとグランド層を接続するに際して
は、図5に示すようにサーマルランドを設けていた。す
なわち、チツプのグランドピンはスルーホール41に通
されていて、チツプからグランドピンを伝わってきた熱
はランド部44、チヤネル部43を介してグランド層4
5に伝えていた。この方法では、ランド部44とグラン
ド層45は切欠部42で囲まれており、ランド部44に
伝わった熱は、狭くて熱抵抗の大きいチヤネル部を通る
径路しかないので、なかなかグランド層に伝わらなかつ
た。
【0039】また、従来スルーホールと電源層を接続す
る場合もグランド層の場合同様、図5に示すようなサー
マルランドを用いていたので、高発熱チツプから電源ピ
ンを伝わってきた熱も、なかなか電源層に伝わらなかつ
た。
【0040】そこで本実施例では図6に示すように、サ
ーマルランドを廃止し、スルーホール46とグランド層
47をスルーホール46の全周にわたつてつないだ。
【0041】これにより、スルーホールとグランド層と
の接続部における熱抵抗が従来に比べ大幅に減少し、グ
ランドピンを伝わつてきた熱をすみやかにグランド層に
伝えることができる。また、逆にグランド層より位置の
チツプのグランドピンにグランド層を伝ってきた熱を伝
え、該チツプおよびピン表面で冷却することができる。
その上スルーホールとグランド層との接続部のインピー
ダンスもサーマルランドを設ける方法よりも小さくなる
ので、スルーホールとグランド層との電位等をより小さ
くできグランドピンへのグランド電位の供給もより良好
に行うことができる。
【0042】電源層においても同様で、本実施例では図
6に示すグランド層の場合同様、スルーホール全周にわ
たつて電源層と接続する。これによりスルーホールと電
源層との接続部における熱抵抗が従来に比べ大幅に減少
し、高発熱チツプから電源ピンを伝わってきた熱をすみ
やかに電源層に伝えることができる。また、逆に電源層
より低温のチツプの電源ピンに、電源層を伝つてきた熱
を伝え、該チツプおよびピン表面で冷却することができ
る。その上、スルーホールと電源層との接続部のインピ
ーダンスもサーマルランドを設ける方法よりも小さくな
るので、スルーホールと電源層との電位層をより小さく
でき電源ピンへの電源電位の供給もより良好に行うこと
ができる。
【0043】以上により高発熱チツプからグランドピ
ン,電源ピンを伝わつてきた熱はすみやかにグランド
層,電源層に伝わり、また、グランド層,電源層を通つ
てきた熱のー部は各層より低温の電子回路チツプのグラ
ンドピン,電源ピンを伝わって、該チツプおよびピン表
面で冷却されるので発熱チツプを効果的に冷却できる
上、電気的にも良好な接続が得られる。
【0044】この効果は電源層に接続されているスルー
ホールのうち、任意のスルーホールAの半径をr、この
スルーホールの中心とこれに最近接するスルーホールB
の中心との距離を2R、とした時、スルーホールAの中
心を中心とした半径rの円と半径Rの円によって囲まれ
る電源層の部分をすべて電源層を構成する物質によつて
構成することによつても得られる。
【0045】また、上記効果はグランド層に接続されて
いるスルーホールのうち任意のスルーホールAの半径を
r、このスルーホールの中心と、これに最も近接するス
ルーホールBの中心との距離を2Rとした時、スルーホ
ールAの中心を中心とした半径rの円と半径Rの円によ
つて囲まれるグランド層の部分が、すべてグランド層を
構成する物質によつて構成することによっても得られ
る。
【0046】図13は本発明の第6の実施例を示してい
る。第5実施例の所で述べたように、スルーホールとグ
ランド層または電源層との接続方法において、従来のサ
ーマルランドを用いる方法だと、スルーホールランド部
とグランド層または電源層の間の熱の伝導が妨げられ
る。そこで第5実施例の如くサーマルランドレスで行う
と、今度はスルーホール部からグランドまたは電源層に
熱が逃げすぎて、部品のハンダ付けが困難になる場合が
ある。そこで、熱抵抗を小さくしつつ、ハンダ付けを容
易にするため、図13に示すようにスルーホール153
を従来例よりも小さな切欠き154でグランド層156
から切り離す。これにより、高発熱チツプからグランド
ピンを伝つてきた熱を従来よりもすみやかにグランド内
層に伝えることができる上、ハンダ付けを第5実施例よ
りも容易に行うことができる。その上、接続部の電気抵
抗は従来例よりも小さいので、従来よりも良好にグラン
ド電位をグランドピンに供給することができる。電源層
とスルーホールの接続も図13に示すグランド層の場合
と全く同様に行う。効果も同様である。
【0047】切欠き部の面積は必ずしも図13に示す如
くでなくてもよく、接続部の熱抵抗が図5に示す従来例
よりも小さく、図6に示す第5実施例よりも大きければ
よい。すなわち、任意のスルーホールAの半径をr、ス
ルーホールAの中心とこれに最も近接するスルーホール
Bの中心との距離を2Rとしたとき、スルーホールAの
中心を中心とした半径rの円と、半径Rの円によつて囲
まれる電源層の領域の面積をS0、この領域内で電源層
を構成する物質が占める面積をS1とした時、S1/S
0≧0.5とすればよく、グランド層に接続されている
スルーホールのうち、任意のスルーホールCの半径を
r′、スルーホールCの中心と、これに最も近接するス
ルーホールDの中心との距離を2R′としたとき、スル
ーホールCの中心を中心とした半径r′の円と半径R′
の円によつて囲まれるグランド層の領域の面積をS0′
この領域内でグランド層を構成する物質が占める面積を
S1′とした時、S1′/S0′≧0.5とすればよ
い。
【0048】以上により、高発熱チツプからグランドピ
ン,電源ピンを伝ってきた熱は従来例よりすみやかにグ
ランド層,電源層に伝わり、またグランド層または電源
層に伝わつた熱のー部は両層よりも低温のチツプのグラ
ンドピン,電源ピンを伝わって、該低温チツプおよびピ
ン表面で冷却されるので発熱チツプを効果的に冷却でき
る上、電気的にも良好な接続が得られる。加えて、ハン
ダ付けも第5実施例よりも容易にできる。
【0049】第1〜第6実施例では、グランドピン,電
源ピンを通して冷却を行ってきたが、本発明の第7の実
施例においてはグランドピンはグランド層に、電源ピン
は電源層に接続した上、電子回路チツプの内部回路と電
気的に絶縁されているピンまたは使用していない入力ピ
ンまたは高インピーダンスになつている出力ピンをグラ
ンド層または電源層のうち適切な方に熱抵抗が小さくな
る方法で接続する。この時の接続方法は実施例5または
6の方法によつてもよい。
【0050】第7の実施例においては、高発熱チツプか
ら出た熱のー部は、グランドピン、電源ピンおよび電子
回路チツプの内部回路と電気的に絶縁されているピンま
たは使用していない入力ピンまたは高インピーダンスに
なつている出力ピンを伝つてグランド層または電源層に
伝導され、チツプは冷却される。本例は、グランドピ
ン,電源ピンのみを各グランド層,電源層に接続した場
合に比べ、チツプとグランド槽,電源層を結ぶ伝熱経路
が多いので、より効果的に冷却を行うことができる。
【0051】また、ピンに限らず熱伝導性の良い材料の
ー部を高発熱電子回路チツプに内部回路から電気的に絶
縁して取り付け、該材料の他のー部をスルーホール等に
通してグランド層または電源層に接続することによって
も、同様の冷却効果が得られる。
【0052】図7は本発明の第8実施例を示している。
電子回路チツプ57の信号ピン56はスルーホール52
に通されていて、ハンダ53によって配線層48,51
に接続されている。グランド層49、電源層50は絶縁
層518によって、互いにそして配線層48,51と絶
縁されている。また、グランド層49は電気的には絶縁
性であるが、熱伝導性は良い材料54によってスルーホ
ール52に接続されている。さらに、電源層50は電気
的には絶縁性であるが、熱伝導性は良い材料55によっ
てスルーホール52に接続されている。また、図示して
いないが、電源ピン,グランドピンは伝熱抵抗が低い方
法で各電源層,グランド層に接続されており、さらに必
要に応じて第7実施例のように内部電子回路と電気的に
絶縁しているピン、使用していない入力ピン、高インピ
ーダンス状態の出力ピンをグランド層または電源層のう
ち適切な方に熱抵抗が小さくなる方法で接続してもよ
い。
【0053】以上のような電子基板においては、所定の
信号は信号ピン56と配線層48,51の間を伝わる
が、グランド層49、電源層50とは電気的に絶縁され
ているため、これらの層には伝わらず、逆に、これらの
層からも伝わらない。しかし、ピン56とグランド層4
9、電源層50の間の熱抵抗は小さいため、電子回路チ
ツプ57が高発熱チツプであった場合、チツプ57から
出た熱のー部はピン56を伝わつて電気絶縁性がありか
つ熱の良導体54,55を伝わってグランド層49、電
源層50に伝わり、チツプは冷却される。
【0054】また、電子回路チツプ57が低発熱チツプ
であった場合には、高発熱チツプから出てグランド層,
電源層を通ってきた熱が、電気絶縁かつ熱良導体54,
55を通ってピン56に伝わり、チツプ57および信号
ピン56の表面から放出される。いずれの場合も、電子
基板全体をみた時チツプの冷却に寄与している。
【0055】第8実施例においては、グランドピン,電
源ピンさらに必要によつては内部電子回路と電気的に絶
縁しているピン、使用していない入力ピン、高インピー
ダンス状態の出力ピンが伝熱径路となるのはもとより信
号ピンまでも熱の径路として用いているため、これを実
施しない他の場合に比べて、チツプと電子基板のグラン
ド層,電源層との熱抵抗を小さくすることができ、チツ
プ冷却に有効である。電源層が49、グランド層が50
になつた時も全く同様に本方法を用いればチツプ冷却に
有効である。
【0056】信号ピンとグランド層,電源層間を電気的
に絶縁しつつ、熱伝導が良好に行われるように接続する
方法としては、第8実施例に示した方法の他に、図8に
示す第9実施例の方法がある。図8において、グランド
層59、電源層60は絶縁層519によって互いに、そ
して配線層58,61と絶縁されており、また電気的に
は絶縁性であるが熱伝導性は良い材料505,64,6
8によつて各信号ピン507,66,71と電気的には
絶縁されているが、熱は互いによく伝導する。配線層5
8,61上にランド部516,62,67,517,6
5,70があり、ランド部516,517はハンダ50
4,506によつて信号ピン507に接続されている。
ランド部62はハンダ63によって信号ピン66に接続
されている。ランド部70はハンダ69によって信号ピ
ン71に接続されている。また、図示していないが、グ
ランドピン,電源ピンは各該当層に熱抵抗が小さくなる
方法で接続されており、さらに必要に応じて第7実施例
のように内部電子回路と電気的に絶縁しているピン、使
用していない入力ピン、高インピーダンス状態の出力ピ
ンをグランド層または電源層のうち適切な方に熱抵抗が
小さくなる方法で接続してもよい。
【0057】以上のように構成した電子基板において、
グランドピン,電源ピンさらに、必要によっては内部電
子回路と電気的に絶縁しているピン、使用していない入
力ピン,高インピーダンス状態の出力ピンが伝熱径路と
なるのはもとより、信号ピンまでもが伝熱径路となるた
め、電子回路チツプ72とグランド層59、電源層60
の間の熱伝導が第8実施例と同様に、艮好に行われる。
従って、本電子基板は電子回路チツプを冷却するのに効
果的である。
【0058】なお、信号ピンとグランド層,電源層を接
続する方法としては、図8に示す信号ピン507,6
6,71の場合のいずれの方法を採用してもよいし、そ
れらを組み合わせて用いてもよい。また、電源層が5
9,グランド層が60になった場合でも、全く同様に本
方法を用いれば、チツプの冷却に有効である。
【0059】図12は本発明の第10実施例を示してい
る。図12において、グランド層137,140、電源
層138は絶縁層152によつて互いに、そして配線層
136,139,141から絶縁されている。また、グ
ランド層137,140,電源層138はスルーホール
143と、電気的に絶縁性でかつ熱伝導性の良い材料1
46,147,148によって電気的には絶縁されてい
るが、熱は互いに良く伝導するようになつている。ま
た、信号ピン150はスルーホール143を通つてお
り、ハンダ149によつて、ランド部142,144,
145と接続されている。また、図示していないが、グ
ランドピン,電源ピンは各該当層に熱抵抗が小さくなる
方法で接続されており、必要に応じて第7実施例のよう
に内部電子回路と電気的に絶縁しているピン、使用して
いない入力ピン、高インピーダンス状態の出力ピンをグ
ランド層または電源層のうち適切な方に熱抵抗が小さく
なる方法で接続してもよい。
【0060】以上のような配線板においては、グランド
ピン、電源ピンさらに、必要によつては、内部電子回路
