JPH11113860A - 心機能監視装置 - Google Patents
心機能監視装置Info
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- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Abstract
エラスタンスEesを、非侵襲に簡便に監視することがで
きる心機能監視装置を提供する。 【解決手段】 一拍毎に描かれる圧容積ル−プを容積軸
に平行な2辺である収縮期等圧力線および拡張期等圧力
線と圧力軸に平行な2辺である収縮期等容積線および拡
張期等容積線とから成る矩形に近似したとき、前記大動
脈実効エラスタンスEa と左心室収縮末期エラスタンス
Eesとの比すなわち心機械効率Ea /Eesを、心臓の前
駆出時間PEPと駆出時間LVETとの比PEP/LV
ETで近似できるという事実から、心機械効率算出手段
88(SA6)により、数式1に示す予め設定された関
係から前駆出期間算出手段84(SA3)により1拍毎
に求められた前駆出期間PEPおよび駆出期間算出手段
86(SA5)により1拍毎に求められた駆出期間LV
ETに基づいて心機械効率Ea /Eesが算出されるの
で、心機能を非侵襲で簡便に監視できる。
Description
的な効率である心機械効率や、心臓の拍出機能の程度を
示す最大圧容積比を連続的に算出することにより、生体
の心臓の機能を評価する心機能監視装置に関するもので
ある。
の特性すなわち弾性係数を左心室収縮末期(大動脈弁閉
鎖時)エラスタンスEesとして、大動脈の実効的弾性腔
としての特性すなわち弾性係数を大動脈実効エラスタン
スEa として定義したとき、この大動脈実効エラスタン
スEa と左心室収縮末期エラスタンスEesとの比Ea /
Eesは、左心室と大動脈の結合バランスすなわち左心室
の機械的効率を表すため、また、上記左心室収縮末期エ
ラスタンスEesも単独で左心室の血液圧送能力を表すも
のであるため、それらEa /EesやEesは、心機能の指
標の一つとして重要であり、安静時、ストレス時、また
心不全時など、心機能状態によって一律に変化し、また
心代謝効率(心仕事量/心筋酸素消費量)をも反映する
ことが理論的、実験的に明らかとなってきた。
容積比或いは左心室収縮末期圧容積比として知られてい
る上記左心室収縮末期エラスタンスEesは、左心室の圧
力と容積の関係の変化を連続的に検出し、左心室内の容
積値を示す容積軸と左心室内の圧力値を示す圧力軸との
二次元座標において描かれる圧容積図において、心筋の
前負荷あるいは後負荷によって変動する心拍出の圧容積
ル−プを求めるとともに、内圧が零であるときの容積で
ある左心室アンストレスト容積V0 を複数の圧容積ル−
プから推定し、収縮末期圧Pesを収縮末期容量Vesと左
心室アンストレスト容積V0 との差(Ves−V0 )で除
算して求められなければならない。そのため、左心室の
内圧と容積を同時に測定しなくてはならないので、観血
的にそれら左心室の内圧と容積を求める従来の方式で
は、切開手術やカテ−テルの挿入などを必要とするの
で、心機能の監視が非常に困難であった。また、大動脈
実効エラスタンスEa も、上記圧容積図において、心筋
の前負荷あるいは後負荷によって変動する心拍出の圧容
積ル−プを求め、収縮末期圧Pesを拡張末期容量Vedと
収縮末期容量Vesとの差(Ved−Ves)で除算して求め
られなければならないため、観血的に左心室の内圧と容
積を求める従来の方式では心機能の監視が非常に困難で
あった。
ものであり、その目的とするところは、心機械効率Ea
/Ees或いは左心室収縮末期エラスタンスEesを、無侵
襲に簡便に連続的に監視することができる心機能監視装
置を提供することにある。
生体の心電図、撓骨動脈圧波形、心音図、肺動脈カテー
テルのデータを種々検討を重ねた結果、前記圧容積図に
おいて一拍毎に描かれる略矩形の圧容積ル−プを構成す
る4辺である等容積性拡張線、等圧力性拡張線、等容積
性収縮線、等圧力性収縮線のうち、等圧力性収縮線およ
び等圧力性拡張線を容積軸に平行な2辺とし、等容積性
収縮線および等容積性拡張線を圧力軸に平行な2辺とし
て完全な矩形に近似したとき、前記大動脈実効エラスタ
ンスEa と左心室収縮末期エラスタンスEesとの比すな
わち心機械効率Ea /Eesは、上記圧容積ル−プの各点
における圧容積比Eが時間の一次関数E(t)=k・t
であるという前提から、心臓の前駆出時間PEPと駆出
時間LVETとの比PEP/LVETで近似できるとい
う事実を見いだした。本発明はかかる知見に基づいて為
されたものである。
とするところは、生体の心臓の機能を心機械効率に基づ
いて監視するための心機能監視装置であって、(a)前
記生体の左心室の収縮開始から、左心室から血液が駆出
するまでの前駆出期間を非観血的に決定する前駆出期間
決定手段と、(b)前記生体の左心室から血液が駆出さ
れている駆出期間を非観血的に決定する駆出期間決定手
段と、(c)予め設定された関係から前記前駆出期間お
よび駆出期間に基づいて、前記生体の心機械効率を算出
