JPH11100001A - 加工肉食品の原料肉類の縦型ピロー包装方法、及びピロ ー包装状の加工肉食品の製造方法 - Google Patents

加工肉食品の原料肉類の縦型ピロー包装方法、及びピロ ー包装状の加工肉食品の製造方法

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JPH11100001A
JPH11100001A JP9299309A JP29930997A JPH11100001A JP H11100001 A JPH11100001 A JP H11100001A JP 9299309 A JP9299309 A JP 9299309A JP 29930997 A JP29930997 A JP 29930997A JP H11100001 A JPH11100001 A JP H11100001A
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meat
food
heat
pillow
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JP9299309A
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Kenji Iwasa
健次 岩佐
Tadashi Shibuya
忠 渋谷
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AKITSU SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工肉食品の原料肉類の充填・包装に関し、
クリップ包装方式の弊害を解消し、包装した原料肉類の
異物チェックを後工程で実施可能にする。 【解決手段】 円筒状フィルム1を縦向きに送り、加工
肉食品の原料肉類を充填した後に、円筒状フィルム1を
縦向きにしごき、横向きにヒートシール及び切断を行う
ことにより、クリップレス方式のピロー状ケーシングを
得る。クリップレスの包装方式なので、包装済みの原料
肉類に対する金属片などの異物混入チェックを後工程で
楽に実施でき、加工肉食品の安全性を従来より一層向上
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は畜肉又は魚肉ハム、
ソーセージなどを代表とする加工肉食品の原料肉類の縦
型ピロー包装方法、並びにピロー包装状の加工肉食品の
製造方法に関し、クリップレス方式の包装形態によっ
て、充填・包装後に原料肉類への金属片などの異物チェ
ックを実施可能にして、食品の安全性を向上できるもの
を提供する。
【0002】
【従来の技術】従来の畜肉又は魚肉ハム、ソーセージの
製造方法としては、図5に示すように、ガスバリア性の
高いポリ塩化ビニリデン(又は、当該ポリ塩化ビニリデ
ンをコートしたポリエステル(KPET)、ポリプロピ
レン(KOP)、ナイロン(KON)など)を材質とす
るラミネートフィルム1を長手方向に高周波シールもし
くはヒートシールして、これらの帯状フィルム1を連続
筒状に形成したのち、内部に原料肉類を充填し、上・下
を金属製のクリップ50で結紮し、加熱殺菌処理を施し
たものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上従来技術はクリップ
50による結紮包装方式なので、原料肉類への金属片な
どの異物混入の存否を機械的にチェックする場合、充填
・包装後の段階では金属製クリップ50の誤認が生じる
ために当該異物チェックができず、クリップ50が装着
されない充填前の段階でチェックを行う必要があり、食
品の安全性に不安が残るという実情があった。また、結
紮が堅すぎたり、クリップ50が他の包材(ケーシン
グ)に接触するなどしてフィルムが傷ついたり、ピンホ
