JPH1095900A - 射出成形可能なエポキシ樹脂組成物 - Google Patents
射出成形可能なエポキシ樹脂組成物Info
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- JPH1095900A JPH1095900A JP20407097A JP20407097A JPH1095900A JP H1095900 A JPH1095900 A JP H1095900A JP 20407097 A JP20407097 A JP 20407097A JP 20407097 A JP20407097 A JP 20407097A JP H1095900 A JPH1095900 A JP H1095900A
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- Japan
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- melt viscosity
- epoxy resin
- viscosity
- resin composition
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 射出成形機のシリンダー内では硬化すること
なく熱安定性に優れ、金型内で急速に硬化反応が進行す
る潜在型の硬化特性を有する射出成形可能なエポキシ樹
脂組成物を提供する。 【解決手段】 エポキシ樹脂、フェノール樹脂、硬化促
進剤および無機充填剤を必須成分として含有し、(1) 8
0℃におけるゲルタイムが1500秒以上で、かつ、
(2) 100℃での溶融粘度の変化(溶融粘度の最大値/
溶融粘度の最小値)が、粘度測定開始から18分間にお
いて10以下、(3) 110℃での溶融粘度の変化(溶融
粘度の最大値/溶融粘度の最小値)が、粘度測定開始か
ら10分間において7以下、さらに、(4) 180℃での
溶融粘度の変化(溶融粘度の最大値/溶融粘度の最小
値)が、粘度測定開始から60秒以内に10以上に達す
る、ことを特徴とする射出成形可能なエポキシ樹脂組成
物。
なく熱安定性に優れ、金型内で急速に硬化反応が進行す
る潜在型の硬化特性を有する射出成形可能なエポキシ樹
脂組成物を提供する。 【解決手段】 エポキシ樹脂、フェノール樹脂、硬化促
進剤および無機充填剤を必須成分として含有し、(1) 8
0℃におけるゲルタイムが1500秒以上で、かつ、
(2) 100℃での溶融粘度の変化(溶融粘度の最大値/
溶融粘度の最小値)が、粘度測定開始から18分間にお
いて10以下、(3) 110℃での溶融粘度の変化(溶融
粘度の最大値/溶融粘度の最小値)が、粘度測定開始か
ら10分間において7以下、さらに、(4) 180℃での
溶融粘度の変化(溶融粘度の最大値/溶融粘度の最小
値)が、粘度測定開始から60秒以内に10以上に達す
る、ことを特徴とする射出成形可能なエポキシ樹脂組成
物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形可能なエ
ポキシ樹脂組成物に関するものであって、より詳しく
は、射出成形機のシリンダー内では硬化することなく熱
安定性に優れ、金型内で急速に硬化反応が進行する潜在
型の硬化特性を有する射出成形可能なエポキシ樹脂組成
物に関する。
ポキシ樹脂組成物に関するものであって、より詳しく
は、射出成形機のシリンダー内では硬化することなく熱
安定性に優れ、金型内で急速に硬化反応が進行する潜在
型の硬化特性を有する射出成形可能なエポキシ樹脂組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂が、耐熱性、耐摩耗性、耐
薬品性などのさまざまな物性に優れ、多くの用途に供さ
れていることは良く知られている。従来よりエポキシ樹
脂成形材料の生産性の面で適した成形法としては、トラ
ンスファー成形法が知られている。トランスファー成形
では、成形を行う前にエポキシ樹脂組成物を金型内のポ
ットに投入し、これをプランジャーで加圧して金型内で
