JPH11107089A - 光沢を有するポリエステル混繊糸 - Google Patents
光沢を有するポリエステル混繊糸Info
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- JPH11107089A JPH11107089A JP26428397A JP26428397A JPH11107089A JP H11107089 A JPH11107089 A JP H11107089A JP 26428397 A JP26428397 A JP 26428397A JP 26428397 A JP26428397 A JP 26428397A JP H11107089 A JPH11107089 A JP H11107089A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】優美な光沢とソフトな風合いを有し、特に、織
物において従来と比較し、高い効果を提供できるポリエ
ステル混繊糸を提供する。 【解決手段】溶液ヘイズが15%未満のポリエステルで
形成された2種のフィラメント群で構成された混繊糸
で、フィラメント断面が凸レンズ型断面で、群Aのフィ
ラメントの繊度が2〜6デニールであり、群Bのフィラ
メントの繊度が0.5〜3デニールであり、かつ、(群
Aのフィラメントの繊度/群Bのフィラメントの繊)度
の値Cが1.5〜5の範囲を満足することを特徴とする
光沢を有するポリエステル混繊糸。
物において従来と比較し、高い効果を提供できるポリエ
ステル混繊糸を提供する。 【解決手段】溶液ヘイズが15%未満のポリエステルで
形成された2種のフィラメント群で構成された混繊糸
で、フィラメント断面が凸レンズ型断面で、群Aのフィ
ラメントの繊度が2〜6デニールであり、群Bのフィラ
メントの繊度が0.5〜3デニールであり、かつ、(群
Aのフィラメントの繊度/群Bのフィラメントの繊)度
の値Cが1.5〜5の範囲を満足することを特徴とする
光沢を有するポリエステル混繊糸。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステル混繊
糸に関する。さらに詳しくは、衣料用素材の織編物用と
して、特に織物として好適な優美な光沢を有し、ソフト
な風合いを有するポリエステル混繊糸に関するものであ
る。
糸に関する。さらに詳しくは、衣料用素材の織編物用と
して、特に織物として好適な優美な光沢を有し、ソフト
な風合いを有するポリエステル混繊糸に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維は、機械的性質、化学
的性質、イージーケア性、光沢性等優れた衣料用として
広く利用されている。特にポリエステルの変形断面糸
は、特異な風合いと独特の光沢感を有している。
的性質、イージーケア性、光沢性等優れた衣料用として
広く利用されている。特にポリエステルの変形断面糸
は、特異な風合いと独特の光沢感を有している。
【0003】従来、独特の光沢感や特別な風合いを付与
せんとして数多くの変形断面糸が提案されてきた。例え
ば、特開昭37−43894号公報、特開昭62−10
4918号公報には、光沢感や玉虫感などを発現する偏
平断面糸が提案されている。しかし、従来の偏平断面糸
では、織物にした場合、ペタペタ感が発現するなど原糸
の優れた光沢、風合いが損なわれることになり、衣料用
織物としてはタッチが不快なため満足すべきものが得ら
れなかった。
せんとして数多くの変形断面糸が提案されてきた。例え
ば、特開昭37−43894号公報、特開昭62−10
4918号公報には、光沢感や玉虫感などを発現する偏
平断面糸が提案されている。しかし、従来の偏平断面糸
では、織物にした場合、ペタペタ感が発現するなど原糸
の優れた光沢、風合いが損なわれることになり、衣料用
織物としてはタッチが不快なため満足すべきものが得ら
れなかった。
【0004】そこで、偏平断面糸の光沢、風合い特性を
兼ね備えた織物用原糸として特開平3−119133号
公報、特開平3−167336号公報に低収縮の偏平断
面糸と高収縮糸の混繊糸が提案されている。しかし、異
収縮混繊糸であるため生産工程が複雑となる上、熱処理
後の硬化問題が完全には解決されておらず、取扱性が困
難であった。
兼ね備えた織物用原糸として特開平3−119133号
公報、特開平3−167336号公報に低収縮の偏平断
面糸と高収縮糸の混繊糸が提案されている。しかし、異
収縮混繊糸であるため生産工程が複雑となる上、熱処理
後の硬化問題が完全には解決されておらず、取扱性が困
難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
した従来技術の問題を解決し、優美な光沢と優れた風合
いを有する凸レンズ型断面のポリエステル混繊糸を提供
することを目的とする。
した従来技術の問題を解決し、優美な光沢と優れた風合
いを有する凸レンズ型断面のポリエステル混繊糸を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的
は、溶液ヘイズが15%未満のポリエステルで形成され
た2種のフィラメント群で構成された混繊糸で、フィラ
メント断面が凸レンズ型断面で、群Aのフィラメントの
繊度が2〜6デニールであり、群Bのフィラメントの繊
度が0.5〜3デニールであり、かつ、(群Aのフィラ
メントの繊度/群Bのフィラメントの繊)度の値Cが
1.5〜5の範囲を満足することを特徴とする光沢を有
するポリエステル混繊糸によって達成できる。
は、溶液ヘイズが15%未満のポリエステルで形成され
た2種のフィラメント群で構成された混繊糸で、フィラ
メント断面が凸レンズ型断面で、群Aのフィラメントの
繊度が2〜6デニールであり、群Bのフィラメントの繊
度が0.5〜3デニールであり、かつ、(群Aのフィラ
メントの繊度/群Bのフィラメントの繊)度の値Cが
1.5〜5の範囲を満足することを特徴とする光沢を有
するポリエステル混繊糸によって達成できる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のポリエステル混繊糸は溶
液ヘイズが15%未満のポリエステルで形成されている
必要がある。溶融ヘイズはポリエステルの透明度を示す
因子であり、その値が小さければ小さいほど透明度が高
く、光沢性が高いことを意味している。溶液ヘイズが1
5%以上となると高い光沢を得ることができない。ま
た、本発明の効果をより一層高めるために繊維の溶液ヘ
イズを12%未満にすることが好ましく、より好ましく
は5%未満にするのがよい。
液ヘイズが15%未満のポリエステルで形成されている
必要がある。溶融ヘイズはポリエステルの透明度を示す
因子であり、その値が小さければ小さいほど透明度が高
く、光沢性が高いことを意味している。溶液ヘイズが1
5%以上となると高い光沢を得ることができない。ま
た、本発明の効果をより一層高めるために繊維の溶液ヘ
イズを12%未満にすることが好ましく、より好ましく
は5%未満にするのがよい。
【0008】本発明におけるポリエステルとは、エチレ
ングリコールまたは、1、4−ブタジオールを主たるグ
リコール成分とし、テレフタル酸またはそのエステルを
主たるジカルボン酸成分とするポリエステルをいう。
ングリコールまたは、1、4−ブタジオールを主たるグ
リコール成分とし、テレフタル酸またはそのエステルを
主たるジカルボン酸成分とするポリエステルをいう。
【0009】本発明のポリエステル混繊糸のフィラメン
トは凸レンズ型断面である必要がある。本発明における
凸レンズ型断面とは図1に示す形状であり、短辺部およ
び長辺部が共に円弧状の楕円形断面である。三角断面
糸、偏平断面糸などの場合高光沢は得られるものの、糸
断面に平面を有するか平面に近い部分を有するため、反
射光は乱反射が少なく、ほぼ同一の方向に反射され、そ
の光沢はぎらぎらした、いらついた光沢となる。丸断面
では通常高い光沢を得ることができない。一方、凸レン
ズ型断面では糸断面が平面でなく、円弧状であることに
より、反射光を適度に分散させるため、非常に高級感の
あるマイルドな光沢を呈するようにすることができる。
さらに凸レンズ型断面糸の風合いは短辺方向の曲げモー
メントが低いためドレープ性に優れている。凸レンズ型
断面でも、さらに優美な光沢にするためには、図1に示
した凸レンズ型断面形状で、その形状値Dが1.4〜5
である凸レンズ型断面糸が好ましく、群Aのフィラメン
トの形状値DA が群Bのフィラメントの形状値DB に対
してDA ≦DB の関係であることがさらに好ましい。但
し、Dとは断面形状において(外接円の直径/内接円の
直径)を表し、それぞれのフィラメントの形状値の平均
値で示したものである。
トは凸レンズ型断面である必要がある。本発明における
凸レンズ型断面とは図1に示す形状であり、短辺部およ
び長辺部が共に円弧状の楕円形断面である。三角断面
糸、偏平断面糸などの場合高光沢は得られるものの、糸
断面に平面を有するか平面に近い部分を有するため、反
射光は乱反射が少なく、ほぼ同一の方向に反射され、そ
の光沢はぎらぎらした、いらついた光沢となる。丸断面
では通常高い光沢を得ることができない。一方、凸レン
ズ型断面では糸断面が平面でなく、円弧状であることに
より、反射光を適度に分散させるため、非常に高級感の
あるマイルドな光沢を呈するようにすることができる。
さらに凸レンズ型断面糸の風合いは短辺方向の曲げモー
メントが低いためドレープ性に優れている。凸レンズ型
断面でも、さらに優美な光沢にするためには、図1に示
した凸レンズ型断面形状で、その形状値Dが1.4〜5
である凸レンズ型断面糸が好ましく、群Aのフィラメン
トの形状値DA が群Bのフィラメントの形状値DB に対
してDA ≦DB の関係であることがさらに好ましい。但
し、Dとは断面形状において(外接円の直径/内接円の
直径)を表し、それぞれのフィラメントの形状値の平均
値で示したものである。
【0010】また、本発明のポリエステル混繊糸は群A
のフィラメントの繊度が2〜6デニールであり、群Bの
フィラメントの繊度が0.5〜3デニールである必要が
ある。群Aのフィラメントは織物とした場合の腰、張り
を保つために2デニール以上である必要がある。繊度が
大きいほど腰、張りは向上するものの6デニールより大
きくなると粗硬感が強くなる。粗硬感がなく、腰、張り
に優れた風合いの織物とするには群Aのフィラメント繊
度は3〜5デニールの範囲が好ましい。
のフィラメントの繊度が2〜6デニールであり、群Bの
フィラメントの繊度が0.5〜3デニールである必要が
ある。群Aのフィラメントは織物とした場合の腰、張り
を保つために2デニール以上である必要がある。繊度が
大きいほど腰、張りは向上するものの6デニールより大
きくなると粗硬感が強くなる。粗硬感がなく、腰、張り
に優れた風合いの織物とするには群Aのフィラメント繊
度は3〜5デニールの範囲が好ましい。
【0011】また、群Bのフィラメントは、織物とした
場合のソフト感付与のために3デニール以下であること
が必要である。しかし、あまりにも細くなると、製織時
の毛羽発生、抗フロスティング性など問題が発生するた
めに0.5デニール以上が必要である。高次通過性が良
く、ソフトな風合いの織物とするためには群Bのフィラ
メント繊度は1〜2.5デニールの範囲が好ましい。
場合のソフト感付与のために3デニール以下であること
が必要である。しかし、あまりにも細くなると、製織時
の毛羽発生、抗フロスティング性など問題が発生するた
めに0.5デニール以上が必要である。高次通過性が良
く、ソフトな風合いの織物とするためには群Bのフィラ
メント繊度は1〜2.5デニールの範囲が好ましい。
【0012】また本発明のポリエステル混繊糸は(群A
のフィラメントの繊度/群Bのフィラメントの繊度)の
値Cが1.5〜5の範囲を満足する混繊糸である必要が
ある。値Cが1.5より小さい場合、織物にした場合、
図2のように群A、群Bの2種のフィラメントの繊度差
が小さいために、群A、群Bのフィラメントが織物内で
同一の挙動を取り、フィラメントの断面が織物平面に対
して平行状に、揃ってしまい、ぎらぎらした光沢や、ペ
タペタした風合いになる。
のフィラメントの繊度/群Bのフィラメントの繊度)の
値Cが1.5〜5の範囲を満足する混繊糸である必要が
ある。値Cが1.5より小さい場合、織物にした場合、
図2のように群A、群Bの2種のフィラメントの繊度差
が小さいために、群A、群Bのフィラメントが織物内で
同一の挙動を取り、フィラメントの断面が織物平面に対
して平行状に、揃ってしまい、ぎらぎらした光沢や、ペ
タペタした風合いになる。
【0013】値Cが5より大きい場合、図3のように群
Aのフィラメントの隙間に群Bのフィラメントが入り込
みやすくなり、この場合もフィラメント断面の方向が揃
ってしまうため、ぎらぎらした光沢となり、ペタペタし
た風合いとなる。
Aのフィラメントの隙間に群Bのフィラメントが入り込
みやすくなり、この場合もフィラメント断面の方向が揃
ってしまうため、ぎらぎらした光沢となり、ペタペタし
た風合いとなる。
【0014】値Cが1.5〜5の範囲を満足する混繊糸
である場合、図4のように群Aのフィラメントと群Bの
フィラメントの方向がばらばらになりやすく、群Bのフ
ィラメントの短辺方向からの反射光が分散することによ
り一層マイルドで優美な光沢を呈し、群Bのフィラメン
トの方向がランダムであることにより適度な張りを有し
たペタペタ感のないソフトな風合となる。
である場合、図4のように群Aのフィラメントと群Bの
フィラメントの方向がばらばらになりやすく、群Bのフ
ィラメントの短辺方向からの反射光が分散することによ
り一層マイルドで優美な光沢を呈し、群Bのフィラメン
トの方向がランダムであることにより適度な張りを有し
たペタペタ感のないソフトな風合となる。
【0015】本発明のポリエステル混繊糸は溶液ヘイズ
が15%未満のポリエステルを例えば、図5で示す吐出
孔を有する口金から溶融紡糸し、平滑性が高い油剤を付
与し未延伸糸を得、これを一旦巻き取った後か、あるい
は引き続き延伸することにより溶液ヘイズが15%未満
のポリエステル混繊糸とすることにより得られる。この
際、溶融紡糸のフィラメントの強制冷却は紡糸口金面下
3〜15cmの距離で冷却風の吹き付けを開始すること
が断面形状のバラツキを小さくするので好ましい。製造
に際し、群Aのフィラメントと群Bのフィラメントを別
々に紡糸し、延伸において2種を合わせて延伸を行って
もよいが、群Aと群Bの吐出孔を合わせ持った口金によ
り紡糸を行う、いわゆる一発紡糸の方が生産性の点から
より好ましい。また、延伸に際しては、ホットロール−
ホットロール系の延伸機を使用し、第一ホットロールで
75〜100℃に予備加熱し、第二ホットロールとの間
で延伸する方法が毛羽の発生を少なくするために好まし
い。第二ホットロールの温度は、得ようとするフィラメ
ントの目標収縮特性に合うよう適宜設定すればよい。
が15%未満のポリエステルを例えば、図5で示す吐出
孔を有する口金から溶融紡糸し、平滑性が高い油剤を付
与し未延伸糸を得、これを一旦巻き取った後か、あるい
は引き続き延伸することにより溶液ヘイズが15%未満
のポリエステル混繊糸とすることにより得られる。この
際、溶融紡糸のフィラメントの強制冷却は紡糸口金面下
3〜15cmの距離で冷却風の吹き付けを開始すること
が断面形状のバラツキを小さくするので好ましい。製造
に際し、群Aのフィラメントと群Bのフィラメントを別
々に紡糸し、延伸において2種を合わせて延伸を行って
もよいが、群Aと群Bの吐出孔を合わせ持った口金によ
り紡糸を行う、いわゆる一発紡糸の方が生産性の点から
より好ましい。また、延伸に際しては、ホットロール−
ホットロール系の延伸機を使用し、第一ホットロールで
75〜100℃に予備加熱し、第二ホットロールとの間
で延伸する方法が毛羽の発生を少なくするために好まし
い。第二ホットロールの温度は、得ようとするフィラメ
ントの目標収縮特性に合うよう適宜設定すればよい。
【0016】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。なお実施例中の物性は以下の様にして測定した。
する。なお実施例中の物性は以下の様にして測定した。
【0017】A.溶液ヘイズ メタノールで十分に洗浄し油剤を落とした試料1gをフ
ェノール:四塩化炭素=3:2の混合液10mlに温度
100℃で溶解し、スガ試験機製「ヘイズメーター」で
10mmセルを用いて測定した。
ェノール:四塩化炭素=3:2の混合液10mlに温度
100℃で溶解し、スガ試験機製「ヘイズメーター」で
10mmセルを用いて測定した。
【0018】B.光沢度 スガ試験機自動測色色差計を用いて照射45度、受光4
5度の条件で酸化マグネシウム標準光沢板を用いて基準
値を調整した後、経糸と横糸に同一の糸を使用し、織密
度がそれぞれ105本/インチ、85本/インチの平織
物を5枚合わせとしたサンプルに対し、照射、受光をし
光沢度を測定した。
5度の条件で酸化マグネシウム標準光沢板を用いて基準
値を調整した後、経糸と横糸に同一の糸を使用し、織密
度がそれぞれ105本/インチ、85本/インチの平織
物を5枚合わせとしたサンプルに対し、照射、受光をし
光沢度を測定した。
【0019】C.光沢感 光沢度を測定したサンプルと同様のサンプルを用い、目
視判定で光沢感をいらついた、ぎらぎらした光沢感から
品のある優美な光沢感までを1級(不良)〜5級(最
良)の5段階で表し、3級以上を合格とした。
視判定で光沢感をいらついた、ぎらぎらした光沢感から
品のある優美な光沢感までを1級(不良)〜5級(最
良)の5段階で表し、3級以上を合格とした。
【0020】D.風合い 光沢度を測定したサンプルと同様のサンプルを用い、風
合いの官能検査結果を1級(不良)〜5級(最良)の5
段階で表し、3級以上を合格とした。 実施例1 直接重合法で重合触媒として二酸化ゲルマニウムを用
い、触媒量を変更して、溶液ヘイズを変化させた4種類
のポリエステルポリマを得た。これらのポリマを紡糸温
度290℃で図5の様な形状で長軸と短軸の比を変えた
大小2種類の吐出孔を12個づつ有する口金から吐出
し、口金面下5cmの位置で毎分25mの速度の冷却風
をあてて冷却し、脂肪酸エステルを主成分とする平滑性
の高い油剤を油分付着量が1.0wt%になるように制
御しながら付与した後に、紡速1600m/minで巻
き取った。
合いの官能検査結果を1級(不良)〜5級(最良)の5
段階で表し、3級以上を合格とした。 実施例1 直接重合法で重合触媒として二酸化ゲルマニウムを用
い、触媒量を変更して、溶液ヘイズを変化させた4種類
のポリエステルポリマを得た。これらのポリマを紡糸温
度290℃で図5の様な形状で長軸と短軸の比を変えた
大小2種類の吐出孔を12個づつ有する口金から吐出
し、口金面下5cmの位置で毎分25mの速度の冷却風
をあてて冷却し、脂肪酸エステルを主成分とする平滑性
の高い油剤を油分付着量が1.0wt%になるように制
御しながら付与した後に、紡速1600m/minで巻
き取った。
【0021】得られた未延伸糸をホットロール−ホット
ロール系の延伸機にて第1ホットロール温度87℃とし
て予備加熱し、第2ホットロールとの間で延伸しながら
第2ホットロール温度115℃で熱処理し、巻取速度8
00m/minで巻き上げ、50デニール24フィラメ
ントのポリエステル混繊糸を得た。
ロール系の延伸機にて第1ホットロール温度87℃とし
て予備加熱し、第2ホットロールとの間で延伸しながら
第2ホットロール温度115℃で熱処理し、巻取速度8
00m/minで巻き上げ、50デニール24フィラメ
ントのポリエステル混繊糸を得た。
【0022】得られた混繊糸のフィラメント繊度は群A
が3デニール、群Bが1デニールであり、値Cは3.0
であった。断面形状値Dは、群Aが2で、群Bが3であ
った。得られた混繊糸およびその織物を評価し、その結
果を表1に示す。
が3デニール、群Bが1デニールであり、値Cは3.0
であった。断面形状値Dは、群Aが2で、群Bが3であ
った。得られた混繊糸およびその織物を評価し、その結
果を表1に示す。
【0023】
【表1】 本発明の実験No.1、2、3は光沢および風合いが優
れており、比較例(実験No.4)とは明らかに異なっ
た。溶液ヘイズの小さい、実験No.1、2は特に優れ
た光沢を示し、実験No.1は最良であった。
れており、比較例(実験No.4)とは明らかに異なっ
た。溶液ヘイズの小さい、実験No.1、2は特に優れ
た光沢を示し、実験No.1は最良であった。
【0024】実施例2 実施例1の実験No.1のポリマを用い、吐出孔数12
で吐出孔の面積を変化させた数種類の口金を用い、フィ
ラメント繊度の異なる10種類の凸レンズ型断面糸を得
た。その内の2種を合糸延伸し、各種組み合わせを変え
ることにより、8種類の混繊糸を得た。得られた混繊糸
およびその織物を実施例1と同様評価し、その評価結果
を表2に示す。
で吐出孔の面積を変化させた数種類の口金を用い、フィ
ラメント繊度の異なる10種類の凸レンズ型断面糸を得
た。その内の2種を合糸延伸し、各種組み合わせを変え
ることにより、8種類の混繊糸を得た。得られた混繊糸
およびその織物を実施例1と同様評価し、その評価結果
を表2に示す。
【0025】
【表2】 実験No.5(比較例)は群Aのフィラメント繊度が小
さいため、織物の腰張りが不足であった。一方、群Aの
フィラメント繊度が大きい実験No.12(比較例)は
織物がごわがわした風合いであった。また、実験No.
6(比較例)は群Bのフィラメント繊度が小さすぎるた
め、毛羽が発生し、製織性が不良であった。一方、群B
のフィラメント繊度が大きい実験No.11(比較例)
は織物のソフト感が不足した。本発明の実験No.7,
8,9,10では優美な光沢感と特別な風合いを有する
フィラメントが得られた。特に実験No.8,9は光沢
感、風合いとも最良であった。
さいため、織物の腰張りが不足であった。一方、群Aの
フィラメント繊度が大きい実験No.12(比較例)は
織物がごわがわした風合いであった。また、実験No.
6(比較例)は群Bのフィラメント繊度が小さすぎるた
め、毛羽が発生し、製織性が不良であった。一方、群B
のフィラメント繊度が大きい実験No.11(比較例)
は織物のソフト感が不足した。本発明の実験No.7,
8,9,10では優美な光沢感と特別な風合いを有する
フィラメントが得られた。特に実験No.8,9は光沢
感、風合いとも最良であった。
【0026】実施例3 実施例2と同様にして、フィラメント繊度の異なる5種
類の凸レンズ型断面糸を得た。その内の2種を合糸延伸
し、各種組み合わせを変えることにより、4種類の混繊
糸を得た。得られた混繊糸およびその織物を実施例1と
同様評価し、その評価結果を表3に示す。
類の凸レンズ型断面糸を得た。その内の2種を合糸延伸
し、各種組み合わせを変えることにより、4種類の混繊
糸を得た。得られた混繊糸およびその織物を実施例1と
同様評価し、その評価結果を表3に示す。
【0027】
【表3】 実験No.14(比較例)は群Bのフィラメント繊度と
群Aとのフィラメント繊度の比であるC値が小さいた
め、織物の風合いに従来の偏平糸と同様のペタペタ感が
発現した。一方、実験No.15(比較例)はC値が大
きいため群Bのフィラメントが織物表面に現れず、やは
りペタペタ感が発現した。本発明の実験No.13,1
6では優美な光沢とペタペタ感の無い特別な風合いを有
するフィラメントが得られた。
群Aとのフィラメント繊度の比であるC値が小さいた
め、織物の風合いに従来の偏平糸と同様のペタペタ感が
発現した。一方、実験No.15(比較例)はC値が大
きいため群Bのフィラメントが織物表面に現れず、やは
りペタペタ感が発現した。本発明の実験No.13,1
6では優美な光沢とペタペタ感の無い特別な風合いを有
するフィラメントが得られた。
【0028】実施例4 実施例1の実験No.2のポリマで、丸型、Y型、偏平
型の吐出孔を大小2種類、12個づつ有する口金を用い
フィラメントの断面形状を変更した以外は、実施例1に
準じ、ポリエステル混繊糸を得、評価した。また、丸断
面糸、三角断面糸および偏平断面糸の形状値を凸レンズ
型断面糸の形状値と同様に(外接円の直径/内接円の直
径)で評価した。評価結果を表3に示す。
型の吐出孔を大小2種類、12個づつ有する口金を用い
フィラメントの断面形状を変更した以外は、実施例1に
準じ、ポリエステル混繊糸を得、評価した。また、丸断
面糸、三角断面糸および偏平断面糸の形状値を凸レンズ
型断面糸の形状値と同様に(外接円の直径/内接円の直
径)で評価した。評価結果を表3に示す。
【0029】
【表4】 実験No.17(比較例)の丸形断面糸は光沢感が不良
であった。また、実験No.18,19(比較例)の変
形断面糸では高い光沢度を有するが、いらついた光沢感
であり、風合いの点で劣った。実験No.2(本発明)
の凸レンズ型断面糸は、光沢、風合いとも最良であっ
た。
であった。また、実験No.18,19(比較例)の変
形断面糸では高い光沢度を有するが、いらついた光沢感
であり、風合いの点で劣った。実験No.2(本発明)
の凸レンズ型断面糸は、光沢、風合いとも最良であっ
た。
【0030】
【発明の効果】本発明からなるポリエステル混繊糸は優
美な光沢と優れた風合いを有し、特に、織物において、
従来と比較し高い効果が得られるため、婦人用ブラウ
ス、ワンピース、コート等の用途に好適な素材を提供す
るものである。
美な光沢と優れた風合いを有し、特に、織物において、
従来と比較し高い効果が得られるため、婦人用ブラウ
ス、ワンピース、コート等の用途に好適な素材を提供す
るものである。
【図1】本発明の凸レンズ型断面糸の断面形状を説明す
る概略説明図。
る概略説明図。
【図2】(群Aのフィラメント繊度/群Bのフィラメン
ト繊度)の値Cが1.5より小さい場合の織物の断面模
式図。
ト繊度)の値Cが1.5より小さい場合の織物の断面模
式図。
【図3】値Cが5より大きい場合の織物の断面模式図。
【図4】本発明による値Cが1.5〜5の場合の織物の
断面模式図。
断面模式図。
【図5】本発明の凸レンズ型断面糸を得るための吐出孔
概略図。
概略図。
【図6】従来の偏平断面糸の断面形状
a:内接円の直径 b:外接円の直径
Claims (2)
- 【請求項1】溶液ヘイズが15%未満のポリエステルで
形成された2種のフィラメント群で構成された混繊糸
で、フィラメント断面が凸レンズ型断面で、群Aのフィ
ラメントの繊度が2〜6デニールであり、群Bのフィラ
メントの繊度が0.5〜3デニールであり、かつ、(群
Aのフィラメントの繊度/群Bのフィラメントの繊度)
の値Cが1.5〜5の範囲を満足することを特徴とする
光沢を有するポリエステル混繊糸。 - 【請求項2】凸レンズ型断面の断面形状が形状値Dを満
足する請求項1記載の光沢を有するポリエステル混繊
糸。 D=1.4〜5 但し、Dとは断面形状において、(外接円の直径/内接
円の直径)をさす。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26428397A JPH11107089A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 光沢を有するポリエステル混繊糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26428397A JPH11107089A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 光沢を有するポリエステル混繊糸 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11107089A true JPH11107089A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17401023
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26428397A Pending JPH11107089A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 光沢を有するポリエステル混繊糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11107089A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002050350A1 (fr) * | 2000-12-20 | 2002-06-27 | Teijin Limited | Procede pour produire un fil constitue de fibres melangees contenant du polyester |
| JP2021066965A (ja) * | 2019-10-18 | 2021-04-30 | Kbセーレン株式会社 | 常圧カチオン可染性ポリエステル扁平繊維及びそれを用いた布帛 |
-
1997
- 1997-09-29 JP JP26428397A patent/JPH11107089A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002050350A1 (fr) * | 2000-12-20 | 2002-06-27 | Teijin Limited | Procede pour produire un fil constitue de fibres melangees contenant du polyester |
| US6887411B2 (en) | 2000-12-20 | 2005-05-03 | Teijin Limited | Method for producing polyester blended yarn |
| KR100770188B1 (ko) * | 2000-12-20 | 2007-10-25 | 데이진 가부시키가이샤 | 폴리에스테르 혼섬사의 제조 방법 |
| JP2021066965A (ja) * | 2019-10-18 | 2021-04-30 | Kbセーレン株式会社 | 常圧カチオン可染性ポリエステル扁平繊維及びそれを用いた布帛 |
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