JPH11116898A - 壁紙用表面改質剤 - Google Patents

壁紙用表面改質剤

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JPH11116898A
JPH11116898A JP29316697A JP29316697A JPH11116898A JP H11116898 A JPH11116898 A JP H11116898A JP 29316697 A JP29316697 A JP 29316697A JP 29316697 A JP29316697 A JP 29316697A JP H11116898 A JPH11116898 A JP H11116898A
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JP29316697A
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Yosuke Kitagawa
陽介 北川
Ryuichi Hoshikawa
隆一 星川
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Matsui Shikiso Chemical Co Ltd
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Matsui Shikiso Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のフィルムラミネート加工方法を採用す
ることなく、壁紙類の表面部に存する種々の問題点を一
掃することができる壁紙用表面改質剤を提供すること。 【解決手段】 (A)軟化点が50℃以上である合成樹脂
及び(B)シリコーン樹脂又はフッ素樹脂から選ばれた
少なくとも一種の2成分を必須成分とする壁紙用表面改
質剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に室内装飾用の
壁紙類を対象とする表面改質剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、室内装飾用に用いられる壁紙
類についてその表面を改質する種々の試みがなされてき
た。これは、これらの壁紙類が実使用時において種々の
問題点を有していたことの裏返しであり、中でも、一般
ユーザーの目に留まり易いその表面部においては、以下
に挙げる様な諸点を改善することが強く望まれてきた為
である。
【0003】例えば、 (1)基材上に塩ビプラスチゾルペーストを主成分とす
る組成物が塗工された塩ビ発砲壁紙では、経日的に可塑
剤が表面部ヘブリードし、この為表面部がタック感を帯
びるとともに極めて汚れ易くなる。
【0004】(2)また、塩ビ発泡壁紙は、その表面が
不都合な光沢を帯びやすく、外観を害することがある。
【0005】(3)基材上に水性エマルジョンが塗工さ
れた水性発泡壁紙でも、塩ビ発泡壁紙と同様に、エマル
ジョンを構成する樹脂成分の固有の性質に帰因して、そ
の表面部がタック感を帯びるとともに、極めて汚れ易く
なる。
【0006】(4)また、水性発泡壁紙では、オープン
タイムの問題や目開きの問題がデメリットとして現れる
ことが多い。
【0007】(5)発泡壁紙全般に言える問題として、
発泡後の表面状態が粗面となり、触感が悪いばかりか、
汚れ付着の原因となる。
【0008】(6)また、耐水性や耐溶剤性が十分でな
い為、一旦付着した汚れを簡易に洗い落とすことが困難
である。
【0009】(7)耐摩擦性等の表面物理強度が劣る。
【0010】これらの諸点を改善するひとつの手段とし
て、発泡壁紙の表面をオレフィン系、アクリル系、ウレ
タン系等の種々のフィルムでラミネート加工する方法が
広く採用されてきた。
【0011】しかしながら、これらの加工方法において
は、フィルムと壁紙表面部との接着不良の問題、あるい
は、エンボス加工とラミネート加工が同時的に行われる
場合には、壁紙のエンボス凹部のみがフィルムとの接着
点となり、凸部は実質上接着していないことから生じる
フィルムの“浮き”等の問題を生じ易く、以て、フィル
ムが剥離したり破れたりして、美観を損ねるとともに、
その部分が逆に汚れの付着点となる等、甚だ好ましから
ざる問題点を有していた。
【0012】更に、壁紙とフィルムの伸縮度の差に帰因
して、カールが発生することがあり、壁面への貼着作業
がしづらく作業効率が悪いとともに、フィルムそのもの
も比較的高価なものが多い為、これらの点が相俟って、
経済性の点でもデメリットを有していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
