JPH11112729A - 画像情報の読み取り方法及び装置並びに画像情報形成方法 - Google Patents

画像情報の読み取り方法及び装置並びに画像情報形成方法

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JPH11112729A
JPH11112729A JP9287721A JP28772197A JPH11112729A JP H11112729 A JPH11112729 A JP H11112729A JP 9287721 A JP9287721 A JP 9287721A JP 28772197 A JP28772197 A JP 28772197A JP H11112729 A JPH11112729 A JP H11112729A
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JP
Japan
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silver halide
photosensitive material
silver
reading
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JP9287721A
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English (en)
Inventor
Mari Tanaka
真理 田中
Tawara Komamura
大和良 駒村
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高画質のデジタル画像を簡便且つ迅速、安価に
入手することができる画像情報の読み取り方法及び装置
並びに画像情報形成方法を提供する。 【解決手段】ハロゲン化銀感光材料に記録された画像情
報を光学的に読み取り、電気情報に変換する装置におい
て、ハロゲン化銀感光材料面から透過光検出部までの距
離が10mm以下であることを特徴とする画像情報の読
み取り装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報の読み取
り方法及び装置並びに画像情報形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(パソコ
ン)の普及に伴い、高画質のデジタル画像を簡便且つ迅
速、安価に入手する要望が強くなっている。
【0003】デジタルカメラはデジタル画像を簡便に撮
影し、画像情報を容易にパソコンに取り込んで楽しむこ
とが可能であるが、画素数が少ないため、画質が悪く、
満足できるものではなかった。画素数の多いデジタルカ
メラも業務用を中心に市販されているが、価格が数百万
円するため、一般ユーザーがデジタル画像を安価に入手
する手段とはなりえなかった。
【0004】ハロゲン化銀写真感光材料(以下、写真感
光材料、感光材料、感材とも称する。)を用いて撮影
し、ネガフィルム、又はカラーペーパーをスキャナーを
用いて読み取り、デジタル画像情報を得ることも行われ
ていた。写真感光材料とスキャナーを用いた場合、比較
的高画質のデジタル画像情報が得られる、従来写真とし
て蓄積された画像資産を生かすことができる点で優れた
システムと言えるが、この場合、写真感光材料を現像処
理するのに早くても8分程度、一般には10分から15
分の時間が必要であり、簡便且つ迅速に画像データを得
ることは難しかった。
【0005】更に、ハロゲン化銀写真感光材料は画像記
録材料にハロゲン化銀を用いており、貴重な資源である
銀資源を利用している。銀は限られた貴金属資源であ
り、その有効利用が要望されている。また、銀は重金属
であり、排水基準も厳しいことから、環境面からもその
完全な回収が要望されている。加えて、現在の銀資源回
収方法は、写真廃液又はその濃縮液を回収工場まで運搬
した上で銀の回収を行っている。ここでは、写真廃液の
濃縮にエネルギーが必要であったり、濃縮に必要な高価
な機器が必要であり、写真廃液の運搬においては、銀の
数百倍の重量の価値のない水を一緒に運ぶことによる非
効率があり、省エネルギー、コストダウンの観点から問
題が大きかった。これらのことから、感光材料に含まれ
る銀資源を処理液中に希釈、拡散することなく回収する
ことが求められていた。写真処理に用いられるEDT
A,PDTA等の錯形成化合物は微生物によって分解さ
れにくいため排水処理上の負荷が大きく、その使用中止
が望まれていた。
【0006】このような問題を解決する方法として特開
平9−146247号明細書には、現像処理後、漂白、
定着せずに処理を終了し、画像をスキャナーで読み取る
ことによって画像情報を得る技術が開示されているが、
該特許公開公報記載の方法では、露光時の色材による光
学フィルター効果による減感が著しく、高感度が得にく
いため、高感度を要する撮影用感材には適用しにくい。
【0007】更に、本発明者等の検討によって、通常用
いられる撮影用カラーネガフィルムを現像処理後、漂
白、定着せずに従来のスキャナーで読み取った場合、画
像の鮮鋭性をはじめとする画質が著しく劣化することが
判明した。ハロゲン化銀や現像銀は通常の処理を行った
場合には漂白、定着されて除かれるため、読み取りの障
害になるといった上記問題は生じない。
【0008】従来のスキャナーは脱銀していないハロゲ
ン化銀感光材料の画像情報を読み込むことを考慮してい
ないため、ハロゲン化銀感光材料からスキャナーの受光
部までの距離は比較的長い。例えば、コニカ社製フィル
ムスキャナーQ−Scanで35mmフィルムを用いた
場合の感光材料面からスキャナーの受光部までの距離は
約30mmである。このような構成のスキャナーでは脱
銀処理を施していないハロゲン化銀写真感光材料の画像
を読み取って高画質の画像情報を得ることは難しかっ
た。
【0009】このように従来のシステムでは脱銀してい
ないハロゲン化銀感光材料の画像情報を読み込むことは
想定されておらず、従ってハロゲン化銀による画質劣化
の影響を排除しつつ画像情報を読み込む手段についても
提案されていなかった。
【0010】また、従来のスキャナーに関しては、偏光
手段を用いて得られる画像情報の高画質化を図ることは
知られていなかった。スキャナーでは、画像情報を読み
込む本スキャンに先立って読み取りの条件を最適化する
ためのプレスキャンを行うことが広く行われている。読
み取りに必要な時間を短縮するために、プレスキャンの
時間をなるべく短くすることが有利であるが、偏光手段
を用いてプレスキャンの時間を短縮することは知られて
いなかった。
【0011】
【発明の目的】本発明の第一の目的は高画質のデジタル
画像を簡便且つ迅速、安価に入手する手段を提供するこ
とにある。本発明の第二の目的は、ハロゲン化銀写真感
光材料の高画質な画像情報を読み込むことを可能にする
画像情報の読み取り装置を提供することにある。本発明
の第三の目的は、ハロゲン化銀写真感光材料の高画質な
画像情報を読み込むことを可能にする画像情報形成方法
を提供することにある。本発明の第四の目的は、発色現
像後、漂白、定着していないハロゲン化銀写真感光材料
の高画質な画像情報を読み込むことを可能にする画像情
報の読み取り装置を提供することにある。本発明の第五
の目的は、発色現像後、漂白、定着していないハロゲン
化銀写真感光材料の高画質な画像情報を読み込むことを
可能にする画像情報形成方法を提供することにある。本
発明の第六の目的は、プレスキャンの時間を短縮するこ
とが可能な画像読み取り装置を提供することにある。本
発明の第七の目的は、銀回収が容易で、環境保護に貢献
できる画像情報形成方法を提供することにある。本発明
の第八の目的は、迅速な処理が可能なハロゲン化銀感光
材料を用いた画像情報形成方法を提供することにある。
本発明の他の目的は本明細書の記載から明らかになろ
う。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、 1.ハロゲン化銀感光材料に記録された画像情報を光学
的に読み取り、電気情報に変換する装置において、ハロ
ゲン化銀感光材料面から透過光検出部までの距離が10
mm以下であることを特徴とする画像情報の読み取り装
置、
【0013】2.ハロゲン化銀感光材料に記録された画
像情報を光学的に読み取り、電気情報に変換する方法に
おいて、ハロゲン化銀感光材料面から透過光検出部まで
の距離が10mm以下で読み取ることを特徴とする画像
情報の読み取り方法、
【0014】3.ハロゲン化銀感光材料に脱銀処理を施
すことなく、ハロゲン化銀感光材料面から透過光検出部
までの距離が10mm以下である画像情報の読み取り装
置によって画像情報を読み取り、電気情報に変換するこ
とを特徴とする画像情報形成方法、
【0015】4.ハロゲン化銀感光材料に記録された画
像情報を光学的に読み取る装置において、ハロゲン化銀
感光材料から透過光検出部までの間に偏光手段を有する
ことを特徴とする画像情報の読み取り装置、
【0016】5.ハロゲン化銀感光材料に脱銀処理を施
すことなく、ハロゲン化銀感光材料面から透過光検出部
までの間に偏光手段を有する画像情報の読み取り装置に
よって画像情報を読み取り、電気情報に変換することを
特徴とする画像情報形成方法、
【0017】6.ハロゲン化銀感光材料に記録された画
像情報を光学的に読み取る装置において、複数の偏光手
段を有し、その偏光面のなす角度が変更可能であること
を特徴とする画像情報の読み取り装置、
【0018】7.ハロゲン化銀感光材料に記録された画
像情報を光学的に読み取る装置において、ハロゲン化銀
感光材料面から透過光検出部までの間に複数の偏光手段
を有し、その偏光面のなす角度をプレスキャンと本スキ
ャンで変更することを特徴とする画像情報の読み取り装
置、
【0019】8.ハロゲン化銀感光材料に記録された画
像情報を光学的に読み取る装置において、ハロゲン化銀
感光材料面から透過光検出部までの間に偏光手段を有
し、その偏光面がハロゲン化銀写真感光材料の長手方向
と垂直になるように設置されたことを特徴とする画像情
報の読み取り装置、の各々によって達成された。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細について説明
する。本発明においてハロゲン化銀感光材料面から透過
光検出部までの距離とは、ハロゲン化銀感光材料の透過
光検出部に最も近い部分から透過光検出部までの距離を
言う。
【0021】本発明において、脱銀処理とは、発色現像
後のハロゲン化銀写真感光材料からハロゲン化銀、金属
銀を除く処理を言う。脱銀処理の典型的な例として定
着、漂白及び定着漂白処理を挙げることができる。
【0022】本発明において、垂直とは20°から16
0°のことを言い、好ましくは60°から120°、よ
り好ましくは75°から105°である。
【0023】ハロゲン化銀感光材料に記録された画像情
報を光学的に読み取る装置において、ハロゲン化銀感光
材料面から透過光検出部までの間に偏光手段を有するこ
とによって高画質の画像情報を読み取ることが可能にな
る。偏光手段の数に制限はなく、任意の数の偏光手段を
必要に応じて用いることができる。偏光手段の種類に制
限はなく、任意の偏光手段を用いることが可能である。
偏光手段の具体例としてはポリビニルアルコール製等の
偏光フィルム、ガラス製偏光板、方解石等が挙げられ
る。安価で容易に入手できる点でポリビニルアルコール
製偏光フィルムを用いることが好ましい。
【0024】偏光手段を用いる際に、その偏光面と感光
材料の相対位置については特に制限はない。偏光手段の
偏光面を感光材料の長手方向に対して垂直にすると驚く
べきことに、効果的に画質を向上させることが可能であ
り、好ましい。
【0025】複数の偏光手段を有する場合、ハロゲン化
銀感光材料とそれら偏光手段の相対的位置関係に制限は
なく、偏光手段の間にハロゲン化銀感光材料があっても
よいし、ハロゲン化銀感光材料の一方の側に複数の偏光
手段が配置されてもよい。
【0026】複数の偏光手段を有する場合、各々の偏光
手段の偏光面の角度を調整することで、散乱光の除去率
を変化させることができ、このことによって、偏光手段
の存在によって低下する光透過率と得られる画像情報の
品位の関係を任意に選択し、目的に応じた効果を得るこ
とができる。これを利用すれば、高画質の画像情報がほ
しいときには偏光面の成す角度を90°にして散乱光の
除去率を最大にし、光透過率の低下はスキャンスピード
の調整や光源の明るさによって調整することによって高
画質の画像情報を得ることができ、一方で、スキャンス
ピードを上げたい場合や、暗い光源を用いたい場合には
偏光面の成す角度を0°に近づけることで、光透過率を
上げることができる。これを利用して、例えば高画質が
要求されないプレスキャンの際は偏光手段の偏光面の成
す角度を小さめに調整し、読み取り速度を優先し、本ス
キャンの際には偏光面の成す角度を90°あるいはその
近辺に調整し、画質優先にすることが容易に可能とな
る。本願発明を用いれば極めて安価且つ容易な仕組みに
よって画質とスキャンスピードを任意にコントロールす
ることが可能になる。
【0027】本発明に熱現像を適用することは、処理時
間短縮、環境適性の改良の点で好ましい。本発明のハロ
ゲン化銀写真感光材料に現像主薬前駆体を含有すること
は、現像液の管理が容易になる点で好ましい。
【0028】感光材料を走査する際にはスキャナーの光
学部分を感光材料の移動方向とは異なった方向に移動さ
せることによって感光材料に必要な領域を走査すること
が一般的であり、推奨されるが、感光材料を固定してス
キャナーの光学部分のみを移動させたり、感光材料のみ
を移動させてスキャナーの光学部分を固定してもよい。
【0029】画像情報を読み込むための光源はタングス
テンランプ、蛍光灯、発光ダイオード、レーザー光等、
特に制限なく用いることができ、安価な点でタングステ
ンランプが好ましく、安定性、高輝度であり、散乱の影
響を受けにくい点でレーザー光(コヒーレントな光源)
が好ましい。
【0030】読み取り波長は、画像形成色素の吸収のあ
る波長が好ましく、画像形成色素の分光吸収極大波長か
ら30nm以内であることが好ましい。本発明におい
て、現像方法・方式に特に制限はなく、現像液に浸漬す
る浸漬現像、吹き付け現像、塗り付け現像、熱現像等が
好ましく用いられる。これら現像方法・方式の2以上を
組合せてもよい。現像装置の小型化の点では吹き付け現
像、塗り付け現像が好ましく、一方、現像液の管理が不
要で、迅速処理が可能な点では熱現像が好ましい。
【0031】吹き付け現像とは、感光材料に実質的にし
みこむことが可能な量の現像液を感光材料に噴射するこ
とによって現像処理を行う現像処理であって現像液の噴
射方法・方式、ノズルの数、形状は問わず、単一の可動
性ノズルを移動しながら噴射しても、複数の固定したノ
ズルを用いて噴射しても良い。感材を固定してノズルを
移動させながら噴射しても良く、ノズルを固定して感材
を移動させながら噴射しても良い。及びこれらの方式を
組合せてもよい。
【0032】塗り付け現像とは、現像液を担持した媒体
を介して感光材料に実質的にしみこむことが可能な量の
現像液を感光材料に供給する現像処理であって現像液を
担持する媒体に制限はなく、フェルト、織物、スリット
や穴を有する金属、等を好ましく用いることができる。
感材又は媒体に現像液を噴射しながら媒体によって現像
液を感材に塗り付ける方法も好ましい。
【0033】本発明に用いることができる素材はいずれ
も公知の文献に記載されており、それらを参考に当業者
が容易に合成又は入手することができる。公知の文献の
例として例えば特開平8−166644号、同8−20
2002号、同8−286340号、同8−29253
1号、同8−227131号、同8−292529号、
同8−234388号、同8−234390号、同9−
34081号、同9−76570号、同9−11406
2号、同9−152686号、同9−152691号、
同9−152692号、同9−152693号、同9−
152700号、同9−152701号、同9−159
702号、同9−159703号、同9−150794
号、同9−150795号各明細書を挙げることができ
る。
【0034】以下、代表例について説明する。本発明に
用いるハロゲン化銀乳剤には特に制約はなく、公知のハ
ロゲン化銀乳剤を用いることができる。ハロゲン化銀乳
剤の粒径、アスペクト比、ハライド組成(ハロゲン化銀
中のハロゲンの種類および量)、ハライド分布(ハロゲ
ン化銀粒子中での各種ハロゲン化銀の分布)、転移線の
有無等に制約は無い。ハロゲン化銀粒子の粒径(同体積
の立方体の一辺の長さに換算)は0.05から2ミクロ
ンが好ましい。アスペクト比は4以上であることが鮮鋭
性の点で好ましく、8以上であることがより好ましく、
12以上であることが特に好ましい。ハライド組成は臭
化銀が主成分であることが好ましく、全ハロゲン化銀の
内、臭化銀が80から99モル%であることが好まし
く、沃化銀が1から20モル%であることが好ましい。
転移線を有することは感度の点で好ましい。
【0035】本発明の感光材料を構成する場合におい
て、ハロゲン化銀乳剤は一般に、物理熟成、化学増感及
び分光増感を行ったものを使用する。このような工程で
使用される添加剤は、リサーチ・ディスクロージャーN
o.17643、No.18716及びNo.3081
19(それぞれ、以下RD17643、RD18716
及びRD308119と略す)に記載されている。
【0036】以下に記載個所を示す。 〔項目〕 〔RD308119の頁〕〔RD17643〕〔RD18716〕 化学増感剤 996 III−A項 23 648 分光増感剤 996 IV−A,B, 23〜24 648〜9 C,D,H,I,J項 強色増感剤 996 IV−A〜E, 23〜24 648〜9 J項 カブリ防止剤 998 VI 24〜25 649 安定剤 998 VI 24〜25 649
【0037】本発明に用いる乳剤の化学増感は、より具
体的には、銀イオンと反応できる硫黄を含む化学物や、
活性ゼラチンを用いる硫黄増感法、セレン化合物を用い
るセレン増感法、還元性物質を用いる還元増感法、金そ
の他の貴金属化合物を用いる貴金属増感法などを単独又
は組み合せて用いることができる。
【0038】本発明においては、化学増感剤としては例
えば、カルコゲン増感剤を用いることができ、中でも硫
黄増感剤、セレン増感剤が好ましい。硫黄増感剤として
は例えば、チオ硫酸塩、アリルチオカルバミド、チオ尿
素、アリルイソチオシアネート、シスチン、p−トリエ
ンチオスルホン酸塩、ローダニンなどが挙げられる。そ
の他、米国特許第1,574,944号明細書、同第
2,410,689号明細書、同第2,278,947
号明細書、同第2,728,668号明細書、同第3,
501,313号明細書、同第3,656,955号明
細書、西独出願公開(OLS)1,422,869号明
細書、特開昭56−24937号公報、同55−450
16号公報等に記載されている硫黄増感剤も用いること
ができる。硫黄増感剤の添加量は、pH、温度、ハロゲ
ン化銀粒子の大きさなどの種々の条件下で相当の範囲に
わたって変化するが、目安としては、ハロゲン化銀1モ
ル当たり約10−7モル〜約10−1モル程度が好まし
い。
【0039】セレン増感剤としては、アリルイソセレノ
シアネートの如き脂肪族イソセレノシアネート類、セレ
ノ尿素類、セレノセレナイド、ジエチルセレナイド等の
セレナイド類などを用いることができ、それらの具体例
は米国特許第1,574,944号明細書、同第1,6
02,592号明細書、同第1,623,499号明細
書に記載されている。更に還元増感剤を併用することも
できる。
【0040】還元増感剤としては、塩化第1錫、二酸化
チオ尿素、ヒドラジン、ポリアミン等が挙げられる。
又、金以外の貴金属化合物、例えば、パラジウム化合物
等を併用することもできる。
【0041】本発明に用いる乳剤のハロゲン化銀粒子
は、金化合物によって化学増感されることが好ましい。
本発明に好ましく用いられる金化合物としては、金酸化
数が+1価でも+3価でもよく、多種の金化合物が用い
られる。代表的な例としては、カリウムクロロオーレー
ト、オーリックトリクロライド、カリウムオーリックチ
オシアネート、カリウムヨードオーレート、テトラシア
ノオーリックアシド、アンモニウムオーロチオシアネー
ト、ピリジルトリクロロゴールド、金サルファイド、金
セレナイド等が挙げられる。
【0042】金化合物の添加量は種々の条件で異なる
が、目安としてはハロゲン化銀1モル当たり10−8
ルから10−1モルであり、好ましくは10−7モルか
ら10−2である。
【0043】又これらの化合物の添加時期はハロゲン化
銀の粒子形成時、物理熟成時、化学熟成時及び化学熟成
終了後の何れの工程でもよい。本発明に使用できる公知
の写真用添加剤も上記リサーチ・ディスクロージャーに
記載されている。
【0044】以下に関連する記載個所を示す。 〔項目〕 〔RD308119の頁〕〔RD17643〕〔RD18716〕 色濁り防止剤 1002 VII−I項 25 650 色素画像安定剤 1001 VII J項 25 増白剤 998 V 24 紫外線吸収剤 1003 VIII−C, 25〜26 XIIIC項 光散乱剤 1003 VIII バインダー 1003 IX 26 651 スタチック 1006 XIII 27 650 防止剤 硬膜剤 1004 X 26 651 可塑剤 1006 XII 27 650 潤滑油 1006 XII 27 650 活性剤・ 1005 XI 26〜27 650 塗布助剤 マット剤 1007 XVI 現像剤 1011 XXB項
【0045】又、ホルムアルデヒドガスによる写真性能
の劣化を防止するために、米国特許第4,411,98
7号明細書や同第4,435,503号明細書に記載さ
れたホルムアルデヒドと反応して、固定化できる化合物
を感光材料に添加することが好ましい。
【0046】本発明には種々のカラーカプラーを使用す
ることができ、その具体例は前述のリサーチ・ディスク
ロージャー(RD)No.17643号、VII−C〜
Gに記載された特許に記載されている。
【0047】5−ピラゾロン系及びピラゾロアゾール系
の化合物の例としては、米国特許第4,310,619
号明細書、同第4,351,897号明細書、欧州特許
第73,636号明細書、米国特許第3,061,43
2号明細書、同第3,725,067号明細書、リサー
チ・ディスクロージャーNo.24220(1984年
6月)、特開昭60−33552号公報、リサーチ・デ
ィスクロージャーNo.24230(1984年6
月)、特開昭60−43659号公報、同61−722
38号公報、同60−35730号公報、同55−11
8034号公報、同60−185951号公報、米国特
許第4,500,630号明細書、同第4,540,6
54号明細書、同第4,556,630号明細書、国際
公開WO88/04795号公報等に記載のものが特に
好ましい。
【0048】フェノール系及びナフトール系カプラーの
例としては、米国特許第4,052,212号明細書、
同第4,146,396号明細書、同第4,228,2
33号明細書、同第4,296,200号明細書、同第
2,369,929号明細書、同第2,801,171
号明細書、同第2,772,162号明細書、同第2,
895,826号明細書、同第2,772,002号明
細書、同第3,758,308号明細書、同第4,33
4,011号明細書、同第4,327,173号明細
書、西独特許公開第3,329,729号公報、欧州特
許第121,365A号明細書、同第249,453A
号明細書、米国特許第3,446,622号明細書、同
第4,333,999号明細書、同第4,775,61
6号明細書、同第4,451,559号明細書、同第
4,427,767号明細書、同第4,690,889
号明細書、同第4,254,212号明細書、同第4,
296,199号明細書、特開昭61−42658号公
報、特開昭63−88551号公報等に記載のものが好
ましい。
【0049】本発明に用いることができるポリマー化さ
れた色素形成カプラーの典型例は、米国特許第3,45
1,820号明細書、同第4,080,211号明細
書、同第4,367,282号明細書、同第4,40
9,320号明細書、同第4,576,910号明細
書、英国特許第2,102,173号明細書等に記載さ
れている。
【0050】カップリングに伴って写真的に有用な残基
を放出するカプラーも又本発明で好ましく使用できる。
現像抑制剤を放出するDIRカプラーは、前出のRD1
7643、VII−F項に記載された特許、特開昭57
−151944号公報、同57−154234号公報、
同60−184248号公報、同63−37346号公
報、米国特許第4,248,962号明細書、同第4,
782,012号明細書等に記載されたものが好まし
い。
【0051】現像時に画像状に造核剤もしくは現像促進
剤を放出するカプラーとしては、英国特許第2,09
7,140号明細書。同第2,131,188号明細
書、特開昭59−157638号公報、同59−170
840号公報に記載のものが好ましい。
【0052】その他、本発明の感光材料に用いることが
できるカプラーとしては、米国特許第4,130,42
7号明細書に記載の競争カプラー、米国特許第4,28
3,427号明細書、同第4,338,393号明細
書、同第4,310,618号明細書に記載の多当量カ
プラー、特開昭60−185950号公報、特開昭62
−24252号公報等に記載のDIRレドックス化合物
放出カプラー、DIRカプラー放出カプラー、DIRカ
プラー放出レドックス化合物、もしくはDIRレドック
ス化合物放出レドックス化合物、欧州特許第173,3
02A号明細書に記載の離脱後復色する色素を放出する
カプラー、RDNo.11440、同24241、特開
昭61−201247号公報等に記載の漂白促進剤放出
カプラー、米国特許第4,553,477号明細書等に
記載のリガンド放出カプラー、特開昭63−75747
号公報に記載のロイコ色素を放出するカプラー、米国特
許第4,774,181号明細書等に記載の蛍光色素を
放出するカプラー等が挙げられる。
【0053】又本発明にはさらに種々のカプラーを使用
することができ、その具体例は、下記RDに記載されて
いる。関連個所を下記に示す。
【0054】 〔項目〕 〔RD308119の頁〕 〔RD17643〕 イエローカプラー 1001 VII−D項 VII C〜G項 マゼンタカプラー 1001 VII−D項 VII C〜G項 シアンカプラー 1001 VII−D項 VII C〜G項 カラードカプラー 1002 VII−G項 VII G項 DIRカプラー 1001 VII−F項 VII F項 BARカプラー 1002 VII−F項 その他の有用残基 放出カプラー 1001 VII−F項 本発明に使用する添加剤は、RD308119XIVに
記載されている分散法などにより添加することができ
る。
【0055】本発明においては、前述のRD1764
3、第28頁、RD18716、647〜8頁及びRD
308119のXIXに記載されている支持体を使用す
ることもできる。
【0056】本発明の感光材料には、前述のRD308
119 VII−K項に記載されているフィルター層や
中間層の補助層を設けることができる。
【0057】本発明の感光材料の、写真構成層最表面の
pHは5.0〜7.0が好ましく、より好ましくは5.
5〜6.5であり、特開昭61−245153号公報に
記載された方法で測定することができる。
【0058】支持体としては、ポリエチレンテレフタレ
ート、三酢酸セルロースフィルム等を好ましく用いるこ
とができる。支持体の厚さは50〜200μmが通常用
いられる。
【0059】本発明の感光材料をロール状の形態で使用
する場合はカートリッジに収納した形態を取るのが好ま
しい。カートリッジとして最も一般的なものは、現在の
135フォーマットのパトローネである。その他の下記
特許文献で提案されたカートリッジも使用できる。即
ち、実開昭58−67329号公報、特開昭58−18
1035号公報、同58−182634号公報、実開昭
58−195236号公報、米国特許第4,221,4
79号明細書、特願昭63−57785号公報、同63
−183344号公報、同63−325638号公報、
特願平1−21862号公報、同1−25362号公
報、同1−30246号公報、同1−20222号公
報、同1−21863号公報、同1−37181号公
報、同1−33108号公報、同1−85198号公
報、同1−172595号公報、同1−172594号
公報、同1−172593号公報、米国特許第4,84
6,418号明細書、同第4,848,693号明細
書、同第4,832,275号明細書等に開示されたカ
ートリッジ技術を参照できる。
【0060】本発明における感光材料の処理時間は特に
制限がない。標準的な処理時間、及び処理温度を次に示
す。
【0061】一方、従来の撮影用感光材料の代表的処理
であるカラーネガ処理の処理時間を次に示す。 以下、本発明に好ましく用いられる現像処理時に画像形
成色素を生成する化合物を例示するが、本発明はこれら
に限定されない。
【0062】
【化1】
【0063】
【化2】
【0064】
【化3】
【0065】
【化4】
【0066】
【化5】
【0067】
【化6】
【0068】
【化7】
【0069】
【化8】
【0070】
【化9】
【0071】
【実施例】以下、実施例によって本発明を例証する。 比較例1 予め下引き処理を施したトリアセチルセルロース支持体
上に、以下に示す組成の写真構成層を設けて、試料10
1とした。添加量は1m当たりのグラム数で表す。但
し、ハロゲン化銀とコロイド銀は銀の量に換算し、増感
色素(SDで示す)は銀1モル当たりのモル数で示し
た。
【0072】 第1層(紫外線吸収層) UV−1 0.3 OIL−1 0.044 ゼラチン 1.33
【0073】 第2層(中間層) ポリエチルアクリレートラテックス 0.20 ゼラチン 1.40 AS−1 0.05
【0074】 第3層(低感度赤感色性層) 沃臭化銀a 0.12 沃臭化銀b 0.50 SD−1 3.0×10−5 SD−4 1.5×10−4 SD−3 3.0×10−4 SD−6 3.0×10−6 C−1 0.51 OIL−2 0.45 ゼラチン 1.40
【0075】 第4層(中感度赤感色性層) 沃臭化銀c 0.64 SD−1 3.0×10−5 SD−2 1.5×10−4 SD−3 3.0×10−4 C−2 0.22 OIL−2 0.21 ゼラチン 0.84
【0076】 第5層(高感度赤感色性層) 沃臭化銀c 0.13 沃臭化銀d 1.14 SD−1 3.0×10−5 SD−2 1.5×10−4 SD−3 3.0×10−4 C−1 0.085 C−2 0.084 OIL−2 0.23 ゼラチン 1.23
【0077】 第6層(中間層) ポリエチルアクリレートラテックス 0.23 ゼラチン 1.00 AS−1 0.08
【0078】 第7層(低感度緑感色性層) 沃臭化銀a 0.245 沃臭化銀b 0.105 SD−6 5.0×10−4 SD−5 5.0×10−4 M−1 0.21 OIL−1 0.25 ゼラチン 0.98
【0079】 第8層(中感度緑感色性層) 沃臭化銀e 0.87 SD−7 3.0×10−4 SD−8 6.0×10−5 SD−9 4.0×10−5 M−2 0.17 OIL−1 0.29 ゼラチン 1.43
【0080】 第9層(高感度緑感色性層) 沃臭化銀f 1.19 SD−7 4.0×10−4 SD−8 8.0×10−5 SD−9 5.0×10−5 M−1 0.09 OIL−1 0.11 ゼラチン 0.78
【0081】 第10層(中間層) ポリエチルアクリレートラテックス 0.20 ゼラチン 1.00 AS−1 0.08
【0082】 第11層(低感度青感色性層) 沃臭化銀g 0.29 沃臭化銀h 0.19 SD−10 8.0×10−4 SD−11 3.0×10−4 Y−1 0.91 OIL−1 0.37 ゼラチン 1.29
【0083】 第12層(高感度青感色性層) 沃臭化銀h 0.13 沃臭化銀i 1.00 SD−10 4.4×10−4 SD−11 1.5×10−4 Y−1 0.48 OIL−1 0.21 ゼラチン 1.55
【0084】 第13層(第1保護層) 沃臭化銀j 0.30 UV−1 0.055 UV−2 0.110 OIL−2 0.63 ゼラチン 1.32
【0085】 第14層(第2保護層) PM−1 0.15 PM−2 0.04 WAX−1 0.02 D−1 0.001 ゼラチン 0.55
【0086】尚、上記の組成物の他に、塗布助剤SU−
1、SU−2、SU−3、分散助剤、SU−4、粘度調
整剤V−1、安定剤ST−1、ST−2、カブリ防止剤
重量平均分子量:10,000(AF−1)及び重量平
均分子量:1,100,000(AF−2)の2種のポ
リビニルピロリドン、抑制剤AF−3、AF−4、AF
−5、硬膜剤H−1及びH−2を添加した。上記試料に
用いた化合物の構造を以下に示す。
【0087】
【化10】
【0088】
【化11】
【0089】
【化12】
【0090】
【化13】
【0091】
【化14】
【0092】
【化15】
【0093】
【化16】
【0094】上記沃臭化銀の特徴を表1に示す。
【0095】
【表1】
【0096】尚、本発明の好ましいハロゲン化銀粒子の
形成例として、沃臭化銀d,f等の製造例を以下に示
す。
【0097】種晶乳剤−1の調製 以下のようにして種晶乳剤を調製した。特公昭5−58
288号、同58−58289号に示される混合攪拌機
を用いて、35℃に調製した下記溶液A1に硝酸銀水溶
液(1.161モル)と、臭化カリウムと沃化カリウム
の混合水溶液(沃化カリウム2モル%)を、銀電位(飽
和銀−塩化銀電極を比較電極として銀イオン選択電極で
測定)を0mVに保ちながら同時混合法により2分を要
して添加し、核形成を行った。続いて、60分の時間を
要して液温を60℃に上昇させ、炭酸ナトリウム水溶液
でpHを5.0に調整した後、硝酸銀水溶液(5.90
2モル)と、臭化カリウムと沃化カリウムの混合水溶液
(沃化カリウム2モル%)を、銀電位を9mVに保ちな
がら同時混合法により、42分を要して添加した。添加
終了後40℃に降温しながら、通常のフロキュレーショ
ン法を用いて直ちに脱塩、水洗を行った。
【0098】得られた種晶乳剤は、平均球換算直径が
0.24μm、平均アスペクト比が4.8、ハロゲン化
銀粒子の全投影面積の90%以上が最大辺比率が1.0
〜2.0の六角状の平板状粒子からなる乳剤であった。
この乳剤を種晶乳剤−1と称する。
【0099】 〔溶液A1〕 オセインゼラチン 24.2g 臭化カリウム 10.8g HO(CHCHO)(CH(CH)CHO)19.8(CHCH O)H(m+n=9.77)(10%エタノール溶液) 6.78ml 10%硝酸 114ml HO 9657ml
【0100】沃化銀微粒子乳剤SMC−1の調製 0.06モルの沃化カリウムを含む6.0重量%のゼラ
チン水溶液5リットルを激しく攪拌しながら、7.06
モルの硝酸銀水溶液と7.06モルの沃化カリウム水溶
液、各々2リットルを10分を要して添加した。この間
pHは硝酸を用いて2.0に、温度は40℃に制御し
た。粒子調製後に、炭酸ナトリウム水溶液を用いてpH
を5.0に調整した。得られた沃化銀微粒子の平均粒径
は0.05μmであった。この乳剤をSMC−1とす
る。
【0101】沃臭化銀dの調製 0.178モル相当の種晶乳剤−1とHO(CHCH
O)(CH(CH)CHO)19.8(CH
CHO)H(m+n=9.77)の10%エタノー
ル溶液0.5mlを含む、4.5重量%の不活性ゼラチ
ン水溶液700mlを75℃に保ち、pAgを8.4、
pHを5.0に調整した後、激しく攪拌しながら同時混
合法により以下の手順で粒子形成を行った。 1)2.1モルの硝酸銀水溶液と0.195モルのSM
C−1、及び臭化カリウム水溶液を、pAgを8.4、
pHを5.0に保ちながら添加した。 2)続いて溶液を60℃に降温し、pAgを9.8に調
整した。その後、0.071モルのSMC−1を添加
し、2分間熟成を行った(転位線の導入)。 3)0.959モルの硝酸銀水溶液と0.03モルのS
MC−1、及び臭化カリウム水溶液を、pAgを9.
8、pHを5.0に保ちながら添加した。
【0102】尚、粒子形成を通して各溶液は、新核の生
成や粒子間のオストワルド熟成が進まないように最適な
速度で添加した。上記添加終了後に40℃で通常のフロ
キュレーション法を用いて水洗処理を施した後、ゼラチ
ンを加えて再分散し、pAgを8.1、pHを5.8に
調整した。
【0103】得られた乳剤は、粒径(同体積の立方体1
辺長)0.75μm、平均アスペクト比5.0の平板状
粒子からなる乳剤であった。この乳剤を電子顕微鏡で観
察したところ乳剤中の粒子の全投影面積の60%以上の
粒子にフリンジ部(ハロゲン化銀の量を基準として粒子
中心から50%以上の外側部分)と粒子内部双方に5本
以上の転位線が観察された。表面沃化銀含有率は、6.
7モル%であった。
【0104】沃臭化銀fの調製 沃臭化銀dの調製において、1)の工程でpAgを8.
8とし、3)の工程で添加する硝酸銀量を0.92モ
ル、SMC−1の量を0.069モルとした以外は沃臭
化銀dと全く同様にして沃臭化銀fを調製した。
【0105】得られた乳剤は、粒径(同体積の立方体1
辺長)0.65μm、平均アスペクト比6.5の平板状
粒子からなる乳剤であった。この乳剤を電子顕微鏡で観
察したところ乳剤中の粒子の全投影面積の60%以上の
粒子にフリンジ部と粒子内部双方に5本以上の転位線が
観察された。表面沃化銀含有率は、11.9モル%であ
った。
【0106】上記各乳剤に前述の増感色素を添加、熟成
した後、トリフォスフィンセレナイド、チオ硫酸ナトリ
ウム、塩化金酸、チオシアン酸カリウムを添加し、常法
に従い、かぶり、感度関係が最適になるように化学増感
を施した。尚、沃臭化銀a,b,c,e,g,h,iに
ついても、上記表1の特性を有するように、上記d,f
に準じ分光増感、化学増感を施した。
【0107】画像情報の評価は10人のモニターによる
主観評価によって行った。画像情報はコニカ社製ポスト
キレート型昇華感熱転写プリンターCHC−S845−
5Cによってプリントし、各々のプリントを10人のモ
ニターによって主観評価した。特に断らない限り、2つ
の試料の比較によって優劣をつける方法で評価を行っ
た。また、画質が高いと感じた理由を挙げてもらった。
【0108】比較例1で作成した試料101に露光、C
−41処理による処理を施し、試料102とした。コニ
カ社製フィルムスキャナーQ−Scanを用いて試料1
02の画像情報を読み込んだ。Q−Scanの感光材料
面から透過光検出部までの距離は35mmだった。
【0109】実施例1 Q−Scanの感光材料保持部分を改造し、感光材料か
ら透過光検出部までの距離を2mmとした。このスキャ
ナーを用いて比較例1の感光材料102の画像情報を読
み込んだ。得られた画像情報は、比較例1で得られた画
像情報と比較して鮮鋭性が良好で好ましかった(実施例
1の画質の方が高画質と答えたモニターが6名、比較例
1の方が画質が高いと答えたモニターが0名、画質が変
わらないと答えたモニターが4名)。実施例1によって
本発明の構成によって好ましい画質の画像情報が得られ
ることが確認された。
【0110】比較例2 比較例1で作成した試料101を露光後、C−41処理
の発色現像処理のみを施した後、停止(10%酢酸水溶
液)、水洗、乾燥して得た試料を試料202とした。コ
ニカ社製フィルムスキャナーQ−Scanを用いて試料
202の画像情報を読み込んだ。Q−Scanの感光材
料面から透過光検出部までの距離は35mmだった。
【0111】実施例2 Q−Scanの感光材料保持部分を改造し、感光材料か
ら透過光検出部までの距離を2mmとした。このスキャ
ナーを用いて比較例2の試料102の画像情報を読み込
んだ。得られた画像情報は、比較例2で得られた画像情
報と比較して鮮鋭性が極めて良好で好ましかった(実施
例2の画質の方が高画質と答えたモニターが9名、比較
例2の方が画質が高いと答えたモニターが0名、画質が
変わらないと答えたモニターが1名)。
【0112】実施例3 実施例2のスキャナーの感光材料と透過光検出部の間に
ポリビニルアルコール製偏光フィルムを挿入した。偏光
面の角度は得られる画像情報の鮮鋭性が最良になるよう
に調整した。このスキャナーを用いて比較例2の試料2
02の画像情報を読み込んだ。得られた画像情報は、実
施例2で得られた画像情報と比較して鮮鋭性が良好で好
ましかった(実施例3の画質の方が高画質と答えたモニ
ターが6名、実施例2の方が画質が高いと答えたモニタ
ーが0名、画質が変わらないと答えたモニターが4
名)。実施例3によって偏光手段を用いた場合に本発明
の効果が更に顕著に得られることが確認された。
【0113】実施例4 実施例2のスキャナーの感光材料と光源部との間に偏光
フィルムを挿入した。2枚の偏光フィルムの偏光面が直
交するように調整した。このスキャナーを用いて比較例
2の試料202の画像情報を読み込んだ。得られた画像
情報は、実施例3で得られた画像情報と比較して鮮鋭性
が良好で好ましかった(実施例4の画質の方が高画質と
答えたモニターが5名、実施例3の方が画質が高いと答
えたモニターが0名、画質が変わらないと答えたモニタ
ーが5名)。実施例4によって複数の偏光手段を用いた
場合に、単一の偏光手段を用いるよりも更に顕著に本発
明の効果が得られることが確認された。
【0114】実施例5 実施例2のスキャナーを用いて、プレスキャンでは2枚
の偏光板の偏光面が揃うように調整し、本スキャンでは
2枚の偏光板の偏光面が直交するように調整して比較例
2の試料202を各々スキャンし、画像情報5−1とし
た。同じく実施例2のスキャナーを用いて2枚の偏光板
の偏光面が揃うようにしたままプレスキャンと本スキャ
ンを行い、画像情報5−2とした。画像情報5−1は画
像情報5−2よりも画質が良好であった(5−1の画質
の方が高画質と答えたモニターが4名、5−2の方が画
質が高いと答えたモニターが0名、画質が変わらないと
答えたモニターが6名)。画像情報5−2に相当するプ
レスキャンでは分光透過率が低かったためと思われる。
実施例5によって複数の偏光手段を用い、その偏光面の
なす角度を調整することで、本発明の効果が更に顕著に
得られることが確認された。
【0115】実施例6 比較例1の試料101を用いて、カメラの位置は横位置
で(フィルムの長辺が水平線と平行になるように)、家
を背景として人物を撮影した。撮影済のフィルムに比較
例2と同様の処理を施し、試料602とした。実施例2
のスキャナーを用い、偏光フィルムの偏光面を画面の長
手方向と垂直にして画像情報を読み込み、画像情報61
とした。また、同じスキャナーを用い、偏光フィルムの
偏光面を画面の長手方向と平行にして画像情報を読み込
み、画像情報62とした。61の方が立体感があって6
2よりも好ましいと答えたモニターが8名。画質が変わ
らないと答えたモニターが2名だった。実施例6によっ
て、偏光手段の偏光面の角度を調整すると、得られる画
像情報により立体感を持たせることが可能であることが
判った。
【0116】
【発明の効果】本発明によれば、高画質のデジタル画像
を簡便且つ迅速、安価に入手する手段を提供することが
でき、ハロゲン化銀写真感光材料の高画質な画像情報を
読み込むことを可能にする画像情報の読み取り装置を提
供することができ、ハロゲン化銀写真感光材料の高画質
な画像情報を読み込むことを可能にする画像情報形成方
法を提供することができ、発色現像後、漂白、定着して
いないハロゲン化銀写真感光材料の高画質な画像情報を
読み込むことを可能にする画像情報の読み取り装置を提
供することができ、発色現像後、漂白、定着していない
ハロゲン化銀写真感光材料の高画質な画像情報を読み込
むことを可能にする画像情報形成方法を提供することが
でき、また、プレスキャンの時間を短縮することが可能
な画像読み取り装置を提供することができ、さらに、銀
回収が容易で、環境保護に貢献できる画像情報形成方法
を提供することができるし、さらにまた、迅速な処理が
可能なハロゲン化銀感光材料を用いた画像情報形成方法
を提供することができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハロゲン化銀感光材料に記録された画像情
    報を光学的に読み取り、電気情報に変換する装置におい
    て、ハロゲン化銀感光材料面から透過光検出部までの距
    離が10mm以下であることを特徴とする画像情報の読
    み取り装置。
  2. 【請求項2】ハロゲン化銀感光材料に記録された画像情
    報を光学的に読み取り、電気情報に変換する方法におい
    て、ハロゲン化銀感光材料面から透過光検出部までの距
    離が10mm以下で読み取ることを特徴とする画像情報
    の読み取り方法。
  3. 【請求項3】ハロゲン化銀感光材料に脱銀処理を施すこ
    となく、ハロゲン化銀感光材料面から透過光検出部まで
    の距離が10mm以下である画像情報の読み取り装置に
    よって画像情報を読み取り、電気情報に変換することを
    特徴とする画像情報形成方法。
  4. 【請求項4】ハロゲン化銀感光材料に記録された画像情
    報を光学的に読み取る装置において、ハロゲン化銀感光
    材料から透過光検出部までの間に偏光手段を有すること
    を特徴とする画像情報の読み取り装置。
  5. 【請求項5】ハロゲン化銀感光材料に脱銀処理を施すこ
    となく、ハロゲン化銀感光材料面から透過光検出部まで
    の間に偏光手段を有する画像情報の読み取り装置によっ
    て画像情報を読み取り、電気情報に変換することを特徴
    とする画像情報形成方法。
  6. 【請求項6】ハロゲン化銀感光材料に記録された画像情
    報を光学的に読み取る装置において、複数の偏光手段を
    有し、その偏光面のなす角度が変更可能であることを特
    徴とする画像情報の読み取り装置。
  7. 【請求項7】ハロゲン化銀感光材料に記録された画像情
    報を光学的に読み取る装置において、ハロゲン化銀感光
    材料面から透過光検出部までの間に複数の偏光手段を有
    し、その偏光面のなす角度をプレスキャンと本スキャン
    で変更することを特徴とする画像情報の読み取り装置。
  8. 【請求項8】ハロゲン化銀感光材料に記録された画像情
    報を光学的に読み取る装置において、ハロゲン化銀感光
    材料面から透過光検出部までの間に偏光手段を有し、そ
    の偏光面がハロゲン化銀写真感光材料の長手方向と垂直
    になるように設置されたことを特徴とする画像情報の読
    み取り装置。
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