JPH11110552A - 画像の色抽出方法及びその方法を用いた画像処理装置 - Google Patents

画像の色抽出方法及びその方法を用いた画像処理装置

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JPH11110552A
JPH11110552A JP9267576A JP26757697A JPH11110552A JP H11110552 A JPH11110552 A JP H11110552A JP 9267576 A JP9267576 A JP 9267576A JP 26757697 A JP26757697 A JP 26757697A JP H11110552 A JPH11110552 A JP H11110552A
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JP9267576A
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Yoshiaki Nishio
佳晃 西尾
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Keyence Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明による不均一輝度の画像から比較的簡単
な構成で演算処理の高速な画像の色抽出方法及びその方
法を用いた画像処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 撮像領域11aの各画素のR値,G値,
及びB値に加えて、R値及びG値の差分値、B値及びG
値の差分値、R値及びB値の差分値のうちの一又は複数
の差分値を演算し、選択した一又は複数の画素における
R値及びG値及びB値並びにR値及びG値の差分値,B
値及びG値の差分値,R値及びB値の差分値のうちの一
又は複数の差分値について閾値を設定し、撮像領域11
aにおける任意の画素のR値及びG値及びB値並びにR
値及びG値の差分値,B値及びG値の差分値,R値及び
B値の差分値のうちの一又は複数の差分値が閾値を越え
ない画素を選択した画素と同一色であるとして抽出する
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像から色成分を
特徴量として色抽出する画像の色抽出方法及びその方法
を用いた画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像の中から対象物を抽出するこ
とを目的とする抽出処理では、画像内に含まれる個々の
領域を識別することが重要であり、この領域を識別する
方法においては、画像をその濃度,色,テクスチャ等の
特徴量の均一な部分画像として識別する方法が一般的で
ある。
【0003】色成分を特徴量として領域を識別する方法
は、様々な工業分野にて既に利用されており、例えば、
食品,薬品等の分野では、製品に貼り付けられた色付ラ
ベルの位置を検査する装置、また、混合製造ラインにお
ける製品又はそれを梱包するパッケージに印刷されたカ
ラーバーにより製品を識別する装置等に応用されてい
る。
【0004】このような装置においては、カラーカメラ
等の撮像器を用いて製品等の対象物が撮像され、撮像画
像は画素毎のR値,G値,及びB値からなるアナログ信
号に分割された後で画像処理装置に取込まれ、画像処理
装置に取込まれたアナログのR値,G値,及びB値は、
ディジタルのR値,G値,及びB値に変換されて記憶装
置に記憶される。画像処理装置は、記憶情報に基づいて
CRT等の表示装置に原画像を表示するとともに、原画
像が表示された画面上にて移動自在に設けられたポイン
タを重畳して表示させる。
【0005】このポインタをコントローラ等の入力手段
を用いて操作し、画面上に表示されたカラーパレットの
中から抽出対象とする色が選択され、又は抽出対象とす
る色をR値,G値,及びB値の各数値で入力され、又は
原画像の抽出対象とする色を有する画素が直接的に選択
されるのに伴って、その画素のR値,G値,及びB値と
予め設定されたR値,G値,及びB値の各値に対する閾
値の許容範囲とに基づいて、R値,G値,及びB値の各
値に対する閾値が決定され、原画像中の各画素のR値,
G値,及びB値の各値が各閾値を越えない場合に、抽出
対象とする色と同一色であると判断して、この同一色と
判断された全ての画素領域を抽出してCRT等の表示装
置に表示させる方法が用いられており、この方法では、
R値,G値,及びB値の3つの値と予め設定されたR
値,G値,及びB値の各値に応じた閾値とを比較するこ
とにより、同一色の領域を識別できることから、演算を
行なう装置の構成の単純化が図れ、処理速度が高速であ
る。
【0006】ところが、上述の如き方法においては、例
えば、薬品チューブの如く丸みを帯びた対象物の側面に
貼り付けられた色付ラベルを撮像器で取込む場合、照明
からの光がこの対象面へ一方向から偏って照射されてい
るのが普通であるため、色付ラベル全体に光が均一に照
射されずに明暗部分が生じて色付ラベル全体を均一な色
領域であると識別できず、色付ラベル全体を抽出できな
いという問題があった。また、色付ラベル全体を抽出す
るために上述の如きR値,G値,及びB値の閾値を大き
くとった場合、不必要な他の領域まで抽出するという新
たな問題が生じる。
【0007】また、照明むらが発生する照明によって
は、対象面の輝度に不均一が生じ、抽出される領域が斑
状となるという問題があり、対象形状をその全体に亘っ
て抽出するためにR値,G値,及びB値の各閾値を大き
くとった場合には、上述の如く不必要な他の領域まで抽
出することになる。
【0008】これらの問題を解決すべく、例えば、特開
平4−10075号公報では、前述の方法の如くディジ
タル化された撮像画像の画素毎のR値,G値,及びB値
をHSI変換してH(色相),S(彩度),I(明度)
の各特徴量に分割し、画面上に表示されたカラーパレッ
トの中から抽出対象とする色が選択され、又は抽出対象
とする色をR値,G値,及びB値の各数値で入力され、
又は原画像の抽出対象とする色を有する画素が直接的に
選択されるのに伴って、その画素のH値,S値,及びI
値と予め設定されたH値,S値,及びI値の各値に対す
る閾値の許容範囲とに基づいて、H値,S値,及びI値
の各値に対する閾値が決定され、原画像中の各画素のH
値,S値,及びI値の各値が各閾値を越えない場合に、
抽出対象とする色と同一色であると判断して、この同一
色と判断された全ての画素領域を抽出して表示装置に表
示させる画像の色抽出方法が開示されており、この方法
によれば、照明むらによって変動することのない対象面
の色合い成分で評価することが可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この方法で
はR値,G値,及びB値からH値,S値,及びI値へH
SI変換する必要があるため、R値,G値,及びB値を
そのまま利用する前述の方法と比較して装置の構成が複
雑となるばかりでなく、演算処理が複雑となるために処
理速度が低下するという問題が生じる。
【0010】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、撮像領域における各画素のR値,G値,及びB
値に加えて、R値及びG値の差分値,B値及びG値の差
分値,R値及びB値の差分値を演算しておき、抽出対象
となる画素に対応する前記差分値,R値,G値,及びB
値に基づいて前記差分値,R値,G値,及びB値の閾値
を各別に設定し、閾値内の画素を抽出対象となる領域と
同一色であるとして抽出することにより、照明による明
暗部分のある撮像領域又は照明むらによる不均一な輝度
部分のある撮像領域であっても、比較的簡単な構成で演
算処理の高速な画像の色抽出方法及びその方法を用いた
画像処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る画像の色
抽出方法は、撮像した画像から選択された一又は複数の
画素におけるR値,G値,及びB値に基づいて、R値,
G値,及びB値に関連する値に対する閾値を設定し、前
記画像における任意の画素のR値,G値,及びB値に関
連する値が前記閾値を越えない画素を前記選択された画
素と同一色であるとして抽出する画像の色抽出方法にお
いて、前記撮像した画像に基づいて、R値及びG値の差
分値、B値及びG値の差分値、R値及びB値の差分値の
うちの一又は複数の差分値を演算し、前記選択された画
素のR値,G値,B値,及び前記差分値に基づいて閾値
を設定することを特徴とする。
【0012】第2発明に係る画像処理装置は、撮像した
画像から選択された一又は複数の画素におけるR値,G
値,及びB値に基づいて、R値,G値,及びB値に関連
する値に対する閾値を設定し、前記画像における任意の
画素のR値,G値,及びB値に関連する値が前記閾値を
越えない画素を前記選択された画素と同一色であるとし
て抽出する画像処理装置において、前記撮像した画像に
基づいて、R値及びG値の差分値、B値及びG値の差分
値、R値及びB値の差分値のうちの一又は複数の差分値
を演算する演算手段と、前記選択された画素のR値,G
値,B値,及び前記差分値に基づいて閾値を決定する閾
値決定手段と、前記撮像した画像におけるR値,G値,
B値,及び前記差分値が前記閾値を越えない画素を前記
選択された画素と同一色である画素として抽出する抽出
手段とを備えることを特徴とする。
【0013】第3発明に係る画像処理装置は、対象とな
る画像を撮像する撮像手段と、前記画像に重畳して表示
されたポインタを操作し、前記画像から対象となる一又
は複数の画素を選択する選択手段と、選択された画素に
おけるR値,G値,及びB値に基づいて、R値,G値,
及びB値に関連する値に対する閾値を設定し、前記画像
における任意の画素のR値,G値,及びB値に関連する
値が前記閾値を越えない画素を前記選択された画素と同
一色であるとして抽出する抽出手段と、抽出結果を表示
する表示手段とを備える画像処理装置において、前記撮
像手段により撮像された前記画像に基づいて、R値及び
G値の差分値、B値及びG値の差分値、R値及びB値の
差分値のうちの一又は複数の差分値を演算する演算手段
と、前記選択された画素のR値,G値,B値,及び前記
差分値に基づいて閾値を決定する閾値決定手段とを備え
ることを特徴とする。
【0014】本発明に係る画像の色抽出方法及びその方
法を用いた画像処理装置によれば、色抽出のパラメータ
となるR値,G値,及びB値の3値にR値及びG値の差
分値たる例えばR−G値,B値及びG値の差分値たる例
えばB−G値,R値及びB値の差分値たる例えばR−B
値等の差分値のうち1つから複数の差分値をパラメータ
として加えることにより、照明による明暗部分のある撮
像領域又は照明むらによる不均一な輝度部分のある撮像
領域であっても、高精度な色抽出を行なうことができ
る。また、HSI変換等の比較的複雑な処理を行なわず
に、R値,G値,及びB値に関連する値たる上述の如き
差分値を演算する構成としたので、比較的簡単な構成で
演算処理の低下を抑制することができる。
【0015】図13,図14は、撮像領域を示す模式図
である。例えば、図13に示した撮像領域11aは、対
象物が軸心を水平に配置された円柱状の部材の側面方向
から撮像器により撮像された状態を示したものであり、
図13においては説明を簡略化するために撮像領域11
aを3等分するように周設された3色の色領域を想定し
ている。従って、3色の色領域は、撮像領域11aの左
端から白色,青みがかった色,赤みがかった色となる縦
長の矩形領域となっており、各色の矩形領域はその領域
内において均一に着色されているものとする。図14
は、撮像器の光軸に対して若干傾斜した角度から対象物
に光を照射した如き状態を示しており、図14において
は説明を簡略化するために、この照射光により各色領域
の分割方向に対して直角方向に3等分するように各色領
域に明暗部分が生じているものとする。このように、互
いに直交する方向に3×3の領域に分割された各色領域
の色は、図15に示す如きR値,G値,及びB値で表わ
される。
【0016】図15は、図14に示した各色領域のR
値,G値,及びB値を示す図表であり、図16は、図1
4に示した各色領域のR値,G値,B値,R−G値,B
−G値,及びR−B値を示す図表である。例えば、色抽
出のパラメータをR値,G値,及びB値の3つの値と
し、選択された画素を含む色領域全体のR値,G値,及
びB値の最大値及び最小値をR値,G値,及びB値の閾
値とし、撮像領域11aの右端にある赤みがかった色領
域(以下、赤色領域といい、青みがかった領域も同様に
青色領域という)内の任意の画素を選択して全ての赤色
領域を抽出する場合、この赤色領域の中央の領域におけ
るR値,G値,及びB値は、R=30,G=20,B=
20であり、各値に対する閾値はR=20〜40,G=
10〜30,B=10〜30となる。
【0017】そして、撮像領域11a内の全ての画素の
R値,G値,及びB値を夫々に対応する閾値と比較し、
閾値範囲内にあるものを全て抽出した場合、全ての赤色
領域に加えて、余分な白色領域及び青色領域の一部まで
抽出することになる。
【0018】これに対して、本発明に係る画像の色抽出
方法及びその方法を用いた画像処理装置では、予めR
値,G値,及びB値から各値の差分値であるR−G値,
B−G値,及びR−B値を演算しておき、これら3つの
差分値を色抽出のパラメータに加えて上述と同様に設定
して各閾値と比較する。従って、赤色領域のR値,G
値,B値,R−G値,B−G値,及びR−B値の閾値
は、R=20〜40,G=10〜30,B=10〜3
0,R−G=10〜10,B−G=0〜0,R−B=1
0〜10となり、撮像領域11a内の全ての画素のR
値,G値,B値,R−G値,B−G値,及びR−B値を
夫々に対応する閾値と比較した場合、全ての赤色領域の
みを抽出することができる。
【0019】以上の構成においては、撮像領域に照明に
よる明暗部分がある状態を示したが、照明むらによる不
均一な輝度部分のある撮像領域であっても同様の原理に
て抽出対象となる領域のみ抽出することができる。
【0020】なお、色抽出のパラメータとして、R値,
G値,B値,R−G値,B−G値,及びR−B値の6つ
のパラメータを用いる構成としたが、これに限らず、撮
像画像に対する抽出領域のR値,G値,及びB値の差の
大きさ等に応じて、R値,G値,B値に追加するパラメ
ータの数は1つ〜3つの範囲で自由に選択することがで
きる。従って、パラメータの数を減じることにより、更
に簡易な構成で演算処理の低下を抑制することができ、
パラメータの数を増すことにより、更に高精度な色抽出
を行なうことができる。
【0021】また、R値,G値,及びB値に代わる色抽
出のパラメータとして、R値,G値,及びB値に基づい
てH(色相),S(彩度),I(明度)にHSI変換し
て、これらの値を用いるか、又はこれらの値に加えてH
値,S値,及びI値の差分値を用いる構成とすることも
できるのはいうまでもない。
【0022】また、選択された画素を含む色領域全体の
R値,G値,B値,R−G値,B−G値,及びR−B値
の最大値及び最小値を各値の閾値とする構成としたが、
これに限らず、例えば選択された画素を中央とする所定
の領域内にある画素のR値,G値,B値,R−G値,B
−G値,及びR−B値の最大値及び最小値を閾値とする
構成とすることもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下本発明をその実施の形態を示す図面
に基づいて詳述する。図1は、実施の形態1に係る画像
処理装置の構成を示すブロック図である。
【0024】図において、1は撮像対象としての例えば
製造ライン上の薬品チューブ等のワークであり、その側
面には色付ラベル11が貼り付けられている。このワー
ク1の上方には、ワーク1を撮像するカラーカメラ2が
設けられている。カラーカメラ2は画像抽出装置3に接
続されており、画像抽出装置3には、抽出対象となる領
域を指定する入力手段4と、原画像及び抽出結果を表示
するCRT等の表示装置5とが接続されている。
【0025】画像抽出装置3は、A/D変換器等を用い
てなる画像入力部31と、演算処理を行なうCPU32
と、CPU32から与えられる情報を記憶するメモリ3
4と、D/A変換器等を用いてなる画像出力部33とを
備えてなり、カラーカメラ2で撮像された撮像領域11
aのアナログの撮像画像データは、画素毎にR値,G
値,及びB値の各値に分解されて、画像入力部31に与
えられる。画像入力部31は、与えられたアナログのR
値,G値,及びB値をディジタルのR値,G値,及びB
値(以下、単にR値,G値,及びB値という)に変換し
てCPU32に与えるようになっている。CPU32
は、与えられた画素毎のR値,G値,及びB値をメモリ
34に格納するとともに、このR値,G値,及びB値を
画像出力部33に与える。画像出力部33は、与えられ
たR値,G値,及びB値を再びアナログのR値,G値,
及びB値に変換し、表示装置5に撮像領域11aの原画
像を出力して画面表示させるようになっている。また、
メモリ34には、予め設定されたR値,G値,B値,並
びにR値及びB値の差分値たるR−B値の各値に対する
閾値が格納されている。
【0026】また、表示される画面上には、原画像に重
畳して画面上を移動自在に設けられた図示しないポイン
タが表示されており、オペレータが入力手段4を用いて
ポインタを操作することにより、抽出対象となる色領域
内の画素を指示することができるようになっている。画
像抽出装置3は、選択された画素のR値,G値,B値に
基づいて選択された画素と同一色の画素を撮像領域11
aの中から抽出して表示装置5に表示させるようになっ
ている。
【0027】図2,図3は、撮像領域11aのR値,G
値,及びB値を示す図表である。ワーク1に貼り付けら
れた色付ラベル11には、ワーク1の周方向に5色のカ
ラーバーが着色されており、ここでは説明を簡略化する
ためにカラーバーは、図2に示す如く撮像領域11aを
横方向に5等分するように設けられ、撮像領域11aの
左端から白色,赤みがかった色,青みがかった色,紫が
かった色,及び赤紫がかった色となる縦長矩形の色領域
となっている。各カラーバーは各色領域全体に亘って均
一に着色してあり、図2は、この撮像領域11aにおけ
る各カラーバーのR値,G値,及びB値を示している。
【0028】また、図3は、カラーカメラ2の光軸に対
して若干傾斜した角度から色付ラベル11に光を照射し
た如き状態を示しており、図3においては説明を簡略化
するために、この照射光により各色領域の分割方向に対
して直角方向に5等分するように各色領域に明暗部分が
生じているものとする。このように、互いに直交する方
向に5×5の領域に分割された各色領域の色は、図3に
示す如きR値,G値,及びB値で表わされる。
【0029】図4は、色領域抽出に伴うCPU32の制
御内容を示すフローチャートである。表示装置5に表示
されている撮像領域11aの原画像の何れかの色の領域
を抽出するかをオペレータが入力手段4を用いて画面上
のポインタを操作し、抽出対象となる色領域内の画素を
選択するのに伴ってスタートする。
【0030】CPU32は、まず、撮像領域11aの各
画素に対応するR値,G値,及びB値を取込んでメモリ
34に格納する(ステップ1)。次いで、選択された画
素を含む色領域内の全ての画素のR値,G値,及びB値
をメモリ34から読込み、読込結果に基づいてR−B値
を演算し(ステップ2)、既に設定してある閾値と比較
する(ステップ3)。
【0031】そして、各画素のR値,G値,B値,及び
R−B値の全ての値が閾値内である場合には、この画素
が選択された画素と同一色であると判断し、この画素の
R値,G値,及びB値に基づいて表示すべく画像出力部
33へ与える(ステップ4)。また、R値,G値,B
値,又はR−B値の何れかの値が閾値外である場合に
は、R値,G値,及びB値の各値を零とするなどして、
選択された画素と同一色である画素を区別して表示すべ
く画像出力部33へ与える(ステップ5)。
【0032】図5は、実施の形態1に係る画像処理装置
の抽出結果の一例を示す図表である。以上の構成とする
ことにより、例えば、図3の状態において、B値が比較
的に大きい青みがかった色の列(以下、青色列といい、
同様にして赤みがかった色の列を赤色列、紫がかった色
の列を紫色列,赤紫がかった色の列を赤紫色列と夫々い
う)の全体部分を抽出するために、オペレータが青色列
内の画素を選択した場合、この青色列おけるR値,G
値,B値,及びR−B値の各閾値範囲は、R=30〜7
0,G=30〜70,B=60〜140,R−B=−7
0〜−30であり、撮像領域11a内の各画素のR値,
G値,B値,及びR−B値と比較した場合、R値,G
値,B値,及びR−B値の全ての値が閾値範囲内にある
画素は、図5に示す如く破線で囲んだ青色列の画素のみ
であり、選択された画素を含む色領域のみ抽出できるこ
とがわかる。
【0033】図6は、従来の画像処理装置の抽出結果の
一例を示す図表である。また、実施の形態1に係る画像
処理装置の抽出結果と比較するためにR値,G値,及び
B値の3つの値で上述と同様の評価をした場合には、図
6に示す如く、白色列及び紫色列の一部の領域のR値,
G値,B値,及びR−B値が閾値範囲内にあるために、
青色列に加えてこれらの領域が抽出される。また、これ
らの余計な色列を抽出しないようにするために、閾値を
狭くした場合、前述の如く青色列の全ての領域を抽出す
ることができなくなる。
【0034】このように実施の形態1に係る画像処理装
置においては、抽出対象となる画素を含む色領域内にあ
る画素のR値,G値,及びB値に加えて、R−B値等の
差分値に基づく閾値を設定し、この閾値に基づいて撮像
領域11a内の各画素のR値,G値,B値,及びR−B
値を評価することにより、抽出対象となる画素と同一色
の画素を正確に抽出することができる。
【0035】図7,図8は、実施の形態1に係る画像処
理装置の抽出結果の一例を示す図表である。ところが、
実施の形態1に示した画像処理装置においては、図7に
示す如く、R−B値を差分値として用いても、異なる色
列、例えば紫色列を抽出しようとした場合に、白色列の
一部の如き余計な色列まで抽出し、また、図8に示す如
く、異なる差分値、例えばR−G値を用いて図5に示す
如く青色列を抽出しようとした場合にも、白色列の一部
の如き余計な色列まで抽出する虞がある。
【0036】実施の形態2.そこで、実施の形態2の画
像処理装置では、実施の形態1の如きR−B値等の1つ
の差分値を用いる構成ではなく、R値及びG値の差分値
たるR−G値,R値及びB値の差分値たるR−B値等の
2つの差分値を用いる構成としたものであり、実施の形
態1と対応する部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0037】図9〜図11は、実施の形態2に係る画像
処理装置の抽出結果の一例を示す図表である。図9,図
10に示す如く、R値,G値,B値,及びR−B値にR
−G値を差分値として加えることにより、青色列,紫色
列等の色列も正確に抽出が可能となる。
【0038】ところが、実施の形態1と同様にして、差
分値の組合せによっては余計な色列まで抽出する虞があ
る。例えば、図11に示す如く、R−G値及びB−G値
を用いた場合には、赤紫色列の一部まで抽出する虞があ
る。
【0039】実施の形態3.そこで、実施の形態3の画
像処理装置では、実施の形態2の如きR−G値,R−B
値等の2つの差分値を用いる構成ではなく、R値及びG
値の差分値たるR−G値,B値及びG値の差分値たるB
−G値,並びにR値及びB値の差分値たるR−B値等の
3つの差分値を用いる構成としたものであり、実施の形
態2と対応する部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0040】図12は、実施の形態3に係る画像処理装
置の抽出結果の一例を示す図表である。図12に示す如
く、R値,G値,B値,R−B値,及びR−G値にB−
G値を差分値として加えることにより、全ての色列を正
確に抽出することができる。
【0041】以上の実施の形態においては、R−B値,
R−G値,B−G値の何れか1つ又は複数を用いる構成
としたが、本発明においてはR値,G値,B値の差分値
であればよく、例えばB−R値,G−R値,G−B値等
を差分値として用いる構成とすることもできることはい
うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る画像の色
抽出方法及びその方法を用いた画像処理装置によれば、
色抽出のパラメータとなるR値,G値,及びB値の3値
にR−G値,B−G値,R−B値等の差分値のうちの一
又は複数の差分値をパラメータとして加えることによ
り、照明による明暗部分のある撮像領域又は照明むらに
よる不均一な輝度部分のある撮像領域であっても、高精
度な色抽出を行なうことができる。また、HSI変換等
の比較的複雑な処理を行なわずに、R値,G値,及びB
値の差分値を演算する構成としたので、比較的簡単な構
成で演算処理の低下を抑制することができる等、本発明
は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る画像処理装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】撮像領域のR値,G値,及びB値を示す図表で
ある。
【図3】撮像領域のR値,G値,及びB値を示す図表で
ある。
【図4】色領域抽出に伴うCPUの制御内容を示すフロ
ーチャートである。
【図5】実施の形態1に係る画像処理装置の抽出結果の
一例を示す図表である。
【図6】従来の画像処理装置の抽出結果の一例を示す図
表である。
【図7】実施の形態1に係る画像処理装置の抽出結果の
一例を示す図表である。
【図8】実施の形態1に係る画像処理装置の抽出結果の
一例を示す図表である。
【図9】実施の形態2に係る画像処理装置の抽出結果の
一例を示す図表である。
【図10】実施の形態2に係る画像処理装置の抽出結果
の一例を示す図表である。
【図11】実施の形態2に係る画像処理装置の抽出結果
の一例を図表である。
【図12】実施の形態3に係る画像処理装置の抽出結果
の一例を示す図表である。
【図13】撮像領域を示す模式図である。
【図14】撮像領域を示す模式図である。
【図15】図14に示した色領域のR値,G値,及びB
値を示す図表である。
【図16】図14に示した色領域のR値,G値,B値,
R−G値,B−G値,及びR−B値を示す図表である。
【符号の説明】
1 ワーク 2 カラーカメラ 3 画像抽出装置 4 入力手段 5 表示装置 11 色付ラベル 11a 撮像領域 31 画像入力部 32 CPU 33 画像出力部 34 メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像した画像から選択された一又は複数
    の画素におけるR値,G値,及びB値に基づいて、R
    値,G値,及びB値に関連する値に対する閾値を設定
    し、前記画像における任意の画素のR値,G値,及びB
    値に関連する値が前記閾値を越えない画素を前記選択さ
    れた画素と同一色であるとして抽出する画像の色抽出方
    法において、 前記撮像した画像に基づいて、R値及びG値の差分値、
    B値及びG値の差分値、R値及びB値の差分値のうちの
    一又は複数の差分値を演算し、前記選択された画素のR
    値,G値,B値,及び前記差分値に基づいて閾値を設定
    することを特徴とする画像の色抽出方法。
  2. 【請求項2】 撮像した画像から選択された一又は複数
    の画素におけるR値,G値,及びB値に基づいて、R
    値,G値,及びB値に関連する値に対する閾値を設定
    し、前記画像における任意の画素のR値,G値,及びB
    値に関連する値が前記閾値を越えない画素を前記選択さ
    れた画素と同一色であるとして抽出する画像処理装置に
    おいて、 前記撮像した画像に基づいて、R値及びG値の差分値、
    B値及びG値の差分値、R値及びB値の差分値のうちの
    一又は複数の差分値を演算する演算手段と、前記選択さ
    れた画素のR値,G値,B値,及び前記差分値に基づい
    て閾値を決定する閾値決定手段と、前記撮像した画像に
    おけるR値,G値,B値,及び前記差分値が前記閾値を
    越えない画素を前記選択された画素と同一色である画素
    として抽出する抽出手段とを備えることを特徴とする画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 対象となる画像を撮像する撮像手段と、
    前記画像に重畳して表示されたポインタを操作し、前記
    画像から対象となる一又は複数の画素を選択する選択手
    段と、選択された画素におけるR値,G値,及びB値に
    基づいて、R値,G値,及びB値に関連する値に対する
    閾値を設定し、前記画像における任意の画素のR値,G
    値,及びB値に関連する値が前記閾値を越えない画素を
    前記選択された画素と同一色であるとして抽出する抽出
    手段と、抽出結果を表示する表示手段とを備える画像処
    理装置において、 前記撮像手段により撮像された前記画像に基づいて、R
    値及びG値の差分値、B値及びG値の差分値、R値及び
    B値の差分値のうちの一又は複数の差分値を演算する演
    算手段と、前記選択された画素のR値,G値,B値,及
    び前記差分値に基づいて閾値を決定する閾値決定手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
JP9267576A 1997-09-30 1997-09-30 画像の色抽出方法及びその方法を用いた画像処理装置 Pending JPH11110552A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6774909B1 (en) 2000-01-19 2004-08-10 Keyence Corporation Method and apparatus for transforming color image into monochromatic image
JP2010016661A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Murata Mach Ltd 画像処理装置
CN119941641A (zh) * 2024-12-25 2025-05-06 珠海广浩捷科技股份有限公司 一种评估ar眼镜投影成像色彩离散程度的方法

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