点に鑑みなされたものであって、その目的とするところ
は、従来のフィルムラミネート加工方法を採用すること
なく、壁紙類の表面部に存する種々の問題点を一掃する
ことができる壁紙用表面改質剤を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の目
的を達成するために種々の検討を重ねた結果、特定の2
種類の樹脂成分を併用した表面改質剤を壁紙表面に塗工
すれば、上述の問題点は悉く解決されることを見出し、
更に、研究を重ねて、本発明を完成するに至ったもので
ある。
【0015】即ち、本発明は、以下に記載されたとおり
のものである。
【0016】1. (A)軟化点が50℃以上である合成
樹脂及び(B)シリコーン樹脂又はフッ素樹脂から選ば
れた少なくとも一種の2成分を必須成分とする壁紙用表
面改質剤。
【0017】2. (A)軟化点が50℃以上である合成
樹脂、(B)シリコーン樹脂又はフッ素樹脂から選ばれ
た少なくとも一種及び(C)二酸化ケイ素及び/又は架
橋剤の3成分を必須成分とする壁紙用表面改質剤。
【0018】3. (A)の合成樹脂が、(メタ)アク
リル樹脂、ウレタン樹脂又ポリオレフィン樹脂である上
記1又は2記載の壁紙用表面改質剤。
【0019】4. (C)架橋剤が、ブロックイソシア
ネート化合物である上記2又は3記載の壁紙用表面改質
剤。
【0020】5. 上記1、2、3又は4記載の表面改
質剤が表面に塗工されてなる壁紙。
【0021】なお、本発明にいう「軟化点」とは、「樹
脂をフィルム状にした場合、タック感を帯び始める温
度」をいう。
【0022】本発明は、特に、上記の2種類の樹脂成分
を併用した場合、これを壁紙に途工すると、意外にも、
相乗効果を発揮し、従来にない優れた特性、即ち、表面
非粘着性、表面防汚性等を有する壁紙が得られるとい
う、新たな発見に基づくものである。
【0023】本発明では、更に、二酸化ケイ素及び/又
はブロックイソシアネート化合物等の架橋剤を併用する
ことにより、上記の効果に加え、表面の艶消し性や耐水
性、耐摩擦性等に優れたものを得ることができる。
【0024】本発明の壁紙は、上述したように、表面非
粘着性、表面防汚性、耐水性、耐摩擦性、表面艶消し性
等の点で非常に優れた特性を有しているが、従来のフィ
ルムラミネート加工に比し、途工という極めて簡単な加
工手段にも拘わらず、このような極めて高性能な壁紙が
得られるということは、全く意外な結果であり、また、
経済的にみて、有利な方法であるといえる。
【0025】以上、本発明の表面処理剤の発見には、多
大な価値があることが分かるであろう。
【0026】以下、本発明を更に詳細に説明する。
【0027】(A)成分は、軟化点が50℃以上である合
成樹脂により構成されるが、該成分により、壁紙への塗
工後巻取り保管する際に、ブロッキングが発生すること
を防止するとともに、壁面への貼着後において、表面が
粘着性(タック感)を帯びることを防止することができ
る。
【0028】(A)成分としては、その軟化点が50℃以
上のものであれば、その種類は特に問わず使用でき、
(メタ)アクリル系、ウレタン系、ポリオレフィン系、
ポリエステル系、ポリアミド系、塩ビ系、塩ビ−酢ビ共
重合系等が挙げられる。例えば、(メタ)アクリル樹
脂、ウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂等を用いるのが
よい。
【0029】尚、(A)成分は、上記の合成樹脂類が各
単独で使用されることは勿論のこと、2種以上のものを
混合して使用しても何等問題はない。
【0030】いずれにしても、(A)成分としては、そ
の軟化点が50℃以上のものを使用することが必須であ
り、50℃未満では、所期の目的は達成することができな
い。
【0031】次に、(B)成分は、シリコーン樹脂又は
フッ素樹脂から選ばれた少なくとも一種のもので構成さ
れるが、該成分により、防汚性が付与される。
【0032】シリコーン樹脂としては、任意の置換基を
有していても良いポリシロキサン構造のものやこれにア
クリル系ポリマー等が共重合されたもの等を挙げること
ができるが、これのみに限定されるものではない。
【0033】また、フッ素樹脂としては、テトラフルオ
ロエチレン若しくはフッ化ビニリデンの重合体又はこれ
らモノマーと他種モノマーとの共重合体等種々のものを
挙げることができ、一般に、フッ素樹脂と呼ばれるもの
であれば、いかなるものも選択可能である。例えば、ポ
リテトラフルオロエチレンやテトラフルオロエチレン−
ヘキサフルオロプロピレン共重合体等を使用するのがよ
い。
【0034】本発明は、上述の(A)、(B)の2種類の
樹脂成分を併用するところに最大の特徴が存し、これら
を併用することにより壁紙類の表面部に存する種々の問
題点の解消、就中、その表面防汚効果を特段に向上させ
たものである。ここに、この優れた効果を発現するのに
最適と考えられる(A)、(B)2成分の配合比率を示す
と、(A)100重量部に対して、(B)0.01〜300重量部、
好ましくは0.1〜100重量部である。
【0035】次に、本発明の壁紙用表面改質剤は、上述
の2成分の他に、更に、第3成分として、(C)二酸化
ケイ素及び/又は架橋剤を含有するものも含まれる。
【0036】二酸化ケイ素を加えることにより、上述の
利点に加えて、壁紙表面を艶消し状態とすることがで
き、極めて美観に優れた壁紙を提供することができる。
【0037】二酸化ケイ素は、(A)、(B)2成分の合
計100重量部に対して、0.01〜50重量部、好ましくは0.1
〜20重量部添加すれば、通常は、十分なる艶消し効果を
付与することができる。
【0038】また、架橋剤を加えることにより、耐水
性、耐溶剤性、耐摩擦性等に優れたものを得ることがで
きる。
【0039】架橋剤として、例えば、ブロックイソシア
ネート化合物等を使用するのがよい。
【0040】ブロックイソシアネート化合物とは、ポリ
イソシアネート化合物のイソシアネート基をブロック剤
でマスクした構造の化合物である。
【0041】ブロックイソシアネート化合物としては、
ポリイソシアネート化合物がヘキサメチレンジイソシア
ネート、トリレンジイソシアネート等やそのトリメチロ
ールプロパン等の付加体で、ブロック剤がメチルエチル
ケトンオキシムやイソプロパノール等のものが挙げられ
る。
【0042】この場合の(A)成分としては、そのポリ
マー構造中に、アミノ基、イミノ基、ヒドロキシル基、
チオール基、カルボキシル基、酸アマイド基等の活性水
素を有する官能基を含有するものを使用するのがよい。
例えば、(メタ)アクリル酸等のモノマーを共重合成分
として含有するアクリル酸エステル共重合体、部分ケン
化されたエチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリオール残
基を有するウレタン系又はポリエステル系樹脂、カルボ
ン酸変性又はアミノ酸変性の合成ゴム類等が挙げられ
る。
【0043】更に、本発明の壁紙用表面改質剤は、上述
の各成分の他に、公知の各種添加剤を所望に応じ配合す
ることもできる。
【0044】それらの添加剤の一例を挙げると、各種熱
硬化性樹脂、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、体
質顔料、一般染顔料、蛍光染顔料、蓄光顔料、パール顔
料、サーモクロミック剤、フォトクロミック剤、エレク
トロクロミック剤、液晶、紫外線発光型色素、金粉、銀
粉、ガラス粉、消泡剤、難燃剤、防炎剤、撥水剤、界面
活性剤、可塑剤、粘度調整剤、乾燥調整剤、PH調整剤、
分散安定剤、抗菌剤、防カビ剤、防虫剤、忌避剤、防臭
剤、消臭剤、吸着剤、香料、防腐剤等が挙げられるが、
これらのみに限定するものではない。
【0045】本発明の表面改質剤は、溶剤に溶解又は分
散させて、塗工することができる。
【0046】その場合の溶剤としては、アルコール系、
エステル系、エーテル糸、ケトン系、アミド系、ベンゼ
ン系等の各種有機溶剤をはじめ、その他、水等も挙げる
ことができ、これらを各単独であるいは2種以上のもの
を適宜組み合わせて用いることができる。
【0047】溶剤の使用量を調整することにより、粘性
等の塗工適性を適宜調節することができる。一般的に
は、(A)成分100重量に対して、50〜3000重量部、好ま
しくは100〜1000重量部で十分である。
【0048】本発明が対象とする壁紙には、塩ビ発泡壁
紙や水性発泡壁紙が包含されることは勿論のこと、その
他の壁紙類や天井材あるいは床材をはじめとして、家具
やインテリア用品用化粧材、乗り物内装材、等も含まれ
ることは言うまでもない。
【0049】本発明の壁紙用表面改質剤は、壁紙表面に
対して従来公知の任意の塗工方法によって塗工形成され
得、該塗工は単層塗工であっても積層塗工であっても良
い。
【0050】該塗工方法としては、例えばグラビア法、
フラットスクリーン法、ロータリースクリーン法、ナイ
フコート法、エアーナイフコート法、リバースコート
法、ロールコート法、バーコート法、スプレーコート法
等各種のものが適用され何等限定されない。
【0051】該塗工は、その対象が発泡壁紙である場
合、発泡層が発泡する(体積膨張する)前後を問わず何
れの段階でも塗工することができ、また、エンボス加工
が施される場合においても、その加工前後何れの段階で
