JPH1095562A - 小サイズ印刷物排紙収納装置 - Google Patents

小サイズ印刷物排紙収納装置

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JPH1095562A
JPH1095562A JP25299296A JP25299296A JPH1095562A JP H1095562 A JPH1095562 A JP H1095562A JP 25299296 A JP25299296 A JP 25299296A JP 25299296 A JP25299296 A JP 25299296A JP H1095562 A JPH1095562 A JP H1095562A
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JP
Japan
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printed matter
printing paper
transport
spiral
bodies
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Application number
JP25299296A
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English (en)
Inventor
Yuichi Sato
裕一 佐藤
Masaru Ito
大 伊藤
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Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1095562A publication Critical patent/JPH1095562A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 螺旋体(搬送体)の受け部に受け入れられた
状態で搬送不良扱いになった印刷物を装置の外部に簡単
に取り出すことができるようにする。 【解決手段】 印刷用紙Pが、螺旋体25Aと26A及
び25Bと26Bの間に搬送されて両側縁が受け部25
b,26bに受け入れられる位置まで搬送された際に、
上流側センサ19がその印刷用紙Pを検知してから下流
側センサ18がその印刷用紙Pを検知するまでの時間が
所定の搬送時間を超えたときには、制御装置10がその
印刷用紙Pの搬送遅れ有を判断する。そのときは、上記
各螺旋体が複数回(例えば3回)回転した後に停止す
る。したがって、その搬送遅れになった印刷用紙Pは、
回転する上記螺旋体により上昇されるので、その下側に
空間ができるため、そこに指を入れてそれを簡単に取り
出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カード,葉書,
封筒等のある程度腰の強さを持った比較的小サイズの印
刷物を、その両側縁を螺旋体等の搬送体に形成された受
け部で保持した状態で装置本体に設けられた収納部へ所
定の間隔をあけながら移送して収納する小サイズ印刷物
排紙収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿を光学的に読み取り、サーマルヘッ
ドにより感熱孔版マスタにデジタル穿孔製版を行ない、
製版されたマスタを印刷ドラムに巻き付けて印刷を行な
う孔版印刷装置がよく知られている。このような孔版印
刷装置により画像が印刷された印刷物は、それが排紙ト
レイ上に積層されたときに、先に排出された印刷物の画
像面の上に次に排出された印刷物が重ねられた状態で積
層されると、後で排出された印刷物の裏面に先に排出さ
れた印刷物の画像面のインクが付着するいわゆる裏移り
現象が発生しやすい。
【0003】そこで、この裏移りを防止するため、印刷
装置の印刷ドラムを1回転させるごとに印刷を行なうの
ではなく、数回から数十回ごとに給紙を行なうことによ
り、先に排出した印刷物が乾燥した後に次の印刷を行な
うようにした間欠給紙式のものがあるが、このような印
刷装置ではインクが乾燥するまでの間は印刷ドラムが空
転して印刷が行なわれないため、印刷時間が長くかかっ
てしまうという問題点があった。そのため、印刷物を互
いに重ねることなく間隔をあけた状態で時間をかけて装
置の上方に設けられた収納部に移送して積載することに
より、裏移りを防止するようにした小サイズ印刷物排紙
収納装置として、本出願人は先に特開平8−17573
4号を出願している。
【0004】この小サイズ印刷物排紙収納装置は、孔版
印刷装置等により印刷されて排出される印刷物の両側縁
を、4本の立設されたコイルバネ状の各搬送体に上下方
向に所定の間隔を持ってそれぞれ形成した受け部で保持
した状態でその各搬送体を回転させることにより、その
印刷物を装置上方の収納部に移送して積載するようにし
ている。したがって、印刷物は、各搬送体の受け部にそ
れぞれ保持されて上下方向に間隔を置いた状態で時間を
かけて順次収納部に積載されていくので、裏移りを防止
することができる。
【0005】この小サイズ印刷物排紙収納装置は、孔版
印刷装置から排出された印刷物を、その排出方向を保っ
て案内する案内板によりガイドしながら各搬送体間に受
け入れたときに、それが搬送不適位置にあった場合には
それをセンサで検知することができるようになってい
る。そして、その搬送不適位置を検知したときには、こ
の小サイズ印刷物排紙収納装置に設けられている制御手
段が各駆動系を停止させるので、その搬送体間に送り込
まれた印刷物はそのままの状態で搬送が停止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように印刷物の搬
送不適位置が判断されると各駆動系が停止されるように
なっている場合には、印刷物が各搬送体間に送り込まれ
て最も下側の受け部に受け入れられても、その印刷物は
その状態のまま搬送が停止された状態になる。
【0007】したがって、その印刷物は各搬送体間で、
平面状の案内板上に下面が接した状態のまま両側縁が各
受け部で保持可能な状態で停止されているので、その最
下位の受け部に受け入れられて搬送不適位置になってい
る印刷物を指で摘んで装置の外部に取り出そうとして
も、その印刷物の下には指が入らないため、それが簡単
にはできないという問題点があった。
【0008】特に、搬送不良を検知する手段が、螺旋体
(搬送体)の受け部に受け入れられた印刷物を検知する
下流側センサと、その下流側センサに対して印刷物の搬
送方向上流側に間隔を置いて配設された上流側センサと
を有していて、その上流側センサが印刷物を検知してか
ら下流側センサがその印刷物を検知するまでの時間が、
予め設定した所定の搬送時間を超えたときに搬送遅れ有
(一種の搬送不良として扱う)を判断するようにしてい
る場合には、用紙搬送系のガイド等に位置的な調整ミス
があると、印刷物が最終的に螺旋体の受け部に受け入れ
られる位置まで搬送されても、正常に搬送されたときに
比べて搬送時間が多くかかってしまうので搬送不良が発
生したものと判断されてしまうということがあった。
【0009】すなわち、螺旋体間の理想的な位置に印刷
物を送り込むようにするため、通常はその螺旋体に対し
て印刷物の搬送方向上流側に一対のサイドフェンスを設
けるが、そのフェンス間が理想幅よりも僅かに狭かった
ときには、その一対のサイドフェンス間を印刷物が通過
する際にその印刷物がサイドフェンスから比較的大きな
摺動抵抗を受けるようになるため、本来は上流側センサ
を通過してから下流側センサに当然到達していなければ
ならない時間になってもそれが到達せず、それが到達し
たときには予め設定した所定の搬送時間を超えてしまっ
ていることがある。
【0010】このようなときでも、印刷物は最終的には
上記の受け部に受け入れられる位置まで搬送はされる
が、搬送遅れ有として搬送不良の扱いになる。そこで、
この搬送遅れを判断する上記所定の搬送時間をさらに長
く設定するようにすれば、上述したようなときでも搬送
遅れ有にはならないが、そのようにすればそれに対応し
