JPH11109608A - マスク構造体、該マスク構造体を用いた露光方法及び露光装置、該マスク構造体を用いて作製された半導体デバイス、ならびに半導体デバイス製造方法 - Google Patents
マスク構造体、該マスク構造体を用いた露光方法及び露光装置、該マスク構造体を用いて作製された半導体デバイス、ならびに半導体デバイス製造方法Info
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- JPH11109608A JPH11109608A JP26886297A JP26886297A JPH11109608A JP H11109608 A JPH11109608 A JP H11109608A JP 26886297 A JP26886297 A JP 26886297A JP 26886297 A JP26886297 A JP 26886297A JP H11109608 A JPH11109608 A JP H11109608A
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Abstract
マスク構造体において、マスク表面への汚染の付着・堆
積を防止し、マスクの長寿命化を図る。 【解決手段】支持膜2とX線吸収体3からなるマスクを
ゴミ等から保護する表面側ペリクル7及び裏面側ペリク
ル11の表面に、酸化チタン膜14,15を形成し、酸
化チタンの光触媒作用に基づく汚染物の分解作用や、酸
化チタンの光導電性に基づく帯電防止作用を利用して、
汚染物の付着・堆積を防止する。マスク自体の表面に酸
化チタン膜を形成するようにしてもよい。
Description
基板上に所望のパターンを形成するために使用されるマ
スク構造体、このマスク構造体を用いて上記のパターン
を形成する露光方法及び露光装置、このマスク構造体を
用いて作製された半導体デバイス、ならびに半導体デバ
イス製造方法に関する。
マイクロマシン、薄膜磁気ヘッドなど、微細なパターン
が形成されたデバイスの製造では、マスクを介して被転
写体である基板上に光(可視光や紫外線)、X線などを
照射することによってその基板上に所望のパターンを形
成することが一般的である。例えば、半導体集積回路の
場合であれば、所望の回路パターンに対応したマスクを
用意し、レジストが表面に形成された半導体基板に対し
てこのマスクを介して光やX線を照射し、レジストを選
択的に露光してレジストに回路パターンを転写し、その
後、エッチング工程や成膜工程を経ることにより、半導
体基板に所望の回路が形成されることになる。以下、半
導体集積回路の製造の場合を例に挙げて、上述したよう
な微細なパターンを有するデバイスの形成について説明
する。
い、集積回路のパターン線幅が縮小し、半導体製造方法
にも一層の高性能化が要求されてきている。このため、
焼き付け装置(露光装置)として、KrFレーザ(波長
248nm)、ArFレーザ(波長193nm)、X線
領域(波長0.2〜15nm)など、従来よりも短い波
長の露光光源を利用したステッパが開発されつつある。
また、被転写体に所望のパターンを転写する際に用いる
レジストにも、酸触媒を用いた化学増幅型のレジストが
用いられるようになってきた。
が微細になるにつれ、プロセスにおけるゴミ等に対する
防塵対策は非常に難しくなってきた。通常のゴミに対す
るサイズや数の制限が厳しくなるのはもちろん、化学物
質に対するプロセスの敏感度も高まってきており、半導
体集積回路の作製が行われるクリーンルームでは、その
化学的汚染が問題となってきた。化学的汚染の原因とな
るのは、レジストの分解生成物質、レジストの現像や洗
浄等のプロセス中に発生する放散物質、マスクで使用す
る接着剤、さらには、機器の壁材などの設備に起因する
揮発性物質などである。
紫外光やX線などの短い波長の光による露光を長時間行
うと、マスク表面の汚染すなわち付着物の発生により、
マスクにおける光の透過率、反射率、散乱などが変化す
る。特に、レジストとして化学増幅型のレジストを用い
ると、酸発生剤もしくは酸、及び分解物質が露光中また
は露光後に蒸発し、マスクの汚染を加速する。とりわ
け、X線などの投影露光では、被転写物とマスクとの間
隔を数10μm以下として露光を行うため、マスクの汚
染は重大な問題である。これらの付着物については、形
状や組成が一様でなく、プロセス環境に依存する傾向が
みられるもののはっきりしたことは不明である。これら
の付着物の生成には、推測すれば、単純な光化学反応で
はなく、分解、再結合、多次反応、堆積、結晶化等の過
程が複雑に作用しているものと考えられる。このような
付着物が生成した場合、洗浄に除去することが考えられ
るが、特にX線マスクなどにおいては、吸収体の形状が
高アスペクト(幅に比べて段差が大きい)であることか
ら洗浄は非常に難しく、洗浄ではとりきれないゴミも発
生する。X線マスクなどの支持膜は、薄膜であるため強
度が弱く、マスク自体の洗浄の回数を減少させる必要性
もある。
着・堆積を防いでマスクの洗浄回数を減らしあるいは洗
浄そのものを不要とし、マスクの長寿命化を達成できる
マスク構造体を提供するとともに、このようなマスク構
造体を用いた露光方法、露光装置、半導体デバイス及び
半導体デバイス製造方法を提供することにある。
面への汚染の付着防止、堆積防止の対策について試行錯
誤しながら検討した結果、マスク表面あるいはマスクに
装着されたペリクルの表面に酸化チタンの薄膜を形成す
ることにより、上記問題点を解決できることを見出し、
本発明を完成させた。
のパターンを基板上に露光するために用いられるマスク
を有するマスク構造体において、マスク表面を保護する
ために装着されるペリクルと、ペリクル表面に形成され
た酸化チタン膜と、を有することを特徴とする。
ーンを基板上に露光するために用いられるマスクを有す
るマスク構造体において、マスクの表面に形成された酸
化チタン膜を有することを特徴とする。
タン膜が、基板への露光に用いられる光が照射する部分
以外のペリクル表面あるいはマスク表面に設けられるよ
うにしてもよい。また、本発明のマスク構造体は、典型
的にはX線露光用のX線マスク構造体であるが、X線以
外の光の露光に用いるものであってもよい。
クル表面への酸化チタンの成膜方法としては、例えば、
蒸着法や、アルキルチタネートを予めコートした後に加
熱して加水分解により形成する方法を適用することがで
きる。
やX線等の短波長の光の照射によって光触媒として機能
し、各種の物質を化学的に分解する分解作用がある。さ
らに、酸化チタンは光半導体としての効果を発揮し、光
の照射によって導電状態となり、帯電防止作用を呈して
これによる汚染物の付着防止作用も示すようになる。す
なわち、ペリクル表面に酸化チタン薄膜を形成した場合
には、酸化チタンの分解作用及び帯電防止作用によりペ
リクル表面の汚染を防ぐことができ、ペリクルの交換及
びマスクの洗浄の回数を減少させまたはこれら交換や洗
浄を不要のものとすることができ、マスクの長寿命化を
図ることができる。同様に、マスク表面に酸化チタン薄
膜を形成した場合には、酸化チタンの分解作用及び帯電
防止作用によりマスク表面の汚染を防ぐことができ、マ
スクの洗浄の回数を減少させまたは洗浄を不要のものと
することができ、マスクの長寿命化を図ることができ
る。
光によって被転写体に所望のパターンを転写することを
特徴とする露光方法及び露光装置により、マスク汚染の
影響を受けることなく、量産に適した高精度な焼き付け
が可能となる。また、本発明のマスク構造体を用いた露
光により加工基板上に所望のパターンを転写し、これを
加工、形成することにより、高性能半導体デバイスの量
産が可能となる。
て、図面を参照して説明する。以下の各実施の形態のう
ち、第1の実施形態から第3の実施形態までは、マスク
の汚染を防ぐためのペリクル表面に酸化チタン薄膜を形
成した本発明のマスク構造体に関するものであり、第4
の実施形態から第8の実施形態まではマスク表面に酸化
チタン薄膜を形成した本発明のマスク構造体に関するも
のであり、第9の実施形態は本発明のマスク構造体を用
いたX線露光装置に関するものであり、第10の実施形
態は、第9の実施形態のX線露光装置を用いた半導体デ
バイスの製造に関するものである。
の実施形態のマスク構造体を示す断面図である。このマ
スク構造体は、X線露光に適したX線マスク構造体であ
る。
i(シリコン)からなる保持枠1と、保持枠1によって
保持されCVD(化学的気相成長)法で形成された厚さ
2.0μmのSiCからなるX線透過性の支持膜2と、
支持膜2上にスパッタにより形成して所望のパターンに
加工されたTa(タンタル)膜からなるX線吸収体3
と、SiCからなり接着剤5によって保持枠1に接着さ
れた補強体4とを有している。
ペリクル(半導体基板などの被転写体の側に配置される
ペリクル)7が、支持膜2との間幅が5μmとなるよう
に、粘着剤9によって、着脱容易となるように装着され
ている。枠体6は、Al(アルミニウム)からなり、圧
力調整用の穴8が設けられている。この圧力調整用の穴
8には、ゴミの侵入を防ぐフィルタ(不図示)が取り付
けられている。表面ペリクル7は0.8μm厚のポリイ
ミドからなり、平面度1μm以下に制御されている。表
面ペリクル7上には、抵抗加熱蒸着またはEB(電子ビ
ーム)蒸着によって、酸化チタン膜14が20nmの厚
さで形成されている。酸化チタン膜14は、酸化チタン
が光触媒として効果を発揮できる範囲内で、X線の吸収
が少なくなるようになるべく薄く形成することが好まし
い。具体的には、10〜100nmの範囲内の厚さとす
ることが好ましい。
られた裏面側ペリクル11が、支持膜2との間隔が5m
mとなるように、粘着剤13によって、着脱容易となる
ように装着されている。枠体10はAlからなり、圧力
調整用の穴12が設けられている。穴12には、ゴミの
侵入を防ぐフィルタ(不図示)が取り付けられている。
裏面ペリクル11は、表面側ペリクル7と同じく0.8
μm厚のポリイミドによって構成され、裏面ペリクル1
1の表面には、酸化チタン膜15が20nmの厚さで形
成されている。
成されたペリクル7,11を用いることにより、X線露
光時にこの酸化チタン膜14,15が光触媒として作用
するのはもちろん、被転写体(ウェハ)に悪影響を与え
ない範囲で補助光(水銀ランプ、ブラックライトなどか
ら光)を照射することによりこの酸化チタン膜が光触媒
として作用し、ペリクル7,11に付着した汚染物を分
解する。また、このマスク構造体の保存中に、マスクカ
セット内で補助光をあてることもできる。酸化チタン
は、蛍光灯などの通常の室内光でも光触媒としての作用
を継続させることができる。
述したような露光や補助光の照射によって導電化し、こ
れにより、ペリクルを構成するポリイミド上へのゴミ等
の付着も防止できる。ペリクル上の酸化チタン膜は、マ
スク表面に帯電防止膜を直接形成する場合に比べて露光
耐性に対する要求が厳しくないので、成膜条件の設定が
容易である。さらに、支持膜2は無機膜であるため、破
損等が生じる場合があるが、この場合、ペリクル膜は飛
散防止膜としての作用も果たす。
電防止作用により、マスク表面及びペリクル表面の汚染
を防ぐことができ、ペリクルの交換及びマスクの洗浄の
回数を減少させることができ、あるいはこれら交換や洗
浄を不要のものとすることができる。これにより、マス
クの長寿命化を図ることができ、量産に対応したX線マ
スク構造体を供給することができた。
の実施形態のマスク構造体を示す断面図である。このマ
スク構造体は、X線露光に適したX線マスク構造体であ
る。
iからなる保持枠1と、保持枠1によって保持されCV
D法で形成された厚さ2.0μmのSiNからなるX線
透過性の支持膜2と、支持膜2上に設けられ所望のパタ
ーンに加工されたW(タングステン)膜からなるX線吸
収体3と、ホウケイ酸ガラス(商品名パイレックスガラ
ス)からなり陽極接合によって保持枠1に接着された補
強体4とを有している。そして、第1の実施態様のX線
マスク構造体と同様に表面ペリクル7と裏面ペリクル1
1が設けられている。ただし、ペリクル7,11には、
導電性ポリマーでありかつ耐放射線ポリマーであるポリ
フェニレンサルファイドを用いており、圧力調整用の穴
20は、補強体4及び保持枠1を貫通するように形成さ
れている。また、表面ペリクル7では、酸化チタン膜1
4が、表面ペリクル7の周辺部(露光領域外)のみにア
ルキルチタネートを塗布、焼成することにより、100
nm厚で形成されている。付着物の生成は一般に裏面側
では少ないため、裏面ペリクル11については、ここで
は図示するように酸化チタン膜を設けない構成としても
よいし、第1の実施形態と同様に酸化チタン膜を形成す
るようにしてもよい。
たペリクル7を用いることにより、被転写体(ウェハ)
に悪影響を与えない範囲で補助光(水銀ランプ、ブラッ
クライトなどから光)を照射することによりこの酸化チ
タン膜が光触媒として作用し、ペリクル7に付着した汚
染物を分解する。また、マスク構造体の保存中に、マス
クカセット内で補助光をあてることもできる。酸化チタ
ンは、蛍光灯などの通常の室内光でも光触媒としての作
用を継続させることができる。
4を表面ペリクル7での露光領域外に配置することによ
り、酸化チタンの吸収によるX線の減衰及び酸化チタン
のX線による変化が心配されることなく、光触媒として
作用するのに必要充分な膜厚で酸化チタン膜14を形成
することができる。
電防止作用により、マスク表面及びペリクル表面の汚染
を防ぐことができ、ペリクルの交換及びマスクの洗浄の
回数を減少させることができ、あるいはこれら交換や洗
浄を不要のものとすることができる。これにより、マス
クの長寿命化を図ることができ、量産に対応したX線マ
スク構造体を供給することができた。
の実施形態のマスク構造体を示す断面図である。このマ
スク構造体は、X線露光に適したX線マスク構造体であ
る。
と、石英基板16上に形成されたMo(モリブデン)/
Siの多層構造(繰り返し積層構造)からなる反射基板
17と、反射基板17上に形成されWからなる反射パタ
ーン18とを有する反射型のマスクである。反射型のマ
スクの場合、反射率が変化する可能性があるので酸化チ
タン膜をマスク表面に直接形成することはできない。そ
こでこの実施形態では、マスクに対して取り外し可能な
ペリクル19上に酸化チタン膜14を形成している。こ
のX線マスク構造体は、露光中にはペリクル19を取り
外して用いられる。ペリクル19としては、ポリマーか
らなるものを用いてもよいし、ガラスなどの無機材を用
いてもよい。
は、ペリクル19を装着しておくことにより、マスクと
しての未使用時に、酸化チタンの分解作用及び帯電防止
作用により、マスク表面の汚染を防いで洗浄の回数を減
少させ、あるいは洗浄そのものを不要とすることができ
て、マスクの長寿命化を図ることができた。これによ
り、量産に対応したX線反射型マスク構造体を供給する
ことができた。
の実施形態のマスク構造体を示す断面図である。このマ
スク構造体は、X線露光に適したX線マスク構造体であ
る。
iからなる保持枠31と、保持枠1によって保持されC
VD法で形成された厚さ2.0μmのSiCからなるX
線透過性の支持膜32と、支持膜32上に設けられ所望
のパターンに加工されたTa膜からなるX線吸収体33
と、ホウケイ酸ガラスからなり陽極接合によって保持枠
31に接着された補強体34とを有している。支持膜3
2及びX線吸収体33の表面には、EB蒸着によって厚
さ10nmで酸化チタン膜36が形成されている。酸化
チタン膜36は、マスク構造体の側面や支持膜32の裏
面にも形成しておいて構わない。酸化チタン膜36は、
光触媒として効果が発揮できる範囲内で、X線の吸収が
少なくなるようになるべく薄く形成することが好まし
い。具体的には、酸化チタン膜36は、10〜100n
mの範囲内の厚さとすることが好ましい。
たマスクを用いることにより、X線露光時にこの酸化チ
タン膜36が光触媒として作用するのはもちろん、被転
写体(ウェハ)に悪影響を与えない範囲で補助光(水銀
ランプ、ブラックライトなどから光)を照射することに
よりこの酸化チタン膜が光触媒として作用し、マスク表
面に付着した汚染物を分解する。このマスク構造体の保
存中に、マスクカセット内で補助光をあてることもでき
る。酸化チタンは、蛍光灯などの通常の室内光でも光触
媒としての作用を継続させることができる。さらに、酸
化チタンは光導電性であり、上述したような露光や補助
光の照射によって導電化し、ゴミ等の付着も防止でき
る。
電防止作用により、マスク表面の汚染を防ぐことがで
き、マスクの洗浄の回数を減少させることができ、ある
いは洗浄を不要のものとすることができる。これによ
り、マスクの長寿命化を図ることができ、量産に対応し
たX線マスク構造体を供給することができた。
の実施形態のマスク構造体を示す断面図である。このマ
スク構造体は、X線露光に適したX線マスク構造体であ
る。
iからなる保持枠1と、保持枠1によって保持されCV
D法で形成された厚さ2.0μmのSiCからなるX線
透過性の支持膜32と、支持膜32上にスパッタにより
形成して所望のパターンに加工されたW膜からなるX線
吸収体33と、SiCからなり接着剤35によって保持
枠31に接着された補強体34とを有している。
光領域外)のみにアルキルチタネートを塗布、加熱する
ことにより、100nm厚で形成されている。
形成することにより、被転写体(ウェハ)に悪影響を与
えない範囲で補助光(水銀ランプ、ブラックライトなど
から光)を照射することによりこの酸化チタン膜が光触
媒として作用し、マスクに付着した汚染物を分解する。
また、マスク構造体の保存中に、マスクカセット内で補
助光をあてることもできる。酸化チタンは、蛍光灯など
の通常の室内光でも光触媒としての作用を継続させるこ
とができる。
6をマスクでの露光領域外に配置することにより、酸化
チタンの吸収によるX線の減衰及び酸化チタンのX線に
よる変化が心配されることなく、光触媒として作用する
のに必要充分な膜厚で酸化チタン膜36を形成すること
ができる。
電防止作用により、マスク表面の汚染を防ぐことがで
き、マスクの洗浄の回数を減少させることができ、ある
いは洗浄を不要のものとすることができる。これによ
り、マスクの長寿命化を図ることができ、量産に対応し
たX線マスク構造体を供給することができた。
の実施形態のマスク構造体を示す断面図である。このマ
スク構造体は、X線露光に適したX線マスク構造体であ
る。
態のものと同様の構成のものであるが、X線吸収体33
であるW膜との密着性を向上するために支持膜32上に
密着性向上膜としてTi(チタン)膜37が形成されて
いる。すなわち、支持膜32上に密着性向上膜を設け、
次にW膜を設けてこのW膜をパターニングした後、Ti
膜37が形成されている支持膜32をO2(酸素)プラ
ズマにさらすことにより酸化して、酸化チタン膜36を
厚さ10nmで形成する。支持膜(Ti膜)32を酸化
する方法として、熱酸化や酸素イオンの打ち込み等を用
いてもよい。密着性向上膜(Ti膜)の剥離工程を酸化
工程に変えるのみで酸化チタン膜の形成ができるので、
プロセスの簡便化をはかることができる。
より、マスク表面の汚染を防ぐことができ、マスクの洗
浄の回数を減少させることができ、あるいは洗浄を不要
のものとすることができる。これにより、マスクの長寿
命化を図ることができ、量産に対応したX線マスク構造
体を供給することができた。
の実施形態のマスク構造体を示す断面図である。このマ
スク構造体は、X線露光に適したX線マスク構造体であ
る。
のものと同様の構成のものであるが、酸化チタン膜36
をスパッタによって成膜する際にメッシュを用いるなど
することにより、酸化チタン膜36の成長方向に方向性
を持たせている。これにより、X線吸収体33の側面に
は酸化チタンが形成されないこととなって、X線吸収体
33による線幅制御が容易になる。
の実施形態のマスク構造体を示す断面図である。このマ
スク構造体は、X線露光に適したX線マスク構造体であ
る。
iからなる保持枠31と、保持枠1によって保持されC
VD法で形成された厚さ2.0μmのSiCからなるX
線透過性の支持膜32と、支持膜32上にめっきにより
設けられ所望のパターンに形成されているAu(金)膜
からなるX線吸収体33と、保持枠31に接着された補
強体34とを有している。補強体34は設けなくてもよ
い。X線吸収体33を形成する際に用いたレジストを剥
離・除去する前に酸化チタン膜36を形成し、そののち
レジストを剥離することにより、露光領域においてはX
線吸収体33上のみに酸化チタンが残存するようにして
いる。また、第5の実施態様と同様に、マスクの周辺部
(露光領域外)にも酸化チタン膜36が形成されてい
る。このような構成とすることにより、酸化チタンの吸
収に起因するX線の減衰によるコントラストの低下を防
ぐことができる。
態で説明したマスク構造体を用いて徴小デバイス(半導
体装置、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシンなど)を製造
するためのX線露光装置を説明する。図9は、本発明の
第9の実施形態のX線露光装置の構成を示す要部概略図
であり、図10はこのX線露光装置を上から見た図であ
る。このX線露光装置は、シンクロトロン放射(SR)
光をX線光源として使用するものである。
れたシンクロトロン放射光42は、横方向(SR放射源
41の軌道面内方向)には光強度がほぼ均一のビームに
広がり、縦方向にはほとんど拡がりを持たないシートビ
ーム状をしている。シリンドリカルミラーである凸面ミ
ラー43によってこのシンクロトロン放射光42を反射
させることにより、このビームを縦方向に拡大して断面
が略四角であるビームとし、これにより四角い露光領域
が得られるようにしている。拡大されたシンクロトロン
放射光42は、照射領域内での露光量が均一となるよう
にシャッタ44で調整され、シャッタ44を経たシンク
ロトロン放射光42はX線マスク45に導かれる。ここ
でX線マスク45としては、上述の第1乃至第8の実施
形態のいずれかによるマスク構造体が使用される。X線
マスク45は、マスクステージ47に吸着され、被転写
体(被露光体)であるウェハ46と対向する位置に保持
されている。なお、露光時にもペリクルが装着されてい
るX線マスク構造体をX線マスク45として用いる場
合、図にはそのペリクルは表示されていない。
れている。ウェハチャック48はウェハステージ49に
搭載されている。ウェハステージ49を移動させること
により、ウェハ46が位置決めされる。
45とウェハ46の各々に設けた位置決め用のアライメ
ントマークを検出する光学系と、両者のズレを演算する
演算部とを有している。本発明に基づくX線マスク45
を用いることにより、高精度な位置合わせを行うことが
できる。
射光42を照射することにより、X線マスク45とウェ
ハ46のアライメント後、X線マスク45に形成されて
いるパターンを、ステップ・アンド・リピート方式やス
キャニング方式などによってウェハ46上に露光転写す
る。
やブラックライトなどの補助光源51が設けられてお
り、ウェハ46やウェハ46上のレジストなどに影響を
与えない範囲で、X線マスク45に対して補助光源51
からの補助光を照射できるようになっている。
より、シンクロトロン放射光42による露光時(露光領
域に酸化チタン膜が形成されている場合)や補助光の照
射時に、マスク表面あるいはペリクル表面の酸化チタン
膜の分解作用及び帯電防止作用が促進され、マスク表面
やペリクル表面へのゴミ等の付着を防止することができ
る。
すように、マスクカセット52にも補助光源51が備え
られている。マスクカセット52にも補助光源51が備
えられていることにより、X線マスク45の保存中にも
酸化チタン膜に付着物の分解作用を起こさせることがで
き、分解生成物はマスクカセット52の排気口53から
回収することもできる。
高精度なX線露光を行うことができた。
装置を利用した半導体デバイス(半導体素子)の製造方
法について説明する。図11は、半導体デバイス(IC
やLSI等の半導体チップ、あるいは液晶パネル、CC
Dなど)の製造工程を説明する製造フロー図である。
導体デバイスの回路設計を行い、ステップ62(マスク
製作)では、設計した回路パターンを形成したマスク構
造体を上述の第1乃至第8の実施形態に基づいて製作す
る。一方、ステップ63(ウェハ製造)ではシリコン等
の材料を用いてウェハを製造する。
程とも呼ばれ、ステップ62で用意したマスク構造体と
ステップ63で用意したウェハとを用いて、X線リソグ
ラフィー技術によって露光を行い、ウェハ上に実際の回
路を形成する。次のステップ65(組立)は後工程とも
呼ばれ、ステップ64によって回路が形成されたウェハ
を用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ
工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工
程(チップ封入)等の工程を含む。その後、ステップ6
6(検査)において、ステップ65で製作された半導体
デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行
う。こうした工程を経て、半導体デバイスが完成し、こ
れが出荷される(ステップ67)。
セスの詳細を示す製造フロー図である。
ェハの表面を酸化させる。ステップ72(CVD)で
は、CVDによりウェハ表面に絶縁膜を形成する。ステ
ップ73(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着によ
って形成する。ステップ74(イオン打ち込み)では、
ウェハに所望のイオンを打ち込む。ステップ75(レジ
スト処理)では、ウェハ表面に化学増幅型のレジストを
塗布する。
態で説明したX線露光装置によって、マスク構造体の回
路パターンをウェハに焼付け露光する。ウェハをローデ
ィングしてウェハをマスクと対向させ、アライメントユ
ニットで両者のズレを検出して、ウェハステージを駆動
して両者の位置合わせを行う。両者が合致したならば露
光を行う。露光終了後、ウェハは次のショットへステッ
プ移動し、アライメント以下の動作を繰り返す。
で露光したウェハを現像する。ステップ78(エッチン
グ)では、現像したレジスト以外の部分を削りとる。こ
れらのステップを繰り返し行うことによって、ウェハ上
に多重に回路パターンが形成される。
来は製造が難しかった高集積度の半導体デバイスの量産
に対応することができる。
露光により半導体デバイスを製造する場合を中心にして
説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。マスクとレジストとを近接させて露光を行う露光方
法や露光装置、これらに用いるマスク構造体であれば、
本発明を適用することができる。すなわち、酸化チタン
が光触媒として機能する波長領域の光の使用を前提とす
るものであれば、X線以外の光(例えばエキシマレーザ
などの光源からの紫外光や遠紫外光)を用いることを前
提とした露光方法、露光装置及びマスク構造体も、本発
明の範疇に含まれるものである。
に装着されたペリクル表面やマスク自体の表面に酸化チ
タンの薄膜を形成することにより、酸化チタンの光触媒
作用及び導電化による帯電防止作用等により、ペリクル
表面やマスク表面の汚染を防ぎ、洗浄の回数を減少させ
あるいは洗浄を不要のものとすることができ、マスクの
長寿命化を図ることができる。
露光により被転写体にパターンを転写することを特徴と
する露光方法及び露光装置により、高精度な焼き付けを
量産に対応させて実現することが可能となる。また、本
発明のマスク構造体を用いた露光によって加工基板上に
パターンを転写し、これを加工、形成することにより、
高性能半導体デバイスの量産が可能となる。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す要部概略図である。
スの製造工程を説明する製造フロー図である。
ェハプロセスの詳細を示す製造フロー図である。
Claims (25)
- 【請求項1】 所望のパターンを基板上に露光するため
に用いられるマスクを有するマスク構造体において、 前記マスク表面を保護するために装着されるペリクル
と、 前記ペリクル表面に形成された酸化チタン膜と、を有す
ることを特徴とするマスク構造体。 - 【請求項2】 前記マスク構造体が反射型のマスク構造
体である請求項1に記載のマスク構造体。 - 【請求項3】 前記マスク構造体が透過型のマスク構造
体である請求項1に記載のマスク構造体。 - 【請求項4】 前記基板への露光に用いられる光が照射
する部分以外の前記ペリクル表面に、前記酸化チタン膜
を設けられている請求項1に記載のマスク構造体。 - 【請求項5】 X線を用いた露光に使用される請求項1
乃至4いずれか1項に記載のマスク構造体。 - 【請求項6】 請求項1に記載のマスク構造体を用い、
露光により被転写体に所望のパターンを転写することを
特徴とする露光方怯。 - 【請求項7】 露光により被転写体に所望のパターンを
転写する際に、化学増幅型のレジストを用いる請求項6
に記載の露光方法。 - 【請求項8】 露光に用いる光がX線である請求項6ま
たは7に記載の露光方法。 - 【請求項9】 露光により被転写体に所望のパターンを
転写する露光装置において、請求項1に記載のマスク構
造体を用いたことを特徴とする露光装置。 - 【請求項10】 被転写体に影響を与えない範囲で補助
光を前記マスク構造体に照射する補助光源をさらに有す
る請求項9に記載の露光装置。 - 【請求項11】 被転写体に露光を行わないときに前記
マスク構造体を保管するマスクカセットと、被転写体に
影響を与えない範囲で補助光を前記マスクカセット内の
前記マスク構造体に照射する補助光源と、をさらに有す
る請求項9に記載の露光装置。 - 【請求項12】 半導体デバイスにおいて、請求項1に
記載のマスク構造体を用い、露光により被転写体に所望
のパターンを転写し、これを加工、形成して作製された
ことを特徴とする半導体デバイス。 - 【請求項13】 露光により被転写体に所望のパターン
を転写し、これを加工、形成することにより半導体デバ
イスを作製する半導体デバイス製造方法において、前記
露光に際して請求項1に記載のマスク構造体を用いるこ
とを特徴とする半導体デバイス製造方法。 - 【請求項14】 所望のパターンを基板上に露光するた
めに用いられるマスクを有するマスク構造体において、
前記マスクの表面に形成された酸化チタン膜を有するこ
とを特徴とするマスク構造体。 - 【請求項15】 前記マスク構造体が透過型のマスク構
造体である請求項14に記載のマスク構造体。 - 【請求項16】 前記基板への露光に用いられる光が照
射する部分以外の前記マスク表面に、前記酸化チタン膜
を設けられている請求項14に記載のマスク構造体。 - 【請求項17】 X線を用いた露光に使用される請求項
14乃至16いずれか1項に記載のマスク構造体。 - 【請求項18】 請求項14に記載のマスク構造体を用
い、露光により被転写体に所望のパターンを転写するこ
とを特徴とする露光方怯。 - 【請求項19】 露光により被転写体に所望のパターン
を転写する際に、化学増幅型のレジストを用いる請求項
18に記載の露光方法。 - 【請求項20】 露光に用いる光がX線である請求項1
8または19に記載の露光方法。 - 【請求項21】 露光により被転写体に所望のパターン
を転写する露光装置において、請求項14に記載のマス
ク構造体を用いたことを特徴とする露光装置。 - 【請求項22】 被転写体に影響を与えない範囲で補助
光を前記マスク構造体に照射する補助光源をさらに有す
る請求項21に記載の露光装置。 - 【請求項23】 被転写体に露光を行わないときに前記
マスク構造体を保管するマスクカセットと、被転写体に
影響を与えない範囲で補助光を前記マスクカセット内の
前記マスク構造体に照射する補助光源と、をさらに有す
る請求項21に記載の露光装置。 - 【請求項24】 半導体デバイスにおいて、請求項14
に記載のマスク構造体を用い、露光により被転写体に所
望のパターンを転写し、これを加工、形成して作製され
たことを特徴とする半導体デバイス。 - 【請求項25】 露光により被転写体に所望のパターン
を転写し、これを加工、形成することにより半導体デバ
イスを作製する半導体デバイス製造方法において、前記
露光に際して請求項14に記載のマスク構造体を用いる
ことを特徴とする半導体デバイス製造方法。
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