JPH1096570A - 受液器一体型凝縮器 - Google Patents

受液器一体型凝縮器

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JPH1096570A
JPH1096570A JP16295097A JP16295097A JPH1096570A JP H1096570 A JPH1096570 A JP H1096570A JP 16295097 A JP16295097 A JP 16295097A JP 16295097 A JP16295097 A JP 16295097A JP H1096570 A JPH1096570 A JP H1096570A
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liquid receiver
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Hiroshi Matsubayashi
博 松林
Yoshinori Takeda
喜則 竹田
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Showa Aluminum Corp
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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    • F25B2339/044Condensers with an integrated receiver
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F25B2400/162Receivers characterised by the plug or stop

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受液器と凝縮器とをつなぐ配管を排除した合
理的一体型構造を実現し得る受液器一体型凝縮器の提
供。 【解決手段】 受液器2はタンク1内の底面中央に流入
管12を立設した構成とされている。凝縮器本体1のヘ
ッダー4に受液器保持部材3が一括ろう付けされ、上記
受液器2がその下面において、受液器保持部材3とフラ
ンジ結合されており、それによって受液器2が凝縮器本
体1に保持されると共に、これら両者1、2が保持部材
3の通路孔26を通じて内部的に連通接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カーエアコン等
に用いられる受液器一体型凝縮器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばカーエアコン用の受液器と
して、図12(イ)に示されるような受液器(70)が用
いられていた。この受液器(70)は、タンク(71)の上
端部にヘッダー(72)が設けられると共に、該ヘッダー
(72)に、タンク(71)内と連通する冷媒入口部(73)
と冷媒出口部(74)とが設けられている。そして、タン
ク(71)内には、流出管(75)が冷媒出口部(74)に連
通されて垂下され、該流出管(75)の下端部はがタンク
(71)内の底面近傍に位置せられている。入口部(73)
を通じて受液器タンク(71)内に導入された冷媒のう
ち、液冷媒はその自重により該タンク(71)内の底面側
に、ガス冷媒は上方にと、気液分離され、液冷媒のみ
が、流出管(75)の下端部を通じて上方に送られ、冷媒
出口部(74)から送り出される。
【0003】この受液器(70)は、図12(ロ)に示さ
れるように、車体側にブラケット(90)にて取り付けら
れ、受液器(70)の冷媒入口部(73)と、凝縮器(76)
の冷媒出口部(77)とは、配管(79)にて接続されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、受液器(70)を車体側に取り付ける構造では、
そのためのブラケット(90)の構造が、車体側の構造に
よる制約を受け、車種ごとの専用のブラケットを多数種
類、用意しなければならなかった。
【0005】また、上記のように、受液器(70)と凝縮
器(76)とはそれぞれ、その設置場所を異にして車体に