て印刷装置の給紙速度を遅らせなければならないので、
全体的な処理速度が遅くなって効率的でなくなる。
【0011】このように、従来の小サイズ印刷物排紙収
納装置の場合には、螺旋体の受け部に受け入れられる位
置まで搬送されて搬送不適位置になったり、搬送遅れ
(搬送不良として扱う)になったりした印刷物は、それ
自体が傷ついたり、搬送系等にロックされているわけで
はないので、本来はそれを簡単に装置の外部に取り出す
ことができるにもかかわらず、それが上述した理由によ
り簡単にはできないということがあった。
【0012】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、螺旋体等の搬送体の受け部に受け入れら
れる位置まで搬送されて搬送遅れにより搬送不良扱いと
なった印刷物を装置の外部に簡単に取り出すことができ
るようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、印刷装置の用紙排出部から排出される印
刷物の両側縁を保持可能な位置に立設された複数の回転
体を有し、その各回転体の外周面にその回転体の軸線方
向に所定の間隔を置いて螺旋状に受け部を形成した複数
の螺旋体と、その各螺旋体の受け部に受け入れられる位
置まで搬送された印刷物の搬送遅れの有無を検知する搬
送遅れ検知手段とを備え、上記受け部に受け入れられる
位置に印刷物が搬送される度に搬送遅れ検知手段による
検知結果が搬送遅れ無しのときには各螺旋体をそれぞれ
所定量回転させて印刷物を収納部まで移送して積層状態
に収納する小サイズ印刷物排紙収納装置において、上記
搬送遅れ検知手段が印刷物の搬送遅れ有を検知したとき
には各螺旋体を複数回回転させた後に停止させる手段を
設けたものである。
【0014】このようにすれば、印刷装置の用紙排出部
から排出されて小サイズ印刷物排紙収納装置内に送り込
まれた印刷物が、複数の螺旋体の間に搬送されてその両
側縁が受け部に受け入れられる位置まで搬送された際
に、搬送遅れ検知手段が印刷物の搬送遅れ有を検知する
と、各螺旋体が複数回回転した後に停止される。したが
って、その搬送遅れ有が検知された印刷物は、その両側
縁が各受け部に受け入れられている複数の螺旋体がそれ
ぞれ複数回回転することにより、その回転に応じた分だ
けその受け入れ位置から螺旋体の軸線方向に移動するの
で、その印刷物が移動した分だけ空間ができ、その空間
部分に指を入れることによって搬送遅れになった印刷物
を装置の外部に簡単に取り出すことができる。
【0015】また、上記搬送遅れ検知手段を、上記受け
部に受け入れられる位置まで搬送された印刷物を検知す
る下流側センサと、その下流側センサに対して印刷物の
搬送方向上流側に間隔を置いて配設された上流側センサ
とを有し、その上流側センサが印刷物を検知してから下
流側センサがその印刷物を検知するまでの時間が所定の
搬送時間を超えたときに印刷物の搬送遅れ有を検知する
手段にするとよい。
【0016】そうすれば、小サイズ印刷物排紙収納装置
内に搬送方向に間隔を置いて上流側センサと下流側セン
サとを配設し、そのセンサ間を通過する時間により印刷
物の搬送遅れを判断することができるので、より高い精
度で印刷物の搬送遅れの有無を検知することができる。
【0017】さらに、印刷装置の用紙排出部から排出さ
れる印刷物の両側縁を保持可能な位置に設けられた複数
の移動体を有し、その各移動体の外周面にその移動体の
上下方向に所定の間隔を置いて受け部を複数形成した複
数の搬送体と、その各搬送体の上記受け部に受け入れら
れる位置まで搬送された印刷物の搬送遅れの有無を検知
する搬送遅れ検知手段とを備え、上記受け部に受け入れ
られる位置に印刷物が搬送される度に搬送遅れ検知手段
による検知結果が搬送遅れ無しのときには各搬送体をそ
れぞれ所定量移動させて印刷物を収納部まで移送して積
層状態に収納する小サイズ印刷物排紙収納装置におい
て、搬送遅れ検知手段が印刷物の搬送遅れ有を検知した
ときには各搬送体を受け部に受け入れた印刷物を上方に
各受け部が複数段分移動する量だけ移動させた後に停止
させる手段を設けるようにしてもよい。
【0018】そうすれば、印刷装置の用紙排出部から排
出された印刷物が小サイズ印刷物排紙収納装置内に送り
込まれ、その両側縁が各搬送体の受け部に受け入れられ
る位置まで搬送された際に、搬送遅れ検知手段が印刷物
の搬送遅れ有を検知すると、その各搬送体が受け部に受
け入れた印刷物を上方に各受け部が複数段分移動する量
だけ移動した後に停止する。したがって、その搬送遅れ
有が検知された印刷物は、各搬送体が移動する量に応じ
た分だけ上方に移動するので、その印刷物が移動した分
だけその印刷物の下面側には空間ができ、その空間部分
に指を入れることによって搬送遅れになった印刷物を装
置の外部に簡単に取り出すことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明による小サイズ
印刷物排紙収納装置を制御系と共に示す概略構成図、図
2は同じくその小サイズ印刷物排紙収納装置の外観形状
を示す外観斜視図、図3は同じくその小サイズ印刷物排
紙収納装置を孔版印刷装置の用紙排出部に取り付けた状
態を示す概略構成図である。
【0020】図2に示す小サイズ印刷物排紙収納装置2
は、例えば図3に示す孔版印刷装置1の排紙トレイ17
上に取り付けて使用することにより、印刷直後でまだイ
ンクが十分に乾いていない状態にある印刷物を順次収納
していっても、その印刷物の裏面に次の印刷物のインク
が転移することによって生じるいわゆる裏移り現象を防
止することができる。そして、この小サイズ印刷物排紙
収納装置2は、例えばカード,葉書,封筒等のある程度
腰の強さを持った比較的小サイズの印刷物を収納する際
に使用する。
【0021】その小サイズ印刷物排紙収納装置2を装着
する孔版印刷装置1は、外周面に製版済みの孔版マスタ
が巻装されて矢示A方向に回転される印刷ドラム11
と、印刷前の印刷用紙Pを積載する給紙台12と、その
印刷用紙Pを上側から1枚ずつ給紙する給紙ローラ13
と、その給紙ローラ13により給紙された印刷用紙Pを
印刷ドラム11の回転に合わせたタイミングで送り出す
レジストローラ14と、印刷用紙Pを印刷ドラム11の
外周面に押しつけてその紙面上に印刷画像を形成するプ
レスローラ15と、印刷済の印刷用紙(印刷物)Pを搬送
する排紙搬送ベルト16と、その排紙搬送ベルト16に
より用紙排出部3から搬送された印刷用紙Pを順次積載
する排紙トレイ17等によって主に構成されている。そ
して、その操作は、操作パネル4上に設けられている各
種のキー類を操作して行なう。
【0022】その孔版印刷装置1に装着される小サイズ
印刷物排紙収納装置2は、図4に示すような4本の垂設
した支柱41,42,43及び44と、底板45と、天
板46とをそれぞれネジ止め固定することによって装置
本体となる本体フレーム40を形成し、そこに後述する
用紙搬送系を取り付けると共に、上部には用紙の収納部
を形成している。
【0023】その本体フレーム40の外側には、図2に
示すように両側に側部外装カバー47,48を、上部に
は上部外装カバー49をそれぞれ取り付けると共に、装
置の背面には矢示Bと矢示Cの方向に2段階に開閉が可
能な後部上カバー51と後部下カバー52をそれぞれ設
けている。そして、その上部外装カバー49の角部に
は、各種のスイッチが配設された操作部8を設けてい
る。また、後部中央には、U字溝49aを形成してい
る。
【0024】なお、この小サイズ印刷物排紙収納装置2
を孔版印刷装置等に装着した際に手前側になる側部外装
カバー47には、窓47aを形成して、後述する印刷後
に収納部に移送されていく印刷用紙Pの様子を外部から
見ることができるようにしている。
【0025】図4に示した本体フレーム40内には、図
5に示すような移送装置を構成する螺旋体ユニット50
と60が、図7(煩雑となるため一部の部品の図示を省
略している)に示すように、装置中央の用紙搬送路を隔
てて対向配置されている。その螺旋体ユニット50と6
0は、図5に示すように上記用紙搬送路を中心に互いに
対称な形状に形成されていて、その螺旋体ユニット50
は、それぞれ断面コ字状に形成されたユニット支柱53
と54の上端に連結板55を、下端に断面コ字状のコ状
連結板56をそれぞれネジ止め等により固定し、コ状連
結板56をそのコ字状の開放側が内側に向くように配置
している。
【0026】そして、その連結板55とコ状連結板56
との間に、搬送体である螺旋体25Aと25Bを印刷用
紙の搬送方向(矢示E方向)に間隔を置いて配設し、そ
の上下の各軸部25aをそれぞれ軸受57を介して回転
自在に支持している。同様に、螺旋体ユニット60も、
それぞれ断面コ字状に形成されたユニット支柱58と5
9の上端に連結板64を、下端に断面コ字状のコ状連結
板62をそれぞれネジ止め等により固定し、コ状連結板
62をそのコ字状の開放側が内側に向くように配置して
いる。そして、その連結板64とコ状連結板62との間
に、螺旋体26Aと26Bを印刷用紙の搬送方向に間隔
を置いて配設し、その上下の各軸部26aをそれぞれ軸
受57を介して回転自在に支持している。
【0027】その螺旋体25Aと25B、また26Aと
26Bは、それぞれ同様な形状をしており、その螺旋体
25A,25Bを図8の(a)に、また螺旋体26A,
26Bを図8の(b)(図8の(a),(b)では共に各
軸部25a,26aの図示を省略している)にそれぞれ
示すように、共に円筒又は円柱状に形成された部材の外
周面に長手方向(軸線方向)に沿って所定の間隔を置い
て螺旋状に形成した帯状の受け部25bと26bを突設
した回転体であり、それらを樹脂による一体成形で形成
している。そして、その外周面に螺旋状に突設させた帯
状の受け部25b,26bの突出量Hを、例えば4.5
mm としている。
【0028】その螺旋体25A,25Bと26A,26
Bは、その受け部25bと26bの螺旋の巻き方向が逆
に形成されている点のみが異なり、図5に示したように
螺旋体25Aが螺旋体26Aに対向し、螺旋体25Bが
螺旋体26Bに対向している。各螺旋体25A,25
B,26A及び26Bの受け部25bと26bの螺旋の
巻き方向は、その上下に隣合う受け部25b間及び26
b間に挿入された印刷用紙を、各螺旋体25A,25
B,26A及び26Bの回転時に図9に示す後部下カバ
ー52へ押し付ける向きに力が作用する向きにそれぞれ
形成してある。
【0029】そして、この螺旋体25A,25B及び2
6A,26Bは、図3に示した孔版印刷装置1の用紙排
出部3から排出される印刷用紙Pを図11に示すように
両側から挾んで、その両側縁Pa,Pbを本体フレーム
40(図4参照)内で、その印刷用紙Pのサイズに応じ
て移動させた位置で保持可能に配設されている。
【0030】そして、この螺旋体25A,25B及び2
6A,26B等によって構成される移送装置は、その各
受け部25b及び26bで図11に示す垂直移送位置に
搬送された印刷用紙Pの両側縁Pa,Pbを保持した状
態で、螺旋体25A,25B及び26A,26Bをそれ
ぞれ回転させることにより受け部25b,26bを上方
に移動させ、印刷用紙Pを図9に示す上部の収納部5ま
で移送して積層状態に収納する。
【0031】また、その螺旋体25A,25B及び26
A,26Bは、図8の(a),(b)に示した各受け部25
b,26bの軸方向の間隔(ピッチP1 )を、そこに両
側縁が保持された状態にある印刷用紙Pが互いに上下方
向に隣合うものと接触しない程度に、できるだけ短い間
隔に設定した方が所定の最大収納枚数を設定する場合に
は装置の高さを低くすることができるので好ましい。
【0032】しかしながら、印刷用紙Pを受け入れる側
となる下部の受け部25b間及び26b間の間隔は、そ
の受け入れる印刷用紙Pがジャムになりにくいようにす
る必要があるため、中間部の受け部25b,26bの各
ピッチP1 よりも大きなピッチP2 としている。また、
その各受け部25b,26bの軸方向の間隔を、印刷用
紙Pを収納部5へ送り出す上部側となる最終部のピッチ
(間隔)P3 も、各螺旋体25A,25B,26A及び2
6Bの中間部のピッチP1 よりも大きくしている。具体
的には、例えば上記ピッチP1 を3mmとし、ピッチP
2 を22.5mmとし、ピッチP3 を10mmとする。
【0033】螺旋体25A,26Aは、図6に示すよう
に、その下部側の各軸部25a,26aに1段のシング
ルのプーリ65をそれぞれ固定し、その各プーリ65が
コ状連結板56と62の各コ字部内にそれぞれ位置する
ようにしている。また、螺旋体25Bと26Bの下部側
の各軸部25a,26aに、上下2段に形成されたダブ
ルプーリ66をそれぞれ固定し、その各ダブルプーリ6
6がコ状連結板56と62の各コ字部内に位置するよう
にしている。
【0034】そして、その各プーリ65とダブルプーリ
66のそれぞれ下側のプーリとの間にタイミングベルト
61をそれぞれ張装している。また、そのダブルプーリ
66のそれぞれ上側のプーリに、駆動系によって回動さ
れる後述するタイミングベルト63をそれぞれ巻き掛け
ている。このように構成される図5に示した螺旋体ユニ
ット50と60は、図10に示す螺旋体接近・離間機構
70により、それらが互いに接近・離間可能になってい
る。
【0035】その螺旋体接近・離間機構70は、螺旋体
ユニット50及び60の上側に設けられた上部接近・離
間機構71と、下側に設けられた下部接近・離間機構7
2とからなり、その上部接近・離間機構71と下部接近
・離間機構72は同様な構成部品で構成されており、一
部の構成部品については上部接近・離間機構71と下部
接近・離間機構72で形状が若干異なるものもあるが、
それらの機能は同様である。
【0036】その一方の上部接近・離間機構71につい
て図12を使用して説明する。上部接近・離間機構71
は、螺旋体ユニット50の螺旋体25Bの上部側の軸部
25aを支持する軸受57を孔73a内に回転自在に嵌
入させたセクタギヤ73と、螺旋体25Aの上部側の軸
部25aを支持する軸受57を孔74a内に回転自在に
嵌入させた揺動レバー74と、天板46に固定されてセ
クタギヤ73を揺動可能に支持する支持軸75と、同様
に天板46に固定されて揺動レバー74の一端を揺動可
能に支持する支持軸76とを有している。
【0037】また、その上部接近・離間機構71は、螺
旋体ユニット60の螺旋体26Bの上部側の軸部26a
を支持する軸受57を孔77a内に回転自在に嵌入させ
たセクタギヤ77と、螺旋体26Aの上部側の軸部26
aを支持する軸受57を孔78a内に回転自在に嵌入さ
せた揺動レバー78と、天板46に固定されてセクタギ
ヤ77を揺動可能に支持する支持軸79と、同様に天板
46に固定されて揺動レバー78の一端を揺動可能に支
持する支持軸80も有している。
【0038】さらに、その上部接近・離間機構71は、
セクタギヤ73と77との間に連動ギヤ81aと連動ギ
ヤ81bとを互いに噛み合わせて配設し、その連動ギヤ
81aをセクタギヤ73の支持軸75寄りに形成されて
いるギヤ部に噛み合わせると共に、他方の連動ギヤ81
bをセクタギヤ77のギヤ部に噛み合わせている。そし
て、この上部接近・離間機構71は、図12から明らか
なように、回動支点となる支持軸76と80の位置を、
両側の対向する螺旋体25Aと26Aとの間に位置させ
ると共に、その螺旋体25Aと26Aよりも印刷用紙の
排出方向上流側(図12で下側)にしている。
【0039】同様に、回動支点となる支持軸75と79
の位置を、両側の対向する螺旋体25Bと26Bとの間
に位置させると共に、その螺旋体25Bと26Bよりも
印刷用紙の排出方向上流側にしている。なお、天板46
には、螺旋体25A,25B及び26A,26Bの各軸
部25a,26aをそれぞれ支持する各軸受57を、そ
れぞれ支持軸76,75,80及び79を中心とする円
弧状に移動可能にする弧状孔46a〜46dを形成して
いる。さらに、後部端縁の中央にはU字溝9(図4参
照)を形成している。
【0040】また、前述したように、この上部接近・離
間機構71と同様な構成部品で構成される図10に示し
た下部接近・離間機構72も、上部接近・離間機構71
と同様な位置関係で各構成部品が配置されていて、セク
タギヤ73が支持軸75′により、揺動レバー74が支
持軸76によりそれぞれ底板45に揺動可能に取り付け
られている。
【0041】さらに、セクタギヤ77が支持軸79′に
より、揺動レバー78が支持軸80によりそれぞれ底板
45に揺動可能に取り付けられている。なお、底板45
にも、螺旋体25A,25B及び26A,26Bの各軸
部25a,26aを支持する各軸受57を、それぞれ支
持軸76,75′,80及び79′を中心とする円弧状
に移動可能にする弧状孔45a〜45dが形成されてい
る。
【0042】また、天板46と底板45の図10で左方
の角部に、それぞれ孔を形成してそこに長軸82を回転
自在に嵌入させ、その長軸82の天板46より上側に突
出した部分にツマミ83を固定し、下部の底板45の上
面側に駆動力伝達ギヤ84を固定している。そのツマミ
83は、下側にギヤ部83aが形成されていて、そのギ
ヤ部83aがセクタギヤ73に噛み合っている。また、
下側の駆動力伝達ギヤ84が、下部接近・離間機構72
のセクタギヤ73に噛み合っている。
【0043】そして、図5で説明したように、螺旋体2
5Aと25Bは連結板55とコ状連結板56とによって
一体のユニット状に形成されており、螺旋体26Aと2
6Bも連結板64とコ状連結板62とによって一体のユ
ニット状に形成されているので、図10のツマミ83を
同図で時計回り方向に回転させると、セクタギヤ73が
反時計回り方向に回動し、その回動に伴ってそのセクタ
ギヤ73に噛み合う連動ギヤ81a,81bを介してセ
クタギヤ77が時計回り方向にセクタギヤ73の回動量
と同じ量だけ回動する。
【0044】そのため、そのセクタギヤ73と77にそ
れぞれ軸受57を介して支持される螺旋体25Bと26
Bが互いに離間する。また、その螺旋体25Bに前述し
た連結板55とコ状連結板56とを介して連結されて連
動する螺旋体25Aと、螺旋体26Bに連結板64とコ
状連結板62とを介して連結されて連動する螺旋体26
Aも互いに離間する。
【0045】その4個の螺旋体25A,25B,26A
及び26Bは、図11に平面図を示すように、印刷用紙
Pの両側の側縁Pa,Pbを2個ずつで保持するが、そ
の4個の螺旋体は図9に示す1つのパルスモータ29を
使用した螺旋体回転装置90により全て連動される。そ
の螺旋体回転装置90は、4個の螺旋体25A,25
B,26A及び26Bを回転駆動させることにより、上
記各螺旋体の受け部25b及び26b(図8の(a),
(b)参照)に保持した印刷用紙Pを、図9で上方に設け
た収納部5に移送する働きをする。
【0046】その螺旋体回転装置90は、図13に示す
パルスモータ29の回転力を、各種のプーリとタイミン
グベルト及びギヤを使用して4個の螺旋体25A,25
B,26A及び26Bに伝達する装置である。すなわ
ち、底板45の下面にパルスモータ29を固定し、その
パルスモータ29の回転軸を底板45の上面に突出さ
せ、その回転軸にモータプーリ27を固定している。ま
た、その底板45の上面に、モータプーリ27から間隔
を置いて2段プーリ28を回転自在に軸支し、その2段
プーリ28の下段側のプーリとモータプーリ27との間
にタイミングベルト31を張装している。
【0047】また、底板45に、下部にギヤ部32aを
有する中間プーリ32を、モータプーリ27よりも上方
(図で手前側)に底板45の上面から離して回転自在に
軸支し、その中間プーリ32と2段プーリ28の上段側
のプーリとの間にタイミングベルト33を張装してい
る。さらに、底板45の上面に第1中間ギヤ34と第2
中間ギヤ35をそれぞれ回転自在に軸支し、その第1中
間ギヤ34と第2中間ギヤ35とを噛み合わせると共
に、その第1中間ギヤ34を中間プーリ32のギヤ部3
2aに噛み合わせている。
【0048】また、その第1中間ギヤ34は、セクタギ
ヤ77を揺動可能に支持する支持軸79′に固定された
プーリギヤ37のギヤ部に噛み合っていて、そのプーリ
ギヤ37のプーリ部は、前述した螺旋体26Bの下方の
軸部26aに固定されたダブルプーリ66(図6も参
照)の上段側のプーリとの間にタイミングベルト63を
張装している。
【0049】さらに、第2中間ギヤ35は、セクタギヤ
73を揺動可能に支持する支持軸75′に固定されたプ
ーリギヤ38のギヤ部に噛み合っていて、そのプーリギ
ヤ38のプーリ部は、前述した螺旋体25Bの下方の軸
部25aに固定されたダブルプーリ66(図6も参照)
の上段側のプーリとの間にタイミングベルト63を張装
している。なお、図13で39a、39b及び39c
は、タイミングベルト33及び63,63の張りを調整
するテンションローラである。
【0050】この螺旋体回転装置90は、パルスモータ
29が図13に矢印で示した時計回り方向に回転する
と、モータプーリ27が同方向に回転するため、タイミ
ングベルト31により2段プーリ28が矢示方向に回転
する。それによって、タイミングベルト33が時計回り
方向に回動し、中間プーリ32が矢示方向に回転する。
【0051】すると、その図13で時計回り方向に回転
する中間プーリ32のギヤ部32aに噛み合う第1中間
ギヤ34が矢示方向に回転する。したがって、その第1
中間ギヤ34に噛み合うプーリギヤ37が矢示の時計回
り方向に回転するため、同方向に回動するタイミングベ
ルト63によりダブルプーリ66が回転し、螺旋体26
Bが時計回り方向に回転する。
【0052】また、第1中間ギヤ34の矢示方向の回転
により、それに噛み合う第2中間ギヤ35が時計回り方
向に回転し、その第2中間ギヤ35に噛み合うプーリギ
ヤ38が矢示の反時計回り方向に回転するため、同方向
に回動するタイミングベルト63によりダブルプーリ6
6が回転し、螺旋体25Bが反時計回り方向に回転す
る。
【0053】このようにして、螺旋体25Bと26Bが
互いに逆の回転方向に回転すると、図6で説明したよう
に螺旋体25Aと25Bはタイミングベルト61により
連動するようになっており、螺旋体26Aと26Bもタ
イミングベルト61により連動するようになっているの
で、4個の螺旋体25A,25B及び26A,26B
が、図11に矢印でそれぞれ示す方向に全て1個のパル
スモータ29により回転される。
【0054】また、図13に示した螺旋体回転装置90
は、螺旋体25Bと26Bをそれぞれ支持軸75′と7
9′を中心に回動させることによって互いに接近・離間
させても、第2中間ギヤ35とプーリギヤ38の回転中
心間の距離、及び第1中間ギヤ34とプーリギヤ37の
回転中心間の距離は共に一定であるため、螺旋体25B
と26B及び25Aと26Aはどの位置にあっても常に
スムーズに回転する。この小サイズ印刷物排紙収納装置
2は、図9及び図11に示すように、底板45上の印刷
用紙Pを受け入れる入り口部分にベルト搬送装置95を
配設している。
【0055】そのベルト搬送装置95は、図3に示した
孔版印刷装置1の用紙排出部3から排出される印刷物を
受け入れて、図11に示した垂直移送位置までその印刷
用紙Pを搬送する搬送装置である。このベルト搬送装置
95は、図9に示すベルト駆動モータ91がタイミング
ベルト92を回動させることによって搬送ベルト96,
97を支持するプーリが回転され、2本の搬送ベルト9
6,97が矢示F方向に回動する。
【0056】そして、その搬送ベルト96,97の搬送
力により、図11に示すように印刷用紙Pが螺旋体25
Aと26Aの間、及び25Bと26Bの間に搬送され
て、その先端が後部下カバー52の内面に突き当たる。
なお、この搬送ベルト96と97の間には、図1にも示
すように、そこを通過する印刷用紙Pを検知する上流側
センサ19が配設されている。
【0057】また、上述した垂直移送位置には、下流側
センサ18が図1に示すように、各螺旋体25A,25
B,26A及び26Bの受け部25b,26bに受け入
れられる位置に搬送された印刷物Peを検知可能に配設
されている。この下流側センサ18と上流側センサ19
は、後述する制御装置10と共に搬送遅れ検知手段を構
成しており、螺旋体25Aと26A及び25Bと26B
の各受け部25bと26bに受け入れられる位置(図1
の印刷物Peがある位置)まで搬送された印刷用紙Pe
の搬送遅れを検知する。
【0058】その下流側センサ18は、螺旋体25Aと
26A及び25Bと26Bの最も下側に位置する受入れ
側の各受け部25bと26bに受け入れられた印刷用紙
Pを検知する。また、上流側センサ19は、上述したよ
うに下流側センサ18に対して印刷物の搬送方向上流側
に間隔を置いて配設されいて、そこを通過する印刷用紙
Pを検知する。
【0059】そして、この搬送遅れ検知手段は、上流側
センサ19が印刷用紙Pを検知してから下流側センサ1
8がその印刷用紙Pを検知するまでの時間が所定の搬送
時間(例えば1.5秒に設定する)Tを超えたときに印刷
用紙Pの搬送遅れ有を判断(検知)する。なお、上流側
センサ19と下流側センサ18は、例えばフィラーが印
刷用紙Pにより押し下げられて回動するタイプの透過型
のフォトセンサを使用する。
【0060】そのベルト搬送装置95の両側には、図1
1に示すように対の入口案内板21,22を設け、その
入口案内板21を図5に示した螺旋体ユニット50のユ
ニット支柱53の内側の面にネジ止め固定し、入口案内
板22を螺旋体ユニット60のユニット支柱58の内側
の面にネジ止め固定している(図9も参照)。
【0061】また、図11に示すように、螺旋体25A
と25Bの間に中間案内板23を、螺旋体26Aと26
Bの間に中間案内板24をそれぞれ配設し、その中間案
内板23を図5に示した螺旋体ユニット50のユニット
支柱54の内側の面にネジ止め固定し、中間案内板24
を螺旋体ユニット60のユニット支柱59の内側の面に
図9に示すようにネジ止め固定している。
【0062】一方、螺旋体25A,25B及び26A,
26Bの上方には、その螺旋体によって上昇された印刷
用紙Pを収納する収納部5が設けられている。その収納
部5は、図5で説明した螺旋体ユニット50と60のそ
れぞれ上部に形成される空間部分であり、その螺旋体ユ
ニット60のユニット支柱58,59の上部内面に、図
9に示すように収納ガイド板6をネジ止め固定し、同様
に図5の螺旋体ユニット50側のユニット支柱53,5
4の上部内面にも、同様にその収納ガイド板6に対応す
る収納ガイド板(図示せず)をネジ止め固定している。
【0063】また、この小サイズ印刷物排紙収納装置2
は、図10に示すように各螺旋体25A,25B,26
A及び26Bのそれぞれ軸部25a及び26aの上端部
を天板46の上面側にそれぞれ突出させている。そし
て、図15に示すように印刷用紙Pの一方の側縁Paを
保持する螺旋体25A,25Bの各軸部25aの上端部
に、天板46の上に被せられる上部外装カバー49の上
面で、後部上カバー51に所定の幅で形成された突き当
て部51aに先端部を突き当てることによって所定のセ
ット位置にセットされた印刷用紙Ps(印刷用紙Pと同
サイズで印刷前の用紙)の一方の側縁Psaに当接させる
一方の側縁ガイド101を取り付けている。
【0064】また、印刷用紙Pの他方の側縁Pbを保持
する側の螺旋体26A,26Bの各軸部26aの上端部
に、上部外装カバー49の上面の上記所定のセット位置
にセットされた印刷用紙Psの他方の側縁Psbに当接さ
せる他方の側縁ガイド102を取り付けている。
【0065】なお、上部外装カバー49の上面にセット
する印刷用紙Psのセット位置は、その印刷用紙Psが
小サイズである場合には、その印刷用紙Psの先端部が
上述したように後部上カバー51の突き当て部51aに
突き当たる位置がセット位置となり、図2に示すように
上部外装カバー49の上面の後部上カバー51寄りに一
対突設されている突き当て突起49c,49cの内側間
の距離WL よりも大きな紙幅の印刷用紙を使用するとき
には、その突き当て突起49c,49cに印刷用紙の先
端部が突き当たる位置がセット位置となるが、この印刷
用紙のセット位置に関する部分は、この発明に直接関係
しないため、その詳しい説明は省略する。
【0066】対をなす側縁ガイド101,102は、側
縁ガイド101が図15で左側の螺旋体25A,25B
と、また側縁ガイド102が右側の螺旋体26A,26
Bとそれぞれ連動し、それらが互いに接近・離間する。
そして、この対の側縁ガイド101と102の各螺旋体
25A,25B,26A及び26Bの各軸部25a及び
26aへの取付位置を、その側縁ガイド101と102
を上部外装カバー49上の所定のセット位置(図15に
図示の位置)にセットされた印刷用紙Psの両側縁Psa
とPsbに当接させたときに、各螺旋体25A,25B,
26A及び26Bの位置が帯状の各受け部25b,26
bで、収納部5(図9参照)へ移送される印刷用紙Pの
側縁PaとPbをそれぞれ保持する位置にしている。
【0067】すなわち、上記のように印刷用紙Psの両
側縁Psa,Psbに側縁ガイド101,102をそれぞれ
当接させたときに、図8の(a),(b)に示した螺旋体2
5Aと26A及び25Bと26Bのそれぞれ谷底間の距
離Wが、印刷用紙Pの両側縁Pa,Pb間の幅Pwにα
をプラスした距離になるようにしている。
【0068】具体的には、図15に示したように側縁ガ
イド101と102を印刷用紙Psの両側縁Psa,Psb
にそれぞれ当接させたときに、収納部5へ移送される印
刷用紙Pの側縁Paが螺旋体25A,25Bの各受け部
25bにそれぞれ2/3程度(3mm程度)載った状態
で保持され、側縁Pb側も同様に螺旋体26A,26B
の各受け部26bにそれぞれ2/3程度載った状態で保
持されるようにする。
【0069】なお、この側縁ガイド101と102を印
刷用紙Psの両側縁Psa,Psbに当接又は離間させる際
には、図10で説明したツマミ83を回転させることに
よって各螺旋体25A,25B,26A及び26Bを移
動させ、それによって側縁ガイド101と102を連動
させる。
【0070】その側縁ガイド101と102は、図2に
示すように上部外装カバー49の上面に各螺旋体25
A,25B,26A及び26Bの移動方向に沿って円弧
状に形成されたガイド溝111,112,113及び1
14に、図16に示すように長手方向の両端部下面にそ
れぞれ突設した凸部101c,101dと102c,1
02dをそれぞれ移動可能に嵌入している。
【0071】その各凸部101c,101dと102
c,102dには、それぞれEリング溝が形成されてい
て、そこにEリング115をそれぞれ嵌着することによ
って、側縁ガイド101,102が上部外装カバー49
の各ガイド溝111〜114から抜け落ちないようにし
ている。また、各凸部101c,101d,102c及
び102dのそれぞれ下面には、各螺旋体の軸部25
a,26aを嵌入させるための軸嵌入穴116をそれぞ
れ形成し、そこに各螺旋体25A,25B,26A及び
26Bの各軸部25a,26aをそれぞれ嵌入させてい
る。
【0072】また、この側縁ガイド101,102に
は、図15にも示すように、上部外装カバー49上の所
定のセット位置にセットされた印刷用紙Psの側縁ガイ
ド101,102の下面101a,102aの下側への
入り込みを防止する突起103,104を、印刷用紙P
sの各側縁Psa,Psbを当接させる面101b,102
bに沿って延設している。
【0073】そして、その突起103と104を、上部
外装カバー49の上面に図2に示すように側縁ガイド1
01,102の移動方向に沿う円弧状に形成した凹部1
06,107に、その側縁ガイド101,102の移動
方向に沿って移動可能に嵌入させている。なお、この凹
部106と107は、それを円弧状の長孔にしてもよ
い。
【0074】このように、側縁ガイド101に図15に
示したような突起103を、側縁ガイド102に突起1
04をそれぞれ設けているので、その側縁ガイド101
と102を、同図に示すように上部外装カバー49上の
所定のセット位置にセットされた印刷用紙Psの両側縁
Psa,Psbにそれぞれ突き当てた際に、その両側縁Ps
a,Psbが側縁ガイド101及び102の下側へ入り込
むのを各突起103,104で防止することができる。
【0075】したがって、側縁ガイド101と102の
間の距離が印刷用紙Psの幅よりも狭くなるのを防ぐこ
とができるため、螺旋体25Aと26Aの間の距離、及
び螺旋体25Bと26Bの間の距離をそれぞれ印刷用紙
Pに対応した理想的な位置に正確にセットすることがで
きる。さらに、この小サイズ印刷物排紙収納装置2は、
図4に示すように、天板46に印刷用紙の搬送方向に沿
う長孔46eを形成し、そこに図9に示すような後端フ
ェンス7を矢示G方向にスライド可能に設けている。
【0076】また、図2に示すように、上部外装カバー
49の上面に、その上面の前述した所定のセット位置に
セットされた印刷用紙Psの後端縁に当接させる後端ガ
イド105を、孔版印刷装置1の用紙排出部3から排出
される印刷用紙Pの排出方向(矢示J方向)に沿って移
動可能に設け、その後端ガイド105に図9で説明した
収納部5に収納された印刷用紙Pの後端(図9で右端
側)に当接してその印刷用紙Pの位置を規制する後端フ
ェンス7を固定している。
【0077】この小サイズ印刷物排紙収納装置2によれ
ば、後端ガイド105を、使用する印刷用紙Pのサイズ
に合わせてその都度矢示G方向にスライドさせて、上部
外装カバー49上の所定のセット位置にセットされた印
刷用紙Psの後端縁に当接させれば、後端フェンス7が
収納部5に収納された印刷用紙Pの後端に当接してその
印刷用紙Pを規制する位置になる。
【0078】したがって、その後端フェンス7により、
収納部5に積載状態でスタックされる印刷用紙Pの積載
ずれを防止できるため、一般的にインクがある程度乾い
た状態の印刷用紙Pでも、そのインク面が積載ずれによ
り擦られたときには印刷用紙Pに裏汚れが生じやすい
が、それを防止することができる。
【0079】ところで、この小サイズ印刷物排紙収納装
置2は、図1に示すように前述した下流側センサ18と
上流側センサ19等からなる搬送遅れ検知手段が印刷用
紙Pの搬送遅れ有を検知したときには、各螺旋体25
A,25B,26A及び26Bを3回転(それ以外の複
数回であってもよい)だけ回転させた後に停止させる制
御を行なう制御装置10を有している。その制御装置1
0は、各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(C
PU)と、各処理プログラム及び固定データを格納した
ROMと、処理データを格納するデータメモリであるR
AMと、入出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピ
ュータ30を備えている。
【0080】この制御装置10は、下流側センサ18及
び上流側センサ19から、それぞれ印刷用紙Pを検知し
た際に出力される検知信号を入力すると共に、後部下カ
バー52が開放された際にそれを検知するカバーオープ
ン検知センサ125からカバーオープン検知信号を、さ
らに収納部5に設けられている満杯検知センサ126か
らは満杯検知信号をそれぞれ入力する。そして、移送装
置のパルスモータ29とベルト搬送装置95のベルト駆
動モータ91に対して、それらを回転させる駆動信号を
所定のタイミングでそれぞれ出力する。
【0081】この小サイズ印刷物排紙収納装置2を、例
えば図3に示したような孔版印刷装置1に装着して使用
する場合には、まずそれを図示のような孔版印刷装置1
の排紙トレイ17上の所定の位置にセットする。そし
て、図示を省略しているが、小サイズ印刷物排紙収納装
置2に設けられている電源接続用のプラグを、それに対
応して孔版印刷装置1側に設けられているプラグ(図示
せず)に接続する。
【0082】次に、図11に示した螺旋体25Aと26
A及び25Bと26Bの間で印刷用紙Pの両側縁Pa,
Pbを確実に保持できるようにするため、図12に示し
たツマミ83を回転させて、図15に示したように対の
側縁ガイド101と102を、上部外装カバー49上の
所定のセット位置にセットした印刷用紙Ps(印刷用紙
Pと同サイズ)の両側縁Psa,Psbに当接する位置まで
移動させる。
【0083】そうすれば、その側縁ガイド101,10
2と連動する各螺旋体25A,25B,26A及び26
Bも移動するため、螺旋体25Aと26Aの間及び25
Bと26Bの間が、収納部5へ移送される印刷用紙Pの
両側縁Pa,Pbを、螺旋体25A,25B及び26
A,26Bの各受け部25b及び26bでそれぞれ2/
3程度(3mm程度)保持する印刷用紙Pの移送に適した
最適な距離になる。
【0084】また、その使用する印刷用紙Pのサイズに
合わせて、図9に示した後端フェンス7の位置を、後端
ガイド105をスライド操作して図15に示した上部外
装カバー49上の所定のセット位置にセットした印刷用
紙Psの後端縁に当接させるように調整し、収納部5に
収納される印刷用紙Pに収納ズレが生じないようにす
る。
【0085】この状態で、図2に示した小サイズ印刷物
排紙収納装置2の電源スイッチをオンにすると、その小
サイズ印刷物排紙収納装置2は待機状態になる。ここ
で、図3に示した孔版印刷装置1の原稿読み取り装置に
印刷しようとする原稿をセットし、これから印刷しよう
としている印刷用紙Pが葉書である場合には、給紙台1
2に印刷する枚数の葉書とその葉書の上に同サイズの版
付け及び試し刷り用の用紙を数枚載せてセットする。
【0086】その後、孔版印刷装置1の操作パネル4上
で製版スタートキーを押すと、図示しない排版装置によ
り使用済みの孔版マスタが印刷ドラム11の表面から剥
離されて廃棄された後に、原稿の読み取りが開始され、
同時に孔版マスタにサーマルヘッドにより穿孔製版が行
なわれ、製版済の孔版マスタが印刷ドラム11の外周面
に巻き付けられる。
【0087】次に、版付け用の用紙(葉書と同サイズ)
に版付け印刷が行なわれ、最初の印刷物(以下版付印刷
物という)が排紙搬送ベルト16により小サイズ印刷物
排紙収納装置2に送り込まれる。なお、ここで行なう版
付け印刷とは、1枚目は孔版マスタにまだインクが充分
になじんでいないので、それをなじませるために行なう
印刷である。
【0088】その版付印刷物は、図11に印刷用紙Pで
示した位置と同様に、ベルト搬送装置95により先端が
後部下カバー52の内面に当接する図示の垂直移送位置
まで搬送され、その際に両側縁が螺旋体25A,25
B,26A及び26Bの各受け部25b,26bに受け
入れられる。そして、上流側センサ19が版付印刷物の
通過を検知し、下流側センサ18が版付印刷物が到達し
たことを検知すると、図13で説明したパルスモータ2
9を駆動し、螺旋体25A,25B,26A及び26B
を1回転させて、各受け部25b,26bの1段分に相
当する距離だけ版付印刷物を上方に搬送する。
【0089】その際に、回転する螺旋体25A,25
B,26A及び26Bの回転方向は、前述したようにそ
れぞれ対向する螺旋体25Aと26A及び25Bと26
Bがそれぞれ図11に矢印で示すように互いに逆方向に
回転される。したがって、版付印刷物はその先端が後部
下カバー52の内面に押し付けられながら、その後部下
カバー52に沿って上昇する。
【0090】次に、オペレータは、まず図2の矢示B方
向に後部上カバー51を開き、その後に矢示C方向に後
部下カバー52を開いて(図9も参照)、中の版付印刷
物を取り出して画像や印刷位置を確認する。そして、必
要があれば、インクの濃度や印刷用紙に対する印刷部の
ずれを修正したり、あるいは一度印刷をした後に時間を
置いて再び印刷する際には、孔版印刷装置1にどのよう
な版が装着されているのかを見たりする試し刷り印刷を
する。
【0091】ここで、版付け及び試し刷り印刷物に問題
がなければ、図3の給紙台12上にセットされた印刷用
紙Pの上部に置かれた版付け及び試し刷り用の用紙を取
り除き、孔版印刷装置1の操作パネル4上のプリントス
タートキーを押して葉書である印刷用紙Pへの印刷を開
始する。すると、給紙台12上の印刷用紙Pは、連続的
に印刷ドラム11へ搬送されていき、そこに画像が印刷
される。
【0092】その印刷用紙Pは、前述した版付印刷物の
場合と同様に、図11に示した螺旋体25Aと26Aの
間、及び25Bと26Bの間に送り込まれ、その先端が
後部下カバー52に当接する図示の受け部25b,26
bに受け入れられる位置(垂直移送位置)まで搬送され
て、両側縁Pa,Pbがそれぞれ受け部25b,26b
で受けられた状態で保持される。
【0093】そして、その印刷用紙Pがベルト搬送装置
95を通過することによってそれを上流側センサ19が
検知し、その後で下流側センサ18が、その上流側セン
サ19が印刷用紙Pを検知してから所定の搬送時間T
(例えば1.5秒)以内にその印刷用紙Pを検知したとき
には、その印刷用紙Pに搬送遅れがなかったものと判断
する。この場合には、その下流側センサ18が印刷用紙
Pを検知すると、図13で説明したパルスモータ29を
駆動し、螺旋体25A、25B、26A、26Bを1回
転させて、各受け部25b,26bの1段分に相当する
距離だけ印刷用紙Pを上方に順次搬送する。
【0094】このような動作を、螺旋体25A,25
B,26A及び26Bの各受け部25b,26bに印刷
用紙Pが受け入れられる度に順次繰り返し行なってい
き、セットした所定の枚数の印刷用紙Pへの印刷が全て
終了すると、図14に示すように、螺旋体25A,25
B、26A,26Bのそれぞれ最上段の受け部25b,
26bを過ぎた印刷用紙Pは、その上方に設けられてい
る収納部5へ送り出す最終部の最後の受け部25b′,
26b′に積み上げられる。また、それ以外の収納途上
の印刷用紙Pは、図1に示したように螺旋体25A,2
5B,26A及び26Bの各段の受け部25b,26b
に、上下方向に間隔を置いた状態で保持される。
【0095】ここで、印刷を終了する場合には、操作部
8(図2)に設けられている用紙上昇キー20を押す。
すると、図9に示したパルスモータ29が、各螺旋体2
5A,25B,26A及び26Bを所定の回数(例えば
65回)回転させるだけ連続で回転する。それによっ
て、螺旋体25A,25B,26A及び26Bの各段の
受け部25b,26bにそれぞれ保持されていて収納部
5に移送される収納途上の各印刷用紙Pが、全て収納部
5まで上昇されて、そこに積み上げられる。
【0096】したがって、図14に示した後部上カバー
51を矢示B方向に開けば、図2に示した上部外装カバ
ー49及び図4に示した天板46にはU字溝49a,9
がそれぞれ形成してあるので、そこに指を入れて収納部
5に積み上げられた印刷用紙Pの束を上下方向から挾む
ようにして引き出し、それを簡単に取り出すことができ
る。
【0097】なお、図8の(a),(b)で説明したよう
に、螺旋体25A,26A,25B及び26Bの各受け
部25b,26bの印刷用紙Pを収納部5へ送り出す最
終部のピッチP3 を、その各螺旋体の中間部のピッチP
1 よりも大きくしているので、図14に示したように収
納部5に積層された印刷用紙Pとその上下方向に隣合う
螺旋体の各受け部25b,26bで保持されてまだ移送
過程にある印刷用紙Pとの間が広くなるので、その収納
部5に積層された印刷用紙Pを、その印刷用紙Pの下側
に指を入れて挾持した状態でまとめて取り出すことがで
きる。また、その各螺旋体25A,25B,26A及び
26Bの回転数の検出は、例えばその4本の螺旋体のい
ずれか1本の軸部25a又は26aに装着したエンコー
ダ(図示を省略している)を使用する。
【0098】ところで、例えば図11に示した一対の入
口案内板21と22(サイドフェンスとして機能する)
の間隔が、理想幅よりも僅かに狭いときには、そこを通
過する印刷用紙Pがその入口案内板21,22から受け
る接触抵抗により、通常のときの搬送時間よりも多くか
かることがある。
【0099】したがって、このような場合には、上流側
センサ19が印刷用紙Pを検知してから下流側センサ1
8がその印刷用紙Pを検知するまでの時間が前述した所
定の搬送時間Tを超えているときには、図1に示した制
御装置10は印刷用紙Pの搬送遅れ有を判断する。な
お、このとき制御装置10が孔版印刷装置1の本体側の
印刷制御装置(図示せず)に対し印刷動作を禁止する信
号を送出し、これにより孔版印刷装置1が印刷動作を一
時停止するようにするとよい。
【0100】この場合には、各螺旋体25A,26A,
25B及び26Bが3回転した後に停止される。したが
って、その搬送遅れが検知された印刷用紙Pは、その3
回転に応じた分(受け部25b,26bの3段分)だ
け、図1に印刷用紙Peで示した受け入れ位置から上方
に移動する。そのため、その印刷用紙Peが上昇した分
だけその印刷用紙Peの下側には空間ができるので、孔
版印刷装置1と小サイズ印刷物排紙収納装置2との間の
隙間から手を入れて、印刷用紙Peの下側の空間部分に
指を入れることによってその搬送遅れになった印刷用紙
Peを装置の外部に簡単に取り出すことができる。
【0101】そして、その取り出される印刷用紙Pe
は、搬送されるのに通常よりも時間が多くかかっただけ
であり、その印刷用紙自体は傷ついたり、搬送系にロッ
クされていたわけではないので、それを丁寧に取り出せ
ば正規の印刷用紙(印刷物)として扱うことができるた
め、無駄をなくすことができる。
【0102】図17は図1に示した制御装置10のマイ
クロコンピュータ30が行なう搬送遅れ処理のルーチン
を示すフロー図である。図1に示したマイクロコンピュ
ータ30は、図17のルーチンがスタートすると、まず
ステップ1で図1に示した上流側センサ19が印刷用紙
Pを検知してから下流側センサ18がその印刷用紙Pを
検知するまでの時間が所定の搬送時間(例えば1.5秒)
Tを超えることによって印刷用紙に搬送遅れが有ったか
否かを判断する。それが所定の搬送時間Tを超えていな
いために搬送遅れ無しのとき(NOの判断)には、印刷
用紙が正常に搬送されているのでメインルーチンへリタ
ーンする。
【0103】また、その搬送時間Tを超えていることに
よって搬送遅れが有になっていてステップ2へ進んだ場
合には、ベルト搬送装置95のベルト駆動モータ91を
停止させることにより、ベルト搬送装置95の動作を停
止させる。次に、ステップ3で、各螺旋体25A,25
B,26A及び26Bをそれぞれ複数回、例えば3回転
させるだけパルスモータ29(図1)を回転させる。さ
らに、次のステップ4で、図2に示した操作部8に設け
られているジャム表示部を点滅させる。また、ステップ
5で、図示しない警報用のブザーを例えば3回鳴らし
て、搬送不良が発生したことを知らせるための警報を発
する。そして、それが終了すると、このルーチンの処理
を終了して、メインルーチンへリターンする。
【0104】以上、この発明による小サイズ印刷物排紙
収納装置の一実施形態例について説明したが、この発明
に使用する螺旋体としては、外周面に受け部をその螺旋
体の軸線方向に所定の間隔を置いて螺旋状に形成したも
のであれば、その受け部は図8で説明したような帯状の
受け部25b,26bを突設したものに限る必要はな
い。例えば、受け部をコイルバネにより螺旋状にしたも
のであってもよいし、円筒状あるいは円柱状の回転部材
の外周面に、その軸線方向に所定の間隔を置いて螺旋状
の保持溝を形成することによって受け部を設けたもので
もよい。
【0105】図18は受け部で保持した印刷用紙を収納
部まで移送する搬送体に無端状のベルトを使用するよう
にした小サイズ印刷物排紙収納装置の実施の形態をその
ベルト付近のみ示す斜視図である。この小サイズ印刷物
排紙収納装置は、それぞれ搬送体である無端状のベルト
325A,325B,325C及び325Dを、図3で
説明した孔版印刷装置1のような印刷装置の用紙排出部
から排出される印刷用紙Pの両側縁Pa,Pbを上下方
向に所定の間隔を置いて全周に亘って複数形成した各受
け部325bで保持可能な位置にそれぞれ配設してい
る。
【0106】そのベルト325Aと325B及び325
Cと325Dは、それぞれ互いに接近・離間可能に両側
の側板401,402に、各支軸326,327,32
8及び329を介して移動可能に支持されている(支持
部分は簡略化して図示している)。そして、その無端状
のベルト325A,325B,325C及び325D
が、図示しないモータにより各支軸326,327,3
28及び329が同時に回転されることにより、図18
にそれぞれ示す矢印方向に連動して回動し、各受け部3
25bに受け入れた印刷用紙Pを上方に移送するように
なっている。
【0107】この無端状のベルト325A,325B,
325C及び325Dは、その下部に設けた印刷用紙受
け入れ位置で印刷用紙Pを各受け部325bに受け入れ
る度に、それぞれ矢印方向に所定量、例えば受け部32
5bが1段分上方に移動する量だけ回動して、印刷用紙
Pを収納部5′(位置のみ示している)まで移送し、そ
こに積層状態に収納する。
【0108】このように、搬送体にベルトを使用した小
サイズ印刷物排紙収納装置にも、前述した螺旋体を使用
した小サイズ印刷物排紙収納装置2のように、各ベルト
325A,325B,325C及び325Dの受け部3
25bに受け入れられる位置まで搬送された印刷用紙P
の搬送遅れの有無を検知する搬送遅れ検知手段と、各受
け部325bに受け入れられる位置に印刷用紙Pが搬送
される度に上記搬送遅れ検知手段が印刷用紙Pの搬送遅
れ有を検知したときには各ベルト325A,325B,
325C及び325Dを受け部325bに受け入れた印
刷用紙Pを上方に各受け部325bが複数段分(例えば
3段分)移動する量だけ移動させた後に停止させる手段
(図1の制御装置10に相当するもの)を設けるとよ
い。
【0109】ここで、上記印刷用紙Pの搬送遅れの有無
を検知する搬送遅れ検知手段としては、図1の実施の形
態で説明したような下流側センサ18と上流側センサ1
9、及び制御装置10に相当するものを設ける。このよ
うにすれば、孔版印刷装置1の用紙排出部3から排出さ
れた印刷用紙Pが、この小サイズ印刷物排紙収納装置内
に送り込まれ、その両側縁Pa,Pbが各ベルト325
A,325B,325C及び325Dの受け部325b
に受け入れられる位置まで搬送された際に、上記搬送遅
れ検知手段が印刷用紙Pの搬送遅れ有を検知すると、上
記各搬送体が受け部325bに受け入れた印刷用紙Pを
上方に各受け部325bが複数段分移動する量だけ回動
した後に停止する。
【0110】したがって、その搬送遅れ有が検知された
印刷用紙Pは、各ベルト325A,325B,325C
及び325Dが移動する量に応じた分だけ上方に持ち上
げられるので、その印刷用紙Pが持ち上げられた分だけ
その印刷用紙Pの下面側には空間ができ、その空間部分
に指を入れることによって搬送遅れになった印刷用紙P
を装置の外部に簡単に取り出すことができる。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による小
サイズ印刷物排紙収納装置によれば、螺旋体等の搬送体
の受け部に受け入れられる位置まで搬送されて搬送遅れ
により搬送不良の扱いとなった印刷物を、装置の外部に
簡単に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による小サイズ印刷物排紙収納装置を
制御系と共に示す概略構成図である。
【図2】同じくその小サイズ印刷物排紙収納装置の外観
形状を示す外観斜視図である。
【図3】同じくその小サイズ印刷物排紙収納装置を孔版
印刷装置の用紙排出部に取り付けた状態を示す概略構成
図である。
【図4】図2の小サイズ印刷物排紙収納装置の本体フレ
ームの構成を示す分解斜視図である。
【図5】同じくその本体フレーム内に接近・離間可能に
配設される対の螺旋体ユニットを示す斜視図である。
【図6】同じくその螺旋体ユニットの下部に設けられた
コ状連結板の中に2つの螺旋体を連動させるプーリとベ
ルトを使用した駆動機構が内蔵されている状態を示す縦
断面図である。
【図7】図2の小サイズ印刷物排紙収納装置を印刷用紙
の入り口側から見た構成図である。
【図8】図2の小サイズ印刷物排紙収納装置に設けられ
ている複数の螺旋体をその軸部の図示を省略した状態で
示す正面図である。
【図9】同じくその小サイズ印刷物排紙収納装置を印刷
用紙の搬送中心で縦に切断した状態で示した構成図であ
る。
【図10】対の螺旋体ユニットを互いに接近・離間させ
る螺旋体接近・離間機構を示す斜視図である。
【図11】図2の小サイズ印刷物排紙収納装置で対の螺
旋体ユニットの間に印刷用紙が搬送された状態を平面方
向から見た概略図である。
【図12】図10の螺旋体接近・離間機構の上部接近・
離間機構を示す平面図である。
【図13】図5の対の螺旋体ユニットを構成する各螺旋
体を回転させる螺旋体回転装置を示す概略図である。
【図14】印刷が終了した印刷用紙が小サイズ印刷物排
紙収納装置の収納部に積層状態に積載された状態を示す
概略図である。
【図15】図2の小サイズ印刷物排紙収納装置に設けら
れている各螺旋体とその回転軸の上端部に設けられてい
る対の側縁ガイドを示す斜視図である。
【図16】同じくその側縁ガイドの螺旋体への取付け部
を示す断面図である。
【図17】図1に示した制御装置のマイクロコンピュー
タが行なう搬送遅れ処理のルーチンを示すフロー図であ
る。
【図18】受け部で保持した印刷用紙を収納部まで移送
する搬送体に無端状のベルトを使用するようにした小サ
イズ印刷物排紙収納装置の実施の形態をそのベルト付近
のみ示す斜視図である。
【符号の説明】 1:孔版印刷装置 2:小サイズ印刷物排紙収納装置 3:用紙排出部 5:収納部 10:制御装置 18:下流側センサ 19:上流側センサ 25A,25B,26A,26B:螺旋体 25b,26b,325b:受け部 325A,325B,325C,325D:ベルト(搬
送体) P,Pe,Ps:印刷用紙(印刷物) Pa,Pb,Psa,Psb:側縁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置の用紙排出部から排出される印
    刷物の両側縁を保持可能な位置に立設された複数の回転
    体を有し、その各回転体の外周面に該回転体の軸線方向
    に所定の間隔を置いて螺旋状に受け部を形成した複数の
    螺旋体と、該各螺旋体の前記受け部に受け入れられる位
    置まで搬送された印刷物の搬送遅れの有無を検知する搬
    送遅れ検知手段とを備え、前記受け部に受け入れられる
    位置に印刷物が搬送される度に前記搬送遅れ検知手段に
    よる検知結果が搬送遅れ無しのときには前記各螺旋体を
    それぞれ所定量回転させて前記印刷物を収納部まで移送
    して積層状態に収納する小サイズ印刷物排紙収納装置に
    おいて、 前記搬送遅れ検知手段が印刷物の搬送遅れ有を検知した
    ときには前記各螺旋体を複数回回転させた後に停止させ
    る手段を設けたことを特徴とする小サイズ印刷物排紙収
    納装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送遅れ検知手段が、前記受け部に
    受け入れられる位置まで搬送された印刷物を検知する下
    流側センサと、該下流側センサに対して印刷物搬送方向
    上流側に間隔を置いて配設された上流側センサとを有
    し、該上流側センサが印刷物を検知してから前記下流側
    センサがその印刷物を検知するまでの時間が所定の搬送
    時間を超えたときに前記印刷物の搬送遅れ有を検知する
    手段であることを特徴とする請求項1記載の小サイズ印
    刷物排紙収納装置。
  3. 【請求項3】 印刷装置の用紙排出部から排出される印
    刷物の両側縁を保持可能な位置に設けられた複数の移動
    体を有し、その各移動体の外周面に該移動体の上下方向
    に所定の間隔を置いて受け部を複数形成した複数の搬送
    体と、該各搬送体の前記受け部に受け入れられる位置ま
    で搬送された印刷物の搬送遅れの有無を検知する搬送遅
    れ検知手段とを備え、前記受け部に受け入れられる位置
    に印刷物が搬送される度に前記搬送遅れ検知手段による
    検知結果が搬送遅れ無しのときには前記各搬送体をそれ
    ぞれ所定量移動させて前記印刷物を収納部まで移送して
    積層状態に収納する小サイズ印刷物排紙収納装置におい
    て、 前記搬送遅れ検知手段が印刷物の搬送遅れ有を検知した
    ときには前記各搬送体を前記受け部に受け入れた印刷物
    を上方に各受け部が複数段分移動する量だけ移動させた
    後に停止させる手段を設けたことを特徴とする小サイズ
    印刷物排紙収納装置。
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