JPH11104480A - 適正流動化多孔板を備えた気中懸濁化装置 - Google Patents

適正流動化多孔板を備えた気中懸濁化装置

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JPH11104480A
JPH11104480A JP29150497A JP29150497A JPH11104480A JP H11104480 A JPH11104480 A JP H11104480A JP 29150497 A JP29150497 A JP 29150497A JP 29150497 A JP29150497 A JP 29150497A JP H11104480 A JPH11104480 A JP H11104480A
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cylinder
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JP29150497A
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English (en)
Inventor
Yoshibumi Osako
義文 大迫
Takashi Kuroda
隆司 黒田
Tetsuma Fujimoto
哲磨 藤本
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Fuji Paudal Co Ltd
Original Assignee
Fuji Paudal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給される粒子の大きさや装置の操作条件な
どが運転中に少し変動した場合にも、安定した運転状態
を維持し、各粒子に対するコーティング量の均一性を良
くすることができるようにした適正流動化多孔板を備え
た気中懸濁化装置の提供。 【解決手段】 多孔板上4の各領域に設ける多数の小孔
を(内筒内領域4aの実質開口率)>(外郭領域4cの
実質開口率)>(内筒外環状領域4bの実質開口率)の
条件を満足させた状態で、内筒内領域4aの実質開口率
を30〜40%、内筒外全領域の実質開口率を0.5〜
10%の範囲内にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流動化改善用多孔板
を備えた気中懸濁化装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】内筒と多孔板を有する従来のワースター
型気中懸濁化装置では、竪型の外筒容器内に多数の小孔
を備えた多孔板が水平に設けられ、この多孔板上方の外
筒容器内の中央部に、上下に開口する円筒形の内筒を固
定されるとともに、内筒内に向けて液体を噴霧するスプ
レーノズルが設けられており、外筒内に供給された錠剤
や顆粒などの各粒子は、多孔板の下側から上側に通過す
る空気流により多孔板の上方で循環しながらコーティン
グを施されていた。
【0003】内筒の大きさは外筒容器の直径やコーティ
ングを施される原料粒子の大きさによって異なる寸法に
決められる。しかも、多孔板の各領域に設けられる小孔
の大きさや、各領域における小孔の開口率は、本件出願
人が先に権利を取得した特許第2579887号に開示
したものと同じである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
気中懸濁化装置では、多孔板の各領域に設けられた小孔
の径とその開口率は、内筒の下側で大きく、内筒の下側
より外側と外筒容器の間で小さくなるようにされている
から、多孔板を下側から上側に通過する空気流の速度
は、内筒内で速く、内筒と外筒との間で遅くなる。この
ため、装置内に供給された粒子は、空気流の速度が速い
内筒内を上昇し、内筒の上端を出て空気流の速度が遅く
なった領域で失速して重力の作用により内筒と外筒容器
との間を下降する。下降した各粒子は、多孔板と内筒の
下端との隙間部分から空気流の速度が速い内筒内に再び
吸い込まれて循環を継続する。
【0005】ところで、前記特許第2579887号で
発明した多孔板を用い、複数本の内筒を外筒内に配置し
た構成で、各種原料の粒子についてコーティングの形成
される状態を研究したところ、各粒子のサイズや装置の
操作条件などが変動すると装置内にスラッギング流動が
発生し、装置内の粒子循環が不規則となり、各内筒内の
充填量にばらつきを生ずるため、運転状態が不安定とな
り、各粒子に施されるコーティング量にばらつきが生じ
易くなることがわかった。
【0006】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、供給される粒子の大きさや装置の操作条件など
が変動した場合にも、安定した運転状態を維持し、各粒
子に対するコーティング量の均一性を良くすることがで
きるようにした適正流動化多孔板を備えた気中懸濁化装
置の提供を目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の適正流動化多孔板を備えた気中懸濁化装置
は、下端側が吸気ダクトに接続され、かつ、上端側が排
気ダクトを介して排風機に接続される竪型の外筒容器
と、外筒容器内を上下に仕切る多孔板と、多孔板の上方
に固定される上下両端が開口された複数本の内筒と、内
筒の下端開口内に液体を噴霧するスプレーノズルとを備
える気中懸濁化装置であって、複数本の内筒は内筒の中
間位置から内筒の上方に達する部分を隔壁によって区分
され、多孔板上の領域を、内筒内の下方位置に相当する
内筒内領域と、内筒外の下方位置に相当し、かつ、内筒
の中心から内筒中心間の距離の半分よりやや大きい所定
距離までの内筒外環状領域と、内筒の中心からみて内筒
外環状領域の外に位置する外郭領域とに区分したとき、 (内筒内領域の実質開口率)>(外郭領域の実質開口
率)>(内筒外環状領域の実質開口率) となるように多数の小孔を多孔板に開口し、内筒内領域
の実質開口率を30〜40%にするとともに、内筒外全
領域の実質開口率(内筒外の各領域の面積の総和に対す
るそれらの各領域に開けられた小孔の面積の総和の比)
を0.5〜10%の範囲内にあるようにしたことを特徴
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は本発明の一実施例の全体図を示
す縦断面図で、図2は図1のII−II断面図、図3は装置
内に装着された多孔板の構成を示す平面図である。ま
た、図4から図9は本発明の効果を示す実験結果で、図
10は多孔板の他の実施例を示す部分的平面図である。
【0009】図1〜図3において、1は竪型の外筒容器
で、この外筒容器1の内部は、多孔板4によって上下に
仕切られている。多孔板4の上方の同じ高さ位置には、
複数本、例えば3本の内筒2が外筒容器1内の同心円を
3等分する各位置に垂直方向に設けられている。内筒2
は、上下両端が開口された円筒状の筒体で、内筒2の直
径dと長さlは、それぞれ同じ寸法に形成されている。
多孔板4と各内筒2は、いずれも外筒容器1内に保持さ
れている。
【0010】各内筒2の中心の下方には、多孔板4を貫
通する3個のスプレーノズル3が多孔板4に保持される
形で取り付けられている。スプレーノズル3は多孔板4
より下側で、スプレー液6を貯えた液槽5と高圧空気槽
8とにそれぞれ接続されている。図1では、スプレーノ
ズル3の下端面は送液管5aと送液ポンプ7とを介して
液槽5に接続され、スプレーノズル3の下端側面部は圧
空配管8aを介して高圧空気槽8に接続されている。そ
れ故、スプレーノズル3にスプレー液6と圧縮空気とが
同時に供給されたとき、スプレーノズル3の上端出口か
らは、霧状のスプレー液6が内筒2の下端開口内に噴霧
される。
【0011】多孔板4には、図3に示すように、一定の
規則によって区分された各領域に、大きさの異なる多数
の小孔が設けられている。多孔板4の上面は、内筒内の
下方位置に相当する内筒内領域4aと、内筒外の下方位
置に相当し、かつ、内筒2の中心から内筒中心間の距離
の半分よりやや大きい適正距離Lを半径として区分され
る内筒外環状領域4bと、内筒の中心からみて内筒外環
状領域4bの外側に位置する外郭領域4cとに区分され
ており、多孔板4の各領域には、 (内筒内領域の実質開口率)>(外郭領域の実質開口
率)>(内筒外環状領域の実質開口率) の条件を満たすように小孔が開口されている。なお、適
正距離Lとは、図3の例では、外筒中心を中心とし外筒
中心から内筒中心までの距離を半径とする円弧と、内筒
中心間を二等分する線との交点をXとしたとき、内筒中
心からX点までの距離をいう。
【0012】さらに、多孔板4に開けられる小孔は、上
記関係式を満たしつつ内筒内領域4aの実質開口率と内
筒外全領域の実質開口率とを、それぞれ30〜40%と
0.5〜10%の範囲内に納まるようにされている。こ
れまでの説明において、実質開口率とは、多孔板4の各
領域について小孔を開け得る実際の面積に対する開口さ
れた小孔の面積の総和の比を意味する。
【0013】多孔板4に対する領域区分は、上記3つの
他に外筒容器1の内周に最も近い環状領域を最外周領域
4dとして独立させてもよい。この場合にも、内筒内領
域4aの実質開口率と内筒外全領域の実質開口率は、そ
れぞれ30〜40%と0.5〜10%の範囲内に納める
ことが必要とされる。
【0014】これら範囲内の実質開口率は複数個の多孔
板4に開けられ、用意された複数個の多孔板4は、コー
ティングされる各種原料の粒子サイズや装置の操作条件
などに応じてそれに最も適したものに取り換えられる。
多孔板4の取り換えは、運転条件が変動した場合にも、
装置内にスラッギング流動が発生しないようにして運転
状態を安定に保ち、その結果として、各種原料に付着す
るコーティング量をできるだけ均一にするために行われ
る。
【0015】9は外筒容器1内に設置される隔壁で、こ
の隔壁9は各内筒2の長さ方向の中央部から内筒2の上
方にかけて設けられ、各内筒2を区分する形で外筒容器
1の内壁に保持されている。隔壁9の高さ方向の寸法
は、内筒2の長さlとほぼ同じ位の長さに設定される。
【0016】外筒容器1は多孔板4より下方で細くなる
ように絞られており、隔壁9より上側でテーパー部分を
介して太くなるように拡げられている。外筒容器1の下
側側面は吸気ダクト10を介して熱交換機11に接続さ
れ、熱交換機11で加熱された空気は、多孔板4を通し
て多孔板4の上方に供給される。外筒容器1は下端の細
くなった部分にコーティングされた粒子を取り出すため
の排出口12が設けられている。
【0017】これに対し、外筒容器1の上端側は排気ダ
クト13を介して排風機14に接続されている。また、
径が太くなっている外筒容器1内には、バグフィルター
15が設けられており、このバグフィルター15は外筒
容器1の上端面に取り付けられたシェイキングシリンダ
16と結合されている。17は外筒容器1の上側テーパ
ー部に設けられた斜め上向きの投入口で、この投入口1
7と前記排出口12は、運転時における空気流の変動を
少なくするため、運転中は閉じられている。
【0018】次に、本発明を適用した気中懸濁化装置の
動作について説明する。図1に示す装置に、本発明の実
施例1〜4の多孔板4が適用された場合について説明す
ると、排風機14の吸い込み作用によって外筒容器1の
下端側方から吸い込まれる空気は、熱交換機11により
加熱されたのち、多孔板4に設けられた多数の小孔を通
って上方に移動される。この場合、多孔板4の前記内筒
外との開口率の差により、内筒内と内筒外の通気速度に
差が生じる。したがって、内筒内領域4aの実質開口率
と内筒外の実質開口率との差が大きくなることにより、
内筒内と内筒外の通気速度差は更に拡大される。
【0019】この結果、顆粒肥料などの製造設備で単位
装置当たりの処理量を極めて大きくしようとする場合、
乾燥速度を速くするため通気速度を大きくすることと、
顆粒径が2〜4mmと大きいため、内筒スペース(図1
におけるs=h/d)を広げて顆粒が循環しやすくする
必要がある。比較例では、内筒外の実質開口率が大きい
ことから内筒外の通気速度も大きくなることに加え、内
筒スペースを広くすることにより内筒内領域4aで割り
当てた通気空気が内筒外へ拡散し更に内筒外の通気速度
を大きくし、内筒2にスラッギング流動を生じて顆粒の
循環不良となる。この対策として、本発明の多孔板4か
ら適正なものを選択することにより、通気速度を大きく
して顆粒の循環速度を速くし、しかもスラッギング流動
することなく安定したコーティングを行うことができ
る。
【0020】また、本装置の一般的な処理サイズである
乳糖結晶や脂肪酸ビーズなどのような粒子は粒度分布幅
が広く、通気速度が速いと小粒子の落下循環が損なわ
れ、通気速度が遅いとバブリング流動やスラッギング流
動を生じる。比較例でこれらを処理しようとすれば適応
できる通気速度の範囲が極めて狭くなる。この対策とし
て、本発明の多孔板4から内筒内領域4aの実質開口率
と内筒外の実質開口率との差が大きいものを使用するこ
とにより、内筒内の高速気流による大粒子の上昇と内筒
外の低速気流による小粒子の落下が容易に行われ、小粒
子から大粒子まで均一なコーティングを行うことができ
る。
【0021】次に、本発明の実施例の多孔板4を用いて
行った比較実験の結果を示す。表1は本発明の実験に使
用される各粒子の特性を示したものである。
【0022】
【表1】
【0023】表2は本発明の実施例に使用される特性が
それぞれ異なる4つの多孔板と比較例の多孔板について
の仕様を示したものである。表2における内筒内の実質
開口率はいずれも31.5%と同一に設定され、本発明
の4つの多孔板4についての内筒外の実質開口率は、比
較例のものに比べて順次小さくなるように開口されてい
る。
【0024】
【表2】
【0025】図4〜図9は、表1に示すコーティング原
料と表2に示す多孔板4とを次の仕様の装置を用いて行
った比較実験の結果を示したものである。使用装置:
GM−140型、外筒容器の内径225mm、原料粒子
仕込み部分の外筒容器の高さ500mm、内筒の内径6
8mm、内筒の高さ350mm、内筒配設のピッチ径1
22mm、内筒の本数3本、スプレーノズル3本
【0026】1.使用粒子がポリエチレンビーズの場合 a.図4に、比較例の多孔板を用いた場合の適正な流動
状態(流動層内にスラッギング流動が発生しない状態)
における内筒スペースと通気速度の関係を示す。ここ
に、内筒スペースsは、多孔板4の上面から内筒下端ま
での距離hmmと内筒の直径dmmとの比、s=h/d
を意味する。図中のプロットは、多孔板4の下に気流調
整用に用意した3種類の整流板を用いた場合を示す。下
側破線以下は、流動化に必要な通気速度に達していない
か、または、流動化しても内筒3本の充填状態が不均一
であったことを示す。上側破線以上は、外筒容器1内に
スラッギング流動を生じて粒子の循環が不良であったこ
とを示す。内筒スペース0.27未満では循環が著しく
低下または停止したことを示す。換言すれば、内筒スペ
ース0.27と、上下の破線に囲まれた範囲が内筒3本
のいずれもが均一な充填状態で循環していたことを示
す。
【0027】b.図5に、比較例の多孔板を用いた場合
の内筒スペースと循環量の関係を示す。比較例多孔板の
循環量は、内筒スペース0.4に最大値があり、約1.
8kg/sであった。
【0028】c.図6に、内筒スペース0.53におけ
る内筒外開口率の比(比較例多孔板:1.0、実施例
1:0.67、実施例2:0.44、実施例3:0.
3)と通気速度の関係を示す。図4の場合と同様に、適
正な流動状態は、図中プロットの上下限と内筒外開口率
比0.3(実施例3)に囲まれた範囲である。実施例4
(0.1)では、ほとんど循環が行なわれず不適当であ
った。内筒スペース0.53に着目した場合、比較例多
孔板(1.0)は、使用可能な通気速度の範囲が2.0
〜2.2m/sであるのに対して、実施例2(0.4
4)は2.0〜3.0m/s、実施例3(0.3)は
2.0〜4.3m/sと、それぞれ使用範囲が通気速度
増加の方向へ拡大されていることがわかる。また、実施
例1(0.67)は、比較例多孔板(1.0)と差がな
く、実施例4(0.1)は粒子の循環が不適当であっ
た。
【0029】d.図7に、実施例3(0.3)について
内筒スペースと循環量の関係を示す。循環量は、内筒ス
ペース0.27〜0.53の間で増加を示し、0.53
〜0.8の間では平衡を示している。循環量は、図5に
おける比較例多孔板(1.0)の1.8kg/sから、
図7に示す実施例3(0.3)の3.0kg/sへと大
幅な増加が見られた。
【0030】2.使用粒子が脂肪酸ビーズの場合 図8に、内筒スペース0.27における内筒外開口率の
比(比較例多孔板:1.0、実施例1:0.67、実施
例2:0.44、実施例3:0.3)と通気速度の関係
を示す。図4の場合と同様に、適正な流動状態は、図中
プロットの上下限と内筒外開口率比0.3に囲まれた範
囲である。実施例3(0.3)では、通気速度は1.2
〜2.9m/sであり、適正流動範囲が大幅に拡大され
た。比較例多孔板(1.0)については、スラッギング
波動を発生するため、粒子の循環は不適当であった。実
施例4(0.1)では、循環速度が著しく低下し実用的
でなかった。
【0031】2.使用粒子が乳糖の場合 図9に、内筒スペース0.13における内筒外開口率の
比(実施例1:0.67、実施例2:0.44、実施例
3:O.3、実施例4:0.1)と通気速度の関係を示
す。図4の場合と同様に、適正な流動状態は、図中プロ
ットの上下限と内筒外開口率比0.1(実施例4)に囲
まれた範囲である。実施例4(0.1)についての適正
な通気速度は1.2〜1.4m/sであった。乳糖の場
合、適正な通気速度の範囲は、ポリエチレンビーズや脂
肪酸ビーズに比較すると狭いが、比較例多孔板(1.
0)、実施例1(0.67)、および実施例2(0.4
4)では、スラッギング波動を発生して粒子の循環が不
適当であったことに比べると、実施例4(0.1)が適
正流動範囲を示した意義は大きい。
【0032】前記実施例は、内筒2の本数が3本の場合
について説明したが、内筒2の本数は3本に限定される
ものではない。しかし、外筒容器1内に5本の内筒2を
配設する場合には、多孔板4の中央部に星形の外郭領域
が形成される。また、図10に示すように、外筒容器1
の中心に1本、外筒容器中心の周囲にも6本、併せて7
本の内筒2を配設する構成としてもよい。この場合、周
囲の内筒2と中心の内筒2の3点の中心位置に6個の外
郭領域4cが形成される。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、次に記載する優れた効
果が得られる。
【0034】請求項1に記載の適正流動化多孔板を備え
た気中懸濁化装置において、多孔板上の各領域に多数の
小孔を設ける場合に、(内筒内領域の実質開口率)>
(外郭領域の実質開口率)>(内筒外環状領域の実質開
口率)の条件を満足させた状態で、内筒内領域の実質開
口率を30〜40%にするとともに、内筒外全領域の実
質開口率を0.5〜10%の範囲内にあるようにしたた
め、 多孔板を通過する空気流を適正に配分して、装置内
にスラッギング流動やバブリング流動などが発生しない
ようにすることができる。 適正な流動状態下で運転に使用できる通気速度の範
囲を拡大することができる。このため、運転条件に多少
の変動が生じた場合にも、装置を安定な運転状態に維持
することができ、また、粒子に形成されるコーティング
量のバラツキを少なくすることができる。 運転中における粒子の循環量を多くして同一装置に
よるコーティングの処理能力を向上し、製品の生産性を
向上することができる。
【0035】請求項2に記載の適正流動化多孔板を備え
た気中懸濁化装置において、内筒内領域と内筒外全領域
に対する実質開口率の範囲内の小孔が、複数個の多孔板
に、異なる実質開口率でそれぞれ開けられているため、
多孔板を取り換えることにより、コーティングを施され
る各粒子の特性に最も適した適正流動状態で装置を運転
することができる。
【0036】請求項3に記載の適正流動化多孔板を備え
た気中懸濁化装置において、多孔板は外筒内周に最も近
い領域に多数の小孔を備えた最外周領域が形成されてい
るため、循環のデッドスペースとなりがちであった最外
周領域の粒子に循環気流を供給して、品質のバラツキを
改善したり、生産性の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略縦断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である(多孔板の小孔につ
いては図示省略)。
【図3】多孔板の構成を示す平面図である。
【図4】ポリエチレンビーズについて示した適正流動状
態に対する内筒スペースと通気速度の関係を示した図で
ある。
【図5】ポリエチレンビーズについて示した適正流動状
態における内筒スペースと循環量の関係を示した図であ
る。
【図6】ポリエチレンビーズについて、内筒スペース
0.53における多孔板の内筒外開口率の比と通気速度
の適応範囲との関係を示した図である。
【図7】ポリエチレンビーズについて示した適正流動状
態に対する内筒スペースと循環量の関係を示した図であ
る。
【図8】脂肪酸ビーズについて、内筒スペース0.27
における多孔板の内筒外開口率の比と通気速度の適応範
囲との関係を示した図である。
【図9】乳糖について、内筒スペース0.13における
多孔板の内筒外開口率の比と通気速度の適応範囲との関
係を示した図である。
【図10】多孔板の他の実施例の構成を示す部分的平面
図である。
【符号の説明】
1 外筒容器 2 内筒 3 スプレーノズル 4 多孔板 4a 内筒内領域 4b 内筒外環状領域 4c 外郭領域 4d 最外周領域 9 隔壁 10 吸気ダクト 13 排気ダクト 14 排風機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端側が吸気ダクトに接続され、かつ、
    上端側が排気ダクトを介して排風機に接続される竪型の
    外筒容器と、 外筒容器内を上下に仕切る多孔板と、 多孔板の上方に固定される上下両端が開口された複数本
    の内筒と、 内筒の下端開口内に液体を噴霧するスプレーノズルとを
    備える気中懸濁化装置であって、 複数本の内筒は内筒の中間位置から内筒の上方に達する
    部分を隔壁によって区分され、 多孔板上の領域を、 内筒内の下方位置に相当する内筒内領域と、 内筒外の下方位置に相当し、かつ、内筒の中心から内筒
    中心間の距離の半分よりやや大きい所定距離までの内筒
    外環状領域と、 内筒の中心からみて内筒外環状領域の外に位置する外郭
    領域とに区分したとき、 (内筒内領域の実質開口率)>(外郭領域の実質開口
    率)>(内筒外環状領域の実質開口率) となるように多数の小孔を多孔板に開口し、 内筒内領域の実質開口率を30〜40%にするととも
    に、内筒外全領域の実質開口率(内筒外の各領域の面積
    の総和に対するそれらの各領域に開けられた小孔の面積
    の総和の比)を0.5〜10%の範囲内にあるようにし
    たことを特徴とする適正流動化多孔板を備えた気中懸濁
    化装置。
  2. 【請求項2】 内筒内領域と内筒外全領域に対する実質
    開口率の範囲内の小孔が、複数個の多孔板に開けられて
    いる請求項1に記載の適正流動化多孔板を備えた気中懸
    濁化装置。
  3. 【請求項3】 多孔板は外筒内周に最も近い環状領域に
    多数の小孔を備えた最外周領域が形成されている請求項
    1または請求項2に記載の適正流動化多孔板を備えた気
    中懸濁化装置。
JP29150497A 1997-10-07 1997-10-07 適正流動化多孔板を備えた気中懸濁化装置 Pending JPH11104480A (ja)

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CN113443913A (zh) * 2021-07-13 2021-09-28 密克朗粉体设备(宁波)有限公司 气流粉碎机用氧化铝陶瓷衬板的制备方法及制备生产线

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CN113443913A (zh) * 2021-07-13 2021-09-28 密克朗粉体设备(宁波)有限公司 气流粉碎机用氧化铝陶瓷衬板的制备方法及制备生产线
CN113443913B (zh) * 2021-07-13 2023-06-16 密克朗粉体设备(宁波)有限公司 气流粉碎机用氧化铝陶瓷衬板的制备方法及制备生产线

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