JPH1099659A - 膜モジュール - Google Patents
膜モジュールInfo
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- JPH1099659A JPH1099659A JP25607596A JP25607596A JPH1099659A JP H1099659 A JPH1099659 A JP H1099659A JP 25607596 A JP25607596 A JP 25607596A JP 25607596 A JP25607596 A JP 25607596A JP H1099659 A JPH1099659 A JP H1099659A
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- Japan
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- membrane
- primary
- flow path
- membrane module
- partition
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 1次側流入口と1次側流出口とをつなぐ
1次側流路、好ましくは膜周辺部から膜中心部へ至る渦
巻き形の1次側流路と、濾過膜を透過した濾液が2次側
流出口に至る2次側流路が形成されているプレート型膜
モジュールであって、2次側には、1次側流路を構成し
ている仕切りと対称の形状の、2次側流路を形成する仕
切りが形成されていて、1次側流路の仕切りと2次側流
路の仕切りが膜を隔てて食い違わずに突合わされている
膜モジュール。 【効果】 一次側流路のショートパスの発生がないた
め、溶血や凝血の発生が無く、また、濾液の滞留が少な
いため、濾液成分の正確な経時変化を捕らえることがで
きる。さらに濾液側の圧力損失も小さい。
1次側流路、好ましくは膜周辺部から膜中心部へ至る渦
巻き形の1次側流路と、濾過膜を透過した濾液が2次側
流出口に至る2次側流路が形成されているプレート型膜
モジュールであって、2次側には、1次側流路を構成し
ている仕切りと対称の形状の、2次側流路を形成する仕
切りが形成されていて、1次側流路の仕切りと2次側流
路の仕切りが膜を隔てて食い違わずに突合わされている
膜モジュール。 【効果】 一次側流路のショートパスの発生がないた
め、溶血や凝血の発生が無く、また、濾液の滞留が少な
いため、濾液成分の正確な経時変化を捕らえることがで
きる。さらに濾液側の圧力損失も小さい。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平面状の濾過膜(平
膜)を組み込んだ、部分濾過型の膜モジュールに関し、
耐圧性、抗凝血性、および精度に優れた膜モジュールに
関する。本膜モジュールは、医療、製薬工業などの分野
で利用できるが、血中低分子量物質濃度測定試料採取
用、中でも人工透析モニター用血中低分子量物質濃度測
定試料採取用として特に好適である。
膜)を組み込んだ、部分濾過型の膜モジュールに関し、
耐圧性、抗凝血性、および精度に優れた膜モジュールに
関する。本膜モジュールは、医療、製薬工業などの分野
で利用できるが、血中低分子量物質濃度測定試料採取
用、中でも人工透析モニター用血中低分子量物質濃度測
定試料採取用として特に好適である。
【0002】
【従来の技術】平膜を組み込んだ膜モジュールには全濾
過型と部分濾過型(濃縮型または回収型とも言われる)
があり、全濾過型は主として精密濾過に、部分濾過型は
主として限外濾過や逆浸透濾過に使用されている。
過型と部分濾過型(濃縮型または回収型とも言われる)
があり、全濾過型は主として精密濾過に、部分濾過型は
主として限外濾過や逆浸透濾過に使用されている。
【0003】平膜を使用する部分濾過型の膜モジュー
ル、即ち、1次側(原液側)に液体流入口と液体流出口
を有し、モジュールに流入した原液の一部が濾過膜を透
過し、原液の残余は1次側流出口から流出し、膜を透過
した濾液は濾液流出口(2次側流出口)から流出するタ
イプの膜モジュールとしては、スパイラル型、プレート
型(積層型または一層型)などの形状が知られている。
スパイラル型は通常、工業用に主として使用される大膜
面積モジュールに適用され、プレート型は通常、研究用
に主として使用される小膜面積モジュールに適用されて
いる。中でも特に小膜面積が必要とされる場合には、一
層プレート型のものが、構造が単純で低コストで製造で
きるため、好ましく使用されている。
ル、即ち、1次側(原液側)に液体流入口と液体流出口
を有し、モジュールに流入した原液の一部が濾過膜を透
過し、原液の残余は1次側流出口から流出し、膜を透過
した濾液は濾液流出口(2次側流出口)から流出するタ
イプの膜モジュールとしては、スパイラル型、プレート
型(積層型または一層型)などの形状が知られている。
スパイラル型は通常、工業用に主として使用される大膜
面積モジュールに適用され、プレート型は通常、研究用
に主として使用される小膜面積モジュールに適用されて
いる。中でも特に小膜面積が必要とされる場合には、一
層プレート型のものが、構造が単純で低コストで製造で
きるため、好ましく使用されている。
【0004】プレート型膜モジュール、例えば一層プレ
ート型膜モジュールを使用するに当たって、1次側を加
圧する用法と、2次側を減圧する用法があるが、いづれ
の場合にも、膜にかかる圧力差を2次側(濾液側)の膜
支持構造で受け止める必要がある。2次側は、膜にかか
る圧力を受け止めつつ濾液を濾液流出口まで流す必要が
あるため、焼結物などの多孔質体を設置したり、2次側
筐体部内側に細い溝を碁盤目状に掘って、膜を透過した
濾液を2次側流出口へと導く濾液流路を成形するなどの
方法が取られていた(例えば、実開平6−52836号
公報)。
ート型膜モジュールを使用するに当たって、1次側を加
圧する用法と、2次側を減圧する用法があるが、いづれ
の場合にも、膜にかかる圧力差を2次側(濾液側)の膜
支持構造で受け止める必要がある。2次側は、膜にかか
る圧力を受け止めつつ濾液を濾液流出口まで流す必要が
あるため、焼結物などの多孔質体を設置したり、2次側
筐体部内側に細い溝を碁盤目状に掘って、膜を透過した
濾液を2次側流出口へと導く濾液流路を成形するなどの
方法が取られていた(例えば、実開平6−52836号
公報)。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら、これらの方法
では、濾液側の圧力損失が高くなりフラックスの低下を
招く他、濾液中の成分濃度の経時変化を測定しようとす
ると、膜を透過した濾液の滞留部分が存在するため、種
々の時刻に透過した濾液の混合濾液が流出し、正確な経
時変化を捕らえることができなかった。
では、濾液側の圧力損失が高くなりフラックスの低下を
招く他、濾液中の成分濃度の経時変化を測定しようとす
ると、膜を透過した濾液の滞留部分が存在するため、種
々の時刻に透過した濾液の混合濾液が流出し、正確な経
時変化を捕らえることができなかった。
【0006】一方、濾液側に濾液流路を成形すると、濾
液流路の溝に膜が押し出され、1次側の流路仕切りと膜
の間に隙間ができて、1次側流路のショートパスが発生
し、溶血や一次側流路のショートパス部での凝血などを
招いていた。
液流路の溝に膜が押し出され、1次側の流路仕切りと膜
の間に隙間ができて、1次側流路のショートパスが発生
し、溶血や一次側流路のショートパス部での凝血などを
招いていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、濾液の滞
留をなくし、かつ膜のたわみによる1次側流路のショー
トパスの発生を防止する方法について鋭意検討した結
果、1次側流入口と1次側流出口とをつなぐ1次側流
路、好ましくは膜周辺部から膜中心部へ至る渦巻き形の
1次側流路と、濾過膜を透過した濾液が2次側流出口に
至る2次側流路が形成されているプレート型膜モジュー
ルであって、2次側には、1次側流路を構成している仕
切りと対称の形状の、2次側流路を形成する仕切りが形
成されていて、1次側流路の仕切りと2次側流路の仕切
りが膜を隔てて食い違わずに突合わされている膜モジュ
ールは、濾液の滞留がなく、膜のたわみによる1次側流
路のショートパスの発生を防止でき、さらに濾液側の圧
力損失も小さいため、種々の時刻に透過した濾液の滞留
による混合が生じず、濾液成分の正確な経時変化を捕ら
えることができ、溶血や凝血が生じにくいこと、これに
加えて、1次側流入口の流路の取付角度を膜面に対して
5〜45゜の範囲、好ましくは一次側流出口の流路の取
付角度も膜面に対して5〜45゜の範囲とすると、血液
の濾過に使用した場合に、溶血や一次側流入口や一次側
流出口の付近での凝血がより生じにくくなること等を見
い出し、本発明に到達した。
留をなくし、かつ膜のたわみによる1次側流路のショー
トパスの発生を防止する方法について鋭意検討した結
果、1次側流入口と1次側流出口とをつなぐ1次側流
路、好ましくは膜周辺部から膜中心部へ至る渦巻き形の
1次側流路と、濾過膜を透過した濾液が2次側流出口に
至る2次側流路が形成されているプレート型膜モジュー
ルであって、2次側には、1次側流路を構成している仕
切りと対称の形状の、2次側流路を形成する仕切りが形
成されていて、1次側流路の仕切りと2次側流路の仕切
りが膜を隔てて食い違わずに突合わされている膜モジュ
ールは、濾液の滞留がなく、膜のたわみによる1次側流
路のショートパスの発生を防止でき、さらに濾液側の圧
力損失も小さいため、種々の時刻に透過した濾液の滞留
による混合が生じず、濾液成分の正確な経時変化を捕ら
えることができ、溶血や凝血が生じにくいこと、これに
加えて、1次側流入口の流路の取付角度を膜面に対して
5〜45゜の範囲、好ましくは一次側流出口の流路の取
付角度も膜面に対して5〜45゜の範囲とすると、血液
の濾過に使用した場合に、溶血や一次側流入口や一次側
流出口の付近での凝血がより生じにくくなること等を見
い出し、本発明に到達した。
【0008】即ち、本発明は、(1) 1次側筐体部と
2次側筐体部が平面状の濾過膜を挟んで濾過膜周辺にお
いて液密に接続一体化されており、かつ、1次側筐体部
には1次側流入口および1次側流出口が設けられ、1次
側筐体部内側と濾過膜とで囲まれた空間部には1次側流
入口と1次側流出口とをつなぐ1次側流路が形成されて
おり、2次側筐体部には2次側流出口が設けられ、2次
側筐体部内側と濾過膜とで囲まれた空間部には濾過膜を
透過した濾液が2次側流出口に至る2次側流路が形成さ
れている膜モジュールであって、2次側筐体部内側には
1次側流路を構成している仕切りと対称の形状の、2次
側流路を形成する仕切りが形成されていて、1次側流路
の仕切りと2次側流路の仕切りが膜を隔てて食い違わず
に突合わされていることを特徴とする膜モジュール、
2次側筐体部が平面状の濾過膜を挟んで濾過膜周辺にお
いて液密に接続一体化されており、かつ、1次側筐体部
には1次側流入口および1次側流出口が設けられ、1次
側筐体部内側と濾過膜とで囲まれた空間部には1次側流
入口と1次側流出口とをつなぐ1次側流路が形成されて
おり、2次側筐体部には2次側流出口が設けられ、2次
側筐体部内側と濾過膜とで囲まれた空間部には濾過膜を
透過した濾液が2次側流出口に至る2次側流路が形成さ
れている膜モジュールであって、2次側筐体部内側には
1次側流路を構成している仕切りと対称の形状の、2次
側流路を形成する仕切りが形成されていて、1次側流路
の仕切りと2次側流路の仕切りが膜を隔てて食い違わず
に突合わされていることを特徴とする膜モジュール、
【0009】(2) 1次側流路口の流路の取付角度
が、膜面に対して5〜45゜の範囲である上記(1)記
載の膜モジュール、(3) 膜面への投影図における、
液体流入口の流路および液体流出口の流路の取付角度
が、1次側流路の始点および終点における接線方向に対
してそれぞれ±45゜以下の範囲である上記(2)記載
の膜モジュール、(4) 1次側流出口の流路の取付角
度が、膜面に対して5〜45゜の範囲である上記(2)
または(3)記載の膜モジュール、
が、膜面に対して5〜45゜の範囲である上記(1)記
載の膜モジュール、(3) 膜面への投影図における、
液体流入口の流路および液体流出口の流路の取付角度
が、1次側流路の始点および終点における接線方向に対
してそれぞれ±45゜以下の範囲である上記(2)記載
の膜モジュール、(4) 1次側流出口の流路の取付角
度が、膜面に対して5〜45゜の範囲である上記(2)
または(3)記載の膜モジュール、
【0010】(5) 1次側流路が、膜周辺部から膜中
心部へ至る渦巻き形である上記(1)〜(4)のいずれ
か1つに記載の膜モジュール、(6) 濾過膜が、円形
である、上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の膜
モジュール、(7) 濾過膜の有効膜面積が、10〜5
00cm2 である上記(1)〜(6)のいずれか1つに
記載の膜モジュール、(8) 濾過膜が、限外濾過膜で
ある上記(1)〜(7)のいづれか1つに記載の膜モジ
ュール、(9) 1次側筐体部および2次側筐体部が、
プラスチック製である上記(1)〜(8)のいづれか1
記載の膜モジュール、
心部へ至る渦巻き形である上記(1)〜(4)のいずれ
か1つに記載の膜モジュール、(6) 濾過膜が、円形
である、上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の膜
モジュール、(7) 濾過膜の有効膜面積が、10〜5
00cm2 である上記(1)〜(6)のいずれか1つに
記載の膜モジュール、(8) 濾過膜が、限外濾過膜で
ある上記(1)〜(7)のいづれか1つに記載の膜モジ
ュール、(9) 1次側筐体部および2次側筐体部が、
プラスチック製である上記(1)〜(8)のいづれか1
記載の膜モジュール、
【0011】(10) 膜モジュールが、血中低分子量
物質濃度測定試料採取用膜モジュールである上記(1)
〜(9)のいづれか1つに記載の膜モジュール、(1
1) 血中低分子量物質濃度測定試料採取用膜モジュー
ルが、人工透析モニター用血中低分子量物質濃度測定試
料採取用膜モジュールである上記(10)記載の膜モジ
ュール、および(12) 1次側流路が幅2〜10m
m、深さ1〜10mm、断面積3〜20mm2 の流路で
あり、かつ2次側流路が1次側流路より断面積の小さい
流路である上記(1)〜(11)のいずれか1つに記載
の膜モジュール、を提供するものである。
物質濃度測定試料採取用膜モジュールである上記(1)
〜(9)のいづれか1つに記載の膜モジュール、(1
1) 血中低分子量物質濃度測定試料採取用膜モジュー
ルが、人工透析モニター用血中低分子量物質濃度測定試
料採取用膜モジュールである上記(10)記載の膜モジ
ュール、および(12) 1次側流路が幅2〜10m
m、深さ1〜10mm、断面積3〜20mm2 の流路で
あり、かつ2次側流路が1次側流路より断面積の小さい
流路である上記(1)〜(11)のいずれか1つに記載
の膜モジュール、を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、1次側筐体部と2次側
筐体部が平面状の濾過膜(以下、濾過膜を単に膜と称す
る場合もある)を挟んで、膜周辺部(全周)において、
外部に対して液密であると同時に膜の表裏に関して液密
に接続・一体化されている膜モジュール(以下、膜モジ
ュールを単にモジュールと称する場合もある)、即ち、
プレート型膜モジュールに関する。1次側筐体部と2次
側筐体部の接続方法は任意であり、融着(熔着)、接
着、嵌合、ネジ、ネジ止めなどであり得るが、融着また
は接着が好ましい。
筐体部が平面状の濾過膜(以下、濾過膜を単に膜と称す
る場合もある)を挟んで、膜周辺部(全周)において、
外部に対して液密であると同時に膜の表裏に関して液密
に接続・一体化されている膜モジュール(以下、膜モジ
ュールを単にモジュールと称する場合もある)、即ち、
プレート型膜モジュールに関する。1次側筐体部と2次
側筐体部の接続方法は任意であり、融着(熔着)、接
着、嵌合、ネジ、ネジ止めなどであり得るが、融着また
は接着が好ましい。
【0013】上記モジュールの1次側(原液側)には、
流入口(1次側流入口)および流出口(1次側流出口)
が設けられており、膜の他の側、即ち2次側(濾液側)
には、濾液の流出口(2次側流出口)が設けられてい
る。尚、これら以外にサンプリング用やエア抜き用の口
を設けることも可能である。
流入口(1次側流入口)および流出口(1次側流出口)
が設けられており、膜の他の側、即ち2次側(濾液側)
には、濾液の流出口(2次側流出口)が設けられてい
る。尚、これら以外にサンプリング用やエア抜き用の口
を設けることも可能である。
【0014】本発明のモジュールにおいて、1次側流入
口の流路および1次側流出口の流路の取付角度は任意で
あるが、1次側流入口の流路の取付角度が膜面に対して
5〜45゜、特に10〜30゜であること、即ち、1次
側流入口流路の1次側流路との接続角度が5〜45゜、
特に10〜30゜であることが、溶血や凝血等が生じに
くくなることから望ましい。中でも、1次側流入口の流
路と1次側流出口の流路の取付角度がいずれも膜面に対
して5〜45゜、好ましくは10〜30゜であることが
より望ましい。勿論、これらの取付角度は、1次側流入
口と1次側流出口とで異なっていても良い。取付角度が
過大であると、溶血や凝血などが生じ易くなるし、角度
を5゜未満にすることは、さらなる効果の向上が認めら
れない上に、成形上困難が伴う。しかしながら、成形技
術的に5゜以下にすることができる場合には、1次側流
入口の流路の取付角度および/または1次側流出口の流
路の取付角度の少なくとも一方を5゜以下にすることも
可能である。ここで言う1次側流入口の流路や1次側流
出口の流路の取付角度とは、1次側流入口や1次側流出
口の内側の流路の取付角度のことである。尚、1次側流
入口または1次側流出口の内側の流路が直線状でない場
合には、モジュール内の1次側流路との接続部における
接線の角度を言う。
口の流路および1次側流出口の流路の取付角度は任意で
あるが、1次側流入口の流路の取付角度が膜面に対して
5〜45゜、特に10〜30゜であること、即ち、1次
側流入口流路の1次側流路との接続角度が5〜45゜、
特に10〜30゜であることが、溶血や凝血等が生じに
くくなることから望ましい。中でも、1次側流入口の流
路と1次側流出口の流路の取付角度がいずれも膜面に対
して5〜45゜、好ましくは10〜30゜であることが
より望ましい。勿論、これらの取付角度は、1次側流入
口と1次側流出口とで異なっていても良い。取付角度が
過大であると、溶血や凝血などが生じ易くなるし、角度
を5゜未満にすることは、さらなる効果の向上が認めら
れない上に、成形上困難が伴う。しかしながら、成形技
術的に5゜以下にすることができる場合には、1次側流
入口の流路の取付角度および/または1次側流出口の流
路の取付角度の少なくとも一方を5゜以下にすることも
可能である。ここで言う1次側流入口の流路や1次側流
出口の流路の取付角度とは、1次側流入口や1次側流出
口の内側の流路の取付角度のことである。尚、1次側流
入口または1次側流出口の内側の流路が直線状でない場
合には、モジュール内の1次側流路との接続部における
接線の角度を言う。
【0015】一方、モジュールの1次側流入口および1
次側流出口の、膜面への投影図に於ける取付け角度(即
ち、膜面に垂直な方向から見た取付け角度)は、1次側
流路の始点および1次側流路の終点における流路の接線
方向、即ち液体の運動方向に対してそれぞれ±45゜以
下であることが好ましく、±30゜以下であることがさ
らに好ましく、±10゜以下であることがより好まし
く、0゜であることが最も好ましい。角度が過大である
とやはり溶血や凝血などが生じ易くなる。勿論、これら
の角度は、1次側流入口と1次側流出口とで異なってい
ても良い。
次側流出口の、膜面への投影図に於ける取付け角度(即
ち、膜面に垂直な方向から見た取付け角度)は、1次側
流路の始点および1次側流路の終点における流路の接線
方向、即ち液体の運動方向に対してそれぞれ±45゜以
下であることが好ましく、±30゜以下であることがさ
らに好ましく、±10゜以下であることがより好まし
く、0゜であることが最も好ましい。角度が過大である
とやはり溶血や凝血などが生じ易くなる。勿論、これら
の角度は、1次側流入口と1次側流出口とで異なってい
ても良い。
【0016】また、1次側流入口および1次側流出口内
の液体流路と筐体内の1次側流路の接続部の形状は、角
がなくそれぞれを滑らかに流路が変化する形状であるこ
とがが好ましい。
の液体流路と筐体内の1次側流路の接続部の形状は、角
がなくそれぞれを滑らかに流路が変化する形状であるこ
とがが好ましい。
【0017】尚、上記した一次側流入口と一次側流出口
の取付角度は、後述する二次側流路に形状が、1次側流
路の形状と対称でなくとも、その形状にかかわらず、溶
血や一次側流入口や一次側流出口の付近での凝血の防止
に効果を有する。
の取付角度は、後述する二次側流路に形状が、1次側流
路の形状と対称でなくとも、その形状にかかわらず、溶
血や一次側流入口や一次側流出口の付近での凝血の防止
に効果を有する。
【0018】本発明のモジュールの1次側流入口と1次
側流出口とをつなぐ、筐体内側と濾過膜とで囲まれた空
間部の形状、即ち、1次側流路の形状は任意であり、例
えば直線状、放射状、渦巻き形、ジグザグ形(折りたた
み直線形)などであり得るが、中でも渦巻き形またはジ
グザグ形であること、特に渦巻き形であることが、原液
の膜面流速を高くできるため好ましく、血液の濾過に用
いられる場合には、渦巻き形が、溶血や凝血を少なくで
きるためさらに好ましい。流路は複数であってもよい。
側流出口とをつなぐ、筐体内側と濾過膜とで囲まれた空
間部の形状、即ち、1次側流路の形状は任意であり、例
えば直線状、放射状、渦巻き形、ジグザグ形(折りたた
み直線形)などであり得るが、中でも渦巻き形またはジ
グザグ形であること、特に渦巻き形であることが、原液
の膜面流速を高くできるため好ましく、血液の濾過に用
いられる場合には、渦巻き形が、溶血や凝血を少なくで
きるためさらに好ましい。流路は複数であってもよい。
【0019】上記1次側流路の形状は、通常筐体内側と
濾過膜とで囲まれた空間部に設けられた仕切り(導壁)
でもって形成される。仕切りは、筐体の一部であっても
よいし、筐体とは別に作製したものを組み込んでもよい
が、筐体の一部として構成し、見かけ上、流路が筐体内
側に掘られた溝と膜との間の空間として構成されている
ことが好ましい。
濾過膜とで囲まれた空間部に設けられた仕切り(導壁)
でもって形成される。仕切りは、筐体の一部であっても
よいし、筐体とは別に作製したものを組み込んでもよい
が、筐体の一部として構成し、見かけ上、流路が筐体内
側に掘られた溝と膜との間の空間として構成されている
ことが好ましい。
【0020】上記モジュールの2次側の筐体部内側と濾
過膜とで囲まれた空間部は、膜を透過した濾液を濾液流
出口に導く流路、即ち、2次側流路が設けられている。
2次側流出口の取付け角度には制約はなく、製造上の容
易さから、膜面に対して直角であることが好ましい。
過膜とで囲まれた空間部は、膜を透過した濾液を濾液流
出口に導く流路、即ち、2次側流路が設けられている。
2次側流出口の取付け角度には制約はなく、製造上の容
易さから、膜面に対して直角であることが好ましい。
【0021】本発明のモジュールは、2次側流路を構成
する仕切り(導壁)が、1次側流路を構成する仕切り
(導壁)と対称の形状に形成されていて、1次側流路の
仕切りと2次側流路の仕切りが膜を隔てて食い違わずに
突合わされていることが必須である。即ち、1次側流路
の仕切りに沿って、膜の反対側には2次側流路の仕切り
が存在することにある。このため、1次側と2次側の圧
力差によって膜がたわんだ際にも、1次側の流路仕切り
と膜との間に間隙が生じることがないため、1次側流路
のショートパスが生じない。また、2次側流路において
濾液の滞留が少ない。
する仕切り(導壁)が、1次側流路を構成する仕切り
(導壁)と対称の形状に形成されていて、1次側流路の
仕切りと2次側流路の仕切りが膜を隔てて食い違わずに
突合わされていることが必須である。即ち、1次側流路
の仕切りに沿って、膜の反対側には2次側流路の仕切り
が存在することにある。このため、1次側と2次側の圧
力差によって膜がたわんだ際にも、1次側の流路仕切り
と膜との間に間隙が生じることがないため、1次側流路
のショートパスが生じない。また、2次側流路において
濾液の滞留が少ない。
【0022】本発明は、上記のように、1次側と2次側
の圧力差によって膜がたわんだ際にも、1次側の流路仕
切りと膜との間に間隙が生じることを防ぐことを目的と
しており、この目的が達せられる限り、本発明のモジュ
ールは、2次側流路を構成する仕切りの形状が1次側流
路を構成する仕切りと完全に対称である必要は必ずしも
ない。例えば、後述のように2次側流路の仕切りに切欠
きを設けてもよいし、2次側流路長が1次側流路長より
長くても短くてもよく、2次側に1次側の仕切と対称な
仕切り以外の仕切りを設けてもよい。さらに、1次側流
路を構成する仕切りと2次側流路を構成する仕切の厚み
が異なってもよい。
の圧力差によって膜がたわんだ際にも、1次側の流路仕
切りと膜との間に間隙が生じることを防ぐことを目的と
しており、この目的が達せられる限り、本発明のモジュ
ールは、2次側流路を構成する仕切りの形状が1次側流
路を構成する仕切りと完全に対称である必要は必ずしも
ない。例えば、後述のように2次側流路の仕切りに切欠
きを設けてもよいし、2次側流路長が1次側流路長より
長くても短くてもよく、2次側に1次側の仕切と対称な
仕切り以外の仕切りを設けてもよい。さらに、1次側流
路を構成する仕切りと2次側流路を構成する仕切の厚み
が異なってもよい。
【0023】モジュールの2次側流路の仕切りは、1次
側流路と同じく、筐体の一部であってもよいし、筐体と
は別に作製したものを組み込んでもよいが、筐体の一部
として構成し、見かけ上、流路が筐体内側に掘られた溝
と膜との間の空間として構成されていることが好まし
い。
側流路と同じく、筐体の一部であってもよいし、筐体と
は別に作製したものを組み込んでもよいが、筐体の一部
として構成し、見かけ上、流路が筐体内側に掘られた溝
と膜との間の空間として構成されていることが好まし
い。
【0024】本発明のモジュールでは、1次側流路の仕
切りと2次側流路の仕切りが対称に形成されているため
に、1次側流路と2次側流路も対称となるが、流路の
幅、深さ、角の取り方などは、1次側と2次側とで異な
っていてもよい。2次側流路の流路断面積は1次側のそ
れより小さいことが、濾液のホールドアップを少なくで
き、測定の時間遅れを少なくできるため好ましい。
切りと2次側流路の仕切りが対称に形成されているため
に、1次側流路と2次側流路も対称となるが、流路の
幅、深さ、角の取り方などは、1次側と2次側とで異な
っていてもよい。2次側流路の流路断面積は1次側のそ
れより小さいことが、濾液のホールドアップを少なくで
き、測定の時間遅れを少なくできるため好ましい。
【0025】1次側流路の幅、深さ、断面積は任意であ
り、用途目的に応じて設計できるが、中でも流路の幅が
2〜10mm、深さが1〜10mm、流路断面積が3〜
20mm2 であることが好ましく、人工透析モニター用
の血中低分子量物質濃度測定試料採取用膜モジュールと
して使用する場合に、特に好ましい。
り、用途目的に応じて設計できるが、中でも流路の幅が
2〜10mm、深さが1〜10mm、流路断面積が3〜
20mm2 であることが好ましく、人工透析モニター用
の血中低分子量物質濃度測定試料採取用膜モジュールと
して使用する場合に、特に好ましい。
【0026】1次側、2次側ともに仕切りの厚みは任意
であるが、強度が高く、成形が容易で、有効膜面積が大
きいことから、0.2〜3mmであることが好ましく、
0.5〜1mmであることがさらに好ましい。
であるが、強度が高く、成形が容易で、有効膜面積が大
きいことから、0.2〜3mmであることが好ましく、
0.5〜1mmであることがさらに好ましい。
【0027】2次側流路の仕切りには、前記したように
1次側流路のショートパスが生じない範囲であれば、切
欠きを設けることもでき、これにより、濾液は、この切
欠き部を通って、隣の流路へショートパスすることがで
きる。切欠きの長さは0.2〜5mmが好ましく、0.
5〜3mmがさらに好ましい。切欠きの長さがこれより
短いと、効果が低くなる上に成形の困難さが増す。切欠
きの長さがこれより長いと、1次側流路のショートパス
が発生し易くなる。切欠きの形状は任意であり、例えば
四角形、三角形、半円などであってよい。
1次側流路のショートパスが生じない範囲であれば、切
欠きを設けることもでき、これにより、濾液は、この切
欠き部を通って、隣の流路へショートパスすることがで
きる。切欠きの長さは0.2〜5mmが好ましく、0.
5〜3mmがさらに好ましい。切欠きの長さがこれより
短いと、効果が低くなる上に成形の困難さが増す。切欠
きの長さがこれより長いと、1次側流路のショートパス
が発生し易くなる。切欠きの形状は任意であり、例えば
四角形、三角形、半円などであってよい。
【0028】上記2次側流路の仕切りに設ける切欠き
は、2次側流出口から放射状に濾過膜周辺部に至る線上
に連続して設けることや、仕切りに直角な線上に連続し
て設けることが好ましい。例えば、仕切りが渦巻き形に
形成されている場合には、切欠きは、2次側流出口から
放射状に濾過膜周辺に至る線上に連続して設けることが
好ましく、仕切りがジグザグ形に形成されている場合に
は仕切りに直角な複数の並行な線上または2次側流出口
から放射状に濾過膜周辺部に至る線上に連続して設ける
ことが好ましい。
は、2次側流出口から放射状に濾過膜周辺部に至る線上
に連続して設けることや、仕切りに直角な線上に連続し
て設けることが好ましい。例えば、仕切りが渦巻き形に
形成されている場合には、切欠きは、2次側流出口から
放射状に濾過膜周辺に至る線上に連続して設けることが
好ましく、仕切りがジグザグ形に形成されている場合に
は仕切りに直角な複数の並行な線上または2次側流出口
から放射状に濾過膜周辺部に至る線上に連続して設ける
ことが好ましい。
【0029】本発明のモジュールにおいて、膜やモジュ
ールの形状は任意であるが、膜が円形または矩形のもの
が、製造の容易さなどの点から好ましく、円形のもの
が、溶血や凝血の防止の面から特に好ましい。
ールの形状は任意であるが、膜が円形または矩形のもの
が、製造の容易さなどの点から好ましく、円形のもの
が、溶血や凝血の防止の面から特に好ましい。
【0030】本発明のモジュールの寸法としては、膜の
有効膜面積が10〜500cm2 であるものが効果的で
あるため好ましい。また、本発明のモジュールは、精密
濾過や限外濾過、特に限外濾過に使用される場合に高い
効果が発揮される。用いる濾過膜は分画分子量3,00
0〜100万のものであることが好ましい。
有効膜面積が10〜500cm2 であるものが効果的で
あるため好ましい。また、本発明のモジュールは、精密
濾過や限外濾過、特に限外濾過に使用される場合に高い
効果が発揮される。用いる濾過膜は分画分子量3,00
0〜100万のものであることが好ましい。
【0031】更に、本発明のモジュールは、1次側筐体
部および2次側筐体部がプラスチック製である場合に特
に効果的である。プラスチックの材質は任意であるが、
例えば、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポ
リスルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリオレ
フィン系樹脂、フッ素系樹脂、塩素系樹脂などの熱可塑
性樹脂が挙げられ、射出成形で成形されたものが好まし
い。
部および2次側筐体部がプラスチック製である場合に特
に効果的である。プラスチックの材質は任意であるが、
例えば、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポ
リスルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリオレ
フィン系樹脂、フッ素系樹脂、塩素系樹脂などの熱可塑
性樹脂が挙げられ、射出成形で成形されたものが好まし
い。
【0032】本発明のモジュールは、血液の限外濾過を
行う血中低分子量物質濃度測定試料採取用膜モジュール
として用いられる場合に効果的であり、中でも人工透析
モニター用の血中低分子量物質濃度測定試料採取用膜モ
ジュールとして体外循環血液の濾過に用いられる場合に
特に効果的である。
行う血中低分子量物質濃度測定試料採取用膜モジュール
として用いられる場合に効果的であり、中でも人工透析
モニター用の血中低分子量物質濃度測定試料採取用膜モ
ジュールとして体外循環血液の濾過に用いられる場合に
特に効果的である。
【0033】
【実施例】以下、実施例、比較例および図面により本発
明を詳細に説明するが、本発明の範囲がこれらの実施例
にのみ限定されるものではない。
明を詳細に説明するが、本発明の範囲がこれらの実施例
にのみ限定されるものではない。
【0034】実施例1 図1〜7を示して、本実施例1を説明する。図1は本実
施例1の膜モジュールの部品見取り図と組立見取り図、
図2は1次側筐体の正面図と側面図と平面図、図3は1
次側筐体の背面図とそのA−A断面図とA−A断面の部
分拡大図、図4は2次側筐体の正面図と側面図と平面
図、図5は2次側筐体の背面図とそのB−B断面図とB
−B断面の部分拡大図である。
施例1の膜モジュールの部品見取り図と組立見取り図、
図2は1次側筐体の正面図と側面図と平面図、図3は1
次側筐体の背面図とそのA−A断面図とA−A断面の部
分拡大図、図4は2次側筐体の正面図と側面図と平面
図、図5は2次側筐体の背面図とそのB−B断面図とB
−B断面の部分拡大図である。
【0035】(膜モジュールの作製)直径7cm、厚み
0.15mmの円形の、分画分子量30,000の架橋
ポリアクリル酸エステル系限外濾過膜3を、緻密層側を
一次側にして、AS樹脂(アクリロニトリル−スチレン
共重合体)製の1次側筐体部1と2次側筐体部2で挟む
形に組み込み、濾過膜3の周辺部においてO−リング
(図示せず。O−リング溝4、4′を図示)により外部
に対して液密であると同時に膜の表裏に関して液密とし
て、1次側筐体部1と2次側筐体部2をその周辺部にお
いて超音波融着して円盤状の膜モジュールを作製した。
0.15mmの円形の、分画分子量30,000の架橋
ポリアクリル酸エステル系限外濾過膜3を、緻密層側を
一次側にして、AS樹脂(アクリロニトリル−スチレン
共重合体)製の1次側筐体部1と2次側筐体部2で挟む
形に組み込み、濾過膜3の周辺部においてO−リング
(図示せず。O−リング溝4、4′を図示)により外部
に対して液密であると同時に膜の表裏に関して液密とし
て、1次側筐体部1と2次側筐体部2をその周辺部にお
いて超音波融着して円盤状の膜モジュールを作製した。
【0036】この膜モジュールの1次側筐体部1には、
1次側流入口5と1次側流出口8が設けられている。ま
た、1次側筐体部1の内側と濾過膜3とで区切られた空
間には渦巻き状の仕切り6により、渦巻き状の1次側流
路7が形成されていて、1次側流入口5と1次側流出口
8を連結している。
1次側流入口5と1次側流出口8が設けられている。ま
た、1次側筐体部1の内側と濾過膜3とで区切られた空
間には渦巻き状の仕切り6により、渦巻き状の1次側流
路7が形成されていて、1次側流入口5と1次側流出口
8を連結している。
【0037】上記1次側流入口5と1次側流出口8は、
膜面に対してそれぞれ15゜の角度で、かつ、膜面への
投影図に於いて1次側流路の始点と終点に於ける1次側
流路7の接線方向とそれぞれ0゜の角度(即ち、膜面に
垂直な方向から見た場合、1次側流路7と1次側流入口
5および1次側流出口8との接続部における1次側流路
7の接線方向とそれぞれ0゜の角度)で、設けられてい
る。
膜面に対してそれぞれ15゜の角度で、かつ、膜面への
投影図に於いて1次側流路の始点と終点に於ける1次側
流路7の接線方向とそれぞれ0゜の角度(即ち、膜面に
垂直な方向から見た場合、1次側流路7と1次側流入口
5および1次側流出口8との接続部における1次側流路
7の接線方向とそれぞれ0゜の角度)で、設けられてい
る。
【0038】1次側の仕切り6は厚み1mm、高さ1.
5mmであり、1次側流路7は断面が図3のA−A断面
の拡大図に示すように矩形であって、幅3mm、深さ
1.5mmである。この平膜モジュールの有効膜面積は
約16cm2 である。
5mmであり、1次側流路7は断面が図3のA−A断面
の拡大図に示すように矩形であって、幅3mm、深さ
1.5mmである。この平膜モジュールの有効膜面積は
約16cm2 である。
【0039】一方、膜モジュールの2次側筐体部2の中
央部には、膜面に対して直角に2次側流出口9が設けら
れ、2次側筐体部2の内側と濾過膜3で囲まれた空間に
は渦巻き状の仕切り10により、渦巻き状の2次側流路
11が形成されていて、2次側流出口9に連絡してい
る。仕切り10には、中心を通る直交した2本の直線上
に並ぶように多数の切欠き12が形成されている。
央部には、膜面に対して直角に2次側流出口9が設けら
れ、2次側筐体部2の内側と濾過膜3で囲まれた空間に
は渦巻き状の仕切り10により、渦巻き状の2次側流路
11が形成されていて、2次側流出口9に連絡してい
る。仕切り10には、中心を通る直交した2本の直線上
に並ぶように多数の切欠き12が形成されている。
【0040】2次側の仕切り10の厚みは1mm、高さ
1.5mmであり、2次側流路11は断面が図5のB−
B断面の部分拡大図に示すように半円であって、幅3m
m、深さ1.5mmである。また、切欠き12の形状も
半径1.5mmの半円である。
1.5mmであり、2次側流路11は断面が図5のB−
B断面の部分拡大図に示すように半円であって、幅3m
m、深さ1.5mmである。また、切欠き12の形状も
半径1.5mmの半円である。
【0041】1次側筐体部1に形成された1次側流路7
の仕切り6と、2次側筐体部2に形成された2次側流路
11の仕切り10は、対称な渦巻き形状に形成されてお
り、それぞれ濾過膜3を隔てて相対し、食い違わずに突
合わせて組み立てられている。従って、1次側流路7と
2次側流路11もまた対称の渦巻き形状に形成されてお
り、濾過膜3を隔てて相対している。
の仕切り6と、2次側筐体部2に形成された2次側流路
11の仕切り10は、対称な渦巻き形状に形成されてお
り、それぞれ濾過膜3を隔てて相対し、食い違わずに突
合わせて組み立てられている。従って、1次側流路7と
2次側流路11もまた対称の渦巻き形状に形成されてお
り、濾過膜3を隔てて相対している。
【0042】(使用試験)得られた膜モジュールを用
い、牛全血の血液濾過試験を行った。ヘマトクリット値
35%、総蛋白7g/dl、37℃に調節した牛全血を
血液容器に入れ、この血液容器から牛血液が血流ポンプ
を経て平膜モジュールの1次側流入口5に流入するよう
に、透明軟質塩化ビニル製チューブを用いて配管した。
また、膜モジュールの1次側流出口8には、牛血液が流
量調節バルブを経て元の血液容器に戻されるように、透
明軟質塩化ビニル製チューブを用いて配管した。更に、
配管の1次側流入口5および1次側流出口8の付近には
圧力計を接続した。
い、牛全血の血液濾過試験を行った。ヘマトクリット値
35%、総蛋白7g/dl、37℃に調節した牛全血を
血液容器に入れ、この血液容器から牛血液が血流ポンプ
を経て平膜モジュールの1次側流入口5に流入するよう
に、透明軟質塩化ビニル製チューブを用いて配管した。
また、膜モジュールの1次側流出口8には、牛血液が流
量調節バルブを経て元の血液容器に戻されるように、透
明軟質塩化ビニル製チューブを用いて配管した。更に、
配管の1次側流入口5および1次側流出口8の付近には
圧力計を接続した。
【0043】また、膜モジュールの2次側流出口9に
は、透明軟質塩化ビニル製チューブを接続し、濾液を血
液容器に戻すべく配管した。
は、透明軟質塩化ビニル製チューブを接続し、濾液を血
液容器に戻すべく配管した。
【0044】次いで、血流ポンプを調節して、血液流量
を200ml/分とし、膜モジュールの1次側流出口8
に接続された流量調節バルブにて濾過ユニットの1次側
流入口5における圧力が200mmHgと成るように調
節し、牛全血の濾過試験を開始した。この時、1次側流
出口8の圧力は140mmHgであった。
を200ml/分とし、膜モジュールの1次側流出口8
に接続された流量調節バルブにて濾過ユニットの1次側
流入口5における圧力が200mmHgと成るように調
節し、牛全血の濾過試験を開始した。この時、1次側流
出口8の圧力は140mmHgであった。
【0045】4時間の濾過試験の後、牛血液を生理的食
塩水および純水に置換して膜モジュールを洗浄した後、
膜モジュールを分解して、濾過膜3や筐体を観察した
が、凝血の発生は全く見られなかった。また、この膜モ
ジュールを使用しなかった以外は本試験と同様にして行
った空試験の結果と比較したところ、この膜モジュール
に起因する溶血の増加は認められなかった。
塩水および純水に置換して膜モジュールを洗浄した後、
膜モジュールを分解して、濾過膜3や筐体を観察した
が、凝血の発生は全く見られなかった。また、この膜モ
ジュールを使用しなかった以外は本試験と同様にして行
った空試験の結果と比較したところ、この膜モジュール
に起因する溶血の増加は認められなかった。
【0046】比較例12次側流路を多数の並行な直線お
よびそれと直行する多数の並行な直線からなる碁盤目状
の流路としたこと以外は実施例1と同様の膜モジュール
を作製した。この碁盤目状の2次側流路は、幅3mm、
深さ1.5mmの半円形、仕切りは幅1mmとした。
よびそれと直行する多数の並行な直線からなる碁盤目状
の流路としたこと以外は実施例1と同様の膜モジュール
を作製した。この碁盤目状の2次側流路は、幅3mm、
深さ1.5mmの半円形、仕切りは幅1mmとした。
【0047】この膜モジュールを用いて実施例1と同様
の試験を行ったところ、限外濾過膜の1次側流路の処所
において凝血の発生が見られた。即ち、1次側圧力によ
って膜がたわむことにより、仕切りと膜の間に空隙が発
生して流路のショートパスが生じ、この部分で凝血が形
成されたものと思われる。
の試験を行ったところ、限外濾過膜の1次側流路の処所
において凝血の発生が見られた。即ち、1次側圧力によ
って膜がたわむことにより、仕切りと膜の間に空隙が発
生して流路のショートパスが生じ、この部分で凝血が形
成されたものと思われる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、一次側と二次側の圧力差によ
って膜がたわんだ際にも、1次側の流路仕切りと膜との
間に間隙が生じることによる一次側流路のショートパス
の発生がないため、溶血や凝血の発生が無く、また、濾
液の滞留が少ないため、種々の時刻に透過した濾液の混
合が生じず、濾液成分の正確な経時変化を捕らえること
ができる。さらに濾液側の圧力損失も小さい。
って膜がたわんだ際にも、1次側の流路仕切りと膜との
間に間隙が生じることによる一次側流路のショートパス
の発生がないため、溶血や凝血の発生が無く、また、濾
液の滞留が少ないため、種々の時刻に透過した濾液の混
合が生じず、濾液成分の正確な経時変化を捕らえること
ができる。さらに濾液側の圧力損失も小さい。
【図1】本実施例1の膜モジュールの部品見取り図と組
立見取り図である。
立見取り図である。
【図2】1次側筐体の正面図と側面図と平面図である。
【図3】1次側筐体の背面図とそのA−A断面図とA−
A断面の部分拡大図である。
A断面の部分拡大図である。
【図4】2次側筐体の正面図と側面図と平面図である。
【図5】2次側筐体の背面図とそのB−B断面図とB−
B断面の部分拡大図である。
B断面の部分拡大図である。
1 1次側筐体部 2 2次側筐体部 3 濾過膜 4 0−リング溝 4′0−リング溝 5 1次側流入口 6 仕切り 7 1次側流路 8 1次側流出口 9 2次側流出口 10 仕切り 11 2次側流路 12 切欠き
フロントページの続き (72)発明者 穴澤 孝典 千葉県佐倉市大崎台4−35−4 (72)発明者 倉井 直樹 東京都八王子市片倉町519−3
Claims (12)
- 【請求項1】 1次側筐体部と2次側筐体部が平面状の
濾過膜を挟んで濾過膜周辺において液密に接続一体化さ
れており、かつ、1次側筐体部には1次側流入口および
1次側流出口が設けられ、1次側筐体部内側と濾過膜と
で囲まれた空間部には1次側流入口と1次側流出口とを
つなぐ1次側流路が形成されており、2次側筐体部には
2次側流出口が設けられ、2次側筐体部内側と濾過膜と
で囲まれた空間部には濾過膜を透過した濾液が2次側流
出口に至る2次側流路が形成されている膜モジュールで
あって、2次側筐体部内側には1次側流路を構成してい
る仕切りと対称の形状の、2次側流路を形成する仕切り
が形成されていて、1次側流路の仕切りと2次側流路の
仕切りが膜を隔てて食い違わずに突合わされていること
を特徴とする膜モジュール。 - 【請求項2】 1次側流路口の流路の取付角度が、膜面
に対して5〜45゜の範囲である請求項1記載の膜モジ
ュール。 - 【請求項3】 膜面への投影図における、液体流入口の
流路および液体流出口の流路の取付角度が、1次側流路
の始点および終点における接線方向に対してそれぞれ±
45゜以下の範囲である請求項2記載の膜モジュール。 - 【請求項4】 1次側流出口の流路の取付角度が、膜面
に対して5〜45゜の範囲である請求項2または3記載
の膜モジュール。 - 【請求項5】 1次側流路が、膜周辺部から膜中心部へ
至る渦巻き形である請求項1〜4のいずれか1つに記載
の膜モジュール。 - 【請求項6】 濾過膜が、円形である、請求項1〜5の
いずれか1つに記載の膜モジュール。 - 【請求項7】 濾過膜の有効膜面積が、10〜500c
m2 である請求項1〜6のいずれか1つに記載の膜モジ
ュール。 - 【請求項8】 濾過膜が、限外濾過膜である請求項1〜
7のいづれか1つに記載の膜モジュール。 - 【請求項9】 1次側筐体部および2次側筐体部が、プ
ラスチック製である請求項1〜8のいづれか1記載の膜
モジュール。 - 【請求項10】 膜モジュールが、血中低分子量物質濃
度測定試料採取用膜モジュールである請求項1〜9のい
づれか1つに記載の膜モジュール。 - 【請求項11】 血中低分子量物質濃度測定試料採取用
膜モジュールが、人工透析モニター用血中低分子量物質
濃度測定試料採取用膜モジュールである請求項10記載
の膜モジュール。 - 【請求項12】 1次側流路が幅2〜10mm、深さ1
〜10mm、断面積3〜20mm2 の流路であり、かつ
2次側流路が1次側流路より断面積の小さい流路である
請求項1〜11のいずれか1つに記載の膜モジュール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25607596A JPH1099659A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 膜モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25607596A JPH1099659A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 膜モジュール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1099659A true JPH1099659A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17287548
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25607596A Pending JPH1099659A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 膜モジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1099659A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003070904A (ja) * | 2001-09-07 | 2003-03-11 | Asahi Medical Co Ltd | 生体成分分離用フィルターホルダー、フィルターユニット、及びそれを用いた血液濾過フィルターの性能評価方法 |
| JP2011520490A (ja) * | 2008-05-14 | 2011-07-21 | ディレクション エ プライオリテス | 特に自己輸血装置に適用できる血液の如き複合液体のろ過装置 |
| JP2011235187A (ja) * | 2010-12-27 | 2011-11-24 | Asahi Kasei Medical Co Ltd | 血液処理フィルター |
| CN117599272A (zh) * | 2023-11-16 | 2024-02-27 | 淄博康贝医疗器械有限公司 | 一种吸附式血液净化器 |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP25607596A patent/JPH1099659A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003070904A (ja) * | 2001-09-07 | 2003-03-11 | Asahi Medical Co Ltd | 生体成分分離用フィルターホルダー、フィルターユニット、及びそれを用いた血液濾過フィルターの性能評価方法 |
| JP2011520490A (ja) * | 2008-05-14 | 2011-07-21 | ディレクション エ プライオリテス | 特に自己輸血装置に適用できる血液の如き複合液体のろ過装置 |
| JP2011235187A (ja) * | 2010-12-27 | 2011-11-24 | Asahi Kasei Medical Co Ltd | 血液処理フィルター |
| CN117599272A (zh) * | 2023-11-16 | 2024-02-27 | 淄博康贝医疗器械有限公司 | 一种吸附式血液净化器 |
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