JPH11103254A - アナログデジタル変換回路装置及びその変換方法 - Google Patents

アナログデジタル変換回路装置及びその変換方法

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JPH11103254A
JPH11103254A JP9261756A JP26175697A JPH11103254A JP H11103254 A JPH11103254 A JP H11103254A JP 9261756 A JP9261756 A JP 9261756A JP 26175697 A JP26175697 A JP 26175697A JP H11103254 A JPH11103254 A JP H11103254A
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analog
voltage
digital
timing
circuit
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JP9261756A
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Nobutaka Kitagawa
信孝 北川
Yoshikazu Nagashima
芳和 長島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/06Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
    • H03M1/0617Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence
    • H03M1/0624Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters characterised by the use of methods or means not specific to a particular type of detrimental influence by synchronisation
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters

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  • Theoretical Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】精度特性を悪化させることなく、アナログデジ
タル変換回路の低電圧動作及び高速動作を両立させるこ
と。 【解決手段】昇圧回路111 、112 、113 、…、1
n にて、それぞれ電源電圧以上の電圧が発生される。
これら複数の昇圧回路は、制御部10によって制御タイ
ミングが順次シフトされて制御される。前記複数の昇圧
回路111 、112 、113 、…、11n から出力され
る昇圧電圧は、コンデンサC13に蓄えられ、アナログ
デジタルコンバータ12に供給される。このアナログデ
ジタルコンバータ12では、該アナログデジタルコンバ
ータ12の変換動作の切換えタイミング以外のタイミン
グで前記複数の昇圧回路111 、112 、113 、…、
11n が順次切換えられて、昇圧電圧がアナログデジタ
ル変換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はアナログ値をデジ
タル値に変換するアナログデジタル変換装置に関するも
ので、主に低電圧動作または高速動作が要求されるアナ
ログデジタルコンバータ関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路があらゆる分野に
応用されるに至り、ポータブル電子機器応用に代表され
る低消費電力化の要求が強まっている。低消費電力化で
は、第1に電源電圧を下げることが必要となる。
【0003】そして、従来AD(アナログ−デジタル)
コンバータを含むアナログ回路では、電源電圧範囲内の
中間レベル電圧を扱うため、図9(a)に示されるよう
な構成のアナログスイッチが多用されている。
【0004】ADコンバータの場合でも、入力アナログ
値をサンプリングコンデンサに充電するためのスイッチ
の役割、サンプリングしたアナログ値と基準となる比較
電圧との比較動作を行うため、内蔵DAコンバータから
比較電圧を取出すセレクタの役割等、アナログスイッチ
が多用されている。
【0005】一般的にアナログスイッチはCMOSプロ
セスの場合、PチャネルMOSFETとNチャネルMO
SFETを並列に組合わせ、電源電圧範囲の入力に対
し、オン抵抗の低減を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、低消費
電力を図るための低電圧動作は、アナログスイッチ等を
多用するアナログ回路やADコンバータ回路では、電源
電圧とトランジスタの閾値、転送電圧との関係で、トラ
ンジスタがオンしなくなり、低電圧動作を保証するのは
非常に困難であった。
【0007】すなわち、電源電圧が低下(例えば通常
5.0Vに比べ2.7Vや2.2V等)してくると、M
OSFETの閾値Vth(0.8V程度)とゲート電圧V
gs、ソース電圧Vbs(この場合は転送すべき電圧であ
り、0〜2.7V等、例として中間の1.35Vとす
る)の関係で、NチャネルMOSトランジスタを考える
と、 Vgs−Vth−(VbsによるVth変調分のVth上昇分=約Vbsの半分) =(2.7−1.35)−0.85−(1.35/2) =−0.175V となり、前記MOSトランジスタはオンすることができ
ない。
【0008】1.35Vの中間電圧でNチャネルMOS
トランジスタがオンしないことは、同様にPチャネルM
OSトランジスタもオンせず、中間電圧は正しく転送さ
れないという不具合が生じる(図9(b))。
【0009】また、高速に動作させようとする場合は、
アナログスイッチのオン抵抗の上昇が、サンプリングコ
ンデンサ等への充電時間を延ばしてしまうものであっ
た。そのため、高速動作させると充電に必要な時間が足
りなくなり、その結果、精度が悪化してしまうという課
題を有していた。
【0010】このような課題の対策として、回路の一部
に閾値Vthの低いトランジスタを用いる場合もある。し
かしながら、この場合は、プロセスが追加されるために
コストが上がるという欠点を有している。
【0011】図10(a)は一般的な昇圧回路の構成を
示した図であり、(b)はその回路動作を説明するタイ
ミングチャートである。図10(a)に於いて、昇圧回
路1は、スイッチSW1、SW2及びSW3と、コンデ
ンサC1、C2より構成される。そして、昇圧回路1の
出力側に出力コンデンサC3が接続される。
【0012】前記昇圧回路1は、内部動作的にチャージ
期間とチャージポンプ時間が繰返される。チャージ期間
では、スイッチSW1、SW2、SW3の切換えによっ
て、それぞれ信号Φ1、Φ2、Φ3が出力(オン)され
る。これにより、コンデンサC1、C2が並列に接続さ
れて、それぞれVddにチャージされる。
【0013】一方、チャージポンプ期間では、スイッチ
SW1、SW2、SW3が切換えられて、それぞれ信号
Φ1′、Φ2′、Φ3′が出力される。これにより、2
つのコンデンサC1、C2は直列に接続され、コンデン
サC1及びC2にチャージされたVdd電位が2倍の2*
Vddとなる。その後、出力コンデンサC3に昇圧電位V
cc(=2*Vdd)が発生される。
【0014】コンデンサC3にチャージされたVcc電位
は、その負荷となるADコンバータの動作に伴い低下
し、2*Vdd電位から徐々に低下していく。このため、
動作が繰返されることによって、常に2*Vddにほぼ等
しい昇圧電位を得ることができる。
【0015】しかしながら、昇圧されたVcc電位は、A
Dコンバータの変換動作に伴い、昇圧電位Vccを電源と
する回路の充放電動作を行う過程で電荷が消費され、次
第に低下する。そして、次にチャージポンプ期間に移行
するまで低下した電位を元に戻すことはできない。
【0016】したがって、ある程度以下に昇圧電位が低
下した場合は、精度や動作速度の面でADコンバータの
変換動作にノイズが重畳される等の支障を与えるため、
実際にはクロックの周期より短い期間しかADコンバー
タを動作させることができないという欠点を有してい
る。特に、マイクロコンピュータ混載のADコンバータ
の場合、多数のアナログ入力チャネルを順次変換してい
くスキャン動作や同一チャネルの変換を繰返すリピー
ト、更にスキャン動作を繰返すスキャン・リピート動作
等、多彩な変換動作を行うため、非常に長い期間に渡っ
て昇圧電圧を安定させる必要がある。
【0017】また、チャージポンプ期間に移行するタイ
ミングで発生するVcc電位の急激な変化は、ADコンバ
ータの精度に直接影響を与えるため、1変換サイクル中
に昇圧動作を複数回行わせることは好ましくない。
【0018】したがって、このような長い時間に渡る昇
圧電位の安定化は、単一の昇圧回路を用いた場合では、
巨大な安定化コンデンサC3へ十分な電荷を溜め込んで
おく以外に有効な手段は無く、コンデンサ面積に伴いコ
ストが上昇する問題がある。
【0019】この発明は前記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は精度特性を悪化させることなく、低
電圧動作及び高速動作を両立させることのできるアナロ
グデジタル変換回路装置及びその変換方法を提供するこ
とである。
【0020】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、制
御タイミングが順次シフトされて制御される電源電圧以
上若しくはグラウンド電圧以下の電圧を発生する複数の
昇圧回路と、前記複数の昇圧回路から出力される昇圧電
圧を少なくとも電源の一部とするアナログデジタルコン
バータ回路と、前記アナログデジタルコンバータ回路の
動作タイミングと同期し、且つ該アナログデジタルコン
バータ回路の変換動作の切換えタイミング以外のタイミ
ングで前記昇圧回路の動作を制御する制御部とを具備す
ることを特徴とする。
【0021】またこの発明は、制御タイミングが順次シ
フトされて制御される電源電圧以上の電圧を発生する複
数の正極性昇圧回路と、制御タイミングが順次シフトさ
れて制御されるグラウンド電圧以下の電圧を発生する複
数の負極性昇圧回路と、前記正極性昇圧電圧及び負極性
昇圧電圧を少なくとも電源の一部とするアナログデジタ
ルコンバータ回路と、前記アナログデジタルコンバータ
回路の動作タイミングと同期し、且つ該アナログデジタ
ルコンバータ回路の切換えタイミング以外のタイミング
で前記複数の正極性昇圧回路及び負極性昇圧回路の昇圧
回路動作を制御する制御部とを具備することを特徴とす
る。
【0022】更にこの発明は、昇圧回路のコンデンサの
チャージ及びチャージポンプを繰返して電源電圧以上の
昇圧電圧を発生させる昇圧動作を、複数個の昇圧回路毎
に順次シフトさせて行わせる第1のステップと、この第
1のステップによって発生された昇圧電圧を、前記複数
個の昇圧回路毎に切換える第2のステップと、この第2
のステップによって得られる前記複数の昇圧回路からの
昇圧電圧を、少なくとも電源の一部としてアナログデジ
タルコンバータに供給する第3のステップとを具備する
ことを特徴とする。
【0023】この発明のアナログデジタル変換回路装置
は、供給された電源電圧以上の昇圧電圧を出力する複数
個の昇圧回路を備えており、各々の昇圧回路を順次アナ
ログデジタルコンバータヘ接続する制御回路を介して、
常にアナログデジタルコンバータに昇圧電圧を与える。
これによって、スキャンやリピートといった長いサイク
ルのアナログデジタル変換時間中にも、低電圧動作を可
能としている。
【0024】また、アナログデジタル変換回路のアナロ
グスイッチ等、昇圧電圧を供給することにより、オン抵
抗を下げることができるので、電源電圧一定の場合は動
作周波数を上げることができ、動作周波数を一定とする
場合はより低電圧まで動作させることが可能となる。ま
た低電圧動作と高速動作の両立も可能となる。
【0025】更に、各々の昇圧回路は、その充電動作と
チャージポンプ動作、出力接続動作等のタイミングをア
ナログデジタル変換回路の制御タイミングと同期させ、
且つノイズにセンシティブなタイミングを避けること
で、精度性能を悪化させることは無い。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。図1はこの発明の第1の実施の
形態を説明するもので、アナログデジタル変換回路の概
略構成を示した図である。
【0027】図1に於いて、このアナログデジタル変換
回路装置は、制御部10と、この制御部10から出力さ
れるそれぞれ相反する信号Φ1とΦ1′、Φ2とΦ
2′、Φ3とΦ3′で構成されるクロック信号CLKが
入力される昇圧回路を複数個有している。すなわち、昇
圧回路111 、112 、113 、…、11n に、それぞ
れクロック信号CLK1、CLK2、CLK3、…、C
LKnが入力されるようになっている。
【0028】そして、前記昇圧回路111 、112 、1
3 、…、11n の出力は、Vcc電位の電源線とグラウ
ンド間に接続されたコンデンサC13に供給されると共
に、AD(アナログデジタル)コンバータ12に供給さ
れる。
【0029】図2(a)は、前記昇圧回路111 、11
2 、113 、…、11n の構成の一例を示したものであ
り、ここでは昇圧回路111 を代表的に示しているが、
他の昇圧回路112 、113 、…、11n の構成につい
ても同じであるので説明は省略する。
【0030】昇圧回路111 は、スイッチSW11、S
W12及びSW13と、コンデンサC11、C12より
構成される。コンデンサC11、C12は、スイッチS
W11、SW12、SW13の切換えによって、電源線
とグラウンドの間に並列に接続されたり、コンデンサC
11とC12とが直列に接続されるようになっている。
【0031】図2(b)に示されるように、前記昇圧回
路111 は、内部動作的にチャージ期間とチャージポン
プ時間が繰返される。チャージ期間では、信号Φ1、Φ
2、Φ3が出力(オン)されて、コンデンサC1、C2
が並列に接続されて、それぞれVddにチャージされる。
【0032】一方、チャージポンプ期間では、スイッチ
SW1、SW2、SW3が切換えられて、それぞれ信号
Φ1′、Φ2′、Φ3′が出力される。これにより、2
つのコンデンサC11、C12が直列に接続され、該コ
ンデンサC11びC12にチャージされたVdd電位の2
倍の2*Vddとなる。
【0033】その後、コンデンサC13に昇圧した電位
Vcc(=2*Vdd)が発生される。昇圧回路としては、
図2(c)に示されるようなものを用いても良い。この
発明では昇圧回路を複数個用意し、各々のチャージ期間
とチャージポンプ期間を順次シフトしながら切換えるこ
とで、全体として安定した昇圧電圧を得ることを可能と
している。
【0034】すなわち、第1の実施の形態の場合、昇圧
回路は、図3に示されるように、昇圧動作周期のn分の
1の時間だけシフトして(クロック信号CLK1、CL
K2、…)、順次動作する。このため、等価的な昇圧周
期は、昇圧回路の個数n分の1に短縮させることができ
る。これに伴い、それぞれのチャージポンプ期間に移行
する際のノイズの発生頻度はn倍に増加するが、ADコ
ンバータ12の変換動作中でノイズに対する感度の低い
期間中に昇圧回路を切換えるように制御する。これによ
り、ADコンバータ12の精度に影響を与えることな
く、高速・低電圧動作が可能となる。
【0035】ADコンバータ12の変換動作中に於い
て、ノイズの影響を受けやすいタイミングは、入力され
たアナログ値を内部サンプリングコンデンサに蓄える期
間の終了タイミングや、各ビットの比較期間の終了タイ
ミング等である。したがって、予め設計段階でタイミン
グが分かっているので、図3に示されるように、チャー
ジポンプ期間への切換えタイミングをシフトして回避す
ることができる。
【0036】このように、複数個の昇圧回路とタイミン
グを調整することにより、スキャンやリピートに必要な
長い変換期間中も、安定して昇圧電位をADコンバータ
に供給することができる。
【0037】次に、この発明の第2の実施の形態を説明
する。図4は、この発明の第2の実施の形態を示すもの
で、アナログデジタル変換回路装置の概略構成を示した
図である。
【0038】上述した第1の実施の形態では、電源電位
Vdd以上の電位から、例えば2倍のVcc電位を得る例を
示した。この第2の実施の形態では、グラウンド電位G
ND以下にも昇圧し、マイナス電位Veeを得ることで、
更に低電圧・高速動作を可能にするものである。
【0039】図4(a)に於いて、Vcc昇圧回路群15
は複数個のプラス側昇圧回路を有して構成され、Vee昇
圧回路群16は複数個のマイナス側昇圧回路を有して構
成される。そして、Vcc昇圧回路群15とVee昇圧回路
群16の出力は、Vcc電位の電源線とグラウンド間に接
続されたコンデンサC15及びVee電位の電源線とグラ
ウンド間に接続されたコンデンサC16をそれぞれ介し
て、ADコンバータ17のVcc端子及びVee端子に供給
される。尚、前記Vcc昇圧回路群15とVee昇圧回路群
16は、制御部10により動作制御される。
【0040】図5(a)は、マイナス側のVee昇圧回路
群16を構成するマイナス昇圧回路18の構成の一例を
示した回路図である。このマイナス昇圧回路18は、そ
れぞれ2つの信号Φ1、Φ2を切換えて出力(オン)す
るスイッチSW21、SW22と、コンデンサC21と
より構成される。
【0041】そして、このマイナス昇圧回路18は、電
源電圧でチャージされた電荷を、そのまま極性を反転さ
せることで簡単にマイナス電位Veeを発生させることが
できる。前記マイナス昇圧回路18の動作タイミング
は、図5(b)に示されるタイミングチャートの通りで
ある。
【0042】マイナス昇圧回路18は、集積回路装置内
でマイナス電位であっても、ダイオードの順方向電流が
流れないために、図6に示されるように、N型低濃度拡
散層(Nウェル)21内に分離(フローティング)した
P型低濃度拡散層(Pウェル)22が必要となる。しか
しながら、特にEEPROM等のプロセスに於いては、
このような低濃度拡散層を予め用いているため、この拡
散層を用いてマイナス電位の発生が可能である。尚、2
0はP型基板、23はP型低濃度拡散層(Pウェル)で
ある。
【0043】このような構成に於いて、Vcc昇圧回路群
15から電源電圧Vdd(例えば2.7V)の2倍に昇圧
された(例えば5.4V)Vcc電位と、Vee昇圧回路群
16からマイナス側に昇圧された(例えば−2.7V)
が、ADコンバータ17に供給される。このとき、低電
圧動作や高速動作に於いてオン抵抗の影響の大きいアナ
ログスイッチには、オン状態で、図4(b)に示される
アナログスイッチのような電位を供給することができ
る。そのため、電源電圧範囲内(0〜2.7V)のアナ
ログ入力や内蔵DAコンバータセレクタの通過を行うア
ナログスイッチは、十分低いオン抵抗を実現することが
できる。
【0044】次に、この発明の第3の実施の形態につい
て説明する。この第3の実施の形態では、ノイズの大き
いタイミングを避ける具体的な実施の形態について説明
する。
【0045】図7は代表的な逐次比較型ADコンバータ
の構成を示した図、図8は該コンバータの制御タイミン
グを説明するタイミングチャートである。図7に於い
て、内蔵DAコンバータ26及びアナログ入力は、それ
ぞれ比較スイッチ(SW)27、サンプリングスイッチ
28を介してサンプリングコンデンサ29に供給され
る。このサンプリングコンデンサ29の出力は、サンプ
リングコンデンサ30の出力と共にコンパレータ31の
入力端に供給される。このコンパレータ31の入出力端
にはサンプリングスイッチ32、33を介して帰還がか
けられている。
【0046】また、コンパレータ31の出力は、コンパ
レータ34の入力端に供給される。このコンパレータ3
4の入出力端にも、サンプリングスイッチ35、36を
介して帰還がかけられている。そして、コンパレータ3
4の出力は、逐次比較レジスタ37に供給される。この
逐次比較レジスタ37からは、変換結果を出力すると共
に内蔵DAコンバータ26にコードを送出する。
【0047】次に、図8のタイミングチャートを参照し
て動作を説明する。逐次比較型ADコンバータは、サン
プリング期間でコンパレータを動作点に設定し、アナロ
グ入力をサンプリングコンデンサに蓄えた後、内蔵DA
コンバータへサンプリングコンデンサの入力を切換え、
MSB(Most Significant Bit:最上位ビット)から順
次比較して変換結果を確定させていく。比較期間最後で
コンパレータ出力のラッチを終了し、その比較結果に応
じて逐次比較レジスタ37の内容が書換えられる。ま
た、次のビットの変換に必要な基準電位を得るため、逐
次比較レジスタ37から内蔵DAコンバータ26へ、そ
のコードが送られる。
【0048】図8に於いて、図中*tL で示された部分
は、サンプリング終了及びラッチ終了のタイミングを表
している。このタイミングを含む直前の期間*ta でノ
イズの混入があると、例えばサンプリングされた電荷を
変動させたり、コンパレータ出力がラッチ直前に変動し
たりするため、直接的に精度悪化を招いてしまう。この
ノイズの影響を受けやすい期間*ta は、ノイズの大き
さ、混入の程度、コンデンサ結合でノイズの影響を受け
た場合に、その影響が復帰するまでの時定数、そのビッ
トでのサンプリング電圧とDAコンバータ電圧との差
等、種々の要因で変化する。しかしながら、全てのアナ
ログ入力範囲で調べることによって、ノイズの影響を受
けやすい期間*ta を決定することができる。
【0049】この期間内での昇圧動作、特にチャージポ
ンプへの移行タイミングは、直接アナログスイッチへの
ノイズ混入となるため、避けなければならない。しかし
ながら、この期間は既知であるため、本発明のチャージ
ポンプ期間への移行タイミングを避けることができる。
【0050】図8は、4個のチャージポンプ回路を順次
動作させる例が示されており、サンプリングコンデンサ
29、30からは毎ビット比較期間毎に順次チャージポ
ンプされている。DAコンバータ切換えの立下がりエッ
ジ以降で、ノイズに影響されやすい期間*ta 以前、こ
の場合ノイズに影響しない期間*tb にチャージポンプ
するよう制御する。すると、精度に影響なくADコンバ
ータの動作と同期して安定した昇圧電位をADコンバー
タヘ供給することができる。
【0051】尚、タイミングをずらす方法や、複数ビッ
トの変換期間にまたがってチャージポンプさせること等
の変形はもちろん可能であるし、個々の値等は、チャー
ジポンプの駆動周波数、ADコンバータの昇圧動作電圧
供給部の負荷電流、チャージポンプを構成するコンデン
サ容量等の兼ね合いで適切に決定させることができるの
は言うまでもない。
【0052】このように、本発明では昇圧回路を複数個
用意し、各々のチャージ期間とチャージポンプ期間を順
次シフトしながら切換えることで、全体として安定した
昇圧電圧を得ることを可能としている。
【0053】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、精度特
性を悪化させることなく、低電圧動作あるいは高速動作
が可能なアナログデジタルコンバータ回路装置及びその
変換方法を提供することができる。特に、低閾値のトラ
ンジスタを用いないため、これを用いた場合に比ベコス
トは少なくて済むうえ、一般的なCMOSプロセスで構
成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を説明するもの
で、アナログデジタル変換回路の概略構成を示した図で
ある。
【図2】(a)は図1の昇圧回路111 、112 、11
3 、…、11n の構成の一例を示した図、(b)は同図
(a)の昇圧回路111 の動作を説明するタイミングチ
ャート、(c)は昇圧回路の他の構成例を示した図であ
る。
【図3】図1のアナログデジタル変換回路の動作を説明
するタイミングチャートである。
【図4】この発明の第2の実施の形態を示すもので、
(a)はアナログデジタル変換回路装置の概略構成を示
した図、(b)はアナログスイッチの構成例を示した図
である。
【図5】(a)は図4(a)のマイナス側のVee昇圧回
路群16を構成するマイナス昇圧回路18の構成の一例
を示した回路図、(b)は同図(a)のマイナス昇圧回
路18の動作を説明するタイミングチャートである。
【図6】マイナス昇圧回路18に用いる半導体集積回路
の例を示す断面図である。
【図7】この発明の第3の実施の形態で、代表的な逐次
比較型ADコンバータの構成を示した図である。
【図8】図7の逐次比較型ADコンバータの制御タイミ
ングを説明するタイミングチャートである。
【図9】(a)は一般的なアナログスイッチの構成を示
した図、(b)は同図(a)のスイッチの特性例を示し
た図である。
【図10】(a)は一般的な昇圧回路の構成を示した図
であり、(b)は同図(a)の回路動作を説明するタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
10 制御部、 111 、112 、113 、…、11n 昇圧回路、 12、17 AD(アナログデジタル)コンバータ、 15 Vcc昇圧回路群、 16 Vee昇圧回路群、 18 マイナス昇圧回路、 20 P型基板、 21 N型低濃度拡散層(Nウェル)、 22 P型低濃度拡散層(Pウェル)、 23 P型低濃度拡散層(Pウェル)、 26 内蔵DAコンバータ、 27 比較スイッチ、 28、32、33、35、36 サンプリングスイッ
チ、 29、30 サンプリングコンデンサ、 31、34 コンパレータ、 37 逐次比較レジスタ、 C11、C12、C21 コンデンサ、 SW11、SW12、SW13、SW21、SW22
スイッチ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御タイミングが順次シフトされて制御
    される電源電圧以上若しくはグラウンド電圧以下の電圧
    を発生する複数の昇圧回路と、 前記複数の昇圧回路から出力される昇圧電圧を少なくと
    も電源の一部とするアナログデジタルコンバータ回路
    と、 前記アナログデジタルコンバータ回路の動作タイミング
    と同期し、且つ該アナログデジタルコンバータ回路の変
    換動作の切換えタイミング以外のタイミングで前記昇圧
    回路の動作を制御する制御部とを具備することを特徴と
    するアナログデジタル変換回路装置。
  2. 【請求項2】 前記制御タイミングのシフトは、昇圧回
    路の個数nに対して昇圧動作周期のn分の1の時間シフ
    トすることを特徴とする請求項1に記載のアナログデジ
    タル変換回路装置。
  3. 【請求項3】 前記アナログデジタルコンバータ回路
    は、 内蔵型デジタルアナログコンバータと、 前記内蔵型デジタルアナログコンバータからの出力とア
    ナログ入力を切換える切換え手段と、 前記切換え手段で切り換えられた出力を蓄えるサンプリ
    ングコンデンサと、 前記サンプリングコンデンサに蓄えられた電位を比較す
    るコンパレータと、 前記コンパレータの比較結果に応じてレジスタの内容を
    書換える逐次比較レジスタとを備え、 前記切換え手段は前記アナログ入力が前記サンプリング
    コンデンサに蓄えられた後に前記内蔵型デジタルアナロ
    グコンバータの出力が該サンプリングコンデンサに蓄え
    られるように切換え、前記逐次比較レジスタは前記コン
    パレータの比較結果に応じて、比較期間最後で該比較結
    果に応じて内容を書換えられると共に、次のビットの変
    換に必要な基準電位の情報を前記内蔵型デジタルアナロ
    グコンバータへ出力することを特徴とする請求項1に記
    載のアナログデジタル変換回路装置。
  4. 【請求項4】 制御タイミングが順次シフトされて制御
    される電源電圧以上の電圧を発生する複数の正極性昇圧
    回路と、 制御タイミングが順次シフトされて制御されるグラウン
    ド電圧以下の電圧を発生する複数の負極性昇圧回路と、 前記正極性昇圧電圧及び負極性昇圧電圧を少なくとも電
    源の一部とするアナログデジタルコンバータ回路と、 前記アナログデジタルコンバータ回路の動作タイミング
    と同期し、且つ該アナログデジタルコンバータ回路の切
    換えタイミング以外のタイミングで前記複数の正極性昇
    圧回路及び負極性昇圧回路の昇圧回路動作を制御する制
    御部とを具備することを特徴とするアナログデジタル変
    換回路装置。
  5. 【請求項5】 昇圧回路のコンデンサのチャージ及びチ
    ャージポンプを繰返して電源電圧以上の昇圧電圧を発生
    させる昇圧動作を、複数個の昇圧回路毎に順次シフトさ
    せて行わせる第1のステップと、 この第1のステップによって発生された昇圧電圧を、前
    記複数個の昇圧回路毎に切換える第2のステップと、 この第2のステップによって得られる前記複数の昇圧回
    路からの昇圧電圧を、少なくとも電源の一部としてアナ
    ログデジタルコンバータに供給する第3のステップとを
    具備することを特徴とするアナログデジタル変換装置の
    変換方法。
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