JPH1094754A - 記録媒体及びその製造方法 - Google Patents
記録媒体及びその製造方法Info
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- JPH1094754A JPH1094754A JP9106375A JP10637597A JPH1094754A JP H1094754 A JPH1094754 A JP H1094754A JP 9106375 A JP9106375 A JP 9106375A JP 10637597 A JP10637597 A JP 10637597A JP H1094754 A JPH1094754 A JP H1094754A
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Abstract
からなる多孔質層を基材上に形成した記録媒体、インク
受容層の厚さが薄くて安価で高品質の光沢度の高い記録
媒体、及びそれらの製造方法を提供する。 【解決手段】基材上に、アルミナ水和物粒子と平均粒径
0.005〜0.1μmのノニオン型又はカチオン型の
非水溶性樹脂粒子とを含む多孔質層を有する記録媒体。
Description
ンクジェット用記録媒体及びその製造方法に関する。
ション用として、従来のスライドプロジェクタに代わ
り、オーバーヘッドプロジェクタの使用が主流になって
きている。また印刷の分野でも、各種の出版物や包装等
の用途で、透明な印刷物が求められてきている。これら
の透明なフィルムへの印字、印刷は、基材であるフィル
ム自体に吸収性がないため、一般の紙面上に行う印刷に
比べ、印刷の速度や乾燥の面で特別な配慮が必要であ
る。
−320877には、透明で、吸収性を有さない基材上
に、アルミナ水和物からなるインク受容層を設けた記録
シートが、記録媒体として好適に使用できることが報告
されている。この記録シートは、ポリエチレンテレフタ
レート(以下PETという)等の透明な基材上に、主と
してインク中の色素を吸収定着する多孔性アルミナ水和
物からなる層を設けたものである。この多孔性アルミナ
水和物層は、ベーマイト結晶粒子からなるアルミナゾル
とポリビニルアルコール系バインダからなる塗工液とを
基材に塗布し、乾燥することにより形成される。
ール系バインダからなる塗工液は、粘度が経時的に上昇
しやすく、特に固形分濃度の高い塗工液の場合は取り扱
い性が悪く、塗布作業等が困難であった。また、塗工液
の粘度の上昇を抑制するために高温に保持した場合、特
に、連続塗布作業時には、塗工機のコータヘッドの局部
に、蒸発によるゲル化物及び凝集物が蓄積し、これらの
蓄積物が記録シートの外観欠点の原因になる問題があっ
た。
ク受容層は、紙基材上に形成することもでき、特にキャ
ストコート、カレンダリング等の方法を用いることによ
り、平滑な表面を有し、光沢度の高い光沢紙を得ること
ができる。しかしこの光沢紙のインク吸収性と色再現性
を高くするためには、インク受容層の厚さが20μm以
上必要であり、低価格化が要求されている光沢紙の市場
においては充分に対応できなかった。これは、インク受
容層と紙基材の間のインクの移行速度が遅いため、イン
ク受容層のみでインクの大部分を吸収する必要があるた
めである。
的に安定で連続作業が可能なアルミナ塗工液を使用し
て、画質に優れた記録媒体を提供することを目的とす
る。また、本発明は、インク受容層と基材の間のインク
の移行速度が速く、インク受容層の厚さが15μm以
下、さらには10μm以下でもインク吸収性が高く、色
濃度が高く、光沢度の高い記録媒体、特には高品質の光
沢紙を提供することを目的とする。
ルミナ水和物粒子と平均粒径0.005〜0.1μmの
ノニオン型又はカチオン型の非水溶性樹脂粒子とを含む
多孔質層を有することを特徴とする記録媒体を提供す
る。
記録媒体の表面に塗布して多孔質層を形成したとき、イ
ンク中の溶媒等を効果的に吸収できるものであればいず
れのものを用いてもよいが、ベーマイト(AlOOH)
が特に好ましい。その二次凝集径としては、透明な多孔
質アルミナ水和物層を形成するためにも、色濃度が高い
記録物を得るためにも、100〜200nmであること
が好ましい。
和物粒子はアルミナゾルから形成されることが好まし
く、特にゾル粒子がベーマイトであることが好ましい。
また、平均粒径0.005〜0.1μmのノニオン型又
はカチオン型の非水溶性樹脂粒子は、水系の分散液とし
て前記アルミナゾルに混合することが好ましい。該混合
液は、分散性に優れ、粘度が低い。この混合液を基材上
に塗布すると、透明性の高い多孔質層が形成できる。こ
のとき、樹脂粒子はバインダとして機能する。
形成し、この凝集粒子を基材上に塗工して多孔質層を形
成することもできる。このとき、この凝集粒子は前記樹
脂粒子とは別の有機バインダとともに基材上に塗工する
ことが好ましい。多孔質層を凝集粒子によって形成する
ことにより、多孔質層から基材へのインクの移行速度が
速くなり、基材自体にインク吸収性がある場合、塗工層
の厚さが15μm以下であってもインク吸収性が良好
で、色素の定着性が高い記録媒体を得ることができる。
さらには塗工層の厚さを10μm以下とすることもでき
る。ここでインク吸収性がある基材としては、印刷用紙
用の上質紙、情報用紙用の上質フォーム紙、PPC紙、
又はこれらと同等のインク吸収性を有する紙等が好まし
い。
非水溶性樹脂粒子の分散液との混合液は、噴霧乾燥によ
って急速に乾燥されることが好ましい。急速乾燥によっ
て得られる凝集粒子は、平均粒径が1〜20μmである
ことが好ましい。1μm未満であると、多孔質層から紙
基材へのインクの移行速度が遅くなり、多孔質層の厚さ
を薄くしたときの記録媒体のインクの吸収性が不充分に
なるおそれがある。また、20μmを超えると記録媒体
の表面に凹凸が生じやすく、光沢度が低くなるおそれが
あるので好ましくない。より好ましくは1〜15μmで
ある。
使用するが、凝集粒子の粒径を上記範囲とするために
は、加圧式二流体ノズル方式のスプレードライヤを使用
することが好ましい。
とき、本発明によれば凝集粒子自体が耐水性を有するの
で、凝集粒子はその凝集状態を維持したまま水に分散さ
れる。さらにこの水分散液には、有機バインダを加えて
塗工液とされることが好ましい。
ルコール及びその変成物、でんぷん及びその変成物、S
BRラテックス(スチレン−ブタジエン共重合体ゴムラ
テックス)、NBRラテックス(アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体ゴムラテックス)、カルボキシセルロ
ース、ポリビニルピロリドン等の水溶性高分子を使用で
きる。有機バインダの使用量は、塗工液中に含有される
凝集粒子を形成するアルミナ水和物粒子の5〜50重量
%程度を採用することが好ましい。バインダの使用量が
5重量%未満の場合は層強度が不充分になるおそれがあ
り、逆に50重量%を超えるとインクの吸収性又は染料
の吸着性が不充分になるおそれがある。
形成された記録媒体は、JIS Z8741に規定され
る60°鏡面光沢度が30%以上であることが好まし
い。60°鏡面光沢度が40%以上であるとさらに好ま
しい。特に基材が紙である場合は、光沢紙として使用で
きる。
法としては、基材表面に前記塗工液を塗布し、該塗布層
に表面が平滑な型を押しつけて乾燥した後、型を剥離す
ることにより基材上に塗工層を形成する。表面が平滑な
型は、塗布層中の水分量が固形分量に対して好ましくは
100〜450重量%になるまで乾燥した後に剥離する
ことが好ましい。また、表面が平滑な型はあらかじめ5
0〜150℃に加熱しておくことが好ましく、表面が平
滑な型を線圧2〜50kg/cmで塗工層に密着させ、
乾燥した後、型を剥離することが好ましい。
は、バッチ式だけでなく、例えば回転するロールを表面
が平滑な型として使用し、連続式で行うこともでき、基
材上への塗工液の塗布、型押しを続けて連続作業として
行うこともできる。
滑な型の表面に塗工液を塗布した後、その塗布層を形成
した面に基材を押しつけ、乾燥してアルミナ水和物層を
形成し、次いで型を剥離して型から基材にアルミナ水和
物層を転写、移行させることによっても得られる。型の
材質としては、PET、ポリカーボネート等のプラスチ
ック、又は金属等が、特に限定されず採用できる。
1μmのノニオン型又はカチオン型の非水溶性樹脂粒子
の含有量は、アルミナ水和物粒子に対して固形分換算で
2〜50重量%であることが好ましい。50重量%を超
えると多孔質層のインク吸収性を阻害するおそれがある
ので好ましくない。また、2重量%未満では、バインダ
として使用する場合には機械的強度が不充分になり、凝
集粒子を形成する場合には凝集粒子を水に分散したとき
に凝集粒子の凝集状態を保てず、多孔質層の厚さを薄く
すると記録媒体のインク吸収性が不充分となるおそれが
あるので好ましくない。特にバインダとして使用する場
合、より好ましくは5〜50重量%であり、凝集粒子を
形成する場合は2〜35重量%である。
有さないノニオン型のもの、又は表面に正電荷を有する
カチオン型の樹脂粒子であることが必要である。特に、
カチオン型が好ましい。これらノニオン型又はカチオン
型樹脂粒子は、pH8以下、好ましくはpH6以下の酸
性下にて安定な水分散液を形成する。
クリル重合体(本発明ではアクリル重合体にはメタクリ
ル重合体も含む)からなるものが好ましく使用される。
カチオン型の樹脂粒子は、例えばアミンや4級アンモニ
ウム等の基を有しており、それらの基の電離により正の
電荷が得られている。このようなカチオン型のアクリル
重合体のうち、分子量10,000以上のものが、アル
ミナ水和物層の耐水性及び耐候性の観点から好ましい。
アクリル酸塩等からなるアニオン型のアクリル重合体の
場合は、静電的な理由によるアルミナ水和物の凝集が起
こり、安定な塗工液は得られないおそれがある。また、
アルキルアクリレート等のアクリル酸エステル等からな
る、一般的なノニオン型のアクリル重合体の場合、重合
体自体の機械的強度は充分であるが、アルミナ水和物層
とPET等の基材との接着性の面で劣るおそれがある。
の樹脂粒子が、多孔質層の機械的強度及び基材との接着
性の観点から好ましい。コア部分はアルキルアクリレー
ト等のアクリル酸エステルを重合単位として有する重合
体からなることが好ましい。シェル部分は例えば、N,
N−ジメチルアミノエチルアクリレート又はN,N−ジ
メチル−N’−アクリロイル−プロパン−1,3−ジア
ミン等の、3級アミノ基等を有するアクリル酸エステル
やアクリルアミド等のアクリル酸誘導体を重合単位とし
て有する重合体をカチオン化した重合体からなることが
好ましい。4級アンモニウムカチオン等を有するカチオ
ン型のアクリル酸誘導体等を重合単位として有する重合
体でもよい。本発明において、非水溶性樹脂粒子は、5
〜50重量%の水系分散液の形態で用いるのが好まし
い。
0.005〜0.1μmである。平均粒径が上記範囲よ
り大きいと、多孔質層が不透明になり、基材が透明であ
っても記録媒体は透明にならない。また、基材が不透明
な場合でも、基材の質感を損なわない高品質な画像を得
ることができない問題が生じ得る。逆に、平均粒径が上
記範囲より小さいと、バインダとして用いる場合特に機
械的強度が不充分となる。好ましくは0.01〜0.0
5μmである。
粒子と平均粒径0.005〜0.1μmのノニオン型又
はカチオン型の非水溶性樹脂粒子とから多孔質層を形成
する場合、その細孔構造は、実質的に半径が1〜20n
mの細孔からなることが好ましい。さらに、細孔容積が
0.3〜1.2ml/gである場合は充分な吸収性を有
し、かつ多孔質層も透明性があるので好ましい。このと
き、基材が透明であれば透明な記録媒体が得られる。基
材が不透明である場合にも、基材の質感を損なわない高
品質な画像を得ることができる。なお、本明細書におけ
る細孔径分布の測定は、窒素吸脱着法による。
水和物層の平均細孔半径が4.5〜9.0nmであるこ
とが好ましく、さらにその平均細孔半径の±1nmの半
径を有する細孔の容積が全細孔容積の50%以上である
と、特に色素の定着性と透明性の両立の観点から好まし
い。
0.1μmのノニオン型又はカチオン型の非水溶性樹脂
粒子をバインダとし、該樹脂粒子とアルミナ水和物粒子
とからなる塗工液は、調製された後、常温5〜35℃に
保持される。この塗工液は粘度の経時変化が小さく安定
であるため、塗工液をセッティングした状態で長期の連
続塗布が可能である。また、この塗工液には、上記の樹
脂粒子以外にバインダやその他の添加成分を必要に応じ
て含むことができる。
コータ、ロッドコータ、ブレードコータ、コンマコー
タ、ロールコータ、ダイコータ、エアナイフコータ、フ
ローティングナイフコータ等を用いて塗布するのが好ま
しい。塗工層の厚さは、各プリンタ等の仕様、記録に用
いられるインクやその溶剤の種類、インク量等によって
適宜選択できる。
物と非水溶性樹脂粒子とを含む層単層でもよいが、表面
の耐擦傷性を向上させるため、アルミナ水和物と非水溶
性樹脂粒子とを含む層の上に、シリカゾルを塗布して形
成したシリカ層を設けることもできる。また、アルミナ
水和物と非水溶性樹脂粒子とを含む層の厚さが薄い場
合、インクジェット印字により形成されるドット径を最
適化するために、アルミナ水和物からなる表面層を設け
ることもできる。ここで、アルミナ水和物からなる表面
層は、本発明におけるアルミナ水和物と非水溶性樹脂粒
子とを含む層と同じでも異なってもよい。このシリカ又
はアルミナ水和物からなる表面層には、必要に応じて撥
水性又は親水性を有する物質を混合することもできる。
型又はカチオン型の非水溶性樹脂粒子の水系分散液との
混合液の粘度上昇が抑制されて安定になる機構は明確に
はわからないが、粒子状の形態である非水溶性樹脂がア
ルミナゾルと相互作用をしていることにより、粘度が適
当に調整されるものと思われる。
を塗布、乾燥した後に得られる多孔質アルミナ水和物層
の構造は明確にはわからないが、平均粒径が小さい樹脂
粒子を使用することにより、特には樹脂粒子の平均粒径
をアルミナ水和物粒子の二次凝集径に比べて小さくする
ことにより、適正な多孔質層が形成され、透明なアルミ
ナ水和物層が得られると考えられる。
からなる塗工液によってインク吸収性のある基材上に厚
さの薄い多孔質層を形成する場合、大きな細孔を有する
多孔質層が得られるので、多孔質層から基材へのインク
の移行速度が高まる。一方、凝集粒子はアルミナ水和物
粒子が均一に分散した粒子であるため、色素の定着性が
高く、色再現性に優れるものと思われる。本発明の記録
媒体は、特にインクジェットプリンタに適した記録媒体
である。
る。以下において、アルミナゾルの固形分濃度は、14
0℃で乾燥し恒量となった固形物を基に算出した濃度を
いう。また、例6〜10において、光沢度は日本電色社
製グロスメーター300Aを用いて角度60°にて測定
した。
性の評価として、凝集粒子を水にさらしたときに凝集粒
子の凝集状態が維持される割合で評価することにした。
具体的には下記に定義したとおりの凝集化率を評価基準
とした。
た凝集粒子を入れ、さらに50gの水を加えて撹拌して
前記凝集粒子を水に分散させた。これを2000rpm
で5分遠心分離器にかけた後、上澄み液を除去して残っ
た沈降物を乾燥し、その乾燥した沈降物の重量の、初め
の乾燥させた凝集粒子の重量に対する割合を百分率で表
したものを凝集化率とした。すなわち、凝集化率(%)
=(沈降物重量/2)×100である。
ポキシドを加水分解して得られた沈殿を解膠して、平均
二次凝集径が170nmであるアルミナ水和物粒子を1
9重量%含むアルミナゾルを得た。次いで、このアルミ
ナゾル500gに、固形分濃度30重量%のカチオン型
アクリル系樹脂粒子の水系分散液(大成化工社製アクリ
ットUW−129EX、平均粒径0.01μm)95g
を加えて撹拌混合し、塗工液とした。この塗工液の粘度
は20℃において45cPで、12時間保持した後も粘
度の上昇はみられなかった。次いで、バーコータにより
厚さが100μmの透明なPET上にこの塗工液を塗
布、乾燥して、多孔性アルミナ水和物層を有する透明な
記録シートを得た。
ル500gに、固形分濃度40重量%のアニオン型アク
リル/ウレタン・樹脂粒子の水系分散液(大成化工社製
アクリットWEM−141、平均粒径0.1μm)7
1.3gを加えて撹拌混合した。添加終了直後に、ゲル
状の凝集物が沈降して、安定な塗工液は得られなかっ
た。
ゾル500gに、固形分濃度39.5重量%のカチオン
型アクリル樹脂粒子の水系分散液(大日本インキ化学工
業社製ボンコートSFC−241、平均粒径0.2μ
m)72.2gを加えて撹拌混合し、塗工液とした。こ
の塗工液の粘度は、20℃のとき52.5cPであっ
た。8時間保持した後の粘度は、ほとんど上昇がみられ
ず安定していた。次いで、例1と同じ方法により、この
塗工液をバーコータで厚さ100μmの透明なPET上
に塗布・乾燥して、多孔性アルミナ水和物層を有する記
録シートを得た。この記録シートは白色であり、透明な
ものとならなかった。
ポキシドを加水分解して得られた沈殿を解膠して、平均
二次凝集径が190nmであるアルミナ水和物粒子を2
0重量%含むアルミナゾルを得た。次いで、このアルミ
ナゾル600gに例1と同じカチオン型アクリル系樹脂
の水系分散液120gを加えて撹拌混合し、塗工液とし
た。この塗工液の粘度は23℃において43cPであっ
た。次いで、バーコータにより厚さが100μmのPE
T上にこの塗工液を塗布、乾燥して厚さが30μmの多
孔性アルミナ水和物層を有する記録シートを得た。
雨による暴露テストを実施した。暴露3か月後におい
て、多孔性アルミナ水和物層は塗布、乾燥直後と同じ形
態が維持されており、記録シートの劣化は見られなかっ
た。
ル600gを55℃に加温し、ポリビニルアルコール
(クラレ社製PVA−124)をアルミナ水和物粒子に
対し11重量%添加し、さらに水を加えて撹拌混合し、
固形分濃度16.5重量%の塗工液を得た。この塗工液
の粘度は55℃において52cPであった。この塗工液
を用い、例4と同様にして厚さ30μmの多孔性アルミ
ナ水和物層を有する記録シートを得た。
験を行ったところ、1か月後から多孔性アルミナ水和物
層の全面にクラックが入り、暴露3か月後にはPETか
らアルミナ水和物層が剥離した。
ルを100重量部(固形分)に、例1と同じカチオン型
アクリル系樹脂の水系分散液を5重量部(固形分)加
え、さらに水を加えて固形分濃度10重量%の調合液を
調製した。この調合液を加圧式二流体ノズル方式のスプ
レードライヤ(ヤマト科学社製、パピルスGB22)を
用いて急速乾燥し、乾燥凝集粒子を得た。このときの凝
集粒子の平均粒径は6μm、凝集化率は90%であっ
た。
部を撹拌しつつ加えて完全に分散させ、バインダとして
ポリビニルアルコール(信越化学工業社製、MA26G
P)を凝集粒子に対して10重量%になるように加え、
さらに水を加えて固形分濃度16.5重量%の塗工液と
した。この塗工液を坪量157g/m2 の上質紙からな
る基材上に乾燥塗工量8g/m2 になるようにバーコー
タで塗工した。塗工直後の水分量は、塗布層中の固形分
量に対し、重量比で506%であった。これを乾燥して
水分量を300%まで減じた。
する型を線圧10〜20kg/cmで密着させ、乾燥し
た後、鏡面を剥離して塗工紙を得た。この塗工紙の塗工
層の厚さは10μm、60゜鏡面光沢度は42%であっ
た。
樹脂の水系分散液の添加量を10重量部(固形分)にし
た以外は例6と同様にして、平均粒径が6μm、凝集化
率94%の凝集粒子を得た。この凝集粒子を用いて例6
と同様にして塗工層の厚さが10μm、60゜鏡面光沢
度が40%の塗工紙を得た。
を凝集粒子に対して11重量%になるように添加した以
外は例4と同様にして、固形分濃度16.5重量%の塗
工液を得た。この塗工液を厚さ100μmのPETフィ
ルムに、バーコータを用いて乾燥塗工量が8g/m2 に
なるように塗工した。塗工直後の水分量は、塗布層中の
固形分量に対し、506重量%であった。これを乾燥し
て水分量を370重量%まで減じた。
/m2 の上質紙を密着させた後、塗工層の水分量が固形
分量に対して5重量%以下になるまで乾燥し、PETフ
ィルムを剥離した。塗工層は完全に紙に移行し、塗工紙
が得られた。この塗工紙の塗工層の厚さは10μm、6
0゜鏡面光沢度は41%であった。
樹脂を使用せずにアルミナゾルのみを用い、固形分濃度
10重量%になるように水を添加した以外は例6と同様
にして凝集粒子を得た。この凝集粒子の平均粒径は6μ
m、凝集化率は0%であった。この凝集粒子を用いて例
6と同様にして塗工層の厚さが10μm、60゜鏡面光
沢度が43%の塗工紙を得た。
系樹脂の水系分散液として例3と同じ分散液を用いた以
外は例7と同様にして凝集粒子を得た。この凝集粒子の
平均粒径は6μm、凝集化率は54%であった。この凝
集粒子を用いて例6と同様にして塗工層の厚さが10μ
m、60゜鏡面光沢度が42%の塗工紙を得た。
ンクジェットプリンタ(セイコーエプソン社製、MJ5
00C)を用いて、テストパターンを印字した。印字し
たシートからインクの吸収性、ビーディングの程度をそ
れぞれ1〜5の5段階(1:最悪、5:最良)で相対評
価した。また、シアンとマゼンタについて色濃度を色濃
度計(GRETAG製、SPM1002)で測定した。
結果を表1に示す。
高く、色濃度が高い記録物が得られ、かつ耐水性に優れ
る。また、本発明によれば、経時的安定性が優れ、長期
間保持しても粘度が安定しているアルミナゾル塗工液に
よって記録媒体を形成でき、取り扱い、塗布作業、特に
連続塗布作業を容易にできる。さらに、インク吸収性を
有する基材を用い、塗工層の厚さが薄くても優れたイン
ク吸収性及び密着性を有する光沢度の高い記録媒体、特
には光沢紙を提供することもできる。したがって、安価
で高品質な光沢紙を提供できる。また、特にバインダの
樹脂粒子をカチオン型アクリル重合体にすることによ
り、記録用インク中の色素のにじみを抑制する効果も認
められる。
Claims (8)
- 【請求項1】基材上に、アルミナ水和物粒子と平均粒径
0.005〜0.1μmのノニオン型又はカチオン型の
非水溶性樹脂粒子とを含む多孔質層を有することを特徴
とする記録媒体。 - 【請求項2】非水溶性樹脂粒子の含有量が、アルミナ水
和物粒子の2〜50重量%である請求項1記載の記録媒
体。 - 【請求項3】JIS Z8741に規定される60°鏡
面光沢度が、30%以上である請求項1又は2記載の記
録媒体。 - 【請求項4】多孔質層が、実質的にアルミナ水和物粒子
と平均粒径0.005〜0.1μmのノニオン型又はカ
チオン型の非水溶性樹脂粒子とのみからなり、多孔質層
の細孔構造が実質的に半径1〜20nmの細孔からなり
かつ細孔容積が0.3〜1.2ml/gである請求項1
又は2記載の記録媒体。 - 【請求項5】アルミナゾルと平均粒径0.005〜0.
1μmのノニオン型又はカチオン型の非水溶性樹脂粒子
の水系分散液とを含有する塗工液を基材上に塗工するこ
とを特徴とする記録媒体の製造方法。 - 【請求項6】塗工液が、アルミナゾルとノニオン型又は
カチオン型の非水溶性樹脂粒子とを混合し、急速乾燥し
て得られる凝集粒子を含有する請求項5記載の記録媒体
の製造方法。 - 【請求項7】基材上に塗工液を塗布し、該塗布層に表面
が平滑な型を押しつけて乾燥した後、型を剥離すること
により基材上に塗工層が形成される請求項6記載の記録
媒体の製造方法。 - 【請求項8】表面が平滑な型の表面に塗工液を塗布し、
該塗布層に基材を密着させて乾燥した後、平滑な型を剥
離して塗工層を基材上に移行させる請求項6記載の記録
媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10637597A JP3870281B2 (ja) | 1996-04-24 | 1997-04-23 | インクジェット用記録媒体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10243496 | 1996-04-24 | ||
| JP18096796 | 1996-07-10 | ||
| JP8-180967 | 1996-07-10 | ||
| JP8-102434 | 1996-07-10 | ||
| JP10637597A JP3870281B2 (ja) | 1996-04-24 | 1997-04-23 | インクジェット用記録媒体及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1094754A true JPH1094754A (ja) | 1998-04-14 |
| JP3870281B2 JP3870281B2 (ja) | 2007-01-17 |
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1997
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