する心機械効率算出手段とを、含むことにある。
において、予め設定された関係から、非観血的に求めら
れた前駆出期間および駆出期間に基づいて大動脈実効エ
ラスタンスEa と左心室収縮末期エラスタンスEesとの
比である心機能に対応する心機械効率Ea /Eesが無侵
襲で簡便に測定できる。
れた関係は数式1に示されたものである。
毎に描かれる圧容積ル−プを容積軸に平行な2辺である
収縮期等圧力線および拡張期等圧力線と圧力軸に平行な
2辺である収縮期等容積線および拡張期等容積線とから
成る矩形に近似したとき、前記大動脈実効エラスタンス
Ea と左心室収縮末期エラスタンスEesとの比すなわち
心機械効率Ea /Eesを、心臓の前駆出時間PEPと駆
出時間LVETとの比PEP/LVETで近似できると
いう事実から求められるものである。
圧を推定する大動脈圧推定手段と、(e)その大動脈圧
推定手段により推定された大動脈圧に基づいて、前記生
体の収縮末期における大動脈内圧を決定する収縮末期大
動脈圧決定手段と、(f)前記生体の左心室の一拍あた
りの拍出量を非観血的に推定する拍出量推定手段と、
(g)予め設定された関係から前記収縮末期大動脈圧決
定手段により決定された左心室の収縮末期における大動
脈内圧と、前記拍出量推定手段により推定された左心室
の一拍あたりの拍出量とに基づいて、大動脈実効エラス
タンスを算出する大動脈実効エラスタンス算出手段と、
(g)その大動脈実効エラスタンス算出手段により算出
された大動脈実効エラスタンスと前記心機械効率算出手
段により算出された心機械効率とに基づいて左心室収縮
末期エラスタンスを算出する左心室収縮末期エラスタン
ス算出手段とが、さらに含まれる。このようにすれば、
左心室収縮末期エラスタンス算出手段により、大動脈実
効エラスタンス算出手段により算出された大動脈実効エ
ラスタンスEa と前記心機械効率算出手段により算出さ
れた心機械効率Ea /Eesとに基づいて左心室収縮末期
エラスタンスEesが算出されるので、心機能に対応する
左心室収縮末期エラスタンスEesを無侵襲で簡便に測定
できる。
前記生体に接触される電極を通してその生体の心電誘導
波形を検出する心電誘導装置と、前記生体に装着されて
その生体から発生する心音を検出する心音検出装置とを
備えたものであり、上記心音検出装置は、前記生体の食
道などの体腔内において心臓の近傍に配置され、その生
体の心臓からから発生する第1心音I および第2心音II
を検出するものである。
は、前記心電誘導装置から得られた心電誘導波形のQ波
から上記第心1音末期までの時間を心臓の収縮が開始さ
れてから血液が実際に吐出されるまでの前駆出時間PE
Pとして算出するものである。このようにすれば、非侵
襲で前駆出期間PEPが正確に測定される利点がある。
は、前記心電誘導装置から得られた心電誘導波形のQ波
から前記第2心音IIまでの区間(PEP+LVET)か
ら上記前駆出時間PEPを差し引くことにより駆出期間
LVETを決定する。或いは前記心音検出装置から得ら
れた第1心音I の末期から第2心音IIの発生時までの区
間を駆出期間LVETとして直接的に決定する。また或
いは、前記推定大動脈の圧波形のピ−クの立ち上がり点
から大動脈弁閉鎖を示すノッチまでの時間から直接的に
駆出期間LVETを決定する。このようにすれば、駆出
期間LVETを非侵襲で正確に算出できる利点がある。
心機械効率算出手段により逐次算出された前駆出期間P
EPと駆出期間LVETとの比PEP/LVETすなわ
ち心機械効率Ea /Ees、および/または左心室収縮末
期エラスタンス算出手段により算出された左心室収縮末
期エラスタンスEesを、表示器において所定の時間軸に
沿って逐次表示する表示制御手段をさらに含むものであ
る。このようにすれば、表示制御手段により心機械効率
Ea /Eesや左心室収縮末期エラスタンスEesが表示器
に逐次トレンド表示されるので、たとえば手術中に患者
の心機能が低下しつつある場合などにおいて、その心機
械効率Ea /Eesあるいは左心室収縮末期エラスタンス
Eesのトレンドより心機能の変化傾向を知ることができ
るので、異常状態に達する前に心機能の異常を予知する
ことが可能となる利点がある。
前記大動脈圧推定手段により推定された大動脈圧の波形
に基づいて拍出量SVを算出するものである。このよう
にすれば、生体情報を検出するための検出装置を増設す
ることなく拍出量SVが得られる利点がある。
定手段は、前記推定大動脈圧から求められる平均血圧M
AP、または前記心電誘導波形のT波の終点あるいは前
記第2心音IIの開始点が検出された時点の大動脈圧に対
応する前記推定大動脈圧を収縮末期大動脈圧Pesとして
決定するものである。このようにすれば、非侵襲で収縮
末期大動脈圧Pesが正確に決定される利点がある。
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明が適用
された心機能監視装置8の構成を説明するブロック線図
である。
袋内に有するカフであって、たとえば患者の上腕部12
に巻回された状態で装着される。カフ10には、圧力セ