流動硬化させるのが一般的である。
薬品性などのさまざまな物性に優れ、多くの用途に供さ
れていることは良く知られている。従来よりエポキシ樹
脂成形材料の生産性の面で適した成形法としては、トラ
ンスファー成形法が知られている。トランスファー成形
では、成形を行う前にエポキシ樹脂組成物を金型内のポ
ットに投入し、これをプランジャーで加圧して金型内で
流動硬化させるのが一般的である。
【0003】しかしながら、この成形法では、まず、成
形材料をタブレット化することが必要であり、さらに余
熱工程を必要とするため、一定以上の成形サイクルの短
縮はできず、生産性、ならびに低コスト化にはおのずと
限界がある。さらに、トランスファー成形は、成形時に
ランナーの他にポット内に残るカル部が硬化後の廃棄物
として発生する問題がある。硬化したカル部は、通常、
再利用することができずに、そのまま廃棄されている
が、廃棄されても分解することがないために、環境汚染
を引き起こす一因ともなっている。
形材料をタブレット化することが必要であり、さらに余
熱工程を必要とするため、一定以上の成形サイクルの短
縮はできず、生産性、ならびに低コスト化にはおのずと
限界がある。さらに、トランスファー成形は、成形時に
ランナーの他にポット内に残るカル部が硬化後の廃棄物
として発生する問題がある。硬化したカル部は、通常、
再利用することができずに、そのまま廃棄されている
が、廃棄されても分解することがないために、環境汚染
を引き起こす一因ともなっている。
【0004】一方、射出成形法は、通常、熱可塑性樹脂
成形材料粉末をホッパー内に投入するだけでシリンダ内
で自動的に余熱と計量がなされた後、金型内に射出され
硬化する。したがって、この場合は、成形材料をタブレ
ット化する工程ならびに余熱の工程が不要となり、さら
に連続生産が可能であるためトランスファー成形に比べ
て成形サイクルの短縮化が可能になり、生産効率の点で
優れた方法ということができる。しかしながら、従来、
トランスファー成形に使用されてきたエポキシ樹脂成形
材料は、シリンダ内での熱安定性が悪く、溶融粘度が著
しく上昇し射出成形することができなかった。
成形材料粉末をホッパー内に投入するだけでシリンダ内
で自動的に余熱と計量がなされた後、金型内に射出され
硬化する。したがって、この場合は、成形材料をタブレ
ット化する工程ならびに余熱の工程が不要となり、さら
に連続生産が可能であるためトランスファー成形に比べ
て成形サイクルの短縮化が可能になり、生産効率の点で
優れた方法ということができる。しかしながら、従来、
トランスファー成形に使用されてきたエポキシ樹脂成形
材料は、シリンダ内での熱安定性が悪く、溶融粘度が著
しく上昇し射出成形することができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする技術的課題】かかる状況下に
あって、各種物性に優れたエポキシ樹脂を、成形サイク
ルが短く、かつ、連続生産が可能な射出成形法で成形す
ることが待望されている。そこで、本発明の目的は、シ
リンダ内では硬化することなく熱安定性に優れ、かつ金
型内では急速に硬化する硬化特性を備えたエポキシ樹脂
成形材料、つまり、射出成形可能なエポキシ樹脂組成物
を提供することにある。
あって、各種物性に優れたエポキシ樹脂を、成形サイク
ルが短く、かつ、連続生産が可能な射出成形法で成形す
ることが待望されている。そこで、本発明の目的は、シ
リンダ内では硬化することなく熱安定性に優れ、かつ金
型内では急速に硬化する硬化特性を備えたエポキシ樹脂
成形材料、つまり、射出成形可能なエポキシ樹脂組成物
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、物性が優
れた熱硬化性樹脂でありながら、射出成形が可能な組成
物とすることを技術的課題とし、さまざまな実験を繰り
返し、試行錯誤の結果、特定のゲルタイムと溶融粘度特
性を示すエポキシ樹脂組成物が、シリンダ内では耐熱性
に優れて硬化することなく、金型内では急速に硬化する
特性を備えていることを見いだし、本発明を完成するに
至った。
れた熱硬化性樹脂でありながら、射出成形が可能な組成
物とすることを技術的課題とし、さまざまな実験を繰り
返し、試行錯誤の結果、特定のゲルタイムと溶融粘度特
性を示すエポキシ樹脂組成物が、シリンダ内では耐熱性
に優れて硬化することなく、金型内では急速に硬化する
特性を備えていることを見いだし、本発明を完成するに
至った。
【0007】すなわち、本発明によれば、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、硬化促進剤および無機充填剤を必
須成分として含有し、(1) 80℃におけるゲルタイムが
1500秒以上で、かつ、(2) 100℃での溶融粘度の
変化(溶融粘度の最大値/溶融粘度の最小値)が、粘度
測定開始から18分間において10以下、(3) 110℃
での溶融粘度の変化(溶融粘度の最大値/溶融粘度の最
小値)が、粘度測定開始から10分間において7以下、
さらに、(4) 180℃での溶融粘度の変化(溶融粘度の
最大値/溶融粘度の最小値)が、粘度測定開始から60
秒以内に10以上に達する、ことを特徴とする射出成形
可能なエポキシ樹脂組成物が提供される。上記ゲルタイ
ムは、100℃において1000秒以上であることがさ
らに好ましい。
脂、フェノール樹脂、硬化促進剤および無機充填剤を必
須成分として含有し、(1) 80℃におけるゲルタイムが
1500秒以上で、かつ、(2) 100℃での溶融粘度の
変化(溶融粘度の最大値/溶融粘度の最小値)が、粘度
測定開始から18分間において10以下、(3) 110℃
での溶融粘度の変化(溶融粘度の最大値/溶融粘度の最
小値)が、粘度測定開始から10分間において7以下、
さらに、(4) 180℃での溶融粘度の変化(溶融粘度の
最大値/溶融粘度の最小値)が、粘度測定開始から60
秒以内に10以上に達する、ことを特徴とする射出成形
可能なエポキシ樹脂組成物が提供される。上記ゲルタイ
ムは、100℃において1000秒以上であることがさ
らに好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のエポキシ樹脂組成物にお
いては、エポキシ樹脂組成物の80℃におけるゲルタイ
ムが1500秒以上、好ましくは100℃におけるゲル
タイムが1000秒以上であり、かつ、エポキシ樹脂組
成物の100℃での溶融粘度の変化が、粘度測定開始後
18分間において10以下、110℃では粘度測定開始
から10分間において7以下、さらに、180℃での溶
融粘度の変化が、粘度測定開始から60秒以内に10以
上に達することが重要な要件となる。本発明における溶
融粘度の変化とは、溶融粘度の最大値を溶融粘度の最小
値で割った値、すなわち、「溶融粘度の最大値/溶融粘
度の最小値」を意味するものである。エポキシ樹脂組成
物の溶融粘度特性が上記特定の範囲であることにより、
シリンダ内では硬化することなく熱安定性に優れ、金型
内での速硬化性を満足することができる。
いては、エポキシ樹脂組成物の80℃におけるゲルタイ
ムが1500秒以上、好ましくは100℃におけるゲル
タイムが1000秒以上であり、かつ、エポキシ樹脂組
成物の100℃での溶融粘度の変化が、粘度測定開始後
18分間において10以下、110℃では粘度測定開始
から10分間において7以下、さらに、180℃での溶
融粘度の変化が、粘度測定開始から60秒以内に10以
上に達することが重要な要件となる。本発明における溶
融粘度の変化とは、溶融粘度の最大値を溶融粘度の最小
値で割った値、すなわち、「溶融粘度の最大値/溶融粘
度の最小値」を意味するものである。エポキシ樹脂組成
物の溶融粘度特性が上記特定の範囲であることにより、
シリンダ内では硬化することなく熱安定性に優れ、金型
内での速硬化性を満足することができる。
【0009】本発明において用いられるエポキシ樹脂と
しては、かかる溶融粘度特性を満足するものであるかぎ
り、エポキシ基を有するモノマー、ポリマー全般が用い
られ、例えば、オルソクレゾール型エポキシ樹脂、ビフ
ェニル型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ハ
イドロキノン型エポキシ樹脂の単独または併用が例示さ
れるがこれ以外でも、上記規定を満足するエポキシ樹脂
であれば使用することができる。
しては、かかる溶融粘度特性を満足するものであるかぎ
り、エポキシ基を有するモノマー、ポリマー全般が用い
られ、例えば、オルソクレゾール型エポキシ樹脂、ビフ
ェニル型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ハ
イドロキノン型エポキシ樹脂の単独または併用が例示さ
れるがこれ以外でも、上記規定を満足するエポキシ樹脂
であれば使用することができる。
【0010】本発明のエポキシ樹脂組成物は、上記エポ
キシ樹脂に硬化剤としてのフェノール樹脂、硬化促進剤
および無機充填剤を適宜配合することによって構成され
る。
キシ樹脂に硬化剤としてのフェノール樹脂、硬化促進剤
および無機充填剤を適宜配合することによって構成され
る。
【0011】硬化剤としては、フェノール性水酸基を有
するものおよび酸ヒドラジドを用いることができ、具体
的には、フェノールノボラック樹脂、ジクロルペンタジ
エン型フェノール樹脂、エイコ酸ヒドラジドなどが例示
され、これらは単独または併用して用いることができ
る。
するものおよび酸ヒドラジドを用いることができ、具体
的には、フェノールノボラック樹脂、ジクロルペンタジ
エン型フェノール樹脂、エイコ酸ヒドラジドなどが例示
され、これらは単独または併用して用いることができ
る。
【0012】フェノールノボラック樹脂としては、酸触
媒を用いて、フェノール、クレゾール、キシレノールな
どのフェノール類とホルムアルデヒドを反応させて得ら
れるノボラック型フェノール樹脂、ならびにその変性樹
脂、例えば、エポキシ化もしくはブチル化ノボラック型
フェノール樹脂が例示され、なかでも水酸基当量が10
0ないし150、軟化点が60ないし110℃のものが
好ましく用いられる。
媒を用いて、フェノール、クレゾール、キシレノールな
どのフェノール類とホルムアルデヒドを反応させて得ら
れるノボラック型フェノール樹脂、ならびにその変性樹
脂、例えば、エポキシ化もしくはブチル化ノボラック型
フェノール樹脂が例示され、なかでも水酸基当量が10
0ないし150、軟化点が60ないし110℃のものが
好ましく用いられる。
【0013】硬化剤は、エポキシ樹脂100重量部に対
して、好ましくは20ないし70重量部、特に好ましく
は40ないし60重量部の割合で配合されるが、この配
合割合は、フェノールノボラック樹脂の場合を例に取る
と、エポキシ樹脂中に含まれるエポキシ基1個当たり、
フェノール性水酸基が0.5ないし2.0個、好ましく
は約1個となるような割合に相当する。
して、好ましくは20ないし70重量部、特に好ましく
は40ないし60重量部の割合で配合されるが、この配
合割合は、フェノールノボラック樹脂の場合を例に取る
と、エポキシ樹脂中に含まれるエポキシ基1個当たり、
フェノール性水酸基が0.5ないし2.0個、好ましく
は約1個となるような割合に相当する。
【0014】硬化促進剤としては、芳香族系および脂環
族系ジメチルウレア、ジシアンジアミドなどの、エポキ
シ樹脂と硬化剤の硬化反応を促進し、かつ、射出成形機
のシリンダー内での熱安定性と、金型部での速硬化性と
を満足させるものが使用される。
族系ジメチルウレア、ジシアンジアミドなどの、エポキ
シ樹脂と硬化剤の硬化反応を促進し、かつ、射出成形機
のシリンダー内での熱安定性と、金型部での速硬化性と
を満足させるものが使用される。
【0015】その具体的な例としては、1,8−ジアザ
シクロ(5,4,0)ウンデセン−7フェノール塩、フ
ェノールノボラック塩、炭酸塩などのDBU誘導体、2
−メチルイミダゾールCNSおよび式Ar−NH−CO
−NR2 (Arは置換または非置換のアリール基、Rは
同一または異なってもよいアルキル基)で表される尿素
誘導体が挙げられるが、なかでも、物性に優れた本発明
の射出可能なエポキシ樹脂組成物を得るためには、式A
r−NH−CO−NR2 (Arは置換または非置換のア
リール基、Rは同一または異なってもよいアルキル基)
で表される尿素誘導体を使用することが好ましい。
シクロ(5,4,0)ウンデセン−7フェノール塩、フ
ェノールノボラック塩、炭酸塩などのDBU誘導体、2
−メチルイミダゾールCNSおよび式Ar−NH−CO
−NR2 (Arは置換または非置換のアリール基、Rは
同一または異なってもよいアルキル基)で表される尿素
誘導体が挙げられるが、なかでも、物性に優れた本発明
の射出可能なエポキシ樹脂組成物を得るためには、式A
r−NH−CO−NR2 (Arは置換または非置換のア
リール基、Rは同一または異なってもよいアルキル基)
で表される尿素誘導体を使用することが好ましい。
【0016】また、下記式(a)ないし(f)で表され
るアルキル系尿素誘導体を硬化促進剤として用いること
により、100℃近辺での安定性が大幅に向上し、その
結果、射出成形機シリンダー内での熱安定性が向上す
る。
るアルキル系尿素誘導体を硬化促進剤として用いること
により、100℃近辺での安定性が大幅に向上し、その
結果、射出成形機シリンダー内での熱安定性が向上す
る。
【化1】 (式中、X1 ,X2 は、水素、ハロゲン、アルキル基、
好ましくは炭素数1ないし5の低級アルキル基、アルコ
キシ基、好ましくは炭素数1ないし5の低級アルコキシ
基またはニトロ基であり、両者は同一でも異なっていて
もよい、Rのそれぞれは同一または異なっていてもよい
アルキル基であり、好ましくは炭素数1ないし10、特
に好ましくは炭素数1ないし5のアルキル基である。) これに該当する化合物としては、例えば、3−フェニル
−1,1−ジメチルウレア、3−(p−クロロフェニ
ル)−1,1−ジメチルウレア、3−(3,4−ジクロ
ルフェニル)−1,1ジメチルウレア、3−(o−メチ
ルフェニル)−1,1−ジメチルウレア、3−(p−メ
チルフェニル)−1,1−ジメチルウレア、3−(メト
キシフェニル)−1,1−ジメチルウレア、3(ニトロ
フェニル)1,1−ジメチルウレアなどが挙げられる。
好ましくは炭素数1ないし5の低級アルキル基、アルコ
キシ基、好ましくは炭素数1ないし5の低級アルコキシ
基またはニトロ基であり、両者は同一でも異なっていて
もよい、Rのそれぞれは同一または異なっていてもよい
アルキル基であり、好ましくは炭素数1ないし10、特
に好ましくは炭素数1ないし5のアルキル基である。) これに該当する化合物としては、例えば、3−フェニル
−1,1−ジメチルウレア、3−(p−クロロフェニ
ル)−1,1−ジメチルウレア、3−(3,4−ジクロ
ルフェニル)−1,1ジメチルウレア、3−(o−メチ
ルフェニル)−1,1−ジメチルウレア、3−(p−メ
チルフェニル)−1,1−ジメチルウレア、3−(メト
キシフェニル)−1,1−ジメチルウレア、3(ニトロ
フェニル)1,1−ジメチルウレアなどが挙げられる。
【0017】
【化2】 (式中、Y,Zは、水素、ハロゲンまたはアルキル基、
好ましくは炭素数1ないし5の低級アルキル基であり、
両者は同一でも異なっていてもよい。Rのそれぞれは同
一または異なっていてもよい低級アルキル基、好ましく
は炭素数1ないし5のアルキル基である。) これに該当する化合物としては、1,1’フェニレンビ
ス−(3,3−ジメチルウレア)、1,1’−(4−メ
チル−m−フェニレン)−ビス(3,3−ジメチルウレ
ア)などが挙げられる。
好ましくは炭素数1ないし5の低級アルキル基であり、
両者は同一でも異なっていてもよい。Rのそれぞれは同
一または異なっていてもよい低級アルキル基、好ましく
は炭素数1ないし5のアルキル基である。) これに該当する化合物としては、1,1’フェニレンビ
ス−(3,3−ジメチルウレア)、1,1’−(4−メ
チル−m−フェニレン)−ビス(3,3−ジメチルウレ
ア)などが挙げられる。
【0018】
【化3】 (式中、Rのそれぞれは同一または異なってもよい低級
アルキル基、好ましくは炭素数1ないし5のアルキル基
である。)
アルキル基、好ましくは炭素数1ないし5のアルキル基
である。)
【0019】
【化4】 (式中、Pは0ないし5の整数、Rのそれぞれは同一ま
たは異なっていてもよいアルキル基であり、好ましくは
炭素数1ないし10、特に好ましくは炭素数1ないし5
のアルキル基である。)
たは異なっていてもよいアルキル基であり、好ましくは
炭素数1ないし10、特に好ましくは炭素数1ないし5
のアルキル基である。)
【0020】
【化5】 (式中、Rのそれぞれは同一または異なってもよいアル
キル基であり、好ましくは炭素数1ないし10、特に好
ましくは炭素数1ないし5のアルキル基である。)
キル基であり、好ましくは炭素数1ないし10、特に好
ましくは炭素数1ないし5のアルキル基である。)
【0021】上記式(a)ないし(f)におけるX1 ,
X2 およびRのアルキル基またはアルコキシ基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基およびブチル基、
またはそれに相当するアルコキシ基が好ましい。また式
(e)に該当する化合物としては、2,4−トリレンジ
イソシアネートのジメチルアミン付加物が例示される
が、なかでもジメチルアミン付加物は、100℃近辺で
の安定性が大幅に向上し、本発明の射出成形に適した硬
化特性を示すために好ましく使用される。これらの硬化
促進剤は、エポキシ樹脂100重量部に対して、好まし
くは3ないし20重量部、特に好ましくは5ないし10
重量部の割合で配合される。
X2 およびRのアルキル基またはアルコキシ基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基およびブチル基、
またはそれに相当するアルコキシ基が好ましい。また式
(e)に該当する化合物としては、2,4−トリレンジ
イソシアネートのジメチルアミン付加物が例示される
が、なかでもジメチルアミン付加物は、100℃近辺で
の安定性が大幅に向上し、本発明の射出成形に適した硬
化特性を示すために好ましく使用される。これらの硬化
促進剤は、エポキシ樹脂100重量部に対して、好まし
くは3ないし20重量部、特に好ましくは5ないし10
重量部の割合で配合される。
【0022】なお、従来よりトランスファー成形におい
て用いられている2−メチルイミダゾール、トリフェニ
ルホスフィンなどのように、それ単独ではシリンダ内で
の熱安定性に欠け射出成形不可能であった硬化促進剤
も、金型内での硬化時間短縮のために併用することがで
きる。
て用いられている2−メチルイミダゾール、トリフェニ
ルホスフィンなどのように、それ単独ではシリンダ内で
の熱安定性に欠け射出成形不可能であった硬化促進剤
も、金型内での硬化時間短縮のために併用することがで
きる。
【0023】無機充填剤としては、タルク、フェライ
ト、黒鉛、窒化ケイ素、マイカ、炭酸カルシウム、クレ
ー、アルミナ、アルミナシリカ、破砕状シリカ、球状シ
リカ、酸化亜鉛、カーボン、水酸化アルミニウム、アス
ベスト繊維、ガラス繊維、炭素繊維、ガラスビーズ、シ
ラスバルーン、シリカバルーンなどの粉末状、繊維状、
バルーン状のものが例示されるが、なかでも破砕状シリ
カ、球状シリカおよびガラス繊維の単独あるいは併用が
好ましく用いられる。
ト、黒鉛、窒化ケイ素、マイカ、炭酸カルシウム、クレ
ー、アルミナ、アルミナシリカ、破砕状シリカ、球状シ
リカ、酸化亜鉛、カーボン、水酸化アルミニウム、アス
ベスト繊維、ガラス繊維、炭素繊維、ガラスビーズ、シ
ラスバルーン、シリカバルーンなどの粉末状、繊維状、
バルーン状のものが例示されるが、なかでも破砕状シリ
カ、球状シリカおよびガラス繊維の単独あるいは併用が
好ましく用いられる。
【0024】本発明のエポキシ樹脂組成物には、その他
必要に応じて、ブロム化エポキシ樹脂、三酸化アンチモ
ンなどの難燃剤、およびシランカップリング剤、カーボ
ンブラック、フタロシアニンなどの着色剤、天然あるい
は合成ワックス、シリコーンオイルなどの離型剤等を配
合することができる。
必要に応じて、ブロム化エポキシ樹脂、三酸化アンチモ
ンなどの難燃剤、およびシランカップリング剤、カーボ
ンブラック、フタロシアニンなどの着色剤、天然あるい
は合成ワックス、シリコーンオイルなどの離型剤等を配
合することができる。
【0025】
【実施例】次に実施例によって本発明を説明する。この
実施例は、本発明の一実施態様を示すためのものであっ
て、これによって本発明が制限されるものではなく、発
明の要旨を逸脱しない限りにおいて、適宜の変更が許さ
れることは理解されるべきである。
実施例は、本発明の一実施態様を示すためのものであっ
て、これによって本発明が制限されるものではなく、発
明の要旨を逸脱しない限りにおいて、適宜の変更が許さ
れることは理解されるべきである。
【0026】<実施例1ないし3および比較例1,2>
実施例1ないし3および比較例1,2における配合、な
らびに各組成物について80℃でのゲルタイム、100
℃でのゲルタイム、100℃での粘度測定開始から一定
時間までの粘度のMAX値/MIN値(以下、100℃
での溶融粘度特性という)、110℃での溶融粘度特
性、および180℃での溶融粘度特性を測定し、表1に
示した。
実施例1ないし3および比較例1,2における配合、な
らびに各組成物について80℃でのゲルタイム、100
℃でのゲルタイム、100℃での粘度測定開始から一定
時間までの粘度のMAX値/MIN値(以下、100℃
での溶融粘度特性という)、110℃での溶融粘度特
性、および180℃での溶融粘度特性を測定し、表1に
示した。
【0027】
【表1】
【0028】本発明において粘度の変化の測定およびゲ
ルタイムの測定は、下記の方法により行った。 測定機:(株)東洋精機製作所 ラボプラストミル 2
0R200 ローラミキサー R−30 測定樹脂量:43g ローター回転数:30rpm 粘度:粘度は図1のチャート上のトルク(kg・m)から読み
取る。 測定開始:図1に示されたチャート上のB点を測定開始
とする。 ゲルタイムは、図1に示されたチャート上からゲルタイ
ムを読み取ることによって行う。「まず、試料投入後に
トルクが低下する領域(接線)、最低トルクを保持す
る領域(接線)、最高トルク点A(垂線)にそれぞ
れ線を引く。次に、接線と接線の交点と垂線まで
の長さを求め、ゲルタイムとする。」
ルタイムの測定は、下記の方法により行った。 測定機:(株)東洋精機製作所 ラボプラストミル 2
0R200 ローラミキサー R−30 測定樹脂量:43g ローター回転数:30rpm 粘度:粘度は図1のチャート上のトルク(kg・m)から読み
取る。 測定開始:図1に示されたチャート上のB点を測定開始
とする。 ゲルタイムは、図1に示されたチャート上からゲルタイ
ムを読み取ることによって行う。「まず、試料投入後に
トルクが低下する領域(接線)、最低トルクを保持す
る領域(接線)、最高トルク点A(垂線)にそれぞ
れ線を引く。次に、接線と接線の交点と垂線まで
の長さを求め、ゲルタイムとする。」
【0029】なお、本発明において、100℃での溶融
粘度特性は、粘度測定開始(B点)から18分間におけ
る粘度の最大(MAX)値/最小(MIN)値、110
℃での溶融粘度特性は、粘度測定開始(B点)から10
分間における粘度の最大(MAX)値/最小(MIN)
値、180℃での溶融粘度特性は、粘度測定開始から溶
融粘度の変化(溶融粘度のMAX値/MIN値)が10
以上に達する時間(秒数)を表したものである。
粘度特性は、粘度測定開始(B点)から18分間におけ
る粘度の最大(MAX)値/最小(MIN)値、110
℃での溶融粘度特性は、粘度測定開始(B点)から10
分間における粘度の最大(MAX)値/最小(MIN)
値、180℃での溶融粘度特性は、粘度測定開始から溶
融粘度の変化(溶融粘度のMAX値/MIN値)が10
以上に達する時間(秒数)を表したものである。
【0030】それぞれの組成物の射出成形性(連続成形
性)を評価し、成形法の種類、成形条件、成形サイク
ル、廃棄部重量、製品部重量と共に表2に示した。な
お、射出成形性は、金型スプルブッシュ部先端と射出成
形機ノズル先端部とをタッチして成形し、ノズル先端部
の硬化により射出が可能か、あるいは不可能かで連続成
形性の可否を判断した。
性)を評価し、成形法の種類、成形条件、成形サイク
ル、廃棄部重量、製品部重量と共に表2に示した。な
お、射出成形性は、金型スプルブッシュ部先端と射出成
形機ノズル先端部とをタッチして成形し、ノズル先端部
の硬化により射出が可能か、あるいは不可能かで連続成
形性の可否を判断した。
【0031】
【表2】
【図1】本発明において、粘度の測定に関する説明なら
びにゲルタイムの測定方法を説明するための図である。
びにゲルタイムの測定方法を説明するための図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 エポキシ樹脂、フェノール樹脂、硬化促
進剤および無機充填剤を必須成分として含有し、(1) 8
0℃におけるゲルタイムが1500秒以上で、かつ、
(2) 100℃での溶融粘度の変化(溶融粘度の最大値/
溶融粘度の最小値)が、粘度測定開始から18分間にお
いて10以下、(3) 110℃での溶融粘度の変化(溶融
粘度の最大値/溶融粘度の最小値)が、粘度測定開始か
ら10分間において7以下、さらに、(4) 180℃での
溶融粘度の変化(溶融粘度の最大値/溶融粘度の最小
値)が、粘度測定開始から60秒以内に10以上に達す
る、ことを特徴とする射出成形可能なエポキシ樹脂組成
物。 - 【請求項2】 100℃におけるゲルタイムが1000
秒以上である請求項1記載の射出成形可能なエポキシ樹
脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20407097A JPH1095900A (ja) | 1996-07-30 | 1997-07-30 | 射出成形可能なエポキシ樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20031896 | 1996-07-30 | ||
| JP8-200318 | 1996-07-30 | ||
| JP20407097A JPH1095900A (ja) | 1996-07-30 | 1997-07-30 | 射出成形可能なエポキシ樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1095900A true JPH1095900A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=26512102
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20407097A Pending JPH1095900A (ja) | 1996-07-30 | 1997-07-30 | 射出成形可能なエポキシ樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1095900A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007523247A (ja) * | 2004-02-19 | 2007-08-16 | ゴア エンタープライズ ホールディングス,インコーポレイティド | 低摩擦性耐磨耗性材料及びそれから製造された物品 |
-
1997
- 1997-07-30 JP JP20407097A patent/JPH1095900A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007523247A (ja) * | 2004-02-19 | 2007-08-16 | ゴア エンタープライズ ホールディングス,インコーポレイティド | 低摩擦性耐磨耗性材料及びそれから製造された物品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050823 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050906 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060221 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |