JPH11116464A - 迅速溶解性固形製剤およびその製造法 - Google Patents
迅速溶解性固形製剤およびその製造法Info
- Publication number
- JPH11116464A JPH11116464A JP29184197A JP29184197A JPH11116464A JP H11116464 A JPH11116464 A JP H11116464A JP 29184197 A JP29184197 A JP 29184197A JP 29184197 A JP29184197 A JP 29184197A JP H11116464 A JPH11116464 A JP H11116464A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- solubility
- room temperature
- saccharide
- solid preparation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 口腔内などの水分の限られた服用箇所で迅速
に崩壊・溶解する迅速溶解性固形製剤の提供。 【解決手段】 薬物と、室温で水100gへの溶解度が
30g以下の糖類および室温で水100gへの溶解度が
30g以上の糖類とを、室温で水100gへの溶解度が
30g以下の糖類が完全に溶解しない量の水に混合した
後、水分を除去することにより得られる迅速溶解性固形
製剤。
に崩壊・溶解する迅速溶解性固形製剤の提供。 【解決手段】 薬物と、室温で水100gへの溶解度が
30g以下の糖類および室温で水100gへの溶解度が
30g以上の糖類とを、室温で水100gへの溶解度が
30g以下の糖類が完全に溶解しない量の水に混合した
後、水分を除去することにより得られる迅速溶解性固形
製剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、迅速溶解性固形製
剤およびその製造法に係り、詳細には、口腔内などの水
分の限られた服用箇所で迅速に崩壊・溶解する迅速溶解
性固形製剤およびその製造法に関する。
剤およびその製造法に係り、詳細には、口腔内などの水
分の限られた服用箇所で迅速に崩壊・溶解する迅速溶解
性固形製剤およびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、薬剤の嚥下が困難な患者、高
齢者あるいは小児のために、服用しやすい剤形として、
口腔内で迅速に崩壊・溶解する固形製剤の開発が進めら
れている。例えば、特開昭53−44619、特開昭5
8−113124、特開平3−56412、特開平3−
86837、特表平9−502622の各公報には、凍
結乾燥を用いた製剤が提案されている。また、特開昭5
8−194808あるいは特開平5−271054に
は、湿潤させた粉末を低圧で加圧成型したのち、乾燥さ
せることにより得られる湿製錠剤による製造法が提案さ
れている。
齢者あるいは小児のために、服用しやすい剤形として、
口腔内で迅速に崩壊・溶解する固形製剤の開発が進めら
れている。例えば、特開昭53−44619、特開昭5
8−113124、特開平3−56412、特開平3−
86837、特表平9−502622の各公報には、凍
結乾燥を用いた製剤が提案されている。また、特開昭5
8−194808あるいは特開平5−271054に
は、湿潤させた粉末を低圧で加圧成型したのち、乾燥さ
せることにより得られる湿製錠剤による製造法が提案さ
れている。
【0003】さらに、特開昭58−194808、特表
平6−502194、特開平5−310558、特開平
8−99904、特開平8−208520、特開平8−
208521、特開平8−333243、特開平9−7
1523の各公報には、圧縮成型による口腔内で溶解・
崩壊する固形製剤が提案されており、WO93/127
69には、薬物と乳糖および/またはマンニトールとの
混合粉末を寒天水溶液に分散させ、鋳型に充填したの
ち、乾燥することにより得られる固形製剤が提案されて
いる。
平6−502194、特開平5−310558、特開平
8−99904、特開平8−208520、特開平8−
208521、特開平8−333243、特開平9−7
1523の各公報には、圧縮成型による口腔内で溶解・
崩壊する固形製剤が提案されており、WO93/127
69には、薬物と乳糖および/またはマンニトールとの
混合粉末を寒天水溶液に分散させ、鋳型に充填したの
ち、乾燥することにより得られる固形製剤が提案されて
いる。
【0004】しかしながら、上記で提案されている従来
の各製剤は、いまだ製剤学的には十分なものとはいえ
ず、種々の問題点を含んでいる。例えば、凍結乾燥法を
用いた製剤では、空隙率が大きな製剤となるため口腔内
における溶解性は非常に迅速ではあるが、製剤自体が嵩
張り、薬物の含有量を高めることが困難である。さら
に、製剤の硬度が低いため壊れやすく、吸湿性が強いな
ど日常での製剤の保管や取扱いに困難なことが多い。ま
た、凍結乾燥を行うことは生産工程が煩雑であり、製剤
の生産性が低くなるという欠点を有している。
の各製剤は、いまだ製剤学的には十分なものとはいえ
ず、種々の問題点を含んでいる。例えば、凍結乾燥法を
用いた製剤では、空隙率が大きな製剤となるため口腔内
における溶解性は非常に迅速ではあるが、製剤自体が嵩
張り、薬物の含有量を高めることが困難である。さら
に、製剤の硬度が低いため壊れやすく、吸湿性が強いな
ど日常での製剤の保管や取扱いに困難なことが多い。ま
た、凍結乾燥を行うことは生産工程が煩雑であり、製剤
の生産性が低くなるという欠点を有している。
【0005】一方、加圧成型を行う製造方法では、通常
の圧縮成型によるものだけでなく、湿製錠剤による製造
法でも硬度を高めることは可能であるが、口腔内での溶
解・崩壊時間が長くなってしまうことが多いばかりでな
く、水に不溶性である崩壊剤を添加する必要があるもの
もあり、口腔内で溶解した時に服用感を損なうことも多
い。また、天然物であるゼラチンや寒天を用いたもの
は、経時的に変色などを起こしやすく、組み合わせる薬
物の安定性を損なうこともあり、さらに雑菌が繁殖しや
すいという欠点もある。
の圧縮成型によるものだけでなく、湿製錠剤による製造
法でも硬度を高めることは可能であるが、口腔内での溶
解・崩壊時間が長くなってしまうことが多いばかりでな
く、水に不溶性である崩壊剤を添加する必要があるもの
もあり、口腔内で溶解した時に服用感を損なうことも多
い。また、天然物であるゼラチンや寒天を用いたもの
は、経時的に変色などを起こしやすく、組み合わせる薬
物の安定性を損なうこともあり、さらに雑菌が繁殖しや
すいという欠点もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は、
上述した問題点を解決した、口腔内などで迅速に崩壊・
溶解し、実用に耐え得る硬度を併せ持つ迅速溶解性固形
製剤ならびにその製造法を提供することを課題とする。
上述した問題点を解決した、口腔内などで迅速に崩壊・
溶解し、実用に耐え得る硬度を併せ持つ迅速溶解性固形
製剤ならびにその製造法を提供することを課題とする。
【0007】かかる課題を解決するべく本発明者らは、
加圧成型や凍結乾燥を行わないで、迅速に口腔内で崩壊
・溶解する固形製剤の製造法を検討したところ、薬物に
対して、水への溶解性の低い糖類と、水への溶解性の高
い糖類の両者を組み合わせて水系懸濁物であるクリーム
状組成物とし、この組成物を常温で通風乾燥、または減
圧乾燥することで水分を除去して得られた固形製剤は、
実用に耐え得る硬度を有するうえ、水と共に服用しなく
ても口腔内などで崩壊・溶解性が非常に迅速であること
を新規に見い出し本発明を完成させた。
加圧成型や凍結乾燥を行わないで、迅速に口腔内で崩壊
・溶解する固形製剤の製造法を検討したところ、薬物に
対して、水への溶解性の低い糖類と、水への溶解性の高
い糖類の両者を組み合わせて水系懸濁物であるクリーム
状組成物とし、この組成物を常温で通風乾燥、または減
圧乾燥することで水分を除去して得られた固形製剤は、
実用に耐え得る硬度を有するうえ、水と共に服用しなく
ても口腔内などで崩壊・溶解性が非常に迅速であること
を新規に見い出し本発明を完成させた。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、その
ひとつの態様として、薬物と、室温で水100gへの溶
解度が30g以下の糖類と、室温で水100gへの溶解
度が30g以上の糖類とを、室温で水100gへの溶解
度が30g以下の糖類が完全に溶解しない量の水とで混
合した後、水分を除去することにより得られる迅速溶解
性固形製剤を提供する。
ひとつの態様として、薬物と、室温で水100gへの溶
解度が30g以下の糖類と、室温で水100gへの溶解
度が30g以上の糖類とを、室温で水100gへの溶解
度が30g以下の糖類が完全に溶解しない量の水とで混
合した後、水分を除去することにより得られる迅速溶解
性固形製剤を提供する。
【0009】また本発明は、別の態様として、薬物と、
室温で水100gへの溶解度が30g以下の糖類および
室温で水100gへの溶解度が30g以上の糖類とを、
室温で水100gへの溶解度が30g以下の糖類が完全
に溶解しない量の水と混合し、クリーム状の懸濁液を
得、次いでこの懸濁液を製剤用鋳型に充填した後、水分
を除去することからなる迅速溶解性固形製剤の製造法を
提供する。
室温で水100gへの溶解度が30g以下の糖類および
室温で水100gへの溶解度が30g以上の糖類とを、
室温で水100gへの溶解度が30g以下の糖類が完全
に溶解しない量の水と混合し、クリーム状の懸濁液を
得、次いでこの懸濁液を製剤用鋳型に充填した後、水分
を除去することからなる迅速溶解性固形製剤の製造法を
提供する。
【0010】すなわち、本発明が提供する迅速溶解性固
形製剤は、薬物に対して、水への溶解性の低い糖類と、
水への溶解性の高い糖類の両者を組み合わせて使用し、
水系の懸濁液としたのち水分を除去する点に特徴を有す
るものである。本発明者らの検討によれば、薬物と、水
への溶解性の低い糖類のみを組み合わせただけでは、得
られる懸濁液が所望のクリーム状の組成物とならなかっ
たり、充填時に薬物や糖類と水分の分離が起き、均一に
充填することができないものであった。さらにこの組成
物を乾燥した後の固形製剤にあっては、その表面に凹凸
ができ、実際的な製剤としての実用性が乏しいものであ
った。
形製剤は、薬物に対して、水への溶解性の低い糖類と、
水への溶解性の高い糖類の両者を組み合わせて使用し、
水系の懸濁液としたのち水分を除去する点に特徴を有す
るものである。本発明者らの検討によれば、薬物と、水
への溶解性の低い糖類のみを組み合わせただけでは、得
られる懸濁液が所望のクリーム状の組成物とならなかっ
たり、充填時に薬物や糖類と水分の分離が起き、均一に
充填することができないものであった。さらにこの組成
物を乾燥した後の固形製剤にあっては、その表面に凹凸
ができ、実際的な製剤としての実用性が乏しいものであ
った。
【0011】また一方、薬物と、水への溶解性の高い糖
類のみを組み合わせた組成物では、水溶液としての組成
物となるため、室温送風や減圧乾燥では十分に固形製剤
化のための乾燥ができなかったり、あるいは乾燥できた
としても多大の時間を必要として、生産性が乏しいもの
であった。
類のみを組み合わせた組成物では、水溶液としての組成
物となるため、室温送風や減圧乾燥では十分に固形製剤
化のための乾燥ができなかったり、あるいは乾燥できた
としても多大の時間を必要として、生産性が乏しいもの
であった。
【0012】しかしながら驚くべきことに、薬物に対し
て、水への溶解性の低い糖類と、水への溶解性の高い糖
類の両者を組み合わせて水系懸濁物であるクリーム状組
成物とし、この組成物を常温で通風乾燥、または減圧乾
燥することで水分を除去して得られた固形製剤は、実用
に耐え得る硬度を有するものであるうえ、水と共に服用
しなくても口腔内などで崩壊・溶解が迅速であること、
さらに煩雑な製造工程を必要とせずに、必要に応じて薬
物の含有量を高めることができることを見い出したので
ある。このような点は、本発明者らによって全く新規に
見い出された特異的なものである。
て、水への溶解性の低い糖類と、水への溶解性の高い糖
類の両者を組み合わせて水系懸濁物であるクリーム状組
成物とし、この組成物を常温で通風乾燥、または減圧乾
燥することで水分を除去して得られた固形製剤は、実用
に耐え得る硬度を有するものであるうえ、水と共に服用
しなくても口腔内などで崩壊・溶解が迅速であること、
さらに煩雑な製造工程を必要とせずに、必要に応じて薬
物の含有量を高めることができることを見い出したので
ある。このような点は、本発明者らによって全く新規に
見い出された特異的なものである。
【0013】
【発明の実施の形態】かかる特異的配合により提供され
る本発明の迅速溶解性固形製剤に用いられる薬物として
は、その種類が特に限定されるものではなく、種々の薬
物を配合することができる。例えば代表的なものとして
以下を例示することができる。催眠鎮静薬、抗てんかん
薬、解熱鎮痛消炎薬、興奮薬、覚醒薬、鎮暈薬、精神神
経用薬などの中枢神経用薬;骨格筋弛緩薬、自律神経
薬、自律神経遮断薬、植物製剤等の末梢神経用薬;眼科
用薬、耳鼻科用薬等の感覚器官用薬;強心薬、不整脈用
薬、利尿薬、血圧降下薬、血管補強薬、血管収縮薬、血
管拡張薬、動脈硬化用薬などの循環器官用薬。
る本発明の迅速溶解性固形製剤に用いられる薬物として
は、その種類が特に限定されるものではなく、種々の薬
物を配合することができる。例えば代表的なものとして
以下を例示することができる。催眠鎮静薬、抗てんかん
薬、解熱鎮痛消炎薬、興奮薬、覚醒薬、鎮暈薬、精神神
経用薬などの中枢神経用薬;骨格筋弛緩薬、自律神経
薬、自律神経遮断薬、植物製剤等の末梢神経用薬;眼科
用薬、耳鼻科用薬等の感覚器官用薬;強心薬、不整脈用
薬、利尿薬、血圧降下薬、血管補強薬、血管収縮薬、血
管拡張薬、動脈硬化用薬などの循環器官用薬。
【0014】さらに、呼吸促進薬、鎮咳去痰薬等の呼吸
器官用薬;消化性潰瘍用薬、健胃消化薬、制酸薬、下
剤、利胆薬、整腸薬等の消化器官用薬;ホルモン薬、抗
ホルモン薬等のホルモン薬;尿路消毒薬、子宮収縮薬、
泌尿生殖器官用薬、痔疾用薬、肛門用薬等の泌尿生殖器
官および肛門用薬;ビタミン、滋養強壮変質剤、血液お
よび体液用薬、肝臓疾患用薬、解毒薬、習慣性中毒用
薬、痛風治療薬、酵素製剤、糖尿病治療薬等の代謝性医
薬品;細胞賦活用薬、腫瘍用薬等の組織細胞の機能用医
薬品;抗生物質、化学療法薬、抗原虫薬、駆虫薬等の病
原生物に対する医薬品;アルカロイド系麻薬、非アルカ
ロイド系麻薬等の麻薬等が挙げられる。これらの薬物は
一種または二種以上を混合して用いてもよい。
器官用薬;消化性潰瘍用薬、健胃消化薬、制酸薬、下
剤、利胆薬、整腸薬等の消化器官用薬;ホルモン薬、抗
ホルモン薬等のホルモン薬;尿路消毒薬、子宮収縮薬、
泌尿生殖器官用薬、痔疾用薬、肛門用薬等の泌尿生殖器
官および肛門用薬;ビタミン、滋養強壮変質剤、血液お
よび体液用薬、肝臓疾患用薬、解毒薬、習慣性中毒用
薬、痛風治療薬、酵素製剤、糖尿病治療薬等の代謝性医
薬品;細胞賦活用薬、腫瘍用薬等の組織細胞の機能用医
薬品;抗生物質、化学療法薬、抗原虫薬、駆虫薬等の病
原生物に対する医薬品;アルカロイド系麻薬、非アルカ
ロイド系麻薬等の麻薬等が挙げられる。これらの薬物は
一種または二種以上を混合して用いてもよい。
【0015】本発明に用いるこれらの薬物は、クリーム
状の懸濁液に溶解または分散できるものであれば、固
体、粉体、または液体の形状であってもよい。固体の薬
物は微粉砕等を行い、微粉末として用いると口腔内で崩
壊・溶解した時に感触が滑らかで服用感が良好である。
また、本発明に用いる薬物はマイクロカプセル、マイク
ロスフィアー、ナノカプセル、ナノスフィアーのように
カプセル化されたものであってもよい。また2種以上の
薬物を別層に配することもできる。
状の懸濁液に溶解または分散できるものであれば、固
体、粉体、または液体の形状であってもよい。固体の薬
物は微粉砕等を行い、微粉末として用いると口腔内で崩
壊・溶解した時に感触が滑らかで服用感が良好である。
また、本発明に用いる薬物はマイクロカプセル、マイク
ロスフィアー、ナノカプセル、ナノスフィアーのように
カプセル化されたものであってもよい。また2種以上の
薬物を別層に配することもできる。
【0016】なお、本発明が提供する固形製剤中に含有
されるこれら薬物の含有量は、1服用あたりの服用量や
薬物の物理化学的性質にもよるが、全固形成分の60%
以下が好ましく、さらに好ましくは全固形成分の40%
以下である。
されるこれら薬物の含有量は、1服用あたりの服用量や
薬物の物理化学的性質にもよるが、全固形成分の60%
以下が好ましく、さらに好ましくは全固形成分の40%
以下である。
【0017】一方、本発明の固形製剤で使用する、水へ
の溶解性の低い糖類としては、大量の水には溶解する
が、少量の水には溶解しないもの、すなわち、室温で水
100gへの溶解度が30g以下の糖類である。このよ
うな溶解度を有するかぎりその糖類の種類は特に限定さ
れず、具体的には、乳糖、マンニトール等が挙げられ、
これらは単独であるいは2種以上を混合して用いること
ができる。
の溶解性の低い糖類としては、大量の水には溶解する
が、少量の水には溶解しないもの、すなわち、室温で水
100gへの溶解度が30g以下の糖類である。このよ
うな溶解度を有するかぎりその糖類の種類は特に限定さ
れず、具体的には、乳糖、マンニトール等が挙げられ、
これらは単独であるいは2種以上を混合して用いること
ができる。
【0018】また、水への溶解性の高い糖類としては、
室温で水100gへの溶解度が30g以上の糖類であ
り、かかる溶解性を有する限り糖類の種類は特に限定さ
れない。このような糖類の具体例としては、果糖、ブド
ウ糖、しょ糖、キシロース、トレハロース、キシリトー
ル、ソルビトール、エリスリトール、デキストリン、プ
ルラン等を挙げることができる。これらの糖類は、単独
であるいは2種以上を混合して用いることができる。ま
た、粉末のまま用いてもよく、さらには水に溶解して水
溶液の状態とした後、薬物と水への溶解性の低い糖類と
の混合末に添加してもよい。
室温で水100gへの溶解度が30g以上の糖類であ
り、かかる溶解性を有する限り糖類の種類は特に限定さ
れない。このような糖類の具体例としては、果糖、ブド
ウ糖、しょ糖、キシロース、トレハロース、キシリトー
ル、ソルビトール、エリスリトール、デキストリン、プ
ルラン等を挙げることができる。これらの糖類は、単独