ールの原因になる弊害もあったた。
【0004】一方、例えば、魚肉ハム、ソーセージで
は、常温流通性を付与するため、原料肉類を充填・包装
後にレトルト処理により加熱殺菌することが多いが、上
記従来技術のラミネートフィルムでは、耐熱性の関係か
ら通常の加熱殺菌処理が限界であり、レトルト処理には
対応できないので、加工肉食品における加熱殺菌処理の
選択幅が狭かった。
【0005】本発明は、加工肉食品の原料肉類の充填・
包装に関しクリップ包装方式の弊害を解消して、包装し
た原料肉類の異物チェックを後工程で実施可能にするこ
となどを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】帯状のラミネートフィル
ムをヒートシール方式の利用により、クリップレス方式
で有底筒状に連続形成して、ラミネートフィルムを製袋
しながら、原料肉類の充填・包装を一環的に行うことを
着想し、本発明を完成した。
【0007】即ち、本発明1は、ガスバリア性を備えた
帯状のラミネートフィルム1を長手方向にヒートシール
して連続筒状に形成し、当該筒状フィルム1を縦向きに
送りながら加工肉食品の原料肉類を当該フィルム1内に
充填し、所定の充填量に達した筒状フィルム(1)を挟
持手段(5)で挟持し、縦向きにしごいて原料肉類の移
動排除により筒状フィルム(1)・(1)同士が平滑状
に密着するように成し、筒状フィルム1の当該しごき箇
所15をヒートシール手段6で横向きにヒートシール
し、ヒートシール箇所16を切断手段7で切断して、前
記原料肉類の充填行程からヒートシール箇所16の切断
行程までを1サイクルの包装作業として順次間欠的に繰
り返して、筒状のラミネートフィルム1内に加工肉食品
の原料肉類をピロー状に連続充填・包装可能に構成する
ことを特徴とする加工肉食品の原料肉類の縦型ピロー包
装方法である。
【0008】本発明2は、上記本発明1おいて、ラミネ
ートフィルム1が、二軸延伸ポリアミドのベースフィル
ム1aに連鎖状低密度ポリエチレンのシーラントフィル
ム1bを複合したフィルムであることを特徴とするもの
である。
【0009】本発明3は、上記本発明1又は2の加工肉
食品の原料肉類の縦型ピロー包装方法において、筒状フ
ィルム1内に加工肉食品の原料肉類をヒートシール方式
でピロー状に充填包装した後に、加熱殺菌処理を施すこ
とを特徴とするピロー包装状の加工肉食品の製造方法で
ある。
【0010】本発明4は、上記本発明2の加工肉食品の
原料肉類の縦型ピロー包装方法において、筒状フィルム
1内に加工肉食品の原料肉類をヒートシール方式でピロ
ー状に充填包装した後に、レトルト処理を施すことを特
徴とするピロー包装状の加工肉食品の製造方法である。
【0011】
【発明の実施の態様】上記加工肉食品は、牛、豚、家
禽、家兎等の畜肉、又は魚肉ハム、ソーセージなどを初
めとする練り製品をいい、原料肉類とはこの加工肉食品
の加熱前の生の状態にある原料をいう。
【0012】上記本発明1のラミネートフィルム1は、
高いガスバリア性とヒートシール性を有するフィルムで
あれば良く、一般的には、比較的酸素透過率及び水蒸気
透過率の低いバリア性のポリアミド、ポリエステル、ポ
リ塩化ビニリデン、EVOHなどの樹脂フィルム、或い
は、アルミニウム箔、VMPETなどをベースフィルム
1aとし、これにポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
スチレン、ポリ塩化ビニルなどの主にポリオレフィン系
を代表とするシーラントフィルム1bを複合したラミネ
ートフィルムをいう。通常、上記ラミネートフィルムか
ら製袋したケーシング17は、原料肉類の包装後の加熱
殺菌持には膨張に耐え、冷却に伴う収縮の際には肉類に
密着することが要求される。従って、ベースフィルム1
aには、例えば後述の二軸延伸したポリアミドフィルム
などを使用すると、引っ張り強度、ガスバリア性、透明
性、或いは耐熱性などが高まるため、加工肉食品のケー
シングとして、より好ましいものになる。
【0013】通常、広義の加熱殺菌処理はレトルト処理
を含む概念であるが、本発明3の加熱殺菌処理は、例え
ば、80℃前後で1時間程度又はそれ以上湯煮し、肉類
の中心部の品温が63℃以上で30分以上加熱されて、
肉類の殺菌と熱変性を同時に行う処理をいい、レトルト
処理を含まない狭義の概念である。また、本発明4のレ
トルト処理は、100℃以上(具体的には、120℃以
上)で加熱加圧殺菌して、加工肉食品に常温保存性を付
与する処理をいう。原料肉類の充填・包装後に、魚肉ハ
ム、ソーセージのように直接にレトルト処理を行っても
良いし、大型の加工肉食品の狭義の加熱殺菌処理を施し
たうえでケーシングを外し、小片に切り分けて再包装す
る場合のように、狭義の加熱殺菌処理を経てレトルト処
理する場合であっても良い。
【0014】上記本発明3の加熱殺菌処理用には、ガス
バリア性とヒートシール性を具備したラミネートフィル
ムであれば充分であり、一般的な材質は記述の通りであ
るが、より具体的には下記に示すように、ガスバリア性
のベースフィルムとシーラントフィルムの複合フィルム
が挙げられる。 (1)ポリ塩化ビニリデン(PVDC)のバースフィル
ムと、無延伸ポリプロピレン(CPP)又は延伸ポリプ
ロピレン(OPP)のシーラントフィルムとを複合した
ラミネートフィルム。 PVDCをCPPとOPPで挟持した三層フィルム
(OPP/PVDC/CPP) OPP/PVDC/ON(無延伸ナイロン)/CPP ON/PVDC/CPP PET(ポリエステル)/PVDC/CPP PET/PVDC/ON/CPP (2)EVOHのベースフィルムと、無延伸ポリブロピ
レン(CPP)又は延伸ポリプロピレン(OPP)のシ
ーラントフィルムとを複合したラミネートフィルム。例
えば、前記(1)のPVDCを当該EVOHに代替えし
たものである。 OPP/EVOH/CPP OPP/EVOH/ON/CPP ON/EVOH/CPPなど (3)ポリ塩化ビニリデンのベースフィルムと、直鎖状
低密度ポリエチレン(LLDPE)のシーラントフィル
ムとを複合したラミネートフィルム。例えば、前記
(1)のCPPを当該LLDPEに代替したものであ
る。 OPP/PVDC/LLDPE OPP/PVDC/ON/LLDPE ON/PVDC/LLDPEなど (4)EVOHのベースフィルムと、直鎖状低密度ポリ
エチレンのシーラントフィルムとを複合したラミネート
フィルム。例えば、前記(2)のCPPを当該LLDP
Eに代替したものである。 OPP/EVOH/LLDPE OPP/EVOH/ON/LLDPE ON/EVOH/LLDPEなど (5)その外、次のものがある。 KOP又はOPPと、ポリエチレンとの複合フィルム ポリアミドのベースフィルムにポリエチレンを複合し
たフィルム KPETとポリエチレンとの複合フィルム KONとポリエチレンとの複合フィルム
【0015】上記原料肉類をケーシングに充填・包装し
た後に、加熱殺菌処理した加工肉食品では、通常、フィ
ルムは加工肉食品に密着することが要求されるが、フィ
ルムの熱収縮や充填時の減圧封止処理により、この密着
性が付与される。従って、上記ラミネートフィルムとし
ては、熱収縮性を備えたものが好ましい。
【0016】一方、本発明4のレトルト処理用には、上
記用件の外に優れた耐熱性が要求され、特に、前記本発
明2に示すように、二軸延伸ポリアミドのベースフィル
ム1aに直鎖状低密度ポリエチレンのシーラントフィル
ム1bを複合したフィルム1は耐熱性が高く、レトルト
処理に好適である。その他、下記の(a)〜(e)に示
すように、アルミニウム箔をシーラントフィルムと複合
したものなどがレトルト処理用に挙げられる。尚、当該
レトルト処理は加熱条件が前記本発明3の狭義の加熱殺
菌処理より厳しいので、ヒートパンクを避けるために、
一般に、フィルムの熱収縮性は要求されない。 (a)前記加熱殺菌用フィルムのうちの、(1)又は
(2)に列記したもの。或いは、次のものである。 ON又はPET/CPP PET/PVDC/CPP (b)アルミニウム箔(AL)のガスバリア性フィルム
と、無延伸ポリブロピレンのシーラントフィルムを複合
したラミネートフィルム。 ON/AL/CPP PET/AL/CPP PET/AL/ON/CPP (c)アルミニウムの薄膜を蒸着した前記VMPETの
ガスバリア性フィルムと無延伸ポリプロピレンのシーラ
ントフィルムを複合したラミネートフィルム。 VMPET/CPP VMPET/ON/CPP (d)アルミニウム箔のガスバリア性フィルムと、直鎖
状低密度ポリエチレンのシーラントフィルムを複合した
ラミネートフィルム。例えば、前記(b)のCPPを当
該LLDPEに代替したものである。 ON/AL/LLDPE PET/AL/LLDPE PET/AL/ON/LLDPE (e)前記VMPETのガスバリア性フィルムと、直鎖
状低密度ポリエチレンのシーラントフィルムを複合した
ラミネートフィルム。例えば、前記(c)のCPPを当
該LLDPEに代替したものである。 VMPET/LLDPE VMPET/ON/LLDPE
【0017】上記本発明1の縦型ピロー充填・包装方式
は、ガスバリア性を備えた帯状ラミネートフィルム1を
長手方向にヒートシールして連続筒状とし、この筒状フ
ィルムに加工肉食品の原料肉類を充填し、その所定部位
を挟持手段で挟持し、縦向きにしごいて、そのしごき箇
所を横向きにヒートシールし、切断してピロー状(枕
状)のケーシングを得ることを基本原理とするが、この
方式をより具体化した一例は、下記の通りである。 (1)第一工程:筒状のラミネートフィルム1の所定下
部を横方向にヒートシールして有底筒状と成す。 (2)第二工程:縦向きに配置した有底筒状のラミネー
トフィルム1に原料肉類を充填する。 (3)第三工程:筒状フィルム1への充填量が一定に達
すると、一対の挟持ローラ5で筒状フィルム1の所定位
置を両脇から挟持・押圧し、筒状フィルム1を縦向きに
送ると同時に下方に引っ張って、所定のしごき箇所15
を形成する。 或いは、一対の可動側挟持ローラ5と固定側挟持ローラ
5を組み合わせて、有底筒状のフィルム1の所定上部を
固定側挟持ローラ5で挟持・押圧するとともに、可動側
挟持ローラ5で筒状フィルム1を挟持・押圧しながら固
定側挟持ローラ5の押圧位置より上側にしごく。 (4)第四工程:筒状フィルム1の上記しごき箇所15
を横方向にヒートシール手段6でヒートシールシ、ヒー
トシール箇所16を切断手段7で切断する。 (5)次いで、上記(1)〜(4)の各工程を順次間欠
的に行って、1サイクルの包装作業を繰り返し、筒状フ
ィルム1内に加工肉食品の原料肉類をピロー状に連続充
填・包装する。
【0018】上記縦向きのしごき処理、及び横向きのヒ
ートシール処理は、一段方式に限らず、複数段同時方式
でも良い。また、筒状フィルム1の横向きヒートシール
と切断処理は、同時でも、ヒートシール後に切断するよ
うにしても差し支えない。上記挟持手段5は、例えば、
縦向きの筒状フィルム1に対して両脇から横向きに移動
して、挟持位置と挟持解除位置とに開・閉切り替え可能
になる挟持ローラや挟持板などをいう。上記ヒートシー
ル手段6は、例えば、縦向きの商状フィルム1に対して
両脇から横向きに移動して、ヒートシール位置とヒート
シール解除位置とに開・閉切り替え可能になる熱板、熱
風、熱ローレットなどをいう。上記切断手段7も切断
刃、切断用熱板などをいう。上記原料肉類の充填・包装
では、記述したように、筒状フィルム内を減圧ポンプな
どの使用により減圧封止しても良い。
【0019】
【発明の効果】
(1)図5に示すように、従来の金属製クリップによる
結紮方式では、ケーシング内の加工肉食品に金属などの
異物が混入しているか否かを機械チェックする場合、金
属製クリップの存在により誤認が生じるために、包装し
てからの後工程でチェックすることが困難であった。し
かしながら、本発明のヒートシールによる縦型ピロー包
装では、図3に示すように、クリップレスの包装方式で
あるため、包装済みの加工肉食品に対する金属片の異物
混入チェックが後工程で楽に実施できる。このため、ハ
ム、ソーセージなどの生産現場において、帯状のラミネ
ートフィルムを製袋しながら、原料肉類の充填・包装を
一還的に行えるという高い実効性を担保した上で、加工
肉食品の安全性を従来より一層向上できる。 (2)クリップレス包装方式なので、クリップ結紮が堅
すぎたり、クリップが他のケーシングに接触するなどし
てフィルムが傷付くなどの弊害を根本的に解消できる
【0020】本発明2のラミネートフィルムを使用する
と、原料肉類の充填・包装後に狭義の加熱殺菌処理とレ
トルト処理のいずれをも容易に選択でき、現場での生産
方式の自由度が高まるとともに、本発明4に示すよう
に、包装後にレトルト処理を行うと、例えば、魚肉ハ
ム、ソーセージなどに常温流通性を簡単に付与できる。
また、本発明2のラミネートフィルムは、ポリアミドの
ベースフィルムに所定のポリエチレン系のシーラントフ
ィルムを複合させたものであり、従来、ハム、ソーセー
ジのケーシングに常用されているポリ塩化ビニリデン
(或いは、ポリ塩化ビニル)を使用しないため、ガスバ
リア性を具備しながら、塩素ガスの発生はなく、環境汚
染を円滑に防止できる。
【0021】(4)縦型ピロー包装方式により、ケージ
ング全体を簡潔でコンパクトにまとめられるので、包装
に美観を持たせて商品価値を高められる。 (5)クリッブレス方式なので、例えば、横向きのヒー
トシール部分に切れ込み、或はノッチなどを具備させる
と、ケーシングにイージーオープン機能を付加し易い。
このため、ケーシング内の加工肉食品を簡便に取り出し
て、速やかに食することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基図いて説明
する。図1は縦型ピロー充填包装機における前半の各工
程を示す包装原理図、図2は同行半の各工程の包装原理
図、図3は縦型ピロー包装した加工肉食品の外観を示す
斜視図、図4はラミネートフィルムの断面図である。
【0023】所定の材質から成る帯状の二層ラミネート
フィルム1は、誘導ローラを経て縦型ピロー充填包装機
に案内され、図4Aに示すように、セーラーなどを介し
てその両端部が合掌した状態で引き寄せられる。そし
て、当該合掌部19に両側から熱板が狭持押圧すること
により、シーラントフィルム1bが融着してヒートシー
ルされ、当該帯状のラミネートフィルム1は連続円筒状
に形成される。
【0024】上記二層ラミネートフィルム1は、二軸延
伸ポリアミドのベースフィルム1aに連鎖状低密度ポリ
エチレンのシーラントフィルム1bを複合したものであ
る。当該複合フィルムの一方のポリアミドは二軸延伸さ
れ、他方の低密度ポリエチレンは直鎖状なので、ラミネ
ートフィルム1は全体として良好な耐熱性を示してレト
ルト処理にも使用可能であるが、特に、タルク、雲母、
硫酸バリウム等の無機物や、高分子系化合物などの耐熱
性改質用の添加剤を各フィルム内に混練すると、フィル
ム全体の耐熱性を一層向上できる。
【0025】尚、図4Bのように、二層フィルム1の端
部同士を面一状に突き合わせ、これに別途、幅細で帯状
のシール用フィルム11を臨ませ、シール用フィルム1
1を介して二層フィルム1をヒートシールしたり、或
は、図4Cに示すように、ベースフィルム1aの上下を
シーラントフィルム1bで挟んだ三層フィルム1を用い
て、重ね合わせ方式でヒートシールして、連続円筒状フ
ィルムを夫々形成しても差し支えない。
【0026】そこで、上記縦型ピロー充填包装機によ
り、連続円筒状のラミネートフィルム1内に加工肉食品
(例えば、畜肉ハム)の原料肉類を充填・包装する1サ
イクルの作業を各工程毎に順次述べる。 (1)原料肉類の充填開始 図1Aに示すように、円筒状フィルム1の開口部2にホ
ッパーなどの原料肉類の供給部3が臨み、供給ポンプ1
0により原料肉類を供給部3から円筒状フィルム1内に
供給可能に構成され、円筒状フィルム1の上寄りには肉
面検知器4(光電管、フォトセンサーなど)、その下側
には横向きに移動する挟持ローラ5,熱板から成るヒー
トシール手段6,切断刃が順次配置される。また、上記
円筒状フィルム1の胴部には成形手段が両側から縦向き
に接当して充填肉量の太さを調整しており、上記肉面検
知器4は制御手段12を介して供給ポンプ10,挟持ロ
ーラ5,ヒートシール手段5,切断刃7及び成形手段8
などに連動連結される。尚、便宜上、円筒状フィルム1
の底部は前回の包装サイクルでヒートシールされ、有底
筒状に既に形成されている。
【0027】(2)原料肉類の充填継続 図1Bに示すように、円筒状フィルム1に供給部3から
原料肉類が供給ポンプ10の駆動により供給され、肉面
が上昇する。
【0028】(3)原料肉類の充填停止と挟持ローラに
よる挟持 図1Cに示すように、原料肉類の供給に伴い、肉面が肉
面検知器4にまで上昇すると、肉面検知器4から制御手
段12に停止信号が出力され、供給ポンプ10が停止し
て原料肉類の供給がストップする。そして、一対の、挟
持ローラ5が挟持解除位置から挟持位置に横向きに閉じ
て、円筒状フィルム1の途中部13を両脇から挟持・押
圧する。このとき、挟持ローラ5より上位にある筒状フ
ィルム1内の原料肉類の肉面は上昇する。
【0029】(4)挟持ローラによる縦向きのしごき 図2Aに示すように、挟持ローラ5により挟持された状
態で、連続円筒状のフィルム1が縦向きに送られると同
時に、下方に引っ張られてしごかれる。このとき、上方
の原料肉類は挟持ローラ5で上位に絞られて残留したま
ま、矢印Pに示すように、下方の原料肉類だけが円筒状
フィルム1に封入された状態で相対的に下方に移動す
る。従って、このしごき箇所15は原料肉類の移動排除
により、フィルム1・1同士が平滑状に密着した状態に
保持される。
【0030】(5)横向きのヒートシールと切断 図2Bに示すように、ヒートシール手段である一対の熱
板6がヒートシール解除位置からヒートシール位置に横
向きに閉じて、円筒状フィルム1の前記しごき箇所15
に両脇から挟持して、下位に移動した円筒状フィルム1
の上部4(当該しごき箇所15の下部に相当する)を横
向きにヒートシールするとともに、一対の切断刃7で前
サイクルにおける包装作業でヒートシール済みの底部の
ヒートシール箇所16を横向きに切断する。次いで、前
記一対の挟持ローラ5が挟持位置から挟持解除位置に開
いて、供給部3から原料肉類を上位の円筒状フィルム1
に供給する。このとき、上位の円筒状フィルム1内で
は、原料肉類が自重により上記ヒートシール箇所14ま
で降りてきて満たされる。
【0031】(6)包装終了 図2Cに示すように、ヒートシール手段6、切断刃7を
各々作動位置から作動解除位置に開いて、1サイクルの
包装作業の全工程を終了する。
【0032】(7)以下、前記(2)〜(6)の各工程
を順次間欠的に行って、1サイクルの包装作業が繰り返
される。尚、次サイクルの包装作業においては、上位ヒ
ートシール箇所14は下方に移動して低位に達するた
め、(5)の切断工程でこのヒートシール箇所を切断す
ると、図2Cの仮想線に示すように、切断されたケーシ
ング17は、例えば、加熱殺菌層(又はレトルト釜)1
8に自動落下して、そのまま湯煮(或いはレトルト処
理)される。
【0033】以上のように、円筒状フィルム1を縦向き
に送り、原料肉類を充填した後に、円筒状フィルム1を
縦向きにしごき、上位及び底部を横向きにヒートシール
及び切断することにより、図3に示すように、クリップ
レス方式のピロー状ケーシング17が得られる。このク
リップレスのケーシングでは、従来のクリップ包装とは
異なり、加工肉食品の原料肉類の包装後に金属片などの
異物混入チェックが実施でき、食品の安全性を高められ
る。しかも、本実施例のラミネートフィルム1はガスバ
リア性とヒートシール性を備えるうえ、耐熱性が高いた
めに、原料肉類を包装したケーシングに直接レトルト処
理を施すことができ、加工肉食品に常温保存性を簡便に
付与でき、魚肉ハム、ソーセージの製造に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦型ピロー充填包装機における前半の各工程を
示す包装原理図である。
【図2】縦型ピロー充填包装機における同後半の各工程
の包装原理図である。
【図3】縦型ピロー包装した加工肉食品の外観を示す斜
視図である。
【図4】ラミネートフィルムの要部断面図であり、図4
Aは合掌方式、図4Bは突き合わせ方式、図4Cは重ね
合わせ方式を各々示すものである。
【図5】従来のクリップ包装方式の加工肉食品の外観斜
視図である。
【符号の説明】
1:筒状ラミネートフィルム、 2:筒状フィルムの開
口部、 3:ピロー充填包装機の原料肉類の供給部、
4:肉面検知器、 5:挟持ローラ、6:ヒートシール
手段、 7:切断手段、 8:成形手段、 10:供給
ポンプ、 15:しごき箇所、 16:ヒートシー
ル箇所、 17:ケーシング。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスバリア性を備えた帯状のラミネート
    フィルム(1)を長手方向にヒートシールして連続筒状
    に形成し、 当該筒状フィルム(1)を縦向きに送りながら加工肉食
    品の原料肉類を当該フィルム(1)内に充填し、 所定の充填量に達した筒状フィルム(1)を挟持手段
    (5)で挟持し、縦向きにしごいて原料肉類の移動排除
    により筒状フィルム(1)・(1)同士が平滑状に密着
    するように成し、 筒状フィルム(1)の当該しごき箇所(15)をヒート
    シール手段(6)で横向きにヒートシールし、ヒートシ
    ール箇所(16)を切断手段(7)で横向きに切断し
    て、前記原料肉類の充填行程からヒートシール箇所(1
    6)の切断行程までを1サイクルの包装作業として順次
    間欠的に繰り出して、 筒状のラミネートフィルム(1)内に加工肉食品の原料
    肉類をピロー状に連続充填・包装可能に構成することを
    特徴とする加工肉食品の原料肉類の縦型ピロー包装方
    法。
  2. 【請求項2】 ラミネートフィルム(1)が、二軸延伸
    ポリアミドのベースフィルム(1a)に連鎖状低密度ポ
    リエチレンのシーラントフィルム(1b)を複合したフ
    ィルムであることを特徴とする請求項1に記載の加工肉
    食品の原料肉類の縦型ピロー包装方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の加工肉食品の原
    料肉類の縦型ピロー包装方法において、 筒状フィルム(1)内に加工肉食品の原料肉類をヒート
    シール方式でピロー状に充填包装した後に、加熱殺菌処
    理を施すことを特徴とするピロー包装状の加工肉食品の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の加工肉食品の原料肉類
    の縦型ピロー包装方法において、 筒状フィルム(1)内に加工肉食品の原料肉類をヒート
    シール方式でピロー状に充填包装した後に、レトルト処
    理を施すことを特徴とするピロー包装状の加工肉食品の
    製造方法。
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