JPH1111351A - 車両のカウル部の構造 - Google Patents
車両のカウル部の構造Info
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- JPH1111351A JPH1111351A JP16551397A JP16551397A JPH1111351A JP H1111351 A JPH1111351 A JP H1111351A JP 16551397 A JP16551397 A JP 16551397A JP 16551397 A JP16551397 A JP 16551397A JP H1111351 A JPH1111351 A JP H1111351A
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Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】車両のカウル部を構成するカウルパネルの長手
方向中間部やこのカウル部と関連する車両の他の構成部
材の強度を、簡易な手段によって、効率良くかつ適切に
高めることができるようにする。 【解決手段】車幅方向に延びるカウルパネル3が、底壁
部30の前後両側縁から前壁部31および後壁部32を
立ち上がらせた溝形断面部を有しており、かつカウルパ
ネル3の底壁部30の下方には、ダッシュパネル5が設
けられている、車両のカウル部の構造であって、カウル
パネル3の底壁部30と後壁部32とのそれぞれの長手
方向中間部は、これらの部分に跨がって取付けられたリ
インフォースメント1によって互いに連結されており、
リインフォースメント1と底壁部30との取付け部分に
おいては、リインフォースメント1の一部が、底壁部3
0およびダッシュパネル5と重ね合わされて、これら底
壁部30およびダッシュパネル5とともに溶接されてい
る。
方向中間部やこのカウル部と関連する車両の他の構成部
材の強度を、簡易な手段によって、効率良くかつ適切に
高めることができるようにする。 【解決手段】車幅方向に延びるカウルパネル3が、底壁
部30の前後両側縁から前壁部31および後壁部32を
立ち上がらせた溝形断面部を有しており、かつカウルパ
ネル3の底壁部30の下方には、ダッシュパネル5が設
けられている、車両のカウル部の構造であって、カウル
パネル3の底壁部30と後壁部32とのそれぞれの長手
方向中間部は、これらの部分に跨がって取付けられたリ
インフォースメント1によって互いに連結されており、
リインフォースメント1と底壁部30との取付け部分に
おいては、リインフォースメント1の一部が、底壁部3
0およびダッシュパネル5と重ね合わされて、これら底
壁部30およびダッシュパネル5とともに溶接されてい
る。
Description
【0001】
【技術分野】本願発明は、車両のカウル部の構造に関す
る。
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】周知のとおり、車両の
カウル部は、車幅方向に延びるカウルパネルを用いて構
成されるのが一般的であり、このカウルパネルは、上面
が開口した溝形断面形状に形成されたカウルインナパネ
ルと、このカウルインナパネルの上面開口部を塞ぐアウ
タパネルとを組み合わせることによって、閉断面構造に
構成される場合が多い。カウルパネルをこのような構成
にすれば、閉断面構造の特性により、カウルパネルの強
度を高めることができる。また、カウルパネルをベンチ
レータ(車室内の換気)用の通気ダクトとして利用した
り、あるいはカウルアウタパネルをワイパピボットの取
付け座部として利用することもできることとなる。その
一方、近年においては、いわゆるオフセット衝突時の車
体強度を高めることを目的として、車両の両サイドの剛
性を高める必要が生じており、上記カウルパネルを製造
する場合に、その長手方向両端部の強度が高められる傾
向にある。
カウル部は、車幅方向に延びるカウルパネルを用いて構
成されるのが一般的であり、このカウルパネルは、上面
が開口した溝形断面形状に形成されたカウルインナパネ
ルと、このカウルインナパネルの上面開口部を塞ぐアウ
タパネルとを組み合わせることによって、閉断面構造に
構成される場合が多い。カウルパネルをこのような構成
にすれば、閉断面構造の特性により、カウルパネルの強
度を高めることができる。また、カウルパネルをベンチ
レータ(車室内の換気)用の通気ダクトとして利用した
り、あるいはカウルアウタパネルをワイパピボットの取
付け座部として利用することもできることとなる。その
一方、近年においては、いわゆるオフセット衝突時の車
体強度を高めることを目的として、車両の両サイドの剛
性を高める必要が生じており、上記カウルパネルを製造
する場合に、その長手方向両端部の強度が高められる傾
向にある。
【0003】ところが、カウルパネルの長手方向両端部
のみの強度を高めたのでは、カウルパネルの長手方向中
間部の強度がそれに相対して低くなってしまう。このた
め、車両のカウル部の全体の強度のバランスを保ち、た
とえば車両のアイドリング時におけるカウルパネルの振
動を抑制するといった観点からすれば、上記カウルパネ
ルの長手方向中間部の強度を高めることが要請される。
また、上面が開口した溝形断面状のカウルインナパネル
を用いて車両のカウル部を構成した場合には、そのカウ
ルインナパネルの長手方向中間部において、カウルイン
ナパネルの底壁部の前後両側縁から立ち上がった前壁部
や後壁部の強度が比較的小さく、パネルの断面崩れを生
じ易いという虞れがある。このため、車両のカウル部を
製作する場合には、そのような不具合を適切に、かつ効
率良く解消する必要がある。
のみの強度を高めたのでは、カウルパネルの長手方向中
間部の強度がそれに相対して低くなってしまう。このた
め、車両のカウル部の全体の強度のバランスを保ち、た
とえば車両のアイドリング時におけるカウルパネルの振
動を抑制するといった観点からすれば、上記カウルパネ
ルの長手方向中間部の強度を高めることが要請される。
また、上面が開口した溝形断面状のカウルインナパネル
を用いて車両のカウル部を構成した場合には、そのカウ
ルインナパネルの長手方向中間部において、カウルイン
ナパネルの底壁部の前後両側縁から立ち上がった前壁部
や後壁部の強度が比較的小さく、パネルの断面崩れを生
じ易いという虞れがある。このため、車両のカウル部を
製作する場合には、そのような不具合を適切に、かつ効
率良く解消する必要がある。
【0004】なお、従来では、カウルパネルの強度を高
める手段として、たとえば実開平6−74570号公報
に記載された手段がある。この従来の手段は、カウルパ
ネルの内部にステー(リインフォースメント)を設ける
ことにより、このステーを介してカウルパネルの底壁
部、後壁部、および上壁部のそれぞれを互いに連結する
手段である。この従来の手段によれば、カウルパネルの
剛性を高め、その断面崩れを防止することが可能であ
る。しかしながら、この従来の手段では、カウルパネル
自体の強度を高めることができるに過ぎず、車両を構成
する他の部材との関係においてカウルの強度やカウルの
近傍に位置する他の部材の強度を効率よく高めることは
できない。車両を製造する場合には、カウル部の製造を
能率良く行えるようにすることは勿論であるが、このカ
ウル部と関連する他の部材の組み付け作業などについて
も能率良く行えるようにすることが要請される。ところ
が、上記従来の手段は、そのような要請に充分に応え得
るものとは言えるものではなかった。
める手段として、たとえば実開平6−74570号公報
に記載された手段がある。この従来の手段は、カウルパ
ネルの内部にステー(リインフォースメント)を設ける
ことにより、このステーを介してカウルパネルの底壁
部、後壁部、および上壁部のそれぞれを互いに連結する
手段である。この従来の手段によれば、カウルパネルの
剛性を高め、その断面崩れを防止することが可能であ
る。しかしながら、この従来の手段では、カウルパネル
自体の強度を高めることができるに過ぎず、車両を構成
する他の部材との関係においてカウルの強度やカウルの
近傍に位置する他の部材の強度を効率よく高めることは
できない。車両を製造する場合には、カウル部の製造を
能率良く行えるようにすることは勿論であるが、このカ
ウル部と関連する他の部材の組み付け作業などについて
も能率良く行えるようにすることが要請される。ところ
が、上記従来の手段は、そのような要請に充分に応え得
るものとは言えるものではなかった。
【0005】本願発明はこのような事情のもとで考え出
されたものであって、車両のカウル部を構成するカウル
パネルの長手方向中間部やこのカウル部と関連する車両
の他の構成部材の強度を、簡易な手段によって、効率良
くかつ適切に高めることができるようにすることをその
課題としている。
されたものであって、車両のカウル部を構成するカウル
パネルの長手方向中間部やこのカウル部と関連する車両
の他の構成部材の強度を、簡易な手段によって、効率良
くかつ適切に高めることができるようにすることをその
課題としている。
【0006】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
は、次の技術的手段を講じている。
【0007】本願発明は、車幅方向に延びるカウルパネ
ルが、底壁部の前後両側縁から前壁部および後壁部を立
ち上がらせた溝形断面部を有しており、かつ上記カウル
パネルの底壁部の下方には、ダッシュパネルが設けられ
ている、車両のカウル部の構造であって、上記カウルパ
ネルの底壁部と後壁部とのそれぞれの長手方向中間部
は、これらの部分に跨がって取付けられたリインフォー
スメントによって互いに連結されており、かつ上記リイ
ンフォースメントと上記底壁部との取付け部分において
は、上記リインフォースメントの一部が、上記底壁部お
よび上記ダッシュパネルと重ね合わされて、これら底壁
部およびダッシュパネルとともに溶接されていることを
特徴としている。
ルが、底壁部の前後両側縁から前壁部および後壁部を立
ち上がらせた溝形断面部を有しており、かつ上記カウル
パネルの底壁部の下方には、ダッシュパネルが設けられ
ている、車両のカウル部の構造であって、上記カウルパ
ネルの底壁部と後壁部とのそれぞれの長手方向中間部
は、これらの部分に跨がって取付けられたリインフォー
スメントによって互いに連結されており、かつ上記リイ
ンフォースメントと上記底壁部との取付け部分において
は、上記リインフォースメントの一部が、上記底壁部お
よび上記ダッシュパネルと重ね合わされて、これら底壁
部およびダッシュパネルとともに溶接されていることを
特徴としている。
【0008】本願発明においては、カウルパネルの底壁
部と後壁部とのそれぞれの長手方向中間部が、これらの
部分に跨がって取付けられたリインフォースメントによ
って互いに連結されているために、これらの部分の強度
が高められ、上記カウルパネルの溝形断面部の長手方向
中間部に断面崩れを生じ難くすることができる。一方、
本願発明においては、リインフォースメントとカウルパ
ネルの底壁部との取付け部分は、これら両者のみが溶接
されているだけではなく、これらに加えてカウルパネル
の下方に位置するダッシュパネルも一緒に溶接された構
造となっている。したがって、上記カウル部の強度は、
ダッシュパネルとの一体化によってより高められること
となる。また、ダッシュパネルについては、リインフォ
ースメントによって補強された底壁部に溶接されること
となるために、やはりこのダッシュパネルの強度も効率
良く高められることとなる。上記ダッシュパネルには、
アクセルペダルやブレーキペダルなどを支持するブラケ
ットが取付けられるのが一般的であり、上記ダッシュパ
ネルの強度の向上は、このようなブラケットの取付け部
の強度を確保する上においても非常に好ましいものとな
る。さらに、上記カウルパネルの底壁部、リインフォー
スメント、およびダッシュパネルの三者を溶接する作業
は、一回の作業によって行うことができ、溶接作業工程
数が増加するといった不具合もない。
部と後壁部とのそれぞれの長手方向中間部が、これらの
部分に跨がって取付けられたリインフォースメントによ
って互いに連結されているために、これらの部分の強度
が高められ、上記カウルパネルの溝形断面部の長手方向
中間部に断面崩れを生じ難くすることができる。一方、
本願発明においては、リインフォースメントとカウルパ
ネルの底壁部との取付け部分は、これら両者のみが溶接
されているだけではなく、これらに加えてカウルパネル
の下方に位置するダッシュパネルも一緒に溶接された構
造となっている。したがって、上記カウル部の強度は、
ダッシュパネルとの一体化によってより高められること
となる。また、ダッシュパネルについては、リインフォ
ースメントによって補強された底壁部に溶接されること
となるために、やはりこのダッシュパネルの強度も効率
良く高められることとなる。上記ダッシュパネルには、
アクセルペダルやブレーキペダルなどを支持するブラケ
ットが取付けられるのが一般的であり、上記ダッシュパ
ネルの強度の向上は、このようなブラケットの取付け部
の強度を確保する上においても非常に好ましいものとな
る。さらに、上記カウルパネルの底壁部、リインフォー
スメント、およびダッシュパネルの三者を溶接する作業
は、一回の作業によって行うことができ、溶接作業工程
数が増加するといった不具合もない。
【0009】このように、本願発明では、リインフォー
スメントによってカウルパネルの長手方向中間部の強度
を向上し、その断面崩れの防止が図れるばかりではな
く、ダッシュパネルとの関連においてカウルパネルの強
度を一層高めることができ、さらには溶接工程数が増加
するといった不具合を生じさせることなく、ダッシュパ
ネルの強度をも高めることができるという、従来にはみ
られない格別な効果が得られる。
スメントによってカウルパネルの長手方向中間部の強度
を向上し、その断面崩れの防止が図れるばかりではな
く、ダッシュパネルとの関連においてカウルパネルの強
度を一層高めることができ、さらには溶接工程数が増加
するといった不具合を生じさせることなく、ダッシュパ
ネルの強度をも高めることができるという、従来にはみ
られない格別な効果が得られる。
【0010】本願発明の好ましい実施の形態では、上記
カウルパネルは、上記溝形断面部を形成するカウルイン
ナパネルの上面部にカウルアウタパネルを接合した閉断
面構造に形成されているとともに、上記カウルインナパ
ネルの後壁部と上記カウルアウタパネルとのそれぞれの
長手方向中間部は、これらの部分に跨がって取付けら
れ、かつ上記リインフォースメントとは別体に形成され
た他のリインフォースメントによって互いに連結されて
いる。
カウルパネルは、上記溝形断面部を形成するカウルイン
ナパネルの上面部にカウルアウタパネルを接合した閉断
面構造に形成されているとともに、上記カウルインナパ
ネルの後壁部と上記カウルアウタパネルとのそれぞれの
長手方向中間部は、これらの部分に跨がって取付けら
れ、かつ上記リインフォースメントとは別体に形成され
た他のリインフォースメントによって互いに連結されて
いる。
【0011】このような構成によれば、カウルパネルが
閉断面構造とされていることにより、カウルパネル全体
の強度が一層高められることは勿論のこと、上記カウル
インナパネルの後壁部と上記カウルアウタパネルとのそ
れぞれの長手方向中間部が、それらの部分に跨がって配
置されたリインフォースメントによって互いに連結され
ていることにより、これらカウルインナパネルの後壁部
やカウルアウタパネルが効率良く補強され、これらの部
分に断面崩れを生じ難くすることができる。また、カウ
ルアウタパネルの強度を高めることができれば、このカ
ウルアウタパネルにワイパピボットを取付ける場合に、
このワイパピボットの支持強度を高めることが可能とな
り、好ましいものとなる。さらに、上記カウルインナパ
ネルの後壁部とカウルアウタパネルとを連結するリイン
フォースメントは、先に述べたカウルパネルの底壁部と
後壁部とを互いに連結するリインフォースメントとは別
体に形成されているために、カウルパネルの内部にこれ
ら2つのリインフォースメントを挿入し、取付ける作業
が容易化される。すなわち、上記2つのリインフォース
メントを一体に形成したのでは、このリインフォースメ
ント全体のサイズが大型化し、カウルパネルの内部へ挿
入することが困難となる場合があるが、本願発明のよう
にリインフォースメントを2つの部材に分割した構成と
すれば、そのような不具合を適切に解消することが可能
となる。
閉断面構造とされていることにより、カウルパネル全体
の強度が一層高められることは勿論のこと、上記カウル
インナパネルの後壁部と上記カウルアウタパネルとのそ
れぞれの長手方向中間部が、それらの部分に跨がって配
置されたリインフォースメントによって互いに連結され
ていることにより、これらカウルインナパネルの後壁部
やカウルアウタパネルが効率良く補強され、これらの部
分に断面崩れを生じ難くすることができる。また、カウ
ルアウタパネルの強度を高めることができれば、このカ
ウルアウタパネルにワイパピボットを取付ける場合に、
このワイパピボットの支持強度を高めることが可能とな
り、好ましいものとなる。さらに、上記カウルインナパ
ネルの後壁部とカウルアウタパネルとを連結するリイン
フォースメントは、先に述べたカウルパネルの底壁部と
後壁部とを互いに連結するリインフォースメントとは別
体に形成されているために、カウルパネルの内部にこれ
ら2つのリインフォースメントを挿入し、取付ける作業
が容易化される。すなわち、上記2つのリインフォース
メントを一体に形成したのでは、このリインフォースメ
ント全体のサイズが大型化し、カウルパネルの内部へ挿
入することが困難となる場合があるが、本願発明のよう
にリインフォースメントを2つの部材に分割した構成と
すれば、そのような不具合を適切に解消することが可能
となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0013】図1は、本願発明に係る車両のカウル部の
構造の一例を示す要部断面図である。図2は、図1のII
−II要部断面図である。図3は、図1および図2に示す
車両のカウル部の構造の一部切り欠き要部断面斜視図で
ある。なお、これら各図において、矢印Frは車両前
方、矢印Upは車両高さ方向の上方、および矢印wは車
幅方向をそれぞれ示す。
構造の一例を示す要部断面図である。図2は、図1のII
−II要部断面図である。図3は、図1および図2に示す
車両のカウル部の構造の一部切り欠き要部断面斜視図で
ある。なお、これら各図において、矢印Frは車両前
方、矢印Upは車両高さ方向の上方、および矢印wは車
幅方向をそれぞれ示す。
【0014】図1および図2において、本実施形態の車
両のカウル部Aは、カウルパネル3、このカウルパネル
3の長手方向中間部の2箇所に設けられた第1リインフ
ォースメント1,1、第2リインフォースメント2,
2、および複数のクリップリテーナ4を具備して構成さ
れている。上記カウルパネル3の下方には、ダッシュパ
ネル5が配されている。
両のカウル部Aは、カウルパネル3、このカウルパネル
3の長手方向中間部の2箇所に設けられた第1リインフ
ォースメント1,1、第2リインフォースメント2,
2、および複数のクリップリテーナ4を具備して構成さ
れている。上記カウルパネル3の下方には、ダッシュパ
ネル5が配されている。
【0015】上記カウルパネル3は、カウルインナパネ
ル3Aとカウルアウタパネル3Bとを接合して構成され
ており、これら2つのパネル3A,3Bはいずれも車幅
方向に延びている。上記カウルインナパネル3Aは、上
面が開口した溝形断面形状であり、底壁部30、この底
壁部30の前後両側縁からそれぞれ立ち上がった前壁部
31および後壁部32を有している。この溝形断面状の
カウルインナパネル3Aは、本願発明でいう溝形断面部
の一例に相当する部分である。
ル3Aとカウルアウタパネル3Bとを接合して構成され
ており、これら2つのパネル3A,3Bはいずれも車幅
方向に延びている。上記カウルインナパネル3Aは、上
面が開口した溝形断面形状であり、底壁部30、この底
壁部30の前後両側縁からそれぞれ立ち上がった前壁部
31および後壁部32を有している。この溝形断面状の
カウルインナパネル3Aは、本願発明でいう溝形断面部
の一例に相当する部分である。
【0016】上記カウルアウタパネル3Bは、上記カウ
ルインナパネル3Aの上面開口部を塞ぐことによって、
カウルパネル3の長手方向の各所を閉断面構造とするよ
うに、上記カウルインナパネル3Aの前壁部31および
後壁部32の上部に形成されたフランジ面部31a,3
2aに溶接されている。ただし、上記カウルアウタパネ
ル3Bには、カウルパネル3の内部に外気を取り込むた
めの開口部33が設けられている。この開口部33は、
図2によく表れているように、カウルパネル3の長手方
向中心線Cから偏った位置に設けられている。また、図
1によく表れているように、上記カウルアウタパネル3
Bの後縁部39は、傾斜状に形成されており、フロント
ガラス6(ウインドシールドガラス)の下縁部を支持す
るのに利用される。また、図面上は省略しているが、上
記後縁部39には、ワイパーピボットを取付けるための
ボルト孔などが穿設されたワイパーピボット用取付け座
部が適宜設けられる。
ルインナパネル3Aの上面開口部を塞ぐことによって、
カウルパネル3の長手方向の各所を閉断面構造とするよ
うに、上記カウルインナパネル3Aの前壁部31および
後壁部32の上部に形成されたフランジ面部31a,3
2aに溶接されている。ただし、上記カウルアウタパネ
ル3Bには、カウルパネル3の内部に外気を取り込むた
めの開口部33が設けられている。この開口部33は、
図2によく表れているように、カウルパネル3の長手方
向中心線Cから偏った位置に設けられている。また、図
1によく表れているように、上記カウルアウタパネル3
Bの後縁部39は、傾斜状に形成されており、フロント
ガラス6(ウインドシールドガラス)の下縁部を支持す
るのに利用される。また、図面上は省略しているが、上
記後縁部39には、ワイパーピボットを取付けるための
ボルト孔などが穿設されたワイパーピボット用取付け座
部が適宜設けられる。
【0017】図4は、上記第1リインフォースメント1
を示し、同図(a)は、その斜視図であり、(b)は、
そのIV−IV断面図である。この第1リインフォースメン
ト1は、たとえば一定の肉厚の金属板をプレス加工する
などして形成されたものであり、断面略コ字状を有する
溝形部10の周囲に平板状のフランジ部11を連設する
ことにより、上記溝形部10が形成されている部分の長
手方向各所の断面形状をいわゆるハット状に形成したも
のである。上記第1リインフォースメント1は、その長
手方向に屈曲または湾曲した形状とされている。
を示し、同図(a)は、その斜視図であり、(b)は、
そのIV−IV断面図である。この第1リインフォースメン
ト1は、たとえば一定の肉厚の金属板をプレス加工する
などして形成されたものであり、断面略コ字状を有する
溝形部10の周囲に平板状のフランジ部11を連設する
ことにより、上記溝形部10が形成されている部分の長
手方向各所の断面形状をいわゆるハット状に形成したも
のである。上記第1リインフォースメント1は、その長
手方向に屈曲または湾曲した形状とされている。
【0018】上記第1リインフォースメント1は、上記
カウルパネル3の内部に挿入され、上記カウルパネル3
の長手方向中間部の2箇所に配されている。具体的に
は、図2によく表れているように、2つの第1リインフ
ォースメント1,1は、カウルパネル3の長手方向中心
線Cを挟んで左右対称または略対称に配置されており、
それらのうちの一方が上記開口部33の下方に配置され
ている。上記各第1リインフォースメント1は、カウル
インナパネル3Aの底壁部30と後壁部32とに跨がる
ように設けられ、これらの部分が溶接されている。より
具体的には、上記各第1リインフォースメント1の長手
方向一端部1a(下端部)は、上記底壁部30とダッシ
ュパネル5の上部のフランジ部5aとのそれぞれに重な
るように配されており、これら互いに重なり合った第1
リインフォースメント1のフランジ部11、底壁部3
0、およびダッシュパネル5のフランジ部5aのそれぞ
れにはスポット溶接W1が一体的に施され、これらが接
合されている。一方、上記各第1リインフォースメント
1の長手方向他端部1b(上端部)は、上記後壁部32
とクリップリテーナ4とに重ね合わされており、これら
互いに重なり合った第1リインフォースメント1のフラ
ンジ部11、後壁部32、およびクリップリテーナ4の
それぞれには、スポット溶接W2が一体的に施され、こ
れらが接合されている。このスポット溶接W2および上
記スポット溶接W1は、複数の溶接対象部材を重ね合わ
せてからこれらを同時に溶接するいわゆる重ね抵抗溶接
である。上記クリップリテーナ4は、車両に組み付けら
れる各種の電動機構部への電気配線に用いられるハーネ
スを保持するクリップを支持するためのものであり、カ
ウルインナパネル3Aの後壁部32に沿って多数一連に
取付けられるものである。
カウルパネル3の内部に挿入され、上記カウルパネル3
の長手方向中間部の2箇所に配されている。具体的に
は、図2によく表れているように、2つの第1リインフ
ォースメント1,1は、カウルパネル3の長手方向中心
線Cを挟んで左右対称または略対称に配置されており、
それらのうちの一方が上記開口部33の下方に配置され
ている。上記各第1リインフォースメント1は、カウル
インナパネル3Aの底壁部30と後壁部32とに跨がる
ように設けられ、これらの部分が溶接されている。より
具体的には、上記各第1リインフォースメント1の長手
方向一端部1a(下端部)は、上記底壁部30とダッシ
ュパネル5の上部のフランジ部5aとのそれぞれに重な
るように配されており、これら互いに重なり合った第1
リインフォースメント1のフランジ部11、底壁部3
0、およびダッシュパネル5のフランジ部5aのそれぞ
れにはスポット溶接W1が一体的に施され、これらが接
合されている。一方、上記各第1リインフォースメント
1の長手方向他端部1b(上端部)は、上記後壁部32
とクリップリテーナ4とに重ね合わされており、これら
互いに重なり合った第1リインフォースメント1のフラ
ンジ部11、後壁部32、およびクリップリテーナ4の
それぞれには、スポット溶接W2が一体的に施され、こ
れらが接合されている。このスポット溶接W2および上
記スポット溶接W1は、複数の溶接対象部材を重ね合わ
せてからこれらを同時に溶接するいわゆる重ね抵抗溶接
である。上記クリップリテーナ4は、車両に組み付けら
れる各種の電動機構部への電気配線に用いられるハーネ
スを保持するクリップを支持するためのものであり、カ
ウルインナパネル3Aの後壁部32に沿って多数一連に
取付けられるものである。
【0019】図5は、上記第2リインフォースメント2
を示し、同図(a)はその斜視図であり、同図(b)は
そのV−V断面図である。この第2リインフォースメン
ト2は、上記第1リインフォースメント1と同様に、所
定の肉厚の金属板をプレス加工するなどして形成された
ものである。この第2リインフォースメント2は、平板
状の座板部20、この座板部20に連設された2つの支
持板部21,21、およびこれら支持板部21,21の
それぞれに連設されたフランジ部22,22を具備した
構造であり、その断面形状は、上記第1リインフォース
メント1と同様な、いわゆるハット状となっている。
を示し、同図(a)はその斜視図であり、同図(b)は
そのV−V断面図である。この第2リインフォースメン
ト2は、上記第1リインフォースメント1と同様に、所
定の肉厚の金属板をプレス加工するなどして形成された
ものである。この第2リインフォースメント2は、平板
状の座板部20、この座板部20に連設された2つの支
持板部21,21、およびこれら支持板部21,21の
それぞれに連設されたフランジ部22,22を具備した
構造であり、その断面形状は、上記第1リインフォース
メント1と同様な、いわゆるハット状となっている。
【0020】上記第2リインフォースメント2は、上記
カウルパネル3の内部に挿入され、上記各第1リインフ
ォースメント1の上方に位置するように、上記カウルパ
ネル3の長手方向中間部の2箇所に配されている。これ
ら2つの第2リインフォースメント2,2のうち一方
は、図2によく表れているように、開口部33に接近し
て設けられており、この開口部33の縁部を効率よく補
強できるように配慮されている。上記各第2リインフォ
ースメント2は、カウルアウタパネル3Bの後縁部39
とカウルインナパネル3Aの後壁部32とに跨がって設
けられ、それらの部分に溶接されている。より具体的に
は、上記各第2リインフォースメント2の座板部20と
上記カウルアウタパネル3Bとは互いに当接しており、
これらの部分はスポット溶接W3によって接合されてい
る。また、上記第2リインフォースメント2のフランジ
部22,22と上記カウルインナパネル3Aの後壁部3
2とは互いに当接しており、これらの部分はスポット溶
接W4によって接合されている。なお、本実施形態で
は、上記第2リインフォースメント2の各座板部20お
よびこの座板部20に対向するカウルアウタパネル3B
の一部には、小孔38,38aが一連に貫通して設けら
れている。これらの小孔38,38aは、たとえばフロ
ントガラス6の下縁部を位置決め固定するためのクリッ
プやその他の部材を上記カウルアウタパネル3Bの上面
に取付けるのに利用することができる。
カウルパネル3の内部に挿入され、上記各第1リインフ
ォースメント1の上方に位置するように、上記カウルパ
ネル3の長手方向中間部の2箇所に配されている。これ
ら2つの第2リインフォースメント2,2のうち一方
は、図2によく表れているように、開口部33に接近し
て設けられており、この開口部33の縁部を効率よく補
強できるように配慮されている。上記各第2リインフォ
ースメント2は、カウルアウタパネル3Bの後縁部39
とカウルインナパネル3Aの後壁部32とに跨がって設
けられ、それらの部分に溶接されている。より具体的に
は、上記各第2リインフォースメント2の座板部20と
上記カウルアウタパネル3Bとは互いに当接しており、
これらの部分はスポット溶接W3によって接合されてい
る。また、上記第2リインフォースメント2のフランジ
部22,22と上記カウルインナパネル3Aの後壁部3
2とは互いに当接しており、これらの部分はスポット溶
接W4によって接合されている。なお、本実施形態で
は、上記第2リインフォースメント2の各座板部20お
よびこの座板部20に対向するカウルアウタパネル3B
の一部には、小孔38,38aが一連に貫通して設けら
れている。これらの小孔38,38aは、たとえばフロ
ントガラス6の下縁部を位置決め固定するためのクリッ
プやその他の部材を上記カウルアウタパネル3Bの上面
に取付けるのに利用することができる。
【0021】上記構成の車両のカウル部Aにおいては、
車幅方向に延びるカウルパネル3の長手方向中間部が、
第1リインフォースメント1や第2リインフォースメン
ト2によって補強されており、上記カウルパネル3の長
手方向中間部がその長手方向両端部と比較してその剛性
が著しく低くなるといったことが回避されている。この
ように、カウルパネル3の長手方向各所の強度を高めれ
ば、車両のエンジンのアイドリング時などにおける上記
カウルパネル3の振動を抑制し、その振動特性を向上さ
せることが可能となる。また、上記カウル部Aの構造の
作用をさらに詳細に説明すると、次のとおりである。
車幅方向に延びるカウルパネル3の長手方向中間部が、
第1リインフォースメント1や第2リインフォースメン
ト2によって補強されており、上記カウルパネル3の長
手方向中間部がその長手方向両端部と比較してその剛性
が著しく低くなるといったことが回避されている。この
ように、カウルパネル3の長手方向各所の強度を高めれ
ば、車両のエンジンのアイドリング時などにおける上記
カウルパネル3の振動を抑制し、その振動特性を向上さ
せることが可能となる。また、上記カウル部Aの構造の
作用をさらに詳細に説明すると、次のとおりである。
【0022】すなわち、上記第1リインフォースメント
1は、カウルインナパネル3Aの底壁部30と後壁部3
2とを互いに連結し、これらの底壁部30と後壁部の交
差角を一定の角度に保持するのに役立つ。したがって、
カウルインナパネル3Aの断面崩れを防止するのに有効
となる。とくに、上記第1リインフォースメント1の長
手方向一端部1aは、上記底壁部30に溶接されている
だけではなく、ダッシュパネル5にも溶接されているた
めに、このダッシュパネル5との関連においても第1リ
インフォースメント1の支持強度を高め、カウルパネル
3の剛性を高めることができる。一方、上記ダッシュパ
ネル5は、上記第1リインフォースメント1と溶接され
ていることにより、このダッシュパネル5の取付け強度
も高められることとなる。このダッシュパネル5には、
アクセルペダルなどを支持するペダルブラケットやその
他の部材が取付けられるために、これらの部材の強度を
確保する上で好ましいものとなる。
1は、カウルインナパネル3Aの底壁部30と後壁部3
2とを互いに連結し、これらの底壁部30と後壁部の交
差角を一定の角度に保持するのに役立つ。したがって、
カウルインナパネル3Aの断面崩れを防止するのに有効
となる。とくに、上記第1リインフォースメント1の長
手方向一端部1aは、上記底壁部30に溶接されている
だけではなく、ダッシュパネル5にも溶接されているた
めに、このダッシュパネル5との関連においても第1リ
インフォースメント1の支持強度を高め、カウルパネル
3の剛性を高めることができる。一方、上記ダッシュパ
ネル5は、上記第1リインフォースメント1と溶接され
ていることにより、このダッシュパネル5の取付け強度
も高められることとなる。このダッシュパネル5には、
アクセルペダルなどを支持するペダルブラケットやその
他の部材が取付けられるために、これらの部材の強度を
確保する上で好ましいものとなる。
【0023】さらに、上記第1リインフォースメント
1、底壁部30、およびダッシュパネル5の三者を1回
のスポット溶接作業によって溶接することができるため
に、溶接作業工程数の増加を招くといった不利もない。
また、上記第1リインフォースメント1の長手方向他端
部1bにおいては、クリップリテーナ4も重ね合わされ
て同時にスポット溶接されているために、やはりスポッ
ト溶接の作業工程数の増加を招くことがない。
1、底壁部30、およびダッシュパネル5の三者を1回
のスポット溶接作業によって溶接することができるため
に、溶接作業工程数の増加を招くといった不利もない。
また、上記第1リインフォースメント1の長手方向他端
部1bにおいては、クリップリテーナ4も重ね合わされ
て同時にスポット溶接されているために、やはりスポッ
ト溶接の作業工程数の増加を招くことがない。
【0024】一方、上記第2リインフォースメント2
は、カウルアウタパネル3Bとカウルインナパネル3A
の後壁部32とを互いに連結しており、これら後壁部3
2とカウルアウタパネル3Bとの交差角を一定角度に保
持するのに役立つ。したがって、この部分の断面崩れも
防止することが可能となる。既述したとおり、上記カウ
ルアウタパネル3Bには、ワイパピボットが取付けられ
るが、このワイパピボットの取付け部分の強度を上記第
2リインフォースメント2によって十分に確保すること
が可能となる。とくに、本実施形態では、ベンチレータ
用の開口部33の近傍に、第2リインフォースメント2
を設けているために、上記開口部33を設けたことに原
因するパネルの強度低下を効率良く抑制することができ
る。上記開口部33は、車両が右ハンドル仕様の場合と
左ハンドル仕様の場合とでは、カウルパネル3の長手方
向中心線Cを挟んで左右逆方向の箇所へ位置変更される
のが一般的であるが、上記2組の第1リインフォースメ
ント1,1および第2リインフォースメント2,2は、
上記中心線Cを挟んで左右対称または略対称に設けられ
ているために、上記開口部33が上記中心線Cを挟んで
左右いずれの位置に設けられる場合にも対応できること
となる。
は、カウルアウタパネル3Bとカウルインナパネル3A
の後壁部32とを互いに連結しており、これら後壁部3
2とカウルアウタパネル3Bとの交差角を一定角度に保
持するのに役立つ。したがって、この部分の断面崩れも
防止することが可能となる。既述したとおり、上記カウ
ルアウタパネル3Bには、ワイパピボットが取付けられ
るが、このワイパピボットの取付け部分の強度を上記第
2リインフォースメント2によって十分に確保すること
が可能となる。とくに、本実施形態では、ベンチレータ
用の開口部33の近傍に、第2リインフォースメント2
を設けているために、上記開口部33を設けたことに原
因するパネルの強度低下を効率良く抑制することができ
る。上記開口部33は、車両が右ハンドル仕様の場合と
左ハンドル仕様の場合とでは、カウルパネル3の長手方
向中心線Cを挟んで左右逆方向の箇所へ位置変更される
のが一般的であるが、上記2組の第1リインフォースメ
ント1,1および第2リインフォースメント2,2は、
上記中心線Cを挟んで左右対称または略対称に設けられ
ているために、上記開口部33が上記中心線Cを挟んで
左右いずれの位置に設けられる場合にも対応できること
となる。
【0025】本願発明に係る車両のカウル部の構造は、
上記実施形態に限定されない。上記実施形態では、図1
に示すように、第1リインフォースメント1とカウルイ
ンナパネル3Aとの間に隙間Sを設けているが、上記第
1リインフォースメント1を設けるにあたって上記隙間
Sを設けないように構成してもよい。このような構成を
採用すれば、カウルパネル3の内部に入った水の流れを
この第1リインフォースメント1によって阻止する役割
をもたせることができ、車両が傾斜したときに多量の水
がヒータなど用の空気取り入れ口に流入することを防止
することが可能となる。また、上記実施形態では、第1
リインフォースメント1と第2リインフォースメント2
とのそれぞれを、車幅方向に一定幅を有する断面ハット
状に形成しているために、これらリインフォースメント
の車幅方向の強度も高いものにすることができ、カウル
パネルがその長手方向に曲げ変形し難くできるといった
利点も得られる。ただし、本願発明はこれに限定され
ず、上記実施形態とは異なる形状のリインフォースメン
トを用いてもかまわない。なお、カウルパネルに対する
リインフォースメントの溶接作業を容易にするために
は、上記実施形態のように、リインフォースメントに溶
接付け用のフランジ部を適宜設けておくことが好まし
い。
上記実施形態に限定されない。上記実施形態では、図1
に示すように、第1リインフォースメント1とカウルイ
ンナパネル3Aとの間に隙間Sを設けているが、上記第
1リインフォースメント1を設けるにあたって上記隙間
Sを設けないように構成してもよい。このような構成を
採用すれば、カウルパネル3の内部に入った水の流れを
この第1リインフォースメント1によって阻止する役割
をもたせることができ、車両が傾斜したときに多量の水
がヒータなど用の空気取り入れ口に流入することを防止
することが可能となる。また、上記実施形態では、第1
リインフォースメント1と第2リインフォースメント2
とのそれぞれを、車幅方向に一定幅を有する断面ハット
状に形成しているために、これらリインフォースメント
の車幅方向の強度も高いものにすることができ、カウル
パネルがその長手方向に曲げ変形し難くできるといった
利点も得られる。ただし、本願発明はこれに限定され
ず、上記実施形態とは異なる形状のリインフォースメン
トを用いてもかまわない。なお、カウルパネルに対する
リインフォースメントの溶接作業を容易にするために
は、上記実施形態のように、リインフォースメントに溶
接付け用のフランジ部を適宜設けておくことが好まし
い。
【0026】その他、本願発明に係る車両のカウル部の
構造の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在であ
る。リインフォースメントは、必ずしもカウルパネルの
長手方向中間部に左右対称に2個設ける必要はなく、そ
の具体的な位置や個数は、カウル部の具体的な構成に対
応させて種々に変更できる事項である。
構造の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在であ
る。リインフォースメントは、必ずしもカウルパネルの
長手方向中間部に左右対称に2個設ける必要はなく、そ
の具体的な位置や個数は、カウル部の具体的な構成に対
応させて種々に変更できる事項である。
【図1】本願発明に係る車両のカウル部の構造の一例を
示す要部断面図である。
示す要部断面図である。
【図2】図1のII−II要部断面図である。
【図3】図1および図2に示す車両のカウル部の構造の
一部切り欠き要部断面斜視図である。
一部切り欠き要部断面斜視図である。
【図4】(a)は、本願発明で用いられるリインフォー
スメントの一例を示す斜視図であり、(b)は、そのIV
−IV断面図である。
スメントの一例を示す斜視図であり、(b)は、そのIV
−IV断面図である。
【図5】(a)は、本願発明で用いられる他のリインフ
ォースメントの一例を示す斜視図であり、(b)は、そ
のV−V断面図である。
ォースメントの一例を示す斜視図であり、(b)は、そ
のV−V断面図である。
A カウル部 3 カウルパネル 3A カウルインナパネル 3B カウルアウタパネル 1 第1リインフォースメント 2 第2リインフォースメント 5 ダッシュパネル 30 底壁部 31 前壁部 32 後壁部
Claims (2)
- 【請求項1】 車幅方向に延びるカウルパネルが、底壁
部の前後両側縁から前壁部および後壁部を立ち上がらせ
た溝形断面部を有しており、かつ上記カウルパネルの底
壁部の下方には、ダッシュパネルが設けられている、車
両のカウル部の構造であって、 上記カウルパネルの底壁部と後壁部とのそれぞれの長手
方向中間部は、これらの部分に跨がって取付けられたリ
インフォースメントによって互いに連結されており、か
つ、 上記リインフォースメントと上記底壁部との取付け部分
においては、上記リインフォースメントの一部が、上記
底壁部および上記ダッシュパネルと重ね合わされて、こ
れら底壁部およびダッシュパネルとともに溶接されてい
ることを特徴とする、車両のカウル部の構造。 - 【請求項2】 上記カウルパネルは、上記溝形断面部を
形成するカウルインナパネルの上面部にカウルアウタパ
ネルを接合した閉断面構造に形成されているとともに、
上記カウルインナパネルの後壁部と上記カウルアウタパ
ネルとのそれぞれの長手方向中間部は、これらの部分に
跨がって取付けられ、かつ上記リインフォースメントと
は別体に形成された他のリインフォースメントによって
互いに連結されている、請求項1に記載の車両のカウル
部の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16551397A JPH1111351A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 車両のカウル部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16551397A JPH1111351A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 車両のカウル部の構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1111351A true JPH1111351A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15813832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16551397A Pending JPH1111351A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 車両のカウル部の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1111351A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100478040B1 (ko) * | 2002-10-07 | 2005-03-22 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 카울 패널의 보강판 결합방법 |
| KR100598692B1 (ko) | 2004-08-31 | 2006-07-07 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 카울 마운팅 브래킷 구조 |
| US7540557B2 (en) | 2005-01-31 | 2009-06-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Windshield glass support structure |
| JP2012071660A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Daihatsu Motor Co Ltd | 取付ブラケット |
| JP2013082245A (ja) * | 2011-10-06 | 2013-05-09 | Mazda Motor Corp | 車両のカウル部構造 |
| WO2024005127A1 (ja) * | 2022-07-01 | 2024-01-04 | 日本製鉄株式会社 | パネルセット |
-
1997
- 1997-06-23 JP JP16551397A patent/JPH1111351A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100478040B1 (ko) * | 2002-10-07 | 2005-03-22 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 카울 패널의 보강판 결합방법 |
| KR100598692B1 (ko) | 2004-08-31 | 2006-07-07 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 카울 마운팅 브래킷 구조 |
| US7540557B2 (en) | 2005-01-31 | 2009-06-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Windshield glass support structure |
| JP2012071660A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Daihatsu Motor Co Ltd | 取付ブラケット |
| JP2013082245A (ja) * | 2011-10-06 | 2013-05-09 | Mazda Motor Corp | 車両のカウル部構造 |
| WO2024005127A1 (ja) * | 2022-07-01 | 2024-01-04 | 日本製鉄株式会社 | パネルセット |
| JP7436947B1 (ja) * | 2022-07-01 | 2024-02-22 | 日本製鉄株式会社 | パネルセット |
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