取り付けられていたため、上記のように両者を接続する
ための配管(79)が構成部品として必要であり、部品点
数を多いものにしていた。
【0006】更に、受液器(70)は、凝縮器(76)を車
体に取り付けるのとは別個に、ブラケット(90)を用い
て車体に取り付けなければならず、また、配管(79)の
取付けには、その一端を受液器(70)の冷媒入口部(7
3)に接続し、他端を凝縮器(76)の冷媒出口部(77)
に接続するというような面倒な作業を行わなければなら
ず、そのため、作業が、工数の多い、手間のかかる、厄
介なものになっていた。
【0007】本発明は、上記のような従来の問題点に鑑
み、部品の共通化、部品点数の削減、車体への取付け作
業の効率化を実現でき、しかも、そのほかにも数々の利
点を有して高い有用性を発揮することができる受液器・
凝縮器の組合わせ構造を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、複数本のチ
ューブが連通状態に接続された中空ヘッダーを有し、該
ヘッダーに冷媒出口部が設けられた凝縮器本体と、受液
器と、受液器を凝縮器本体に保持せしめる受液器保持部
材と、が備えられ、前記受液器は冷媒入口部をその端面
内に備え、前記受液器保持部材は、その内部に冷媒通路
孔を有して、該通路孔の一端を前記凝縮器本体ヘッダー
の冷媒出口部と連通させるように同ヘッダーに取り付け
られると共に、前記通路孔の他端を前記受液器の冷媒入
口部と連通させるように締結部材にて受液器の上記端面
にフランジ結合されてなることを特徴とする受液器一体
型凝縮器によって解決される。
【0009】即ち、上記構造では、受液器が受液器保持
部材にて凝縮器本体のヘッダーに保持された形式の受液
器一体型の凝縮器として構成されているものであること
により、受液器を保持する保持部材の構造が、車体等の
取付け側の構造に依存せず、そのため、受液器保持部材
の部品共通化を図れる。しかも、受液器はこれを予め凝
縮器本体に保持させておくことができるものであること
により、車体等の取付け側への取付けに際しては、この
受液器一体型凝縮器を取り付ければ、受液器、凝縮器の
両方が一度に車体等の取付け側に取り付けられ、取付け
側への取付け作業の高能率化を図れる。
【0010】また、受液器保持部材は、その内部に冷媒
通路孔を有して、該通路孔の一端を前記凝縮器本体ヘッ
ダーの冷媒出口部と連通させるように同ヘッダーに取り
付けられると共に、前記通路孔の他端を前記受液器の冷
媒入口部と連通させるように受液器に結合されたもので
あることにより、受液器を受液器保持部材にて凝縮器本
体に保持させれば、同時に、凝縮器の冷媒出口部と受液
器の冷媒入口部との内部連通接続が達せられ、配管を排
除しえて、構成部品点数を削減し、厄介な配管接続作業
を排除し得る。
【0011】のみならず、受液器は冷媒入口部をその端
面内に備え、かつ、受液器と受液器保持部材とは、受液
器保持部材を受液器のこの端面に締結部材にてフランジ
結合することにより結合一体化されているものである。
即ち、受液器において、その端面は面積的に比較的広
く、そのような広い端面を利用して冷媒入口部を設け、
フランジ結合したものである。従って、フランジ結合面
積を確保するための特別な構造を採用することなく容易
に、かつコンパクトにして、フランジ結合面を広く確保
しえ、受液器と受液器保持部材とを強度的に強くしっか
りと安定性良くフランジ結合させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0013】図1〜図6に示される受液器一体型凝縮器
は、本発明の一実施形態にかかるもので、カーエアコン
用として用いられるものである。図1及び図2に示され
る受液器一体型凝縮器において、(1)は凝縮器本体、
(2)は受液器、(3)は受液器保持部材である。
【0014】凝縮器本体(1)は、いわゆるマルチフロ
ータイプと称されるアルミニウム製熱交換器によるもの
である。この凝縮器本体(1)は、図2に示されるよう
に、左右方向に向けられた多数本のアルミニウム製の熱
交換用偏平チューブ(4)…が上下方向に所定の間隔お
きに並列状態に配置されると共に、該チューブ(4)…
の左右両側に、上下方向に向けられた円筒状のアルミニ
ウム製中空ヘッダー(5)(5)が配置され、これらチ
ューブ(4)…の両端部がヘッダー(5)(5)に連通
状態に接続されている。また、チューブ(4)…間には
アルミニウム製のフィン(6)が配置されている。そし
て、ヘッダー(5)(5)内が所定の高さ位置において
仕切り(7)…にて上下方向に複数の室に仕切られ、右
側ヘッダー(5)の上側側面に冷媒入口側ユニオン
(9)が連通接続されると共に、同じく右側ヘッダー
(5)の下端部の側面に、図4に示されるように、冷媒
出口孔(10)が形成され、それにより、冷媒入口側ユニ
オン(9)からヘッダー(5)内に流入したガス冷媒が
チューブ(4)…群を蛇行状に流通して凝縮され、冷媒
が冷媒出口孔(10)を通じて送り出されるようになされ
ている。
【0015】一方、受液器(2)は、図1及び図3に示
されるように、内部に流入管(12)を立設させた、上下
方向に長い円筒状のタンク(11)を備えている。該タン
ク(11)の下端部の底壁は厚肉に成形されており、タン
ク(11)下端面は、受液器保持部材(3)とフランジ結
合される平坦なフランジ結合面(16)に形成されてい
る。このフランジ結合面(16)内には、タンク(11)の
底壁軸芯部において、円形孔による冷媒入口部(17)が
形成されると共に、この冷媒入口部(17)と隣り合っ
て、フランジ結合のためのねじ込み孔(19)が形成され
ている。受液器(2)の端面は面積的に広く、そのた
め、ねじ込み孔(19)は、この下端面を利用して、強固
なフランジ結合を実現し得る比較的大きなサイズのねじ
込み孔(19)を形成できる。また、タンク(11)内の流
入管(12)は、次のような構成態様で立設されている。
即ち、タンク(11)内から冷媒入口部(17)内にEPD
M等のゴム製の段付き円筒状ホルダー(18)嵌め込まれ
ており、このホルダー(18)の軸孔内に流入管(12)の
下端部が嵌め込まれ、それによって、流入管(12)は、
タンク(11)内の軸芯部に、冷媒入口部(17)と連通状
態に立設保持されている。このように、流入管(12)の
下端部をゴム製のホルダー(18)を介して立設させるこ
とにより、流入管(12)と冷媒入口部(17)とをシール
性良く連通させることができると共に、流入管(12)の
下端部とタンク(11)との接合部への応力集中による破
損を防ぐことができる。特に、自動車用の場合には車体
振動に対し余裕をもって耐えることができる。
【0016】そして、流入管(12)の上端部にはストレ
ーナー(13)が取り付けられており、このストレーナー
(13)の上端部が、タンク(11)の上蓋(14)の下面凹
部(15)内に嵌合されて、流入管(12)がその上端部に
おいてもタンク(11)に保持されるものとなされてい
る。また、タンク(11)の下端部の側面には、冷媒出口
部としてのワンタッチジョイント形式の冷媒出口ユニオ
ン(20)が、タンク(11)内の底部近傍領域と連通して
設けられている。このように、冷媒出口部(20)をタン
ク(11)の下端面以外の部分に設けることにより、タン
ク(11)の下端面に広いフランジ結合面(16)を確保す
ることができ、受液器(2)を強固にしっかりと受液器
保持部材(3)にフランジ結合させることができる。ま
た、タッチジョイント形式のユニオン(20)を用いるこ
とにより、配管の接続を能率良く行っていくことができ
る。上記受液器(2)では、冷媒は、冷媒入口部(17)
を通じて流入管(12)内に送り込まれ、該流入管(12)
を上昇した後、タンク(11)内に流入され、冷媒出口ユ
ニオン(20)を通じて送り出される。
【0017】上記タンク(11)は、図3に示されるよう
に、アルミニウム製の鍛造品からなる有底円筒状のタン
ク本体(21)の上端開口を、同じくアルミニウム製の鍛
造品からなる蓋材(14)にて塞いだもので、蓋材(14)
は、タンク本体(21)の上端部に配置されて、アルゴン
溶接等の溶接により、タンク本体(21)と接合一体化さ
れている。流入管(12)もアルミニウム製である。蓋材
(14)の上面中央部には、取付け用のピン(22)が一体
成形により突設されている。
【0018】受液器保持部材(3)は、図1及び図6に
示されるように、凝縮器ヘッダー(5)の外周面に周方
向に沿って適合状態に当接される内面円弧状のろう付け
用当接部(23)と、該当接部(23)から側方に突出され
たフランジ本体部(24)とを一体に備えており、該フラ
ンジ本体部(24)はその上面が平坦なフランジ結合面
(25)に形成されている。
【0019】そして、受液器保持部材(3)には、その
フランジ結合面(25)とろう付け用当接部(23)の内面
とに開口する内部通路(26)が設けられている。この内
部通路(26)において、ろう付け用当接部(23)の内面
側の開口は冷媒入口部(27)となり、フランジ結合面
(25)側の開口が冷媒出口部(29)となる。冷媒出口部
(29)はフランジ結合面(25)から上方に突出した円形
凸状に形成され、上記受液器タンク(11)の下面の冷媒
入口部(17)内に入れ子状に嵌合されるようになされて
いる。(32)はシール用のOリングである。また、この
上面フランジ結合面(25)内には、冷媒出口部(29)と
隣り合って、フランジ結合のためのボルト通し孔(30)
がフランジ本体部(24)を上下方向に貫通して形成され
ている。
【0020】この受液器保持部材(3)は、図6(イ)
に示されるような平面形状を横断面形状とするアルミニ
ウム製押出型材を所定長さ単位にスライス切断し、該型
材切断品に対して所定の加工を施して製作されたもので
ある。その形状や構造は、受液器本体(1)のヘッダー
(5)と受液器(2)とに依存して決められるものであ
って、車体側の構造には特に依存することはなく、従っ
て、従来のように車体側との関係で多数種類の保持部材
を製作し用意しておくというような厄介さはない。
【0021】上記受液器保持部材(3)は、凝縮器本体
(1)の製造過程において、ヘッダー(5)(5)、チ
ューブ(4)…、フィン(6)…等を相互仮組状態に組
み合わせる際に、同時にヘッダー(5)に組み付けら
れ、全体の一括ろう付けによりヘッダー(5)の外周部
に接合一体化されている。即ち、受液器保持部材(3)
のろう付け用当接部(23)の内面に開口されている冷媒
入口(27)をヘッダー(5)の冷媒出口孔(10)に対面
させるようにして、該当接部(23)をヘッダー(5)の
外周面に当接させる。その際、受液器保持部材(3)と
ヘッダー(5)とが適正に位置決めされ、かつ、漏れの
ない、シール性に優れたろう付け接合部が形成されるよ
う、図4に示されるように、受液器保持部材(3)のろ
う付け用当接部(23)側の冷媒入口(27)とヘッダー
(5)の冷媒出口孔(10)とに短管材(31)がわたされ
る。そのような組付け状態において一括ろう付けされて
いる。なお、受液器保持部材(3)の一括ろう付けは、
中空ヘッダー(5)として、アルミニウムブレージング
シートを側縁部突き合わせ状に巻いたパイプを用い、該
パイプの外周面にクラッドされているろう材によって行
うことができる。上記のように、受液器保持部材(3)
のろう付け用当接部(23)の内面はヘッダー(5)の外
周形状に沿うものに成形されているから、ヘッダー
(5)の外周面にへこみを形成するなどの特別の厄介な
加工を施す必要はない。特に、受液器保持部材 (3)
はアルミニウム製の押出型材のスライス切断品からなる
ものであるから、ヘッダー(5)の外周形状に沿う形状
のろう付け用当接部(23)を容易に製作し得る。
【0022】上記受液器(2)は、次のようにして凝縮
器本体(1)と組み合わされ、受液器一体型凝縮器を構
成する。即ち、図1に示されるように、受液器(2)を
上向きにして、その下端面のフランジ結合面(16)を、
受液器保持部材(3)のフランジ本体部(24)上のフラ
ンジ結合面(25)上に支承させる。その際、受液器保持
部材(3)側の円形凸状の冷媒出口部(29)を受液器
(2)の下面の円形孔による冷媒入口部(17)内に入れ
子状に嵌合させる。この入れ子状嵌合により、受液器
(2)を受液器保持部材(3)上に正確に位置決めして
配置することができる。また、Oリング(32)により、
それらの間のシール性が確保される。そして、下方から
ボルト(33)をねじ込み、受液器保持部材(3)と受液
器(2)とをフランジ結合する。これにより、受液器
(2)はその下端側において、凝縮器本体(1)にしっ
かりと強固に保持される。同時に、受液器(2)と凝縮
器本体(1)とが受液器保持部材(3)の内部通路(2
6)を介して連通状態に接続される。従って、受液器
(2)と凝縮器本体(1)とを連通接続させる従来のよ
うな配管は不要となる。受液器保持部材(3)は、予め
凝縮器ヘッダー(5)にろう付けにて接合一体化されて
いるものであり、受液器(2)の取付けに際しては、受
液器(2)を受液器保持部材(3)にフランジ結合させ
るだけでよく、凝縮器本体 (1)への受液器(2)の
取付け作業も能率良く行うことができる。
【0023】また、受液器(2)の上端側は、次のよう
にして、更に凝縮器本体(1)に保持されている。即
ち、凝縮器本体(1)のヘッダー(5)には、受液器
(2)の上端高さ位置において、ステー(34)が側方突
出状態に設けられている。このステー(34)は、アルミ
ニウム製押出型材を所定長さ単位にスライス切断して製
作されたもので、図5に示されるように、一端部にヘッ
ダー(5)の外周部に周方向に沿うように当接されるろ
う付け用当接部(35)を有し、この当接部(35)がヘッ
ダー(5)の外周部に当接され、ヘッダー(5)に一括
ろう付けにて接合一体化されている。また、ステー(3
4)の他端には、先端側に開放された奥拡がり鍵穴状の
凹部(36)が成形されており、図1に示されるように、
受液器(2)のタンク上蓋材(14)の上面に立設させた
ピン(22)が、防振材としてのゴムマウント(37)を介
して該鍵穴状の凹部(36)内に嵌合保持されている。受
液器(2)は、以上のようにして、その上下両側で凝縮
器本体(1)にしっかりと保持される。
【0024】上記受液器一体型凝縮器では、車体側への
取付けに際し、凝縮器本体(1)をブラケットなどの取
付け部材を用いて車体側に取り付けるだけでよい。それ
により、受液器(2)も車体側に組み込まれる。受液器
(2)と凝縮器本体(1)とをつなぐ配管作業も不要で
ある。従って、車体側への配設作業を能率的に行ってい
くことができる。
【0025】上記受液器一体型凝縮器において、凝縮器
本体(1)で凝縮された冷媒は、図1に矢印で示される
ように、凝縮器本体(1)のヘッダー(5)の下端部の
側面器の冷媒出口孔(10)、受液器保持部材(3)の内
部通路(26)、受液器(2)の冷媒入口部(17)を通じ
て、受液器(2)の流入管(12)内に送り込まれ、該流
入管(12)を上昇し、該流入管(12)の上端部から、ス
トレーナー(13)を通過して、タンク(11)内に吹き出
され、液冷媒はタンク(11)の底部側に、ガス冷媒はそ
れよりも上方側にと気液分離される。そして、タンク
(11)の下端部の側面の冷媒出口ユニオン(20)を通じ
て、液冷媒のみがタンク(11)から送り出され、受液器
本来の機能が適正に発揮される。
【0026】受液器(2)の冷媒出口部(20)は、タン
ク(11)の下端部の側面に設けられ、タンク(11)内の
液冷媒が、直接にこの冷媒出口ユニオン(20)を通じて
送り出されるものとなされているから、従来のような、
垂下させた流出管は不要であり、また、タンク内底面に
立設されている流入管(12)は、凝縮器本体(1)から
の冷媒がタンク下面の冷媒入口部(17)を通じて直接に
送り込まれ、そのまま吹き上げられるものであって、気
液が分離状態で併存するタンク内の圧力によって吹き上
げていくものではないから、冷媒の吹上げ高さは非常に
高くなり、従って、この流入管(12)の高さを高くでき
て、図示のような、タンク高さの高いスリムでスマート
な受液器(2)を実現することができる。特に、流入管
(12)の上端部をタンク上壁(14)に係合保持させた構
成としているから、流入管(12)の立設安定性が向上さ
れ、そのため、流入管(12)の長さを長くでき、タンク
高さの高いより一層スリムでスマートな受液器(2)を
実現し得る。従って、受液器 (2)を、凝縮器本体
(1)のヘッダー(5)に沿って並行に配置することに
より、受液器(2)を凝縮器本体(1)と融合一体的に
備えさせることができ、配設スペース上の難を生じさせ
ないコンパクトな一体化構造を実現することができる。
【0027】図7(イ)(ロ)には、受液器の変更例を
示す。本受液器(2)では、アルミニウム製の鍛造品か
らなる有底円筒状のタンク本体(21)の下端開口を、同
じくアルミニウム製の鍛造品からなる蓋材(40)にて塞
いだもので、蓋材(40)は、タンク本体(21)の下端部
に配置されて、アルゴン溶接等の溶接により、タンク本
体(21)と接合一体化されている。この蓋材(40)に冷
媒入口部(17)が設けられ、この蓋材(40)の下面をフ
ランジ結合面(16)としている。また、蓋材(40)に
は、図7(ロ)に示されるように、その側面に冷媒出口
部(20)が突出して一体成形されており、蓋材(40)の
内部に、タンク(11)内と冷媒出口通路(20)とを連通
させる通路孔(41)が形成されている。また、流入管
(12)の上端部外周側には、乾燥剤やフィルターの内臓
された乾燥剤ユニット(42)が配設され、流入管(12)
の上端部は、この乾燥剤ユニット(42)を介してタンク
(11)の上端部に保持されている。その他は上記実施形
態と同様である。
【0028】図8には、受液器の更に他の変更例を示
す。本受液器(2)では、流入管(12)とタンク本体
(21)とが、アルミニウム製の鍛造一体成形品による一
体物からなっている。その他は上記実施形態と同様であ
る。
【0029】図9には、受液器の更に他の変更例を示
す。本受液器(2)では、タンク(11)内が、上下方向
に延ばされた仕切壁(43)にて、冷媒入口側の室(44)
と冷媒出口側の室(45)とに仕切られると共に、これら
両室が、仕切壁(43)の上端部に設けられた連通部(4
6)を通じて連通されている。そして、タンク(11)の
下端面には、冷媒入口側の室(44)と連通する冷媒入口
部(17)が形成されると共に、タンク(11)の下端部側
面に、冷媒出口側の室(45)と連通する冷媒出口部(2
0)とが設けられている。冷媒入口側の室(44)が流入
管としての機能を果たす。タンク(11)は、仕切り壁
(43)を含んで一体鍛造成形されたアルミニウム製の有
底筒状のタンク本体(21)の上端開口を蓋材(14)にて
塞いだものである。その他は上記実施形態と同様であ
る。
【0030】図10は、受液器の更に他の変更例を示
す。図9と同じ仕切り形式のものであるが、タンク(1
1)は、仕切り壁(43)を含んで一体押出成形されたア
ルミニウム製の筒状のタンク本体(21)の上下の端部を
蓋材(14)(40)にて塞いだものである。その他は上記
実施形態と同様である。
【0031】図11には、ヘッダー(5)への受液器
(2)の上端側の取付け構造の変更例を示す。(50)は
クリップで、平面視U字状をした撓み性を有するナイロ
ン66等による合成樹脂一体成形品からなる。このクリ
ップ(50)には、その両端部に外方突出状の爪(51)
(51)が一体成形されている。一方、ステー(34)に
は、その先端側に開放された凹部(36)が成形されてお
り、該凹部(36)の内部には、クリップ(50)の爪(5
1)(51)を掛止させる掛止部(52)(52)が形成され
ている。そして、クリップの高さ方向の中間部を除く両
側は全周にわたって外方に突出(53)(53)されてお
り、これら両突出部(53)(53)がステー(34)を上下
方向から挟むようになされている。ヘッダー(5)への
受液器(2)の上端側の取付けは、受液器(2)のピン
(22)の外周部にクリップ(50)を嵌合させ、そして、
クリップ(50)をステー(34)の凹部(36)内に撓ませ
ながら強制嵌合していき、クリップ(50)を凹部(36)
内で弾性復帰させる。これにより、爪(51)(51)がス
テー(34)の凹部(36)内に掛止され、受液器(2)が
保持される。爪(51)(51)による掛止によって側方へ
の抜けは確実に阻止され、また、クリップ(50)の両突
出部(53)(53)とステー(34)との係合により、上下
方向への脱落も防がれる。
【0032】以上に、本発明の実施形態を示したが、本
発明は、その発明思想を逸脱しない範囲で各種の設計変
更が可能である。例えば、受液器の上端面に冷媒入口部
を設け、受液器保持部材を受液器の上端面においてフラ
ンジ結合させる構造形式であってもよい。即ち、冷媒出
口部を受液器の上部がわに設け、タンク内において流出
管をこの冷媒出口部に垂下状態に接続させた構造の受液
器であってもよい。
【0033】
【発明の効果】上述の次第で、本発明の受液器一体型凝
縮器は、受液器が受液器保持部材にて凝縮器本体のヘッ
ダーに保持された形式の受液器一体型の凝縮器として構
成されているものであるから、受液器を保持する保持部
材の構造が、車体等の取付け側の構造に依存せず、その
ため、受液器保持部材の部品共通化することができてコ
ストダウンを図ることができる。
【0034】しかも、受液器はこれを予め凝縮器本体に
保持させておくことができるものであるから、車体等の
取付け側への取付けに際しては、この受液器一体型凝縮
器を取り付ければ、受液器、凝縮器の両方が一度に車体
等の取付け側に取り付けられ、取付け側への取付け作業
の高能率化を図ることができる。
【0035】加えて、受液器保持部材は、その内部に冷
媒通路孔を有して、該通路孔の一端を前記凝縮器本体ヘ
ッダーの冷媒出口部と連通させるように同ヘッダーに取
り付けられると共に、前記通路孔の他端を前記受液器の
冷媒入口部と連通させるように受液器に結合されたもの
であるから、受液器を受液器保持部材にて凝縮器本体に
保持させれば、同時に、凝縮器の冷媒出口部と受液器の
冷媒入口部との内部連通接続が達せられ、配管を排除し
えて、構成部品点数を削減することができ、しかも、厄
介な配管接続作業を排除することができる。
【0036】のみならず、受液器は、冷媒入口部を、面
積的に比較的広い端面内に備え、かつ、受液器と受液器
保持部材とは、受液器保持部材を受液器のそのような広
い端面においてフランジ結合させることにより結合一体
化されているものである。従って、フランジ結合面積を
確保するための特別な構造を採用することなく容易に、
かつコンパクトに、フランジ結合面を広く確保しえ、受
液器と受液器保持部材とを強度的に強くしっかりと安定
性良くフランジ結合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかる受液器一体型凝縮器にお
ける受液器部分を拡大して示す断面正面図である。
【図2】同受液器一体型凝縮器の全体構成を示すもの
で、図(イ)は一部断面正面図、図(ロ)は側面図であ
る。
【図3】受液器を示すもので、図(イ)は受液器の縦断
面図、図(ロ)は図(イ)のI−I線断面図、図(ハ)
は受液器の底面図である。
【図4】受液器保持部材とヘッダーとの接合部を拡大し
て示す断面図である。
【図5】受液器の上側を凝縮器本体に保持させるステー
の平面図である。
【図6】受液器保持部材を示すもので、図(イ)は一部
断面平面図、図(ロ)は一部断面側面図である。
【図7】受液器の変更例を示すもので、図(イ)は断面
正面図、図(ロ)は受液器下端部の断面側面図である。
【図8】受液器の更に他の変更例を示す断面正面図であ
る。
【図9】受液器の更に他の変更例を示すもので、図
(イ)は受液器の断面正面図、図(ロ)は図(イ)のI
I−II線断面図、図(ハ)はタンク本体の上端面図で
ある。
【図10】受液器の更に他の変更例を示すもので、図
(イ)は受液器の断面正面図、図(ロ)は図(イ)のI
II−III線断面図、図(ハ)はタンク本体の上端面
図である。
【図11】ヘッダーへの受液器上端側の取付け構造の変
更例を示すもので、図(イ)はステーへのクリップの取
付け状態及び取付け方法を示す断面平面図で、図(ロ)
のIV−IV線の断面にあたり、図(ロ)は正面図、図
(ハ)はクリップの斜視図である。
【図12】従来例を示すもので、図(イ)は受液器の縦
断面図、図(ロ)は凝縮器への受液器の接続状態及び取
付け状態を概略的に示す正面図である。
【符号の説明】
1…凝縮器本体 2…受液器 3…受液器保持部材 4…チューブ 5…ヘッダー 10…冷媒出口部 16…フランジ結合面 17…冷媒入口部 25…フランジ結合面 26…通路孔 33…締結部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のチューブが連通状態に接続され
    た中空ヘッダーを有し、該ヘッダーに冷媒出口部が設け
    られた凝縮器本体と、 受液器と、 受液器を凝縮器本体に保持せしめる受液器保持部材と、 が備えられ、 前記受液器は冷媒入口部をその端面内に備え、 前記受液器保持部材は、その内部に冷媒通路孔を有し
    て、該通路孔の一端を前記凝縮器本体ヘッダーの冷媒出
    口部と連通させるように同ヘッダーに取り付けられると
    共に、前記通路孔の他端を前記受液器の冷媒入口部と連
    通させるように締結部材にて受液器の上記端面にフラン
    ジ結合されてなることを特徴とする受液器一体型凝縮
    器。
  2. 【請求項2】 受液器の前記冷媒入口部と、受液器保持
    部材の冷媒通路孔の前記他端部分とが入れ子状に嵌合さ
    れている請求項1に記載の受液器一体型凝縮器。
JP16295097A 1996-07-29 1997-06-19 受液器一体型凝縮器 Abandoned JPH1096570A (ja)

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