JPH11108171A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
自動変速機の制御装置Info
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- JPH11108171A JPH11108171A JP9284740A JP28474097A JPH11108171A JP H11108171 A JPH11108171 A JP H11108171A JP 9284740 A JP9284740 A JP 9284740A JP 28474097 A JP28474097 A JP 28474097A JP H11108171 A JPH11108171 A JP H11108171A
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- speed
- line
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- Control Of Transmission Device (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 油圧制御回路に設けたソレノイドバルブで作
動圧を調圧して摩擦要素に対して給排する際の上記ソレ
ノイドバルブの駆動周期に起因して発生する該作動圧の
油振を除去して振動の違和感を抑制することを課題とす
る。 【解決手段】 車速センサ301、スロットル開度セン
サ302及びインヒビタスイッチ311からの信号と予
め設定した変速特性とから目標変速段を判定し、該目標
変速段への変速に要する時間が相対的に長く、油振が感
じられ易い場合に限り、該変速において摩擦要素の締結
力を制御するために駆動させることとなるデューティソ
レノイドバルブ121〜123の駆動周波数を高くする
コントロールユニット300を備える。コントロールユ
ニット300は、バッテリ電圧センサ303及び油温セ
ンサ304で検出されるバッテリ電圧又は油温が所定値
よりも低いときには、高周波数でのソレノイドバルブ1
21〜123の駆動を禁止する。
動圧を調圧して摩擦要素に対して給排する際の上記ソレ
ノイドバルブの駆動周期に起因して発生する該作動圧の
油振を除去して振動の違和感を抑制することを課題とす
る。 【解決手段】 車速センサ301、スロットル開度セン
サ302及びインヒビタスイッチ311からの信号と予
め設定した変速特性とから目標変速段を判定し、該目標
変速段への変速に要する時間が相対的に長く、油振が感
じられ易い場合に限り、該変速において摩擦要素の締結
力を制御するために駆動させることとなるデューティソ
レノイドバルブ121〜123の駆動周波数を高くする
コントロールユニット300を備える。コントロールユ
ニット300は、バッテリ電圧センサ303及び油温セ
ンサ304で検出されるバッテリ電圧又は油温が所定値
よりも低いときには、高周波数でのソレノイドバルブ1
21〜123の駆動を禁止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
る自動変速機の制御装置の技術分野に属し、特に、油圧
制御回路に設けられ、変速中に所定の摩擦要素を締結又
は解放させるために該摩擦要素の油圧室に作動油を調圧
しながら給排するソレノイドバルブを有する自動変速機
の制御装置の技術分野に属する。
る自動変速機の制御装置の技術分野に属し、特に、油圧
制御回路に設けられ、変速中に所定の摩擦要素を締結又
は解放させるために該摩擦要素の油圧室に作動油を調圧
しながら給排するソレノイドバルブを有する自動変速機
の制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車に搭載される自動変速機
は、トルクコンバータと変速歯車機構とを組み合わせ、
この変速歯車機構の動力伝達経路をクラッチやブレーキ
等の複数の摩擦要素の選択的作動により切り換えて、所
定の変速段に自動的に変速するように構成したもので、
その場合に、変速の目標となる目標変速段は、通常、車
速や、エンジンのスロットル開度、すなわちエンジン負
荷等の当該自動車の運転状態と、該運転状態をパラメー
タとして、高車速、低負荷ほど段位の大きい変速段が選
択されるように予め設けられている変速特性とに基づい
て設定される。そして、このようにして設定された目標
変速段が実現するように、上記摩擦要素の締結、解放の
作動状態を制御することにより自動変速が達成されるこ
とになるが、その場合に、摩擦要素の締結動作あるいは
解放動作を一気に完了させてしまうのではなく、変速シ
ョックの低減等を図るために、該摩擦要素を滑らせなが
ら徐々に締結あるいは解放させる制御を行なうことがあ
る。
は、トルクコンバータと変速歯車機構とを組み合わせ、
この変速歯車機構の動力伝達経路をクラッチやブレーキ
等の複数の摩擦要素の選択的作動により切り換えて、所
定の変速段に自動的に変速するように構成したもので、
その場合に、変速の目標となる目標変速段は、通常、車
速や、エンジンのスロットル開度、すなわちエンジン負
荷等の当該自動車の運転状態と、該運転状態をパラメー
タとして、高車速、低負荷ほど段位の大きい変速段が選
択されるように予め設けられている変速特性とに基づい
て設定される。そして、このようにして設定された目標
変速段が実現するように、上記摩擦要素の締結、解放の
作動状態を制御することにより自動変速が達成されるこ
とになるが、その場合に、摩擦要素の締結動作あるいは
解放動作を一気に完了させてしまうのではなく、変速シ
ョックの低減等を図るために、該摩擦要素を滑らせなが
ら徐々に締結あるいは解放させる制御を行なうことがあ
る。
【0003】例えば、二つの摩擦要素の一方を締結し他
方を解放する所謂摩擦要素の掛け替えを伴う変速時に
は、いずれかの摩擦要素の締結動作あるいは解放動作を
先行させてイナーシャフェーズを実現し、これによりタ
ービン回転数がアップシフト変速であれば所定の回転数
まで低下するように、またダウンシフト変速であれば所
定の回転数まで上昇するようにそれぞれ徐々に該摩擦要
素の締結力をフィードバック制御等で変化させていき、
そしてタービン回転数が上記所定回転数に近付いた時点
で該摩擦要素を完全に締結あるいは解放させると共に、
もう一方の摩擦要素を解放あるいは締結させるようにす
ることが行なわれる。このように制御することにより、
両摩擦要素共締結状態となってインターロックが発生し
たり、逆に両摩擦要素共解放状態となってエンジンの吹
き上がりが発生したりすることが抑制される。
方を解放する所謂摩擦要素の掛け替えを伴う変速時に
は、いずれかの摩擦要素の締結動作あるいは解放動作を
先行させてイナーシャフェーズを実現し、これによりタ
ービン回転数がアップシフト変速であれば所定の回転数
まで低下するように、またダウンシフト変速であれば所
定の回転数まで上昇するようにそれぞれ徐々に該摩擦要
素の締結力をフィードバック制御等で変化させていき、
そしてタービン回転数が上記所定回転数に近付いた時点
で該摩擦要素を完全に締結あるいは解放させると共に、
もう一方の摩擦要素を解放あるいは締結させるようにす
ることが行なわれる。このように制御することにより、
両摩擦要素共締結状態となってインターロックが発生し
たり、逆に両摩擦要素共解放状態となってエンジンの吹
き上がりが発生したりすることが抑制される。
【0004】ところで、この種の自動変速機において
は、上記の複数の摩擦要素を選択的に作動させるため
に、各摩擦要素の油圧室に対して作動圧の給排を行なう
油圧制御回路が備えられると共に、該油圧制御回路に、
上記作動圧の調整を行なうソレノイドバルブが設けられ
る。そして、例えばオイルポンプから吐出された作動油
の油圧がレギュレータバルブで所定のライン圧に調圧さ
れたのち、マニュアルバルブを介して上記ソレノイドバ
ルブに上流側から元圧として供給されて、ここで該ソレ
ノイドバルブが全開のときは摩擦要素の油圧室に通じる
油路に上流側からの元圧がそのまま作動圧として供給さ
れて該摩擦要素が完全に締結された状態となり、一方、
ソレノイドバルブが全閉のときは摩擦要素の油圧室に作
動圧が供給されずに該摩擦要素が完全に解放された状態
となり、また、それらの中間の開度において、上流側か
らの元圧がその開度に応じた油圧に調整されて摩擦要素
の締結力が制御され、滑りの状態が得られることにな
る。
は、上記の複数の摩擦要素を選択的に作動させるため
に、各摩擦要素の油圧室に対して作動圧の給排を行なう
油圧制御回路が備えられると共に、該油圧制御回路に、
上記作動圧の調整を行なうソレノイドバルブが設けられ
る。そして、例えばオイルポンプから吐出された作動油
の油圧がレギュレータバルブで所定のライン圧に調圧さ
れたのち、マニュアルバルブを介して上記ソレノイドバ
ルブに上流側から元圧として供給されて、ここで該ソレ
ノイドバルブが全開のときは摩擦要素の油圧室に通じる
油路に上流側からの元圧がそのまま作動圧として供給さ
れて該摩擦要素が完全に締結された状態となり、一方、
ソレノイドバルブが全閉のときは摩擦要素の油圧室に作
動圧が供給されずに該摩擦要素が完全に解放された状態
となり、また、それらの中間の開度において、上流側か
らの元圧がその開度に応じた油圧に調整されて摩擦要素
の締結力が制御され、滑りの状態が得られることにな
る。
【0005】その場合に、上記ソレノイドバルブの開度
はデューティ率で制御され、例えば70%のデューティ
率では、ソレノイドバルブは、単位時間当りにON時間
の比率が70%、OFF時間の比率が30%となるよう
に電圧が印加されて、その時間比率に応じた油圧が該ソ
レノイドバルブによって生成されることになる。
はデューティ率で制御され、例えば70%のデューティ
率では、ソレノイドバルブは、単位時間当りにON時間
の比率が70%、OFF時間の比率が30%となるよう
に電圧が印加されて、その時間比率に応じた油圧が該ソ
レノイドバルブによって生成されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に、ソレノイドバルブは、所定比率のON−OFF動作
が例えば50Hz程度の所定の周期で繰り返されること
により、目標の油圧が生成されることになるが、このと
き、上記の駆動周期に伴って、摩擦要素の油圧室に供給
される作動圧に高低を繰り返す油振が発生し、これが該
摩擦要素の締結又は解放の動作にも現れて、最終的に乗
員に振動となって感じられるという問題が生じる。
に、ソレノイドバルブは、所定比率のON−OFF動作
が例えば50Hz程度の所定の周期で繰り返されること
により、目標の油圧が生成されることになるが、このと
き、上記の駆動周期に伴って、摩擦要素の油圧室に供給
される作動圧に高低を繰り返す油振が発生し、これが該
摩擦要素の締結又は解放の動作にも現れて、最終的に乗
員に振動となって感じられるという問題が生じる。
【0007】そして、この問題は、変速前後でタービン
回転数の変化が大きく、したがって摩擦要素の滑ってい
る時間が長くなる飛び越し変速等の変速時間の長い変速
において、上記油振による振動が感じられ易くなるか
ら、特に大きくなる。
回転数の変化が大きく、したがって摩擦要素の滑ってい
る時間が長くなる飛び越し変速等の変速時間の長い変速
において、上記油振による振動が感じられ易くなるか
ら、特に大きくなる。
【0008】そこで、本発明は、変速中の摩擦要素の締
結力を制御するために、所定の駆動周期でON−OFF
動作を繰り返し、これにより、目標の作動圧を生成する
ように構成されたソレノイドバルブにおける上記のよう
な不具合に対処するもので、上記駆動周期に起因して発
生する油振を低減して、乗員に対する振動の違和感を抑
制することを課題とする。
結力を制御するために、所定の駆動周期でON−OFF
動作を繰り返し、これにより、目標の作動圧を生成する
ように構成されたソレノイドバルブにおける上記のよう
な不具合に対処するもので、上記駆動周期に起因して発
生する油振を低減して、乗員に対する振動の違和感を抑
制することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では次のような手段を用いる。
め、本発明では次のような手段を用いる。
【0010】まず、本願の特許請求の範囲の請求項1に
記載の発明(以下「第1発明」という。)は、トルクコ
ンバータと、変速歯車機構と、作動圧の給排により選択
的に作動されて上記歯車機構の動力伝達経路を切り換え
る複数の摩擦要素と、これらの摩擦要素への作動圧の給
排が行なわれる油圧制御回路と、該油圧制御回路に設け
られ、上記作動圧を調整するソレノイドバルブとを有す
ると共に、車両の運転状態に基づいて目標変速段を設定
する目標変速段設定手段と、該設定手段で設定された目
標変速段への変速が行なわれるように上記ソレノイドバ
ルブを制御する制御手段とを備える自動変速機の制御装
置であって、上記制御手段が、相対的に変速時間の長い
変速時にのみ、該変速において制御するソレノイドバル
ブを駆動周波数を高くして制御することを特徴とする。
記載の発明(以下「第1発明」という。)は、トルクコ
ンバータと、変速歯車機構と、作動圧の給排により選択
的に作動されて上記歯車機構の動力伝達経路を切り換え
る複数の摩擦要素と、これらの摩擦要素への作動圧の給
排が行なわれる油圧制御回路と、該油圧制御回路に設け
られ、上記作動圧を調整するソレノイドバルブとを有す
ると共に、車両の運転状態に基づいて目標変速段を設定
する目標変速段設定手段と、該設定手段で設定された目
標変速段への変速が行なわれるように上記ソレノイドバ
ルブを制御する制御手段とを備える自動変速機の制御装
置であって、上記制御手段が、相対的に変速時間の長い
変速時にのみ、該変速において制御するソレノイドバル
ブを駆動周波数を高くして制御することを特徴とする。
【0011】次に、請求項2に記載の発明(以下「第2
発明」という。)は、上記第1発明において、制御手段
は、ソレノイドバルブと摩擦要素との間の油路にアキュ
ムレータが設けられていないときにのみ駆動周波数を高
くしてソレノイドバルブを制御することを特徴とする。
発明」という。)は、上記第1発明において、制御手段
は、ソレノイドバルブと摩擦要素との間の油路にアキュ
ムレータが設けられていないときにのみ駆動周波数を高
くしてソレノイドバルブを制御することを特徴とする。
【0012】そして、請求項3に記載の発明(以下「第
3発明」という。)は、上記第1発明又は第2発明にお
いて、作動油の温度を検出する油温検出手段が設けら
れ、制御手段は、該検出手段で検出される油温が所定値
以上高いときにのみ駆動周波数を高くしてソレノイドバ
ルブを制御することを特徴とする。
3発明」という。)は、上記第1発明又は第2発明にお
いて、作動油の温度を検出する油温検出手段が設けら
れ、制御手段は、該検出手段で検出される油温が所定値
以上高いときにのみ駆動周波数を高くしてソレノイドバ
ルブを制御することを特徴とする。
【0013】また、請求項4に記載の発明(以下「第4
発明」という。)は、上記第1発明ないし第3発明のい
ずれかにおいて、ソレノイドバルブを駆動させるための
電源の電圧を検出する電圧検出手段が設けられ、制御手
段は、該検出手段で検出される電圧が所定値以上高いと
きにのみ駆動周波数を高くしてソレノイドバルブを制御
することを特徴とする。
発明」という。)は、上記第1発明ないし第3発明のい
ずれかにおいて、ソレノイドバルブを駆動させるための
電源の電圧を検出する電圧検出手段が設けられ、制御手
段は、該検出手段で検出される電圧が所定値以上高いと
きにのみ駆動周波数を高くしてソレノイドバルブを制御
することを特徴とする。
【0014】上記の手段を用いることにより、本願各発
明はそれぞれ次のように作用する。
明はそれぞれ次のように作用する。
【0015】まず、第1発明によれば、複数の摩擦要素
に給排される作動圧を調整するソレノイドバルブが制御
手段によって制御され、これにより、上記摩擦要素が選
択的に作動されて目標変速段への変速が自動的に行なわ
れることになるが、その場合に、油振が感じられ易い相
対的に変速時間の長い変速時にのみ、該変速において制
御されることとなるソレノイドバルブが高い駆動周波数
で制御されるので、そのような変速時にはON−OFF
動作を繰り返す周期が短くなり、これにより、該ソレノ
イドバルブで生成される作動圧が上下する油振の程度が
低減されて、振動の発生が抑制されることになる。
に給排される作動圧を調整するソレノイドバルブが制御
手段によって制御され、これにより、上記摩擦要素が選
択的に作動されて目標変速段への変速が自動的に行なわ
れることになるが、その場合に、油振が感じられ易い相
対的に変速時間の長い変速時にのみ、該変速において制
御されることとなるソレノイドバルブが高い駆動周波数
で制御されるので、そのような変速時にはON−OFF
動作を繰り返す周期が短くなり、これにより、該ソレノ
イドバルブで生成される作動圧が上下する油振の程度が
低減されて、振動の発生が抑制されることになる。
【0016】そして、このような高周波数でのソレノイ
ドバルブの駆動を常に行なうのではなく、変速時間の長
い変速時に限って行なうので、該バルブの耐久性の低下
を抑制することができる。
ドバルブの駆動を常に行なうのではなく、変速時間の長
い変速時に限って行なうので、該バルブの耐久性の低下
を抑制することができる。
【0017】なお、特開昭58−137652号公報に
は、変速中における摩擦要素の締結過渡期に、負荷の大
きさに基づいてソレノイドの駆動周波数を変更する技術
が開示されているが、この技術は、本発明の目的とは別
の目的を達成しようとするもので、本発明が解決しよう
とする課題を解決し得るものではない。
は、変速中における摩擦要素の締結過渡期に、負荷の大
きさに基づいてソレノイドの駆動周波数を変更する技術
が開示されているが、この技術は、本発明の目的とは別
の目的を達成しようとするもので、本発明が解決しよう
とする課題を解決し得るものではない。
【0018】そして、第2発明によれば、特に、ソレノ
イドバルブと摩擦要素との間の油路にアキュムレータが
設けられていないときにのみ、高周波数でのソレノイド
バルブの駆動を行なうので、そのようなアキュムレータ
が設けられており、該アキュムレータによって油振が低
減され得るようなときには、ソレノイドバルブは高周波
数で駆動されず、これによっても耐久性の低下が抑制さ
れる。
イドバルブと摩擦要素との間の油路にアキュムレータが
設けられていないときにのみ、高周波数でのソレノイド
バルブの駆動を行なうので、そのようなアキュムレータ
が設けられており、該アキュムレータによって油振が低
減され得るようなときには、ソレノイドバルブは高周波
数で駆動されず、これによっても耐久性の低下が抑制さ
れる。
【0019】また、第3発明によれば、特に、油温が所
定値以上高いときにのみ、高周波数でのソレノイドバル
ブの駆動を行なうので、油温が低く、作動油の粘度が高
くなって油振が起こり難くなるようなときには、ソレノ
イドバルブは高周波数で駆動されず、これによっても耐
久性の低下が抑制される。
定値以上高いときにのみ、高周波数でのソレノイドバル
ブの駆動を行なうので、油温が低く、作動油の粘度が高
くなって油振が起こり難くなるようなときには、ソレノ
イドバルブは高周波数で駆動されず、これによっても耐
久性の低下が抑制される。
【0020】さらに、第4発明によれば、特に、ソレノ
イドバルブを駆動させるための電源の電圧が所定値以上
高いときにのみ、高周波数でのソレノイドバルブの駆動
を行なうので、低電圧時で、ソレノイドバルブを高周波
数で駆動させることが困難となり、目標の作動圧自体が
生成されなくなる虞が生じるようなときには、ソレノイ
ドバルブは高周波数で駆動されず、これによっても耐久
性の低下が抑制される。
イドバルブを駆動させるための電源の電圧が所定値以上
高いときにのみ、高周波数でのソレノイドバルブの駆動
を行なうので、低電圧時で、ソレノイドバルブを高周波
数で駆動させることが困難となり、目標の作動圧自体が
生成されなくなる虞が生じるようなときには、ソレノイ
ドバルブは高周波数で駆動されず、これによっても耐久
性の低下が抑制される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、機
械的構成、油圧制御回路、及び制御動作にわけて説明す
る。
械的構成、油圧制御回路、及び制御動作にわけて説明す
る。
【0022】機械的構成 まず、図1の骨子図により本実施の形態に係る自動変速
機10の全体の機械的な概略構成を説明する。
機10の全体の機械的な概略構成を説明する。
【0023】この自動変速機10は、主たる構成要素と
して、トルクコンバータ20と、該コンバータ20の出
力により駆動される変速歯車機構として隣接配置された
第1、第2遊星歯車機構30,40と、これらの遊星歯
車機構30,40でなる動力伝達経路を切り換えるクラ
ッチやブレーキ等の複数の摩擦要素51〜55及びワン
ウェイクラッチ56とを有し、これらによりDレンジに
おける1〜4速、Sレンジにおける1〜3速及びLレン
ジにおける1〜2速と、Rレンジにおける後退速とが得
られるようになっている。
して、トルクコンバータ20と、該コンバータ20の出
力により駆動される変速歯車機構として隣接配置された
第1、第2遊星歯車機構30,40と、これらの遊星歯
車機構30,40でなる動力伝達経路を切り換えるクラ
ッチやブレーキ等の複数の摩擦要素51〜55及びワン
ウェイクラッチ56とを有し、これらによりDレンジに
おける1〜4速、Sレンジにおける1〜3速及びLレン
ジにおける1〜2速と、Rレンジにおける後退速とが得
られるようになっている。
【0024】上記トルクコンバータ20は、エンジン出
力軸1に連結されたケース21内に固設されたポンプ2
2と、該ポンプ22に対向状に配置されて該ポンプ22
により作動油を介して駆動されるタービン23と、該ポ
ンプ22とタービン23との間に介設され、かつ、変速
機ケース11にワンウェイクラッチ24を介して支持さ
れてトルク増大作用を行うステータ25と、上記ケース
21とタービン23との間に設けられ、該ケース21を
介してエンジン出力軸1とタービン23とを直結するロ
ックアップクラッチ26とで構成されている。そして、
上記タービン23の回転がタービンシャフト27を介し
て遊星歯車機構30,40側に出力されるようになって
いる。
力軸1に連結されたケース21内に固設されたポンプ2
2と、該ポンプ22に対向状に配置されて該ポンプ22
により作動油を介して駆動されるタービン23と、該ポ
ンプ22とタービン23との間に介設され、かつ、変速
機ケース11にワンウェイクラッチ24を介して支持さ
れてトルク増大作用を行うステータ25と、上記ケース
21とタービン23との間に設けられ、該ケース21を
介してエンジン出力軸1とタービン23とを直結するロ
ックアップクラッチ26とで構成されている。そして、
上記タービン23の回転がタービンシャフト27を介し
て遊星歯車機構30,40側に出力されるようになって
いる。
【0025】ここで、このトルクコンバータ20の反エ
ンジン側には、該トルクコンバータ20のケース21を
介してエンジン出力軸1に駆動されるオイルポンプ12
が配置されている。
ンジン側には、該トルクコンバータ20のケース21を
介してエンジン出力軸1に駆動されるオイルポンプ12
が配置されている。
【0026】一方、上記第1、第2遊星歯車機構30,
40は、いずれも、サンギヤ31,41と、このサンギ
ヤ31,41に噛み合った複数のピニオン32…32,
42…42と、これらのピニオン32…32,42…4
2を支持するピニオンキャリヤ33,43と、ピニオン
32…32,42…42に噛み合ったリングギヤ34,
44とで構成されている。
40は、いずれも、サンギヤ31,41と、このサンギ
ヤ31,41に噛み合った複数のピニオン32…32,
42…42と、これらのピニオン32…32,42…4
2を支持するピニオンキャリヤ33,43と、ピニオン
32…32,42…42に噛み合ったリングギヤ34,
44とで構成されている。
【0027】そして、上記タービンシャフト27と第1
遊星歯車機構30のサンギヤ31との間にフォワードク
ラッチ51が、同じくタービンシャフト27と第2遊星
歯車機構40のサンギヤ41との間にリバースクラッチ
52が、また、タービンシャフト27と第2遊星歯車機
構40のピニオンキャリヤ43との間に3−4クラッチ
53がそれぞれ介設されていると共に、第2遊星歯車機
構40のサンギヤ41を固定する2−4ブレーキ54が
備えられている。
遊星歯車機構30のサンギヤ31との間にフォワードク
ラッチ51が、同じくタービンシャフト27と第2遊星
歯車機構40のサンギヤ41との間にリバースクラッチ
52が、また、タービンシャフト27と第2遊星歯車機
構40のピニオンキャリヤ43との間に3−4クラッチ
53がそれぞれ介設されていると共に、第2遊星歯車機
構40のサンギヤ41を固定する2−4ブレーキ54が
備えられている。
【0028】さらに、第1遊星歯車機構30のリングギ
ヤ34と第2遊星歯車機構40のピニオンキャリヤ43
とが連結されて、これらと変速機ケース11との間にロ
ーリバースブレーキ55とワンウエイクラッチ56とが
並列に配置されていると共に、第1遊星歯車機構30の
ピニオンキャリヤ33と第2遊星歯車機構40のリング
ギヤ44とが連結されて、これらに出力ギヤ13が接続
されている。
ヤ34と第2遊星歯車機構40のピニオンキャリヤ43
とが連結されて、これらと変速機ケース11との間にロ
ーリバースブレーキ55とワンウエイクラッチ56とが
並列に配置されていると共に、第1遊星歯車機構30の
ピニオンキャリヤ33と第2遊星歯車機構40のリング
ギヤ44とが連結されて、これらに出力ギヤ13が接続
されている。
【0029】そして、この出力ギヤ13が、中間伝動機
構60を構成するアイドルシャフト61上の第1中間ギ
ヤ62に噛み合わされていると共に、該アイドルシャフ
ト61上の第2中間ギヤ63と差動装置70の入力ギヤ
71とが噛み合わされて、上記出力ギヤ13の回転が差
動装置70のデフケース72に入力され、該差動装置7
0を介して左右の車軸73,74が駆動されるようにな
っている。
構60を構成するアイドルシャフト61上の第1中間ギ
ヤ62に噛み合わされていると共に、該アイドルシャフ
ト61上の第2中間ギヤ63と差動装置70の入力ギヤ
71とが噛み合わされて、上記出力ギヤ13の回転が差
動装置70のデフケース72に入力され、該差動装置7
0を介して左右の車軸73,74が駆動されるようにな
っている。
【0030】ここで、上記各クラッチやブレーキ等の摩
擦要素51〜55及びワンウェイクラッチ56の作動状
態と変速段との関係をまとめると、次の表1に示すよう
になる。
擦要素51〜55及びワンウェイクラッチ56の作動状
態と変速段との関係をまとめると、次の表1に示すよう
になる。
【0031】なお、上記の骨子図に示す自動変速機10
の変速歯車機構の部分は、具体的には図2に示すように
構成されているが、この図に示すように、変速機ケース
11には後述する制御で用いられるタービン回転センサ
305が取り付けられている。
の変速歯車機構の部分は、具体的には図2に示すように
構成されているが、この図に示すように、変速機ケース
11には後述する制御で用いられるタービン回転センサ
305が取り付けられている。
【0032】
【表1】 油圧制御回路 次に、図1、図2に示す各摩擦要素51〜55に設けら
れた油圧室に対して作動圧を給排する油圧制御回路の構
成を図3により説明する。
れた油圧室に対して作動圧を給排する油圧制御回路の構
成を図3により説明する。
【0033】なお、上記各摩擦要素のうち、バンドブレ
ーキでなる2−4ブレーキ54は、作動圧が供給される
油圧室として締結室54aと解放室54bとを有し、締
結室54aのみに作動圧が供給されているときに当該2
−4ブレーキ54が締結され、解放室54bのみに作動
圧が供給されているとき、両室54a,54bとも作動
圧が供給されていないとき、及び両室54a,54bと
も作動圧が供給されているときに、2−4ブレーキ54
が解放されるようになっている。また、その他の摩擦要
素51〜53,55は単一の油圧室を有し、該油圧室に
作動圧が供給されているときに当該摩擦要素が締結され
る。
ーキでなる2−4ブレーキ54は、作動圧が供給される
油圧室として締結室54aと解放室54bとを有し、締
結室54aのみに作動圧が供給されているときに当該2
−4ブレーキ54が締結され、解放室54bのみに作動
圧が供給されているとき、両室54a,54bとも作動
圧が供給されていないとき、及び両室54a,54bと
も作動圧が供給されているときに、2−4ブレーキ54
が解放されるようになっている。また、その他の摩擦要
素51〜53,55は単一の油圧室を有し、該油圧室に
作動圧が供給されているときに当該摩擦要素が締結され
る。
【0034】図3に示すように、この油圧制御回路10
0には、主たる構成要素として、オイルポンプ12の吐
出圧を調整して所定のライン圧を生成するレギュレータ
バルブ101と、手動操作によってレンジの切り換えを
行うためのマニュアルバルブ102と、変速時に作動し
て各摩擦要素51〜55に通じる油路を切り換えるロー
リバースバルブ103、バイパスバルブ104、3−4
シフトバルブ105及びロックアップコントロールバル
ブ106と、これらのバルブ103〜106を作動させ
るための第1、第2ON−OFFソレノイドバルブ(以
下、「第1、第2SV」と記す)111,112と、第
1SV111からの作動圧の供給先を切り換えるソレノ
イドリレーバルブ(以下、「リレーバルブ」と記す)1
07と、各摩擦要素51〜55の油圧室に供給される作
動圧の生成、調整、排出等の制御を行う第1〜第3デュ
ーティソレノイドバルブ(以下、「第1〜第3DSV」
と記す)121,122,123等が備えられている。
0には、主たる構成要素として、オイルポンプ12の吐
出圧を調整して所定のライン圧を生成するレギュレータ
バルブ101と、手動操作によってレンジの切り換えを
行うためのマニュアルバルブ102と、変速時に作動し
て各摩擦要素51〜55に通じる油路を切り換えるロー
リバースバルブ103、バイパスバルブ104、3−4
シフトバルブ105及びロックアップコントロールバル
ブ106と、これらのバルブ103〜106を作動させ
るための第1、第2ON−OFFソレノイドバルブ(以
下、「第1、第2SV」と記す)111,112と、第
1SV111からの作動圧の供給先を切り換えるソレノ
イドリレーバルブ(以下、「リレーバルブ」と記す)1
07と、各摩擦要素51〜55の油圧室に供給される作
動圧の生成、調整、排出等の制御を行う第1〜第3デュ
ーティソレノイドバルブ(以下、「第1〜第3DSV」
と記す)121,122,123等が備えられている。
【0035】ここで、上記第1、第2SV111,11
2及び第1〜第3DSV121〜123はいずれも3方
弁であって、上、下流側の油路を連通させた状態と、下
流側の油路をドレンさせた状態とが得られるようになっ
ている。そして、後者の場合、上流側の油路が遮断され
るので、ドレン状態で上流側からの作動油を徒に排出す
ることがなく、オイルポンプ12の駆動ロスが低減され
る。
2及び第1〜第3DSV121〜123はいずれも3方
弁であって、上、下流側の油路を連通させた状態と、下
流側の油路をドレンさせた状態とが得られるようになっ
ている。そして、後者の場合、上流側の油路が遮断され
るので、ドレン状態で上流側からの作動油を徒に排出す
ることがなく、オイルポンプ12の駆動ロスが低減され
る。
【0036】なお、第1、第2SV111,112はO
Nのときに上、下流側の油路を連通させる。また、第1
〜第3DSV121〜123はOFFのとき、即ちデュ
ーティ率(1ON−OFF周期におけるON時間の比
率)が0%のときに全開となって、上、下流側の油路を
完全に連通させ、ONのとき、即ちデューティ率が10
0%のときに、上流側の油路を遮断して下流側の油路を
ドレン状態とすると共に、その中間のデューティ率で
は、上流側の油圧を元圧として、下流側にそのデューテ
ィ率に応じた値に調整した油圧を生成するようになって
いる。
Nのときに上、下流側の油路を連通させる。また、第1
〜第3DSV121〜123はOFFのとき、即ちデュ
ーティ率(1ON−OFF周期におけるON時間の比
率)が0%のときに全開となって、上、下流側の油路を
完全に連通させ、ONのとき、即ちデューティ率が10
0%のときに、上流側の油路を遮断して下流側の油路を
ドレン状態とすると共に、その中間のデューティ率で
は、上流側の油圧を元圧として、下流側にそのデューテ
ィ率に応じた値に調整した油圧を生成するようになって
いる。
【0037】上記レギュレータバルブ101によって生
成されるライン圧は、メインライン200を介して上記
マニュアルバルブ102に供給されると共に、ソレノイ
ドレデューシングバルブ(以下、「レデューシングバル
ブ」と記す)108と3−4シフトバルブ105とに供
給される。
成されるライン圧は、メインライン200を介して上記
マニュアルバルブ102に供給されると共に、ソレノイ
ドレデューシングバルブ(以下、「レデューシングバル
ブ」と記す)108と3−4シフトバルブ105とに供
給される。
【0038】このレデューシングバルブ108に供給さ
れたライン圧は、該バルブ108によって減圧されて一
定圧とされた上で、ライン201,202を介して第
1、第2SV111,112に供給される。
れたライン圧は、該バルブ108によって減圧されて一
定圧とされた上で、ライン201,202を介して第
1、第2SV111,112に供給される。
【0039】そして、この一定圧は、第1SV111が
ONのときには、ライン203を介して上記リレーバル
ブ107に供給されると共に、該リレーバルブ107の
スプールが図面上(以下同様)右側に位置するときは、
さらにライン204を介してバイパスバルブ104の一
端の制御ポートにパイロット圧として供給されて、該バ
イパスバルブ104のスプールを左側に付勢する。ま
た、リレーバルブ107のスプールが左側に位置すると
きは、ライン205を介して3−4シフトバルブ105
の一端の制御ポートにパイロット圧として供給されて、
該3−4シフトバルブ105のスプールを右側に付勢す
る。
ONのときには、ライン203を介して上記リレーバル
ブ107に供給されると共に、該リレーバルブ107の
スプールが図面上(以下同様)右側に位置するときは、
さらにライン204を介してバイパスバルブ104の一
端の制御ポートにパイロット圧として供給されて、該バ
イパスバルブ104のスプールを左側に付勢する。ま
た、リレーバルブ107のスプールが左側に位置すると
きは、ライン205を介して3−4シフトバルブ105
の一端の制御ポートにパイロット圧として供給されて、
該3−4シフトバルブ105のスプールを右側に付勢す
る。
【0040】また、第2SV112がONのときには、
上記レデューシングバルブ108からの一定圧は、ライ
ン206を介してバイパスバルブ104に供給されると
共に、該バイパスバルブ104のスプールが右側に位置
するときは、さらにライン207を介してロックアップ
コントロールバルブ106の一端の制御ポートにパイロ
ット圧として供給されて、該コントロールバルブ106
のスプールを左側に付勢する。また、バイパスバルブ1
04のスプールが左側に位置するときは、ライン208
を介してローリバースバルブ103の一端の制御ポート
にパイロット圧として供給されて、該ローリバースバル
ブ103のスプールを左側に付勢する。
上記レデューシングバルブ108からの一定圧は、ライ
ン206を介してバイパスバルブ104に供給されると
共に、該バイパスバルブ104のスプールが右側に位置
するときは、さらにライン207を介してロックアップ
コントロールバルブ106の一端の制御ポートにパイロ
ット圧として供給されて、該コントロールバルブ106
のスプールを左側に付勢する。また、バイパスバルブ1
04のスプールが左側に位置するときは、ライン208
を介してローリバースバルブ103の一端の制御ポート
にパイロット圧として供給されて、該ローリバースバル
ブ103のスプールを左側に付勢する。
【0041】さらに、レデューシングバルブ108から
の一定圧は、ライン209を介して上記レギュレータバ
ルブ101の制御ポート101aにも供給される。その
場合に、この一定圧は、上記ライン209に備えられた
リニアソレノイドバルブ131により例えばエンジンの
スロットル開度等に応じて調整され、したがって、レギ
ュレータバルブ101により、ライン圧がスロットル開
度等に応じて調整されることになる。
の一定圧は、ライン209を介して上記レギュレータバ
ルブ101の制御ポート101aにも供給される。その
場合に、この一定圧は、上記ライン209に備えられた
リニアソレノイドバルブ131により例えばエンジンの
スロットル開度等に応じて調整され、したがって、レギ
ュレータバルブ101により、ライン圧がスロットル開
度等に応じて調整されることになる。
【0042】なお、上記3−4シフトバルブ105に導
かれたメインライン200は、該バルブ105のスプー
ルが右側に位置するときに、ライン210を介して第1
アキュムレータ141に通じ、該アキュムレータ141
にライン圧を導入する。
かれたメインライン200は、該バルブ105のスプー
ルが右側に位置するときに、ライン210を介して第1
アキュムレータ141に通じ、該アキュムレータ141
にライン圧を導入する。
【0043】一方、上記メインライン200からマニュ
アルバルブ102に供給されたライン圧は、D,S,L
の各前進レンジでは第1出力ライン211及び第2出力
ライン212に、Rレンジでは第1出力ライン211及
び第3出力ライン213に、また、Nレンジでは第3出
力ライン213にそれぞれ導入される。
アルバルブ102に供給されたライン圧は、D,S,L
の各前進レンジでは第1出力ライン211及び第2出力
ライン212に、Rレンジでは第1出力ライン211及
び第3出力ライン213に、また、Nレンジでは第3出
力ライン213にそれぞれ導入される。
【0044】そして、上記第1出力ライン211は第1
DSV121に導かれて、該第1DSV121に制御元
圧としてライン圧を供給する。この第1DSV121の
下流側は、ライン214を介してローリバースバルブ1
03に導かれ、該バルブ103のスプールが右側に位置
するときには、さらにライン(サーボアプライライン)
215を介して2−4ブレーキ54の締結室54aに導
かれる。また、上記ローリバースバルブ103のスプー
ルが左側に位置するときには、さらにライン(ローリバ
ースブレーキライン)216を介してローリバースブレ