ンサ14、排気制御弁16、および空気ポンプ18が配
管20を介してそれぞれ接続されている。排気制御弁1
6は、カフ10内への圧力の供給を許容する圧力供給状
態、カフ10内を徐々に排圧する徐速排圧状態、および
カフ10内を急速に排圧する急速排圧状態の3つの状態
に切り換えられるように構成されている。
出してその圧力を表す圧力信号SPを静圧弁別回路22
および脈波弁別回路24にそれぞれ供給する。静圧弁別
回路22はローパスフィルタを備えており、圧力信号S
Pに含まれる定常的な圧力を表すカフ圧信号SKを弁別
してそのカフ圧信号SKをA/D変換器26を介して演
算制御装置28へ供給する。脈波弁別回路24はバンド
パスフィルタを備えており、圧力信号SPの振動成分で
ある脈波信号SM1 を弁別してその脈波信号SM1 をA
/D変換器30を介して演算制御装置28へ供給する。
この脈波信号SM1 が表すカフ脈波は、患者の心拍に同
期して図示しない上腕動脈から発生してカフ10に伝達
される圧力振動波であり、上記脈波弁別回路24はカフ
脈波検出手段として機能している。
OM31,RAM33,および図示しないI/Oポート
等を備えた所謂マイクロコンピュータにて構成されてお
り、CPU29は、ROM31に予め記憶されたプログ
ラムに従ってRAM33の記憶機能を利用しつつ信号処
理を実行することにより、I/Oポートから駆動信号を
出力して図示しない駆動回路を介して排気制御弁16お
よび空気ポンプ18を制御する。カフ10を用いた血圧
測定に際しては、たとえばカフ10内の圧力を所定の目
標圧力まで急速昇圧させた後に3mmHg/sec程度の速度で
徐速降圧させ、その徐速降圧過程で逐次採取される脈波
信号SM1 が表す脈波の変化に基づいてオシロメトリッ
ク法により最高血圧値および最低血圧値などの血圧値
(基準血圧値)を決定し、その決定した血圧値を表示器
32に表示させる。
センサハウジング36を収容する図示しない外ケース
と、このセンサハウジング36を撓骨動脈56の幅方向
に移動させるためにそのセンサハウジング36に螺合さ
れ、図示しないモータによって回転駆動されるねじ軸4
1とを備えている。上記外ケースには装着バンドが取り
つけられており、上記容器状を成すセンサハウジング3
6の開口端が人体の体表面38に対向する状態でその装
着バンドによりカフ10が巻回されていない側たとえば
左側の手首に着脱可能に取り付けられるようになってい
る。
イヤフラム44を介して圧脈波センサ46が相対移動可
能かつセンサハウジング36の開口端からの突出し可能
に設けられており、これらセンサハウジング36および
ダイヤフラム44等によって圧力室48が形成されてい
る。この圧力室48内には、空気ポンプ50から調圧弁
52を経て圧力空気が供給されるようになっており、こ
れにより、圧脈波センサ46は圧力室48内の圧力に応
じた押圧力で前記体表面38に押圧される。なお、本実
施例では、圧脈波センサ46の押圧力は圧力室48内の
圧力(単位:mmHg)で示される。
ラム44は、圧脈波センサ46を撓骨動脈56に向かっ
て押圧する押圧装置58を構成しており、上記ねじ軸4
1および図示しないモータは、圧脈波センサ46が押圧
される押圧位置をその撓骨動脈56の幅方向に移動させ
て変更する押圧位置変更装置すなわち幅方向移動装置を
構成している。
晶シリコン等から成る半導体チップから成る平坦な押圧
面54に多数の半導体感圧素子(図示せず)が撓骨動脈
56の幅方向すなわちねじ軸41と平行な圧脈波センサ
46の移動方向に0.2mm程度の一定の間隔で配列され
て構成されており、手首42の体表面38の撓骨動脈5
6上に押圧されることにより、撓骨動脈56から発生し
て体表面38に伝達される圧力振動波すなわち圧脈波を
検出し、その圧脈波を表す圧脈波信号SM2 をA/D変
換器58を介して演算制御装置28へ供給する。
31に予め記憶されたプログラムに従ってRAM33の
記憶機能を利用しつつ入力処理を実行し、空気ポンプ5
0および調圧弁52へ図示しない駆動回路を介して駆動
信号を出力して圧力室48内の圧力を調節する。演算制
御装置28は、たとえば連続血圧監視に際しては、圧力
室48内の徐速圧力変化過程で逐次得られる圧脈波に基
づいて撓骨動脈56の血管壁の一部を略平坦とするため
の圧脈波センサ46の最適押圧力PHDPOを決定し、その
最適押圧力PHDPOを維持するように調圧弁52を制御す
る。
いて測定された最高血圧値BPSYSおよび最低血圧値B
PDIA と、上記最適押圧力PHDPOが維持された状態で圧
脈波センサ46の半導体感圧素子のうちの撓骨動脈56
の真上に位置する中心位置圧力検出素子(アクティブエ
レメント)により検出された圧脈波の最高値PMmaxおよ
び最低値PMminとに基づいて、測定された血圧値BPと
圧脈波の大きさPM (絶対値)との間の対応関係を求
め、この対応関係から、圧脈波センサ46により逐次検
出される圧脈波の大きさPM (mmHg)すなわち最高値
(上ピーク値)PMm axおよび最低値(下ピーク値)P
Mminに基づいて最高血圧値MBPSYS および最低血圧値
MBPDIA (推定血圧値すなわち監視血圧値)を逐次決
定し、表示器32においてその決定した最高血圧値MB
PSYS および最低血圧値MBPDIA を1拍毎に数値表示
させ、推定血圧値MBPを示す推定動脈圧波形BP(t)
を連続的に出力する。
であり、数式2により表される。この数式2において、
Aは傾きを示す定数、Bは切片を示す定数である。
機能する心音マイクロホン62は、生体の心臓の近傍に
配設されてその心臓から発生する心音を検出し、その心
音を表す心音信号SSを出力する。この心音マイクロホ
ン62は、生体の体表面に装着されてもよいが、心臓に
より近接させて心音を一層明瞭に検出するために生体の
食道等の体腔内に配置されればさらによい。上記心音マ
イクロホン62から出力された心音信号SSは、図示し
ない増幅器、ノイズ除去のための帯域フィルタ64、A
/D変換器66を介して、演算制御装置28へ供給され
る。上記心音には、図5に示すように、僧帽弁の閉鎖お
よび大動脈弁の開放に対応する第1心音I 、大動脈弁の
閉鎖に対応する第2心音IIなどが含まれている。
てその生体の心臓を挟むように位置する部位に貼着され
る複数の電極70を備え、その生体の表皮に誘導される
心電誘導波形すなわちECG波形を検出し、その心電誘
導波形を表す心電誘導信号SEを上記演算制御装置28
へ出力する。上記心電誘導波形の1周期内には、たとえ
ば図5に示すように、良く知られたP波、Q波、R波、
S波、T波が順次含まれている。
誘導信号SE、心音信号SS、および動脈圧波を処理し
て、心機械効率Ea /Ees、大動脈実効エラスタンスE
a 、左心室収縮末期エラスタンスEesを算出し、ハード
ディスク、半導体メモリカード、磁気テープなどの図示
しない記憶装置に逐次記憶させるとともに、前記表示器
32或いは図示しないプリンタにおいて、上記心機械効
率Ea /Eesや左心室収縮末期エラスタンスEesをトレ
ンド表示させる。
の要部を説明する機能ブロック線図である。図3におい
て、血圧測定に際して、カフ圧制御手段74により変化
させられるカフ10の圧迫圧力が圧力センサ14により
検出される。血圧測定手段76は、カフ10による圧迫
圧力を2〜3mmHg/sec程度の速度で徐々に変化させる過
程で得られた脈拍同期信号、たとえば脈波振幅或いはコ
ロトコフ音の変化に基づきオシロメトリック法或いはコ
ロトコフ音法に従って生体の最高血圧値BPSY S 、平均
血圧値BPMEAN、および最低血圧値BPDIA (基準血圧
値)を測定する。
押圧面54に配列された複数の圧力検出素子のうち撓骨
動脈56の真上に位置する中心位置圧力検出素子(アク
ティブエレメント)により検出される圧脈波の大きさP
M と血圧値測定手段70により測定された血圧値BPと
の間の対応関係をたとえば図2に示すように予め決定す
る。
定手段80は、その図2の対応関係から、圧脈波センサ
46の押圧面54に配列された複数の圧力検出素子のう
ち、たとえば上記アクティブエレメントにより検出され
る圧脈波の大きさに基づいて生体の推定血圧値MBPを
連続的に決定し、たとえば図4に示すような推定動脈圧
波形BP(t) を出力する。この推定動脈圧波形BP(t)
は、上腕動脈圧波形を示すものであるが、大動脈圧波形
に対応している。従って、動脈圧波形推定手段80は大
動脈圧推定手段として機能し、推定動脈圧波形BP(t)
は推定大動脈圧を意味する。なお、この上腕動脈圧波形
と大動脈圧波形との間に測定に問題となるような差があ
る場合には、予め求められた伝達関数を用いて上腕動脈
圧波形から大動脈圧波形が算出されてもよい。
62により得られた第1心音I の終わりと圧脈波センサ
46により得られる圧脈波の立ち上がり点との時間差T
Dを算出する。第1心音I の終わりは、心臓の左心室か
ら大動脈へ血液の駆出が開始される時に検出されるの
で、この時間差TDは、大動脈圧が圧脈波センサ46が
装着されている撓骨動脈56に伝播する伝播時間を意味
している。
の心筋の収縮開始から、左心室から血液が駆出するまで
の前駆出期間PEPを非観血的に決定する。例えば、心
電誘導波形のQ波の発生時点から第1心音I の終端時点
までの時間を、基準クロックパルスを計数することなど
により計測し、前駆出期間PEP(秒)を1拍毎に決定
する。或いは、心電誘導波形のQ波の発生時点から動脈
圧波形推定手段80により推定された大動脈圧波形の立
ち上がり点までの時間から、時間差算出手段82により
算出された時間差TDを差し引くことによって算出され
てもよい。この前駆出期間PEPは、図5のタイムチャ
ートに示すように、心臓の収縮開始時点から左心室から
血液が実際に圧送開始(大動脈弁が開放)されるまでの
時間である。
ら血液が駆出されている駆出期間LVETを非観血的に
決定する。例えば、第1心音I の終端時点から第2心音
IIの開始点までの時間を基準クロックパルスを係数する
ことなどにより計測し、駆出期間LVET(秒)を決定
する。或いは、心電誘導波形のQ波の発生時点から第2
心音IIの開始点までの時間を計測することにより、心臓
の収縮期間すなわち前駆出期間PEPと駆出期間LVE
Tとの合計値(PEP+LVET)を算出し、その合計
値(PEP+LVET)から前駆出期間決定手段84に
より求められた前駆出期間PEPを差し引くことにより
駆出期間LVET(秒)を1拍毎に算出してもよい。ま
た或いは、前記推定動脈圧波形BP(t) の立ち上がり点
から大動脈弁閉鎖を示すノッチまでの時間(図4のt2
からt4 )を計測することにより駆出期間LVET
(秒)を算出してもよい。
示す予め設定された関係から、前駆出期間決定手段84
により1拍毎に求められた前駆出期間PEPおよび駆出
期間決定手段86により1拍毎に求められた駆出期間L
VETに基づいて、大動脈実効エラスタンスEa と左心
室収縮末期エラスタンスEesとの比すなわち心機械効率
Ea /Eesを算出し、1拍毎に出力するか、或いは5拍
程度の予め設定された区間内の移動平均値として出力す
る。なお、上記心機械効率算出手段88は、数式3に示
す予め設定された関係から上記前駆出期間PEP、およ
びその前駆出期間PEPと駆出期間LVETとの合計値
(PEP+LVET)に基づいてEi /Eesを算出し、
そのEi /Eesと心機械効率Ea /Eesとの間の予め求
められた関係から心機械効率Ea /Eesを算出してもよ
い。
圧力Pとの関係は、たとえば図6に示すような圧力軸と
容積軸との二次元座標の圧力容積図に示される。心臓の
1サイクル毎に描かれる図6の圧力容積ループは、等容
積性拡張線L1 、等圧力性拡張線L2 、等容積性収縮線
L3 、等圧力性収縮線L4 から成る4辺によって略矩形
となっているので、それら4辺のうち、等圧力性収縮線
L4 および等圧力性拡張線L2 を容積軸に平行な2辺と
し、等容積性収縮線L3 および等容積性拡張線L1 を圧
力軸に平行な2辺とすることにより、図7に示す完全な
矩形の圧力容積ループに近似することができる。図7に
おいて、IV点は収縮末期すなわち等容積拡張開始点、I
点は等圧拡張開始点、II点は拡張末期すなわち等容積収
縮開始点、III 点は等圧収縮開始点、Pesは左心室内の
収縮末期圧、Vedは左心室内の拡張末期容量、Vesは左
心室内の収縮末期容量、Vo は内圧が略零であるときの
左心室内の容積である左心室アンストレスト容積であ
り、それら左心室内の拡張末期容量Vedと左心室内の収
縮末期容量Vesとの差(Ved−Ves)は1拍当たりの拍
出量(スロトークボリューム)SVに対応している。こ
の左心室アンストレスト容積Vo は、図8に示すよう
に、各圧力容積ループの収縮末期圧Pes(IV点)と容積
との関係を示す線すなわち収縮末期圧−容積関係線Les
と容積軸との交点である。
プを示す図7において、左心室収縮末期エラスタンスE
esは、上記収縮末期圧−容積関係線Lesの傾きすなわち
左心室収縮末期圧容積比であり、心臓の基礎収縮力に対
応する大きさを示すものであって、心機能を示すひとつ
の指標となる。ここで、図7において、左心室アンスト
レスト容積Vo と左心室収縮末期容量Vesとの間の幾何
的距離をa、左心室収縮末期容量Vesと左心室内拡張末
期容量Vedとの間の幾何的距離をb、等容積性収縮線L
3 および等容積性拡張線L1 の幾何的長さをcとする
と、上記収縮末期圧−容積関係線Lesの傾きEesはc/
aにより表される。また、容積軸上の左心室アンストレ
スト容積Vo と等圧収縮開始点III とを結ぶ線Li の傾
きEi はc/(a+b)により表され、容積軸上の拡張
末期容積Vedと等容積拡張開始点IVとを結ぶ線La の傾
きすなわち大動脈実効エラスタンスEa はc/bにより
表される。従って、Ea /Eesはa/b、Ei /Eesは
a/(a+b)となる。
(エラスタンス)Eは、等容積性収縮期間Ti の経過後
にはEi となり、全収縮期間Tes(=Ti +Te )の経
過後にはEesとなるような、左心室の収縮時間tの一次
関数E(t)=k・tであると仮定すると、Ei /Ees
=Ti /Tesが成立する。また、上記等容積性収縮期間
Ti は前駆出期間PEPに対応し、また、上記全収縮期
間Tesは前駆出期間PEPと駆出期間LVETとの加算
値(PEP+LVET)に対応するので、前記の近似式
数式1および数式3が導かれるのである。
前記動脈圧波形推定手段80から出力された推定動脈圧
波形BP(t) 、時間差算出手段82により得られた時間
差TDおよび心音マイクロホン62により検出された心
音とに基づいて、左心室の収縮末期における大動脈の圧
力である収縮末期大動脈圧Pesを決定する。たとえば、
第2心音IIの開始音は大動脈弁の閉鎖すなわち左心室の
収縮の終了時に発生し、その時点における大動脈圧は時
間差TD後に撓骨動脈に伝播するので、第2心音IIの終
端を判定し、その判定時点から時間差TDだけ経過した
時点における推定動脈圧波形BP(t) の大きさすなわち
血圧値を収縮末期大動脈圧Pesとして決定する。
拍あたりの拍出量SV(stroke volume )を、たとえば
ワーナーアンドガードナー(Warnner & Gardner )の式
として知られている次式4から、動脈圧波形推定手段8
0から出力された図4に示す推定動脈圧波形BP(t) に
基づいて推定する。図4に示す推定動脈圧波形BP(t)
において、前駆出時間開始時点t1 は推定動脈圧波形B
P(t) の下ピーク時点t2 よりもたとえば80m秒程度
の所定時間早い時点であり、駆出期間終了時点t4 は推
定動脈圧波形BP(t) の上ピーク時点t3 よりも80m
秒程度の所定時間遅い時点である。なお、数式4のKは
補正定数であり、たとえば希釈法(サーモダイリューシ
ョン法)により直接的に求められた値で予め校正され
る。
たとえば数式5に示す予め設定された関係から、上記収
縮末期大動脈圧決定手段90により決定された左心室の
収縮末期における大動脈の圧力である収縮末期大動脈圧
Pesと、上記拍出量推定手段92により推定された左心
室の一拍あたりの拍出量SVとに基づいて大動脈実効エ
ラスタンスEa を算出する。この大動脈実効エラスタン
スEa は、図7の容積軸上の拡張末期容積Vedと等容積
拡張開始点IVとを結ぶ線La の傾きであって、圧力容積
ループの容積軸方向の幅寸法は左心室の一拍あたりの拍
出量SVに相当するから、上記数式5は図7から導かれ
る。
は、上記大動脈実効エラスタンス算出手段94により算
出された大動脈実効エラスタンスEa と前記心機械効率
算出手段88により算出された心機械効率Ea /Eesと
に基づいて左心室収縮末期エラスタンスEesを算出す
る。すなわち、大動脈実効エラスタンスEa を心機械効
率Ea /Eesで除算することにより左心室収縮末期エラ
スタンスEesを算出する。
手段88により逐次算出された前駆出期間PEPと駆出
期間LVETとの比PEP/LVETすなわち心機械効
率E a /Ees、および左心室収縮末期エラスタンス算出
手段96により逐次算出された左心室収縮末期エラスタ
ンスEesを、たとえば図10に示すように、共通の時間
軸に沿ったトレンドグラフ形式で表示器32に表示させ
る。
動の要部を説明するフローチャートである。図11のス
テップ(以下、ステップを省略する)SA1では、心電
信号SEにより表される心電誘導波形のQ波が発生した
か否かが判断される。このSA1の判断が否定された場
合には本ルーチンが終了させられて繰り返される。しか
し、上記SA1の判断が肯定された場合には、SA2に
おいて、第1心音I の終端が発生したか否かが心音信号
SSに基づいて判断される。このSA2の判断が否定さ
れた場合には繰り返しSA2の判断が実行されるが、肯
定された場合には、SA3において、上記Q波の発生時
から第1心音I の終端までの前駆出期間PEPが算出さ
れる。本実施例では、上記SA1乃至SA3が前駆出期
間決定手段84に対応している。
否かが心音信号SSに基づいて判断される。第2心音II
は、左心室内の圧力が大動脈圧以下になり、大動脈圧弁
が閉鎖する時に発生する。従って、第2心音IIの開始は
左心室の収縮の終了すなわち収縮末期を意味する。この
SA4の判断が否定された場合には繰り返しSA4の判
断が実行されるが、肯定された場合には、SA5におい
て、SA2において検出された第1心音I の終端点から
SA4において検出された第2心音IIの始まりまでの時
間が、左心室から血液が駆出される駆出期間LVETと
して決定される。本実施例では、上記SA2、SA4お
よびSA5が駆出期間決定手段86に対応している。
応するSA6では、数式1に示す予め設定された関係か
ら上記前駆出期間PEPおよび駆出期間LVETに基づ
いて心機械効率Ea /Eesが算出され、その数値が表示
器32において表示されるとともに、その心機械効率E
a /Eesの時間的変化を示すトレンドグラフが図10に
示すように表示器32において表示される。
手段94に対応するSA7において、たとえば前記数式
5示す予め設定された関係から、左心室収縮末期大動脈
圧P esと一拍あたりの拍出量SVとに基づいて大動脈実
効エラスタンスEa が算出される。これら収縮末期大動
脈圧Pesおよび拍出量SVは、たとえば図12に示すよ
うな比較的短い周期で繰り返し実行されるルーチンによ
り逐次算出され、更新されている。
よるキャリブレーション周期であるか否かが判断され
る。このSB1の判断が否定された場合はSB4の動脈
圧波形推定が実行されるが、肯定された場合には、前記
血圧測定手段76に対応するSB2においてカフ10を
用いた血圧測定がオシロメトリック法或いはコロトコフ
音法により実行され、前記関係決定手段78に対応する
SB3では、圧脈波センサ46により検出される圧脈波
の大きさとカフ10を用いて測定された血圧値との関係
を示す図2の対応関係が決定される。次いで、動脈圧波
形推定手段80に対応するSB4において、上記対応関
係を用いて圧脈波センサ46により検出される圧波形
が、図4に示すような血圧値の絶対値を表す推定動脈圧
波形BP(t)に変換されてから出力される。
したか否かが心音信号SSに基づいて判断される。この
SB5の判断が否定された場合にはSB4以下が繰り返
されるが、肯定された場合には、続くSB6において、
圧脈波センサ46から得られる圧脈波信号SM2 に基づ
いて、推定動脈圧波形BP(t) の立ち上がり点が検出さ
れたか否かが判断される。このSB6の判断が否定され
た場合にはSB4以下が繰り返される。
合には、続く時間差算出手段82に対応するSB7にお
いて、SB5において検出された第1心音I の終端点か
らSB6において検出された圧脈波の立ち上がり点まで
の時間差TDを算出する。この時間差TDは、心臓の左
心室から駆出された血液が圧脈波センサ46が装着され
ている撓骨動脈56まで伝播するのに必要な伝播時間を
表している。
否かが心音信号SSに基づいて判断される。このSB8
の判断が否定された場合は本ルーチンが終了させられる
が、肯定された場合は、前記収縮末期大動脈圧決定手段
90に対応するSB9において、上記第2心音II発生時
から、SB7において算出された時間差TDだけ後の時
間における推定動脈圧波形BP(t) の大きさすなわち血
圧値を収縮末期大動脈圧Pesとして決定する。次いで、
SB10において、1脈波分すなわち1周期分の推定動
脈圧波形BP(t) が発生したか否かが判断される。この
SB10の判断が否定された場合は本ルーチンが終了さ
せられるが、肯定された場合は、前記拍出量推定手段9
2に対応するSB11において、前記数式4に示す予め
設定された関係から実際の推定動脈圧波形BP(t) に基
づいて、左心室の一拍あたりの拍出量SVが算出され
る。
スタンス算出手段96に対応するSA8において、前記
SA6において求められた心機械効率Ea /Eesと前記
SA7において求められた大動脈実効エラスタンスEa
とに基づいて、左心室収縮末期エラスタンスEesが算出
され、その値が表示器32において表示されるととも
に、その値の変化を示すトレンドグラフが図10に示す
ように表示器32において表示される。なお、上記SA
6およびSA8は、心機械効率Ea /Ees、および左心
室収縮末期エラスタンスEesを、表示器32において所
定の時間軸に沿って逐次表示する表示制御手段98に対
応している。
示すように、一拍毎に描かれる圧容積ル−プを容積軸に
平行な2辺である収縮期等圧力線および拡張期等圧力線
と圧力軸に平行な2辺である収縮期等容積線および拡張
期等容積線とから成る矩形に近似したとき、前記大動脈
実効エラスタンスEa と左心室収縮末期エラスタンスE
esとの比すなわち心機械効率Ea /Eesを、心臓の前駆
出時間PEPと駆出時間LVETとの比PEP/LVE
Tで近似できるという事実から、心機械効率算出手段8
8(SA6)により、数式1に示す予め設定された関係
から前駆出期間決定手段84(SA3)により1拍毎に
求められた前駆出期間PEPおよび駆出期間決定手段8
6(SA5)により1拍毎に求められた駆出期間LVE
Tに基づいて心機械効率Ea /Eesが算出されるので、
心機能を非侵襲で簡便に監視できる。
エラスタンス算出手段96(SA8)により、大動脈実
効エラスタンス算出手段94(SA7)により算出され
た大動脈実効エラスタンスEa と前記心機械効率算出手
段88(SA6)により算出された心機械効率Ea /E
esとに基づいて左心室収縮末期エラスタンスEesが算出
されるので、心機能に対応する左心室収縮末期エラスタ
ンスEesを非侵襲で簡便に測定できる。
ロホン62は、前記生体の食道などの体腔内において心
臓の近傍に配置され、その生体の心臓からから発生する
第1心音I および第2心音IIを検出するものであり、前
記前駆出期間決定手段84(SA3)は、心電誘導装置
68から得られた心電誘導波形のQ波から上記第1心音
I 末期までの時間を上記前駆出期間PEPとしてを算出
するものであるので、非侵襲で前駆出時間PEPが正確
に測定される利点がある。
定手段86(SA5)は、心音検出装置68から得られ
た第1心音I の末期から第2心音IIの発生時までの区間
を駆出期間LVETを直接的に算出するものであるか、
或いは、心電誘導装置68から得られた心電誘導波形の
Q波から前記第2心音IIまでの区間(PEP+LVE
T)から上記前駆出時間PEPを差し引くことにより駆
出期間LVETを算出するものであるか、また或いは、
前記推定動脈圧波形BP(t) の立ち上がり点から大動脈
弁閉鎖を示すノッチまでの時間から求められるので、駆
出期間LVETを非侵襲で正確に算出できる利点があ
る。
装置8は、心機械効率算出手段88(SA6)により逐
次算出された前駆出期間PEPと駆出期間LVETとの
比PEP/LVETすなわち心機械効率Ea /Ees、お
よび左心室収縮末期エラスタンス算出手段96(SA
8)により算出された左心室収縮末期エラスタンスEes
を、表示器32において所定の時間軸に沿って逐次表示
する表示制御手段98を備えているので、たとえば手術
中に患者の心機能が低下しつつある場合などにおいて、
その心機械効率Ea /Eesおよび左心室収縮末期エラス
タンスEesのトレンドより心機能の変化傾向を正確に知
ることができるので、異常値に達する前に心機能の異常
を予知することができる利点がある。
手段92(SB11)は、動脈圧波形推定手段80(S
B4)により推定さた推定動脈圧波形BP(t) に基づい
て拍出量SVを算出するものであるので、インピーダン
ス測定用電極やインピーダンス測定回路、超音波映像発
生装置など、拍出量SVを検出するための検出装置を増
設することなく拍出量SVが得られる利点がある。
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
8では、心機械効率Ea /Eesおよび左心室収縮末期エ
ラスタンスEesが算出されて表示されるように構成され
ていたが、それら心機械効率Ea /Eesおよび左心室収
縮末期エラスタンスEesの一方のみが算出され或いは表
示されるものであっても差し支えない。
0において、収縮末期大動脈圧Pesは、第2心音IIの開
始時点から時間差TDだけ経過した時点における推定動
脈圧波形BP(t)の大きさとして決定されていたが、
収縮末期大動脈圧Pesは経験則により平均血圧値(平均
動脈圧)MAPで近似できるため、推定動脈圧波形BP
(t)から得られる血圧瞬時値の1周期T当たりの平均
値すなわち平均血圧値MAPを収縮末期大動脈圧Pesと
して決定してもよい。なお、この平均血圧値MAPは、
ΣBP(t)/Tとして表されるものであるから、1周
期T当たりの推定動脈圧波形BP(t)の重心点の圧力
値としても表現され得る。
4から推定動脈圧波形BP(t) に基づいて1拍当たりの
拍出量SVを算出するものであったが、クビセク(Kubi
cek)法として知られる予め設定された関係から、頸部
と腰部とに装着された電極を用いて検出されるインピー
ダンスカーディオグラフに基づいて算出されてもよい
し、予め設定された関係から超音波を用いて得られる心
臓画像の幅寸法に基づいて算出されても差し支えない。
なお、1分当たりの心拍出量COが求められる場合に
は、その心拍出量COを心拍数HRで除算することによ
り上記1拍当たりの拍出量SVが得られる。
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
部を説明するブロック図である。
より検出された圧脈波から動脈圧波形を推定するために
用いられる対応関係を示すである。
能の要部を説明する機能ブロック線図である。
脈圧波形の例を示す図である。
手段により決定される前駆出期間PEPおよび駆出期間
LVETと、大動脈圧波形、心電誘導波形、および心音
との関係を説明するタイムチャートである。
拍のループで示す図である。
図、およびその図と左心室収縮末期エラスタンスEes、
大動脈実効エラスタンスEa などとの関係を説明する図
である。
Lesとの関係を説明する図である。
を説明する図である。
Ea /Eesおよび左心室収縮末期エラスタンスEesが表
示器に表示されるトレンドグラフの例を示す図である。
作動の要部を説明するフローチャートであって、メイン
ルーチンを示す図である。
作動の要部を説明するフローチャートであって、推定動
脈圧波形、収縮末期大動脈圧、拍出量算出ルーチンを示
す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 生体の心臓の機能を心機械効率に基づい
て監視するための心機能監視装置であって、 前記生体の左心室の収縮開始から、左心室から血液が駆
出するまでの前駆出期間を非観血的に決定する前駆出期
間決定手段と、 前記生体の左心室から血液が駆出されている駆出期間を
非観血的に決定する駆出期間決定手段と、 予め設定された関係から前記前駆出期間および駆出期間
に基づいて、前記生体の心機械効率を算出する心機械効
率算出手段と、 を、含むことを特徴とする心機能監視装置。 - 【請求項2】 前記生体の大動脈圧を推定する大動脈圧
推定手段と、 該大動脈圧推定手段により推定された大動脈圧に基づい
て、前記生体の収縮末期における大動脈内圧を決定する
収縮末期大動脈圧決定手段と、 前記生体の左心室の一拍あたりの拍出量を非観血的に推
定する拍出量推定手段と、 予め設定された関係から前記収縮末期大動脈圧決定手段
により決定された左心室の収縮末期における大動脈内圧
と、前記拍出量推定手段により推定された左心室の一拍
あたりの拍出量とに基づいて、大動脈実効エラスタンス
を算出する大動脈実効エラスタンス算出手段と、 該大動脈実効エラスタンス算出手段により算出された大
動脈実効エラスタンスと前記心機械効率算出手段により
算出された心機械効率とに基づいて左心室収縮末期エラ
スタンスを算出する左心室収縮末期エラスタンス算出手
段とを、含むことを特徴とする請求項1の心機能監視装
置
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|---|---|---|---|
| JP27633897A JP3829220B2 (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 心機能監視装置 |
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|---|---|---|---|
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