JPH1094779A - 有機性廃棄物の脱水処理方法 - Google Patents
有機性廃棄物の脱水処理方法Info
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- JPH1094779A JPH1094779A JP27146396A JP27146396A JPH1094779A JP H1094779 A JPH1094779 A JP H1094779A JP 27146396 A JP27146396 A JP 27146396A JP 27146396 A JP27146396 A JP 27146396A JP H1094779 A JPH1094779 A JP H1094779A
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- water
- dehydration
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- treatment
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/80—Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
- Y02P60/87—Re-use of by-products of food processing for fodder production
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/40—Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse
Landscapes
- Fodder In General (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 発酵処理の前処理として、有機性廃棄物
を経済的かつ効果的に脱水する。 【解決手段】 有機性廃棄物1を加熱手段2、3で加熱
して、細胞内結合水を解離またはその結合を弱化させた
後、有機性廃棄物1bを脱水機5で脱水する。 【効果】 有機性廃棄物の水分が、細胞内結合水を
含めて効果的に除去される。しかも、処理時の加熱エネ
ルギが小さくて済み、経済的にも優れている。
を経済的かつ効果的に脱水する。 【解決手段】 有機性廃棄物1を加熱手段2、3で加熱
して、細胞内結合水を解離またはその結合を弱化させた
後、有機性廃棄物1bを脱水機5で脱水する。 【効果】 有機性廃棄物の水分が、細胞内結合水を
含めて効果的に除去される。しかも、処理時の加熱エネ
ルギが小さくて済み、経済的にも優れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭の台所か
ら排出される生ごみ、あるいはみかん、キャベツ、玉ね
ぎ等の植物系、動物系農産廃棄物等の有機性廃棄物を、
たい肥化あるいは飼料化、減容化等のために発酵処理す
る際に、その前処理として行う脱水処理方法に関するも
のである。
ら排出される生ごみ、あるいはみかん、キャベツ、玉ね
ぎ等の植物系、動物系農産廃棄物等の有機性廃棄物を、
たい肥化あるいは飼料化、減容化等のために発酵処理す
る際に、その前処理として行う脱水処理方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、有機性廃棄物を破砕し、これを好
気性発酵処理して、たい肥として有効利用することが普
及しており、また飼料として有効利用したり、減容化し
て廃棄を容易にしたりすることも試みられている。しか
し、植物性のものを多く含む有機性廃棄物は、通常、含
水率が80〜90%と非常に高いため、通気性が悪くて
好気性発酵が難しいという難点がある。このため、従来
から、好気性発酵し易いように、発酵処理に先立って有
機性廃棄物の含水率を適当量にまで低減する調整をして
いる。この水分調整方法としては、発酵槽に組み込んだ
熱源により有機性廃棄物を予め乾燥する方法や、発酵槽
に熱風を吹き込んで水分を蒸発させる方法、有機性廃棄
物に低含水率の鋸屑、もみ殻等を混合する方法、処理さ
れたたい肥(含水率は低い)を返送して混合し、その水
分を調整する水分調整材を利用する方法、更に、有機性
廃棄物を、機械的に、加圧脱水、真空脱水、遠心分離脱
水等することによって、水分を調整する機械的脱水方法
等がとられている。
気性発酵処理して、たい肥として有効利用することが普
及しており、また飼料として有効利用したり、減容化し