であるいは2種以上を混合して用いることができる。ま
た、粉末のまま用いてもよく、さらには水に溶解して水
溶液の状態とした後、薬物と水への溶解性の低い糖類と
の混合末に添加してもよい。
【0019】本発明で薬物と共に配合・使用される、上
記した水への溶解性の低い糖類と水への溶解性の高い糖
類との配合比率は、本発明者らの検討によれば、固形分
の重量比で98:2〜80:20の範囲内にあること
が、迅速な崩壊・溶解性特性を保ち、かつ、製造時に比
較的短時間で乾燥を行うために好ましいものであること
が判明した。
記した水への溶解性の低い糖類と水への溶解性の高い糖
類との配合比率は、本発明者らの検討によれば、固形分
の重量比で98:2〜80:20の範囲内にあること
が、迅速な崩壊・溶解性特性を保ち、かつ、製造時に比
較的短時間で乾燥を行うために好ましいものであること
が判明した。
【0020】さらに、本発明で薬物と共に使用する、水
への溶解性の低い糖類と水への溶解性の高い糖類の両者
の製剤中への配合量は、使用する薬物の性質や、共に配
合する添加物により変化するが、実用に耐え得る硬度と
迅速な溶解性を保つためには、一般的に、固形製剤の全
固形分として、40%以上配合することが好ましく、さ
らに好ましくは60%以上であることが判明した。
への溶解性の低い糖類と水への溶解性の高い糖類の両者
の製剤中への配合量は、使用する薬物の性質や、共に配
合する添加物により変化するが、実用に耐え得る硬度と
迅速な溶解性を保つためには、一般的に、固形製剤の全
固形分として、40%以上配合することが好ましく、さ
らに好ましくは60%以上であることが判明した。
【0021】しかして、本発明が提供する迅速溶解性固
形製剤の好ましい具体的態様としては、全固形分の60
重量%以下、より好ましくは40重量%以下の薬物と、
室温で水100gへの溶解度が30g以下の糖類および
室温で水100gへの溶解度が30g以上の糖類とを、
固形分重量比で98:2〜80:20で、かつ、全固形
分の40重量%以上、好ましくは60重量%以上用い、
室温で水100gへの溶解度が30g以下の糖類が完全
に溶解しない量の水に混合した後、水分を除去すること
により得られる迅速溶解性固形製剤である。
形製剤の好ましい具体的態様としては、全固形分の60
重量%以下、より好ましくは40重量%以下の薬物と、
室温で水100gへの溶解度が30g以下の糖類および
室温で水100gへの溶解度が30g以上の糖類とを、
固形分重量比で98:2〜80:20で、かつ、全固形
分の40重量%以上、好ましくは60重量%以上用い、
室温で水100gへの溶解度が30g以下の糖類が完全
に溶解しない量の水に混合した後、水分を除去すること
により得られる迅速溶解性固形製剤である。
【0022】本発明の迅速溶解性固形製剤にあっては、
さらに、その崩壊性・溶解性や硬度を著しく悪化させな
い範囲内で、天然あるいは合成高分子化合物、甘味料、
酸味料、香料、着色剤等を配合することができる。
さらに、その崩壊性・溶解性や硬度を著しく悪化させな
い範囲内で、天然あるいは合成高分子化合物、甘味料、
酸味料、香料、着色剤等を配合することができる。
【0023】このような天然あるいは合成高分子化合物
の具体例としては、バレイショデンプン、トウモロコシ
デンプン、コメデンプン、コムギデンプン、アルファー
化デンプン、部分アルファー化デンプン、カルボキシメ
チルスターチナトリウム、ヒドロキシプロピルスターチ
などのデンプンおよびその誘導体;結晶セルロース、メ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキ
シプロピルセルロース、エチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシ
ウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、低置換
度カルボキシメチルセルロースナトリウム、クロスカル
メロースナトリウム、酢酸セルロース、酢酸フタル酸セ
ルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレ
ート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテート
サクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、結
晶セルロース・カルボキシメチルセルロースナトリウム
などのセルロースおよびその誘導体などが挙げられる。
の具体例としては、バレイショデンプン、トウモロコシ
デンプン、コメデンプン、コムギデンプン、アルファー
化デンプン、部分アルファー化デンプン、カルボキシメ
チルスターチナトリウム、ヒドロキシプロピルスターチ
などのデンプンおよびその誘導体;結晶セルロース、メ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキ
シプロピルセルロース、エチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシ
ウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、低置換
度カルボキシメチルセルロースナトリウム、クロスカル
メロースナトリウム、酢酸セルロース、酢酸フタル酸セ
ルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレ
ート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテート
サクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、結
晶セルロース・カルボキシメチルセルロースナトリウム
などのセルロースおよびその誘導体などが挙げられる。
【0024】さらに、アラビアゴム末、トラガントガ
ム、カラヤガム、ガティーガム、ペクチン、アラビノガ
ラクタン、マルメロ、ローカストビーンガム、グアーガ
ム、タマリンド種子多糖類、アルギン酸、カラギーナ
ン、ファーセレラン、キサンタンガム、カードラン、カ
ゼイン、アルブミンなどの天然高分子化合物;ポリビニ
ルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、マクロゴール、ポリビ
ニルアルコール、アミノアルキルメタアクリレートコポ
リマーE、アミノアルキルメタアクリレートコポリマー
RS、メタアクリル酸コポリマーL、メタアクリル酸コ
ポリマーLD、メタアクリル酸コポリマーS、カルボキ
シビニルポリマー、ポリビニルアセタールジエチルアミ
ノアセテート、ジメチルポリシロキサンなどの合成高分
子化合物が挙げられる。
ム、カラヤガム、ガティーガム、ペクチン、アラビノガ
ラクタン、マルメロ、ローカストビーンガム、グアーガ
ム、タマリンド種子多糖類、アルギン酸、カラギーナ
ン、ファーセレラン、キサンタンガム、カードラン、カ
ゼイン、アルブミンなどの天然高分子化合物;ポリビニ
ルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、マクロゴール、ポリビ
ニルアルコール、アミノアルキルメタアクリレートコポ
リマーE、アミノアルキルメタアクリレートコポリマー
RS、メタアクリル酸コポリマーL、メタアクリル酸コ
ポリマーLD、メタアクリル酸コポリマーS、カルボキ
シビニルポリマー、ポリビニルアセタールジエチルアミ
ノアセテート、ジメチルポリシロキサンなどの合成高分
子化合物が挙げられる。
【0025】また、甘味料の具体例としては、グリチル
リチン、グリチルリチン酸二ナトリウム、グリチルリチ
ン酸三ナトリウム、ステビア、ステビオサイド、レバウ
ディアサイド、サッカリン、サッカリンナトリウム、ア
スパルテームなどが挙げられる。
リチン、グリチルリチン酸二ナトリウム、グリチルリチ
ン酸三ナトリウム、ステビア、ステビオサイド、レバウ
ディアサイド、サッカリン、サッカリンナトリウム、ア
スパルテームなどが挙げられる。
【0026】さらに、酸味料の具体例としては、クエン
酸、酒石酸、リンゴ酸などが挙げられ、また、香料の具
体例としては、いちご、レモン、レモンライム、オレン
ジ、ペパーミント、ハッカ油、メントールなどが挙げら
れる。着色料の具体例としては、カラメル、アナトー抽
出色素、β−カロチン、ビートレッドなどを挙げること
ができる。
酸、酒石酸、リンゴ酸などが挙げられ、また、香料の具
体例としては、いちご、レモン、レモンライム、オレン
ジ、ペパーミント、ハッカ油、メントールなどが挙げら
れる。着色料の具体例としては、カラメル、アナトー抽
出色素、β−カロチン、ビートレッドなどを挙げること
ができる。
【0027】本発明の迅速溶解性固形製剤の、製剤形態
としての大きさおよび形状は特に限定されるものではな
い。例えば、通常の製剤形態としての顆粒剤、ペレッ
ト、錠剤、坐剤などとすることができ、なかでも錠剤と
するのが好ましい。
としての大きさおよび形状は特に限定されるものではな
い。例えば、通常の製剤形態としての顆粒剤、ペレッ
ト、錠剤、坐剤などとすることができ、なかでも錠剤と
するのが好ましい。
【0028】本発明の迅速溶解性固形製剤の製造方法
は、具体的には以下のようにして行われる。すなわち、
薬物、水への溶解性の低い糖類ならびに水への溶解性の
高い糖類を混合した混合粉末に精製水を添加して、クリ
ーム状の懸濁液とした後、この懸濁液を、所望の製剤鋳
型、例えば凹型鋳型の穴に充填し、乾燥することにより
目的とする固形製剤を得ることができる。なお、薬物お
よび水への溶解性の高い糖類の両者の混合は、精製水に
溶解して添加してもよい。また懸濁液から水分を除去す
るための乾燥は、常温で通風乾燥あるいは減圧乾燥で行
うことができる。
は、具体的には以下のようにして行われる。すなわち、
薬物、水への溶解性の低い糖類ならびに水への溶解性の
高い糖類を混合した混合粉末に精製水を添加して、クリ
ーム状の懸濁液とした後、この懸濁液を、所望の製剤鋳
型、例えば凹型鋳型の穴に充填し、乾燥することにより
目的とする固形製剤を得ることができる。なお、薬物お
よび水への溶解性の高い糖類の両者の混合は、精製水に
溶解して添加してもよい。また懸濁液から水分を除去す
るための乾燥は、常温で通風乾燥あるいは減圧乾燥で行
うことができる。
【0029】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0030】実施例1 クアゼパム37.5g、マンニトール415g、アスパ
ルテーム5gおよびl−メントール2.5gを均一に混
合した。次いでこの混合末に、しょ糖40gを精製水2
00gに溶解した液を添加して混合し、クリーム状の懸
濁液を得た。この懸濁液を直径9mmの凹型の穴に28
0mgずつ充填し、30℃で24時間通風乾燥し、本発
明の迅速溶解性製剤を得た。
ルテーム5gおよびl−メントール2.5gを均一に混
合した。次いでこの混合末に、しょ糖40gを精製水2
00gに溶解した液を添加して混合し、クリーム状の懸
濁液を得た。この懸濁液を直径9mmの凹型の穴に28
0mgずつ充填し、30℃で24時間通風乾燥し、本発
明の迅速溶解性製剤を得た。
【0031】実施例2 クアゼパム37.5g、マンニトール415g、アスパ
ルテーム5g、l−メントール2.5gおよびしょ糖4
0gを均一に混合した。次いでこの混合末に精製水20
0gを添加して混合し、クリーム状の懸濁液を得た。こ
の懸濁液を直径9mmの凹型の穴に280mgずつ充填
し、30℃で24時間通風乾燥し、本発明の迅速溶解性
製剤を得た。
ルテーム5g、l−メントール2.5gおよびしょ糖4
0gを均一に混合した。次いでこの混合末に精製水20
0gを添加して混合し、クリーム状の懸濁液を得た。こ
の懸濁液を直径9mmの凹型の穴に280mgずつ充填
し、30℃で24時間通風乾燥し、本発明の迅速溶解性
製剤を得た。
【0032】実施例3 塩酸メクリジン50g、マレイン酸クロルフェニラミン
2g、塩酸ピリドキシン20g、マンニトール452
g、乳糖400g、アスパルテーム24gおよびl−メ
ントール12gを均一に混合し、しょ糖80gを精製水
420gに溶解した液中に投入して混合し、クリーム状
の懸濁液を得た。この懸濁液を直径11mmの凹型の穴
に365mgずつ充填し、30℃で36時間通風乾燥
し、本発明の迅速溶解性製剤を得た。
2g、塩酸ピリドキシン20g、マンニトール452