ーキ55の油圧室に導かれる。ここで、上記ライン21
4からはライン217が分岐されて、第2アキュムレー
タ142に導かれている。
DSV121に導かれて、該第1DSV121に制御元
圧としてライン圧を供給する。この第1DSV121の
下流側は、ライン214を介してローリバースバルブ1
03に導かれ、該バルブ103のスプールが右側に位置
するときには、さらにライン(サーボアプライライン)
215を介して2−4ブレーキ54の締結室54aに導
かれる。また、上記ローリバースバルブ103のスプー
ルが左側に位置するときには、さらにライン(ローリバ
ースブレーキライン)216を介してローリバースブレ
ーキ55の油圧室に導かれる。ここで、上記ライン21
4からはライン217が分岐されて、第2アキュムレー
タ142に導かれている。
【0045】また、上記第2出力ライン212は、第2
DSV122及び第3DSV123に導かれて、これら
のDSV122,123に制御元圧としてライン圧をそ
れぞれ供給すると共に、3−4シフトバルブ105にも
導かれている。
DSV122及び第3DSV123に導かれて、これら
のDSV122,123に制御元圧としてライン圧をそ
れぞれ供給すると共に、3−4シフトバルブ105にも
導かれている。
【0046】この3−4シフトバルブ105に導かれた
ライン212は、該バルブ105のスプールが左側に位
置するときに、ライン218を介してロックアップコン
トロールバルブ106に導かれ、該バルブ106のスプ
ールが左側に位置するときに、さらにライン(フォワー
ドクラッチライン)219を介してフォワードクラッチ
51の油圧室に導かれる。
ライン212は、該バルブ105のスプールが左側に位
置するときに、ライン218を介してロックアップコン
トロールバルブ106に導かれ、該バルブ106のスプ
ールが左側に位置するときに、さらにライン(フォワー
ドクラッチライン)219を介してフォワードクラッチ
51の油圧室に導かれる。
【0047】ここで、上記フォワードクラッチライン2
19から分岐されたライン220は3−4シフトバルブ
105に導かれ、該バルブ105のスプールが左側に位
置するときに、前述のライン210を介して第1アキュ
ムレータ141に通じると共に、該バルブ105のスプ
ールが右側に位置するときには、ライン(サーボリリー
スライン)221を介して2−4ブレーキ54の解放室
54bに通じる。
19から分岐されたライン220は3−4シフトバルブ
105に導かれ、該バルブ105のスプールが左側に位
置するときに、前述のライン210を介して第1アキュ
ムレータ141に通じると共に、該バルブ105のスプ
ールが右側に位置するときには、ライン(サーボリリー
スライン)221を介して2−4ブレーキ54の解放室
54bに通じる。
【0048】また、第2出力ライン212から制御元圧
が供給される第2DSV122の下流側は、ライン22
2を介して上記リレーバルブ107の一端の制御ポート
に導かれて該ポートにパイロット圧を供給することによ
り、該リレーバルブ107のスプールを左側に付勢す
る。また、上記ライン222から分岐されたライン22
3はローリバースバルブ103に導かれ、該バルブ10
3のスプールが右側に位置するときに、さらにライン2
24に通じる。
が供給される第2DSV122の下流側は、ライン22
2を介して上記リレーバルブ107の一端の制御ポート
に導かれて該ポートにパイロット圧を供給することによ
り、該リレーバルブ107のスプールを左側に付勢す
る。また、上記ライン222から分岐されたライン22
3はローリバースバルブ103に導かれ、該バルブ10
3のスプールが右側に位置するときに、さらにライン2
24に通じる。
【0049】このライン224からは、オリフィス15
1を介してライン225が分岐されていると共に、この
分岐されたライン225は3−4シフトバルブ105に
導かれ、該3−4シフトバルブ105のスプールが左側
に位置するときに、前述のサーボリリースライン221
を介して2−4ブレーキ54の解放室54bに導かれ
る。
1を介してライン225が分岐されていると共に、この
分岐されたライン225は3−4シフトバルブ105に
導かれ、該3−4シフトバルブ105のスプールが左側
に位置するときに、前述のサーボリリースライン221
を介して2−4ブレーキ54の解放室54bに導かれ
る。
【0050】また、上記ライン224からオリフィス1
51を介して分岐されたライン225からは、さらにラ
イン226が分岐されていると共に、このライン226
はバイパスバルブ104に導かれ、該バルブ104のス
プールが右側に位置するときに、ライン(3−4クラッ
チライン)227を介して3−4クラッチ53の油圧室
に導かれる。
51を介して分岐されたライン225からは、さらにラ
イン226が分岐されていると共に、このライン226
はバイパスバルブ104に導かれ、該バルブ104のス
プールが右側に位置するときに、ライン(3−4クラッ
チライン)227を介して3−4クラッチ53の油圧室
に導かれる。
【0051】さらに、上記ライン224は直接バイパス
バルブ104に導かれ、該バルブ104のスプールが左
側に位置するときに、上記ライン226を介してライン
225に通じる。つまり、ライン224とライン225
とが上記オリフィス151をバイパスして通じることに
なる。
バルブ104に導かれ、該バルブ104のスプールが左
側に位置するときに、上記ライン226を介してライン
225に通じる。つまり、ライン224とライン225
とが上記オリフィス151をバイパスして通じることに
なる。
【0052】また、第2出力ライン212から制御元圧
が供給される第3DSV123の下流側は、ライン22
8を介してロックアップコントロールバルブ106に導
かれ、該バルブ106のスプールが右側に位置するとき
に、上記フォワードクラッチライン219に連通する。
また、該ロックアップコントロールバルブ106のスプ
ールが左側に位置するときには、ライン229を介して
ロックアップクラッチ26のフロント室26aに通じ
る。
が供給される第3DSV123の下流側は、ライン22
8を介してロックアップコントロールバルブ106に導
かれ、該バルブ106のスプールが右側に位置するとき
に、上記フォワードクラッチライン219に連通する。
また、該ロックアップコントロールバルブ106のスプ
ールが左側に位置するときには、ライン229を介して
ロックアップクラッチ26のフロント室26aに通じ
る。
【0053】さらに、マニュアルバルブ102からの第
3出力ライン213は、ローリバースバルブ103に導
かれて、該バルブ103にライン圧を供給する。そし
て、該バルブ103のスプールが左側に位置するとき
に、ライン(リバースクラッチライン)230を介して
リバースクラッチ52の油圧室に導かれる。
3出力ライン213は、ローリバースバルブ103に導
かれて、該バルブ103にライン圧を供給する。そし
て、該バルブ103のスプールが左側に位置するとき
に、ライン(リバースクラッチライン)230を介して
リバースクラッチ52の油圧室に導かれる。
【0054】また、第3出力ライン213から分岐され
たライン231はバイパスバルブ104に導かれ、該バ
ルブ104のスプールが右側に位置するときに、前述の
ライン208を介してローリバースバルブ103の制御
ポートにパイロット圧としてライン圧を供給し、該ロー
リバースバルブ103のスプールを左側に付勢する。
たライン231はバイパスバルブ104に導かれ、該バ
ルブ104のスプールが右側に位置するときに、前述の
ライン208を介してローリバースバルブ103の制御
ポートにパイロット圧としてライン圧を供給し、該ロー
リバースバルブ103のスプールを左側に付勢する。
【0055】以上の構成に加えて、この油圧制御回路1
00には、コンバータリリーフバルブ109が備えられ
ている。このバルブ109は、レギュレータバルブ10
1からライン232を介して供給される作動圧を一定圧
に調圧した上で、この一定圧をライン233を介してロ
ックアップコントロールバルブ106に供給する。そし
て、この一定圧は、ロックアップコントロールバルブ1
06のスプールが右側に位置するときには、前述のライ
ン229を介してロックアップクラッチ26のフロント
室26aに供給され、また、該バルブ106のスプール
が左側に位置するときには、該一定圧はライン234を
介してリヤ室26bに供給されるようになっている。
00には、コンバータリリーフバルブ109が備えられ
ている。このバルブ109は、レギュレータバルブ10
1からライン232を介して供給される作動圧を一定圧
に調圧した上で、この一定圧をライン233を介してロ
ックアップコントロールバルブ106に供給する。そし
て、この一定圧は、ロックアップコントロールバルブ1
06のスプールが右側に位置するときには、前述のライ
ン229を介してロックアップクラッチ26のフロント
室26aに供給され、また、該バルブ106のスプール
が左側に位置するときには、該一定圧はライン234を
介してリヤ室26bに供給されるようになっている。
【0056】このロックアップクラッチ26は、フロン
ト室26aに上記一定圧が供給されたときに解放される
と共に、上記ロックアップコントロールバルブ106の
スプールが左側に位置して、第3DSV123で生成さ
れた作動圧がフロント室26aに供給されたときには、
その作動圧に応じたスリップ状態に制御されるようにな
っている。
ト室26aに上記一定圧が供給されたときに解放される
と共に、上記ロックアップコントロールバルブ106の
スプールが左側に位置して、第3DSV123で生成さ
れた作動圧がフロント室26aに供給されたときには、
その作動圧に応じたスリップ状態に制御されるようにな
っている。
【0057】また、上記マニュアルバルブ102から
は、D,S,L,Nの各レンジでメインライン200に
通じるライン235が導かれて、レギュレータバルブ1
01の減圧ポート101bに接続されており、上記の各
レンジで該減圧ポート101bにライン圧が導入される
ことにより、これらのレンジで、他のレンジ、即ちRレ
ンジよりもライン圧の調圧値が低くなるようになってい
る。
は、D,S,L,Nの各レンジでメインライン200に
通じるライン235が導かれて、レギュレータバルブ1
01の減圧ポート101bに接続されており、上記の各
レンジで該減圧ポート101bにライン圧が導入される
ことにより、これらのレンジで、他のレンジ、即ちRレ
ンジよりもライン圧の調圧値が低くなるようになってい
る。
【0058】ここで、上記2−4ブレーキ54の油圧ア
クチュエータの具体的構造を説明すると、図4に示すよ
うに、この油圧アクチュエータは、変速機ケース11と
該ケース11に固着されたカバー部材54cとで構成さ
れたサーボシリンダ54d内にピストン54eを嵌合
し、その両側に前述の締結室54aと解放室54bとを
形成した構成とされている。また、上記ピストン54e
にはバンド締め付け用ステム54fが取り付けられてい
ると共に、被制動部材(図示せず)に巻き掛けられたブ
レーキバンド54gの一端側に上記ステム54fが係合
され、また、該バンド54gの他端側はケース11に設
けられた固定用ステム54hに係合されており、さら
に、上記解放室54b内にはピストン54eを締結室5
4a側、即ちブレーキバンド54gの緩め側に付勢する
スプリング54iが収納されている。
クチュエータの具体的構造を説明すると、図4に示すよ
うに、この油圧アクチュエータは、変速機ケース11と
該ケース11に固着されたカバー部材54cとで構成さ
れたサーボシリンダ54d内にピストン54eを嵌合
し、その両側に前述の締結室54aと解放室54bとを
形成した構成とされている。また、上記ピストン54e
にはバンド締め付け用ステム54fが取り付けられてい
ると共に、被制動部材(図示せず)に巻き掛けられたブ
レーキバンド54gの一端側に上記ステム54fが係合
され、また、該バンド54gの他端側はケース11に設
けられた固定用ステム54hに係合されており、さら
に、上記解放室54b内にはピストン54eを締結室5
4a側、即ちブレーキバンド54gの緩め側に付勢する
スプリング54iが収納されている。
【0059】そして、上記油圧制御回路100を構成す
るコントロールバルブユニットから油孔(図示せず)を
介して締結室54aと解放室54bとに作動圧が供給さ
れ、その供給状態に応じてブレーキバンド54gを締め
付けもしくは緩めることにより、2−4ブレーキ54を
締結もしくは解放するようになっていると共に、特に、
この油圧アクチュエータにおいては、上記ピストン54
eの締結室54a側および解放室54b側の受圧面積が
ほぼ等しくされ、したがって、例えば両室54a,54
bに等しい圧力の作動圧を供給すると、これらの圧力は
互いに打ち消し合い、スプリング54iの付勢力のみが
解放側に作用することになる。
るコントロールバルブユニットから油孔(図示せず)を
介して締結室54aと解放室54bとに作動圧が供給さ
れ、その供給状態に応じてブレーキバンド54gを締め
付けもしくは緩めることにより、2−4ブレーキ54を
締結もしくは解放するようになっていると共に、特に、
この油圧アクチュエータにおいては、上記ピストン54
eの締結室54a側および解放室54b側の受圧面積が
ほぼ等しくされ、したがって、例えば両室54a,54
bに等しい圧力の作動圧を供給すると、これらの圧力は
互いに打ち消し合い、スプリング54iの付勢力のみが
解放側に作用することになる。
【0060】一方、当該自動変速機10には、図5に示
すように、油圧制御回路100における上記第1、第2
SV111,112、第1〜第3DSV121〜123
及びリニアソレノイドバルブ131を制御するコントロ
ールユニット300が備えられていると共に、このコン
トロールユニット300には、当該車両の車速を検出す
る車速センサ301、エンジンのスロットル開度を検出
するスロットル開度センサ302、当該車両の電気系統
の電源となるバッテリの電圧を検出するバッテリ電圧セ
ンサ303、作動油の油温を検出する油温センサ30
4、トルクコンバータ20におけるタービン23の回転
数を検出するタービン回転センサ305等のセンサ類か
らの信号、及び、運転者によってそれぞれR,N,D,
S,Lのシフト位置(レンジ)が選択されたことを検出
する各レンジスイッチ306〜310を含むインヒビタ
スイッチ311等のスイッチ類からの信号が入力され、
これらのセンサ301〜305及びスイッチ306〜3
10からの信号が示す当該車両ないしエンジンの運転状
態等に応じて上記各ソレノイドバルブ111,112,
121〜123,131の作動が制御されるようになっ
ている。なお、上記タービン回転センサ305について
は、図2にその取り付け状態が示されている。
すように、油圧制御回路100における上記第1、第2
SV111,112、第1〜第3DSV121〜123
及びリニアソレノイドバルブ131を制御するコントロ
ールユニット300が備えられていると共に、このコン
トロールユニット300には、当該車両の車速を検出す
る車速センサ301、エンジンのスロットル開度を検出
するスロットル開度センサ302、当該車両の電気系統
の電源となるバッテリの電圧を検出するバッテリ電圧セ
ンサ303、作動油の油温を検出する油温センサ30
4、トルクコンバータ20におけるタービン23の回転
数を検出するタービン回転センサ305等のセンサ類か
らの信号、及び、運転者によってそれぞれR,N,D,
S,Lのシフト位置(レンジ)が選択されたことを検出
する各レンジスイッチ306〜310を含むインヒビタ
スイッチ311等のスイッチ類からの信号が入力され、
これらのセンサ301〜305及びスイッチ306〜3
10からの信号が示す当該車両ないしエンジンの運転状
態等に応じて上記各ソレノイドバルブ111,112,
121〜123,131の作動が制御されるようになっ
ている。なお、上記タービン回転センサ305について
は、図2にその取り付け状態が示されている。
【0061】次に、この第1、第2SV111,112
及び第1〜第3DSV121〜123の作動状態と各摩
擦要素51〜55の油圧室に対する作動圧の給排状態の
関係を変速段ごとに説明する。
及び第1〜第3DSV121〜123の作動状態と各摩
擦要素51〜55の油圧室に対する作動圧の給排状態の
関係を変速段ごとに説明する。
【0062】ここで、第1、第2SV111,112及
び第1〜第3DSV121〜123の各変速段ごとの作
動状態の組合せ(ソレノイドパターン)は、次の表2に
示すように設定されている。
び第1〜第3DSV121〜123の各変速段ごとの作
動状態の組合せ(ソレノイドパターン)は、次の表2に
示すように設定されている。
【0063】この表2中、(○)は、第1、第2SV1
11,112についてはON、第1〜第3DSV121
〜123についてはOFFであって、いずれも、上流側
の油路を下流側の油路に連通させて元圧をそのまま下流
側に供給する状態を示す。また、(×)は、第1、第2
SV111,112についてはOFF、第1〜第3DS
V121〜123についてはONであって、いずれも、
上流側の油路を遮断して、下流側の油路をドレンさせた
状態を示す。
11,112についてはON、第1〜第3DSV121
〜123についてはOFFであって、いずれも、上流側
の油路を下流側の油路に連通させて元圧をそのまま下流
側に供給する状態を示す。また、(×)は、第1、第2
SV111,112についてはOFF、第1〜第3DS
V121〜123についてはONであって、いずれも、
上流側の油路を遮断して、下流側の油路をドレンさせた
状態を示す。
【0064】
【表2】 まず、1速(Lレンジの1速を除く)においては、表2
及び図6に示すように、第3DSV123のみが作動し
て、第2出力ライン212からのライン圧を元圧として
作動圧を生成しており、この作動圧がライン228を介
してロックアップコントロールバルブ106に供給され
る。そして、この時点では該ロックアップコントロール
バルブ106のスプールが右側に位置することにより、
上記作動圧は、さらにフォワードクラッチライン219
を介してフォワードクラッチ51の油圧室にフォワード
クラッチ圧として供給され、これにより該フォワードク
ラッチ51が締結される。
及び図6に示すように、第3DSV123のみが作動し
て、第2出力ライン212からのライン圧を元圧として
作動圧を生成しており、この作動圧がライン228を介
してロックアップコントロールバルブ106に供給され
る。そして、この時点では該ロックアップコントロール
バルブ106のスプールが右側に位置することにより、
上記作動圧は、さらにフォワードクラッチライン219
を介してフォワードクラッチ51の油圧室にフォワード
クラッチ圧として供給され、これにより該フォワードク
ラッチ51が締結される。
【0065】ここで、上記フォワードクラッチライン2
19から分岐されたライン220が3−4シフトバルブ
105及びライン210を介して第1アキュムレータ1
41に通じていることにより、上記フォワードクラッチ
圧の供給が緩やかに行われる。
19から分岐されたライン220が3−4シフトバルブ
105及びライン210を介して第1アキュムレータ1
41に通じていることにより、上記フォワードクラッチ
圧の供給が緩やかに行われる。
【0066】次に、2速の状態では、表2及び図7に示
すように、上記の1速の状態に加えて、第1DSV12
1も作動し、第1出力ライン211からのライン圧を元
圧として作動圧を生成する。この作動圧は、ライン21
4を介してローリバースバルブ103に供給されるが、
この時点では該ローリバースバルブ103のスプールが
右側に位置することにより、さらにサーボアプライライ
ン215に導入され、2−4ブレーキ54の締結室54
aにサーボアプライ圧として供給される。これにより、
上記フォワードクラッチ51に加えて、2−4ブレーキ
54が締結される。
すように、上記の1速の状態に加えて、第1DSV12
1も作動し、第1出力ライン211からのライン圧を元
圧として作動圧を生成する。この作動圧は、ライン21
4を介してローリバースバルブ103に供給されるが、
この時点では該ローリバースバルブ103のスプールが
右側に位置することにより、さらにサーボアプライライ
ン215に導入され、2−4ブレーキ54の締結室54
aにサーボアプライ圧として供給される。これにより、
上記フォワードクラッチ51に加えて、2−4ブレーキ
54が締結される。
【0067】なお、上記ライン214はライン217を
介して第2アキュムレータ142に通じているから、上
記サーボアプライ圧の供給ないし2−4ブレーキ54の
締結が緩やかに行われる。そして、このアキュムレータ
142に蓄えられた作動油は、後述するLレンジの1速
への変速に際してローリバースバルブ103のスプール
が左側に移動したときに、ローリバースブレーキライン
216からローリバースブレーキ55の油圧室にプリチ
ャージされる。
介して第2アキュムレータ142に通じているから、上
記サーボアプライ圧の供給ないし2−4ブレーキ54の
締結が緩やかに行われる。そして、このアキュムレータ
142に蓄えられた作動油は、後述するLレンジの1速
への変速に際してローリバースバルブ103のスプール
が左側に移動したときに、ローリバースブレーキライン
216からローリバースブレーキ55の油圧室にプリチ
ャージされる。
【0068】また、3速の状態では、表2及び図8に示
すように、上記の2速の状態に加えて、さらに第2DS
V122も作動し、第2出力ライン212からのライン
圧を元圧として作動圧を生成する。この作動圧は、ライ
ン222及びライン223を介してローリバースバルブ
103に供給されるが、この時点では該バルブ103の
スプールが右側に位置することにより、さらにライン2
24に導入される。
すように、上記の2速の状態に加えて、さらに第2DS
V122も作動し、第2出力ライン212からのライン
圧を元圧として作動圧を生成する。この作動圧は、ライ
ン222及びライン223を介してローリバースバルブ
103に供給されるが、この時点では該バルブ103の
スプールが右側に位置することにより、さらにライン2
24に導入される。
【0069】そして、この作動圧は、ライン224から
オリフィス151を介してライン225に導入されて、
3−4シフトバルブ105に導かれるが、この時点では
該3−4シフトバルブ105のスプールが左側に位置す
ることにより、さらにサーボリリースライン221を介
して2−4ブレーキ54の解放室54bにサーボリリー
ス圧として供給される。これにより、2−4ブレーキ5
4が解放される。
オリフィス151を介してライン225に導入されて、
3−4シフトバルブ105に導かれるが、この時点では
該3−4シフトバルブ105のスプールが左側に位置す
ることにより、さらにサーボリリースライン221を介
して2−4ブレーキ54の解放室54bにサーボリリー
ス圧として供給される。これにより、2−4ブレーキ5
4が解放される。
【0070】また、上記ライン224からオリフィス1
51を介して分岐されたライン225からはライン22
6が分岐されており、上記作動圧は該ライン226によ
りバイパスバルブ104に導かれると共に、この時点で
は該バイパスバルブ104のスプールが右側に位置する
ことにより、さらに3−4クラッチライン227を介し
て3−4クラッチ53の油圧室に3−4クラッチ圧とし
て供給される。したがって、この3速では、フォワード
クラッチ51と3−4クラッチ53とが締結される一
方、2−4ブレーキ54は解放されることになる。
51を介して分岐されたライン225からはライン22
6が分岐されており、上記作動圧は該ライン226によ
りバイパスバルブ104に導かれると共に、この時点で
は該バイパスバルブ104のスプールが右側に位置する
ことにより、さらに3−4クラッチライン227を介し
て3−4クラッチ53の油圧室に3−4クラッチ圧とし
て供給される。したがって、この3速では、フォワード
クラッチ51と3−4クラッチ53とが締結される一
方、2−4ブレーキ54は解放されることになる。
【0071】なお、この3速の状態では、上記のように
第2DSV122が作動圧を生成し、これがライン22
2を介してリレーバルブ107の制御ポート107aに
供給されることにより、該リレーバルブ107のスプー
ルが左側に移動する。
第2DSV122が作動圧を生成し、これがライン22
2を介してリレーバルブ107の制御ポート107aに
供給されることにより、該リレーバルブ107のスプー
ルが左側に移動する。
【0072】さらに、4速の状態では、表2及び図9に
示すように、3速の状態に対して、第3DSV123が
作動圧の生成を停止する一方、第1SV111が作動す
る。
示すように、3速の状態に対して、第3DSV123が
作動圧の生成を停止する一方、第1SV111が作動す
る。
【0073】この第1SV111の作動により、ライン
201からの一定圧がライン203を介してリレーバル
ブ107に供給されることになるが、上記のように、こ
のリレーバルブ107のスプールは3速時に左側に移動
しているから、上記一定圧がライン205を介して3−
4シフトバルブ105の制御ポート105aに供給され
ることになり、該バルブ105のスプールをが右側に移
動する。そのため、サーボリリースライン221がフォ
ワードクラッチライン219から分岐されたライン22
0に接続され、2−4ブレーキ54の解放室54bとフ
ォワードクラッチ51の油圧室とが連通する。
201からの一定圧がライン203を介してリレーバル
ブ107に供給されることになるが、上記のように、こ
のリレーバルブ107のスプールは3速時に左側に移動
しているから、上記一定圧がライン205を介して3−
4シフトバルブ105の制御ポート105aに供給され
ることになり、該バルブ105のスプールをが右側に移
動する。そのため、サーボリリースライン221がフォ
ワードクラッチライン219から分岐されたライン22
0に接続され、2−4ブレーキ54の解放室54bとフ
ォワードクラッチ51の油圧室とが連通する。
【0074】そして、上記のように第3DSV123が
作動圧の生成を停止して、下流側をドレン状態とするこ
とにより、上記2−4ブレーキ54の解放室54b内の
サーボリリース圧とフォワードクラッチ51の油圧室内
のフォワードクラッチ圧とが、ロックアップコントロー
ルバルブ106及びライン228を介して該第3DSV
123でドレンされることになり、これにより、2−4
ブレーキ54が再び締結されると共に、フォワードクラ
ッチ51が解放される。
作動圧の生成を停止して、下流側をドレン状態とするこ
とにより、上記2−4ブレーキ54の解放室54b内の
サーボリリース圧とフォワードクラッチ51の油圧室内
のフォワードクラッチ圧とが、ロックアップコントロー
ルバルブ106及びライン228を介して該第3DSV
123でドレンされることになり、これにより、2−4
ブレーキ54が再び締結されると共に、フォワードクラ
ッチ51が解放される。
【0075】一方、Lレンジの1速では、表2及び図1
0に示すように、第1、第2SV111,112及び第
1、第3DSV121,123が作動し、この第3DS
V123によって生成された作動圧が、Dレンジ等の1
速と同様に、ライン228、ロックアップコントロール
バルブ106及びフォワードクラッチライン219を介
してフォワードクラッチ51の油圧室にフォワードクラ
ッチ圧として供給され、該フォワードクラッチ51が締
結される。また、このとき、ライン220、3−4シフ
トバルブ105及びライン210を介して第1アキュム
レータ141に作動圧が導入されることにより、上記フ
ォワードクラッチ51の締結が緩やかに行われるように
なっている点も、Dレンジ等の1速と同様である。
0に示すように、第1、第2SV111,112及び第
1、第3DSV121,123が作動し、この第3DS
V123によって生成された作動圧が、Dレンジ等の1
速と同様に、ライン228、ロックアップコントロール
バルブ106及びフォワードクラッチライン219を介
してフォワードクラッチ51の油圧室にフォワードクラ
ッチ圧として供給され、該フォワードクラッチ51が締
結される。また、このとき、ライン220、3−4シフ
トバルブ105及びライン210を介して第1アキュム
レータ141に作動圧が導入されることにより、上記フ
ォワードクラッチ51の締結が緩やかに行われるように
なっている点も、Dレンジ等の1速と同様である。
【0076】また、第1SV111の作動により、ライ
ン203、リレーバルブ107、ライン204を介して
バイパスバルブ104の制御ポート104aにパイロッ
ト圧が供給されて、該バルブ104のスプールを左側に
移動させる。そして、これに伴って、第2SV112か
らの作動圧がライン206及び該バイパスバルブ104
を介してライン208に導入され、さらにローリバース
バルブ103の制御ポート103aに供給されて、該バ
ルブ103のスプールを左側に移動させる。
ン203、リレーバルブ107、ライン204を介して
バイパスバルブ104の制御ポート104aにパイロッ
ト圧が供給されて、該バルブ104のスプールを左側に
移動させる。そして、これに伴って、第2SV112か
らの作動圧がライン206及び該バイパスバルブ104
を介してライン208に導入され、さらにローリバース
バルブ103の制御ポート103aに供給されて、該バ
ルブ103のスプールを左側に移動させる。
【0077】したがって、第1DSV121で生成され
た作動圧がライン214、ローリバースバルブ103及
びローリバースブレーキライン216を介してローリバ
ースブレーキ55の油圧室にローリバースブレーキ圧と
して供給され、これにより、フォワードクラッチ51に
加えてローリバースブレーキ55が締結されて、エンジ
ンブレーキが作動する1速が得られる。
た作動圧がライン214、ローリバースバルブ103及
びローリバースブレーキライン216を介してローリバ
ースブレーキ55の油圧室にローリバースブレーキ圧と
して供給され、これにより、フォワードクラッチ51に
加えてローリバースブレーキ55が締結されて、エンジ
ンブレーキが作動する1速が得られる。
【0078】さらに、Rレンジでは、表2及び図11に
示すように、第1、第2SV111,112及び第1〜
第3DSV121〜123が作動する。ただし、第2、
第3DSV122,123については、第2出力ライン
212からの元圧の供給が停止されているから作動圧を
生成することはない。
示すように、第1、第2SV111,112及び第1〜
第3DSV121〜123が作動する。ただし、第2、
第3DSV122,123については、第2出力ライン
212からの元圧の供給が停止されているから作動圧を
生成することはない。
【0079】このRレンジでは、上記のように、第1、
第2SV111,112が作動するから、前述のLレン
ジの1速の場合と同様に、バイパスバルブ104のスプ
ールが左側に移動し、これに伴ってローリバースバルブ
103のスプールも左側に移動する。そして、この状態
で第1DSV121で作動圧が生成されることにより、
これがローリバースブレーキ圧としてローリバースブレ
ーキ55の油圧室に供給される。
第2SV111,112が作動するから、前述のLレン
ジの1速の場合と同様に、バイパスバルブ104のスプ
ールが左側に移動し、これに伴ってローリバースバルブ
103のスプールも左側に移動する。そして、この状態
で第1DSV121で作動圧が生成されることにより、
これがローリバースブレーキ圧としてローリバースブレ
ーキ55の油圧室に供給される。
【0080】一方、Rレンジでは、マニュアルバルブ1
02から第3出力ライン213にライン圧が導入され、
このライン圧が、上記のようにスプールが左側に移動し
たローリバースバルブ103、及びリバースクラッチラ
イン230を介してリバースクラッチ52の油圧室にリ
バースクラッチ圧として供給される。したがって、上記
リバースクラッチ52とローリバースブレーキ55とが
締結されることになる。
02から第3出力ライン213にライン圧が導入され、
このライン圧が、上記のようにスプールが左側に移動し
たローリバースバルブ103、及びリバースクラッチラ
イン230を介してリバースクラッチ52の油圧室にリ
バースクラッチ圧として供給される。したがって、上記
リバースクラッチ52とローリバースブレーキ55とが
締結されることになる。
【0081】なお、上記第3出力ライン213には、N
レンジでもマニュアルバルブ102からライン圧が導入
されるので、ローリバースバルブ103のスプールが左
側に位置するときは、Nレンジでリバースクラッチ52
が締結される。
レンジでもマニュアルバルブ102からライン圧が導入
されるので、ローリバースバルブ103のスプールが左
側に位置するときは、Nレンジでリバースクラッチ52
が締結される。
【0082】制御動作 次に、前述のコントロールユニット300による制御動
作のうち、特に、自動変速のための特徴的な制御動作を
説明する。
作のうち、特に、自動変速のための特徴的な制御動作を
説明する。
【0083】この自動変速制御は、図12にフローチャ
ートで示すメインプログラムに従って行なわれ、まず、
前述の各種センサ301〜305及びスイッチ306〜
310等からの入力信号を読み込み、そして、故障判
定、具体的には、タービン回転センサ305とインヒビ
タスイッチ311との故障判定を行なった後、予め車速
とスロットル開度とをパラメータとして設定されたシフ
トスケジュールのマップ(変速特性)に基づく変速段位
の判定を行ない、次に、その判定された変速段位の変速
段を目標とする変速制御において作動させることとなる
第1〜第3DSV121〜123に対するデューティ駆
動周波数を判定して、然る後、同第1〜第3DSV12
1〜123に対するデューティ率を計算し、それを該D
SV121〜123へ出力するものである。
ートで示すメインプログラムに従って行なわれ、まず、
前述の各種センサ301〜305及びスイッチ306〜
310等からの入力信号を読み込み、そして、故障判
定、具体的には、タービン回転センサ305とインヒビ
タスイッチ311との故障判定を行なった後、予め車速
とスロットル開度とをパラメータとして設定されたシフ
トスケジュールのマップ(変速特性)に基づく変速段位
の判定を行ない、次に、その判定された変速段位の変速
段を目標とする変速制御において作動させることとなる
第1〜第3DSV121〜123に対するデューティ駆
動周波数を判定して、然る後、同第1〜第3DSV12
1〜123に対するデューティ率を計算し、それを該D
SV121〜123へ出力するものである。
【0084】以下、フローチャート上の各ステップを一
通り説明し、その後、この自動変速制御で得られる作用
効果等の説明を行なうことにする。
通り説明し、その後、この自動変速制御で得られる作用
効果等の説明を行なうことにする。
【0085】まず、図12に示す入力信号の読み込み及
び故障判定は、図13にフローチャートで示すプログラ
ムに従って行なわれ、ステップS11〜S20で図5に
示す各センサ類301〜305及びスイッチ類306〜
310からの信号をそれぞれ読み込んだ後、タービン回
転センサ305の故障判定、次いでインヒビタスイッチ
311の故障判定が行なわれる。
び故障判定は、図13にフローチャートで示すプログラ
ムに従って行なわれ、ステップS11〜S20で図5に
示す各センサ類301〜305及びスイッチ類306〜
310からの信号をそれぞれ読み込んだ後、タービン回
転センサ305の故障判定、次いでインヒビタスイッチ
311の故障判定が行なわれる。
【0086】その場合に、タービン回転センサ305の
故障判定は、図14にフローチャートで示すプログラム
に従って行なわれ、ステップS21でNレンジが選択さ
れていないと判定され、且つステップS22で車速Vが
所定車速V1、例えば40km/h以上であると判定さ
れた場合に、ステップS23に進んでタービン回転数N
tが0rpmか否かが判定され、ここで0でないと判定
された場合は、ステップS24でタービン回転センサ3
05が正常であると判定される一方、0であると判定さ
れた場合には、ステップS25でタービン回転センサ3
05が故障、具体的にはタービン回転数に関する信号が
出力されていない故障であると判定される。
故障判定は、図14にフローチャートで示すプログラム
に従って行なわれ、ステップS21でNレンジが選択さ
れていないと判定され、且つステップS22で車速Vが
所定車速V1、例えば40km/h以上であると判定さ
れた場合に、ステップS23に進んでタービン回転数N
tが0rpmか否かが判定され、ここで0でないと判定
された場合は、ステップS24でタービン回転センサ3
05が正常であると判定される一方、0であると判定さ
れた場合には、ステップS25でタービン回転センサ3
05が故障、具体的にはタービン回転数に関する信号が
出力されていない故障であると判定される。
【0087】ここで、Nレンジが選択されているとき又
は車速Vが所定車速V1未満のときにタービン回転セン
サ305の故障判定を行なわないのは、判定自体が行な
えなかったり、判定精度が低下したりするからである。
は車速Vが所定車速V1未満のときにタービン回転セン
サ305の故障判定を行なわないのは、判定自体が行な
えなかったり、判定精度が低下したりするからである。
【0088】なお、上記の故障判定に代えて、車速と変
速歯車機構のギア比等とから理論上のタービン回転数を
算出し、その理論上のタービン回転数とタービン回転セ
ンサ305で現実に検出されるタービン回転数との偏差
が所定値以上大きいときにタービン回転センサ305が
故障であると判定するようにしてもよい。その場合に
は、上記と同じく、Nレンジが選択されているとき又は
車速が比較的低いときに故障判定を行なわないことに加
えて、タービン回転数が著しい変化を示す変速制御中に
も判定精度上の理由により故障判定を行なわないように
する。
速歯車機構のギア比等とから理論上のタービン回転数を
算出し、その理論上のタービン回転数とタービン回転セ
ンサ305で現実に検出されるタービン回転数との偏差
が所定値以上大きいときにタービン回転センサ305が
故障であると判定するようにしてもよい。その場合に
は、上記と同じく、Nレンジが選択されているとき又は
車速が比較的低いときに故障判定を行なわないことに加
えて、タービン回転数が著しい変化を示す変速制御中に
も判定精度上の理由により故障判定を行なわないように
する。
【0089】次に、インヒビタスイッチ311の故障判
定は、図15にフローチャートで示すプログラムに従っ
て行なわれ、ステップS26〜S35でそれぞれR,
N,D,S,Lの各レンジスイッチ306〜310がO
Nのときは該当するレンジが選択されたと判定される一
方、いずれのレンジスイッチ306〜310もONでは
ないと判定されたときには、ステップS36〜S38で
そのような状態(故障判定タイマTで計時)が所定時間
T1以上継続したときに、ステップS39でインヒビタ
スイッチ311が故障であると判定される。
定は、図15にフローチャートで示すプログラムに従っ
て行なわれ、ステップS26〜S35でそれぞれR,
N,D,S,Lの各レンジスイッチ306〜310がO
Nのときは該当するレンジが選択されたと判定される一
方、いずれのレンジスイッチ306〜310もONでは
ないと判定されたときには、ステップS36〜S38で
そのような状態(故障判定タイマTで計時)が所定時間
T1以上継続したときに、ステップS39でインヒビタ
スイッチ311が故障であると判定される。
【0090】ここで、いずれのレンジスイッチ306〜
310もONではない状態が所定時間T1以上継続する
までインヒビタスイッチ311の故障判定を行なわない
のは、運転者によるレンジの切換操作中は極く短い時間
いずれのレンジスイッチ306〜310もONではない
状態となるからである。
310もONではない状態が所定時間T1以上継続する
までインヒビタスイッチ311の故障判定を行なわない
のは、運転者によるレンジの切換操作中は極く短い時間
いずれのレンジスイッチ306〜310もONではない
状態となるからである。
【0091】そして、インヒビタスイッチ311が故障
であると判定されたときには、ステップS40で車速V
が比較的高い所定車速V2、例えば100km/h以上
か否かが判定され、ここで所定車速V2以上であると判
定された場合はそのままリターンされる一方、所定車速
V2以上でないと判定された場合には、ステップS41
でレンジとしてはRレンジであると判定される。このR
レンジと判定する処理は、次の変速段位の判定におい
て、第1〜第3DSV121〜123の作動状態の組合
せ(ソレノイドパターン)が、Dレンジの3速における
ソレノイドパターンと同じになるように制御するための
ものである。
であると判定されたときには、ステップS40で車速V
が比較的高い所定車速V2、例えば100km/h以上
か否かが判定され、ここで所定車速V2以上であると判
定された場合はそのままリターンされる一方、所定車速
V2以上でないと判定された場合には、ステップS41
でレンジとしてはRレンジであると判定される。このR
レンジと判定する処理は、次の変速段位の判定におい
て、第1〜第3DSV121〜123の作動状態の組合
せ(ソレノイドパターン)が、Dレンジの3速における
ソレノイドパターンと同じになるように制御するための
ものである。
【0092】また、インヒビタスイッチ311が故障で
あると判定されたときでも、車速Vが所定車速V2以上
であるときには、ステップS41を経由しないでそのま
まリターンされるので、この場合は、インヒビタスイッ
チ311が故障であると判定される直前にステップS2
7,S29,S31,S33又はS35のいずれかで判
定されたレンジが保持されることになる。ただし、所定
車速V2が比較的高い100km/h程度に設定されて
いるから、多くの場合はDレンジが保持されることにな
る。そして、車速Vが所定車速V2未満に下がったとき
にRレンジが判定されることになる。
あると判定されたときでも、車速Vが所定車速V2以上
であるときには、ステップS41を経由しないでそのま
まリターンされるので、この場合は、インヒビタスイッ
チ311が故障であると判定される直前にステップS2
7,S29,S31,S33又はS35のいずれかで判
定されたレンジが保持されることになる。ただし、所定
車速V2が比較的高い100km/h程度に設定されて
いるから、多くの場合はDレンジが保持されることにな
る。そして、車速Vが所定車速V2未満に下がったとき
にRレンジが判定されることになる。
【0093】次に、図12に示す変速段位判定は、図1
6にフローチャートで示すプログラムに従って行なわ
れ、まず、ステップS42及びS43でレンジがRレン
ジ又はNレンジであると判定されたときは、それぞれス
テップS44に進んで3速の変速段を選択する。これ
は、前述の表2に示したように、Rレンジにおいては第
1〜第3DSV121〜123は全てOFFとされてお
り、このソレノイドパターンはDレンジの3速における
ソレノイドパターンと同じであるからであり、また、N
レンジにおける第1〜第3DSV121〜123のソレ
ノイドパターンもDレンジの3速におけるソレノイドパ
ターンと同じく全てOFFとされているからである。
6にフローチャートで示すプログラムに従って行なわ
れ、まず、ステップS42及びS43でレンジがRレン
ジ又はNレンジであると判定されたときは、それぞれス
テップS44に進んで3速の変速段を選択する。これ
は、前述の表2に示したように、Rレンジにおいては第
1〜第3DSV121〜123は全てOFFとされてお
り、このソレノイドパターンはDレンジの3速における
ソレノイドパターンと同じであるからであり、また、N
レンジにおける第1〜第3DSV121〜123のソレ
ノイドパターンもDレンジの3速におけるソレノイドパ
ターンと同じく全てOFFとされているからである。
【0094】したがって、実際に運転者によってRレン
ジが選択された場合はもちろん、上記のインヒビタスイ
ッチ311の故障判定において、インヒビタスイッチ3
11が故障であると判定され、且つ車速Vが所定車速V
2未満であると判定された結果、Rレンジが判定された
場合においても、Dレンジ3速と同様のソレノイドパタ
ーンが選択されることになる。
ジが選択された場合はもちろん、上記のインヒビタスイ
ッチ311の故障判定において、インヒビタスイッチ3
11が故障であると判定され、且つ車速Vが所定車速V
2未満であると判定された結果、Rレンジが判定された
場合においても、Dレンジ3速と同様のソレノイドパタ
ーンが選択されることになる。
【0095】一方、レンジがRレンジ及びNレンジでは
なく、D,S,Lいずれかの前進走行レンジであるとき
には、ステップS45に進んでタービン回転センサ30
5が故障であるか否かが判定され、ここで故障ではない
場合には、ステップS46で、レンジを判定し、そして
車速とスロットル開度とに応じて1速ないし4速のうち
のいずれかの変速段を選択する通常の目標変速段の設定
を行なう。
なく、D,S,Lいずれかの前進走行レンジであるとき
には、ステップS45に進んでタービン回転センサ30
5が故障であるか否かが判定され、ここで故障ではない
場合には、ステップS46で、レンジを判定し、そして
車速とスロットル開度とに応じて1速ないし4速のうち
のいずれかの変速段を選択する通常の目標変速段の設定
を行なう。
【0096】ここで、コントロールユニット300のメ
モリには、例えば図17ないし図19に示すように、D
レンジ、Sレンジ、Lレンジの前進走行レンジ毎に、車
速Vとスロットル開度θとをパラメータとして、高車
速、低負荷ほど段位の大きい変速段が選択されるように
予め設定されたシフトスケジュールのマップ(変速特
性)が格納されており、コントロールユニット300
は、判定したレンジ用のマップに車速及びスロットル開
度の実測値を当てはめて変速段位の判定を行なう。その
場合に、SレンジはDレンジに比べて、また、Lレンジ
はSレンジに比べて、それぞれ、段位の小さい変速段
が、より高車速、低負荷で選択され得るようになってい
る。なお、シフトスケジュールマップには、アップシフ
ト方向の変速ラインとダウンシフト方向の変速ラインと
は一致せず、ハンチング防止のためのヒステリシスが設
けられているが、図17ないし図19においては省略し
てある。
モリには、例えば図17ないし図19に示すように、D
レンジ、Sレンジ、Lレンジの前進走行レンジ毎に、車
速Vとスロットル開度θとをパラメータとして、高車
速、低負荷ほど段位の大きい変速段が選択されるように
予め設定されたシフトスケジュールのマップ(変速特
性)が格納されており、コントロールユニット300
は、判定したレンジ用のマップに車速及びスロットル開
度の実測値を当てはめて変速段位の判定を行なう。その
場合に、SレンジはDレンジに比べて、また、Lレンジ
はSレンジに比べて、それぞれ、段位の小さい変速段
が、より高車速、低負荷で選択され得るようになってい
る。なお、シフトスケジュールマップには、アップシフ
ト方向の変速ラインとダウンシフト方向の変速ラインと
は一致せず、ハンチング防止のためのヒステリシスが設
けられているが、図17ないし図19においては省略し
てある。
【0097】一方、ステップS45でタービン回転セン
サ305が故障である場合には、ステップS47に進
み、ここで、同じくレンジを判定し、そして車速とスロ
ットル開度とに応じて目標変速段の設定を行なうのであ
るが、このとき、4速を選択することは禁止され、1速
ないし3速のうちから目標変速段を設定する。
サ305が故障である場合には、ステップS47に進
み、ここで、同じくレンジを判定し、そして車速とスロ
ットル開度とに応じて目標変速段の設定を行なうのであ
るが、このとき、4速を選択することは禁止され、1速
ないし3速のうちから目標変速段を設定する。
【0098】なお、4速を禁止する対象となるレンジは
Dレンジであるが、その場合に、例えば図17に示すD
レンジ用のマップにおいて3速と4速の領域を全て3速
の領域に変更したり、さらに加えて2速と3速との間の
変速ラインを高車速、低負荷側にシフトさせたり、ある
いは、Dレンジ用のマップに代えて図18に示すSレン
ジ用のマップを用いたりすることにより4速禁止が実現
される。
Dレンジであるが、その場合に、例えば図17に示すD
レンジ用のマップにおいて3速と4速の領域を全て3速
の領域に変更したり、さらに加えて2速と3速との間の
変速ラインを高車速、低負荷側にシフトさせたり、ある
いは、Dレンジ用のマップに代えて図18に示すSレン
ジ用のマップを用いたりすることにより4速禁止が実現
される。
【0099】そして、タービン回転センサ305が故障
で、4速の選択が禁止されたときは、さらにステップS
48に進んで、変速が3−2ダウンシフト変速でないか
否か、つまり現在の変速段が3速である場合に、目標変
速段としてマップから2速が設定されたか否かが判定さ
れ、3−2ダウンシフト変速が行なわれるときであれ
ば、ステップS49に進んで、該3−2ダウンシフト変
速を禁止する一方、3−2ダウンシフト変速が行なわれ
ないときには、上記ステップS44で3速が選択された
場合及びステップS46で通常に目標変速段が選択され
た場合と同じく、ステップS50において、それぞれ選
択された変速段が実現するように変速制御が実行され
る。
で、4速の選択が禁止されたときは、さらにステップS
48に進んで、変速が3−2ダウンシフト変速でないか
否か、つまり現在の変速段が3速である場合に、目標変
速段としてマップから2速が設定されたか否かが判定さ
れ、3−2ダウンシフト変速が行なわれるときであれ
ば、ステップS49に進んで、該3−2ダウンシフト変
速を禁止する一方、3−2ダウンシフト変速が行なわれ
ないときには、上記ステップS44で3速が選択された
場合及びステップS46で通常に目標変速段が選択され
た場合と同じく、ステップS50において、それぞれ選
択された変速段が実現するように変速制御が実行され
る。
【0100】これにより、レンジがRレンジ又はNレン
ジであれば3速のソレノイドパターンが実現され、D,
S,Lの前進走行レンジでタービン回転センサ305が
故障でなく通常に目標変速段が設定された場合であれ
ば、その通常に設定された目標変速段への変速制御が実
行され、D,S,Lの前進走行レンジでタービン回転セ
ンサ305が故障であり4速禁止条件の下で目標変速段
が設定された場合であれば、1−2変速、1−3変速、
2−3変速の各アップシフト変速、又は3−1変速、2
−1変速の各ダウンシフト変速のいずれかが実行される
ことになる。したがって、ステップS49で3−2ダウ
ンシフト変速が禁止された場合は、その後、ステップS
47でシフトスケジュールマップから1速が選択された
ときに、ステップS50で3−1変速が行なわれて3速
から抜け出ることになる。
ジであれば3速のソレノイドパターンが実現され、D,
S,Lの前進走行レンジでタービン回転センサ305が
故障でなく通常に目標変速段が設定された場合であれ
ば、その通常に設定された目標変速段への変速制御が実
行され、D,S,Lの前進走行レンジでタービン回転セ
ンサ305が故障であり4速禁止条件の下で目標変速段
が設定された場合であれば、1−2変速、1−3変速、
2−3変速の各アップシフト変速、又は3−1変速、2
−1変速の各ダウンシフト変速のいずれかが実行される
ことになる。したがって、ステップS49で3−2ダウ
ンシフト変速が禁止された場合は、その後、ステップS
47でシフトスケジュールマップから1速が選択された
ときに、ステップS50で3−1変速が行なわれて3速
から抜け出ることになる。
【0101】次に、図12に示すデューティ駆動周波数
判定は、図20にフローチャートで示すプログラムに従
って行なわれ、ステップS51で油温が所定値以下であ
ると判定されたとき、ステップS52でバッテリ電圧が
所定値以下であると判定されたとき、ステップS53で
変速が4−2飛び越しダウンシフト変速でないと判定さ
れたとき、又は、ステップS54でスロットル開度が全
閉でない、つまりエンジンの駆動力が自動変速機10等
を介して車軸73,74ないし駆動輪側に伝達されてい
る正駆動時(パワーオン時)であると判定されたときの
いずれかのときに、ステップS55に進んで、上記の変
速段位判定において判定された目標変速段への変速制御
で作動させるべき第1〜第3DSV121〜123の駆
動周波数として通常の周波数、例えば50Hzを選択す
る一方で、油温及びバッテリ電圧が所定値以下でなく、
変速が4−2飛び越しダウンシフト変速であって、且つ
スロットル開度が全閉、つまり駆動輪ないし車軸73,
74の慣性駆動力がエンジン側に伝達されている逆駆動
時(パワーオフ時)であるときには、ステップS56に
進んで、上記の4−2飛び越しダウンシフトの変速制御
で作動させるべきデューティソレノイドバルブ、具体的
には、4速で解放状態のフォワードクラッチ51を2速
で締結状態とするように作動させるべき第3DSV12
3の駆動周波数として高い周波数、例えば83Hzを選
択する。
判定は、図20にフローチャートで示すプログラムに従
って行なわれ、ステップS51で油温が所定値以下であ
ると判定されたとき、ステップS52でバッテリ電圧が
所定値以下であると判定されたとき、ステップS53で
変速が4−2飛び越しダウンシフト変速でないと判定さ
れたとき、又は、ステップS54でスロットル開度が全
閉でない、つまりエンジンの駆動力が自動変速機10等
を介して車軸73,74ないし駆動輪側に伝達されてい
る正駆動時(パワーオン時)であると判定されたときの
いずれかのときに、ステップS55に進んで、上記の変
速段位判定において判定された目標変速段への変速制御
で作動させるべき第1〜第3DSV121〜123の駆
動周波数として通常の周波数、例えば50Hzを選択す
る一方で、油温及びバッテリ電圧が所定値以下でなく、
変速が4−2飛び越しダウンシフト変速であって、且つ
スロットル開度が全閉、つまり駆動輪ないし車軸73,
74の慣性駆動力がエンジン側に伝達されている逆駆動
時(パワーオフ時)であるときには、ステップS56に
進んで、上記の4−2飛び越しダウンシフトの変速制御
で作動させるべきデューティソレノイドバルブ、具体的
には、4速で解放状態のフォワードクラッチ51を2速
で締結状態とするように作動させるべき第3DSV12
3の駆動周波数として高い周波数、例えば83Hzを選
択する。
【0102】したがって、4−2飛び越しダウンシフト
変速であっても、パワーオン時や、油温又はバッテリ電
圧が所定値以下のときは、第3DSV123は通常周波
数で駆動されることになる。
変速であっても、パワーオン時や、油温又はバッテリ電
圧が所定値以下のときは、第3DSV123は通常周波
数で駆動されることになる。
【0103】次に、以上の自動変速制御で得られる作用
効果等を説明する。
効果等を説明する。
【0104】前述のように、変速は、クラッチやブレー
キ等の複数の摩擦要素51〜55の締結状態やワンウエ
イクラッチ56の作動状態を選択的に切り換えることに
より達成されるが、その場合の変速の目標となる目標変
速段は、上記図17〜図19に示したようなD,S,L
の各レンジ毎に予め運転状態に応じて設定されているシ
フトスケジュールマップに基づいて判定され、その結
果、例えば1−2変速のようなアップシフト変速や、3
−2変速のようなダウンシフト変速等が実行されること
になる。
キ等の複数の摩擦要素51〜55の締結状態やワンウエ
イクラッチ56の作動状態を選択的に切り換えることに
より達成されるが、その場合の変速の目標となる目標変
速段は、上記図17〜図19に示したようなD,S,L
の各レンジ毎に予め運転状態に応じて設定されているシ
フトスケジュールマップに基づいて判定され、その結
果、例えば1−2変速のようなアップシフト変速や、3
−2変速のようなダウンシフト変速等が実行されること
になる。
【0105】このとき、一つの摩擦要素のみを締結又は
解放することによって目標の変速段が達成される場合
は、その摩擦要素の締結動作又は解放動作を行なうだけ
で変速が実現するが、変速の種類によっては、一つの摩
擦要素を締結又は解放すると共に、別の摩擦要素を逆に
解放又は締結する、所謂摩擦要素の掛け替えを行なう必
要が生じる場合がある。このような摩擦要素の掛け替え
を伴う変速時には、両摩擦要素の動作のタイミング取り
を図らないと、両摩擦要素共締結状態となってインター
ロックが発生したり、逆に両摩擦要素共解放状態となっ
てエンジンが吹き上がったりすることになる。
解放することによって目標の変速段が達成される場合
は、その摩擦要素の締結動作又は解放動作を行なうだけ
で変速が実現するが、変速の種類によっては、一つの摩
擦要素を締結又は解放すると共に、別の摩擦要素を逆に
解放又は締結する、所謂摩擦要素の掛け替えを行なう必
要が生じる場合がある。このような摩擦要素の掛け替え
を伴う変速時には、両摩擦要素の動作のタイミング取り
を図らないと、両摩擦要素共締結状態となってインター
ロックが発生したり、逆に両摩擦要素共解放状態となっ
てエンジンが吹き上がったりすることになる。
【0106】そこで、一般に、変速前後でタービン回転
数が低下するアップシフト変速にあっては、締結側摩擦
要素の締結動作を先行させてイナーシャフェーズを実現
し、これによりタービン回転数が所定の回転数まで低下
したタイミングで解放側摩擦要素を解放すると共に締結
側摩擦要素を完全に締結することが行なわれている。
数が低下するアップシフト変速にあっては、締結側摩擦
要素の締結動作を先行させてイナーシャフェーズを実現
し、これによりタービン回転数が所定の回転数まで低下
したタイミングで解放側摩擦要素を解放すると共に締結
側摩擦要素を完全に締結することが行なわれている。
【0107】一方、変速前後でタービン回転数が上昇す
るダウンシフト変速にあっては、アクセルペダルが踏み
込まれている状態のパワーオン時では、解放側摩擦要素
の解放動作を先行させてイナーシャフェーズを実現し、
これによりタービン回転数が所定の回転数まで上昇した
タイミングで締結側摩擦要素を締結すると共に解放側摩
擦要素を完全に解放することが行なわれている。これに
対し、アクセルペダルが踏み込まれていない状態のパワ
ーオフ時では、タービン回転の上昇を駆動輪側の慣性回
転力で引き上げなければならないから、解放側摩擦要素
の解放動作を先行させるのではなく、アップシフト変速
の場合と同じく、締結側摩擦要素の締結動作を先行させ
てイナーシャフェーズを実現し、これによりタービン回
転数が所定の回転数まで上昇したタイミングで解放側摩
擦要素を解放することが行なわれている。
るダウンシフト変速にあっては、アクセルペダルが踏み
込まれている状態のパワーオン時では、解放側摩擦要素
の解放動作を先行させてイナーシャフェーズを実現し、
これによりタービン回転数が所定の回転数まで上昇した
タイミングで締結側摩擦要素を締結すると共に解放側摩
擦要素を完全に解放することが行なわれている。これに
対し、アクセルペダルが踏み込まれていない状態のパワ
ーオフ時では、タービン回転の上昇を駆動輪側の慣性回
転力で引き上げなければならないから、解放側摩擦要素
の解放動作を先行させるのではなく、アップシフト変速
の場合と同じく、締結側摩擦要素の締結動作を先行させ
てイナーシャフェーズを実現し、これによりタービン回
転数が所定の回転数まで上昇したタイミングで解放側摩
擦要素を解放することが行なわれている。
【0108】したがって、摩擦要素の掛け替えを伴う変
速においては、その掛け替えタイミングを図るためにタ
ービン回転数の検出が必要となるが、そのときに、該タ
ービン回転数を検出するタービン回転センサ305が故
障して、そのタービン回転数を検出することができなく
なった場合には、後から締結又は解放させる摩擦要素の
動作開始の時期が判定できず、その結果、インターロッ
ク、エンジンの吹き上がり、ないしは変速ショックの抑
制が効かなくなり問題となる。
速においては、その掛け替えタイミングを図るためにタ
ービン回転数の検出が必要となるが、そのときに、該タ
ービン回転数を検出するタービン回転センサ305が故
障して、そのタービン回転数を検出することができなく
なった場合には、後から締結又は解放させる摩擦要素の
動作開始の時期が判定できず、その結果、インターロッ
ク、エンジンの吹き上がり、ないしは変速ショックの抑
制が効かなくなり問題となる。
【0109】ここで、この自動変速機10における各変
速の種類毎に、締結する摩擦要素と解放する摩擦要素と
の関係をまとめると、次の表3のようになる。なお、表
中、FWDはフォワードクラッチ51を、3−4Cは3
−4クラッチ53を、2−4Bは2−4ブレーキ54
を、OWCはワンウエイクラッチ56をそれぞれ示す。
速の種類毎に、締結する摩擦要素と解放する摩擦要素と
の関係をまとめると、次の表3のようになる。なお、表
中、FWDはフォワードクラッチ51を、3−4Cは3
−4クラッチ53を、2−4Bは2−4ブレーキ54
を、OWCはワンウエイクラッチ56をそれぞれ示す。
【0110】
【表3】 前述のように、1速では、フォワードクラッチ51が締
結され、またワンウエイクラッチ56が作動、つまり回
転が阻止されて、第1遊星歯車機構30のリングギヤ3
4と第2遊星歯車機構40のピニオンキャリヤ43とが
変速機ケース11に固定されている状態にあり、これに
対して2速では、同じくフォワードクラッチ51が締結
され、また2−4ブレーキ54も締結されて、且つワン
ウエイクラッチ56が自由回転とされているから、この
1速から2速へのアップシフト変速においては、2−4
ブレーキ54を締結すると共に、ワンウエイクラッチ5
6をロック状態からフリー状態にする必要が生じる。し
かし、この場合、第1DSV121による作動圧制御で
2−4ブレーキ54を徐々に締結させていくことによ
り、第1遊星歯車機構30のリングギヤ34と第2遊星
歯車機構40のピニオンキャリヤ43とがワンウエイク
ラッチ56のフリー方向に回転し始めてそのロック状態
が自然と解除されるから、上記表3に示すように、ター
ビン回転センサ503で検出されるタービン回転数によ
らずとも2−4ブレーキ54とワンウエイクラッチ56
との掛け替えのタイミング取りは図られる。したがっ
て、タービン回転センサ503の故障時にも、この1−
2変速は禁止することなく、実行することができる。
結され、またワンウエイクラッチ56が作動、つまり回
転が阻止されて、第1遊星歯車機構30のリングギヤ3
4と第2遊星歯車機構40のピニオンキャリヤ43とが
変速機ケース11に固定されている状態にあり、これに
対して2速では、同じくフォワードクラッチ51が締結
され、また2−4ブレーキ54も締結されて、且つワン
ウエイクラッチ56が自由回転とされているから、この
1速から2速へのアップシフト変速においては、2−4
ブレーキ54を締結すると共に、ワンウエイクラッチ5
6をロック状態からフリー状態にする必要が生じる。し
かし、この場合、第1DSV121による作動圧制御で
2−4ブレーキ54を徐々に締結させていくことによ
り、第1遊星歯車機構30のリングギヤ34と第2遊星
歯車機構40のピニオンキャリヤ43とがワンウエイク
ラッチ56のフリー方向に回転し始めてそのロック状態
が自然と解除されるから、上記表3に示すように、ター
ビン回転センサ503で検出されるタービン回転数によ
らずとも2−4ブレーキ54とワンウエイクラッチ56
との掛け替えのタイミング取りは図られる。したがっ
て、タービン回転センサ503の故障時にも、この1−
2変速は禁止することなく、実行することができる。
【0111】同様に、3−4クラッチ53とワンウエイ
クラッチ56との掛け替えを伴う1−3変速において
も、第2DSV122による作動圧制御で3−4クラッ
チ53を徐々に締結させていくだけで、タービン回転数
によらない3−4クラッチ53とワンウエイクラッチ5
6との掛け替えのタイミング取りは可能であるので、禁
止する必要はない。この場合、3−4シフトバルブ10
5を介してサーボリリースライン221と3−4クラッ
チライン227とが連通しており、第2DSV122に
よって3−4クラッチ圧が生成されると同時にサーボリ
リース圧も生成されるから、第1DSV121によって
サーボアプライ圧が生成されても2−4ブレーキ54は
締結されない。
クラッチ56との掛け替えを伴う1−3変速において
も、第2DSV122による作動圧制御で3−4クラッ
チ53を徐々に締結させていくだけで、タービン回転数
によらない3−4クラッチ53とワンウエイクラッチ5
6との掛け替えのタイミング取りは可能であるので、禁
止する必要はない。この場合、3−4シフトバルブ10
5を介してサーボリリースライン221と3−4クラッ
チライン227とが連通しており、第2DSV122に
よって3−4クラッチ圧が生成されると同時にサーボリ
リース圧も生成されるから、第1DSV121によって
サーボアプライ圧が生成されても2−4ブレーキ54は
締結されない。
【0112】一方、1−4変速は、第1DSV121に
よる作動圧制御で2−4ブレーキ54が、第2DSV1
22による作動圧制御で3−4クラッチ53がそれぞれ
先に締結動作に入り、これによりタービン回転数が所定
値まで低下したタイミングで第3DSV123をOFF
としてフォワードクラッチ圧を抜くので、タービン回転
センサ503の故障時には、このフォワードクラッチ圧
を抜くタイミングが図れず、したがってこの1−4ダウ
ンシフト変速は禁止することが好ましい。この場合、第
1SV111が変速途中にONとされ、その結果、3−
4シフトバルブ105を介してサーボリリースライン2
21と3−4クラッチライン227とが連通していた状
態から、サーボリリースライン221とフォワードクラ
ッチライン219とが連通する状態に切り換わるので、
上記第1SV111がONとされるまで2−4ブレーキ
54に供給されていたサーボリリース圧がフォワードク
ラッチ圧と共にドレンされることになり、この時点から
2−4ブレーキ54は締結動作に入る。
よる作動圧制御で2−4ブレーキ54が、第2DSV1
22による作動圧制御で3−4クラッチ53がそれぞれ
先に締結動作に入り、これによりタービン回転数が所定
値まで低下したタイミングで第3DSV123をOFF
としてフォワードクラッチ圧を抜くので、タービン回転
センサ503の故障時には、このフォワードクラッチ圧
を抜くタイミングが図れず、したがってこの1−4ダウ
ンシフト変速は禁止することが好ましい。この場合、第
1SV111が変速途中にONとされ、その結果、3−
4シフトバルブ105を介してサーボリリースライン2
21と3−4クラッチライン227とが連通していた状
態から、サーボリリースライン221とフォワードクラ
ッチライン219とが連通する状態に切り換わるので、
上記第1SV111がONとされるまで2−4ブレーキ
54に供給されていたサーボリリース圧がフォワードク
ラッチ圧と共にドレンされることになり、この時点から
2−4ブレーキ54は締結動作に入る。
【0113】また、逆に4速からのダウンシフト変速の
ことを考えると、特にパワーオン時には、前述のように
解放側摩擦要素の解放動作を先行させるから、4−3変
速では2−4ブレーキ54が、4−2変速では3−4ク
ラッチ53が、4−1変速では2−4ブレーキ54及び
3−4クラッチ53がそれぞれ先に解放動作に入り、こ
れによりタービン回転数が所定値まで上昇したタイミン
グで第3DSV123をONとしてフォワードクラッチ
圧を供給するので、タービン回転センサ503の故障時
には、このフォワードクラッチ圧を供給するタイミング
が図れず、したがってこの4速からのダウンシフト変速
は禁止することが好ましい。この意味からも、上記4速
への1−4アップシフト変速、あるいは後述する2−4
アップシフト変速や3−4アップシフト変速をタービン
回転センサ503の故障時には禁止することが好ましく
なる。
ことを考えると、特にパワーオン時には、前述のように
解放側摩擦要素の解放動作を先行させるから、4−3変
速では2−4ブレーキ54が、4−2変速では3−4ク
ラッチ53が、4−1変速では2−4ブレーキ54及び
3−4クラッチ53がそれぞれ先に解放動作に入り、こ
れによりタービン回転数が所定値まで上昇したタイミン
グで第3DSV123をONとしてフォワードクラッチ
圧を供給するので、タービン回転センサ503の故障時
には、このフォワードクラッチ圧を供給するタイミング
が図れず、したがってこの4速からのダウンシフト変速
は禁止することが好ましい。この意味からも、上記4速
への1−4アップシフト変速、あるいは後述する2−4
アップシフト変速や3−4アップシフト変速をタービン
回転センサ503の故障時には禁止することが好ましく
なる。
【0114】次に、同じアップシフト変速の2−3変速
は、3−4クラッチ53の締結動作と2−4ブレーキ5
4の解放動作との掛け替えが伴うのであるが、このとき
3−4シフトバルブ105を介してサーボリリースライ
ン221と3−4クラッチライン227とが連通してい
るので、第2DSV122による作動圧制御によって3
−4クラッチ圧が生成されると同時にサーボリリース圧
も生成されるから、3−4クラッチ53の締結動作と2
−4ブレーキ54の解放動作とのタイミングが図られる
ことになる。したがって、タービン回転センサ503の
故障時にも、この2−3変速は禁止することなく、実行
することができる。
は、3−4クラッチ53の締結動作と2−4ブレーキ5
4の解放動作との掛け替えが伴うのであるが、このとき
3−4シフトバルブ105を介してサーボリリースライ
ン221と3−4クラッチライン227とが連通してい
るので、第2DSV122による作動圧制御によって3
−4クラッチ圧が生成されると同時にサーボリリース圧
も生成されるから、3−4クラッチ53の締結動作と2
−4ブレーキ54の解放動作とのタイミングが図られる
ことになる。したがって、タービン回転センサ503の
故障時にも、この2−3変速は禁止することなく、実行
することができる。
【0115】一方、2−4変速は、3−4クラッチ53
の締結動作を先行させた後にフォワードクラッチ51を
解放させるタイミング取りがタービン回転数によらなけ
れば図れないことから、また前述のように4速からのダ
ウンシフト変速におけるタイミング取りもできないこと
から、この2−4変速はタービン回転センサ503の故
障時には禁止することが好ましい。
の締結動作を先行させた後にフォワードクラッチ51を
解放させるタイミング取りがタービン回転数によらなけ
れば図れないことから、また前述のように4速からのダ
ウンシフト変速におけるタイミング取りもできないこと
から、この2−4変速はタービン回転センサ503の故
障時には禁止することが好ましい。
【0116】次に、同じアップシフト変速の3−4変速
は、2−4ブレーキ54の締結動作とフォワードクラッ
チ51の解放動作との掛け替えが伴うのであるが、第S
V111がONとされることにより、3−4シフトバル
ブ105を介してサーボリリースライン221と3−4
クラッチライン227とが連通していた状態から、サー
ボリリースライン221とフォワードクラッチライン2
19とが連通する状態に切り換わるので、この時点で第
3DSV123をOFFとすることによりサーボリリー
ス圧とフォワードクラッチ圧とを共にドレンすることが
でき、したがって、2−4ブレーキ54の締結動作とフ
ォワードクラッチ51の解放動作とのタイミングが図ら
れることになる。したがって、タービン回転センサ50
3の故障時にも、この3−4変速は基本的には禁止する
必要はないのではあるが、前述のように4速からのダウ
ンシフト変速におけるタイミング取りがタービン回転セ
ンサ503の故障時にはできないことから、結局、この
2−4変速はタービン回転センサ503の故障時には禁
止することが好ましい。
は、2−4ブレーキ54の締結動作とフォワードクラッ
チ51の解放動作との掛け替えが伴うのであるが、第S
V111がONとされることにより、3−4シフトバル
ブ105を介してサーボリリースライン221と3−4
クラッチライン227とが連通していた状態から、サー
ボリリースライン221とフォワードクラッチライン2
19とが連通する状態に切り換わるので、この時点で第
3DSV123をOFFとすることによりサーボリリー
ス圧とフォワードクラッチ圧とを共にドレンすることが
でき、したがって、2−4ブレーキ54の締結動作とフ
ォワードクラッチ51の解放動作とのタイミングが図ら
れることになる。したがって、タービン回転センサ50
3の故障時にも、この3−4変速は基本的には禁止する
必要はないのではあるが、前述のように4速からのダウ
ンシフト変速におけるタイミング取りがタービン回転セ
ンサ503の故障時にはできないことから、結局、この
2−4変速はタービン回転センサ503の故障時には禁
止することが好ましい。
【0117】次に、ダウンシフト変速であるが、2−1
変速及び3−1変速においては、前述の1−2変速及び
1−3変速とは逆に2−4ブレーキ54又は3−4クラ
ッチ53を徐々に解放させていくことにより、第1遊星
歯車機構30のリングギヤ34と第2遊星歯車機構40
のピニオンキャリヤ43との回転が低下していき、自然
とワンウエイクラッチ56がロック状態となる。したが
って、タービン回転センサ503で検出されるタービン
回転数によらずとも2−4ブレーキ54又は3−4クラ
ッチ53とワンウエイクラッチ56との掛け替えのタイ
ミング取りは図られ、タービン回転センサ503の故障
時にも、これらの2−1ダウンシフト変速及び3−1ダ
ウンシフト変速は禁止することなく、実行することがで
きる。
変速及び3−1変速においては、前述の1−2変速及び
1−3変速とは逆に2−4ブレーキ54又は3−4クラ
ッチ53を徐々に解放させていくことにより、第1遊星
歯車機構30のリングギヤ34と第2遊星歯車機構40
のピニオンキャリヤ43との回転が低下していき、自然
とワンウエイクラッチ56がロック状態となる。したが
って、タービン回転センサ503で検出されるタービン
回転数によらずとも2−4ブレーキ54又は3−4クラ
ッチ53とワンウエイクラッチ56との掛け替えのタイ
ミング取りは図られ、タービン回転センサ503の故障
時にも、これらの2−1ダウンシフト変速及び3−1ダ
ウンシフト変速は禁止することなく、実行することがで
きる。
【0118】これに対して、同じダウンシフト変速の3
−2変速においては、3−4クラッチ53の解放動作と
2−4ブレーキ54の締結動作とをタイミング取りでき
ず、したがって、タービン回転センサ503の故障時に
は、この3−2ダウンシフト変速は禁止することが好ま
しい。
−2変速においては、3−4クラッチ53の解放動作と
2−4ブレーキ54の締結動作とをタイミング取りでき
ず、したがって、タービン回転センサ503の故障時に
は、この3−2ダウンシフト変速は禁止することが好ま
しい。
【0119】すなわち、この場合には、3−4シフトバ
ルブ105を介してサーボリリースライン221と3−
4クラッチライン227とが連通している状態であるか
ら、単に、第2DSV122のデュティ率を0%から1
00%に徐々に移行させるだけで、3−4クラッチ圧と
サーボリリース圧とが同時に抜けて3−4クラッチ53
が解放されると共に2−4ブレーキ54が締結される。
しかし、現実には、作動圧が同じように抜けることで摩
擦要素の掛け替え動作がうまく交差するのではなく、両
クラッチ53及びブレーキ54の締結時の設定圧の違い
等により、3−4クラッチ53が解放される前に2−4
ブレーキ54が締結されたり、逆に2−4ブレーキ54
が締結される前に3−4クラッチ53が解放されたりし
て、インターロック、エンジンの吹き上がり、ないし変
速ショックの問題が回避できないのである。したがっ
て、パワーオン時又はパワーオフ時で解放又は締結のい
ずれの動作を先行させる場合であっても、タービン回転
数による適正な掛け替えタイミングの判定を行なう必要
が生じるのである。したがって、タービン回転センサ5
03の故障時には、この3−2ダウンシフト変速は禁止
することが好ましいことになる。
ルブ105を介してサーボリリースライン221と3−
4クラッチライン227とが連通している状態であるか
ら、単に、第2DSV122のデュティ率を0%から1
00%に徐々に移行させるだけで、3−4クラッチ圧と
サーボリリース圧とが同時に抜けて3−4クラッチ53
が解放されると共に2−4ブレーキ54が締結される。
しかし、現実には、作動圧が同じように抜けることで摩
擦要素の掛け替え動作がうまく交差するのではなく、両
クラッチ53及びブレーキ54の締結時の設定圧の違い
等により、3−4クラッチ53が解放される前に2−4
ブレーキ54が締結されたり、逆に2−4ブレーキ54
が締結される前に3−4クラッチ53が解放されたりし
て、インターロック、エンジンの吹き上がり、ないし変
速ショックの問題が回避できないのである。したがっ
て、パワーオン時又はパワーオフ時で解放又は締結のい
ずれの動作を先行させる場合であっても、タービン回転
数による適正な掛け替えタイミングの判定を行なう必要
が生じるのである。したがって、タービン回転センサ5
03の故障時には、この3−2ダウンシフト変速は禁止
することが好ましいことになる。
【0120】以上の結果に基づき、この自動変速制御に
おいては、上記プログラム中のステップS21〜S25
でタービン回転センサ305が正常か故障かの判定を行
ない、その判定結果に応じて、変速段位判定、特にステ
ップS45〜S50での特徴的な変速段位の判定を行な
うのである。
おいては、上記プログラム中のステップS21〜S25
でタービン回転センサ305が正常か故障かの判定を行
ない、その判定結果に応じて、変速段位判定、特にステ
ップS45〜S50での特徴的な変速段位の判定を行な
うのである。
【0121】つまり、タービン回転センサ305が正常
であるときは、タービン回転数による適正な掛け替えタ
イミングの判定が可能であるので、ステップS45から
ステップS46,S50に進んで、1速から4速までの
規制のない通常の変速段の選択と、その変速段を目標と
する変速制御とを実行することになる。
であるときは、タービン回転数による適正な掛け替えタ
イミングの判定が可能であるので、ステップS45から
ステップS46,S50に進んで、1速から4速までの
規制のない通常の変速段の選択と、その変速段を目標と
する変速制御とを実行することになる。
【0122】これに対し、タービン回転センサ305が
故障であるときには、タービン回転数による適正な掛け
替えタイミングの判定が不可能であるので、ステップS
45からステップS47に進んで、4速の選択を禁止す
る故障時の変速段の選択を行なう。これにより、タービ
ン回転数によらない摩擦要素の掛け替えのタイミング取
りができない1−4変速及び2−4変速が禁止されると
共に、同じくタービン回転数によらない摩擦要素の掛け
替えのタイミング取りができない4速からのダウンシフ
ト変速が禁止され、またタービン回転数によらない摩擦
要素の掛け替えのタイミング取りはできるが4速への変
速は禁止することが好ましいとされる3−4変速が禁止
されることになる。さらに、加えて、ステップS48,
S49で3−2ダウンシフト変速が禁止されるから、こ
れらにより、上記表3に、タービン回転センサ305が
故障であるときに、タービン回転数によらない摩擦要素
の掛け替えタイミング取りができないとされた変速がそ
れぞれ禁止され、その結果、変速ショック等の不具合が
回避されることになる。
故障であるときには、タービン回転数による適正な掛け
替えタイミングの判定が不可能であるので、ステップS
45からステップS47に進んで、4速の選択を禁止す
る故障時の変速段の選択を行なう。これにより、タービ
ン回転数によらない摩擦要素の掛け替えのタイミング取
りができない1−4変速及び2−4変速が禁止されると
共に、同じくタービン回転数によらない摩擦要素の掛け
替えのタイミング取りができない4速からのダウンシフ
ト変速が禁止され、またタービン回転数によらない摩擦
要素の掛け替えのタイミング取りはできるが4速への変
速は禁止することが好ましいとされる3−4変速が禁止
されることになる。さらに、加えて、ステップS48,
S49で3−2ダウンシフト変速が禁止されるから、こ
れらにより、上記表3に、タービン回転センサ305が
故障であるときに、タービン回転数によらない摩擦要素
の掛け替えタイミング取りができないとされた変速がそ
れぞれ禁止され、その結果、変速ショック等の不具合が
回避されることになる。
【0123】次に、上記自動変速制御で得られる別の作
用効果等を説明する。
用効果等を説明する。
【0124】前述のように、コントロールユニット30
0のメモリには、Dレンジ、Sレンジ、Lレンジの各前
進走行レンジ毎に予め設定されたシフトスケジュールマ
ップが格納されており、運転者により選択されたレンジ
に応じた該マップと実際の運転状態とから目標変速段が
設定されて、その結果、Dレンジにおける1〜4速、S
レンジにおける1〜3速及びLレンジにおける1〜2速
が得られるようになっている。
0のメモリには、Dレンジ、Sレンジ、Lレンジの各前
進走行レンジ毎に予め設定されたシフトスケジュールマ
ップが格納されており、運転者により選択されたレンジ
に応じた該マップと実際の運転状態とから目標変速段が
設定されて、その結果、Dレンジにおける1〜4速、S
レンジにおける1〜3速及びLレンジにおける1〜2速
が得られるようになっている。
【0125】このとき、インヒビタスイッチ311が故
障して、どの走行レンジが選択されているかが判定でき
なくなると、マップの選択も行なえなくなり、したがっ
て目標変速段が設定できなくなったり、あるいは現状の
運転状態に合致しない変速段が設定されたりする等の問
題が出る。
障して、どの走行レンジが選択されているかが判定でき
なくなると、マップの選択も行なえなくなり、したがっ
て目標変速段が設定できなくなったり、あるいは現状の
運転状態に合致しない変速段が設定されたりする等の問
題が出る。
【0126】そこで、従来より、このようなフェール時
には、フェールセーフ対策として、上記表2に示したよ
うに第1〜第3DSV121〜123を全てOFFとす
る3速のソレノイドパターンを選択するのが通例とされ
ている。これは、もちろん3速で前進走行を続行するこ
とが可能なことに加えて、停止後の発進時に必要な程度
の駆動トルクもあり、また、上記表2に示したように、
Dレンジ3速における第1〜第3DSV121〜123
のソレノイドパターンとRレンジにおけるソレノイドパ
ターンとが同じで、停止後のRレンジにおける後退速も
得られるからである。
には、フェールセーフ対策として、上記表2に示したよ
うに第1〜第3DSV121〜123を全てOFFとす
る3速のソレノイドパターンを選択するのが通例とされ
ている。これは、もちろん3速で前進走行を続行するこ
とが可能なことに加えて、停止後の発進時に必要な程度
の駆動トルクもあり、また、上記表2に示したように、
Dレンジ3速における第1〜第3DSV121〜123
のソレノイドパターンとRレンジにおけるソレノイドパ
ターンとが同じで、停止後のRレンジにおける後退速も
得られるからである。
【0127】しかしながら、このようなフェール時に常
に一律にソレノイドパターンを3速のソレノイドパター
ンにすることには次のような不具合が発生する。
に一律にソレノイドパターンを3速のソレノイドパター
ンにすることには次のような不具合が発生する。
【0128】すなわち、例えばDレンジの3速、あるい
はSレンジの2速等で、比較的低、中車速で走行中にイ
ンヒビタスイッチ311の故障が検出され、その結果、
第1〜第3DSV121〜123が全てOFFとされる
ソレノイドパターンに切り換えられて3速が達成される
ような場合であれば問題は少ないが、例えばDレンジの
4速で比較的高車速で走行中にインヒビタスイッチ31
1の故障が検出され、その結果、第1〜第3DSV12
1〜123が全てOFFとされて3速が達成されると、
エンジンが過回転の状態となってしまうのである。
はSレンジの2速等で、比較的低、中車速で走行中にイ
ンヒビタスイッチ311の故障が検出され、その結果、
第1〜第3DSV121〜123が全てOFFとされる
ソレノイドパターンに切り換えられて3速が達成される
ような場合であれば問題は少ないが、例えばDレンジの
4速で比較的高車速で走行中にインヒビタスイッチ31
1の故障が検出され、その結果、第1〜第3DSV12
1〜123が全てOFFとされて3速が達成されると、
エンジンが過回転の状態となってしまうのである。
【0129】そこで、この自動変速制御においては、こ
のような不具合に対処するために、上記プログラム中の
ステップS26〜S39でインヒビタスイッチ311が
正常か故障かの判定を行なうと共に、故障判定があって
も、ステップS40で車速が比較的高車速の100km
/h以上である場合には、ステップS41におけるRレ
ンジ判定をせずにそのままリターンし、ステップS40
で車速が比較的高車速の100km/h未満である場合
に限り、ステップS41におけるRレンジ判定をするの
である。
のような不具合に対処するために、上記プログラム中の
ステップS26〜S39でインヒビタスイッチ311が
正常か故障かの判定を行なうと共に、故障判定があって
も、ステップS40で車速が比較的高車速の100km
/h以上である場合には、ステップS41におけるRレ
ンジ判定をせずにそのままリターンし、ステップS40
で車速が比較的高車速の100km/h未満である場合
に限り、ステップS41におけるRレンジ判定をするの
である。
【0130】これにより、高車速時には、インヒビタス
イッチ311が故障と判定される直前のレンジ(多くは
Dレンジ)がそのまま保持されることになり、続く変速
段位判定において該レンジのシフトスケジュールマップ
に基づく変速段の選択が通常に行なわれて、その結果、
例えば4速で走行していたのであれば該4速がそのまま
保持されるから、エンジンの過回転が回避されることに
なる。
イッチ311が故障と判定される直前のレンジ(多くは
Dレンジ)がそのまま保持されることになり、続く変速
段位判定において該レンジのシフトスケジュールマップ
に基づく変速段の選択が通常に行なわれて、その結果、
例えば4速で走行していたのであれば該4速がそのまま
保持されるから、エンジンの過回転が回避されることに
なる。
【0131】これに対し、低車速時には、Rレンジが判
定されるから、続く変速段位判定においてステップS4
2からS44に進んで3速が選択され、その結果、ステ
ップS50で変速段が3速に切り換えられて、該3速で
前進走行を続けることができると共に、停止した後の発
進又は後退も可能となる。
定されるから、続く変速段位判定においてステップS4
2からS44に進んで3速が選択され、その結果、ステ
ップS50で変速段が3速に切り換えられて、該3速で
前進走行を続けることができると共に、停止した後の発
進又は後退も可能となる。
【0132】つまり、高車速時にインヒビタスイッチ3
11の故障が判定されたときには4速がそのまま保持さ
れた後、エンジンが過回転状態とならないような車速に
まで低下したときに前進と後退とに兼用できる3速に切
り換えられることになる。
11の故障が判定されたときには4速がそのまま保持さ
れた後、エンジンが過回転状態とならないような車速に
まで低下したときに前進と後退とに兼用できる3速に切
り換えられることになる。
【0133】次に、上記自動変速制御で得られるさらに
別の作用効果、特に、デューティ駆動周波数判定で得ら
れる作用効果等について説明する。
別の作用効果、特に、デューティ駆動周波数判定で得ら
れる作用効果等について説明する。
【0134】前述したように、アップシフト変速では、
締結側摩擦要素の締結動作でイナーシャフェーズを実現
し、これによりタービン回転数を低下させるのに対し、
パワーオン時のダウンシフト変速では、解放側摩擦要素
の解放動作でイナーシャフェーズを実現し、これにより
タービン回転数を上昇させる一方、パワーオフ時のダウ
ンシフト変速では、アップシフト変速の場合と同じく、
締結側摩擦要素の締結動作でイナーシャフェーズを実現
し、これによりタービン回転数を上昇させることが行な
われる。
締結側摩擦要素の締結動作でイナーシャフェーズを実現
し、これによりタービン回転数を低下させるのに対し、
パワーオン時のダウンシフト変速では、解放側摩擦要素
の解放動作でイナーシャフェーズを実現し、これにより
タービン回転数を上昇させる一方、パワーオフ時のダウ
ンシフト変速では、アップシフト変速の場合と同じく、
締結側摩擦要素の締結動作でイナーシャフェーズを実現
し、これによりタービン回転数を上昇させることが行な
われる。
【0135】したがって、このようなイナーシャフェー
ズの期間中は、それぞれタービン回転数を低下又は上昇
させる締結側又は解放側の摩擦要素の締結力がフィード
バック制御される等して滑っている状態にあり、そのた
めに上記締結側又は解放側の摩擦要素に対する各作動圧
を生成する第1〜第3DSV121〜123のいずれか
が所定のデューティ率で駆動されることになる。このと
き、例えば70%のデューティ率が設定されると、デュ
ーティソレノイドバルブは、前述したように、1ON−
OFF周期においてON時間の比率が70%、OFF時
間の比率が30%となるように電圧が印加され、また、
そのON−OFF周期は例えば50Hz程度に設定され
る。その結果、摩擦要素の油圧室に供給される作動圧に
上記の駆動周期に伴って高低を繰り返す油振が発生し、
これが該摩擦要素の締結又は解放の動作にも現れて、最
終的に乗員に振動となって感じられるという問題が生じ
る。
ズの期間中は、それぞれタービン回転数を低下又は上昇
させる締結側又は解放側の摩擦要素の締結力がフィード
バック制御される等して滑っている状態にあり、そのた
めに上記締結側又は解放側の摩擦要素に対する各作動圧
を生成する第1〜第3DSV121〜123のいずれか
が所定のデューティ率で駆動されることになる。このと
き、例えば70%のデューティ率が設定されると、デュ
ーティソレノイドバルブは、前述したように、1ON−
OFF周期においてON時間の比率が70%、OFF時
間の比率が30%となるように電圧が印加され、また、
そのON−OFF周期は例えば50Hz程度に設定され
る。その結果、摩擦要素の油圧室に供給される作動圧に
上記の駆動周期に伴って高低を繰り返す油振が発生し、
これが該摩擦要素の締結又は解放の動作にも現れて、最
終的に乗員に振動となって感じられるという問題が生じ
る。
【0136】ここで、この自動変速機10における各変
速の種類毎に、イナーシャフェーズで滑っている状態に
ある摩擦要素と、該摩擦要素に対する作動圧を生成する
ことになるデューティソレノイドバルブとの関係をまと
めると、次の表4及び表5のようになる。なお、表中、
FWDはフォワードクラッチ51を、3−4Cは3−4
クラッチ53を、2−4Bは2−4ブレーキ54を、L
/Rはローリバースブレーキ55をそれぞれ示し、表5
におけるパワーオフ時での1速へのダウンシフト変速
は、Lレンジの1速へのマニュアルダウンシフト変速の
場合を示すものである。
速の種類毎に、イナーシャフェーズで滑っている状態に
ある摩擦要素と、該摩擦要素に対する作動圧を生成する
ことになるデューティソレノイドバルブとの関係をまと
めると、次の表4及び表5のようになる。なお、表中、
FWDはフォワードクラッチ51を、3−4Cは3−4
クラッチ53を、2−4Bは2−4ブレーキ54を、L
/Rはローリバースブレーキ55をそれぞれ示し、表5
におけるパワーオフ時での1速へのダウンシフト変速
は、Lレンジの1速へのマニュアルダウンシフト変速の
場合を示すものである。
【0137】
【表4】
【0138】
【表5】 例えば1−2アップシフト変速においては、第1DSV
121のデューティ制御でサーボアプライ圧を徐々に高
めていき、これにより2−4ブレーキ54を滑らせなが
ら締結させていくことが行なわれる。このとき、上記第
1DSV121で生成されるサーボアプライ圧の油振に
起因して2−4ブレーキ54の締結動作が影響を受け、
振動が発生することになる。しかしながら、この自動変
速機10における油圧制御回路100においては、図3
及び図6〜図11に示すように、サーボアプライライン
215にローリバースバルブ103を介して連通するラ
イン214に分岐ライン217を介して第2アキュムレ
ータ142が設けられているから、2−4ブレーキ54
の締結室54aに供給されるサーボアプライ圧における
油振がこの第2アキュムレータ142によって低減さ
れ、したがって振動の不具合が抑制されることになる。
121のデューティ制御でサーボアプライ圧を徐々に高
めていき、これにより2−4ブレーキ54を滑らせなが
ら締結させていくことが行なわれる。このとき、上記第
1DSV121で生成されるサーボアプライ圧の油振に
起因して2−4ブレーキ54の締結動作が影響を受け、
振動が発生することになる。しかしながら、この自動変
速機10における油圧制御回路100においては、図3
及び図6〜図11に示すように、サーボアプライライン
215にローリバースバルブ103を介して連通するラ
イン214に分岐ライン217を介して第2アキュムレ
ータ142が設けられているから、2−4ブレーキ54
の締結室54aに供給されるサーボアプライ圧における
油振がこの第2アキュムレータ142によって低減さ
れ、したがって振動の不具合が抑制されることになる。
【0139】この第2アキュムレータ142による油振
低減の効果は、この1−2変速に限らず、イナーシャフ
ェーズにおいて2−4ブレーキ54を滑らせながら締結
又は解放させるために第1DSV121をデューティ制
御することとなる他の変速においても同様に得られるこ
とになる。
低減の効果は、この1−2変速に限らず、イナーシャフ
ェーズにおいて2−4ブレーキ54を滑らせながら締結
又は解放させるために第1DSV121をデューティ制
御することとなる他の変速においても同様に得られるこ
とになる。
【0140】また、この第2アキュムレータ142によ
る油振低減の効果は、ローリバースバルブ103のスプ
ールが左側に位置して、上記ライン214とローリバー
スブレーキライン216とが連通し、イナーシャフェー
ズにおいてローリバースブレーキ55を滑らせながら締
結させるために第1DSV121をデューティ制御する
こととなるLレンジの1速へのマニュアルダウンシフト
変速においても同様に得られることになる。
る油振低減の効果は、ローリバースバルブ103のスプ
ールが左側に位置して、上記ライン214とローリバー
スブレーキライン216とが連通し、イナーシャフェー
ズにおいてローリバースブレーキ55を滑らせながら締
結させるために第1DSV121をデューティ制御する
こととなるLレンジの1速へのマニュアルダウンシフト
変速においても同様に得られることになる。
【0141】一方、例えば1−3アップシフト変速にお
いては、第2DSV122のデューティ制御で3−4ク
ラッチ圧を徐々に高めていき、これにより3−4クラッ
チ53を滑らせながら締結させていくことが行なわれ
る。その場合に、3−4シフトバルブ105を介して3
−4クラッチライン227とサーボリリースライン22
1とが連通しているから、第2DSV122によって3
−4クラッチ圧が生成されると同時にサーボリリース圧
も生成され、これが2−4ブレーキ54の解放室54b
に供給される。また、第1DSV121によってサーボ
アプライ圧が生成され、これがサーボアプライライン2
15を介して2−4ブレーキ54の締結室54aに供給
される。これにより、2−4ブレーキ54は締結される
ことがないと共に、このとき両室54a,54b共に作
動油が導かれた状態にある2−4ブレーキ54のサーボ
を介して上記サーボリリースライン221ないし3−4
クラッチライン227がサーボアプライライン215と
リンクされ、その結果、3−4クラッチ圧ないしサーボ
リリース圧とサーボアプライ圧とが相互に直接の影響を
伝達し合うことになる。
いては、第2DSV122のデューティ制御で3−4ク
ラッチ圧を徐々に高めていき、これにより3−4クラッ
チ53を滑らせながら締結させていくことが行なわれ
る。その場合に、3−4シフトバルブ105を介して3
−4クラッチライン227とサーボリリースライン22
1とが連通しているから、第2DSV122によって3
−4クラッチ圧が生成されると同時にサーボリリース圧
も生成され、これが2−4ブレーキ54の解放室54b
に供給される。また、第1DSV121によってサーボ
アプライ圧が生成され、これがサーボアプライライン2
15を介して2−4ブレーキ54の締結室54aに供給
される。これにより、2−4ブレーキ54は締結される
ことがないと共に、このとき両室54a,54b共に作
動油が導かれた状態にある2−4ブレーキ54のサーボ
を介して上記サーボリリースライン221ないし3−4
クラッチライン227がサーボアプライライン215と
リンクされ、その結果、3−4クラッチ圧ないしサーボ
リリース圧とサーボアプライ圧とが相互に直接の影響を
伝達し合うことになる。
【0142】したがって、上記第2DSV121で生成
される3−4クラッチ圧の油振が、2−4ブレーキ54
のサーボを介して上記第2アキュムレータ142によっ
て低減され、その結果、振動の不具合が抑制されること
になる。
される3−4クラッチ圧の油振が、2−4ブレーキ54
のサーボを介して上記第2アキュムレータ142によっ
て低減され、その結果、振動の不具合が抑制されること
になる。
【0143】このような2−4ブレーキ54のサーボを
介しての第2アキュムレータ142による油振低減の効
果は、この1−3変速に限らず、イナーシャフェーズに
おいて3−4クラッチ53を滑らせながら締結又は解放
させるために第2DSV121をデューティ制御するこ
ととなる他の変速においても同様に得られることにな
る。
介しての第2アキュムレータ142による油振低減の効
果は、この1−3変速に限らず、イナーシャフェーズに
おいて3−4クラッチ53を滑らせながら締結又は解放
させるために第2DSV121をデューティ制御するこ
ととなる他の変速においても同様に得られることにな
る。
【0144】これに対し、第3DSV123のデューテ
ィ制御でフォワードクラッチ圧を徐々に高めていき、こ
れによりフォワードクラッチ51を滑らせながら締結さ
せていくパワーオフ時での4−2変速又は4−3変速に
おいては、以上のような第2アキュムレータ142によ
る直接又は間接の油振低減の効果は得られない。
ィ制御でフォワードクラッチ圧を徐々に高めていき、こ
れによりフォワードクラッチ51を滑らせながら締結さ
せていくパワーオフ時での4−2変速又は4−3変速に
おいては、以上のような第2アキュムレータ142によ
る直接又は間接の油振低減の効果は得られない。
【0145】すなわち、いずれの場合も、まず変速初期
に第1SV111がOFFとされ、その結果、それまで
3−4シフトバルブ105を介してサーボリリースライ
ン221と連通状態にあったフォワードクラッチライン
219が該サーボリリースライン221と遮断され、こ
の状態で第3DSV123によってフォワードクラッチ
圧が生成されてフォワードクラッチ51の締結動作が開
始されるから、上記第2DSV122のように2−4ブ
レーキ54のサーボを介しての第2アキュムレータ14
2による油振低減の効果は得られないのである。
に第1SV111がOFFとされ、その結果、それまで
3−4シフトバルブ105を介してサーボリリースライ
ン221と連通状態にあったフォワードクラッチライン
219が該サーボリリースライン221と遮断され、こ
の状態で第3DSV123によってフォワードクラッチ
圧が生成されてフォワードクラッチ51の締結動作が開
始されるから、上記第2DSV122のように2−4ブ
レーキ54のサーボを介しての第2アキュムレータ14
2による油振低減の効果は得られないのである。
【0146】特に、所謂飛び越し変速である4−2変速
の場合は、変速前後のタービン回転数の変化量が4−3
変速に比べて大きくなり、したがって変速時間が相対的
に長くなるから、油振による振動がより感じられ易くな
り、不具合が大きくなる。
の場合は、変速前後のタービン回転数の変化量が4−3
変速に比べて大きくなり、したがって変速時間が相対的
に長くなるから、油振による振動がより感じられ易くな
り、不具合が大きくなる。
【0147】ここで、フォワードクラッチライン219
は、サーボリリースライン221との連通状態が遮断さ
れると同時に、ライン210を介して第1アキュムレー
タ141と連通するが、この第1アキュムレータ141
は、専らフォワードクラッチ51の締結動作遅れを回避
するためにフォワードクラッチライン219に予め作動
油を溜めおくプリチャージ用のものであって、設定圧が
低く、油振防止用としては使えないものである。そし
て、このパワーオフ時での4−2変速における油振低減
のために、新たにアキュムレータを設けることは、油圧
制御回路のサイズが拡大し、またコストアップにもつな
がるので好ましくない。
は、サーボリリースライン221との連通状態が遮断さ
れると同時に、ライン210を介して第1アキュムレー
タ141と連通するが、この第1アキュムレータ141
は、専らフォワードクラッチ51の締結動作遅れを回避
するためにフォワードクラッチライン219に予め作動
油を溜めおくプリチャージ用のものであって、設定圧が
低く、油振防止用としては使えないものである。そし
て、このパワーオフ時での4−2変速における油振低減
のために、新たにアキュムレータを設けることは、油圧
制御回路のサイズが拡大し、またコストアップにもつな
がるので好ましくない。
【0148】そこで、この自動変速制御においては、こ
のような不具合に対処するために、デューティ駆動周波
数判定のステップS51〜S54において、油温及びバ
ッテリ電圧がそれぞれ所定値以下に低くない状態で、パ
ワーオフ時の4−2飛び越しダウンシフト変速の場合に
限り、ステップS56において、例えば83Hz等の高
い周波数を第3DSV123の駆動周波数として選択す
るのである。このようにデューティソレノイドバルブの
駆動周波数を高くすることにより、作動圧が上下する油
振の程度が低減され、振動の発生が抑制されることにな
る。
のような不具合に対処するために、デューティ駆動周波
数判定のステップS51〜S54において、油温及びバ
ッテリ電圧がそれぞれ所定値以下に低くない状態で、パ
ワーオフ時の4−2飛び越しダウンシフト変速の場合に
限り、ステップS56において、例えば83Hz等の高
い周波数を第3DSV123の駆動周波数として選択す
るのである。このようにデューティソレノイドバルブの
駆動周波数を高くすることにより、作動圧が上下する油
振の程度が低減され、振動の発生が抑制されることにな
る。
【0149】その場合に、デューティソレノイドバルブ
を高周波数で駆動することは、該バルブの耐久性に影響
を及ぼすので、上記のように第2アキュムレータ142
による油振低減の効果を得ることができず、且つ相対的
に変速時間の長いパワーオフ時の4−2飛び越しダウン
シフト変速の場合に限って、このような高周波数での第
3DSV123の駆動を行なうのである。
を高周波数で駆動することは、該バルブの耐久性に影響
を及ぼすので、上記のように第2アキュムレータ142
による油振低減の効果を得ることができず、且つ相対的
に変速時間の長いパワーオフ時の4−2飛び越しダウン
シフト変速の場合に限って、このような高周波数での第
3DSV123の駆動を行なうのである。
【0150】これに対し、同じく第2アキュムレータ1
42による油振低減の効果を得ることのできないパワー
オフ時の4−3ダウンシフト変速の場合は、変速時間が
相対的に短く、したがって不具合は比較的小さいから、
このような高周波数での第3DSV123の駆動を行な
わない。
42による油振低減の効果を得ることのできないパワー
オフ時の4−3ダウンシフト変速の場合は、変速時間が
相対的に短く、したがって不具合は比較的小さいから、
このような高周波数での第3DSV123の駆動を行な
わない。
【0151】また、低油温時に高周波数を選択しないの
は、低油温時は作動油の粘度が高くなって油振も起こり
難くなるので、油振の低減をあえて行なわなくても済む
からであり、また、低電圧時にも高周波数を選択しない
のは、低電圧時はデューティソレノイドバルブを高周波
数で駆動させることが困難となって目標の作動圧自体が
生成されなくなる虞が生じるからである。
は、低油温時は作動油の粘度が高くなって油振も起こり
難くなるので、油振の低減をあえて行なわなくても済む
からであり、また、低電圧時にも高周波数を選択しない
のは、低電圧時はデューティソレノイドバルブを高周波
数で駆動させることが困難となって目標の作動圧自体が
生成されなくなる虞が生じるからである。
【0152】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の摩
擦要素に給排される作動圧を調整するソレノイドバルブ
を制御することにより、上記摩擦要素が選択的に作動さ
れて目標変速段への変速が自動的に行なわれることにな
るが、その場合に、油振が感じられ易い相対的に変速時
間の長い変速時にのみ、該変速において制御されること
となるソレノイドバルブが高い駆動周波数で制御される
ので、そのような変速時にはON−OFF動作を繰り返
す周期が短くなり、これにより、該ソレノイドバルブで
生成される作動圧が上下する油振の程度が低減されて、
振動の発生が抑制されることになる。
擦要素に給排される作動圧を調整するソレノイドバルブ
を制御することにより、上記摩擦要素が選択的に作動さ
れて目標変速段への変速が自動的に行なわれることにな
るが、その場合に、油振が感じられ易い相対的に変速時
間の長い変速時にのみ、該変速において制御されること
となるソレノイドバルブが高い駆動周波数で制御される
ので、そのような変速時にはON−OFF動作を繰り返
す周期が短くなり、これにより、該ソレノイドバルブで
生成される作動圧が上下する油振の程度が低減されて、
振動の発生が抑制されることになる。
【0153】そして、このような高周波数でのソレノイ
ドバルブの駆動を常に行なうのではなく、変速時間の長
い変速時に限って行なうので、該バルブの耐久性の低下
を抑制することができる。
ドバルブの駆動を常に行なうのではなく、変速時間の長
い変速時に限って行なうので、該バルブの耐久性の低下
を抑制することができる。
【0154】特に、第2発明によれば、ソレノイドバル
ブと摩擦要素との間の油路にアキュムレータが設けられ
ていないときにのみ、高周波数でのソレノイドバルブの
駆動を行なうので、そのようなアキュムレータが設けら
れており、該アキュムレータによって油振が低減され得
るようなときには、ソレノイドバルブは高周波数で駆動
されず、これによっても耐久性の低下が抑制される。
ブと摩擦要素との間の油路にアキュムレータが設けられ
ていないときにのみ、高周波数でのソレノイドバルブの
駆動を行なうので、そのようなアキュムレータが設けら
れており、該アキュムレータによって油振が低減され得
るようなときには、ソレノイドバルブは高周波数で駆動
されず、これによっても耐久性の低下が抑制される。
【0155】また、特に、第3発明によれば、油温が所
定値以上高いときにのみ、高周波数でのソレノイドバル
ブの駆動を行なうので、油温が低く、作動油の粘度が高
くなって油振が起こり難くなるようなときには、ソレノ
イドバルブは高周波数で駆動されず、これによっても耐
久性の低下が抑制される。
定値以上高いときにのみ、高周波数でのソレノイドバル
ブの駆動を行なうので、油温が低く、作動油の粘度が高
くなって油振が起こり難くなるようなときには、ソレノ
イドバルブは高周波数で駆動されず、これによっても耐
久性の低下が抑制される。
【0156】さらに、特に、第4発明によれば、ソレノ
イドバルブを駆動させるための電源の電圧が所定値以上
高いときにのみ、高周波数でのソレノイドバルブの駆動
を行なうので、低電圧時で、ソレノイドバルブを高周波
数で駆動させることが困難となり、目標の作動圧自体が
生成されなくなる虞が生じるようなときには、ソレノイ
ドバルブは高周波数で駆動されず、これによっても耐久
性の低下が抑制される。
イドバルブを駆動させるための電源の電圧が所定値以上
高いときにのみ、高周波数でのソレノイドバルブの駆動
を行なうので、低電圧時で、ソレノイドバルブを高周波
数で駆動させることが困難となり、目標の作動圧自体が
生成されなくなる虞が生じるようなときには、ソレノイ
ドバルブは高周波数で駆動されず、これによっても耐久
性の低下が抑制される。
【図1】 本発明の実施の形態に係る自動変速機の機械
的構成を示す骨子図である。
的構成を示す骨子図である。
【図2】 同自動変速機の変速歯車機構部の構成を示す
断面図である。
断面図である。
【図3】 油圧制御回路の回路図である。
【図4】 2−4ブレーキの油圧アクチュエータの構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】 同油圧制御回路における各ソレノイドバルブ
に対する制御システム図である。
に対する制御システム図である。
【図6】 図3の油圧制御回路の1速の状態を示す要部
拡大回路図である。
拡大回路図である。
【図7】 同じく2速の状態を示す要部拡大回路図であ
る。
る。
【図8】 同じく3速の状態を示す要部拡大回路図であ
る。
る。
【図9】 同じく4速の状態を示す要部拡大回路図であ
る。
る。
【図10】 同じくLレンジ1速の状態を示す要部拡大
回路図である。
回路図である。
【図11】 同じく後退速の状態を示す要部拡大回路図
である。
である。
【図12】 自動変速のための制御プログラムを表わす
メインフローチャート図である。
メインフローチャート図である。
【図13】 同プログラムの入力信号の読み込み及び故
障判定のフローチャート図である。
障判定のフローチャート図である。
【図14】 同プログラムのタービン回転センサの故障
判定のフローチャート図である。
判定のフローチャート図である。
【図15】 同プログラムのインヒビタスイッチの故障
判定のフローチャート図である。
判定のフローチャート図である。
【図16】 同プログラムの変速段位判定のフローチャ
ート図である。
ート図である。
【図17】 Dレンジ用のシフトスケジュールのマップ
図である。
図である。
【図18】 Sレンジ用のシフトスケジュールのマップ
図である。
図である。
【図19】 Lレンジ用のシフトスケジュールのマップ
図である。
図である。
【図20】 同プログラムのデューティ駆動周波数判定
のフローチャート図である。
のフローチャート図である。
10 自動変速機 30,40 変速歯車機構 51〜55 摩擦要素 56 ワンウエイクラッチ 100 油圧制御回路 121〜123 デューティソレノイドバルブ 300 コントロールユニット 305 タービン回転センサ 311 インヒビタスイッチ
Claims (4)
- 【請求項1】 トルクコンバータと、変速歯車機構と、
作動圧の給排により選択的に作動されて上記歯車機構の
動力伝達経路を切り換える複数の摩擦要素と、これらの
摩擦要素への作動圧の給排が行なわれる油圧制御回路
と、該油圧制御回路に設けられ、上記作動圧を調整する
ソレノイドバルブとを有すると共に、車両の運転状態に
基づいて目標変速段を設定する目標変速段設定手段と、
該設定手段で設定された目標変速段への変速が行なわれ
るように上記ソレノイドバルブを制御する制御手段とを
備える自動変速機の制御装置であって、上記制御手段
が、相対的に変速時間の長い変速時にのみ、該変速にお
いて制御するソレノイドバルブを駆動周波数を高くして
制御することを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 【請求項2】 制御手段は、ソレノイドバルブと摩擦要
素との間の油路にアキュムレータが設けられていないと
きにのみ駆動周波数を高くしてソレノイドバルブを制御
することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制
御装置。 - 【請求項3】 作動油の温度を検出する油温検出手段が
設けられ、制御手段は、該検出手段で検出される油温が
所定値以上高いときにのみ駆動周波数を高くしてソレノ
イドバルブを制御することを特徴とする請求項1又は請
求項2に記載の自動変速機の制御装置。 - 【請求項4】 ソレノイドバルブを駆動させるための電
源の電圧を検出する電圧検出手段が設けられ、制御手段
は、該検出手段で検出される電圧が所定値以上高いとき
にのみ駆動周波数を高くしてソレノイドバルブを制御す
ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載の自動変速機の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9284740A JPH11108171A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 自動変速機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9284740A JPH11108171A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 自動変速機の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11108171A true JPH11108171A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17682387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9284740A Pending JPH11108171A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 自動変速機の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11108171A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7104907B2 (en) * | 2002-09-30 | 2006-09-12 | Jatco Ltd | System and method of controlling automatic transmission |
| JP2008133926A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Denso Corp | 自動変速機用油圧制御装置 |
| JP2008138806A (ja) * | 2006-12-04 | 2008-06-19 | Toyota Motor Corp | 車両用駆動装置の制御装置 |
| JP2013087826A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-05-13 | Aisin Aw Co Ltd | 自動変速機の制御装置 |
| CN115854019A (zh) * | 2022-11-21 | 2023-03-28 | 盛瑞传动股份有限公司 | 车辆换挡电磁阀的控制方法、装置、车辆及存储介质 |
| KR20240102386A (ko) * | 2022-12-26 | 2024-07-03 | 주식회사 현대케피코 | 변속기 솔레노이드 유압 제어 불량 가능성 회피를 위한 제어 방법 |
| CN115854019B (zh) * | 2022-11-21 | 2026-05-22 | 盛瑞传动股份有限公司 | 车辆换挡电磁阀的控制方法、装置、车辆及存储介质 |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP9284740A patent/JPH11108171A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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