て廃棄を容易にしたりすることも試みられている。しか
し、植物性のものを多く含む有機性廃棄物は、通常、含
水率が80〜90%と非常に高いため、通気性が悪くて
好気性発酵が難しいという難点がある。このため、従来
から、好気性発酵し易いように、発酵処理に先立って有
機性廃棄物の含水率を適当量にまで低減する調整をして
いる。この水分調整方法としては、発酵槽に組み込んだ
熱源により有機性廃棄物を予め乾燥する方法や、発酵槽
に熱風を吹き込んで水分を蒸発させる方法、有機性廃棄
物に低含水率の鋸屑、もみ殻等を混合する方法、処理さ
れたたい肥(含水率は低い)を返送して混合し、その水
分を調整する水分調整材を利用する方法、更に、有機性
廃棄物を、機械的に、加圧脱水、真空脱水、遠心分離脱
水等することによって、水分を調整する機械的脱水方法
等がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
の水分調整方法は、いずれも大きな欠点を有している。
例えば熱源や熱風による乾燥では、有機性廃棄物を10
0℃に加熱し、さらに水分の蒸発潜熱を与えるために多
大なエネルギが必要であり、有機性廃棄物の含水率を発
酵に適した適当量にまで乾燥させるには、要する費用は
非常に高くなるという問題がある。また、水分調整材を
利用するものでは、80〜90%の含水率を、適当な含
水率まで下げるため、極めて多量の水分調整材が必要で
あり、水分調整材の入手が困難になる場合もあり、ラン
ニングコストが嵩むばかりか、減容化を目的とした処理
では減容化率が大幅に低下するという問題がある。また
発酵槽の容量が倍加して、処理設備の建設費、運転費が
高くなるという問題もある。さらに、有機性廃棄物の含
水率によっては、発酵処理により得られたたい肥を多量
に返送して水分調整材として使用することが必要にな
り、肝要の製品たい肥が殆どなくなり効率が悪いという
問題もある。
の水分調整方法は、いずれも大きな欠点を有している。
例えば熱源や熱風による乾燥では、有機性廃棄物を10
0℃に加熱し、さらに水分の蒸発潜熱を与えるために多
大なエネルギが必要であり、有機性廃棄物の含水率を発
酵に適した適当量にまで乾燥させるには、要する費用は
非常に高くなるという問題がある。また、水分調整材を
利用するものでは、80〜90%の含水率を、適当な含
水率まで下げるため、極めて多量の水分調整材が必要で
あり、水分調整材の入手が困難になる場合もあり、ラン
ニングコストが嵩むばかりか、減容化を目的とした処理
では減容化率が大幅に低下するという問題がある。また
発酵槽の容量が倍加して、処理設備の建設費、運転費が
高くなるという問題もある。さらに、有機性廃棄物の含
水率によっては、発酵処理により得られたたい肥を多量
に返送して水分調整材として使用することが必要にな
り、肝要の製品たい肥が殆どなくなり効率が悪いという
問題もある。
【0004】さらに、加圧脱水、真空脱水、遠心分離脱
水等の手段による機械的脱水方法では、有機性廃棄物の
表面に付着している水分は、比較的容易に脱水できる。
しかし、有機性廃棄物の表面に付着している水分は、通
常、わずかであり、水分の大部分は、廃棄物の内部で細
胞内結合水の形態で存在している。したがって、有機性
廃棄物を切断して、直ちに、結合水を機械的に脱水しよ
うとすると、各切断片に非常に大きい荷重を掛けて、こ
れを細胞レベルまで押しつぶして結合水の解離をしなけ
ればならない。しかし、この状態では有機性廃棄物は難
ろ過性の泥状物となり、脱水効率が大幅に落ちるので、
機械的脱水方法では、細胞内結合水を有効に除去して脱
水を行うことは困難である。
水等の手段による機械的脱水方法では、有機性廃棄物の
表面に付着している水分は、比較的容易に脱水できる。
しかし、有機性廃棄物の表面に付着している水分は、通
常、わずかであり、水分の大部分は、廃棄物の内部で細
胞内結合水の形態で存在している。したがって、有機性
廃棄物を切断して、直ちに、結合水を機械的に脱水しよ
うとすると、各切断片に非常に大きい荷重を掛けて、こ
れを細胞レベルまで押しつぶして結合水の解離をしなけ
ればならない。しかし、この状態では有機性廃棄物は難
ろ過性の泥状物となり、脱水効率が大幅に落ちるので、
機械的脱水方法では、細胞内結合水を有効に除去して脱
水を行うことは困難である。
【0005】なお、本願出願人は、上記水分調整方法に
変わる方法として、有機性廃棄物を通性嫌気性発酵処理
した後、機械脱水する方法を提案している(特公昭64
−1438号)。この方法によれば、通性嫌気性発酵処
理によって有機性廃棄物の細胞内結合水が解離し、後の
機械脱水において細胞内結合水を含めて有効に脱水をす
ることができる。しかし、この方法では、通性嫌気性発
酵処理に長い時間がかかるという問題があり、さらに
は、このため、所定の期間内に必要な量の脱水済有機性
廃棄物を確保するためには大型の嫌気性発酵用装置が必
要になるという問題がある。また、嫌気性発酵時に強い
腐敗臭が生じるという問題もある。
変わる方法として、有機性廃棄物を通性嫌気性発酵処理
した後、機械脱水する方法を提案している(特公昭64
−1438号)。この方法によれば、通性嫌気性発酵処
理によって有機性廃棄物の細胞内結合水が解離し、後の
機械脱水において細胞内結合水を含めて有効に脱水をす
ることができる。しかし、この方法では、通性嫌気性発
酵処理に長い時間がかかるという問題があり、さらに
は、このため、所定の期間内に必要な量の脱水済有機性
廃棄物を確保するためには大型の嫌気性発酵用装置が必
要になるという問題がある。また、嫌気性発酵時に強い
腐敗臭が生じるという問題もある。
【0006】本発明は、上記事情を背景としてなされた
ものであり、上記従来の欠点を解消して、発酵の前処理
として、有機性廃棄物を経済的かつ効果的に脱水するこ
とができる有機性廃棄物の脱水処理方法を提供すること
を目的とする。
ものであり、上記従来の欠点を解消して、発酵の前処理
として、有機性廃棄物を経済的かつ効果的に脱水するこ
とができる有機性廃棄物の脱水処理方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【問題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の有機性廃棄物の脱水処理方法のうち第1の
発明は、有機性廃棄物を乾燥処理を含まない加熱処理に
より加熱して、該有機性廃棄物の細胞内結合水を解離ま
たはその結合を弱化させた後、該有機性廃棄物を機械的
に脱水することを特徴とする。また、第2の発明は、第
1の発明において、加熱処理に先立って有機性廃棄物に
水分を添加することを特徴とする。
め、本発明の有機性廃棄物の脱水処理方法のうち第1の
発明は、有機性廃棄物を乾燥処理を含まない加熱処理に
より加熱して、該有機性廃棄物の細胞内結合水を解離ま
たはその結合を弱化させた後、該有機性廃棄物を機械的
に脱水することを特徴とする。また、第2の発明は、第
1の発明において、加熱処理に先立って有機性廃棄物に
水分を添加することを特徴とする。
【0008】本発明は、有機性廃棄物を脱水の対象とす
る。この有機性廃棄物としては、一般家庭の台所や、給
食センター、セントラルキッチン、病院などの調理場か
ら発生する生ゴミが例示されるが、本発明としては、そ
の発生分野等が特に限定されるものではない。また、有
機性廃棄物には、野菜、果物、草花等の植物性のもの、
魚・肉等の動物性のものがあるが、これらについても本
発明としては特に限定を受けない。但し、対象として
は、含水率が高くて脱水処理の如何が発酵効率に大きく
影響する生ゴミが好適である。
る。この有機性廃棄物としては、一般家庭の台所や、給
食センター、セントラルキッチン、病院などの調理場か
ら発生する生ゴミが例示されるが、本発明としては、そ
の発生分野等が特に限定されるものではない。また、有
機性廃棄物には、野菜、果物、草花等の植物性のもの、
魚・肉等の動物性のものがあるが、これらについても本
発明としては特に限定を受けない。但し、対象として
は、含水率が高くて脱水処理の如何が発酵効率に大きく
影響する生ゴミが好適である。
【0009】上記した有機性廃棄物、すなわちこれら生
物体を構成する細胞は、細胞膜、核、細胞質及び酵素か
ら成っているが、細胞の基礎物質である原形質は、水
分、たんぱく質、脂質、糖質、灰分等から成っていて、
水分は原形質の60〜99%を占めている。従って、通
常、生ごみ等の生物体の表面に付着している水分を除去
しただけでは、生物体の含水率は、極くわずかしか低下
しない。このため、効果的に脱水するには、生物体の細
胞まで破壊して、結合水を生物体の表面に出して除去す
ることが必要となる。
物体を構成する細胞は、細胞膜、核、細胞質及び酵素か
ら成っているが、細胞の基礎物質である原形質は、水
分、たんぱく質、脂質、糖質、灰分等から成っていて、
水分は原形質の60〜99%を占めている。従って、通
常、生ごみ等の生物体の表面に付着している水分を除去
しただけでは、生物体の含水率は、極くわずかしか低下
しない。このため、効果的に脱水するには、生物体の細
胞まで破壊して、結合水を生物体の表面に出して除去す
ることが必要となる。
【0010】本発明は、機械脱水の前に、上記有機性廃
棄物を乾燥処理を含まない加熱処理によって加熱して細
胞内結合水を効果的に除去するものであり、そのために
特に大型の装置は不要であり、異臭の発生もない。な
お、上記加熱処理に際しては、有機性廃棄物をそのまま
加熱することも可能であるが、加熱処理の効率を上げる
ために加熱処理に先立って該有機性廃棄物を5〜20m
mの大きさに切断するのが望ましい。切断は、破砕機等
を用いた常法の手段により行うことができる。上記大き
さが望ましいとした理由は、その大きさが20mmより
も大きいと、切断片の内部の結合水が表面に出難くく、
一方、大きさが5mmよりも小さいと、結合水は表面に
出易いが、反面、切断片の大きさが小さいため、機械的
脱水時に難ろ過性の泥状物に近い状態となり、脱水効率
が低下するためである。なお、有機性廃棄物が原料の状
態で上記の大きさを有していれば、特に切断作業が必要
とされるものではない。また、乾燥処理を含まないと
は、積極的な乾燥(含水率の低減)を目的としていない
ことを意味しており、例えば、加熱による昇温に伴い有
機性廃棄物から自発的に蒸発が起こって含水率が多少低
下するようなものも本発明にいう乾燥処理を含まない加
熱処理といえる。ただし加熱初期を除いて終始沸騰させ
るような加熱処理は積極的な乾燥といえるので本発明と
しては除外する。
棄物を乾燥処理を含まない加熱処理によって加熱して細
胞内結合水を効果的に除去するものであり、そのために
特に大型の装置は不要であり、異臭の発生もない。な
お、上記加熱処理に際しては、有機性廃棄物をそのまま
加熱することも可能であるが、加熱処理の効率を上げる
ために加熱処理に先立って該有機性廃棄物を5〜20m
mの大きさに切断するのが望ましい。切断は、破砕機等
を用いた常法の手段により行うことができる。上記大き
さが望ましいとした理由は、その大きさが20mmより
も大きいと、切断片の内部の結合水が表面に出難くく、
一方、大きさが5mmよりも小さいと、結合水は表面に
出易いが、反面、切断片の大きさが小さいため、機械的
脱水時に難ろ過性の泥状物に近い状態となり、脱水効率
が低下するためである。なお、有機性廃棄物が原料の状
態で上記の大きさを有していれば、特に切断作業が必要
とされるものではない。また、乾燥処理を含まないと
は、積極的な乾燥(含水率の低減)を目的としていない
ことを意味しており、例えば、加熱による昇温に伴い有
機性廃棄物から自発的に蒸発が起こって含水率が多少低
下するようなものも本発明にいう乾燥処理を含まない加
熱処理といえる。ただし加熱初期を除いて終始沸騰させ
るような加熱処理は積極的な乾燥といえるので本発明と
しては除外する。
【0011】また、加熱処理前に有機性廃棄物に水分を
加えることも可能であり、適量の水分の添加により、後
述するように結合水の除去がより容易になる。これは、
熱が伝わり難い場所に水や蒸気を通じて熱を伝え易くす
るためであり、これにより処理時間が短縮される。この
水分はあまりに少量では効果が少なく、また量が多すぎ
ると、加熱エネルギが余計に必要になる。これらの観点
から、加える水分量は、有機性廃棄物100gに対し、
20〜60cc加えるのが望ましい。
加えることも可能であり、適量の水分の添加により、後
述するように結合水の除去がより容易になる。これは、
熱が伝わり難い場所に水や蒸気を通じて熱を伝え易くす
るためであり、これにより処理時間が短縮される。この
水分はあまりに少量では効果が少なく、また量が多すぎ
ると、加熱エネルギが余計に必要になる。これらの観点
から、加える水分量は、有機性廃棄物100gに対し、
20〜60cc加えるのが望ましい。
【0012】加熱処理では、乾燥処理を含まない加熱に
より 細胞自体がよく加熱され、細胞壁(植物のみ)、
細胞質内のタンパク質等が変性し、細胞の形態維持機能
が失われる。そこに水分の流入または細胞内物質の膨張
などの作用が加わり、細胞が破壊されて結合水が解離
し、内部の水分が外部に出てくる。また、破壊されなく
とも、結合が弱化されることになり、小さな荷重によっ
ても容易に破壊し、水分が外部に出てくる。
より 細胞自体がよく加熱され、細胞壁(植物のみ)、
細胞質内のタンパク質等が変性し、細胞の形態維持機能
が失われる。そこに水分の流入または細胞内物質の膨張
などの作用が加わり、細胞が破壊されて結合水が解離
し、内部の水分が外部に出てくる。また、破壊されなく
とも、結合が弱化されることになり、小さな荷重によっ
ても容易に破壊し、水分が外部に出てくる。
【0013】上記加熱では、細胞自体がよく加熱される
ように乾燥を伴わないのが望ましく、さらには、乾燥を
防止または抑制する手段を講じるのが望ましい。この方
法としては、開放部が小さいか、開放部がない容器中で
有機性廃棄物を加熱する方法が挙げられる。なお、上記
加熱において有機性廃棄物の乾燥が進行すると、エネル
ギーロスが大きく、また加熱容器の壁面に乾燥した廃棄
物が付着してしまうという不具合が生じる。また、上記
加熱では、有機性廃棄物を40〜100℃未満に加熱す
るのが望ましい。これは、40℃未満であると、細胞の
形態維持の喪失が十分になされず、一方、100℃以上
では効果が飽和するだけで、却って沸騰により必要な加
熱エネルギが増大するので上記温度範囲が望ましい。な
お、同様の理由および有機物によっては100℃付近で
こげつくものもあるため、上限を80℃以下とするのが
一層望ましい。なお、上記加熱処理では、適当な熱源の
使用やマイクロ波の照射によって加熱することができ、
これを併用することもできる。また、加熱に際しては、
有機性廃棄物全体が均等に加熱されるように、加熱中
に、有機性廃棄物を撹拌することもできる。
ように乾燥を伴わないのが望ましく、さらには、乾燥を
防止または抑制する手段を講じるのが望ましい。この方
法としては、開放部が小さいか、開放部がない容器中で
有機性廃棄物を加熱する方法が挙げられる。なお、上記
加熱において有機性廃棄物の乾燥が進行すると、エネル
ギーロスが大きく、また加熱容器の壁面に乾燥した廃棄
物が付着してしまうという不具合が生じる。また、上記
加熱では、有機性廃棄物を40〜100℃未満に加熱す
るのが望ましい。これは、40℃未満であると、細胞の
形態維持の喪失が十分になされず、一方、100℃以上
では効果が飽和するだけで、却って沸騰により必要な加
熱エネルギが増大するので上記温度範囲が望ましい。な
お、同様の理由および有機物によっては100℃付近で
こげつくものもあるため、上限を80℃以下とするのが
一層望ましい。なお、上記加熱処理では、適当な熱源の
使用やマイクロ波の照射によって加熱することができ、
これを併用することもできる。また、加熱に際しては、
有機性廃棄物全体が均等に加熱されるように、加熱中
に、有機性廃棄物を撹拌することもできる。
【0014】上記加熱処理後は、機械的な脱水を行う。
機械的な脱水方法としては、加圧脱水、真空脱水、遠心
分離脱水等を例示できるが、これに限定されるものでは
なく、適宜選択された機械的脱水手段を選択することが
できる。上記した一連の工程により、有機性廃棄物は、
細胞内結合水を含めて効率的に脱水がなされる。しか
も、処理に際し必要とされるエネルギは、加熱時の温度
を低くできることもあり、従来に比べ、大幅に低減する
ことができる。
機械的な脱水方法としては、加圧脱水、真空脱水、遠心
分離脱水等を例示できるが、これに限定されるものでは
なく、適宜選択された機械的脱水手段を選択することが
できる。上記した一連の工程により、有機性廃棄物は、
細胞内結合水を含めて効率的に脱水がなされる。しか
も、処理に際し必要とされるエネルギは、加熱時の温度
を低くできることもあり、従来に比べ、大幅に低減する
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を説
明する。所望により切断、水分の添加を行った原料1
は、蓋2a付きの加熱処理槽2に収容する。加熱処理槽
2は、内部を加熱するためのヒータ3を有している。こ
の加熱処理槽2内に原料1を収容した後、蓋2aを閉
め、該原料1を適温に加熱する。これにより原料1は、
乾燥が防止された状態で、加熱され、その細胞は、結合
水が解離またはその結合が弱化される。
明する。所望により切断、水分の添加を行った原料1
は、蓋2a付きの加熱処理槽2に収容する。加熱処理槽
2は、内部を加熱するためのヒータ3を有している。こ
の加熱処理槽2内に原料1を収容した後、蓋2aを閉
め、該原料1を適温に加熱する。これにより原料1は、
乾燥が防止された状態で、加熱され、その細胞は、結合
水が解離またはその結合が弱化される。
【0016】上記加熱処理を行った原料1aは、コンベ
ヤ4で移送されて、機械的な脱水手段である脱水機5内
に収容される。該脱水機5では、常法により脱水を行
う。この際に、原料1aは、上記したように細胞内結合
水が解離または結合が弱化しているので、細胞内結合水
を含めて効果的に脱水がなされる。上記により、発酵に
適した含水率にまで脱水された原料1bは、順次、コン
ベヤ6によって、スクープ式撹拌機7を有する発酵槽8
内に移送され、該発酵槽8内で、発酵用の原料1cとし
て効率的に発酵処理がなされ、所望により、たい肥や飼
料にしたり、発酵率を高めて減容化したりする。
ヤ4で移送されて、機械的な脱水手段である脱水機5内
に収容される。該脱水機5では、常法により脱水を行
う。この際に、原料1aは、上記したように細胞内結合
水が解離または結合が弱化しているので、細胞内結合水
を含めて効果的に脱水がなされる。上記により、発酵に
適した含水率にまで脱水された原料1bは、順次、コン
ベヤ6によって、スクープ式撹拌機7を有する発酵槽8
内に移送され、該発酵槽8内で、発酵用の原料1cとし
て効率的に発酵処理がなされ、所望により、たい肥や飼
料にしたり、発酵率を高めて減容化したりする。
【0017】
(実施例1) 有機性廃棄物:(1)キャベツ(5mm破砕物) (2)キャベツ+ニンジン+ひき肉(5mm破砕物) (60g)(50g)(40g) 上記有機性廃棄物のいずれか一方からなる原料10を2
00mlビーカー12に入れ、このビーカー12を、オ
イルバス13内に置き、ビーカー12の開口部をアルミ
ホイル14で覆って蓋をした。これらを80℃で60分
加熱する加熱処理を行い、直ちに冷却後、遠心分離機を
用いて5000rpm、10分間の遠心脱水(機械的脱
水)を行った。上記原料10の脱水処理前と脱水処理後
の含水率を測定し、表1に示した。また、比較対象とし
て、加熱処理を行うことなく機械的脱水を行ったもの
と、発酵処理抽出水を噴霧後、30℃で3日間通性嫌気
性処理を加えた後、機械的脱水を行ったものとを用意
し、処理前と処理後の含水率を測定した。
00mlビーカー12に入れ、このビーカー12を、オ
イルバス13内に置き、ビーカー12の開口部をアルミ
ホイル14で覆って蓋をした。これらを80℃で60分
加熱する加熱処理を行い、直ちに冷却後、遠心分離機を
用いて5000rpm、10分間の遠心脱水(機械的脱
水)を行った。上記原料10の脱水処理前と脱水処理後
の含水率を測定し、表1に示した。また、比較対象とし
て、加熱処理を行うことなく機械的脱水を行ったもの
と、発酵処理抽出水を噴霧後、30℃で3日間通性嫌気
性処理を加えた後、機械的脱水を行ったものとを用意
し、処理前と処理後の含水率を測定した。
【0018】
【表1】
【0019】(実施例2) 有機性廃棄物:キャベツ(5mm破砕物)上記有機性廃
棄物からなる原料20と25ccの水21とを200m
lビーカー22に入れ、このビーカー22を、オイルバ
ス23内に置き、ビーカー22の開口部をアルミホイル
24で覆って蓋をした。これを実施例1と同様に80
℃、60分の加熱処理を行い、直ちに冷却後、5000
rpm、10分間の遠心脱水を行い、処理前後の含水率
を測定した。また、比較対象として、上記と同様に加熱
処理を行うことなく機械的脱水を行ったものと、発酵処
理抽出水を噴霧後、30℃で3日間通性嫌気性処理を加
えた後、機械的脱水を行ったものとを用意し、処理前後
の含水率を測定した。
棄物からなる原料20と25ccの水21とを200m
lビーカー22に入れ、このビーカー22を、オイルバ
ス23内に置き、ビーカー22の開口部をアルミホイル
24で覆って蓋をした。これを実施例1と同様に80
℃、60分の加熱処理を行い、直ちに冷却後、5000
rpm、10分間の遠心脱水を行い、処理前後の含水率
を測定した。また、比較対象として、上記と同様に加熱
処理を行うことなく機械的脱水を行ったものと、発酵処
理抽出水を噴霧後、30℃で3日間通性嫌気性処理を加
えた後、機械的脱水を行ったものとを用意し、処理前後
の含水率を測定した。
【0020】
【表2】
【0021】上記各実施例から明らかなように本発明の
脱水方法によれば、他の方法に比べ明らかに優れた脱水
性能が得られている。しかもその加熱温度は低く、必要
とされる加熱エネルギも小さいという利点を有してい
る。
脱水方法によれば、他の方法に比べ明らかに優れた脱水
性能が得られている。しかもその加熱温度は低く、必要
とされる加熱エネルギも小さいという利点を有してい
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の有機性廃
棄物の脱水処理方法によれば、有機性廃棄物を乾燥処理
を含まない加熱処理により加熱して、該有機性廃棄物の
細胞内結合水を解離またはその結合を弱化させた後、該
有機性廃棄物を機械的に脱水するので、大きな加熱エネ
ルギを必要とすることなく有機性廃棄物を効果的に脱水
することができる。その結果、有機性廃棄物を好気性発
酵させるについて要求される含水率まで容易に脱水する
ことができ、発酵効率を向上させることができる。
棄物の脱水処理方法によれば、有機性廃棄物を乾燥処理
を含まない加熱処理により加熱して、該有機性廃棄物の
細胞内結合水を解離またはその結合を弱化させた後、該
有機性廃棄物を機械的に脱水するので、大きな加熱エネ
ルギを必要とすることなく有機性廃棄物を効果的に脱水
することができる。その結果、有機性廃棄物を好気性発
酵させるについて要求される含水率まで容易に脱水する
ことができ、発酵効率を向上させることができる。
【0023】また、加熱処理に先立って有機性廃棄物に
水分を添加すれば、上記効果に加え、熱が伝わり難い場
所(特に中心部)に水や蒸気を通じて熱が伝わり易く、
処理時間が短縮されるという効果がある。
水分を添加すれば、上記効果に加え、熱が伝わり難い場
所(特に中心部)に水や蒸気を通じて熱が伝わり易く、
処理時間が短縮されるという効果がある。
【図1】 本発明方法を実施するための脱水処理装置の
正面図である。
正面図である。
【図2】 同じく実施例に用いた試験装置の斜視図であ
る。
る。
【図3】 同じく他の実施例に用いた試験装置の斜視図
である。
である。
1 原料 1a 原料 1b 原料 1c 原料 2 加熱処理槽 3 ヒータ 4 コンベヤ 5 脱水機 6 コンベヤ 7 スクープ式撹拌機 8 発酵槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C05F 17/00 C05F 17/00
Claims (2)
- 【請求項1】 有機性廃棄物を乾燥処理を含まない加熱
処理により加熱して、該有機性廃棄物の細胞内結合水を
解離またはその結合を弱化させた後、該有機性廃棄物を
機械的に脱水することを特徴とする有機性廃棄物の脱水
処理方法 - 【請求項2】 加熱処理に先立って有機性廃棄物に水分
を添加することを特徴とする請求項1記載の有機性廃棄
物の脱水処理方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27146396A JPH1094779A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 有機性廃棄物の脱水処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27146396A JPH1094779A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 有機性廃棄物の脱水処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1094779A true JPH1094779A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17500393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27146396A Pending JPH1094779A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 有機性廃棄物の脱水処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1094779A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6316246B1 (en) | 1999-02-08 | 2001-11-13 | Masaru Hazaka | Method for treating organic waste matter |
| JP2012149847A (ja) * | 2011-01-20 | 2012-08-09 | Otake Kaihatsu:Kk | オートクレーブ機能付き遠赤外線加熱乾燥機 |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP27146396A patent/JPH1094779A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6316246B1 (en) | 1999-02-08 | 2001-11-13 | Masaru Hazaka | Method for treating organic waste matter |
| JP2012149847A (ja) * | 2011-01-20 | 2012-08-09 | Otake Kaihatsu:Kk | オートクレーブ機能付き遠赤外線加熱乾燥機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040511 |