JPH11107329A5 - - Google Patents

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JPH11107329A5
JPH11107329A5 JP1997269434A JP26943497A JPH11107329A5 JP H11107329 A5 JPH11107329 A5 JP H11107329A5 JP 1997269434 A JP1997269434 A JP 1997269434A JP 26943497 A JP26943497 A JP 26943497A JP H11107329 A5 JPH11107329 A5 JP H11107329A5
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【書類名】 明細書
【発明の名称】 ショベル機械のバケット本体に付設するアダプタ部材とツース部材との固定手段
【特許請求の範囲】
【請求項1】 バケット本体の掬土位置に付設するアダプタ部材の係合凸部にツース部材の係合凹部を被嵌し、駒部材を係合凸部に設けた長孔に挿入し、駒部材と係合凸部の長孔と係合凹部の長孔との間にロック部材を打ち込んでアダプタ部材とツース部材とを一体的に固定する駒部材とロック部材とよりなる固定手段であって、この駒部材の係合凸部の長孔との当接部を型込め法によりブロック板体の側端平面部に弾性合成樹脂体を一体物で形成し、このブロック板体の他側端部に係止凹部を設け、ロック部材に前記係止凹部に係合してアダプタ部材にツース部材を一体的に固定する係合凸部を設けたことを特徴とするショベル機械のバケット本体に付設するアダプタ部材とツース部材との固定手段。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ショベル機械のバケット本体に付設するアダプタ部材とツース部材との固定手段に係わるものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来のショベル機械等のバケット本体Aに付設するアダプタ部材1とツース部材3との固定手段は図5のものが知られている。
【0003】
この従来構造の固定手段は、ショベル機械のバケット本体Aの掬土位置にアダプタ部材1の基部を溶接その他の方法により止着し、アダプタ部材1の係合凸部2にツース部材3の係合凹部4を被嵌し、ツース部材3の係合凹部4に設けた長孔7より図5のような形状の駒部材35を挿入してアダプタ部材1に設けた係合凸部2の長孔6に嵌入し、この駒部材35と係合凸部2の長孔6とツース部材3の係合凹部4に設けた長孔7との間にロック部材38を打ち込んでアダプタ部材1にツース部材3を一体的に固定していたが、この従来型の固定手段の駒部材35は小円筒形状の複数個(図では3個)の金属製の駒コロ体35 1 並列に並べ、駒コロ体35 1 半円筒部を型込め法により弾性合成樹脂体352に埋め込んで一体物で形成し、ロック部材38の中央部に前記駒部材35の複数個の駒コロ体35 1 突出半円筒部に係合する係合凹部39を設け、ロック部材38を打ち込むと駒部材35の駒コロ体351がロック部材38の係合凹部39に押圧されて弾性合成樹脂体352が撓み、この撓みによる弾性合成樹脂体35 2 弾性復元力によりアダプタ部材1にツース部材3が一体的に固定されていたが、この固定手段ではショベル機械のバケットが苛酷な作業状態で使用され続けると、アダプタ部材1とツース部材3の上下方向,前後方向の相対的な繰り返し荷重により半円筒形状の駒コロ体351と弾性合成樹脂体352との接合部が繰り返しの接触応力により剥離し、駒部材35の弾性復元力が衰えて駒部材35とロック部材38によるアダプタ部材1とツース部材3との一体的固定力が弱まり、作業中にアダプタ部材1とツース部材3との嵌合部に摩耗によるガタが促進し、ツース部材3がアダプタ部材1より脱落する欠点があった。
【0004】
本発明は駒部材5を構成するブロック板体51の側端平面部に型込め法により弾性合成樹脂体52を一体物で形成することによりアダプタ部材1及びツース部材3に掛かる相対的な荷重を弾性合成樹脂体52に均一にかかるように形成して上記欠点を解決したショベル機械のバケット本体に付設するアダプタ部材とツース部材との固定手段を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0006】
バケット本体Aの掬土位置に付設するアダプタ部材1の係合凸部2にツース部材3の係合凹部4を被嵌し、駒部材5を係合凸部2に設けた長孔6に挿入し、駒部材5と係合凸部2の長孔6と係合凹部4の長孔7との間にロック部材8を打ち込んでアダプタ部材1とツース部材3とを一体的に固定する駒部材5とロック部材8とよりなる固定手段aであって、この駒部材5の係合凸部2の長孔6との当接部を型込め法によりブロック板体51の側端平面部に弾性合成樹脂体52を一体物で形成し、このブロック板体51の他側端部に係止凹部53を設け、ロック部材8に前記係止凹部53に係合してアダプタ部材1にツース部材3を一体的に固定する係合凸部9を設けたことを特徴とするショベル機械のバケット本体に付設するアダプタ部材とツース部材との固定手段に係るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を作用効果を示して実施の一例である図面に基づいて説明する。
【0008】
アダプタ部材1の嵌合凸部2にツース部材3の係合凹部4を被嵌し、駒部材5をアダプタ部材1の係合凸部2に設けた長孔6に挿入し、駒部材5のブロック板体51とアダプタ部材1に設けた長孔6とツース部材3の係合凹部4に設けた長孔7の間にロック部材8を打ち込むと、ロック部材8の係合凸部9が駒部材5のブロック板体51を介して弾性合成樹脂体52を強く圧縮しながらブロック板体51上を移動し、係合凹部53に係合凸部9が嵌入するとロック部材8が駒部材5の弾性合成樹脂体51を強く圧縮し、ロック部材8の上下端部が長孔7の基部に強く当接して駒部材5とロック部材9とが一体的に確固に固定され、弾性合成樹脂体52の弾性復元力によりアダプタ部材1にツース部材3が一体的で固定される。
【0009】
稼働中アダプタ部材1・ツース部材3の相互の間に掛かる相対的な荷重はロック部材8の上下端部及び駒部材5で支承され、弾性合成樹脂体52に掛かる荷重はブロック板体51の側端平面部及び係合凸部2の長孔6とにより均等な平面分布荷重となるため、相対的な連続繰り返し荷重がかっても剥離することがなく復元力を保持し、アダプタ部材1にツース部材3が強固に固定され続ける。
【0010】
【実施例】
添付図面は本発明に好適な実施の一例を図示したもので、図1は本発明の使用状態を図示した斜視図、図2,3は本発明の第一実施例、図4は第2実施例、図5は従来の固定手段の駒部材35とロック部材38の係合凹部39を示す要部の説明図である。
【0011】
図示した図面はバケット本体Aの掬土位置にアダプタ部材1の基部を溶接その他の方法により止着し、アダプタ部材1の緩やかな矩形角錐台形状の係合凸部2にツース部材3の係合凹部4を被嵌し、駒部材5をツース部材3の長孔7を経由して係合凸部2に設けた長孔6に挿入し、駒部材5と係合凸部2の長孔6と係合凹部4の長孔7との間にロック部材8を打ち込んでアダプタ部材1とツース部材3とを一体的に固定する駒部材5とロック部材8とよりなる固定手段aを図示している。
【0012】
駒部材5の係合凸部2の長孔6との当接部を型込め法によりブロック板体51の側端平面部に弾性合成樹脂体52を一体物で形成し、このブロック板体51の他側端部に係止凹部53を設け、ロック部材8に前記係止凹部53に係合してアダプタ部材1にツース部材3を一体的に固定する係合凸部9を設ける。
【0013】
図示した駒部材5はブロック板体51と弾性合成樹脂体52とで形成し、厚板形状のブロック板体51の一側端平面部に弾性合成樹脂体52とのモールド面積を増大し、弾性合成樹脂体52がブロック板体51にしっかりとモールドされるよう側面より見て凹状平面部54を刻設し、他側端面部にロック部材8の係合凸部9に係合する図3に示すような係止凹部53を形成し、このブロック板体51の一側端面部に型込め法により硬度の高い弾性合成樹脂体52を一体物でモールドして駒部材5を形成する。図示した弾性合成樹脂体52はその上下の端面が係合凹部4の矩形角錐台凹部の上下の辺に係合するよう上下の辺を先端に向け下り勾配を付し、駒部材5がロック部材8により押圧されたとき係合凹部4の上下面に勾配面が接触して駒部材5を強固に係合凹部4に固定するように形成する。
【0014】
また、図示した厚板で形成したロック部材8はその中央部に前記駒部材5の係止凹部53に係合する係合突部9を設けて形成する。
【0015】
また、図4は本発明の第二実施例を図示したもので、駒部材5のブロック板体51の第一実施例の係止凹部53の代わりに半円板形状の係止突部53'を並列状に突設し、これに係合するロック部材8の係合部を半円凹形状に形成したもので第一実施例と同様の作用効果を呈する。
【0016】
本発明の実施例を上記のように構成したので、アダプタ部材1の係合凸部2にツース部材3の係合凹部4を被嵌し、駒部材5を係合凸部2の長孔6に挿入し、駒部材5と係合凸部2の長孔6と係合凹部4の長孔7との間にロック部材8を打ち込むと、ロック部材8の係合凸部9が駒部材5のブロック板体51を介して弾性合成樹脂体52を圧縮しながらブロック板体51上を移動して打ち込まれ、係合凹部53に係合凸部9が嵌入すると駒部材5とロック部材8が一体的に係止され、弾性合成樹脂体52の弾性復元力によりアダプタ部材1にツース部材3が一体物で確固に固定される。
【0017】
稼働中アダプタ部材1及びツース部材3の相互の間に掛かる相対的な荷重をロック部材8の上下端部及び駒部材5で支承し、駒部材5の弾性合成樹脂体52に掛かる荷重はブロック板体51の側端平面部及び係合凸部2の長孔6により均等な平面分布荷重となるため相対的な連続繰り返し荷重がかかってもブロック板体51と弾性合成樹脂体52とが剥離することがなく弾性合成樹脂体52の弾性復元力を維持し、ガタつきも生じなく安全に機能し得るので、従来例の小円筒形状の駒コロ体351を弾性合成樹脂体352にモールドした駒部材35のように、駒コロ体351と弾性合成樹脂体352との接合部が繰り返し接触応力により剥離し、駒部材35の弾性復元力が衰えて駒部材35とロック部材38によるアダプタ部材1とツース部材3との一体的固定力が弱まり、アダプタ部材1とツース部材3の相互の繰り返し荷重によりアダプタ部材1とツース部材3との嵌合部に摩耗によるガタが生じ、ツース部材3がアダプタ部材1より脱落するような欠点がない秀れたショベル機械のバケット本体に付設するアダプタ部材とツース部材との固定手段となる。
【0018】
【発明の効果】
本発明は上記のように駒部材をブロック板体の側端平面部に型込め法により弾性合成樹脂で一体物で形成し、且つこのブロック板体の他側端部に係止凹部を設けてこの係止凹部に係合してアダプタ部材にツース部材を一体的に固定するロック部材に係合凸部を設けたので、バケット作業中に発生するアダプタ部材とツース部材の間に掛かる相対的な荷重をロック部材の上下端部とツース部材の長孔及びロック部材と駒部材とで支承し、駒部材の弾性合成樹脂体はブロック板体の側端平面部及び係合凸部の長孔により均等な平面分布荷重を支承することとなるため、弾性合成樹脂体とブロック板体とが剥離することがなく弾性合成樹脂体の復元力を保持できるため、アダプタ部材よりツース部材が脱落することのない実用的で経済的な秀れた効果を有するショベル機械のバケット本体に付設するアダプタ部材とツース部材との固定手段となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の使用状態を示す斜視図である。
【図2】
本発明の第一実施例の分解斜視図である。
【図3】
上記の要部の断面図である。
【図4】
本発明の第二実施例の要部の一部を切欠いた説明図である。
【図5】
従来の固定手段の要部の一部を切欠いた説明図である。
【符号の説明】
1 アダプタ部材
2 係合凸部
3 ツース部材
4 係合凸部
5 駒部材
1 ブロック板体
2 弾性合成樹脂体
3 係止凹部
6 長孔
7 長孔
8 ロック部材
9 係合凸部
a 固定部材
A バケット本体
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