も塗工することができる。尚、その塗布量は、通常1〜3
00g/m2、好ましくは5〜100g/m2である。
【0052】そして、該塗工後、予備的な乾燥工程を経
るか、或いは、これを経ることなく直接加熱処理を施す
ことによって、本発明の表面改質剤により優れた表面特
性を有するようになつた壁紙が得られる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げ、本発明につ
いて更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例の
みに限定されるものではない。
【0054】尚、以下において「部」、「%」とあるの
は、特に断りのない限り「重量部」、「重量%」を示す
ものとする。
【0055】
【実施例1】難燃紙上に塩ビプラスチゾルと発泡剤を主
成分とする発泡層及びグラビアインキによる図柄層が設
けられた塩ビ発泡壁紙表面に、(A)成分として軟化点
が70℃であるメタアクリル樹脂(メタアクリル酸−メタ
アクリル酸メチルの共重合体)30部、(B)成分のシリ
コーン樹脂としてポリジメチルシロキサン1部及び溶剤
としてメチルエチルケトン69部からなる本発明の壁紙用
表面改質剤を、深度35μmのグラビア版を用いて全面塗
工した。続いて、室温で予備乾燥することによって大部
分の溶剤を揮散させた後、200℃で40秒間の加熱処理を
施すことにより、発泡層を発泡させるとともに、その表
面に前記改質剤による表面改質層を形成した。その後、
エンボス加工を施すことによって、表面が改質された塩
ビ発泡壁紙を得た。
【0056】得られた壁紙は、表面粘着性を全く有さ
ず、極めて優れた表面防汚性を有するとともに、その触
感にも優れるものであった。
【0057】
【比較例1】実施例1において、(B)成分を用いない
ことを除き、他は全て同様にして塩ビ発泡壁紙を得た。
【0058】得られた壁紙は、表面粘着性はほとんど有
さないものの、防汚性の点で実施例1のものに比し劣っ
ていた。即ち、壁紙表面部にソースを数滴たらし10分間
放置後濡れ雑巾で拭き取ったところ、実施例1のものは
きれいに拭き取ることができたのに対して、本比較例の
ものはソースの跡が残った。
【0059】
【比較例2】実施例1において、(A)成分として、軟
化点が70℃であるメタアクリル樹脂30部の代わりに、軟
化点が30℃であるメタアクリル樹脂30部を用いたことを
除き、他は全て同様にして塩ビ発泡壁紙を得た。
【0060】得られた壁紙は、表面粘着性(タック感)
を有し、触感が悪いばかりかほこり等が付着し易く極め
て汚れ易いものであった。
【0061】尚、上記において、その軟化点が40℃及び
45℃のものを用いた場合、軟化点が高くなるにしたがっ
て、表面粘着性及び汚れ度合いは、次第に減少し、軟化
点が50℃のものを用いた場合には、それらの現象は、ほ
ぼ解消された。
【0062】上記の結果から、本発明の(A)成分の軟
化点の規定(50℃以上)に、格別な意義があることが分
かる。
【0063】
【実施例2】実施例1において、(C)成分として二酸
化ケイ素3部が更に添加された壁紙用表面改質剤を用い
ることを除き、他は全て同様にして塩ビ発泡壁紙を得
た。
【0064】得られた壁紙は、実施例1の壁紙が有する
好適な効果に加えて、更に、表面の艶消し度合いが高め
られており、極めて優れた外観を有するものであつた。
【0065】上記の結果から、表面非粘着性、表面防汚
性とともに、(C)成分の二酸化ケイ素により、壁紙表
面に艶消し性が付与されたことが分かる。
【0066】
【実施例3】難燃紙上に水性エマルジョンと発泡剤を主
成分とする発泡層及び水性グラビアインキによる図柄層
が設けられた水性発泡壁紙表面に、(A)成分として軟
化点が80℃であるウレタン樹脂(ヘキサメチレンジイソ
シアネートのペンタエリスリトール重縮合体)26部、
(B)成分のフッ素樹脂としてポリテトラフルオロエチ
レン2部、溶剤としてイソプロピルアルコール/キシレ
ン(50/50)混合溶媒70部、及び(C)成分の架橋剤とし
てブロックイソシアネート化合物(メチルエチルケトン
オキシムブロック化トリレンジイソシアネートトリメチ
ロールプロパン付加体)2部からなる本発明の壁紙用表
面改質剤を、ロータリースクリーンにより50g/m2
なる様に全面塗工した。
【0067】続いて、室温で予備乾燥することによって
混合溶媒を十分に揮散させた後、180℃で30秒間の加熱
処理を施すことにより発泡層を発泡させるとともに、そ
の表面に前記改質剤による表面改質層を形成した。その
後、エンボス加工を施すことによって、表面が改質され
た水性発泡壁紙を得た。
【0068】得られた壁紙は、表面粘着性を全く有さ
