JPH1093383A - 弾性表面波デバイス及びその製造方法 - Google Patents
弾性表面波デバイス及びその製造方法Info
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- JPH1093383A JPH1093383A JP9123676A JP12367697A JPH1093383A JP H1093383 A JPH1093383 A JP H1093383A JP 9123676 A JP9123676 A JP 9123676A JP 12367697 A JP12367697 A JP 12367697A JP H1093383 A JPH1093383 A JP H1093383A
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- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- H10W90/00—Package configurations
- H10W90/701—Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts
- H10W90/751—Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts of bond wires
- H10W90/756—Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts of bond wires between a chip and a stacked lead frame, conducting package substrate or heat sink
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- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来、弾性表面波デバイスは金属パッケージ
及び積層セラミックスパッケージなど高価なパッケージ
を必要とした。本発明は安価で信頼性の高い弾性表面波
デバイスを得ることを目的とする。 【解決手段】 圧電基板1の上に、弾性表面波デバイス
パターン2を形成し、弾性表面波が伝搬する部分を囲む
ように包囲壁3及び蓋体4を異なる樹脂を用いて形成す
る。以上のように構成した素子をリードフレーム5に接
着し、封止樹脂6及び7で封止する。このように構成す
ることにより、安価で信頼性の高い弾性表面波デバイス
が得られる。
及び積層セラミックスパッケージなど高価なパッケージ
を必要とした。本発明は安価で信頼性の高い弾性表面波
デバイスを得ることを目的とする。 【解決手段】 圧電基板1の上に、弾性表面波デバイス
パターン2を形成し、弾性表面波が伝搬する部分を囲む
ように包囲壁3及び蓋体4を異なる樹脂を用いて形成す
る。以上のように構成した素子をリードフレーム5に接
着し、封止樹脂6及び7で封止する。このように構成す
ることにより、安価で信頼性の高い弾性表面波デバイス
が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信機器などに用い
られる弾性表面波デバイスのパッケージング技術とその
製造方法に関するものである。
られる弾性表面波デバイスのパッケージング技術とその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にこの種の弾性表面波デバイ
スのパッケージングには、金属パッケージや積層セラミ
ックスパッケージ等が必要であった。
スのパッケージングには、金属パッケージや積層セラミ
ックスパッケージ等が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
弾性表面波デバイスに施されていた金属パッケージ及び
積層セラミックスパッケージ等は、非常にコストの高い
パッケージであった。
弾性表面波デバイスに施されていた金属パッケージ及び
積層セラミックスパッケージ等は、非常にコストの高い
パッケージであった。
【0004】本発明は安価で信頼性の高いパッケージを
有した弾性表面波デバイスを提供することを目的とす
る。
有した弾性表面波デバイスを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、圧電基板上に形成された少なくとも1つの
弾性表面波デバイスパターンを囲んだ包囲壁と、包囲壁
及び弾性表面波デバイスパターンの上方空間を覆う蓋体
を有し、包囲壁と蓋体を異なる材料によって形成したも
のである。これにより、安価で信頼性の高いパッケージ
を有した弾性表面波デバイスが得られる。
に本発明は、圧電基板上に形成された少なくとも1つの
弾性表面波デバイスパターンを囲んだ包囲壁と、包囲壁
及び弾性表面波デバイスパターンの上方空間を覆う蓋体
を有し、包囲壁と蓋体を異なる材料によって形成したも
のである。これにより、安価で信頼性の高いパッケージ
を有した弾性表面波デバイスが得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、圧電基板上に形成された少なくとも1つの弾性表面
波デバイスパターンを囲んだ包囲壁と、包囲壁及び弾性
表面波デバイスパターンの上方空間を覆う蓋体を有し、
包囲壁と蓋体が異なる材料によってなる弾性表面波デバ
イスであり、このようにすることにより、包囲壁と蓋体
を同じ材料で構成する場合に比べて、材料選択上の制約
が小さくなり、蓋体部に機械的強度の高い材料を用いる
ことができるので信頼性の高い弾性表面波デバイスを得
ることができる。
は、圧電基板上に形成された少なくとも1つの弾性表面
波デバイスパターンを囲んだ包囲壁と、包囲壁及び弾性
表面波デバイスパターンの上方空間を覆う蓋体を有し、
包囲壁と蓋体が異なる材料によってなる弾性表面波デバ
イスであり、このようにすることにより、包囲壁と蓋体
を同じ材料で構成する場合に比べて、材料選択上の制約
が小さくなり、蓋体部に機械的強度の高い材料を用いる
ことができるので信頼性の高い弾性表面波デバイスを得
