JPH1094765A - ボルト清掃装置 - Google Patents

ボルト清掃装置

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Publication number
JPH1094765A
JPH1094765A JP8271329A JP27132996A JPH1094765A JP H1094765 A JPH1094765 A JP H1094765A JP 8271329 A JP8271329 A JP 8271329A JP 27132996 A JP27132996 A JP 27132996A JP H1094765 A JPH1094765 A JP H1094765A
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JP
Japan
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bolt
brushing
target
cleaning device
brush
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Withdrawn
Application number
JP8271329A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Iwai
清 岩井
Hideo Kobayashi
英雄 小林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1094765A publication Critical patent/JPH1094765A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 労力の軽減,作業時間の短縮,ブラシングの
効率化,品質の向上,作業の安全,衛生面の改善。 【解決手段】 対象ボルト01を竪置きで収容するボル
ト収納ラック29と、昇降速度変更調節可能に竪方向に
吊支するボルト吊支手段11と、ボルト回転手段09
と、水平移動手段15,16,17,18,19と、内
部の中心部に竪方向に挿入された対象ボルト01をブラ
シングするように中心対称に複数個(3個)設けられて
径方向に位置移動設定可能であって動力回転駆動される
回転ブラシ05を具備するブラシングチャンバ07と、
集塵装置27と、ブラシング工程を制御させる電子制御
装置とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、RCP
(原子炉一次系循環水ポンプ)の主フランジを締付ける
ボルトを開放して格納容器内で手入れ(ブラシング)す
るなど、大形の装置,機器等の定期点検等で多数個の大
形のボルトを清掃手入れする装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】所定の運転期間後、RCPは格納容器内
でオーバーホールされ清掃されて点検を受けることにな
るが、長期にわたる高温高圧水の環境での運転の結果、
その主フランジを締付けるボルトのねじ部には異物,酸
化物等が固く付着しているのが普通である。従来、この
ブラシング作業は手作業が一般的であり、対象ボルトを
1本づつ適当な盤木上に横たえてボルトのねじ部に対し
て上方からワイヤブラシを押し付けながら腕力で擦るこ
とを繰り返している。ボルトは時々手で回してやって全
周にわたってブラシングをする。普通のワイヤブラシと
しては、図4(A)に示すような歯ブラシ状のものがあ
り、回転ブラシとしては、図4(B)に示す筆ブラシ、
(C)に示すワイヤホイル、(D)に示すカップブラ
シ、(E)に示すベベルブラシ等があり、図4(F),
(G),(H)に示すような例えば圧縮空気駆動のポー
タブルの回転ブラシとして使用されている。
【0003】また、上記のような手作業を改善するもの
として、図5に示すようなブラシング装置が発表されて
いる。図5に示すように、対象ボルト01のねじ部に4
本の歯ブラシ状の非回転ブラシ55を接触させ、圧縮空
気駆動の旋回モータ56で対象ボルト01の外周面に接
触させた非回転ブラシ55を旋回させて擦ることにより
対象ボルト01を清掃するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のボルト清掃装置
は上記のようであるが、図4に示すような歯ブラシ式や
ポータブル動力回転ブラシ式では大きな労力と長い作業
時間がかかり非能率的である。また、対象ボルトの重量
が70kg以上もあれば、ハンドリング(運搬や取り扱
い)に際しての安全上の問題や、ブラシングに伴う粉塵
の発生による衛生上の問題などもあった。また、仕上が
り品質の均一化を図るためにも、作業の機械化や自動化
が必要であるというような課題があった。また、図5に
示すボルト清掃装置ではボルトのハンドリングの問題が
残ることや、非回転ブラシ55を対象ボルト01の周囲
に旋回させて擦らせるだけであり、ブラシで剥がして弾
き飛ばすというような動作はないので、固く付着した異
物や酸化物を効果的に除去することが困難で時間がかか
るというような課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、労力を軽減し作業時間を短縮し、
ブラシングの効率化と仕上がり品質の向上と均質化を図
り、作業の安全性を向上させ、衛生面も改善されたボル
ト清掃装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るボルト清
掃装置は、複数個の対象ボルトを竪置きで収容するボル
ト収納ラックと、内部の中心部に竪方向に挿入された前
記対象ボルトをブラシングするように中心対称に複数個
設けられて径方向に位置移動設定可能であって動力回転
駆動される回転ブラシを具備するブラシングチャンバ
と、前記対象ボルトを昇降速度変更調節可能に竪方向に
吊支するボルト吊支手段と、このボルト吊支手段によっ
て吊支された前記対象ボルトを回転駆動するボルト回転
手段と、前記ボルト吊支手段を前記ボルト収納ラックの
上方全面と前記ブラシングチャンバ上方との間に移動さ
せることができる水平移動手段と、このブラシングチャ
ンバに吸入ホースを接続して設けられた集塵装置と、少
なくとも前記ボルト吊支手段,前記ボルト回転手段,前
記水平移動手段及び前記回転ブラシの移動及び回転の動
作を制御する電子制御装置とを具備し、少なくとも前記
ブラシングチャンバ内に前記対象ボルトを挿入した後、
前記ボルト吊支手段によってねじ部とその他の部分とを
区別した所定の送り速度で軸方向の送りを与えるととも
に前記ボルト回転手段によって回転方向の送りを与えな
がら前記回転ブラシによりブラシングをした後、前記対
象ボルトを抜き出すまでの工程の動作を前記電子制御装
置に指令して制御させるようにしたものである。
【0007】この発明におけるボルト清掃装置のボルト
収納ラックからボルト吊支手段によって対象ボルトを抜
き出して水平移動手段によって移動して、対象ボルトを
ブラシングチャンバの内部の中心部に竪方向に挿入し、
回転ブラシを接触させて回転駆動し、対象ボルトをボル
ト吊支手段によってねじ部とその他の部分とを区別した
所定の送り速度で軸方向の送りを与えるとともに、ボル
ト回転手段によって回転方向の送りを与えながら回転ブ
ラシによりブラシングをすれば、回転ブラシは、対象ボ
ルトのねじ部などの遅い送りが与えられた箇所を重点的
に、かつ、全長全周にわたってブラシングをする。ブラ
シングチャンバから対象ボルトをボルト吊支手段によっ
て抜き出し、点検をして再ブラシングの必要があれば再
度ブラシングチャンバ内に挿入して再度ブラシングを行
い、検査合格であれば水平移動手段によってボルト収納
ラックのその対象ボルトの収納箇所の上に移動して吊り
下ろしてボルト収納ラック内に対象ボルトを収納する。
以上の工程を各対象ボルトについて繰り返す。ブラシン
グの主要工程は電子制御装置により進める。以上の工程
において対象ボルトの姿勢は常に竪方向であるので動作
に無駄がなく円滑迅速に工程を進めることができる。な
お、ブラシングにより発生する粉塵は集塵装置により収
集するので環境を汚染しない。
【0008】また、この発明に係るボルト清掃装置の水
平移動手段は、ボルト吊支手段を横行可能に支持する横
行アームレールと、この横行アームレールに沿ってボル
ト吊支手段を水平方向に移動させる横行駆動手段と、こ
の横行アームレールの一端部を水平旋回可能に片持ち支
持するセンタコラムと、このセンタコラムを中心として
横行アームレールを水平旋回させる旋回手段とからなる
ものである。このような構成とすれば、比較的簡単な構
造でボルト吊支手段を水平面内の所望の箇所に移動させ
ることができる。
【0009】また、この発明に係るボルト清掃装置のセ
ンタコラムは高さが伸縮可能としたものである。このよ
うにすれば、このボルト清掃装置の不使用時の全高が低
くなり、格納や取り扱いなどが便利になる。
【0010】また、この発明に係るボルト清掃装置の回
転ブラシはブラシングチャンバ内に中心対称に3個設け
たものである。回転ブラシは中心対称に複数個設ける
と、ブラシング時に対象ボルトに対する回転ブラシの接
触圧力がバランスして安定的にブラシングを行うことが
できる。しかし、回転ブラシが2個では対象ボルトが逃
げる傾向が生じて安定しない。また、4個以上設けると
それだけ複雑になり、また、回転ブラシが互いに干渉す
るおそれもあるので、3個とすればこれらの問題がすべ
て解消して最も適当である。
【0011】また、この発明に係るボルト清掃装置の少
なくともブラシングチャンバ及び水平移動手段は、安定
脚を有する手押し台車に固定搭載したものである。台車
に固定搭載すれば、このボルト清掃装置の移動や取り扱
いが便利になり、ブラシング作業に使用する時は安定脚
を出して安定させることにより作業を安定して安全に進
めることができる。
【0012】また、この発明に係るボルト清掃装置のボ
ルト収納ラックは、その中に収納された対象ボルトの高
さ位置がブラシングチャンバ内に挿入された対象ボルト
の高さ位置と同じになるように形成するか又は架台を設
けたものである。ボルト収納ラック中に収納された対象
ボルトの高さ位置とブラシングチャンバ内に挿入された
対象ボルトの高さ位置とが同じであれば、対象ボルトを
ボルト収納ラックからブラシングチャンバ内へ移動さ
せ、また、その逆の移動をさせる際に動作距離が最短に
なり、作業時間も最短となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明によるボルト清掃
装置の実施の一形態を図について説明する。図1及び図
2において、01はブラシング清掃される対象ボルト、
02は対象ボルト01の上端に取り付けられた吊りピー
ス、04は吊りヘッド、03は吊りピース02と吊りヘ
ッド04とを連結する吊りピンである。また、09は吊
りヘッド04,吊りピース02等で吊られた対象ボルト
01を回転させるボルト回転モータ、10はボルト回転
モータ09の回転を対象ボルト01に伝達するプーリ、
12は対象ボルト01が吊りヘッド04,吊りピース0
2等を介して連結されるガイド金物13を吊り上げ下ろ
す吊り鋼索、14はガイド金物13の昇降を案内するガ
イドレールである。
【0014】図1において、05は対象ボルト01をブ
ラシング清掃する回転ブラシ、06は回転ブラシ05を
回転駆動するブラシ回転モータ、07は竪型円筒状のブ
ラシングチャンバであり、ブラシングチャンバ07の中
に回転ブラシ05が3個中心対称に設けられ、中心部に
は対象ボルト01が上方から竪方向で挿入される。対象
ボルト01も3個の回転ブラシ05も軸方向が上下方向
になっている。回転ブラシ05は対象ボルト01に対し
て任意に接近させたり離したりさせるように径方向に移
動調節設定可能である。08はブラシングチャンバ07
に設けられた覗き窓である。
【0015】図1において、11はボルト吊支手段であ
るホイストであり、吊り鋼索12を巻き上げ下げして、
対象ボルト01が連結されるガイド金物13を吊り上げ
下げする。昇降速度は極微速から高速まで任意に変更調
節可能である。ホイスト11は電動横行装置15に取り
付けられており、電動横行装置15は横行アームレール
16に吊支されて横行アームレール16に沿って横行
(走行)する。横行アームレール16は十分な曲げ剛性
のあるH型鋼材などで作られており、その一端部は上セ
ンタコラム18の上端部に片持ち支持で取り付けられて
おり、横行アームレール16はアーム旋回モータ17に
より上センタコラム18を中心として旋回可能である。
上センタコラム18は伸縮支持金物23により支持され
て下センタコラム19にテレスコ式に出没伸縮するよう
に昇降可能な構造になっている。この上センタコラム1
8を下センタコラム19から出没伸縮させて昇降させる
装置としてハンドウインチ20,鋼索21,シーブ22
等が設けられている。
【0016】図1において、24は手押し台車であり、
台車24上に、ブラシングチャンバ07,下センタコラ
ム19(上センタコラム18,水平移動手段15,1
6,17等,ボルト吊支手段11,12,13,14等
を含む),ハンドウインチ20等が固定搭載されてい
る。台車24の下面には車輪(キャスタ)25及びアウ
トリガ(張出し安定脚)26が設けられている。27は
集塵装置(電動クリーナ)であり、その吸引ホース28
はブラシングチャンバ07に接続されている。29はボ
ルト収納ラックであり、所要の複数本の対象ボルト01
を竪方向にして前後左右に並べて収納するように区画形
成されている。ボルト収納ラック29は、その中に収納
された対象ボルト01の高さ位置がブラシングチャンバ
07内に最深まで挿入された対象ボルト01の高さ位置
と同じになるように、形成されているか又は架台が設け
られている。このほかに、このボルト清掃装置には図示
しない電子制御装置が設けられている。
【0017】次に、図1及び図2に示すボルト清掃装置
の動作について説明する。例えば、RCP(原子炉一次
系循環水ポンプ)の定期点検等でオーバホールした際、
その主フランジを締付ける長さ1m以上で重さ70kg以
上もある多数のボルトを手入れ(ブラシング)するもの
とする。対象ボルト01には、特にねじ部には異物や酸
化物が固く付着しているのが通常である。分解開放した
清掃すべきこの対象ボルト01をボルト収納ラック29
に収納して、このボルト清掃装置の台車24の横側に持
ってきて置く。台車24も車輪25により移動可能であ
り、適当な作業場所にアウトリガ26を張り出して安定
設置しておく。
【0018】次に、図1及び図2に示すように、ボルト
収納ラック29に収納されている対象ボルト01の上端
に吊りピース02をねじ込んで取り付ける。ポンプを分
解するときに既に取り付けてあればそれでよい。次に、
アーム旋回モータ17で横行アームレール16を旋回さ
せるとともに、電動横行装置15で横行アームレール1
6に沿って走行させて、ガイド金物13,ガイドレール
14,吊りヘッド04等を、ボルト収納ラック29に収
納されている所望の1個の対象ボルト01の上に位置さ
せる。次に、ホイスト11のモータ及びドラムを回して
吊り鋼索12を巻き出してガイド金物13,吊りヘッド
04等を下ろし、ボルト回転モータ09でプーリ10を
介して吊りヘッド04を回して、吊りヘッド04のピン
穴を吊りピース02のピン穴に合わせて、合致した吊り
ヘッド04の穴と吊りピース02の穴に吊りピン03を
通して結合する。
【0019】次に、図1及び図2に示すように、ホイス
ト11で吊り鋼索12を巻き込んでガイド金物13,吊
りヘッド04,吊りピン03及び吊りピース02を介し
て対象ボルト01をボルト収納ラック29の収納箇所か
ら吊り上げて抜き出す。次に、アーム旋回モータ17で
横行アームレール16を旋回させるとともに、電動横行
装置15で横行アームレール16に沿って走行させて、
ホイスト11で吊り下げた対象ボルト01をブラシング
チャンバ07の中心部の上方に持ってくる。次に、ホイ
スト11で吊り鋼索12を巻き出してガイド金物13,
吊りヘッド04等によって吊られている対象ボルト01
を吊り下ろし、ブラシングチャンバ07の中心部に挿入
する。このとき、対象ボルト01の挿入の邪魔にならな
いように3個の回転ブラシ05は径方向外側へ退避させ
ておく。
【0020】次に、図1に示すように、3個の回転ブラ
シ05をブラシ回転モータ06で回転させ、ブラシング
チャンバ07の中心に向けて寄せて、中心部に挿入され
た対象ボルト01に所定の適当な圧力で接触させてブラ
シングさせる。ブラシング中はボルト回転モータ09で
プーリ10,吊りヘッド04,吊りピン03及び吊りピ
ース02を介して対象ボルト01を回転させて対象ボル
ト01の全周にわたって均一にブラシングさせるように
する。また、ホイスト11で吊り鋼索12を巻き入れ巻
き出してガイド金物13,吊りヘッド04等を介して対
象ボルト01を下降又は上昇させて、対象ボルト01の
全長にわたってブラシングさせるようにする。このと
き、対象ボルト01のねじ部を重点的にブラシングする
のであれば、対象ボルト01の昇降速度は、回転ブラシ
05が対象ボルト01のねじ部をブラシングしていると
きは微速で、それ以外のときは中速又は高速で昇降させ
る。図示しない電子制御装置で制御させる場合は、これ
らのデータは予め入力しておく。ブラシング中は電動ク
リーナ27を運転してブラシングチャンバ07内で発生
する粉塵を吸引して捕集させる。
【0021】図1に示すように、ブラシング中のブラシ
ングチャンバ07内の状況は覗き窓08から見ることが
できるが、電子制御装置に予め指令しておいたプログラ
ムによって作業を進め、ブラシングが完了したときはホ
イスト11で吊り鋼索12を巻き込んで対象ボルト01
をブラシングチャンバ07の上方に引き上げ、対象ボル
ト01のブラシングの仕上がり品質の点検を行う。若
し、まだ対象ボルト01に異物や酸化物等が付着してい
るようであれば、再び対象ボルト01をブラシングチャ
ンバ07内に挿入して再度ブラシングを行わせる。仕上
がりが合格であれば、アーム旋回モータ17で横行アー
ムレール16を旋回させるとともに、電動横行装置15
で横行アームレール16に沿って走行させて、吊り下げ
た対象ボルト01をボルト収納ラック29の収納すべき
箇所の上に移動させ、ホイスト11で吊り鋼索12を巻
き下ろして対象ボルト01をボルト収納ラック29内に
収納する。以上の動作を各対象ボルト01について1本
づつ繰り返して行い、全部の対象ボルト01のブラシン
グ清掃を行う。
【0022】以上説明したブラシングの工程又は動作手
順(シーケンス)を図示しない電子制御装置で制御させ
る態様(プログラム)としては種々考えられるが、図3
は自動ブラシングシーケンスの一例を示し、ブラシング
の主要工程を自動とし、その前後の工程をマニュアルと
したものである。図3に示すブラシングシーケンスで
は、図3の左側から、図1及び図2を参照しながら説明
すると、先ず、マニュアル(押し釦)操作でアーム旋回
モータ17で横行アームレール16を旋回させるととも
に、電動横行装置15で横行アームレール16に沿って
横行させて、ボルト収納ラック29内の所望の対象ボル
ト01の箇所の直上に吊りヘッド04を移動させる。次
に、ホイスト11で吊り鋼索12を巻き出して吊りヘッ
ド04を下降させ、ボルト回転モータ09でプーリ10
を介して吊りヘッド04を回して吊りヘッド04のピン
穴を吊りピース02のピン穴に合わせる。合致したピン
穴に吊りピン03を挿入して吊りヘッド04を吊りピー
ス02に結合する。以上はマニュアル(押し釦)操作で
行う。
【0023】次に、図3に示すように(図1及び図2参
照)、自動ブラシングのスタート釦を押す。図示しない
電子制御装置は予め入力されているプログラム及びデー
タによって自動ブラシングの手順を進める。先ず、ホイ
スト11で吊り鋼索12を巻き上げて対象ボルト01を
上昇させてボルト収納ラック29から抜き出す。次に、
アーム旋回モータ17で横行アームレール16を旋回さ
せるとともに、電動横行装置15で横行アームレール1
6に沿って横行させて、対象ボルト01をブラシングチ
ャンバ07の中心直上に持ってくる。ホイスト11で吊
り鋼索12を巻き出して対象ボルト01をブラシングチ
ャンバ07の中心部に下降させて挿入する。対象ボルト
01の下ねじ部が回転ブラシ05の位置になったところ
で、対象ボルト01を微速下降させながら回転ブラシ0
5を所定の圧力で対象ボルト01に接触させて回転させ
てブラシングを行う。このとき対象ボルト01もボルト
回転モータ09で回転させる。対象ボルト01の下ねじ
部のブラシングが完了すれば、対象ボルト01を速い速
度で下降させながら回転ブラシ05で対象ボルト01の
ねじ部でない部分のブラシングを行う。対象ボルト01
の上ねじ部が回転ブラシ05の位置になったところで微
速に切換え、微速下降させながら回転ブラシ05で上ね
じ部のブラシングを行い、下降行程で対象ボルト01の
上端までブラシングを行う。
【0024】図3に示すように(図1及び図2参照)、
下降行程で対象ボルト01の上端までブラシングが完了
した後、上昇行程に切り換え、微速上昇で上ねじ部の上
端から下端まで丁寧にブラシングを行う。次に、対象ボ
ルト01を高速上昇させながら対象ボルト01のねじ部
でない部分のブラシングを行う。対象ボルト01の下ね
じ部が回転ブラシ05の位置になったところで、微速上
昇に切り換えて下ねじ部の上端から下端まで丁寧にブラ
シングを行う。以上のブラシングが全部完了したら、対
象ボルト01を上昇させてブラシングチャンバ07から
抜き出す。対象ボルト01の仕上がりを見て、要すれば
再びブラシングチャンバ07内に挿入してブラシング工
程を繰り返す。抜き出して点検して、対象ボルト01の
仕上がりが良好であれば、アーム旋回モータ17で横行
アームレール16を旋回させるとともに、電動横行装置
15で横行アームレール16に沿って横行させて、対象
ボルト01をボルト収納ラック29の上の平均位置(中
央位置)というような所定位置に持ってくる。以上で自
動ブラシング工程は完了する。なお、回転ブラシ05を
回転させてブラシングを行っている間、対象ボルト01
はボルト回転モータ09で回して対象ボルト01の全周
が均一にブラシングされるようにする。
【0025】図3において(図1及び図2参照)、以上
のブラシング工程が完了すれば、対象ボルト01の点検
検査を行って良好であることを確認する。次に、マニュ
アル操作(押し釦)によりアーム旋回モータ17で横行
アームレール16を旋回させるとともに、電動横行装置
15で横行アームレール16に沿って横行させて、ボル
ト収納ラック29の当該対象ボルト01を収納すべき箇
所の上に持ってきて、ホイスト11で吊り鋼索12を巻
き出して対象ボルト01を下降させて収納ラック29内
に着底させる。次に、吊りピン03を抜き外した後、ホ
イスト11で吊り鋼索12を巻き込んで吊りヘッド04
を上昇させ、次の作業を待機する。
【0026】なお、図1に示すように、ボルト収納ラッ
ク29中に収納された対象ボルト01の高さ位置とブラ
シングチャンバ07内に挿入された対象ボルト01の高
さ位置とが同じであれば、対象ボルト01をボルト収納
ラック29からブラシングチャンバ07内へ移動させ、
また、その逆の移動をさせる際に動作距離が最短にな
り、作業時間も最短となる。
【0027】また、図1及び図2に示すように、ボルト
吊支手段としてガイド金物13,ガイドレール14等を
構成要素として有する場合は、ボルト収納ラック29に
収納された対象ボルト01の高さ位置は、ブラシングチ
ャンバ07内に挿入されて最下位置にある対象ボルト0
1の高さ位置と同じになるようにするのがよい。横行ア
ームレール16を旋回させたときガイドレール14が対
象ボルト01や対象ボルト01の上端に取り付けられた
吊りピース02などに当たらないようにするためであ
る。
【0028】なお、回転ブラシ05のブラシワイヤとし
ては、SUS(ステンレス鋼)ばね鋼などの強靱な材質
とすることによって、耐久性があり、その弾力性を生か
してへたり等が生じることなく、強力にブラシングを行
うことができ、均質で高いブラシング効果を発揮させる
ことができる。
【0029】なお、以上の説明及び図1では、対象ボル
ト01を吊るホイスト11を水平面内で移動させる水平
移動手段として、電動横行装置15,横行アームレール
16,アーム旋回モータ17及び上センタコラム18,
下センタコラム19等による極座標方式を示したが、こ
れに代えて、例えば、XYプロッタ又は工場等における
天井走行クレーン又は門型クレーンのような直交座標方
式の水平移動手段とすることもできる。
【0030】また、以上の説明では、諸駆動部の動力は
電動としたが、例えば、圧縮空気などを動力源として利
用する構成とすることもできる。
【0031】また、図1では、台車24に固定搭載され
たものは、ブラシングチャンバ07等一式と下センタコ
ラム19等の水平移動手段及びボルト吊り手段等一式と
なっているが、さらに、台車24に電動クリーナ27や
ボルト収納ラック29等も載せられるようにしてもよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、対象
ボルトをボルト収納ラックから竪方向に吊支して水平移
動手段を介してブラシングチャンバ内に挿入し、中心対
称に複数個設けた回転ブラシによりねじ部とその他の部
分とで送り速度を異ならせてブラシングをさせるように
し、全工程を通して対象ボルトの姿勢は竪方向とし、ブ
ラシング工程は電子制御装置により自動化し、発生する
粉塵は集塵装置で捕集するようにしたので、労力が軽減
され、作業時間が短縮され、ブラシングが効率化され、
仕上がり品質が向上し、均質化され、作業の安全性が向
上し、衛生面も改善されるというような効果が得られ
る。また、水平移動手段を、横行アームレールと横行駆
動手段とセンタコラムと旋回手段とによって構成すれ
ば、比較的簡単な構造でボルト吊支手段を水平面内の所
望の箇所に移動させることができる。また、センタコラ
ムの高さを伸縮可能とすれば、このボルト清掃装置の不
使用時の全高が低くなり格納などが便利になる。また、
回転ブラシを3個とすると、構成が簡単で、安定が良
く、干渉のおそれもない。また、安定脚を有する手押し
台車に固定搭載すれば、取り扱いが便利になり、作業を
安定して進めることができる。また、ボルト収納ラック
中に収納された対象ボルトの高さ位置とブラシングチャ
ンバ内に挿入された対象ボルトの高さ位置とが同じであ
るようにすれば、対象ボルトをボルト収納ラックからブ
ラシングチャンバ内へ移動させ、また、その逆の移動を
させる際に動作距離が最短になり、作業時間も最短とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるボルト清掃装置の実施の一形態
を示す斜視図である。
【図2】図1に示すボルト清掃装置の吊支手段の一部を
示し、(A)は側面図、(B)は正面図である。
【図3】この発明によるボルト清掃装置の自動ブラシン
グシーケンスの一例を示す図である。
【図4】従来のボルト清掃具を示し、(A)は歯ブラシ
型ワイヤブラシの側面図、(B)は筆ブラシの側面図、
(C)はワイヤホイルの斜視図、(D)はカップブラシ
の側面図、(E)はベベルブラシの側面図、(F)はア
ングルサンダの側面図、(G)は他のアングルサンダの
側面図、(H)はさらに他のアングルサンダの側面図で
ある。
【図5】従来のボルト清掃装置を示し、(A)は小形の
ボルト清掃装置の側面断面図、(B)は大形のボルト清
掃装置の側面断面図である。
【符号の説明】
01:対象ボルト、 02:吊りピース、03:吊りピ
ン、 04:吊りヘッド、05:回転ブラシ、 06:
ブラシ回転モータ、07:ブラシングチャンバ、 0
8:覗き窓、09:ボルト回転モータ、 10:プー
リ、11:ホイスト、 12:吊り鋼索、13:ガイド
金物、 14:ガイドレール、15:電動横行装置、
16:横行アームレール、17:アーム旋回モータ、1
8:上センタコラム、19:下センタコラム、 20:
ハンドウインチ、21:鋼索、 22:シーブ、23:
伸縮支持金物、 24:台車、25:車輪、 26:ア
ウトリガ、27:電動クリーナ、 28:吸引ホース、
29:ボルト収納ラック。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大形のボルトの主としてねじ部をブラシ
    ングして清掃する装置であって、複数個の対象ボルトを
    竪置きで収容するボルト収納ラックと、内部の中心部に
    竪方向に挿入された前記対象ボルトをブラシングするよ
    うに中心対称に複数個設けられて径方向に位置移動設定
    可能であって動力回転駆動される回転ブラシを具備する
    ブラシングチャンバと、前記対象ボルトを昇降速度変更
    調節可能に竪方向に吊支するボルト吊支手段と、このボ
    ルト吊支手段によって吊支された前記対象ボルトを回転
    駆動するボルト回転手段と、前記ボルト吊支手段を前記
    ボルト収納ラックの上方全面と前記ブラシングチャンバ
    上方との間に移動させることができる水平移動手段と、
    このブラシングチャンバに吸入ホースを接続して設けら
    れた集塵装置と、少なくとも前記ボルト吊支手段,前記
    ボルト回転手段,前記水平移動手段及び前記回転ブラシ
    の移動及び回転の動作を制御する電子制御装置とを具備
    し、少なくとも前記ブラシングチャンバ内に前記対象ボ
    ルトを挿入した後、前記ボルト吊支手段によってねじ部
    とその他の部分とを区別した所定の送り速度で軸方向の
    送りを与えるとともに前記ボルト回転手段によって回転
    方向の送りを与えながら前記回転ブラシによりブラシン
    グをした後、前記対象ボルトを抜き出すまでの工程の動
    作を前記電子制御装置に指令して制御させるようにした
    ことを特徴とするボルト清掃装置。
  2. 【請求項2】 前記水平移動手段は、前記ボルト吊支手
    段を横行可能に支持する横行アームレールと、この横行
    アームレールに沿って前記ボルト吊支手段を水平方向に
    移動させる横行駆動手段と、この横行アームレールの一
    端部を水平旋回可能に片持ち支持するセンタコラムと、
    このセンタコラムを中心として前記横行アームレールを
    水平旋回させる旋回手段とからなることを特徴する請求
    項1に記載のボルト清掃装置。
  3. 【請求項3】 前記センタコラムは高さが伸縮可能とし
    たことを特徴とする請求項2に記載のボルト清掃装置。
  4. 【請求項4】 前記回転ブラシは前記ブラシングチャン
    バ内に中心対称に3個設けたことを特徴とする請求項
    1,請求項2又は請求項3のいずれかに記載のボルト清
    掃装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記ブラシングチャンバ及び
    前記水平移動手段は、安定脚を有する手押し台車に固定
    搭載したことを特徴とする請求項1,請求項2,請求項
    3又は請求項4のいずれかに記載のボルト清掃装置。
  6. 【請求項6】 前記ボルト収納ラックは、その中に収納
    された前記対象ボルトの高さ位置が前記ブラシングチャ
    ンバ内に最深まで挿入された前記対象ボルトの高さ位置
    と同じになるように形成するか又は架台を設けたことを
    特徴とする請求項1,請求項2,請求項3,請求項4又
    は請求項5のいずれかに記載のボルト清掃装置。
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