JPH1110604A - 防湿性化粧板とその製造法 - Google Patents
防湿性化粧板とその製造法Info
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- JPH1110604A JPH1110604A JP18783297A JP18783297A JPH1110604A JP H1110604 A JPH1110604 A JP H1110604A JP 18783297 A JP18783297 A JP 18783297A JP 18783297 A JP18783297 A JP 18783297A JP H1110604 A JPH1110604 A JP H1110604A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】フラッシュ構造を備えた建具や家具の面材とし
て、その寸法変化や反り、腐蝕の生じない防湿性化粧板
を提供する。 【解決手段】繊維板を平板基材(10)とし、その表面
に化粧シート(11)を貼着した化粧板において、紙層
(13a)とこれに積層された熱可塑性合成樹脂層(1
3b)との2層から成る防湿シート(13)の合成樹脂
層(13b)を、その熱圧により上記平板基材(10)
の裏面へ溶着一体化した。
て、その寸法変化や反り、腐蝕の生じない防湿性化粧板
を提供する。 【解決手段】繊維板を平板基材(10)とし、その表面
に化粧シート(11)を貼着した化粧板において、紙層
(13a)とこれに積層された熱可塑性合成樹脂層(1
3b)との2層から成る防湿シート(13)の合成樹脂
層(13b)を、その熱圧により上記平板基材(10)
の裏面へ溶着一体化した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主にフラッシュ構造
を備えた建具や家具の面材として有用な防湿性化粧板
と、その製造法に関する。
を備えた建具や家具の面材として有用な防湿性化粧板
と、その製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の防湿性を有する化粧板について
は、特許第2520081号が提案されており、これを
本発明との関係から言えば、防湿シート(合成樹脂シー
ト)(2)を芯層とし、その表裏両面に内外一対の紙層
(薄葉紙やクラフト紙など)(3)(4)が積層された
サンドイッチ構造の防湿紙(6)を、木質系基板(繊維
板など)(1)の裏面に接する内側紙層(3)内へ接着
剤(5)が含浸されることとなるように、その接着剤
(5)によって貼着したものである。
は、特許第2520081号が提案されており、これを
本発明との関係から言えば、防湿シート(合成樹脂シー
ト)(2)を芯層とし、その表裏両面に内外一対の紙層
(薄葉紙やクラフト紙など)(3)(4)が積層された
サンドイッチ構造の防湿紙(6)を、木質系基板(繊維
板など)(1)の裏面に接する内側紙層(3)内へ接着
剤(5)が含浸されることとなるように、その接着剤
(5)によって貼着したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知発
明では防湿紙(6)が3層構造をなし、その芯層の防湿
シート(2)へ外側紙層(4)のみならず、内側紙層
(3)をも貼着する必要があり、更にその内側紙層
(3)を基板(1)の裏面へ貼着する別個な接着剤
(5)も必要であるため、未だ量産効果を最大限に発揮
させることができない。
明では防湿紙(6)が3層構造をなし、その芯層の防湿
シート(2)へ外側紙層(4)のみならず、内側紙層
(3)をも貼着する必要があり、更にその内側紙層
(3)を基板(1)の裏面へ貼着する別個な接着剤
(5)も必要であるため、未だ量産効果を最大限に発揮
させることができない。
【0004】又、防湿紙(6)の芯層をなす防湿シート
(2)が、その製品に防湿効果を与え得るとしても、基
板(1)の裏面に貼着するための接着剤(5)が、内側
紙層(3)内へ含浸されるようになっているので、その
基板(1)として繊維板を採用した場合、これに接着剤
(5)の水分が浸透して、未だ製品の寸法変化や反りな
どを生じやすい問題もある。
(2)が、その製品に防湿効果を与え得るとしても、基
板(1)の裏面に貼着するための接着剤(5)が、内側
紙層(3)内へ含浸されるようになっているので、その
基板(1)として繊維板を採用した場合、これに接着剤
(5)の水分が浸透して、未だ製品の寸法変化や反りな
どを生じやすい問題もある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の解決を企図しており、そのための構成上繊維板を平板
基材とし、その表面に化粧シートを貼着した化粧板にお
いて、
の解決を企図しており、そのための構成上繊維板を平板
基材とし、その表面に化粧シートを貼着した化粧板にお
いて、
【0006】第1に、紙層とこれに積層された熱可塑性
合成樹脂層との2層から成る防湿シートの合成樹脂層
を、その熱圧により上記平板基材の裏面へ溶着一体化し
たことを特徴とし、
合成樹脂層との2層から成る防湿シートの合成樹脂層
を、その熱圧により上記平板基材の裏面へ溶着一体化し
たことを特徴とし、
【0007】第2に、同じく紙層とこれに順次積層され
た熱可塑性合成樹脂層並びにホットメルト層との3層か
ら成る防湿シートのホットメルト層のみか、又はそのホ
ットメルト層と合成樹脂層との双方を、その熱圧により
上記平板基材の裏面へ溶着一体化したことを特徴とする
ものである。
た熱可塑性合成樹脂層並びにホットメルト層との3層か
ら成る防湿シートのホットメルト層のみか、又はそのホ
ットメルト層と合成樹脂層との双方を、その熱圧により
上記平板基材の裏面へ溶着一体化したことを特徴とする
ものである。
【0008】又、上記第1発明に係る防湿性化粧板の製
造法として、平板基材としての繊維板と、紙層に熱可塑
性合成樹脂層がコーティングされた防湿シートとを用意
し、上記防湿シートをその合成樹脂層が平板基材の裏面
と接触するように積み重ねた上、ロールプレス又は平盤
プレスにより上方から熱圧して、上記合成樹脂層を平板
基材の裏面へ溶着一体化することを特徴とし、
造法として、平板基材としての繊維板と、紙層に熱可塑
性合成樹脂層がコーティングされた防湿シートとを用意
し、上記防湿シートをその合成樹脂層が平板基材の裏面
と接触するように積み重ねた上、ロールプレス又は平盤
プレスにより上方から熱圧して、上記合成樹脂層を平板
基材の裏面へ溶着一体化することを特徴とし、
【0009】更に、上記第2発明に係る防湿性化粧板の
製造法として、平板基材としての繊維板と、紙層に熱可
塑性合成樹脂層とホットメルト層とが順次コーティング
された防湿シートとを用意し、上記防湿シートをそのホ
ットメルト層が平板基材の裏面と接触するように積み重
ねた上、ロールプレス又は平盤プレスにより上方から熱
圧して、上記ホットメルト層のみか又はそのホットメル
ト層と合成樹脂層との双方を平板基材の裏面へ溶着一体
化することを特徴とするものである。
製造法として、平板基材としての繊維板と、紙層に熱可
塑性合成樹脂層とホットメルト層とが順次コーティング
された防湿シートとを用意し、上記防湿シートをそのホ
ットメルト層が平板基材の裏面と接触するように積み重
ねた上、ロールプレス又は平盤プレスにより上方から熱
圧して、上記ホットメルト層のみか又はそのホットメル
ト層と合成樹脂層との双方を平板基材の裏面へ溶着一体
化することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の詳細
を説明すると、図1はその防湿性化粧板(M)の第1実
施形態を示しており、(10)は平板基材であって、一
定厚みの繊維板から成るが、特に比重−約0.4〜0.
8の中比重繊維板(MDF)や比重−0.8以上の高比
重繊維板(ハードボード)を採用することが好ましい。
を説明すると、図1はその防湿性化粧板(M)の第1実
施形態を示しており、(10)は平板基材であって、一
定厚みの繊維板から成るが、特に比重−約0.4〜0.
8の中比重繊維板(MDF)や比重−0.8以上の高比
重繊維板(ハードボード)を採用することが好ましい。
【0011】(11)はその平板基材(10)の表面ヘ
エチレン酢酸ビニール樹脂エマルジョン系接着剤などの
各種化粧貼り用接着剤(12)を介してラミネートされ
た化粧シートであり、木目柄や抽象柄などの各種化粧模
様がプリントされた塩化ビニールやその他の合成樹脂シ
ートから成るが、プレコート紙やアフターコート紙など
の化粧紙が採用されることもある。
エチレン酢酸ビニール樹脂エマルジョン系接着剤などの
各種化粧貼り用接着剤(12)を介してラミネートされ
た化粧シートであり、木目柄や抽象柄などの各種化粧模
様がプリントされた塩化ビニールやその他の合成樹脂シ
ートから成るが、プレコート紙やアフターコート紙など
の化粧紙が採用されることもある。
【0012】(13)は防湿シートを総称しており、こ
れはクラフト紙や薄葉紙、再生紙、不織布などの紙層
(13a)と、その紙層(13a)にコーティング又は
ラミネートされた熱可塑性合成樹脂層(13b)との合
計2層から成る。上記紙層(13a)としては薄葉紙、
就中紙力の強化された強化紙を採用することが好まし
く、又上記熱可塑性合成樹脂層(13b)としては塩化
ビニールやポリプロピレンなどの汎用樹脂を初め、特に
溶融点が低く、しかもガスバリヤー性に優れたポリエチ
レン(LDPE)、エチレン・ビニールアルコール共重
合体(EVOH)(クラレの商品名「エバール」)を採
用することが望ましい。
れはクラフト紙や薄葉紙、再生紙、不織布などの紙層
(13a)と、その紙層(13a)にコーティング又は
ラミネートされた熱可塑性合成樹脂層(13b)との合
計2層から成る。上記紙層(13a)としては薄葉紙、
就中紙力の強化された強化紙を採用することが好まし
く、又上記熱可塑性合成樹脂層(13b)としては塩化
ビニールやポリプロピレンなどの汎用樹脂を初め、特に
溶融点が低く、しかもガスバリヤー性に優れたポリエチ
レン(LDPE)、エチレン・ビニールアルコール共重
合体(EVOH)(クラレの商品名「エバール」)を採
用することが望ましい。
【0013】そして、上記2層の防湿シート(13)を
図2、3から明白なように、その熱可塑性合成樹脂層
(13b)が平板基材(10)の裏面と接触する関係状
態に積み重ね、上方からロールプレス(14)又は平盤
プレス(15)により熱圧して、上記合成樹脂層(13
b)を平板基材(10)の裏面へ直かに溶着一体化する
のである。
図2、3から明白なように、その熱可塑性合成樹脂層
(13b)が平板基材(10)の裏面と接触する関係状
態に積み重ね、上方からロールプレス(14)又は平盤
プレス(15)により熱圧して、上記合成樹脂層(13
b)を平板基材(10)の裏面へ直かに溶着一体化する
のである。
【0014】このようにして製造された本発明の防湿性
化粧板(M)は、その防湿シート(13)と平板基材
(10)との界面に別個な接着剤が介在せず、上記熱可
塑性合成樹脂層(13b)自身の加熱軟化により、平板
基材(10)の裏面へ一体に溶着しているため、その別
個な接着剤が不要であることは勿論、これに含まれる水
分が経時的に平板基材(10)の木材繊維へ浸透して、
その製品−化粧板(M)の寸法変化や反り、腐蝕などを
起すおそれがなく、優れた防湿効果を耐久的に維持する
ことができる。
化粧板(M)は、その防湿シート(13)と平板基材
(10)との界面に別個な接着剤が介在せず、上記熱可
塑性合成樹脂層(13b)自身の加熱軟化により、平板
基材(10)の裏面へ一体に溶着しているため、その別
個な接着剤が不要であることは勿論、これに含まれる水
分が経時的に平板基材(10)の木材繊維へ浸透して、
その製品−化粧板(M)の寸法変化や反り、腐蝕などを
起すおそれがなく、優れた防湿効果を耐久的に維持する
ことができる。
【0015】その結果、上記寸法変化や反りなどが許さ
れないフラッシュ構造を備えた内装用ドアーや棚板など
の面材として、著しく有用な防湿性化粧板(M)を得ら
れることになる。
れないフラッシュ構造を備えた内装用ドアーや棚板など
の面材として、著しく有用な防湿性化粧板(M)を得ら
れることになる。
【0016】図4はその防湿性化粧板(M)を面材とし
て適用したフラッシュ構造のドアー(A)を例示してい
るが、上記防湿シート(13)の紙層(13a)は外部
に露出するため、これをフラッシュ構造の桟木やその他
の補強芯材(16)へ簡易に、且つ確固に接着一体化す
ることができ、その建具や家具に対する化粧板(M)の
加工性にも役立つ。殊更、上記紙層(13a)として紙
力の強化された薄葉紙(強化紙)を用いるならば、その
フラッシュ構造の補強芯材(16)から層間剥離するこ
とも効果的に防止できる利点がある。
て適用したフラッシュ構造のドアー(A)を例示してい
るが、上記防湿シート(13)の紙層(13a)は外部
に露出するため、これをフラッシュ構造の桟木やその他
の補強芯材(16)へ簡易に、且つ確固に接着一体化す
ることができ、その建具や家具に対する化粧板(M)の
加工性にも役立つ。殊更、上記紙層(13a)として紙
力の強化された薄葉紙(強化紙)を用いるならば、その
フラッシュ構造の補強芯材(16)から層間剥離するこ
とも効果的に防止できる利点がある。
【0017】次に、図5は本発明に係る防湿性化粧板
(M)の第2実施形態を示しており、これでは平板基材
(10)に対する防湿シート(13)の固定強度を一層
昂めるため、その防湿シート(13)を上記紙層(13
a)とこれにコーティング又はラミネートされた熱可塑
性合成樹脂層(13b)のほか、その合成樹脂層(13
b)へ更にコーティング又はラミネートされたホットメ
ルト層(13c)との合計3層から形作っている。
(M)の第2実施形態を示しており、これでは平板基材
(10)に対する防湿シート(13)の固定強度を一層
昂めるため、その防湿シート(13)を上記紙層(13
a)とこれにコーティング又はラミネートされた熱可塑
性合成樹脂層(13b)のほか、その合成樹脂層(13
b)へ更にコーティング又はラミネートされたホットメ
ルト層(13c)との合計3層から形作っている。
【0018】そのホットメルト層(13c)の主剤とし
ては高い熱接着性(溶着性)を与えるために、エチレン
酢酸ビニール共重合体(EVA)やエチレンアクリレー
ト共重合体(EEA)、エチレンメタクリル酸メチル共
重合体(EMMA)、ポリアミド樹脂などを採用するこ
とが好ましい。
ては高い熱接着性(溶着性)を与えるために、エチレン
酢酸ビニール共重合体(EVA)やエチレンアクリレー
ト共重合体(EEA)、エチレンメタクリル酸メチル共
重合体(EMMA)、ポリアミド樹脂などを採用するこ
とが好ましい。
【0019】そして、上記3層から成る防湿シート(1
3)を図6、7のように、そのホットメルト層(13
c)が平板基材(10)の裏面と接触する関係状態に積
み重ねた上、やはりロールプレス(14)又は平盤プレ
ス(15)により上方から熱圧して、そのホットメルト
層(13c)のみの1層か、又はこれと上記熱可塑性合
成樹脂層(13b)との2層を軟化させ、平板基材(1
0)の裏面へ溶着一体化するのである。
3)を図6、7のように、そのホットメルト層(13
c)が平板基材(10)の裏面と接触する関係状態に積
み重ねた上、やはりロールプレス(14)又は平盤プレ
ス(15)により上方から熱圧して、そのホットメルト
層(13c)のみの1層か、又はこれと上記熱可塑性合
成樹脂層(13b)との2層を軟化させ、平板基材(1
0)の裏面へ溶着一体化するのである。
【0020】そうすれば、その第1層目の熱可塑性合成
樹脂層(13b)による高い防湿効果と、第2層目のホ
ットメルト層(13c)による平板基材(10)との高
い固定強度を達成することができ、上記第1実施形態よ
りも一層優れた防湿性化粧板(M)を得られ、その面材
としての適用により耐久性に富むフラッシュ構造の建具
や家具を提供できることになる。
樹脂層(13b)による高い防湿効果と、第2層目のホ
ットメルト層(13c)による平板基材(10)との高
い固定強度を達成することができ、上記第1実施形態よ
りも一層優れた防湿性化粧板(M)を得られ、その面材
としての適用により耐久性に富むフラッシュ構造の建具
や家具を提供できることになる。
【0021】上記第1、2実施形態の何れにあっても、
平板基材(10)の表面に対する化粧シート(11)の
ラミネートは、上記防湿シート(13)の熱圧による溶
着一体化の爾後に行なうことが望ましいが、その爾前又
は同時に行なってもさしつかえない。
平板基材(10)の表面に対する化粧シート(11)の
ラミネートは、上記防湿シート(13)の熱圧による溶
着一体化の爾後に行なうことが望ましいが、その爾前又
は同時に行なってもさしつかえない。
【0022】尚、図5〜7に示した第2実施形態におけ
るその他の構成は、図1〜4の上記第1実施形態と実質
的に同一であるため、その図5〜7に図1〜4との対応
符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略す
る。
るその他の構成は、図1〜4の上記第1実施形態と実質
的に同一であるため、その図5〜7に図1〜4との対応
符号を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略す
る。
【0023】更に、本発明の具体的な実施例を挙げて、
その防湿効果を従来技術と比較説明すると、次の通りで
ある。
その防湿効果を従来技術と比較説明すると、次の通りで
ある。
【0024】〈実施例1〉2.7mmの厚みを有する中
比重繊維板(MDF)の表面に、木目柄の化粧模様がプ
リントされた厚み−0.12mmの塩化ビニール樹脂シ
ートを、エチレン酢酸ビニール樹脂エマルジョン系接着
剤によってラミネートする一方、30g/m2の強化紙(薄
葉紙)に厚み−30μのポリエチレンをコーティングし
た合計2層の防湿シートを、そのポリエチレンのコーテ
ィング層が上記中比重繊維板の裏面と直かに接触するよ
うにして、その繊維板の裏面へロールプレスにより、1
50℃での熱圧作用のもとに溶着一体化した。
比重繊維板(MDF)の表面に、木目柄の化粧模様がプ
リントされた厚み−0.12mmの塩化ビニール樹脂シ
ートを、エチレン酢酸ビニール樹脂エマルジョン系接着
剤によってラミネートする一方、30g/m2の強化紙(薄
葉紙)に厚み−30μのポリエチレンをコーティングし
た合計2層の防湿シートを、そのポリエチレンのコーテ
ィング層が上記中比重繊維板の裏面と直かに接触するよ
うにして、その繊維板の裏面へロールプレスにより、1
50℃での熱圧作用のもとに溶着一体化した。
【0025】〈実施例2〉上記実施例1と同一条件のも
とで、中比重繊維板の表面に塩化ビニール樹脂の化粧シ
ートをラミネートする一方、30g/m2の強化紙(薄葉
紙)に厚み−20μのポリエチレンをコーティングし、
そのポリエチレンのコーティング層へ更にエチレンアク
リレート共重合体(EEA)を主剤とするホットメルト
を、20μの厚みにコーティングすることにより、合計
3層の防湿シートとして、これをそのホットメルトのコ
ーティング層が上記中比重繊維板の裏面と直かに接触す
るようにして、その繊維板の裏面へやはりロールプレス
により、150℃での熱圧作用のもとに溶着一体化し
た。その150℃の加熱温度によって、上記ポリエチレ
ンのコーティング層も一緒に溶融させた。
とで、中比重繊維板の表面に塩化ビニール樹脂の化粧シ
ートをラミネートする一方、30g/m2の強化紙(薄葉
紙)に厚み−20μのポリエチレンをコーティングし、
そのポリエチレンのコーティング層へ更にエチレンアク
リレート共重合体(EEA)を主剤とするホットメルト
を、20μの厚みにコーティングすることにより、合計
3層の防湿シートとして、これをそのホットメルトのコ
ーティング層が上記中比重繊維板の裏面と直かに接触す
るようにして、その繊維板の裏面へやはりロールプレス
により、150℃での熱圧作用のもとに溶着一体化し
た。その150℃の加熱温度によって、上記ポリエチレ
ンのコーティング層も一緒に溶融させた。
【0026】〈実施例3〉上記実施例1と同一条件のも
とで、中比重繊維板の表面に塩化ビニール樹脂の化粧シ
ートをラミネートする一方、30g/m2の強化紙(薄葉
紙)に第1層目として厚み−15μのエチレン・ビニー
ルアルコール共重合体(EVOH)をコーティングし、
更に第2層目としてエチレンアクリレート共重合体(E
EA)を主剤とするホットメルトを、20μの厚みにコ
ーティングすることにより、合計3層の防湿シートを得
た。そして、これをそのホットメルトのコーティング層
がやはり上記中比重繊維板の裏面と直かに接触するよう
にして、その繊維板の裏面へロールプレスにより、14
0℃での熱圧作用のもとに上記ホットメルトのコーティ
ング層のみを溶着一体化した。
とで、中比重繊維板の表面に塩化ビニール樹脂の化粧シ
ートをラミネートする一方、30g/m2の強化紙(薄葉
紙)に第1層目として厚み−15μのエチレン・ビニー
ルアルコール共重合体(EVOH)をコーティングし、
更に第2層目としてエチレンアクリレート共重合体(E
EA)を主剤とするホットメルトを、20μの厚みにコ
ーティングすることにより、合計3層の防湿シートを得
た。そして、これをそのホットメルトのコーティング層
がやはり上記中比重繊維板の裏面と直かに接触するよう
にして、その繊維板の裏面へロールプレスにより、14
0℃での熱圧作用のもとに上記ホットメルトのコーティ
ング層のみを溶着一体化した。
【0027】〈比較例1〉上記実施例1〜3と同じ厚み
−2.7mmの中比重繊維板(MDF)を平板基材
(1)とし、その表面に実施例1〜3と同じ厚みの塩化
ビニール樹脂シートを化粧シート(2)として、エチレ
ン酢酸ビニール樹脂エマルジョン系接着剤(3)により
ラミネートする一方、上記平板基材(1)の裏面には防
湿処理を施さず、その状態のままに放置した。このよう
にして製造した従来技術の化粧板を図8に示す。
−2.7mmの中比重繊維板(MDF)を平板基材
(1)とし、その表面に実施例1〜3と同じ厚みの塩化
ビニール樹脂シートを化粧シート(2)として、エチレ
ン酢酸ビニール樹脂エマルジョン系接着剤(3)により
ラミネートする一方、上記平板基材(1)の裏面には防
湿処理を施さず、その状態のままに放置した。このよう
にして製造した従来技術の化粧板を図8に示す。
【0028】〈比較例2〉上記比較例1と同一条件のも
とで、中比重繊維板から成る平板基材(1)の表面には
エチレン酢酸ビニール樹脂エマルジョン系接着剤(3)
を介して、塩化ビニール樹脂の化粧シート(2)をラミ
ネートする一方、合成樹脂シート(4a)を芯層とし、
その芯層の表裏両面に上記実施例1〜3と同じ30g/m2
の強化紙(薄葉紙)(4b)(4c)を積層一体化させ
たサンドイッチ構造の防湿シート(4)における一方の
強化紙(薄葉紙)(4c)を、上記平板基材(1)の裏
面へエチレン酢酸ビニール樹脂エマルジョン系接着剤
(5)によりラミネートした。このようにして製造した
化粧板を図9に示すが、これは冒頭に述べた特許第25
20081号の公知発明と実質上対応する。
とで、中比重繊維板から成る平板基材(1)の表面には
エチレン酢酸ビニール樹脂エマルジョン系接着剤(3)
を介して、塩化ビニール樹脂の化粧シート(2)をラミ
ネートする一方、合成樹脂シート(4a)を芯層とし、
その芯層の表裏両面に上記実施例1〜3と同じ30g/m2
の強化紙(薄葉紙)(4b)(4c)を積層一体化させ
たサンドイッチ構造の防湿シート(4)における一方の
強化紙(薄葉紙)(4c)を、上記平板基材(1)の裏
面へエチレン酢酸ビニール樹脂エマルジョン系接着剤
(5)によりラミネートした。このようにして製造した
化粧板を図9に示すが、これは冒頭に述べた特許第25
20081号の公知発明と実質上対応する。
【0029】そして、上記実施例1〜3と比較例1、2
のように製造した化粧板の初期長さを悉く同じ400.
0mmとして、その各化粧板を気温−40℃、関係湿度
−90%のもとに24時間放置し、その伸び率を測定す
ることによって、吸湿による長さ膨張率を求めた。その
試験結果は表1に示す通りである。
のように製造した化粧板の初期長さを悉く同じ400.
0mmとして、その各化粧板を気温−40℃、関係湿度
−90%のもとに24時間放置し、その伸び率を測定す
ることによって、吸湿による長さ膨張率を求めた。その
試験結果は表1に示す通りである。
【0030】
【表1】
【0031】表1の結果から明白なように、本発明の実
施例1〜3では化粧板の吸湿による長さ膨張率が極めて
小さく、優れた防湿効果を達成することができた。その
理由としては、上記実施例1の場合自からの加熱軟化に
より、中比重繊維板の裏面へ溶着一体化されたポリエチ
レンのコーティング層が、その高いガスバリヤー性とも
相俟ち、防湿シートとして効果的に働くこととなり、又
実施例2、3の場合にもそのポリエチレンやエチレン・
ビニールアルコール共重合体が優れたガスバリヤー性を
発揮し、これに積層されたホットメルトのコーティング
層と相俟ち、重畳的な防湿シートとして機能することに
なり、何れにしても上記比較例2のような別個の接着剤
(5)を使用しておらず、その接着剤(5)に含まれた
水分が中比重繊維板の木材繊維へ浸透するおそれもない
からであると考えられる。
施例1〜3では化粧板の吸湿による長さ膨張率が極めて
小さく、優れた防湿効果を達成することができた。その
理由としては、上記実施例1の場合自からの加熱軟化に
より、中比重繊維板の裏面へ溶着一体化されたポリエチ
レンのコーティング層が、その高いガスバリヤー性とも
相俟ち、防湿シートとして効果的に働くこととなり、又
実施例2、3の場合にもそのポリエチレンやエチレン・
ビニールアルコール共重合体が優れたガスバリヤー性を
発揮し、これに積層されたホットメルトのコーティング
層と相俟ち、重畳的な防湿シートとして機能することに
なり、何れにしても上記比較例2のような別個の接着剤
(5)を使用しておらず、その接着剤(5)に含まれた
水分が中比重繊維板の木材繊維へ浸透するおそれもない
からであると考えられる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明では繊維板を平板
基材(10)とし、その表面に化粧シート(11)を貼
着した化粧板において、紙層(13a)とこれに積層さ
れた熱可塑性合成樹脂層(13b)との2層から成る防
湿シート(13)の合成樹脂層(13b)を、その熱圧
により上記平板基材(10)の裏面へ溶着一体化してあ
るため、冒頭に述べた従来技術の課題を確実に改良でき
る効果がある。
基材(10)とし、その表面に化粧シート(11)を貼
着した化粧板において、紙層(13a)とこれに積層さ
れた熱可塑性合成樹脂層(13b)との2層から成る防
湿シート(13)の合成樹脂層(13b)を、その熱圧
により上記平板基材(10)の裏面へ溶着一体化してあ
るため、冒頭に述べた従来技術の課題を確実に改良でき
る効果がある。
【0033】即ち、本発明の上記構成によれば、防湿シ
ート(13)の熱可塑性合成樹脂層(13b)がその熱
圧作用を受けて、平板基材(10)の裏面へ溶着一体化
されているため、冒頭に述べた公知発明の別個な接着剤
(5)を省略することができ、量産効果を最大限に発揮
させ得ることとなる。
ート(13)の熱可塑性合成樹脂層(13b)がその熱
圧作用を受けて、平板基材(10)の裏面へ溶着一体化
されているため、冒頭に述べた公知発明の別個な接着剤
(5)を省略することができ、量産効果を最大限に発揮
させ得ることとなる。
【0034】しかも、上記公知発明のように別個な接着
剤(5)を使用すると、これが平板基材(1)と直かに
接触する関係上、その接着剤(5)に含まれた水分が平
板基材(1)の繊維板へ浸透し、製品−化粧板の寸法変
化や反り、腐蝕などを生じるおそれがあるに反して、本
発明の場合防湿シート(13)の熱可塑性合成樹脂層
(13b)が自からの加熱軟化により、平板基材(1
0)の裏面と直かに溶着一体化しており、水分を含まな
い耐蝕性に富む防湿シート(13)として働くため、優
れた防湿効果を耐久的に保つことができるのである。
剤(5)を使用すると、これが平板基材(1)と直かに
接触する関係上、その接着剤(5)に含まれた水分が平
板基材(1)の繊維板へ浸透し、製品−化粧板の寸法変
化や反り、腐蝕などを生じるおそれがあるに反して、本
発明の場合防湿シート(13)の熱可塑性合成樹脂層
(13b)が自からの加熱軟化により、平板基材(1
0)の裏面と直かに溶着一体化しており、水分を含まな
い耐蝕性に富む防湿シート(13)として働くため、優
れた防湿効果を耐久的に保つことができるのである。
【0035】このような効果は、特に請求項2の構成を
採用することによって、ますます昂めることができる。
蓋し、上記熱可塑性合成樹脂層(13b)とホットメル
ト層(13c)との2層が、平板基材(10)の防湿シ
ート(13)として重畳的に働くからであり、併せて耐
久強度も著しく向上させることができる。
採用することによって、ますます昂めることができる。
蓋し、上記熱可塑性合成樹脂層(13b)とホットメル
ト層(13c)との2層が、平板基材(10)の防湿シ
ート(13)として重畳的に働くからであり、併せて耐
久強度も著しく向上させることができる。
【0036】その場合、請求項3の構成を採用するなら
ば、薄葉紙の就中紙力が強化された強化紙から成る紙層
(13a)により、フラッシュ構造を備えた建具や家具
の面材として、そのフラッシュ構造の補強芯材(16)
に対する高い剥離防止効果を得ることができるほか、溶
融点が低くガスバリヤー性に優れたポリエチレンの採用
により、中比重繊維板(MDF)から成る平板基材(1
0)への溶着強度と、化粧板としての防湿効果も一層容
易に昂めることができるのである。
ば、薄葉紙の就中紙力が強化された強化紙から成る紙層
(13a)により、フラッシュ構造を備えた建具や家具
の面材として、そのフラッシュ構造の補強芯材(16)
に対する高い剥離防止効果を得ることができるほか、溶
融点が低くガスバリヤー性に優れたポリエチレンの採用
により、中比重繊維板(MDF)から成る平板基材(1
0)への溶着強度と、化粧板としての防湿効果も一層容
易に昂めることができるのである。
【0037】そして、上記のような本発明の防湿性化粧
板は請求項4と請求項5の製造法によって、自動連続的
に能率良く量産することができ、その製品の大幅なコス
トダウンを図れるのである。
板は請求項4と請求項5の製造法によって、自動連続的
に能率良く量産することができ、その製品の大幅なコス
トダウンを図れるのである。
【図1】本発明に係る防湿性化粧板の第1実施形態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】図1の防湿シートにおけるロールプレスでの熱
圧作用を示す断面図である。
圧作用を示す断面図である。
【図3】同じく平盤プレスでの熱圧作用を示す断面図で
ある。
ある。
【図4】本発明の適用によるフラッシュ構造のドアーを
例示する斜面図である。
例示する斜面図である。
【図5】本発明に係る防湿性化粧板の第2実施形態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図6】図5の防湿シートにおけるロールプレスでの熱
圧作用を示す断面図である。
圧作用を示す断面図である。
【図7】同じく平盤プレスでの熱圧作用を示す断面図で
ある。
ある。
【図8】防湿処理が施されていない従来の化粧板を示す
断面図である。
断面図である。
【図9】従来の防湿性化粧板を示す断面図である。
(10)・平板基材 (11)・化粧シート (13)・防湿シート (13a)・紙層 (13b)・熱可塑性合成樹脂層 (13c)・ホットメルト層 (14)・ロールプレス (15)・平盤プレス
Claims (5)
- 【請求項1】繊維板を平板基材(10)とし、その表面
に化粧シート(11)を貼着した化粧板において、紙層
(13a)とこれに積層された熱可塑性合成樹脂層(1
3b)との2層から成る防湿シート(13)の合成樹脂
層(13b)を、その熱圧により上記平板基材(10)
の裏面へ溶着一体化したことを特徴とする防湿性化粧
板。 - 【請求項2】繊維板を平板基材(10)とし、その表面
に化粧シート(11)を貼着した化粧板において、紙層
(13a)とこれに順次積層された熱可塑性合成樹脂層
(13b)並びにホットメルト層(13c)との3層か
ら成る防湿シート(13)のホットメルト層(13c)
のみか、又はそのホットメルト層(13c)と合成樹脂
層(13b)との双方を、その熱圧により上記平板基材
(10)の裏面へ溶着一体化したことを特徴とする防湿
性化粧板。 - 【請求項3】平板基材(10)として中比重繊維板を、
防湿シート(13)の紙層(13a)として紙力の強化
された薄葉紙を、同じく熱可塑性合成樹脂層(13b)
としてガスバリヤー性に富むポリエチレンを各々採用し
たことを特徴とする請求項1又は2記載の防湿性化粧
板。 - 【請求項4】平板基材(10)としての繊維板と、紙層
(13a)に熱可塑性合成樹脂層(13b)がコーティ
ングされた防湿シート(13)とを用意し、 上記防湿シート(13)をその合成樹脂層(13b)が
平板基材(10)の裏面と接触するように積み重ねた
上、ロールプレス(14)又は平盤プレス(15)によ
り上方から熱圧して、上記合成樹脂層(13b)を平板
基材(10)の裏面へ溶着一体化することを特徴とする
防湿性化粧板の製造法。 - 【請求項5】平板基材(10)としての繊維板と、紙層
(13a)に熱可塑性合成樹脂層(13b)とホットメ
ルト層(13c)とが順次コーティングされた防湿シー
ト(13)とを用意し、 上記防湿シート(13)をそのホットメルト層(13
c)が平板基材(10)の裏面と接触するように積み重
ねた上、ロールプレス(14)又は平盤プレス(15)
により上方から熱圧して、上記ホットメルト層(13
c)のみか又はそのホットメルト層(13c)と合成樹
脂層(13b)との双方を平板基材(10)の裏面へ溶
着一体化することを特徴とする防湿性化粧板の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18783297A JPH1110604A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 防湿性化粧板とその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18783297A JPH1110604A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 防湿性化粧板とその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1110604A true JPH1110604A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=16213025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18783297A Pending JPH1110604A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 防湿性化粧板とその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1110604A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007522980A (ja) * | 2005-04-13 | 2007-08-16 | エルジー・ケム・リミテッド | 耐キャスタ性表面材 |
| JP2010001708A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 建具用表面材の製造方法 |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP18783297A patent/JPH1110604A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007522980A (ja) * | 2005-04-13 | 2007-08-16 | エルジー・ケム・リミテッド | 耐キャスタ性表面材 |
| JP2010001708A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 建具用表面材の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990202 |