ることができる。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、包囲壁
が感光性を有しかつ有機溶剤によって現像される材質よ
りなり、蓋体が感光性を有しかつアルカリ溶液によって
現像される材質よりなる弾性表面波デバイスであり、こ
のようにすることにより、製造プロセス中の現像工程に
おいて電極に損傷を与えることが防止されると共に、安
価なアルカリ溶液を用いてコストを削減することができ
る。
が感光性を有しかつ有機溶剤によって現像される材質よ
りなり、蓋体が感光性を有しかつアルカリ溶液によって
現像される材質よりなる弾性表面波デバイスであり、こ
のようにすることにより、製造プロセス中の現像工程に
おいて電極に損傷を与えることが防止されると共に、安
価なアルカリ溶液を用いてコストを削減することができ
る。
【0008】本発明の請求項3に記載の発明は、包囲壁
が感光性を有する材質によってなり、蓋体が非感光性の
材質からなる弾性表面波デバイスであり、このようにす
ることにより、フォトリソグラフィプロセスに付随する
蓋体の厚さの制約を考慮することなく蓋体を厚くして機
械的強度を向上することが可能となり、信頼性の高い弾
性表面波デバイスを得ることができる。
が感光性を有する材質によってなり、蓋体が非感光性の
材質からなる弾性表面波デバイスであり、このようにす
ることにより、フォトリソグラフィプロセスに付随する
蓋体の厚さの制約を考慮することなく蓋体を厚くして機
械的強度を向上することが可能となり、信頼性の高い弾
性表面波デバイスを得ることができる。
【0009】本発明の請求項4に記載の発明は、蓋体の
加工にレーザー光線を用いることを特徴とする弾性表面
波デバイスの製造方法であり、このようにすることによ
り、蓋体に非感光性の材料を用いることができ、蓋体の
厚さの制約をなくし蓋体を厚くして機械的強度を向上す
ることが可能となり、信頼性の高い弾性表面波デバイス
を得ることができる。
加工にレーザー光線を用いることを特徴とする弾性表面
波デバイスの製造方法であり、このようにすることによ
り、蓋体に非感光性の材料を用いることができ、蓋体の
厚さの制約をなくし蓋体を厚くして機械的強度を向上す
ることが可能となり、信頼性の高い弾性表面波デバイス
を得ることができる。
【0010】本発明の請求項5に記載の発明は蓋体の素
材が包囲壁の素材よりもヤング率の大きい材質からなる
ことを特徴とする弾性表面波デバイスであり、蓋体のヤ
ング率を大きくすることにより屋根が自重で変形し櫛形
電極に接触しデバイス特性を劣化させるのを防止すると
ともに、包囲壁のヤング率を小さくすることにより蓋体
と圧電基板の熱応力の差などによって生じる応力を緩和
し、また不要な弾性表面波を減衰させることとなり信頼
性が高く、かつ特性に優れた弾性表面波デバイスを得る
ことができる。
材が包囲壁の素材よりもヤング率の大きい材質からなる
ことを特徴とする弾性表面波デバイスであり、蓋体のヤ
ング率を大きくすることにより屋根が自重で変形し櫛形
電極に接触しデバイス特性を劣化させるのを防止すると
ともに、包囲壁のヤング率を小さくすることにより蓋体
と圧電基板の熱応力の差などによって生じる応力を緩和
し、また不要な弾性表面波を減衰させることとなり信頼
性が高く、かつ特性に優れた弾性表面波デバイスを得る
ことができる。
【0011】本発明の請求項6に記載の発明は蓋体の素
材がベース樹脂よりもヤング率の大きいフィラーを含有
する感光性樹脂であることを特徴とする弾性表面波デバ
イスであり、このようにすることにより蓋体のヤング率
を高めるとともにフォトリソグラフィを用いて蓋体の加
工を容易に行うこととなり信頼性が高く、かつ安価な弾
性表面波デバイスを得ることができる。
材がベース樹脂よりもヤング率の大きいフィラーを含有
する感光性樹脂であることを特徴とする弾性表面波デバ
イスであり、このようにすることにより蓋体のヤング率
を高めるとともにフォトリソグラフィを用いて蓋体の加
工を容易に行うこととなり信頼性が高く、かつ安価な弾
性表面波デバイスを得ることができる。
【0012】本発明の請求項7に記載の発明はフィラー
がタルクであることを特徴とする弾性表面波デバイスで
あり、このようにすることにより安価に蓋体のヤング率
を高めることとなり信頼性が高く、かつ安価な弾性表面
波デバイスを得ることができる。
がタルクであることを特徴とする弾性表面波デバイスで
あり、このようにすることにより安価に蓋体のヤング率
を高めることとなり信頼性が高く、かつ安価な弾性表面
波デバイスを得ることができる。
【0013】本発明の請求項8に記載の発明は圧電基板
上に形成された少なくとも1つの弾性表面波デバイスパ
ターンを囲んだ包囲壁と、包囲壁及び弾性表面波デバイ
スパターンの上方空間を覆う蓋体を有し、蓋体上に蓋体
よりも熱膨張係数の小さい材質からなる支持材を支持材
の一方が包囲壁の上方にあり、かつ他方が弾性表面波デ
バイスパターンの上方に位置するように設けたことを特
徴とする弾性表面波デバイスであり、このようにするこ
とにより環境温度が上昇したときに蓋体と支持材との間
に熱膨張係数の差に起因する応力が蓋体を上方に引き上
げる方向に生じ、膨張した蓋体と弾性表面波デバイスパ
ターンの接触による弾性表面波デバイスの特性劣化を防
止することとなり、信頼性が高い弾性表面波デバイスを
得ることができる。
上に形成された少なくとも1つの弾性表面波デバイスパ
ターンを囲んだ包囲壁と、包囲壁及び弾性表面波デバイ
スパターンの上方空間を覆う蓋体を有し、蓋体上に蓋体
よりも熱膨張係数の小さい材質からなる支持材を支持材
の一方が包囲壁の上方にあり、かつ他方が弾性表面波デ
バイスパターンの上方に位置するように設けたことを特
徴とする弾性表面波デバイスであり、このようにするこ
とにより環境温度が上昇したときに蓋体と支持材との間
に熱膨張係数の差に起因する応力が蓋体を上方に引き上
げる方向に生じ、膨張した蓋体と弾性表面波デバイスパ
ターンの接触による弾性表面波デバイスの特性劣化を防
止することとなり、信頼性が高い弾性表面波デバイスを
得ることができる。
【0014】本発明の請求項9に記載の発明は支持材の
素材が蓋体の素材よりも熱膨張係数の小さいフィラーを
含有する感光性樹脂であることを特徴とする弾性表面波
デバイスであり、このようにすることによりフォトリソ
グラフィを用いて形状の加工ができ、かつ蓋体よりも熱
膨張係数の小さい支持材が実現できることとなり信頼性
が高い弾性表面波デバイスを得ることができる。
素材が蓋体の素材よりも熱膨張係数の小さいフィラーを
含有する感光性樹脂であることを特徴とする弾性表面波
デバイスであり、このようにすることによりフォトリソ
グラフィを用いて形状の加工ができ、かつ蓋体よりも熱
膨張係数の小さい支持材が実現できることとなり信頼性
が高い弾性表面波デバイスを得ることができる。
【0015】本発明の請求項10に記載の発明は支持材
のフィラーがタルクであることを特徴とする弾性表面波
デバイスであり、このようにすることによりフォトリソ
グラフィを用いて形状の加工ができ、かつ蓋体よりも熱
膨張係数の小さい支持材が安価に実現できることとなり
信頼性が高く、かつ安価な弾性表面波デバイスを得るこ
とができる。
のフィラーがタルクであることを特徴とする弾性表面波
デバイスであり、このようにすることによりフォトリソ
グラフィを用いて形状の加工ができ、かつ蓋体よりも熱
膨張係数の小さい支持材が安価に実現できることとなり
信頼性が高く、かつ安価な弾性表面波デバイスを得るこ
とができる。
【0016】本発明の請求項11に記載の発明は圧電基
板上に形成された少なくとも1つの弾性表面波デバイス
パターンを囲んだ樹脂からなる包囲壁と、包囲壁及び弾
性表面波デバイスパターンの上方空間を覆う樹脂からな
る蓋体を有し、蓋体及び包囲壁の外表面に金属膜を設
け、弾性表面波デバイスパターンの上方に位置する金属
膜の少なくとも一部分に十字状の間隙を設け、金属膜を
接地したことを特徴とする弾性表面波デバイスであり、
このようにすることにより、環境温度が上昇したときに
蓋体と金属膜との間に熱膨張係数の差に起因する応力が
蓋体を上方に引き上げる方向に生じ、膨張した蓋体と弾
性表面波デバイスパターンの接触による弾性表面波デバ
イスの特性劣化を防止することとなり、また接地された
金属膜が電磁シールドの機能を有するので不要な電磁波
の放射を低減することができ、信頼性が高い弾性表面波
デバイスを得ることができる。
板上に形成された少なくとも1つの弾性表面波デバイス
パターンを囲んだ樹脂からなる包囲壁と、包囲壁及び弾
性表面波デバイスパターンの上方空間を覆う樹脂からな
る蓋体を有し、蓋体及び包囲壁の外表面に金属膜を設
け、弾性表面波デバイスパターンの上方に位置する金属
膜の少なくとも一部分に十字状の間隙を設け、金属膜を
接地したことを特徴とする弾性表面波デバイスであり、
このようにすることにより、環境温度が上昇したときに
蓋体と金属膜との間に熱膨張係数の差に起因する応力が
蓋体を上方に引き上げる方向に生じ、膨張した蓋体と弾
性表面波デバイスパターンの接触による弾性表面波デバ
イスの特性劣化を防止することとなり、また接地された
金属膜が電磁シールドの機能を有するので不要な電磁波
の放射を低減することができ、信頼性が高い弾性表面波
デバイスを得ることができる。
【0017】本発明の請求項12に記載の発明は、圧電
基板上に形成された弾性表面波デバイスパターン、包囲
壁及び蓋体で構成された単位素子であるチップをリード
フレームに接着し、ワイヤーボンディングにより電気的
接続を取った後、チップ及びワイヤーボンディング部分
の周囲の少なくとも包囲壁及び蓋体を覆う第1の領域
と、少なくとも第1の領域とワイヤーボンディング用金
属細線を覆うように設けた第2の領域に分割し、第2の
領域を被覆する樹脂の注入圧力よりも低い注入圧力で第
1の領域を被覆することを特徴とする弾性表面波デバイ
スの製造方法であり、このようにすることにより、包囲
壁及び蓋体にかかる樹脂の注入圧力が低減され、注入圧
力がかかることによる包囲壁及び蓋体の変形を防止し、
弾性表面波チップの表面と蓋体の接触によるデバイス特
性の劣化を防止することができる。
基板上に形成された弾性表面波デバイスパターン、包囲
壁及び蓋体で構成された単位素子であるチップをリード
フレームに接着し、ワイヤーボンディングにより電気的
接続を取った後、チップ及びワイヤーボンディング部分
の周囲の少なくとも包囲壁及び蓋体を覆う第1の領域
と、少なくとも第1の領域とワイヤーボンディング用金
属細線を覆うように設けた第2の領域に分割し、第2の
領域を被覆する樹脂の注入圧力よりも低い注入圧力で第
1の領域を被覆することを特徴とする弾性表面波デバイ
スの製造方法であり、このようにすることにより、包囲
壁及び蓋体にかかる樹脂の注入圧力が低減され、注入圧
力がかかることによる包囲壁及び蓋体の変形を防止し、
弾性表面波チップの表面と蓋体の接触によるデバイス特
性の劣化を防止することができる。
【0018】本発明の請求項13に記載の発明は、樹脂
で被覆される領域を、少なくとも包囲壁及び蓋体を覆う
第1の領域と、少なくとも第1の領域を覆うように設け
た第2の領域に分割し、第1の領域を被覆する樹脂と第
2の領域を被覆する樹脂が異なる材料であることを特徴
とする弾性表面波デバイスであり、このようにすること
により、包囲壁及び蓋体の変形を防止するために被覆す
る樹脂と、デバイス全体をモールドする樹脂とにそれぞ
れ最適な材料を選ぶことができることとなり、信頼性の
高い弾性表面波デバイスを得ることができる。
で被覆される領域を、少なくとも包囲壁及び蓋体を覆う
第1の領域と、少なくとも第1の領域を覆うように設け
た第2の領域に分割し、第1の領域を被覆する樹脂と第
2の領域を被覆する樹脂が異なる材料であることを特徴
とする弾性表面波デバイスであり、このようにすること
により、包囲壁及び蓋体の変形を防止するために被覆す
る樹脂と、デバイス全体をモールドする樹脂とにそれぞ
れ最適な材料を選ぶことができることとなり、信頼性の
高い弾性表面波デバイスを得ることができる。
【0019】本発明の請求項14に記載の発明は、包囲
壁を形成する樹脂及び蓋体を形成する樹脂よりも硬い樹
脂で第1の領域を被覆したことを特徴とする弾性表面波
デバイスであり、このようにすることにより、第2の領
域を被覆する樹脂の注入圧力がかかることによる包囲壁
及び蓋体の変形を防止し、弾性表面波チップの表面と蓋
体の接触によるデバイス特性の劣化を防ぐことができ
る。
壁を形成する樹脂及び蓋体を形成する樹脂よりも硬い樹
脂で第1の領域を被覆したことを特徴とする弾性表面波
デバイスであり、このようにすることにより、第2の領
域を被覆する樹脂の注入圧力がかかることによる包囲壁
及び蓋体の変形を防止し、弾性表面波チップの表面と蓋
体の接触によるデバイス特性の劣化を防ぐことができ
る。
【0020】本発明の請求項15に記載の発明は、第1
の領域の被覆をポッティングで行うことを特徴とする弾
性表面波デバイスの製造方法であり、このようにするこ
とにより、第1の領域の被覆が容易かつ注入圧力をかけ
ることなく行え、包囲壁及び蓋体の変形を防止し、弾性
表面波チップの表面と蓋体の接触によるデバイス特性の
劣化を防ぐことができる。
の領域の被覆をポッティングで行うことを特徴とする弾
性表面波デバイスの製造方法であり、このようにするこ
とにより、第1の領域の被覆が容易かつ注入圧力をかけ
ることなく行え、包囲壁及び蓋体の変形を防止し、弾性
表面波チップの表面と蓋体の接触によるデバイス特性の
劣化を防ぐことができる。
【0021】本発明の請求項16に記載の発明は、第1
の領域の被覆をスプレーによる吹き付けで行うことを特
徴とする弾性表面波デバイスの製造方法であり、このよ
うにすることにより、第1の領域の被覆が容易かつ注入
圧力をかけることなく行え、包囲壁及び蓋体の変形を防
止し、弾性表面波チップの表面と蓋体の接触によるデバ
イス特性の劣化を防ぐことができる。
の領域の被覆をスプレーによる吹き付けで行うことを特
徴とする弾性表面波デバイスの製造方法であり、このよ
うにすることにより、第1の領域の被覆が容易かつ注入
圧力をかけることなく行え、包囲壁及び蓋体の変形を防
止し、弾性表面波チップの表面と蓋体の接触によるデバ
イス特性の劣化を防ぐことができる。
【0022】次に、本発明の具体例を図面を用いて説明
する。 (実施の形態1)図1及び図2は本発明による弾性表面
波デバイスの一実施の形態の断面図を示す。ここで、図
1(a)〜(d)、図2の順で製造過程を示している。
まず図1(a)に示すようにニオブ酸リチウム、タンタ
ル酸リチウム、水晶などの圧電基板1の上に、アルミニ
ウムあるいはアルミニウム合金で弾性表面波デバイスパ
ターン2を形成する。次に図1(b)に示すように、弾
性表面波が伝搬する部分を囲み、かつ電気信号を取り出
すボンディングパッドの部分を取り除いた部分に包囲壁
3を形成する。形成はフォトリソグラフィを用いて行
い、アルミニウム合金の弾性表面波デバイスパターン2
を損傷しないように、包囲壁3の材料として有機溶剤で
現像する感光性樹脂を用い、現像液には有機溶剤を用い
る。続いて、図1(c)に示すように、包囲壁3及び弾
性表面波が伝搬する部分の上方空間を覆う蓋体4を形成
する。蓋体4にはアルカリ溶液で現像する感光性樹脂シ
ートを用い、現像液にはアルカリ溶液を用いる。ここで
アルカリ溶液を用いるのは製造コストの低減を目的とし
ている。
する。 (実施の形態1)図1及び図2は本発明による弾性表面
波デバイスの一実施の形態の断面図を示す。ここで、図
1(a)〜(d)、図2の順で製造過程を示している。
まず図1(a)に示すようにニオブ酸リチウム、タンタ
ル酸リチウム、水晶などの圧電基板1の上に、アルミニ
ウムあるいはアルミニウム合金で弾性表面波デバイスパ
ターン2を形成する。次に図1(b)に示すように、弾
性表面波が伝搬する部分を囲み、かつ電気信号を取り出
すボンディングパッドの部分を取り除いた部分に包囲壁
3を形成する。形成はフォトリソグラフィを用いて行
い、アルミニウム合金の弾性表面波デバイスパターン2
を損傷しないように、包囲壁3の材料として有機溶剤で
現像する感光性樹脂を用い、現像液には有機溶剤を用い
る。続いて、図1(c)に示すように、包囲壁3及び弾
性表面波が伝搬する部分の上方空間を覆う蓋体4を形成
する。蓋体4にはアルカリ溶液で現像する感光性樹脂シ
ートを用い、現像液にはアルカリ溶液を用いる。ここで
アルカリ溶液を用いるのは製造コストの低減を目的とし
ている。
【0023】以上のようにして圧電基板1の表面に弾性
表面波デバイスパターン2、包囲壁3及び蓋体4で構成
された単位素子であるチップが複数個形成されたものを
ダイシングし個々のチップに分離した後、図1(d)に
示すように、リードフレーム5に接着し、ワイヤーボン
ディングにより電気的接続を取った後、チップ及びワイ
ヤーボンディング部の周囲を封止樹脂6で封止する。包
囲壁3及び蓋体4の変形によるデバイス特性の劣化を防
ぐため、封止樹脂6には粘性の低い樹脂を用いて低い注
入圧力で樹脂封止を行う。続いて、図2に示すように、
封止樹脂6の周囲を封止樹脂6よりも粘性の高い封止樹
脂7で封止する。封止樹脂7の注入は封止樹脂6で封止
したときよりも高い圧力で行う。ここでは、注入圧力を
高めても包囲壁3及び蓋体4の変形は生じないので、成
形性の悪い封止樹脂でも使用することができ、デバイス
保護及びコスト低減を目的とした材料選定の幅が広が
る。
表面波デバイスパターン2、包囲壁3及び蓋体4で構成
された単位素子であるチップが複数個形成されたものを
ダイシングし個々のチップに分離した後、図1(d)に
示すように、リードフレーム5に接着し、ワイヤーボン
ディングにより電気的接続を取った後、チップ及びワイ
ヤーボンディング部の周囲を封止樹脂6で封止する。包
囲壁3及び蓋体4の変形によるデバイス特性の劣化を防
ぐため、封止樹脂6には粘性の低い樹脂を用いて低い注
入圧力で樹脂封止を行う。続いて、図2に示すように、
封止樹脂6の周囲を封止樹脂6よりも粘性の高い封止樹
脂7で封止する。封止樹脂7の注入は封止樹脂6で封止
したときよりも高い圧力で行う。ここでは、注入圧力を
高めても包囲壁3及び蓋体4の変形は生じないので、成
形性の悪い封止樹脂でも使用することができ、デバイス
保護及びコスト低減を目的とした材料選定の幅が広が
る。
【0024】従来、弾性表面波デバイスを樹脂封止する
ことができなかったが、本発明の構成を取れば樹脂封止
を行うことができ、安価な弾性表面波デバイスが得られ
る。
ことができなかったが、本発明の構成を取れば樹脂封止
を行うことができ、安価な弾性表面波デバイスが得られ
る。
【0025】(実施の形態2)図3は本発明による弾性
表面波デバイスの第2の実施の形態の断面図を示す。こ
こで、(a)〜(e)の順で製造過程を示している。ま
ず図3(a)に示すようにニオブ酸リチウム、タンタル
酸リチウム、水晶などの圧電基板1の上に、アルミニウ
ムあるいはアルミニウム合金で弾性表面波デバイスパタ
ーン2を形成する。次に図3(b)に示すように、弾性
表面波が伝搬する部分を囲み、かつ電気信号を取り出す
ボンディングパッドの部分を取り除いた部分に包囲壁3
を形成する。形成はフォトリソグラフィを用いて行い、
アルミニウム合金の弾性表面波デバイスパターン2を損
傷しないように、包囲壁3の材料として有機溶剤で現像
する感光性樹脂を用い、現像液には有機溶剤を用いる。
続いて、図3(c)に示すように、包囲壁3及び弾性表
面波が伝搬する部分の上方空間を覆う蓋体4を形成す
る。蓋体4にはアルカリ溶液で現像する感光性樹脂シー
トを用い、現像液にはアルカリ溶液を用いる。ここでア
ルカリ溶液を用いるのは製造コストの低減を目的として
いる。
表面波デバイスの第2の実施の形態の断面図を示す。こ
こで、(a)〜(e)の順で製造過程を示している。ま
ず図3(a)に示すようにニオブ酸リチウム、タンタル
酸リチウム、水晶などの圧電基板1の上に、アルミニウ
ムあるいはアルミニウム合金で弾性表面波デバイスパタ
ーン2を形成する。次に図3(b)に示すように、弾性
表面波が伝搬する部分を囲み、かつ電気信号を取り出す
ボンディングパッドの部分を取り除いた部分に包囲壁3
を形成する。形成はフォトリソグラフィを用いて行い、
アルミニウム合金の弾性表面波デバイスパターン2を損
傷しないように、包囲壁3の材料として有機溶剤で現像
する感光性樹脂を用い、現像液には有機溶剤を用いる。
続いて、図3(c)に示すように、包囲壁3及び弾性表
面波が伝搬する部分の上方空間を覆う蓋体4を形成す
る。蓋体4にはアルカリ溶液で現像する感光性樹脂シー
トを用い、現像液にはアルカリ溶液を用いる。ここでア
ルカリ溶液を用いるのは製造コストの低減を目的として
いる。
【0026】以上のようにして圧電基板1の表面に形成
された複数のチップをダイシングし個々のチップに分離
した後、図3(d)に示すように、リードフレーム5に
接着し、ワイヤーボンディングにより電気的接続を取っ
た後、素子及びワイヤーボンディング部の周囲にスプレ
ーを用いて封止樹脂8を塗布する。封止樹脂8の材料に
は、硬化後の硬さが包囲壁を形成する樹脂及び蓋体を形
成する樹脂よりも硬い樹脂を用いる。それによって、包
囲壁3及び蓋体4の変形によるデバイス特性の劣化を防
ぐことができる。続いて、図3(e)に示すように、素
子を周囲を封止樹脂7で封止する。
された複数のチップをダイシングし個々のチップに分離
した後、図3(d)に示すように、リードフレーム5に
接着し、ワイヤーボンディングにより電気的接続を取っ
た後、素子及びワイヤーボンディング部の周囲にスプレ
ーを用いて封止樹脂8を塗布する。封止樹脂8の材料に
は、硬化後の硬さが包囲壁を形成する樹脂及び蓋体を形
成する樹脂よりも硬い樹脂を用いる。それによって、包
囲壁3及び蓋体4の変形によるデバイス特性の劣化を防
ぐことができる。続いて、図3(e)に示すように、素
子を周囲を封止樹脂7で封止する。
【0027】従来、弾性表面波デバイスを樹脂封止する
ことができなかったが、本発明の構成を取れば樹脂封止
を行うことができ、安価な弾性表面波デバイスが得られ
る。
ことができなかったが、本発明の構成を取れば樹脂封止
を行うことができ、安価な弾性表面波デバイスが得られ
る。
【0028】(実施の形態3)図4は本発明による弾性
表面波デバイスの第3の実施の形態の断面図を示す。こ
こで、(a)〜(e)の順で製造過程を示している。ま
ず図4(a)及び(b)は実施の形態1及び2で説明し
た図1(a),(b)及び図3(a),(b)と同一の
方法で行っている。図4(c)は包囲壁3及び弾性表面
波が伝搬する部分の上方空間を覆う蓋体4を形成し、蓋
体4には非感光性の樹脂シートを用いる。蓋体4の不要
部分の切断はレーザー光線9を用いる。露光時のパター
ン出し精度の制約からフォトリソグラフィを用いる場合
には蓋体4を厚くすることが困難であるが、レーザー光
線9を用いて蓋体4を加工することにより容易に蓋体4
を厚くすることができる。
表面波デバイスの第3の実施の形態の断面図を示す。こ
こで、(a)〜(e)の順で製造過程を示している。ま
ず図4(a)及び(b)は実施の形態1及び2で説明し
た図1(a),(b)及び図3(a),(b)と同一の
方法で行っている。図4(c)は包囲壁3及び弾性表面
波が伝搬する部分の上方空間を覆う蓋体4を形成し、蓋
体4には非感光性の樹脂シートを用いる。蓋体4の不要
部分の切断はレーザー光線9を用いる。露光時のパター
ン出し精度の制約からフォトリソグラフィを用いる場合
には蓋体4を厚くすることが困難であるが、レーザー光
線9を用いて蓋体4を加工することにより容易に蓋体4
を厚くすることができる。
【0029】以上のようにして圧電基板1の表面の複数
のチップをダイシングし個々のチップに分離した後、図
4(d)に示すように、リードフレーム5に接着し、ワ
イヤーボンディングにより電気的接続を取った後、チッ
プ及びワイヤーボンディング部の周囲を封止樹脂10を
用いてポッティングする。ポッティングを行うことによ
り、包囲壁3及び蓋体4に応力をかけることなくチップ
及びワイヤーボンディング部の周囲に厚い封止樹脂領域
を設けることができる。封止樹脂10の材料には、硬化
後の硬さが包囲壁を形成する樹脂及び蓋体を形成する樹
脂よりも硬い樹脂を用いる。それによって、包囲壁3及
び蓋体4の変形によるデバイス特性の劣化を防ぐことが
できる。続いて、図4(e)に示すように、チップの周
囲を封止樹脂7で封止する。
のチップをダイシングし個々のチップに分離した後、図
4(d)に示すように、リードフレーム5に接着し、ワ
イヤーボンディングにより電気的接続を取った後、チッ
プ及びワイヤーボンディング部の周囲を封止樹脂10を
用いてポッティングする。ポッティングを行うことによ
り、包囲壁3及び蓋体4に応力をかけることなくチップ
及びワイヤーボンディング部の周囲に厚い封止樹脂領域
を設けることができる。封止樹脂10の材料には、硬化
後の硬さが包囲壁を形成する樹脂及び蓋体を形成する樹
脂よりも硬い樹脂を用いる。それによって、包囲壁3及
び蓋体4の変形によるデバイス特性の劣化を防ぐことが
できる。続いて、図4(e)に示すように、チップの周
囲を封止樹脂7で封止する。
【0030】従来、弾性表面波デバイスを樹脂封止する
ことができなかったが、本発明の構成を取れば樹脂封止
を行うことができ、安価な弾性表面波デバイスが得られ
る。
ことができなかったが、本発明の構成を取れば樹脂封止
を行うことができ、安価な弾性表面波デバイスが得られ
る。
【0031】(実施の形態4)図5は本発明による弾性
表面波デバイスの第4の実施の形態の構成図を示す。こ
こで、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、水晶な
どの圧電基板1の上に、アルミニウムあるいはアルミニ
ウム合金で弾性表面波デバイスパターン2が設けられて
おり、弾性表面波が伝搬する部分を囲み、かつ電気信号
を取り出すボンディングパッドの部分を取り除いた部分
に感光性樹脂からなる包囲壁3を設け、さらに弾性表面
波が伝搬する部分の上方空間を覆う蓋体4を設ける。蓋
体4にタルク[Mg3(Si4O10)(OH)2]や酸化珪素
[SiO2]などに代表される感光性樹脂よりもヤング
率の大きなフィラー11を混合し感光性樹脂のみで形成
したときよりも蓋体4のヤング率を大きくする。包囲壁
3よりも蓋体4のヤング率を大きくすることにより蓋体
4が自重で変形し弾性表面波デバイスパターン2に接触
しデバイス特性を劣化させるのを防止するとともに、柔
軟な包囲壁3により蓋体4と圧電基板1の熱応力の差な
どによって生じる応力を緩和し、また不要な弾性表面波
を減衰させる効果が得られる。
表面波デバイスの第4の実施の形態の構成図を示す。こ
こで、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、水晶な
どの圧電基板1の上に、アルミニウムあるいはアルミニ
ウム合金で弾性表面波デバイスパターン2が設けられて
おり、弾性表面波が伝搬する部分を囲み、かつ電気信号
を取り出すボンディングパッドの部分を取り除いた部分
に感光性樹脂からなる包囲壁3を設け、さらに弾性表面
波が伝搬する部分の上方空間を覆う蓋体4を設ける。蓋
体4にタルク[Mg3(Si4O10)(OH)2]や酸化珪素
[SiO2]などに代表される感光性樹脂よりもヤング
率の大きなフィラー11を混合し感光性樹脂のみで形成
したときよりも蓋体4のヤング率を大きくする。包囲壁
3よりも蓋体4のヤング率を大きくすることにより蓋体
4が自重で変形し弾性表面波デバイスパターン2に接触
しデバイス特性を劣化させるのを防止するとともに、柔
軟な包囲壁3により蓋体4と圧電基板1の熱応力の差な
どによって生じる応力を緩和し、また不要な弾性表面波
を減衰させる効果が得られる。
【0032】以上のように構成されたデバイスチップ
は、取り出し電極12とワイヤーボンディング用金属細
線を用いて電気的に接続し、パッケージ13により気密
封止する。
は、取り出し電極12とワイヤーボンディング用金属細
線を用いて電気的に接続し、パッケージ13により気密
封止する。
【0033】従来、大型の弾性表面波デバイスにおいて
蓋体の変形によるデバイスの特性不良が生じることがあ
ったが、本発明の構成を取れば蓋体の変形を防止し信頼
性の高い弾性表面波デバイスが得られる。
蓋体の変形によるデバイスの特性不良が生じることがあ
ったが、本発明の構成を取れば蓋体の変形を防止し信頼
性の高い弾性表面波デバイスが得られる。
【0034】(実施の形態5)図6は本発明による弾性
表面波デバイスの第5の実施の形態の構成図を示す。こ
こで、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、水晶な
どの圧電基板1の上に、アルミニウムあるいはアルミニ
ウム合金で弾性表面波デバイスパターン2が設けられて
おり、弾性表面波が伝搬する部分を囲み、かつ電気信号
を取り出すボンディングパッドの部分を取り除いた部分
に感光性樹脂からなる包囲壁3及び弾性表面波が伝搬す
る部分の上方空間を覆う感光性樹脂からなる蓋体4を設
ける。さらに蓋体上に支持材14を支持材14の一方が
包囲壁3の上方にあり、かつ他方が弾性表面波デバイス
パターン2の上方に位置するように設ける。支持材14
の素材にはタルク[Mg3(Si4O10)(OH)2]や酸化
珪素[SiO2]などに代表される感光性樹脂よりも熱
膨張係数の小さなフィラー11を混合し感光性樹脂のみ
で形成したときよりも熱膨張係数を小さくする。蓋体4
よりも支持材14の熱膨張係数を小さくすることにより
環境温度が上昇したときに蓋体4と支持材14との間に
熱膨張係数の差に起因する応力が蓋体4の中央部を上方
に引き上げる方向に生じ蓋体4の中央部が上方に膨ら
み、膨張した蓋体4と弾性表面波デバイスパターン2の
接触による弾性表面波デバイスの特性劣化を防止するこ
ととなる。
表面波デバイスの第5の実施の形態の構成図を示す。こ
こで、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、水晶な
どの圧電基板1の上に、アルミニウムあるいはアルミニ
ウム合金で弾性表面波デバイスパターン2が設けられて
おり、弾性表面波が伝搬する部分を囲み、かつ電気信号
を取り出すボンディングパッドの部分を取り除いた部分
に感光性樹脂からなる包囲壁3及び弾性表面波が伝搬す
る部分の上方空間を覆う感光性樹脂からなる蓋体4を設
ける。さらに蓋体上に支持材14を支持材14の一方が
包囲壁3の上方にあり、かつ他方が弾性表面波デバイス
パターン2の上方に位置するように設ける。支持材14
の素材にはタルク[Mg3(Si4O10)(OH)2]や酸化
珪素[SiO2]などに代表される感光性樹脂よりも熱
膨張係数の小さなフィラー11を混合し感光性樹脂のみ
で形成したときよりも熱膨張係数を小さくする。蓋体4
よりも支持材14の熱膨張係数を小さくすることにより
環境温度が上昇したときに蓋体4と支持材14との間に
熱膨張係数の差に起因する応力が蓋体4の中央部を上方
に引き上げる方向に生じ蓋体4の中央部が上方に膨ら
み、膨張した蓋体4と弾性表面波デバイスパターン2の
接触による弾性表面波デバイスの特性劣化を防止するこ
ととなる。
【0035】以上のように構成されたデバイスチップ
は、取り出し電極12とワイヤーボンディング用金属細
線を用いて電気的に接続し、パッケージ13により気密
封止する。
は、取り出し電極12とワイヤーボンディング用金属細
線を用いて電気的に接続し、パッケージ13により気密
封止する。
【0036】従来、弾性表面波デバイスにおいて蓋体の
熱膨張により蓋体と弾性表面波デバイスパターンの接触
が生じデバイスの特性不良が生じることがあったが、本
発明の構成を取れば蓋体と弾性表面波デバイスパターン
の接触を防止し信頼性の高い弾性表面波デバイスが得ら
れる。
熱膨張により蓋体と弾性表面波デバイスパターンの接触
が生じデバイスの特性不良が生じることがあったが、本
発明の構成を取れば蓋体と弾性表面波デバイスパターン
の接触を防止し信頼性の高い弾性表面波デバイスが得ら
れる。
【0037】(実施の形態6)図7は本発明による弾性
表面波デバイスの第6の実施の形態の構成図を示す。こ
こで、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、水晶な
どの圧電基板1の上に、アルミニウムあるいはアルミニ
ウム合金で弾性表面波デバイスパターン2が設けられて
おり、弾性表面波が伝搬する部分を囲み、かつ電気信号
を取り出すボンディングパッドの部分を取り除いた部分
に感光性樹脂からなる包囲壁3及び弾性表面波が伝搬す
る部分の上方空間を覆う感光性樹脂からなる蓋体4を設
ける。さらに蓋体4及び包囲壁3の外表面にアルミニウ
ムなどの金属膜15を設け、弾性表面波デバイスパター
ン2の上方に位置する部分の金属膜15に十字状の間隙
を設ける。そして金属膜15の少なくとも一カ所を弾性
表面波デバイスパターン2の接地電極と接続する。
表面波デバイスの第6の実施の形態の構成図を示す。こ
こで、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、水晶な
どの圧電基板1の上に、アルミニウムあるいはアルミニ
ウム合金で弾性表面波デバイスパターン2が設けられて
おり、弾性表面波が伝搬する部分を囲み、かつ電気信号
を取り出すボンディングパッドの部分を取り除いた部分
に感光性樹脂からなる包囲壁3及び弾性表面波が伝搬す
る部分の上方空間を覆う感光性樹脂からなる蓋体4を設
ける。さらに蓋体4及び包囲壁3の外表面にアルミニウ
ムなどの金属膜15を設け、弾性表面波デバイスパター
ン2の上方に位置する部分の金属膜15に十字状の間隙
を設ける。そして金属膜15の少なくとも一カ所を弾性
表面波デバイスパターン2の接地電極と接続する。
【0038】このようにすることにより環境温度が上昇
したときに蓋体4と金属膜15との間に熱膨張係数の差
に起因する応力が蓋体4の中央部を上方に引き上げる方
向に生じ十字状の間隙を設けた部分の蓋体4が上方に膨
らみ、膨張した蓋体4と弾性表面波デバイスパターン2
の接触による弾性表面波デバイスの特性劣化を防止する
こととなる。さらに接地された金属膜15が電磁シール
ドの機能を有するので不要な電磁波の放射を低減するこ
とができる。ここで、十字状の間隙はデバイスの動作周
波数における電波の波長に比べて十分に狭い幅とするこ
とにより間隙がシールド効果を損なうことが防止され
る。
したときに蓋体4と金属膜15との間に熱膨張係数の差
に起因する応力が蓋体4の中央部を上方に引き上げる方
向に生じ十字状の間隙を設けた部分の蓋体4が上方に膨
らみ、膨張した蓋体4と弾性表面波デバイスパターン2
の接触による弾性表面波デバイスの特性劣化を防止する
こととなる。さらに接地された金属膜15が電磁シール
ドの機能を有するので不要な電磁波の放射を低減するこ
とができる。ここで、十字状の間隙はデバイスの動作周
波数における電波の波長に比べて十分に狭い幅とするこ
とにより間隙がシールド効果を損なうことが防止され
る。
【0039】以上のように構成されたデバイスチップ
は、取り出し電極12とワイヤーボンディング用金属細
線を用いて電気的に接続し、パッケージ13により気密
封止する。
は、取り出し電極12とワイヤーボンディング用金属細
線を用いて電気的に接続し、パッケージ13により気密
封止する。
【0040】従来、弾性表面波デバイスにおいて蓋体の
熱膨張により蓋体と弾性表面波デバイスパターンの接触
が生じデバイスの特性不良が生じることがあったが、本
発明の構成を取れば蓋体と弾性表面波デバイスパターン
の接触が防止され、さらに従来は弾性表面波デバイスを
気密封止するパッケージで行っていた電磁シールドをデ
バイスチップ上で行うことができるのでパッケージの低
廉化をはかることができ信頼性が高く、かつ安価な弾性
表面波デバイスが得られる。
熱膨張により蓋体と弾性表面波デバイスパターンの接触
が生じデバイスの特性不良が生じることがあったが、本
発明の構成を取れば蓋体と弾性表面波デバイスパターン
の接触が防止され、さらに従来は弾性表面波デバイスを
気密封止するパッケージで行っていた電磁シールドをデ
バイスチップ上で行うことができるのでパッケージの低
廉化をはかることができ信頼性が高く、かつ安価な弾性
表面波デバイスが得られる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、小型で安
価でかつ信頼性の高いパッケージを有した弾性表面波デ
バイスが得られる。
価でかつ信頼性の高いパッケージを有した弾性表面波デ
バイスが得られる。
【図1】本発明による弾性表面波デバイスの一実施の形
態による断面図
態による断面図
【図2】本発明による弾性表面波デバイスの図1の一実
施の形態による最終形状の断面図
施の形態による最終形状の断面図
【図3】本発明による弾性表面波デバイスの第2の実施
の形態による断面図
の形態による断面図
【図4】本発明による弾性表面波デバイスのさらに第3
の実施の形態による断面図
の実施の形態による断面図
【図5】本発明による弾性表面波デバイスのさらに第4
の実施の形態による構成図
の実施の形態による構成図
【図6】本発明による弾性表面波デバイスのさらに第5
の実施の形態による構成図
の実施の形態による構成図
【図7】本発明による弾性表面波デバイスのさらに第6
の実施の形態による構成図
の実施の形態による構成図
1 圧電基板 2 弾性表面波デバイスパターン 3 包囲壁 4 蓋体 5 リードフレーム 6,7,8,10 封止樹脂 9 レーザー光線 11 フィラー 12 取り出し電極 13 パッケージ 14 支持材 15 金属膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 隆史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高山 了一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (16)
- 【請求項1】 圧電基板上に形成された少なくとも1つ
の弾性表面波デバイスパターンを囲んだ包囲壁と、前記
包囲壁及び前記弾性表面波デバイスパターンの上方空間
を覆う蓋体を有し、前記包囲壁と前記蓋体が異なる材料
によってなる弾性表面波デバイス。 - 【請求項2】 前記包囲壁が感光性を有し、かつ有機溶
剤によって現像される材質よりなり、前記蓋体が感光性
を有し、かつアルカリ溶液によって現像される材質より
なる請求項1記載の弾性表面波デバイス。 - 【請求項3】 前記包囲壁が感光性を有する材質によっ
てなり、前記蓋体が非感光性の材質からなる請求項1記
載の弾性表面波デバイス。 - 【請求項4】 前記蓋体の加工にレーザー光線を用いる
ことを特徴とする請求項3記載の弾性表面波デバイスの
製造方法。 - 【請求項5】 前記蓋体の素材が前記包囲壁の素材より
もヤング率の大きい材質からなることを特徴とする請求
項1に記載の弾性表面波デバイス。 - 【請求項6】 前記蓋体の素材がベース樹脂よりもヤン
グ率の大きいフィラーを含有する感光性樹脂であること
を特徴とする請求項5に記載の弾性表面波デバイス。 - 【請求項7】 前記フィラーがタルクであることを特徴
とする請求項6に記載の弾性表面波デバイス。 - 【請求項8】 圧電基板上に形成された少なくとも1つ
の弾性表面波デバイスパターンを囲んだ包囲壁と、前記
包囲壁及び前記弾性表面波デバイスパターンの上方空間
を覆う蓋体を有し、前記蓋体上に前記蓋体よりも熱膨張
係数の小さい材質からなる支持材を支持材の一方が前記
包囲壁の上方にあり、かつ他方が前記弾性表面波デバイ
スパターンの上方に位置するように設けたことを特徴と
する弾性表面波デバイス。 - 【請求項9】 前記支持材の素材が前記包囲壁の素材よ
りも熱膨張係数の小さいフィラーを含有する感光性樹脂
であることを特徴とする請求項8に記載の弾性表面波デ
バイス。 - 【請求項10】 前記フィラーがタルクであることを特
徴とする請求項9に記載の弾性表面波デバイス。 - 【請求項11】 圧電基板上に形成された少なくとも1
つの弾性表面波デバイスパターンを囲んだ樹脂からなる
包囲壁と、前記包囲壁及び前記弾性表面波デバイスパタ
ーンの上方空間を覆う樹脂からなる蓋体を有し、前記蓋
体及び前記包囲壁の外表面に金属膜を設け、前記弾性表
面波デバイスパターンの上方に位置する前記金属膜の少
なくとも一部分に十字状の間隙を設け、前記金属膜を接
地したことを特徴とする弾性表面波デバイス。 - 【請求項12】 請求項1記載の弾性表面波デバイスを
リードフレームに接着し、ワイヤーボンディングにより
電気的接続を取った後、前記圧電基板、前記包囲壁、前
記蓋体及び前記ワイヤーボンディング部分の周囲の少な
くとも前記包囲壁及び前記蓋体を覆う第1の領域と、少
なくとも前記第1の領域とワイヤーボンディング用金属
細線を覆うように設けた第2の領域に分割し、前記第2
の領域を被覆する前記樹脂の注入圧力よりも低い注入圧
力で前記第1の領域に前記樹脂を注入し被覆することを
特徴とする弾性表面波デバイスの製造方法。 - 【請求項13】 前記樹脂で被覆される領域を、少なく
とも前記包囲壁及び前記蓋体を覆う第1の領域と、少な
くとも前記第1の領域を覆うように設けた第2の領域に
分割し、前記第1の領域を被覆する前記樹脂と前記第2
の領域を被覆する前記樹脂が異なる材料であることを特
徴とする請求項12記載の弾性表面波デバイス。 - 【請求項14】 前記包囲壁を形成する樹脂及び前記蓋
体を形成する樹脂よりも硬い樹脂で前記第1の領域を被
覆したことを特徴とする請求項13記載の弾性表面波デ
バイス。 - 【請求項15】 前記第1の領域の被覆をポッティング
で行うことを特徴とする請求項13記載の弾性表面波デ
バイスの製造方法。 - 【請求項16】 前記第1の領域の被覆をスプレーによ
る吹き付けで行うことを特徴とする請求項13記載の弾
性表面波デバイスの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9123676A JPH1093383A (ja) | 1996-05-15 | 1997-05-14 | 弾性表面波デバイス及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11986596 | 1996-05-15 | ||
| JP8-119865 | 1996-05-15 | ||
| JP9123676A JPH1093383A (ja) | 1996-05-15 | 1997-05-14 | 弾性表面波デバイス及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1093383A true JPH1093383A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=26457528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9123676A Pending JPH1093383A (ja) | 1996-05-15 | 1997-05-14 | 弾性表面波デバイス及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1093383A (ja) |
Cited By (14)
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-
1997
- 1997-05-14 JP JP9123676A patent/JPH1093383A/ja active Pending
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