g、乳糖400g、アスパルテーム24gおよびl−メ
ントール12gを均一に混合し、しょ糖80gを精製水
420gに溶解した液中に投入して混合し、クリーム状
の懸濁液を得た。この懸濁液を直径11mmの凹型の穴
に365mgずつ充填し、30℃で36時間通風乾燥
し、本発明の迅速溶解性製剤を得た。
【0033】実施例4 いかり草乾燥エキス1g、山茱エキス2g、ルーロンジ
ン7.5g、何首鳥乾燥エキス1.5g、人参乾燥エキ
ス4.5g、地黄乾燥エキス1g、麦門冬乾燥エキス5
g、ビスベンチアミン0.5g、塩酸ピリドキシン0.
5g、シアノコバラミン3mg、カフェイン2.5g、
結晶セルロース10g、マンニトール120g、トレハ
ロース2gおよびしょ糖1.6gを混合した。この混合
末に精製水60gを添加して、クリーム状の懸濁液を得
た。この懸濁液を直径20mmの凹型の穴に219.6
mgずつ充填し、30℃で12時間通風乾燥した後、1
2時間減圧乾燥し、本発明の迅速溶解性製剤を得た。
ン7.5g、何首鳥乾燥エキス1.5g、人参乾燥エキ
ス4.5g、地黄乾燥エキス1g、麦門冬乾燥エキス5
g、ビスベンチアミン0.5g、塩酸ピリドキシン0.
5g、シアノコバラミン3mg、カフェイン2.5g、
結晶セルロース10g、マンニトール120g、トレハ
ロース2gおよびしょ糖1.6gを混合した。この混合
末に精製水60gを添加して、クリーム状の懸濁液を得
た。この懸濁液を直径20mmの凹型の穴に219.6
mgずつ充填し、30℃で12時間通風乾燥した後、1
2時間減圧乾燥し、本発明の迅速溶解性製剤を得た。
【0034】実施例5 塩酸ピレンゼピン25g、マンニトール160g、乳糖
20g、しょ糖20g、トウモロコシデンプン20g、
アスパルテーム2gおよびl−メントール1gを均一に
混合し、これに精製水100gを投入して混合し、クリ
ーム状の懸濁液を得た。この懸濁液を直径11mmの凹
型の穴に348mgずつ充填し、30℃で12時間通風
乾燥した後、12時間減圧乾燥し、本発明の迅速溶解性
製剤を得た。
20g、しょ糖20g、トウモロコシデンプン20g、
アスパルテーム2gおよびl−メントール1gを均一に
混合し、これに精製水100gを投入して混合し、クリ
ーム状の懸濁液を得た。この懸濁液を直径11mmの凹
型の穴に348mgずつ充填し、30℃で12時間通風
乾燥した後、12時間減圧乾燥し、本発明の迅速溶解性
製剤を得た。
【0035】試験例1 実施例1から実施例5で製造した各製剤の硬度を、富山
産業製錠剤硬度計(TH−303RP型)で測定した。
また、崩壊時間を、試験液として精製水を用いて、日本
薬局方13改正崩壊試験法に準じて測定した。さらに、
口腔内溶解時間を測定した。それらの結果を表1にまと
めて示す。
産業製錠剤硬度計(TH−303RP型)で測定した。
また、崩壊時間を、試験液として精製水を用いて、日本
薬局方13改正崩壊試験法に準じて測定した。さらに、
口腔内溶解時間を測定した。それらの結果を表1にまと
めて示す。
【0036】
【表1】
【0037】表中の結果からも明らかなように、本発明
の固形製剤は、硬度も実用に耐え得るものであり、口腔
内における溶解時間もほぼ1分以内であり、特に優れた
ものであることが理解される。
の固形製剤は、硬度も実用に耐え得るものであり、口腔
内における溶解時間もほぼ1分以内であり、特に優れた
ものであることが理解される。
【0038】実施例6 ジクロフェナクナトリウム25g、マンニトール170
g、クエン酸12g、トウモロコシデンプン20g、ア
スパルテーム2gおよび香料1gを均一に混合し、しょ
糖20gを精製水100gに溶解した溶液を投入して混
合し、クリーム状の懸濁液を得た。この懸濁液を直径1
0mmの凹型の穴に350mgずつ充填し、30℃で8
時間通風乾燥した後、10時間減圧乾燥し、本発明の迅
速溶解性製剤を得た。
g、クエン酸12g、トウモロコシデンプン20g、ア
スパルテーム2gおよび香料1gを均一に混合し、しょ
糖20gを精製水100gに溶解した溶液を投入して混
合し、クリーム状の懸濁液を得た。この懸濁液を直径1
0mmの凹型の穴に350mgずつ充填し、30℃で8
時間通風乾燥した後、10時間減圧乾燥し、本発明の迅
速溶解性製剤を得た。
【0039】実施例7 ピロキシカム20g、マンニトール175g、クエン酸
12g、トウモロコシデンプン20g、アスパルテーム
2gおよび香料1gを均一に混合し、しょ糖20gを精
製水100gに溶解した溶液を投入して混合し、クリー
ム状の懸濁液を得た。この懸濁液を直径10mmの凹型
の穴に350mgずつ充填し、30℃で8時間通風乾燥
した後、10時間減圧乾燥し、本発明の迅速溶解性製剤
を得た。
12g、トウモロコシデンプン20g、アスパルテーム
2gおよび香料1gを均一に混合し、しょ糖20gを精
製水100gに溶解した溶液を投入して混合し、クリー
ム状の懸濁液を得た。この懸濁液を直径10mmの凹型
の穴に350mgずつ充填し、30℃で8時間通風乾燥
した後、10時間減圧乾燥し、本発明の迅速溶解性製剤
を得た。
【0040】実施例8 ビスベンチアミン25g、マンニトール196g、アス
パルテーム2gおよび香料2gを均一に混合し、しょ糖
20gを精製水120gに溶解した溶液を投入して混合
し、クリーム状の懸濁液を得た。この懸濁液を直径10
mmの凹型の穴に365mgずつ充填し、30℃で8時
間通風乾燥した後、10時間減圧乾燥し、本発明の迅速
溶解性製剤を得た。
パルテーム2gおよび香料2gを均一に混合し、しょ糖
20gを精製水120gに溶解した溶液を投入して混合
し、クリーム状の懸濁液を得た。この懸濁液を直径10
mmの凹型の穴に365mgずつ充填し、30℃で8時
間通風乾燥した後、10時間減圧乾燥し、本発明の迅速
溶解性製剤を得た。
【0041】試験例2 実施例6から実施例8で製造した各製剤の口腔内溶解時
間を測定した。その結果を表2に示す。
間を測定した。その結果を表2に示す。
【0042】
【表2】
【0043】表中の結果からも明らかなように、本発明
の固形製剤は、口腔内における溶解時間もほぼ30秒以
内であり、特に優れたものであることが理解される。
の固形製剤は、口腔内における溶解時間もほぼ30秒以
内であり、特に優れたものであることが理解される。
【0044】
【発明の効果】以上のようにして提供される本発明の迅
速溶解性固形製剤は、口腔内において、迅速に崩壊・溶
解するため、老人や小児あるいは嚥下力が弱い患者でも
服用が簡便であり、製剤が消化管に固着したり詰まった
りすることがなく安全である。さらに、水がないところ
でも服用することができるため、コンプライアンスの向
上が期待できる。また実用に耐える硬度を有しているた
め、製剤の取扱いも簡便である。さらに、製造方法も凍
結乾燥を必要としないため、効率よく生産することがで
きる利点を有するものである。
速溶解性固形製剤は、口腔内において、迅速に崩壊・溶
解するため、老人や小児あるいは嚥下力が弱い患者でも
服用が簡便であり、製剤が消化管に固着したり詰まった
りすることがなく安全である。さらに、水がないところ
でも服用することができるため、コンプライアンスの向
上が期待できる。また実用に耐える硬度を有しているた
め、製剤の取扱いも簡便である。さらに、製造方法も凍
結乾燥を必要としないため、効率よく生産することがで
きる利点を有するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠井 收一 千葉県成田市吾妻2−2−11−102 (72)発明者 今森 勝美 千葉県四街道市志津新田2521−86
Claims (11)
- 【請求項1】 薬物と、室温で水100gへの溶解度が
30g以下の糖類および室温で水100gへの溶解度が
30g以上の糖類とを、室温で水100gへの溶解度が
30g以下の糖類が完全に溶解しない量の水に混合した
後、水分を除去することにより得られる迅速溶解性固形
製剤。 - 【請求項2】 室温で水100gへの溶解度が30g以
下の糖類が、乳糖、マンニトールから選ばれる1種また
は2種である請求項1記載の迅速溶解性固形製剤。 - 【請求項3】 室温で水100gへの溶解度が30g以
上の糖類が、ブドウ糖、果糖、しょ糖、キシロース、ト
レハロース、キシリトール、ソルビトール、エリスリト
ール、デキストリン、プルランから選ばれる1種または
2種以上である請求項1記載の迅速溶解性固形製剤。 - 【請求項4】 製剤中における薬物の含有量が全固形分
の60重量%以下であり、室温で水100gへの溶解度
が30g以下の糖類と室温で水100gへの溶解度が3
0g以上の糖類の含有量が全固形分の40重量%以上で
ある請求項1記載の迅速溶解性固形製剤。 - 【請求項5】 製剤中における薬物の含有量が全固形分
の40重量%以下であり、室温で水100gへの溶解度
が30g以下の糖類と室温で水100gへの溶解度が3
0g以上の糖類の含有量が全固形分の60重量%以上で
ある請求項1記載の迅速溶解性固形製剤。 - 【請求項6】 室温で水100gへの溶解度が30g以
下の糖類と室温で水100gへの溶解度が30g以上の
糖類の配合比が、固形分の重量比で98:2〜80:2
0である請求項1記載の迅速溶解性固形製剤。 - 【請求項7】 さらに天然あるいは合成高分子を添加し
た請求項1記載の迅速溶解性固形製剤。 - 【請求項8】 さらに甘味料、酸味料、香料、着色剤の
いずれか1種以上を添加した請求項1記載の迅速溶解性
固形製剤。 - 【請求項9】 薬物と、室温で水100gへの溶解度が
30g以下の糖類および室温で水100gへの溶解度が
30g以上の糖類とを、室温で水100gへの溶解度が
30g以下の糖類が完全に溶解しない量の水と混合し、
クリーム状の懸濁液を得、次いでこの懸濁液を製剤用鋳
型に充填した後、水分を除去することからなる迅速溶解
性固形製剤の製造法。 - 【請求項10】 室温で水100gへの溶解度が30g
以下の糖類が、乳糖、マンニトールから選ばれる1種ま
たは2種である請求項9記載の迅速溶解性固形製剤の製
造法。 - 【請求項11】 室温で水100gへの溶解度が30g
以上の糖類が、ブドウ糖、果糖、しょ糖、キシロース、
トレハロース、キシリトール、ソルビトール、エリスリ
トール、デキストリン、プルランから選ばれる1種また
は2種以上である請求項9記載の迅速溶解性固形製剤の
製造法。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29184197A JPH11116464A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 迅速溶解性固形製剤およびその製造法 |
| TW087116540A TW527195B (en) | 1997-10-09 | 1998-10-06 | Fast-soluble solid pharmaceutical combinations |
| PCT/JP1998/004526 WO1999018936A1 (en) | 1997-10-09 | 1998-10-07 | Quickly soluble solid preparations |
| CA002305756A CA2305756A1 (en) | 1997-10-09 | 1998-10-07 | Rapidly dissolving solid preparation |
| KR1020007003808A KR20010024464A (ko) | 1997-10-09 | 1998-10-07 | 신속 용해성 고형 제제 |
| US09/509,988 US6455053B1 (en) | 1997-10-09 | 1998-10-07 | Quickly soluble solid preparations |
| EP98947768A EP1022021A1 (en) | 1997-10-09 | 1998-10-07 | Quickly soluble solid preparations |
| CN98812014A CN1281356A (zh) | 1997-10-09 | 1998-10-07 | 迅速溶解型固体制剂 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29184197A JPH11116464A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 迅速溶解性固形製剤およびその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11116464A true JPH11116464A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17774122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29184197A Withdrawn JPH11116464A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 迅速溶解性固形製剤およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11116464A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6699845B2 (en) | 1998-07-15 | 2004-03-02 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Excipient |
| JP2006508136A (ja) * | 2002-11-12 | 2006-03-09 | エラン ファーマ インターナショナル,リミティド | 摩損しにくくかつプルランを含む速崩壊性固形製剤 |
| WO2008050847A1 (en) * | 2006-10-25 | 2008-05-02 | Dainippon Sumitomo Pharma Co., Ltd. | Granular preparation prevented from caking |
| JPWO2014148520A1 (ja) * | 2013-03-21 | 2017-02-16 | 大正製薬株式会社 | 固形製剤 |
-
1997
- 1997-10-09 JP JP29184197A patent/JPH11116464A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6699845B2 (en) | 1998-07-15 | 2004-03-02 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Excipient |
| JP2006508136A (ja) * | 2002-11-12 | 2006-03-09 | エラン ファーマ インターナショナル,リミティド | 摩損しにくくかつプルランを含む速崩壊性固形製剤 |
| JP4776233B2 (ja) * | 2002-11-12 | 2011-09-21 | エラン ファーマ インターナショナル,リミティド | 摩損しにくくかつプルランを含む速崩壊性固形製剤 |
| WO2008050847A1 (en) * | 2006-10-25 | 2008-05-02 | Dainippon Sumitomo Pharma Co., Ltd. | Granular preparation prevented from caking |
| JPWO2014148520A1 (ja) * | 2013-03-21 | 2017-02-16 | 大正製薬株式会社 | 固形製剤 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6455053B1 (en) | Quickly soluble solid preparations | |
| ES2347968T3 (es) | Preparacion solida que se disgrega rapidamente. | |
| Dobetti | Fast-melting tablets: Developments and technologies | |
| JP4726628B2 (ja) | 口腔内速崩壊性錠剤 | |
| US7425341B1 (en) | Rapidly disintegrable tablets | |
| JP4284017B2 (ja) | 固形製剤 | |
| JP4802436B2 (ja) | 口腔内崩壊型組成物及び口腔内崩壊型製剤 | |
| WO2005037319A1 (ja) | 口腔内速崩壊性錠剤用の組成物 | |
| JP2003533465A (ja) | 迅速崩壊固体経口投与形態 | |
| KR20130030306A (ko) | 약학 조성물 | |
| WO2013161823A1 (ja) | 口腔内崩壊錠及びその製造方法 | |
| WO2006133349A2 (en) | Orally disintegrable sleep aid formulations | |
| CN101283967B (zh) | 主药粒子及其制造方法以及口腔崩解片 | |
| JP2000119175A (ja) | 口腔内速崩壊性固形製剤 | |
| JP4939680B2 (ja) | 固形製剤 | |
| JP2003034655A (ja) | 速崩壊性固形製剤 | |
| CN112426408B (zh) | 一种褪黑素组合物及其制备工艺 | |
| JPH11199517A (ja) | 口腔内速崩壊性錠剤 | |
| JP6513702B2 (ja) | 超速崩壊錠剤及びその製造方法 | |
| JP6469234B2 (ja) | 超速崩壊錠剤及びその製造方法 | |
| JP2008536922A (ja) | オランザピンの医薬用経口崩壊錠 | |
| JPH11116465A (ja) | 迅速溶解性製剤およびその製造法 | |
| Nasreen et al. | Mouth dissolving tablets-A unique dosage form curtailed for special purpose: a review | |
| JPH11116464A (ja) | 迅速溶解性固形製剤およびその製造法 | |
| CN105853385A (zh) | 一种替格瑞洛口崩缓释片及其制备方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |