JPH1095927A - 抗菌性樹脂組成物 - Google Patents
抗菌性樹脂組成物Info
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- JPH1095927A JPH1095927A JP25147796A JP25147796A JPH1095927A JP H1095927 A JPH1095927 A JP H1095927A JP 25147796 A JP25147796 A JP 25147796A JP 25147796 A JP25147796 A JP 25147796A JP H1095927 A JPH1095927 A JP H1095927A
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- resin
- antibacterial
- thermoplastic resin
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた抗菌力を発現すると共に抗黴性にも優
れる熱可塑性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A)熱可塑性樹脂99.8〜90重量
%、(B)酸化亜鉛0.1〜5重量%、及び(C)RS
Mで表せる化合物0.1〜5重量%からなることを特徴
とする熱可塑性樹脂組成物である。但し、Rは置換基を
Mはアルカリ、アルカリ土類金属を表す。
れる熱可塑性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A)熱可塑性樹脂99.8〜90重量
%、(B)酸化亜鉛0.1〜5重量%、及び(C)RS
Mで表せる化合物0.1〜5重量%からなることを特徴
とする熱可塑性樹脂組成物である。但し、Rは置換基を
Mはアルカリ、アルカリ土類金属を表す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌性に優れ、防
黴性も有する熱可塑性樹脂組成物に関する。
黴性も有する熱可塑性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂は電子・電気分野、家電分
野、自動車分野、便座・台所・風呂場まわり等のサニタ
リー分野、雑貨などの幅広い分野で使用されているが、
近年、これらに使われている製品において細菌や黴が繁
殖し、人体に悪影響を及ぼすことが指摘されている。
野、自動車分野、便座・台所・風呂場まわり等のサニタ
リー分野、雑貨などの幅広い分野で使用されているが、
近年、これらに使われている製品において細菌や黴が繁
殖し、人体に悪影響を及ぼすことが指摘されている。
【0003】抗菌性を熱可塑性樹脂に付与する方法とし
ては抗菌剤を熱可塑性樹脂に練り込むか、あるいは熱可
塑性樹脂製品の表面に抗菌剤を塗布する方法がある。現
状では、抗菌剤としては無機系抗菌剤が主に練り込みに
使用され、一方、有機系抗菌剤が主に液状で製品に塗布
して使用されている。無機系抗菌剤の代表例は銀などの
金属で置換されたゼオライトや合成鉱物などが挙げら
れ、有機抗菌剤としてはクロロヘキシジン、第4級アン
モニウム塩等が挙げられる。
ては抗菌剤を熱可塑性樹脂に練り込むか、あるいは熱可
塑性樹脂製品の表面に抗菌剤を塗布する方法がある。現
状では、抗菌剤としては無機系抗菌剤が主に練り込みに
使用され、一方、有機系抗菌剤が主に液状で製品に塗布
して使用されている。無機系抗菌剤の代表例は銀などの
金属で置換されたゼオライトや合成鉱物などが挙げら
れ、有機抗菌剤としてはクロロヘキシジン、第4級アン
モニウム塩等が挙げられる。
【0004】無機系抗菌剤は耐熱性に優れ、溶融状態の
樹脂や繊維などに成形前に練り込むことが出来るが、イ
オンを遊離し易い点に不安があり、また着色し易いなど
の問題がある。酸化亜鉛を抗菌剤として使用することは
公知であるが、充分効果を出すためには多量の添加が必
要であり、衝撃強度を低下させる等の欠点となる。
樹脂や繊維などに成形前に練り込むことが出来るが、イ
オンを遊離し易い点に不安があり、また着色し易いなど
の問題がある。酸化亜鉛を抗菌剤として使用することは
公知であるが、充分効果を出すためには多量の添加が必
要であり、衝撃強度を低下させる等の欠点となる。
【0005】
【発明が解決使用とする課題】本発明は、溶融樹脂中に
練り込み可能であり、熱可塑性樹脂の衝撃強度を落とさ
ずに、抗菌性、防黴性を有する樹脂組成物を安価に提供
することである。
練り込み可能であり、熱可塑性樹脂の衝撃強度を落とさ
ずに、抗菌性、防黴性を有する樹脂組成物を安価に提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】従来より抗菌剤として用
いられている酸化亜鉛にアルカリ性化合物を添加するこ
とにより、衝撃強度を低下させずにより一層の抗菌性と
防黴性を得られることを見出した。すなわち、本発明
は、(A)熱可塑性樹脂99.8〜90重量%、(B)
酸化亜鉛0.1〜5重量%、及び(C)RSM(Rは置
換基をMはアルカリ、アルカリ土類金属を表す)で表せ
る化合物0.1〜5重量%からなる熱可塑性樹脂組成物
およびその熱可塑性樹脂組成物よりなる抗菌性および/
又は抗黴性成形体に関する。
いられている酸化亜鉛にアルカリ性化合物を添加するこ
とにより、衝撃強度を低下させずにより一層の抗菌性と
防黴性を得られることを見出した。すなわち、本発明
は、(A)熱可塑性樹脂99.8〜90重量%、(B)
酸化亜鉛0.1〜5重量%、及び(C)RSM(Rは置
換基をMはアルカリ、アルカリ土類金属を表す)で表せ
る化合物0.1〜5重量%からなる熱可塑性樹脂組成物
およびその熱可塑性樹脂組成物よりなる抗菌性および/
又は抗黴性成形体に関する。
【0007】以下、詳細に本発明を説明する。本発明に
おいて(A)成分として使用される熱可塑性樹脂として
は、通常の射出成形や押出成形の際に原料として用いら
れる熱可塑性樹脂の中から任意に選ぶことができるが、
一般に成形加工温度が300℃以下である熱可塑性樹脂
が好適である。具体的には、スチレン系樹脂、オレフィ
ン系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、
ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リアセタール樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、フッ
素樹脂および各種の熱可塑性エラストマーなどが挙げら
れる。これらの中でスチレン系樹脂、オレフィン系樹
脂、メタクリル系樹脂及びポリ塩化ビニル系樹脂が好適
である。
おいて(A)成分として使用される熱可塑性樹脂として
は、通常の射出成形や押出成形の際に原料として用いら
れる熱可塑性樹脂の中から任意に選ぶことができるが、
一般に成形加工温度が300℃以下である熱可塑性樹脂
が好適である。具体的には、スチレン系樹脂、オレフィ
ン系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、
ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リアセタール樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、フッ
素樹脂および各種の熱可塑性エラストマーなどが挙げら
れる。これらの中でスチレン系樹脂、オレフィン系樹
脂、メタクリル系樹脂及びポリ塩化ビニル系樹脂が好適
である。
【0008】スチレン系樹脂としては、一般に成形用と
して使用されているもの、例えばスチレンの単一重合体
(PS)のほか、ハイインパクトポリスチレン(HIP
S)、メチルメタクリレート・スチレン共重合体(M
S)、メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン共
重合体(MBS)、スチレン・無水マレイン酸共重合体
(SMA)、スチレン・メタクリル酸共重合体(SMA
A)、α−メチルスチレンまたはマレイミドを共重合し
てなる耐熱性スチレン樹脂、さらには、スチレン・アク
リロニトリル系共重合樹脂、α−メチルスチレン・アク
リロニトリル系共重合樹脂などが挙げる。
して使用されているもの、例えばスチレンの単一重合体
(PS)のほか、ハイインパクトポリスチレン(HIP
S)、メチルメタクリレート・スチレン共重合体(M
S)、メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン共
重合体(MBS)、スチレン・無水マレイン酸共重合体
(SMA)、スチレン・メタクリル酸共重合体(SMA
A)、α−メチルスチレンまたはマレイミドを共重合し
てなる耐熱性スチレン樹脂、さらには、スチレン・アク
リロニトリル系共重合樹脂、α−メチルスチレン・アク
リロニトリル系共重合樹脂などが挙げる。
【0009】ここで、スチレン・アクリロニトリル系共
重合樹脂としては、アクリロニトリル・スチレン共重合
体(AS)、アクリロニトリル・スチレン・ブタジエン
共重合体(ABS)、アクリロニトリル・スチレン・ア
クリルゴム共重合体(AAS)、アクリロニトリル・ス
チレン・塩素化ポリエチレン共重合体(ACS)、アク
リロニトリル・スチレン・エチレン−プロピレンゴム共
重合体(AES)、アクリロニトリル・スチレン・エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、α−メチルスチレンまたは
マレイミドを共重合してなる耐熱性ABS樹脂等を包含
し、また、α−メチルスチレン・アクリロニトリル系共
重合樹脂は、スチレン・アクリロニトリル系共重合樹脂
のスチレン部分がα−メチルスチレンに置き変わったα
−メチルスチレン・アクリロニトリル系共重合樹脂が挙
げられる。
重合樹脂としては、アクリロニトリル・スチレン共重合
体(AS)、アクリロニトリル・スチレン・ブタジエン
共重合体(ABS)、アクリロニトリル・スチレン・ア
クリルゴム共重合体(AAS)、アクリロニトリル・ス
チレン・塩素化ポリエチレン共重合体(ACS)、アク
リロニトリル・スチレン・エチレン−プロピレンゴム共
重合体(AES)、アクリロニトリル・スチレン・エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、α−メチルスチレンまたは
マレイミドを共重合してなる耐熱性ABS樹脂等を包含
し、また、α−メチルスチレン・アクリロニトリル系共
重合樹脂は、スチレン・アクリロニトリル系共重合樹脂
のスチレン部分がα−メチルスチレンに置き変わったα
−メチルスチレン・アクリロニトリル系共重合樹脂が挙
げられる。
【0010】オレフィン系樹脂としては、一般に成形用
として使用されているもの、例えば超低密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中
低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンなどのポリエ
チレン樹脂、酢酸ビニル含有量が0.1〜25重量%の
エチレン・酢酸ビニル共重合体、アクリル酸含有量が
0.1〜25重量%のエチレン・アクリル酸共重合体、
プロピレン単独重合体、エチレン含有量が2〜40モル
%の結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体、エ
チレン含有量が0.5〜10モル%の結晶性エチレン・
プロピレンランダム共重合体、ポリブテン、エチレン・
プロピレンラバー、エチレン・プロピレン・ジエンラバ
ーなどが挙られる。
として使用されているもの、例えば超低密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中
低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンなどのポリエ
チレン樹脂、酢酸ビニル含有量が0.1〜25重量%の
エチレン・酢酸ビニル共重合体、アクリル酸含有量が
0.1〜25重量%のエチレン・アクリル酸共重合体、
プロピレン単独重合体、エチレン含有量が2〜40モル
%の結晶性プロピレン・エチレンブロック共重合体、エ
チレン含有量が0.5〜10モル%の結晶性エチレン・
プロピレンランダム共重合体、ポリブテン、エチレン・
プロピレンラバー、エチレン・プロピレン・ジエンラバ
ーなどが挙られる。
【0011】上記のメタクリル系樹脂としては、例えば
メチルメタクリレート単独重合体の他、メチルメタクリ
レートにスチレン、α−メチルスチレン、アクリロニト
リル、各種のアクリル酸エステルやメタクリル酸エステ
ルなどの他のモノマーを共重合させて各種の性能を改良
したメタクリル樹脂、さらにはアクリル酸エステルやメ
タクリル酸エステルを主成分とする重合体あるいはブタ
ジエンを主成分とする重合体にメチルメタクリレート、
スチレン、アクリロニトリル、各種のアクリル酸エステ
ルやメタクリル酸エステルなどをグラフト共重合した耐
衝撃性メタクリル樹脂などが挙げられる。
メチルメタクリレート単独重合体の他、メチルメタクリ
レートにスチレン、α−メチルスチレン、アクリロニト
リル、各種のアクリル酸エステルやメタクリル酸エステ
ルなどの他のモノマーを共重合させて各種の性能を改良
したメタクリル樹脂、さらにはアクリル酸エステルやメ
タクリル酸エステルを主成分とする重合体あるいはブタ
ジエンを主成分とする重合体にメチルメタクリレート、
スチレン、アクリロニトリル、各種のアクリル酸エステ
ルやメタクリル酸エステルなどをグラフト共重合した耐
衝撃性メタクリル樹脂などが挙げられる。
【0012】ポリ塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニ
ル単独重合体の他、塩化ビニルにエチレン、プロピレ
ン、アクリロニトリル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル等
をコモノマーとして重合させて得られた共重合体、ポリ
塩化ビニルにMBS樹脂、ABS樹脂、ニトリルゴム、
塩素化ポリエチレン、EVA−PVCグラフト共重合
体、さらには各種の可塑剤を添加した改質ポリ塩化ビニ
ル樹脂が挙げられる。
ル単独重合体の他、塩化ビニルにエチレン、プロピレ
ン、アクリロニトリル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル等
をコモノマーとして重合させて得られた共重合体、ポリ
塩化ビニルにMBS樹脂、ABS樹脂、ニトリルゴム、
塩素化ポリエチレン、EVA−PVCグラフト共重合
体、さらには各種の可塑剤を添加した改質ポリ塩化ビニ
ル樹脂が挙げられる。
【0013】本発明における熱可塑性樹脂としては、重
量平均分子量(Mw)が1,000〜1,000,00
0、好ましくは10,000〜1,000,000、さ
らに好ましくは50,000〜800,000の範囲で
ある。また、これらの熱可塑性樹脂は単独あるいは2種
以上を組み合わせてポリマーアロイとして用いてもよ
い。
量平均分子量(Mw)が1,000〜1,000,00
0、好ましくは10,000〜1,000,000、さ
らに好ましくは50,000〜800,000の範囲で
ある。また、これらの熱可塑性樹脂は単独あるいは2種
以上を組み合わせてポリマーアロイとして用いてもよ
い。
【0014】本発明において用いられる(B)酸化亜鉛
は0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜4重量%、さ
らに好ましくは0.8〜3重量%用いられる。添加量が
少ないと抗菌性の効果がなく、添加量を多くすると衝撃
強度が低下する。酸化亜鉛の粒径は細かい方が好ましい
が、現実に入手できる範囲では0.1〜1μが好まし
く、0.2〜0.75μがより好ましい。製造方法はフ
ランス法、アメリカ法、湿式法いずれでも構わない。ま
た、工業材料vol.44(10)p48(1996)
記載のパーシャルコートされた酸化亜鉛も好適である。
は0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜4重量%、さ
らに好ましくは0.8〜3重量%用いられる。添加量が
少ないと抗菌性の効果がなく、添加量を多くすると衝撃
強度が低下する。酸化亜鉛の粒径は細かい方が好ましい
が、現実に入手できる範囲では0.1〜1μが好まし
く、0.2〜0.75μがより好ましい。製造方法はフ
ランス法、アメリカ法、湿式法いずれでも構わない。ま
た、工業材料vol.44(10)p48(1996)
記載のパーシャルコートされた酸化亜鉛も好適である。
【0015】本発明において使用される(C)RSM
(Rは置換基をMはアルカリ、アルカリ土類金属を表
す)で表せる化合物は0.1〜5重量%、好ましくは
0.5〜4重量%、さらに好ましくは0.8〜3重量%
添加される。RSMの塩としては、ピリジン−2−チオ
ール−1−オキシド塩、ジメチルジチオカルバミン酸
塩、ジエチルジチオカルバミン酸塩、ジブチルジチオカ
ルバミン酸塩、N−エチル−N−フェニルジチオカルバ
ミン酸塩、N−ペンタメチレンジチオカルバミン酸塩、
ジベンジルジチオカルバミン酸塩、ブチルキサントゲン
酸塩、イソプロピルキサントゲン酸塩、2−メルカプト
ベンツイミダゾール塩、2−メルカプトメチルベンツイ
ミダゾール塩、2−メルカプトベンゾチアゾール塩等が
挙げられる。
(Rは置換基をMはアルカリ、アルカリ土類金属を表
す)で表せる化合物は0.1〜5重量%、好ましくは
0.5〜4重量%、さらに好ましくは0.8〜3重量%
添加される。RSMの塩としては、ピリジン−2−チオ
ール−1−オキシド塩、ジメチルジチオカルバミン酸
塩、ジエチルジチオカルバミン酸塩、ジブチルジチオカ
ルバミン酸塩、N−エチル−N−フェニルジチオカルバ
ミン酸塩、N−ペンタメチレンジチオカルバミン酸塩、
ジベンジルジチオカルバミン酸塩、ブチルキサントゲン
酸塩、イソプロピルキサントゲン酸塩、2−メルカプト
ベンツイミダゾール塩、2−メルカプトメチルベンツイ
ミダゾール塩、2−メルカプトベンゾチアゾール塩等が
挙げられる。
【0016】Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属を表
し、具体的にはLi、Na、K、Rb、Cs、Fr、B
e、Mg、Ca、Sr、Ba、Raである。この中でも
Li、Na、K、Mg、Ca、Sr、Baが好ましい。
この(C)の化合物は、アルカリ性であることがより好
ましい。本発明の熱可塑性樹脂組成物の製造方法につい
ては特に制限はなく、(A)、(B)、(C)成分を所
定の配合比でヘンシェルミキサーやタンブラーで混合し
た後、一軸あるいは多軸の押出機、バンバリーミキサ
ー、ニーダー、ロールなどの公知の混練装置を用いて溶
融混練することにより得ることができる。また、ヘンシ
ェルミキサーやタンブラーなどによる原料の混合を省略
して各種原料を別々のフィーダーを用いて溶融混練装置
に供給し、混練して得ることもできる。
し、具体的にはLi、Na、K、Rb、Cs、Fr、B
e、Mg、Ca、Sr、Ba、Raである。この中でも
Li、Na、K、Mg、Ca、Sr、Baが好ましい。
この(C)の化合物は、アルカリ性であることがより好
ましい。本発明の熱可塑性樹脂組成物の製造方法につい
ては特に制限はなく、(A)、(B)、(C)成分を所
定の配合比でヘンシェルミキサーやタンブラーで混合し
た後、一軸あるいは多軸の押出機、バンバリーミキサ
ー、ニーダー、ロールなどの公知の混練装置を用いて溶
融混練することにより得ることができる。また、ヘンシ
ェルミキサーやタンブラーなどによる原料の混合を省略
して各種原料を別々のフィーダーを用いて溶融混練装置
に供給し、混練して得ることもできる。
【0017】また、本発明においては、必要に応じて各
種添加剤成分、例えば、可塑剤、滑剤、安定剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、離型剤、などをポリマー
成分の重合時やポリマー成形体の成形加工時に配合する
こともできる。このようにして得られた本発明の熱可塑
性樹脂組成物は、一般に熱可塑性樹脂の成形に用いられ
ている公知の方法、例えば射出成形、押出成形、ブロー
成形、インフレーション成形、真空成形などの方法によ
って各種成形体に成形される。また、フィルムや二軸延
伸フイルム、シート、発泡シート、発泡ビーズなどに成
形された後、所望の成形体に成形される。
種添加剤成分、例えば、可塑剤、滑剤、安定剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、離型剤、などをポリマー
成分の重合時やポリマー成形体の成形加工時に配合する
こともできる。このようにして得られた本発明の熱可塑
性樹脂組成物は、一般に熱可塑性樹脂の成形に用いられ
ている公知の方法、例えば射出成形、押出成形、ブロー
成形、インフレーション成形、真空成形などの方法によ
って各種成形体に成形される。また、フィルムや二軸延
伸フイルム、シート、発泡シート、発泡ビーズなどに成
形された後、所望の成形体に成形される。
【0018】
【発明の実施の形態】各物性の測定は以下に示す方法に
従って行った。 <抗菌性試験>樹脂組成物の平板成形体(厚さ2mm)
を50mm×50mmに切り出し、エタノールをしみ込
ませたガーゼで成形体表面をワイプして清浄にし、23
℃、60%相対湿度雰囲気下で24時間放置し、抗菌力
試験用検体とした。試験検体に菌液を0.5ml接種
し、45mm×45mmのポリエチレンフィルムを密着
させた後、37℃で保存し、保存開始時及び24時間後
にSCDLP培地(日本製薬(株)製)で生存菌を洗い
出す。この洗い出し液について菌数測定用標準寒天培地
(ニッスイ(株)製)を用いた寒天平板培養法(37
℃、24時間)により、生存菌数を測定し、検体1枚当
たりの生存菌数に換算する。試験結果は、ブランクとの
生存菌数の差の対数値で表す。この値が大きいほど効果
は大である。
従って行った。 <抗菌性試験>樹脂組成物の平板成形体(厚さ2mm)
を50mm×50mmに切り出し、エタノールをしみ込
ませたガーゼで成形体表面をワイプして清浄にし、23
℃、60%相対湿度雰囲気下で24時間放置し、抗菌力
試験用検体とした。試験検体に菌液を0.5ml接種
し、45mm×45mmのポリエチレンフィルムを密着
させた後、37℃で保存し、保存開始時及び24時間後
にSCDLP培地(日本製薬(株)製)で生存菌を洗い
出す。この洗い出し液について菌数測定用標準寒天培地
(ニッスイ(株)製)を用いた寒天平板培養法(37
℃、24時間)により、生存菌数を測定し、検体1枚当
たりの生存菌数に換算する。試験結果は、ブランクとの
生存菌数の差の対数値で表す。この値が大きいほど効果
は大である。
【0019】なお、試験菌は大腸菌(IFO3301)
を使用した。試験菌液は大腸菌を、肉エキス5mg、ペ
プトン10mg、及び塩化ナトリウム5mgを1リット
ルの蒸留水に溶かした溶液に懸濁させ、1mlあたりの
菌数が106個となるように調製する。 <防黴性試験>試験菌株にはペニシリウム フェニキロ
ーザム(IFO6345)、トリコデルマ ビリデ(I
FO31137)、アスペギウス ニガー(IFO44
07)の3種類を用い、試験検体は、樹脂組成物の平板
成形体(厚さ2mm)を50mm×50mmに切り出
し、エタノールをしみ込ませたガーゼで成形体表面をワ
イプして清浄にしたものを試験用検体とする。一方、ポ
リスチレン製の無菌シャーレにポテトデキストロース寒
天培地に試験菌液を塗布し、さらに試験検体上に黴の胞
子の入った液0.1mlを20〜25滴に分けて試験検
体表面上に載せる。シャーレの蓋を載せシャーレ全体と
水を含ませたガーゼをチャック付きのポリエチレン袋に
入れ28℃、湿度99%で2週間放置後の黴の発生状況
を観察する。評価結果は、黴の発生がない物を○、全面
的に発生している物を×、半分程度発生している物を△
で表す。 <使用原料>ゴム補強ポリスチレン(HIPS)は、旭
化成工業株式会社製スタイロン403、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)は、
旭化成工業株式会社製スタイラック−ABS200、メ
タクリル樹脂(PMMA)は、旭化成工業株式会社製デ
ルペット80Nを各々用い、酸化亜鉛及び2−メルカプ
トベンゾチアゾールのナトリウム塩は和光純薬株式会社
試薬特級を用いた。
を使用した。試験菌液は大腸菌を、肉エキス5mg、ペ
プトン10mg、及び塩化ナトリウム5mgを1リット
ルの蒸留水に溶かした溶液に懸濁させ、1mlあたりの
菌数が106個となるように調製する。 <防黴性試験>試験菌株にはペニシリウム フェニキロ
ーザム(IFO6345)、トリコデルマ ビリデ(I
FO31137)、アスペギウス ニガー(IFO44
07)の3種類を用い、試験検体は、樹脂組成物の平板
成形体(厚さ2mm)を50mm×50mmに切り出
し、エタノールをしみ込ませたガーゼで成形体表面をワ
イプして清浄にしたものを試験用検体とする。一方、ポ
リスチレン製の無菌シャーレにポテトデキストロース寒
天培地に試験菌液を塗布し、さらに試験検体上に黴の胞
子の入った液0.1mlを20〜25滴に分けて試験検
体表面上に載せる。シャーレの蓋を載せシャーレ全体と
水を含ませたガーゼをチャック付きのポリエチレン袋に
入れ28℃、湿度99%で2週間放置後の黴の発生状況
を観察する。評価結果は、黴の発生がない物を○、全面
的に発生している物を×、半分程度発生している物を△
で表す。 <使用原料>ゴム補強ポリスチレン(HIPS)は、旭
化成工業株式会社製スタイロン403、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)は、
旭化成工業株式会社製スタイラック−ABS200、メ
タクリル樹脂(PMMA)は、旭化成工業株式会社製デ
ルペット80Nを各々用い、酸化亜鉛及び2−メルカプ
トベンゾチアゾールのナトリウム塩は和光純薬株式会社
試薬特級を用いた。
【0020】
【実施例1〜4、比較例1〜3】表1に示す組成をドラ
イブレンド後、二軸押出機(ZSK−25、WERNE
R & PFLEIDERER社製、ドイツ国)を用い
て混練温度(シリンダ−設定温度)220℃で溶融混
練、ペレタイズを行って樹脂組成物を得る。得られた樹
脂組成物のペレットを射出成形機(オートショット50
C ファナック(株)製)で試験用平板(100mm×
100mm×2mm(t))に成形する。成形機のシリ
ンダー設定温度210℃、金型温度60℃とした。
イブレンド後、二軸押出機(ZSK−25、WERNE
R & PFLEIDERER社製、ドイツ国)を用い
て混練温度(シリンダ−設定温度)220℃で溶融混
練、ペレタイズを行って樹脂組成物を得る。得られた樹
脂組成物のペレットを射出成形機(オートショット50
C ファナック(株)製)で試験用平板(100mm×
100mm×2mm(t))に成形する。成形機のシリ
ンダー設定温度210℃、金型温度60℃とした。
【0021】得られた樹脂成形体の抗菌性、抗黴性試験
結果を表1に示す。
結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】表1より実施例の樹脂成形体はいずれも優
れた抗菌性能を示し、RSM成分の添加による抗菌性の
相乗効果が発現し、また抗黴性にも優れることが分か
る。
れた抗菌性能を示し、RSM成分の添加による抗菌性の
相乗効果が発現し、また抗黴性にも優れることが分か
る。
【0024】
【発明の効果】本発明の抗菌性熱可塑性樹脂組成物は、
優れた抗菌力を発現すると共に抗黴性にも優れる。この
ため、本熱可塑性ポリマー組成物は広範囲の用途、例え
ば、各種のOA機器や家電製品、あるいは便座、洗面台
用部品などの各種サニタリー用品、その他建材、車両部
品、日用品、玩具、雑貨などの幅広い用途に好適であ
る。
優れた抗菌力を発現すると共に抗黴性にも優れる。この
ため、本熱可塑性ポリマー組成物は広範囲の用途、例え
ば、各種のOA機器や家電製品、あるいは便座、洗面台
用部品などの各種サニタリー用品、その他建材、車両部
品、日用品、玩具、雑貨などの幅広い用途に好適であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23/00 KEC C08L 23/00 KEC 27/06 KGK 27/06 KGK 33/08 LHU 33/08 LHU 55/02 LMB 55/02 LMB
Claims (3)
- 【請求項1】 (A)熱可塑性樹脂99.8〜90重量
%、(B)酸化亜鉛0.1〜5重量%、及び(C)RS
Mで表せる化合物0.1〜5重量%からなることを特徴
とする熱可塑性樹脂組成物。但し、Rは置換基をMはア
ルカリ、アルカリ土類金属を表す。 - 【請求項2】 熱可塑性樹脂(A)がスチレン系樹脂、
メタクリル系樹脂、オレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹
脂であることを特徴とする請求項1記載の熱可塑性樹脂
組成物。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の熱可塑性樹脂組成
物よりなることを特徴とする抗菌性および/又は抗黴性
成形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25147796A JPH1095927A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 抗菌性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25147796A JPH1095927A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 抗菌性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1095927A true JPH1095927A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17223403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25147796A Withdrawn JPH1095927A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 抗菌性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1095927A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111454524A (zh) * | 2020-05-28 | 2020-07-28 | 盐城佳华塑料制品有限公司 | 一种具有抗菌功能的游泳圈的制备方法 |
| CN112175301A (zh) * | 2020-10-22 | 2021-01-05 | 北方华锦化学工业股份有限公司 | 一种洗衣机专用抗菌聚丙烯材料及其制备方法 |
-
1996
- 1996-09-24 JP JP25147796A patent/JPH1095927A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111454524A (zh) * | 2020-05-28 | 2020-07-28 | 盐城佳华塑料制品有限公司 | 一种具有抗菌功能的游泳圈的制备方法 |
| CN112175301A (zh) * | 2020-10-22 | 2021-01-05 | 北方华锦化学工业股份有限公司 | 一种洗衣机专用抗菌聚丙烯材料及其制备方法 |
| CN112175301B (zh) * | 2020-10-22 | 2022-12-06 | 北方华锦化学工业股份有限公司 | 一种洗衣机专用抗菌聚丙烯材料及其制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |