JPH1110535A - 砥石寿命判定装置 - Google Patents

砥石寿命判定装置

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JPH1110535A
JPH1110535A JP16988697A JP16988697A JPH1110535A JP H1110535 A JPH1110535 A JP H1110535A JP 16988697 A JP16988697 A JP 16988697A JP 16988697 A JP16988697 A JP 16988697A JP H1110535 A JPH1110535 A JP H1110535A
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grinding
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リアルタイムで砥石寿命を判定でき、しかも
被削材の表面粗さを所定の目標値以内とする研削加工に
用いることができる砥石寿命判定装置を提供する。 【解決手段】 周波数解析手段50により、AEセンサ
18により検出された超音波の包絡線を表す包絡線信号
ENが周波数解析され、ニューラルネットワーク演算手
段56により、その周波数解析の結果得られた周波数ス
ペクトルに基づいて、研削中の砥石車10のびびり振動
が推定される。100kHz以上の高い周波数である破砕
音信号の包絡線を表す包絡線信号SENが用いられること
によって信号処理が可能な比較的低い周波数とされ、そ
の包絡線信号SENの周波数スペクトルに基づいて被削材
16の表面粗さが大きくなるびびり振動が推定されるの
で、そのびびり振動の推定が高い精度でリアルタイムで
行われ、研削中の砥石車10の砥石寿命がリアルタイム
で判定される。しかも、びびり振動の推定が高い精度で
行われる結果、被削材16の表面粗さを所定の目標値以
内とする研削加工に用いることができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砥石のびびり振動或い
は被削材の表面粗さを推定することに基づいて砥石の寿
命を判定する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】回転する砥石を用いて被削材の表面すな
わち加工面を研削或いは研磨作業する研削盤などにおい
ては、被削材の表面粗さを所定の許容値以下に維持する
ために、被削材の表面粗さを測定し、その被削材の表面
粗さが所定の管理限界値よりも大きくなって砥石寿命
(ドレスインターバル)に到達すると、砥石の目立て作
業すなわちドレッシング作業が実行される。しかし、こ
のような場合では、被削材の表面粗さを一々測定する作
業が必要であるとともに、表面粗さが測定されている間
は、研削作業が中断されねばならないため、近年の自動
化の方向と逆行するという不都合がある。
【0003】
【発明が解決すべき課題】これに対し、研削作業を一々
中断することなく砥石寿命を判定する方法として、砥石
軸駆動モータの電流値或いは消費電力から砥石寿命を判
定する方法、砥石軸の振動の大きさ等により砥石寿命を
判定する方法、加工音の大きさなどにより砥石寿命を判
定する方法が提案されている。しかしながら、それらの
方法はいずれも被削材の表面粗さとの相関が必ずしも充
分でなく、特に、被削材の表面粗さを比較的小さな目標
値以内とするような比較的精密な研削加工には用いるこ
とができないという欠点があった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、リアルタイムで
砥石寿命を判定でき、しかも被削材の表面粗さを所定の
目標値以内とする研削加工に用いることができる砥石寿
命判定装置を提供することにある。
【0005】本発明者等は前記課題を解決するために種
々検討を重ねた結果、砥石による研削は、その砥石の研
削面に露出する多数の砥粒により形成される切れ刃によ
り行われると同時に、被削材との衝突による砥粒の破砕
により切れ刃が次々と再生されることによりその研削が
継続されることから、その砥粒の破砕により放射されて
砥石内を伝播する極めて周波数の高い超音波(アコース
ティックエミッション:AE)を利用して、切削に関与
して破砕された砥粒数に対応する上記超音波の大きさの
変動が、所定の切削条件下で砥石により研削される被削
材の面粗さに関係する事実を見いだした。本発明はかか
る知見に基づいて為されたものである。
【0006】
【課題を解決するための第1の手段】すなわち、本第1
発明の要旨とするところは、被削材の研削中に発生する
砥石のびびり振動を推定し、そのびびり振動に基づいて
砥石の寿命を判定する砥石寿命判定装置であって、(a)
前記砥石に含まれる砥粒の破砕に伴って放射されてその
砥石内を伝播する超音波を検出し、その超音波を表す破
砕音信号を出力する破砕音検出装置と、(b) その破砕音
検出装置から出力される破砕音信号の包絡線を表す包絡
線信号を周波数解析して周波数スペクトルを出力する周
波数解析手段と、(c) その周波数解析手段にから出力さ
れる周波数スペクトルであって、前記びびり振動に関連
するピークを含む周波数スペクトルを構成する各周波数
成分を入力信号とし、その入力信号に基づいて前記砥石
のびびり振動を推定するニューラルネットワーク演算手
段とを、含むことにある。
【0007】
【第1発明の効果】このようにすれば、破砕音検出装置
により砥石に含まれる砥粒の破砕に伴って放射されて砥
石内を伝播する超音波が検出され、周波数解析手段によ
り、超音波を表す破砕音信号の包絡線を表す包絡線信号
が周波数解析され、ニューラルネットワーク演算手段に
より、その周波数解析の結果得られた周波数スペクトル
に基づいて、上記砥石のびびり振動が推定される。した
がって、本発明によれば、研削中の砥石から発生する超
音波はたとえば100kHz以上の高い周波数であるが、
その超音波を表す破砕音信号の包絡線を表す包絡線信号
が用いられることによって信号処理が可能な比較的低い
周波数とされ、その包絡線信号の周波数スペクトルに基
づいて被削材の表面粗さが大きくなるびびり振動が推定
されるので、そのびびり振動の推定が高い精度でリアル
タイムで行われ、砥石寿命がリアルタイムで判定され
る。しかも、びびり振動の推定が高い精度で行われる結
果、被削材の表面粗さを所定の目標値以内とする研削加
工に用いることができるようになる。
【0008】
【課題を解決するための第2の手段】また、本第2発明
の要旨とするところは、研削中の被削材の表面粗さを推
定し、その表面粗さに基づいて砥石の寿命を判定する砥
石寿命判定装置であって、(a) 前記砥石に含まれる砥粒
の破砕に伴って放射されてその砥石内を伝播する超音波
を検出し、その超音波を表す破砕音信号を出力する破砕
音検出装置と、(b) その破砕音検出装置から出力される
破砕音信号の包絡線を表す包絡線信号を発生させる包絡
線信号発生手段と、(c) その包絡線信号発生手段により
発生された包絡線信号からその交流成分の振幅を表す振
幅信号を抽出する振幅信号抽出手段と、(d) 前記包絡線
信号発生手段により発生された包絡線信号からそれを構
成する各周波数成分を表す周波数成分信号を抽出する周
波数成分信号抽出手段と、(e) 前記包絡線信号発生手段
により発生された包絡線信号からその包絡線信号のの強
度を表す強度信号を抽出する強度信号抽出手段と、(f)
前記包絡線信号の交流成分の振幅を表す振幅信号、包絡
線信号の周波数成分を表す周波数成分信号、および包絡
線信号の強度を表す信号強度情報を入力信号とし、その
入力信号に基づいて前記被削材の表面粗さを推定するニ
ューラルネットワーク演算手段とを、含むことにある。
【0009】
【第2発明の効果】このようにすれば、破砕音検出装置
により砥石に含まれる砥粒の破砕に伴って放射されて砥
石内を伝播する超音波が検出され、包絡線信号発生手段
により、その破砕音検出装置から出力される破砕音信号
の包絡線を表す包絡線信号が発生させられ、振幅信号抽
出手段により、その包絡線信号発生手段により発生され
た包絡線信号からその交流成分の振幅を表す振幅信号が
抽出され、周波数成分信号抽出手段により、その包絡線
信号発生手段により発生された包絡線信号からそれを構
成する各周波数成分を表す周波数成分信号が抽出され、
強度信号抽出手段により、その包絡線信号発生手段によ
り発生された包絡線信号からその信号強度を表す強度信
号が抽出され、ニューラルネットワーク演算手段によ
り、それら包絡線信号の交流成分の振幅を表す振幅信
号、包絡線信号の周波数成分を表す周波数成分信号、お
よび包絡線信号の強度を表す信号強度情報に基づいて被
削材の表面粗さが推定される。したがって、本発明によ
れば、研削中の砥石から発生する超音波はたとえば10
0kHz以上の高い周波数であるが、包絡線信号発生手段
によりその超音波を表す破砕音信号の包絡線を表す包絡
線信号が発生させられることによって信号処理が可能な
比較的低い周波数とされ、その包絡線信号から得られる
包絡線信号の交流成分の振幅を表す振幅信号、包絡線信
号の周波数成分を表す周波数成分信号、および包絡線信
号の強度を表す信号強度情報に基づいて被削材の表面粗
さが推定されるので、その被削材の表面粗さの推定が高
い精度でリアルタイムで行われ、砥石寿命がリアルタイ
ムで判定される。しかも、びびり振動の推定が高い精度
で行われる結果、被削材の表面粗さを所定の目標値以内
とする研削加工に用いることができるようになる。
【0010】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記第1発明に
おいて、前記包絡線を表す信号のうち予め設定された第
1の周波数以上の高帯域信号を抽出して前記周波数解析
手段に入力させるハイパスフィルタ手段を含むものであ
る。このようにすれば、たとえば1KHz程度の第1の周
波数以上の交流信号が周波数解析されることにより、び
びり振動に関連しない周波数帯の演算が不要となって演
算時間が短縮される利点がある。
【0011】また、好適には、前記周波数解析手段にか
ら出力される周波数スペクトルに含まれ、前記びびり振
動に関連するピークを判定するピーク判定手段と、その
ピーク判定手段によりピークが判定された場合には、前
記周波数解析手段にから出力される周波数スペクトルの
うち、そのピークを中心とする所定幅の周波数帯のスペ
クトル信号を抽出するスペクトル信号抽出手段と、その
スペクトル信号抽出手段により抽出されたスペクトル信
号の大きさをその最大値を基準として標準化し、それら
標準化されたスペクトル信号を前記ニューラルネットワ
ーク演算手段へ入力させるスペクトル信号標準化手段と
を、含むものである。このようにすれば、砥石の切り込
み設定値に関連する破砕音信号の信号レベルの変化に拘
わらず、上記ピークを中心とするスペクトルパターンが
明確に得られるので、びびり判定精度が高められる。
【0012】また、好適には、前記包絡線を表す信号の
うち前記第1の周波数よりも低く予め設定された第2の
周波数以下の低帯域信号を抽出するローパスフィルタ手
段を含み、前記ニューラルネットワーク演算手段は、そ
の第2の周波数以下の低帯域信号を入力信号とするもの
である。このようにすれば、その第2の周波数以下の低
帯域信号が逐次入力されることにより、破砕音信号の強
度の時間変化の情報がニューラルネットワーク演算手段
に入力されるので、切れ込み深さが変化してもびびり推
定精度が高められる。
【0013】また、好適には、前記破砕音検出装置から
出力される破砕音信号のピーク値を結ぶ包絡線を表す信
号から、その破砕音信号検出装置と前記砥石の研削点と
の距離の周期的変化に対応する周波数成分を除去する帯
域信号除去フィルタ手段を含むものである。このように
すれば、破砕音検出装置が砥石内の1または2以上のヶ
所に設けられている場合にその破砕音検出装置と前記砥
石の研削点との距離の周期的変化に対応する周波数成分
の信号が破砕音信号に含まれることが好適に防止され
て、推定精度が高められる。
【0014】また、前記第2発明において、好適には、
前記包絡線を表す信号のうち予め設定された第1の周波
数以上の高帯域信号を抽出して前記周波数解析手段に入
力させるハイパスフィルタ手段を含み、前記振幅信号抽
出手段は、そのハイパスフィルタ手段により抽出された
高帯域信号から包絡線信号の交流成分の振幅を表す振幅
信号を抽出する。このようにすれば、たとえば1KHz程
度の第1の周波数以上の交流信号から振幅信号が抽出さ
れることにより、表面粗さに関連しない周波数帯の演算
が不要となって演算時間が短縮される利点がある。
【0015】また、好適には、前記包絡線を表す信号の
うち予め設定された第1の周波数以上の高帯域信号を抽
出して前記周波数成分信号抽出析手段に入力させるハイ
パスフィルタ手段を含み、その周波数成分信号抽出手段
は、包絡線信号からそのハイパスフィルタ手段により抽
出された高帯域信号の周波数スペクトルを所定時間毎に
逐次算出し、該周波数スペクトルに含まれるピークを中
心とする所定の周波数帯域の信号強度と該所定の周波数
帯域外の信号強度との比を表す信号強度比を前記周波数
成分信号として出力するものである。このようにすれ
ば、包絡線信号のうちたとえば1KHz程度の第1の周波
数以上の交流信号である高帯域信号から、それに含まれ
るピークを中心とする所定の周波数帯域の信号強度とそ
の所定の周波数帯域毎の信号強度との比を表す信号強度
比が算出されることにより、被削材の表面粗さ関連しな
い周波数帯の演算が不要となって演算時間が短縮される
利点がある。
【0016】また、好適には、前記包絡線を表す信号の
うち前記第1の周波数よりも低く予め設定された第2の
周波数以下の低帯域信号を抽出して前記強度信号抽出手
段に入力させるローパスフィルタ手段を含み、その強度
信号抽出手段は、そのローパスフィルタ手段により抽出
された包絡線信号の第2の周波数以下の低帯域信号強度
の平均値を所定時間毎に逐次算出し、その平均値を前記
強度信号として出力するものである。このようにすれ
ば、包絡線信号のうち直流成分を含むたとえば10Hz程
度の第1の周波数以下の低帯域信号は破砕信号の実効値
に対応することから、その低帯域信号からその強度が所
定時間毎に算出されるので、研削中において研削に関与
する砥粒数およびその時間的変化に関連した情報が得ら
れる利点がある。
【0017】また、好適には、前記包絡線を表す信号の
うち前記第1の周波数よりも低く予め設定された第2の
周波数以下の低帯域信号を抽出するローパスフィルタ手
段と、そのローパスフィルタ手段により上記包絡線信号
の所定周波数以下の低帯域から抽出された強度信号に基
づいて、その強度信号の時間的変化の特徴値を算出する
強度信号変化特徴値算出手段とを含み、前記ニューラル
ネットワーク演算手段は、その強度信号変化特徴値算出
手段により算出された特徴値を入力信号とするものであ
る。このようにすれば、包絡線信号のうち直流成分を含
むたとえば10Hz程度の第1の周波数以下の強度信号の
強度の時間的変化の特徴値から、研削中において研削に
関与する砥粒数の時間的変化に関連した情報が得られる
利点がある。
【0018】また、好適には、上記強度信号変化特徴値
算出手段は、前記砥石の研削期間内における前記強度信
号の大きさの傾きを算出するものである。また、上記強
度信号変化特徴値算出手段は、前記砥石の研削期間内に
おける前記強度信号の大きさのばらつきを示す値を算出
するものである。また、上記強度信号変化特徴値算出手
段は、前記砥石の研削開始時における前記強度信号の立
ち上がり区間の面積を算出するものである。また、上記
強度信号変化特徴値算出手段は、前記砥石の研削開始時
における前記強度信号の立ち上がり区間の時定数を算出
するものである。また、上記強度信号変化特徴値算出手
段は、前記砥石の研削終末時における前記強度信号の立
ち下がり区間の面積を算出するものである。さらに、上
記強度信号変化特徴値算出手段は、前記砥石の研削終末
時における前記強度信号の立ち下がり区間の時定数を算
出するものである。
【0019】また、好適には、前記破砕音検出装置から
出力される破砕音信号のピーク値を結ぶ包絡線を表す信
号から、その破砕音信号検出装置と前記砥石の研削点と
の距離の周期的変化に対応する周波数成分を除去する帯
域信号除去フィルタ手段を含むものである。このように
すれば、破砕音検出装置が砥石内の1または2以上のヶ
所に設けられている場合でも、その破砕音検出装置と前
記砥石の研削点との距離の周期的変化に対応する周波数
成分の信号が破砕音信号に含まれることが避けられない
が、上記によりそれが除去されて、推定精度が高められ
る。
【0020】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の一実施例の
砥石寿命判定装置を図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1は、研削盤に設けられた砥石寿命判定
装置8を示している。図1において、砥石車10は、W
A砥粒、GC砥粒、セラミックス砥粒などの一般砥粒
や、CBN砥粒、ダイヤモンド砥粒などの超砥粒を含む
砥石部12をドラム状のコアすなわち本体14の外周面
に備えて図示しない駆動モータにより回転駆動される回
転軸に固定されるものであり、たとえば80m/秒以上
の比較的高い周速で回転駆動され、たとえば研削盤にお
いて往復移動させられる長方形の被削材16の表面を研
削する。上記砥石車10の本体14内には、砥石部12
に含まれる砥粒の破砕時に発生し且つ砥石部12内を伝
播する極めて周波数の高い超音波である破砕音(アコー
スティックエミッション:AE)を砥石部12の内側か
ら検出し、その破砕音を表すAE信号SAEを出力するA
Eセンサ18、このAEセンサ18から出力されるAE
信号SAEを増幅し且つ必要に応じて数乃至数十KHz以下
のノイズをカットするプリアンプ20、そのプリアンプ
20から出力されるAE信号SAEの包絡線を表す包絡線
信号SENを発生させ且つそれを出力する包絡線発生回路
22、その包絡線発生回路22から出力された包絡線信
号SENを空中線を介して送信する送信回路24、および
図示しない電源などをその内部に備えている。
【0022】上記超音波は、砥粒の亀裂の発生や成長を
生じるときに材料内部に蓄えられたエネルギの一部を弾
性波の形で発生する50kHz〜2MHzの帯域の弾性波で
あり、研削中に発生するビビリやたたき、あるいは目詰
まり時の振動(10Hz〜1kHz)とは明確に相違する。
上記AEセンサ18は、50kHz〜2MHzの帯域の振動
を充分に検出できる周波数特定を備えたものであり、圧
電素子などにより構成される。
【0023】図2は、上記プリアンプ20の具体的な構
成例を示している。この場合のプリアンプ20は、オペ
アンプOP1 、抵抗器R1 、R2 、R3 、コンデンサC
1 を備えて構成され、1/(2πR2 1 )で定まる下
限カットアウト周波数fo 以上の周波数成分を通過さ
せ、且つゲイン〔=(1+R3 /R2 ) 、但しR1 =R
3 〕で信号増幅を行うことにより、100kHz以下の低
域のノイズをAE信号S AEから除去し且つ信号を明確と
するものである。図3は、上記プリアンプ20の濾波特
性であって、100kHz乃至2MHzの信号を通過させる
ことを示している。
【0024】図4は、包絡線発生手段として機能する上
記包絡線発生回路22の具体的な構成例を示している。
この場合の包絡線発生回路22は、ダイオードD1 を備
えた整流回路と、コンデンサC2 および抵抗体R4 を備
えた包絡線形成回路とから構成されている。図5の(a)
、(b) 、(c) は、包絡線発生回路22に入力されたA
E信号SAEの波形、そのAE信号SAEが上記整流回路に
より半波整流された波形、上記包絡線形成回路によりそ
の半波整流されて連なる個々の波形からそれらのピーク
値を連続的に結ぶ包絡線を示すように整形された波形す
なわち包絡線信号SENをそれぞれ示している。
【0025】位置固定に設けられた受信回路26は、上
記送信回路24から送信された電波を受けるアンテナ2
8を備え、その送信回路24から送信されたAE信号S
AEを受信してハイパスフィルタ30およびローパスフィ
ルタ32へ供給する。ハイパスフィルタ30は、たとえ
ば図6に示す濾波特性を備え、上記包絡線信号SEN
ら、砥石車10の回転周波数よりも充分に高い周波数範
囲、たとえば1kHz程度の第1の周波数f1 以上の周波
数範囲、好適には1乃至20kHzの周波数範囲の比較的
高い周波数成分を弁別し、帯域カットフィルタ34およ
びA/D変換器36を介して、演算制御装置38へ高周
波成分信号SENHFとして出力する。
【0026】上記帯域カットフィルタ34は、上記砥石
車10の回転周波数にAEセンサ18の取り付け個数を
掛けた周波数、すなわち砥石車10と共に回転するAE
センサ18と砥石部12の研削点(被切材16と接触す
る部分)との間の距離の変化に対応する周波数fW 、す
なわちその距離の変化に起因してAE信号SAE或いは包
絡線信号SENに含まれるうねりの周波数fW を中心とす
るノイズを除去するためのノッチフィルタであって、た
とえば図7に示す濾波特性を備え、上記うねりとして表
れるノイズを高周波成分信号SENHFから除去する。
【0027】また、上記ローパスフィルタ32は、たと
えば図8に示す濾波特性を備え、上記包絡線信号SEN
ら、砥石車10の回転周波数よりも充分に低く第1の周
波数f1 や上記周波数fW よりも充分に低く設定された
周波数範囲、たとえば10Hz程度の第2の周波数f2
下の周波数範囲であってDC成分を含む極めて低い周波
数成分を弁別し、A/D変換器36を介して演算制御装
置38へ低周波成分信号SENLFとして出力する。この低
周波成分信号SENLFは、前記AE信号SAEの包絡線の面
積に対応するものであるから、実質的にAE信号SAE
強度すなわち実効値を表している。
【0028】演算制御装置38は、CPU、RAM、R
OM、インターフェースなどを含む所謂マイクロコンピ
ュータであって、予めROMなどに記憶されたプログラ
ムに従って入力信号を処理するとともに、砥石車10の
状態が予め設定された砥石寿命すなわちドレスインター
バルへ到達したことを判定し、たとえば砥石寿命を光学
的、記号的、或いは音声的に出力したり、或いは砥石車
10を回転駆動する駆動モータを停止させる停止信号を
出力したりするための画像出力装置、プリンター、音声
出力装置、或いは出力インターフェースなどである出力
装置40を駆動する。
【0029】図9は、上記演算制御装置38の機能を説
明する機能ブロック線図である。図において、周波数解
析手段50は、ハイパスフィルタ30から出力された包
絡線信号SENの1kHz以上の信号成分である高周波成分
信号SENHFの周波数解析を、たとえば高速フーリエ変換
演算或いはウェーブレット変換演算を用いて所定のサン
プリング周期毎に実行し、たとえば図10に示すような
周波数スペクトルを表す信号を出力する。ピーク判定手
段52は、周波数解析手段50から出力された周波数ス
ペクトルに含まれるピークを判定する。
【0030】高周波成分正規化手段54は、上記周波数
スペクトルから上記ピーク判定手段52により判定され
た最大ピークを中心として予め設定された周波数幅、た
とえば最大ピークに対応する周波数値fP を中心とした
上下500Hz幅すなわち合計1kHz幅の信号を抽出し、
たとえばその周波数幅内の最大値を「1」として相対的
に大きさを標準化するとともに、上記周波数幅内の予め
設定された周波数区分毎に、その周波数区分に対応する
周波数スペクトル成分の大きさ表す信号を、ニューラル
ネットワーク演算手段56の入力層の各神経細胞要素
(ニューロン)X i へそれぞれ出力する。
【0031】また、記憶手段58は、前記ローパスフィ
ルタ32から出力された、包絡線信号SENの10Hz以下
の信号成分である低周波成分信号SENLFを、たとえば前
記RAM内の所定の領域において時系列的に逐次記憶
し、図11に示すような、それまでに記憶された低周波
成分信号SENLFを出力する。低周波成分正規化手段60
は、記憶手段58から出力されたそれまでの各低周波成
分信号SENLFの大きさを時間軸上にプロットすることに
より、時間tの経過とともに変化する低周波成分信号S
ENLFの時間関数を、予め設定された時間幅たとえば数ミ
リ秒毎に区分し、たとえばその低周波成分信号SENLF
最大値を「1」として相対的に大きさを標準化するとと
もに、上記予め設定された時間区分毎に、その時間区分
に対応する低周波成分信号SENLFの大きさ表す信号を、
ニューラルネットワーク演算手段56の入力層の各神経
細胞要素(ニューロン)Xi へそれぞれ出力する。
【0032】上記ニューラルネットワーク演算手段56
に備えられたニューラルネットワークNNは、3層構造
であって、r個の神経細胞要素(ニューロン)Xi (X
1 〜Xr )から構成された入力層と、s個の神経細胞要
素Yj (Y1 〜Ys )から構成された中間層と、t個の
神経細胞要素Zk (Z1 〜Zt )から構成された出力層
とから構成された3層構造の階層型である。そして、上
記入力層から出力層へ向かって神経細胞要素の状態を伝
達するために、結合係数(重み)WXij を有して上記r
個の神経細胞要素Xi とs個の神経細胞要素Yj とをそ
れぞれ結合する伝達要素DXij と、結合係数(重み)W
Yjk を有してs個の神経細胞要素Yj とt個の神経細胞
要素Zk とをそれぞれ結合する伝達要素DYjk が設けら
れている。
【0033】上記ニューラルネットワークNNは、その
結合係数(重み)WXij 、結合係数(重み)WYjk を所
謂誤差逆伝搬学習アルゴリズムによって学習させられた
パターン連想型のシステムである。その学習は、研削実
験によって予め完了させられているので、本実施例の砥
石寿命判定装置8の組み立て時には、上記結合係数(重
み)WXij 、結合係数(重み)WYjk は固定値が与えら
れている。
【0034】図9に示したように、本実施例のニューラ
ルネットワークNNの出力層の数tは1であり、運転指
向の推定結果は、その一つの神経細胞要素Z1 の出力値
NN OUT に基づいて決定される。たとえば、出力値NN
DRVOUTが「0」に近いほど砥石寿命が未だ残されている
状態すなわちびびり振動の無い状態を示し、「1」に近
いほど砥石寿命に到達した状態すなわちびびり振動の有
る状態を示すようにされる。
【0035】砥石寿命判定手段62は、上記のようにニ
ューラルネットワークNNを備えたニューラルネットワ
ーク演算手段56からの出力信号の大きさが予め設定さ
れた判断基準値を越えたか否かを判断し、越えたと判断
された場合には、研削中の砥石車10がそのびびり振動
によって被削材16の研削面の表面粗さが予め設定され
た加工基準公差の上限値を越えたと推定されるので、砥
石寿命であることを示す砥石寿命信号SLLを出力装置4
0へ出力し、砥石寿命であることを示す画像、音声を出
力装置40から出力させるか、或いは砥石車10を回転
駆動する駆動モータを停止させる停止信号を出力させ
る。
【0036】以上のようにして構成された砥石寿命判定
装置8によれば、AEセンサ18により砥石部12に含
まれる砥粒の破砕に伴って放射されて砥石部12内を伝
播する超音波が検出され、周波数解析手段50により、
その超音波を表す破砕音信号の包絡線を表す包絡線信号
ENが周波数解析され、ニューラルネットワーク演算手
段56により、その周波数解析の結果得られた周波数ス
ペクトルに基づいて、研削中の砥石車10のびびり振動
が推定される。したがって、本実施例によれば、研削中
の砥石から発生する超音波はたとえば100kHz以上の
高い周波数であるが、その超音波を表す破砕音信号の包
絡線を表す包絡線信号SENが用いられることによって信
号処理が可能な比較的低い周波数とされ、その包絡線信
号SENの周波数スペクトルに基づいて被削材16の表面
粗さが大きくなるびびり振動が推定されるので、そのび
びり振動の推定が高い精度でリアルタイムで行われ、研
削中の砥石車10の砥石寿命がリアルタイムで判定され
る。しかも、びびり振動の推定が高い精度で行われる結
果、被削材16の表面粗さを所定の目標値以内とする研
削加工に用いることができるようになる。
【0037】また、本実施例によれば、前記包絡線信号
ENのうち予め設定された第1の周波数(1kHz)f1
以上の信号を抽出して周波数解析手段50に入力させる
ハイパスフィルタ30を含むものであることから、たと
えば1KHz程度の第1の周波数f1 以上の交流信号が周
波数解析されることにより、びびり振動に関連しない周
波数帯の演算が不要となって演算時間が短縮される利点
がある。
【0038】また、本実施例によれば、周波数解析手段
50にから出力される周波数スペクトルに含まれ、前記
びびり振動に関連する最大ピークを判定するピーク判定
手段52と、そのピーク判定手段52により最大ピーク
が判定された場合には、上記周波数解析手段50にから
出力される周波数スペクトルのうち、そのピークを中心
とする所定幅の周波数帯のスペクトル信号を抽出するス
ペクトル信号抽出手段(高周波成分正規化手段54)
と、そのスペクトル信号抽出手段54により抽出された
スペクトル信号の大きさをその最大値を基準として標準
化し、それら標準化されたスペクトル信号を前記ニュー
ラルネットワーク演算手段へ入力させる高周波成分正規
化手段54とを、含むものであることから、砥石の切り
込み設定値に関連する破砕音信号の信号レベルの変化に
拘わらず、上記ピークを中心とするスペクトルパターン
が明確に得られるので、びびり判定精度が高められる。
【0039】また、本実施例によれば、前記包絡線信号
ENのうち予め設定された第2の周波数(10Hz)f2
以下の信号を抽出するローパスフィルタ32を含み、前
記ニューラルネットワーク演算手段56は、その第2の
周波数以下の信号を入力信号とするものであることか
ら、その第2の周波数f2 以下の信号が逐次入力される
ことにより、破砕音信号の強度の時間変化の情報がニュ
ーラルネットワーク演算手段に入力されるので、本発明
者等の実験によれば、切れ込み深さの変化などに拘わら
ず、びびり推定精度が一層高められることが確認され
た。
【0040】また、本実施例によれば、AEセンサ18
から出力される破砕音信号SAEのピーク値を結ぶ包絡線
信号SENから、そのAEセンサ18と砥石車10の研削
点との距離の周期的変化に対応する周波数成分を除去す
る帯域カットフィルタ34を含むものであることから、
AEセンサ18が砥石車10の適数ヶ所に設けられてい
る場合にそのAEセンサ18と砥石車10の研削点との
距離の周期的変化に対応する周波数成分の信号が破砕音
信号に含まれることが好適に防止されて、推定精度が高
められる。
【0041】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0042】図12は、前記演算制御装置38の他の構
成および作動例を説明する機能ブロック線図である。図
において、周波数成分信号抽出手段70は、周波数解析
手段50から出力された高周波成分信号SENHFの周波数
スペクトルの周波数成分の構成に関する情報を抽出す
る。たとえば周波数成分信号抽出手段70は、上記周波
数スペクトルにおいて、ピーク判定手段52により判定
された最大ピークに対応する周波数値fP を中心とする
所定の周波数帯、たとえばその周波数値fP の上下50
0Hzの範囲内を設定し、その範囲内における周波数領域
情報としてたとえば上記最大ピークの面積比Rf を、前
述のニューラルネットワーク演算手段56と同様に構成
されたニューラルネットワーク演算手段72へ出力す
る。すなわち周波数成分信号抽出手段70では、図13
に示すように、上記周波数値fP の上下500Hzの範囲
内において最大ピーク部分の面積をSP 、その他の部分
の面積をSS (=SS1+SS2)としたとき、それらの面
積SP およびSS から、最大ピークの面積比Rf 〔=S
P /(SS +SP )〕が算出される。それら面積SS
P はそれに対応する周波数帯の信号強度を表すもので
あるから、上記周波数成分信号抽出手段70は強度比算
出手段と称されてもよい。
【0043】振幅信号抽出手段74は、所定区間毎に、
ハイパスフィルター30により包絡線信号SENから抽出
された第1の周波数(たとえば1kHz)f1 以上の高周
波成分信号SENHF(図14に示す)からAE信号SAE
変動状態を示す振幅値に関連する統計値SENHFAM、たと
えば振幅平均値、振幅値標準偏差、或いは最大振幅と最
小振幅との差を算出し、ニューラルネットワーク演算手
段72へ出力する。この振幅統計値SENHFAMは、AE信
号SAEの変動状態を示している。
【0044】信号強度抽出手段76は、ローパスフィル
ター32により抽出された包絡線信号SENの第2の周波
数(たとえば10Hz)f2 以下の低帯域信号SENLFの定
常域レベルにおける平均値を所定時間毎に逐次算出し、
その平均値SENLFAVを低帯域信号SENLFの信号強度とし
てニューラルネットワーク演算手段72へ逐次出力す
る。包絡線信号SENから弁別された低帯域信号SENLF
AE信号SAEの実効値に対応するものであるから、その
低帯域信号SENLFの所定区間内の平均値或いは移動平均
値は、包絡線信号SENの信号強度を逐次示すのである。
上記低帯域信号S ENLFの定常域レベルとは、図15の中
間区間に示すように、研削の立ち上がり部分、研削の終
了或いは研削能率の低下部分を除いた研削の進行中の区
間において、低帯域信号SENLFの大きさが定常的に略同
様となる状態を意味している。
【0045】定常時傾斜値算出手段78は、低帯域信号
ENLFの定常域レベルにおけるその低帯域信号SENLF
傾き、傾斜値、時間変化値、或いは変化速度を比較的短
く設定された所定の区間毎に逐次算出し、その傾斜値S
ENLFSLを低帯域信号変化特徴値としてニューラルネット
ワーク演算手段72へ逐次出力する。定常時ばらつき算
出手段79は、上記低帯域信号SENLFの定常域レベルに
おけるその低帯域信号SENLFのばらつきを示す値、たと
えば定常域における低帯域信号SENLFの平均値に対する
最大値および最小値の幅、定常域における低帯域信号S
ENLFの回帰直線に対する分散値σ2 、或いは標準偏差σ
などを算出し、そのばらつきを示す値を低帯域信号変化
特徴値としてニューラルネットワーク演算手段72へ逐
次出力する。
【0046】立上区間面積算出手段80は、砥石車10
の研削開始時における低帯域信号S ENLFの立ち上がり区
間の面積SUPを、その低帯域信号SENLFに基づいて算出
し、その立ち上がり区間の面積SUPを低帯域信号変化特
徴値としてニューラルネットワーク演算手段72へ逐次
出力する。また、立上区間時定数算出手段82は、砥石
車10の研削開始時における低帯域信号SENLFの立ち上
がり区間においてその低帯域信号SENLFの立ち上がり曲
線の時定数TCUPを、その低帯域信号SENLFに基づいて
算出し、その立ち上がり区間の時定数TCUPを低帯域信
号変化特徴値としてニューラルネットワーク演算手段7
2へ逐次出力する。
【0047】また、立下区間面積算出手段84は、砥石
車10の研削終了区間或いは研削能率低下区間における
低帯域信号SENLFの面積SDNを、その低帯域信号SENLF
に基づいて算出し、その立ち下がり区間の面積SDNを低
帯域信号変化特徴値としてニューラルネットワーク演算
手段72へ逐次出力する。また、立下区間時定数算出手
段86は、砥石車10の研削終了区間或いは研削能率低
下区間においてその低帯域信号SENLFの立ち下がり曲線
の時定数TCDNを、その低帯域信号SENLFに基づいて算
出し、その立ち下がり区間の時定数TCDNを低帯域信号
変化特徴値としてニューラルネットワーク演算手段72
へ逐次出力する。上記定常時傾斜値算出手段78、定常
時ばらつき算出手段79、立上区間面積算出手段80、
立上区間時定数算出手段82、立下区間面積算出手段8
4、および立下区間時定数算出手段86は、低帯域信号
ENLFの時間変化の特徴を表す特徴値を算出する低帯域
信号変化特徴値算出手段として機能している。
【0048】ニューラルネットワーク演算手段72は、
前記ニューラルネットワーク演算手段56と同様の階層
型に構成されたニューラルネットワークNNを備えたも
のであり、そのニューラルネットワークNNは、その結
合係数(重み)WXij 、結合係数(重み)WYjk を所謂
誤差逆伝搬学習アルゴリズムによって学習させられたパ
ターン連想型のシステムである。その学習は、研削実験
によって予め完了させられているので、本実施例の砥石
寿命判定装置8の組み立て時には、上記結合係数(重
み)WXij 、結合係数(重み)WYjk は固定値が与えら
れている。本実施例のニューラルネットワークNNの出
力層の数tも1であり、運転指向の推定結果は、その一
つの神経細胞要素Z1 の出力値NNOUT に基づいて決定
される。たとえば、出力値NNDRVOUTが「0」に近いほ
ど砥石寿命が未だ残されている状態すなわち比削材16
の表面粗さが小さい状態を示し、「1」に近いほど比削
材16の表面粗さが大きくい状態、すなわい表面粗さの
管理限界値を越えた状態を示すようにされる。
【0049】砥石寿命判定手段88は、上記のようにニ
ューラルネットワークNNを備えたニューラルネットワ
ーク演算手段72からの出力信号の大きさが予め設定さ
れた判断基準値を越えたか否かを判断し、越えたと判断
された場合には、研削中の砥石車10による比削材16
の表面粗さが予め設定された加工基準公差の上限値を越
えたと推定されるので、砥石寿命であることを示す砥石
寿命信号SLLを出力装置40へ出力し、砥石寿命である
ことを示す画像、音声を出力装置40から出力させる
か、或いは砥石車10を回転駆動する駆動モータを停止
させる停止信号を出力させる。
【0050】上述のように、本実施例の砥石寿命判定装
置8によれば、破砕音検出装置として機能するAEセン
サ18により砥石部12に含まれる砥粒の破砕に伴って
放射されて砥石内を伝播する超音波が検出され、周波数
解析手段50により、超音波を表す破砕音信号SAEの包
絡線を表す包絡線信号SENが周波数解析され、ニューラ
ルネットワーク演算手段72により、その周波数解析の
結果得られた周波数スペクトルに基づいて、砥石車10
により研削加工される被削材16の表面粗さが推定され
る。したがって、本実施例によれば、研削中に砥石部1
2から発生する超音波はたとえば100kHz以上の高い
周波数であるが、その超音波を表す破砕音信号SAEの包
絡線を表す包絡線信号SENが用いられることによって信
号処理が可能な比較的低い周波数とされ、その包絡線信
号SENの周波数スペクトルに基づいて被削材16の表面
粗さが推定されるので、その表面粗さの推定が高い精度
でリアルタイムで行われ、砥石寿命がリアルタイムで判
定される。しかも、被削材16の表面粗さの推定が高い
精度で行われる結果、被削材16の表面粗さを所定の目
標値以内とする研削加工に用いることができるようにな
る。
【0051】また、本実施例では、包絡線信号SENのう
ち予め設定された第1の周波数f1以上の高帯域信号S
ENHFを抽出して周波数解析手段50に入力させるハイパ
スフィルター30が設けられ、振幅信号抽出手段74
は、そのハイパスフィルター30により抽出された高帯
域信号SENHFから包絡線信号SENの交流成分の振幅を表
す振幅信号を抽出することから、たとえば1KHz程度の
第1の周波数f1 以上の交流信号から振幅信号SENHFAM
が抽出されることにより、表面粗さに関連しない周波数
帯の演算が不要となって演算時間が短縮される利点があ
る。
【0052】また、本実施例では、包絡線信号SENのう
ち予め設定された第1の周波数f1以上の高帯域信号S
ENHFを抽出して周波数成分信号抽出析手段70に入力さ
せるハイパスフィルター30が設けられ、その周波数成
分信号抽出手段70は、そのハイパスフィルター30に
より抽出された包絡線信号SENの周波数スペクトルを所
定時間毎に逐次算出し、その周波数スペクトルに含まれ
るピークを中心とする所定の周波数帯域の信号強度と該
所定の周波数帯域外の信号強度との比を表す信号強度比
f を周波数成分信号として出力するものである。この
ため、包絡線信号SENのうちたとえば1KHz程度の第1
の周波数f1 以上の交流信号から、それに含まれるピー
クを中心とする所定の周波数帯域の信号強度(SP )と
該所定の周波数帯域毎の信号強度(S1 +S2 )との比
を表す信号強度比Rf が算出されることにより、被削材
16の表面粗さに関連しない周波数帯の演算が不要とな
って演算時間が短縮される利点がある。
【0053】また、本実施例では、包絡線信号SENのう
ち予め設定された第2の周波数f2以下の低帯域信号S
ENLFを抽出して強度信号抽出手段76に入力させるロー
パスフィルター32が設けられ、その強度信号抽出手段
76は、そのローパスフィルター32により抽出された
包絡線信号SENの第2の周波数f2 以下の低帯域信号S
ENLFの強度の平均値を所定時間毎に逐次算出し、その平
均値を前記強度信号S ENLFAVとして出力するものであ
る。このため、包絡線信号SENのうち直流成分を含むた
とえば10Hz程度の第2の周波数f2 以下の低帯域信号
ENLFは破砕信号の実効値に対応することから、その低
帯域信号SENLFからその強度が所定時間毎に算出される
ので、研削中において研削に関与する砥粒数およびその
時間的変化に関連した情報が得られ、前記ニューラルネ
ットワーク演算手段72へ入力される利点がある。
【0054】また、本実施例では、包絡線信号SENのう
ち予め設定された第2の周波数f2以下の信号を抽出す
るローパスフィルター32が設けられ、そのローパスフ
ィルター32により包絡線信号SENの第2の周波数f2
以下の低帯域から抽出された低帯域信号SENLFに基づい
て、その低帯域信号SENLFの時間的変化の特徴値を算出
する低帯域信号変化特徴値算出手段(78、80、8
2、84、86)とを含み、前記ニューラルネットワー
ク演算手段72は、その低帯域信号変化特徴値算出手段
により算出された特徴値を入力信号とするものである。
このため、包絡線信号SENのうち直流成分を含むたとえ
ば10Hz程度の第2の周波数f2 以下の低帯域信号S
ENLFの強度の時間的変化の特徴値から、研削中において
研削に関与する砥粒数の時間的変化に関連した情報が得
られる利点がある。
【0055】また、本実施例では、低帯域信号SENLF
定常域レベルにおけるその低帯域信号SENLFの傾き、傾
斜値、時間変化値、或いは変化速度を比較的短く設定さ
れた所定の区間毎に逐次算出し、その傾斜値SENLFSL
低帯域信号変化特徴値としてニューラルネットワーク演
算手段72へ逐次出力する定常時傾斜値算出手段78
と、上記低帯域信号SENLFの定常域レベルにおけるその
低帯域信号SENLFのばらつきを示す値を算出し、そのば
らつきを示す値を低帯域信号変化特徴値としてニューラ
ルネットワーク演算手段72へ逐次出力する定常時ばら
つき算出手段79と、砥石車10の研削開始時における
低帯域信号SENLFの立ち上がり区間の面積SUPを、その
低帯域信号SENLFに基づいて算出し、その立ち上がり区
間の面積S UPを低帯域信号変化特徴値としてニューラル
ネットワーク演算手段72へ逐次出力する立上区間面積
算出手段80と、砥石車10の研削開始時における低帯
域信号SENLFの立ち上がり区間においてその低帯域信号
ENLFの立ち上がり曲線の時定数TCUPを、その低帯域
信号SENLFに基づいて算出し、その立ち上がり区間の時
定数TCUPを低帯域信号変化特徴値としてニューラルネ
ットワーク演算手段72へ逐次出力する立上区間時定数
算出手段82と、砥石車10の研削終了区間或いは研削
能率低下区間における低帯域信号SENLFの面積SDNを、
その低帯域信号SENLFに基づいて算出し、その立ち下が
り区間の面積SDNを低帯域信号変化特徴値としてニュー
ラルネットワーク演算手段72へ逐次出力する立下区間
面積算出手段84と、砥石車10の研削終了区間或いは
研削能率低下区間においてその低帯域信号SENLFの立ち
下がり曲線の時定数TCDNを、その低帯域信号SENLF
基づいて算出し、その立ち下がり区間の時定数TCDN
低帯域信号変化特徴値としてニューラルネットワーク演
算手段72へ逐次出力する立下区間時定数算出手段86
とが、低帯域信号SENLFの時間変化の特徴を表す特徴値
を算出する低帯域信号変化特徴値算出手段として設けら
れているので、低帯域信号SENLFの時間変化に関する情
報がニューラルネットワーク演算手段72へ入力され、
推定精度が高められる利点がある。
【0056】また、本実施例においても、AEセンサ1
8から出力される破砕音信号SAEのピーク値を結ぶ包絡
線を表す包絡線信号SENから、そのAEセンサ18と砥
石車10あるいはその砥石部12の研削点(被削材16
との接触点)との距離の周期的変化に対応する周波数成
分を除去する帯域カットフィルタ34が設けられている
ことから、AEセンサ18と砥石車10の研削点との距
離の周期的変化に対応する周波数成分の信号が破砕音信
号SAEに含まれることが好適に防止されて、推定精度が
高められる。
【0057】図16は、有線による信号伝送システムを
採用するために、AEセンサ18、プリアンプ20、包
絡線処理回路22、ハイパスフィルター30、ローパス
フィルター32が電線を介して接続された実施例を示し
ている。本実施例の被切削材90は、円筒状であって、
その内周面がモータ92によって回転駆動される砥石軸
94の軸端に固定された砥石車96によってその内周面
が研削されるようになっている。この砥石車92内に設
けられたAEセンサ18は、リード線98およびスリッ
プリング装置100を介してプリアンプ20と接続され
ており、AEセンサ18から出力された破砕音信号SAE
が位置固定のプリアンプ20へ入力されるようになって
いる。
【0058】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0059】たとえば、前述の実施例において、砥石車
10、92内には1個のAEセンサ18が設けられてい
たが、2以上のAEセンサ18が等角度間隔に設けられ
ていてもよい。この場合には、帯域カットフィルター3
4のカット中心周波数がAEセンサ18の個数に相当す
る倍数とされる。
【0060】また、前述の実施例の砥石車10は円筒状
であったが、カップ状などの他の形状であってもよい
し、前述の実施例の砥石車10の本体14内には、回転
不釣合自動修正機構、振動検出機構、温度検出機構など
が必要に応じて設けられ得る。
【0061】また、前述の図1の実施例では、砥石車1
0内にプリアンプ20、包絡線処理回路22が設けられ
ていたが、それらプリアンプ20、包絡線処理回路22
砥石車10の外において位置固定に設けられていてもよ
いし、反対に、ハイパスフィルター30、ローパスフィ
ルター32、演算制御装置38が砥石車10内に設けら
れても差し支えない。
【0062】また、前述の実施例の実施例では、ハイパ
スフィルター30およびローパスフィルター32は演算
制御装置38の外に設けられていたが、演算制御装置3
8内に設けられてもよいし、ソフト処理によってハイパ
スフィルター機能およびローパスフィルター機能が備え
られてもよい。
【0063】また、前述の実施例の包絡線処理回路22
では、半波整流が行われていたが、全波整流であっても
よい。
【0064】また、前述の実施例では、ハイパスフィル
ター30が設けられていたが、記憶容量や処理時間に余
裕があれば、必ずしも必要がない。
【0065】また、前述の図9の実施例では、高周波成
分正規化手段54および低周波成分正規化手段60が設
けられていたが、必ずしも必要がない。
【0066】また、前述の図12の実施例では、立上区
間面積算出手段80、立上区間時定数算出手段82、立
下区間面積算出手段84、および立下区間時定数算出手
段86が、低帯域信号SENLFの時間変化の特徴を表す特
徴値を算出する低帯域信号変化特徴値算出手段として設
けられていたが、それら4つのうちのいずれか1つが設
けられていれば、低帯域信号SENLFの時間変化の特徴が
ニューラルネットワーク演算手段72へ入力される。
【0067】また、前述の図1および図16の実施例
は、平面研削或いは内周研削であったが、センタレス研
削などの他の研削加工であっても差し支えない。
【0068】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の砥石寿命推定装置の主要構
成を説明する図である。
【図2】図1のプリアンプの回路構成例を説明する図で
ある。
【図3】図2のプリアンプの濾波特性を説明する周波数
特性図である。
【図4】図1の包絡線処理回路の回路構成例を説明する
図である。
【図5】図1の包絡線処理回路に入力されるAE信号S
AE、その包絡線処理回路内で半波整流された波形、その
包絡線処理回路内で半波整流された波形から発生させら
れた包絡線をそれぞれ示す図である。
【図6】図1のハイパスフィルターの濾波特性を説明す
る周波数特性図である。
【図7】図1の帯域カットフィルターの濾波特性を説明
する周波数特性図である。
【図8】図1のローパスフィルターの濾波特性を説明す
る周波数特性図である。
【図9】図1の演算制御装置の制御機能および作動を説
明する機能ブロック線図である。
【図10】図9の周波数解析手段から出力された周波数
スペクトルを示す図である。
【図11】図9のローパスフィルターから出力された低
周波成分信号SENLFの信号レベルの時間変化を示す図で
ある。
【図12】本発明の他の実施例における演算制御装置の
制御機能および作動を説明する機能ブロック線図であ
る。
【図13】図12の実施例における周波数解析手段から
出力された周波数スペクトルを示す図である。
【図14】図12の実施例における高周波成分信号S
ENHFの波形を示す図である。
【図15】図12の実施例におけるローパスフィルター
から出力された低周波成分信号S ENLFの信号レベルの時
間変化を示す図である。
【図16】本発明の他の実施例における砥石車およびそ
れに設けられたAEセンサを示す図である。
【符号の説明】
10、96:砥石車 16、90:被削材 18:AEセンサ(破砕音検出装置) 22:包絡線発生回路(包絡線発生手段) 30:ハイパスフィルタ(ハイパスフィルタ手段) 32:ローパスフィルタ(ローパスフィルタ手段) 34:帯域カットフィルタ(帯域信号除去フィルタ手
段) 50:周波数解析手段 52:ピーク判定手段 54:高周波数成分正規化手段 56、72:ニューラルネットワーク演算手段 58:記憶手段 60:低周波数成分正規化手段 70:周波数成分信号抽出手段 74:振幅信号抽出手段 76:強度信号抽出手段

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被削材の研削中に発生する砥石のびびり
    振動を推定し、該びびり振動に基づいて該砥石の寿命を
    判定する砥石寿命判定装置であって、 前記砥石に含まれる砥粒の破砕に伴って放射されて該砥
    石内を伝播する超音波を検出し、該超音波を表す破砕音
    信号を出力する破砕音検出装置と、 該破砕音検出装置から出力される破砕音信号の包絡線を
    表す包絡線信号を周波数解析して周波数スペクトルを出
    力する周波数解析手段と、 該周波数解析手段にから出力される周波数スペクトルで
    あって、前記びびり振動に関連するピークを含む周波数
    スペクトルを構成する各周波数成分を入力信号とし、該
    入力信号に基づいて前記砥石のびびり振動を推定するニ
    ューラルネットワーク演算手段とを、含むことを特徴と
    する砥石寿命判定装置。
  2. 【請求項2】 前記包絡線を表す信号のうち予め設定さ
    れた第1の周波数以上の信号を抽出して前記周波数解析
    手段に入力させるハイパスフィルタ手段を含むものであ
    る請求項1の砥石寿命判定装置。
  3. 【請求項3】 前記周波数解析手段にから出力される周
    波数スペクトルに含まれる、前記びびり振動に関連する
    ピークを判定するピーク判定手段と、 該ピーク判定手段によりピークが判定された場合には、
    前記周波数解析手段にから出力される周波数スペクトル
    のうち、該ピークを中心とする所定幅の周波数帯のスペ
    クトル信号を抽出するスペクトル信号抽出手段と、 該スペクトル信号抽出手段により抽出されたスペクトル
    信号の大きさをその最大値を基準として標準化し、それ
    ら標準化されたスペクトル信号を前記ニューラルネット
    ワーク演算手段へ入力させるスペクトル信号標準化手段
    とを、含むものである請求項1または2の砥石寿命判定
    装置。
  4. 【請求項4】 前記包絡線を表す信号のうち前記第2の
    周波数よりも低く予め設定された第2の周波数以下の信
    号を抽出するローパスフィルタ手段を含み、前記ニュー
    ラルネットワーク演算手段は、該第2の周波数以下の信
    号を入力信号とするものである請求項2または3の砥石
    寿命判定装置。
  5. 【請求項5】 前記破砕音検出装置から出力される破砕
    音信号のピーク値を結ぶ包絡線を表す信号から、該破砕
    音信号検出装置と前記砥石の研削点との距離の周期的変
    化に対応する周波数成分を除去する帯域信号除去フィル
    タ手段を含むものである請求項1乃至4のいずれかに記
    載の砥石寿命判定装置。
  6. 【請求項6】 研削中の被削材の表面粗さを推定し、該
    表面粗さに基づいて砥石の寿命を判定する砥石寿命判定
    装置であって、 前記砥石に含まれる砥粒の破砕に伴って放射されて該砥
    石内を伝播する超音波を検出し、該超音波を表す破砕音
    信号を出力する破砕音検出装置と、 該破砕音検出装置から出力される破砕音信号の包絡線を
    表す包絡線信号を発生させる包絡線信号発生手段と、 該包絡線信号発生手段により発生された包絡線信号から
    その交流成分の振幅を表す振幅信号を抽出する振幅信号
    抽出手段と、 前記包絡線信号発生手段により発生された包絡線信号か
    らそれを構成する各周波数成分を表す周波数成分信号を
    抽出する周波数成分信号抽出手段と、 前記包絡線信号発生手段により発生された包絡線信号か
    らその信号強度を表す強度信号を抽出する強度信号抽出
    手段と前記包絡線信号の交流成分の振幅を表す振幅信
    号、該包絡線信号の周波数成分を表す周波数成分信号、
    および該包絡線信号の強度を表す信号強度情報を入力信
    号とし、該入力信号に基づいて前記被削材の表面粗さを
    推定するニューラルネットワーク演算手段とを、含むこ
    とを特徴とする砥石寿命判定装置。
  7. 【請求項7】 前記包絡線を表す信号のうち予め設定さ
    れた第1の周波数以上の信号を抽出して前記振幅信号抽
    出析手段に入力させるハイパスフィルタ手段を含み、該
    振幅信号抽出手段は、該ハイパスフィルタ手段により抽
    出された包絡線信号の振幅の統計値を所定時間毎に逐次
    算出し、該統計値を前記振幅信号として出力するもので
    ある請求項6の砥石寿命判定装置。
  8. 【請求項8】 前記包絡線を表す信号のうち予め設定さ
    れた第1の周波数以上の信号を抽出して前記周波数成分
    信号抽出析手段に入力させるハイパスフィルタ手段を含
    み、該周波数成分信号抽出手段は、該ハイパスフィルタ
    手段により抽出された包絡線信号の周波数スペクトルを
    所定時間毎に逐次算出し、該周波数スペクトルに含まれ
    るピークを中心とする所定の周波数帯域の信号強度と該
    所定の周波数帯域外の信号強度との比を表す信号強度比
    を前記周波数成分信号として出力するものである請求項
    6の砥石寿命判定装置。
  9. 【請求項9】 前記包絡線を表す信号のうち前記第1の
    周波数よりも低く予め設定された第2の周波数以下の信
    号を抽出して前記強度信号抽出手段に入力させるローパ
    スフィルタ手段を含み、該強度信号抽出手段は、該ロー
    パスフィルタ手段により抽出された包絡線信号の第2の
    周波数以下の低帯域信号強度の平均値を所定時間毎に逐
    次算出し、該平均値を前記強度信号として出力するもの
    である請求項7または8の砥石寿命判定装置。
  10. 【請求項10】 前記包絡線を表す信号のうち予め設定
    された第2の周波数以下の信号を抽出するローパスフィ
    ルタ手段を含み、前記強度信号抽出手段により前記包絡
    線信号の所定周波数以下の低帯域から抽出された強度信
    号に基づいて、その強度信号の時間的変化の特徴値を算
    出する強度信号変化特徴値算出手段を含み、前記ニュー
    ラルネットワーク演算手段は、該強度信号変化特徴値算
    出手段により算出された特徴値を入力信号とするもので
    ある請求項6の砥石寿命判定装置。
  11. 【請求項11】 前記強度信号変化特徴値算出手段は、
    前記砥石の研削期間内における前記強度信号の大きさの
    傾きを算出するものである請求項10の砥石寿命判定装
    置。
  12. 【請求項12】 前記強度信号変化特徴値算出手段は、
    前記砥石の研削期間内における前記強度信号の大きさの
    ばらつきを示す値を算出するものである請求項10の砥
    石寿命判定装置。
  13. 【請求項13】 前記強度信号変化特徴値算出手段は、
    前記砥石の研削開始時における前記強度信号の立ち上が
    り区間の面積を算出するものである請求項10の砥石寿
    命判定装置。
  14. 【請求項14】 前記強度信号変化特徴値算出手段は、
    前記砥石の研削開始時における前記強度信号の立ち上が
    り区間の時定数を算出するものである請求項10の砥石
    寿命判定装置。
  15. 【請求項15】 前記強度信号変化特徴値算出手段は、
    前記砥石の研削終末時における前記強度信号の立ち下が
    り区間の面積を算出するものである請求項10の砥石寿
    命判定装置。
  16. 【請求項16】 前記強度信号変化特徴値算出手段は、
    前記砥石の研削終末時における前記強度信号の立ち下が
    り区間の時定数を算出するものである請求項10の砥石
    寿命判定装置。
  17. 【請求項17】 前記破砕音検出装置から出力される破
    砕音信号のピーク値を結ぶ包絡線を表す信号から、該破
    砕音信号検出装置と前記砥石の研削点との距離の周期的
    変化に対応する周波数成分を除去する帯域信号除去フィ
    ルタ手段を含むものである請求項6乃至15のいずれか
    に記載の砥石寿命判定装置。
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