JPH11108420A - 外気導入機能付き空気調和機 - Google Patents

外気導入機能付き空気調和機

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JPH11108420A
JPH11108420A JP9273073A JP27307397A JPH11108420A JP H11108420 A JPH11108420 A JP H11108420A JP 9273073 A JP9273073 A JP 9273073A JP 27307397 A JP27307397 A JP 27307397A JP H11108420 A JPH11108420 A JP H11108420A
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air
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンプレッサの吸入側圧力が所定値以下とな
る寒冷時に外気を取り込むことで、コンプレッサを強制
起動させることなく冷房機能を実現する。 【解決手段】 コンプレッサ1により冷媒を吸入し圧縮
吐出を行い、吐出された冷媒をコンデンサ4で凝縮,液
化するとともに、液化した冷媒をエバポレータ7で蒸発
させて空気を冷却し、室内ファン12によって室内を冷
房する空気調和機において、外気を導入する開口部20
を備えるとともに、開口部20に開閉自在に設けたダン
パ30と、ダンパ30を開閉駆動する制御部31を備
え、空気調和機の外気が所定温度以下になったときに、
制御部31によりダンパ20を駆動することによって開
口部20を開き、空気調和機内に外気を導入して冷却対
象に供給する構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンプレッサの吸
入側圧力が所定値以下となったときにコンプレッサの動
作停止を行う低圧スイッチを備えた空気調和機に関し、
特に、開閉自在なダンパと、このダンパを開閉する開閉
手段を備えることにより、コンプレッサの吸入側圧力が
所定値以下となる寒冷時に、外部から調和機内に寒冷空
気を取り込むことで、コンプレッサを起動させることな
く冷却機能を実現する外気導入機能付き空気調和機に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、発熱量の大きな移動型レーダ機
器等の電子機器を収納したシェルタにおいては、レーダ
等の各機器の動作温度条件を満足する室内環境にする目
的で空気調和機が備えられている。図4は、このような
電子機器を収納したシェルタ内の空調のために用いられ
る従来の空気調和機を説明する説明図であり、冷凍サイ
クルを示している。
【0003】同図において、1はコンプレッサであり、
三相の電源入力が供給されて駆動する。このコンプレッ
サ1は、図4に示すように、冷凍サイクルの吐出側2に
冷媒を供給するとともに、吸入側3に帰還した冷媒を吸
入して圧縮し、再び吐出側2に循環させるようになって
いる。
【0004】4はコンデンサであり、冷凍サイクルの吐
出側2を経てコンプレッサ1と接続しており、コンプレ
ッサ1から供給される冷媒を凝縮して液化するものであ
る。このコンデンサ4は、図4に示すように、室外ファ
ン17の駆動によって外気により冷却され、これによっ
て冷媒を凝縮,液化するようになっている。
【0005】7はエバポレータで、冷凍サイクルにおけ
るコンデンサ4の吐出側8に、ドライヤ9,サイトグラ
ス10,自動膨張弁11を経て接続されており、自動膨
張弁11から供給される冷媒を蒸発させ、これによって
周囲の空気を冷却するようになっている。
【0006】12は室内ファンで、エバポレータ7の近
傍に配設されており、エバポレータ7で冷却された空気
を冷却対象となる室内に供給する送風手段となってい
る。なお、この室内ファン12,エバポレータ7は、い
ずれも空気調和機の図示しないユニット内に配設されて
いる。
【0007】13aは低圧スイッチである。この低圧ス
イッチ13aは、冷凍サイクルの吸入側3から分岐する
低圧側(吸入側)管路15に接続されており、吸入側3
の圧力を検出している。そして、この低圧スイッチ13
aは、低圧側の圧力が一定レベル以下となったときに、
コンプレッサ1の駆動を停止させるようになっている。
【0008】例えば、冷媒漏れが発生したり、寒冷地で
コンプレッサ1が駆動されるような場合、吸入側3の圧
力が低くなるので、この低圧スイッチ13aによってコ
ンプレッサ1を停止させてコンプレッサ1を保護すると
ともに、コンプレッサ1が、低温使用下において吸入側
で液化した冷媒を液圧縮することにより、過負荷によっ
て損傷することも防止している。
【0009】また、図4に示す冷凍サイクルには、吐出
側2から分岐する管路14に高圧スイッチ13bも設け
てある。16はコンデンサ用圧力スイッチである。この
コンデンサ用圧力スイッチ16は、管路14に接続され
ており、吐出側2の冷媒の圧力を検出して、その圧力
が、例えば17Kgf/cm2を超えるときに、室外フ
ァン17を駆動させるようになっている。
【0010】この室外ファン17により、コンデンサ4
を冷却して冷凍サイクルの安定化を図るとともに、寒冷
地等の低温使用下においては室外ファン17を停止し、
室外ファン17の駆動によるコンデンサ4の冷却によっ
てコンプレッサ1の吸入側の圧力低下による冷媒の液化
も防止している。
【0011】このように、外気温度が極端に低い場合
に、空気調和機を起動して冷凍サイクルを構成するコン
プレッサ1を起動させると、液圧縮によってコンプレッ
サ1が損傷してしまうことから、従来の空気調和機で
は、低圧スイッチ13aを設けることにより、低温度下
ではコンプレッサ1の起動が行えないようになってい
る。
【0012】このような構成からなる従来の空気調和機
は、以下のように動作する。まず、通常状態においてコ
ンプレッサ1が駆動すると、冷媒がコンプレッサ1から
冷凍サイクルの吐出側2に送り出され、コンデンサ4に
おいて凝縮される。その後、この冷媒が、ドライヤ9,
サイトグラス10,動膨張弁11を経由してエバポレー
タ7に供給される。
【0013】エバポレータ7では、冷媒を蒸発させるこ
とによって周囲の空気を冷却し、この空気が室内ファン
12により図示しない室内に送り出されて、冷却対象で
ある室内を冷房する。そして、蒸発した冷媒は、エバポ
レータ7から冷凍サイクルの吸入側3を経てコンプレッ
サ1に帰還する。
【0014】ここで、低圧スイッチ13aでは、冷凍サ
イクルの吸入側3の冷媒の圧力を検出しており、例えば
冷媒漏れ等で低圧の側圧力が一定レベル以下に達する
と、コンプレッサ1を停止する。また、この低圧スイッ
チ13aによって、例えば寒冷地においてコンプレッサ
1の運転がなされないようにし、コンプレッサ1が液化
した状態の冷媒を液圧縮することを防止している。
【0015】さらに、高圧スイッチ13bは、冷凍回路
及びコンプレッサの保護として機能するとともに、コン
デンサ用圧力スイッチ16は、吐出側2の圧力が上昇し
過ぎた場合に、室外ファン17を回転させることによっ
てコンデンサ4を冷却し、冷媒の圧力を下げて安定化す
る。
【0016】このように、従来の空気調和機では、外気
温度が極端に低い等の場合には、低圧スイッチ13aが
作動することによってコンプレッサ1の起動が行えない
ようになっている。
【0017】ところが、このように低温下においてコン
プレッサ1が全く起動し得ないこととなると、例えば、
寒冷地において、レーダ運用が行えなくなるといった事
態が生じてしまう。
【0018】すなわち、発熱量の大きな移動型レーダ機
器等の電子機器を収納したシェルタ等においては、たと
え外気温度が−20℃〜−40℃といった低温度の寒冷
地においても、レーダ等の各機器の動作温度条件を満足
する室内環境にするため、シェルタ内の冷却が必要とな
る。
【0019】そこで、これまで、従来の空気調和機で
は、外気温度が極端に低いことによって吸入側(低圧
側)の圧力が低下した場合でも、コンプレッサを一時的
に起動させることができるように、図5及び図6に示す
ようなコンプレッサの強制起動手段を備えた冷凍システ
ムが採用されている。
【0020】これらの図に示す空気調和機は、上述した
従来の空気調和機にコンプレッサの強制起動手段を追加
したものであり、その他の基本的構成は図4の示したも
の同様となっている。図5中、SVはバイパス弁であ
り、このバイパス弁SVは、冷凍サイクルにおけるコン
プレッサ1の吐出側2と吸入側3との間に接続されてい
る。
【0021】このバイパス弁SVが開閉されることによ
って、吐出側2の冷媒の一部を吸入側3へバイパスし、
コンプレッサ1に再度戻すようになっている。また、H
は電気ヒータで、コンプレッサ1を保温するように設置
されている。
【0022】なお、この図5に示す空気調和機における
低圧スイッチ13aは、低圧側の圧力が一定レベル以上
に戻ったときに解除される自動復帰タイプのものが用い
られている。
【0023】図6は、このようなコンプレッサの起動手
段を制御する制御部30を示す回路図である。同図にお
いて、37は温度センサで、例えば外気が−25℃に達
したときにその接点Ths9をオンする。また、38も
温度センサで、例えば外気が0℃に達したときにThs
10をオンする。
【0024】また、R8はパワーリレーであり、接点R
8a,R8b,R8c,R8dを有している。さらに、
T2,T6はそれぞれタイマであり、タイマT2はタイ
マ設定2秒のタイマとなっている。タイマT6はタイマ
設定120秒のタイマとなっており、接点T6a,T6
bを有している。
【0025】このようなコンプレッサの強制的な起動手
段を備えた従来の空気調和機は以下のように動作する。
まず、外気が暖かいとき(例えば0℃を超える場合)に
は、図示しないエアコンスイッチを介して電圧がタイマ
T2に供給され、コンプレッサ入力制御接点1aがオン
されてコンプレッサ1が駆動され、空気調和機が通常運
転される。
【0026】一方、外気温度が極端に低い(例えば−2
5℃)場合には、上述したように、通常は低圧スイッチ
13aによって接点PSL1がオフされてコンプレッサ
1が起動されないようになる。そこで、上述したコンプ
レッサの強制起動手段が、温度センサ37において外気
が低いことを検出して、タイマT6を用いて所定の時間
だけ低圧スイッチ13aを無効化する。
【0027】同時に、コンプレッサ1の吐出側2と吸入
側とを連通するバイパス弁SVを開くことによって、コ
ンプレッサ1の吸入側圧力を上げる。これによって、タ
イマT6の設定時間を過ぎてもコンプレッサ1の起動が
可能となる。
【0028】また、温度センサ38によって外気温度が
0℃以下のときには、電気ヒータHをオンしてコンプレ
ッサ1の起動前に加温するようにしている。さらに、コ
ンデンサ4を冷却する室外ファン17が駆動するとコン
デンサ4が過冷却状態となってコンプレッサ1の吸入側
圧力を下げて冷媒の液化をまねくため、コンプレッサ1
の強制起動後、コンデンサ用スイッチ16は吐出側圧力
が一定圧力(17Kgf/cm2)以上に達しない限り
室外ファン17を駆動しないようにしている。
【0029】このように、従来の空気調和機では、温度
センサ38が外気温度を検出し、電気ヒータHを稼働さ
せ、コンプレッサ1に加温してスムーズにコンプレッサ
1を駆動させ、さらに外気温度が低くなれば、−25℃
以下では、温度センサ37が検出して、タイマT6が作
動して120秒間バイパス弁SVを開き、かつ、低圧ス
イッチ13aを無効化し、これによってコンプレッサ1
を強制的に稼働させるようにしている。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術においては、寒冷時に冷凍サイクルを起動
する際に、一時的にコンプレッサが過負荷状態になるこ
とであり、それがコンプレッサの寿命を短期化するとい
う問題があった。
【0031】すなわち、従来の空気調和機では、寒冷時
に冷媒が液化している状態において、上述したようにコ
ンプレッサの起動手段を設けてコンプレッサを強制的に
起動させており、一時的にはコンプレッサに液圧縮が生
じてしまう。このような液圧縮はコンプレッサに過負荷
を生じさせ、長期間の使用を考えた場合には、コンプレ
ッサの、ひいては空気調和機自体の寿命を短縮化するこ
とになる。
【0032】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、開閉自在
なダンパと、このダンパを開閉する開閉手段を備えるこ
とにより、コンプレッサの吸入側圧力が所定値以下とな
る寒冷時に、外部から寒冷空気を取り込むことで、コン
プレッサを起動させることなく冷却機能を実現し、コン
プレッサに過負荷を生じさせることなく動作させること
ができ、コンプレッサや空気調和機の寿命を延命し、か
つ、信頼性を向上させることができる、特に寒冷地で運
用される発熱量の大きな移動型レーダ機器等の電子機器
を収納するシェルタに好適な外気導入機能付き空気調和
機の提供を目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の外気導入機能付き空気調和機
は、コンプレッサにより冷媒の圧縮吐出を行い、このコ
ンプレッサから吐出された冷媒を凝縮,液化するととも
に、この液化した冷媒を蒸発させて空気を冷却した後、
この冷媒を前記コンプレッサに循環させる空気調和機に
おいて、外気を導入する開口部を備えるとともに、この
開口部に開閉自在に設けたダンパと、このダンパを開閉
駆動する開閉手段とを備え、前記開閉手段によりダンパ
を駆動することによって前記開口部を開閉し、前記空気
調和機内に外気を導入して冷却対象に供給する構成とし
てある。
【0034】また、請求項2記載の外気導入機能付き空
気調和機は、前記コンプレッサの吸入側の圧力を検出し
て当該コンプレッサの運転停止を行う低圧スイッチを備
えた構成としてある。
【0035】また、請求項3記載の外気導入機能付き空
気調和機は、前記ダンパの開閉手段が、前記空気調和機
の外気が所定温度以下になったときに当該ダンパを開閉
する温度センサを備えた構成としてある。
【0036】また、請求項4記載の外気導入機能付き空
気調和機は、前記ダンパの開閉手段が、前記低圧スイッ
チがコンプレッサの運転を停止すると同時に、前記ダン
パを開閉するリレー手段を備えた構成としてある。
【0037】このような構成からなる本発明の外気導入
機能付き空気調和機によれば、外気温度が所定の温度以
下になった時点で低圧スイッチによってコンプレッサ及
び室外ファンが停止され、冷凍サイクルの稼働を停止し
た上で、ダンパが開いて開口部から寒冷外気が導入さ
れ、冷却対象である室内が冷房されようになっている。
【0038】具体的には、外気温度を温度センサにより
検出し、その時点でコンプレッサ及び室外ファンが停止
すると同時に、室内ファンの近傍に設けた外気を導入す
るためのダンパが開き、室内ファンによって外気が吸い
込まれるようになっている。
【0039】これによって、従来のようにコンプレッサ
を強制的に起動させることなく室内等の冷房が実現で
き、寒冷時における冷媒の液化に伴うコンプレッサの液
圧縮(過負荷)を一切なくすことが可能となり、コンプ
レッサや空気調和機の寿命を延命することができる。
【0040】また、請求項5記載の外気導入機能付き空
気調和機は、前記開口部及びダンパを、前記ファンによ
って冷却対象に供給される空気が通るダクトに配設した
構成としてある。
【0041】このような構成からなる本発明の外気導入
機能付き空気調和機によれば、外気導入用のダンパを空
気調和機のダクト上に配設することにより、外気が空気
調和機の空気の流れに沿って冷却対象に向かって流れ込
むので、特別な送風手段等を別途設けることなく、効率
的に外気を導入することができる。
【0042】さらに、請求項6記載の外気導入機能付き
空気調和機は、前記開口部に、当該開口部を覆うエアフ
ィルタを備えた構成としてある。
【0043】このような構成からなる本発明の外気導入
機能付き空気調和機によれば、ダンパ内側にエアフィル
タを設けてあるので、空気調和機内に雪等の進入を遮
断,防止することが可能となる。なお、循環する暖かい
空気がエアフィルタに付着した雪を溶かすため、エアフ
ィルタの目詰まりを防止することもできる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の外気導入機能付き
空気調和機の実施の形態について、図面を参照して説明
する。 [第一実施形態]まず、本発明の外気導入機能付き空気
調和機の第一実施形態について図1及び図2を参照して
説明する。図1は、本発明の外気導入機能付き空気調和
機の第一実施形態を説明する説明図であり、図2はその
制御部の説明図である。
【0045】なお、これらの図に示す本実施形態の外気
導入機能付き空気調和機は、上述した従来の空気調和機
におけるコンプレッサの強制的な起動手段を省略し、こ
れに代わって外気導入用のダンパを備えたことを特徴と
しており、その他の部分については従来の空気調和機と
ほぼ同様の構成となっている。したがって、図4〜図6
に示した部分と同一部分については同一符号を付し、詳
細な説明は省略する。
【0046】図1に示すように、本実施形態の外気導入
機能付き空気調和機は、従来の空気調和機と基本的な構
成はほぼ同様となっている。すなわち、冷媒を吸入し圧
縮吐出を行うコンプレッサ1と、このコンプレッサ1よ
り吐出された冷媒を凝縮して液化するコンデンサ4と、
このコンデンサ4にドライヤ9,サイトグラス10,自
動膨張弁11を介して接続されたエバポレータ7を備え
ている。
【0047】エバポレータ7では、コンデンサ4で液化
された冷媒を蒸発させて空気を冷却し、このエバポレー
タ7によって冷却された空気を冷却対象となる室内に供
給する室内ファン12を備えている。また、コンプレッ
サ1の吸入側2には、吸入側2の圧力を検出してコンプ
レッサ1の運転停止を行う低圧スイッチ19を備えてい
る。なお、本実施形態では、後述するようにコンプレッ
サ1を停止後に強制起動させることはないので、低圧ス
イッチ19は、上述した従来の低圧スイッチ13aとは
異なり、自動復帰の機能は不要である。
【0048】また、従来空気調和機と同様、冷凍回路及
びコンプレッサの保護として機能する高圧スイッチ13
bを備えている。なお、従来は、吐出側2の圧力が上昇
し過ぎた場合に、室外ファン17を回転させることによ
ってコンデンサ4を冷却し、冷媒の圧力を下げて安定化
するコンデンサ用圧力スイッチ16が備えてあったが、
後述するように、本実施形態ではコンプレッサ1の停止
と同時に室外ファン17も停止するようにしてあるの
で、コンデンサ用圧力スイッチは省略してある。
【0049】そして、本実施形態では、このような構成
からなる空気調和機のファン12近傍に、外気を導入す
る開口部20を備えるとともに、この開口部20に開閉
自在に設けられたダンパ30と、このダンパ30を開閉
駆動する開閉手段としての制御部31を備えている。
【0050】この開口部20とダンパ30及び制御部3
1を設けることで、後述するように、制御部31により
ダンパ30を開閉駆動して開口部20を開き、空気調和
機内に外気を導入できるようになっている。
【0051】ここで、この開口部20及びダンパ30
は、特に図示しないが、室内ファン12により室内に送
風される空気が通るダクトの途中に配設してある。これ
によって、ダンパ30から入る外気はダクト内に導入さ
れ、空気調和機の空気の流れに沿って冷却対象に向かっ
て流れ込み、特別な送風手段等を別途設けることなく、
効率的に外気を導入することができる。
【0052】ダンパ開閉手段としての制御部31につい
て図2を参照して説明する。この制御部31は、空気調
和機の外気温度が所定温度以下になったときにダンパ3
0を開閉する温度センサ39を備えている。本実施形態
では、外気温度が0℃以下になったときに始動する温度
センサとなっている。
【0053】具体的には、制御部31は、外気温度によ
って温度センサ39がオン/オフすることにより低圧ス
イッチ19がコンプレッサ1を運転,停止すると同時
に、ダンパ30を開閉するリレー8を備えている。
【0054】すなわち、図2に示すように、0℃以下の
外気温度を温度センサ39が検出すると、接点Ths1
1をオンする。これにより、リレー8の接点R8aをオ
フする(裏の接点)ことで、コンプレッサ1及び室外フ
ァン17を停止し、冷凍サイクルを停止する。
【0055】そして、これと同時に、リレー8の接点R
8bがオンされ、ダンパ30が開かれる。これによっ
て、室内ファン12により寒冷外気が導入され、室内が
冷房されるようになっている。
【0056】次に、このような構成からなる本実施形態
の外気導入機能付き空気調和機の動作について説明す
る。外気が極寒でなく暖かいとき(例えば0℃を超える
とき)は、図示しない空気調和機のスイッチを介して電
圧がタイマT2に供給されるので、コンプレッサ入力制
御接点1aがオンしてコンプレッサ1が駆動され、同時
に室外ファン17も駆動されて、空気調和機は通常の運
転が開始される。コンプレッサ1が起動すると、冷媒が
冷凍サイクル内を循環し、エバポレータ7が冷却され、
これによって室内が冷却される。
【0057】一方、外気が0℃以下と寒冷時において
は、従来では温度センサが外気温度を検出し、バイパス
弁を開き、かつ、低圧スイッチを無効化して強制的にコ
ンプレッサを稼働していた。
【0058】これに対して、本実施形態の外気導入機能
付き空気調和機では、0℃以下の外気温度を温度センサ
39が検出して、その接点Ths11をオンすると同時
に、接点R8aをオフする(裏の接点)ことにより、コ
ンプレッサ1及び室外ファン17を停止し、冷凍サイク
ルを停止する。同時に、接点R8bがオンされることに
より、ダンパ30が駆動し、開口部20開かれる。これ
によって、開口部20から外気が入り込み、この寒冷外
気が室内ファン12によって室内に導入される。
【0059】このように本実施形態では、室内の冷房に
ついては、外気温度が0℃以上においては、通常の冷凍
サイクルによる冷房を行うとともに、外気温度が0℃以
下では冷凍サイクルを停止して寒冷外気の導入による冷
房を行うものであり、この際に、停止したコンプレッサ
の強制的な起動は一切行われない。
【0060】以上説明したように、本実施形態の外気導
入機能付き空気調和機によれば、従来の空気調和機で
は、冷凍サイクル内の冷媒が寒冷時に液化した際に、そ
の状態でコンプレッサを強制起動し、液圧縮状態(過負
荷状態)の頻度を低減していたのに対して、コンプレッ
サの過負荷状態を全くなくすことができる。これによっ
て、冷凍サイクルを構成するコンプレッサの寿命を延命
することができる。
【0061】また、従来技術で使用していたバイパス
弁,電気ヒータ及びコンデンサ用圧力スイッチ等も不要
とすることができる。これによって、寒冷時に冷凍サイ
クルを稼働させるための制御回路を簡易化できるととも
に、それに伴い空気調和機の信頼性を向上することがで
きる。
【0062】さらに、本実施形態では、寒冷時において
は、冷凍サイクルを停止するため、コンプレッサ,室外
ファン及び電気ヒータを稼働するための消費電力も一切
必要とせず、消費電力の省力化を図ることもできる。
【0063】[第二実施形態]次に、本発明の外気導入
機能付き空気調和機の第二実施形態について図3を参照
して説明する。図3は、本発明の外気導入機能付き空気
調和機の第二実施形態を説明する説明図である。
【0064】本実施形態の外気導入機能付き空気調和機
は、上述した第一実施形態の改良実施形態であり、第一
実施形態ととほぼ同様の構成となっている。そして、本
実施形態では、開口部20に、当該開口部20を覆うエ
アフィルタ32を備えた構成としてある。
【0065】このような構成からなる本実施形態の外気
導入機能付き空気調和機によれば、ダンパ内側にエアフ
ィルタ32を設けてあるので、空気調和機内に雪等の侵
入を遮断,防止することが可能となる。また、循環する
暖かい空気がエアフィルタ32に付着した雪を溶かすた
め、エアフィルタ32の目詰まりを防止することもでき
る。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明の外気導入機
能付き空気調和機によれば、開閉自在なダンパと、この
ダンパを開閉する開閉手段を備えることにより、コンプ
レッサの吸入側圧力が所定値以下となる寒冷時に、外部
から寒冷空気を取り込むことで、コンプレッサを起動さ
せることなく冷却機能を実現し、コンプレッサに過負荷
を生じさせることなく動作させることができ、コンプレ
ッサや空気調和機の寿命を延命し、かつ、信頼性を向上
させることが可能となり、特に、寒冷地で運用される発
熱量の大きな移動型レーダ機器等の電子機器を収納する
シェルタの冷房手段として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外気導入機能付き空気調和機の第一実
施形態を説明する説明図であり、冷凍サイクルを示して
いる。
【図2】図1に示す外気導入機能付き空気調和機の制御
部の説明図である。
【図3】本発明の外気導入機能付き空気調和機の第二実
施形態を説明する説明図である。
【図4】従来の空気調和機を説明する説明図であり、冷
凍サイクルを示している。
【図5】従来の他の空気調和機を説明する説明図であ
り、冷凍サイクルを示している。
【図6】図5に示す従来の空気調和機の制御部の説明図
である。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 4 コンデンサ 7 エバポレータ 12 室内ファン 17 室外ファン 19 低圧スイッチ 20 開口部 30 ダンパ 31 制御部 32 エアフィルタ 39 温度センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサにより冷媒の圧縮吐出を行
    い、このコンプレッサから吐出された冷媒を凝縮,液化
    するとともに、この液化した冷媒を蒸発させて空気を冷
    却した後、この冷媒を前記コンプレッサに循環させる空
    気調和機において、 外気を導入する開口部を備えるとともに、 この開口部に開閉自在に設けたダンパと、このダンパを
    開閉駆動する開閉手段とを備え、 前記開閉手段によりダンパを駆動することによって前記
    開口部を開閉し、前記空気調和機内に外気を導入して冷
    却対象に供給することを特徴とする外気導入機能付き空
    気調和機。
  2. 【請求項2】 前記コンプレッサの吸入側の圧力を検出
    して当該コンプレッサの運転停止を行う低圧スイッチを
    備えた請求項1記載の外気導入機能付き空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記ダンパの開閉手段が、前記空気調和
    機の外気が所定温度以下になったときに当該ダンパを開
    閉する温度センサを備えた請求項1又は2記載の外気導
    入機能付き空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記ダンパの開閉手段が、前記低圧スイ
    ッチがコンプレッサの運転を停止すると同時に前記ダン
    パを開閉するリレー手段を備えた請求項2又は3記載の
    外気導入機能付き空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記開口部及びダンパを、冷却対象に供
    給される空気が通るダクトに配設した請求項1,2,3
    又は4記載の外気導入機能付き空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記開口部に、当該開口部を覆うエアフ
    ィルタを備えた請求項1,2,3,4又は5記載の外気
    導入機能付き空気調和機。
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