と電気的に絶縁しているピン、使用していない入力ピ
ン,高インピーダンス状態の出力ピンが伝熱径路となる
のはもとより、信号ピンまでもが伝熱径路となるため、
電子回路チツプ151とグランド層137,140、電
源層138の間の熱伝導が第8実施例と同様に、良好に
行われる。従って、本電子基板は電子回路チツプを冷却
するのに効果的である。
【0061】また、第8実施例では内層に配線層のある
場合の例を示していなかつたが、本実施例においては内
層に配線層がある場合に信号ピンとグランド層,電源層
との間を電気的には絶縁したまま熱伝導が良好に行われ
るように接続する方法を示した。これと同様の手法を用
いることによって、図12よりも配線層,グランド層,
電源層が増えても、また層構成の順序が変っても、信号
ピンと電源層,グランド層を電気的に絶縁しながら、互
いに良好に熱伝導できるように接続することができ、電
子回路チツプの冷却に有効な電子基板を得ることができ
る。
【0062】図16は本発明の第11実施例を示してい
る。図16において、グランド層184,187、電源
層185、および配線層183,186,188は絶縁
層199によつて互いに絶縁されている。また、電子回
路チツプ197の信号ピン198はハンダ194,19
5,196により各配線層183,186,188上の
ランド189〜191に接続されており、また、電子基
板のグランド層184,187、電源層185は信号ピ
ン198と、電気絶縁性にすぐれかつ熱伝導性の良い材
料192,193によって、電気的には絶縁されている
が、熱はお互いよく伝わるようになつている。また、図
示していないが、グランドピン,電源ピンは各該当層に
熱抵抗が小さくなる方法で接続されており、必要に応じ
て第7実施例のように内部電子回路と電気的に絶縁して
いるピン、使用していない入力ピン、高インピーダンス
状態の出力ピンをグランド層または電源層のうち適切な
方に、熱抵抗が小さくなる方法で接続してもよい。
【0063】以上のような電子基板においては、グラン
ドピン,電源ピン、さらに必要によっては内部電子回路
と電気的に絶縁しているピン,使用していない入力ピ
ン、高インピーダンス状態の出力ピンが伝熱径路となる
のはもとより、信号ピンまでもが伝熱径路となるため、
電子回路チツプ197とグランド層184,187、電
源層185の間の熱伝導が第9実施例と同機に良好に行
われる。従って、本電子基板は電子回路チツプを冷却す
るのに効果的である。
【0064】また、第9実施例では内層に配線層のある
場合の例を示していなかつたが、本実施例においては、
内層に配線層がある場合に信号ピンとグランド層,電源
層の間を電気的には絶縁したまま、熱伝導が良好に行わ
れるように接続する方法を示した。これと同様の手法を
用いることによって、図16よりも配線層,グランド
層,電源層が増えても、また層構成の順序が変っても、
信号ピンと電源層,グランド層を電気的には絶縁しなが
ら、互いに良好に熱伝導できるように接続することがで
き、電子回路チツプの冷却に有効な電子基板を得ること
ができる。
【0065】図9は本発明の第12の実施例を示してい
る。第12実施例は図9に示す如くコネクター73〜8
2、ZIP型メモリ83〜86、高発熱電子回路チツプ
87〜105,503、および図示していない低発熱電
子回路チツプを電子基板106上に配することにより構
成される。
【0066】このような電子基板を冷却するため、フア
ン等で冷却用流体、例えば空気を図9の右方向(コネク
ター76〜78側)から左方向(コネクター82側)へ
流す。一般に電子基板を複数組込むシステムにおいては
信号の遅延、ノイズの混入を防ぐため、信号線を短くし
たい上、システムをコンパクトにしたいため等の理由に
よつてできるだけ基板の実装密度を上げる。
【0067】図9に示すような電子基板を高密度実装し
た場合、図14に示すような状態となり、矢印方向に流
体を流した場合、コネクター157,158,159と
隣接する電子基板とのすき間は、隣接する電子基板間の
距離に比べ小さいので、流体のこの部分における通過抵
抗は大きくなる。従って流体は図14中のB,D,F部
に絞られ、B,D,F部を通過する流体の速さは、絞ら
れる前に比べ遠くなる。
【0068】図14に示す電子基板106における流体
の流れの概略を示したものが図10である。図10にお
いて、コネクター73〜82、ZIP型メモリ83〜8
6は電子基板106の部品面表面からの高さが高く隣接
する電子基板との間隔が小さくなつている。従って、コ
ネクター73〜82,ZIP型メモリ83〜86は流体
の流れの障害物として作用する。その結果、電子基板1
06の部品面上では図10に矢印で示すような流体の流
れとなつている。そこで、このような電子基坂上に高発
熱電子回路チツプ87〜105,503を配置する際に
は、図9に示す如く配する。また、図示していないが、
低発熱チツプは、図9において、高発熱チツプを配した
残りのスペースに配する。
【0069】以上のように実装を行つた電子基板におい
ては、チツプ93〜96はコネクター76と77間の領
域Dに絞られ流速の増した流体にあたり、チツプ99〜
102はコネクター77と78の間の領域Bに絞られ流
速の増した流体にあたる。一般に発熱体を流体により冷
却する場合、流体の流速が大きいほど熱伝達率が向上
し、冷却の効果が増すため、これらのチツプは、コネク
ター76〜78によつて流体を絞らない場合に比べて、
より効果的に冷却される。
【0070】また、高発熱チツプ89〜91,503の
配置されている位置においては、領域D、領域Fを通過
した流体がぶつかり、乱れが生じている。従って、この
位置においてはチツプ表面と流体との間の熱伝達は乱流
熱伝達の状態となり、乱れが生じない場合に比べて、熱
伝達率は著しく向上するためチツプはより効果的に冷却
される。
【0071】また、高発熱チツプ87,88はZIP型
メモリ83と84間に絞られ、流速の増した流体にあた
り、高発熱チツプ92はZIP型メモリ84と85間に
絞られ、流速の増した流体にあたる。高発熱チツプ9
7,98はZIP型メモリ85と86の間に絞られ、流
速の増した流体にあたり、高発熱チツプ103〜105
はZIP型メモリ86とコネクター79〜81の間に絞
られ、流速の増した流体にあたる。従って、高発熱チツ
プ87,88,92,97,98,103〜105はい
ずれもコネクターまたはZIP型メモリを図9の如く配
さない場合に比べ、速い流速の流体にあたるため、より
効果的に冷却される。
【0072】以上、図9に示す本発明の第12実施例に
おいては、電子基板上に必ず配置しなければならないコ
ネクターやZIP型メモリ等の流体の流れの障害物をむ
しろ積極的に利用して、これらによる絞りによつて流速
の増した冷却用流体や、これらによって生じた冷却用流
体の乱れによって効果的にチツプを冷却することができ
る。また、チツプを実装した基板はチツプを実装してい
ない基板に比べ表面積が増していること、またチツプ自
体によって流体の流れに乱れが生じていることも効果的
冷却に寄与している。
【0073】尚、流体の流れを制御する障害物としては
コネクター,ZIP型メモリに限らず、この他、本来基
板上に配さねばならない部品やその他何を利用してもよ
い。
【0074】はた、冷却用流体は絶縁性の気体であって
もよいし、絶縁性の液体であってもよい。冷却用流体が
液体である場合には、基板を該液体中に浸漬させてもよ
い。
【0075】図11は本発明の第13実施例を示してい
る。図11において、電子基板107〜109は各、コ
ネクター118,119,120によつてマザーボード
121に接続されている。また、電子基板107のグラ
ンド層は伝導板110,114によって伝導板113,
117に接続されており、電子基板107の電源層は伝
導板511によって伝導板510にまた別の伝導板によ
り伝導板515に接続されている。電子基板108のグ
ランド層は伝導板111,115によって伝導板11
3,117に接続されており、電子基板108の電源層
は伝導板512によって伝導板510にまた別の伝導板
により伝導板515に接続されている。
【0076】電子基板109のグランド層は伝導板11
2,116によつて伝導板113,117に接続されて
おり、電子基板109の電源層は伝導板513,514
によって伝導板510,515に接続されている。
【0077】ここで、全ての伝導板は簾気および熱の良
導体で構成されており、伝導板との接線は電気抵抗およ
び熱抵抗が小さくなるように行う。
【0078】マザーボード121のグランド層は伝導板
127,128,129、その他の伝導板によつてグラ
ンド板122に接続され、マザーボード121の電源層
は伝導板130,131,132、その他の伝導板によ
つて、電源板123に接続されている。
【0079】ここで、グランド板122、および電源板
123は電気および熱の良導体で構成されている。伝導
板113,117は伝導板124,125によってグラ
ンド板122に接続されており、伝導板510,515
は伝導板508,509によつて電源板123に接続さ
れている。また、冷却のための流体は図11中に矢印で
示してある如く、紙面手前から奥へと流す。また、各電
子基板の上には高発熱チツプ126がいくつか実装され
ている。
【0080】各電子基板は第1〜第12実施例に示した
構造のうちのいずれかまたはその組合せを採用してい
る。
【0081】以上のような構造をもつシステムにおい
て、電子基板109上に実装された電子回路チツプから
発生した熱は、以下の径路をたどつて冷却される。
【0082】(a)該発熱チツプ表面に伝導し、チツプ
表面に流れる流体によって冷却される。
【0083】(b)該発熱チツプから出ているピンに伝
わりピン表面で冷却される。
【0084】(c)発熱チツプから該チツプのピンのう
ちグランド層または電源層に熱抵抗が小さい方法で接続
されているピンを通じて内層グランド層,電源層に伝わ
り、これを通してこの両層よりも低温の低発熱チツブの
表面に伝わり、チツプ表面およびこの低発熱チツプのピ
ン表面で冷却される。
【0085】(d)発熱チツプから該チツプのピンのう
ちグランド層または電源層に熱抵抗が小さい方法で接続
されているピンを通じて内層グランド層,電源層に伝わ
つてさらにここを通じて、電子基板全体に伝わり、次第
に電子基板表面に伝わって、表面冷却される。
【0086】(e)発熱チツプから内層グランド層に伝
わり、伝導板112,116を伝わつて伝導板113,
117に伝わり、さらに伝導板124,125を伝わっ
て、グランド板122に伝わる。この経路を伝わる熱は
各伝導板の表面およびグランド板122の表面で冷却さ
れる。また、内層グランド層に伝わった熱のー部は、コ
ネクター120を通じてマザーボード121に伝わり、
さらに伝導板127〜129、その他の伝導板を通じ
て、グランド板122に伝わる。この経路を伝わる熱
は、各伝導板の表面,マザーボード表面およびグランド
板表面において冷却される。また、マザーボードよりも
低温の電子基板(ドーターボード)があれば、そこにも
マザーポードから熱が伝わりここに伝わつた熱はドータ
ーボード内で冷却される。
【0087】(f)発熱チツプから内層電源層に伝わ
り、伝導被513,514を伝わって伝導板510,5
15に伝わり、さらに伝導板508,509を伝わって
電源板123に伝わる。この径路を伝わる熱は各伝導板
の表面および電源板123の表面で冷却される。また、
内層電源層に伝わった熱のー部は、コネクター120を
通じてマザーボード121に伝わり、さらに伝導板13
0〜132、その他の伝導板を通じて、電源板123に
伝わる。この経路を伝わる熱は各伝導板の表面,マザー
ポード表面、および電源板表面において冷却される。ま
た、マザーボードより低温のドーターボードがあれば、
そこにもマザーポードから熱が伝わりここに伝わつた熱
はドーターボード内で冷却される。
【0088】(g)この他、各チツプ,ピン伝導板,電
子基板,マザーポード,電源板,グランド板からの輻
射,対流による冷却効果もある。
【0089】以上により、電子基板109上に電子回路
チツプを冷却することができる。また、電子基板10
7,108上の電子回路チツプについても同様の方法に
て冷却できる。
【0090】また、図11に示すシステムにおいては、
マザーボード121に電源を供給するに際し、電源ユこ
ツトから電源板123、グランド板122を介して、マ
ザーボードの電源層,グランド層に供給されている。こ
こで、電源板123,グランド板122上で各、システ
ム全体の基準となる電源電位、グランド層に供給されて
いる。ここで、電源板123,グランド板122上で
各、システム全体の基準となる電源電位、グランド電位
を安定化させることができるので、マザーボード12
1,ドーターボードたる基板107〜109上に電源電
位,グランド電位を安定させることができる。
【0091】また、マザーボード121にも第1〜第4
の実施例に示した構造を採用している。従って、マザー
ボード121においてもドーターボードたる基板107
〜109同様,電源層,グランド層を多層に設けたこと
により、電源層,グランド層そのもののインピーダンス
を小さくでき、高周波成分を多く含む動作に対する電源
電位,グランド電位の変動を基板内で小さく抑えること
ができる。
【0092】また、マザーボード121においてもドー
ターボードたる基板107〜109同様、発熱チツプ,
高温のコネクターピンからの熱が、主に内層のグランド
層,電源層を伝わって基板全体に広がるため、基板の温
度を均一化することができる。
【0093】図11ではマザーポード121に接続され
ているドーターボードは基板107〜109の3枚であ
るが、ドーターポード数がこれより増えても、上記と全
く同様の効果がある。
【0094】また、マザーボード121とグランド板1
22を結小径路、およびマザーボード121と電源板1
23を結ぶ径路をできるだけ短くした方が、チツプの冷
却および電子基坂上にグランド電位,電源電位,信号の
安定化に効果的である。
【0095】また、グランド板122、電源板123は
本例ではマザーボード121の下側に配置しているが、
上記条件を満たす限り、どこに何枚配してもよい。さら
に、グランド板122,電源板123の表面に凸凹ある
いはフイン等を設けてもよく、この時、チツプの冷却が
より効果的に行われる。
【0096】また、図11においては、各電子基板のグ
ランド層とグランド板122を伝導板110〜117,
124,125によって接続し、各電子基板の電源層と
電源板123を伝導板510〜515,508,50
9、その他の伝導板によって接続しているが、必ずしも
グランド層,電源層ともに各,グランド板122,電源
板123に接続する必要はなく、グランド層とグランド
板122のみを接続してもよく、また電源層と電源板1
23のみを接続してもよい。
【0097】また、伝導板の位置は必ずしも図11と同
じである必要はなく、必要に応じて適切な位置に適当な
数を配置してよい。また、本電子基板装置のマザーボー
ド,ドーターポードを本発明の電子基板,実装電子基板
を用いて構成すれば、ここで述べた効果はより効果的に
なる。
【0098】図3を用いて、本発明の第14実施例につ
いて説明する。本実施例の電子基板は配線層23,2
6,28グランド層24,27、電源層25および絶縁
層501から成っている。ここで、絶縁層501は電気
絶縁性にすぐれかつエポキシ樹脂より熱伝導性が良好な
材料(例えばセラミツクス)または構造から成ってい
る。はた、配線層23側が部品面側であり、配線層28
側が半田面である。本実施例における電子基板に実装さ
れる電子回路チツプおよびチツプから出ているグランド
ピン,電源ピン、および信号ピンと本実施例における電
子基板との接続状況を示したものが、図15である。
【0099】図15において、電子回路チツプ175の
信号ピン170の通るスルーホール520は各配線層、
23,26,28にあるランド部167〜169につな
がっている。また、絶縁層501とスルーホール520
は隣接しており、両者間の熱伝導は良好に行われる。ま
た、グランド層24,27、電源層25と絶縁層501
も隣接しており、両者間の熱伝導は良好に行われる。ま
た、グランド層24,27とスルーホール520は空間
172,174によって絶縁されており、電源層25と
スルーホール520は空間173によって絶縁されてい
る。
【0100】グランドピン161の通るスルーホール1
63は各配線層23,28上にあるランド部177,1
78に電気的に接続されている。絶縁層501とスルー
ホール163は隣接しており、両者間の熱伝導は良好に
行われる。また、グランド層24,27とスルーホール
163は電気的に接続されている。また、電源層25と
スルーホール163は空間164によって絶縁されてい
る。
【0101】電源ピン162の通るスルーホール165
は各、配線層23,28上にあるランド部180,18
1に電気的に接続されている。また、電源層25は電気
的にスルーホール165に接続されている。絶縁層50
1はスルーホール165に隣接しており、両者間の熱伝
導は良好に行われる。グランド層24,27とスルーホ
ール165は空間166,176によって絶縁されてい
る。
【0102】以上のように構成した電子基板において、
基板に実装された電子回路チツプ175から発生した熱
は次のようにして冷却される。まず、発生した熱のー部
は該チツプ175表面へと伝わり、そこで冷却される。
残りの熱は、信号ピン170,グランドピン161,電
源ピン162を伝わる。ここで、一部の熱はピン表面で
冷却される。ピン170を伝わつた熱はハンダ171,
スルーホール520を伝わって、絶縁層501に伝わ
る。ここで、絶縁層501は電気の絶縁体であるが、熱
の良導体であるので、スルーホール520と絶縁層50
1の間の熱抵抗は絶縁層501が熱の不良導体である場
合に比べて小さく、両者間の熱伝導は良好に行われる。
【0103】ピン161を伝わった熱はハンダ179,
スルーホール163を伝わって電気的に接続されている
グランド層24,27に伝わり、また隣接している絶縁
層501にも伝わる。ここで、絶縁層501は電気の絶
縁体であるが、熱の良導体であるので、スルーホール1
63と絶縁層501の間の熱抵抗は、絶縁層501が熱
の不良導体である場合に比べて小さく、両者間の熱伝導
は良好に行われる。
【0104】ピン162を伝わった熱は、ハンダ18
2,スルーホール165を伝わって、接続されている電
源層25に伝わり、また隣接している絶縁層501にも
伝わる。ここで絶縁層501は電気の絶縁体であるが、
熱の良導体であるので、スルーホール165と絶縁層5
01の間の熱抵抗は、絶縁層501が熱の不良導体であ
る場合に比べて小さく、両者間の熱伝導は良好に行われ
る。
【0105】以上のようにして、グランド層24,2
7、電源層25、絶縁層501に伝わった熱は、次の経
路のいずれかによって冷却される。
【0106】まず、第1にグランド層24,27、電源
層25、絶縁層501から電子基板の厚み方向に熱が伝
わり、電子基板表面に達して、そこで冷却される。ここ
で絶縁層501は熱の良導体であるので、絶縁層に熱の
不良導体を用いた場合に比べてすみやかに熱が基板表面
に伝わるため、より良好に冷却される。
【0107】第2に、グランド層24,27、電源層2