ず、極めて優れた表面防汚性を有するとともに、その触
感にも優れるものであった。また、耐水性、耐溶剤性、
耐摩擦性等の化学的/物理的堅牢度にも優れていた。
【0069】上記の結果から、表面非粘着性、表面防汚
性とともに、(C)成分の架橋剤(ブロックイソシアネ
ート化合物)により、耐水性、耐溶剤性、耐摩擦性等の
化学的/物理的堅牢度が更に向上されたことがわかる。
【0070】
【実施例4】実施例3と同様の水性発泡壁紙表面に、
(A)成分として軟化点が60℃であるポリオレフィン樹
脂(エチレン−酢酸ビニル共重合体)エマルジョン20部
(樹脂固形分45%、)、(B)成分のフッ素樹脂として
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共
重合体エマルジョン20部(樹脂固形分30%)、溶剤とし
て水45部とメタノール10部及び増粘剤としてカルボキシ
メチルセルロース5部からなる本発明の壁紙用表面改質
剤をグラビア版を用いて全面塗工した。
【0071】続いて、120℃で1分間予備乾燥することに
より分散媒を十分に揮散させた後、180℃で30秒間の加
熱処理を施すことにより発泡層を発泡させるとともに、
その表面に前記改質剤による表面改質層を形成した。そ
の後、エンボス加工を施すことによって、表面が改質さ
れた水性発泡壁紙を得た。
【0072】得られた壁紙は、表面粘着性を全く有さ
ず、極めて優れた表面防汚性を有するとともに、壁紙裏
面の水性粘着層を介して壁面へ貼着する際、十分なるオ
ープンタイムを有するとともに、目開きの問題も発生す
ることが無かった。
【0073】上記の結果から、本発明では、水性発泡壁
紙でも、オープンタイムや目開きの問題が発生しないこ
とが分かる。
【0074】
【発明の効果】
1. 本発明の壁紙用表面改質剤が表面に塗工された壁
紙は、下記の点で優れた特性を有する。
【0075】イ) 表面非粘着性 ロ) 表面防汚性 ハ) 表面艶消し性 ニ) 耐水性、耐溶剤性、耐摩擦性 ホ) オープンタイムや目開きの問題の改善 2. 上記のように、本発明では、従来のフィルムラミ
ネート加工手段に比し、途工という極めて簡単な加工手
段の採用にも拘わらず、該フィルムラミネート加工によ
り生じる種々のデメリットが一切発生することがない、
極めて高性能な壁紙を得ることが可能となったが、この
ことは、全く予想外の結果であるとともに、経済的に
も、メリットが大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 133/00 C09D 133/00 175/04 175/04 183/04 183/04 D21H 19/36 B05D 7/24 302Y 27/20 302L // B05D 7/24 302 D21H 1/22 Z 5/00 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)軟化点が50℃以上である合成樹脂
    及び(B)シリコーン樹脂又はフッ素樹脂から選ばれた
    少なくとも一種の2成分を必須成分とする壁紙用表面改
    質剤。
  2. 【請求項2】 (A)軟化点が50℃以上である合成樹
    脂、(B)シリコーン樹脂又はフッ素樹脂から選ばれた
    少なくとも一種及び(C)二酸化ケイ素及び/又は架橋
    剤の3成分を必須成分とする壁紙用表面改質剤。
  3. 【請求項3】 (A)の合成樹脂が、(メタ)アクリル
    樹脂、ウレタン樹脂又はポリオレフィン樹脂である請求
    項1又は2記載の壁紙用表面改質剤。
  4. 【請求項4】 (C)架橋剤が、ブロックイソシアネー
    ト化合物である請求項2又は3記載の壁紙用表面改質
    剤。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の表面改質
    剤が表面に塗工されてなる壁紙。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005345794A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Fuji Seal International Inc プラスチックラベル及びラベル付き容器
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JP2019049086A (ja) * 2017-09-07 2019-03-28 凸版印刷株式会社 発泡壁紙原反、発泡壁紙、及び発泡壁紙の製造方法

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