JPH11109587A - ヒータ用安全装置 - Google Patents

ヒータ用安全装置

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JPH11109587A
JPH11109587A JP9267278A JP26727897A JPH11109587A JP H11109587 A JPH11109587 A JP H11109587A JP 9267278 A JP9267278 A JP 9267278A JP 26727897 A JP26727897 A JP 26727897A JP H11109587 A JPH11109587 A JP H11109587A
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fuse
tube
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thermal fuse
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空焚き防止のための温度ヒューズの交換が容
易なヒータ用安全装置。 【解決手段】 ヒータユニット60は、内部に発熱体を
収容しているヒータ本体62がブラケット66から突設
されている。ブラケットには、ヒューズユニット83が
装着される筒管74が取付けられており、この筒管の先
端がヒータ本体のケーシング64に固着されている。ま
た、ブラケットには、筒管の内部と連通する開口76が
形成されており、温度ヒューズが封入されているヒュー
ズユニットのヒューズ管84が、この開口から筒管内へ
挿入されることにより、ヒータ本体に対する一定の位置
に簡単に温度ヒューズを取付けることができる。また、
温度ヒューズが溶断したときには、ヒューズ管のみを交
換すれば良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料処理装置
等に設けられて感光材料を処理する処理液等の液中に配
置されて用いられる処理液用ヒータによる過熱を防止す
るヒータ用安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動現像機等の感光材料処理装置におい
て、写真フイルム等の感光材料を処理する適正な現像処
理能力を確保するためには、現像液、定着液等の処理液
を該感光材料を最適な状態で処理できる所定の温度範囲
内に維持しなければならない。
【0003】一般に、この処理液温度は、処理槽内に貯
留している処理液に浸かるように、処理槽内に発熱体を
収容しているヒータ本体(以下、単に「ヒータ」と言
う)を配置し、処理液の温度を温度サーミスタ等の温度
センサで検出して、この温度が所定の範囲となるよう
に、ヒータをオン・オフする。
【0004】一方、処理槽内には、ヒータの過熱によっ
て処理液の温度が異常に上昇してしまうのを防止するた
めに安全装置を設けている。安全装置としては、温度サ
ーモや温度ヒューズがあるが、温度サーモは、検出温度
が設定温度を越えると接点を開放し、ヒータへの通電を
遮断するようになっており、処理液の温度が低下するこ
とにより復旧する自動復帰式と、手動で復旧操作を行う
手動復帰方式があるが、何れかの方法で接点を閉じるこ
とにより、再度ヒータの使用が可能となる。
【0005】ヒータに通電しているときに、処理槽内に
処理液が入っていなかったり、処理液が不足している状
態では、所謂空焚きとなる。安全装置は、このヒータに
よる空焚きの防止に用いられる。
【0006】空焚き防止のための安全装置として用いら
れる自動復帰式の温度サーモは、ヒータによって過熱さ
れて設定温度を越えると作動して、ヒータへの通電を遮
断する。また、ヒータが冷却することにより温度サーモ
の検出温度が低下すると、開放していた接点を自動的に
閉じる。これによって、ヒータの再使用が可能となり、
電源を遮断しない限りヒータへの通電が繰り替えされ
る。このために、ヒータ近傍の部品が過度の熱に繰り替
えし熱せられ、変形したり、発焼や熱焼により発火する
ことがある。
【0007】また、手動復帰式の温度サーモは、検出温
度が所定の温度より下がった状態で、接点復旧用の操作
ボタンを操作することにより、開放している接点が閉じ
られる。したがって、処理槽内に液が入っていないなか
ったり、処理液が不足している状態でも、誤って操作ボ
タンが操作されると、ヒータへの通電が開始され、ヒー
タ近傍の部品の過熱を繰り返すことになってしまう。
【0008】このようなヒータの周囲の部品の過熱が繰
り返されるのを防止するために、温度ヒューズを用いた
安全装置がある。
【0009】この温度ヒューズは、ヒータに接近するよ
うに取付けられ、空焚きによってヒータの温度が、高温
となって温度ヒューズの設定温度を越えると溶断し、ヒ
ータへの通電が遮断するようになっている。
【0010】ところで、温度ヒューズは、溶断すると温
度サーモなどのように再使用することができないため、
新たな温度ヒューズに交換する必要がある。このとき、
温度ヒューズを適切に作動させて空焚きを防止するため
には、処理液中に配置するヒータに対して一定の位置に
温度ヒューズを取付ける必要があるので、一般にヒータ
と温度ヒューズを一体で交換するようになっている。
【0011】すなわち、温度ヒューズは、ヒータから離
れるほど溶断するのに時間がかかる。また、温度ヒュー
ズは、一定の長さがあり、ヒータに対する角度によって
も溶断するまでの時間が変化する。したがって、温度ヒ
ューズは、ヒータへの通電を遮断するまでの時間を一定
にするためにヒータに対する取付け位置及び角度を一定
にしなければならない。このような温度ヒューズの取付
け位置の調整を不要とするために、温度ヒューズがヒー
タに組つけられ、ヒータと一体で交換されるようになっ
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、温度ヒ
ューズが溶断しただけで、ヒータも交換したのでは、交
換時間がかかると共に温度ヒューズを交換するための部
品代も高くなる。また、感光材料処理装置の処理槽内に
は、常に処理液が貯留されており、ヒータを交換するた
めには、この処理液を抜き出す必要があり、温度ヒュー
ズが溶断したときの交換作業が煩雑なものとなってしま
う。さらに、ヒータの交換のために液を抜き出した場
合、装置内部に設けられているローラやガイド等の部品
が乾き、現像液の成分が結晶となって析出し、処理を再
開したときに、感光材料の仕上がり品質に影響を及ぼし
てしまうこともある。
【0013】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、温度ヒューズによって適切に異常過熱を防止す
ることができると共に、温度ヒューズが溶断したときに
安価で感光材料等の処理液によって処理される材料の仕
上がり品質に影響を与えることなく、簡単に交換できる
ヒータ用安全装置を提案することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ヒータ本体内に封入されている発熱体へ通電されること
によりヒータ本体の周囲の液体を加熱する処理液用ヒー
タに用いられるヒータ用安全装置であって、所定の温度
以上に加熱されることにより溶断して前記ヒータ本体へ
の通電を遮断する温度ヒューズが予め所定の位置に封入
されている管体と、一端部が前記ヒータ本体からの熱が
伝達されるようにヒータ本体に固着され、他端側に前記
管体を挿入及び引出し可能な開口が形成され、該開口か
ら管体が挿入されて装填されることにより前記ヒータ本
体からの熱を前記温度ヒューズに伝達する筒体と、前記
筒体内に装填された前記管体内の前記温度ヒューズが前
記ヒータ本体に対して一定の位置に配置されるように管
体を筒体に対して位置決めする位置決め手段と、を含む
ことを特徴とする。
【0015】この発明によれば、予め所定の位置に温度
ヒューズが封入された管体を筒体内へ挿入して装填する
ことにより、温度ヒューズが取付けられる。このとき、
位置決め手段による筒体に対して管体を位置決めするこ
とにより、温度ヒューズがヒータ本体に対して一定の位
置に取付けられるようにしている。
【0016】ヒータ本体からの熱は、筒体を介して管体
内の温度ヒューズへ確実に伝達されるので、温度ヒュー
ズが所定の温度に達して溶断したときに、ヒータ本体内
の発熱体への通電を確実に遮断できるので、ヒータによ
る空焚きを確実に防止することができる。
【0017】また、溶断した温度ヒューズの交換は、筒
体から管体を抜き出すことにより簡単に行うことができ
る。このとき、新たな温度ヒューズが封入された管体を
筒体に対して位置決めするので、温度ヒューズは、ヒー
タ本体に対して一定の位置に正確に取付けることができ
る。
【0018】請求項2に係る発明は、前記筒体が前記ヒ
ータ本体と共に処理槽内に配置された状態で、前記筒体
の開口が槽壁に形成されている開口を介して処理槽外に
開口していることを特徴とする。
【0019】この発明によれば、先端がヒータ本体に固
着されている筒体は、ベース板に取付けられて処理槽内
へ挿入されて配置されている。また、筒体の開口は、ベ
ース板に設けられて処理槽外へ向けられている。このた
め、管体の筒体への挿入及び筒体からの管体の抜き出し
を処理槽内の処理液を抜き出すことなく行うことができ
る。これによって空焚き防止のための温度ヒューズの交
換作業が極めて容易となる。
【0020】なお、位置決め手段は、ベース板に対して
管体を位置決めするものであっても良い。また、筒体が
取付けられるベース板には、ヒータ本体が取付けられて
いるものであっても良い。すなわち、ヒータ本体と筒体
を同一のベース板に取付けもよい。
【0021】このように本発明では、温度ヒューズが封
入された筒体のみを交換するので、温度ヒューズが溶断
したときの交換部品が少なくてすみ、交換部品の部品代
も安くすることができる。また、温度ヒューズの交換
は、処理槽外からできるので、温度ヒューズを交換する
ために、処理槽から処理液を抜き出す必要がなく、ま
た、処理液を抜き出すことにより装置内部の部品に処理
液中の成分を析出させ、感光材料等の被処理材の仕上が
り品質を損ねさせてしまうのも確実に防止することがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1には、本発明を適用した自動
現像装置10の概略構成を示している。この自動現像装
置10は、箱体状のフレーム14の内部に被処理材とし
てシート状の感光材料であるシートフィルム12を搬送
しながら複数の処理液に浸漬して処理する処理液処理部
16と、処理液処理部16で処理されたシートフィルム
12を乾燥処理する乾燥部18が設けられている。
【0023】処理液処理部16は、処理タンク20が現
像液を貯留する現像槽22、定着液を貯留する定着槽2
4及び水洗水を貯留する水洗槽26に区画されている。
現像槽22、定着槽24、水洗槽26のそれぞれには、
複数のローラ対とガイドによって略U字状のシートフィ
ルム12の搬送路が形成された現像ラック28、定着ラ
ック30、水洗ラック32が配設されている。また、現
像槽22の上流側には、自動現像機フレーム14に形成
されている挿入口44に隣接して挿入ラック34が設け
られ、現像槽22と定着槽24の間及び定着槽24と水
洗槽26の間には、ローラ対とガイドによって上流側の
処理槽から下流側の処理槽へ向けてシートフィルム12
を案内搬送するクロスオーバーラック36、38が設け
られている。
【0024】挿入口44から自動現像機フレーム14内
に挿入されたシートフィルム12は、挿入ラック34に
よって処理液処理部16内に引き入れられ、現像ラック
28、クロスオーバーラック36、定着ラック30、ク
ロスオーバーラック38及び水洗ラック32によって搬
送され、現像液、定着液及び水洗水に順に浸漬されて処
理される。
【0025】乾燥部18は、処理液処理部16の近傍か
ら上方へ突設されており、千鳥状に配置したローラ42
によってシートフィルム12を上方へ向けて案内搬送す
る乾燥ラック52が設けられており。また、処理液処理
部16と乾燥部18の間には、スクイズ部70が設けら
れている。
【0026】水洗処理の終了したシートフィルム12
は、スクイズ部70のローラ対78、80、82によっ
て挟持搬送されて乾燥部18内へ送られる。このとき、
ローラ対78〜82がシートフィルム12の表面から水
分を絞り落とす。
【0027】乾燥部18では、図示しないヒータとファ
ンによって発生した乾燥風をローラ42によって搬送さ
れるシートフィルム12へ吹き付けることにより、シー
トフィルム12の乾燥処理を行う。
【0028】乾燥処理されたシートフィルム12は、乾
燥部18の上部に設けられたターン部46によって処理
液処理部16の上方へ向けて排出される。処理液処理部
16の上部には、フィルムトレイ48が設けられてお
り、シートフィルム12は、このフィルムトレイ48上
に載置されて集積される。
【0029】ところで、現像槽22内の底部近傍には、
処理液用ヒータとして図2に図示するごときヒータユニ
ット60が配置されている。現像槽22内の現像液は、
このヒータユニット60が動作することにより加熱され
る。このとき、自動現像装置10では、図示しない温度
センサによって検出する現像液の温度に基づいてヒータ
ユニット60内の発熱体ををオン/オフ制御することに
より、ヒータユニット60によって加熱した現像液を所
定の温度に維持している。
【0030】この現像液の温度は、シートフィルム12
が最適に仕上がる温度に設定されている。また、自動現
像装置10では、現像槽22内の現像液の余熱によって
定着槽24内の定着液が略現像液と同じ温度に保たれ、
これによりシートフィルム12が適切な品質に仕上げら
れるようにしている。なお、定着槽24内にもヒータユ
ニット60を設けて、定着槽24内の定着液がヒータユ
ニット60によって適切な温度となるように加熱される
ものであってもよい。
【0031】ここで、ヒータユニット60による空焚き
を防ぐためのヒータ用安全装置について図2乃至図4を
参照しながら説明する。
【0032】図3に示されるように、ヒータユニット6
0は、長尺のヒータ本体62内に発熱体を収容してい
る。ヒータ本体62としては、ステンレス等の耐腐蝕性
金属を円筒状に形成したケーシング64内にコイル状の
図示しない発熱体を収容したものが用いられている。な
お、ケーシング64の内部には、発熱体と共にMgO
(酸化マグネシウム)又はシリコーンコンパンウンド等
の伝熱部材が封入されており、発熱体をケーシング64
の内部の所定の位置に固定すると共に、発熱体の発生し
た熱が確実にケーシング64に伝達されるようにしてい
る。
【0033】ヒータ本体62は、一方の端部が略矩形形
状のブラケット66の一方の面に一体に連結されてお
り、このブラケット66の他方の面からモールド部材6
8を介してケーブル72が引き出されている。このケー
ブル72を介してヒータ本体62の内部の発熱体へ電力
を供給することにより、発熱体が熱を発するようになっ
ている。また、ヒータ本体62は、このモールド部材6
8によって内部が密閉されており、処理液等の滲み込む
のを確実に防止している。
【0034】一方、ヒータユニット60には、本発明を
適用したヒューズユニット83が組付けられている。ヒ
ータユニット60のブラケット66は、ヒータユニット
73のベース板の役目も有しており、ブラケット66に
は、ヒューズユニット73が装填される筒体としての筒
管74が取付けられている。この筒管74は、ヒータ本
体62のケーシング64と同じにステンレス等の耐腐食
性金属によって形成されている。また、筒管74は、ヒ
ータ本体62側(ブラケット66と反対側)の端部が閉
塞されており、内部への処理液の滲み込みが防止されて
いる。
【0035】筒管74は、このブラケット66から突出
している先端が、ヒータ本体62のケーシング64に蝋
付け等によって強固に固着されており、これによって、
ケーシング64の熱が筒管74へ確実に伝達されるよう
になっている。
【0036】ブラケット66には、ヒータ本体62と反
対側の面に筒管74の内部と連通する開口76が形成さ
れている。
【0037】一方、ヒューズユニット83は、温度ヒュ
ーズ86を収容しているヒューズ管84と、このヒュー
ズ管84が取り付けられているモールド部材88によっ
て構成されている。
【0038】このブラケット62の開口76からは、管
体としてのヒューズ管84が挿入される。ヒューズユニ
ット83は、ヒューズ管84が筒管74内に嵌め込まれ
るよう所定の位置まで挿入されることにより、筒管74
に装填される。なお、ヒューズ管84を挿入するときに
は、熱伝導性シリコンも同時に充填されて、筒管74と
ヒューズ管84の隙間を緊密に埋めて、熱伝導効率を確
保すると共に、ヒューズ管84が筒管74内に緊密に装
填されるようにしている。
【0039】ヒューズ管84は、外径及び長さが筒管7
4の内径寸法及び深さに合わせた円筒状に形成されてお
り、このヒューズ管84の内部には、温度ヒューズ86
と共に熱伝導性シリコンが封入されている。温度ヒュー
ズ86は、ヒューズ管84内の所定の位置に配置され、
熱伝導性シリコンをヒューズ管84内に充填して、ヒュ
ーズ管84内の熱伝導効率を確保している。なお、ヒュ
ーズ管84内の温度ヒューズ86の位置は、X線カメラ
等のX線撮影装置などにより確認した後、ヒューズ管8
4を筒管74内に取り付けられる。
【0040】このヒューズ管84の一端には、モールド
部材88が取付けられており、このモールド部材88に
よって内部を密閉した状態で、ケーブル90が引き出さ
れている。このケーブル90は、温度ヒューズ86が溶
断するまでは、通電状態となっているが、温度ヒューズ
86が予め設定されている所定の温度を越えて溶断する
ことにより非通電状態となる。
【0041】このケーブル90をヒータ本体62内の発
熱体に接続しているケーブル72と直列に接続し、温度
ヒューズ86を介して発熱体へ電力を供給するようにさ
れ、これにより、温度ヒューズ86が溶断すると、発熱
体への電力の供給が遮断される。
【0042】ヒューズ管84に取付けられているモール
ド部材88は、ヒューズ管84側に拡径したフランジ部
92が形成されると共に、半径方向の外方へ突出した矩
形状の突起部94が形成されている。モールド部材88
は、例えば硬度60°以下の樹脂ゴム等の弾性体によっ
て製造されており、フランジ部92及び突起部94が一
体成形されている。
【0043】このフランジ部92及び突起部94は位置
決め手段を構成しており、モールド部材88は、ヒュー
ズ管84内の温度ヒューズ86に対して、突起部94が
一定の位置となるように組付けられる。すなわち、ヒュ
ーズユニット83は、ヒューズ管84の中心に対して温
度ヒューズ86と突起部94の間の角度が一定となるよ
うに突起部94の向きが定められてモールド部材88と
ヒューズ管84とが組付けられる。
【0044】ヒューズユニット83は、モールド部材8
8のフランジ部92がブラケット66の表面に緊密に当
接するまでヒューズ管84を筒管74内へ押し込むこと
により、ヒューズ管84が適正な位置まで挿入されるよ
うになっている。
【0045】ヒューズユニット83は、ヒューズ管86
が筒管74へ押し込まれた状態で押さえ板96によって
固定されてブラケット66に取付けられる。図2に示さ
れるように、押さえ板96には、モールド部材88の外
径に合わせた切り込み96Aと共に、この切り込み96
Aから突起部94の形状に合わせた切り込み96Bが形
成されている。
【0046】一方、ブラケット66には、四隅にネジ止
め用の貫通孔98が形成されており、押さえ板96に
は、この貫通孔96の一つに合わせた貫通孔100が形
成されている。
【0047】ヒューズユニット83は、モールド部材8
8の本体と突起部94のそれぞれを押さえ板96の切欠
き96A、96Bに嵌め込むことにより、ヒューズ管8
4の押さえ板96に対する向きが決められる。これによ
り、押さえ板96に対するヒューズ管84内の温度ヒュ
ーズ86の位置が一定となる。
【0048】また、押さえ板96は、貫通孔100とブ
ラケット66の貫通孔98を合わせることにより、筒管
74に対して位置が決められる。これにより、ヒューズ
管84内の温度ヒューズ86が筒管74内の一定の位置
に配置される。すなわち、ヒューズユニット83の温度
ヒューズ86がヒータユニット60のヒータ本体62に
たいして、距離及び角度が一定となるように取り付けら
れる。このとき、モールド部材88のフランジ部92が
押さえ板96とブラケット66の間に挟まれ、筒管74
の開口76を緊密に閉塞するようになっている。
【0049】すなわち、モールド部材88として、硬度
が60°以下の樹脂ゴム等の弾性部材によって形成され
ており、押さえ板96とブラケット66の間で挟まれて
締め付けられることにより、筒管74の開口76を緊密
に閉塞するパッキンの役目を果たしている。これによっ
て、ヒューズ管86を挿入した筒管74の内部が密閉さ
れる。なお、押さえ板96には、スペーサ100Aが取
付けられており、これによってフランジ部92のつぶれ
過ぎを防止するようにしている。
【0050】図3及び図4に示されるように、ヒータ本
体62と共にヒータ用の安全装置となるヒューズユニッ
ト83が取付けられたヒータユニット60は、処理タン
ク20の現像槽22の槽壁102の所定の位置に形成さ
れているヒータ挿入孔104へヒータ本体62と筒管7
4を挿入して取付けらる。
【0051】この挿入孔104は、例えば金属性の受け
部106に形成されており、受け部106は、樹脂のイ
ンサート成形によって処理タンク20に一体設けられる
などして周囲が緊密にシールされている。
【0052】受け部106には、ブラケット66の貫通
孔98に対応してネジ孔108が形成されており、ブラ
ケット66の貫通孔98に挿入した図示しないネジを螺
合することにより、ヒータユニット60が処理タンク2
0に取付けられる。なお、受け部106とブラケット6
6の間には、パッキン110を介在させるようになって
おり、これによって挿入孔104からの処理液が滲み出
るのを確実に防止するようにしている。
【0053】自動現像装置10内の現像液は、槽壁10
2から現像液中に挿入されたヒータ本体62の内部の発
熱体が発する熱によって加熱される。なお、処理液を加
熱するための発熱体のオン/オフ(通電/非通電)の制
御は、従来公知の種々の方法を適用することができ、本
実施の形態では詳細な説明を省略する。
【0054】次に本実施の形態の作用を説明する。自動
現像装置10では、図示しない電源スイッチがオンされ
ると、ヒータユニット60によって現像液の加熱を開始
し、現像液及び定着液に所定の温度に立ち上げられ、立
ち上げ後はその温度を維持するようになっている。自動
現像装置10は、現像液及び定着液と共に、乾燥部18
内がそれぞれ所定の温度に達すると、シートフィルム1
2の処理が可能となる。なお、自動現像装置10では、
図示しない循環手段によって現像液及び定着液を循環さ
せて均一な温度となるように攪拌される。また、現像槽
22、定着槽24内には、時間経過ないしシートフィル
ム12の処理に応じた所定のタイミングで補充液が補充
され、常にシートフィルム12を最適な状態に処理する
ことができる状態の液が貯留されている。
【0055】シートフィルム14は、挿入口44から自
動現像装置10へ挿入されると、現像ラック28によっ
て引き入れされて、現像槽22内を搬送される。この
後、シートフィルム12は、クロスオーバーラック3
6、定着ラック30、クロスオーバーラック38、水洗
ラック32によって案内搬送されて、定着槽24内の定
着液、水洗槽26内の水洗水に順に浸漬されて処理され
る。
【0056】処理液処理部16での処理液処理が終了す
ると、シートフィルム12は、スクイズ部70で表面の
水分を除去するスクイズ処理が行われながら乾燥部18
へ送り込まれる。
【0057】乾燥部18では、乾燥ラック52のローラ
42によってシートフィルム12を搬送しながら乾燥風
を吹き付けて乾燥処理をする。乾燥処理が終了したシー
トフィルム12は、ターン部46によってフィルムトレ
イ48上へ排出される。
【0058】ところで、現像槽22内の現像液が不足し
たり、排出されたために現像液が無くなることによりヒ
ータ本体62が露出している状態で発熱体へ通電される
と、空焚きが発生する。
【0059】空焚き状態となると、ヒータ本体62から
発生する熱は、温度センサや温度サーモ等では適切に検
出することができず、ヒータ本体62が徐々に過熱す
る。
【0060】空焚き状態となったヒータ本体62は、発
熱体が発する熱がケーシング64から、このケーシング
64に固着されている筒管74へ伝達され、筒管74が
過熱する。この筒管74の過熱によって、筒管74内に
設けられているヒューズユニット83の温度ヒューズ8
6の温度も上昇する。
【0061】これによって、ヒューズユニット83の温
度ヒューズ86が所定の温度に達すると溶断する。ヒー
タユニット60は、ヒューズユニット83の温度ヒュー
ズ86が溶断することにより、ヒータ本体62内の発熱
体への通電を遮断されるので、発熱体の発熱が停止し、
ヒータ本体62の温度も低下する。
【0062】このように、ヒータユニット60では、空
焚き状態となると温度ヒューズ86が溶断するので、ヒ
ータ本体62の周囲の現像槽22内の部品が長時間過熱
されないため、変形させてしまうことがない。また、ヒ
ータユニット60は温度ヒューズ86が溶断すると、温
度ヒューズ86を交換するまでは、再過熱することがな
いため、空焚き状態でヒータ本体62の周囲の部品(主
に現像槽22内の現像ラック28)や処理タンク20の
過熱が繰り返されてしまうこともない。したがって、ヒ
ータ本体62による空焚きによって処理タンク20(主
に現像槽22)内ないし現像槽22内に配置している現
像ラック26等の過熱による変形や損傷を確実に防止す
ることができる。
【0063】一方、温度ヒューズ86が溶断すると、こ
のままでは、ヒータユニット60による現像液の加熱が
不可能となってしまうので、温度ヒューズ86を交換す
る必要がある。
【0064】ヒータユニット60では、温度ヒューズ8
6を交換する場合、ヒューズユニット83を交換する。
ヒューズユニット83の交換は、まず、ヒューズ管84
を固定している押さえ板96の貫通孔100へ挿入され
ている図示しないネジを緩める。これによって、押さえ
板96と共にヒューズ管84に取付けられているモール
ド部材88がブラケット66から取り外し可能となる。
この後、モールド部材88を持って、ヒューズ管84を
筒管74から抜き出す。これによって、ヒータユニット
60からヒューズユニット83を簡単に取り外すことが
できる。
【0065】一方、新たな温度ヒューズ86が装填され
ているヒューズユニット83を取り付けるときには、新
たなヒューズユニット83のヒューズ管84をヒータユ
ニット60の筒管74へ挿入する。この後、ヒューズ管
84が取付けられているモールド部材88へ押さえ板9
6を装着し、押さえ板96の貫通孔100とブラケット
66の貫通孔98を合わせて、貫通孔100と貫通孔9
8へ挿入した図示しないネジを受け部106のネジ孔1
08へ挿入し螺合する。これによって、押さえ板96と
ブラケット66の間でモールド部材88のフランジ部9
2が挟み込まれて、ヒューズユニット83がヒータユニ
ット60に取付けられる。
【0066】このとき、押さえ板96には、モールド部
材88の突起部94に対応する切欠き96Bが形成され
ているので、この切欠き96Bと突起部94が嵌合する
ようにヒューズ管84を回す。これによって、ヒータ本
体62に対してモールド部材88に形成した突起部94
の取り付け角度を決めることができる。また、ヒューズ
管84は、モールド部材88のフランジ部92がブラケ
ット66と押さえ板96に挟まれた状態で取付けられる
ため、筒管74内への挿入位置が決まる。
【0067】ヒューズユニット83には、温度ヒューズ
86がヒューズ管84内の一定の位置に収められている
ため、モールド部材88の突起部94及びフランジ部9
2を押さえ板96によってブラケット66に対して位置
決めすることにより、ヒューズ管84が筒管74に対し
て位置決めされ、ヒューズ管84内に装填されている温
度ヒューズ86がヒータ本体62に対して角度及び距離
が一定の状態で配置される。
【0068】すなわち、温度ヒューズ86はヒータ本体
62に対する取り付け角度及び距離は勿論、温度ヒュー
ズ86の先端側(筒管74の先端側)及び後端側(ブラ
ケット66側)のそれぞれのヒータ本体62からの取り
付け角度及び距離が変われば、作動時間(溶断するまで
の時間)も変わってしまう。これに対して、温度ヒュー
ズ86をヒータ本体62に対して取り付け角度及び取り
付け位置を一定の状態(温度ヒューズ86の先端及び後
端がそれぞれヒータ本体62に対して一定の取り付け角
度及び距離にある状態)となるように、温度ヒューズ8
6を取付けることができる。
【0069】このように、ヒータユニット60では、温
度ヒューズ86をヒータ本体62等と一体で交換するの
ではなく、温度ヒューズ86のみ収容しているヒューズ
ユニット83だけを交換できるため、交換する部品の数
が少なくて済み、交換部品のコストを極めて安くするこ
とができる。また、ヒューズユニット83では、押さえ
板96を用いてモールド部材88を位置決めする簡単な
作業で、ヒータ本体62に対して温度ヒューズ86の正
確な位置決めを行って取付けることができる。このた
め、温度ヒューズ86を取付けるときに、ヒータ本体6
2に対する位置を正確に調整する作業が不要となる。
【0070】一方、このような温度ヒューズ86が設け
られたヒューズユニット83の交換作業は、ブラケット
66に設けている開口76からヒューズ管84を引き抜
いて、新たなヒューズユニット83のヒューズ管84を
挿入すれば良く、ブラケット66を取り外すことなく、
現像槽22の外方で行うことができる。このために、現
像槽22内の現像液を抜く等の作業を行う必要がない。
【0071】したがって、現像槽22内の現像液を抜き
出すことによって、現像ラック28内のローラ等が露出
し、ローラ等に付着して残っている現像液中の成分が析
出することにより、新たなシートフィルム12の処理を
行ったときに、ローラの析出物がシートフィルム12の
表面を損傷させたりシートフィルム12に付着して、シ
ートフィルム12の仕上がりを損ねてしまうのも防止す
ることができる。
【0072】なお、本実施の形態は、本発明の一例を示
すものであり、本発明の構成を限定するものではない。
【0073】例えば、本実施の形態では、押さえ板96
を用いて温度ヒューズ86を装着位置を決めたが、ブラ
ケット66とモールド部材88の間で温度ヒューズ86
の位置合わせを行うようにしてもよい。すなわち、ブラ
ケット66にモールド部材88の突起部94に合わせた
切欠き等を形成するようにしてもよく、これに限らず、
任意の方法を用いて位置決めを行うようにすることがで
きる。
【0074】また、本実施の形態に適用したヒータユニ
ット60を構成する部品は、取付け方法は取り付ける処
理槽の形状等に応じた任意の形状を用いることができ
る。
【0075】さらに、本実施の形態では、シートフィル
ム12を処理する自動現像装置10を用いて説明した
が、これに限らず種々の感光材料を処理する感光材料処
理装置に用いることができる。また、感光材料処理装置
に限らず、貯留槽に貯留している種々の処理液(液体)
を加熱するための処理液用ヒータに適用することができ
る。
【0076】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、ヒー
タ本体を交換することなく温度ヒューズのみを収容して
いる管体を交換するために、交換部品のコストを極めて
安く抑えることができる。また、温度ヒューズを交換す
るときに、ヒータ本体に対する温度ヒューズの取付け位
置の正確な調整作業が不要であり、さらに、温度ヒュー
ズによって保護するヒータ本体が配置されている処理槽
内の処理液を抜くことなく必要がないため、温度ヒュー
ズの交換作業が極めて容易となる優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用した自動現像装置を示す概
略構成図である。
【図2】本発明を適用したヒューズユニットが設けられ
たヒータユニットを示す概略斜視図である。
【図3】ヒューズユニットが設けられたヒータユニット
を現像槽へ配置した状態を示す現像槽の洋舞断面図であ
る。
【図4】ヒューズユニットが設けられたヒータユニット
の現像槽への取付けを示す概略図である。
【符号の説明】
10 自動現像装置 12 シートフィルム 16 処理液処理部 20 処理タンク 22 現像槽(処理槽) 60 ヒータユニット(処理液用ヒータ) 62 ヒータ本体 66 ブラケット(ベース板) 74 筒管(筒体) 83 ヒューズユニット(ヒータ用安全装置) 84 ヒューズ管(筒管) 86 温度ヒューズ 88 モールド部材(位置決め手段) 94 突起部(位置決め手段) 96 押さえ板(ヒータ用保護装置、位置決め手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータ本体内に封入されている発熱体へ
    通電されることによりヒータ本体の周囲の液体を加熱す
    る処理液用ヒータに用いられるヒータ用安全装置であっ
    て、 所定の温度以上に加熱されることにより溶断して前記ヒ
    ータ本体への通電を遮断する温度ヒューズが予め所定の
    位置に封入されている管体と、 一端部が前記ヒータ本体からの熱が伝達されるようにヒ
    ータ本体に固着され、他端側に前記管体を挿入及び引出
    し可能な開口が形成され、該開口から管体が挿入されて
    装填されることにより前記ヒータ本体からの熱を前記温
    度ヒューズに伝達する筒体と、 前記筒体内に装填された前記管体内の前記温度ヒューズ
    が前記ヒータ本体に対して一定の位置に配置されるよう
    に管体を筒体に対して位置決めする位置決め手段と、 を含むことを特徴とするヒータ用安全装置。
  2. 【請求項2】 前記筒体が前記ヒータ本体と共に処理槽
    内に配置された状態で、前記筒体の開口が槽壁に形成さ
    れている開口を介して処理槽外に開口していることを特
    徴とする請求項1に記載のヒータ用安全装置。
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