5,絶縁層501よりも低い温度のグランドピン,電源
ピン,信号ピンを伝わって、該ピンの表面および該ピン
をもつチツプの表面にて冷却される。ここで、絶縁層5
01が熱の不良導体である場合は、熱のグランド層,電
源層を伝わりグランドピン,電源ピンを伝わつてチツプ
表面に至る経路が主であるが、本実施例では絶縁層50
1の熱の良導体を用いているので、上記径路のほか絶縁
層を伝わつてグランドピン,電源ピンを伝わつてチツプ
表面に至る経路,絶縁層を伝わつて信号ピンを伝わりチ
ツプ表面に至る経路があり、経路が増した分だけ熱伝導
が促進されより良好に冷却される。
【0108】第3に、グランド層,電源層,絶縁層を伝
わって、これらの層の先に設けられた冷却設備において
冷却される。ここで、絶縁層501が熱の不良導体であ
る場合に比べて、本実施例の方が絶縁層501を通って
先の冷却設備に達する熱量が多く、発熱チツプの冷却に
より有効である。
【0109】また、グランド層,電源層を図15に示す
如く多層に配してあるため、クロストークによるノイズ
を低減する効果は第3実施例と同様であり、その効果を
より顕著にする方法も同様である。
【0110】また、グランド層,電源層を図15に示す
如く多層に配すると、多層にわたるグランド層,電源層
全体と同じ厚みのグランド層,電源層をー層ずつにした
場合に比べて、基板表面から近い場所に熱の良導体であ
るグランド層,電源層を多く配することができるので、
基板表面での冷却に有利である。これは絶縁層501が
熱の不良導体である場合についても同様である。
【0111】また、電源層,グランド層を多層に設けた
ことにより、電源層,グランド層のインピーダンスを小
さくでき、高周波動作に対する電源電位,グランド電位
の変動を基板内で小さく抑えることができる。
【0112】また、本実施例においては、発熱する電子
回路チツプ175からの熱が内層のグランド層24,2
7、電源層25はもちろん、熱伝導性のよい絶縁層50
1をも伝わって基板全体に広がるため、絶縁層501が
熱の不良導体である場合に比べて、より効果的に基板の
温度の均一化を図ることができる。
【0113】また、ここでは、領域172〜174,1
64,166,176は空間であったが、この部分も、
電気的絶縁性にすぐれかつ熱の良導体である材料または
構造で構成してもよい。このような構造においてはこの
部分も熱の伝導に寄与できるようになるので、上記効果
がより効果的にあらわれる。また、図3の例は本発明を
6層板で構成する場合のー実施例であって、配線層の絶
縁層を介した隣りにグランド層または電源層を設けてお
り、しかも絶縁層が電気的な絶縁性をもちかつ熱の良導
性をもつ材料または構造から成つているならば、図3に
示した層構成とは順序が異つていてもまた層数が図3と
異なつていても、本発明の電子基板を構成したことにな
る。
【0114】例えば、図1において絶縁層5が電気的な
絶縁性をもちかつ熱の良導性をもつ材料または構造から
成っているならば、本発明を4層板で構成したー実施例
となり、図2において絶縁層500が電気的な絶縁性を
もちかつ熱の良導性をもつ材料または構造から成つてい
るならば、本発明を8層板で構成したー実施例となる。
また、図4において、絶縁層502が電気的な絶縁性を
もちかつ熱の良導性をもつ材料または構造から成ってい
るならば、本発明を12層板で構成したー実施例とな
る。これらの効果は第14実施例と同様である。
【0115】実施例1〜14のいずれかまたはそのうち
いくつかを組合わせた電子基板を予め加熱しておいて、
その後、部品のハンダ付けを行う実装方法が本発明の第
15実施例である。
【0116】このような電子基板を本方式を用いずに、
予熱しないまま部品のハンダ付けを行おうとすると、グ
ランド層,電源層等の熱伝導性の良い層に熱抵抗が低く
なるような方法で接続されたスルーホールに加わつた熱
はすぐにグランド層,電源層等の熱伝導性のよい層に逃
げてしまってハンダ付けが良好に行われないが、本方式
を用いると、予めグランド層,電源層等の熱伝導性の良
い層は加熱されて温度が高くなっているから、該スルー
ホールに加わつた熱はグランド層,電源層等の熱伝導性
の良い層に逃げにくくなつて、ハンダ付けを良好に行う
ことができる。
【0117】実施例1〜14のいずれかまたはそのうち
のいくつかを組合わせた電子基板に部品を実装するに際
し、予めIC,LSI等用のソケツトを該電子基板に組
込み、第15実施例の如くこの電子基板を予め加熱した
後にハンダ付けを行ない、十分冷却した後にIC,LS
I等をソケツトにはめ込む実装方法が、本発明の第16
の実施例である。このような電子基板において第15実
施例のような方法で部品の実装を行った場合、予熱時間
が長いかまたは予熱温度が高いと組み込んだICまたは
LSI等が故障し、正常動作しなくなる可能性がある。
【0118】そこで、本方法を用いれば、ICまたはL
SIを高温にさらすことなく部品の実装を行うことがで
きる。
【0119】
【発明の効果】本発明によれば、電子回路を内蔵したチ
ップで発生する熱をチップのピンを通じて配線層よりも
厚く構成したグランド層又は電源層に良好に伝達し、基
板の広い範囲に速やかに熱を拡散させ、基板表面から放
熱できるので、放熱手段をコンパクトに構成することが
できる。
【0120】また、グランド層,電源層等の熱伝導性の
よい層を予め加熱しておくことにより、これらの層とハ
ンダの融点との温度差が小さくなつて、ハンダ付けの際
に該スルーホールから熱を逃げにくくすることができる
ので良好にハンダ付けを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図5】従来技術によるサーマルランドを示す図であ
る。
【図6】本発明の第5実施例を示す図である。
【図7】本発明の第8実施例を示す断面図である。
【図8】本発明の第9実施例を示す断面図である。
【図9】本発明の第12実施例を示す図である。
【図10】本発明の第12実施例を示す図である。
【図11】本発明の第13実施例を示す図である。
【図12】本発明の第10実施例を示す断面図である。
【図13】本発明の第6実施例を示す図である。
【図14】本発明の第12実施例を示す図である。
【図15】本発明の第14実施例を示す断面図である。
【図16】本発明の第11実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,4…配線層、2…グランド層,3…電源層、5…絶
縁層、9…グランドピン、10…信号ピン、11…電源
ピン、13,15,18,20…配線層、14,19…
グランド層、16,17…電源層、21,22…配線、
23,26,28…配線層、24,27…グランド層、
25…電源層、29,33,38,40…配線層、3
0,32,34,37,39…グランド層、31,3
5,36…電源層、41,46…スルーホール、42…
切欠部、43…チヤネル部、44…ランド部、45,4
7…グランド層、48,51…配線層、49…グランド
層、50…電源層、56…信号ピン、58,61…配線
層、59…グランド層、60…電源層、66,71,5
07…信号ピン、73〜82…コネクター、83〜86
…ZIPメモリ、87〜105…高発熱電子回路チツ
プ、107〜109…電子基板、110〜117…伝導
板、121…マザーボード、122…グランド板、12
3…電源板、124,125,127〜132…伝導
板、136,139,141…配線層、137,140
…グランド層、138…電源層、150…信号ピン、1
52…絶縁層、153…スルーホール、156…グラン
ド層、157〜159…コネクター、161…グランド
ピン、162…電源ピン、170…信号ピン、183,
186,188…配線層、184,187…グランド
層、185…電源層、500〜502…絶縁層、503
…高発熱電子回路チツプ、508〜515…伝導板。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配線層,グランド層,電源層がそれぞれの
    層の間に絶縁層を介して多層に配置されている電子基板
    において、前記配線層は両側に前記グランド層又は前記
    電源層が配置されている層を含めて複数層配されている
    ことを特徴とする電子基板。
  2. 【請求項2】配線層,グランド層,電源層がそれぞれの
    層の間に絶縁層を介して多層に配置されている電子基板
    において、前記配線層を両側に前記グランド層又は前記
    電源層が配置されている層を含めて複数層配し、前記グ
    ランド層又は前記電源層の少なくともー層の厚さを前記
    配線層の厚さよりも大きく構成し、前記グランド層又は
    前記電源層に電子回路を内蔵したチップのピンを接続す
    るスルーホールを設けたことを特徴とする電子基板。
  3. 【請求項3】配線層,グランド層,電源層がそれぞれの
    層の間に絶縁層を介して多層に配置されている電子基板
    に電子回路部品を実装した実装電子基板において、前記
    配線層を両側に前記グランド層又は前記電源層が配置さ
    れている層を含めて複数層配し、前記グランド層又は前
    記電源層の少なくともー層の厚さを前記配線層の厚さよ
    りも大きく構成し、前記グランド層又は前記電源層に電
    子回路を内蔵したチップのピンを接続するスルーホール
    を設けたことを特徴とする実装電子基板。
  4. 【請求項4】配線層,グランド層,電源層がそれぞれの
    層の間に絶縁層を介して多層に配置されている電子基板
    において、グランド層又は電源層の厚さが前記配線層の
    厚さよりも大きく構成され、前記グランド層又は前記電
    源層に電子回路を内蔵したチップのピンを接続するスル
    ーホールを設けたことを特徴とする電子基板。
  5. 【請求項5】配線層,グランド層,電源層がそれぞれの
    層の間に絶縁層を介して多層に配置されている電子基板
    に電子回路部品を実装した実装電子基板において、グラ
    ンド層又は電源層の厚さを前記配線層の厚さよりも大き
    く構成し、前記グランド層又は前記電源層に電子回路を
    内蔵したチップのピンを接続するスルーホールを設けた
    ことを特徴とする実装電子基板。
  6. 【請求項6】配線層,グランド層,電源層がそれぞれの
    層の間に絶縁層を介して多層に配置され、グランド層又
    は電源層の厚さが前記配線層の厚さよりも大きく構成さ
    れた電子基板を予め加熱し、前記前記グランド層又は前
    記電源層の温度を上げた状態で、前記グランド層又は前
    記電源層に電気的に接続されたスルーホールに電子回路
    を内蔵したチップのピンを挿入し、前記スルーホールと
    前記ピンをハンダ付けすることを特徴とする電子基板の
    実装方法。
JP9214390A 1997-08-08 1997-08-08 電子基板 Pending JPH1093237A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9214390A JPH1093237A (ja) 1997-08-08 1997-08-08 電子基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9214390A JPH1093237A (ja) 1997-08-08 1997-08-08 電子基板

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1004923A Division JP2760829B2 (ja) 1989-01-13 1989-01-13 電子基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1093237A true JPH1093237A (ja) 1998-04-10

Family

ID=16655004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9214390A Pending JPH1093237A (ja) 1997-08-08 1997-08-08 電子基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1093237A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003169190A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Konica Corp 画像読取装置
JPWO2004091268A1 (ja) * 2003-04-07 2006-07-06 イビデン株式会社 多層プリント配線板
JPWO2005076683A1 (ja) * 2004-02-04 2007-10-18 イビデン株式会社 多層プリント配線板
JP2011014692A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Alps Electric Co Ltd 電子回路ユニット
WO2017212674A1 (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 富士電機株式会社 電源中継ユニット
WO2021117344A1 (ja) * 2019-12-12 2021-06-17 ソニーグループ株式会社 電子機器

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003169190A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Konica Corp 画像読取装置
JPWO2004091268A1 (ja) * 2003-04-07 2006-07-06 イビデン株式会社 多層プリント配線板
US9101054B2 (en) 2004-02-04 2015-08-04 Ibiden Co., Ltd. Multilayer printed wiring board
JP4855075B2 (ja) * 2004-02-04 2012-01-18 イビデン株式会社 多層プリント配線板
US8110750B2 (en) 2004-02-04 2012-02-07 Ibiden Co., Ltd. Multilayer printed wiring board
US8119920B2 (en) 2004-02-04 2012-02-21 Ibiden Co., Ltd. Multilayer printed wiring board
US8729400B2 (en) 2004-02-04 2014-05-20 Ibiden Co., Ltd. Multilayer printed wiring board
US8754334B2 (en) 2004-02-04 2014-06-17 Ibiden Co., Ltd. Multilayer printed wiring board
JPWO2005076683A1 (ja) * 2004-02-04 2007-10-18 イビデン株式会社 多層プリント配線板
JP2011014692A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Alps Electric Co Ltd 電子回路ユニット
WO2017212674A1 (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 富士電機株式会社 電源中継ユニット
JPWO2017212674A1 (ja) * 2016-06-07 2018-09-13 富士電機株式会社 電源中継ユニット
WO2021117344A1 (ja) * 2019-12-12 2021-06-17 ソニーグループ株式会社 電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2760829B2 (ja) 電子基板
US5933324A (en) Apparatus for dissipating heat from a conductive layer in a circuit board
US7375970B2 (en) High density memory module using stacked printed circuit boards
CA1210519A (en) Circuit module with enhanced heat transfer and distribution
US6356448B1 (en) Inter-circuit encapsulated packaging for power delivery
US5646373A (en) Apparatus for improving the power dissipation of a semiconductor device
US6292366B1 (en) Printed circuit board with embedded integrated circuit
JP3834023B2 (ja) インターフェイスモジュール付lsiパッケージ及びそれに用いるヒートシンク
US6711021B1 (en) Systems and methods that use at least one component to remove the heat generated by at least one other component
CN1059606A (zh) 利用冷却器件在电子电路紧凑布局中配置电导管的装置
JPH1093237A (ja) 電子基板
CN116156733A (zh) 印刷线路板、算力板和电子设备
JP3068488B2 (ja) プリント基板
JPH07106721A (ja) プリント回路板及びその放熱方法
JP6871752B2 (ja) プリント回路基板及びプリント回路装置
JPH08279578A (ja) マルチチップモジュールの冷却機構
JP5115200B2 (ja) 電子素子、それを有するパッケージ及び電子装置
US6452799B1 (en) Integrated circuit cooling system
JPH08288600A (ja) コイル部品用放熱装置
JPS6271299A (ja) 電子装置の冷却構造
JP2526970B2 (ja) 集積回路パッケ―ジの冷却構造
CN115734599A (zh) 一种带有散热和屏蔽结构的器件集成结构
JPH1032290A (ja) 電子冷却構造
JPS6046053A (ja) 冷却構造
JPH02232992A (ja) 電子回路モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090326

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090326

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100326

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees